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昨日に引き続き^^; エリザベート連続観劇。昨日は2階席の端だったけど、今日は1階席13列目でした。昨日も今日も平日なのに立ち見席も完売だったようです。今日も映像撮りのカメラが入っていました。今日の3時公演よりも昨日の1時公演の方が全体的にコーラスもメインキャストも良くて映像残すなら昨日の方がいいような・・・望海さんが銀橋下手の端のカメラに「きれいに撮ってよ〜」とアドリブを入れたのは今日だったけど。初日観劇してから何度も書くけど、出演者のみんながこんなにクオリティの高いエリザベートはなかなか貴重な気がします。主要キャスト全員がはまり役で各自が役に取り憑かれてるように演じ切っている。トート役の明日海りおさんは初日の時から比べ物にならないほどに魅力的なトートになってる。超美形のトップスター誕生だけど芝居に入ると表情のバリエーションも多くて感情をむき出しにする表情までもが全て美しいのが凄い。歌唱力に関しても安定してるだけじゃなく、感情もきっちりと歌に乗ってるのが最高です。とにかく何をしてても美しいしかっこ良すぎる。月組時代は低音が弱いイメージがあったのに、今や低音の響きが凄いし、美しく発音できてる。ドクトルゼイブルガーの場面は初日から感じてたけど丁寧に歌い演じてるのに緊迫感や恐怖感が凄い。「死ねばいい〜!」のセリフと表情は歴代で一番好きです^^;エリザベート役の蘭乃はなさんももちろん素晴らしかった。低い音も発音がしっかり出来てて言葉が潰れていない所も凄い。元々、蘭乃さんはソプラノではなくてメゾソプラノの中でもアルト寄りな印象があります。女性としては低めの音を地声で歌うのが本来一番得意なように思うけど、今ではソプラノも自由自在にコントロール出来るようになってきた事が驚き。声楽ならもちろんまだまだの域だと思うけど、宝塚娘役の中ならかなりハイクオリティの域に入ってきてます。それからピッチが素晴らしいと思う。本人の耳が良いからかピッチが甘くなる事は少ないと思う。「復活」の時の飲み屋の中で歌う、ややブルージーなナンバーが最高にカッコ良かった。蘭乃さんはシャンソンとかブルースなどのアルト〜メゾソプラノのキーの楽曲を歌うと絶対にカッコいいと思う。浅川マキさんの曲とか歌う蘭乃さんを見てみたい。今から5年後くらいならもっと良い。「それはスポットライトではない」「裏窓」「トラブル・イン・マインド」「淋しさには名前がない」「アメリカの夜」「向こう側の憂鬱」とか歌うとはまりそう。浅川マキバージョンの「暗い日曜日」も似合いそう。金子由香利さんの「時は過ぎてゆく」とか歌ってもカッコいいと思う。蘭乃さんは芝居心もハンパなくあるので5年後なら「再会」とか似合いそう。今回のエリザベートは主要キャストのナンバーは音符を忠実に歌う事が一つの目標になってるように感じます。エリザベートだけじゃなく、トートもゾフィーもフランツもルキーニも・・・その他の大きナンバーがあるキャスト全てにそう感じる。感情を前に出しすぎて音程を潰し気味にフェイクしたりシャウトしたりする人がいない。武田真治トートのように激しくフェイクするタイプのエリザベートも好きだけど、今回の花組はとにかく丁寧に感情を込めて譜面通り歌うってのがテーマなのかも。フランツ役の北翔海莉さんの役作りもどんどん深まって凄い事になってきてます。感情のままに的確に声の強弱してる所に何度も鳥肌でした。ハンガリー訪問の場面の迫真の演技は初日からどんどん凄くなってる。「やめろっっ!!」と怒鳴ってからシシィに「さあ、行こう」と声を掛ける所がたまらなく良い!その時の表情とシシィが三色旗のドレスを披露したときの表情も見逃せない。1幕ラストの更衣室〜鏡の間で歌うソロナンバーは歴代最高だと自分は思ってます。ここの歌であんなにゾクゾクできた事はなかったように思う。 ルキーニ役の望海風斗さんも初日の時よりも狂気が前面に出て来ておもしろくなってきた。ルキーニのナンバーも丁寧に歌ってるのに狂気も感じさせないといけないのが難しいと思うけど見事に丁寧さと狂気が共存できてる。殺人犯で狂人なんだけど人間的な可愛げもきっちり感じさせてます。ゾフィーの桜一花さんの歌唱も丁寧で歌詞を潰さず歌ってます。初日の時は初演の朱未知瑠さんの大劇場公演前半の丁寧に演じ歌ってたのと重なる。朱さんも大劇場公演後半から東京宝塚公演は豹変して物凄い事になってました。残念ながらビデオ撮りの日はまだおとなしい頃のゾフィー。桜さんも後半に近づくに連れいろいろと入れてくるのかも知れない。マダムヴォルフ役の大河凛さんは思いっきり大きく演じるようになってきててカッコいい!声の張り方も初日とは全く違うような印象です。マダムヴォルフ役の他にもカフェの客として男役でも出ています。最初に歌い始める役割です。シュヴァルツェンベルク役の羽立光来さんも大活躍です。「♪彼女はき〜れい〜」「♪我が国はロシアに付くべきですっ・・・」の歌も歌の上手さが一瞬でわかるような発声です。シュヴァルツェンベルク役のスチールが欲しかったのに未だに出てない・・・ツェップス役の天真みちるさんはおじさん役者としても完全安定。ツェップスは難しい役だと思うけど見事です。ルドルフ役の芹香斗亜さんもメキメキ進化してます。昨日と今日は香寿たつきさんのルドルフっぽいように感じた。表情とか歌い方も雰囲気が似てるように思う。最後に母親と会えて悩みを打ち明ける場面の蘭乃さんとの芝居と歌は絶品です。柚香さんのルドルフもどんな風に演じてるのか早く観たい。柚香さんのルドルフ観る前に新人公演でトート演じる柚香さんを観るんだけど…2009年の蘭乃はなさん2010年の蘭乃はなさん2010年の蘭乃はなさん
2014年09月02日
昨日の宙組全国ツアー観劇に引き続き、エリザベート2回目観劇。それも2階席の12列目の端のB席。それでも物凄く感動出来ました。今日はカメラが入ってて、銀橋下手端にもカメラが入ってました。いつもよりDVD録りが少し早いと思うけど、NHKだったりしたら最高なんだけど・・・。初日の時よりもキャスト全員のクオリティが更にアップしてたのには驚いた。今日は客席に十輝いりすさんと華形ひかるさんが来てたらしく、2幕冒頭の客いじりの場面ではこの二人をいじり倒してました^^;この場面の望海風斗さんのアドリブは軽快にテンポよく上手かった。明日海りおさんと蘭乃はなさんのコンビネーションも初日とは比べ物にならないほど息も合ってて芝居、歌唱とも驚くほどの仕上がりになってました。北翔海莉さんと蘭乃はなさんのハモリも初日よりも感情が深く入っててクオリティの相当高い歌唱になってました。本日の「魂の自由」は凄かった。これまでに何十回と数え切れないほど初演雪組からエリザベートを観てますが、劇場中の空気が張り詰めるような緊迫感からの大きな感動になっていました。蘭乃はなさんの歌唱で東宝版の「魂の自由」を聴きたい!一路真輝さんが歌った「魂の自由」には毎回、感動で震えました。「♪私が本当にあなたなら良かった 束縛されるのは身体だけ あー あなたの魂は自由だわ そうよ 自由 私が闘い続け 手に入れた物は何? 孤独だけよ 耐えられず気が狂いそうになるの あー このまま歩んでも行く先は見えない 何も見えない! 震えるほどの勇気を私が持てたならー あー私に出来る事は 強い皇后を 演じる事だけ あなたの方が自由ー」「夢とうつつの狭間に」も蘭乃さんの歌唱でいつか聴きてみたい。「私だけに」もパーフェクト!あれだけリバーブを薄くしてる中であんなに歌えるのは驚異的。一路真輝さんのシシィも2004年からは、ほぼノーエフェクト。その分、トートにエフェクトを厚く掛けて黄泉の帝王とのコントラストを大きくしてた。今回の蘭乃さんのシシィもそれに近いものを感じる。明日海さんの「愛と死の輪舞」「最後のダンス」「闇が広がる」も初日でも凄かったのにどの曲も素晴らしい進化を感じました。妖しい美しさもさらに増していて最高の美形トートでした。歌唱だけではなく芝居の面でも凄かった。出演者のレベルが高く、のめり込みすぎて疲れてしまいそうになる最高のエリザベートです。明日もエリザベート観劇するので、今日は簡単にここまでで。2001年の一路真輝さんのカレンダーから2005年の一路真輝さんのカレンダーから
2014年09月01日
宙組全国ツアー公演を観てきた。内容は、少し前の中日劇場花組公演とほぼ同じ。セットの転換が全国ツアーは難しいのでカーテン前の芝居の時間がやたら長くなっててスムーズな流れの構成にするには無理だったのかな。フェルゼンの屋敷でのメルシーとの二人の場面がめちゃくちゃ長いのに、それ以上にその前にカーテン前の芝居がセット作り込むまでの時間を潰さないといけないので、これまた長かった。カーテンの後ろで建て込みしてる金槌の音とかガンガン聞こえるのが全国ツアーの醍醐味でもあるけど…^^;今回のはかなり大道具、小道具とも大変そうだった。何回か笑いそうになるくらい派手にトンカチやってました。プロローグは同じかと思いきや、パペットじゃなくオスカルもフェルゼンも本人なのでちょっとびっくりでした^^;パペット人形はオペラグラスで綾瀬あきなさんの素晴らしい人形振りに見入ってしまってて、他の人の動きとかあんまりよく分からなかった。ここからいきなりストーリーに入っていったので唐突感が凄かったけど、全国ツアーだと仕方ないのかも。綾瀬あきなさん・・・今回はいろいろと出番もあってなかなか見応えあった。一番はやっぱり2幕2場フェルゼンの妹ソフィア役!中日のときのように家のセットがまったくなくて、庭なのか道なのかよくわからないような場所の芝居でしたが、久々に長いセリフもいっぱいあって最高でした!この前は市民の薄汚れた衣装の役だったけど、今回は貴族の役がほとんどだったので派手なドレス姿も観る事ができました。1幕ラストのメインキャスト総出演の怪獣総進撃場面では下手側で貴婦人の役でいました。貴婦人の時の豪華なドレスが似合ってて可愛らしかった。・・・でもみんな定位置に付いて何故か歌い出すフェルゼンの歌を国王始めみんなして聞いてる場面は前にいる人がずっと被っててまったく見えなかった。フィナーレCの「愛の柩」が最高でした。この場面は七海ひろきさんを中心に娘役10人が踊るのですが、最初に綾瀬さんと組んで踊ってから、娘役が入れ替わっていきました。パレードでは下手側前列端から5人目くらいにいました。大海亜呼さん・・・1幕ではオスカルの母親役を中心に、2幕では市民の役。花祭りの所にももちろん出てました。花祭りの所は中心にいて大海さんともう一人、2人だけ衣装が違ってました。もう一人は誰か確認できなかった。ジャルジェ夫人はこれまでの人が演じた印象よりも若くて元気な感じでした^^;朝夏まなとさん・・・主演でフェルゼン役。「翼ある人びと」のブラームス役が本当に凄いはまり役で、それまでの朝夏さんのイメージを一新した熱演でした。今回はそこまでの良さはなかったけど、がんばってフェルゼンを作り上げてました。「翼ある人びと」は何かも気に入ってます。朝夏さんのブラームスも最高だったし、緒月さんのシューマン、そしてシューマンの妻の伶美さん、愛月ひかるさんのリストも最高だった!すみれ乃さんも新しい一面を見せてたし、純矢ちとせさんの伯爵夫人も素晴らしかった!何より!花音舞さんのめちゃくちゃ素晴らしい歌声を聴けたのも最高でした!凛城きらさんのベートーヴェン?役もユニークだけど感動させてくれた。「翼ある人びと」が本当に再演してほしいと真剣に思ってしまう。楽曲も良かったし、構成脚本も素晴らしかった。舞台美術も美しかった。朝夏まなとさんがトップになった日には「翼ある人びと」を絶対に再演してほしい!星吹彩翔さん・・・ベルナール役。さすが!芝居も良いし、歌も良かった。凄い低音から歌い出さないといけない曲なのに最低音からきっちり発声出来てたけど、聞こえにくくて残念。PAの星吹さんのフェーダをもっと上げないと低音を出してるんだから通らない。1オクターブ上を歌ってる人のフェーダ下げるか、しないとせっかく声は出てるのに勿体ない。七海ひろきさん・・・オスカル役。かなり女性っぽさを前面に出したオスカルでした。これはこれで良いなと。フィナーレの娘役達とのダンス場面の七海さんは華やかで凄く良かった。蒼羽りくさん・・・アンドレ役。このバージョンのオスカルとアンドレは出番も少ないので、観客に少ない出番の中で回りとの関係性を分からせないといけないので大変ですが、よく役を創り込んでたと思う。橋の場面は丁寧に演じてて好感が持てました。ただ、橋が低すぎる・・・。あと30センチ高いだけでもイメージが変わると思うのに。澄輝さやとさん・・・ジェローデル役。今回、主要人物の中で一番似合ってたのが澄輝さんだと思った。セリフ回しも目線の芝居も貴族の雰囲気も一番自然にベルサイユのばらの世界に息衝いてた。「翼ある人びと」の時もシューマンの友人のヴァイオリニスト役で、エアヴァイオリンの素晴らしさに圧倒された。「翼ある人びと」をもう一度観たい!寿つかささんのルイ16世も実咲凜音さんのマリーアントワネットもよくがんばってた。結構、気に入ったのが風羽玲亜さんのプロバンス伯爵。出番は少ないけどインパクトあった!風馬翔さんのブイエも重々しさを出せてて良かった。綾瀬あきなさん大海亜呼さん
2014年08月31日
DANCE LEGEND 2「Argentango Bad Girls meets TANGO Boys」観てきました!DANCE LEGEND 1「Bad Girls meets Bad Boys」も良かったけど、今回の方が遥かに感動しました!やっぱりタンゴ凄い!ドラマチックで美しくかっこいい!予想を遥かに上回るクオリティで呆気に取られっぱなしでした。10人の出演者全員がとんでもないレベルの素晴らしいタンゴを観せてくれました。ダンスばかりだと思ってたら、彩吹さん、水さん、湖月さんの順でソロ歌もあってかなりお得な気分に。3人ともの歌がこれまたカッコ良かった!ずっとタンゴだったら眠たくなるかとちょっと不安でしたが、一瞬たりとも眠くなるような場面はありませんでした。ずっと舞台の端から端まで目を離せない状態!湖月わたるさんはダイナミックで強烈でした。男性ダンサーに膝蹴り入れて仁王立ちで見下ろすとか・・・凄い振付けで最高にカッコ良かった。オペラグラスで目線が合うと、目力の凄さで思わずオペラグラスをずらしてしまうほど…^^;カーテンコールでは怖さと真逆に人柄の良さが滲み出てました^^水夏希さんは男性ダンサーの頭上でアクロバティックな振りもあったり、身体能力の凄さを今回も見せつけられました。何より可愛かった^^;2幕の赤のドレス姿はやたらと可愛くて見惚れてしまった。カッコ可愛いってやつです。男二人を翻弄させ悪女的な役割。振り回される男を見て高笑いしながら去っていくのは鳥肌もん。彩吹真央さんはとにかく身軽!ふわっとリフトに乗ったかと思うと自由自在に回転したり凄かった!一番アクロバティックな振付けが多かったように思う。彩吹さんの役どころは、水さんに弄ばれ振られて落ち込み酒に溺れる男に優しくするが、その男に自分の思いが届かない寂しい役です。健気に振る舞う彩吹さん可愛かった。原田薫さんと碓井菜央さんは本職がダンサーだけあって安定しきてって動きの全てが美しかった!碓井さんは少し大湖せしるさんに似てて一瞬、大湖さんがいるのかと勘違いしそうでした^^;TANGO BOYSの5人も踊るだけではなく各自の想いを芝居と表情にも出していてダンスショーと言うよりストーリー性の高いショーである種、ミュージカルと言ってもおかしくないドラマがありました。アルゼンチンタンゴで水夏希さんと言えば・・・退団公演『ロジェ』のブエノスアイレスのタンゴ酒場の場面!『ロジェ』全体がおしゃれでカッコいい舞台だったのですが、タンゴ酒場での愛原さんとのやり取りは凄く好きでした。もちろん本筋のシュミット(緒月遠麻さん)との絡みが一番泣けるのですが・・・この時に本公演で彩風咲奈さんの大抜擢があってロジェの子分的な役で大奮闘でした!彩風さんと未沙のえるさんとのやり取りも大好きだった。『ロジェ』のタンゴ酒場。ここでは主演の二人はタンゴをほとんど踊らない。二人ともタンゴは踊った事がない設定。回りに4組のタンゴダンサーがいて、この4組は本格的なタンゴを見せてました。中でも印象的だったのは香綾しずるさんでした。関係ないけど^^;
2014年08月29日
想像以上と言うか予想以上と言うか…初日から強烈なクオリティの高い舞台でした!プロローグの合唱が少しバラついてたので、まだ仕上がってないのかと一瞬不安になったけど、明日海さんのトートが登場すると世界は一瞬で妖しげな黄泉の世界に。インパクトも集中力も文句なしのトートでした。そして明日海りおさんのトップスターお披露目公演!すっごいトップスターが誕生したと改めて実感した。中日劇場でのプレお披露目ですでにそう思ってはいたものの、大劇場お披露目はやっぱり違う。そして、少女時代の蘭乃はなさんが登場!少女の可憐さと清潔感をここまで感じられた少女時代のシシィは花總まりさん以来で「パパみたいに」のナンバーで既に感動してしまった。発声も素晴らしく、今まで弱かった地声とファルセットの変わり目も完全に克服。まだ改良点はあるものの素晴らしいシシィでした!ここまで観終わった時点で観てる側なのに緊張も解け安心しきって最後まで観る事が出来た。蘭乃はなさん(エリザベート役)・・・難なくある程度は出来るだろうと思ってはいたけど、やっぱり作品が大作すぎてプレッシャーに負けないかとだけ心配だった。その心配は「パパみたいに」が終わった途端消えた。役作りも声のチョイスも完璧!初演の花總まりさんの役としての緊張感と清潔感を併せ持った素晴らしいエリザベートでした。正直、ここまで素晴らしいシシィになるとは思えなかった。これまでの宝塚のエリザベートの歌はもう少しリバーブを深めに掛けてたと思うけど、蘭乃さんのシシィはリバーブかなり薄目にしてました。もう少しエコー強めでも良いと思うけど、リバーブ薄目で勝負させたのは歌唱指導か演出家か…誤魔化せないから大変だと思うけど、よく歌い切ってた。「私が踊る時」はトートと同等のリバーブを掛けてた。トートも他の曲はリバーブ薄目だったと思う。「♪確かにそこにいるわ あなた 私にだけ見えている 誰かは知らない でも覚えてる 助けてくれたの」の役に入り込み、少女のシシィを見事に表現出来てた。凄かった。 北翔海莉さん演じるフランツヨーゼフとの最初のデュエット曲「嵐も怖くない」ここの蘭乃さんの歌唱も素晴らしかった!この歌であんなに美しく二人の声が重なったのは久しぶりな気がした。蘭乃さんの声のチョイスはここでも完璧!シシィの寝室でのゾフィーとの場面も素晴らしかった!「♪陛下が言われた ゆっくりお休みと・・・・・お母様がいじめるの〜 ここは牢獄よ〜」までの蘭乃さんの芝居と歌は最高に素晴らしかった。そして「私だけに」どれくらいのクオリティまで持って行くかと楽しみにしてたけど、歌い出しから完璧!少女のシシィが心細く苦しみの中から歌い出す心情が見事すぎた!一路さんのシシィの「私だけに」の歌い出しを思い出した。白いカーテンを開き2コーラス目からは地声を強めに使って楽曲の盛り上がりを見事に表現した。拍手も凄かった!「♪娘はどこ?返して下さい 知らない間に ゾフィーなんてあなたの名をつけて」ここの歌唱も強烈に完璧!歴代最高と言っても過言じゃないほどの芝居力だった。「♪子供たちを返したなら どんな遠くへもまいりましょう・・・・」ここでは声をチョイスを大幅に変え自分に自信を持ち始めた強く太い声で見事に歌った!シシィの寝室の扉の外で話しかけるフランツに応える場面。ここの感情表現も素晴らしいの一言でした。芝居力の蘭乃さんの一番得意とするような場面かもしれない。「♪お母様が聞いてくれる あなたの話なら」は強く怒りを込めた歌唱。しかしその後のルドルフに体罰をの歌詞の歌は声を震わせ子供への想いを一気に前面に出して歌った所には鳥肌もんも素晴らしさだった。これまでにここで声のチョイスをここまで変えて歌ったシシィはいたかな?と考えてしまった。「♪イヤよ 逃げないわ 諦めるには早い 生きてさえいれば自由になれるわ・・・」の所はここはちょっと心配だった箇所だけど難なくこなしててホッと安心した。一幕ラストの鏡の間の神々しい美しさは圧巻の一言!かっこ良すぎる!蘭乃さん!とりあえず蘭乃さんの事は書くときりがないので初日は1幕まで。2幕の「魂の自由」もドクトルゼイブルガーとの場面の歌も「夜のボート」も素晴らしかった。フィナーレのデュエットダンスも凄かった!明日海りおさん(トート役)・・・妖艶で品があり美しすぎるトートに鳥肌立ちっぱなしでした。このトートは絶品中の絶品でしょ!「愛と死の輪舞」も「最後のダンス」も圧倒的な存在感で素晴らしかった。しかし、特別ゾクゾクしたのはトートの歌での最低音だと思うこの歌。「♪ママには〜聞こえない 友だちさ〜 呼んでくれれば来てあげる 必ず〜」ここでの明日海さんの歌唱は凄かった。「♪見過ごすのか 立ち上がれよ 王座に 座るんだ」の部分も低い音が出て来るけどここも感情をきっちりと感じさせる低音で歌ってて素晴らしかった。ドクトルゼイブルガーからトートに変わる時の「死ねばいいっっっっ!」の場面に関しては初演から全部観てるけど明日海さんのが一番カッコいいと思った。演出や振付けが良かったのもあるけど、明日海さんの声と表情は凄まじかった!この場面をまた早く観たい!白い衣装になってからのトートの美しさも凄かった。北翔海莉さん(フランツ役)・・・まだ幼く頼りない皇帝の芝居から、皇帝として成長する芝居の各成長段階の違いをハッキリと見事に演じ分けて凄かった。歌は何の心配もしてなかったし芝居もフランツに成り切るだろうと想像してた通りに安定感のあるフランツでした。望海風斗さん(ルキーニ役)・・・望海さんも歌唱力、演技力とも何の心配もなく安心して楽しませてくれました。初日だから基本的な形で演じてたように思った。公演ごとに、もっと狂気じみてくるんだろうな。後半はどうなってるのか楽しみ。花野じゅりあさん(ルドヴィカ役)・・・休演から復帰して「♪ようこそみなさん ごきげんよう」と歌い出した時は感動でした。バートイシュルでの芝居も歌も良かった!楽しそうに演じててうれしくなった。これからまた花組でカッコいいダンスと歌唱力で楽しませてほしい。とりあえず今日はここまでで、もっと書きたい事は山ほどあるけど多分10000文字以内には無理そうなので・・・ルドルフやエルマーやゾフィーやマデレーネやマダムヴォルフとか・・・明日、また思い出しつつ・・・一つだけ!シュヴァルツェンベルグ役なのに羽立光来さんがスチール入りしてない!絶対にあると思ってたのに。初スチールだったら四つ切り注文する気満々だったのに…ガッカリ。大きな役なんだけど学年がまだ若いのか・・・スチール出てもおかしくない学年のようにも思うけど。羽立光来さん最高でした!反則の美しさです。今日が800回目の公演で入り口でクリアファイルもらえた!2009年月組エリザベートでは蘭乃はなさんは黒天使!めちゃくちゃカッコいい蘭乃さんでした。黒天使とマデレーネを演じました。マデレーネの芝居も絶品でした!表情がフランツの前と横と後ろでは七変化で、この時から芝居心が凄くある子だと注目するようになりました。黒天使で踊ってる時の表情も素晴らしかった!
