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初・舞城王太郎。「阿修羅ガール」はよく名前を聞いていたけれど、図書館の文庫コーナーにこれがあったので借りてみた。奇妙な題名だけどこの言葉、意外に深い。でも題名としてはどうなのよ?って思うけどね。とっつきにくい文体だが慣れてくるとこの話にはこのスピードでないと、と思わせる。しっかし最初は読みにくかったよこれ。現在の謎解きと過去の圧倒的な暴力話がうまくリンクしていて(謎はあくまでも端正な謎で、過去は力こそ正義と言わんばかりの暴力で)、設定が綺麗に当てはまっていくのは快感だ。唐突な主人公の職業さえ、うまく作用しているんだもんなぁ。異能な4兄弟(彼らの異能ぶりもまたある種の伏線だと思う)のその後の物語などあってもいいと思う。特に次男。某竜に変身する兄弟とは全然関係ないけど(笑)次男って結構いいキャラだよね。煙か土か食い物
2009.11.30
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題名はまたもや映画のもじり(明日に向かって撃て!だよね?)探偵事務所職員(仮称)も増えた烏賊川市シリーズ第二弾。軽くコメディしつつ本格しているスタイルは継承。密室は本格の華、なのだろうけど毎回密室で行くのか?恋愛フラグ(?)が全然実っていない所がまた(笑)密室に向かって撃て!
2009.11.29
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個性的な名前、親子や兄弟関係、女同士の友人関係やら「誰と誰がどーたら」という恋愛未満の噂…なさそうで実は身近にありそうなエピソードをちりばめながらこれぞ青春、と言う感じ。みづきもみづき母もいい味だしてるし、類型的かもしれないがわかりやすいキャラ設定がいい。部活メインなのでもちろん学園モノ?なんだけど、親子関係ってこの小説の隠れた(隠れてないかも)テーマかもしれないなぁ。みづき母はそのあたりもいいんですね。神様母はちょっと凝り固まった所がある感じで、ちょっとなんだかなぁ、な感想を抱くんだよね。なんでもできる、と思っている子供時代から、できないこともあると悟りつつある中学生を生き生きと描いていると思う。中学生時代って、友人関係も難しいし、女同士のうだうだってホントめんどくさかったなぁ!「AちゃんってBくんのこと好きなんでしょ?」「内緒だけどC子ってD君が好きらしいよ」みたいなのもうっとうしかったし。そこらへんのところ、さすが女性作家うまいよね。好みだ~!恋愛要素はなくっても(実らなくても)いいかなとは思うが、この結末のほうが収まりはいいかな。少年少女飛行倶楽部実際、最近の子供(私が会うのは4ヶ月検診だから赤ちゃんだけど)ってこういう名前の子、いるんですよ!「海月・満月(満月、はまぁいいかもだけど。みづき)」「海星(かいせい)」「樹依瑠(じゅえる)」るなるな、はさすがに見たことないけど「月(るな)」は結構いる。半年に一人くらいはいるかも。イマドキ、こういうので驚いていてはいけないのかもね。
2009.11.28
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のだめカンタービレ、ついに完結。ドラマから入ったクチなのだけど、千秋ものだめもドラマ版はキャストに文句なしだったし(峰くんはもひとつだったしシュトレーゼマンは絶句、だったけど)今度の映画も楽しみにしてはいるんだけど、漫画が終わってしまうのは寂しいような…でも、終わったのは寂しいけれど、綺麗に終わった~!「ちゃんと分けて ひとつになった」はなかなか深いな、と思いました。クラッシックが身近になった漫画でした。日本のR☆Sの面々(特に峰くん…)との再開シーンなんぞも番外編ででたらいいなぁ。DVDが付いている初回限定版も売ってたんだけど、悩んだ挙句通常版で。これで全巻そろいで。
2009.11.27
