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「偶然は神」と竹内氏はよく言いますが、竹内氏と会っているときは、本当によく偶然が起こりました。
2011年の間中、本を執筆するため竹内氏とは何度も高田馬場で取材を重ねていたのですが、竹内氏は時々、待ち合わせ日時にかかわりなく、幽祭(神社で行う神事ではなく、心に社を立てて行う神事。顕祭に対して幽祭という)を執行してしまうんですね。
すると、必ず遅刻します。電話しても、幽界に行ってしまっているからか、応答はまずありません。
一応、一時間ぐらいは待ちますが、来ないことも多々ありました。
既にお話ししたように、私が住んでいるところはバスが一時間に一本しかない神奈川県の山の中です。
高田馬場の待ち合わせ場所に行くのに、二時間半はかかります。
それで待ち合わせをすっぽかされると結構きついんですね。
「今日もダメだったか」とがっかりしながら、二時間半かけて山に戻らなければなりません。
ある日、せっかく東京に出てきたのに、誰にも会わないで帰るのはもったいなかったので、秋山氏にダメ元で電話することにしたんですね。
すると、竹内氏にアポがあった日は、すっぽかされようが取材できようが、に関係なく、必ず秋山氏が「今日なら空いていますよ。今から会いましょう。事務所に来てください」といって、その場でアポが取れてしまうようになりました。
秋山氏だってそんなに暇ではないはずなのに、当日にアポなしで会えてしまうわけです。
それであるとき、秋山氏と新宿の事務所で会っているときにその話をしたところ、秋山氏はちょっと考えてから、こんなことを言ったんですね。
「今度、竹内氏と会ってみましょう。そして鼎談(三人が向かい合って話をすること)をして、どうなるかみてみましょう」
つまり鼎談本を書いてみよう、という話になったわけです。
そのことを竹内氏に伝えると、「UFOの秋山先生に会えるの! それは面白い!」と言って喜んでくれて、すぐに鼎談が決まりました。
その鼎談のために、三人が初めて顔を合わせたのが、2011年12月26日でした。
『竹内文書の謎を解く2――古代日本の王たちの秘密』が発売された9日後のことです。
そのときはまさか、翌2012年に鼎談本を三冊も出せるとは思ってもいませんでした。
(続く)
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