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2021.09.28
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カテゴリ: 歴史散歩
昨日のヒッチハイクのコツの3番目に書いた「心を開放する」というテクニックは、その後の人生でも非常に役に立ちました。
抽象的すぎるかもしれないので、どうするかをもっと具体的に説明します。
最初から心の周りに壁を作って、間口を狭くするのではなく、その壁をなるべく取り払って間口を大きくすればいいのです。
ただあるがままのすべてを受け入れる、という感じでしょうか。
こだわっているモノや、執着、焦り、貪欲さなどを捨て去ります。
ですから「どうせ誰も止まってくれない」などとは夢にも思いません。
止まってくれたらもちろんうれしいですが、「止まってくれなくても、止まってくれても、どちらでもOK」という気持ちになります。
するとどういうわけか、自分の意識が拡大してドライバーにもその気持ちが伝わるんですね。

このテクニックは、今から思うとほとんど呪術に近いです。

10月11日配本で13日ごろから書店に並ぶ予定です。
アマゾンを見ると、すでにカバーも公になっています。
私は今回も「協力」という形で本づくりに参加しております。
「協力」とは何かというと、新聞でいうと「聞き手」のようなものです。
具体的に言うと、聞きたいテーマ毎に秋山氏を取材、話を聞いて、それを基に本の構成を考えて、言葉や内容を補ったり削ったりして編集して一冊の本に仕上げる作業です。どちらかというと編集者に近い共著者みたいなものでしょうか。
個人的には「聞き手・編集」という言葉のほうが好きなのですが、出版社によって「協力」という言葉になります。
今回の秋山氏の呪術の本を編集して、今まで私もずいぶん呪術を使ってきたなとつくづく思いました。
いつか書くことになるかもしれませんが、その呪術だけでも一冊の本が書けそうです。
呪術の具体的な内容は、本書をお読みくださいね。

また話が脱線しました。
で、この心を開放するテクニックが、どのように後の人生に役立ったかという話でしたね。

記者になって最初はサツ周りをします。サツとはもちろん警察のことです。
それまでの人生で、お付き合いしたことのない職種の人たち(警察官)と仲良くならなければならないわけです。
ヒッチハイクをやる前の私でしたら、かなり壁を作ってしまったかもしれません。
でも、ヒッチハイクをやってからは、心の壁を取り払うと、なんでもスムーズに事が運ぶことが分かったんですね。
そして、ヒッチハイクの時とおなじよう状態で警察官に接すると、すぐに仲良くなれてしまうんです。

でもこちらは、好き嫌いに関係なく、常に心をオープンにして接しました。
「布施さんが来るだけで、部屋が明るくなる」と警察官たちに言われるほどオープン・マインドでした。
だから初任地の富山支局にいた三年間、警察官の方々とは本当に楽しい時を過ごさせてもらいました。

さて、しばらくしてドイツ人訛りの英語を話す女性が車に戻ってきました。
そこでもう一度、乗せてくれるのか確認します。
彼女は「もちろん、乗せてあげるわ。どこに行くところなの?」と聞きます。
私は「別に決まっていないけど、ユースホステルがある場所ならどこでもいいです」と答えます。
「OK。ではどうぞ」と彼女が言うので、ヒッチハイクの話し合いが成立。
私はいそいそと車に乗り込みました。
(続く)





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最終更新日  2021.09.28 16:44:05
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