PR

カレンダー

バックナンバー

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

生き物観察が趣味の者です@東京@ Re:コマユバチ(繭と成虫)(11/12) 初めまして。 ハギの枝に黄色い毛玉の様な…
先生へ@ Re:ハナアブの幼虫(オナガウジ:尾長蛆)(05/21) ためていた水に生息していて、生まれて初…
srpfly@ Re:ショウジョウバエの1種(07/28) it is not a Drosophilidae (ショウジョウ…
蓼科委員@ Re:スミレの閉鎖花(11/17) 閉鎖花としてアップされている画像はすで…
蓼科委員@ Re:スミレの閉鎖花(11/17) 閉鎖花としてアップされている画像はすで…
飛ぶ本@ Re:クサギカメムシの幼虫(初齢)(07/31) 初めまして。 とても分かりやすく勉強に…
おかんー子どもの頃は虫好き@ Re:エゾギクキンウワバ(蛹と成虫)(12/01) 生協で届いたモロヘイヤについていた5mmほ…
2006.11.29
XML
テーマ: 虫!(821)




 以前紹介したサトクダマキモドキよりはずっと細く、全長もやや短い。触角がこの種のバッタにしてはかなり短かく真っ直ぐなのが目立つ。


クビキリギス1
クビキリギスの全身.上から(2006/11/08)



 前にも書いたが、私はバッタ類を得意としない。しかし、調べてみたらサトクダマキモドキの時と同様、正体は簡単に割れた。クビキリギス=首切りギスという、一寸物騒な名前のバッタ。短い触角、頭部の形と口が赤いのが決め手であった。写真で見ると、触角も赤い。

クビキリギス2
クビキリギスの触角を除く全身.横から(2006/11/08)



 この手のバッタは噛みつかれるとスザマジク痛い。噛みついたまま容易に放さないのである。無理に放そうとすると、バッタの首が切れて取れてしまうので、クビキリギスの名があるとのこと。

クビキリギスの頭部(横から)
クビキリギスの頭部.口が赤く、眼に妙な紋がある(2006/11/08)



 私がバッタを余り好かないのも、子供の頃この種のバッタに噛みつかれて、エライ目にあったせいかも知れない。



 頭部を拡大してみると、眼の上部に黒い筋があり、真ん中辺に黒い点がある。この黒い点は、後の写真を見ると分かるように、常にカメラの方を向いている。ストロボの反射とは考えがたいが、バッタは複眼だから実際にある模様とも思えない。一体何であろうか?

クビキリギス(真っ正面から)
クビキリギス.真っ正面から.何とも言い難い変な顔(2006/11/08)



 クビキリギスを真っ正面から撮ってみた。深度が浅いので頭の辺りにしか焦点が合っていないが、何とも変な顔!! つい笑ってしまう。

クビキリギス(斜め上から)
クビキリギス.頭部を斜め上から(2006/11/08)



 少し上から撮ると、眼をつむっている様な感じ。

クビキリギスの頭部(真上から)
クビキリギス.頭部を真上から(2006/11/08)



 真上から撮っても余り面白くないが、前述の眼の中の点が黒い筋の横に見えるので載せることにした。



 このバッタ、11月と言うのに以前のサトクダマキモドキとは違って、いたって元気。少しチョッカイを出すと、気温が低いにも拘わらず、羽で飛んで逃げるし、ピョンピョン跳び回る。

 調べてみると、何と、このバッタは成虫越冬し、春になってからジィーンと鋭い声で鳴くのだそうである。図鑑によると、他にシブイロカヤキリモドキというのも成虫越冬するとのこと。

 この手の細長い緑色のバッタは総て卵越冬と思っていたが、バッタの中にも変わり者がいるものだ、とバッタを得意としない私は妙に感心してしまった。


PS:次回より掲載場所を「園芸:虫!」から「アウトドア・釣り:日々自然観察」に変更することにした。今後共宜敷御願仕候。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.11.30 09:33:57
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: