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デジタルカメラが登場して久しいです。私が初めて買ったデジタルカメラは Kodak DC210 ZOOMで、購入したのは1998年の年末だったと思います。当時よく言われていた「コダックブルー」は「オリンパスブルー」として引き継がれました。ですが、それはセンサーがCCD時代の話であり今ではほとんど聞かないですね。今でも往年の名機 Kodak DC4800 を動体保存していますが、現行主力機の OM-D E-M5MarkⅢでコダックブルーやオリンパスブルーを感じる事はありません。まぁセンサーが当時とは全く異なりますし、マイクロフォーサーズになって「絵作り」自体も変わったと言う事でしょう。現在におけるデジタルカメラの盟主と言えば Canon と SONY、それとフルサイズミラーレスにて見事に復活した Nikon ですかね。パナソニック、シグマ、ライカも同盟してフルサイズに参入しましたが、残念ながら盟主たちにはなかなか追い付く事ができません。カメラメーカーではない SONY をデジタルカメラメーカーの主役に押し上げたのは「ツァイス」の力が大きかったと思います。ミノルタの「α」を取り込んだのも英断でしたが、今ではミラーレスがメインで一眼の「α」は本流から外れてしまいましたけどね。そして現在でも「ツァイスらしさ」を感じる事は出来ますが、個人的には現在でも現役で使用している RX100(初代)までですかね。強くツァイスらしさを感じさせてくれるのは。まぁ、それゆえに「食べ物」なんかは、あまり美味しそうに写らないのですけどね。ツァイスらしさを強く感じさせてくれた RX100Ⅱで退役した換算 28-100/1.8-4.9 レンズですがRX100Ⅲ 以降に続く 24-70/1.8-2.8 にも引き継がれてはいます。でも個性は弱まったかな。その後の高倍率ズームも含め、今でも「食べ物」の撮影は少し苦手としていると感じますけどね。 オリンパスはフォーサーズの頃までですね。コダックブルーを引き継いだオリンパスブルーと表現出来るのは。現在のオリンパスと言えば「カリカリの描写」ってイメージが強いかな。センサーサイズの小ささを負い目と感じて必要以上に解像感を意識しているように思います。パナソニックは今でもライカ色を色濃く残していますけど、ほぼライカといっても良かったのは、やはりフォーサーズの頃ですね。現在のレンズ達よりもフィルム時代のライカに近い描写で解像度や諧調表現とは異なる「空気感」というか独特のライカらしさが色濃く残っていました。同じマイクロフォーサーズ陣営ですが「描写」についてはかなり異なります。個人的に思うのは、パナのボディでオリンパスのレンズ、オリのボディでパナのレンズを使うのが楽しいです。パナの「デュアルIS」とかオリの「深度合成」なんかは純正の組み合わせが必要ですが、パナのライカ銘のレンズ達には魅力を感じますし、たとえライカ銘が無くてもパナのレンズにはライカの香りを感じます。オリのレンズは良くも悪くも生真面目な日本のレンズって感じに思います。こってりキヤノンも、あっさりニコンも、世代を重ね、没個性化が進んでいるように感じます。そんな中で、富士フィルムのフィルム銘を冠した撮影モードは好感が持てますし、センサーサイズの考え方も好きです。あと30歳若ければメインカメラを富士フィルムにしていたでしょう。さて、ソニーとパナソニックは元々がカメラメーカーではなかったのですが、それゆえにツァイスとライカの影響を色濃く受け、現在につながっています。一方でオリンパスはセンサーをコダックから供与された事でコダックブルーを引き継いだ形ですね。まぁ、CCD時代までですが。と言う事で、この3社は海外メーカーの特性を引き継いだ事で、他社とは異なる描写性を持つ事ができました。一番成功したのはソニーですが、今の私が好きなのはマイクロフォーサーズ陣営。軽量コンパクトなのに楽しいレンズが多いです。それにオリンパスのボディは、カメラ内で小技が出来るのが良いです。コレでソニー並のAF性能を持てば無敵かな。個人的には、先ごろ導入した OM-D E-M5 MarkⅢのAF性能で必要にして十分ですけどね。良い事なのか悪い事なのか私には判別しかねますが、個人的には趣味で撮影するカメラには個性的で在って欲しいと思います。
2024.05.23
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いやぁ、驚きました。ヨドバシカメラの売れ筋ベスト10にキヤノンが入っていません。■第1位 ソニー α7C II ボディ シルバー | ブラック■第2位 ニコン Z f 40mm f/2 (SE) レンズキット■第3位 ソニー α7C II ズームレンズキット シルバー | ブラック■第4位 OM SYSTEM OM-1 Mark II ボディ■第5位 ニコン Z 8 ボディ■第6位 ソニー α7 IV ボディ■第7位 ソニー α7R V ボディ■第8位 ニコン Z 50 ダブルズームキット■第9位 ソニー FX3 ボディ■第10位 ニコン Z fc 16-50 VR SL レンズキット シルバー | ブラック5件入ったソニーが相変わらず強いですが、4件入ったニコンの復調は本物ですね。何より aps-c の「Z fc」が10位とはいえ入ったのが素晴らしい。私も Z fc + 28mm f/2.8(Special Edition)は素敵だと思います。また「OM-1 Mark II」が4位に入ったのは m4/3 ユーザーとして嬉しいです。また9位に動画専用機の「FX3」が入っているのがソニーの戦略が成功している表れであり、メーカー各社は今後の新機種開発が悩ましい事でしょう。パナソニックはフルサイズと m4/3 でパイを分け合ってしまい、新規ユーザーは予想通りには増えなかったようですね。今後はフルサイズはライカとシグマに任せ m4/3 で堅実に行って欲しいと願っています。個人的には富士フィルムに頑張って欲しいですが、メインが APS-C と言うのはユーザー受けが悪いのでしょうか。。。今更難しいとは思いますが、富士フィルムも m4/3 陣営に入ってくれませんかねぇ。そうなれば m4/3 陣営も盤石になるですけどねぇ。キヤノンは APS-C が独自規格なので「Kiss」のネームバリューだけではもう無理でしょうね。とは言えキヤノンが m4/3 陣営に下る事は考えられないのでフルサイズで頑張るのでしょう。今回9位に動画専用機ともいえる「FX3」が入った事で、動画フォーマットに強みのある m4/3 は APS-C よりもメインストリームとしての素質があると愚考します。フルサイズとマウントを共用するソニーとニコンは別として、富士フィルムとキヤノンが APS-C を捨て m4/3 陣営に参入すれば面白い事になると思うのですけどねぇ。まぁ、現時点で APS-C と m4/3 が1件とは言えベスト10に入ったのは嬉しいです。オーバースペックな35mmフルサイズセンサーがメインの座から駆逐される日を心待ちにしていますが、私が生きてる間に実現するのは無理でしょうね。。。
2024.03.10
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私が使っているレンズ交換式デジタルカメラのセンサーサイズは4/3のマイクロフォーサーズです。私的には必要にして十分以上なセンサーサイズであり、通常は1インチセンサーのコンデジや1/1.7インチセンサーのコンデジを使っています。35mmフルサイズセンサーについては、フィルムカメラを使っていた頃に流用が出来たら便利程度に考えただけで、現在のフルサイズのクオリティは私にとっては完全なオーバースペックです。まぁ、視聴するのがPCモニターでその解像度がフルHDですから当然の話ですね。ですが、4Kモニターを使っていたとしても実は1インチセンサーや4/3センサーの2000万画素で必要にして十分なんですよ。まぁ、センサーサイズだけでなく、フルサイズセンサー搭載機はAF性能等も含め最先端ですからそれらの最先端の機能が必要なら仕方ないですが、そうではない人も多いのではないかなぁ。私が許せるセンサーサイズの下限は1/1.7インチセンサーです。その下に1/2.3インチセンサーが存在するので、常に「上位モデル」として扱われるので意外と良いセンサーなのです。現在では、その上に1インチセンサーが存在するわけですが、流石に1インチセンサーともなると筐体自体が大きくなるし、金額も高額になるので、1/1.7センサーと言うのは現在でも良い塩梅なサイズだと思っています。一昔前のコンデジで画質に定評のあるモデルも1/1.7センサー搭載モデルが多いですし、それらが吐き出す画像のクオリティは現在でも決して悪くないクオリティを持っていると思います。ウチだと FUJIFILM X10、PENTAX Q7、DJI Action 2、DJI Pokcet 2、が 1/1.7センサーですが手持ちの1インチセンサー搭載 SONY RX100 や SONY ZV-1 に大きく劣るとは思っていません。フルHDモニターでの視聴がメインの私には、それぞれのカメラに得手不得手があり、特徴があり長所があり、手放す事が出来ません。逆に1/2.3インチセンサーは無理です。限界を超えた高画素とそれを無理やり可能とした画像処理エンジンが吐き出す画像は、私には好きになれません。唯一、1/2.3センサーで許せるのはフルHD動画でしょうか。全画素読み込みなら許容範囲です。今時ですとコンデジよりアクションカメラの判断基準となりそうなセンサーサイズですが、個人的には1/1.7インチセンサー搭載が「まともなカメラ(動画含む)」の最低ラインと考えています。
2023.12.06
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一番初めに手に入れた中版カメラは HASSELBLAD 500c/m だったでしょうか。すぐにフォーカルプレーンシャッターを搭載した 201Fに買い換えましたが HASSELBLAD は好きなカメラでした。このハッセルに類似した形のカメラを「真桑瓜型」と読んでいたと思うのですが、今では通じませんかねぇ。201Fではシャッター搭載ボディなのをを良い事に、こんなレンズも使ってました。真桑瓜型のカメラは、ペンタックス 645とか、ブロニカ SQ-A とか、キエフ88cm とか色々使ってましたが、ペンタコン6マウントのシュナイダーのXenotar(クセノタール)80mm F2.8 は個人的にハッセルのプラナー(シャッター付もシャッター無しも含めて)以上の素晴らしいレンズだと思っています。使えるボディに難があったのが本当に残念です。またブロニカSQもハッセルに勝るとも劣らない素晴らしい描写を見せてくれました。スクエアフォーマットが好きで今でも撮影済みのポジが沢山残っていますが、フィルムスキャナを処分してしまったのでブログに上げられないのが残念です。そういえばマミヤプレスOEMのポラロイドとか PENTAX645 も持ってましたね。コンパクトな中版カメラと言えばスプリングカメラな訳ですが、フジカ GS645 は、あまり小さくなかったし GS645W はスプリングカメラですらなかったです。写りは良かったですけどね。で、今でも手元に残っている中版カメラがタイトルの Voigtiander PERKEO I なのです。純正のレンジファインダー(距離計)を付けた姿が個人的に素敵だと思います。本当は新品同様の奇麗な純正の距離計を持っていたのですが引っ越しのどさくさで紛失してしまい再度購入した個体は外観が微妙なのですが距離計自体のコンディションは良好です。FUJIFILM X10 と VOIGTLANDER PERKEO I のツーショット。中版の、しかも6X6版がこの大きさで収まっているのが PERKEO の真骨頂でしょうか。そして、このサイズこそがカメラとして使いやすいサイズなのかも、などと愚考します。カメラボディも純正距離計もフィート表記なので安く購入した記憶があります。この手の個体はメートル表記の人気が高く、実際に使い易いのですが純正距離計共々フィート表記ならば特に問題はありません。結果的に安価に入手出来たので結果オーライです。このレンズはカラーポジも難なくこなす「大当りレンズ」でした。レンズは3群3枚の VASKER 75/4.5 ですがこの固体は何故かペルケオ2のカラースコパーよりも写りが良く、しかもカラーポジが普通に使えて、しっとりとした描写が素敵なのです。3群4枚のカラースコパーを搭載した PERKEO II も購入して試したのですが、コンディションが悪く残念な結果に終わってしまいました。この時代のカメラになると、純粋なレンズ性能よりも、経年劣化による個体差の方が切実と言う事なのでしょう。また、この個体は後期型のようで、シャッターは PRONTOR-S が搭載されていて、バルブの他に1~1/300秒の8速なので使い勝手はとても良好です。ペルケオ II とは異なり、自動巻き止めは無いですが多重露光防止機構は搭載されていますし、巻き上げ前後の表示も「矢印」で出るので、巻き上げ時に赤窓を見る必要があるだけで使い勝手は割と普通です。畳んだ姿が中盤カメラとは思えないほどコンパクトでキュートなカメラです。この時代のカメラの多くはレンジファインダーを搭載していないので、距離計を後付けする事になるのですが純正距離計のデザインも性能も良いのでペルケオは純正距離計とセットで使いたいカメラです。また、アクセサリーシューに純正距離計をセットするので、単体露出計は使わずにコンデジを露出計代わりに使います。因みにペルケオでの撮影手順はこんな感じです。① 始めにコンデジで露出を測りその数値をシャッターと絞りに移す。 *コンデジのISO感度は事前にフィルムに合わせておきます。② 次にシャッターをチャージしたら「赤窓」を観ながらフィルムを巻き上げる。準備完了。③ 撮りたい被写体に距離計を合わせ、その数値をピントリングに移す。④ 最後にファインダーを観ながらシャッターを切る。ある程度絞り込めばシャッター速度だけ移せば良いのですが、この個体のレンズはボケも良い感じなので絞り解放で楽しみたい場合も多いのです。実にノンビリとした撮影ですが、コレが良いんです。サッと撮りたければ露出計代わりのコンデジでそのまま撮れば良いだけの事ですから。んで、撮り終わったポジをライトボックスに乗せてルーペで観るのが楽しいのですよねぇ。この時代のカメラでカラーポジが普通に使えるのは珍しいので、動体保存って事で残してます。フィルムも冷蔵庫にストックしてあるので使ってあげないとなあ。。。P.S. 実は4x4の2眼レフの PRIMO-JR も残っていました。フィルムも冷蔵庫に残っていたのでこちらもそのうち紹介します。
2023.12.01
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最近は朝晩がすっかり涼しくなりましたねぇ。9月まではわりと暑かったのに10月に入った途端に「秋」って感じになってきました。何度見てもゴージャスなパッケージですね。♪そして再びやって来た「Falcam Maglink バックルミニキット」ですが、もうカメラストラップは全てコレ経由じゃないと納得できない身体になってしまいました。wんで、今回選んだカメラストラップは「Rafi Caro」のイタリアンレザーストラップです。やっぱり、牛革の最上級はイタリアンレザーだと思うのです。ですが、色についてはもっと濃いかワインカラーっぽい方が良かったな。実物は印刷で言う「金赤」っぽいんです。経年変化で、良い色に変わるとは思いますが、少し期待外れで、ネット購入の難しさを感じました。こう言う「留め方」は初めて見ましたし、お気に入りのポイントでもあります。そしてこのカメラストラップの特徴は「接続部に部材を使わない構造」にあります。かれこれ50年近くもカメラと関わって来ましたが、こんなストラップは初めて見たし、一目で気に入ってしまいました。色味はやや残念でしたが保革油を塗って経年変化を促進させましょうか。他の特徴は「長さ調整が可能」なのですが「最短」にしても「あと10cmは短くしたい」と思うほど長い事ですかね。初めから「たすき掛け」で使うつもりだったから良いですけどね。また長さ調節の金具が「派手目の金色」で何ともミスマッチな感じがします。この金具は「ナシ」だなぁ。。。女性の使う鞄なら、この金具で良いと思いますが「ジジイ」が使うと思うと微妙です。orzとまぁ、実物を目にして思う事もあるのですが、安かったし良しとしましょうか。コレで「バックルミニキット」が2個になったので、今後は気になるカメラストラップが出て来てもローテーションで対応できるでしょう。めでたしめでたし。
2023.10.10
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先日 Amazon で購入した「Falcam Maglink バックルミニキット」は、私の予想を軽く超える素晴らしいモノでした。と言う事で今回はGF9とx10の供用を考慮して Maglink システムで一番細身の Lite を購入しました。少々お高いなと思っていたのですが某オクで出物を発見してお安く落札いたしました。出品者様には感謝しかありません。ストラップの梱包もゴージャスです♪パッケージがマニュアルを兼ねているので中身はシンプルです。どのボディもアイレットに直に取付できました。素晴らしい♪アイレットを持つ少しクラシックなカメラボディとの相性は最高だと思います。個人的には Leica にも全然OKでしょう。三角冠にレザーのクラシックススタイルは私も好きですが、このシステムならカメラを持つ時に全く邪魔になりません。OLYMPUS OM-D E-M5markⅢストラップの太さは、軽くて小さなレンズならミラーレスでもOKでしょうか。FUJIFILM X10やはり、このくらいのボディサイズに似合うストラップです。Panasoinc LIMIX GF9フィンガーストラップはアイレットに通したマグネットリンク側に付けています。材質がしっかりしているのでこの状態で「無問題」で快適に使用できます。やはりグレーのストラップなのでシルバーボディのGF9が一番似合いますね。ストラップ自体は右肩側でも左肩側でもワンタッチでストラップの長さが調整できる優れもので、ネックストラップとしてもショルダーストラップとしても調整範囲が広く具合が良いです。細身でしなやかな生地を採用しているので調整機構があっても邪魔になっていないのが良いです。また、薄手の生地ですがしっかりした生地で上質さを感じます。バックスキン風のフェイクレザーに施された「FALCAM」のロゴも実に良い雰囲気です。でも、この明るめのグレーは取り付けるカメラボディを選ぶように思います。正直な話、もう少し黒っぽいのが出れば追加購入したい。いっそ染めてしまいましょうか。部材の大きさも異なり「Falcam Maglink バックルミニキット」の部材の方が好みです。受けるストラップの幅に合わせて部材の大きさと色が異なります。カラーバリエーションの無い現時点では、多少お高くなりますが、汎用性があって、地味で小さな作りになっている「Falcam Maglink バックルミニキット」を使い自分好みのストラップと合わせて組み上げる方が良いかもしれません。それだけの価値はあるシステムだと思います。このストラップは FUJIFILM X10用にと思い購入したので、当然X10で使用しますが、合わせてみたら LUMIX GF9 との組み合わせが予想以上に良かったので今後はGF9もショルダースタイルで運用してみようかなと思います。まぁ、その日の気分で簡単に交換できるのもメリットですから気軽で良いです。このグレーの色味さえ気に入れば、このストラップは非常に良いと思います。私は「Falcam Maglink バックルミニキット」を追加購入してオリジナルストラップ作成するべく、いろ色々なストラップを現在物色中です。
2023.09.16
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キヤノン:カメラ業界で常に No1の座を競い続けているキヤノンですが、マウントの規格を考えた 時 APS-C サイズのボディは専用レンズが無いに等しいので選択肢としてはいけません。 現存するキヤノンのマウントは下記のとおりです。●RFマウント:フルサイズミラーレスで、現在の主力マウント。●RF-Sマウント:APS-C ミラーレスマウント。レンズは3本のみ。●EFマウント:一眼レフ時代のマウント。実は現在でも販売の主力だったりします。●EF-Sマウント:一眼レフ時代の APS-C マウント。レンズは6本のみ。●EF-Mマウント:APS-C ミラーレスマウント。レンズは5本のみ。ソニー:コニカミノルタから引き継いだ「α」マウントで始まりましたが、現在の主力はミラーレス のEマウントで APS-C サイズのレンズもある程度充実して来たので APS-C もアリです。●Eマウント:フルサイズと APS-C で完全に共用しています。元が APS-C サイズ用マウントなの でフルサイズのレンズが大きく、重くなるのが唯一の弱点でしょうか。。。●Aマウント:ミノルタからコニカミノルタそしてソニーへと引き継がれた一眼レフ用マウント。 現在の主流ではない。AF用なのでニコンやペンタックスよりは良いのですがAF がカメラボディ内のモーターで制御する機構の採用していたので、ボディにレンズ 駆動用モーターを搭載していた。ニコン:不変ゆえに様々な難問を抱えていた「Fマウント」をついに捨て、新たにミラーレス専用と なる「Zマウント」を採用した事で見事な復活を遂げました。●Fマウント(FX):MFフィルム一眼レフ時代から続く「不変」のマウント。電子接点の数で 複数の種類があり、非常に判り難い。●Fマウント(DX):電子接点を持つ APS-C サイズ用マウント。●Zマウント:フルサイズミラーレス用に新たに設計された優れたマウント。●Zマウント(DX):レンズのイメージサークルが APS-C となっているだけ。レンズは5本。パナソニック、ライカ、シグマ:3社共用でフルサイズミラーレス用のSマウントを作りました。 とはいえ主役はパナソニックとシグマです。●Sマウント:パナソニックが MFT を継続しているので APS-C が存在せず、唯一のフルサイズ 専用マウントになっています。一番最後に登場したマウントですが2社の頑張りで レンズは急激に増え充実しつつあります。富士フィルム:35mmフルサイズより大きなフォーマットであるGFXマウントと APS-C サイズ 専用のXマウントを用意しています。どちらもミラーレス用マウントです。●GFXマウント:風景写真や集合写真では絶対のクオリティを持ちます。唯一無二の存在。●Xマウント:APS-C サイズ専用マウントで、人物撮影にウエイトを置いたレンズラインアップが 魅力的なマウントですが、最近は本数が増えて実用的になりました。オリンパス、パナソニック:マイクロフォーサーズマウント。ミラーレス用マウントでは、最古の マウントとなりましたがフォーサーズから進化したマウントなので、 現在でも見劣りしません。小さなセンサーサイズはメリットでもあり デメリットでもあります。小型、軽量が強みです。●MFTマウント:デジタル一眼専用の4/3マウントをセンサーサイズを変えずにミラーレス化した マウントがマイクロフォーサーズ(MFT)マウントで、メーカー純正で旧4/3 レンズ用マウントアダプターと Leica Rマウント用マウントアダプターが用意 されていました。超広角域を含む標準ズームはマイクロフォーサーズが先駆け です。パナの新型ボディに期待しています。リコー(ペンタックス):ニコン同様にMFフィルム時代のKマウントを使い続けています。 人肌の描写に優れるレンズが多かったと記憶しています。紆余曲折を経 てリコーのブランド名となったので開発速度は非常に遅いです。●Kマウント(電子接点付):デジタル一眼レフ用に電子接点を追加していますので、マウントの 有効径はニコンF並に小さくデジタルカメラのマウントして致命的 なので APS-C サイズが主力となります。 過去に一度だけミラーレスボディが登場しています。私の「推し」は APS-C と MFT です。APS-C でレンズが揃うのはソニーと富士フィルムだけで、他社の APS-C ボディはサードパーティ製レンズやフルサイズ用レンズを使う必要が出てきます。富士フィルムのS10が、非常に魅力的なボディなので APS-C なら富士フィルム推しです。今も使っている MFT ならOM1とOM5が魅力的ですが、ついに10月に登場するパナソニック「G9m2」のAF性能には大いに期待していますし、今後、パナボディのハイブリットAF化が進む事に期待しています。
