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2018.09.11
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カテゴリ: 歴史散歩
イサク奉献伝承が記されているのは、「創世記」の第21章と第22章です。
ソロモンがモリヤの丘に神殿を建造する1000年ほど前の紀元前1800~2000年ごろのことだと思われます。
ちょうどスメル文明が衰退しはじめたころですね。
おそらくこのころから、スメル人たちはいくつかのグループに分かれて、世界中に散って行ったのではないでしょうか。

さて、その約3800~4000年前の話です。洪水を生き延びたノアの子孫のうち、スメルの主要都市ウルで生まれたアブラハムは、サラを妻に迎えますが、なかなか子供が生まれませんでした。
やがてアブラハム一家はスメルの都を離れ、長い苦難の末に「神との約束の地」であるカナン(パレスチナ)に辿り着きます。

アブラハムが100歳になったとき、90歳のサラはようやく一人息子のイサクを産みます。イサクは、先に生まれた妾の子であるイシュマエルと共に、すくすくと成長します。
ところがある日、神はアブラハムに最愛の息子イサクをモリヤの地に連れて行き、指定された山で燔祭(古代ユダヤ教で、供えられた動物を祭壇で全部焼いて神に捧げること)の供え物としてイサクを神に捧げるように告げたんですね。

この一神教の神は、結構残酷なことをしますね。せっかく生まれた正妻との子を人身御供にしろというわけです。


神が示したモリヤの山に着くと、アブラハムはそこに祭壇を築き、薪を並べ、不安がる息子イサクを縛って祭壇の薪の上に載せました。
そしてアブラハムが手を伸ばして刃物を取り、息子を殺そうとしたそのとき、天から「主の使い」が「アブラハム、アブラハム」と呼びかけました。
アブラハムが「はい、ここにいます」と答えると、御使いは次のように告げました。
「その子を手に掛けてはならない。何もしてはならない。あんたの一人息子さえ、私のために惜しまないので、あなたが神を畏れる者であることが、今わかった」

その言葉を聞いたアブラハムが周囲を見回すと、後ろの木の茂みに角を引っかけて逃げられなくなった一匹の牡羊がいることに気がつきました。そこで彼はその牡羊を捕え、イサクの代りに燔祭の供え物にします。

すると御使いは再び天からアブラハムに呼びかけます。
「私は自らにかけて誓う、と主は言われる。あなたがこのことを行い、自分の一人息子すら惜しまなかったので、あなたを豊かに祝福し、あなたの子孫を天の星のように、海辺の砂のように増やそう。あなたの子孫は敵の城門を勝ち取る。地上の諸国民はすべて、あなたの子孫によって祝福を得る。あなたが私の声に聞き従ったからである」

以上が『旧約聖書』に書かれたイサク奉献伝承と言われる物語です。
突っ込みどころ満載ですが、ここではあえて取り上げません。
面白いところは、御頭祭と多くの相似点があることですね。
それは次のブログでご説明しましょう。





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最終更新日  2018.09.11 15:24:32
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