星とカワセミ好きのブログ

2021.01.24
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「週刊現代/2021年1月23日号/講談社」で「熱闘 久米宏の『ザ・ベストテン』」という記事がありました。

「久米宏の『ザ・ベストテン』を語ろう(p144~147)」というテーマで、タケカワ・ユキヒデさん、宇都宮荘太郎さん、肥後克広さんが語り合います。
タケカワ・ユキヒデさんはゴダイゴのボーカルを務められ、「ザ・ベストテン」の出演は56回です。宇都宮荘太郎さんは、TBSで1979年から「ザ・ベストテン」の制作を担当されました。肥後克広さんはダチョウ倶楽部のリーダーです。

記事では、滑走路で歌った松田聖子さんの事が書かれていました。
1980年8月14日、松田聖子さんが初登場した回です。札幌から羽田に到着する飛行機に松田聖子さんが搭乗しており、飛行機が着いたら滑走路で「青い珊瑚礁」を歌うことになっていました。

本番直前に飛行機が予定よりも早く到着するという情報が入り、当時の山田プロデューサーが航空会社に電話して「速度を落としてくれ」と言ったけどできるはずもなく、機長が機転を利かせて滑走路を大回りしてくれたのですが、今度は遠くに行き過ぎで予定より7分遅れることになったそうです。
その間、「追っかけマン」の松宮一彦がアドリブでつないで、ようやくタラップが機体に装着され、地上に降りた聖子さんがマイクを持って歌いだすことができたことが書いてあります。

「ザ・ベストテン/山田修爾/新潮文庫」p82~86では「飛行速度を落としてもらえませんか?」というタイトルで、山田プロデューサーが次のように当時の事を書かれています。

「ところが、風の影響で仙台上空通過地点で、羽田到着時刻が予定より5分早くなるとの連絡を受けた。5分!? とんでもない。~ それでは、聖子さんがタラップを降りるシーンを放送できなくなる。私は広報担当者に叫んだ」。

「はあ??・・・・・」
「いいですか!!スピードを落としてくださいってお願いしているんです」
「あのですね、飛行機という乗り物は、スピードをつけているから空を飛べるんですよ。スピードを落としたら・・・・」
「何とかなりませんか・・・・・お願いしますッ」
神様にすがるような思いだった。

当時、TVで松田聖子さんが羽田空区で歌う姿を見ていましたが、まさか舞台裏で大変な事が起きていたとは知りませんでした。



↑ 「週刊現代/2021年1月23日号/講談社」。






↑ 「久米宏の『ザ・ベストテン』を語ろう」。





↑ タケカワ・ユキヒデさん、宇都宮荘太郎さん、肥後克広さん。



↑ 滑走路で歌った松田聖子さん。





↑ザ・ベストテン 最高得点の曲は「Y.M.C.A.」西城秀樹さん。9999点。



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↑ 「ザ・ベストテン/山田修爾/新潮文庫」



↑p82~86「飛行速度をおとしてもらえませんか?」 松田聖子さん「青い珊瑚礁」羽田空港。

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↑ 1980年8月14日 松田聖子さんが搭乗した全日空の飛行機が、羽田空港に到着した。





↑ ドアから出てきた松田聖子さん。


↑ ザ・ベストテン 松田聖子さん初登場。第8位 青い珊瑚礁。羽田空港で中継。



























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最終更新日  2021.02.04 06:15:13
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