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長いながいご無沙汰をしている間に歳をとりました。還暦もとうに過ぎ、来月には62歳。時の過ぎるのが年々速くなりますね。Facebook「観学院称徳」では、ほぼ毎日花の写真やつれづれの雑感など公開していますが、時々はこのブログのブッダや経典の言葉などの記事を「雨の降る日はブッダの言葉を!」として転載しています。もう10年以上も前に勉強しながら書いていた記事ですがお釈迦様の言葉が古くなることはなく、人生を生きる上で支えになる真理なんだと再認識しています。時々はこのブログにも何か書ければいいのですが。。。(^人^) 観学院称徳
2017年06月27日
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(7)チベット仏教についてダライ・ラマの密教入門 秘密の時輪タントラ灌頂を公開するダライ・ラマ著 石浜由美子訳 知恵の森文庫 『三万年の死の教え~チベット『死者の書』の世界』中沢新一著 角川文庫刊 中沢新一著 新潮社 観音菩薩が鳥たちを導く『仏教聖典』について『和文仏教聖典』 仏教伝道協会 http://www.bdk-jp.org/宗派を超えて僧侶や仏教学者、哲学者などが編纂委員会をつくり体系的に編纂したものです。原典の出典も明確にされ、便利な索引や仏教通史、用語解説もあり、たいへん分かりやすく現代語訳されています。ホテルなどにキリスト教の聖書と並んで常備されていることもあります。『和文仏教聖典・携帯版』 仏教伝道協会『現代仏教聖典』 東京大学仏教青年会『ブッダとそのダンマ』 ビームラオ・ラムジー・アンベードカル著/山際素男訳 光文社新書(前掲)インド独立時の憲法を起草した憲法学者でインド仏教復興の父、B.R.アンベードカルが、多くの仏典から集成したもの。中国経由の大乗仏教とは異なる、原始仏教、南伝の上座部仏教などからの活き活きしたブッダの生涯も描かれ、哲学的な各論も非常に分かりやすいです。他にも個人の編纂による仏教聖典はいくつも出版されています。しかし、これらは個人の見解や、その属している宗派の見解によると思われ、一般的な仏教理解には、最適とはいえません。 仏典詩抄~日本語で読むお経 八木幹夫著 松柏社漢文のお経を分けもわからず読み上げるだけではもったいない。詩人のことばで翻訳されたお経は美しく人生を楽しく生きるための糧になるものだと実感できます。 現代の仏教理解のために 秋月龍ミン(王偏に民)著 講談社学術文庫 高橋卓志著 岩波新書*『誤解された仏教』を読んで(1)*『誤解された仏教』を読んで(2)~自力と他力*『誤解された仏教』を読んで(3) ~仏教の極致いきいき生活のためのお釈迦様の教えブッダのユーモア活性術 A.スマナサーラ著 サンガ新書南伝仏教のパーリ語大蔵経に残された機知に富んだお釈迦様の対話が、分かりやすく、面白く解説されています。現世を生きる者のために幸せになる道を説いたお釈迦様の初期仏教が2500年の時空を超えて活き活きと蘇ります。悟りに至るお釈迦様の瞑想法 ブッダ直伝、上座部仏教に伝えられた科学的で分かりやすい瞑想法 豊かな人生の技法 A・スマナサーラ著ウィリアム・ハート著 /太田陽太郎訳 春秋社 サンガ新書宗教と経済思想について 『宗教の経済思想』保坂俊司著 光文社新書 宗教一般について宗教哲学入門 量 義治著 講談社学術文庫 ゼロからの宗教の授業 釈徹宗著 東京書籍刊以上、脈絡無く思いつくままに選びました。ご参考になれば幸いです。ナムブッダ 合掌 観学院称徳
2016年03月22日
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(6)仏教の祖師たちを知りたい人へ 『仏教入門~名僧たちが辿りついた目ざめへの道~』松原泰道著 祥伝社黄金文庫仏教の開祖釈尊から、日本仏教の祖聖徳太子、日本天台宗開祖最澄、真言宗開祖空海、浄土宗開祖法然、浄土真宗開祖親鸞、曹洞宗開祖道元、日蓮宗開祖日蓮、臨済宗中興の祖白隠たちの目ざめへの道を100歳を越えた禅僧である松原泰道師が分かりやすく紹介してくれます。日本仏教の理解のために日本仏教の思想『日本仏教の思想~受容と変容の千五百年史』 立川武蔵著 講談社現代新書聖徳太子から鈴木大拙まで、千五百年にわたる日本仏教史上の主な登場人物の思想を時代とともにたどりながら、仏教思想の受容と変容と日本仏教の核心に迫る。分かりやすくて面白い好著。 『仏典をよむ~死からはじまる仏教史』 末木文美士著 新潮社刊お釈迦様の死から始まる仏教の仏典と祖師たちの著作による思想のダイナミックな展開から、仏教の心髄に迫る力作。 『法然の衝撃~日本仏教のラディカル』 阿満利麿著 ちくま学芸文庫刊我が国で初めて凡夫のための救済を説いた法然上人。世俗を超えた宗教的価値の絶対性を明確に主張した法然上人の革命的意義が解き明かされている。法然以降、我が国の宗教は仏教はもちろん、神道に至るまで影響を受けることになる。日本の歴史をよみなおす 網野善彦著 ちくま学芸文庫目から鱗の日本史読み直し。歴史の常識への囚われから離れて文献を読み直すと見えなかった歴史の細部が活き活きと蘇って来るのです。日本の歴史や文化に長く深く関わってきた仏教に対する認識も変わります。禅、道元禅師の思想を理解するためのご参考に (7)に続く。
2016年02月25日
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(5)密教理解のために 密教 空海と密教 密教・コスモスとマンダラ松長有慶著 頼富本宏著 松長有慶著岩波新書 PHP新書 NHKブックス『空海 般若心経の秘密を読み解く』本書は、弘法大師空海、最晩年の著作『般若心経秘鍵』の解説書です。拙僧がこれまで理解してきた顕教的な般若心経の表面的な解釈とは異なる密教的な般若心経の世界を垣間見ることができました。『般若心経秘鍵』は、般若心経そのままの解説ではなく、空海が般若心経を密教的に解釈したものです。原文は漢文ですが、読み下し文は、我が国文学、哲学、宗教史上に輝く素晴らしい名文です。本書では、これに用語訳と大意が付いていて、入門者にも分かりやすくなっています。また『般若心経秘鍵』の著作解説、研究成果を合わせて、真言密教のエッセンスが学べるように工夫されています。『般若心経秘鍵』そのものが、空海による仏教解説のインデックスのようなものなので平安仏教の真言宗のみならず、天台宗と顕教である奈良(中国)仏教についても、そのポジションが分かるようになっています。