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2003年01月23日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 しばらく風邪で寝ていたせいか部屋の中が乱雑。たくさん出した本が散乱している。頭だけは忙しく思いついたことがあると関連の本を出してはそのままにしておいたのがいけなかった。

 僕は自分の人生をこんなふうに語る。
「ずっと退屈な人生だったし、これからだって同じさ。でもそれが気にいらないというわけでもない。要するに仕方ないことなんだよ」
 僕だってこれを聞いたらいいたいことがある…これを聞いて正反対の観点から相手を捉えるという人はいう。
「その方法をあなたにあてはめてみると、こうなると思うの。つまり、あなたの人生が退屈なんじゃなくて、退屈な人生を求めているのがあなたじゃないかってね。それは間違ってる?」(講談社文庫、上、p.63)。
 奈良は冷たい雨が降っていた。十年以上通ってきた大学だが後片手で数えられるしかもうくることはないと思うと気持ちが沈む。『ソクラテスの弁明』続き。諸君が私を無罪放免しても私は決してこれまでやってきたことを止めることは決してないだろう。
 「わたしの息のつづくかぎり、わたしにそれができるかぎり、決して知を愛し求めること(哲学)を止めないだろう。わたしは諸君に勧告し、いつ誰に会っても、諸君に指摘することを指摘することをやめないだろう。そしてその時のわたしの言葉は、いつもの言葉と変りはしない。世にもすぐれた人よ、君はアテナイという、知力においても、武力においても、最も評判の高い、偉大なポリス(市民国家)の一員でありながら、ただ金銭を、できるだけ多く自分のものにしたいというようなことに気をつかっていて、恥ずかしくはないのか。評判や地位のことは気にしても、思慮と真実には気をつかわず、たましい(いのちそのもの)を、できるだけすぐれたよいものにするように、心を用いることもしないというのは、と言い、もし諸君のうちの誰かが、これに異議をさしはさみ、自分はそれに心を用いていると主張するならば、その者をわたしは、すぐには去らしめず、またわたしも立ち去ることをせず、これに問いかけて、しらべたり、吟味したりするでしょう」(田中美知太郎訳、29d-e)
 上の訳で「たましいをできるだけすぐれたよいものにするように、心を用いる(epimeleomai)」となっているところは別の対話篇では「魂の世話」という言葉で表現されている。例えば、『ラケス』では「魂に関する世話」(peri psyches therapeia, 185e)とある。前にも別のところで何度か指摘しているが、このギリシア語から英語のpsychotherapyという言葉が作られていることがわかるだろう。サイコセラピー(心理療法)とは「魂の世話」なのである。

 今の世界情勢を見ていると一匹ではあまりに非力である。





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最終更新日  2003年01月23日 22時02分45秒
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