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大阪での朝9時からの会議とプレゼンテーションを無事終えた。
質問は次々に出たが、誠意をもってひとつひとつ答えていく。
おおなとか乗り越えた。ほっと胸をなでおろす。大阪は過激派が多いのだ。
新大阪に戻り、のぞみで名古屋に。
今度のプレゼンは3時から。少し余裕がある。
さあ、何を食べようか。
私はいつも、名古屋では山本屋本店の味噌煮込みうどんが好物だ。
これは濃厚な味噌と鰹のだし。それに噛み切れない腰のある太麺。
これが半端じゃない。いくら煮込んでも腰があるのだ。
一昔前は線路脇の支店に行っていたが、今では太閤口の地下の店に行く。
何しろ鍋にグツグツ煮込まれた味噌うどん。名古屋コーチン入り2200円。
これに玉子を落とし。蓋の上に小分けにしてフーフーいいながら食す。
これが癖になる味なのだ。
味噌は3年熟成させた赤味噌と白味噌をブレンド。
これに宗田節とムロ鯵の削り節をたっぷり使った贅沢な出汁をつう。
だからご飯にもあうのだ。
それに極上なのだ盛りだくさんの胡瓜のぬか漬けである。
これが絶妙な味なのだ。
今は火事でなくなったなくなった、歌舞伎役者御用達の神楽坂の
焼きおにぎり専門店若松のあのおばあちゃんが漬けた胡瓜のぬか漬け
匹敵するうまだ。
あと名古屋と言えば、「海老エビフリャー、チョーよ」のエビフライ。
天ぷらがおにぎりに乗った「天むすび」。それに最近では手羽先揚げ。
しかし、今回は若手のホープが一緒なので、ちょっと気張った。
「ひつまぶし」である。
本店は熱田神宮の門前にある料亭である。
名前は「蓬莱軒」。列記とした明治時代から続く怪石料理屋である。
靴を脱いで日本間にあがる。中庭が情緒がある。
ひつまぶし定食三千円。でも本店で食すなら、これは安い。
ひつまぶしは、ご飯の中ほどにも鰻が入っている。
そして上の鰻にも切った鰻が乗っている。
鰻の柵をご飯と混ぜて食べるのだ。
ひつまぶしは、食べる作法がある。
一杯目はご飯と鰻をそのまま食べる。
こんがりと炭火で焼けた鰻。たれがなじんだご飯。
文句なくうまい。
二膳目は、青ネギの微塵切り、海苔、わさびなどの薬味を載せて食す。
これも味にアクセントがついてまたいける。
三膳目。これは極めつけの食べ方である。
鰻の蒲焼とご飯とたれをよくまぶす。薬味を好みで載せる。
これに鰹と昆布でとった上質な出汁をかける。
要は鰻のだし茶漬けである。これは何杯でもいける。
ああ至福の味だ。
昔は、高島屋に入っていたのだが、いまは栄町の松坂屋に支店が入っている。
そうです。うみゃーでよ。たべてちょうーよ。
さあ、パワーがみなぎった。名古屋のプレゼンを乗り切ろう。
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