しかし当然のことながら空海寂滅後の鎌倉仏教(浄土宗系と禅宗系、日蓮宗)には言及されておりません。鎌倉時代に専門分科される以前の平安時代の総合仏教と密教、そして奈良時代の学派仏教や中国仏教、インド密教を垣間見たい人にはお奨めの本ですよ。拙僧の師匠である僧正さまからの推薦書でもあります。『空海 般若心経の秘密を読み解く』著者:松長有慶 出版社:春秋社サイズ:単行本/217p 発行年月:2006年08月空海とアインシュタインそれは不思議な対話でした。時間と空間を超えて弘法大師空海のもとに20世紀最大の物理学者アインシュタインが訪れ、東洋の宗教と、西洋の科学が出逢う。不思議なことに彼らは、きわめて類似した宇宙観を持っていました。?、ついに往っちゃったかって?ご安心あれ、連休に読んだ本の一冊の話です。都立大名誉教授、現在早稲田大学教授で素粒子物理学が専門の理学博士である広瀬立成という学者が著した本の中の話、フィクションです。本書では、空海の真言密教的宇宙観と、アインシュタインの構想した科学的宇宙観がたいへん分かりやすく解説され、その上で二人の対話を通じて、宇宙の中、大自然の中の人類の、人間のあり方が浮き彫りにされています。「空海をアインシュタインに対比させたのは、空海が宇宙の根源を神仏に求めるのではなく宇宙を統べる法則にあると考え、それゆえ科学的宇宙観とのある種の対比が可能になったからである。」と、著者は記しています。空海さんが宇宙の根源を神仏に求めず、宇宙を統べる法則にあると考えたというのは、宇宙の永遠にして普遍の真理そのものを、大日如来とした密教の考え方を表しているのです。宗教と科学という二人の宇宙観、世界観が交差する場所を見出し、そこに21世紀の人類のあり方を発掘するというのが、本書の主旨ということです。二人の議論は、始ったばかりで、本書が終わっても尽きないような気がしますが、現代を考えるきっかけにするには面白い本ですよ!『空海とアインシュタイン 宗教と科学の対話』 広瀬立成著 PHP新書(6)に続く。
2016年01月19日
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(4)仏教全般の理解のために バウッダ「佛教」 中村元 /三枝充悳共著 講談社学術文庫刊大乗仏教の理解のために 心は死を超えて存続する ダライ・ラマ著 石浜由美子訳 知恵の森文庫さすがダライ・ラマ。これほど分かりやすく正確な大乗仏教入門書を拙僧は知りません。菩薩の願い~大乗仏教のめざすもの 丘山 新 著 NHKライブラリー仏教の思想(4)~認識と超越<唯識> 服部正明・上山春平著 角川文庫唯識思想は、中観思想とともにインド大乗仏教の二大学派を構成しています。有名なアサンガ(無着)やヴァスバンドゥ(世親)によって体系化されました。ヨーガの行の実践哲学として発展しました。般若心経の翻訳で有名な玄奘三蔵が孫悟空?とインドに行ったのも唯識のほんとうのところが知りたかったからなのです。我が国仏教の原点ともなった華厳経の如来蔵思想や禅の実践にもつながるものです。下記「空の思想史」と合わせ読むことで大乗仏教の源流を理解するのに役立ちます。空の思想史~原始仏教から日本近代へ 立川武蔵著 講談社学術文庫一切皆空、神も世界も私も実在しない。絶対の否定。大乗仏教の祖ナーガールジュナ(龍樹)とその弟子たちが育んだインド仏教とその思想が、中国・日本でどのように変容し発展していったのか、経典や論書の生々しい詩偈を解釈していくうちに何だか分かったような気がします。般若心経の色即是空、空即是色の意味もどんな解説書よりよく分かります。 華厳の思想 鎌田茂雄著 講談社学術文庫たいへん分かりやすい華厳経の思想の解説書です。中国・朝鮮・日本の華厳宗の歴史と思想の系譜と、華厳経の説く世界観を学べます。 竹村牧男著 講談社現代新書難解と思われている仏教思想を分かりやすく解いています。超モダンなその思想は、けっして過去のものではなく、複雑な現代の諸問題を解決する力を秘めた人類の宝なのです。(5)に続く。
2016年01月12日
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(2)の続き。(3)一方、『新釈尊伝』(渡辺照宏著)は、合理主義的な人間釈尊観を批判し、超自然的な神話的仏伝の中にこそ深い宗教的真実があるとして、パーリ語、サンスクリット語、チベット語、漢文などの膨大な資料と内外の学術的研究成果を織り込みつつ、史実も踏まえながら、お釈迦様の無限の教えを綴るものです。こちらもやはりお釈迦様の真の教えに触れたような感動を覚えます。 『新釈尊伝』渡辺照宏著 ちくま学芸文庫刊最後は『ブッダとそのダンマ』(ビームラオ・ラムジー・アンベードカル著)。著者は、不可触賤民出身で忌み嫌われながらもコロンビア大学で博士号を得てインド独立時の憲法を起草した憲法学者、ネルー内閣の法務大臣で、反カーストの立場からインド仏教復興に人生をかけました。本書は、そのB.R.アンベードカルが、多くの仏典から編纂したインド仏教徒1億人のバイブルです。中国経由の大乗仏教とは異なる、仏教の本流である原始仏教、南伝の上座部仏教などの経典や伝承から活き活きしたブッダの生涯も描かれ、哲学的な各論も憲法学者ならではの分かりやすさで、実に論理的にお釈迦様の生涯とその教え(ダンマ=真理)を説いています。拙僧も度々引用させていただいている本です。 『ブッダとそのダンマ』ビームラオ・ラムジー・アンベードカル著/山際素男訳 光文社新書参考:転生~ブッダは再生を信じたか? 2005年08月27日掲載http://plaza.rakuten.co.jp/epub777/diary/200508270000/ブッダ、釈尊、お釈迦様。その八十年の人生、成道されてから四十年以上に渡る布教の旅の中から多くの伝承や教説が生まれ、人々の心に記憶され、後に文字として紙に定着されて二千五百年の時を超えて、現代に生きる私たちに伝えられています。その中には、今私たちが現代日本の仏教宗派の祖師となった仏弟子達が考えついたと思い込んできた教え、例えば道元禅師の只管打坐も、親鸞上人の悪人生機説の源もそこにあります。お釈迦様の真理の教えを、真摯な気持ちで聴くとき、口に唱え、写経するとき、あるいは歩くときも、生活のあらゆる場面で心に思い、善き方向に自分を振り向けて行くことに勤め、人の幸せを願い、自分の幸せも願って、いい人生を創っていきましょうね。*立松和平著『ブッダその人に』を読んで(4)に続く。
2015年12月11日
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(1)の続き。(2)お釈迦様とその思想について知りたい方には ブッダの人と思想 カラー版ブッダの旅 仏陀を歩く~誕生から涅槃への道中村元・田辺祥二著 丸山 勇 著 白石凌海著NHKブックス 岩波新書 講談社選書メチエ 雲井昭善著 いきなりはじめるダンマパダ 『釈尊のさとり』NHKライブラリー お寺で学ぶ「法句経」講座 増谷文雄著釈徹宗著 講談社学術文庫刊 ブッダ神々との対話 サンユッタ・ニカーヤ1 中村元訳 岩波文庫ブッダ悪魔との対話 サンユッタ・ニカーヤ 2 中村元訳 岩波文庫 お釈迦様(ブッダ)の生涯お釈迦様の歩いた人生を辿り、その仏跡を訪ねる旅。年末の超多忙な状況にあるときほど、そんな夢を見ます。その夢をちょっぴり実現させてくれたのが、『ブッダの生涯』安田治樹著/写真:大村次郷 河出文庫刊。写真ともわずかに147ページの薄い本ですから、すぐに読めますよ。仏伝にある事跡を、今は遺跡となっている現状の写真とともに伝えてくれる本です。著者は仏教僧侶でも仏教学者でもなく、仏教美術史専攻の根津美術館学芸課長、写真家はNHK『新・シルクロード』を取材した方で『遺跡が語るアジア』などの著書がある方です。本書は、近代以降の綿密な原典批判や考古学的な成果を踏まえ、神話的伝説的なベールの下にある人間釈尊、歴史的人物としてのお釈迦様の生涯を辿ります。歴史的事実と仏教徒がその信仰心の故に創り出した伝承の織りなすなかに、お釈迦様とその人生が理解できるように著されています。 『ブッダの生涯』安田治樹著/写真:大村次郷 河出文庫刊『ブッダ最後の旅』(中村元著)は、南伝仏教に伝わる『大パリニッバーナ経』の日本語訳と解説したものです。大乗の涅槃経とは大きく異なるもうひとつの涅槃経がここにあります。まさに人間ブッダ、最後の旅の今風にいえばドキュメンタリーになっています。故郷へ向かってたんたんと歩き続けるお釈迦様、それに従うアーナンダ。そこには神話的超人的な釈尊の姿はなく、生涯に渡って常に真理を求め続け、人々に善く生きる勇気を育て続けてきた、上品な老人の輝くような最後の美しさを見ることができます。文句なしに感動的です。 『ブッダ最後の旅』中村元著 岩波文庫刊参考:生きる喜び 2005年10月18日掲載http://plaza.rakuten.co.jp/epub777/diary/200510180000/(3)に続く。
2015年12月04日
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たいへんご無沙汰しております。観学院称徳です。他のサイトに掲載していた仏教を知るお奨め本のページを転載します。(^人^)***ほんとうの仏教理解に役立つ推奨本として、拙僧の読了本、愛読書の中から、手に入れやすく安価なものをご紹介します。現代における我が国の仏教は、宗派宗旨に囚われすぎて仏教本来の大らかさと優しさを失っているのではないでしょうか。人の死に関わるのに忙しく、お釈迦様の説かれた人の生に関わること、心の平安に関わることに努力が足りないような気がしています。今は、まさに心の時代といわれています。仏教の原点に遡る時空の旅に出かけませんか。2009年後半、最もエキサイティングでおもしろく、爽快感を残してくれた仏教本は、菩薩道を行く先達として尊敬する釈徹宗さんの著作で、『とらわれない~苦しみと迷いから救われる「維摩経」』です。大乗仏教の心髄をエキサイティングなお芝居のように現出させてくれる経典「維摩経」。日本仏教の祖ともいえる聖徳太子さまも講義したと伝えられている、その「維摩経」を私たちが現代を生き抜く手がかりにしようというテーマで書いたと著者は宣言しています。維摩経のストーリーは、在家の仏弟子・修行者である維摩さんが病気になり、お釈迦様は直弟子たちにお見舞いのお使いを頼むのですが、次々に断られてしまいます。そこで最後の頼み、エースの文殊菩薩がその役を担って維摩さんのところに行きます。さあ、維摩さんと文殊菩薩の対決です。おもしろくてためになる、こんな仏教経典をみなさんにも是非味わって欲しい、著者の熱い思いが伝わってくるお奨め本です。 とらわれない~苦しみと迷いから救われる「維摩経」 釈徹宗著 PHP原訳「法句経」一日一話 A・スマナサーラ著 佼成出版社お釈迦様の肉声、まさに福音がそのまま残されたダンマパダ(真理のことば=法句経)のパーリ語からの原訳。分かりやすいことばの中に、日々の悩み苦しみから貴方を救う教えが語られています。慈悲に満ちたそのことばに触れるとき、きっと心があたたかくなりますよ!真釈般若心経 宮坂宥洪著 角川ソフィア文庫般若心経と言えば、漢訳、特に玄奘三蔵訳を底本とする流布本が親しまれてきました。数多く出版されてきた解説書類もこの漢訳を基にしたものがほとんどです。サンスクリット語原典の日本語訳であっても、漢訳を行った中国仏教の解釈や我が国仏教に伝統的な解釈が行われているのです。本書はサンスクリット原典を基にその語句解釈もサンスクリットの原意によって解説された、当に目から鱗の真釈であり、難解だと思われている般若心経が、心の平安、悟りの境地への導いてくれる方法を説いたものだと得心できます。下記の「仏教の思想4~認識と超越<唯識>」、「空の思想史」と合わせて読めばより分かりやすく理解が深まりまるでしょう。般若心経は間違い? A・スマナサーラ著 宝島社新書お釈迦様以来の仏教正統を守る上座部(長老派)仏教の長老が、初期仏教のお釈迦様の教えやその解釈に従って、大乗仏教の般若心経を解読するとどうなるか? 大乗仏教の徒である拙僧も仏弟子であると宣言している以上、冷静にこの書の言葉に耳を傾ける義理があるものと思い最後まで読みました。(毒気はキツイので要注意)お釈迦様の仏教は誰にでも分かる教えだとする上座部の立場を小乗仏教と蔑み、合理的な解釈を妨げてきた我が国仏教の伝統的立場に、長老は疑問を投げかけ、お釈迦様の説かれた真理へとアクセスする道のりを示してくれています。それにしても我々大乗の徒は不肖の仏弟子ですねえ。お釈迦様は許してくれるのでしょうか。慈悲に満ちたそのお顔で怒らないでね。「宗論はどちらが勝っても釈迦の恥」と落語でも言われているようにどの宗派も仏教と名乗る以上、お釈迦様の教えられた道なのですからね。ほんとは大乗も小乗もどちらに偏っても邪見になり、二見に偏らない一つの道、中道こそ仏教本来のあり方なのです。ブッダは、なぜ子を捨てたか 山折哲雄著 集英社新書お釈迦様は我が子に「ラーフラ(悪魔)」と名付け、両親妻子を捨てて出家しました。インドの伝統とは言え、まるでどうしようもない不良オヤジのような所業です。その人の言葉と思想が二千五百年を経ても、世界宗教として光を放っているのは何故でしょうか? その思想の真髄とは?日本へどのように広まり浸透していったのか? お釈迦様は今どこにいるのか?この本を読むとブッダとその思想が生きいきと甦ってくるように思えますよ。(2)に続く。
