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いつものタニさんの理容美容院へ行きました。 静かな奥さんと話好きのご主人・・・いつものとおり シャンプー終わって椅子に座るや否や、ご主人が話しかけてきました。 「あのね、吉祥天さん・・・こんどウチの娘が修学旅行に行くんですよ。北海道。」 「北海道・・・すごいな~いいな~どことどこへ行くの」と吉祥天 「それがね、オプショナルツアーっていうのがあって、好みでいろんなこと体験するんですよ・・・それの申込書を娘が持って帰ったんですけどね・・・ 見てみると、まず最初が『パラグライダー』・・・これはいけません、あれ、自分で操縦しなくちゃいけないんでしょ。空の上で自分だけしか居ないのに、どうやってあんなもの操縦するんですか・・・どんくさいのに・・・ それにこれ、父兄の承諾書が要るんですよ・・・ってことは『事故があっても文句いいません』ってことでしょ・・・00円も出して、墜落したの、林に突っ込んだので大怪我でもしたら、かないませんから、これはだめだ、って言ったんですよ。 次が川下り・・・これもあきません・・・うちの子泳げないんです・・・昔00プールへ連れて行ったら岩みたいに底へ沈んで・・・ライフジャケットつけてても、ひっくり返って投げ出された時、泳げなかったら、そこに出ている岩にゴンって当って・・・とんでもないこれもダメ その次が乗馬・・・これもあきません・・・馬って賢いですから、うちの子の顔見たとたん『あ、こいつ乗れない』って馬鹿にして『フン』って振り落とすに決まってます」 「それじゃ他にはなにがあるの?」・・・たまらず口を挟む吉祥天・・・ 「後はね、アイスクリーム作りにジャムつくりに、陶芸にガラス工芸」 「それ、いい、アイスクリーム・・・北海道のアイスクリームはおいしいから」 「アイスクリームなんてこっちでも買えますよ」 「でもね、北海道のはレベル高いのよ・・・おいしいの・・・だからそれ、冷凍で家まで送れるかも・・・」 「え、送れますか?ボクらも食べられるのかしらん」 「そういうサービスだってあるかもしれないし、そこのメーカーのアイスクリームは絶対売ってるはずだし、そこのレシピで体験するんでしょ。 そしたら、こっちへ帰っても、アイスクリームが自分で作れるじゃないの」・・・あわよくばレシピ聞き出そうとたくらむ吉祥天 「え、アイスクリーム、自分で作れるんですか?」とタニさん 「作れますとも・・・アイスクリーマーっていうのがあって、材料入れて、羽根がついてる取っ手ぐるぐる回したらアイスクリームができるんだから・・・」 「そんな機械あるんですか?」 「ありますとも!」・・・たしか厨房用品問屋のさえこさんの店のカタログに・・・カキ氷機だって鯛焼き機だって家庭用があったんだから・・・アイスクリーマーだってあるはず・・・なかったら、なんとしてでも探す! 「なるほど~やっぱり口に入るものはいいですね・・・実際、このアイスクリーム作りが一番希望者が多いんですって・・・口に入れるものは強いな~ でもこれ、希望者があんまり多かったら、他のに回されるかも・・・それだったら何ですかね」 「ジャムかガラス・・・ジャムもおいしいし、北海道のガラスもいいわよ~」 「そうなったら、やっぱりジャムですかね・・・パンにジャムつけるの好きだから・・・ 「よし、第一希望アイスクリーム、第二希望ジャム、にしよう」とタニさんは言いました。 今日は奥さんは何も言わず、私の髪を切りそろえながら、ウンウンとうなづいていました。 修学旅行は5月だそうです。 「
2007.02.28