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島原の乱(最近は「島原・天草一揆」と言うらしい。教科書はそうなってました)を題材にした歴史小説。ページ数はそうでもないが(544ページ)とにかく長い!なんでここまで書き込むの!っていうほど書き込まれているかと思えばその人物はあっさり消えてしまう・・・脇役まで書き込みすぎです。というか登場人物多すぎて誰に感情移入して読めばいいのやら・・・徐々に主要人物はわかるとはいえ、読みづらいことこの上なし。いっそ医師サイドのみ書くとか(島原の乱ではほとんど傍観者になってしまうかもだけど)鬼塚堅物サイドから描くとかにしたほうが読みやすいのでは…島原の乱なのに天草四郎が魅力的じゃないし、戦略としては本人も取り巻きも無謀(そこがリアルなのかもしれないが)農民の生活や疾病について書かれているのは見事。たしかに大作ではあるが、エンタメを求めていた私にはちょっと相性が悪かったかも疾病のところは興味深かった。「傷寒」と書かれているのはインフルかなとか(実の所腸チフスらしい、そりゃ死ぬかも)赤斑瘡って麻疹かな天然痘じゃないよなとか。(正解?は麻疹)漢方処方が出るたびに検索したり(笑)…読むのになおさら時間がかかる!出星前夜私的メモ傷寒に用いられた処方…桂枝湯、桂枝加附子湯、四逆湯赤斑瘡に用いられた処方…黄連解毒湯、三黄瀉心湯そのほか出てきた処方…大黄牡丹皮湯、茯苓四逆湯
2009.11.26
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これがデビュー作、らしい。題名は有名映画のもじり、だよね(アパートの鍵貸します…見たことないけど)ユーモアミステリとサクサク読みつつ実はきちんと本格していたのであった、と言う感じ。ネーミングからして(烏賊川市…)ギャグだし、千葉の東・神奈川の西ってどこよ?空間ねじれてるやん!脇キャラもいい。烏賊川氏シリーズはこれから読破する予定(笑)密室の鍵貸します
2009.11.25
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「酒場」と言う酒場に百円ショップで売っている「とっても不幸な幸運」と言う名前の缶が持ち込まれ…という発端で始まる連作短編。良くも悪くもラノベ的でサクサク読める。ストーリーもそうだが特にキャラ(少女・強面の保護者・男子学生・刑事・医師etc…)はうまくそろえたなという感じ。キャラ立ちしてるんだけどなんとなく薄いんだよなぁ。「しゃばけ」シリーズではその雰囲気がうまくいっていたのに。缶を発端に始まる事件という形式はいいのだが、これでは続編は難しいかも。しかし、出てくる料理がおいしそうで、こういう店があったら行ってみたいものだ。店長が暴れてなければ、だけど。読後感よし。とっても不幸な幸運
2009.11.24
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元はブログらしい。こちらブログということで以前のエッセイとはちょっと文体が違う気もするが相変わらず面白い!書き足されたと言う脚注もいい!「夢」の中ではブチャイクが好き。もし猫を飼うことがあれば(で、不細工なら)そう名づけるかも。弟ぎみも相変わらず好きだ!なぜに姉上にああ上から目線なのだ(自分も姉で弟がいるのでちょっと同情)スポーツクラブ・YOMUZOは私もぜひ会員になりたい!(!だらけな感想だが気にしない!) ビロウな話で恐縮です日記
2009.11.23
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ダークでシリアス。閉鎖的な、しかし美しい島に住んでいた少年少女、一夜の天変地異で運命が変る。しかし、実際は平和な生活が一転して…というのではなくその前から不満は澱のように溜まっていた。その不満が絶望に代わっただけ。登場人物は皆影を持ち、何かに引きずられるかのように流されている。幸せとか不幸とか言う前に喪失感とか不条理とかを読者に突きつけられる印象。彼らにとって「光」とは、与えられるものではなくて求めて何故か届かないものだと感じた。東野圭吾の「白夜行」に似ているが別物だと思う。切なくて暗い一途さ、がない。爆笑エッセイや「風が…」「仏果…」のような青春?とはまた違う、黒三浦しをん、もいいもんだ。
2009.11.22
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どのような意図で編まれたアンソロなのかよくわからない。内容もばらばらだし、乱歩賞作家というだけなのかな?鳥羽亮 『死霊の手』時代物、まぁこんなもんか?可もなく不可もない感じ。時代物として読みやすいけど。中嶋博行 『検察捜査・特別篇』裏の裏を、といった感じですごくいい!どんどん読んだ。刑事でなく検察官が主人公のものはなかなかないし、作者が弁護士と言うこともあってリアルなのがいい。他の作品も読みたくなった。福井晴敏 『920を待ちながら』お得意の謀略モノ。某作品の彼が出てきたのはうれしい。 (亡国のイージス、の如月行)首藤瓜於 『放蕩息子の亀鑑(きかん)』最近の事件がらみ(市橋容疑者の整形)ではタイムリーと言ってもいいかも。途中読者を惑わせるようなところはあるが面白かった。マイベストは「検察捜査・特別編」(中嶋氏)【中古本】乱歩賞作家 白の謎/アンソロジー