2014年08月22日
月組公演「THE KINGDOM」観てきました!いや〜正塚晴彦先生の作品ってやっぱり好きだと再確認した。オープニングから一瞬で引き込まれた。フォーメーションや役者の配置だけでも見事です。コミカルな要素も絶妙な配分で散りばめられてて最後まで一瞬たりとも眠くさせる時間はなかった。昨年の月組大劇場公演「ルパン」のスピンオフという事で、前もって「ルパン」のDVDを見返しておこうと思ってたけど結局観ないまま今日になってしまった。改めて観てなくてもどんどんと繋がっていくストーリーにゾクゾクしました。役者も良かった!これまでそんなに注目してなかった人や、どんな芝居をするのか興味があった人など今回の作品で完全に認識できた。場面転換などでちょくちょく入るオシャレなダンスシーンは正塚先生の最近の作品の特長だけど、これが楽しみの一つになりつつある。タンゴが多いように思うけど、ダンスの上手い生徒を使ってる事が多いので見せ場のようにもなっている時があります。「薔薇に降る雨」の時なんかは強烈に濃厚なダンスがあったなぁ^^;凪七瑠海さん・・・凪七さんを一番最初に認識した作品はたしか2004年の「風と共に去りぬ」の全国ツアーだったと思う。ウィリーを演じてました。そこからは各公演、凪七さんの芝居には注目してました。作品ごとに成長していく姿をリアルに毎公演感じとる事ができて、それも宙組を観る一つの楽しみでもあった。前にも書いたけどバウホール公演「UNDERSTUDY」を観劇してから更に凪七さんを注目するようになりました。初めて黒い役を大劇場演じたのは新人公演「Paradise Prince」でのアンソニーブラック。まだ可愛い悪役だったけど必死にがんばってる姿に感動したのを覚えてる。中日劇場でオスカルを演じてる姿を観た時はじーんと感動してしまった。そして月組でのゲスト出演でエリザベート役!これも感動の一言でした。努力して成長している姿を観るとついつい拍手も大きく叩いてしまう^^;今回のドナルド役も「ルパン」の時よりもずっと若い頃なので「ルパン」の時とは重さの違う芝居で、どちらかというと前半は「Je Chante」の時の芝居を思い出す感じでした。ダンスはやっぱりカッコいい。歌唱も低音が安定してきて幅広い音域で歌えるようになった。今回のソロ曲でかなり低い音を使ってる曲があったけど、音程を落し切れてて感心した。男役声に特長があるので、それが武器にもなり弱点にもなりかねないので、声質に合ったナンバーの時は体当たりで思いっきり歌えばいいと思う。美弥るりかさん・・・一時期、星組をあんまり観ない時があったので美弥さんを認識したのは「摩天楼狂詩曲」確実に認識出来たのは「メイちゃんの執事」の時です。その後は「オーシャンズ11」など役も大きくなっていったので見逃す事はなかった。今回の若き日のヘアフォール伯爵も貴族の品格を感じさせる素晴らしい芝居でした。貴澄隼人さん・・・大好きな蘭乃はなさん、輝咲玲央さん、真風涼帆さんと同期という事で以前からかなり気になってた一人ですが、確実に認識できてませんでした。今回のハワード役最高でした!少し月央和沙さんの芝居っぽい所もあったりしてコミカルで間も素晴らしく、完全にファンになりました。現在、残ってる92期生はほとんど大好きなジェンヌさんです。辞めた人の中でも百千糸さん、天輝トニカさん、月映樹茉さん、天咲千華さんは大好きでした。(みんな宙組か・・・・^^;)紫門ゆりやさん・・・ロシアから亡命してきた3人組の悪役リーダー格のイワノフ役。紫門さんは91期生。91期生にも好きな人がやたら多い。まず、天玲美音さん!綾瀬あきなさん、此花いの莉さん、鳳真由さん・・・出番は少なめだったけどクールではまり役でした。早乙女わかばさん・・・出て来た瞬間・・・え?これ月組公演やんね・・・と一瞬驚いたけど、すぐにこの公演から星組から組替えで月組に来たんだと思い出した。早乙女さんを最初に認識したのは「ランスロット」でした。その後は大きな役を演じる事が多かったので探さなくても目立ってました。貴族としての品もじゅうぶんに感じさせて綺麗でかわいいサーシャでした。歌声はやや頼りなさを感じるけど自身の持ってる華やかさが勝って気にならなかった。海乃美月さん・・・早乙女さんとWヒロイン。かなり下級生だけど正塚作品に体当たりでぶつかっていくような芝居が良かった。ロジェで愛原実花さんがカッコ良くヒロインを演じてる姿を思い出した。鳳月杏さん・・・鳳月さんも蘭乃はなさんと同期の92期生。正塚先生の作品の世界に見事に息衝いてました。雰囲気が正塚作品にバッチリ合ってる感じで未沙さんとかが演じそうな雰囲気も感じられた。鳳月さんもこれから要注意で観て行きます^^;花組に組替えするそうです。星輝つばささん、朝霧真さん・・・この二人はこれまでほぼノーマークでしたが、今回の悪役3人組のうちの2人。骨太な芝居に冷酷さも感じられて二人ともこれから注目していきます。暁千星さん・・・早乙女さん演じるサーシャを護衛してる役。暁さんはこの前の新人公演主演も見てるし本公演でも鐘を叩く役とかで目立ってるので既に認識できています。今回の役でも誠実さを感じる事が出来る良い芝居してたと思いました。憧花ゆりのさん・・・最近のコミカルな役の雰囲気も残しつつ、一番謎な女性の役でした。ルパンが変装してた姿なのかどうかは謎のまま。演技の振り幅が広いのでどんな芝居でも見事に演じ切ります。凪七さんの舞台写真は多分、ほとんど買ってるけど、その中で一番好きな写真七帆ひかるさん主演!2006年「UNDERSTUDY」現在と2006〜7年のスチール現在の舞台写真と2006年「UNDERSTUDY」最近の舞台写真と2008年Passion
2014年08月07日
星組公演2回目観劇。初日に観たイメージと大幅に違って思えた所も多く、楽しめました。今日は宝塚1時公演を観てから箕面の109シネマズIMAXで『GODZILLA』を観た!最近、映画で感動する事はほとんどなくなってたけど『GODZILLA』は泣けたし力も貰えた。大阪フェスティバルホールで試写会で観た2DよりもIMAX3Dで観た感動は遥かに大きかった。帰ってきてからさっきまで居酒屋で呑んでてこんな時間に・・・^^;もう眠たいので簡単に・・・宝塚の話・・・柚希さんの悪役感が初日よりもずっと出てて、とって付けたような悪役じゃなくなったように思えて引き込まれた。その効果で轟悠さんの芝居もさらに映えて感じられてし相乗効果で舞台全体のクオリティを高めたように思えました。知らない間に舞台の世界に惹かれていってどっぷり浸かっていました。真風涼帆さんの芝居も更に安定感を増して、今回の役で男役のレベルを1ランクアップさせたような頼もしさが増しました。紅ゆずるさんは今回の役では紅さんの良さが出しにくいかも知れない。コミカルな芝居や感情を爆発するだけが紅さんの得意部分じゃなくて、もう少し繊細な気持ちの駆引きとかを演じるとさらに輝くと自分は思ってる。でも、今回も気持ちの置きようの難しい役を見事に創り上げてると思う。轟悠さんの本気度MAXの熱唱を聴けるはかなりお得な作品です。今日は2階席1列目センター寄りだったので音も素晴らしく大満足でした。そういえば近くの席に福本豊さんも座られてました。いつもはSS席3〜6列のセンターにいるのに2階1列目は珍しいなと・・・この公演の初日にも来られてたと思う。輝咲玲央さん・・・芝居前半に少しだけ出て来るディアナの父親リチャード・キャンベルの時の芝居は初日に観た時よりも威圧感や存在感を増してて見入ってしまう。もう少しリチャード出て来てもいいのに。勿体ない。あとは街角でややひょうきんなメガネで登場するビジネスマン1。初日に書いたよりもセリフはもう少しありました。株価が暴落して右往左往する人たちの場面での輝咲さんの芝居は見物です!ショーでは3場の探検隊の格好での場面は比較的目立つ場所にいます。美稀千種さんと二人のデラックス男コーラスはもっとデラックスにしてほしい^^;あんまり目立たないし・・・フィナーレパレードは上手側本舞台ギリギリの位置にいます。次回作の時は短くてもソロ歌があればなぁ・・・芝居の見せ場も(セリフのある)いくつかあればいいんだけど。「ランスロット」2年前なのにもう懐かしい感じ雪組特集本が出てたのでもちろん買った
2014年08月04日
東宝ミュージカル「レディ・ベス」またまた観てきました。先週観た時のキャストとほぼ同じでしたが、未来優希さんのメアリーではありませんでした。花總まりさん以外のキャストは事前に誰が出てるのかあんまり調べてないので、結局、ロビンは山崎育三郎さんしか観てないし、フェリペも多分古川雄大さんしか観てないような。ロジャー・アスカムは東京で山口祐一郎さんは一度だけしか観られなかった。涼風真世さんと和音美桜さんと月映樹茉さん(今は池町映菜さん)はWキャストじゃないので毎回、観る事ができた。作品自体、素晴らしいのでいろんなキャストで観たいとは思うのですが・・・花總まりさん中心に行く日を決めるのでどうしても偏ったりしてしまう。この前は1列目のセンターで観る方もやや緊張でしたが、今日は3列目の上手側。15列目くらいのセンター辺りで一度観たかった・・・帝劇の時も2列目とかだったように思う。時間が取れたら博多か名古屋でもう一度観ようかと考え中。花總まりさん・・・今日も完璧でした。観る者をここまで惹き付ける女優はなかなかいないと思う。芝居の深さは宝塚時代から定評がありましたが、あの頃以上に花總さんの芝居は心の深い所まで届いています。ベスが途中、男の子に変装して街へ出るのですが、今日は「はばたけ黄金の翼よ」で一路真輝さんが男の子に変装して銀橋を歩いてる姿を思い出した。この前、NHK-BSで「あかねさす紫の花/マ・ベル・エトワール」を放映してて久々に役替わりで中大兄皇子を轟悠さんが演じるバージョンを観ました。やっぱりあの頃の雪組最高!って思いながら感動しまくりでした。一路真輝さん、花總まりさん、高嶺ふぶきさん、轟悠さん、香寿たつきさん、和央ようかさん、凄い並びです。一路さんは「エリザベート」で退団せずに、もう1本芝居とショーの2本立て作品で退団してほしかったと未だに思う。「エリザベート」は最高すぎるほどの作品でしたが、もう1本あて書き芝居とショーが観たかった。一路さんと花總さんががっつりと組むショーも観たかった。花總まりさんを観ると一路さんを思い出すし、一路真輝さんを観ると花總まりさんを思い出す。自分の中で永遠の最高のコンビです。涼風真世さん・・・今回の作品は涼風さんのソロナンバーも名曲で声質にも合ってます。セリフの時はたまにオットー・クリンゲラインを演じた時の声が聞けたりします涼風真世さんの主演作品の中で「グランドホテル」がやっぱり最高に好きです。オフィシャルの映像が残ってないのが残念すぎる。「グランドホテル」は凰稀かなめさんで再演してほしかったのに、もう退団してしまうし。男爵は緒月遠麻さん ラファエラは朝夏まなとさん ジゴロは北翔海莉さんオッテルンシュラーグは汝鳥伶さんがそのまま出演だと最高涼風さんの主演作品を凰稀さんが片っ端から再演してくれたら最高だったのに。ベルばらオスカル編は涼風さんのバージョンに近くあってほしかったし。涼風さんの作品をイメージ壊さずに再演出来るのは凰稀さんと龍真咲さんかな。今度の「PUCK」も楽しみ。和音美桜さん・・・少し前に「黎明の風」をまたまたDVDで観てましたが、和音さん演じる白洲正子は最高です。あの頃の和音さんの目の芝居が凄く好きだった。轟さんの相性も良かった。「黎明の風」は宝塚で再演してほしい作品の1位です^^ (自分の中で ^^;)轟悠さんと汝鳥伶さんが出ないとあんまり意味ないけど。今回のアン・ブーリンも柔らかく包み込むような歌声が聴けて感動です。「ダンシング・フォー・ユー」のエトワールとか思い出しながら聴いてました。やっぱり石川禅さん!何を言っても石川禅さんが最高におもしろい。細かい表情とか手の動きや目の動き・・・見逃すと損します。吉野圭吾さんとのコンビはインパクト強烈すぎる。この二人の「ベスを消せ!」は歌唱もセリフも芝居もダンスも引き込まれまくりです。何故か感動しながら笑ってしまうのですが・・・^^;下手でクルクル回るガーディナー^^「ファントム」のフィナーレとクリスティーヌ・ダーエ「鳳凰伝」のトゥーランドット姫「炎にくちづけを」のレオノーラ
2014年07月30日
かなり前に花總まりさんのファンクラブから送ってきてたけど、一路真輝さんと花總まりさん、水夏希さん、安奈淳さんの所だけ観てずっとほったらかしになってた。花總まりさんのファンクラブで注文すれば直筆サイン入りのその日着てた衣装の写真が特典で付いてました。これはかなり貴重!花總まりさんの「私だけに」は文句なしのカッコよさ!そして一路さんの「最後のダンス」もやっぱり最高です。今日は1枚目から早送りせずに観てたけど2枚目観終わった所で、昔のLPが聴きたくなってDVDの続きはまた今度という事で・・・LPで「シルクロード」と「セ・ラ・ビィ」を聴いていました。南原美佐保(南原美紗保)さんの「ラ・グラナダ」から『歌を翼に』に感動しまくって、南原さんの所ばかり何度も観てました。「ラ・グラナダ」のレコードは10インチLPで内容は全て上月晃さんがスタジオ録音したものです。南原さんですぐに思い出したのは「宝塚グランドショー セ・ラ・ビィ」の中で歌われた「心に太陽を」です。南原さんが歌ってる映像を観るのは初めてかも。「歌を翼に」はめちゃ感動でしたが、シルクロードから「この道はシルクロード」「蒼き狼」、セ・ラ・ビィから「愛の人生」「心に太陽を」も聴きたかった。とりあえず、今日は南原美紗保さんの事だけ^^;他の感想はまたいつかに。2014年4月6日「歌を翼に」「セ・ラ・ビィ」プログラムより「セ・ラ・ビィ」プログラムの表紙エスカイヤ・ガールズのプログラム
2014年07月28日
帝劇で観劇してからずっと観たくてたまらなかった「レディ・ベス」!やっと梅田公演観てきました。作品もキャストも文句なしに最高です!新作ミュージカルでこんなに感動できたのは「エリザベート」以来かも知れない。構成も脚本も照明も装置も映像も楽曲も何一つ、不満のない舞台ってなかなか出会えないから。重と軽のバランスも動と静のバランスも絶妙です。重くなり過ぎず軽薄でもないって凄い事だと思う。自分はテーマが重けりゃ重いほど好きだったりするけど、一般的には重すぎると敬遠する人もいるから軽さも必要だと思えるようになってきた。花總まりさん・・・帝劇の時に既に完成し切ってる演技で圧巻だったのに、さらに進化してるとか神業です。ベスのセリフじゃないけど、ミュージカルや芝居の舞台に立つために生まれて来た人なのでしょう。気品と華やかさとスターオーラがハンパない。声質の魅力にも娘役トップ時代から衰えることなく惹き付けられる。花總さんの出演してる舞台は100回以上は余裕で観てると思うけど、いつ観ても新鮮さがあって新しい魅力を感じる事のできる貴重な役者さんです。宝塚時代でもどんなつまらない作品だとしても花總さんが出ると不思議と作品自体を自分には良く感じさせてしまうパワーもありました。今回のように作品自体も最高でさらに花總さんが出てるだけで感動が何十倍にもなります。来週も花總さんのレディ・ベス観られるのが楽しみです。月映樹茉さん(今は池町映菜さん)・・・帝劇の時は花總さんを観るだけでいっぱいいっぱいでしたが、今日は月映さんをしっかり観ました。メアリーの侍女(女官のような人)で出番も多くソロで歌う所もあります。居酒屋での客の時はニコニコと笑顔のイメージですが侍女の時は厳しい顔つきが多い。月映さんは大劇場公演よりもバウや外箱公演の時の印象が大きい。殉情の時の丁稚役(冨松)も印象に残ってる。しかし、殉情は寿つかささんが全てをかっさらってしまうインパクトで「殉情」と聴くだけで寿さんの顔が浮かぶ・・・。あとは暁郷さんが退団してしまうショックが大きかった公演。和音さんの春琴は秀逸でした。「The Second Life」のパオロも良かった。あんまり出番はなかったけどインパクトあった。月映さんの宝塚時代を思い出すと八雲美佳さんも同時に浮かぶけど、同じグループの役とかが多かったのかも。「Never Sleep」もそう言えば八雲さんも出てた。「Never Sleep」の時は多分、月映さんは最下級生くらいかも。でも役が付いてたと思う。 「レディ・ベス」でスーザン役を見事に演じていました。居酒屋の客の時は宝塚時代でのショーの時に見せる笑顔を思い出させる場面が何度もあった。宝塚時代は歌のイメージはほとんどなくて、芝居の人ってイメージを持ってました。涼風真世さん・・・やっぱり今回の涼風さんめちゃくちゃ良い!2幕のラスト近くで歌われる「よく晴れた11月」には鳥肌もんの感動でした。もうすぐ涼風さんが初演で創り上げた「PUCK」が再演されます。涼風さんのインパクトが強すぎて他の人が演じるイメージがまったく今は湧かないけど、どんな「PUCK」になるのか楽しみです。未来優希さん・・・未来さんが演じるメアリーはマジで怖い。存在感と圧迫感、出演者の中で誰よりも声量のある脅威の歌声!!でも、正直、もう少し宝塚にいてほしかったと思ってしまう。雪組の組長になってくれてたら今ごろ、まだ雪組にいたかも。「ソルフェリーノの夜明け」「カラマーゾフの兄弟」「ロシアン・ブルー」と強烈なインパクトを残して退団してしまったので、余計にそう思ってしまう。「Carnevale 睡夢」の「♪そぼ降る雨が石畳を濡らして行く〜」の歌も圧巻だった!未来さんのソロ歌で水さんが踊る場面も最高でした。「カナルグランテ 深夜」の場面は何度も聴いてしまう。このあと、ドリフの場面チェンジのような曲になるのが…^^;もっと未来さんの歌を聴きたいとDVD観たり、CDを聴く度に思ってしまう。ま、今回のメアリー役は強烈に凄いので退団したのを残念だったと思う気持ちが薄らぎそうです。和音美音さん・・・帝劇の時よりもさらに感動が増しました。上手から下手に歌いながら横切る場面は鳥肌止まらないほどの感動でした。和音さんといえばやっぱりまず頭に浮かぶのは「UNDER STUDY」のマクベス夫人!汝鳥伶さんとの芝居も良かったジュリア役が一番好きだった。新人公演でのアズチューナ役も強烈でした。石川禅さん・・・実は今回の作品の役の中で一番好きかも^^:動きや声のチョイスのひとつひとつが何とも言えない濃さで観ながら顔が自然とニヤけてしまう。石川さんは凄すぎる!おもしろいし上手いし最高です!やり過ぎなくらいにやってほしい。吉野圭吾さん・・・石川禅さんとの絡みが多くて、吉野さんも強烈に凄いので二人の場面のパワーは最強です。石川さん演じるガーディナーの息を臭そうに顔を背ける芝居は何回もあるけど毎回笑えてしまう。毒入りワインのくだりもこの二人の芝居は凄すぎる。二人芝居とかやってほしいと思ってしまう。もちろん二人ともおもしろいだけじゃなく歌も素晴らしくて鳥肌もんです。山崎育三郎さん・・・帝劇の時も山崎さんのロビンでした。感じの良い役者さんなのでイヤミも無く素直に感動できます。声はもちろん素晴らしく芝居にも惹かれる。花總さんとのコンビも凄く似合ってて微笑ましくて良い!石丸幹二さん・・・この前は山口さんのロジャー・アスカムでしたが、今日は石丸さんで観劇。山口さんの時とは印象がかなり違って演じ方でこんなに違って見えるのかと楽しめました。今日は終演後に花總まりさん、未来優希さん、和音美桜さんの3人が舞台に登場してプレゼント抽選会がありました。何も当たりませんでしたが…^^;3人のいろんな話が聞けてかなりお得な日でした。花總さんと未来さんは雪組時代に「JFK」〜「真夜中のゴースト」まで同じ舞台に立ってて、花總さんと和音さんは「傭兵ピエール」〜「NEVER SAY GOODBYE」まで同じ舞台でした。初演エリザベートの時、花總さんはもちろん初演シシィですが、未来さんがエーアンの歌手。新人公演ではゾフィーを既に迫力いっぱいに演じてました。それぞれがプレゼントを用意して抽選。舞台には出てこなかったけど涼風真世さんはハーゲンダッツの券とオリジナル手ぬぐい和音さんはエスプレッソマシーン未来さんは扇子花總さんはダイソンの羽根なし扇風機あとは3人のサイン入りプログラムとか・・・(これが一番欲しかった^^;)「レディ・ベス」のCDもロビーで売ってたので買いました。また、時間がある時にゆっくり聴きます。いつもはカッコいい系の花總さんの写真ばかりなので、今日は可愛い系のやつで涼風真世さんの舞台写真は思ったほど持ってなかった。いろいろ探してみたけど20枚ほどしかなかった。あの頃はあんまり枚数を買ってなかったのもあるけど・・・未来優希さんの舞台写真の一人写りは後追いだったけど全部買ってると思う誰かと写ってるのもほとんど買ってる。何の作品だったか忘れたけど急にハマってキャトルで注文して過去の作品の写真をいっぱい買ったのを思い出します^^;意外と水さんと二人写りのが少ない事に気づいた・・・トップスターや2番手の舞台写真なら中古でも手に入るけど、脇役でしぶい人たちの舞台写真はその時に買っていないと宝塚アンとかに並ぶ事は少ないように思う。キャトルレーブで注文できる時期ならまだいいけど、廃版になってしまうと入手困難になる。和音さんの舞台写真も一人写りは新人公演含め全て買ってたと思う。
2014年07月23日
星組公演初日に行って来ました。2階1列目で音も良く観やすくて初日には最適でした。今回は轟悠さんが「The Lost Glory」のみに出演。ショーは星組メンバーだけでした。「The Lost Glory」シェイクスピアの「オセロー」を1920年代のアメリカに置き換えるとか聞いてたので、どうなるのかと思って期待してました。オセローが轟悠さん、デスデモーナが夢咲ねねさん、キャシオが真風涼帆さん、イアーゴが柚希礼音さん、ロドリーゴが紅ゆずるさんって事なのかな。最後、轟さんが夢咲さんを殺して自殺するのだと思ってたらオセローとは違ってた。真風さんが紅さんを殺すのもなかったし結末はまったく違ってたと思う。真風さんに嫉妬した柚希さんが轟さんをじわじわ周りから崩して落して行く復讐劇。それなりに楽しめたけど、初日だから仕方ないか・・・芝居が熟れて来たらクライマックスの紅さんの狂気の芝居ももっと強烈になると思うし。柚希さんももっと悪者に見えてくるんだと思う。ショーは熱いラテンでした。柚希さんのソロダンスはやっぱり凄い!オープニングのソロダンスも圧巻でした。カポエラもなかなか斬新。メタルのライブを観に行ったらよくオールスタンディングの客席でカポエラを踊ってる人がいて誰かを蹴り飛ばしそうでヒヤヒヤするけど、凄い上手い人が多い。奴隷の黒人が両手を縛られているので脚だけでいつか雇い主を倒して逃げ出そうと狙うダンスのような格闘技らしい。ダンスしてるように見せ掛けて実は足技を鍛えてるとか・・・この夏も「RIO DE BRAVO!!」「CONGA!」に続く新作ラテンショーで盛り上がってました。でも「RIO DE BRAVO!!」が一番好きかな。「CONGA!」は蘭乃はなさんのしゃちほこポーズから始まる蘭の花のシーンが一番好きだった。輝咲玲央さん・・・夢咲さんの父親役のリチャード・キャンベルとビジネスマン1^^;リチャード・キャンベル役は期待したのに1場面のみの出演でセリフもほとんどない。でも、役作りはなかなか良かった!妻のバーバラキャンベルが万里柚美さん。もう少しお父さん出てこようよ!下手側での芝居は凄い良かった。ビジネスマンの時はチリチリっぽい髪型におどけた感じのメガネ。役作り的にはオーシャンズ11の記者の役に近いかな。街角の場面ではずっと出てくるけど、これといってセリフも歌もなかったような・・・きかっけセリフ的なものが1つあったかな。リチャード・キャンベルはもう少し出ると思ったのに4場のみとは…残念!ショーではデラックス男コーラスってあったから期待したけど、あれ?もう終わり?って感じ。決してデラックスではなかった^^;今日は2階の1列目で良かった。1階席だったら人影で埋もれて見えない場面が多かったと思う。上からだから出演場面は確実に全て見逃さずに観る事ができました。フィナーレでは上手1列目の一番端でした。目立つ場所だったので良かったけど。真風涼帆さん・・・輝咲さんと同期92期生の真風さん。蘭乃はなさんとも同期!!歌声の魅力が増したのとダンスの時の表情が凄く良い。思ったように男役の声をコントロール出来るようになってきたのか、余裕が感じられるのも良い。普段はかなり華奢なイメージだけど、舞台では逞しい系に体を作ってるけど、華奢な感じでもいいと思う。芝居ではカーティス役で真面目で真直ぐな男を創り上げてました。こういう役は観なくても似合うの分かるけど、実は柚希さんが演じたイヴァーノのような役の方が真風さんはおもしろく演じられると思う。柚希さんとはまた違った厭らしい役作りになっただろうな。十輝いりすさん・・・七帆ひかるさんと同期だった十輝さん。星組に来てから男役の枠が更に広がったようで魅力倍増です。ピンクイルカのトッキーはかなり斬新でショッキング^^;そういえば七帆さんは白イルカに似てるって言われてたの思い出した。七帆さんと二人での初銀橋の事とか思い出しながら観てました。終演後は川向こうの居酒屋で4時間半飲んでました。この公演はあと1回観る予定。次は花總まりさんのレディ・ベス!
2014年07月18日
雪組公演、見納め。明後日が千秋楽なので客席の盛り上がりも舞台上の盛り上がりも今まで以上でした。アドリブも多くなってて特に夢乃聖夏さんとの絡みでは壮さんのアドリブが強烈でした。夢乃さんもさすが、物怖じせずアドリブを受けて見事に返してた。今日は壮さんが今までよりも凄く楽しそうに演じてるように感じられて、観てる側まで楽しい気分が伝わってきました。あんまり書いてなかったけど、早霧せいなさんの奥村助右衛門の芝居に観る度に惹かれていった。「放てーっ!」もカッコいいけど、静かなセリフもいちいちカッコ良くて見惚れる。どんなトップスターになっていくのか楽しみです。舞咲りんさん・・・今日は少しアドリブしてたのも良かった。アメとムチパターンのコロコロ変わるセリフ回しも今日は特に強烈でカッコ良かった!舞咲さんの加賀と透水さらささんの国(合わせて加賀の国って言われてる)のコンビは最高!歌上手いし、表現力豊かで百面相のような表情にも見入ってしまう。舞咲さんの歌も最高だけど、それにしても透水さんの歌はやっぱり凄い!此花いの莉さん・・・今日も最高!甘えた系のブリブリな表情で踊ってる時とキリッと悪女系で踊ってる時の表情の差がゾクゾクする。甘えた系の時は美人政治家の片山さつきさんっぽい時もあって可愛い。片山さつきさんは政治家の中では結構好きだし特に表情にもインパクトがある所も好き。たまにテレビで片山さつきさんを観てると此花さんを思い出す時がある。あと、女優の羽田美智子さんにも似てる。此花さんに似てるってだけで、昼にやってたドラマ「花嫁のれん」をずっと観てたし^^;ショーでのソロ歌は今日もカッコ良かった!たしか8小節+2小節だけなんだけど、ここに全て集中してもいいってほどに集中して聴いてます。せめて16小節くらいあればなぁ・・・すぐに終わってしまう^^;大湖せしるさん・・・未涼亜希さんとの妖艶なダンス場面がさらに艶っぽくなってて二人とも凄い。ダンス前の芝居から既に二人の気迫がマックスになってて名場面になっています。今回のスチール写真はちょっと好きじゃないけど、舞台でのメイクや雰囲気は今回のは凄く良いと思う。彩風咲奈さんとの銀橋でのデュエットも美しく毎回凄く楽しみな場面でした。愛加あゆさん・・・そう言えば、愛加さんの事をあんまり書いてなかった。愛加さんと言えばまず思い出すのは「ソルフェリーノの夜明け」の新人公演!あれは良かった!愛原さんのアンリエットも好きだったけど愛加さんの演じ方も凄く好きだった。特に彩風咲奈さん演じるアンリーデュアンが歌う主題歌に声を合わせて歌う場面は本公演より泣けたような記憶がある。「ソルフェリーノの夜明け」は、ほんとに泣ける最高な作品だった。構成も演出も楽曲も全てがお気に入りです。本公演、新人公演とも大満足な作品だった。新人公演のイリーナ・クズネツォワ役の時もめちゃくちゃ可愛かった!トップになってからは特に印象に残る役がなかったように思う。そこが少し残念な気もする。今の作品でもあんまり印象に残ってない・・・「はじめて愛した」の時も芝居上手いなぁ〜って凄い感心したのを覚えてる。そう!「JIN-仁-」の野風が最高だった!あの華やかなオーラは凄かった。愛加さんも宝塚の舞台では今日が見納めだった。壮一帆さんの男役姿を舞台で観るのは今日が最後か。と思いながら感慨深く観てました。頭にパッと浮かぶのが「サン=テグジュペリ」のギヨメとキツネ特に蘭乃はなさん演じる星の王子様とのキツネの場面が好きだった。今日も観ながら「サン=テグジュペリ」の場面がどんどん浮かんできた。
2014年07月12日
雪組公演3回目観劇。今日は劇場内も蒸し暑くてみんな扇子とうちわ大活躍^^;今晩の花總まりさんのブログで花總さんが宝塚ホテルに来てたと知ってびっくり。同じ宝塚に花總さんもいたのかと思うとちょっと得した気分。小池先生の紫綬褒章のパーティーだったようです。明日、大劇場で観劇するとか・・・あったりして。今月は大阪でレディ・ベスを再び観劇できるし花總さんの生の舞台が観られるだけで幸せな気分になれてしまう。「前田慶次」と「My Dream TAKARAZUKA」の2作はやはりそんなに好みじゃないけど、前回に観た時よりもずっと楽しめました。宝塚の舞台で壮一帆さんを観るのも今日とあと1回かと思うとやっぱり寂しいものがあった。此花いの利さん・・・久々に観る此花さんは相変わらず愛くるしい可愛いイメージとクールな大人の女性を併せ持った、魅力的な娘役さんでした。3場の農家の娘から忍びに変わる瞬間の表情は見逃せない!ショーでは6場の見せ場!ソロ歌ですが、前に聴いた時よりもさらに歌に表情が出て最高なソロ歌でした!舞咲りんさん・・・今回の見せ場は芝居ではドスの効いたカッコいい忍び役。忍びである事を隠してる時の町娘的な芝居は可愛いいけど、忍びとしての表情とのギャップが素晴らしい。透水さんとのコンビ的な雰囲気も良く、二人で歌うナンバーは贅沢な時間です。歌の上手い二人のデュエットは最高です。彩風咲奈さん・・・ショーの中詰めが終わって、一人銀橋に残ってソロ歌を歌う場面。彩風は汗だくだけど前よりも増した安定感とじわじわと備わってきてるスターのオーラ。大湖せしるさんが登場してからの二人の場面も最高でした。大階段の群舞でもビシッと黒燕尾も極ってきててカッコ良さも兼ね備えてきてます。大湖せしるさん・・・芝居では未涼さんとのエピソードの場面がより深まり大人の世界を創り上げています。芝居、ショーともに見せ場は多くて満足です。彩風さんとの歌のハモリも前に観劇した時よりもずっと良くなったと思う。壮一帆さん・・・歌、芝居とも安定感がより増したようで前田慶次という人物のおもしろさが分かりやすくなってた。前田慶次そのものは自分は好きにはなれないような人物だけど、壮さんの演じ方は凄く好きで見入ってしまう。あと、1回集中して観よう^^終演後は大阪に行って買い物して、神戸で友人と飲んでて帰ってきたらこんな時間。けっこう飲んだので睡魔が・・・もっと書こうかと思ったけど眠くて断念^^;大湖せしるさん明日海さんと蘭乃さんのベルサイユのばらの写真が発売されてた!蘭乃はなさん明日海りおさん&蘭乃はなさん
2014年07月07日
花組ベルサイユのばらを観て来た!細かい不満はあるけど全体的に納得、久しぶりに涙が出たベルサイユのばらでした。蘭乃はなさんが、どのタイプのマリー・アントワネットに仕上げるのかが、一番興味があった。初演からほぼ全てのベルサイユのばらを観てるけど、蘭乃さんのアントワネットは初演からの色んな人が演じたアントワネットの要素をいくつも含んだ昭和の型をも感じさせてもらえるマリー・アントワネットでした。こう来るとは予想してなかったのでびっくりでした。蘭乃さんは地声の芝居や歌唱でより魅力を出せる娘役なのですが、今回のセリフ回しですが、1幕はほぼ全てハイトーンのファルセットでした。これは上原まりさんを思い出すような雰囲気でした。牢獄での芝居は花總まりさんのような印象でした。型を壊さず見事に演じ切ってて感動しました。チュイルリー宮殿に幽閉されてる新たな場面は大きな見せ場になってました。ここでの蘭乃さんはセリフ声を力強い地声とファルセットを混ぜて創り上げて、緊迫感のある素晴らしい場面を創り上げていて本当に素晴らしかった!蘭乃さんはこのタイプの役を演じるイメージではなかったので、最初にベルサイユのばらのマリー・アントワネットを演じると聞いた時はやや不安も感じました。しかし、ここまで見事に演じたのを観れて最高でした。蘭乃はなさんのカッコ良さはベルサイユのばらでも健在!明日海りおさんは何をさせても美しく、笑顔の中にも翳りのあるクールな男役です。華のある姿に毎度、見惚れてしまう。まだ、若いトップスターなのに安定感や貫禄は既に備わっています。蘭乃さんとのデュエットダンスも初々しく二人の良い所が伝わるものだと思いました。作品が発表された時、フェルゼン役のイメージが最初は持てなかったけど、プロローグで登場した瞬間にフェルゼンそのものに見えた。明日海さんの苦悩する人物を演じる姿はどの作品でも魅力的で、これから明日海さんがどんな作品を演じて行くのか凄く楽しみです。作品としては・・・この前の雪組フェルゼン編を芯に新たな場面や人物でなかなかまとまりのある作品になったように感じました。プロローグはオスカルとフェルゼンとマリーアントワネットの人形振りですが、白のアントワネットの衣装引き抜きで一瞬にして真っ赤な例のドレス姿で蘭乃さんが登場した時は感動でした!パペットの動きも見事の一言!ベルサイユ宮殿の庭園の運河でフェルゼンとアントワネットがボートに乗ってる場面も優雅で美しく物悲しい空間を二人で創り上げてて素晴らしかった。1幕は雪組同様に一人ずつオスカルとアンドレが持ち歌を歌う歌謡ショー的な構成ですが、これも慣れてしまえば違和感がなくなった^^;1幕ラストの全キャラ登場の怪獣総進撃のような場面も雪組のままでした。2幕は実家に帰ったフェルゼンの場面から。ジェローデルがいきなり「オスカルは死にました」と言うセリフがあって、あ、そうそう・・・ここからなっがぁ〜い回想シーンが始まる事を思い出した^^;でも、今回の回想シーンは誰も知ってる筈のないような場面はなかった。「アンドレ私を抱け」場面とかジェローデルが実は盗み見しててフェルゼンに話してたのかと思うとおもしろいけど。回想シーンにしないと2001年宙組バージョンのように1幕でオスカルとアンドレが死んでしまう事になるからそれを避けるための苦肉の策なのか・・・?大まかなストーリーや各キャラのエピソードは観に来る観客が全員知ってるだろうという体で、ここ最近のベルばらは作られてるように感じる。漫画も読んでない、まったくの初心者に優しいベルばらは1975年花組や1976年星組や1989年雪組、2001年宙組とかかな。最近のでも細かいエピソードなんて知らなくても初心者でも分かると思う…望海風斗さんのアンドレが良かった!出番は少なくて勿体なさも感じたけど・・・「心のひとオスカル」の歌唱も最近の中ではだんとつに良かったように思った。短い出番ながら役への集中力が凄くて素晴らしかった。鳳真由さんのジェローデルも自分が思ってるジェローデル像に非常に近く感じた。ここ最近の鳳さんの芝居の深さに毎回感動させられてて、今回も目つきといい、声のチョイスといい、本当に良いと思えた。芹香斗亜さんのオスカルは最初、配役を聴いた時、イメージが湧かなかったけど、扮装して演じてみると想像以上にはまってた。少し硬さがまだあるように感じたけどバスティーユの場面の熱演も素晴らしかった。大河凛さんのベルナールは凄く可愛さのあるベルナールで黒い騎士としてアンドレの目を傷つけた人のようには感じなかった。そんなエピソードは今回、まったく関係ないので花乃さんのロザリーと可愛い夫婦で新鮮な印象でした。たしか偽物の黒い騎士に扮装させられたアンドレが本物の黒い騎士にムチで左眼を打たれて結果失明する。オスカルの命令でイヤイヤ扮装させられたアンドレは悲惨・・・そんなエピソードは宝塚歌劇には入れない^^;華形ひかるさん演じるド・ブロイ元帥は新キャラかな。箙かおるさんちっくな雰囲気の役で、もちろん実在の人物でこれまでには出て来てなかったように思う。華形さんはこの役の他にもパリ市街地〜バスティーユまでの全場面で市民として桑を振り上げ踊っています。この時の華形さんの表情が凄く良い!この場面でさらに驚くのはルイ16世も市民として武器を振り上げ踊っている^^;ルイ16世を演じてる高翔みず希さんですが、口紅の色がややお上品な怒れる市民です^^出演人数が本公演より少ないので、自分の本役以外にもいろいろ出演しないといけなくなりそれを探すのも楽しい。なかなか楽しめたので次に観劇する日が楽しみになってきた!最近ずっと観てるベルばらなので期待もしてなかったのにうれしい誤算でした。舞台装置も中日劇場公演にしてはなかなか豪華だった。音楽が生演奏じゃない事が残念。名古屋は中島みゆきさんの「夜会工場」の名古屋公演ぶりかな。終演後は名古屋駅の新幹線側の居酒屋が並んでる通りにある店に入って呑んでました。店に一歩踏み入れた途端に、一度来た事ある店だと気づいた。結構何でもおいしくて地酒も東海地方の物を揃えています。この店で一番好きなのは、ほとんど酢の物のようなコールスローサラダ。前に来た時もこの酸っぱいコールスローをみんなで何度かお代わりしたように思う。八丁味噌だれの串カツも絶品。次にもう一度、花組ベルばらに行く時も今日入った店で呑む事になりそう^^;店の名前・・・忘れた。っていうか最初から店の名前も見ずに外観の雰囲気だけで2回も入ってしまった。次は店の名前を見ないと^^;
2014年06月15日
雪組公演「一夢庵風流記 前田慶次 / My Dream TAKARAZUKA」の初日を観劇してきました。初日を観た感想としては芝居、ショーともに…微妙。特に芝居はストーリーの流れすらいまいち伝わってこなかった。途中、かなり眠くなった所があったりしたせいかも知れないけど。前田慶次って人は結局、何がしたいの?って印象。次回、観る時はもう少し集中して観ないと分からないままかも。前田慶次という人をまったく知らなかったのもあるし、自分が興味を持てる人物ではないようにも思う。前田慶次はパチンコ台で有名らしいけど、7年前にタバコをやめてからパチンコ屋に行くのも同時にきっぱり止めた。タバコを吸ってる時はかなりパチンコしてたけど、今ではタバコ臭くて店の中に入れない。海物語のカリブとか沖縄とかが出て来た頃まではパチンコしてた。前田慶次って台は知らないなぁ。ピンクレディーとかCR大海物語とかが最後に打ってた台だったような気がする。CRモンスターハウスとかCR大工の源さんの頃は良くないハマり方してた時代^^;もうパチンコ屋には二度と入る事はないと思うけど。「My Dream TAKARAZUKA」期待してたから、やや肩すかし。外部の人に作ってもらった曲も「・・・・・・・^^;」そのまんまやん。歌詞も歌メロもあんまり良いとは思えなかった。これだったら「さよならの向う側」をそのままカバーして歌った方が良かったような…「さよなら武庫川」とか替え歌にしてもいいような。山口百恵さんの曲なら「This is my trial」の方が何百倍も好き。でもこれは谷村新司さんの作詞作曲作品^^;「This is my trial」も山口百恵さんの引退時に谷村さんが作った曲だけど、この曲は感動的だった。武道館ラストコンサートのオープニングでも歌われた曲。そして「This is my trial」は山口百恵さんのラストアルバムのタイトル曲でもあった。山口百恵さんが一番最後に出したシングル「一恵」も良い曲だった。この曲は作詞が山口さん本人で作曲が谷村新司さん山口百恵さんの曲では谷村新司さんが作った曲に良い曲が多いように思う。「ラストソング」「This is my trial」「一恵」「サンタマリアの熱い風」「悲願花」「いい日旅立ち」「ヒ・ロ・イ・ン」・・・宇崎竜童さんの曲なら「乾いた花」「沖縄ベイ・ブルース」「サクセス」「身も心も」あたりのダウン・タウン・ブギウギ・バンドの曲に好きな曲が多い。毎年行ってた、宵々山コンサートに出演したのも観た事がある。此花いの莉さん・・・芝居の方では、くノ一の中の一人。農家の娘っぽい扮装をしてる時の芝居と、くノ一としての芝居もコントラストもなかなかカッコ良かった。たしかセリフは1つでしたが。ショーではソロもあったので満足!大湖せしるさん・・・芝居の方では活躍場面も多いし、扮装も似合ってて良かった。ショーは彩風咲奈さんとの二人の場面があって満足。壮一帆さん・・・この公演で退団してしまいます。前田慶次自体はよくわからない掴みどころのない人物であんまり興味は湧かないけど、扮装姿の美しさと豪快でハチャメチャな芝居がおもしろかった。ショーは特にサヨナラ公演的な雰囲気は感じなかった。「伝説誕生」って曲で他の出演者と順番に触れ合う所くらいかな。舞咲りんさん・・・舞咲さんの忍びは怖さもあってカッコ良かった。透水さらささんとの歌も最高でした!出番はそんなに多くはなかったけど、役にはまってて良かった。一樹千尋さん・・・徳川家康役でさすがに素晴らしい芝居で感動でしたが、豊臣秀吉はソロ歌があったのに一樹さんにはないのが残念すぎる。一樹さんの歌が聴きたかった。鳳翔大さん・・・直江兼続役。良い芝居してて一番感動できる役だったかも。立ち姿の美しさと最近、特に良くなってきた男役発声に、あの可愛らしかった鳳翔さんがこんなに成長したのかと感慨深く観劇してました。彩風咲奈さん・・・芝居ではちょっとコミカルな感じで可愛かった。今回のショーでは古城都さんを彷彿する雰囲気で見入ってしまった。作品によって古城さんに似てると思う時とまったく似てない時があるけど、今回のショーでは古城さんの雰囲気でした。一度タカラヅカスペシャルとかで古城さんの「タイムマップ」を歌ってほしい。夢乃聖夏さん・・・シャルウイダンスに引き続きコミカルな役。なかなか笑いを取ってたし役柄的には成功してた。間のおもしろさは前作以上になってた。来週、2回目観劇するのでもう少し集中して芝居もショーも観ないと。両作品とも良さがイマイチ分からないまま終わったので…芝居のオープニングの映像がおもしろかったとか、歌舞伎に使われてる馬とか、衣装のきらびやかさとか・・・そんな作品自体にあんまり関係ないような所の印象は強く残ってるけど、肝心のストーリーやメッセージなどがまったく伝わってこなかった。歌舞伎の馬はややコントのように見えてしまっておもしろかったけど、どうなんだろ…歌舞伎の馬で前の脚の人が飛び上がって脚を回すとかの派手なアクションはなくて、結構普通に歩いてるだけだった印象。前脚跳ね上げとかは上に誰かのっていない時じゃないと危険だし、宝塚では無理なのかも。今回の馬は外部の専門の人が演じてるようです。
2014年06月06日
星組バウホール公演観劇してきました。宝塚の舞台でどう演出するのだろう?ましてやミュージカルにするとか・・・不安材料が多い公演ほどおもしろくなる事が多いのかも。予想以上に入り込め、楽しめました。また、みんな芝居が達者な人が寄せ集められてるようで見応えじゅうぶんでした。作家を目指す青年と大女優のその母親、そして母親の愛人の流行作家。その流行作家に憧れる女優志望の作家を目指す青年の恋人。この4人が核となってあと6人のおもしろい人びとが絡み合う人間模様。セリフも芝居でも結構おもしろい箇所もあって、悲観的な超悲劇だと思ってる人もいると思うけど、意外と笑える場面が多いのも特長なのかも。退役軍人シャムラーエフを演じる美城れんさんの妻、ポリーナを演じる白妙なつさん。特に白妙さんの細々した芝居がめちゃおもしろかった。結構、白妙さんが出て来ると妙な表情とかしてないかとか、かなり注目してしまってた。おもしろい芝居するなぁー。ポリーナの魅力にはまってしまった。最後に人が死ぬ話なので完全喜劇だとは思わないけど、原作者は喜劇としてこの作品を扱ってる事は有名です。自分はそれぞれのキャラがおもしろいから悲壮なイメージはないんだけど、かなりシュールな終わり方なので笑いはしないけど何かおもしろい^^;ストーリーの流れそのものは哀しく辛いものだけど、登場人物たちの思考を考えたり見事な気持ちのすれちがいなんかを考えれば考えるほどおもしろくなってくる^^;礼真琴さん(コースチャ)・・・苦悩する青年で精神的にも病んでいき最後は自殺する。猟銃でかもめを撃ち落とし片手にその死骸をぶらさげ庭のベンチの前で恋人の足下にそのかもめの死骸を投げ捨てる辺りの狂気じみてきた芝居も凄く良かった。かもめの死骸を恋人に捧げ「ぼくもいつか自分をこんな風に撃ち殺す」と告げる。コースチャが自殺に使った銃はかもめを撃ったこの銃だったのかもしれない。コースチャはこの前にも一度、銃で自殺未遂をしてる。その時はたしかトリゴーリンと決闘に使おうとしてたピストルだったかな・・・トリゴーリンがかもめの死骸を前に手帳に書き留める文章も皮肉で少し笑える。ピアノ、フルート、チェロ、バイオリンの生演奏で進んで行く舞台。この生演奏で歌う礼さんの歌唱は鳥肌もんでした。天寿光希さん(トリゴーリン)・・・妙にこの役にハマってて引き込まれた。この役、天寿さんはどうなんだろ?って観る前は思ってたけど、素晴らしかった!トリゴーリンも結構、笑かせるセリフや芝居が多く優柔不断で上手く生きているのが伝わって来て芝居の上手さにも感動しました。コースチャが撃ち殺したかもめを剥製にする云々のやり取りも良かった。白妙なつさん(ポリーナ)間といい、表情といい、今日は完全に白妙さんの芝居にやられた。おもしろかった!医師のドールンへの態度や目配せも最高でした。微妙な関係性を表現する芝居がおもしろい。物凄いコメディエンヌなのかも知れない。おもしろい空気を見事に作ってました。ポリーナは今、何を考えているのだろう?とか想像しながら観るとおもしろかった。美城れんさん(シェムラーエフ)・・・ポリーナの夫。美城さんはこの役、凄くはまると思ってたけど、その通りでした^^ポリーナと会話を交わすセリフは一度もない。妻にも実の娘にも心底嫌われてる男だけど、面白みのある人間で登場人物の中でも変な魅力のあるシャムラーエフ。城妃美伶さん(ニーナ)・・・ニーナも妙な人間です。コースチャを捨てトリゴーリンを追いかけていき、トリゴーリンとの間に子供も作る。その子供が死んでしまいトリゴーリンにまで捨てられどさ回りの女優に…悲惨すぎて逆に喜劇的に感じてしまう。最後にコースチャに会いに来た時に何かの呪縛から解き放たれるような旅立ちの場面のセリフ回しは凄く良かった。「わたしはかもめ…いやそうじゃない私は女優」の葛藤の繰り返しと慌てて部屋を出て行く芝居も良かった。ニーナが出て行ったあとにコースチャは旅立っていくニーナじゃなく、ニーナが来た事を誰かがママに伝えると、ママが傷つくと考える。今から自分が死ぬ事の方が遥かにママを悲しませるのに。それとも今から自分が死ぬから、その前に最後にニーナに会ってた事を知るとママが傷つくって事なのか・・・?この辺も何か考えてしまうおもしろさがある。音花ゆりさん(アルカーシナ)・・・コースチャの母親。この役もおもしろい役で音花さんが予想以上のアルカーシナを観せてくれました。アルカーシナは極端な人なので音花さんの芝居も凄くはじけてて楽しかった。めちゃくちゃな思考の人なので、振り回される回りの人びとを観るのも楽しい。アルカーシナに観てもらいたいために息子コースチャが初めて書いた戯曲の舞台を観て、小馬鹿にするような事ばかり言い放つ心理の哀しさを今日は感じた。音波みのりさん(マーシャ)・・・いつも喪服をきているシャムラーエフとポリーナの間に生まれた子供。自分には何もないと人生は死だと悟ってるような女性。この設定自体も何かおもしろくて、その上、マーシャはコースチャに恋している。最後にコースチャが死ななかったら、ドタバタ喜劇の人間関係^^マーシャの事をずっと追いかけてたメドヴェージェンコと好きでもないのに結婚する。コースチャへの想いを断ち切るための結婚。そして子供も出来るが家には戻らない。この設定もおもしろい。瀬央ゆりあさん(メドヴェージェンコ)・・・マーシャを追いかけ回し、最後には結婚出来る男。良いボケ具合の芝居で楽しめました。表情も声のチョイスも絶妙で素晴らしかった。「かもめ」・・・ストーリーも少し分かってるし寝不足だったので眠くなるかも・・と思ってたけど、グングン芝居の中に引き込まれて眠くなる隙を与えてくれなかった^^;みんな上手かった。宝塚的ではないかも知れないけど、バウホールやドラマシティの公演では極端な実験的作品をバシバシ上演してほしい。
2014年05月29日
