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25日(土)設楽町津具の白鳥山へ登山に行ってきました。リハビリにはちょうど良い、「ゆる山」なのでもっと早く行けばよかったのですが、何しろ名古屋からは遠いのです。津具村の東は東栄町、その東隣は静岡県なのですから愛知県の東端です。初めて登ったのが1996年12月、2000年4月、2008年5月と3回登り今回で4回目、いつも隣の「大峠」とういう山とセットで登っていました。しかし大峠は展望も無い山なので、今回はリハビリということでこの白鳥山だけのんびり登ります。ちょうどこの頃、ツツジ科のコアブラツツジ、チチブドウダンが咲いているでしょう。前回の2008年5月は満開でしたから期待して登ります。国道153・257、茶臼山高原道路を繋いで白鳥神社に到着。ゆる山登山だから登る前に昼ご飯を食べて、お茶だけ持って登ります。集落よりすでにかなり高い所にある白鳥神社意外に大きな社殿です。それもそのはず、ここには有名な「津具の花祭り」があるのですから。国指定の重要無形文化財の花まつりは、毎年1月2日に夜通し行われる神楽で「テーホヘ テホヘ」と掛け声を掛けながら、たいまつの前で踊ります。演者も見物人も無礼講で、飲んだり食ったりしながらの御祭りだそうです。樹齢700年の桧の神木設楽町指定の天然記念物です。社殿の右横が登山口急斜面を登りだしてすぐに分岐があり、往路は左直進のルートで登り下山時は周回で分岐に下りて来ます。植林と自然林の間をほとんどまっすぐに登るようになると岩が露出した尾根になり、登りきったら後は稜線歩き。フカフカの道は歩きやすく、これならリハビリに丁度良いと思いながら進みます。「里見平」に到着以前は名前どおり里が見渡せたのでしょうが、今は植林が大きくなって展望はありません。少し左の方に道をそれたら、木の間からかろうじて下界が見えます。大きな烏帽子のような尖がった岩が現れその岩の懐がえぐれているので中に入ってみたら、一人くらいなら雨宿りできるかしら。その後斜面は少し急勾配になり、岩と岩の間を登って行くと左右対になった「夫婦岩」です。この山は昔、水晶が産出されたということで採取禁止の看板がいっぱいあります。登山道の土はキラキラしていますが自然のままで、自然を傷つけないで楽しみたいものです。切り立っている屏風岩この後すぐに山頂です。ということは山頂部は大きな岩場ということです。白鳥山山頂(968m)狭い岩場なのであまりたくさんの人は立ません。北側の展望が開けて、目の前には茶臼山や萩太郎山が見えています。右のアンテナのある山は萩太郎山(1358m)、左奥が茶臼山(1415m)茶臼山は愛知県で一番高い山で、茶臼山高原スキー場は隣の萩太郎山の斜面にあります。ズームで見たら、展望台も見えますね。今はちょうどスキー場ゲレンデにシバザクラが満開でしょう。その左奥、遠くうっすら雪を被った高い山が見えています。南アルプスで、山容から塩見岳かな?お目当てのコアブラツツジまだほとんど蕾で開いていません。必死で探したらかろうじてこれが開いています。山頂から周回で下山します。この山は4回目だというのにまったく記憶が無いのですが思ったよりも下山のルートは急勾配で、山頂直下は私の今の足では少し怖いと思う傾斜でした。山頂直下の「帝岩」はすごい大きな一枚岩南側の展望が開け、すぐ目の前の山が大峠少しズームで大峠の右後ろ奥に鳳来町の明神山(1016m)少し右を見たら、水がためられた田んぼが鏡のように光っています。目の前の山並みは一番左奥が明神山、真ん中一番奥が宇連山宇連山の右のポコポコの山並みの一番のとんがりは平山明神山そして一番右の大きな山は大鈴山このあたりの山々は真夏以外に良く登る山々です。ヌタバ池池というより、ただの深いヌタバです。「仏岩」立寄って見ましょう。どこが仏岩なのかわかりませんが、大きな岩が露出しています。上を見たら、チチブドウダンが満開今日は見ることができないかと思っていたのでうれしくて写真撮りまくりですが、木の背丈が高くてコンデジではなかなか写せません。これが一番近くで咲いていましたサラサドウダンの変種のベニドウダンの仲間で中部以西に咲くベニドウダンと、区別して以東に咲くのでチチブドウダンと言われるそうです。