2009.11.21
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小さなビストロ(スタッフも4人だし)でシェフが謎を解く、と言う形式のコージーミステリ。北森鴻の「香菜里屋」に似ているなと思いながら、読み終わって浮かんだのは佐々木倫子「Heaven?」だった(レストランつながりなだけだが)日常の謎系のミステリは大好物(笑)しかもシェフもスタッフもみな暖かく、その上料理もおいしいときたら通わざるを得ないでしょう!実際に「パ・マル」がないのは残念!読んでいるとお腹がすいてしょうがないが、とりあえずチョコ食べておこう。タルト・タタンの夢
2009.11.20
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医療ミスを犯し、それを自ら公表した石にインタビューしようとするライターの綾乃。彼はなぜ隠蔽することなく自らミスを認めたのか…題名はすごくいい。テーマはいいのに、なんだか表面だけで終わった印象。主人公が描きこまれていないことが原因かも。綾乃が書きたいこと、夫婦関係、取材したいこと…もっとあるはず。なんだかなぁ。医療ミスはあっては困ることには違いないけど、こういう切り口でTVでやっちゃぁいけねーよな、としか言いようがない。倍くらいの分量で心理描写入れて書き込まれたものを読んでみたい。まず石を投げよ医療に限らず、どこの職場でもヒヤリハットな事件っておこるものだし、時にはそれが重篤なミスにつながるものだ。それをいかに少なくするか、が大切なのであって。そこらへんはみんな、考えなきゃいけないよな。
2009.11.19
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以前読んだ「傷跡」の続編。例によって残虐かつ暴力的な事件に巻き込まれる。どうも残虐と言うか猟奇的(違うか)なサスペンスって、それだけっていう気がしてもう一つな気がするんだけど。なんかこれ読んだことあるような…と、思いつつサクサク読む。戦い、というよりも再生といった面はいい。主人公や同居人だけでなく、登場人物が「心に傷を負った」者ばかりだが(最近ありがちかもしれないけれど)その傷に相対する手段はさまざま。それにまっすぐ立ち向かう強さ、はいいなぁ。ちょっと希望が持てるようなラストだったのが救いか。…やっぱり既読だった。犯人途中で思い出した(苦笑)
2009.11.18
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探偵モノ…というか成長モノなのかな?足長おじさんのように篤志家に学費を出してもらっている主人公。その代償として「仕事」しなければならないというところが(たとえ試験中であっても)ニールの不幸かも。誰が味方で誰が敵か?ニールと一緒にドキドキ読み進んだ。主となるストーリー(依頼の件)と主人公の成長記が絡み合って、人物像が深まっている。探偵モノというよりもスパイモノにこういう尾行術なんかの講習(?)があったような。面白かった!続編があるということで、主人公の成長が楽しみになりました。【中古本】ストリート・キッズ/ドン・ウィンズロウ
2009.11.17
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三代目澤村田ノ助を扱った作品は他にもあるが、美貌と芸を兼ね備え一世を風靡した女形の悲劇と、ドラマチックになるしかない素材を同じ空間を生きた者の目から描いているのがいい。市川三すじ、って実在の人物なのかどうかはわからないけれど、御曹司でない端役の役者さんってこんな感じだったんだろうな。傲慢や我儘さえも美となる、そんな印象(そしてそこはかとなく淫靡な妖しさのある美しさ)がうまく描かれていて、江戸末期の雰囲気に酔いました。じつによい。役者じゃないけど重要人物の芳年、高橋克彦氏の本に出てきたような…エッセイだったかな?普通の、役者絵とか風景画じゃなくて残虐系の浮世絵を描かれた人、ですよね。やはり「退廃の美」に魅せられたのかな。
