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妊婦の喫煙や、幼児の両親からの受動喫煙が問題視される中、広島県の福山、府中、神石高原の各市町の保健担当者や医師会関係者らでつくる福山・府中地域保健対策協議会の「妊婦等喫煙実態調査委員会」は、昨秋に実施した、妊婦と1歳6か月の子どもの両親を対象にした喫煙調査結果をまとめ、冊子にした。妊娠中に禁煙した妊婦は育児開始後に再喫煙しやすく、妊娠中の喫煙により早産、低体重児が産まれる率が高いことが判明。専門家は「妊婦の喫煙は胎児に与える影響が大きい。絶対にやめてほしい」と警告している。
(阿部宏美)調査は、3市町の15の妊婦検診医療機関などで実施。計3876人を対象に喫煙の現状やきっかけ、禁煙歴など18の項目を用意し、3215人(回収率82・9%)から回答があり、今年3月、報告書にまとめた。
喫煙率については、妊娠判明時にたばこを吸っていた女性は19・6%おり、妊娠中は6・7%にまで減ったが、育児期間中には再び、12・6%に増えた。
福山市内の産婦人科に通う市内の女性(37)は、取材に対して「 出産直後は育児ストレスで、何回か吸ってしまった 」と、"リバウンド"があったことを打ち明けた。夫の協力で禁煙出来たという市内の女性(30)は「 怒られて吸うのをやめた。夫の口うるささがなければ、やめられなかった 」と振り返る。
妊娠9か月の別の女性(30)は「胎児に良くないと分かってはいるが、夫も吸っているし、誰も止めないから、自分からやめようとは思わない」と話した。
5月に2人目を出産したばかりで、「無理な禁煙の方が体には悪いと思い、妊娠中も1日1本、吸っていた。出産後も子どもに影響しないようにすれば、後は自分だけの問題」と話す女性(37)もいた。
調査結果によると、喫煙していた母親が早産した割合は8・3%で、非喫煙だった母親(4・3%)の1・9倍。低体重児の出産率も、喫煙者は16・7%で、非喫煙者(8・4%)のほぼ2倍だった。
県医師会禁煙推進委員の松村誠医師(58)は「 煙は空間中に拡散するため、たとえ換気扇近くで吸ったとしても分煙は事実上、不可能で、子どもなど周囲に必ず害が及ぶ。たばこを吸う親たちには、考え直してもらいたい 」と注意を呼び掛けている。
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