2015年12月01日
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楽天ブログの皆さんたいへんご無沙汰しております。ヒロ伊藤(観学院称徳)です。一昨年頃からFacebookにはまっております。iPhoneから短文の近況やコメント付き写真をアップするだけで済むので簡単な方に流れているという感じです。 お時間があるときに下記URLを覗いて見てください。https://www.facebook.com/kangakuin
2012年10月11日
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沙門空海が乗る遣唐使船が漂着した岸に立つ。約1200年前、台風に流され2ヶ月も漂流した後、漂着した地、福州(福建省)霞浦県赤岸鎮。ここにも開発の波が及んでいる。わずかに残された昔のままの光景に、空海を偲んだ。昨年の4月、あのときの清々しい気持ちを思い出したい…たいへんご無沙汰しております。死が日常から排除され隠されてしまった現代、大震災により多くの犠牲者が生じたことにより、人々の死に対する心の距離がだいぶ縮まったような気がします。死をしっかりと見つめることができてこそ、生があり、命の大切さが実感できます。合掌 南無大師遍照金剛
2011年10月15日
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たいへんご無沙汰しています。東日本大震災では、多くの方々が突然生活を奪われ、命を亡くしました。このことについて、いまだに拙僧は言葉を見い出すことができません。ただ自分にできる小さな小さなことを日々積み重ねていくしかないのでしょう。震災に対する米軍の「友達作戦」が、私たちに連帯する人類愛の素晴らしさを気づかせてくれましたが、米国に抵抗した最後の先住民の名を冠したという今回の「ジェロニモ作戦」には素直に喜びを共有することができません。***その時、ホワイトハウスではオバマ大統領、クリントン国務長官はじめ首脳たちは、ウサマ・ビンラディン襲撃のライブ映像を見ていたのだという。女性や息子と共にウサマ・ビンラディンが殺害された瞬間、彼らは雄叫びをあげた。オバマ大統領は「テロに対する正義の勝利」と発表、全米は深夜にもかかわらず歓喜の渦に包まれた。一方、サウジアラビアなどイスラム諸国では、英雄の死を悼み復讐を誓う人々が街に繰り出したという。罪のない人々を巻き込むテロを悪だと考えるのは正しいことだ。しかし正義とは何なのか?テロが何故やむことなく続くのか。。。中東問題の専門家は「アルカイダは、もはや組織というよりイデオロギーであり運動であって、一人の指導者の死によってテロが止まるものではない」と言った。***「実にこの世においては、怨みに報いるに怨みを以てしたならば、怨みのやむことはない。怨みを捨ててこそやむ。これは永遠の真理である。」(ダンマパダ 第五番)お釈迦様が2500年以上前に説いた言葉の意味が、一神教的な価値観の人々の心に届く日が来ることを祈るしかないのでしょうか。。。
2011年05月04日
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楽天ブログの皆様、ご無沙汰をしております。本日はどうしてもお知らせがしたくて、久しぶりの里帰りです。 声と語りのダウンロードサイト・ラジオデイズで新シリーズが始まりました。『釈 徹宗の、たぶん月刊「仏教噺」』拙僧が恥ずかしながら聴き手をつとめております。 「あなたの宗教は?」と問われたとき、「無宗教」と答える、現代の日本人はその傾向が特に強いように思われます。しかしながら、スピリチュアルや占いなど、自己を超越する何かを信じたり依存する人々もまた、たいへん多いようです。 お正月は神社仏閣に初詣をし、春には天神様に合格を願い、お彼岸には墓参りを、田植えの時季には豊作を祈願し、夏には盆踊りを楽しみ祖先を迎え、秋には収穫に感謝の秋祭り、ハロウィンやクリスマスまで祝います。どうみても信仰心の厚い国民性?だと思いませんか?現代社会の状況をみれば、人々はオフィシャルな場で信仰心や宗教観などに全く触れることなく過ごしています。その矛盾が、誰もが心にすきま風を感じ、心を病む人が増え続けるという状況を生んでいる、一つの原因ではないかと思います。 当然、心理学や医学、社会学の世界はもちろん、経済や政治の世界などでも、心の健康の問題に取り組まざるを得なくなっていますが、いまだ効果的な解決策を見いだせないでいます。 しかし、人類の誕生以来、この問題と向き合ってきた叡智があります。それは素朴な信仰や発展した宗教です。現代人にとっての不幸は、まさにこの信仰や宗教と距離を置いた合理的な精神を重んじる近代化とともに深まり、もはや耐え難い状況に追い込まれているということなのではないでしょうか?今回が創刊号となる、釈 徹宗のたぶん月刊 「仏教噺」では、特定の宗教や宗派に囚われず、わたしたち日本人が伝統的に培ってきた大らかでやさしい、信仰心や宗教観について、比較宗教や宗教思想がご専門の兵庫大学生涯福祉学部教授で、浄土真宗本願寺派・如来寺住職の釈 徹宗さんに、お話しを伺っていきたいと思います。 *今回は、『ゼロからの宗教の授業』(釈 徹宗・著 東京書籍・発行)を底本として、お話しを進めていただきました。『釈 徹宗の、たぶん月刊「仏教噺」創刊号(全巻セット)』はこちら 【試聴、購入はこちら】http://www.radiodays.jp/item_set/show/323釈徹宗師は、ラジオ番組「ラジオの街で逢いましょう」にも出演されています。 【詳しくはこちら】http://www.radiodays.jp/item/show/200342追伸:なかなか更新できませんが、 最近は下記URLでブログしています。 時々はご覧くださいね。 http://www.radiodays.jp/blog/ito/では、また!