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先日「端午の節句」の楽しいお菓子はないものか、と検索したもののどうも面白くなく、 「男の祭りはね~なんだかこう・・・華やぎに欠けるのよねr・・・地味なのよね・・・酒があればいいってことかしら」と毒づいていた私、吉祥天、 ふと、思いついて 「鯉 お菓子」で検索してみました。 すると・・・ありました~ これは福岡の鯉菓子・・・男の子の初節句のお菓子だそうでどうも練りきりのようです。 緋鯉と真鯉、かなりリアルなつくりです。 これは長崎、練り切りに白餡と小豆餡の2種・・・かなり甘いと思います。 これは福岡・・・製法はうえのふたつと同じ練りきりです。 ・・・こうしてみると、鯉菓子は昔からの慶事の組み折などにつけられる「餡細工」「引き菓子」の種類なんですね・・・ この餡細工、引き菓子、私の小さい頃、昔結婚式があると鯛の焼き物や紅白カマボコの折などの5段重、7段重のひとつに必ず1段添えられていました。 彩色された練りきりで鶴、亀、松竹梅、伊勢えび、などが作られ、 見ると鮮やかで綺麗なのですが・・・砂糖が貴重品だったころの名残か、結婚式という、ここ一番の折には、「どうだ~ウチはこんなに太っ腹!」と言わんばかりにふんだんに、砂糖を投入し・・・ 喜んで食べ始めた人達も、10分後にはあまりの甘さに舌の感覚がマヒするという・・・ 最近はめったに見られなくなりましたが、こういう形で残ってたんですね。 どれも九州地方・・・昔から貿易も盛んで、物資も豊かだったのでしょうか。 「0日前までにご予約ください」とあります・・・これ作るのに技術も要るし、店頭に並べて普段に売れるものではないでしょう、 やはり儀式のお菓子なのでしょうね。 もし、これをいただいたら・・・頭から尻尾まで練り切り、餡入りの20センチを越える鯉・・・ やっぱり桃カステラのほうがいい・・・ 鯉菓子のついでに兜菓子で探したらこんなのがありました。 蒲生氏郷の兜を象った最中だそうです。最中に作りやすい形でよかった・・・ 秀吉や義経のは無理でしょうね これは、加賀の細工かまぼこ・・・これは鯛ですが・・・ これなら欲しい、と思ったのですが・・・なにしろ大きい・・・でも欲しい 実は今日はプログ開設1200日目だそうで・・・昨日知りました。 だから「お客様コイコイ」、じゃなくて「どうぞいらして・・・おいでになって」というわけで 鯉のお菓子の記事書いてみました。 ・・・これからもどうぞよろしく・・・
2007.02.25
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今年もまたひな祭りが近づいてきました。 ひな祭り、といえば、即座に「桃カステラ」と答える私吉祥天・・・ 長崎のおひな祭りのお菓子。 カステラにすり蜜・・・どういうものかよく解らないけど、この「すり蜜」という言葉の響き・・・いかにも甘美で豊かで・・・好きですね・・・そのすり蜜で桃をこしらえてカステラにのせてあります・・・エキゾチックで豊かで甘美なカステラにすり蜜の桃・・・豊潤甘美の二乗ですね・・・それが女の子のお祭りのお菓子・・・よくぞ女に生まれけりですね・・・ 0年前、このお菓子を長崎特集の雑誌ででみた途端「これこれ・・・和洋中の文化の混合の海から誕生した桃カステラ!」と電話し、注文して取り寄せ・・・ 「春です、ひな祭りです、おんなの祭です、今年も幸せでありますように!」と友人知人に配りました。 ・・・そして0年・・・ ふと・・・「端午の節句は?男の子のはないの?」 昨年、「桃カステラがあるんだからカブトカステラだの鯉カステラだのあるかもしれない」と電話してみました・・・ 「はい、00軒でございます」 「吉祥天と申します。いつも桃カステラおいしくいただいています。」 「吉祥天様、いつもありがとうございます。」 「あの、ちょっとうかがいたいのですが・・・端午の節句にはなにか特別なお菓子はあるのでしょうか?」 「はぁ・・・端午の節句には『鯉カステラ』というのがございますが」 やっぱりあった・・・「それ、どういうものでしょうか」・・・ワクワク・・・ 「はい、丸い薄いカステラ生地をふたつに折りまして、なかに餡子を挟んで、鯉のぼり形の袋に入れたものです」 はぁ・・・二つ折りカステラ生地に餡子挟んで・・・鯉のぼり形の袋・・・ 10個入り取り寄せてみました。 