2023.09.14
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nikonはミラーレスのZマウントが軌道に乗り復活しました。新しいミラーレス用であるZマウントはフルサイズ(FX)と、APS-C(DX)の共用マウントで、マウントの大きさの割にはボディがスッキリ小型で好感触。その分、ボディ内手振れ補正を搭載していないのがフルサイズ機としては致命的だと思うのですが、好調と言う事は私が思うよりも気にしない人が多いのでしょう。nikonn のミラーレス機では、特に Z fc がフィルム時代を知る身としては、とても素敵です。個人的には、画素数低めのフルサイズ機として登場したならより魅力的でした。センサーの供給を受ける側としてマルチフォーマット化してボディを増やすのは良いとしてDXフォーマットのレンズが標準ズームと望遠ズーム、後は高倍率ズームだけと言うのは悲しいです。せっかく Z fc というクラシカルで魅力的なボディがあるのですから単焦点レンズも広角、標準、中望遠、の3本くらいは出して欲しいと思ってしまいます。個人的には nikon1 システムの方がレンズラインアップも楽しかったし、ボディも魅力的だったような気がしますが、やはり、世の中はフルサイズ中心なのでしょうか。現在主流の出力先であるモニターは、やっと4Kが主流になってきたところだし、印刷媒体でも当面は4Kで十分でしょう。フルサイズセンサーが本当に必要なのか、個人的には疑問しか浮かばないのですが、それでも nikon の復調は喜ばしい限りです。
2021.11.18
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フィルム時代、カメラのアクセサリーシューと言えばRFカメラ時代は光学式ビューファインダーの指定席で、一眼レフ時代はストロボやフラッシュの指定席でした。主なフィルム感度が100か400でしたから、ストロボの需要が大きかったのです。デジカメ時代になりアクセサリーシューにはEVFファインダーが取り付けられる事が多くなりました。その事に伴い、EVFとの接点を持つ独自規格のアクセサリーシューが増えました。デジタルカメラの感度はデフォルトで200、マイクロフォーサーズでも1600は常用範囲ですから、小型のボディ内蔵ストロボでも十分であり、外付けストロボの需要は激減しました。EVFも撮影スタイルの変化に伴い需要が激減し、独自規格のアクセサリーシューも少なくなりましたが、此処に来て状況が変わってきたように思います。ソニーのマルチインターフェイスシューに接続するマイク関連アクセサリーが、独自規格のアクセサリーシューの存在価値を高めているように感じるのです。ソニーのマルチインターフェイスアクセサリーシューも始めは外付けEVFが主な使用目的でしたが、現在EVFはラインアップに存在せず、マイク関連は4種類存在します。中でも ECMW2BT の存在は「Vlog」撮影の利便性を高めるのはないかと思います。オリンパスはアクセサリーポート2の採用をやめてしまいましたが SEMA-1 と言うマイクアダプターと超小型ステレオマイクのセットは現代でこそ重宝するアクセサリーだったかも。と言う事で、デジタル時代のアクセサリーシューはマイク関連のアクセサリーが多くなると思うし、そうなると、独自規格のアクセサリーシューが再び日の目を見るのかなと思うのです。確かにØ3.5ステレオミニジャックを搭載すれば良い話なのですが、ソニーのワイヤレスピンマイクアダプター&マイク ECM-W2BT はプラグインパワー搭載で、存在価値を高めています。まぁ、対応する現実的なボディがα7Cだけみたいですけど。。。
2021.11.07
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フィルム時代の標準レンズと言えば 50mm でした。ですがスナップカメラと言われるような単焦点レンズを搭載したカメラ達は 30-40mm 前後のレンズを搭載していました。50mm は人間が見つめた時の画角と言われていますがスナップシュートでは画角が狭すぎるのです。そして街角スナップシュートの名機と言われるようなカメラ達は 28mm の素晴らしいレンズを搭載したカメラが多かったのです。理由は一眼レフカメラが、その構造上広角~超広角と言われる画角のレンズを設計する事が難しく、逆にレンズシャッターでミラーボックスの無いスナップカメラは広角レンズの設計が容易だったからです。コンピューターを使って設計し、高屈折レンズや非球面レンズを多用可能となった現在のレンズ設計では、特に問題とはなりませんが、それでもミラーボックスの無いカメラの方が小型の広角レンズは作りやすいです。現在ではスマホが一般的なカメラとして認知されており、その画角は換算 28mm 前後が主流です。参考までに iPhone 12Pro のカメラレンズは超広角が換算 14mm 相当、標準が換算 26mm 相当で望遠が換算 64mm 相当です。iPhone X までは、それぞれ 28mm と 57mm で iPhone Xs/11 からはそれぞれ広角側にシフトして 26mm と 52mm となり 11Pro で超広角 14mm が搭載されるようになりました。画像の鑑賞が紙媒体からスマホのディスプレイ鑑賞になった事で、スワイプや等倍表示などの拡大表示が可能になりましたし、撮影時のデジタルズームも可能ですから、望遠レンズの需要は低いのでしょう。広い画角から狭い画角をトリミングする事は可能ですが、その逆は不可能ですからね。スマホカメラの画角を実現するズームレンズを考えると下記のようになります。iPhone X まで、換算 28-57mmiPhone 11 Pro 換算 14-52mmiPhone 12 Pro 換算14-64mm上記の事を考えるとパナの LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S. が換算 24-64mm となりますから、時代に適合した標準ズームと言えるでしょう。さて、標準レンズの話でした。スマホカメラはスナップカメラであると考えれば 28mm が標準レンズと言うのは多少無理があるかもしれませんが 50mm を標準レンズと呼ぶのはそれ以上に無理があるように思います。フィルム時代の標準レンズだった 50mm は現在の感覚では中望遠レンズでしょうか。と言う事で現代の標準レンズは 30-40mm 辺りというのが個人的な思いです。そう考えるとマイクロフォーサーズのLEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm / F1.7 ASPH.(換算 20-50/1.7 )M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO(換算 16-50/4.0 )上記2本のレンズは最先端の標準ズームと呼べるでしょう。感覚的には 28-70/2.8 や 24-50/4.0 が登場した時の様な感じですかね。現行ズームのラインアップに当てはめれば、換算 16-35mm が広角寄り標準ズームで、換算 24-70mm が望遠寄り標準ズームって感じですが、上記2本のレンズはフルサイズセンサー搭載のカメラだとどれほどの大きさ重さになるか判らないので光学レンズのブレイクスルー、もしくは画像処理エンジンとセットでの開発を行わないと実現は厳しいのではないでしょうか。標準ズームの広角端が換算 24mm となって久しいですが、ようやく新たな時代を迎えるのかもしれません。
2021.08.10
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気が付けば11月ですねぇ。年齢を重ねると本当に月日の流れが早くなります。急に寒くなって来ましたから体調を崩さないように注意しなくては。私が始めて使ったカメラはキャノネットで、一眼レフはペンタックスSPでした。それからミノルタXDに買い換えて、その後はミノルタx700にして、AFでEOS650を挟んでミノルタα8700iからミノルタ一筋。707si、5xi、9、9tiと使い続け、プロ登録もしてCLやCLEも手に入れましたし、APSフィルムのディマージュシリーズも使っていました。コンデジはコダックで始めて、当然ミノルタも含め、実に色々なメーカーの機種を使いました。画質ではシグマDPシリーズが群を抜いていました。お洒落だったのは京セラ i4Rですかね。コンデジで好きだったのはリコーで、初期の高倍率コンデジ定番でした。デジ一眼では、ミノルタでプロ登録していましたからディマージュRD-3000でデビューしましたが納得できず、ミノルタのカメラ、レンズ資産を全て手放し、フジFinePix S2 Proを入手してニコンマウントデビュー。その後、ミノルタはコニカミノルタになりα-7digitalが登場。新生コニカミノルタを応援する意味で、再度マウント変更。Sweet-Dの経て、SONYに身売り後は100、200、550、55、65、を経てNEXの登場でミラーレスに移行。フルサイズの900は素晴らしいカメラだと思いましたが、当時のソニーにはプロ登録も無く、何より写真熱が醒めてきていました。NEX6まで付き合ったのですがAPS-Cのレンズラインアップに不満を感じ、フルサイズミラーレスα7の登場後にソニーのAPS-Cミラーレスはメインにならないと思い、マイクロフォーサーズへ。デジカメが出始めた頃には35mmフルサイズセンサー搭載のデジ一眼を願っていましたが、その後のセンサーだけでなく画像処理エンジンを含めた画質の向上と、レンズの大型化でフルサイズセンサーはフィルム時代の中判相当であると判断し、フルサイズセンサーは私にとって不要と考えました。初めから α-7Ⅱが出ていればフルサイズミラーレスへ行ったかもしれませんが、既にボディ内手振れ補正を搭載して、システムとして小型なオリンパスが私にとっては魅力的だったのです。キヤノンかフジかソニーで留まれば良かったのかもですが、私の中のカメラの流れと実際のカメラの進化が微妙に合わなくて、キヤノンの時は新レンズ群が出る少し前に移行してしまい、フジに移行した時にはシステムが大幅に縮小したので、コニカミノルタに戻った時にレンズ資産は既に無く、ソニーの時も、もう少し早くフルサイズが出ていたら、マイクロフォーサーズには移行しなかったでしょう。そこで思ってしまったのがタイミングが悪いと言うか、相性が悪いのかも。。。という事。フィルムの中判もハッセル201FからブロニカSQ-Aiへ移行したらブロニカが終わりましたっけ。まぁ、フィルムカメラは、何処のメーカーも終わったわけですが。。。キャノンとフジ(ニコンマウント)とソニー(A、E)を挟んでますが、ペンタックスもミノルタもオリンパスも終わってしまいました。まぁ、デジ一眼はオワコンでソニーE以外は何を使っていたとしてもシステム変更の時期に来ているわけですが。。。まぁ、ペンタックスはリコーのブランドとして残ってますし、オリンパスも、まだ終わったワケではありませんが、何でソニーで留まらなかったかなぁ。我ながらカメラに付いては観る目が無いのかもしれないと思ってしまいました。でも、判官贔屓というか、天邪鬼と言うか、皆が「コレ良い」って言うと「いやいや、こっちの方がもっと良い」って感じになるんですよね。思えばビデオもベータだったなぁ。新たに登場したソニーα7Cは待ち望んだ機種でしたが、入手する可能性は低いです。フジのXシステムも非常に魅力的なのですが、もうポートレートも撮ってないですし。という事で、マイクロフォーサーズをメインとして、今後もユルユルとカメラ遊びします。
2020.11.01
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入場引換証もプリントして、開催を待ち望んでいたのですが新型コロナウイルスの影響で、今年のCP+開催は中止となってしまいました。orzニュースで国内での感染者が増え始めたらしい事は知っていましたが、まさか、ここまで影響を及ぼすとは思っていませんでした。それにしても残念です。皆様も、どうかお気をつけ下さい。
2020.02.14
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新しい職場は外資系で、30日が仕事納めでした。また、仕事納めと言っても大掃除とかではなく通常業務でした。まぁ 9to5 な職場なので、通常業務でも楽なんですけどね。今回は今年を振り返って総括してみます。昨年から今年前半にかけてはカメラ遊びがメインでしたので、まずは、今年前半のお買い物について。●KamLan FS 7.5mm F3.2 FISH-EYECP+で新品を購入。描写も良いし、デザインも素敵なレンズなのですが、ちょっと大きくて少し思いのと、撮影回数の激減で出番なし。コンパクトな SAMYANG 7.5mm F3.5 FISH-EYE に買い換えるかも。●LUMIX G 20/1.7Ⅱ ASPH.良いかなと思って買ったのですが GF9 で使うには太すぎで、下記 15/1.7 との入替えで手放しました。●LEICA DG SUMMILUX 15/1.7 ASPH.手持ちのカメラにはこの太さが使い易いです。出番は少なめなのですが、絞りリングも嬉しいですしEVFや背面液晶を眺めるだけでも楽しいお気に入りのレンズ。初めからこのレンズを買うべきでした。●LUMIX G 42.5/1.7 ASPH. POWER O.I.S.このレンズも出番は少なめですがお気に入りで、手振れ補正が嬉しいレンズ。レンズは4本購入して、1本はすぐに手放してしまいました。後は、望遠ズームを入れ替える可能性がありますが m4/3 のレンズシステムは一応の完成とします。●Panasonic DC-GF9このカメラは手に入れて正解で、結局 GM1 は手放しました。ボディに手ブレ補正が入っていないのは残念ですが、この大きさと重さは素敵です。常用カメラになりつつあります。●FUJIFILM X10このカメラは愛でるカメラかな。もしくは XF1 が不調になった時の代用ですかね。決して小さくはないですが、軽いので気分しだいで持ち出すのも苦にならない魅せて歩けるカメラです。●RICOH WG-M2超広角カメラであり GoPro の代用品でもあり、自転車やスキーのお供にしたいです。コンデジ2台を購入した一番のメリットはバッテリーの互換性と、比較的新しいバッテリーが手に入った事です。このブログでの使用率が高い XF1 と互換性のあるバッテリーだと言う事は、私にとって最大の購入理由でした。●E-M10MkⅡ用 速写ケース店頭で実物を確認しチープな雰囲気でしたが、それを上回る魅力的な価格だったので購入しました。私は手が大きいので使い易くなったのは事実です。レンズ以外では RX100Ⅳを手放しました。私には XF1 で充分と言うか RX100 シリーズの接写能力が私の使い方では物足りなかったのです。XF1 以上のクオリティを求める時には GF9 を使えば良いという考えでもあります。また、とても期待していた OLYMPUS の OM-D E-M5 MarkⅢが私にとっては非常に残念なカメラだったし、大好きなズームレンズである M.ZUIKO ED 12-50/3.5-6.3 EZ に代わる新しい標準ズームも登場しなかったので、カメラ熱が一気に醒めたのは事実です。という事で、今年の前半までは「楽しいカメラ遊び」な状態でした。来年は m4/3 のボディを追加するかどうか、オリンパスの新しい標準ズームに少しだけ期待しています。そしてコンデジは手持ちバッテリーと互換性のあるパナの LX9 が少し気になっています。
2019.12.31
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梅雨真っ盛りで、週末の度に雨模様というのも困ったものです。6月も終わり、平成から令和へと新しい年号を迎えた今年も半年が過ぎてしまいました。こんな次期には、思わず憂鬱な事を考えてしまいます。さて PENTAX ブランドを手に入れたリコーはレンズ交換式カメラ部門でもリコーの名を広めるという野望に失敗し、古き因習に囚われた旧来からのユーザーに縛られ、リソースを浪費するばかりで苦戦しているように感じます。とは言え、先日発売された新型GRは好調なようですし PENTAX ブランドはHOYAから借りているようですから、借用期限が来たら返してしまっても良いのではないかと考えています。既存の PENTAX ユーザーはリコーのカメラを使っていると言う意識が低いようですし、リコーvsペンタックスで考えた時、開発リソースまで考慮すればペンタックスは無くてもリコーだけで良いのではないかなと考えたりもします。ペンタックスのカメラやレンズも、GRほどに出すたびに売れるのなら良いですが、ミラーボックス付カメラはニコンとキヤノンの独壇場でソニーαもペンタックスもミラーボックス付デジタルカメラとしては既に終わっていると思います。ニコンが Nikon1を終わらせたのは早すぎるような気もしますが、逆にリコーはペンタックスを切るのが遅すぎるようにも思うのです。もう、ペンタックスブランド全てをペンタックスQと同じ扱いにしても良い次期ではないでしょうか。仮に今すぐ終わらせてもペンタックスQと同様に店頭からは姿を消しても、リコーのネットショップでは売れ残りが何時までも販売される状態が続くのではないかと考えます。趣味の世界ですし「ミラーボックス付カメラ不要」とは思いませんが、上記のような状況を考慮すれば、今からボディやレンズを新規開発するのは如何なものでしょうか。利益を得るどころか元も取れないのではないかと愚考いたします。という事で、ペンタックスブランド全てをペンタックスQ同様に凍結。過去にGXRのユニットとしてMマウントモジュールでミラーレスカメラを出した経験もあることですし、改めてm4/3陣営に参入しミラーレスとしてGXRを復活。GXRの時のようにMFで絞り優先にしか対応できないMマウントでミラーレスカメラを出すより、AFで動画撮影にも対応した m4/3 陣営にメリットが在ると愚考いたします。ペンタックスブランドで m4/3 陣営のボディを出すのはペンタックスユーザーも抵抗があるでしょうけど、リコー自体は以前から自社マウントは持たずフィルムカメラ時代はKマウントを、デジタルではMマウントを借用していましたから、信条的な問題は無いでしょう。レンズはGRレンズシリーズとして換算21mmや28mmを目玉としてマクロレンズやポートレートレンズなどスナップ向けを中心とした単焦点レンズのみをラインアップし、標準ズームくらいは出すとしても、後はFA☆レンズやFA LTD レンズの性能を生かす事が出来る、デジタル補正を併用したレデューサー入りのKマウントアダプターを登場させればレンズは充分かと。ボディはGRライクな小型ボディとしてEVFの有無で2モデル、Kマウントアダプターの活用を意識したペンタックスっぽい一眼レフライクなEVF内蔵ボディを1モデルの計3モデルを最終的に揃えれば充分でしょう。こんな感じに進んだ方が、ペンタックスブランドで新しいカメラやレンズを出すより採算に合うのではないかと思うのですが、はたしてリコーさんは令和という新年号になって、どのように動くのでしょうか。最悪のシナリオはペンタックスと心中して業界から撤退してしまう事であり、令和になってもカメラメーカーとして元気なリコーの姿を見続けたいと願っています。
2019.06.29