宙組公演の本公演観劇してきました。火曜日は新人公演を観劇して、一日おいての本公演観劇で新鮮に楽しめた。それも役替わりBパターンだったので全く違う印象を受ける場面もあった。自分の好み的にはBパターンの方が好みかな。Bパターンで一番の驚きは正直あんまり期待してなかった七海ひろきさんのアランが凄く良かった!七海さんはジェローデルが良かっただけに、正反対のような役のアランはどうなんだろ?とちょっと甘くみてました^^;今回からの新曲のパールローズの歌唱も声域と声質が合ってて感動的なナンバーになってました。緒月さんのアランもお気に入りだったのですが、七海さんのこんな感じの芝居は新鮮でした。朝夏まなとさんに関してはアンドレもジェローデルも文句なしの安定感と役作りでした。公演ごとに表情の作り方や声のチョイスも素晴らしくなってて、トップスターへの階段を着実に登っているように思えます。個性のある声質もこれから武器になっていくと思う。宮廷の廊下の場面でオスカルに身を引く事を告げる場面は、これまでのベルばらのベスト3に入るほどの素晴らしさでした。ここの凰稀さんとの芝居は最高でした。緒月遠麻さんのアンドレは一瞬ウルッと来るほど惹き付けられました。ベルばらで泣く事なんてないんだけど、今回のアンドレの芝居は心に響く芝居でした。橋の上で1発撃たれたあとのセリフの声質や強弱は秀逸でした!オスカルを大きく包み込むようなアンドレで最近にないオスカルとアンドレの信頼する心の深さを感じさせてくれました。正直、最初は緒月さんがアンドレ???? イメージじゃないなぁって思ってたのですが、何の事はないバッチリはまってました。芝居の人だからどんな役が来ても見事に消化してしまう緒月さんはさすがです。今回のオスカル編は構成、脚本ともに最近のベルばらの中ではほぼ納得できる内容です。もちろんオスカル編だからって事です。自分はポリニャック、ジャンヌ、オスカル取り巻き貴婦人軍団、マリーアントワネット、オスカルの白いドレスの舞踏会場面、黒い騎士・・・これが揃ってるベルばらが好きなので、このどれも出てこないベルばらはあんまり魅力を感じない。でも、今回の脚本は良いと思った。ただ、ロザリーじゃなくディアンヌを出して欲しかった。オスカル編初演の脚本は感動的だった。宙組の中で特に好きな天玲美音さんと綾瀬あきなさん、花音舞さんの出番が少ないのと目立つ所も少ないので全体的な感動は半減ですが・・・天玲さんも綾瀬さんも花音さんも目立つセリフは各自ひとつずつはありますが・・・花音舞さんなんてジャンヌやらせたら最高だと思う。凰稀かなめさんのオスカルは初日に観たときよりも眩しいほどの美しさでした。見惚れてしまう。プロローグのオスカル登場場面は分かってても鳥肌立ちまくりの感動でした。居間で母親と姉と乳母の前でバイオリンを奏でているオスカルの清楚な美しさにも見惚れてしまう。ただ、初日の感想で書かなかったのですが、フィナーレの金髪巻き毛をアップにした髪型はどうしても変だと思う。初日よりはアップの作り方もかなり良くなって来てますが、どうしてもスナックのママみたいでフィナーレ全編、髪は下ろしてる方がいいように思う。昔、ミナミでよく行ってたスナックのママがややボーイッシュなファッションをよくしてて金髪でアップにしてたから、それを思い出してそう思うのかも知れませんが・・・^^;かなり下世話な店だったし(下世話というかママが下品というか^^;)、おもしろい店だけど品はなかったかな。天使たちに囲まれて白ばらのセットの上で眠りから覚めるオスカルの美しさを残したままのフィナーレにしてほしい。ちょっとフィナーレが長く感じるのもあるし・・・。1幕ラストのペガサスの出来はやっぱり過去最高です。羽根の動きも首の動きも全体的なフォルムも今回のペガサスは良い。でも、下の黒い戦車部分は何とか隠せないのだろうか。星吹彩翔さんの子供の頃のオスカルは初日に観たときよりも更に芝居も表情も良くなってた。名優!汝鳥伶さんと二人のみの芝居だけど、汝鳥さんに負けないほどの気迫と集中力で素晴らしい場面になっています。新人公演の時もツボにはまって笑いこらえるの困った場面があってオスカルの居間でマロングラッセに髪を梳いてもらいながら、しんみりと話してる場面のあとにいきなり4階のオスカルの居間に壁をよじ登って窓から入って来るロザリー・・・^^オスカル「どうしてこんな所から?」ロザリー「ごめんなさい。急いでいたものですから」ここはコントのようなノリでめちゃくちゃおもしろい。その前のマロングラッセとの話も外から覗き見してたんだろうか?とか考えると笑える。この前の月組のオスカルとアンドレ編の時もこの場面あったのですが、いるのか????と。笑かすつもりで入れてるのならいいけど^^;4階のオスカルの部屋に壁をよじ登ってる姿をどうしても想像しておもしろすぎる。樋を伝って登ってきたのか、壁にツタが絡んでて、そのツタを掴んでよじ登ったのか、フリークライミングでボルトやロープを使用せずに腕と足の力だけでよじ登ったのか…。その後のマロングラッセがロザリーを見て驚く所もおもしろい。あと一押しほしいけど。「どうして正門から入ってこずに4階まで壁をよじ登ってきたの? 急いでるなら正門から来る方がずっと早いのに」ってセリフがあってもおもしろいかも。終演後は久しぶりに宝塚の串焼き屋さんで飲んでました。生中2杯、ワイルドターキー水割り2杯、梅酒、ワインのカクテルとちゃんぽんしまくりで良い感じお酒が入った^^;この前、一路真輝さんが宝塚の街を紹介してる番組を観て、番組内で紹介してたお好み焼き屋さんと串揚げ屋さんに行ってみたいと思ってます。両方、逆瀬川だったかな。そういえば汝鳥伶さんが「PUCK」に出ない事を知ってショック。あのまま、あの役をやってくれると期待してたのに・・・PUCK楽しみにしてたのに汝鳥さんが出ないなら楽しみ半減かも。汝鳥さんが在団してるうちに「グランドホテル」も再演してほしい。PUCKのグレイヴィル家の当主役は汝鳥さんとPUCK再演が決まった時から思い込んでた。「黎明の風」も汝鳥さんが在団中に再演してほしい。 昨日、容量オーバーで載せられなかったDVDジャケット
2014年05月22日
宙組新人公演に行って来ました!1時間45分に短縮するので、もちろん構成は大幅に変えてましたが作品としてのボリュームはじゅうぶんにあったし物足りなさは感じませんでした。今回のオスカル編で新たに付け足された1幕最初のオスカル誕生の場面や子供の頃のオスカル場面も全てカット。もちろんペガサスも出てこないし、プロローグのショーもなし。国民会議場の場面は新人公演でもドラマチックに盛り上がってました。バスティーユでオスカルが撃ち殺された所で幕。例の如く「オスカルさま〜〜〜〜〜」の絶叫と「バスティーユが落ちたぞ〜」の1975年花組公演から変わらないトーンここはもちろん本公演と同じですが、幕が上がると出演者全員綺麗に並んでて終演の挨拶^^;唐突でちょっとおもしろかった^^変にシュールで良かった。和希そらさん(オスカル役)今回、主演の和希さんってこれまでに意識して観た事はなかったように思う。名前はプログラムなどでは見てたけど「こんな子なんだ」と認識しました。歌も芝居もダンスも安定感があって卒なくこなしてました。が、個性を出す所までいってないのだと思うけど特に印象に残る所はなかったような・・・でも、どこを取っても新人公演にしたら上手いと思いました。個性を出すのはこれからなのかも知れません。本役の凰稀さんのセリフ回しや強弱を上手くなぞってたと思う。実羚淳さん(アンドレ役)実羚さんもこれまでにあまり意識して観た事はなかったけど、何となく印象には残ってました。アンドレの苦悩するいくつかの場面の芝居が特に印象に残ってます。オペラグラスで観てましたが、表情の作り方もなかなか良いと感心しながら引き込まれました。伶美うららさん(ロザリー役)芝居は抜群に良いんだけど、前にも書いたと思うけどファルセットがやっぱり弱い。今回の曲は地声からファルセットに切り替える事が多いナンバーだったし一番、不得意な声域の曲で厳しそうでしたが何とか乗り切ってホッとしました。陽月華さんや愛原実花さんもよく似たタイプで地声の歌唱なら声量もあり安定感もあるのですが、裏声になった途端に声量がダウンします。声域に合った曲を歌えばみんな迫力のある歌唱を聞けるのですが・・・メゾソプラノでも厳しそうで、完全にアルトなんじゃないかな。蘭乃はなさんも元々、地声のアルトの歌唱が中心でしたが、今ではメゾソプラノもソプラノも声量ダウンさせずにきれいに歌えています。地声からファルセットの切り替えはまだまだだと思いますが…。でもやっぱり蘭乃さんの魅力は地声の低めのパワーある歌唱なんですが。次のエリザベートでは「娘はどこ? 返して下さい 知らない間にゾフィーなんて」の歌とか凄く楽しみです。「魂の自由」も一路さんのように地声で通して歌ってほしい。伶美さんの事でした^^;華やかさと抜群の芝居力を武器にこれからもメキメキと実力を伸ばして欲しい。「翼ある人びと」の伶美さんの美しさと品格に感動しました。あの時はナンバーも声域に合ったものだったので凄く良かった。歌も大切ですが、とにかく伶美さんの芝居が観たい!留依蒔世さん(アラン役)今回の新人公演で一番感動させられ感心させられたのは留依さん。歌の上手さにも鳥肌でした。ただ歌が上手いだけじゃなく、声の表情が素晴らしく、歌唱のテクニックも備わってるようでビブラートや強弱も完璧に思った。特にロングトーンで強く歌う歌唱は美穂圭子さんを彷彿させる発声でした。こんな歌唱力抜群の若手がいたとは・・・芝居心もあるし、これからグングン上がってくるのかも。風馬翔さん(ブイエ将軍役)完全に新人公演の域を越えたベテランの域の芝居でした。セリフの声量も抜群で低音も響いてて迫力があった。目つきや体の動きにも表情が感じられてブイエ将軍の気迫に引き込まれました。本役の寿つかささんの役作りをなぞってる形だとは思いますが、期待を遥かに越えたブイエ将軍でした。桜木みなとさん(ジェローデル役)桜木さんは以前から注目してたので、ジェローデルはだいたい想像出来たのですが、これまた予想を裏切られ、思ってたより遥かに素晴らしいジェローデルでした。何かひとつあたり役を持てば一気に急上昇する可能性があると思う。「身を引きましょう」の場面は本当に良く創り上げられてました。穂稀せりさん(ダグー大佐役)穂稀さんも今回初めて認識しましたが、発声も芝居も凄く印象に残った。芝居も良かったし、これから注目します。終演後に飲んでる時に一緒に行ってた友人もこれから穂稀さんに注目していくって言ってました。どのタイプの人になっていくのか、まだ想像もつきませんが、これから新人公演などでダグー大佐以上のはまり役を期待。次はBパターン観劇。期待80と不安20でめちゃくちゃ楽しみです^^;昨日、容量オーバーで載せられなかったガンモールのDVDジャケ次のエリザベートのチラシがあった!これは初演の一路さんエリザベートに次ぐインパクトあるポスターだと思った。ドラマを感じさせてくれる美しいポスターにびっくりです。明日海さんトートの美しさは強烈!蘭乃さんは美しく、そしてかっこ良すぎる!蘭乃さんは何をしててもかっこいい。トートがストレートな髪でホッとした。パーマ頭のトートだったらどうしようかとそれだけ不安だったけどストレートヘアーで良かった。おばちゃんパーマみたいなトートは全部あんまり好きじゃなかったからなぁ。
2014年05月20日
昨日、画像容量満タンになってしまったので続き。でも、もう今日は「カラマーゾフの兄弟」と「マリポーサの花」を観てたから頭の中はドミートリーとフョードル、イワン、スメルジャコフに変換されてしまう^^;水夏希さんがトップになってからの全作品のうち「外伝ベルサイユのばら -ジェローデル編-」と「情熱のバルセロナ」だけはあんまり観たいと思わない。その2作以外の全ての作品は何度でも楽しめる。コメディの「君を愛してる」と「ロシアン・ブルー」もミュージカルナンバーもどれも良いし、脚本、構成も何度観ても飽きない。冒険活劇系の「ZORRO 仮面のメサイア」も悪くない。プロローグのカッコ良さは水夏希さんでしか表現出来なかったと思う。「ソロモンの指輪」「風の錦絵」は少し短めなショーだったけど、文句なしの脚本、構成。水さんの主演のショーは同じ色合いの作品がない。これも水さんが公演ごとに明確なコンセプトを練り上げて自分の色を決めてるからだと思う。水夏希さんほどのショースターは現在の宝塚歌劇では柚希礼音さんがいる。また全然色合いが違うけど柚希さんの観せ方はショーだけじゃなく芝居でも凄いと思う。好きになれる作品が少ないのが残念。「ダンサセレナータ」「ノバボサノバ」「オーシャンズ11」の柚希さんは文句なしに最高だったと思う。水さんの2番手時代ならアオセトナ、アレン・ゲンドール、バラク、ランブルース、ジョー・ガーナーの5人が印象的だった。特にアレンは花總さんとの恋人役で新鮮で凄く良かった。白昼の稲妻のランブルースで役者としての完成度を一気に高めたように思ってる。あれは凄かった!新人公演では七帆ひかるさんが演じました!七帆さんもこの役で芝居がひと回り深くなったんじゃないかな。水さんに細かく指導してもらった賜物だと思う。で、昨日の続きアヴェマリアの合唱場面はみんなが涙を流し歌っている姿にも感動した。この時の雪組のコーラスは本当に素晴らしかった!プロローグの主題歌を全員でアカペラで合唱する所も毎回鳥肌でした。毎回凄かった!大湖せしるさんも良い顔で歌ってる!アヴェマリアの合唱で敵対しあう同士も和んだ矢先に負傷者が30人も運ばれて来る。もうこの教会の礼拝堂の野戦病院では手が負えなくなってしまう。アンリー・デュナンは負傷者を設備が整ったマントヴァの病院へ運ぼうと提案する。が、マントヴァに行くまでに激戦地を越えなければ辿り着けないとハーベルマンは大反対。その激戦地こそがソルフェリーノの丘。そこにはイタリア軍の砦があり、そこを通っていくのは不可能だと案内人にも諭される。しかし看護婦のアンリエットは何か目印になるものを持って通ればどうかと提案する。デュナンは神に祈るとひらめき干してあった白いシーツをテーブルに広げると負傷者たちの血液が滲み付いたガーゼを丸めシーツに赤い十字架を描くこの十字架は毎公演、水夏希さんがその場で描いてました。斬新な演出にも感動だった。マントヴァへはアンリエットも行く事になる。お互い想い合ってたエクトールはアンリエットを送り出す決心をする。そしてここで彩吹真央さんが歌う曲が「雪のように 花のように」これも名曲でした。この公演で退団する彩吹さんに向けての曲でもありました。負傷者を運んでる一行はソルフェリーノの丘のイタリア軍の砦の前にさしかかる。音月さん演じるボルリノが目ざとく見つけ一行を止める。ここでの水さんと未来さんのやり取りのセリフは奥深く毎回いろいろ考えさせられた。そして最後のファンティー閣下の敬礼には客席がすすり泣きと感動の嵐に包まれたここで歌われる主題歌は「♪緑は輝き 空高く陽はきらめく 生きる歓び それこそ力のすべて この星で人に生まれた奇跡 忘れなくば 夜明けは来る ソルフェリーノ ソルフェリーノ ソルフェリーノの夜明けが十字を赤く染める」真夜中だったソルフェリーノの丘の照明がいつの間にか夜明け色に染まり始める演出も素晴らしかった!泣けるの一言!この作品は音月桂さんの迫真の芝居があったからこそ、さらに光った作品になったのかも知れない。「ソルフェリーノの夜明け」はDVDでも観る度に泣ける。「黎明の風」と匹敵する泣ける作品です。しばらく宝塚歌劇の観劇予定はなくて次は宙組新人公演。水夏希さんの80円切手の10枚セットこんなのも買ってた。トップスターのグッズって買う事はほとんどないんだけど、水さんの時はタオルハンカチも10枚以上買ったりしてた^^;
2014年05月11日
この前、宙組の「ベルサイユのばら オスカル編」を観に行ってきた。オスカル編は涼風真世さんが初演。今の脚本は初演オリジナルの原型をあまり留めてなくて変わってしまったけど、涼風さんの持ち歌とも言える「我が名はオスカル」はちゃんと受け継がれてました。1993年春、涼風さんの退団公演「グランド・ホテル/BROADWAY BOYS」を何度も観劇したのを思い出します。東京公演にまで行くほど月組トップスターの涼風真世さんの魅力にはまってました。涼風さんと久世星佳さんが絡む濃い芝居が大好きでいつも二人の芝居に釘付けでした。天海祐希さんも嫌いじゃなかったけど、あの頃そんなには興味なかったように思う。二人の芝居が凄すぎてあんまり天海さんに目がいかなかっただけだと思うけど…天海さんトップ時代の作品だと「エールの残照」だけは何度も観に行った。谷村新司さんが主題歌を書いたのが大きいけど作品自体も好きだった。このシングルは退団後に発売したものです。シアターコクーンでのコンサートにも行きました。その時もたしか歌ってくれてたと思う曲です。1994年発売シングル『哀しみの星座』1曲目「哀しみの星座 ~クリスマス・イブ~」作詞作曲 堀江淳さん堀江淳さんといえば「♪水割りをください〜」の人です。久しぶりに聴いたけど、良い曲です。メロディもアレンジも美しいし歌詞も印象に残る。涼風さんの歌唱は1年前まで男役をしてたとは思えないほどに、この頃のアイドル歌手のようなかわいい歌唱が自然に聞こえる。2曲目「微笑みの足音」作詞 深野義和さん 作曲 金田一郎さんこの曲もバラード調の美しい曲。この曲を聴くのも10年ぶりくらいかも知れないけど、涼風さんの歌唱に感動。1997年発売シングル『ずっと…』1曲目「ずっと…」作詞作曲 川村ゆみさんこれは完全アイドル路線の楽曲です。涼風さんの歌唱も松田聖子さんを彷彿させるような可愛い歌唱です。アレンジもPOPで良い感じです。2曲目「もう一度逢えたなら」作詞 児島隆 作曲 三浦一年さん児島隆さんは1996年の涼風さんのアルバムにも8曲作詞しています。少しロック色強めなアレンジで涼風さんの歌唱が映える。
2014年05月05日
東京のシアタークリエで2週間前に観劇してから、大阪でも今日、観劇して来ました。いや〜水夏希さん、やっぱりめちゃくちゃ良い!水夏希さんが退団してからもずっと宝塚歌劇は観てるけど、水さんほど魅力を感じる男役トップにはまだ出会えてません。今日の舞台でも高度なタップダンスや宮廷のダンス系もどんなダンスでもレベル高すぎる!ダンスのカッコ良さはズバ抜けてる。今回は退団後、久々の男役なので宝塚男役の本物のカッコ良さを思い出させてくれた感じでした。やっぱり水さんのダンスが一番カッコいいと思う。今年の夏は『Argentango』で久しぶりに本格的なタンゴも観れるし楽しみ。この公演は仲良しの彩吹真央さんも共演してるので楽しみ倍増!東京で観た時は観にくい席だったのでダンスもよく分からなかったのですが、今日は全体が見渡せる席だったので水夏希さんのダンスも素晴らしさを堪能する事ができました。退団して年月も経つのにまったく衰えてないダンス力には感動でした。「ラブ・チェイス」恋愛に億劫になっている若者を集めて芝居形式で恋愛に慣れていかせるスクールの話。紫吹淳さん、水夏希さん、玉野和紀さんは人間ではない設定。天使ガブリエルの紫吹さん、夢魔の水さん、悪魔アザゼルの玉野さんの3人が人間界で様々なトラブルを巻き起こすドタバタコメディ。水さんも紫吹さんも人間の男と人間の女を演じて衣装替えも大変そうです。水さんはキャバ嬢のドリームの時は強烈なインパクトでした。人間の男クール役の時はひたすらカッコ良く名前の通りクールで、どの角度からも隙を与えないほどの集中力を感じた。紫吹淳さんはリリーという人間の女に扮装してるのが凄く似合ってる。宝塚現役時代より遥かに柔らかくなったように感じる。女優としての美しさや可愛らしさも今回、感じさせてヒロインとしての役目を完璧につとめていました。紫吹さんは白、水さんは黒のイメージで舞台が作られていました。この舞台は宝塚では有り得ないほどの本格的な殺陣の場面もあり、水さん、紫吹さんとも難易度の高そうなスピーディーな殺陣をビシバシと余裕でやってるのにも鳥肌でした。水さんは男役トップ時代、2番手時代でも殺陣の素晴らしさは群を抜いてた印象がある。沖田総司、ゾロなど、ショーの中でも殺陣の場面も多くあって、そのどれもが凄いと思わされた。水さんの舞台を観てると舞台に対する真面目さと人柄の素晴らしさが滲み出てて、惹き付けられてしまう。黒燕尾の水夏希さんほどカッコいいと思わせる男役トップが出て来てほしい。「ロック・オン」ほどカッコ良くてレベルの高い退団公演はなかなかないと思う。水さんと舞咲さん、美穂圭子さんなんて夢のような組み合わせ!!ダンスの表現力はズバ抜けてると思う大凪真生さんとの芝居での絡みも好きだった。どんなジャンルのダンスでも美しくかっこいい無性に水さんのトップ時代の作品を観たくなる時がある。どの作品を観たとしてもDVDでも一瞬で引き込まれてしまう。
2014年05月03日
宙組のベルサイユのばら観劇してきました。何かと話題になるようなネタ満載の公演でした。ここ最近のベルばら、風共の再演の中では一番楽しめたかも。脚本、構成は大幅に書き換えられてました。オスカルが生まれる日のジャルジェ家から始まるのも斬新で新鮮^^;この辺りは汝鳥伶さん大活躍で最高でした!少しコメディって言うかコント仕立てなのような演出で笑えた。「おんぎゃ〜おんぎゃ〜」ってオスカルが生まれて汝鳥さんがまた女だと知り落胆する芝居や、その後すぐの立ち直りの早さもまたおもしろかった。「この子を男の子として育てよう」と決心する場面。その次は15才になったオスカルが登場!ここは星吹彩翔さんが演じていて、これまた可愛くて作品に物語をさらに感じさせる創りになってたのは素晴らしかった。この15才のオスカルとのやり取りも汝鳥さんの最高の芝居を楽しむ事ができました。今回は汝鳥さんの出番もセリフも多いのでそれはそれで大満足でした。オスカル編と言う事で初演オスカル編を期待したけど、そこはやはり戻す事はなかった。ディアンヌとアランのエピソードが好きだったから期待してたんだけど・・・それからマリー・アントワネットは初演オスカル編から出ないので、そこは覚悟してた。もちろんフェルゼンも出る事はない・・・だからオスカルが白いドレスを着て舞踏会に行く場面ももちろんない。あれも復活させればいいのに・・・ハンカチをフェルゼンの前にわざと落して舞踏会を立ち去っていく。フェルゼンはその白いドレスの女性がオスカルとはまったく気づいていない・・・白いドレス姿の凰稀かなめさんは強烈に美しいと思うのに。それからモンゼット夫人連中も復活させてほしい。天玲美音さんにモンゼット夫人やってほしかったのに^^;前も女役だったからそれはあまりにもかわいそうか・・・でも今回、天玲さんがあんまり目立たなかったのは残念すぎる。1幕は斬新にリニューアルしてたけど、2幕はほぼいつもと一緒。アンドレの夜中の階段うろうろ&躓き、マロングラッセとの面倒臭い会話の場面がなかったのは良かった。それから目が見えない事をアランたちに知られパリへ連れて行かないだの行くだのの場面も「右!左!上!下!下だよ!」が無くなってうれしかった。2階のオスカルの部屋に石垣をよじ登って窓から入って来るロザリーの場面はまだあった^^;オスカルの「どこから入ってくるんだ!」とかのセリフは毎回爆笑しそうになる。「急いでたので」とか何とか言うけど石垣よじ登る方が遅いような気がする。ロザリーはオスカルに貴族としての立ち居振る舞いを習って、宮廷デビューするエピソードが一番まともなエピソードだと思う。育ての母親が馬車にひかれて死ぬ時にエコーをバリバリかけて「お前の本当の母親は貴族のマルティーヌ・ガブリエルエルエルエルエルエル・・・」そして馬車で育ての母をひき殺したポリニャック夫人その人が「マルティーヌ・ガブリエルエルエルエルエルエル・・・」だと知るというドラマチックなエピソードなのに。ここにはジャンヌという妖怪人間ベラ的な、なかなか個性の強いロザリーの姉も登場できるのに。ジャンヌが出るのなら花音舞さんか大海亜呼さんが大活躍できたのに!純矢ちとせさんでも凄みのあるジャンヌが出来そう。ポリニャック夫人は天玲美音さん!モンゼット夫人かポリニャックが観たい。逆でもいいかも。ポリニャックが花音さんか大海さんか純矢さんでジャンヌが天玲さん。ジャンヌの名セリフ「私は神様に逆らって生きたいの、自分の思いのままに生きたいの! たとえそれが不幸に終わっても決して私は悔いないわ!私は自分の腕でどこまでやれるか 賭けてみるわ!」このセリフ!天玲さんで聞きたい!パリの下町の場面は大好きだったけどな。「ルルル〜ルルルルルル ルルル〜」の歌も復活する事はないのだろうか^^;この歌に合わせて上に書いたジャンヌとロザリーの会話がテンポよく交わされ物語が盛り上がっていくという素晴らしい演出だった。このあと2分後にはロザリーの育ての親がポリニャックの馬車にひき殺されるという凄いスリリングでドラマチックすぎる演出はおもしろかったのに。今回のベルサイユのばら・・・まず、凰稀かなめさんの立ち姿の美しさに鳥肌でした。頭身バランスがほぼ劇画のままのように感じられました。プロローグで黒布が敷き詰めてある大階段の真ん中に立ってスポットを浴びると、敷き詰められてた黒布が引き抜き取られいつもより1.5倍増しのようなキラビやかな大階段が登場!その真ん中で「我が名はオスカル」を歌う凰稀さんのスター性の凄さに圧倒されました。そこがインパクト強すぎたので、そのあとのプロローグはダラダラ感があって早く本筋のストーリーにならないかと思ってしまった。それ以外は凰稀かなめさんのオスカルは完璧に近かったかも。芝居も良かったし、オスカルの声の作り方も自分的にはかなり良かったと思う。天玲美音さん・・・平民議員2・・・そんなの今までに出て来てたか?と配役を見た時に???だった。ロペスピエールの仲間2って感じで出て来る場面は少ないし、下手の端の方での芝居や上手奥での芝居が多かった。勿体ない使い方だと残念だった。フィナーレも大階段の群舞だけだったかな。綾瀬あきなさん・・・衛兵隊の家族のスザンヌ役。出番は少なかったですが、迫真の演技でした。ベルばらだから目立つ役が少ないので仕方ないけど、もう少し何か目立つ場所が欲しかった。朝夏まなとさん・・・アンドレ!めちゃくちゃ良かった!凰稀さんオスカルとの並びが美しく、これまた劇画から出て来たようなアンドレだった。ジェローデルの事を知って苦悩していく芝居は素晴らしいの一言!本当に良かった!最近のアンドレで一番好きかも。歌声も公演ごとに良くなってきてるし、自信がついて来たのかセリフの安定感もぐんぐん増してる。凄く良いアンドレだった!あ!そうだ!アンドレが何発も銃弾を浴びて、一番最後の一発が当たった時に凄い倒れ方をしました。客席からはどよめきと、驚きからの笑い声・・・あれはびっくりした。膝も曲げずに顔面からまっすぐに倒れて行く・・・ダンスの振付けでよくあるけど芝居の中でやるとリアル感ハンパなかった。怪我しないように、これからもあの凄い倒れ方で客席を驚かせてほしい。緒月遠麻さん・・・アラン役。イメージより大人な感じのアランでこれもまたアリだと感動した。アランと言えば久世星佳さんのイメージが強烈に強いので、久世さんとはまったく違うアプローチで役を創り上げてるように思えた。存在感と強さを感じられる納得のアランでした。汝鳥伶さん・・・ジャルジェ将軍役。最初にも書いたけど出番が多くてセリフも多くうれしかった!!宙組マミーは出番が少なすぎてかなり不満だったけど、今回のジャルジェ将軍はしっかりと芝居も多くあったし、汝鳥さんのカッコ良さが全面に出てて久々に専科としての使い方に満足、そして納得できました。「心中・恋の大和路」は例外。出番はほんの数分だったけど、あの汝鳥さんが観られた事は奇跡のような感動でした。「心中・恋の大和路」ってもう汝鳥さんの場面しか覚えてないほどにインパクトが大きかった。退団するまでに「黎明の風」の吉田茂は絶対にやってほしい。何にしろ「黎明の風」が観たい!轟悠さんと汝鳥さんコンビの黎明の風は最高でした。あ〜そうそう!最近、定番になってるクレーンの馬車や馬。今回は馬車ではなくクレーン馬でした。馬っていうかペガサス。顔は花組オグリ馬に負けないくらいにリアル顔。クレーンペガサスは1幕ラストに登場!涼風さんオスカル編の1幕ラストの「愛の肖像〜 愛の肖像〜」の代わりにクレーンペガサス!何か凄かった。羽を広げるのも2段階!羽の動きも良かった。ただ、今回は土台の戦車部分が丸出しだったので幻想的な感じはあんまりしなかった。スモーク、照明でなんとか戦車みたいな土台を見えにくくしないと、戦車ばかり観てしまう時があるかも。どう動いてるのかと、土台の戦車部分がかなり気になる。1幕の大幅リニューアルはかなり驚かされて新鮮に楽しめました。フィナーレのショーはちょっと長すぎるようにも思ったけど、豪華だったので少しだれるくらいで楽しめた。明日は水夏希さんを観に行きます!!