緋鯉と真鯉の形の袋に入った二つ折りの餡入りカステラ・・・ カステラも餡もおいしいんですが・・・なんかこう・・・気勢が上がらないというか・・・ひな祭りに桃カステラがあるから、端午の節句にもなにかつくらなきゃ、という・・・ついでに作ったというか・・・もひとつ盛り上がらないのですね・・・ 端午の節句はちまきとかしわ餅だけなのか?と 「端午の節句 お菓子」で検索してみましたが 出てきたのはちまき、柏餅、ショウブの形の和菓子、それに洋菓子では「カブト形ケーキ」「金太郎や鯉をあしらったデコレーションケーキ」そのくらい・・・ 男の子のお祭りにはお菓子のインスピレーションは湧かないのかしら・・・ どこかにないかしら、楽しい鯉のお菓子・・・
2007.02.23
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それは10年ほど前の冬・・・ 市から車で20分ほどのS村に住んでいる舅の親戚のマエカワさんが、農協に預金して欲しい、と訪ねてきました。 マエカワさんのお家はいちごを作っていて、春にはとれたてのいちごや自家製イチゴシロップなど頂いていたのでここらでご恩返し、と預金することにしました。 すると、マエカワさんは 「今回貯金してくれたら、記念品にてんぷら鍋がつくから」と言うので 「てんぷら鍋、もう持ってるから、いらないから・・・気にしないで」と言ったら 次の週・・・ マエカワさんが預金証書を持ってきて 「これ・・・食べてみて。村で作った新製品」と週刊誌くらいの箱を差し出しました。 開けてみると・・・ぽってりと丸い大きなイチゴがずらり、と行列していました。」 「すごい・・・大きい」と思わず声をあげると 「大きいやろ・・・それに丸うてちょっと桃みたいに見えるやろ・・・ももいちご、っていうんよ。このももいちご、って名前はウチの村の中学生がつけたんやけど・・・大きゅうて甘いんや・・・ま、食べてみて」 これが、ももいちごとのはじめての出会い・・・ それから10年・・・ ももいちごは有名になり、雑誌やテレビでも頻繁に取り上げられ、東京や大阪に出荷されると一粒500円、などという値段になるとか・・・ こちらでは地元だけに「高いけどおいしい」から、とちょっと奮発すれば買える値段で売られていますが、それでも「ももいちご入りいちご大福」は1個450円・・・ マエカワさんも有名になって時々テレビ局や新聞社のインタビューなど受け、 それでも、時々市内の舅の家で集まりなどがあると 「これ、自家用で形不ぞろいだけど・・・」とももいちごをどっさり振舞ってくださり 「よかったね~よく売れて」 「テレビでも見たよ・・・有名になって~」 「おいしいもんね~」と皆でにぎやかにしゃべりながら、採りたてのももいちごをいただいたのでありました。 ・・・そして先日・・・ インターネットでこんなのを見つけました。 ももいちごのジャム・・・280gで1220円・・・税送料別・・・ はら~・・・ジャムで1220円・・・税込みでは1281円・・・送料入れたら・・・ はあぁぁぁ・・・偉くなったのね~ 地元にはあるはずだ・・・早速買いに行ってきました。 税込み1260円でした・・・ 「偉くなったね~」などといいつつ食べています。 ・・・おいしいです・・・
2007.02.20
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2月14日・・・バレンタインデー・・・ いつも行っているタニさんの理容美容院にもチョコを持って行こう、と・・・思いつき 小さな銀の籠にイチゴやキイチゴの形のチョコレートを盛り上げ、そのうえに本物そっくりイチゴの実や葉、白い花もを飾って、タニさんの店に届けに行きました。 「ごめんください」とドアを開けると 「あ、吉祥天さんいらっしゃい」話好きのタニさん、かみそり持って、石鹸塗って人相わからなくなったお客さんの顔剃りはじめたところ・・・奥さんはお留守・・・ なので 「これ、チョコレート・・・今日チョコレートの日だから・・・どうぞ」と言うと 「あ、バレンタイン・・・ありがとうございます」とかみそりの手をやすめて頭を下げました。 