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2018.09.07
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カテゴリ: 歴史散歩
ご存知のように諏訪大社の御柱祭は、七年毎の寅と申の年に宝殿を新築し、社殿の四隅にあるモミの大木を立て替える日本屈指の奇祭です。
長さ約17メートル、直系約1メートル、重さ10トンを超える、合計16本の巨木が山から切り出され、人力だけで四つの神社まで曳いて運ばれます。
このように非常に勇壮な祭なのですが、その起源はよくわかっていません。



写真は切り出された御柱です。

しかしながら、これと非常によく似た記述が『旧約聖書』の「ソロモン神殿の建設」にあるんですね。
それによると、紀元前10世紀ごろ、古代イスラエル(イスラエル王国)の第三代王に就いたソロモンは、父ダビデの遺志を継ぎ、エルサレムのモリヤの丘に神殿の建設を決めました。
そこでレバノンスギやモミの木(糸杉との訳もあります)を隣国の山から切り出して、港まで降ろし、筏に乗せて海路エルサレムのモリヤの丘まで運ばせました。この作業にはイスラエル全土から三万人が徴募(ちょうぼ)され、昼夜三交替で従事したといわれています。

何か似ているでしょ。
近くの山からモミの木などの大木を切り出して、その大木を大勢の地元民を動員して神殿のある場所まで運んだわけです。そのイスラエルの大木は途中、船で海路運ばれましたが、諏訪大社でも上社では「川越し」といって御柱を綱で曳いて川を越させる祭事があります。


聖書に記述されたソロモン神殿の大きさも、諏訪大社の各神社くらいの大きさであるし、御柱の長さもソロモン神殿に比肩できますね。
また、竹内睦泰氏によると、御柱に刻まれる「×」印は古代ユダヤ人の部族がそれぞれ持った「十字」の紋章・シンボルではないかといいます。

しかも古代イスラエル人は神殿が建てられたモリヤの丘を聖なる丘と位置づけましたが、諏訪大社の神官長を務めたのが守矢(もりや)家で、諏訪大社のそばには守屋(もりや)山という諏訪大社の神体山もあります。

それだけではありません。
御柱祭の起源の謎にも迫れるのです。
たとえば御柱祭がなぜ七年目毎に行われるかについては、起源が古すぎて誰も本当の由来がわからなくなっています。
ところが『旧約聖書』には「(ソロモン王の)神殿の建設には七年の歳月を費やした」と書かれています。
すると御柱祭は、もしかしたら古代イスラエルの神殿建造を祝う祭だったのではないかと考えることもできますね。
御柱祭の開催は厳密に言うと六年に一回ではないかと反論される方もいると思いますが、御柱祭は七年目にそれこそほぼ一年間にわたって行われる大きな祭事であることを考えると、ソロモン王の神殿が完成した七年目を一年かけて祝うのであると解釈することもできるわけです。

そうなると、ソロモン王の出身部族であるユダ族の紋章が獅子であることも、寅年に行われることと関係があるのではないかと思われてきます。
どういうことかというと、古代イスラエル人には「12支族」がいたことはよく知られていますが、それぞれの部族は固有の紋章のほかに、一年を12に区分した月を個別に持っていたとされています。

これが、たとえば干支のような順番であるとして、その年を象徴するシンボルをそれぞれの部族が持つ紋章であると考えると、ユダ族の年から七年目に当たる部族はナフタリ族となります。
で、そのナフタリ族の紋章が鹿なんですね。
この鹿が重要な役割を演じるのが、次に説明する御頭祭です。
(続く)





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最終更新日  2018.09.07 12:11:09
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