根っこの今

根っこの今

2007年05月22日
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カテゴリ: 人と命とわたし
kobayashi kisei


お久しぶりです・・・
お世話になっていた牧師先生が引っ越されてから
部屋でインターネットが使えなくなり
テレビもないからラジオ生活
時代にあまりついていけていない私・・(笑)

あ、でも心地良いかな、時間がゆったり過ぎていくから


ちょっと前の事ですが・・
おばあちゃんを実家にご招待!


車椅子生活になってずいぶんたちます
もうすぐ92才

暖かくなってきたし・・・
千葉に来てもらおうか!と家族が立ち上がった
1泊2日のショートステイ
私も教会から休みをもらって実家へ


車椅子から車にのせて・・・よいしょと、また降ろして
今度はトイレ・・・はい、こっちによっかかって
ずぼんぬいで、はいすわって・・
次はベッド・・・よいしょっと・・
ごはんだよ・・・よっこらせっと・・


おばあちゃんも途中「こわい、こわい・・・」
え・・・!?何がこわいの??どうしたの?と声をかけると
母、通訳・・「苦しいってことよ」
方言らしい。
(ちなみに「怖い」時は「おっかない」って言うらしい)


疲れただろうなぁ

でも、けらけら笑ったり、話したり。
そんな時はよく、こう言う
「天国にいるみたいだなぁ・・・」

おばあちゃん.JPG
(おばあちゃん。ちょっとピンボケ・・)

小さい頃から我が家は転勤が多かったから
夏休みやお正月におばあちゃんの家に
遊びに行くのはビッグイベントだった
自分にも帰る場所があるというか・・故郷のような・・

目の前には蓮畑と霞ヶ浦
裏庭のザリガニ池でのたくさんの思い出
裏山にお墓、たけのこ堀り

おばあちゃんはゲートボールによく行って
離れの部屋は習字の墨汁の匂いとボンボン時計

私の「農」への想いの根っこは
実はおばあちゃんの家にある気がする

自転車で畑から帰ってくるおばさんたちのかごには
いつも新鮮な野菜があって
蓮根の収穫の季節になると
みんな胸までつかって蓮畑で仕事している

そんな姿を毎年見て、そんな生活が素敵だなって
心のどこかで感じていたのだと思う


「いろいろおばあちゃん、ありがとうね」って言ったら
「おれは何もしてない」って

おばあちゃんがいて、母がいて、私たちがいる
大ママがいて、父がいて、私たちがいる
この“あたりまえ”のつながり

私たちの周りに「あたりまえ」が増えると
感謝が消えていくのかもしれない
感動が少なくなるのかもしれない


最近、春の風にのって、教会に会いに来てくれた
みんなにも・・・ありがとう!
ひとり、ひとりの表情、話し・・
みんなの、これからが楽しみになったょ!
ありがとう




ごうまんで
ぶっきらぼうで
利己的になるのは
いともたやすいことです

でもわたしたちは
もっとすばらしいことのために
つくられているのです

(by mother teresa)

以前書いたおばあちゃんのこと





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最終更新日  2007年05月23日 21時28分22秒
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