2010年03月29日
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明けましておめでとうございます。清々しい気持ちで新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。虎のように雄々しく力強い一年となりますように、また、皆様のご健康とご多幸を心より祈念しております。三浦海岸の朝日雲の上に朝日が顔を見せた瞬間、光の道が伸びてきて、足もとを照らしてくれました。幸せの彼岸へと渡る道。舟は、私たちの人生という乗り物です。今年の航海が幸多きものとなりますように!生きとし生けるものが幸せになりますように!南無仏 南無仏 南無仏! 追伸:なかなか更新できませんが、 最近は下記URLでブログしています。 時々はご覧くださいね。 http://www.radiodays.jp/blog/ito/
2010年01月01日
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お久しぶりです。ヒロ伊藤・観学院称徳です。最近は、http://www.radiodays.jp/blog/ito/の方で時々思い出したように記事を書いています。綺麗な写真も掲載しているので是非アクセスしてみてください。2009年後半、最もエキサイティングでおもしろく、爽快感を残してくれた仏教本は、菩薩道を行く先達として尊敬する釈徹宗さんの著作で、『とらわれない~苦しみと迷いから救われる「維摩経」』です。大乗仏教の心髄をエキサイティングなお芝居のように現出させてくれる経典「維摩経」。日本仏教の祖ともいえる聖徳太子さまも講義したと伝えられている、その「維摩経」を私たちが現代を生き抜く手がかりにしようというテーマで書いたと著者は宣言しています。維摩経のストーリーは、在家の仏弟子・修行者である維摩さんが病気になり、お釈迦様は直弟子たちにお見舞いのお使いを頼むのですが、次々に断られてしまいます。そこで最後の頼み、エースの文殊菩薩がその役を担って維摩さんのところに行きます。さあ、維摩さんと文殊菩薩の対決です。おもしろくてためになる、こんな仏教経典をみなさんにも是非味わって欲しい、著者の熱い思いが伝わってくるお奨め本です。 とらわれない~苦しみと迷いから救われる「維摩経」 釈徹宗著 PHP
2009年12月06日
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若葉の輝く季節となりました。突然ですが、この度、ちょっと隣へお引っ越しということになりました。お世話になった楽天ブログ、多くの方々とご縁をいただき、ほんとにほんとに感謝です。楽天で買い物することもあり、またコンテンツを移動することができないので、こちらもこのまま留守宅ということに致します。移転先住所は、http://www.radiodays.jp/blog/ito/タイトル「そうだ坊主になろう!~ヒロ伊藤の仏弟子修行」は変わりません。ブックマークをお願いします。奈良興福寺の国宝阿修羅展を見て感動した記事や「クリント・イーストウッド、最高傑作の評判が高い米映画『グラン・トリノ』に涙する」を掲載しています。http://www.radiodays.jp/blog/ito/仏教を知る手に入りやすいお奨め本も紹介しています。http://www.radiodays.jp/blog/ito/仏教を学ぶお奨め本/最近では、拙僧の出逢った秋を、写真でお裾分けしています。あたらしいデザインで、気分も新たに、皆様のお越しをお待ちしています。では、さようなら!&
2009年05月01日
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友人の中野潔氏が逝ってしまった。とても信じられない思いです。彼の印刷技術協会時代から色々とお世話になり、私を井の中の蛙の会社人間から世間に引き出してくれた人です。大阪市立大学大学院教授になられてからは、たまに私が大阪に行ったとき一緒に飲んでくれました。楽しいいいお酒を共にできる人でした。本日、メールで思いがけなくご子息より突然の訃報をいただき、お通夜に行きました。間違いであったらと思いましたが、祭壇に飾られたお花の中に、若々しく輝くばかりの微笑みをたたえた中野潔先生のお写真がありました。私と同じ年齢、早すぎる、どう考えても残念なご逝去に、茫然と手を合わせご焼香を致しました。奥様やご子息のご心痛を思うと仏弟子ながら言葉もかけられませんでした。修行が足りませんね。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。残されたご家族に仏のご加護がありましように!早すぎる友の訃報に無常の火 南無阿弥陀仏 合掌 観学院称徳
2009年04月27日
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人の背丈より大きなエリカの花みつけたよ春の陽浴びて輝いていたエリカの花きれいな妖精のようでした 博琳乎的
2009年04月21日
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花桃のほほえみにあう春の空博琳乎
2009年04月19日
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散る桜そよ風うらむ目黒川足早に名残りの桜惜しみつつ白鷺や桜吹雪の川面かな博琳乎
2009年04月11日
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人集い釈迦も微笑む花まつり 晴れやかに仏を飾る花御堂また遇えた感謝のこころ仏生会灌仏や甘茶でかっぽれありがとう花雪や降誕祝う地蔵たち博琳乎 天上天下唯我独尊 わたしたちのいのち大宇宙にたったひとつのかけがえのない命は限りなく尊いよ大切にたいせつに ナムブッダ合掌 観学院称徳 花祭り~お釈迦様の誕生日について詳しく知りたい方は下記URLをクリック↓http://plaza.rakuten.co.jp/epub777/diary/200804080002/(2007~8年4月8日掲載分)
2009年04月08日
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桜咲き菜の花萌えて春うららそのまんまや
2009年04月07日
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小金井の夕陽に映える桜かな空に月 さくら満開 春爛漫青空に飛行機雲か桜舞い惰咲亭
2009年04月05日
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花曇り漂うボートにさくら舞い満開の桜に光る仏見る菜の花や光りを集め輝けり惰咲亭
2009年04月05日
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また会えた千鳥ヶ淵の夜に櫻幽玄な光りに心浄められ夜桜やライトに映えて微笑みし人誘う 闇夜に妖し 夜の櫻博琳乎
2009年04月04日
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マンサクの花が咲いたよ 不思議な花だね そのまんまや
2009年03月31日
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青空に紅木蓮の華映えて惰咲亭
2009年03月30日
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今日も咲く楽しみくれる桜花そのまんまや
2009年03月29日
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仏には櫻の花をたてまつれわが後の世を人とぶらはばこれも西行法師の歌です。今の櫻の多くは彼岸櫻がもとになっていますし、お釈迦様の誕生日、花まつりも近いので、仏様たちを讃えるために咲いていると考えるのも素敵ですね。南無仏合掌 観学院称徳
2009年03月29日