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35mmフルサイズのミラーレスカメラが、キヤノン、ニコン、パナソニック(ライカ、シグマ)からも登場し、ソニーと合わせて35mmフルサイズがデジタルカメラ業界を賑わせています。今回は、ボケ量の早見表として絞り値の一覧表を作ってみました。まぁ、自分用の覚書のような物です。まず、大口径近辺。 35mm :F1.4・ F1.6・F1.8・F2.0・F2.2・F2.5・F2.8・F3.2・F3.6・F4.0・F4.5・F5.0 APS-C :F1.0・ F1.1・F1.2・F1.4・F1.6・F1.8・F2.0・F2.2・F2.5・F2.8・F3.2・F3.6 m4/3 :F0.7・ F0.8・F0.9・F1.0・F1.1・F1.2・F1.4・F1.6・F1.8・F2.0・F2.2・F2.51インチ:F0.5・F0.55・F0.6・F0.7・F0.8・F0.9・F1.0・F1.1・F1.2・F1.4・F1.6・F1.8この表を見れば大口径単焦点レンズに限れば35mmフルサイズの圧勝ですね。ポートレートレンズの代名詞 85/1.4 の絞り開放を実現するのは35mmフルサイズだけです。しかし、少し絞って F2.0 にするのなら APS-C の F1.4 と m4/3 の F1.0 も該当します。更に35mmフルサイズでも F2.8 ズームで充分と考えるなら m4/3 では F1.4 ですから単焦点レンズを使えば充分対抗できる事になります。ズームの気軽さに対してボディとレンズが小型軽量な気軽さを考えた時、デジタルの35mmフルサイズは大きくて重いので m4/3 のメリットは充分に在ると考えます。フジの XF56/1.2R は35mm換算で 84/1.8 ですからポートレートレンズとして必要にして充分と言えるでしょう。モデル撮影や人物撮影でフジのカメラが人気なのも納得できますしポートレート撮影を中心に考えるなら APS-C は魅力的な選択肢でしょう。先日、私が手に入れたパナソニックの 42.5/1.7 は35mm換算だと 85/3.5相当って感じ。ガチのポートレート撮影では完全に役不足ですが、パナやオリのF1.2 レンズなら35mm換算で F2.5 相当となるので使えそうです。MFでも良いと考えれば F0.95 のレンズも m4/3 には在りますからポートレートで使えないと言う事もないでしょう。またオリの 75/1.8 も35mm換算で 150/3.6 となるので中望遠のポートレートレンズとして評価が高いのも納得です。35mmフルサイズの F2.8 ズームで撮影するのに対抗するなら F1.2 の単焦点レンズを使えば、より大きなボケが得られるので一概にポートレート撮影に使えないと悲観する事もないでしょう。ましてや、現在は「スマホ」がカメラの基本というか代名詞になりつつあります。そんな新規ユーザーさんには、今回私が入手した 42.5/1.7 でも充分なのかもしれません。では被写界深度が必要な場合はどうでしょう。35mm :F5.6・F6.4・F7.1・F8.0・F9.0・F10 ・ F11 ・F13・F14・F16・F18・F20 APS-C :F4.0・F4.5・F5.0・F5.6・F6.4・F7.1・F8.0・F9.0・F10・F11・F13・F14 m4/3 :F2.8・F3.2・F3.6・F4.0・F4.5・F5.0・F5.6・F6.4・F7.1・F8.0・F9・F101インチ:F2.0・F2.2・F2.5・F2.8・F3.2・F3.6・F4.0・F4.5・F5.0・F5.6・F6.4・F7.1と、こんな感じになります。マクロ撮影に代表される近接撮影ではセンサーサイズが小さい方が当然有利だし、近接撮影でなくともパンフォーカスが必要な場合は、センサーサイズが大きい方が不利となります。m4/3を使っていて深度合成や4Kフォトのフォーカス合成を便利だと考える私のような人種にとっては、まさに35mmフルサイズは「無用の長物」なのです。他にも、シャッター速度は速くしたいが、被写界深度も稼ぎたい状況も在るでしょう。スマホをカメラとして使っていた人からすれば被写界深度が浅すぎて、逆に使いにくいと感じるかもしれません。1インチセンサーのコンデジでボケが良いとか言っているくらいですからね。ですが m4/3 の F2.8 ズームって35mm換算すると F5.6 ズームで APS-C 換算でも F4.0 ズームなのですよね。そう考えると m4/3 で大口径ズームを名乗るなら F2.0 より明るくして欲しいと思ってしまいます。夏にはパナソニックから F1.7 の大口径ズームが登場しますが、オリンパスからも F2.0 の大口径ズームとか出ませんかね。現在は35mmフルサイズミラーレスが話題の中心ですが、スマホからのアップグレードパスとしては1インチのコンデジが現在では人気の中心ですし m4/3 や APS-C がバランス良く、35mmフルサイズはオーバースペックなのではないかと考えます。
2019.06.16
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ネットでカメラ情報を彷徨っていたらタイトルの情報を見ました。スチルカメラ市場におけるSONYのシェア2017年の1兆4000億円から2018年は1兆3000億円に7.1%縮小した。CIPAの統計ではカメラ+交換レンズは8.3%縮小している。SONYのマーケットシェアは20%から24%に増大した。SONYのミラーレスカメラ+交換レンズ市場のシェアは19%から23%増大した。SONYはこの市場でナンバー2のポジションとなった(2017年はナンバー3)結果Canonには及ばないがNikonを上回ったSONYのコンパクトカメラ市場シェアは26%から29%に増大した。SONYはこの市場でナンバー1となった(2017年はナンバー2)。この記事を読んで感じた事は「ついに」と言うか「とうとう」というか。。。ボディに5軸手振れ補正を内蔵した「α7Ⅱ」以降のSONYの攻勢は凄かったですからねぇ。自社で撮像センサーを作っている強みを発揮した結果でもありますが、新技術のみならずSONYはコンデジの高級化路線やフルサイズミラーレスなど、最近のトレンドを作っています。そして2位となったソニーでさえ、売り上げ規模は縮小していると言う事実。自社で撮像センサーを作っていないニコンは「Nikon1」で失敗(私はこの優れた規格を止めてしまったのが最大の失敗だと考えています)し、遅ればせながらフルサイズミラーレスに参戦しましたが、今後、シェアを落としていくのは、ある意味では仕方の無い事なのかもしれません。何やら APS-C サイズのミラーレスも考えているようですが、フルサイズミラーレスが振るわなければ、今後もシェアを減らし、いずれはパナソニックにも抜かれるかもしれません。時代に合わせ、絶妙のタイミングでマウントを変更してきたキヤノン、ミノルタAマウント手に入れてカメラメーカーの仲間入りをしながらミラーレスのEマウントへ主力を移行したソニー。いち早くフォーサーズからミラーレスのマイクロフォーサーズへ変更したオリンパス・パナソニック陣営。上記メーカーを勝ち組とすれば、革新の「Nikon1マウント」でさえ失敗し、フルサイズZマウントに命運をかけるも不変のFマウントに縛られ続けるニコンと、センサーサイズを見誤った「Qシステム」で失敗し、ユニバーサルマウントとして一時代を築いたKマウントに縛られる事でミラーレス市場に参加できないペンタックスブランドを手に入れてしまったリコーは、負け組みでしょうか。ニコンとリコーは、ヤシコンマウントからコンタックスNマウントへの移行で失敗、業界から撤退したコンタックスを持っていた京セラと同様の道を辿ってしまうのか。ニコンはFマウントとの決別の次期、リコーはPENTAXブランドの処遇を考慮する次期のタイムリミットが近づいているではないでしょうか。ソニーの2位を祝うと言うより、ニコン、そして PENTAXブランドを背負い込んだリコーの今後に憂いを覚えたニュースなのでした。
2019.05.25
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昔、フィルムカメラ時代にリコーはXRとかKマウントの一眼レフとレンズを出していました。HOYAが戦力にならないカメラ部門を切り離して売り払うって時にリコーが買ったのはそんな温情があったのかもしれません。ですが、ペンタックスのブランド自体は現在でもHOYAが所有しており、リコーはリース料を払って居るとの事。そしてリース期限が2020年との事。個人的には再リースするくらいなら、もうPENNTAX(一眼レフ)止めた方が良いと思います。確かに老舗ブランドではありますが、新規ユーザーが獲得できるブランドなのかと考えると非常に厳しいと思えるので。私が始めて使った一眼レフは M42 スクリューマウントの PENTAX SP でしたし、中判で PENTAX 645 も使っていました。更には「バケペン」こと PENTAX 67 を使っていた友人も居ますし ME MX 等は好きなカメラで使っていた友人も少なくなかったです。そう、ペンタックスのピークはMF一眼レフ時代だったのです。若い頃に使っていたカメラだけに、私個人も PENTAX ブランドには思いいれもありますが、ミノルタαが先陣を切ったAF時代に乗り遅れ SFX で盛り返すかと思いきや時代はデジタルへ。そして破綻。結果、ユーザーにはMF一眼レフ時代の思い出が色濃く残っている。故にミラーレス元年を迎えても、未だに一眼レフを大事に思う。ある意味ではニコン以上にミラーレスへの移行が難しいブランドでもあり、新製品を市場に投入したとしても利益を得る事は困難だと思います。だいたい自社(リコー)のカメラに自社の名前(リコー)を入れただけでクレーム(ブランドネームのPENNTAXは大きく入っているのにリコーの名前が小さく入っていただけなのに)を入れるユーザーなんて、既にユーザーとはいえないでしょう。まぁ、この時点でリコーが PENTX ブランドを手に入れた事は失敗だったのかもしれません。もし RICOH に名前が変わっても使い続けるけど PENTAX のブランドを残してくれたら嬉しいなっていうのなら理解できますが「RICOH に変わったらもう使わない」とか「使う意味が無い」とか、旭光学なんて会社は既に無く、HOYAからも切り捨てられ、やっとリコーが拾ってくれたと言う現実が理解できていないのでしょうかね。CP+2019 のリコーブースでは PENTAX愛と言ってました。古い旭光学製レンズは捨てて、リコーが作った新しい PENTAX ブランドレンズを買って欲しいです。それがリコーの PENTAX愛に対する答えだと私は思います。もう PENTAX(一眼レフ)は在庫限りで充分でしょう。それでも、下手をすれば5年くらいは売れ残っていると思います。だって店頭在庫は処分価格になって売り切れるとしても、今更、一眼レフ買う人がそんなに沢山居るとは思えないのです。まぁ、比較的、人気のある機種やレンズは早めに市場から姿を消すかもしれませんが PENTAX Q-S1 とすべてのQマウントレンズは、リコーのネットショップでは販売されていますし、レンズについては店頭でも未だに販売されていますからね。たとえ、今すぐ止めたとしてもKマウント機材のメーカー在庫が完全に売り切れるのは何時になることやら。という事で、リコーの PENTAX愛は本物でしょうから PENTAX ブランドを「終わり」に出来れば良いのですが、その判断をリコーが下せるかどうか … 。おそらくは難しいでしょう。出来る事ならばリコーには撤退して欲しくないのですが PENTAX ブランドと共に消え逝く運命なのでしょうか。。。今は無きペンタックス(旭光学)のKマウントも、ニコンのFマウントも、過去の遺産であり、現在では重荷であり足枷なのかもしれない。そんな事を考えさせられてしまいました。正直な話 PENTAX ブランドを手に入れてからの新型GRは魅力が薄れたように思います。やはり開発リソースを奪われているのでしょう。ハッキリ言って、リコーのデジタルカメラは好きですが PENTAX ブランドのデジタルカメラには一度も魅力を感じた事がありません。あえて言えば、センサーサイズが大きくなった Q7 の中古格安モデルを見つけて購入したくらいですね。全盛期ともいえるフィルムカメラ時代には、645とか購入して使いましたが、ペンタックスの一眼レフって昔からファインダーの見えが好きじゃなくて。現在の PENTAX ユーザーは、例えば DFA☆レンズを新品で全部買うとか FA Limited レンズを新品で全部買うとか、企業としてのリコーにもっともっと貢献して欲しいです。リコーがこれからもカメラメーカーであるために。そして PENTAX ブランドが生き残るために。
2019.05.23
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今日で平成と言う時代が終わります。昭和生まれの私は二つ目の時代を迎える事になりました。年を経るとどうしても昔話が増えてしまいます。今回は電気屋とフィルム屋とカメラ屋のカメラについて書いてみます。今回はカシオやエプソン、は電子機器メーカーという事で除外、シグマ、コシナはレンズメーカーと言う事で除外しました。まずは電気屋のカメラ。一次期、本当に沢山のメーカーからデジカメが発売されていましたが記憶に残るのは、ソニー、パナソニック、東芝、三洋、まで、ですかねぇ。実際、この4メーカーのカメラは所有して使ってました。ソニーとパナソニックは、ツァイス、ライカ、の名前を借りて上手にシェアを伸ばしていきました。東芝のアレグレットM70は、キヤノンG1より先にOEM供給を受けて同じレンズを搭載し、シャープのCCDを積んだ素敵な描写をする好きなカメラでした。三洋はザクティシリーズが動画を重視したユーザーに受け入れられましたし、OEMも行っていましたが、会社自体が消滅してしまいました。ソニーとパナソニックはデジカメメーカーとして磐石でしょうか。カメラ用フィルムメーカーでデジカメを作っていたのは、コダック、富士フィルム、です。コニカはコニカミノルタになるまでデジカメは作りませんでしたし、最終的にはミノルタを巻き添えにしてカメラ業界から撤退してしまいました。今にして思えばコニカはヘキサーRFを登場させたタイミングが悪かったとしか言いようがありません。実に素晴らしいカメラでしたが登場時期が遅すぎました。コダックはデジカメ黎明期において、ニコンFマウントやキヤノンEFマウントのプロ用デジタル一眼レフを出していたし、コンデジでも良いカメラを出していました。何よりコダックブルーと言われた独自センサーがつむぎ出す描写は後にコダック製センサーを搭載したオリンパスに引き継がれオリンパスブルーを言われるようになりました。フィルムカメラ時代からそうでしたが、コダックのレンズも素敵な描写をしていました。現在では会社自体が消滅してしまいましたが、現在でもコダックのブランド名は残っていて、ネット上ではコダックの名前が付いたm4/3マウントのミラーレスカメラやアクションカメラを入手する事ができます。ですが、はたしてコダックブルーの面影は残っているのでしょうか。という事で、フィルムメーカーで現在もがんばっているのはフジだけです。コダックの撤退は個人的にとても残念でしたが、良いものを作っても販売のタイミングが悪くヒットしなければどうにもなりません。フジにはフィルムメーカーの生き残りとして、これからも頑張って欲しいと思います。最後はカメラ屋のデジカメ。デジカメを作った日本のカメラ屋は、キヤノン、ニコン、オリンパス、ミノルタ、コンタックス(京セラ、ヤシカ)、ペンタックス、リコー、ですね。生き残っているのは、キヤノン、ニコン、オリンパス、リコーの4社だけですから、撮像センサーと画像処理エンジンを作るのは大変だったのでしょう。ペンタックスはブランドこそリコーに引き継がれて残っていますが、会社はとっくの昔になくなっています。と言う訳で平成最後の今日現在、デジカメを作っているのはソニー、パナソニック、電気屋。富士フィルム、カメラ用フィルム屋。キヤノン、ニコン、オリンパス、リコー、カメラ屋。新規参入となるソニー、パナソニック、という電気屋の強さと、フィルムメーカーだったフジの頑張りが目立ちます。ミラーレスに乗り遅れたニコン、リコー、の逆襲はあるでしょうか。
2019.04.30
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個人的にリコーの事がとても気になります。ニコン同様に過去の資産に縛られ、ニコンより小さな会社だったペンタックスは早々に破綻し、HOYAに買われ、部門を細切れにされ、大規模なリストラをされ、カメラ部門はリコーに拾われました。リコーがペンタックスブランドを手に入れたこと自体は、ソニーがαブランドを手に入れたのと同じく、決して悪い事では無かったと思います。問題は動画と静止画のクロスオーバーが予想以上に早く、ミラーボックス付き一眼レフの終焉が早まった事でしょうか。ソニーの攻勢でリコー陣営の予想以上に早く時代が進んでしまったのかもしれません。タムロンはブロニカを買いました。シグマのようにカメラ事業に色気を出したのかもしれませんが、結局はブロニカブランドを終わらせました。ミノルタとコニカは合弁して、ニコンを抜いて業界2位になるはずでしたが、結局はカメラ事業から撤退しました。αをソニーが買ってくれた事はユーザーには救いになりましたが、ソニーはαでカメラメーカーとしての知名度を高めたタイミングでミラーレスを開発し、シェアを伸ばしました。京セラコンタックスも撤退。デジタルを念頭においたNシステムは幻に終わり、旧ヤシコンマウントのレンズはマウントアダプター用のレンズとして中古市場で人気なのが悲しいです。ペンタックスはAF一眼レフ時代ミノルタより下位、ヤシコンより下位か同程度だったと記憶します。既にペンタックスを作っていた旭光学は存在しません。ペンタックスブランドはデジタル一眼では現在、最下位でしょう。もしかしたらソニーAマウントよりは売れているかもしれません。ソニーは既に新たなリソースをミラーボックス付には使っていないでしょう。ソニーの場合、既にミラーボックス付ではありませんが、Aマウントを終了させるのは時間の問題だと思います。キヤノンは過去にFEマウントをあっさり切った実績があるので、フルサイズミラーレスへの引継ぎがある程度進めばEFマウントもあっさり終了させるでしょう。互換性のあるAPS-CのEF-Mマウントがあるのでスムーズに進むと思います。ニコンも危険な香りを感じます。ニコン1マウントを無かった事にした会社を私は信用できません。「不変のFマウント」の呪縛から逃れられるのか?。気になります。ミラーボックス付は終わったコンテンツであり、キヤノンやニコンほどの大メーカーは今しばらく継続しても販路があるでしょうが、ペンタックスブランドがどれだけ売れるのでしょう?。個人的にはニコンにさえ危機感を感じているので、リコーがこのままミラーボックス付を続ければカメラ事業から撤退する可能性が高くなる気がします。傷が深くなる前にペンタックスブランドを終わらせるか、縮小する事を考えた方が良い次期に来たのではないでしょうか。リコーではペンタックスブランドを手に入れた後、m4/3陣営に参入する事が検討された事もあるらしいですが、旧ペンタックス陣営による老舗のプライドが邪魔をしたのか、Qマウントシステムを新規開発し、傷を深くしただけで完全にタイミングを逃してしまったように感じます。それでも、即座にKマウントシステム、645システム、67システムの新規開発および製造を中止すれば間に合うかもしれませんが、無理でしょうね。そうして基礎体力を消費してついには。。。ペンタックスは既にブランドでしかないので、リコーがペンタックスの呪縛に囚われ、カメラ事業から撤退する事とならないように願っています。リコーはニコンとは違いペンタックスブランドを手に入れただけなので、タムロンがブロニカを手に入れて終わらせたように、ペンタックスブランドを終わらせる事を考えた方が良いのかもしれません。
2019.04.28