2009.11.16
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乱歩賞受賞作家さんということだけれど、受賞作は未読。どんな系統なんだろう?この本は、思い出を探す探偵という発想は面白く、全体としては暖かな物語でよい。「思いで探し」だけでこの事務所が維持できるのか、というところは疑問だけれど、そこらへんはまぁそういうことで(笑)このままコージーミステリ系でいくのかと思ったら、現在進行形の話となるとテンポが違っていて取ってつけたような印象を受けたのは残念。ストーリー上は必要なエピソードなんだろうけど、そこらへんをうまく料理してあればもっとはまれたかも。続編として、そのエピ抜き、新メンバー加入(役者さんが一人減るだろうから)で書いて欲しいなぁ。京都が舞台で、滋賀県内もちらちら知っている所が出てくるのはうれしい。それも有名観光名所でないところ(御香宮とか)観光案内でない京都、と言う感じ。思い出探偵
2009.11.15
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一気読み。「誘拐」という題から、「誘拐犯人からの視点で描いて、いかに(金銭授受を)成功させるか」「捜査員側から描いて、いかに人質を救出するか」のパターンがあるわけだけどこれは双方ともうまく描かれていてうまい!ネタ的には斬新なものではないかもしれないが味付けがすばらしい。実際の捜査の手順の裏をかいたところは手抜かりがないのに、なぜそこに○○を書くかね(それがなければばれなかったんじゃ?)…と、そこは○をかぶってもいいという意思表示かも。…伏字だらけでわけわからんね(笑)でもネタバレはしたくないのこれ。あと、「人の善意」というものを信頼しているんだな、ってところがいい。同じ作者の「乱反射」とは逆ね。格差社会・リストラ「痛みのある改革」など某元首相を思わせる総理で、彼から発想の源を得たんじゃないかな、なんて思ったり。文庫化されたら買う予定!いいよ!
2009.11.14
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「何でも読む」つもりでいたのだがこういう本を読むと自分の読書傾向が偏りまくっているのを再確認する。この中で読んだ本7冊は多いか少ないか?ちなみに「ああいえばこう(嫁、と言う字に×がついています)行く」「半落ち」「ZOO」「ハリーポッターと秘密の部屋」「砂の器」「4TEEN」「13歳のハローワーク」これを読んで、実際の本を読んだような気になるのは筆者がやはり上手いから?意外にもマジメな本よりタレント本を読みたくなってしまったよ(笑)「ダディ」とか「楯」とか「三流」とか。「意図的な誤読」は面白い試みかも。・見取り読み(おいしいところだけ読む)・脱線読み・見立て読み・やつし読み(なりきる)・鳥の目読み(遠くはなし)・虫の目読み・探偵読み・クロスオーバー(他の本も読む)・ひらめき読み(何か思いつくかも)・カウント読み(同じ言葉が難解出てくるかとか)…っていうか、普通の読書でいいや、楽しけりゃ(笑)誤読日記
2009.11.13
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副題が「鳥取環境大学の森の人間動物行動学」比較的新しい大学らしい。とにかく楽しそう!獣医学じゃなく動物学というのも面白いだろうなぁ!子供の頃は石をひっくり返したり池を覗き込んだりして一日中飽きなかったものだが年を取り、例えば女子中学生以上になるとそれは「ちょっとおかしなヒト」に思われないかと(笑)そういうことはしなくなる。女子高生、女子大生と虫を追っかけたり川に網突っ込んだり、をガマンガマン。…子供が生まれて、運よく自然好きになったら(というかそう育てたら)子供をダシにまた虫取り…はい、ワタクシでございます(笑)そういうことを大人になっても堂々とできる、というのがまずすばらしい。で、お仕事なんだもんなぁ。先生と一緒に池をさらったりヤギと戯れたり蛇の口に餌突っ込んだりしたい!(いや、蛇はやっぱりやめとこ)ヤギコもホバもかわいいんだよねぇ…理系の大学の先生、ということもあり文がいまひとつ硬い。でも文章が練れてないところがまたよし!先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!
