星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2021.06.18
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 モモセヒメは実在の可能性が高い10代目天皇「崇神天皇」の叔母で「神がかり」となって神のお告げを発することが出来たようで、当時流行していた疫病の原因を天皇はモモセヒメから知ることになっています。疫病を鎮めるための1つとして当時宮中に祀られていた「アマテラス」を奈良県に移したりもしています。

 一方「神功皇后」は「ヤマトタケル」の息子で14代目「仲哀天皇(192-200)」の皇后で、
モモセヒメと同じように神に憑依され神託を告げて天皇の政治を助けていたとあります。再度の九州「熊襲」の抵抗に対しては彼女のお告げに従わずに戦いの中、仲哀天皇は亡くなってしまいます。

 その後、元々のお告げである朝鮮半島の「新羅を征服せよ」に従い神功皇后は自ら指揮を執り出兵し、新羅だけでなく「百済」「高句麗」の3か国を征服します。そしてその新羅征服の際に身ごもっていた息子が父帝の後を継ぎ15代目の「応神天皇」となります。

 もしモモセヒメがモデルであれば邪馬台国は「畿内」に「神功皇后」であれば仲哀天皇が祀られているのが福岡県ということから彼女ともゆかりの深い「九州」ということになるようです。

 中国の「魏志倭人伝」の中で239年にごろに卑弥呼が魏の皇帝に使いを送っていると記載があり、彼女については「鬼道で衆を惑わす女王」とも書かれているようです。この一文から卑弥呼のモデルはモモセヒメか神功皇后説かが出ているようです。

 年代を考えると崇神天皇より仲哀天皇の時代の方がぴったりすると思うのですが、畿内説を捨てきれない色々な要素があるのだと思います。それにしても「邪馬台国はどこにあったのか」というある意味日本史上最高のミステリーであり永遠のテーマに解決の日が来るのかどうか興味深いところです。



 「卑弥呼」というと私には手塚治虫氏の漫画「火の鳥」に描かれた卑弥呼が一番印象深いです。火の鳥の生き血を飲めば永遠の命(美)が得られるという伝説を信じ、火の鳥を得ようとした彼女の執念を随分前に読んだ漫画ですが今でも良く覚えています。

 「火の鳥」から仏教観や命の意味を教わった気がします。機会があれば是非もう一度読み返してみたい漫画です。






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最終更新日  2022.08.22 14:41:37
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