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7月4日から二泊三日で、能登から加賀を廻ってきました。 旅とは、いつも「自分探し」の草枕・・・
これは(名前言ってもいいのですが)某ツアー会社企画のツアー参加の旅です。決してクルマの旅は、嫌になった訳ではありません。しかし、今冬の高山・白川郷ツアーに参加してから、こうした旅もいいナ!と思うようになったのです。
初日、能登までは空路です。朝9時5分発のANA機に乗るため、家をクルマで出ます。二泊となるとやや荷物もあり、ヨメも一緒なのでいろいろ考えると、駐車場代(三日間で4500円ナリ)払ってもクルマで空港までがいいかな。
羽田空港、出発ゲート前で今回のツアコンの方と初対面。女性ですが、テキパキとした差配を感じさせる好感の持てる方です。一緒にツアー参加の方々は、約25名。女性が多く、平均するとわれわれが真ん中からやや若めあたり・・・ 夫婦が数組、女性三人組みや母娘などいろいろですかね。
ANA747便で能登空港へ。能登空港、もちろん初めて降ります。というか、北陸は金沢や富山までは行っていますが、能登半島に入るには初めてです。
空港前から観光バスに乗り込み、いよいよツアーが始まります。最初に向かったのは輪島市内を抜け、日本海に面した輪島キリコ会館と隣の稲忠漆芸会館です。
キリコ(切籠)は、能登キリコ祭に出る御神灯です。高いモノは15mにまで及ぶそうです。 キリコ会館前の日本海です。この日(だけ)はよく晴れていました。左の岬は輪島崎ですかね。 次は、奥能登へ向かう珠洲市にある「あげ浜塩田」です。 海水を粘土などの多い砂に浸み込ませ、幾度も繰り返して水分を蒸発させ、その土を海水で洗い落とし、その塩水を煮詰めて塩の結晶を得る。そんな古来ゆかしい製塩法ですかね。 そして、輪島市白米というところにある「千枚田」です。よい天気です。稲も順調に育っているそうです。 オーナー・トラスト制度もある、千枚田です。日本海をバックに、のどかな田園風景が広がります。 今回のツアー三日間、お世話になったツアー・バス。これは日野の最新鋭バスで、納車されてまだ二週間だそうです。新車の匂いがするバスでした。
能登半島はもっと奥があって、禄剛崎とか、狼煙とかいうところが最先端のようですが。今回のツアーはここまで。引き返して、輪島の町を抜け、輪島市門前町にある総持寺祖院へ向かいました。
横浜の人間は、総持寺さんといえば・・鶴見にある曹洞宗大本山総持寺となるのですが。なんと、この輪島の総持寺が「祖院」。もともと総持寺はここから始まっているのです。
今から700年前、螢山禅師が開いた寺です。鶴見に移ったのは明治31年の大火のあと、だそうです。そういえば、鶴見の総持寺は100周年なんか、この間やっていました。 曹洞宗といえば、後で行くことになる永平寺が有名ですが。曹洞宗の大本山は、永平寺と総持寺の二つがあり、全国に15,000寺あるそうですが、曹洞宗の寺はこの二寺に二分されているんだそうです。 山水古木と調和し、風光幽玄な趣ある 北陸随一の古刹、総持寺祖院であります。
次は、少し南下して、羽咋郡志賀町にある「能登金剛 巌門」へ行きます。能登半島を代表する景勝地、約30kmにわたって断崖、奇岩、奇勝の地が続きます。 その中の「ヤセの断崖」は高さ35m、垂直状の断崖絶壁で。松本清張作「ゼロの焦点」に登場したところです。長らく立入禁止になるほど、投身自殺があり、多い年は年に18人だそうです。 波蝕によって作られた天然の洞門は高さ15m、奥行き60mだそうです。 松本清張は、、この作品を執筆するにあたって、能登の和倉温泉に滞在していたそうです。今回のツアー一泊目は和倉温泉です。清張はあの「加賀屋」に滞在したそうですが、われわれは「のと楽 ホテル能登倶楽部」に泊まります。 和倉温泉「のと楽」のロビー・ラウンジです。 実は、我われが泊まった日、ある事件が起きました。女性の大浴場にて急病人が居られたのです。ツアー仲間含め、五人ほどの女性たちが入浴していたとき、ある女性が湯船の中で倒れられ、浴槽に浮かぶ形で発見されたそうです。ツアー仲間は、大声を出して救援を呼ぶは、倒れた方に呼びかけるは。そりゃもう、大変なことになったそうです。その時、ホテル従業員が駆けつけるのは遅いは、AEDはおろか担架の有かは解らないは・・ 仕方なく、ツアー仲間たちが素っ裸のまま、倒れた方を脱衣所まで運び、バルタオルを身体にかけて、救急車を手配するは、救助にあたるはの大活躍。 程なく救急車が到着し、(男性の)救急隊員により救急車に運び込まれ、病院へ向かったそうです。倒れられた方は、程なく意識を回復され、水もさほど飲んでいなかったそうで。入院はされたそうですが、大事には至らなかった?ようです。
ホテル側は、責任者が不在だったとかで、若い男性社員が夕飯の席に見えて釈明していましたが。ホテル側の対応に大いに疑問の残る顛末でした。 これは翌朝、ホテルの建物から七尾湾越しに能登島を見たところです。 能登島大橋ですね。
二日目の行程は、のと鉄道に乗ることから始まります。懐かしいローカル線に乗る。のと鉄道七尾線の「和倉温泉駅」から「能登中島駅」まで三駅の乗車です。 ここが和倉温泉駅です。 こんなローカル線、実際に乗ったのは永井壕のイラスト画でラッピングされた電車でしたが、つかの間の電車の旅を味わいました。
能登中島駅からバスに乗って、石川県を一気に南下します。 羽咋市になりますかね、日本海に面した千里浜です。「ちりがはま」と読みます。千里といえば約4000kmですから、そんなに距離はありません。 ガイドさんが言うには、海からやたらとゴミやいろんな物が漂着する。「ゴミが浜」じゃ、ヒドイので。チリ、「ちりがはま」にしたと仰っていました。ホントですかね? クルマやバスでの乗り入れが許される千里浜ですが、この日も乗り入れ禁止日でした。
「その1」はここまでにして。それでは、後半に続く。
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