そして今日・・・タニさんの店に行ってきました。 「先日は、きれいなチョコレートありがとうございました。」と奥さん 見ると、チョコは籠のまま鏡の横に飾ってあります。 「どういたしまして・・・でも、ご主人、チョコたくさん来たんでしょ?」と聞くと 「それがさっぱり・・・吉祥天さんのだけです。だから喜んで、皆に『チョコが来た、来た』って言いふらして・・・」 「あら~でも奥さんや娘さんからは?」 「私が出しますかいな・・・」ここまで言った時、タニさん奥から出てきました。 「あ、吉祥天さん、この前はありがとうございました。いえね・・・娘がね、チョコだの花だのリボンだの買ってきて、ごそごそやってたんで、『あ、これはボクにくれるんだな』って待ってたんですよ・・・ そしたらね・・・14日に友達が大勢来て・・・女の子ばっかりですよ・・・それが皆チョコ提げてるんですよ・・・そしてね、お互いにチョコの贈り合いして『キャ~かわいい』だの『きれい~』だの言い合って・・・それから『いや~おいしい~』って食べてるんですよ・・・あれはなんですかね~女の子ばっかり・・・」 「あ、それはね、友達同士で贈る『友チョコ』っていうの」・・・仕入れたばかりの知識を披露する私吉祥天 「はぁ~友チョコね・・・本命と義理だけしか知らなかった・・・じゃ吉祥天さんのは?」 「あれはね、いつもお世話になってます、っていう、感謝の言葉を形に変えた『感謝チョコ』」・・・とっさに作りました。 「じゃ、会社の上役とか先輩にあげるのは?」 「あとで嫌がらせされないように『保険チョコ』」・・・ウソです 「それだけあるのにどうして親にやろう、っていう『親孝行チョコ』がないんですか・・・ねぇ・・・」 「もう・・・よしなさいよ・・・父の日あてにしてればいいじゃないの」、と奥さんが口を挟みました。 「父の日・・・っていつだった?」 「6月・・・だったと思う・・・」 「6月・・・えらい先やな~・・・もう夏やないの・・・まだ2月や~・・・6月のチョコなんて、溶けるんちゃう?」 「チョコにこだわることないでしょ!父の日なんだから・・・なんかくれるわよ」と叫ぶ奥さん 「くれなかったら・・・お前かわりに出すか?」 「なんで私が・・・母の日にくれてるから父の日だってくれるわよ」 「え、母の日・・・なんかもらったのか?・・・ボク父の日って今知った・・・」 一瞬走る緊張・・・・私の頭、まだ濡れたまま・・・ どうするどうする・・・ そのとき・・・ 「今、かまわない?」とドアを開けてご近所のムカイさん ・・・助かった・・・ 「奥さん、母の日にプレゼントもらったんでしょ?」と私の後ろの奥さんにこっそり聞きました 「ええ・・・財布もらったんです」・・・と奥さん小さい声で答えました。
2007.02.18
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今日は楽しいバレンタインデー・・・私にはチョコレート祭り デパート、洋菓子店はチョコレート一色。 小学生から80×歳まで(ことによると90歳も)、女という女が、どわっとチョコレート売り場に押しかけたような勢いで、ごった返す特設会場・・・ チョコレートだけに独占させてはいけない、と思ったのかどうか・・・この季節にだけバレンタインデー商戦に乱入するものがあり・・・ 本気、本命の力入ってる女性には売れなくても、女性同士贈りあう、所謂「友チョコ」・・・仲良くチョコ贈り合って、食べて、楽しもう、というお気楽、イチビリ組には受けるそれらの品々・・・ お友達が今年も贈ってくれました・・・ これは、「バレンタインさつま揚げ」・・・よしこ先生から 正式には「バレン鯛ン天」・・・苦しい・・・ 金のリボンかけたピンクのハート型ボックスにハート形したさつまあげ・・・ごま入り、チーズ入り、グリンピースの緑の水玉入り、紅しょうがでピンクになったもの、黄色いの、 それにすり身にカレー粉入れて、パン粉つけて揚げたたもの・・・これはフィッシュカツといってこちらの特産らしい・・・普通は長方形か小判形・・・これをハート型にして「愛はカツ」、だそうで・・・どの愛もワサビ醤油で食べられるかおでん鍋に入れられるか・・・これは、笑いが取れる、いただいた家族全員食べられる、というのでなかなかの人気・・・ 次は和菓子屋さんの「ご縁むすび」・・・これはくみこさんから 和三盆で作られたハート型落雁が赤い和紙で包まれ、「ご縁むすび」と筆書、まわりに小さな松竹梅の絵を散らしてあります。 