2009.11.12
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昨日の「烏金」の続編。前作の主人公は出てこなくて(思いで程度に語られる)前作の脇役である元・泥棒の子供たちが交代で主役な連作短編。子供たちがもうひとつキャラが立っていないので、読み始めてすぐこれは誰々が語り手だというのが伝わってこなくて残念。誰か一人の視点でも良かったのでは?あと、敵討ちをメインの話にすえて、ちょこっとずつ情報がわかってきて…みたいな構成の方がつながりも盛り上がりもあってよかったようには思う。とはいえ読後感のよい人情モノとしては秀逸。さらなる続編希望!できれば「浅吉」篇も読みたいなぁはむ・はたる
2009.11.11
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金貸しが舞台なのに、人情話でとてもいい。因業金貸し、貧乏侍、浮浪児とわかりやすいキャラで読みやすい。中でもやはり主人公がいい。お吟に近づいたのはわけがあって…という伏線が効いていて彼の仕事と共にその謎(?)もわくわくしながら読んだ。続編があるのだが浅吉はでてこないので、彼のその後の話も読みたい。算術といえば裕福な旦那が算術に夢中、っていうのがちょっと微笑ましかったり。昔読んだ「算法少女」っていう児童小説ちょっと思い出した。烏金(からすがね)ついで算法少女算法少女夏休みの課題図書だったような気がする。
2009.11.10
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5巻を先に読んだので、ああこれが月夜野氏がトランクにはまり込んだ旅行記なんだなとニヤニヤしながら読んだ。身内ネタなんだけど(そして読者はその身内を知らないにもかかわらず)面白くかけるのは才能なんだろうな。読者を選ぶかもしれないのだが。…そして私は相変わらず彼女の小説は未読だ(笑)海馬が耳から駆けてゆく(4)
2009.11.09
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読書か、と言われるとちょっと違うかもしれないけど本のご紹介。観光案内ではなくおさぼりポイントというところがニッチでいい。営業マンの外回り途中のおさぼり向けなのだが、喫煙・禁煙の別やトイレ情報など子連れにも役に立つんじゃないかな?デパート屋上なんかは、買い物途中の休憩ポイントとしても役に立つし。自分が子供の頃ほど屋上には行かなくなったよなぁ。自分がわりに行かないところの情報が逆に面白かった。ちょっと足をのばしてみたくなる。
2009.11.08
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英語名だとThe Insite Mill…刺激工場?(エキサイトだと「工場を刺激してください。」…ミステリとは思えない直訳)インシテミル、だと淫するとか陰するとか印するとか、とりあえずいろんな漢字を思い浮かべてみたり…表紙絵の可愛らしさにだまされた感じ。ラノベかと思わせてきちんとミステリ。クローズドサークルものの本格というよりはドラマの(原作は未読)ライヤーゲームを思わせるような設定で、キャラ立ちもよくサスペンスドラマに向いているかも。そういうのも結構好みだ!本格ミステリとしてはまだまだ穴もあるとは思うけれど、ミステリマニア向けの隠し味も効いていて、満足。ちょっと登場人物が人数多すぎる気もする。そのおかげであまり書き込まれていない人物もいるし。インシテミル
2009.11.07
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「老人力」の赤瀬川氏と「~の丸かじり」シリーズの東海林氏、お二人とも視点が斬新で面白いエッセイで、好きな作家さん。今回の本は、お二人の対談よりも第三者を入れたものの方がおもしろかったなぁ。でももう70越えてらっしゃるんだと思うとそうそう軽妙でもいられないかも。美術の見方の違いは面白かった。美大出の赤瀬川氏と漫画家の東海林氏、どちらも絵に関係した職業だから視点も同じようかと思ったが、結構違うものだなぁ。お二方とも「下ネタを語っても下品じゃない」というところが美点だと思うんだけど、今回は下ネタ(排泄系)が多く、ちょっとうんざり感も。面白くないわけではないのですが。老化で遊ぼう
2009.11.06
