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2020年11月13日
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テーマ: 京都。(6081)
カテゴリ: 考古学
京都旅3日目の3話目にして、最後のレポート。


五塚原古墳は、なんと台風で通行止になっていた。残念。諦める。












そこから元稲荷を目指す途中、桜の園の道に出会う。写真はその一部だが、説明を読んで欲しい。素晴らしいところだと思う。桜の季節に来たいけど、無理だろうなぁ。





元稲荷古墳。向日丘陵の先端に位置する古墳時代前期の乙訓地域で最初に築かれた全長92mの全国的にも数少ない前方後方墳。なんと、特殊器台型埴輪や壺型埴輪などが出ている。3世紀の築造だと予想されている。







登るとものすごく高い。木々はなかったら、伏見まで見えていたらしい。





そこから隣に向日神社がある。奈良時代、718年創建と伝えられている。1422年上棟された本殿は三間社流造で国の重要文化財。



その隣に北山遺跡がある。



弥生時代の高地性集落で方形周溝墓もある。天文館を作る時に発見された。







そこからの眺めが最も素晴らしい!パラノマ式にご想像ください。ニ枚目遠くに見える山は、天下分け目の天王山。山崎の戦いの場だと思う。















更には朝堂院跡に行き、そこで昼食の場を聞く。少し遠回りだけど、キッチンタロウを教えてもらう。流石地元の人だ。美味しかった。800円。



西国街道に入ると、古い建物があった。



その家の右手に折り畳み式の縁台がある。これは、前回でも見たが、この地域でしか見たことがない。



また、いかにも京都らしい屋根の形。





愛宕山式灯籠が至る所にあった。火事を防ぐ願いを込めた灯籠らしい。



森本遺跡。



向陽小学校庭にある。職員室への声かけがめんどくさくて、遠くから眺めただけ。



実物は向日文化資料館にあったが、極めて珍しい人面付き壺型土器が出土した。祭祀に使われたと予測されている。弥生時代にしては、あまりにも表情がある。良いのか?
人面土器は後期(紀元前後)の水路から発見された。森本遺跡の人々は、住居を台地に集め、耕作地を低湿地だけでなくやや乾燥した半湿田へも拡大したので、米の収穫量は大変増加したらしい。対策として用水路を作り、そのための矢板は一万本以上用意したという。水路で人面土器が発見されたということは、悪魔をはらい豊作を祈念する祭祀をしていたのか?


弥生時代の遺跡地図。正に長岡京に被るように、延々と弥生時代の遺跡がある。この辺りは、弥生都市とも言って良いほどの人口密度だったのではないか?そうやって、やがて数百年後のに都に選ばれたのである。ここで、今回の旅は終わる。

歩数は2万9千歩を超えた。







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最終更新日  2020年11月13日 11時21分26秒
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