バレンタインを「ご縁結び」と訳し、形も色も上品でやさしい和三盆の甘さ、流行の和テイスト、それに初対面のご挨拶にも使えるので、よく売れています。 そして最後はこれ、「バレンタイン大福」・・・きよみさんが「いきつけのお菓子屋さんが売り出したから」と送ってくれました。 生チョコをぎゅうひで包んで、ココアをかけたのと、抹茶をかけたの、の2種類 食べてみましたが・・・ 弾力のある、グニッとした餅のなかからウニャッと生チョコが現れ、そこにカカオがフハッと飛んで・・・ お雑煮に生クリーム盛り上げたような・・・ ウェディングドレス着て高島田結ったような・・・ なんとも・・・ともかく・・・おやめになったほうが・・・ 決しておすすめは致しません、というような・・・ そして、今、きよみさんから 「吉祥天さん・・・あのチョコ大福・・・もひとつ・・・というより、もうみっつ・・・ごめんね・・・」という電話がありました。 ・・・これは来年はもう売らないと思います・・・
2007.02.14
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我が家の猫3匹 あわび、9才、茶トラ、すだれ、8才、灰トラに茶のぼかし、だんご、2才、黒。 あわびとすだれは同じ敷地内の母のところに住み、だんごは先輩猫さんに猫の教養や作法を学ぶため、というわけで、お隣を「学校」と称して、朝通学して夜迎えに行く、という生活をしています。 お隣のほうが家も広く、遊ぶところも遊び相手もいる、校長先生の母がかわいがるので、朝、母が玄関を開け、新聞を取り込む音がすると、だんごはパッと目を開け、耳を立て、「はやく玄関あけてよ~学校行く~」と騒ぎ立てるのです。 その日も「学校~玄関開けて~」と騒ぐだんごを主人が外に出し、朝食も終えて、私が母の家に行くと、 猫学校の校長先生の母 「吉祥天ちゃん・・・すだれが家出したの・・・」と心配そうに言います。 「どうしたの、何があったの?」と尋ねると ・・・その朝、母が玄関を開け、門扉も開け、花鉢の手入れをしていると、だんごが「うにゃうにゃ」と言いながら、走ってきて足元にじゃれついて挨拶したので 「だんごおはよう。挨拶できてかしこいね~顔もかわいいし、毛も真っ黒でピカピカだし、スタイルもいいし・・・ほんとにいい子ね~」とだんごをなでていると・・・ 「ふと、じと~っとした視線を感じ・・・」ー母談 じと~っの方角を見ると・・・壁際のホースリールの陰にすだれがいて・・・ 「ワタシというものがありながら・・・・という顔で見ていた」-母談 校長先生の母、あわてて 「すだれ、そんなとこにいたの?こっちへおいで」と声をかけたのですが・・・ 「いいのよ、わたしなんか・・・」という顔をして、肩を落として、尻尾も垂れて国道の方へ歩いていった・・・というのです。 「それから、朝ごはんの時間になっても帰ってこないのよ・・・気、悪くして、世をはかなんで・・・自殺はしないと思うけど、家出したんじゃないかしら・・・ホースリールがあって、あの子がいるの見えなかったのよ・・・でも辛そうな後姿だったから・・・」と心配するので 「ちょっとすねただけよ、大丈夫よ・・・」と言いながらも、私も気になり・・・ 国道をそーっと眺め・・・よかった、だれも事故にはあってない 「すだれ~すだれ~」と連呼しながらご近所を歩き・・・こんな名前にするんじゃなかった、と少し後悔・・・ 「見当たらなかったけど、だれも事故にはあってないし・・・きっと帰ってくるから・・・」と母に報告していると・・・ 「あれ・・・あれは」と指差す方を見ると、ベランダのサッシのところに猫の姿・・・ 「すだれ~」と走って行ってサッシを開けると、灰トラ、茶ぼかしのすだれ猫、「うにゃうにゃ」となにか言いながらこころもちうつむいて、入ってきました。 