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関西私鉄に乗りまくる企画二日目は、宝塚ホテルを出発し、今津経由で阪神本線・なんば線と乗り継いで近鉄奈良を目指すことになった。尼崎から乗った近鉄電車は鶴橋へ到着。此処で快速急行近鉄奈良行が来るまで待つ。直ぐに名古屋行特急がやって来た。主要駅停車の乙特急で、数年前に乗ったアーバンライナーだから懐かしい。ひのとりの増備でついに脇役に回ったが、贅沢なものである。さて、待ち時間が少し長い。韓国が憧れの国らしい嫁さんは、ホームから見える街並みを熱心にスマホに収めている。新大久保や鶴橋は聖地らしいのだ。憧れますかねー、まぁ人それぞれですけど。拙者はこっち憧れますがね(宝塚ホテル)。乗った電車は阪神車の快速急行近鉄奈良行。是がまたスペシャルな電車で、山陽・阪神・近鉄と、直通運転する沿線各地のイラストがびっしり描かれている。大阪ドームや阪神甲子園球場はもちろん、奈良のイラストも此のとおり。~恐らく三十数年ぶりの奈良公園~やはり鹿せんべい目当ての鹿さんが群れている。三十数年経っても同じ光景だから何とも懐かしい。数年前、宮島の鹿さんが「なんかくれー」と、まるでカツアゲみたいで怖かったことを覚えているが、奈良の鹿さん達は「せんべい」を我慢強く待っている雰囲気。めちゃくちゃかわいい鹿さん。確かにせんべいあげたくなる。でもオスの鹿さんは怖い顔している。彼は鹿せんべいに目もくれず、ひたすら奈良県庁の芝生の手入れをやっていた。みんなと離れているから、まだ群れを作れない若い雄かも知れない。さて、時間が来たので我々は近鉄奈良駅に戻るとする。是から新型特急「あおによし」に乗車するのである!
2022.12.17
関西私鉄を乗りまくる旅の第二日目、宝塚ホテルを出発した我々は、阪急今津線で今津駅まで向かい、阪神電車に乗り換えた。反対側ホームにやって来た電車は急行西宮行であります。この電車、どう見ても読売巨人軍の色彩で、虎党の評判がよろしくない。挙句の果てに株主総会で散々突っ込まれることに(笑)。急行西宮行が去った後、直ぐやって来たのは各駅停車高速神戸行。一昔前までは水色だったと記憶しているが、リニュアル後に随分と濃い青色となった。阪急電車がひたすらマルーンの色彩を維持している反面、阪神電車は色彩が自由過ぎて笑ってしまう。実は、来る電車来る電車、みんな色が違うと云う凄まじいことが実際に起きた。梅田方面の電車はなかなか来ないが、来たと思ったら山陽電車の直通特急と近鉄の奈良行快速急行が相次いで通過して行く。もちろん、色も形も全く違う電車だ。だから阪神本線は眺めているだけで面白い。そして、やって来た急行大阪梅田行は、何と!甲子園フォーエバーのラッピング車であります。今日は電車運がいい一日のようだ。尼崎駅に到着!我々は此処で降りて甲子園フォーエバー電車を見送る。阪神甲子園球場こそ、阪神電車が生み出した不動産の最高傑作ではないだろうか。我々は尼崎駅で阪神なんば線に乗り換える訳だが、乗り換える為には停車中の各停の車内を横切って向こう側のホームに移動することになる。電車を通路代わりにするところが関西の合理主義。停車中の電車は新型ジェットカー5700系であります。阪神電車で初めてのブルーリボン賞を受賞した傑作車両。通勤電車がブルーリボン賞を受賞するのは異例で、其れだけ素晴らしい電車だと云うこと。加速度に優れ、座席やドアの構造にも「速く快適に」のこだわりが詰まっている。阪神電車は、急行用と各停用と、それぞれ専用の車両を製造するのが伝統だ。そして奈良行快速急行がスペシャルな電車でした。奈良、大阪ドーム、甲子園、姫路など、電車にベタベタと沿線各地のイラストが貼られており、阪神電車は奈良から姫路まで網羅しています、と主張したいようだ。近鉄線や山陽電鉄本線との相互乗り入れで、確かに奈良まで行けるし姫路まで行けるようになっているが、何だか阪神電車が奈良から姫路まで路線を伸ばしたような図々しさが味わい深い。再び阪神本線に戻って、今度は古参の5000系ジェットカーに乗車。車齢は40年は経っていると思われるが、信じられないほどピカピカ。5000系も、次第に5700系に置き換えられていくと思われ、乗車出来るのは今年ぐらいで最後かも。大震災を生き延びた車両達も、次第に少なくなりつつある訳だ。武庫川線にも乗りましたよ!トラッキー仕様のラッピングです。武庫川線の車両もバラエティーに富んで凄いことになっています。タイガース仕様、トラッキー仕様、トラコ仕様、甲子園仕様と、四種類のラッピング車が用意されており、どれに当たるかはお楽しみ。乗客は全員阪神ファンと決め付けたような路線である。武庫川団地センターの敷地に飾ってある車両も見に行った。一昔前までの赤胴車であります。特急や急行は、みんな此の塗装だった訳ですな。何時の間にか、伝統的な赤胴車仕様は武庫川線だけになってしまい、廃車後は団地内に飾られて往時を偲ぶことができる貴重な資料となっている。以上、阪神電車の歴史をかなり網羅したような一日であります。鳴尾浜球場にも足を運びました~詳しくはこちら!
2022.12.03
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