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本来なら終日晴天だった土曜日に行くべきなのかもしれませんが、今年は花粉症デビューしてしまったようで、花粉が多いと言われた昨日は部屋で大人しくしておりました。という事で、今年は最終日の午後からサクッと見て廻りました。今年はフルサイズミラーレス元年と言う事で、新規参入の「キヤノン」「ニコン」「パナソニック」が元気でしたねぇ。人の沢山並んでおりましたが、私は「キヤノン」と「ニコン」はスルーです。SONYさんも、ニコンさんも、キヤノンさんも大盛況でした。上記のどのブースもモデル撮影スペースが充実していて、その分、撮影待ちの人が凄かったです。パナソニックさんも、表は同じ感じ。パナソニックは、ほとんどフルサイズ一色で m4/3 ボディやレンズは裏のほうに在りました。まぁ、今年はしょうがないと思います。シグマもLマウントレンズが目立つところにありました。シグマのフルサイズボディはもう少し先みたいですね。何だか、例年以上に華やかな感じでしたが、カメラを向けると係員に撮影するなと言われるので、持参のカメラで撮影するのは無理ですね。まぁ、歩きやすくなって良いと思います。マウントアダプターで有名な「焦点工房」さんはチャイナドレスのスリットがまぶしい。例年以上に自社商品を使用した試写をするスペースが多かったです。撮影小物に古い自転車を発見。使用しているパーツから本物のアンティークです。こんな古い自転車(たぶん40~50年くらい前)で使用しているパーツの名前が判ってしまう私も既にアンティークですねぇ。レトロな感じが人気になって「時代は巡る」という言葉に重みを感じます。一方、自前のカメラで撮影可能なブースは小さくても人だかりが出来ていました。MOUSEコンピューターさん。今年は凄い人手で、全身を撮影するのは諦めました。全般的に、撮影可能な場所が限定されて、撮影しにくくなる反面、移動しやすくなったので良い傾向かなと思います。今回の撮影では、すべてバリアングル液晶を活用して、人ごみの後ろから手を上に伸ばしてササッと撮影しています。片手でササッと撮ってもブレない E-10MarkⅡに感謝。さて、気になるオリンパスブース(今回は画像無し)では、ネットの一部で廃盤が噂されている PEN-F の継続販売を確認しましたが、次期モデルや E-M5MarkⅢの発表時期は「まだ、未定」との事でした。最新型の E-M1X は確かに素晴らしい出来でした。気になる大きさ重さもパナの GH5 G9 との比較で考えればそれほどでも無いと思います。とは言え、個人的に m4/3 は小さくてなんぼ、だと思っていますので PM シリーズの復活をお願いしました。一番新しいレンズの 12-100/3.5-6.3 は予想以上に撮り回しが良く、小学生のお子さんが居るご家庭では E-M10MarkⅢとのコンビで「運動会スペシャル」として文句無いと思いました。ロケハンにも便利だと思います。PLシリーズでも使えるサイズ感なのですが、レンズ内手振れ補正を搭載してこなかったのが残念です。パナのように、安いズームにこそ、手振れ補正を内蔵して欲しいとお願いして来ました。リコー(画像無し)はGRに列が出来ていました。ペンタックスは公演で「愛」とか言ってましたね。他社が望遠レンズを設置するようなスペースでは望遠鏡を展示していたし、ペンタックスのカメラを持参した人にだけ「シール」を配っていたし、もう「愛」の無い「一般のユーザー予備軍」は相手にしないのでしょうかね?。外装をカスタムしたモデルなんかも展示していましたが肝心の「ミラーレス」は影も形もありませんでした。なんだか撤退する前年のカシオブースを思い出してしまいましたねぇ。リコーには頑張って欲しいのですが、このままでは危険だという予感が更に強くなってしまいました。左側の展示。中央の展示。右側の展示。フジは「35mmフルサイズ」に改めて対抗するためなのか、例年以上に「GFX」が全面に出ていました。今時の35mmフルサイズ用レンズは、フィルム時代の中判カメラのレンズと比べても遜色の無い大きさ、価格ですから、フジは「GFX」で対抗すれば充分だと思います。レンズの大きさはそんなに変わりませんしね。リコーもペンタックスブランドで35mmフルサイズのミラーボックス仕様を出すくらいなら「645D」をもっとアピールすれば良かったのではないかと思います。Kマウントのミラーボックス仕様は既に寿命が尽きているというのが個人的な判断です。シグマ以外でもタムロン、トキナー、その他、レンズメーカーは元気でしたね。面白いと思ったのは、パナソニックのGFをセットした「ハンディジンバル」ですかね。今時の「ジンバル」は電動でグリグリ動くのですね。思わずカタログを頂いてしまいました。他にも、三脚、ライト、ドローン等、アクセサリー関連の小さなブースが元気でした。という事で、感想はそこそこに、今回の戦利品をご紹介。エプソンとオリンパスで頂いたフォトスタンドとカメラ型クリップです。エプソン(画像無し)では簡単なクイズをスマホにダウンロードして回答後、簡単なアンケートにも回答する事で頂いて来ました。今年のエプソンはブースが小さかった気がします。やはり、プリント需要が減ってきているのでしょうかねぇ。対するオリンパスは、昔ながらの紙のアンケートでした。この「カメラ型」クリップは可愛らしいと思います。カタログ類は店頭でも入手可能なものは受け取らず、控えめにしました。という事で CP+ はそこそこに、併設されている「中古カメラ・アクセサリー市」に行ってきました。まず、目に入ったのは、リコーさんが投売りしているペンタックスの廃盤アクセサリー。入手したのはペンタックス Q-S1 用カメラケース。「白」と「赤」しか在りませんでしたが \300- でした。w手持ちの Q7 にピッタリです。Q7のケースは既に持っているのですが、リコーさんへのご奉仕という事で。他にはバッテリーやTシャツなんかも売ってました。中古カメラ市の方は最終日という事もあり、気になるような品物は在りませんでしたが、その分、アクセサリー売り場は充分に物欲を刺激してくれました。実は、気になるレンズを発見してしまい、話を聞くと展示ブースに展示されているとの事だったので、展示ブースまで戻って現物を確認、試写したり、担当の方と話し込んだりして納得した後、再度、売り場に戻って購入したのでした。左がレンズ本体、右がフロントレンズキャップ、下が展示ブースでもらったカタログ。購入したのは、台湾 KamLan 社の m4/3 マウント対角線魚眼レンズです。輸入元は LAOWA レンズを扱っている㈱サイトロンジャパンさんだったし、中国や韓国ではなく台湾だったのが購入理由の一つだったりします。ブースで現地の人とも話が出来ましたし、タブレットやスマホで撮影したサンプル画像も見せて貰いましたしね。何より、税込み \20,000- のお値打ち価格にやられました。カタログの該当ページ。見切れているのが現物レンズ。詳細は別に書きます。という事で、今回の CP+ は、前年と比べると滞在時間は短めですが、納得の買い物も出来て満足です。オリンパスは、来年に期待してます。
2019.03.03
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今時のカメラと言えば、一般的にはスマホの事です。スマホを使わない場合と言うのは、スマホでは撮れない画像を残したい時、という事になります。そしてスマホのレンズは35mm換算で28mm相当です。つまり乱暴な言い方をすれば、現在の標準レンズは28mmだと言う事です。かなり乱暴な話かもしれませんし、実際にはデジタルズームというか、トリミングをする事も多いのでしょうけど、多くの人が換算28mmの画角に慣れ親しんでいると言う事です。そう考えると、換算28mmから始まる標準ズームは、スマホと比較して広角側が撮れない。銀遠時代に例えるならばスナップカメラに搭載される35mmから始まるズームと同意と考えます。50mmが標準レンズだったのは Leica が35mmフィルムカメラを出した頃の話。その後のスナップカメラに搭載されるレンズは40mm、38mm、35mm、28mmと広角側へシフトしていきました。広角レンズを搭載するスナップカメラからアップグレードして一眼レフを購入する人が増え、それに従う様に一眼レフの交換レンズも標準ズームが登場し、始めは35-70,35-105、と35mmからでしたが、すぐに28-70、28-105、となり、スナップカメラにズームが搭載されるようになると、更には24-70、24-85と広角側へシフトしていきます。デジタル時代の単焦点カメラと言えば、フジ X100 シリーズの換算34.5mm、リコーGRデジタルの換算28mm、ソニー R1シリーズの35mmでしょうか。スマホと同等の画角か、少しだけ望遠よりなのは、スナップ撮影をメインとしつつ、ポートレートを撮る事も多い、または、スマホでは表現しにくいボケ描写を意識しての事でしょう。ですから、換算28mmからの標準ズームは、広角側に弱い、望遠寄りの標準ズームであり、個人的には標準ズームとさえ呼びたくないです。上記の話は、私が換算24mm始まりの標準ズームを重要視する理由ですが、私が「Q7」は買っても「ニコン1」を買わなかった理由でもあり、また一般的な「高倍率ズーム」を買わない理由でもあります。ですので、私の所有するカメラはE-M10MarkⅡ:M.ZUIKO DIGITAL 12-50/3.5-6.3(換算24-100)DMC-GM1:G VARIO 12-32/3.5-5.6(換算24-64)PENTAX Q7:SMC PENTAX 5-15/2.8-4.5(換算23-69)FUJI XF-1:FUJINON 6.4-25.6/1.8-4.9(換算25-100)RX100MarkⅣ:Vario-SonnerT* 8.8-25.7/1.8-2.8(換算24-70)と、換算24mmをほぼクリアしているのです。そういう意味ではオリンパスの高倍率ズーム 12-100/4 IS Pro は素晴らしいレンズなのですが「Pro」シリーズだけでなく、下位グレードで、もう少し安価で小型軽量の 12-100/4-6.3 IS とか出してくれたら嬉しいのですけどねぇ。いずれにしても標準ズームは換算24mmからと言うのが、スマホ時代のスタンダードで在るべきで、換算28mmから始まる標準ズームは激減する事でしょう。個人的には広角ズームも同様に、より超広角側へシフトするべきで、換算18-35は魅力に乏しく、換算14-28 を標準とし、そろそろ 14-35 相当の広角レンズが登場しても良い頃合だと愚考します。デジタル時代の昨今、望遠側はトリミングで2倍程度なら普通に後から調整可能ですが、広角側については写っていない範囲は、後から調整しようが無いのです。
2019.02.04
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FUJI のカメラも銀遠時代の GF645 GF645w など色々と使って来ました。デジタルではニコンマウントだった S2Pro を使っていました。コンデジの F100fd は名機だったし、後継の F200exr は使用機会こそ激減しましたが今でも持っています。そして XF1 は現役で使用していて、同じバッテリーを使用すると言う事で PENTAX Q7 を入手したし X10 や X20 も気になる存在です。フジノンレンズの描写も嫌いではないし、デジタルになってからは発色やフィルムモードの搭載など、とても好きなカメラメーカーです。FUJI のミラーレスは APS-C サイズと、中判サイズで構成されていて、ボディやレンズの互換性ではなく、純粋に性能を追求した考え方も好きです。動きのあるスポーツや、屋外ポートレート、スナップ等は APS-C サイズセンサーで。スタジオ撮りや風景撮影は中判サイズで。実に理にかなっていると思います。個人的には、フィルム時代のレンズで遊ぶ事を考えなければ、35mmフルサイズセンサーはレンズが大きく重く高額になってしまうので、無用の長物であると言うのが、少し乱暴ですが私の持論なのです。ニコンやキヤノン(ミラーレスは除く)やソニーの、一つのマウントでマルチフォーマットに対応される方法は、どちらかに無理が来るので好きでは在りません。キヤノンがミラーレス化に対して1フォーマット1マウントとしたのは英断であり、流石だなと思いますし、ソニーは APS-C サイズのEマウントで35mmフルサイズを作ってしまった弊害が今後に影響を及ぼすような気がします。自社のレンズが使用できるマウントアダプターを作るのは否定しませんし、逆に歓迎しますが、そもそも、重くて大きな35mmフルサイズ用デジタル対応レンズを APS-C サイズで使う事は考えられないし、35mmフルサイズ対応ボディで APS-C サイズ用レンズをクロップして使う事も少ないと思うのです。まぁ、交換レンズの少なさを誤魔化すには良いのかもしれませんが、ユーザーにメリットが在るとは考えにくいです。オリンパスのフォーサーズレンズが使用できる E-M1,E-M1Ⅱ,E-M1X の考え方は好きです。同様にニコンが不変のFマウントのボディとレンズの開発を完全に廃棄して、今後はミラーレスのマウントアダプターでのみ対応するとしたら大英断だと思います。という事で、35mmフルサイズと、他社より少し小さい APS-C サイズ(x1.6)で、別マウントのキヤノン。ライカLマウントと m4/3 マウント(x2)のパナソニック。中判マウントと APS-C サイズ(x1.5)マウントのフジ。m4/3 マウント(x2)一筋のオリンパス。上記メーカーの考え方が好きです。本来、売れ筋はバリューゾーンでもある小さいほうのマウントになるべきで、そう考えた時に差別化の難しい1マウントは厳しいと思うのです。リコーはペンタックスの中判マウントについても、ミラーレスについてもノーコメントで完全に出遅れてしまった感じです。Qマウントは流石にセンサーサイズが小さすぎたので消滅したのも仕方の無いことですが、新たなミラーレスシステムの開発、もしくは m4/3 への参入等を真剣に考えるべきです。ニコンは「不変のFマウント」と決別してでも「ニコン1システム」を残すべきだったと思います。個人的には「ニコン1システム」が、あまりにも簡単に消滅したので、新しい35mmフルサイズミラーレスシステムも信用していません。出来る事ならば「不変のFマウント」と共に消えてしまう事のないように願うばかりです。ペンタックスもニコンも、新しいマウントを含めたミラーレスシステムを廃棄して、過去の栄光ともいえるフィルム時代の古いシステムにしがみついているようでは新たに購入したいとは思えません。マウントを共用する事で先行したソニーは今後、厳しいと思います。5軸手振れ補正を搭載した APS-C サイズセンサー搭載の一眼スタイルボディの登場に期待していますが α-7 と差別化できるかが問題でしょうか。また、35mmフルサイズでもRFファインダー型カメラボディを出して欲しいです。富士フィルムは APS-C システムで、ボディ内手振れ補正を何処まで拡充するかが問題でしょう。本来、手振れ補正は上位機より中級機や入門機に必要な機能とも言えますから。話が横道に逸れました。タイトルの X-T100 は、フジの小型一眼スタイルボディで、同じく小型ミラーレスの X-A5 の後に登場しました。これらの機種はフジが独自開発した X-TransⅡ/ⅢCMOS ではなく一般的なベイヤー配列のセンサーを使用していますが、その代わりなのかどうなのか、パナソニックの「4Kフォト」相当の機能をいくつか搭載しています。タイトルの「マルチフォーカス」は、パナソニックの4Kフォトで言うフォーカス合成と同等機能です。そう、深度合成の出来るカメラが欲しいと言っている私にはとても気になるカメラなのです。また、フジのカメラは X-100シリーズのハイブリットファインダーも素晴らしいですし X-T1/T2/T3 のマニュアルライクなボディデザインも大好きです。そして今回の X-T100 も背面液晶の動き方が楽しくて、新しいセットズームも広角寄りで良さげだし。何より「マルチフォーカス」を搭載しています。という事で m4/3 から再びマウント変更をしてしまうかもしれません。今のところ、最有力は E-M5MarkⅡへの買い替えか GX-7MarkⅡ、または GF9 の追加なのですが、改めて、フジのカメラやレンズの市場動向も気になるようになった。と言うのが正直な感想です。
2019.02.04
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2018年暮れ、キヤノン、ニコンに続いて、パナソニックが35mmフルサイズミラーレス市場への参入を発表しました。新マウントはライカ規格を採用、レンズ開発はシグマと連携。開発ソースをたくみに割り振った妙案です。オリンパスと共に立ち上げた、フォーサーズ、m4/3 に続き、実に良いパートナーと巡り合えたなと思います。また m4/3 において GH5,GH5s,G9,GX7Ⅲ,GF10,G8,GX7Ⅱと、ボディラインアップの開発が現時点では完了しており、レンズラインアップも 3D、対角線魚眼、超広角、超望遠、マクロ、大口径、と完成しているのは、実に計画的だなと思います。当面は、オリンパスがボディのリニューアル時期(E-M1 E-M5 がⅢになり PL シリーズが完全新規開発され PM シリーズが復活、レンズはズームに手ブレ補正が入る?)に入りましたから m4/3 システムの拡充をもしばらくは安泰。当面の開発ソースを目一杯傾ける事が出来るのはパナソニックの強みです。フルサイズボディの開発については、パナソニックが業務用動画専用モデルと GH5,GH5s,G8 に相当するボディを受け持てば、G9 に相当するボディはライカとシグマが受け持つ事で開発ソースを分散できます。レンズについても、スチル用はシグマを中心として各社が開発し、ビデオ用をパナソニックが開発すれば、開発ソースを分担する事が可能でしょう。キヤノン同様、いきなり先行するソニー並のラインアップを完成させる可能性を秘めていると考えます。何より、ライカの持つトラディショナルで質感の高いボディワークと、芸術性の高い画像処理エンジンプログラム。パナソニックの実用性の高いボディワークと、AFと動画に強いビーナスエンジン。シグマの個性的でデザイン性の高いボディワークと、描写性能に定評のある FOVEON センサー。それらを持つ魅力的で個性的なボディラインアップが、同じマウントを持ちレンズの共用出来るシステムとして登場すると考えただけで期待が膨らみます。先行するソニー、巨人キヤノンに対して、財力と技術力ではパナソニックが、ブランド力ではライカが、レンズ開発ではシグマが、それぞれが同等以上の力を持っています。元々のパナソニックの考えは、2020年、東京オリンピックに向けた業務用4K動画、その先にある8K動画対応を見越した35mフルサイズセンサー対応だと思いますが、偶然にも写真の世界でもキヤノン、ニコンの参入タイミングに間に合ったのはパナソニックの持つ運の強さ、または情報力なのかもしれません。自分がフルサイズセンサーシステムを本気で導入する事は、現時点で考えられませんが、来年のデジカメ市場には本当にワクワクしています。ライカは古豪復活となり、シグマもカメラメーカーとして確立、パナソニックはデジカメメーカーとしてキヤノンと並ぶトップメーカーとなる可能性を持ったプロジェクトだと考えます。来年のカメラ屋さんのディスプレイがは実に楽しそうです。
2018.12.31
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2018年、年末。時を同じしてキヤノン、ニコン、パナソニック連合から35mmフルサイズミラーレス機の開発、発表、発売がありました。2019年はソニーの独壇場が崩壊してフルサイズミラーレス市場が戦場となれば楽しそうです。ひとつ、気になる事があるとすれば、ニコンの動向でしょうか。来年以降Fマウントは、レンズ、ボディ共に開発を完全に中止、プロ登録、サポートもミラーレスに限定し、既存のFマウントレンズはマウントアダプターのみで対応。開発リソースをミラーレスボディとレンズに注力する。この当然行われるべき事が出来るかどうか?。個人的には出来ないと思います。ですのでニコンは再び苦戦するでしょう。同様の事はソニーにも言えます。既存のミラーボックス付「α」の、ボディとレンズをいかに速やかにスムーズに打ち切る事ができるか。なのですが、ニコンの「不変のFマウント」ほどの呪縛は無いので多少は気が楽でしょうか。特にニコンは35mmフィルムを使用するMFカメラ時代から、無理に無理を重ねてFマウントを引っ張って来ましたからね。AF化でシェアを落としたのも、デジタル化で再びシェアを落としたのも、古い「Fマウント」を使い続けた事が大きな原因のひとつです。来年は、フルサイズミラーレス元年ともいえる年になると考えます。先行するソニー、巨人キヤノンに対抗して、どれだけのレンズを迅速に揃える事が出来るかが重要です。マウントアダプターでお茶を濁していれば、致命的な遅れを取り、パナソニック連合にさえ後れをとるでしょう。過去の歴史を参考にすれば、フィルム一眼レフ時代。ミノルタ、キヤノンはAF化に対してマウント変更し、レンズを一気に揃えた事で成功しました。特にミノルタは「α」の名で一躍トップの座に輝きました。AF一眼レフ時代は、この2強の時代でした。日本光学の名を持つニコンはFマウントの呪縛ゆえにトップの座から滑り落ちます。プロの世界でもAF化の波に乗りキヤノンが王座を奪い取りました。また、オリンパスはAFマウントを新規に採用しましたが、レンズを充実させる事ができず失敗。MF一眼レフメーカーとして生き残りますがシェアを大幅に落としていきます。ニコン、コンタックス(京セラ)がMF一眼レフをメインとしてマウント変更せずにAF一眼レフも出すメーカーとして頑張っているという感じでした。デジタルカメラ時代に入り「カシオ」がデジタルカメラメーカーとして認知され、オリンパスも復活。群雄割拠の時代を経て、レンズ交換式デジタルカメラの時代が来ると、コンタックス(京セラ)は撤退、ミノルタはコニカミノルタとなった後に撤退(ブランドとして「α」をソニーが引き継ぐ)、ペンタックスは消滅(ブランドとしてHOYAガラスが引き継ぎ、後にリコーが引き継ぐ)、デジカメメーカーとして一時代を築いたカシオも撤退。と言うように、隆盛を誇ったメーカーがデジタルカメラ業界から消滅しました。一方「不変のFマウント」の呪縛を背負うニコンは、レンズの絞りリングを廃するなど、出来る限りの努力を払い、レンズ交換式一眼レフデジタルカメラの世界で生き残って来ましたが、動画対応で後れ、小型ミラーレスの失敗で大幅に開発リソースを失い、正に「崖っぷち」のタイミングで、起死回生の35mmフルサイズミラーレス規格を打ち出しました。新マウントで NIKKOR レンズの名に相応しいレンズが、どのタイミングで何本登場するか。光学ファインダーに慣れ親しんだユーザーが納得できる、プロ仕様の高品位なEVFを開発できるか。ニコンにとっては本当の意味で勝負の年になると思います。ですから「不変のFマウント」の呪縛に囚われている場合ではないのですが、果たしてどうなっていくでしょう。もちろん、既存レンズを有効活用するマウントアダプターが必要だとは思います。ですが「ニコン史上最高画質」のお題目に恥じないレンズが多数登場する事こそが必要でしょう。正直、個人的には不安の方が多いです。「日本」の名を持つメーカーがカメラ業界から消え去るような事は無いと信じたいです。
2018.12.31