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去る3月24日(火)夜、お遍路をテーマにした珍しいトークイベントが、阿佐ヶ谷ロフトAで開かれました。先日お知らせしていたように、「『死』を歩く旅~四国遍路と生きる意味」という重そうなタイトルに、お客が集まるのだろうかと不安に思っていました。結果は企画したフォトジャーナリスト桃井和馬さんのご尽力で、80名近い善男善女が参集してくれました。お忙しい折、ご来場いただき誠に有難うございました。薄暗い客席の顔が皆、輝いていたのを覚えています。上に掲載したイベントの写真は、三田典玄さんよりお送りいただいたものです。有難うございます。お遍路ナイトは、桃井さんの素晴しいお遍路写真のスライドショーから始まりました。一同、一気にお遍路の世界へと引き込まれてしまいました。慣れないパネラーのひとりとして出席した拙僧は、プロの写真家の前で恥知らずにも自分のお遍路の思い出の写真をプロジェクターで紹介。高野山から和歌山を経てフェリーで徳島に渡ったときに撮影した海面に一直線に伸びた光りの道の写真を見ていただきながら、「これは彼岸に渡る道だ。四国は浄土だと感じました」と話しました。楽しくおしゃべりしているうちに時間が無くなってしまい、ほんとうに伝えたかったことが伝えられたのかどうか、応援に駆けつけてくれた知人達に、楽しかった、おもしろかったと言われてひと安心したものの、いささか後悔気味。 後はどういう経緯からかロフトプロジェクト代表の平野さんに「カルトはどうして見分ける?」と突っ込まれて、「自らの教祖や教義を絶対視して他の価値観を認めない独善的なもの」と応えたのを覚えているくらいで、印象的なことを言えたのかどうか。。。四国58番札所「仙遊寺」の若い副住職、八木弘憲さんがお話しくださった、子供達とのやさしさにあふれたエピソードなどを伺って、心にあたたかいものを感じたところで、ちょうど時間となりました。あたたかい拍手をいただき、ほっとしました。終了後、拙僧のお遍路友達を弘憲さんに紹介したところ、彼は仙遊寺さんのワンコの思い出を話しました。名前はチコちゃんというのだそうですが、拙僧もぬぅーっとしたそのワンコはよく覚えておりました。弘憲さんの話では、チコちゃんは死んでしまったとのことでした。その日、姿が見えなくなったチコちゃんをみんなで探しておりますと、櫻の木の下で眠るように死んでいたそうです。まだ肌寒く他の櫻はちょっとしか咲いていないのに、チコちゃんの櫻だけは満開であったそうです。不謹慎にも拙僧は「カッコイイ!」と言ってしまいました。拙僧の脳裏に反射的に浮かんだのは、願はくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月のころそう西行法師の和歌ですよね。櫻の好きな日本人はこの歌を、理想の死に方と考えてきたのですよ。チコちゃんは、西行の生まれ変わりかもしれませんね。ああ、あやかりたい、あやかりたい。認知症気味の拙僧のこの日の記憶はもうこの一点に絞られてしまい後はすっかり消去です。満開の櫻の下で眠りたる チコは夢見の永遠(とわ)の道行き 惰咲亭合掌 観学院称徳 因みに西行法師は、平安末~鎌倉初期の歌僧で、法名は円位。俗名は、佐藤義清(のりきよ)。そう、落語にもなっており、先代と今の三遊亭圓歌師匠がやっています。鳥羽上皇に仕えた北面の武士でしたが、若くして無常を感じ、僧となって、高野山や伊勢を本拠に、遠く陸奥や四国にも旅して歌を残しています。新古今集には94首も掲載されています。歌集「山家(さんか)集」が有名です。西行法師は文治6年2月16日に亡くなりましたが、有名な「願はくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月のころ」の歌にちなんで、前日の涅槃(ねはん)の日(陰暦2月15日)を忌日とし、この日を円位忌(えんいき)ともいうそうです。(『広辞苑』より)
2009年03月28日
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15回目を迎えたラジオデイズ落語会は、なんと!立川談笑独演会。ゲストにブレークしつつある?若手漫才コンビ米粒写経も楽しみ。西新宿ハーモニックホールに緊張が走ります。 開口一番は、いつものように春風亭ぽっぽさん。ネタは「やかん」。講談調の語りは前座とは思えぬわざもの、現場以外で皆さんにお聞かせできないのが惜しいと思ったのは、拙僧が女子に甘いからではありませぬ。 さて本日の主役、談笑師匠、今たけなわのWBC野球ネタをマクラに始まったのは古典「天災」のはずが、ただでは終わらぬ談笑流。過激過ぎる傍若無人な八五郎に観客も呆気にとられて、衝撃的な談笑独演会が始まりました。 続いて登場は本日のゲスト、米粒写経。ぬ~とした大男とずんぐりがっちり男の、そうあのブルースブラザースや青空 球児・好児を彷彿とさせる凸凹コンビですが、東京しゃべくり漫才の伝統を踏まえた若手成長株です。ネタは「ただいま婚活中」。空前絶後・抱腹絶倒・時代錯誤(教養がほとばしる四字熟語の羅列ご容赦)のマシンガントークに観客は笑い疲れの様相。 仲入後はもちりん談笑師匠。いきなり夢見心地の男が女房に起こされるシーンから演じ始める。すわっ芝浜か?と思いきやずわわぁ~んん。談笑新作の裏の代表作「シャブ浜」だ。けっして放送では聴けない社会派問題作であり、地獄の中から天国へと転換する珠玉の人情噺でもある。ぶちのめされるような衝撃から涙溢れる感動を味わえる、この一席の落語が味わえた観客は幸せ者だ。落語って、ほんと~にオモシロイ!
2009年03月24日
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櫻ほど夜に似合いし花はなし惰咲亭
2009年03月24日
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春の陽に輝く花はサンシュユか?そのまんまや
2009年03月23日
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去る18日夜のこと、春は弥生の落語会は演芸研究家の大友浩さんプロデュースの第2回オリンパスシンクるきわめつけ落語会から。この人この一席という趣向で、立川談四楼、春風亭小柳枝、八光亭春輔のベテラン三師匠の競演。噺家さんと大友さんのトークもお楽しみのユニークな落語会です。お江戸日本橋亭には、ディープなお客様が集合しました。開口一番は春風亭ぽっぽさんで「手紙無筆」。なんでもうまいよ、この前座さんは。さて、トップバッターは、談四楼師匠。ネタは講談でお馴染み名人噺の名作「浜野矩随」。名人の父親を持った彫物師矩随(のりゆき)、お店の主人に父親の名を汚さぬよう仕事を替えたらどうかと言われ死のうと思う。母親に死ぬ気で観音様を彫ってくれと頼まれ心血を注ぐが。。。凄みの利いた談四楼師匠の芸が光る一品に仕上がりました。続く小柳枝師匠は、お馴染み人情噺の傑作「井戸の茶碗」。浪人父娘と若侍、取り持つ屑屋、善人ばかりが出てくるメルヘンのような噺を、今や貴重になった生粋の江戸弁で語る。これこそホンモノの落語です。泣かせる噺をさらりと粋に演じて爽やかな風を残してくれました。トリは春輔師匠で、ネタは先代林家正蔵(彦六)が演じた長谷川伸の新作「旅の里扶持」。林屋(四代目までは「林屋」で五代目から「林家」に)正喬のちの三代目林屋正蔵が、上州前橋でお駒という貧しい子連れ女と知り合う。亭主がいたが逃げてしまい、ふたりは新内で稼ぐが、お駒が病の床につく。正喬はひとりで仕事に行くが三日後に帰ってくると…。故彦六師匠が帰ってきたような語り口に観客は聴き入る。長谷川伸ものに相応しい印象的な作品に仕上がりました。いやー落語って、ほんと~に奥が深いですねえ。
2009年03月23日
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お彼岸を飾る緋桜いのち輝き 惰咲亭
2009年03月22日
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咲き初めの櫻ほのかに香りたり博琳乎
2009年03月21日
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時を待つ染井吉野の花蕾(はなつぼみ)博琳乎
2009年03月21日
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木蓮の花咲きそろい彼岸来る 木蓮や浄き輝き仏の姿 華宇宙 一つひとつに仏あり 博琳乎
2009年03月20日
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色づきて寒緋櫻も美しき惰咲亭博琳乎