遅めの朝ごはんをもらい、きれいに平らげ 「すだれはかわいい大事な子なんだから・・・つまらないやきもちなんか焼くんじゃないのよ」と抱き上げられ、頭をなでられて、お気に入りの寝場所へ行って丸くなりました。 すだれの家出、1時間、でした。 これがすだれ
2007.02.11
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昨年、プログのお友達のところで「ばけたん」つまり「お化け探索機」を見ました。 へぇこんなものがあるんだ・・・おもしろい・・・と興味をそそられ、 昨日、また別のお友達のところでこれを見ました。 ・・・つまりこれは 「超常現象が起きる際に発生する微弱な磁界の変化を特殊センサーで検出・・・超常現象が多発するといわれる、丑三ツ、新月、満月も判定基準に組み込み・・・おばけを検知すると、音や光の点滅 で知らせる」・・・というたいそうなもので・・・その割には値段も2000円以下という・・・ありがたいんだか、アホらしいんだかよくわからない・・・ しかし・・・怖がりで見たがり、の私吉祥天・・・これは試してみたい・・・ これ持って、「出る」という評判のトンネルだの池だの空き家だのの近くに行ったら、果たしてどんな反応が・・・と思うと・・・これは買わなきゃ・・ でも・・・これ夜ひとりでいるときに、急に光りだしたり、音が出たりすると・・・怖いだろうな~ もし・・・黄昏時・・・逢魔が時、いかにも、の場所で、ひとりでいて、これが急に光り始めて、背後にふっと気配感じたりしたら・・・・これはたまりません。 この機械の説明書に 「この装置は心霊スポット探索を推奨するものではありません」 「発生する事故に対しては責任は取りません」って書いてあるのは私のようなのが「光った~わ~キャ~逃げろ」となって転んで怪我したとか、池に落ちたとか、よそのお家の床踏み抜いた、なんていうときの予防なんでしょうね・・・ でも、これ持ったら、どうしてもそちらに走りそうな・・・気がします。 これ買った人、どのくらいいるのかしら・・・ゴーストレーダーのほうはもう売り切れてるし、ストラップのほうも、だいぶ売り切れが出てるから、売れ行きは好調のようです。 買った人に聞いてみようかな・・・「どうです、出ましたか?」
2007.02.07
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1月、そろそろお正月気分も抜ける頃・・・ 郵便受けに、メール受信欄に・・・ 今年も来ました、バレンタインチョコレートのカタログ・・・ 世間ではどうなってるのか、ワタクシとしては年に一度のチョコレート祭り・・・とにかく、一年中で一番種類が多い、世界中から集まる、メーカーがここ一番の力入れた限定版の特別製が出る・・・ というわけで、チョコレート好きの私吉祥天には心躍る季節なのです・・・ 心躍るままに、この喜びをいつもお世話になっているあの方、この方にもお分けしたい・・・という、本来の意義(といってもチョコレート屋さんが作ったらしいけど)をほとんど無視した、吉祥天的バレンタインデーになっております・・・ 届いたカタログ、しげしげと眺め、並べ、比較し、さらに昨年のを思い出し・・・ 「今年がんばってますね」とか「去年のほうがよかったのに」とか「おや・・・こんなのもあるの・・・」とかつぶやき・・・まず、これがまず楽しみ。 次にデパート、洋菓子店へ出かけ、「そろそろ飾りつけ始まってますね。」と売り場のざわめきを楽しみ、 「今年はどんなの出るの?」