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2018年も残すところ僅かとなりました。今年のデジタルカメラ業界は大きな動きが沢山在ったなと思います。そんな中で m4/3 陣営にも大きな動きがありました。m4/3 陣営の巨頭パナソニックが、ライカ、シグマ、を伴い35mmフルサイズフォーマットに参入すると発表したのです。ニコン、キヤノンも、35mmフルサイズミラーレス参入を発表しましたし、2019年度は、我が世の春を謳歌していたソニーを交えた四つ巴の乱戦となるのかもしれません。時代はやっとミラーレスが中心となり始め、開発の止まったQシステムしかミラーレス規格を持たない、リコー(ペンタックス)は苦戦と言うか、危機的状況となるでしょう。既にミラーボックスを持つ一眼レスシステムは過去の遺物であり、新たに開発ソースを裂くべきものでは在りません。35mmフルサイズミラーレス市場に参入したとは言え、将来有望だった1インチミラーレス規格のCXフォーマットを破棄し、不変のFマウントを抱えているニコン共々ペンタックスブランドの動向が気になります。ニコンが破棄すべきだったのは、将来有望だった1インチセンサー搭載のミラーレス規格だったCXフォーマットではなく、既存のFマウントを採用するFX/DXフォーマットだったと考えますが、今後、長い歴史がそれを許さないジレンマに苦しむ事になると考えます。不変のFマウントをどのように収束させ、終了させるか、35mmフルサイズミラーレスの下位モデルをどうするか。問題は多いと思います。このままでは現在のライカのような、過去のメーカーになりかねない。そう思うのです。ペンタックスブランドも同様で、リコーは決断の時を迎えていると思います。せっかく645デジタルシステムを持つのに裾野となるべき、ベースとなるべきAPSフォーマットまたはそれに順ずる下位のシステムを持たないのが致命的です。それこそ、ペンタックスブランドは中判ミラーレスに絞込み m4/3 陣営にリコーブランドで参入する、またはQシステムを1インチセンサーにアップグレードした新規格を立ち上げる、いずれにしても、フィルム時代のKマウントとの決別の時が近づいている。大きな選択が必要だと考えます。リコーブランドのコンデジでは全天カメラのセータも良いし、GRⅢも素晴らしいと思いますが、1インチセンサーとズームを搭載したGXの登場に期待したいです。リコーにもペンタックスブランドにも消えて欲しくないので頑張って欲しいです。業界の王者キヤノンは磐石で、1インチセンサーはコンデジでフォローし、EF-M システムでAPSフォーマットをフォロー。35mmフルサイズは新マウントを採用。旧EFマウントは収束、自然消滅となるでしょう。フィルムカメラ時代にも、MFカメラからAFカメラになる時にマウントを切り替えた実績があるので、今回も無難にこなすと思います。先行していたソニーは35mmフルサイズフォーマットとAPSフォーマットのマウントが共用である事に今後は苦戦を免れないでしょう。個人的にはAPSフォーマットのボディとレンズに開発ソースを傾けた方が良いような気がします。ハッセルブラッドのボディも在りますし。ですが、ミラーボックスを持つ旧αの終了が先決だと考えます。フジは堅調ですかね。デジタル中判システムとAPSフォーマットの2本立てで他社との棲み分けに成功したのではないでしょうか。フィルムメーカーの技術を有効活用し、イメージセンサーと画像処理エンジンに独自性を持たせる事に成功したのも良かったですし、過渡期のミラーボックスを持つデジタル一眼時代を、ニコンのFマウントを借用する事で乗り切ったのが良かったのだと考えます。先見の明というか結果オーライですかね。コニカ、コダック、ポラロイド…、撤退していったフィルムメーカーは多く、フジには今後も頑張って欲しいです。オリンパスは m4/3 の片翼を担うメーカーですが、パナソニックの35mmフルサイズセンサー規格参入に対して静観の構えでした。これは正しい判断だと考えます。今後も m4/3 システムの拡充に努め、まずはエントリーモデルの刷新を考慮するべきでしょう。PLシリーズはそろそろ焼き直しではなくフルモデルチェンジが必要だと考えます。また、手振れ補正を内蔵したレンズの拡充も必要かもしれません。イメージセンサーと画像処理エンジンの進化を考慮すれば m4/3 システムはベストな選択枝になりえると考えます。これからも頑張って欲しいです。今後、キヤノンの牙城を脅かしそうなのがパナソニックです。ボディに5軸手振れ補正を内蔵した事で パナソニックの m4/3 システムは完成の域に近づきました。レンズの手振れ補正とボディの手振れ補正をシンクロさせる方法は m4/3 システムの独壇場で、動画撮影も含め、個人的には最も完成されたデジタルカメラのシステムだと思います。35mmフルサイズセンサー規格への参入にしても、マウント規格ではライカを、レンズ開発ではシグマをパートナーとする事で自社の弱点を効果的に補っています。今後の台風の目となる可能性を秘めていると考えます。パナソニックのおかげでライカのミラーレスマウントを手に入れる事が出来たシグマもカメラメーカーとして一気に認知度が高まる可能性を秘めています。フジと同様に個性的なイメージセンサーを有するメリットは計り知れません。ボディのバリエーションを増やすと言う意味でも、ミラーレスシステムのスタートとしても、1マウントで2フォーマットと言うのもアリだと思います。最も今後に期待できるデジタルカメラメーカーかもしれません。総括すると、今後は、旧一眼αマウントを抱え、ミラーレスではフルサイズとAPSが共用マウントとなるソニーと、35mmフルサイズミラーレスを打ち出したけど不変のFマウントに縛られるニコンが苦戦。ペンタックスブランドを持つリコーは決断の時。レンズ交換式デジタルカメラ(ミラーレス)のフォーマットをマウント別で持つキヤノン、フジ、パナソニックは安泰。オリンパスは m4/3 一択ですが、このまま行けば無問題でしょう。ライカとシグマには可能性と不気味さを感じます。フィルムライクな Foveon センサーを搭載した Leica の登場とか、考えると楽しいです。また、アウトプットの一端となる放送業界も4K放送が始まりました。これで、一般家庭において40インチ以上の画面サイズが更に認知されていくのかもしれません。ですが、記録方法が確立されていないので、もう少し先の話でしょうか。いずれにしても2020年東京オリンピックに向けて映像業界の動きが加速しているなと感じます。一方、一般ユーザーに眼を向ければ、子供達の憧れの職業に「ユーチューバー」が登場するなど、テレビ離れは加速の一歩をたどり、映像デバイスの最先端はスマートホンであるといっても過言ではないでしょう。個人的にはテレビ型タブレット、例えば40インチ4K対応のアンドロイド端末などの登場に期待していますが、もう少し先の話でしょうか。通信技術の5G化でどのように変化するのか、先を読むのがとても難しいです。このような状況で、私がお勧めしたいデジタルカメラのセンサーサイズは当然ですが、35mmフルサイズでは在りません。一般的な使用ではオーバークオリティであり、当然ながら予算オーバーでもあると考えるからです。オールドレンズで遊ぶなら、既に枯れた感じのするソニーα7Ⅱも良いでしょう。ですが、スマホより良い画像を残したい、画像を楽しみたいと言う事であれば、1型センサー登載の各社コンデジ、m4/3システム、フジのAPSシステムという事になります。ソニーのAPSシステムは一眼レフスタイルのボディを使いたいと思った時にα7をクロップして使用する方法しかないのが残念なポイントで、個人的には使いたいと思いません。ポートレートを含む、最良の静止画と限定すれば、一番のお勧めはフジでしょうか。素晴らしいレンズ群、使い易く選択肢の多いボディ、レンズとのバランスが良く、スペック的に最適解とも思えるセンサーサイズ。スマホから高画質コンデジを経て更なるアップグレードを考えた時のベストな選択肢かもしれません。スマホのアップグレードを考えているが、レンズ交換は大変そう、そう考えるなら1インチセンサー搭載のレンズ一体型でしょうか。大口径短焦点レンズ搭載のAPSセンサー搭載コンデジも良いのですが、ややオーバースペックかなと。標準ズームモデルから高倍率ズームモデルまで、ソニー、パナソニック、キヤノン、と選択肢も多いですし、1インチセンサー搭載モデルは今後も充実していくと考えます。最終的に動画撮影も含め、あらゆるシーンに対応したい。限り在る予算で最良の結果が欲しい、とにかく楽しみたい。というなら m4/3 がベストな選択だと思います。私はメインシステムを m4/3 に移行して良かったなと改めて思ったのでした。
2018.12.06
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今年、私が新たに導入した PENTAX Q システムは、かろうじて現行モデルであり、ヨドバシカメラやビックカメラでは現在でもレンズやアクセサリーを購入する事が可能だし、リコーのサイトでは Q-S1 の新品ボディも購入可能です。ですが Nkon1 は今年の夏に販売終了してしまいました。可能性に満ちた新しいシステムだと思ったのですが、レンズラインアップがダメダメでした。ニコンはセンサーフォーマットが小さい=下位モデルと言う意識が捨てられなかったのでしょうか。ボディのラインアップとカタログ、発売当初のキャンペーンに対して、レンズのラインアップが出鱈目すぎて、本当に売る気があったのか理解不能です。本当に残念な事です。さて Nikon1 のボディですが、Vシリーズ、Jシリーズ、Sシリーズ、AW、の各系統が存在しました。まずVシリーズですが、フジやオリンパスのようにクラシカルなスタイルするべきだったと思います。V3では、今更と言うようなタイミングで着脱式EVFを採用しましたが、やるなら始めにやるべきでした。逆に、EVF内臓のまま一眼レフスタイルを貫いて欲しかったです。オリンパスみたいに、フィルム時代のFMやFGのミニチュアようなスタイルだったならシステムは健在だったかもしれません。次にJシリーズはRFカメラスタイルでEVFを内蔵して欲しかった。特にJ5にEVFが内蔵されていれば、新たに開発された換算50/1.8単焦点レンズと共に今以上に話題にも人気にもなったと思います。そしてEVFを内蔵しないJシリーズがSシリーズになるべきでした。一世代限りだった AW は良いカメラと言える要素を持っていましたが、ボディに手振れ補正が無く、水中用レンズにも手振れ補正が無い事が致命的でした。AW発売当時でも、手振れ補正を持たないカメラはとても少なかったと記憶します。とは言っても、ボディ内に手振れ補正を持たない事を差し引いても、それなりに魅力的がボディがラインアップされていたと思います。本当にレンズが無かった。そうとしか言えません。そして、レンズですが、全部で14本(カタログ上は最大で13本)でした。本数だけなら PENTAX Q 以上に多いですし、それなりに充実したレンズシステムになっていても不思議ではないはずなのですが、それぞれのレンズがピントのずれた発想で作られていたり、出すタイミングが異なっていたりしたのが残念でなりません。本数が少ないので各レンズについて考えます。①1 NIKKOR 10-30/3.5-5.6:最初期のレンズで手振れ補正なし。現在では入手困難と思われます。まるでプロトタイプのような、このレンズが世に出てしまう辺りにニコンの考えの古さが滲み出ています。ボディの評価を下げる要因だったと思います。②1 NIKKOR VR 10-30/3.5-5.6:換算27-81mmで、メインとなる標準ズームです。初期はマニュアルズームで花形のバヨネットフードが装着可能、フィルターとレンズキャップが使える本格派仕様でしたが、後に下記レンズに代替わりします。③1 NIKKOR VR 10-30/3.5-5.6 PD:上記レンズが途中からフードもフィルターも使えないレンズキャップ一体型のパンケーキ型パワーズームになりました。この事はスマホやコンデジからのアップグレードを考慮すれば評価できます。と言うか、JシリーズやSシリーズにマッチする、このレンズが先に登場するべきでした。そして、①はもう少し明るいレンズとして出すか、併売しても良かったのではないかと考えます。ただ、標準ズームの広角端は、スマホのカメラより広い範囲が撮影できなければ意味が無いと考えるので、どちらのレンズも換算24mm始まりにして欲しかったです。④1 NIKKOR 11-27.5/3.5-5.6:換算30-74mmでSシリーズボディ用の廉価版標準ズームですが、他社との考え方の違いと言うか、頭の古さが垣間見えてしまうレンズです。個人的には、明るさは 4.5-6.3 と暗くなっても広角側にシフトするべきだし VR は絶対に外してはダメだと考えます。昔ながらの廉価版標準ズームですが、それ故に描写性能は上記10-30シリーズより優れているとの評価もネット上では見られます。VRのクオリティコントロールが宜しくなかったのでしょうか。メーカーの販売戦略で登場した、ユーザーが必要としないレンズだと考えます。⑤1 NIKKOR AW 11-27.5/3.5-5.6:上記レンズの水中レンズ仕様でAWのセットレンズでした。Sシリーズの販売が苦戦して、上記レンズの光学系が余っていたのでしょうかね。それとも、描写性能優先だと、こちらのレンズの方が純粋に優れていたのでしょうか。結果的にAWは暗い水中で手振れ補正が使えないカメラとなりました。ただ、もう、残念としか言えません。⑥1 NIKKOR 10/2.8:換算 27/2.8 のパンケーキレンズで、初期のレンズラインアップから登場していた単焦点レンズでもあります。その後、単焦点レンズは合計3本まで増えました。ですが、当時は1本しか無い単焦点レンズがパンケーキレンズという事に衝撃を受けました。2本目、3本目のレンズとしてなら理解できます。コンパクトさを売りにしたかったのかもしれませんが、センサーサイズの小さなカメラには、明るくて写りの良い単焦点レンズは不要とでも思ったのでしょうか?。この時点で、コンデジの RX100 に劣るとも勝らないカメラ!としての評価が決定的になったのでは無いかと考えます。⑦1 NIKKOR AW 10/2.8:AW登場当時、単焦点レンズが上記レンズしかなかったので、AW用の単焦点水中レンズとなりました。正直、理解不能です。先にF1.8の単焦点レンズを出すべきだったと考えます。結局、AWレンズは2本で終了しました。水中ではレンズ交換が出来ないからこそ、高倍率ズームや明るい広角レンズ(そんなレンズは Nikon1 に無いけど)をAW化するべきだったと考えるのですが。SONYのNEXが「レンズが無い」と馬鹿にされながらも、ユーザーが求めるレンズを出し続け、今では立派なシステムになりました。ユーザーニーズにマッチしたレンズの必要性を理解できなかった Nikon の敗因でしょうね。⑧1NIKKOR VR 30-110/3.8-5.6:換算 81-297mm の望遠ズームです。約 80-300/3.8-5.6 ですね。初期のWズームセットになったレンズで、写りは悪くないのですが、ありきたりで魅力に欠けるレンズと思えるのは私だけでしょうか。それなりにコンパクトで悪くないレンズ、必要なレンズだとは思います。⑨1 NIKKIR 32/1.2:次に登場した単焦点レンズがこのレンズです。今度は真逆の発想で、換算86mmで大口径のF1.2、しかもご自慢のナノクリスタルコート採用ですからポートレートレンズとしても使用可能な素晴らしいレンズなのでしょう。ですが、このレンズもボディとのバランスを無視した理解不能なレンズです。もし、ナノクリスタルコートは使わず、明るさも F1.8 として、その分、小型化、軽量化され、購入しやすい価格設定、となれば、システムとして人気を博したと思うのですがねぇ。パンケーキレンズもそうですが、出すタイミングが違うと思うのです。こういうレンズはシステムとシェアが充実してから出せは良いのです。オリンパスの F1.2 シリーズの登場次期を考えても Nikon がこのレンズを出したタイミングの悪さが理解できると言うものです。⑩1 NIKKOR VR 10-100/4.5-5.6:換算 27-270mm の光学10倍の高倍率ズームです。時代の流れですから、こういうレンズは必要でしょう。ボディとのバランスを考慮すると多少の疑問は感じますが、必要なレンズだとは思います。⑪1 NIKKOR VR 10-100/4.5-5.6 PD:上記レンズのパワーズームとして動画を意識した作りになっています。ですが、それに見合ったボディやアクセサリーが在るかと言うとそうでもない。もう、迷走していますね。ですが、このレンズはAW化して欲しかったレンズの1本で、AW化されたならパワーズームも意味があったと思うし、棲み分けもできたと思います。ですが、高倍率ズームを仕様違いで2本も出す前に F1.8 短焦点レンズの広角、標準、中望遠レンズを出すべきでした。⑫1 NIKKOR VR 6.7-13/3.5-5.6:換算 18-35mm 唯一の広角ズーム、と言うか広角レンズです。このレンズもナノクリスタルコートを採用した素晴らしい描写のレンズらしいですが、よろしくありません。正直 PENTAX Q の広角ズームよりはマシだと思います。ですが、価格が高すぎます。標準ズームが換算 27mm 始まりなのですから F4.5-6.3 と暗くしてでも、購入しやすい安価なレンズとするべきでした。その後、換算 14-28 相当のレンズをナノクリスタルコートで出すべきでした。Nikon1のボディを買って使っている新規ニコンユーザーでも買える、必要とするであろうレンズを本当に考えていたのか疑問を感じます。この時点でも俗に言う「撒き餌レンズ」が登場していない辺りにシステムのダメさ加減が現れています。⑬1NIKKOR VR 70-300/4.5-5.6:換算 189-810mm の超望遠ズームです。AFどころかVRまで有効なきわめて優秀なマウントアダプターが存在するのに、こんなレンズを出す意味があったのかどうか、まさに意味不明です。とは言え、実際には少しは売れたようで、既存ニコンユーザー、デジスコ移行組みには意味の在るレンズだったのかもしれません。ですが、このレンズが売れる時点で Nikon1 が失敗した企画だと思えるのです。ボディは女性やライトユーザーを意識しているのに、こんなレンズを出して何がしたかったのか。私には理解できません。⑭ NIKKOR 18.5/1.8:最終モデルとなったJ5のダブルレンズセットとして登場しました。やっと登場した「撒き餌レンズ」であり、換算50/1.8で、J5のWレンズセットとして大々的に売り出された最後の単焦点レンズでしたが、時は既に遅く Nikon1 は、消え行く定めとなりました。このレンズがもっと早く登場していたらと思うと残念でなりません。どう考えても、広角、標準、中望遠のF1.8単焦点レンズ3本を初期に用意するべきでしたし、それらのレンズの水中仕様も欲しかったです。1インチセンサー搭載で直接のライバル扱いされた、コンデジの RX100 は MarkⅡ では換算28mm始まりのまま、外付けEVF等のアクセサリーの充実に対応しただけでしたが MarkⅢ になって換算24mm始まりのズーム、優れたEVF内臓へと進化していました。今でも毎年確実に進化していますし RX10 という高倍率ズームの派生モデルも存在します。1インチセンサー搭載コンデジはパナからもキヤノンからも発売されました。既存の Nikon1 システムで1インチセンサー搭載コンデジに勝るのは、高額な特殊レンズに尽きると思うのですが、レンズ単体で他社の1インチセンサー搭載コンデジの金額を上回るうえ、それ以外のメリットが無い状況、特に標準ズームの広角端が27mmで、明るさがf3.5-5.6と言う事が致命的だったと考えます。EVF不要、広角端も換算28mm程度で充分なら、明るいレンズを持つ初代 RX100 で充分と言うか、AF速度以外の全ての面で Nikon1 は初代 RX100 に劣っていましたから。Nikon1 のボディで言えば、V2、J5、AW、には、それぞれ光るものがあり、個人的に魅力を感じます。特にバリューゾーンのJシリーズはその時々で決して悪いボディではなかったと思います。ですが、既存の Nikon1 レンズシステムを生かすなら、ボディはV2か、V3+EVF+グリップの組み合わせだけでしょう。バリューゾーンのJシリーズで使いたい、買いたいと思えるレンズが14本も販売されながら、事実上はJ5とセットで最後に登場した換算 50/1.8 の1本だけ。しかもセットで手に入るので、他の交換レンズを購入したいと思えないんですね。広角レンズはパンケーキでf2.8だし、中望遠はf1.2だから馬鹿げた値付けだし。せめて、換算24mm始まりでf3.5-4.5の標準ズームでも在れば良かったと思います。結果的には「使える」「必要な」レンズが少なかった。というか、存在しなかった。それが消え去った最大の理由だと考えます。参考までに Nikon 1 のレンズカタログには、マウントアダプターFT1と共に AF-S NIKKOR 24-70/2.8 が登場します。換算 65-189/2.8 の望遠ズームになるわけですが、こんなレンズを何に使えと言うのでしょうね。もし、私がこれから Nikon1 を導入するのなら、ボディは J5 ですね。水中カメラにもなる AW は魅力的ですがレンズが在りませんからね。レンズはレンズキャップ一体型の標準パンケーキズームと、換算 50/1.8 の単焦点レンズ。このセットなら、広角に弱い事を除けば、パナの現行GFと同様に魅力的です。パンケーキズームの広角端が換算24mmだったなら、間違いなく入手していた事でしょう。今なら Amazon で、まだ新品が安価に購入できます。広角端が換算27mm(今時のスマホのカメラ並)で問題を感じないならば、決して悪くない選択肢だと思います。もし、購入したなら当然広角ズームも欲しくなりますが、このレンズは中古市場で投売り状態にでもならない限り手が出ません。現時点ではオリンパスのm4/3用18-35の方が安いか、同程度の価格ですから。売れなかった理由は、ボディとのバランスが悪い歪んだレンズシステムだった思います。m4/3のレンズシステムのように、女性ユーザーや、パパ・ママ ユーザーを意識したレンズシステムを出していれば… そう思うと、本当に残念でなりません。とか言って、来年辺り Nikon1 J5 を入手しているかもしれませんけどね。カメラ好きだし。今年の秋に Nikon はフルサイズミラーレスシステムを発表しました。普遍のFマウントとの決別の時が遂に来たと言う事でしょうけど、今後どのような動きを見せるのでしょうか。もし、再び失敗するような事があればカメラメーカーとしてのニコンが終わる時なのかもしれません。不変の「Fマウント」の呪縛から逃れる事ができるのか。興味が尽きません。個人的には Nikon1 登場時に現行システムと並走して CX フォーマットのレンズ群を一般的な Nikon1 ユーザーを考慮して真面目に作っていれば、デジカメのシェアも変わっていたかもしれない。そんな事を考えた年末なのでした。
2018.12.01
