PR
Comments
Calendar
昨日は日本美の凝縮空間の一つ
老舗料亭、竹茂楼のお部屋を紹介しましたが、
今日は京懐石の紹介です。
和食のもてなしの空間には茶の心が生きています。
ちょうど訪れた日は葵祭の前日でした。
端午の節句の季節にふさわしい
床の間のお軸、兜、菖蒲の花が飾られた
室礼の行き届いたお部屋で
お料理にも季節感が漂います。
食前酒の杯には「花」の文字が。
粽(ちまき)には若狭の春さばを焼き鯖寿司にして巻いてあります。
白い団子状のものはユリ根。その横にはエビとオクラ。
料亭の花といわれる斬新な絵柄の漆椀のふたをあけると、
美濃吉伝承の秘伝の鯉こく汁が。
皮一枚残し、骨切りし、低めの油でさっくり揚げ、くさみが抜けた鯉が
だしのきいた白味噌にからんでとても美味しゅうございました。
ミョウガとの相性も絶妙です。
カツオのたたきや鯛のお刺身とともに
ワサビの葉っぱもすべていただきました。
伝統京野菜の伏見唐辛子、玉ねぎ、揚げレンコンには
山椒味噌がはさんでありました。
京料理といえば川魚料理。
小鮎は骨が柔らかく、頭から丸ごと食べられます。
お部屋でもう一度、若鮎に火を入れて仕上げてくださいます。
蓼酢(たです)や山椒味噌につけていただきます。
旬の筍は朝堀りの京筍。
「特選牛ロースと春野菜鍋」は人気のメニューとか。
京のうまだしに、肉汁がまじり、京筍、京芹(せり)、たらの芽に
うまみがしみて、花山椒がたっぷり入っています。
湯葉とえんどう豆いりのご飯。
鰻は山椒と煮てくさみをとり、京漬物の横にさりげなく。
最後に和のスィーツが出ます。
アイスクリームにまで黄な粉がかけてあります。
そしてお抹茶を「一服どうぞ」
どうですか?
京懐石を堪能できましたでしょうか?
明日は平安神宮で出会った動植物についてです。
3回目の鳥取の旅から無事に帰宅しました September 14, 2024 コメント(18)
4つのフェリーに乗って日本一周の旅・その… August 8, 2024 コメント(16)
4つのフェリーに乗って日本一周の旅・その… August 7, 2024 コメント(14)