2009年03月17日
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暖かき陽に咲きそろう寒桜博琳乎
2009年03月17日
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凛として青空に映えコブシ咲く博琳乎
2009年03月15日
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観るつもりもなかった映画「おくりびと」を、今更ですがピカデリー新宿の大スクリーンで観ました。一般に馴染みの薄い遺体をきれいにして棺に納める納棺師を主人公にした映画です。米国アカデミー賞外国語映画賞を日本映画で初めて受賞したからという、我ながら実にどうもミーハーな事情です。いや実は日本人の死生観みたいなものに外国人が共感するということはどういうことなのか、その意味を知りたいという罰当たりな好奇心だったかもしれません。しかし半ばにもいかないうちに、大いに感動してしまいました。とても地味な映画ですが、「僕らはみんな生きている」「壬生義士伝」の滝田洋二郎監督らしくユーモアもあり感動もある近頃珍しい、いい映画でした。所属するオーケストラが不況で解散になり失業した音楽家が郷里の山形に帰り、求人広告を勘違いして就職したのが、納棺師の会社。本木雅弘が演じる人生に迷うこの男が、新人納棺師として~人の最期をおくるしごと~に目覚めていく物語です。「死」というものに否応もなく向き合う仕事に就いてしまった男、夫の仕事に嫌悪感を感じ逃げ出すがやがて理解し尊敬していく広末涼子演じるその妻、その師匠であり雇い主であるベテラン納棺師に山崎努、その会社の事務員の女に不思議な存在感がある余貴美子、子供の頃から世話になっていた銭湯の主人で幼なじみの母親に吉行和子、その銭湯の常連客で実は焼き場の職員だった男に『武士の一分』の笹野高史と、キャストが渋い。みんな実にいい仕事してまっせ。人には誰にも必ず来るものと知りながら、何となく遠ざけたり、忌み嫌ったり、不浄なものであると思い込んでいる「死」。ひとり一人の人生が異なっているように、次々に登場する死者たちの表情や事情、納棺式に集まっている肉親・知人たちの姿態は実に多様です。天寿を全うして幸せにおくられる人もいますが、自殺や孤独死、病死や事故死、けっして幸せとは思えない遺体も多い。残された者達の愛憎渦巻く中で、納棺師は尊厳をもって遺体を整えていく。やがて参列する人々の中に、安らぎや真実の愛が芽生えることもある。そうか、人は「死」と向き合うとき、文化や宗教の壁を越えて普遍的な境地を見出すことができるのです。それは欧米人にも通じる人類共通のもの。大上段に構えることなくユーモアも忘れることなく、淡々と死に行く人をおくる。そのおくりびとを通して見えてくるものは、尊厳ある死者への愛、残された者たちの間にもなくてはならない愛、そして輝くような命の素晴らしさなのです。「死」をテーマにすると「生」が見えてくる。生死が見えると愛が見えてくる。まさに釈尊やイエス・キリストの悟りと救いがそこには見えるのです。これなら欧米人にも直感的に理解できる、アカデミー賞外国語映画賞は取るべくして取ったということかもしれませんね。人の死をこれだけ見せながら、こんなに清々しい印象が残るとは驚きです。死者がたくさん出てくると思って何となく敬遠していた人にこそ、観ていただきたいお薦め映画です。 追伸:3月24日(火)に迫ったお遍路バトルトークもこの映画のように清々しいものになればいいなと思っています。ご興味のある方はぜひご参加ください。詳しくは下記をご覧ください。バトル・トーク観戦予約開始!「『死』を歩く旅~四国遍路と生きる意味」http://plaza.rakuten.co.jp/epub777/diary/200902200000/お遍路についてhttp://plaza.rakuten.co.jp/epub777/diary/200902220000/
2009年03月11日
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沈丁花香り懐かし春の精博琳乎
2009年03月08日
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災厄を流してにっこり雛祭惰咲亭博琳乎
2009年03月03日
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如月の落語会から第二十一回を迎えたオリンパスシンクる寄席、創作(新作)落語の王者・三遊亭円丈と中堅の旗手・白鳥の師弟対決! 西新宿ハーモニックホールは満員盛況ながら息詰まるような緊張が漲っていた。開口一番は春風亭ぽっぽさんでネタは「たらちね」。可愛いぽっぽさんの妙に艶っぽい落語は先恐ろしい。さて先手は白鳥師匠、なんと古典の時そばを普通に演じ始めます。本領発揮は調子のいい客が一文掠めたのを見た馬鹿な男が真似をしようと捕らえた蕎麦屋、タダモノではないその行状は聴いてのお楽しみ。演題は「エコ時そば」で会場は早くも爆笑の渦に。続く円丈師匠、季節外れにもかかわらずリクエストに応えて円丈ワールドの名作「藪椿の影で」。大きな迷い犬のモップ犬によってバラバラだった家族の心が一つになると言う人情噺。家族に追い出されて居なくなったモップ犬が神々しいほどに見えてくる叙情的な作品。仲入り後も白鳥師匠でまたも古典の寿限無と思いきや「スーパー寿限無」。白鳥流の大爆笑噺に大変身。肩の力が抜けた白鳥師匠、なにか突き抜けた感じのおもしろさ爆発。人気は自信を産み、自信は芸を磨き大きくするのだ。トリはモチリン円丈師匠、アフガニスタン人落語家が大活躍?する「ランゴランゴ」。相撲が国際化してちょっとおかしくなってきたように落語の世界も国際化するとどうなるか、近未来を予測する?、馬鹿馬鹿しさ限りなし、これも円丈爆笑落語の名作であります。なお、先週末にも円丈・白鳥両師匠を聴きました。新作ネタ下ろしの会「無限落語」でのことです。 他に柳家小ゑん、春風亭百栄の両師匠と、三遊亭たん丈さんも出演。それぞれ個性的な新作を披露され、落語ワールドにどっぷり浸かった爆笑至福の一週間でした。いやー、創作落語ってほんとうにおもしろいですねえ。
2009年03月01日
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バトル・トーク「『死』を歩く旅~四国遍路と生きる意味」に関して、そのテーマとその表現に対して、ブログやメールでご意見とご質問をいただきました。拙僧は、主催者から寄せられた~「死」を隠し、唾棄する社会。それが現代の日本です。しかし社会から「死」を遠ざけたことで、人々からはリアルな「生」が失われてしまいました。~という文章に共感しています。そういう状況から少しでも脱するためのトークになることを期待しています。お遍路については、人により様々なイメージがあり、実際にお遍路をされる方の動機や実際も非常に幅広いものだと思います。人それぞれのお遍路があっていいのだということです。江戸時代でも、一般民衆の旅は、お伊勢詣りやお山詣り、お遍路など、宗教的な意味づけのもとに許されていたけれども、実態は弥次さん喜多さんの旅のように観光が主だったと考えられています。動機はどうであっても、日常から離れたある種の彼岸を体験することで、人の心にある種の効果をもたらすということに意義があるのだと思います。 それはある人には癒しとなり、ある人には楽しみとなり、またある人には救いになる場合もあるでしょう。自然や人のやさしさや厳しさに触れることで、慈悲心に目覚める人もいるでしょう。何れにしても日常から離れたところで、心の有り様が変わるということは意味のあることです。しかも誰かから強制され教えられてそうなるのではなく、自ら気づくということが尊いのです。いい加減な不肖の仏弟子である拙僧自身はお作法も守らずスタンプラリーのような、楽しい観光気分で始めました。今も外見上は変わらぬ不作法な罰当たり遍路なのですが、心の中は回心できた?ような気がします。仏は心中にあり、山川草木悉皆成仏なのですから、何も札所のお寺の中の仏像を拝むだけがお遍路ではないのです。拙僧は異端派ですから言葉半分に読んでくださいね。そんな拙僧でも、長い休みをとることができないので何度にも分けて行く毎に、お遍路に惹かれるようになりました。頭も心も空っぽになれること、そして、山も川も一木一草に至るまで、生きとし生けるものが、命が、輝いて見えることに気づいたからです。そうした状態がとても気持ちが良いものだと思ったからです。そういうお遍路の素晴らしさを伝えられたらいいなと思っています。 もっとも人前で、マイクを握って平常心でいられるかどうか、心配でもありますが。。。 ご興味がある方は応援してくださいね。