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ニコンとキヤノンが35mmフルサイズミラーレス規格を発表。パナソニックとシグマが35mmフルサイズでライカLマウント規格を採用。って事でカメラメーカー各社が重い腰を上げ、レンズ交換式デジカメはやっと完全なミラーレス時代になります。それでは既にミラーレスなメーカーを含め、各社の概要を確認しましょう。ニコン:35mmフルサイズ、ニコン流に言えばFXフォーマットのZマウントでミラーレスに再参入。キヤノンと同じタイミングとなってしまったのはニコンにとって痛恨でしょう。また、非常に残念な事ですが、今後の可能性を考慮してもらえなかった哀れなニコン1マウントは廃盤となりました。35mmフルサイズより小型化と低価格化が重要であり、売れ筋になる可能性が大きいDXフォーマット(APS-Cサイズ)は、大きなZマウント流用という事になるのでしょうか。この考え方が吉と出るか凶と出るか。個人的には微妙な判断だと思います。キヤノン:35mmフルサイズのRFマウントと、APS-C(厳密には少し小さいですが)サイズのEF-Mマウントで、ミラーレスでも磐石の体制を築こうとしています。流石はキヤノン、業務用と一般用の棲み分けをきちんと考えています。やはり、王者は王者だったという事でしょうか。ソニー:本来APS-CサイズのEマウントを35mmフルサイズに流用したFEマウントで一足先に我が世の春を謳歌していたソニーですが、35mmフルサイズでは、マウントが小さいが故にレンズが大型化してしまう問題を抱えています。ミラーボックスを持つαAマウントボディを現在も作っているのも、企業規模を考慮すると大きな負担でしょう。売れ筋のAPS-Cサイズでは、未だに一眼レフスタイルのボディを出していない事もあり、今後は苦戦を免れないでしょう。パナソニック:35mmフルサイズ参入に向け、マウント規格はライカから借用、レンズ開発ではシグマの手を借用と、2020年の東京オリンピックに向けてなりふり構わない手法に転じてきたパナソニックは台風の目となる可能性を秘めていると思います。動画(ビデオ)業界の動向が一変する可能性も在りますし、35mmフルサイズと言うアップグレードパスを用意した事でm4/3の未来にもプラスとなるかもしれません。個人的にはキヤノンの牙城を揺るがす筆頭候補だと考えています。シグマ:化石のようなKマウントを創意工夫で使ってきたシグマはパナソニックのおかげでLマウントボディとレンズを自社ブランドで作れる事になりました。これで独自センサーの性能が開花する時が来たと言えるかもしれません。また、ミラーレスのレンズ開発にも、更に拍車が掛かり市場が活性化されることを期待しています。ライカ:独自規格のLマウントにボディのパナソニックと、レンズのシグマを取り込む事に成功したのは、今後もカメラメーカーとして生き残る為に最善の策だったと思います。上質なカメラの選択肢として今後も生き残ると考えています。フジ:動画を考慮しなければ、センサーサイズはAPS-Cで何の問題もないと愚考します。35mmフルサイズより更に大きなセンサーサイズのシステムも既に持っていますしね。オリンパスからある程度のコアな女性のカメラ需要を奪う事にも成功したフジは、静止画でのプロユーズも含め、業界トップとか、大躍進は無いとしても安泰ではないでしょうか。オリンパス:m4/3陣営では盟友であったパナソニックが、2020東京オリンピックを控え、動画を考慮して新たにライカ、シグマと手を組み35mmフルサイズ規格を立ち上げましたが、オリンパスは置いていかれた格好となっています。ですが動画(業務用ビデオ)の市場はそれほど大きくないですし、オリンパスが入り込む余地は無いでしょう。そう考えると35mmフルサイズ市場に参入する事だけが良い事とは考えにくいです。ここはPMシリーズを復活させ、スマホを卒業したいライトユーザーにアピールしてシェア確保に動いた方が得策だと愚考するのですが、オリンパスの出す答えはどうでしょうか。リコー:ついにミラーレスシステムを持たない唯一の大手デジカメメーカーとなってしまいました。ペンタックスを抱え込んだのが悪い事とは言いませんが、このタイミングでミラーボックスを持つ35mmフルサイズを作ってしまったのは致命的だったと愚考します。自社ブランドではGXRで、ペンタックスブランドでもQのレンズ開発で、ミラーレスへのトライは行って来ましたが、このままではペンタックスと共に消え行く事にもなりかねない。そのように危惧しています。ペンタックスブランドのレンズ資産とユーザーはマウントアダプターでケアすると割り切って早急にミラーレス化しなければ、本当にカシオや京セラコンタックスと同様の道を進む事になるかもしれません。フィルム時代、完璧なカメラを作るライカに対抗する手段として一眼レフシステムが選ばれて数十年、その間にフィルムカメラからデジタルカメラとなり、遂にミラーショックとブラックアウトと言う写真撮影に対する悪行から開放される時が来ました。光学ファインダーの良さを述べる方を未だに散見しますが、私が思う光学ファインダーのベストは、フィルム時代ではコシナが作ったレンジファインダーのIKON、一眼レフではミノルタの α-9、古い機種ではコンディションの良いライカM3でしょうか。他にもキヤノンの旧F1の無頼とレーザーマットやハッセルのアキュートマットは好きです。ペンタックスは当時からファインダーで損をしていました。デジタル時代ではソニーの α900、フジの X-100、ですかね。少なくともミラーボックスを持つレンズ交換式デジタルカメラでα900以外に素晴らしいと言える光学ファインダーを持つカメラは存在しません。まぁAF全盛の昨今、一眼レフの光学ファインダーは評価のしようが無いとも言えますが、当時の良いファインダーから見る景色の素晴らしさとMFの気持ち良さは特筆すべき良さがありました。フジの X-100 は光学ファインダーでMF出来ませんが、あのハイブリットファインダーは素敵です。対するEVF(電子ビューファインダー)ですが、これから進歩する事はあっても退化する事はないでしょう。実際問題として私の持っているパパママカメラのオリンパス EM10markⅡ でさえ、EVFは2種類の表示モードを持ち、慣れれば通常モードでも不満は感じません。安い旧機種ですからブラックアウトの代わりに画面が固まりますし、素早くカメラボディを動かせば画像が流れる事もありますが、その代わりミラーショックは皆無で、5軸手振れ補正と共にご利益の方が大きいです。かつては一眼レフに対するレンジファインダーカメラの良さと言うか、撮影範囲以外が確認できるファインダーの余裕と言う事が言われましたが、現在のスマホに代表される背面液晶での撮影に及ぶものではありません。という事で、フィルム時代の撮影スタイルに固執してもチャンスを逃すだけです。ミラーレスなデジタルカメラで新しい写真撮影の世界を楽しむ人が増えれば良いなと思います。
2018.11.03
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「あれ?、カシオがCP+2018に出ていないな?」とは思ってましたが… まさか撤退する事になっていたとは… 全然知りませんでした。orzカシオと言えば、デジタルカメラの老舗メーカーでしたから撤退は残念です。まぁ、元々が電卓で有名になった会社でしたし、今では腕時計で有名になりましたしね。何より、光学(カメラ)メーカーでは在りませんでしたから、仕方ない事なのかもしれません。このまま行くと次はリコーでしょうか。リコーもミラーレス参入を急がないと取り返しの付かない事になりそうな気がします。ミラーボックス付の一眼レフは終焉の時が近いですから PENTAX ブランドのご利益がある内にミラーレスに参入するか、いっその事、ペンタックスブランドは捨ててリコーの名前でm4/3にでも参入するか。早急に手を打つ必要があるでしょう。5年前なら良かったですが、今時、ミラーボックス付の光学式一眼レフでフルサイズとか、終わってます。過去に京セラ/ヤシカ/コンタックスやコニカ/ミノルタが撤退した事を考えれば、リコーが撤退に追い込まれる事も充分あるでしょう。実際、ペンタックスはメーカーではなくブランド名になっている訳ですし、HOYAは早々にPENTAXブランドを捨てて正解だったのかもしれません。カメラ業界はキヤノンとニコンのフルサイズミラーレス参入で盛り上がっていますが、個人的には、金額、大きさ、重さ、総合的に考えればフルサイズミラーレスが騒がれるのは一時的な事ではないかと考えます。パナが2020年の東京オリンピックを見据えてフルサイズミラーレス参入をしたのは理解できますが、一般ユーザーに35mmフルサイズセンサーはオーバースペックだと考えます。実際、今、売れているのは APS-C より少し小さいフォーマットのミラーレスである、キヤノン kiss(ミラーレス)ですしね。ニコンは Nikon1を早々に諦めてフルサイズミラーレスって話ですが APS-C も出すのかな。もったいない気がしますけどね。Nikon1は。ソニーは APS-C サイズで一眼スタイルのボディを出していないのが痛いですね。キヤノンに持っていかれて、フジにも食われていると思います。α7シリーズは良いと思いますが、レンズの事(大きさ、重さ、金額)を考えれば APS-C サイズの一眼スタイルボディをキヤノンより先に出しておくべきでした。フルサイズミラーレスにキヤノンとニコンが参入してきた以上、これからは苦戦するでしょう。ミラーボックスのスペースを持つ旧α規格を早急に捨てて APS-C ミラーレスの拡充を図るべきだと思います。スマホの次が1インチセンサーのレンズ一体型。その上がいきなりフルサイズセンサーってのはどう考えてもナンセンスです。ほとんどがスマホ、もしくはタブレットでの視聴が中心の現在では完全にオーバースペックだと考えます。また、画像の記録と言う考え方に基づけば、スチルとビデオを切り分けて考えるのも難しくなっていると思います。これからは両方撮れて当たり前で、そう考えた時にも35mmフルサイズってブランド(規格)は何の意味も持たないと思います。実際 m4/3 センサーで4K動画は普通に撮れて、40型TVの一般的な画素数は2Kで40型以上の大きさのTVでやっと4Kって話ですよね。4Kでさえ、再生面ではソフトウェア(特に記録再生メディア)が揃っていない訳で、これは車の馬力競争と同じような事だと思っています。オートバイがレーサーレプリカばかりになって廃れていったのとも似ているかな。高額なハイスペック至上主義は、ユーザーが求める一定レベルを超えてしまうと危険思想となります。ユーザーを騙せる期間はとても短い間だけでしょう。フィルム時代の幻影はオジサン達だけのものであり、スマホから画像(写真ではない、静止画、動画)を撮影するようになった今時の人たち、プリクラで画像の加工を子供の頃から体験している人たちには35mmフルサイズってブランド(規格)は意味を持つのかどうかさえ、私にはわかりません。テレビが4Kだ8Kだと騒いでいるのと同じで、または、スポーツカーとか、高級腕時計とか、そういう意味で35mmフルサイズは意味があるのかもしれませんが、はたして、どうなるのでしょうね。私は絶対にスタンダードにはならないと思っています。現状ならレンズ交換して遊ばなければ1型センサーのレンズ一体型カメラでも充分ですしね。昨年は「インスタ映え」なんて言葉が流行語らしいですが、インスタで映える綺麗な画像を撮るのに使われるカメラの多くは1型センサー登載のコンデジで、35mmフルサイズセンサーのカメラなんて使う人はほとんど居ません。このままでは、さらに5年後、またデジカメメーカーが減っている。そんな気がします。でも、だからこそ、オリンパスには m4/3 で頑張り続けて欲しいです。フジは APS-C を選択して正解だったと思います。プロモデルに中判デジタルもありますし。結局は APS-C サイズ(キヤノン、シグマ含む)って事になるのでしょうかねぇ。少なくとも、35mmフルサイズが主流になる事だけは無いでしょう。個人的には m4/3 はアリだと思うのですが、この先、どうなるでしょうね?。ものすごくニッチな、それこそ高級腕時計とか、高級スポーツカーみたいな感覚で35mmフルサイズカメラも生き残ると思います。でも、そうではなくて、もっと一般的なデジタルガジェットとしてデジカメには生き残って欲しいです。その為に有効なセンサーサイズは1型なのか m4/3 なのか APS-C なのか。そんな事を考えた「カシオの撤退」とキヤノン、ニコンの35mmフルサイズ参入なのでした。
2018.10.13
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ネット上では純正バッテリーが高価なため、安価な互換バッテリーを購入すると言う話が多いですが今回の話は純正バッテリーの使いまわしについてです。以前も書きましたが、純正バッテリーが入手可能な限りは互換バッテリーは避けるべき、と言うのが私の考え方で、新品の互換バッテリーより中古でも純正バッテリーを使いたいと言うのが本音です。そして、世の中には同型のバッテリーを使用する機種が複数存在すると言うのは良くある事で、場合によってはメーカーが異なってもバッテリーは同型を使用するという事もあります。この辺りの事は互換バッテリーで有名な「ROWA」のHP等でバッテリーに対する対応機種一覧で確認できます。私のm4/3デビューはオリンパスの E-PL3(中古)でした。使用するバッテリーは BSL-1/BSL-5 と言うタイプで私の購入した個体は BSL-5 が付属していました。このバッテリーの上位互換である BSL-50 を使用する機種が E-M10MarkⅡであり、使用可能バッテリーとして BSL-5 もメーカーHPで確認出来ます。つまり E-PL3 の予備バッテリーとして購入した BSL-5 が E-M10MarkⅡでも使用出来るのです。そして、私が愛用していたコンデジに富士の XF1 と言うのがあって、同型のバッテリーを使用する機種としてペンタックスの Q7 が在るのです。そう、最近、近くのショップで出物を発見したペンタックスの Q7 です。私がペンタックスの Q7 に魅力を感じる理由の一つに「手持ちバッテリーの有効活用可能」というお題目があるのは確かです。この事は互換メーカーのバッテリーを使いたくない自分にとって、とても魅力的は事なのです。純正バッテリーは高価な場合が多いですから。まぁ、ペンタックスのボディで富士のバッテリーを使うのですから、ある意味では「互換品」なのですが、他社とは言え日本のデジカメを販売しているメーカーの品物ですから、ネット上で散見する怪しげな互換品とは異なると考えます。という事で XF1 のバッテリーが使用可能なリコー・ペンタックスの Q7 や、富士の X10/20 には魅力(物欲)を感じてしまうと言うお話でした。
2018.07.17
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今回は文字ばかりです。小難しい話が苦手だったり興味のない人は読み飛ばして下さい。フィルムカメラからデジタルカメラになりフォーマットが全体に小さくなりました。フィルムカメラが一般的になったのは35mmフィルムのおかげですが、デジタルカメラが一般的になったのはコンデジとスマホのおかげ(日本ではガラケー含む)だと考えます。現在は、スマホのカメラ機能で、ほとんどのユーザーが満足しているのですからスマホやコンデジがフィルムカメラの35mm規格で、レンズ交換式デジタルカメラでは小さめのフォーマットである m4/3 でさえ、フィルムカメラの中判レベルなのかもしれません。現存するフォーマット同士で照らし合わせれば、フィルムの大判がデジタルの中判、フィルムの中判(6x9,6x7,6x6,645)が、デジタルの35mmフルサイズとAPSとキヤノンAPS。フィルムの35mm、ハーフ、またはAPSがデジタルのm4/3と1インチ。フィルムの110やディスクフィルムがコンデジやスマホという考え方も良いかもしれません。キヤノンは大手メーカーでユーザーも多いですから、難癖をつける人は居ませんが、キヤノンAPSは他社のAPSより小さいフォーマットです。キヤノンは35mmフルサイズ、1.3倍、1.6倍の3フォーマットでしたが1.3倍は気が付けば無くなっていました。フィルムも全盛期には解像度や粒状性、感度など徐々に良くなっていましたが、デジタルの進化は恐ろしいほど早いです。上記の表現は「2018年度において」と注釈を付ける必要があるでしょう。一時期、デジタルカメラのセンサーサイズは35mmフィルム互換が一般的になると考えられていた時期もありますが、現時点ではセンサーの高性能化にレンズが追いつけません。SONYのα7シリーズを見ればボディが小型化出来ても35mmフルサイズセンサーの性能を生かすレンズが小型化できない現状がわかりやすいと思います。現在は映画に代表される大画面で見られる事の多い動画に対して、メインがスマホやタブレット、大きくてもPCの画面や家庭のTV画面で見られるだけの静止画の方がクオリティが高いという逆転現象が起きています。現在のデジカメの性能(特にレンズ交換式)はオーバースペックと言えるのかもしれません。と言うような事も踏まえて、私は画像を扱うスタイルが変わってきた現在では m4/3 規格の未来は明るく、1インチセンサーを搭載したコンデジの未来も明るいと考えます。APS-Cセンサー搭載のミラーレスは生き残ると思いますが、35mmフルサイズは特殊な用途専用になるかもしれません。センサーサイズが小さくなると確かにボケ量は減ります。フィルム時代も、雑誌のグラビア写真から35mmフィルムが使われ出して、プロも35mmフィルムを使うようになりました。それと同じ事がおきつつあります。デジタルで富士のXシリーズ(APS-Cサイズ)や m4/3 をメインに使うプロカメラマンが登場し始めました。35mmフルサイズが仕事の現場でさえ、必ずしも必要とされていないのです。カメラレンズにおいて、画期的なブレイクスルーがおきて、小型軽量で高性能な明るいレンズが登場しない限り、35mmフルサイズの未来は不明瞭な気がしてなりません。ニコンのレンズ交換式1インチセンサー規格は、ペンタックスのQシリーズ同様にレンズバリエーションが増えなかったので、尻すぼみになってしまいましたが、35mmフィルムフォーマットに縛られていない富士や m4/3 に期待しています。
2018.06.05
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デジタルカメラで白黒写真を撮る。まぁ、色々な表現方法がありますし、若い人にはノスタルジックな感じが良いのかもしれませんね。私の高校・専門学校時代は、お金が無いので白黒のロールフィルムを購入して暗室でカットしてパトローネに詰めて使っていました。現像は自宅でも出来たし、プリントも学校の部室で出来たから安上がりだったんです。印画紙は奮発してイルフォードを使ってましたっけ。。。まぁ、昔の話はおいておいて、パナの新型機 GX7MarkⅢのカタログを見ると「モノクローム」「Lモノクローム」「LモノクロームD」と多彩なモノクロモードを搭載し、更には粒状までセレクトできるとは、暗室で「try-x」の増感をしているような気分です。フィルム時代の名作を模倣したい、という事ではないのでしょうが、あんな雰囲気の画像を記録したいと思う人が多いのかもしれません。でも、これって実はカラーフィルムが全盛になってからの白黒フィルムの使い方で、世の中に白黒フィルムしかなかった頃は、カラーフィルターを積極的に使用して画面の中のコントラストを調整していたんですね。カラーフィルムでも初期の頃は「スカイライトフィルター」が「UVフィルター」や「プロテクトフィルター」よりもスタンダードだったんです。その方が人の肌が綺麗に撮れたんですね。同様に、白黒フィルムで人物スナップを撮影する事が多かった時代には「Y(黄色)フィルター」が標準的なフィルターでした。カラーフィルムを使用した時の「スカイライトフィルター」は違和感の無い範囲で女性の肌を健康的な発色に演色してくれますし、白黒フィルムを使用した時の「Yフィルター」も女性の肌を美白にしてくれました。風景を撮る人は、町並みや木々のコントラストを演色するために「R(赤)フィルター」や「GR(緑)フィルター」も積極的に使用していました。学術撮影などで赤外線フィルムを使ったり、デジカメを赤外線モードにして「Rフィルター」を使った画像を見たことのある人なら、独特のコントラストにピンと来るかもしれませんね。手持ちのデジタルカメラに、往年の名機だった Kodak DC-4800 があり、モノクロモードで、このフィルター機能が内蔵されていますので、下記にサンプル画像を幾つか掲載してみます。とりあえず、室内のストロボ撮影で人物フィギュアを撮ってみました。カラー撮影での「色」がモノクロ撮影で「コントラスト」に変わる、そしてそれがコントロールされる感覚を比較していただければと思います。DC4800 のナチュラルモード。色乗りの良さが Kodak らしさです。シックモード。個人的にはニコンっぽいかなと思います。モノクロモード(フィルター無し)。この画像だけを見れば、まぁ、普通ですね。モノクロモード(Yフィルター)。コントラストが変化しています。「緑」が濃くなって「赤」が少し薄くなっています。モノクロモード(Rフィルター)。「緑」が更に濃くなって「赤」が更に薄くなっていますね。今回の「茶髪でピンクの服を着たフィギュア」は「フィルター無し」か「Yフィルター」の結果が良いように感じます。DC4800には搭載されていませんが「Gフィルター」を使っても面白いかも。でも、黒髪だったり青や緑の服を着ていたらまた違う感想になったでしょう。実際の話としてモノクロ撮影が主流だった頃はモデルさんの服は「青」や「緑」系統が多かったのです。このように「光の三原色」を意識して画面のコントラストをコントロールしていたのです。モノクロモード(セピア)。セピア調色が流行った時代のカメラなんです。オマケです。今時のデジタルカメラにも、モノクロモードでフィルター機能が復活して欲しいし、モノクロ写真を楽しんでいる人たちには、ぜひフィルターワークにも挑戦していただきたいと思いました。
2018.04.21
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今日は寒くて雨だし、何処にも出かけなかったので3連続で書いてみました。先日のCP+は、久しぶりにカメラ三昧な感じで楽しかったのですが、今回書くのはパナソニックの4Kフォトモードで行うフォーカス合成についてとリコーの360°カメラ THETA です。まずはパナソニックの4Kフォトモードで行うフォーカス合成から。始めに試したのは、新機種のGF10+セットレンズの25/1.7(換算50mm)でしたが、簡単操作でしっかりフォーカス合成(深度合成)出来てしまいました。使用レンズの制限も特に無いとの事。手持ちのオリンパス30/3.5マクロレンズでも大丈夫だと仰っていました。4Kフォトという画像サイズの制限は在りますが、ブログ用途では充分です。続いてLX9でもトライしてみましたが悪くありませんでした。素晴らしい。欲しい。もし手に入れるとしたら、よく出来た新型のGX7Ⅲが登場した事で、中古価格の低下が期待されるGX7Ⅱの中古ボディか、同じく良い感じのグリップが付いたGF10の登場で値下がり傾向にあるGF9のWレンズセットor中古ボディですかね。次にリコーブースで体験した360°カメラ THETA です。こちらも凄かったです。実際にに撮影した画像を「インスタ」に揚げれば良い評価は増えるでしょうね。VRゴーグルで体験する動画も凄かったです。動画を撮るなら4K動画と4ch空間音声に対応した THETA V が良いですが、静止画だけなら安価な THETA SC も魅力的です。上記2機種(パナソニックなら GX7m2 か GF9、リコーなら THETA V か THETA SC)は、今回のCP+で体験してみて「欲しい」と思いました。ソニーのα7ⅢやパナのG9pro 等、素敵なカメラは沢山登場していましたが、大きなカメラは実際に購入するかと言われると微妙ですね。