2014年05月02日
火曜日に新人公演を観劇して一日空けて本公演観劇。久しぶりに月組本公演を観て、さらに濃密な3時間だと1回、2回と観劇するにつれ感じるようになった。今日は轟悠さんが観劇してました。3列目センターだと思う。自分は10列目上手寄りのサブセンターでした。アドリブはショーでは一切なくて、「明日への指針」の中で星条海斗さんが「自分が女だったらバトラーみたいな人がいい」って感じのアドリブを言うと龍真咲さんがスカーレットの声になって明日は明日の風が吹くわとか、考えるのは明日にしましょとか言ってたように思う。「宝塚をどり」第一場のプロローグが本当に良いと思う。主題歌からレインボー宝塚の流れはゾクゾクする。和物のショーは年々少なくなってる気がするけど、やっぱり華やかだし楽しい。構成が良くないとかなり眠くなってしまう事もあるけど、今回の「宝塚をどり」は成功例だと思う。「明日への指針」ナイジェルを演じる凪七瑠海さんが凄く良くなってる。自分の男役像が確立できてきた自信からか頼もしく感じられる。元々、凪七さんの歌は好きだったけど、さらに声にツヤや強さも感じられるようになって素晴らしい歌唱になってます。(これはショーでの歌唱)終演後に入った居酒屋にリボンの騎士のポスターが貼ってあって、友人とこれは凪七さんがバッチリはまると盛り上がってました。リボンの騎士を宝塚で上演する時は凪七瑠海さんでお願いします^^;「TAKARAZUKA花詩集100!」このショーで一番好きな場面はブラックローズ!あの場面は龍さんのカッコ良さとバンドの演奏のカッコ良さで鳥肌止まらない。ブラックローズSの龍さんを囲むブラックローズAの8人も表情も動きも完璧!この場面、短いのが残念だけど逆に短いからここまで印象に残るのかも知れない。ややHARDなROCKの生演奏と斬新な振付け!宝塚歌劇にまた新たにカッコいい場面が出来たとうれしい限りです。Judas Priestの1982年〜1983年辺りのワールドツアーでのロブハルフォードっぽい。1979年〜1980年のQUEENのクレイジーツアーのフレディっぽくもあるし。これはJudas Priestの1982年「Screaming For Vengeance TOUR」袖のある鋲まみれの革ジャンの映像や写真もあるはずだけど、探せなかった^^;星条海斗さんの赤いケシは今日も最高でした!妖艶さを増したように思えて若い僧を誘う表情に毒と快楽を感じる。龍さん演じる若い僧も赤いケシの女たちの誘惑に溺れていき、赤いケシの麻薬に朦朧とさせられていくようなドラマ性の強い場面。「♪赤く咲くのはケシの花、白く咲くのはユリの花」って歌のように赤いケシには毒性の強いものとそうでないものがあります。自分の庭にもケシっぽい花が急に咲く事があって、もし植えたらアウトなケシだったらどうしようかと見つけたら抜いてますが、ほとんどが大丈夫なケシ科の花のようです。見分け方はいろいろあるらしいけど、雑草のように生えて来るケシ科の植物は抜いてたにこしたことはなさそう。毒性のあるケシの実はアヘンなどの麻薬の元になるそうです。マーガレットの場面の凪七瑠海さんはめちゃ可愛い。白の王子が凪七さんで黒の王子が珠城りょうさん。この二人の組み合わせが意外と凄く良いと思う。帰ってきてから映画観てたからめちゃ遅くなってしまって…いろいろ書きたい事あったけど、またいつか^^;この前の新人公演で良いと思った下級生も探して観てたけど、何人かこれから注目したい人が出て来た。蘭乃はなさん
2014年04月24日
ショーの新人公演ってやっぱり良いな。なかなかショーの新人公演はないから、それがあたった組の下級生はかなりラッキーだと思う。何もかも微笑ましく見れてしまうし、緊張以上に誰もが楽しそうに舞台に立ってるように見えて大成功だったと思う。まず芝居の方から「明日への指針」主演の暁千星さんは、この前のメリー・ウィドウの時から注目してました。北翔さんの付き人のような役でけっこう大きな役でした。これほど大きな役は初めてのはずなのに舞台度胸のある所を見せられ感動した。ダンスも良かったし、コメディの間も絶妙でした。そんな期待を胸に今日の新人公演初主演を楽しみにしてました。今回はさらに大きい宝塚大劇場。それも主演。しかし舞台度胸はやっぱり持ってる。芝居も安定してたし新鮮味もじゅうぶんあった。途中、セリフを噛んでしまい、もう一度言い直そうとしてもまた噛んでしまっても動じずにその前のままのテンションで芝居を続けてたのには感心しました。その場面は相手役の海乃さんとの会話の場面で、海乃さんも動じずに次のセリフを平静に投げかけたのも良かったのかな。舞台ではまだまだ可愛らしさが前に出て男っぽさはこれから出せるようにするだと思うけど、どんな風な男役になっていくのか読めないので楽しみです。歌、芝居、ダンスとも魅力あると思います。海乃美月さん(愛希れいかさんの役)落ち着いた演技で愛希さんの芝居をなぞるように丁寧に演じてて良かった。大人っぽさを持ってるので今回の役とかはまってると思った。珠城りょうさん(沙央くらまさんの役)珠城さんのこんなに崩したコメディを観たのは初めてかも。コメディも上手かったし、やはり安定感がハンパなかった。朝美絢さん(凪七瑠海さんの役)顔立ちがハッキリしてて綺麗な男役さんです。凄い華を感じた。朝美さんも舞台度胸があって芝居でもショーでも気持ち良かった。ナイジェルって役は難しいと思うけど感情の移り変わりなんかも凄く繊細に創り上げてたと思う。輝月ゆうまさん(星条海斗さんの役)背が高いので星条さんのこの役をやっても違和感なく楽しめた。コメディも上手かった。晴音アキさん(憧花ゆりのさんの役)凄いエネルギーのいる役だけどパワフルに楽しく演じてて観てて気持ち良かった。声の通りも良いし芝居も嫌みがなく素晴らしかった。全体的にまとまってたし、かなりクオリティの高い新人公演だったと思う。『TAKARAZUKA 花詩集100!!』新人公演のショーは芝居以上にわくわくする。珠城さんの安定感や存在感は既に実証済みだけど、今回、一番楽しませてくれたのは、朝美絢さん!龍真咲さんの場面を珠城さんと分け合ってる形で、朝美さんが演じた龍さんの場面の「蘭の王」と「ブラックローズ」が特に印象に残った。ラテンの「蘭の王」ではオラオラオラ〜って凄かった^^;「ブラックローズ」は本公演でも大好きな場面。ここも見事に妖艶にこなしてた。星条海斗さんの赤いケシの場面は輝月ゆうまさん星条さんのド迫力にはまだまだだったけど、輝月さんも存在感あるパフォーマンスで観客を釘付けにしていたと思う。芝居で主演をした暁千星さんも大活躍でした。特にソロ歌で目立つ所が多く、歌唱力で評価されてるのだと改めて認識。新人公演のみの新場面でのソロ歌も堂々と見事に歌い上げてました。今回、初めて目を惹かれたのが夢奈瑠音さん懐かしさも感じる男役で自分の好きなツボにはまった^^;これから要注意して観てみるつもり。蓮つかささんの若い僧も凄く良かった!赤いケシの場面を輝月さんと盛り立ててました。晴音アキさんはエトワールやソロ歌で歌唱力を評価されての役付きだと思えた。声質は細めで可愛いので、変に堂々と朗々と歌い上げずに何か凄く好感もてた。宝塚の娘役らしい声質でこれからも歌が楽しみな一人です。紫乃小雪さん芝居では亡霊のアンジェラを可愛く演じ、ショーではマーガレットをまたまた可愛く演じ歌ってました。花売り娘の所でも可愛いオーラ満載でした^^;珠城りょうさんはパレードの紳士でも落着きがあり堂々としてて新人公演だと言う事を忘れてしまうほどの存在感でした。「すみれの花咲く頃」をジャジーに崩して歌う所もなかなかカッコ良く仕上げていました。次は月組の本公演をまたまた観ます。新人公演を観てさらに楽しみになってきた。終演後は宝塚の居酒屋で11時過ぎまで呑んでた。ら・・隣のテーブルにお稽古終わりのタカラジェンヌの御一行が・・・今日のお稽古の話など延々としてるようでした。自分たちは自分たちで違う話で盛り上がってたので…^^;この写真のイメージとはかなり違う。この写真はあまり良くないと思う。実物の方がずっと良い。昨日のブログで画像容量いっぱいで載せられなかった画像。チラシ裏とブルーレイジャケット。そう言えば今日の「明日への指針」もナチスの運び屋とその嫁とかが絡む話だった。「マラソンマン」もまったくそのまま。少し「マラソンマン」の影響もある作品なのかも?と思いながら今日観てました。きのうのブログだったからめちゃくちゃ偶然で鳥肌でした。
2014年04月22日
前日に花總まりさん主演の「レディベス」を観劇して、そのまま友人と六本木へ。いつものようにアリスのきんちゃんの店で呑んでました。店で東京の友人も合流してきんちゃんと3時間べったりといろいろ話ながら呑みました。生ビールと八海山をけっこう呑んで六本木から日比谷のホテルにタクシーで戻ってきたら2時前。次の日の朝は銀座のアートギャラリーで『ART of ゴジラ』を観てきました。怪獣画家の開田裕治さんの原画展。なかなか見応えのある作品の数々で楽しめました。このギャラリーだけの限定のゴジラグッズもたくさんあって。またまたお金使い過ぎた^^;開田裕治さんの原画展『ART of ゴジラ』は5月6日まで銀座7丁目のチーパズギャラリーで。無休で入場無料です。日比谷に戻ってきてゴジラの銅像の近くのタイ料理屋でランチ食べて・・・ランチビールなんてものがあって釣られて呑んでしまった。ミュージカル・コメディ「ラブ・チェイス」天使ガブリエルと夢魔と堕天使アザゼルが人間界に降り立って巻き起こすハチャメチャ喜劇。大天使に紫吹淳さん、アザゼルに玉野和紀さん、夢魔に水夏希さん。夢魔と言えばインキュバス。インキュバスってミクスチャー系バンドを前によく聴いてて夢魔と聴いてすぐにインキュバスを思い出した。それから夢魔と言えば映画「夢魔 ーレディ・イポリタの恋人ー」を思い出す。少し前にブログにも感想を書いた1975年のホラー映画です。玉野さんの作、演出、振付けなのでダンスシーンはふんだんにあってダンサーの水夏希さんの実力発揮な場面が多くて楽しめました。今回、水さんはほとんど男役なんだけど、キャバクラのホステスとしても何度も登場。役作りの振り幅が広すぎて笑えた。水さんはコメディセンスも抜群なので「君を愛してる」「ロシアン・ブルー」なども難なくこなしてた印象。未来優希さん、彩吹真央さんと仲良しトリオでまた何かやってほしい。水夏希さんの男役としてのダンスはやっぱり凄いと改めて見惚れました。ここまでどの角度から観てもカッコ良く見えて、確実に踊れるトップ男役は最近少ないと思うし退団してからも衰える事ない素晴らしいダンスで楽しませてくれました。宝塚のトップスターで大ファンになったと言えるのは一路真輝さん以降、水夏希さんだけ。トップスターを特に好きになる事がほとんどない。娘役も花總まりさん以降は蘭乃はなさんだけ。脇役やスター路線以外なら数え切れないほど好きなタカラジェンヌはいるけど。そう言えばすみれ乃麗さんが5列目センターあたりで観てました。センターでいいなと羨ましかった^^;自分は端だったから・・・紫吹淳さんを生で観るのはかなり久しぶりな感じ。凄い可愛くなっててびっくりでした。自分が一番強く持ってる紫吹さんのイメージと言えば、一路真輝さん退団1年後にあったエリザベートガラコンサートでルキーニを歌った時かな。あの時は高嶺さんがフランツで朱さんがゾフィー。作品は完全なコメディで天使と悪魔をおもしろおかしく描いてました。映像の使い方もなかなか凝っていて迫力あり!でも、今日は一番端の席だったので見にくかった。クリエは座席が端っこでも真正面向いてるので首を絶えず左向けて観ないといけなくて途中から首を曲げてるのがだるくなってきて・・・。途中、眠くなってしまった。多分、タイ料理屋で呑んだ生ビールのせいもあると思うけど。とにかく水さんが舞台に出てきたら首を左に向けて観るようにしてました。前方で端っこなら真ん中より少し後ろ辺りでもセンターの方が良い・・・今回は水夏希さんのファンクラブで取ったけど、珍しく端っこだった。チケットがよく売れてたのでなかったのかも知れない。前日の花總さんのファンクラブで取ったレディベスは3列目のセンター寄りで凄く良い席だった。和央さんのファンクラブでいつも取ってたときはもっと最悪な席ばかりだったから他のファンクラブ席が凄く良い席に思える。東京フォーラムAのコンサートの時なんか40列目の端とか20列目の端とかだったし、ドラキュラの時などでも東京まで観に行っても凄い後ろの端席だったし、梅田芸術劇場も20列目より後ろとか2階とか。梅芸の会で取れた席の方がずっと良かった。当日にならないとチケットがもらえないシステムもおかしいと思ってたし。席がわからないで行く事ほど不安な事はない。悪い席ならわざわざ東京とか行かないし^^;他の所は1ヶ月前くらいにチケット送ってくるので座席は事前にわかる。あまりにも悪い席ばかりなので和央さんのファンクラブは更新するのをやめた。この前の和央さんのコンサートとか行きたかったけど、もう結局チケット取らなかった。生で宝塚時代の歌を聴きたいのは山々なんだけど。入り出待ちとか絶対にしたくないし舞台以外は興味ないから出待ちする会員に良い席渡してるとかなら最悪だし。そんな事したくない人は多いと思う。歌って踊ってくれるわけでもなし…大阪公演をもう一度観られるので楽しみ。雪組トップスター時代の水夏希さん。今日、ロック・オンとカルネヴァーレ睡夢を観てたけどやっぱり何か違う。改めて観て凄いと思った。表現力の豊かさと躍動感がハンパない。最近のトップ退団公演のショーだとダントツでROCK ON!が良い!水さんの体力の凄まじさを見せつけられる舞台です。あれだけ出番が多くて激しいダンスが続いても疲れをまったく感じさせない完璧な舞台!