この山に咲くのはチチブドウダンだと看板には書いてあります。岩場の急斜面を過ぎたら、斜度が緩くなってきましたが滑りやすい松葉の落ち葉に気を使いながら、神社まで下りて来ました。下山を誘導する看板があるので時計まわりの周回をしましたが今の私の足では、周回でこの下山ルートを下りるより反対周りの方がいいような気がするのです。今年は桜の開花が早かったけれど、アカヤシオは一週間遅く竜ヶ岳のシロヤシオは裏年みたいだし、ほとんどあきらめていたツツジ科の花、コアブラツツジやチチブドウダンを見ることができました。帰りには道の駅「アグリステーションなぐら」で買い物をして帰ってきました。朝からこの道の駅は茶臼山のシバザクラの観光客の車でいっぱい。ドライブなど良い季節ですからたくさんの人がお出かけでした。
2019.05.29
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天気予報より早く雨が上がったので急遽、森林公園に行くことにしました。今の時期なら丁度、エンシュウムヨウランが見られます。駐車場に停めて歩き出したら、なんだか少し景色が違います。管理棟が建て替えられていました。去年秋に行ったときはまだ以前の建物だったのに。そして植物園に向かう途中の広場にも、今までと違って何やら木の骨組みが・・・この時も何も気が付かないまま、何か施設か遊具が作られるのかと思っていました。植物園の入り口ここから先は有料で、入場料210円を払って入ります。少し歩いたら広い芝生広場が有ってその一番奥に何か建てられています。ホールのような建物の両横に、簡単なテラスのような建物があり木製の建物で、重機の音がせず静かに作業が進められています。この時まで全然気が付かなかったのですが草むしりをしている人に尋ねたら、第70回全国植樹祭で天皇陛下が来られる会場づくりだと説明されやっと納得しました。このあたりはヒノキのいい匂いが漂っています。施設は総ヒノキ造りで、植樹祭が終わった後に、取り壊されるものや、中には残されるものがあるようです。真ん中のホールには天皇陛下がお座りになられるところだそうで遠く写真を撮って、いい時に来られたと感激して歩みを進めます。近づかないでズームで撮りました。ヒノキの椅子を置いているところですね。ブラブラ歩きながら、いつものエンシュウムヨウランの咲くところを目指します。最初に見つけたのが、色が綺麗に黄色です。次の株は、シロに近いクリーム色20センチぐらいで保護色だからなかなか見つけられません。その次の株は、色も黄色で花が開いています。ムヨウランは、花はあまり開かないのでこれほど開いていたら感激です。膝が痛いので、中腰やかがんだ状態にはなれないので地面に座り込んで写真を撮ることになりますがニョロが出て来たら嫌だな~と思いながらでも花の誘惑には勝てず・・・コンパクトデジカメなので限界を感じながら。湿地にはあまり花が無く、モウセンゴケがあるのみです。茅葺の休憩舎道端にイシモチソウが群生して、ここでも座り込んで写真タイム。直径5ミリくらいの小さな花です。シソバタツナミソウ広い植物園の中を4時間半ブラブラ散歩でした。今日は普段なかなか見られない施設も見ることもできました。次回の愛知県で行われる植樹祭は、私はテレビでも見ることができないでしょう。一般の人は前日からこの森林公園には入場が出来ないらしく、良い時に行けたと思いました。
2019.05.23
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11日(土)何度も登ってい居る山でも、いつの間にか展望台が出来ていたり山頂の標柱が変わっていたり、季節を変えて登ったら新たな発見をするものです。今回登った山もそんな山です。今回の山、夏焼城ヶ山も1997年1月に初めて登って2003年3月2014年3月、2016年12月に登って、昨年の冬にそろそろまた行こうと思っていました。いつも冬に登っていましたが、しかし昨年秋に骨折して入院したため、今回は初めて5月という時期になりました。以前から5月のシャクナゲの時期に一度行って見たかったのですが山の標高、アクセスなどからいつも、冬に行く山になっていました。11時過ぎ 大井平公園の駐車場に到着意外に車が多いのでびっくりしました。皆さんはどこに行っているんでしょうか?