2018.03.22
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先日、最終日の CP+ に行って来ました。今回は朝一番で出かけたのですが入場口が混雑していたので珈琲ショップで珈琲を飲んでから入場手続きをしてゆっくりと入場しました。CP+が始まってからでもメーカーの入れ替わりはあります。昔は「京セラ/コンタックス」「エプソン」「ペンタックス」「カシオ」がカメラメーカーとして出展していましたが、今ではプリンティングゾーンで「エプソン販売」が出展しているだけ。ペンタックスは「リコー」が「ブランド」として出展してそれなりに人気でしたが「カシオ」や「GoPro」出展が無かったのには、時の流れを感じてしまいます。 追記「GoPro」は屋外のキャンピングカーブースで展示されていたようですが見ていません。「キヤノン」「ニコン」は変わらずですが「ソニー」「パナソニック」「富士フィルム」は元気で、特に「ソニー」と「パナソニック」はカメラメーカーとして確立したように思います。E-M10Ⅱ+12-50/3.5-6.3(12mm F4 1/80 ISO200) いつものハイアングル。特に「ソニー」はαの大躍進でニコンやキヤノンに並び立つ勢い。もう、3大メーカーと呼んでも良いかもしれません。ぐるっと一回りした後、まずはオリンパスへ。話題の新製品F1.2トリオを自分のカメラに付けて試す事が出来ました。と言っても私は 45/1.2 しか試していませんけどね。E-M10Ⅱ+ 45/1.2 PRO(45mmF1.2 1/100 ISO400) 流石 F1.2。人ごみから浮き立つよう。E-M10Ⅱ+ 45/1.2 PRO(45mmF1.2 1/160 ISO200) やっぱりAFは便利です。E-M10Ⅱ+ 45/1.2 PRO(45mmF1.4 1/100 ISO1250) 近接撮影の質感描写も良い感じ。E-M10Ⅱ+ 45/1.2 PRO(45mmF1.4 1/160 ISO200) F1.2 とF1.4 の違い。どうでしょう?。E-M10Ⅱ+ 45/1.2 PRO(45mmF1.2 1/160 ISO200)最新のレンズですから絞り開放でもピントの来ている部分は素晴らしい解像度。このレンズなら m4/3 でも積極的にポートレート撮りたいなって思えます。E-M10Ⅱ+ 45/1.2 PRO(45mmF1.2 1/100 ISO250) やはりAFは便利ですねぇ。マンツーマンのモデル撮影ならMFでじっくり撮影できるので問題ありませんが、撮影会などでは、やはりAFの方が便利だなと改めて思いました。しかし、このレンズは素晴らしい。ピントの来かたというか、ボケの始まり方というか、とても好ましいです。ポートレートが撮りたくなるレンズ。往年の各メーカーが出していた 85/1.4 に匹敵するなと感じました。あと E-M1Ⅱの1枚撮りモードが素晴らしかった。初代 E-M1 や E-M5Ⅱとは異なる実に好ましいシャッターです。手に入れるとしたら、初代 E-M1 かなと思っていたのですが… E-M1Ⅱ予想以上です。モーターショーなどとは異なり、モデルさんの撮影はメーカーのデモ機を使ってくださいとの事で、下記の画像も PEN-F にメモリーカードを入れさせてもらっても撮影。PEN-F にはパンケーキズームがセットされていたのですが、それでは悲しかったのでレンズは手持ちの 40/1.4(MF) に換装させていただきました。PEN-F + 40/1.4(MF 絞り開放 1/125 ISO640) 視度補正を忘れイヤリングにジャスピン。orzPEN-F + 40/1.4(MF 絞り開放 1/100 ISO500)一枚目は自分のカメラにお借りしたAFレンズを使っていたので思わず失敗。でも、コンパニオンさんがポーズを取っていたので一応撮りました。説明とお詫びをしてもう1枚。先ほどの 45/1.2PRO と比べてしまうと、カッチリ撮ってもフレアを伴うヤワヤワな描写ですが、この感じ、嫌いじゃありませんが、何時にも増してヤワヤワに感じるのは、手振れ補正の設定を忘れていたので、そのせいもあるかもしれません。PEN-F も個人的にはボディが大きくて好みではなかったのですが、背面液晶を隠してEVFで撮影していると気分は往年のレンジファインダー機って感じで素敵なカメラでした。新製品の E-PL9 のコーナーでは説明員さんにパナソニックのGMやGFみたいにPLを小型化するかPMを復活させて欲しいとお願いしてきました。フィルム時代のOMやPEN-Fを知っているオジサンとしては、やっぱりオリンパスにも小さいカメラを出して欲しいです。つづいてパナソニックへ。最新のG9PROやGH5で、新体操のお嬢さんや男性ダンサー、空手の試演を撮影させていただきましたが、どちらも素晴らしいカメラでした。個人的な好みではG9PROかな。AFの追従性においてミラーレスだとか一眼だとか、そんな時代は終わったのかなと思います。残念ながら撮影データの持ち帰りは出来ませんでした。電子シャッターでも動き物が撮れる時代が来ましたが、やっぱりメカシャッターが好きだったりします。激しく動き回る被写体を用意したパナソニックのデモで、動体追尾AFでもミラーレスが一眼に勝るとも劣らない事をはっきりさせたと思います。最新のGF10で4Kフォトモードの「フォーカス合成」も試してきました。レンズはWレンズキットの25/1.7で近接撮影です。WズームキットではなくWレンズキットとして 25/1.7 をセットにしたのは英断だと思うし、他社も追従して欲しいです。25/1.7は、純正の25/1.4より大きなレンズですが、軽いですしGF10とのマッチングも悪くありません。LX9でも試しましたが、GF10のフォーカス合成が効果もはっきりしていて、お手軽だし良い感じ。オリンパスのレンズでも可能との事なのでGMを手放してGFに乗り換えるかもしれません。GF9とGF10の違いは僅かで、概観上は新たにグリップが付いたのとボディカラーの変更ですが、グリップはとても良い感じでしたし、追加されたブラックボディの質感も実に良い感じでした。基本性能に違いは無く、4Kセルフィーの広角モード追加など撮影モードが増えただけとの事。GF10とGF90の違いは販売チャンネルだけで国内でもGF90を購入する事は可能だそうです。今ならお安くなっているGF9が狙い目かもしれません。G7Ⅲも見て来ました。初代G7からG8、G7Ⅱを経て、遂に正常進化した感じですかね。個人的にはG7Ⅱが狙い目かなと思います。富士フィルムは手振れ補正内臓の「X-H1」を前面に押していました。個人的には X-T1/2 のデザインが好きですが手振れ補正はボディに内蔵して欲しいのも確かです。E-M10Ⅱ+12-50/3.5-6.3(50mm F6.3 1/100 ISO320)これだけ条件が良いと手振れ補正の効果は体験できないような気もします。シグマ、タムロン、は変わらず人気だし元気でしたが、ケンコー・トキナーはちょっと寂しかったかも。個人的にはメッツの小型ストロボに興味を惹かれました。レンズメーカーさんには m4/3 の大口径ズームを手振れ補正内臓(パナソニックのDUAL I.S2、オリンパスのボディ内5軸手振れ補正と協調機構、のどちらにも対応)で出して欲しいです。シグマの動画撮影用レンズの展開は流石だと思ったけど、販売ルートとか確保できるのかな。ちょっと心配。E-M10Ⅱ+12-50/3.5-6.3(50mm F6.3 1/80 ISO1600)キヤノンだったかニコンだったか忘れました。人が多くて近づく気になれなかったのです。キヤノンとニコンには行っていません。EOS-MやNikon1(もしくは新しいミラーレス)に興味が無いわけではなかったのですが、人が多いし時間が無かったので。E-M10Ⅱ+12-50/3.5-6.3(28mm F5.3 1/60 ISO1600) スマホも立派な撮影機材です?。撮影用ドローンの展示に時代を感じました。また、三脚や雲台、天体望遠鏡に赤道儀、マウントアダプターに各種フィルター、カメラバッグ、照明機材、画像編集用ソフトウェア等々アクセサリーメーカーも元気でした。最後にリコーへ。人気のペンタックスコーナーをスルーして、リコーでは 360°カメラ「THETA」に目から鱗って感じでした。画像の新しい楽しみ方の提案ですね。流石はリコーです。ペンタックスブランドを自社に取り込んだ事から思い切り良く新たな試みに進む事ができたのかもしれません。スマホやタブレットでグリグリとドラッグして全周を観る事が出来る画像やVRゴーグルで観るVR動画を簡単に撮影できる新たなガジェットの誕生です。インスタで360°全周グリグリ画像が流行るかも?。先日、安価な「VRゴーグル」も手に入れましたし「THETA」はとても魅力的に感じました。欲しいかも。最後に閉館時間ギリギリで階下の「中古カメラ・アクセサリーアウトレット」に寄り道して終了。お買い物の内訳は次の機会に。。。E-M10Ⅱ+40/1.4(F1.4 1/60 ISO200)E-M10Ⅱ+40/1.4(F1.4 1/60 ISO200)E-M10Ⅱ+40/1.4(F1.4 1/100 ISO640)E-M10Ⅱ+40/1.4(F1.4 1/60 ISO200)イベントのお約束。今回はマウスコンピュータのねずみっ娘。今回の会場では数少ない気軽に撮影に応じてくれるコンパニオンさんでした。ありがとう。♪まぁ、カメラメーカーやレンズメーカーが自社の製品の為に用意したモデルさんやスペースですから仕方ないですね。E-M10Ⅱ+12-50/3.5-6.3(13mm F3.7 1/1600 ISO200) 朝一番で着たのに、すっかり夕方です。w今回は昼食も食べずに廻ったのですが、それでも全部は廻りきれませんでした。どうしても話し込んでしまうと時間が。。。アウトレットのあと戻れば違ったかもしれませんが、流石に疲れました。次回は軽装で RX100M4 だけでも良いかな。久しぶりにCP+を堪能しました。
2018.03.05
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以前「楽しいカメラ遊び♪」ってブログの時代にも書いた話なのですが、最近になって35mmフルサイズが偉い的な雰囲気を改めて感じてきたので、再び書いてみたいと思いました。実際、私も35mmフィルムカメラ換算の焦点距離を書く事が多いです。まぁ、一番通じ易いというか、伝わり易いと思います。35mmフィルムは、報道カメラマンや雑誌のポートレートカメラマンに手軽さゆえに多用されえたフォーマットですし、一般的にはその上のフォーマットは認知度が低いですから。また、写真教室の生徒さんや、ハイアマチュアと呼ばれる方達も35mm一眼レフを愛用されていた方が多いですし。。。個人的には35mmフィルムフォーマットは現在の感覚で言えばコンデジでしょうか。フィルム末期に良いフィルムがたくさん登場して少しは良くなりましたが、それでも今の1インチコンデジ程度でしょう。写真館でも、風景写真でも、カタログ撮影でも、仕事で写真を撮影する時に35mmフィルムなんて見向きもされませんでした。デザインや印刷の現場に来る写真原稿は最低でも645のポジ。トリミングの自由度から6x6も多かったですね。35mmが原稿として使われるのは週間雑誌のグラビアや新聞程度でした。35mmフィルムカメラのの標準レンズは50mmですが、6x6の標準レンズは80mm。6x9なら125mmだったかな。645は75mmだったような。6x6をメインで使っていたので他のフォーマットは疎くて申し訳ない。今現在、メインで使っているm4/3だと標準レンズは25mmとなります。APS-Cなら33か34mm、キヤノンなら31か32mmですね。通常のAPS-Cがx1.5、キヤノンがx1.6ですからなんとも半端な焦点距離になってしまいます。この辺りも35mmフルサイズを熱望する人が多い原因のひとつかもしれません。使い易い焦点距離と言うか換算焦点距離が、なんとも中途半端な数値になってしまいますから、使いにくいと感じても仕方ないかもしれません。ですが、絶対的な焦点距離とその写り(パースのつき方とか)と言うのも存在します。ハッセル(6x6)の標準レンズは80mmですが、35mmなら画角的には中望遠、APS-Cなら35mm換算120mmで、m4/3なら35mm換算160mmの望遠レンズです。でも、80mmの写り自体は普遍で単にトリミングされているだけなんですね。望遠レンズの圧縮効果、広角レンズのきついパース。これらは絶対的な焦点距離に対して現れる効果、現象であり、35mm換算の数値はあくまで写りこむ画角に過ぎないって事です。だから35mmフィルムカメラしか使っていなかったような人達は他のフォーマットに違和感を覚えるし、嫌悪するのかもしれません。参考までに私の好きな焦点距離は下記の通りです。●24mm:これは画角的に24mmの画角が好きって事で、パースのつき方的にはもっと広角的でもかまいません。まさしく換算24mmって事です。ですから、現在はAPS-Cでもm4/3でも、換算24mm始まりの標準ズームが多数存在するので不都合は全く感じませんし、嬉しいです。私のイメージする広角レンズの画角が24mmであり、パースのつき方的にはもっと派手でも問題を感じません。ですから小さいフォーマットのセンサーでも換算24mm程度の画角を確保できれば広角側で問題を感じる事は無いです。と言うか、35mmフィルム時代には広角ズームを持ち歩く事が多かったですが、APS-Cやm4/3、コンデジなどでは換算24mm始まりのズームで全く問題を感じません。まぁ、仕事で室内撮影をしなくなったと言うのもあります。過去にはハッセルで広角レンズに50mmを使っていましたが40mmが使いたくてブロニカSQ-Aiに乗り換えた事もありました。●40mm:MINOLTA CLE や LEITZ minolta CL で40mmを使ってその写りに惚れてしまったからなのか40mmと言う焦点距離の描写が今でも好きです。今現在、愛用しいる Olympus G.Zuiko Auto-S 40/1.4 も、35mm換算だと80mmの中望遠レンズですが、描写が気に入っていてポートレートレンズとして使ったり、気分的にちょっと長めの標準レンズ的に気軽に使ってます。画角的には標準レンズを愛用した世代ですので準広角と呼ばれる35mmから50mmの画角は使い易いです。しかし、APS-CサイズのNEX6でCLの40mmを使ってもM-ROKKOR28/2.8(換算42mm)を使ってもあまり魅力を感じませんでした。最短撮影距離が長すぎて気に入らなかったり、換算60mmの画角を中途半端に感じたのかもしれません。35mmフィルム時代には28mmって焦点距離が苦手でした。35mmフィルムカメラの28mmのイメージは、パースが中途半端に気になるのに写る範囲が意外と狭いって感じです。ですので、m4/3やAPS-Cで画角換算する事で実際の焦点距離が広角よりにシフトしてくれたのは個人的には使い易く感じています。●85mm:35mmフィルムカメラ時代に良いレンズが沢山ありました。f2.8標準ズームの望遠端が70mmってのが多かったのですが、70mmって焦点距離は使いにくく感じてダメでした。m4/3では42.5mm、APS-Cでは57.5mmと実際の焦点距離が短いので換算85mmにありがたみを感じる事はありません。ポートレートレンズである85/1.4を使うのなら35mmフルサイズって事になります。フジの58/1.2は使ってみたいポートレートレンズと呼べるレンズですが、他メーカーには魅力的なレンズを見つける事が出来ません。m4/3が特に苦手とする分野かもしれません。●100mm:ミノルタの100/2.8MAROが好きなレンズでした。APS-C一眼レフ時代はタムロンの60/2マクロがお気に入りでしたので、焦点距離って事ではなく画角が使い易いと感じているのでしょう。現在メインのm4/3では換算90mmのパナ45/2.8MACROより、換算120mmのオリ60/2.8MACROに魅力を感じます。これはE-10MarkⅡの強力な手振れ補正と実際の焦点距離の長さを考えての事です。こうして書いてみても、画角が使い易くて好きな場合と、その焦点距離の描写(そのレンズの描写)自体が好きな場合に分かれています。また、センサーサイズやフィルムフォーマットとも密接に関連しています。ですから、35mmフルサイズ至上主義の方達の気持ちも理解は出来ます。ですが、C-MOS、CCD、fovenon、などの撮像素子とフィルムでは、ピントの合焦範囲と言うかピントの来かたが異なると感じます。これは被写界深度とは別の話です。フィルムは文字通りフィルムに感材を塗布していました。その感材の厚みがピントの厚みとして余裕を生んでいたように感じるのです。対してイメージセンサー(撮像素子)は正に薄絹1枚と言うか、非常にピントの範囲が狭いと感じるのです。まぁ、解像度だったり、簡単にディスプレイで当倍鑑賞出来たり、鑑賞の仕方が異なるのであくまで個人のイメージですが、そのように感じています。シグマのfovenonセンサーは比較的フィルムに近いイメージでしたが、残念ながらカメラがピーキーすぎて普通に使うのは厳しいと感じました。繰り返しになりますが、フィルム時代の感覚で言う被写界深度とは別の意味で本当にピントの来ている面が、デジタルは非常に薄いと感じるのです。そんな事もあり、最終的に私が選択したのがm4/3でした。SONYαの努力のおかげで35mmフルサイズも一般的になりつつある現在、APS-Cサイズが中途半端に思えてきたというのもあります。とは言え、今更35mmフルサイズは使えません。ボディも良いお値段ですが、35mmフルサイズの要求するレンズのスペックを実現すると、レンズ自体が大きくて重くて高額で手に負えません。m4/3はミラーレスで軽量コンパクト。35mm換算画角もx2で判り易い。まぁ、実際にはそのレンズの焦点距離ゆえの絶対的描写の違いがありますが、APS-Cよりはアレコレ考えるのが簡単だし、35mmフルサイズのようなピントのシビアさも若干ながら緩和されます。逆にセンサーサイズが小さいと絞りの回折現象が現れるのが早いので絞り込みすぎると描写が甘くなりますが、風景写真家ではないのでそれほど気になりません。深度合成も出来ますし。レンズには焦点距離なりの描写と換算画角があり、それぞれが別の話だと言う事。イメージセンサーの大きさ(フォーマット)によって、メリットとデメリットが存在する事。個人的にはそろそろm4/3の標準センサー画素数が1600万画素から2000万画素になっても良いかなと感じています。もしくは1600万画素でさらに高ISO感度対応するとか。そろそろ新しいイメージセンサーと新しい画像処理エンジンが欲しいです。もっと物欲が無ければ1インチの一体型で小型機と高倍率ズーム機の2台体制で完結させても良いのですが、まだ私の物欲は留まるところを知らないようです。orz最後に。昨年は「インスタ映え」が流行りましたが、1インチセンサーのコンデジやm4/3システムのカメラは一般的な使用において無難な着地点ではないかと思います。
2018.02.18
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今回はカメラのビューファインダーについて考えてみます。デジタルカメラが一般的になったのは1995年のカシオQV10からで、私が始めて入手したデジカメは1997年発売のコダックDC210ですから私のカメラ人生は今年でちょうどフィルムカメラとデジタルカメラが半々と言った感じです。今時のカメラは背面液晶を見ながら撮るのが普通ですが、フィルム時代のカメラはファインダーを覗きこみながら撮るのが普通でした。良く出来た一眼レフカメラ(駄目なカメラが沢山あります。個人的にはキヤノンならNEW F1以降は駄目で、EOSシリーズ等は凡庸)の、ガラスプリズムを通した光学ファインダーから見る情景は素敵でした。一眼レフなら、ソニーの α900、レンジファインダーなら、コシナのZeiss Ikon ZM が、最後の気持ち良いファインダーでした。α900に85mmをセットしてファインダーから世界を見る。Zeiss Ikon ZMのファインダーから世界を見る。どちらも素敵な体験です。一眼レフの場合、レンズもそれなりのレンズをセットしなければ気持ち良さを味わえないのが辛いところです。あと、フジのX Pro1が搭載したハイブリットビューファインダーは中々に楽しいファインダーでした。光学ファインダーなら、ウエストレベルファインダーも好きです。その影響でバリアングルではない可動式背面液晶が好きなのかも。。。ですから、今時のデジカメのOVFにはあまり興味が沸きません。特に一眼レフ型のデジカメの場合、せっかく手振れ補正を搭載していても、構造上ミラーショックぶれがあり、個人的には「百害有って一利なし」と考えています。ミラーアップして背面液晶で撮影するなら、初めから不要と言う考え方です。技術の進歩とミラーレスカメラ開発陣の頑張りで、一眼レフは無用の長物になった。そう考えています。とは言え、プロを除けば、カメラは、たとえデジカメでも趣味の道具です。最新機材が偉い訳でもなければ、一律の正しい選択肢が存在するわけでもありません。スマホのカメラ機能だって本人が良ければ良いのです。そもそも、今時の人たちはVF自体をあまり必要としていませんし…ね。この話題自体に興味が無いかもしれません。という事でVFについては、考え方は人それぞれ。正解はありません。ですが、実用性重視と考えればEVFでしょうし、特に、レンズの真上にファインダーがある一眼スタイルが使い易いと思います。OVFに品質の差があったように、EVFにも品質の差があります。MFできっちりピントを合わせえると言う作業を考えると、現在ではEVFの圧勝ですが、AF性能が向上している現在では、その必要性はあまり重要とはいえません。スポーツ、動物、野鳥、子供などの動く被写体を撮るなら光学ファインダーが圧勝という時代もありましたが、現在ではEVFでも対応した機種が存在します。メリット、デメリット、自分にとっての必要性、満足度、などを考慮して、好きなタイプのカメラを使えば良いと思います。私の答えは、今時のカメラならVFを使うならEVFに限る。また、常時EVFを必要とは思わないが、マクロ撮影など、EVFが欲しいと思う事も少なくない。以上です。
2017.04.11