2009年02月22日
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おもしろそうですねえ、などと賛同していたら、何やらたいへんなことになりました。恥ずかしいですねえ。仏を怖れぬ企画ですねえ。どうなることやら分かりませんが、平野悠さんは、ガンガン、話を盛り上がらせる天才だそうですので、おもしろいものになると思います。拙僧のアホな素顔も見ることができます。お遍路をしたことがある方、お遍路したいと思っている方、吹っ切れた気持ちになりたいと思っている方、宗教本来の姿に興味がある方、ぜひ応援に来てください! バトル・トーク「『死』を歩く旅 ー 四国遍路と生きる意味」 場所 「阿佐ヶ谷ロフトA」http://www.loft-prj.co.jp/index.html日時 3月24日(火) OPEN 18:30 / START 19:30予約¥1,500/当日¥1,800(ともに飲食代別)予約は阿佐ヶ谷ロフトAにて受付中!電話予約:03-5929-3445web予約:http://www.loft-prj.co.jp/lofta/reservation/reservation.php?show_number=63※ご入場順はweb予約の方→電話予約の方→当日券の方の順になります。 【パネラー】平野悠 ロフトプロジェクト代表 四国遍路経験者桃井和馬 フォトジャーナリスト伊藤博(インターネット・コンテンツ企業「ラジオデイズ」取締役プロデューサー 僧侶)八木弘憲(四国58番「仙遊寺」副住職) 「死」を隠し、唾棄する社会。それが現代の日本です。しかし社会から「死」を遠ざけたことで、人々からはリアルな「生」が失われてしまいました。そんな日本にあって、「死」が生きつづける空間があります。それが四国88ヶ所ある札所を巡る遍路道なのです。生きながら「死」に身を投じる旅。人のために生きつづけた空海(弘法大師)が悟りに至った道。四国遍路という生き方。 死とは何か? 生とは何か? そして旅とは? それら三つのキーワードを主軸に、四国遍路経験者、僧侶、フォトジャーナリストが熱いバトル・トークを繰り広げます。 宗教関係者、悩める者、新しい生き方に挑戦したい人など、すべて大歓迎!! シークレット・スライドショーあり。
2009年02月20日
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この20年弱の間に拡大を続けた格差社会は、自ら藻掻いても這い上がることのできないほどの低所得層を産み出しました。そこに新自由主義、市場原理主義の果てに巻き起こされた未曾有の世界的大不況が襲い、マスメディアには暗いニュースが溢れています。巨大企業をはじめとした解雇の嵐が、派遣・定期労働者に止まらず正社員にも及んでいます。雇用の保証を社会的責任と考えない企業論理と不完全なセーフティネットは、失業による先行き不安を目先の問題ではなく、生存そのものに対する不安をも呼び起こすものに変えました。内在する不安は、今や顕在化して社会全体を暗く覆っています。人は生まれながらにして心に不安の種を内在しています。資本主義に恐慌の種が内在されているのと同じです。人生にも好況もあれば不況もあります。誰でも不安を感じないで一生を全うできる人はいません。人は、生物として生まれたからこそ、歳をとり老いていき、病を背負い、死を免れることはできません。また、愛する者との別れや憎らしく怨みを抱かねばならない者との出逢いがあり、欲しいものが手に入らないことの方が多く、心身を構成している五つの要素(色・受・想・行・識)に対する執着も起こります。これらから苦しみが生まれる、仏教でいう四苦八苦。いずれも思うようにならないことが苦しみの源になるという教えです。人には想像力があり、今はそうした状態になくてもそうなるのではないかと感じてしまいます。こうした不安の種はいつも人の心の中に潜んでおり、時にこれに気づかされるということなのです。お釈迦様はこの苦を乗り越えていく生き方としての実践法、四諦八正道を説かれました。人類の遺産とも言える仏教やキリスト教などの伝統的な世界宗教は、いづれもこの不安から人々を救済しようとしてきたのですが、残念ながら現代社会は宗教のこの重要な部分を排除してしまいました。冠婚葬祭などの非日常に宗教を押し込め、人類が二千年以上も宝として保持してきた宗教の肝心を不要なもの、触らぬものにしてしまいました。しかし、人の心に芽生える不安がなくなったわけではなく、複雑化した社会、経済や人間関係は、ますます心の隙間に巣くう闇を広げています。うつや被害妄想などの精神の病が蔓延する社会はやはり異常です。人は隙間を埋めたいという心の要求に、伝統的な宗教を求める代わりに、占いやスピリチュアル、あるいはもっと先鋭的な新宗教を求めています。これらはたわいのないものが多いのですが、地獄の沙汰も金次第という拝金主義に堕落しているものや、もっと危険な命に関わるようなものもありますから注意してください。ぬぐいきれない不安に対して心を守るためにこそ、宗教と真っ直ぐに対面し自らのものにしていくべきであり、またその価値があるものと思います。前世や来世のことではなく、今この時、救いの必要な者にこそ、宗教は光りを増します。もちろん経済的なセーフティネットが必要なことは言うまでもないことでしょう。 過ぎ去った過去を悔やむことなくまだ来ない未来を憂うこともなく今、この時を精一杯生きる者に幸いあれ合掌 観学院称徳
2009年02月16日
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抜けるような青空に誘われて小金井公園へお目当ては梅園の梅花温暖化の影響からか昔より早めの花見時になりました。強い寒風にも負けず清らかな香りがきこえてきます。早春の光りはどこまでも清浄で、健気な梅の花たちを祝福しています。ふっくらと八重咲きの紅梅が咲いています。まあるい蕾が可愛く梅味の飴玉のよう黄緑の蕾もあります。 冬枯れの枝に命の花いずる博琳乎
2009年02月08日
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春の陽を待ちわびて咲き寒桜 立春も過ぎて陽光は暖かさを増しています。近所の公園にある寒緋櫻は八分咲き、鳥たちが花の蜜を吸いに集まり鳴き合っています。 春を呼ぶ 鶯花の蜜を吸い花の蜜が好きな鶯色の鳥は、実はウグイスではなくメジロ。「梅に鶯」も実はメジロなのですが、古来よりホーホケキョと鳴く藪に隠れて見えない本物のウグイスとメジロを取り違えてきた我々の祖先たちは、案外確信犯だったのかもしれません。家への帰り道に咲き揃った白梅がありました。なんとこちらにもメジロが。。。 白梅の蜜恋しやと鳴くメジロ春陽亭博琳乎
2009年02月07日
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本日(2009年2月3日)、小僧comの仲間になった破戒の仏弟子、53歳のハナタレ小僧です。 小僧comは、アクティブシニアとこれにあこがれる若い衆のSNSだそうな。http://www.kozocom.com/ 気に入ったのは、そのキャッチで「50、60はハナタレ小僧。30、40はヨチヨチ歩き。 元気な小僧たちのコミュニティサイト。」というものです。ハナタレ小僧とは、憎いやねえ。 実際、まだまだハナタレ小僧であることを実感する日々を過ごしています。元気な小僧かどうかは分かりませんが、この歳まで入院したことはありません。高脂血・高コレステロールを無理矢理、薬で抑えてはいますが、今のところどこといって悪いところはありません。だから元気かというと、疲れやすく、お酒も弱くなり、目も霞んで、耳鳴りが絶えることもありません。忘れやすく頭も相当悪くなっています。はじめからピークが低いので、さして驚きもしませんが。。。まあ、まだまだこの先も生きさせてもらう予定なので、皆さん、仲良くしましょうね!ということで、入会となりました。 もちろん楽天ブログもやめませんので、これからもご贔屓に!
2009年02月03日
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