以前はつり橋の向こうまで行ったけど、今日はスタートが遅いので行きません。大井平公園は紅葉で有名だそうですが、名古屋からは途中の足助の紅葉が有名で道路の渋滞は半端ないので、その時期は国道153号は敬遠しているので見たことはありません。そしてシャクナゲも有名で、ホンシャクナゲ、ホソバシャクナゲ、西洋シャクナゲが、天保の植林の足元に植えられていいます。ホソバシャクナゲ花をつけている木も、まだつぼみが固い木もあります。すでに終わっている木もあります、どうやら西洋シャクナゲが終わっているようです。天保の植林稲武の豪農 6代目の古橋暉皃(ふるはしてるのり)が天保に植林した杉の樹齢170年の巨木もあり、それら杉の足元にシャクナゲが植えられました。古橋暉皃の業績を顕彰して作られた顕彰碑もある大井平公園です。シャクナゲ園を通り抜けて登って行きます。カギガタテンナンショウがいっぱいここから山に入って行く結構な登りですが登りきったら、山じゃなく意外な景色です。林道に出て、植林の林道を歩きます。未舗装なので足に優しく、ちょうど足慣らしに良い距離です。このあたりで二人連れの女性に追い越されしばらく行ったらその人たちが休んでいます。観光案内のチラシを頼りにやって来たけど、山じゃなく林道に出たので戸惑ってしまって私たちを待って尋ねてこられました。テンナンショウの花が終わって、ちいさな実が出番を待っています。緩やかな登り下りを経て、いくつかのカーブを曲がってやっと登山口に到着、簡易トイレもあります。左の山の急斜面をジグザグに登って行きます。木の根が露出した道このあたりはまだまだ序奏です。ヤセ尾根状の登山道、暑くて汗が噴き出て汗が目に入って来るぐらい大汗かいて登ります。途中で曲がって、二又になったから商品価値が無いということで切られずに残ったのが大木になったのでしょうか、こういう木が途中で何本かあります。山頂まで500mの表示があった後はやけに長く感じられて斜面も急になってロープまでついています。このあたりで総勢20人くらいの団体が2つ、下りて来ます。今まではほとんど人に出会ったことが無く、今日のようにたくさんの人が登って来るのは初めてです。急登をよじ登ったら、前方に展望台が見えて来ました。ブログ友のパンプキンさんがブログUPして以来、気になっていたのです。2019年1月1日にお披露目の展望台です。夏焼城ヶ山(889m)KIKIの左に2等三角点があります。2階建ての展望台の手前に、第二次世界大戦の防空監視台の建物の基礎が残っています。建物の一階には戦時中の監視員の写真や、当時の監視台の建物の写真もありそれを見た後では、旧監視台の建物の基礎跡の存在感が増して着ます。ここは展望の良さから正月の元旦登山も有名で、たくさんの人が元旦に登って来る写真も貼られていますが山頂直下の斜面は凍てついて大変だろうな~~と思います。2階に登って見ましょう。北側が開けてすごい展望の山なので、この展望台が出来たおかげでたくさんの人が登って来るようになったのでしょう。この後、家族連れもやって来たり、今までになくにぎやかな山でした。真ん中の大川入山、右は蛇峠山、左は恵那山大船山の風力発電のプロペラも見えています。(写真では無理ですね)下は国道153号と道の駅「どんぐりの里 いなぶ」の近くの集落道の駅は木に隠れて見えていません。掘っ立て小屋は健在です。以前、冬に登った時に風が強くあまりの寒さで小屋の中でランチ出来たときは助かりました。今日は暑くて、風が通る木陰で遅いランチです。展望台の基礎の横の白い木の隣に二等三角点奥の植林の中に小屋この後、山頂直下の急斜面はロープをありがたく利用して下りて来ました。行帰りに立ち寄った道の駅はすごい賑わいでゴールデンウィークも終わったのに外出癖が付いたのか夕方なのにすごい車です。今日は前々から大井平公園のシャクナゲが見たかったのでちょうど良い時に来られました。しかし一斉に満開では無く、ここのシャクナゲは3種類が植えられていて花の咲く時期が少しずつ違うようで、木によって開花がずれているので派手ではないけど長く楽しめるのが良いですね。
2019.05.13
