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2007.05.06
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 そう思っているので、カメラを向ける気もしないし、これまで一度も撮った事がなかった。


 ところが、先日ある写真を見てカガンボも結構面白そうだと思って居た所、丁度「何時もの椅子」の近くにあるニワナナカマドの葉にカガンボが一匹止まった。早速、これを狙ってみた。


キイロホソカガンボ1
キイロホソカガンボ.脛節で葉に留まっている(2007/05/04)



 すると、このカガンボ、普通の種類よりもずっと派手な色彩をしているではないか!!世の中にこんなカガンボが居るとは知らなかった。カガンボの中にも、やはり洒落者は居ると言うことか。


 後でコムピュータに移して見てみると、葉の上に留まるのに付節(脚の先端にある短い節が複数繋がった部分で先には通常爪がある)ではなく、脛節で留まっていて、付節は宙ぶらりん。壁や網戸に留まっているときは付節の先の爪で引っ掛けているのは明らかだが、小さな葉の上に留まるには、脚が長過ぎて、こうなってしまうのかも知れない。人に限らず、虫でも足が長すぎると何かと困る場合がある様ですな。

キイロホソカガンボ2
キイロホソカガンボ.派手な模様をしている(2007/05/04)



 更に良く見てみると、右の後肢が欠けている。しかし、まァ、この世には五体満足、と言うか、6肢満足なカガンボの方が少ない様な気もするが・・・。


 さて、この綺麗なカガンボ、何という種類か? かなり特徴的なので、一寸調べてみたら直ちにキイロホソカガンボに酷似することが判明した。図鑑の記述とは多少異なる点もあるが、個体変異もあろうし、まァ、学術論文ではないからキイロホソカガンボとしておこう。

キイロホソカガンボ
キイロホソカガンボ.変な顔と口器が印象的(2007/05/04)



 ところで、私はこれまでこの「あしながおじさん」を「 ガン 」と呼んでいた。ところが、図鑑では「 ガン 」であり、また、Internetで検索すると「 ガン 」が圧倒的に多く「 ガン 」の200倍、「 ガン 」の400倍以上ある。

 カガンボの語源は「蚊の母」であると言う説が有力らしい。とすれば、やはり図鑑の「 ガン 」が適切と思うが、広辞苑では「 ガン 」で「 ガン とも」とある。そこで此処では「キイロホソ ガン 」としておいたが、検索の方には「キイロホソ ガン 」も載せておいた。私が使っていた「 ガン 」の語はどうやら落第らしい。

 イヤハヤ、ややこしい事ではある。







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最終更新日  2007.05.06 07:53:17
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