2014年04月17日
花總まりさん、涼風真世さん、未来優希さん、和音美桜さん、月映樹茉さん(池町映菜)、夏鳳しおりさん(柳本奈都子)の6名がOGとして出演。昨夜、花總まりさんの「レディ・ベス」を観劇して、今日の昼に水夏希さんの「ラブ・チェイス!!」を観劇。東京まで行ってかなり有意義な2日間になりました。「レディ・ベス」は予想を遥かに上回る素晴らしい作品でした。楽曲はどれも素晴らしく、脚本も構成も舞台装置も凝っていて文句なし。その上、ライティングの素晴らしさにも感動でした。最近の新作ミュージカルは裏切られてばかりだったので、今回もあんまり期待せずに観た。プロローグの山口祐一郎さんの甘く優しい歌を聴いた瞬間に「これはいけるかも!?」って直感した。小池修一郎さんの演出、訳詞で久しぶりにめちゃくちゃ感動した!もちろんキャストが強烈に凄いのもある。宝塚でやってた「ロミオとジュリエット」「スカーレットピンパーネル」などは、楽曲も内容もまったく心が動かなかったから、今回の作品の登場はうれしい限り。レディ・ベス(花總まりさん)の家庭教師ロジャー・アスカムを演じる山口祐一郎さんがプロローグに登場して、この時代のイギリスの実情を歌で語っていく。声の甘さが強烈^^; 山口さんの歌声はいつ聴いても気持ち良い。自由気ままに生きている吟遊詩人のロビン(山崎育三郎さん)と仲間たちはアイルランド民謡調の壮大なナンバーを合唱している所へイギリス女王メアリーに仕える兵士たちが現れ、メアリーを悪く言ってる女を反逆罪として捕まえにやってくる。それで今、この国の現状がわかる。一方、レディ・ベスは家庭教師のアスカムと教育係のアシュリー(涼風真世さん)と穏やかな朝。ベスはメアリー王女が禁止してる新約聖書を読んでいた。この国はメアリー王女の命令でプロテスタントからカトリックに再び変わっていた。アスカムはその本を隠しなさいと促してる時に王女メアリーの元から大司教ガーディナー(石川禅さん)がやってきて新約聖書を見つけ取り上げる。ベスがプロテスタントの叛乱を計画してると疑われていく。レディ・ベスがメアリー王女にとって邪魔者だと認識が強くなり、ベスに魔の手が襲いかかってくる。さまざまな紆余曲折を経て最後には王女になる話。レディ・ベスが10代の頃に焦点をあててる所が凄くおもしろい!その後のベスが結婚しなかった理由などに繋がる10代の短いロマンスを入れているのも作品全体をさらに広げた事に成功していると思う。吟遊詩人との恋は歴史には出てこないドラマとして作った部分。花總まりさん(レディ・ベス)・・・・さすが!の一言!いつのまに地声でここまで声が完璧に出せるようになったのか不思議。声量も文句なしで、3列目で今日は観てたけど、花總さんの生声がびんびん聞こえた。どの楽曲もかなりの難曲である事は少し聴いただけでもわかる。歌い上げる系の曲も多いので集中力とパワーがハンパない。ファルセットを大幅に封印した感じで2005年〜の一路真輝さんの地声に撤する姿勢を思い出した。やっぱりミュージカルは裏声じゃなくある程度地声で歌えないと…と改めて感じた。花總さんは凄い!歌だけじゃなく芝居に関しては更に更に!素晴らしく感動の連続でした。花總さんはこの作品に出会うために生まれて来たんじゃないかと思えるほどはまってた。男の子の格好をして下町へ吟遊詩人のロビンと行く場面や、男の子の振る舞いや発声の練習する場面とかめちゃくちゃ可愛かった!!レヴュー伝説のジジ再び!ってくらいに可愛かった。ラストの女王として登場する場面の神々しさは花總さんでしか出せないんじゃないかと思えるほどの荘厳で品格に溢れてるレディ・ベスでした。未来優希さん(メアリー女王)・・・この役の未来さんはこれまで観た聴いた未来さんのどれよりもさらに凄い!HEAVYなブルース調なナンバーを迫力ガンガンで歌い上げたり、クラシカルなナンバーでも自由自在に感情を露に歌い上げる。今回の作品は各キャストの一番良い所を出せるキーや曲調を細かく計算して創り上げてるように感じる。誰一人、キャストで歌唱が浮いてる人はいなかった。未来さんの芝居はゾフィーを10倍怖くしたと言っても過言じゃないパワフルで冷酷な演技。涼風真世さん(キャット・アシュリー)・・・穏やかで落ち着いた芝居で人間としての温かみや大きさを感じさせる芝居と歌唱でした。涼風さんのソロナンバーも感動的で、今の涼風さんの良い所を全面に出せるよう創られたと思えるナンバーでした。感動でした!和音美桜さん(アン・ブーリン)・・・プロローグの冒頭でいきなり首を斬られて処刑される。そしてその後は亡霊、魂、ベスの心の中として現れる。和音さんのソロナンバーは柔らかく包み込むようなナンバーが多くて、リバーブもかなり深くかかってて幻想的な柔らかい気持ちになれる歌唱でした。花總まりさん演じるレディ・ベスの母親役だけど違和感なく母性を感じられた。山口祐一郎さん(ロジャーアスカム)・・・ミュージカルに出演するのは久しぶりらしいのですが、昔以上に甘い声で諭すように歌い上げる。今までと何も変わらなく貫禄を感じさせるのは余裕で演じ歌ってるからかな。石川禅さん(ガーディナー司教)・・・今回の作品で最後まで極悪なのはガーディナー。ガーディナーと吉野圭吾さん演じるルナールが歌う「ベスを消せ」とメアリーと歌う「邪悪」は絶品です!これは凄くかっこいい曲。石川さんの悪役はやぱり最高です!凄い。山崎育三郎さん(ロビン)・・・重く暗くなりがちな世界観を和らげ明るく見せる役割を見事に演じてました。歌も芝居も完璧な安定感で気持ち良く聴けたし楽しめました。古川雄大さん(フェリペ)・・・フェリペもロビンと同じように作品に違う色を添えて、より世界を広げる役割。古川さんって初めて観ましたが、この役は見事でした。歌唱も一般にいうミュージカル発声とは違う個性があって、それが役にばっちりハマってて良かった。とにかく久しぶりに新作ミュージカルで興奮するほど感動しました。1996年宝塚雪組のエリザベートを初めて観た日の感動に近いものがあります。花總まりさんの宝塚歌劇じゃないミュージカルスターとして成長していく姿が観れるのも感動。やっぱり花總まりさんは凄い。これだけのミュージカル界の大スターがカーテンコールで次々と登場して、その最後に神々しく花總さんがゆっくりと舞台前方へ歩み出てきた時は鳥肌とウルウル感満載でした^^やっぱり花總まりさんは本物の舞台人だと改めて感じられた。宝塚ではどうしても娘役が主役トップになれないから不憫に思ってたけど、退団してから、様々な事情で時間がかかったけど今で本当に良かったんじゃないかと思える。これから花總さんのどんな主演の舞台が観られるのか楽しみ。花總まりさんのレディベスは大阪で数回観る予定です。さらに進化してるベスを観るのが楽しみ!花總まりさん宝塚宙組娘役トップ時代の花總まりさんマリーアントワネットの花總まりさん
2014年04月17日
月組公演2回目観劇!今回は壮一帆さん、愛加あゆさんの特別出演でした。終演後は友人3人で呑みに行ってました。初めて入る店で以前からずっといつか行こうと楽しみにしてた店だけど…久々、ガッカリな店だった。最近はあんまりハズレはなかったんだけど。まあ、もう行く事はないとは思う。店員さんの雰囲気は良かったけど、味が・・・それでも何やかんやとチャンポンして呑みすぎた。星条海斗さん・・・今回の3本の中で星条さんの一番の見所は、やっぱり花詩集の赤いケシの場面かな。激しめな音楽に乗せて妖艶に歌い踊る赤い髪の星条さんは最高にカッコ良かった!回りを囲む赤と黒が混ざり合う髪の女を引き連れるように圧倒的な存在感でかっこいい場面。そこに若い修行僧の龍真咲さんが登場。この場面はストーリー性が強くて演劇のように惹き付けられます。女役姿も美しく可愛い美弥るりかさんと妖艶な美しさの沙央くらまさんの女役。この場面は観たい所がいっぱいありすぎて大変です。ブラックローズの場面の星条さんのカッコ良さも尋常じゃありません。妖艶なカッコ良さです。芝居の監督役もおもしろく可愛いのですが・・・時間が短いから仕方ないけどセルゲイ監督の出番は少ないし役所も中途半端な感じがしてしまう。30分ほどの芝居だからあれ以上は書き込めないだろうな。憧花ゆりのさんとのやり取りはもっと長く観たいと思ってしまう。凪七瑠海さん・・・今回、男役としての歌唱力の素晴らしさを見せつけるのが花詩集の第6場マーガレットの場面。感情のこもった美しい歌唱は圧巻です!最近、凪七さんは自分の男役の型を確立させて、一番大切な個性も無くさずに創り上げられてるのが素晴らしい。芝居では少し心に闇を持ってる青年船乗りの役です。これも短い作品なのでもう少し書き込めたら役も膨らんでもっとおもしろい役になると思うけど…仕方ない。少ないセリフや出番の中でよく役を完成させてると感心させられる。壮一帆さん・・・出て来たらやっぱり華がある。近くのセリから登場した時はおおお!って見入ってしまった。舞台上で全てに嫌みがない所が好きだし、人間的にも魅力ある人なんだろうなと舞台を観てるといつもそう感じる。龍真咲さん・・・今日も元気いっぱいで可愛かった。昭和のトップスターの素晴らしかった部分と現代的なスターとしての輝きを持ち合わせてる貴重なトップスターだと思う。声の抑揚のつけ方とか強烈な個性でおもしろいんだけどグイグイ引き込まれてしまう。劇団も龍さんがこんな凄さを発揮するとは想定外だったんじゃないかな。個性もだけど、とにかく可愛いのが良い!^^黒バラの場面は全体的に凄く好きで、特に龍さんの存在感の大きさに圧倒される。HEAVYなROCKな場面だけど、演奏が生演奏なのが更にいい!ROCKな場面で演奏がカラオケだと一気にガッカリするし場面の魅力も半減してしまう。やっぱり何をさておいても大劇場は生演奏じゃないと…生演奏の場面はカラオケの場面とは違い、舞台を観ようとする思いも強くなる。カラオケの場面は「あ〜あ、ここはカラオケか」と集中して観なくなってしまう事が多い。全国ツアーや他の劇場の時は最初からカラオケだと諦めてるからいいけど。たまにカラオケだと諦めて観にいったら生演奏だったりする時があると、テンションが一気に上がる。オーケストラの人も全曲生演奏するのはしんどいのも分かるから…カラオケの間は休めるから良いとは思うけど。沙央くらまさん・・・少し前にも書いたけど、女役の妖艶さはこの前観た時よりも更にパワーアップしてました。芝居は俳優役でおいしい役なんだけど、やっぱり出番も少なくなるからおもしろさを出し切れない感がある。今日観ててもっと完全にドタバタ喜劇にしてしまってもいいと思った。「セカンドサイトを持っている君だけが友達〜」って感じのPUCKに繋げるような感動場面もそれなりに良いけど。やっぱり船に取り憑いて成仏できない浮遊霊だとしか思えなかったりする^^;今日はSS席だったのでオペラなしで観てたけど、今回の和物のショーや花詩集は少し後ろから観た方が感動できたように思う。近すぎると今回の舞台の良さが今ひとつ分かりにくい感じがした。1階席だと10列〜15列センター 2階席の1列目センターが宝塚を観るにはやっぱりベスト。前の席は音も悪いからセリフや歌の歌詞が聞き取り辛い。星条海斗さん凪七瑠海さん柚香光さんのバウ初主演のチラシがあった!
2014年03月30日
月組公演観てきました。今日は蘭乃はなさんと蘭寿とむさんが特別出演の日!蘭乃さんはどれくらい出番があるのかと思ってましたが、予想以上に出番もあり、斬新な衣装を着こなしてる姿も観る事が出来て大満足です。3作品とも曲も振付けも安定感を感じられる宝塚らしい作品で楽しめた。『宝塚をどり』チョンパで始まる和物のショーはやっぱり宝塚らしくて最高!100周年を記念する特別なショーとあって豪華絢爛って言葉がバッチリはまる。プロローグから一気に惹き付ける魅力のある和物のショーでした。主題歌の百年音頭(ももとせおんど)もキャッチーで覚えやすいいい曲です。初舞台生出演公演なのでプロローグ前に5分ほどの口上や宝塚歌劇団団歌を歌うのかと思いきや、ふつうにチョンパから始まったので初舞台生はどうするのかと思ってたら、第2場で組長の飛鳥裕さんが初舞台生を引き連れ層状!ここで飛鳥さんの挨拶に続いて初舞台生の口上。そして宝塚歌劇団団歌は歌わずに主題歌をみんなで歌いました。なかなか新鮮な初舞台生公演でした。祝いの舞台なのでもちろん連獅子もありました。今回、華やかで豪快な毛振りを見せてくれたのが初舞台生の蘭尚樹さん!いやっ!凄かった!この獅子の毛振りは役替わりで初舞台生の蘭尚樹さんと春海ゆうさんの二人がやっています。次の観劇のときは春海さんの毛振りが観られるので楽しみです。群れなす蝶と共に踊り狂う赤い毛の子獅子は圧巻でした!白い毛の親獅子は銀橋で龍さんと蘭寿さんが踊ってましたが、毛振りはしてなかったんじゃないかな。多分…子獅子の圧巻の踊りに見惚れてしまってました。ボレロ調のすみれの花咲く頃での踊りも圧巻でした。舞台装置も目出たさを全面に感じさせるような派手で豪華な装置でした。松本悠里さんの存在感も強烈でした。『明日への指針』短い芝居ですが笑いどころも多くそれなりに楽しめました。ドーラ社長役の憧花ゆりのさんとセルゲイ監督役の星条海斗さんの二人のコメディに撤した芝居が凄かった。龍真咲さんは爽やかで真直ぐな船員が龍さんそのもののように似合ってました。凪七瑠海さんの船員姿も爽やかでスターのオーラに輝いてました。沙央くらまさんの存在も芝居を盛り上げるために無くてはならない役。コメディとしての間が良いので安心して笑える。『TAKARAZUKA 花詩集 100!!』お祝いムードいっぱいのド派手なショーでした。斬新な衣装も写真で観たときよりも生で、あの豪華な舞台の中に立つと絶妙に溶け込んで異彩、偉才を放ってました。またあの斬新な衣装に蘭乃はなさんが映える映える!カッコ良かった!頭に大きなバラの花と触手のような羽がいっぱい突き出てる衣装は愛希れいかさんと蘭乃さんが着ていました。ビオランテ+レギオンのような斬新な衣装でした!観終わってから友人とビオランテとレギオンの話で盛り上がりました^^;昔の宝塚歌劇の写真集でも同じような大きい薔薇がぼたんを頭の上に付けてる衣装もあったような…。中国物の芝居の中でもぼたんか薔薇の飾りを頭に付けてたのがあったけど、今回のが一番ビオランテっぽかった。(とげとげしい所はレギオン)レギオンはガメラ2に登場する怪獣。ゴジラVSビオランテの第一弾ポスター。ビオランテは変化していく怪獣なのでこの時は花獣形態。芦ノ湖に突然現れたビオランテ!これはゴジラ細胞と薔薇の細胞と沢口靖子の細胞を合成させて出来上がった生物。植獣形態の最終型。月組公演の話・・・100期生のロケットの振付けも衣装も可愛くて客席も大盛り上がり。オープニングはレインボー宝塚を歌い継ぐのは穏やかで優しいオープニングになってて凄く!良かった!100人のラインダンスも豪快で美しかった!本当に100人並べるのか?と心配だったけどきれいに並べるものなんだと圧巻でした。凪七瑠海さんの男役としての歌唱が凄く良くなってた。声も太くなり声量もじゅうぶんで頼もしい男役に成長しています!龍真咲さんは開演アナウンスの段階でドラマチックな宝塚歌劇の空気に染めてくれる。何とも言えない抑揚のあるアナウンスは個性が強くておもしろくもあるけど、宝塚はこれくらいじゃないと!と思わせてくれた。すっごい!とにかく龍真咲さんはかわいい。何をしててもかわいくて良い!次のPUCKがめちゃくちゃ楽しみ!PUCK誕生の所も想像するだけでニヤけるほどに似合いそう。はひふへほ〜の歌は是非!星条海斗さんで!「♪十歳の誕生日に オヤジがくれた辞書にはハヒフヘホ〜のフの頁 不可能と言うの字がないこのダニエルには・・・」群舞では星条海斗さんをどうしても観てしまう。凄い存在感と華やかさ!ソロ歌も素晴らしかったので次回観劇が更に楽しみになった。次は壮一帆さんの特別出演の時に観劇。今日はめちゃカッコいい蘭乃はなさんが観られただけでも満足!今日が特別出演初日なのに、この四つ切りは自分のでラスト!ギリギリ買えて良かった^^休憩時間に早めにキャトルレーブに行って良かった。ビオランテとレギオン風の衣装の舞台写真が発売されたら絶対に欲しい。
2014年03月24日
雪組観て来た!終演後、友人たちと11時前まで呑んでて帰ってすぐにでも書こうと思ってたらふと日本映画チャンネルでこの前「キングコング対ゴジラ」を録画してたのを思い出して、ちゃんと録画されてるかだけ確かめようと観始めたら… はぁ・・最後まで観てしまった。「キングコング対ゴジラ」はまだHD化されてなくて、どれだけ綺麗になってるかずっと楽しみだったのでついつい観てしまった。初期のゴジラ作品でBlu-ray化されているのは「ゴジラ」「モスラ対ゴジラ」「三大怪獣地球最大の決戦」の3作品平成VSシリーズはなぜか全作Blu-ray化されてます。しかし!今年、全作品Blu-ray化が決まりました!Blu-ray買うからHD放送録画しなくてもいいんだけど…そうそう!ゴジラシリーズで特別名作?迷作?と言われてる自分も大好きな「ゴジラ対ヘドラ」ももちろんBlu-ray化されます!これは凄い事!で、雪組公演!この公演は再演の時と再々演の時に観た作品。まあまあ好きだった作品。音楽と演出が特に好きで懐かしかった。でもストーリー自体ではいつも泣けない。自業自得って思うだけ。泣けるのは孫右衛門の所だけはあまりにも哀しい。最低な子供だなと怒りが込み上げるけど・・・梅川を殴るのとか引っ張るのが何かスッキリする。「こいつのせいで」と普通思うだろうし…^^妙閑が可哀想すぎる^^;汝鳥伶さんの芝居が観られたのが最高だった。やっぱりもう凄すぎて眠気も一瞬で飛んだ。出番がめちゃくちゃ少ないのは最初から分かってから、出番の少なさに腹も立たなかった^^;大湖せしるさんのかもん太夫も期待通りで良かった。大門を小走りでうれしそうに駆け出すかもん太夫にはウルッときた。透水さらささんの歌も聴けたのもお得な気分。藤屋の香綾しずるさんの芝居も最高だった。日本物すっごく良い。番頭さんの帆風成海さんの芝居にも引き込まれました。妙閑の五峰亜季さんは久しぶりに観たような… やっぱり出てると芝居が締まる。カテリーナ・コーシュキナみたいな役がまた観たい。壮一帆さんはさすが上手かった!この役の忠兵衛自体は嫌いだけど、おバカな男を見事に演じてた。どの衣装の時も美しかった。小判を巻きちゃかす所はこれまで自分が観た中で一番狂気を感じて怖かったように思う。TMPか何かで一路さんが少しだけ演じた時のも鳥肌立つほど美しかった。横で歌ってたのは香寿たつきさんだったかな。歌も良かった。音楽はやっぱり改めて名曲揃いだと感動した!ROCKなアレンジでかっこいい曲だらけだった。次の宝塚観劇は月組!蘭寿とむさん、蘭乃はなさんがゲストで出る日。そうそう、エリザベートで蘭乃さんが退団すると発表されました。残念だけど、長くてもあと2作かなと思ってたから…今度の宙組では綾瀬あきなさんと天玲美音さんが退団発表なかったのがホッとした。トップじゃない人ほど、退団発表いつするのかドキドキもんです。大湖さん、此花いの莉さん、舞咲りんさん、輝咲玲央さん、天玲美音さん、綾瀬あきなさん、星条海斗さん、羽立光来さん、透水さらささん、天真みちるさん、大海亜呼さん、夢妃杏瑠さん、花音舞さん、ひろ香祐さん、鳳真由さん、漣レイラさんは、なるべくまだまだ観たい。スター路線の人はまだ安心して見てられる気がするけど、これもまた分からないけど・・・明日は休み〜 墓参りなんだけど雨みたい・・・写真はこの2枚だけ買った
2014年03月19日
花組公演千秋楽に行って来ました。午前11時過ぎに阪急御影と六甲の間で人身事故があって阪急神戸線がストップ。何か少し前にも宝塚観に行く時に阪急神戸線が止まって必死に乗り継いでいったぁ・・・阪神で西宮まで行って、そこからタクシー。開演20分前に着けた。何かお婆さんが踏切の遮断機が降りて来るのをくぐって侵入して線路上に横たわったらしい。帰ってきてニュースを見たら今日は朝から阪神電車で飛び込み、JRでも人身事故、そして続けて阪急で踏切自殺と神戸と大阪を結ぶ3路線とも止まってたみたい。何かそういう星の並びとかだったのだろうか^^;それにしても3路線ともで同じ日の午前中に人身事故とか怖すぎる。で、花組公演。タクシー代は3500円かかってしまったけど^^;何とか間に合って客席へ。今日は15列センター寄りの下手席。穏やかな感じの千秋楽でした。千秋楽に白ずくめの服を着る人が減ってきてるように思った。回りにもほとんどいなかったし。1列目に何人かだけ白ずくめの服の人が座るのを見ました。いつだったかの千秋楽で客席のほとんどが白ずくめの服の人だらけの時とか何か怖かった。今は自由になってきたのかな。芝居、ショーともに特に大きなアドリブはなかったと思う。ショーの釣りしてる所だけいつもとは違うセリフにしてあったけど。退団者、一人ずつ組長さんが経歴やメッセージを読み上げるときに月央和沙さんの時だけ笑いに包まれて温かい雰囲気になりました。サヨナラショーショー「TAKARAZUKA 夢眩」終演後、退団者の下級生から3人の紹介を終えてサヨナラショーが始まりました。1曲目「Where In The World」ファントムからの曲。2曲目「永遠の詩」「愛と革命の詩 アンドレア・シェニエ」の主題歌3曲目「愛した日々に偽りはない」オーシャンズ11の曲4曲目「リベルタンゴ」「Streak of Light ―一筋の光…―」よりタンゴの場面の再現!オーケストラ生演奏!!5曲目「Mr. Swing!のダンス場面」6曲目「fake city」オーシャンズ11の曲くらわんかの再現で客席を笑わせる7曲目「カノン」カノンの主題歌を月央和沙さんを中心に退団者4人で銀橋8曲目「CONGA!!」主題歌を蘭寿さんが1コーラスを歌い明日海さんが2コーラス目を歌う。9曲目「真実の愛の場面のダンス」「あ〜愛よ〜」の歌は本公演の愛音羽麗さんの代わりに望海風斗さんが歌う。10曲目「戦国バサラ」戦国バサラの主題歌を明日海りおさんが銀橋で歌う。11曲目「Streak of Light 〜祈り」12曲目「エル・クンバンチェロ」今日のショーの「MUGEN DIAMANTE」のイントロのトランペット!!!強烈すぎるフラッターの掛け方でびっくりでした。ここまできつくフラッター掛けた音を出すのは宝塚では初めて聴いたかも^^;いや〜いやらしくて最高でした!蘭寿さんの歌に対抗するにはあれくらいフラッター掛けないとやられてしまう^^;カトちゃんのちょっとだけよに負けないほどのフラッターでした!全体的に今日のトランペット凄く良かった!千秋楽だから自分の思いのままに吹いたのだろうか?凄い良かった!何かの曲でグロウルも効かせてたような気がする。今日は芝居、ショー、サヨナラショーともバンドの演奏が熱くて素晴らしかった!かなり演奏に聴き惚れてました。全ての楽器が歌ってて気迫が伝わって来る演奏に鳥肌立ちっぱなしでした!過酷な労働だと思う宝塚オーケストラはトチッても、その過酷な演奏状態が普通に考えるだけでもわかるので許せてしまう。金管楽器は特に凄くがんばってると思う。「CONGA!」の真実の愛のダンスは強烈に感動しました。このダンスは蘭寿さんと蘭乃さんにしか絶対に出せない雰囲気とクオリティです。ここのこの二人のダンスは異常すぎるほどレベルが高い。とにかく凄いの一言。影の月央さんと冴月瑠那さんのダンスも更にあの時よりも感情がこもっていて泣けそうでした。望海さんの「愛愛愛愛…」の歌も良かったしカゲソロの仙名さんも良かった。蘭寿さんが出た作品で一番好きな作品はダントツに「黎明の風」でも2番手時代だから歌わないだろうとは思ったけど。辰美英次役、良かったなぁ〜退団の花を渡しに来たのは東京ローズだった美風舞良さん!黎明の風の蘭寿さんが歌った「眠る英霊の為に」聴きたかった。「眠る英霊の為に」は短すぎる曲だから2コーラス目を作って普通の尺の曲にしてほしい。帰ってきてから、どうしても「黎明の風」が観たくなってさっきまで観てた。黎明の風は今でもDVD観ると泣ける。何度観ても泣ける。汝鳥伶さんと轟悠さんの芝居の凄さもあるし、作品としても最高だった!「黎明の風」再演してほしい。汝鳥さんが辞めないうちに!!!近藤文男役は悠真倫さんがいい。あ、もちろん白洲次郎役は轟悠さん。熊澤天皇役は天真みちるさんとか^^「黎明の風」また観たい!蘭寿さんが出た作品で「黎明の風」の次に好きな作品は「サン=テグジュペリ」宝塚らしい中にもいろいろ考えさせられる作品で「星の王子さま」の本をまた読み返す機会を与えてくれた作品でもあった。芝居作品1 黎明の風 これは文句なしに好きな作品2 サン=テグジュペリ 演出、構成が個性があって何度観ても飽きなかった3 愛と革命の詩 これも文句なしに蘭寿とむトップ時代の集大成的な作品4 復活 この作品も良く出来てて毎回感動しました。5 ラスト・タイクーン 映画バージョンを大幅に変えた所が良かった6 NEVER SLEEP 七帆ひかるさんとの芝居は好きだった7 バレンシアの熱い花 全国ツアーでラモンが蘭寿さん ロドリーゴが七帆さんだった8 雨に唄えば 大和悠河さんとのコンビネーションも最高だった9 オーシャンズ11 10 逆転裁判11 ファントム この作品自体、初演時からそんなに好きじゃない。宝塚オリジナルが良い!12 長い春の果てに13 薔薇に降る雨14 Paradise Prince15 小さな花がひらいた好きな順番はこんな感じ。宙組に組替え以降だけなんだけど。それ以前だと「くらわんか」「マラケシュ」も好き。戦国BASARAはよくわからない。おもしろいとはまったく思えなかった。ショーだと「CONGA!!」「Mr. Swing!」「Streak of Light」「カノン」「TAKARAZUKA ∞ 夢眩」「ル・ポァゾン 愛の媚薬II」「Passion 愛の旅」「ダンシング・フォー・ユー」「宙 FANTASISTA!」その他、場面だけならプラズマダンサーが良い。「侍ジェントルマン」この軍服がめちゃくちゃ似合ってる。今まで蘭寿さんが着た軍服の中でこれが一番好き今日、退団の花を渡しに来た美風舞良さんが演じる東京ローズ!この場面も凄い好きだったここも涙なくして観られない場面 名曲「眠る英霊のために」を歌う蘭寿さん!これも「眠る英霊のために」を歌う蘭寿さん。凄い感情がこもってる歌唱だった。竹槍やイナゴやさすまたをバカにして笑ってる進駐軍を怒鳴りつける辰美英次!ここはゾクゾクする。東京ローズが連れていかれる場面。今度の月組公演で蘭寿さん観るので最後ではないんだけど・・・組のダンスレベルを上げる努力を続けて今ではダンスの花組と再び呼べるようになったのは蘭寿さんのみんなをまとめあげる力の賜物。蘭乃はなさんというパートナーがいたから、自分が思い憧れてたデュエットダンスをいくつも完成させ、そしてどんなコンビも真似できない信頼感を感じるダンスを毎回、観せてもらえて感動でした。トップ退団の時にいつも座席にテープで引っ付けてるペンライトは今回のはブレスレット型でした。そうそう、この前書いてた「愛あれば命は永遠に」のLPジャケット(載せられなかったので)これは東京公演のパンフレット高汐巴さんと若葉ひろみさんのコンビも大好きだった。若葉さんと順みつきさんで組んだのも良かった。