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さて、今回マイクロフォーサーズデビューをして、2台のボディを手に入れました。どちらの機種も充電器が付属するタイプです。最近の機種はスマホのように、本体にUSBケーブルをつないでUSB経由で充電する機種も増えてきましたね。充電しながらの運用が可能な機種であれば、ボディで充電する機種も使いようがありますが、個人的には充電器で充電して複数のバッテリーを運用する方が好みです。今回、PL3用のBLS-5はGM1を売っていた店舗で見つけた中古品を購入しました。バッテリーについての持論は新品の互換バッテリーより中古の純正バッテリーを選ぶようにしています。新品の互換バッテリーよりも中古の純正バッテリーの方が金額的に高い場合もありますが、それでも、信頼性、容量、保証の問題当を考慮すると中古純正バッテリーに軍配が上がると考えます。今回の中古バッテリーはボディに付属したものより1年ほど新しい品物でした。使用環境や充電回数などは、わかりませんが、それでも互換バッテリーよりはるかに安心です。GM1用のBLH7は箱無しの未使用品と言うのが、アマゾンで安く売っていたので購入してみました。最近は純正を模倣した偽物も流通しているようなので、ちょっと心配でしたが、今回はアマゾンを信じてみようと思います。もし、互換バッテリーを使用する場合は、予備バッテリーと割り切って、保管時には絶対ボディに入れっぱなしにしないようにするなど、運用に気をつけた方が良いです。最悪の場合、ボディの内部でバッテリーが膨らんでしまって外せなくなります。その場合、純正バッテリーではないので保障期間内であっても優勝修理となり、純正バッテリーを買ってもおつりが来るような金額を請求される事になりますし、最悪の場合本体の故障や発火を招く場合も考えられます。互換バッテリーにおいて、純正バッテリーでは表示される、バッテリー残量が表示されないなど、正常な動作をしない事は日常茶飯事ですから。。。
2017.03.29
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以前、カメラのグリップについて書きましたが、過去に使っていたカメラの画像が見つかりましたので公開します。左上:シグマのDP2だったかな。木製グリップを作ってみました。吐き出す画像は とても素敵でしたが使いこなしが大変なカメラでしたねぇ。右上:パナソニックのLF1ですね。持ち手の部分に革を張ってみました。 EVF内臓で飛びついたけど、そのEVFの出来がイヤで手放しました。下段:F200EXRですね。表側はゴムを、裏にはコルクを張ってみました。 XF1と同じバッテリーが使える事とF100fdを使っていた事があるので 入手。このカメラの画質が私の満足できる最低ラインですかね。上段は見てくれも考慮していましたが、下段は実用性重視です。そして、今回入手したGM1。ついつい親指が背面液晶に重なってしまうので、厚みのあるコルクを張ってみました。出来たばかりの時には、もう少し綺麗だったのですが、コルクなので角がボロボロになってしまいました。せっかくの綺麗なカメラですから、いずれ別の材質に交換したいです。前面に合わせてゴム系が良いかな。しかしいずれ純正の金属グリップに交換するとなるとこの部分も金属で作る?。滑りにくさを重視すればシリコン系のゴムかな。見てくれは別として使い勝手は向上しました。
2017.03.28
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フィルム時代。画質に優れる中判や大判は一部のプロやハイアマチュアだけが使用し、報道やグラビア撮影などの職業カメラマンとハイアマチュアのほとんどは35mmフィルムを使用しました。理由は簡単で、写真機黎明期のライカと、フィルム黎明期のコダックが35mmを選択したからです。もちろん、入手しやすく、使い易いサイズであったと言うことは否定しません。では、デジタルカメラの今後はどうなっていくのでしょうか?。先の図式になぞれば、ソニー、キヤノン、アップルの動向しだいとなる気がします。カメラの好きな人は、当然のように「これからは35mmフルサイズの時代が来る」なんて事言う人もいますが、果たしてそうでしょうか?。話をTVとビデオ(動画)に置き換えてみます。現在、メーカー各社は4Kの売込みに躍起になっています。ご自宅のTVは何インチですか。もし32インチであるならば、4Kどころかフルハイビジョン(2K)ですらありません。PCモニターなどは別ですが、現時点ではTVの場合40インチからフルハイビジョンになります。ウチはPCのモニターなので27インチでもフルハイビジョンですが、現在の放送レベルでは宝の持ち腐れ感が半端無いです。あぁ、綺麗だなと感じる放送は本当に少ないのです。そんな高解像度を誰が必要としているのでしょうか。たぶん誰も必要としてはいないと思います。ごく一部のマニア以外は…。また、アナログ放送末期にはビデオカメラが流行りましたが、こちらも絶滅の危機に瀕しています。活況を呈しているのは、WEB様の小型機だけです。何故でしょう。時間の制約こそあれ、スマホやデジカメで動画が簡単に撮影できるからですね。ですから、スマホやデジカメには出来ない事が出来る小型のWEB用ビデオカメラだけが活況を呈しているのでしょう。静止画像についても同様の事が言えます。現在、ソニーのRX100に代表される1インチセンサー搭載の高級コンデジの人気が凄いですね。重装備となり、何時でも持ちある事が出来ない大型センサーのシステムより、スマホと一緒に何時でも持ち歩ける高画質が人気となるのは当然かもしれません。ミラーレス陣営も頑張っています。でも、多くの人はスマホで画像(動画も静止画も)を撮るのです。iPhoneの画質は綺麗だよねと話し合うのです。多くの人たちの目が節穴だと言う訳ではありません。実際、センサーサイズが小さく、スマホと大差ない画像しか撮影できないコンデジは早々と絶滅の危機に瀕しています。iPhoneはスマホですがイメージセンサー、レンズ、手振れ補正機能、画像処理エンジン、全てに手抜き無く、新しい撮影スタイルさえ提案し続けています。対するカメラメーカーはどうでしょうか。頑張っているのはソニー、オリンパス、パナソニック、キヤノン、シグマ、ぐらいではないでしょうか。ニコンは残念ながら、そろそろ終焉の匂いが漂ってきたような気がします。ミラーレスカメラのセンサーサイズに1インチを選択した事が悪いのではありません。力の入れ方が全く足りなかったのです。フィルムの時代もそうでしたが、デジタル時代になってレンズ一体型カメラがレンズ交換式カメラより画質的に優れるという事実が更に顕著になっています。ニコン1規格は本気でレンズの本数を増やし、優れた画像処理エンジンを作り、レンズ一体型の他社と同等以上の品質をアピールする事が必要でしょう。そうでなくては1インチセンサーを搭載した他社のコンデジの前で陳腐化してしまうと思います。そして、出来る事ならミラーレスでもAPS-Cサイズセンサーを搭載したボディを出すべきだと思います。センサーサイズ以前に、ミラーボックスを光学系に介在させるシステムは必ず主流ではなくなります。オリンパスが好調の波に乗る中で、遂にフォーサーズ規格を切りました。E-M1で従来のフォーサーズレンズが普通に使用可能になったと同時に、開発終了宣言をしたのです。英断だと思います。フォーサーズ規格はとても優れた規格でしたが、どんなに優れていても万人に理解されなくては意味が無いのです。パナソニックと言う巨大なパートナーが居るのですから、一番手堅いのはm4/3かもしれません。少なくとも私はそのように考えてm4/3を導入しました。オリンパスに望むとしたらPMシリーズの復活でしょうか。PLシリーズが少しずつ大きくなっていますので、より小型のボディがあると良いですね。パナソニックはGX7がヒットして、GX8が微妙でしたがGX7Mk2でフォロー、GMシリーズが良いなと思ったらすぐに消えて、GFシリーズと一本化ですかね。GH、G、GX、GF、と磐石な体制でしょうか。また、ソニーと同様に動画撮影に強いのも良いですね。ソニーはイメージセンサーの販売をしている企業ですが、企業としての業績は悩ましい限りです。あの「VAIO」さえ手放して、ゲーム機も先が見えてきました。「α」には頑張って欲しいのでしょうけど、ミラーボックス付きの「αAマウント」を何時まで続けるのか。切るタイミングを間違えて、何時までも開発ソースが分散した常態が続くと危険だと思います。キヤノンは遂にミラーレスに本腰を入れ始めたように感じます。絶妙なタイミングと言えるでしょう。かつて、ニコンと共にMF一眼レフ時代を謳歌していたFDマウントを簡単に捨てる事の出来る会社がキヤノンです。流れの速いデジタル時代の現代、数年後にミラーレスのEOS1が登場していても私は驚きません。元々、キヤノンのAPS-Cサイズは他社より一回り小さいのですが、その事さえ今後は幸いとなるかもしれません。ミラーボックス付ボディではx1.6、x1.3、フルサイズと三種類のフォーマットでボディを作っていましたが、ミラーレスはどのように進めるでしょうね。今年から来年にかけてのキヤノンの動向から目が離せないような気がします。シグマは独自センサーのSD、DPシリーズでファンを集め、x1.7だったセンサーサイズがx1.5のメレルになり磐石かと思いきや、クアトロシリーズで微妙な状態ですね。m4/3陣営に入っているのですから、独自センサー搭載のm4/3ボディを作れば話は簡単だと思うのですが、素人考えでしょうか。コダックブランドのm4/3ボディが登場しました。そう考えるとコシナもフォクトレンダーブランドでm4/3ボディを出したら良いのにと思います。今の時代なら高精細EVFのみ搭載でボディの厚みを35mmフィルム時代と同一にするのは、ボディを作り慣れていないコシナでも簡単でしょう。画像のチェックにはスマホを使えば良いのです。高精細EVFのみ搭載のデジカメ。フォクトレンダーらしいと思いませんか。こちらも素人考えですかね。35mmフィルム時代のレンジファインダー搭載ボディのように質感に拘って背面液晶を搭載しない事で薄型化されたコンパクトなm4/3は魅力的だと思います。最近のデジカメに搭載される定番機能は、その多くをオリンパスやパナソニック、ソニーが作っています。センサーはソニーとキヤノンとパナソニックですね。今後は、この4メーカーの対決になると考えています。そして、レンズが大きく、重く、高額になる35mmフルサイズは一般には普及しないと考えます。m4/3対APS-C(キヤノンはx1.6ですから厳密にはAPS-Cではありませんが)の図式が一番濃厚でしょうか。先日、TVで拝見しましたが女優の広瀬すずさんは、キヤノンでもニコンでもソニーでもオリンパスでもパナソニックでもなく、フジのX10を使っていました。選択肢が広がり、他人と同じが安心と言う時代も終わりを告げたので、昭和の頃の「AE-1ショック」、「αショック」のような大ヒットを飛ばすのは今後、ますます難しくなって行くでしょう。今後も、カメラで一番のシェアを持ち続けるのは、当然スマホのカメラ機能です。それは変わらないでしょう。ファッション、クオリティ、作画の自由度、マクロ、広角、望遠、何らかのプラスがなければ、カメラ単体でシェアを伸ばすのは難しいと思います。また、デジタルガジェットとしてスマホとの親和性も更に重要になってくると思います。画像処理エンジンの進化は今後も止まることは無いでしょう。高画素化したイメージセンサーの補完も、高画素化に全く追いつけないレンズ性能の補完もすべて画像処理エンジン(イメージセンサー)の進化でまかなっていると言っても過言ではありません。また、多く人はJPEG画像を見て判断します。私も含め、RAW画像の良し悪しを語っている時点ですでに一般人とは言いがたいのです。極論を言うとスマホのカメラで満足できない時点で一般人では無いともいえますが、スマートフォンが普及したことで一般家庭からPCが消え、RAW現像を更に特殊なモノにしているのが現状です。上記のような理由から、私の考えるイメージセンサーサイズの今後は、m4/3の対抗馬として、何が来るか…です。1インチセンサー搭載の高級コンデジか、APS-Cサイズのミラーレスか。いずれにしてもm4/3がイメージセンサーの規格として生き残る可能性が一番高いと考えています。35mmフルサイズセンサーは今後、更にマニアックな存在となり、需要が減少、高価格化、と先細りになっていくと考えます。
2017.03.12
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元々、フィルム時代の35mm一眼レフにはグリップは無かったですね。モータードライブを取り付けることでグリップが必然的に生まれたって感じでしょうか。昔のカメラは革張りだったし、それなりに大柄だったのでグリップが不要だったと言うこともありますね。私もミノルタXDと言うカメラを使っていて、モータードライブに憧れてX-500と言うカメラに買い換えました。手が大きいこともあり、カメラのグリップに対する意識は昔から高かったですね。時代がAF一眼になると、AF駆動用に大型電池が必要になり電池の収納スペースとしてカメラにグリップが付くのが自然になりました。私の好きだったCLEと言うレンジファインダーカメラはその頃のカメラなのでオプションで専用グリップの設定があります。更に時代が進み、デジ一眼と呼ばれるカメラになると、ミラーボックスの後ろに薄いフィルム1枚と蓋。と言うわけには行かず、撮像素子と電子部品が搭載される事で、個人的には醜いと言いたくなるボディの厚さになってしまいました。それこそ手の小さな人ではグリップを持て余してしまうのではないかと心配になるほどです。あくまで個人的な感想ですが、ミラーボックス付きでジ一眼は、手の大きさで使うボディが決まるとさえ考えています。キヤノンでたとえるならば、手の大きな私はEOS-1D、小柄で手の小さな女性はKissデジと言う具合です。EOSシリーズに限らず、ミラーボックス付デジ一眼では、私がコンパクトなボディを使いたいと思っても、グリップが手に合わず、使えたものでは在りません。まぁ、個人的に「百害あって一利なし」と考えているミラーボックス付のデジ一眼なんて使いませんけどね。あぁ、話が横道に逸れてしまいました。今回はグリップの話です。グリップ形状にも様々な考え方があり、オリンパスのカメラはその辺りも考慮されているのが好ましいと感じます。OM-Dシリーズですと、トップモデルのE-M1はガッシリ握るタイプのグリップで、パワーバッテリーホルダーHLD-9をセットで使用するのが前提と思われるデザインですね。私は手が大きいので、実はこのタイプのグリップだと、どうしても手が余ってしまうので実は少々苦手です。また、大柄なレンズを使用する時には良いですがコンパクトにまとめ難いのも、あまり好ましくありません。逆にE-M5やE-M10のグリップ形状は右手の自由度が高いので、手の大きな私には逆に使い易いです。特にE-M5はパワーバッテリーホルダーHLD-6/8(M5Mk2)を付けるとE-M1並みかそれ以上の容姿となり、大柄なレンズを使用する時と、コンパクトにシステムをまとめたい時の使い分けが出来るのが良いと思います。今の私は、そんなに大げさなシステムを使う必要がない(そのためにm4/3を選んだ)ので、E-M10で充分です。まぁ、E-M10にもオプションのグリップは設定されていますけどね。PENシリーズですと、PEN-Fが貼り革仕様でグリップが無いのは英断でとても素敵です。オールドファンとしてはボディジャケットに対応した速写ケースも欲しいですけどね。PL8のシンプルなグリップ形状も好きです。現時点では価格の問題もあり、一つ前の機種でクラシックなデザインのPL7の方が人気が有るようですが、PL8のスッキリしたデザイン好きですね。これで、左肩にストロボが内蔵されていれば完璧だったと思うのですが、もうひと頑張りって感じかな。他メーカーではフジのX-T1/2のグリップ形状は、その全体の姿も含めて好きです。一眼スタイル以外も比較的大柄なボディが幸いして、どの機種も持ちにくいと感じることはありません。グリップ形状とシャッターボタンの位置と言うのは重要で、ソニーのα-7は2型になってシャッターの位置が変更になり使い易くなりましたが、初期のグリップ形状で、あの位置にシャッターボタンを置いたのが問題だったと思います。あの位置にシャッターボタンを置くなら、バッテリーのレイアウトをもう少し検討してボディ形状と言うかグリップ形状を考えるべきでした。でも、個人的には初期型も嫌いではありません。ソニーはAPS-Cサイズのボディでもグリップ形状に問題があると感じていてNEX-7から続く今のボディ形状では、レンズマウント基部とグリップの隙間が狭くグリップ自体も深いので指や爪が長いと使いにくいでしょう。NEX-7以前の頃と比較して女性の使用率が低いのも納得です。思えば、NEX3/5はどちらも、グリップ形状は全く異なりましたが、今も使っているNEX6と比較して、持ち方の自由度が高かったと思います。今のソニーは、開発ソースが分散しすぎていてα7シリーズとRX100シリーズ以外は、グリップまで気が廻らないのか、完成度が低いように感じます。残念。パナソニックの一眼スタイルボディも、初期は手の小さな人用って感じでしたが、モデルチェンジを重ねるたびに手の大きな人にも使いやすくなってきた思います。パンソニックのコンデジスタイルボディは初期からずっと問題ないですね。リコーペンタックスも、両社ともに昔からグリップには気を使うメーカーでした。ニコン1シリーズ、EOS-Mシリーズも特に問題は無いですね。個人的な感想ですが、EOSに代表されるミラーボックス付き一眼スタイルカメラのピストルを握るような手を前に出す持ち方だと、自由度が少ないし手の大きさとグリップの大きさの許容範囲が少なくなると感じます。対して、昔ながらのボディの薄いカメラを持つスタイルは、グリップの有無を問わず、持ち方の自由度が高く手の大きさに左右されないと思います。という事で、PL3のグリップへ話は続きます。。。
2017.03.08
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デジタルカメラの世界では、ボディに後付する電子ビューファインダー(EVF)がオプション設定されている機種を散見する事が出来ます。私自身も過去に、GX100、GX200、NEX5等の機種で、後付する電子ビューファインダーを使用していました。当時の事を思い出すと、EVF入手後、撮影時は常に付けっぱなしにしていた記憶があり、今から考えると後付の意味があったのか疑問を感じます。そんな思いもありEVF内臓のNEX6を使用していたのですが、どうせEVFを搭載するなら一眼レフスタイルの方が使い易いと感じます。そう考えると、アクセサリーシューに付ける後付EVF達は、ほぼ、レンズの真上に来ていたのでそれなりに意味が在ったのかもしれません。この事は、どの形状のカメラをどれだけ使用してきたか。すなわち、馴れの問題かもしれません。ですが、望遠撮影、マクロ撮影、などなどEVFを使いたい時、ボディの左上隅にあるEVFより一眼レフスタイルのレンズの真上にEVFが在るスタイルの方が使い易いと感じるのです。だからこそ、一眼レフスタイルのボディとコンパクトタイプの2台体制を考えていたのですが、撮影回数が激減している現在、ボディは1台として、後付EVFで対処する事を考えても良いのかもしれませんね。久しぶりに、レンズ交換式の異なるマウントを採用したメーカー機を導入した事で、現在の、カメラと自分の位置関係を再確認、再認識している気分です。
2017.03.01
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早速のカメラネタです。自己紹介の意味も兼ねて、私が使ってきたカメラシステムは…高校生の時に父親のペンタックスSPを売り払って買ったミノルタXDに始まり、グラフィックの専門学校に通っていた頃に、モータードライブが使いたくて買い換えたミノルタX500。その後、AF時代に突入してキヤノンEOS620、再びミノルタに戻ってα8700i、α707si、α-9Ti、と、この頃にカメラ沼に嵌り、ミノルタを中心に、ハッセルやライカ、ブロニカやプリモ、ポラロイドなど、色々な時代の色々なフィルムフォーマットの色々なメーカーのカメラを使いました。現存するのはミノルタCLE、SR-T101、α7Xi、フォクトレンダー ペルケオ、プリモジュニア、ブロニカSQ-Ai、ポラロイドSX70改、他にポラロイドカメラ多数。ですかね。レンズは色々です。ライカのビゾ2とか中間リングとかシステムパーツも色々です。デジタルカメラはコダックのコンデジでデビューして、デジ一眼は、フジS2Pro、コニカミノルタα-7D、ソニーα100から始まってソニーαを色々使いました。NEX3からミラーレスになり今はNEX6がメインカメラで、コニカミノルタのα-7DとNEX6が現存します。マウントアダプターを色々と持っていてフィルム時代のレンズも使ってます。コンパクトデジタルカメラも数え切れないぐらいたくさん使いましたが今残っているのはフジのF200EXRと、先日壊れてしまったフジのXF1、それにソニーTX5ですかね。カメラではありませんが時代の流れと言うか、iPhone6Pでも撮影しますね。と、まぁ、ここまでが過去から現在までの話です。詳細は今は無きブログ「楽しいカメラ遊び♪」に沢山書いたのですが、バックアップを取っていなかったのですべて消失してしまいました。そしてここからが現在から未来の話。(^^)色々な事があり、数年前から一人暮らしを始めて、沢山のカメラやレンズを処分して来たのですが、それ以外のものも沢山処分しました。最近になってやっと落ち着いてきたし、愛用していたコンデジのXF1が壊れたので、登場当時から気になっていたマイクロフォーサーズを導入する事にしました。RX100のブレイクで、最近になってキヤノンやパナからも登場した1インチセンサーのコンデジ達も視野には入ったのですが、お気に入りのRX100Ⅲを買う気になれば、中古でm4/3システムが組めるかなと。パナのGM1やGM5ならコンデジ並みに小さいですしね。って考えてたら、既に販売完了してました。GF7の流通在庫が少しと新型のGF9になってました。時の流れは速いですね。そして、すっかり気分はマイクロフォーサーズとなってネットで中古新品問わず物色中です。という事で、マイクロフォーサーズ(m4/3)導入の話はまた今度。。。
2017.02.15
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