と洋菓子店のオーナーとの会話を楽しみ・・・ さらにパソコンでも検索して目がちらつき・・・ そして、誰と誰に、どれとどれを・・・と選び、一覧表など作り、注文し・・・このあたりで肩こりになり・・・ 勢いのおもむくままに、花の教室でラッピングに最後の力を尽くすのです・・・ 今年は教室で、ワイヤー製のバッグを見つけたので、フラワーボックスを作ってみました。 ワイヤーにリボンを巻きつけ、花(布の造花)を貼り付けてつくります。 これはちょっと渋い紫やピンクのいろいろな種類のバラでつくったもの これはガーベラ、胡蝶蘭、バラ、レナンキュラスにアジサイ・・・明るくかわいい雰囲気でつくってみました。 これは開けたところ・・・内部に不織布を張って、ここにチョコレートを入れます。 二つ作ったら肩が凝ってきました。 でも、もうひとがんばりしてみようかと・・・ 全身で楽しんでいます・・・バレンタインチョコレート祭り・・・
2007.02.04
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昨年12月、世間があわただしくなり始めたころ・・・ 交差点の前のビル、角地、1階の携帯電話屋が店じまいして、いきなり工事が始まりました。 「わ、なんだなんだ・・・何ができるの?」と騒いでいるうちに、建築屋さん・・・そして内装工事屋さんが出入りしはじめ・・・ 「大掛かりな改装工事らしい」 「あそこ、家賃高いでしょうに」 「あれだけ大掛かりな工事するなんて、お金持ちなのね」とご近所や通りがかりの野次馬が噂していると・・・ やがて、正面のウィンドウに花のイラスト・・・ 「花屋さんか~」 「でも・・・なぜ・・・このへんには大きな病院もホールもないし・・・ちょっと行ったら飲み屋街があるけど、あそこには花屋さん何軒もあるし・・・なんでここに・・・」 などとがやがや言ってるうちに、12月中旬・・・いよいよ開店。 ぎっしり並べました・・・ 鉢植えの蘭、植木、切花、花苗、観葉植物、鉢に鉢カバー、金の一杯入った花器がずらり・・・あの金ぴかになんの花入れるんだろう・・・・・・立錐の余地も無い、という言葉思い出しました・・・ 店の中に入りきらなくて、外にも棚を作ってぎっしり・・・ そして・・・バックに流れる、スマップの「世界にひとつだけの花・・・」 クリスマスが近くなるとクリスマスアレンジ・・・これも外にはみ出し 12月25日には「クリスマスアレンジ2割引」・・・バックは「世界にひとつだけの花」・・・ずっとこれ、1日中これ・・・ クリスマスが過ぎると、お正月用の金銀の柳、菊、センリョウ、松・・・これははみ出した分、蘭やバラや百合は店の中 そして・・・「世界にひとつだけの花」 ウィンドウには「バラ00円」「菊00円」その横に「シキビ(ご仏前用)00円」と大書した張り紙・・・ 師走の街に響く「世界にひとつだけの花」・・・信号待ってるあいだに覚えてしまいました・・・ そして新年 なぜか、大根と白菜とキャベツが並んでいる・・・バックに流れる「世界にひとつだけの花」・・・テープだったらとっくに擦り切れ、CDは強い・・・ 「00の大根00円」「白菜00円」ボール紙に大書・・・安い、良く売れてるらしく、2時間後に通ったらほとんどありませんでした。 そして・・・ 大根、白菜、キャベツ、のうえに葱やみかんも加わり・・・野菜コーナーは徐々に広がって・・・今では店の左半分が野菜とシキビ・・・ 「花屋やめて八百屋にするのかしら」 「いや、お金持ちみたいだから、このまま続けるんじゃない?」 「しかし・・・なんだって花屋してみよう、なんて気になったのかしら?」 「きれいで、儲かる、って思ったのかしら・・・」 しかし、なんにしろ・・・ あの「世界にひとつだけの花」はもうやめて欲しい、このままだと、店員さんたち(3人くらいいます)がノイローゼになってしまう・・・というのが一致した意見でした。 今日夕方通ったら・・・小松菜と水菜が増えていました・・・
2007.02.01
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