2014年03月17日
昨日のブログは画像が全てアップされてなかったみたい^^;楽天写真館がメンテナンスだったようです。まったく気づかなかった。一旦削除してから画像を載せました。またまた容量越えでLPジャケットとか載せられなかった・・・第2幕7場 ファンテンブロー大浦みずきさんの感動的なソロ歌のあと、静寂の宮殿で窓の外を見て佇んでいる白い軍服のナポレオン通されて来たのは朝香じゅんさん演じるかつて親友だったデスマズ。テズマズ「ナポレオン・ボナパルト 行き先が決まりました!」ナポレオン「ご苦労!その場所は?」テズマズ「エルバ島です」ナポレオン「エルバ島?島流しか・・・・あの孤島に」テズマズ「皇帝の称号と近衛兵400人の保持は認められました。」ナポレオン「島流しの皇帝か…」言葉を遮るようにテズマズ「わたし・・私がお供をいたします」映像収録の日は高汐さんの「島流しの皇帝か…」の余韻を待たずに朝香さんがかなり食い気味に「わたし…私がお供します!」とかなり前のめりのセリフなんだけど、この方がレコードのセリフよりもグッと来る。ただ、セリフのタイミングを間違えただけかも知れないけど…。少し前に食っただけで感動が増すから不思議。テズマズが去ると同時に母親たちが入って来る。そしてさらに名場面が続く!「やろう!ナポレオン・ボナパルト最後の挨拶だ!」8場は高汐さん一人の名場面。映像ではこの感動が伝わらないのが悔しい。生の舞台を観た時は音楽といい、効果といい、照明といいゾクゾクさせられっぱなしの場面。映像ではずっとバストショットと膝から上ばかりの構図なのも伝わりにくい。何度観たか覚えてないけどこの8場から最後までは涙なしでは観られない。9場マルメゾン離宮の広間真冬なのに蝶々が飛んでいると北小路みほさん演じるラコスト嬢とジョルジュ嬢が話している所から2回目の観劇以降は涙腺崩壊しそうな場面です。「ジョセフィーヌ!ジョセフィーヌはどこだ!僕だよ!ナポレオンだよ!」ナポレオンが意気揚々とジョセフィーヌとの再会を楽しみにやってくる。そこに宝純子さん演じるタリアン夫人が登場。このタリアン夫人の芝居が凄く良いので感動も倍増でした。ジョセフィーヌを呼んでくれと言われ、タリアンは「はい!ただいま」と逃げるように去る。小柳日鶴さん演じるボンピニアン夫人を連れてタリアン夫人が戻って来る。小柳さんの最初のセリフから鳥肌です。「お帰りなさいませ…この日を…この日をどんなにお待ち申したことか…」急かせるようにナポレオンが「ジョセフィーヌはまだか?まだ化粧の長いのは直らないのか?」そしてジョセフィーヌが亡くなった事を聞かされる。照明も暗く静かな場面なのに強烈な緊迫感で眠気などまったく来たことはない。素晴らしい演出とキャストの演技。ナポレオンはみんなに出て行ってほしいと言い、一人になるとジョセフィーヌに語り始める。クサいんだけど、もうこのクサさこそ宝塚歌劇の大作のように思う。この長い場面の緊迫感と心の震えは劇場に何度も通いたくなってしまう麻薬のような物だった。そしてあの名曲の主題歌を歌い始めるとナポレオンのそばに蝶々が飛んで来る。このラストシーンは本当に毎回感動した。フィナーレ。映像ではフィナーレBから^^;ちょ!フィナーレAに秋篠美帆さんとひびき美都さんと朝香じゅんさんの歌があったのに!!フィナーレBは高汐さん、大浦さん、榛名さん、男役に戻った但馬久美さんの4人での場面。これはLPレコードの裏ジャケフィナーレCも映像ではカット。ここはハレルヤロックで若手男役が歌い踊る場面。瀬川佳英さん、幸和希さん、安寿ミラさん、真矢みきさんたちも出てるフィナーレDは初舞台生のロケット香坂千晶さん発見。フィナーレEここは退団する娘役トップ、若葉ひろみさんを中心に高汐さん、大浦さん3人の場面。グラン・フィナーレ〜パレード朝香じゅんさん大浦みずきさん何と、最後は娘役トップとトップスターが同時に降りて来る。
2014年03月16日
1985年3月28日〜5月7日宝塚大劇場 7月4日〜30日東京宝塚劇場若葉ひろみさんのサヨナラ公演でした。何回観たのか忘れたけど、結構回数を観た公演です。前にも書いた事があるけど、残ってる映像はかなりカットされた短縮版しかありません。LPならほぼノーカットで音声だけ聴けます。スカイステージで何度も放映されてうれしいのですが、かなり観ていてストレスになるカット具合。オープニングの真矢みきさんが小公子で登場するプロローグAからプロローグBの途中までカット。ベルばらに負けないほど派手だったプロローグは少しだけの収録です。関西テレビにノーカットで収録したテープが残ってるのならノーカット版で再編集してほしい。1985年頃のテレビ局は3/4インチのビデオカセットテープ(シブサン)を使ってたと思う。価格も高くほとんど残さずに上から全て上書きして使用していたので残ってる可能性は低いと思うけど…ひょっとしたら奇跡的に残してる可能性もある。プロローグBでは高汐巴さん演じるナポレオン、若葉ひろみさん演じるジョセフィーヌ、大浦みずきさん演じるシャルルの3人があの名曲の主題歌を歌っていました。舞台枠が上がり王宮のセットになってから再び主題歌を高汐さんが歌う。オペラ座のロビーからストーリーは始まります。榛名由梨さん演じるバラス将軍が優雅に着飾った夫人を引き連れオペラの話で盛り上がる。フランス革命前とは何も変わらない貴族たちを描いている。ここはフランス革命の説明のセリフばかりなのですが、観てる側に興味を惹かせるように上手く歴史を追って説明しています。この辺りのセリフの組み込みはさすがだと思う。しかし、ここのセリフも貴条ともかえん演じるルノダン夫人が「人の弱みに付け込むなんて油断も隙もございませんのね」のセリフの最後の「のね」が切れていきなりバラス将軍の「あー来た来た!ウージェーヌにオルタンスだ。ジョセフィーヌと前の主人の間に出来た二人の子供だ。 ウージェーヌ!ここだよ。お母様は一緒なのかい?」このセリフにいくまでがおもしろいのに。但馬久美さん演じるボアネル夫人や宝純子さん演じるタリアン夫人とバラス将軍へチクチクと嫌みを言ったり、必死に誤魔化すバラス将軍の芝居がおもしろかった。そして若葉ひろみさん演じるジョセフィーヌと大浦みずきさん演じるシャルルが登場!ジョセフィーヌの豪快な演技が最高です。そこにナポレオンが登場。バラス将軍がナポレオンにジョセフィーヌを紹介すると衝撃を受けた表情のナポレオンがスポットライトに浮かび上がる^^;こんな演出もクサくて良いと思う。ジョセフィーヌが6歳年下のナポレオンをおもしろがってからかうようなセリフで責めて行く。「私は蝶々が大好きよ。かわいい蝶々が…ふふふふふ…ふはははっっ…ひゃっひゃっひゃっ!」顔を近づけ手のひらで顔をなでる。これは普通怒っていいレベルなのに。バックが暗転してナポレオンだけが浮かび上がると…「何て素晴らしい人だ!あの瞳、あの唇、あの声、不思議なほどに僕の胸は高鳴り 体中に電流が走った。ああこれが運命の出逢いなのだ!」と、夢うつつのまま銀橋に出て主題歌を歌う。この場面は何回観ても笑ってしまう。おもしろい!宝塚ならでは!電流ってのも何かおもしろい。雷の事を言ってるのか・・このあと、朝香じゅんさん演じるデスマズにジョセフィーヌとの出会いを意気揚々と説明する。そして「僕は誰になんと言われようとあの人と結婚する!ジョセフィーヌは僕の妻だ!!」目が点になる朝香じゅんさん^^;ナポレオンの生家の場面では翼悠貴さんの歌もカットされてる。しかしレコードでは6場の前半のセリフがカットされてる。第7場のジョセフィーヌ、ボアネル夫人、タリアン夫人、ルノダン夫人、ボンビニアン夫人たちのセリフを大幅にカット。エジプトの場面では大浦さんと若葉さんのダンスがあるのでエジプトの歌手役の翼悠貴さんの歌がカットされなくて良かった。このエジプトの宮殿の場面は大好きな場面。高汐さんのナポレオン、本当に良い!セリフの声も歌声も甘くて魅力的です。少しハスキーになった若葉ひろみさんの声質と気持ち良く合う。ここの二人だけの長い場面は最高です!このあと、銀橋で失意の大浦さん演じるシャルルが主題歌を歌う所がカットされてるのが惜しい。この後映像ではかなりカットが続きます。一番、最悪なのはジョセフィーヌが一人歌うナンバーがカットされてる事。ジョセフィーヌとシャルルの別れの場面を全面カット。ジョセフィーヌがソロを歌った後にナポレオンが登場して優しい言葉を掛ける所も感動的なのに。瀬川佳英さん演じるベートーベンも良い!この場面では朝香じゅんさんも素晴らしい芝居を見せてくれています。デスマズとベートーベンが去った後の悲しみの中のナポレオンの所へナポレオンの家族がやってくる。ナポレオンの母親や兄弟はジョセフィーヌとの結婚は認めないと責める。この場面はほとんどメロドラマのようなんだけど、これがまた良い!観る者を芝居にグイグイ惹き付ける演出が素晴らしい。ナポレオンの母親役の恵さかえさんの冷酷な芝居も良い!マリーアントワネットの極めセリフに負けないほどの極めセリフ!「愛と憎しみの王冠を戴いて偽りの大芝居を見事に演じてご覧にいれましょう! このジョセフィーヌ!一世一代の大芝居を!!!」そして戴冠式で1幕は終わり。ハレルヤを歌ってるのはこの公演で初舞台生の香坂千晶さん、轟悠さん、真琴つばささん、愛華みれさんら71期生も。2幕はまたまた1場、2番をカット。2幕冒頭では小公子役の真矢みきさんの長セリフもあったのに。真矢みきさんのセリフを全てすっ飛ばして3場のファンテンブローの場面。ジョセフィーヌの前の夫の息子ウージェーヌがやって来て、ナポレオンを励ます感動的な場面です。ウージェーヌ役の幸和希さんの芝居がこれまた良い。その後、バラス将軍がやってきて二人での場面もよく出来てる。バラス将軍だけ残ってナポレオンを励ますような歌を歌いながら銀橋に出て来る場面がカットされてるのが惜しすぎる。マルメゾン離宮の場面。シャルルがジョセフィーヌを訪ねてやってくる。シャルルとジョセフィーヌのこの場面も良い場面です。これぞ宝塚!!って場面だと思う。ジョセフィーヌから「今日限りに本当にお別れしましょう」と言われ、一人歌うシャルル。この曲もなかなか良い曲です。そしてファンテンブローに連合軍の代表がやってくる。白い軍服の高汐さんもかっこいい。やってきたのは朝香じゅんさん演じるデスマズ。ドラマチックに盛り上がる場面。ここまでで画像アップデートいっぱいになってしまった^^;続きはまた^^;ここからが良いんだけど^^
2014年03月14日
花組公演観劇。3月10日だというのに、異常な寒さでまだまだ宝塚に集まって来てる人も真冬の装い。終演後は三宮にプリンター買いに行って、そのまま飲み屋へ友人と。寒いからやっぱり熱燗。名古屋コーチン焼き鳥最高でした^^今日は2階1列目で観劇。この花組公演2回目の2階1列目。やっぱり観やすくていい!音もやっぱりこの席が一番良いように思う。バンドの音とセリフ声、歌声のバランスが一番心地よく感じる。柚香光さん・・・新人公演の舞台写真が発売されてて、一番良いのを1枚買おうかと見てみるとどれも写りがよくて全部買ってしまった^^;そう言えばオペラグラスでいつ柚香さんをアップで観てたとしても表情が極まってる。表情に隙がないというか舞台の上では神経尖らせて役に入り込んでるように感じる。そしてそれを本能で自然に出来てしまってるように思える凄さがある。これは「Le Paradis!!」の妖精に抜擢された時から感じてた。アイザックという役に入り込んで芝居してるひとつひとつの表情が見逃したくないと思わせる。ショーでもピエロも柚香さんが創り上げる、まさにこの世の者ではないような空気感を出せる人は他にはそういないように思う。まだまだ弱い部分もあるとは思うけど、そんなものを強烈な華と存在感が帳消しにしてしまうほどの宝塚男役としての魅力がある。蘭乃はなさん・・・今日の蘭乃さんも歌、芝居とも心地よく見惚れ聴き惚れました。娘役として声が良いのは凄い武器で、声の華やかさが更に見た目の華やかさを増す力になってる。ほんとに花總さん退団してから、こんなに良いと思える娘役トップが出てくるとは想像できなかった。自分にとって宝塚娘役トップの完全型が花總まりさんだと思ってるので、それに迫るほどの魅力ある娘役です。花總まりさんが退団してから二度とこれほど好きになれる娘役トップは出てこないと思い込んでたので、蘭乃さんの存在がうれしい限り。アニメ声的な地声の魅力も増してきたし、ファルセット歌唱も上品でイヤミのない柔らかさで花總さんのファルセットを彷彿させる。カッコ良さと可愛さと美しさを同時に感じさせてくれる蘭乃さんに感動させられっぱなしです!蘭寿とむさん・・・今日も凄い気迫を感じる舞台でした。芝居にしても感情が手に取って見えるような演技力で丁寧に演じてて気持ち良い。歌唱ではロングトーンでの大きめのビブラートも素晴らしくて鳥肌ものです。ビブラートかけずに伸ばす歌唱も歌詞や曲によって使い分けてるのも良い!何でもかんでも同じビブラートで伸ばしてしまいがちに男役はどうしてもなってしまうけど、蘭寿さんは上手く使い分けてるといつも思う。クサいセリフであればあるほど蘭寿さんの魅力を感じさせるのは、宝塚男役として一番の自慢出来る所なんじゃないかと。「かまわない。ありのままの君を愛しているんだ… ♪The Girl of… いや違うそうじゃない… キャサリン…I Love You」とか、ちょっと普通ならかなり寒々しくて引くセリフなのにカッコ良く感じさせるのがやっぱり凄いわ。海辺の建築中の家の場面でも、なかなか凄いセリフがあったりするけど観る側を不自然に感じさせない。トップ男役のひとつの形を完成させた集大成の作品といっても過言じゃない。鳳真由さん・・・何でかわからないけど、この公演から鳳真由さんが急激に好きになった。これまでの作品での鳳さんをそんなに注意して観てなかったので、DVDで映ってる所を探して見直して行こうと思ってる。新人公演の主演は何作も観たけど、上手いけどこれといって特別な物を感じた事はなかったように思うんだけど…。ラストタイクーンでの鳳さんはどの役を演じてても凄く惹かれる物がある。そんな風に感じてからショーを観ると、やっぱり鳳さんの表情や表現力に惹かれてしまう。この公演、あと1回しか観られないからもう一回、鳳さんを要チェック!明日海りおさん・・・ショーでいきなりの「♪吠えろサンダー!」はインパクトありすぎ!前も書いたけど不気味な手に美しすぎる顔のコントラストに毎回鳥肌です。歌声も安定してて気持ち良くてもっと歌を聴きたく思わせる。声質もかなり得してると思う。マタドール姿でせり上がって来る時のスターオーラは異常なほど輝いてるし、強力に惹き付ける凄いパワーがある。強烈なスター性なのに可愛さもきっちり感じさせる所も明日海さんの凄い魅力のひとつ。羽立光来さん・・・ショーの大階段黒燕尾の場面の羽立さんに今日も釘付けでした。あの大階段だけは羽立さんの表情を観てしまう。ここは天真さんの表情も最高なんだけど、羽立さんの極め顔のしぶさがたまらない。この公演からメイクを少し変えたのか切れ長の目での斜め45度くらいの視線が凄い。男役を極め極めでやってる時もコミカルに笑いに撤してる時もどこか可愛げがある所も好き。次の公演あたりでスチール入りしてくれたらいいんだけど…92期の輝咲玲央さんがやっとこの前スチール入りしたんだけど、羽立さんは94期生だからまだ少し後かもなぁ。エリザベートで大司教様役が回ってきたりしたらスチール入り確実だと思うけど。革命派の一人かカフェで時間をつぶしてる人びとの一人とか・・・「♪今日はビッグニュースがあるぞー」とか歌が上手いからソロはもらえると思う。この公演はあと1回千秋楽に観劇。
2014年03月10日
雪組全国ツアー公演「ベルサイユのばら」を観劇してきました。脚本、演出は月組が本公演で上演したものとほぼ同じでちょっとガッカリでした。やっぱり昨年からの「ベルサイユのばら」は雪組フェルゼン編、月組オスカルとアンドレ編ともに脚本、演出は好きになれない。チョイスするエピソードが???な物が多くて、初演のオスカルとアンドレ編をいじらずに、そのまま再演する方が自分は眠くならないと思う。少しは変えてくれるかと期待したけど・・・ただ出演者のハマり具合は素晴らしかった。オスカルの早霧さんは中日劇場の外伝の時にも観たし、昨年のフェルゼン編でも観てるので、美しいオスカルになるのは想像できたけど、想像以上に凛々しく華やかなオスカルでした。アンドレの夢乃聖夏さんはイメージ的にアンドレではないなぁと思ってたのに、早霧さんのオスカルとの並びは驚くほど美しく似合っていました。アランの彩凪さんとベルナールの彩風さんは前のまま逆の方が良いと思った。ジェローデルの鳳翔大さんのハマり方は異常なほどでした。ジェローデルがここまで美しくても良いのか?と思ってしまうほどの美しさでした。セリフ声の作り方もジェローデルのイメージ通りで納得のキャスティング。此花いの莉さん・・・本公演よりも出演者が遥かに少ないので予想以上に目立ってて大満足!セリフもそこそこあったし、エトワールもさせてもらえてるし。エトワールに関しては緊張度合いが強いのか、いつものように歌えてないように感じた。あと何本かこなせば、緊張もほぐれて思ったように歌えるんじゃないかな。革命のダンスの時に前にいる蓮城まことさんが激しく振っているフランス国旗が此花さんの顔に当たりそうな感じでそれを避けるように踊る此花さんが可愛かった。下手側で此花さんと舞咲りんさんが近くにいる所が何回かあってオペラで一度に観れるうれしい並びでした。フィナーレのパレードでもエトワールだったので主演陣の並んでる後ろの列のど真ん中!これはDVD買わないと!絶対に映ってると思う。最近、全国ツアーとかバウとか本公演以外のDVDって全部は買わなくなってきたけど、今回のは此花さんがフィナーレに映ってる事を期待して買うつもり。主演陣の誰かに重なってしまってまったく映っていない可能性もあるけど。セリフもそこそこあったのでカメラに何度かは確実に抜かれてると思う。エトワールはもちろん一人映りで出て来るし!面会室の場面は舞咲さんとも目立ってるのでセリフ一人映りも期待出来るかも。ロケットにも出てます!舞咲りんさん・・・バスティーユの場面で顔を汚してるメイクをしてますが、グレーっぽい色で汚れてるように見せています。本公演の初日明けたしばらくは赤く血のようにしてたのが印象的でした。フィナーレのバラの女は妖艶に踊り演じてます。此花さんも出てるし、この場面の舞台写真出たらいいのに。真那春人さん・・・ダグー大佐役を見事に演じてました。コメディ要素も強い役なので、笑いの度合いが難しい役所ですが、やり過ぎずちょうど良いバランスでコメディ要素を入れ込んで来て観客を笑わせてました。ダグー大佐にしたら見た目がかっこ良すぎる感はあったけど、今回の作品のアクセントになってて重要な役を完璧にこなしてました。奏乃はるとさん・・・今回のブイエ将軍の配役が奏乃さんに決まった時から凄い楽しみでした。どんな感じで演じるのか、今までのどのブイエに近いのかとか楽しみでした。ここ最近のブイエ将軍の中ではダントツに一番好き。1幕ラストにオスカル、アンドレ、ブイエが歌うのはやっぱり??な演出だったけど。奏乃さんの歌声聴けたからまあいいか^^;脚本、構成は良くなくても、早霧さんオスカルが出て来ただけでパッと華やかになり、舞台が輝くので、それがかなり救いになってると思った。次の宙組のオスカル編は極力、初演の涼風真世さんのトップお披露目公演をいじらないでほしい。でも、そうなるとディアンヌがかなりフィーチャーされる事になるけど・・・アランの出番もかなり大きい構成でした。でも、あのオスカル編が一番感動出来た。中日劇場での花組フェルゼンとマリーアントワネット編もあんまりごちゃごちゃ変えないでほしい。花總まりさんと和央ようかさんがやったバージョンのままで良いと思うけど。今回の一連のベルサイユのばらは、新演出になった所や構成を変えた所とか全て裏目に出てるように思えてならない。入り口でこんなメッセージカードを配ってました。開けるとA4サイズのなかなか豪華な物です。此花いの莉さん
2014年03月08日
