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大好きな推理小説も
最近ますます活発になってきたおチビちゃんたちに遮られ、
途中で何度も読み返しながら先へ進むので、
1冊読み切るのにかなりの時間を要するようになりました。
ところが、この1冊は違いました。
第63回日本推理作家協会賞受賞作
貫井徳郎著「乱反射」(朝日文庫)です。
これは、あるひとりの幼児の死を巡る物語である。・・・
のプロローグで始まる小説、599ページ。
まずチャプターがー44から始まり、
353ページで0になります。
平凡な日常生活の中に潜んでいる
誰もが気付かないうちに一人の幼児の死を招いてしまうという
伏線が語られています。
そして37で終結します。
一見不運な事故としか見えない幼児の死が
実は平凡な日常の負の連鎖で、殺人だったと気づかされる物語。
なんとなく後味が悪い物語ですが、
自分で自分の心を律することの大事さを
気づかされる物語でもありました。
久しぶりに面白かったと実感できました。
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