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吉原を舞台に女達の愛と悲しみを描いた…というと映画か何かのあおりみたいだけど、雰囲気がとても好み。大籬でなく羅生門河岸でもないほど良い大きさの中見世なのも身近(?)でいいんじゃないかな。連作短編で、登場人物がつながっているのでまた始めから読み返したくなる。舞台が舞台だけに性愛描写はあるけれど、官能小説(R18文学賞受賞だそうだ)というよりは恋愛小説で、華やかな色合いの底に切なさが隠れている。ネットの感想でも書かれていた事だけど、ちょこちょこ史実と違うことはあるようだ。例えば「遺体をおはぐろどぶに放り込む」…地の果ての川ならともかく、吉原を囲んでいた溝なんでしょ?!不衛生だし臭くて大変なことになりますがな!関係ないけど吉原について詳しいサイト松本深志高校落研OB会http://home.a05.itscom.net/hotaru/index.htmlさすが、落語に吉原話はかかせないですよね。
2009.11.05
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初めて読む作家さん。化粧品会社「白雪堂」の新人OLの奮闘記、かな。つっこみどころは数々あれど、お仕事モノとして楽しく読んだ。仕事も同僚も私生活・恋愛も全部あきらめない、かといって妙に熱っぽくない(っていうか暑苦しくない…イマドキはこんな感じかな)OL像がなかなか心地いい。白雪堂の「シラツユ」が非常によさそうな商品(実在すれば買ってみたい)なだけに、新製品開発話が中途半端なところが不満。イメージキャラクター云々よりもどんな製品にするのかの方が大事なのでは?そこらへんの話がまったくないし。化粧品なんて成分の配合一つとっても何年も研究に研究を重ねてやるものだろうし、商品開発がすべて終わってから、それにあわせたCMキャラ選べばいいわけで。…主人公は開発チーム(研究職?)じゃないので仕方ないかなぁ?白雪堂
2009.11.04
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「男性誌」で思い浮かぶもの以外にも趣味の雑誌(釣り雑誌とか)とか、総合誌も含まれている。ま、ターゲットは男性なんだろう。さすがに「愛読」しているものはないものの、この中にもいくつか読んだことのある雑誌はあるなぁ。というか「女性誌」が家庭画報~手芸誌、懸賞雑誌あたりをさすと仮定(男性誌がプレジデント~月刊へら(ヘラブナ)なのに対して)しても「女性誌」よりも「男性誌」の方を読んだ量が多いかも。(文藝春秋までここに入れられては)もっともっと「男性誌」っぽいものの話かと思っていたのだが。趣味系の雑誌は確かに男性向け(手芸系を除く)関係ないけど全然関心のない雑誌の、読者投稿欄なんて見るのって意外と面白いですゾ。夫が買ってくる自動車雑誌とか、週刊アスキーとか。麗しき男性誌
2009.11.03
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推理小説としては偶然に頼りすぎいまひとつだと思うが(謎解き推理としては全く向いてない)広い意味でのミステリとして秀逸。表紙絵もそうだが、降り続く雨のイメージで万引き・ストーカー・暴力などの暗いエピソードが生きてくると思う。ラストの仄めかしもあれでいい感じ。読後感、ではなくサクサク読める読み応えは快感と言ってもいいんじゃないかな。龍神の雨
2009.11.02
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陸上部部活モノ、だと思って読み始めたんだけどなんだかちょっとがっかり。美少女でオトコマエな性格の先輩と、彼女をめぐって抜け駆けしないことを誓い合っている四人組み、というありがちなパターンで、内容的にもめっちゃベタ、王道パターン。なのに。読んだ時ちょっと感情的?になっていたからかもしれないけど、じわ、うるっときてしまった(不覚)ベタな青春モノ、って感じでキライじゃないよ。陸上部である必然性ってラストのねーさんの美しい走り、だけな気がする。後、気になるのは素人考えながら、短距離選手は駅伝には出ないと思うが…よっぽど人数の少ない部活なのか?
2009.11.01
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