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5日(日)ゴールデンウィークも明日で終わり6回目の烏帽子岳に行くことにします。いくつかのルートがあり、時山バンガロー登山口からと篠立の長楽寺から狗留孫岳経由のルートと、細野登山口からの3ルートが一般的です。今回は初めて細野登山口から登って見ようと大垣市上石津町細野の集落の烏帽子岳林間広場に向かいます。やはりたくさんの車が停まっていました。しかし地元の人に聞いたら、この日はまだ車は少ない方だと言っていました。まだ開かれて新しいこのルートからは、KIKI達は初めて登ります。初めて登った1996年11月、2003年3月、2008年3月は時山ルートから2015年4月と2016年11月は篠立の長楽寺から登りました。広場の横の山に入って行きます。獣除け(鹿除け)のフェンス沿いを歩いて十剱神社の前に出て、フェンスに囲まれた田んぼやため池の横を通って突き当りのフェンスを開けて入ったら登山口です。植林と自然林の境界を、ほとんど尾根を外さず登って行きます。常緑広葉樹林の森も抜けてやがて植生は落葉広葉樹林になり、若葉の中を登って行きます。ほとんど直登ですが、途中で息継ぎができるように斜度が緩やかになる個所がありそこでは少しアキレス腱も休憩できます。途中で見晴ポイントがあり、休憩を兼ねて展望を楽しむことができます。ここは第1見晴ポイント多度から養老の山並みが見えています。第2見晴ポイントへは左に行くとすぐです。直登の登山道を登って行く第3の見晴ポイントからは細野の集落が見えています。だんだん斜度がきつくなって第4見晴ポイント下に中里貯水池が見えています。タチキランソウますます斜度がきつくなって山頂直下の分岐にやって来ました。左は「大岩コース」、右は「展望岩コース」KIKIは「展望岩コース」を選びましたが、ここは私の足には大岩コースを選んだ方が良かったと帰りに思いました。というのは、帰りは大岩コースで下山したのですが滑りやすい鈴鹿の山道の急下りで掴む木が少なくて、滑って転んで骨折した時を思い出して怖くて怖くて、ギャーギャー言いながら下りて来たのです。「展望岩コース」は山腹を緩やかに巻きながら登って行く。カタクリの葉っぱがところどころにありますが花はありません。斜度があっても階段状に道が作られています。もっと斜度がきつくなったけれど、前方に赤い花が咲いているのでそれに惹かれて登って行くと満開のシャクナゲ、ちょうど見頃です。よく見たらあたりにいっぱいのシャクナゲの木です。シャクナゲの木がいっぱいの尾根木々の間から下界が見えます。大きな岩が現れその岩は展望岩でした。その岩の一番端は伊吹山と霊仙山の見晴ポイントです。 左の方の霊仙山は見えています。しかし、伊吹山はガスの中でうっすらで、肉眼でかろうじて見えるだけ。あと少しで山頂です。登山道は鈴鹿特有のザレになってきました。この地層は、私が滑って転んで左足を骨折した時のようで思い出してビビります。(かえりにはもっとビビりました)「展望岩コース」と「大岩コース」の分岐です。帰りは反対の大岩コースで下山しましょう。烏帽子岳山頂(865m)三等三角点の広場天気が良すぎて、木陰を選んでたくさんの人がお昼ごはんです。私たちも山頂三角点から離れて木陰の下でランチタイム。ゆっくり1時間以上休憩して、誰も居なくなって貸切になるまで充分山頂を楽しんで下山する前に、藤原岳と頭陀ヶ平方面(鉄塔のあるところ)を眺めてそろそろ下山しましょう。まばらな木の間から大きな中里貯水池が見えています。大岩コースもシャクナゲがいっぱいちょうどシャクナゲの盛りの時に登ってこれました。色の濃いイワカガミも咲き始めて、足場が悪い傾斜の所でしたが頑張って写しました!!(花を見たら足が痛いなんて言ってられません。)登山口の手前で何とか山頂部が見えるところを探して写せました。登山口の車に戻り、田んぼの中から 烏帽子岳全景美濃富士と言われる秀麗な姿です。はじめての細野コースでしたが、山頂直下はシャクナゲがいっぱい咲いていてイワカガミの花の色も、ピンクじゃなく赤色でこれほど濃い色のイワカガミも珍しく、満足な山行きでした。しかし鈴鹿の山の「ザレ」は、まだまだトラウマで怖いのでもう少しましに歩ける日が、果たして来るのだろうかと不安になります。結局、これはドンドン歩いて克服するしかないのでしょうか・・・
2019.05.08
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