JCBの貸切公演に行ってきました。本公演を観るのはかなり久しぶり。JCBでは珍しく良い席が取れました。12列センターブロック。もう3月で鍋の季節も終わるという事で三宮の博多水炊きの店に行って呑んでました。前にも何度か行ったことのある店なんだけど、なかなか美味しい鍋と他の鶏料理で大満足。鍋と言えば今年はまともなてっちりを食べずじまいに終わってしまった。まだ今なら白子もいい時季なんだけど…。今日でも食べてたら暑かったし・・・花組はさらにパワーアップしてるのが手に取るように分かりました。主演の蘭寿さんも進化して芝居もショーも良くなってたし、群舞、コーラスといった大人数での場面の強化を強く感じた。芝居で蘭寿さんの凄く好きな場面があって、映画スタッフたちが集会をしてる場に正面後ろから登場してくる蘭寿さんの歩き方と表情がかなり良い!本物の男の人が歩いて来たかのように思える。これは初日から思ってたけど、今日観てさらに出て来かたがカッコ良くなってた。「♪灼熱の〜」が普通になってた。前はもっと粘っこく歌ってたと思うのに…凄い期待してけど。での、あのメロディは頭に残る。蘭乃はなさん・・・・今日もカッコ良かった!芝居のカッコ良さがより際立って感じた。ドヴォルザーク 交響曲第9番新世界の歌唱は初日でも十分感動させてもらえたのに、今日なんて素晴らしいの一言でした。歌詞の感情とメロディの抑揚に合わせて歌い上げる蘭乃さんの歌唱に鳥肌立ちまくりでした。めちゃくちゃカッコ良かった!真っ白なドレスで悠然と銀橋で歌う姿は花總まりさんと同じオーラを感じました。人魚に扮装してのコミカルな場面も可愛さ以上に蘭乃さんはカッコ良く見せてしまうのが凄い!!ヴァケーションの歌は全編地声で通しているのも良い!新世界の家路を歌うファルセットもカッコいいけど、蘭乃さんの地声の歌唱はめちゃくちゃカッコいい!マンガの主題歌を望海さんと歌う時も地声を8割、ファルセットを2割くらいで使い分けてるけど、地声がかなり強く声量も出せるのでファルセットが弱く感じるのは仕方ないけど…今の一路真輝さんのように全編地声で通せるようになれば凄いんだけど。(曲によってはもちろんファルセットも自由自在に操ってるのが一路さんですが・・・)感情の伝え方が表情のチョイス、声のチョイス、どれも完璧でどんどん凄くなる蘭乃さんに今日も感動しまくりでした。柚香光さん・・・新人公演を観てからさらに柚香さんが好きになってしまった。今日も可愛かった。悪いピエロに扮して明日海さんを翻弄させる所もこの前観たときよりもずっと表情豊かになってて動きも不気味だったりなめらかだったりで素晴らしかった。ここの明日海さんの感情の出し方も素晴らしくて、明日海さんと柚香さんでこれからも組んで場面を作っていってほしいと感じた。芝居では怒鳴り声もどんどんサマになって来て迫力も声量も満足です。アイザック役として歌う所はどれも安定感を増して低音も弱くならずによく通ってました。パレードで大階段を降りて来る時がやたら可愛い^^羽立光来さん・・・男役が大勢で群舞で踊ってるとどうしても表情を観たくてオペラグラスで追いかけてしまう。ショーのオープニングでもかなり極め極めな表情でダイナミックに踊ってるのがカッコいい!女装のシーンは3人がよりパワフルになってて完全釘付けです。天真さんが今回ちょっとおとなし目に感じてしまうのは、あとの二人が強烈だからかも知れない。明日海りおさん・・・久しぶりに本公演観たので、ショーの登場シーンで凄い鳥肌だった。めちゃくちゃカッコいい!それに可愛いし綺麗^^この前、スカイステージで久しぶりに「春の雪」を観て、松枝清顕役を演じる明日海さんのあまりの影のある美しさにテレビなのに引き込まれまくりでした。また、声がホントに魅力的です。歌声もセリフ声も好感の持てる男役声です。鳳真由さん・・・最近、鳳さんを探してる自分に気づく^^;この公演の前くらいから何かは分からないけど、凄く良くなってると思う。前から大きな役を何度もしてて、それはそれで良かったけど、今の鳳さんは観ないと損!と思わせる何かがあるように思います。共産党幹部プリマー役はもちろん、映画完成披露会の司会者としての時も丁寧に深く演じてて惹き付けられまくりです。この場面での蘭乃さんとのやり取りは最高です。芝居でも光ってるので(前から光ってたのだろうけど)、ショーでも華やかな存在感とオーラを感じる。大階段で並んでいるときのキリッとした表情とかカッコいい!望海風斗さん・・・ブロンソンの狂気は強引に前に出す狂気から少し引いた感じのやや冷静な狂気になってるように感じました。こっちの方が怖さは倍増です。映画「シャイニング」で少しずつ壊れて行くジャックニコルソンの演技を思い出しました。二人で演じてる蘭乃さんはマジで怖いんじゃないかな。役に入り込んでるほど恐怖心が大きくなって、リアルな演技が出来てるように感じる。ショーでは蘭乃さんと二人で銀橋で歌うアニメソングも二人の息もバッチリで声の強弱や微妙な揺れも見事に合ってて凄かった。望海さんの歌唱がグイグイ引っ張ってくれてるので、蘭乃さんの地声の迫力もより増したんじゃないかな。3回目観劇して「ラストタイクーン」でウルッと来た。後半の強引な幕引きにどうしても泣けるまでの作品ではないように感じてたけど、今日はある映画を急に思い出して、その映画での死の描き方を感じた。「天国から来たチャンピオン」でクォータバックとしてスーパーボウルに出場が決まってたのに試合目前で交通事故で死んでしまい天国で途方に暮れてるウォーレン・ビィーティの芝居が浮かび上がってきた。やり残した事だらけの「死」を考えながら「ラストタイクーン」の最後の場面を観てると、胸が熱くなってジーンと来た。ショーは何と言っても大階段、黒燕尾のビシビシに揃った所は最高すぎます。振付けもまた品があってカッコいい!ショーではこの黒燕尾とコミカルなヴァケーションと娘役が白ドレスで美しく揃って踊る場面が最高。楽曲としてはラテン場面の歌が一番好き。3回観てもMUGEN CITYだけはまったく良いとは思えませんでした。何か逆に古臭く感じてカッコ悪く思えてしまう。今日一緒に行ったこの作品を初めて観る友人もあの場面はダサかったねと終わってからいきなり言ってたから、そう思う人も多いのだろうなと。普通に座付きの振付け家に振付けてもらった方が何倍も蘭寿さんをカッコ良く見せられたのに。第5場〜6場は曲も好きじゃないし、せっかくの時間がもったいなく感じた。その後のスパニッシュが振付けも曲もカッコいいので余計に感じるのかも。この前、某演劇評論家もあの場面を「特に新しさは感じなかった」とバッサリ切ってたので何も新しいとは思えない感覚もありなんだと…^^;羽山紀代美さん、若央りささん、瀬川ナミさんの振付けが安心してクオリティの高い物が観られるように思う。宝塚歌劇に合ってるのと宝塚歌劇を知り尽くしてるから出来る振付けだと思う。オープニングの振付けのAYAKOさんも凄く良い!こっちの方が斬新に感じるんだけど。何と言っても羽山紀代美さんの振付けは特別な品を感じられるので大好きです。ルサンク発売になってました
2014年03月01日
柚香光さん初主演!の花組新人公演を観劇してきました。10列目上手側だったので4席後ろに蘭乃はなさんが座ってて振り返るとよく見えて最高でした。たしか蘭乃さんの隣には鳳真由さんが座ってたと思います。学年順に座ってて蘭乃さんの前の列にはもう少し上級生の人たちが座ってた思う。もちろん開演したら振り返って蘭乃さんを見る事はありませんでしたが^^;舞台で役を演じていない時の蘭乃さんもクールでカッコ良かった。演出は本公演と比べて大きな変更はありませんでしたが、変わってたと言えばブロンソンがテーブルをひっくり返さなかった事や笑いを取るセリフが少し変えてあった事くらい。スクリーンに映し出される映像は「千夜一夜物語」の蘭乃さんと天真みちるさんのはそのままで、ミナとキャサリンの一人映り映像に関しては新たに華雅りりかさんで撮影されてました。柚香光さん(蘭寿さんの役)・・・新人公演初主演でガチガチになってるかなと思ったけど、椅子に座って一人スポットに照らされて登場したときの表情は余裕すら感じられる芝居でした。内心は凄く緊張してただろうけど。前回の新人公演でも出番の多い役だったのもあって緊張をコントロールする術を得たのかも。ダンスの場面なんかは水を得た魚のように余裕で美しく踊ってました。タンゴで相手役の華雅さんが少しつんのめった時はドキっとしたけど、柚香さんは乱れる事なく流れをすんなりと戻してました。前々から課題の一つだった歌は公演ごとに確実にレベルアップしてます。あとは声量がもう少しつくとさらに良くなると思う。初舞台の時からずっと柚香さんを観てますが、立ち姿にも華がありスターのオーラがどんどん強くなってくるのを感じます。水美舞斗さん(明日海さんの役)・・・水美さんは「カナリア」で大抜擢の頃から芝居が安定してて安心して観てられる若手の一人です。カーテンコールでの柚香さんの挨拶の時も後ろでうなづいたり、優しい眼差しで柚香さんの後ろ姿を観ているのが印象的でした。柚香さんの挨拶はさすがに緊張しまくりだったので、上級生も出演者もみんな息を呑んで柚香さんを応援してるように見えて暖かいカンパニーだなと微笑ましかった。銀橋でのソロ歌も堂々としていて緊張感を感じさせずに歌い上げて素晴らしかった。拍手もひときわ大きかった印象です。羽立光来さん(夕霧らいさんの役)・・・羽立さんの歌は良い!もっと歌が多い役をやってほしい。会議室での芝居とか表情を見逃さずに見られて良かった。苦虫を噛み潰したような表情と動きに見惚れてしまった。学年も上がってきたので、役も大きくなっていくと思うので楽しみです。歌、セリフとも声に深みがあってどんな役でもこなせそうな幅広い声を持ってると思う。芹香斗亜さん(望海風斗さんの役)・・・本役の望海さんほどギリギリの狂気を感じなかったものの、柔らかさの中にまた違った怖さを感じられる役作りでこれもありだなと感動した。新人公演主演も何度もしてきてるので、芝居も余裕が感じられて楽しんで役作りしてるようで観ていて気持ち良い芝居でした。テーブルをドンッと軽く持ち上げ落すだけでも、なかなか迫力も感じられた。望海さんのような粘っこく危険な香りはそれほどには感じなかったけど、凄く良かった。真輝いづみさん(悠真倫さんの役)・・・年老いたカメラマンの役ですが、これは絶品でした。サン=テグジュペリ新公の時の春風さんの役やオーシャンズ11新公のイエン役も良かったけど、今回のザブラス役は芝居全体を締める役割も果たしてるように感じられました。華雅りりかさん(蘭乃はなさんの役)・・・今回のヒロイン役は特に難しいと思いますが、蘭乃さんの芝居をなぞるように創り上げてて素晴らしかった。ミーナを演じてる時の華雅さんが特に良かったように思う。DVブロンソンに追い詰められていく場面の芝居もなかなか良かったと思う。真彩希帆さん(仙名彩世さんの役)・・・前回の新人公演で初めて認識した娘役さんですが、華があって凄く目を惹いた。セリフにも情感が感じられて、スタジオの火事の場面で惹かれて、そのあとは真彩さんの芝居を追ってました。愛と革命の詩の時のユディットも良かったけど、今回のエドナ役の方が遥かに惹かれた。新人公演のプログラムがカラーになってた!1月の星組公演からカラーになってたのかな。星組新公に行けなかったので分からないけど。やっぱりカラーの方がいいい^^;今どき、印刷代もそんなに大幅な差はないと思う。終演後は友人と日本酒三昧で良い感じ酔えた^^菊正宗の樽酒はやっぱりおいしい。中身もカラーです。本公演の舞台写真が発売になってました。時間がなかったので、とりあえず蘭乃はなさんの一人写りの物だけ買った。すでに売り切れてるの蘭乃さんの写真もあって、次に行った時にコンプリートする。四つ切りは3種類だけしか残ってなくて3種類とも買ったけど、今回の蘭乃さんの舞台写真はどれも凄く良いので全部、四つ切りにしてもらおうかと^^;四つ切りパウチの物は特にある時に買っておかないと、すぐに売り切れる。
2014年02月25日
上月晃さんのワンマンショー的な内容で上月さんの歌がたっぷり聴けるのですが・・・当時のLPの中でも特にMIXの悪さとやや乱暴なフェードアウトが多かったり、歌い手のマイクが入ってなかったりと何かと気になってしまう事が多いのでこのLPはどうしても敬遠してしまって聴く回数が少ないと思う。持ってるLP自体もスクラッチノイズがやや多めなのもあるし…内容は凄く良くてオリジナル曲も名曲が目白押しです。1曲目「素晴らしき人生」上月さんが一人で歌い上げるナンバー。作詞 内海重典さん 作曲 中元清純さんのオリジナルの名曲です。プログラムを読むと、この場面は序曲が終わって幕が上がるとフットライトまで敷き詰められた暗黒の舞台。その真ん中に白い衣装の上月さんが立って歌う。色々な角度から上月さんの歌の感情に合わせてスポットが当たる演出だったようです。想像するだけでカッコいい!2曲目「愛の人生」 南原美沙緒さんと如月美和子さん、安奈淳さんと姫由美子、鳳蘭さんと景千舟さん松あきらさんと常花代さんが各ペアになって歌い継いで行く豪華なオープニング。贔屓目か安奈淳さんと姫さんの二人の歌が特に良い!歌う青年4の多分、松あきらさんのマイクが入ってなくてかなり音が小さい。3曲目「人生はギャンブル」この曲はアレンジも歌唱もめちゃくちゃカッコいい!上月晃さんの歌が堪能出来るナンバー。前の場面から盆が回ると段も吊り物も深紅になる演出だったようです。4曲目「簡単な手紙」静かで美しい曲です。途中と最後に手紙を読むセリフが入る。この曲も上月晃さん一人で歌ってます。5曲目「はじめての恋」3拍子のゆったりとしたナンバー。これもオリジナル曲で上月晃さんが一人で歌ってます。6曲目「恋こそわが命」この曲を歌う前に上月さんのMCが入ります。「どうもありがとうございます。では、私の好きな曲をお送りいたしましょう。 恋こそわが命!」内海さん作詞、高井良純さん作曲のオリジナル曲を上月さんが歌い上げます。7曲目「青春の群像」 鳳蘭さんと安奈淳さんの場面です。プレスリーの名曲を二人で熱く歌ってます。8曲目「ジェラシー」ヤコブ・ガーデの名曲を上月さんが熱く歌う場面。この曲とかはレコーディングのMIXもいい感じです。9曲目「恋のシャンゼリゼ」 南原美沙緒さんと初風諄さんのデュエットナンバー。ここからLPではB面です。10曲目「風のささやき」この曲はオリジナルです。上月さんが歌い上げます。11曲目「ジュリー」ここはかなり珍しい企画です。上月さんがMCで「なにかリクエストいただきたいと思います」というと客席からいろんな曲のタイトルが。4曲の中からその日のリクエストが多かった曲を歌ってたようです。「ジュリーですか? じゃあお願いします」と言うと演奏が始まります。もう上月晃さんのコンサートを聴いてるのかのような構成です。今、もしトップスターがここまでワンマンショーをやると怒る人がいるんだろうな^^;上月さんだから出来た事だと思うけど。12曲目「心に太陽を」 南原美沙緒さんが歌うこのオリジナル曲もカッコいい曲です。フレンチポップスのようなアレンジも軽快で良い!南原さんの歌声も好きなのでいろいろともっと聴きたいと思う。13曲目「日本の名曲メドレー」このコーナーはあんまり好きじゃなくて飛ばしてしまう事が多い。全曲、上月晃さんが歌ってます。まず「浜辺の歌」をジャズアレンジで歌う。次に「椰子の実」もスイングアレンジでコーラスが「♪シュバドゥビィ〜」とか・・・次は「七つの子」もシュビドゥワァ〜の嵐で変なアレンジ…って思ってしまう。次は「城ヶ島の雨」いきなりこれである・・・。これはオリジナルの奥田良三さんバージョンにとほぼ同じ。さっきまでの「ドゥワドゥビィ〜」からいきなりでちょっと笑えてしまうけど、上月さんの歌う「城ヶ島の雨」は凄い!次は「花」これが一番無理矢理感が否めない。「♪春のうららの隅田川〜」がまたまた「「♪シュバドゥビィ〜」です。「♪な〜がめを何に〜〜〜〜〜〜〜〜〜」「ゴンチャン〜〜〜!!!!」「♪たとうべーき〜」14曲目「素晴らしい人生〜フィナーレ」この曲、やっぱり凄く良い!上月晃さんが大階段の真ん中に一人立ち歌い上げてるようです。その後はチャチャチャのリズムになり展開していきます。パレードのナンバーは「心に太陽を!」です。これも良い感じです。曲は「人生はギャンブル」に変わって上月さんが再び登場。そしてみんな銀橋に出て「愛の人生」をみんなで歌って幕です。この時の男性コーラスはイマイチ合ってなくて、無い方が良かったような。iTunesで「セ・ラ・ビィ」を聴いてるとそのままにしてると、「タイムマップ」が始まる^^;古城さんの歌をしばらく聴いてしまう。「♪この世は昼と夜〜」「タイムマップ」も凄く好きなショーです。レコーディング状態も良いし、ボーカルとのバランスも良い。「ジェラシー」を歌ってる時の上月晃さん「風のささやき」を歌ってる上月晃さん左から安奈淳さん、南原さん、鳳さん東京公演のプログラムの表紙は南原美沙緒さん。前にも書いたけど、これが七帆ひかるさんに似てる。東京公演は芝居が「安寿と厨子王」に変わってて、芝居の主演は南原さんと初風諄さん。「安寿と厨子王」には上月さんは出演していません。宝塚公演は「椎葉の夕笛」でした。東京公演のプログラムの裏表紙はこのLPの宣伝
2014年02月21日
笹潤子さんの歌をまとめて聴きたい時はこのアルバムを聴きます。この時の花組トップスターは甲にしきさんですが、この公演のLPに甲さんのソロは1曲しか入ってません。小林一三生誕百年記念という事で出演者も超豪華です。専科から天津乙女さん、春日野八千代さん、梓真弓さん、そして笹潤子さん!雪組からは松本悠里さんも出演しています。さらに2部の「パレード・タカラヅカ」にはゲストコーナーが設けてあって、日替わりで各組のトップやOGたちが多く出演。葦原邦子さん、越路吹雪さん、朝丘雪路さん、淀かほるさん、那智わたるさん、内重のぼるさん、加茂さくらさん他、現役スター甲にしきさんは「パレード・タカラヅカ」では大活躍です。1部の「宝塚名曲選」では天津さん、春日野さんと3人で踊る場面が多く、歌わないけど舞踊で活躍しています。この時の開演アナウンスは甲にしきさんです。1曲目「宝塚心のふるさと」 笹潤子さんオーヴァーチュアの後で笹潤子さんの強烈な歌声が「♪いつか〜夢に見し 美わしのパラダイス 今 その夢を思いぬ〜」この1曲でざわ〜って鳥肌です。2曲目「宝寿舞」 謡 春日野八千代さん 歌 笹潤子さん能の囃子と共に春日野さんの謡(うたい)で一瞬で世界が変わる。荘厳で大きなナンバーです。笹さんは途中からソロで歌い上げます。「♪宝うららや 花のごと 月の光の照り映えて 雪白じろと 星の輝き「月雪花星」花乙女」この後の展開はテンポアップで派手なアレンジになっていきます。松の青々とした舞台からレインボウ宝塚で満開の桜の舞台になるらしい。観たかった。3曲目「レインボウ宝塚」 水はやみさん水はやみさんは歌要員としてよく使われてる印象。この時代の作品でもよく水さんのソロ歌が多い。4曲目「宝塚音頭」5曲目「花の踊り」ご陽気ナンバー^^;娘役のかげコーラスで盛り上がってます。6曲目「ワルツ宝塚」 笹潤子さんここで再び笹さんのソロ歌が聴けます!この場面では甲さんは春日野さんと若衆として踊ってるようです。7曲目「花の宝塚」またまたご陽気ナンバー。途中で凄い拍手が起こってるのでスターが銀橋に出て来たような感じ。8曲目「おお宝塚」 淡路通子さん、水穂葉子さん、美吉野一也さんコミカルな感じで軽快に歌う場面。9曲目「鶏鳴集」 謡 銀あけみさんここでは銀あけみさんの謡が聴けます。銀さんの声も存在感のあるすばらしい声で気持ち良い。そういえば最近の宝塚では謡なんて歌う人がいないなぁ。こんなのも凄く宝塚っぽいと思うから謡なども復活させるべきだと思う。特に今は100周年なんだし。10曲目「お夏笠物狂」 麻月鞠緒さん、三井魔呼さんお夏清十郎の物語をこの二人の歌に合わせて演じてるそうです。お夏を天津乙女さん、清十郎を春日野八千代さん。11曲目「横町の長屋の娘」 淡路通子さん、水穂葉子さん、美吉野一也さん場面転換のコミカルナンバー。12曲目「筏流し」 水はやみさん 銀あけみさん宝塚ファンなら知らない人はいないと思う超有名曲!1コーラス目を水さん、2コーラス目を銀さん。この二人の歌は凄い。特に銀さん凄すぎる。バックの演奏もフリーに弾きまくるピアノがカッコいい!!!こんなアレンジが最近まったくなくなったように思う。13曲目「モン・パリ」 淡路通子さん、水穂葉子さん、美吉野一也さん再びコミカルなメンバーのうた。ここでレコードはA面終わり。14曲目「源氏物語(夕顔の巻)」 銀あけみさん美しい声で銀さんがカゲソロで歌い上げ、舞台では光源氏を春日野さん夕顔を梓さん、夕顔の精を松本さん。この場面、特に観たかった。15曲目「赤いけし」 甲にしきさんここでやっと花組トップスターのソロ歌です。レコードは何場面かカットされてますが、この次に「花詩集」のインストに合わせて花売り娘は二人で踊る場面があったようです。16曲目「清く正しく美しく」 笹潤子さん約5分30秒間、笹さんの熱唱が楽しめる場面です。笹さんの歌に合わせ天津さんが踊っていたようです。17曲目「すみれの花咲く頃」 銀あけみさん、水はやみさん舞台の上のピアノを明日香みやこさんが弾き、それにあわせ歌い出す構成。いろんなアレンジで6分45秒にわたり歌われていきます。18曲目「宝塚心のふるさと」 笹潤子さん、銀あけみさん完全にボレロにアレンジされ笹さんと銀さんが歌い上げます!ボレロを天津さん、春日野さん、甲さんの3人は踊ります。男性コーラスも加わって厚みのある場面になっています。最後の笹潤子さんの歌い上げは鳥肌ものです。「すみれの花咲く頃」に関しては1968年3月にコロンビアから八汐路まりさんがシングルで発売したバージョンが一番気に入ってます。この曲はいろんな人がレコーディングしてるけど、八汐路さんのバージョンを超えたのはまだありません。あまりにオペラオペラしてなく、それでも完璧な歌唱で声質に可愛さがある!この八汐路まりさんのレコーディングバージョンは、もうかなり前にCDに焼いてからiTunes、Ipodに入れてるので結構聴いてます^^;B面の「明日あなたに」は哀しげな歌です。宝塚名曲選笹潤子さんとコミカル3人組縦長の東京公演のチラシ 表縦長の東京公演のチラシ 裏八汐路まりさん八汐路まりさん 1967年2月号のグラフより八汐路まりさん 1967年6月号のグラフより
2014年02月18日
花組公演2回目観劇。2階席の1列目だったので音も良くて歌詞も聞き取りやすくて良かった。初日に観劇した時は10列目の下手寄りでショーのオープニングの曲とか誰一人、歌詞がはっきり聞き取れなかった。テープ演奏の曲はどうしても音のバランスが悪くなってしまうから仕方ないけど。今日はセンター寄りだったので全体が見渡せ奥で踊ってる人もよく見えた。今日は出来るだけ蘭乃はなさんと柚香光さんを観ようとオペラグラスで二人をずっと観てました。途中どうしても天真みちるさん、悠真倫さん、羽立光来さんが女装して登場すると他は見られなくなってしまう。あの3人の女装が今回のショーで一番好きかも。今日も蘭乃はなさんの芝居最高だった!3つの人格を使い分けてるのも見事で芝居心をきっちりと持ててる人だと改めて感動させられました。表情の作り方も初日に観た時よりも更に深く的確な表情で素晴らしいの一言!「千夜一夜物語」の劇中映像の蘭乃さんと天真さんの芝居が素晴らしくてあれはDVDの特典映像に付けて欲しい。ショーの白いドレスで銀橋で歌うドヴォルザークの交響曲第9番 『新世界より』 第2楽章のあのメロディを歌う蘭乃さんは神々しい。丁寧に美しく歌い上げてて最高です。大階段をジュディオングの「魅せられて」ように白い羽を広げて降りて来るのも初日の時はそんなに良いとは思わなかったけど、今日は強烈なオーラで輝いてました。初日に観た時よりも何倍も良くなってた。これは全員そうなんだけど、初日の硬さも抜けて芝居もショーも良くなってました。柚香光さん・・・スタジオの若手スタッフが自分たちのユニオン結成のための運動をしている場面の柚香さんのイキイキとしたダンス、歌、芝居に見惚れてしまいます。歌声もどんどん良くなってきたし、この先怖い物なし状態になりつつあるように感じました。ダンスが綺麗なのがやっぱり良い。明日海さんを和海しょうさんと二人でジョーカーに扮して翻弄させる場面が最高です。柚香さんの変化自在な表情を見逃さないように、あの場面は柚香さんと明日海さんを交互に観るだけでいっぱいいっぱい^^;蘭寿とむさん・・・やっぱり建築中の海辺の家での場面が一番好きな場面。あの場面の蘭寿さんは特に男っぽく思える。映画でもあの場面が好きだからそう思うのかも知れないけど。映画にやや否定的な華形ひかるさん演じる新鋭脚本家に映画の良さを説く場面も好きな所。映画でもこの場面は好き。ショーではディアマンテの歌の出だしが凄い粘りを加えてきてる。「♪しゅわくぅねつぅのぉ〜」これがなかなか良い。この歌詞を歌っても違和感を感じさせないのも凄い^^;今回のショーでこの曲が一番頭に残る。羽立光来さん・・・ココナッツグローブの歌手の一人としても登場しています。彩城レアさん、和海しょうさんと3人です。「Never say Goodbye」の時は真ん中に悠未ひろさん、上手に七帆ひかるさん、下手に十輝いりすさんの3人でした。七帆さんの横には花影アリスさんがいたり、十輝さんの横には大海亜呼さんがいたように思います。「Never say Goodbye」でのココナッツグローブの曲はオープニングに相応しい楽しいナンバーでした。今回の曲も当時のナイトクラブの雰囲気を感じさせてくれるようなナンバーです。でも、どうしても大火災で死者500人近く出したナイトクラブのイメージが強い。大火災の報道写真もいくつか見た事あるけどかなり強烈です。地下に閉じ込められてしまった人が多数亡くなったようで、何かのガスが充満して多くは亡くなったようです。ディアマンテの場面の羽立さんも極め極めでなかなかの迫力でカッコいい。明日海りおさん・・・ブレーディ役も初日に観た時よりも貫禄も付いて迫力も出て来た。硬さも抜けて余裕が感じられて頼もしい。やっぱり凄い美しさで輝きまくりです。オープニングに銀橋に登場する時は鳥肌もののカッコ良さです。まだあと数回観劇する予定です。
2014年02月13日
『翼ある人びと −ブラームスとクララ・シューマン ー』を観て来ました。いやぁ〜〜〜〜めちゃくちゃ良かった!!!これまで朝夏まなとさんは好きでも嫌いでもない感じで、特に注目した事もなかったけど、この作品のブラームス役の朝夏さんは素晴らしかった!1ベルが鳴ったあとに客席から大きな拍手が巻き起こったので何事かと通路を見ると悠未ひろさんが登場!物凄い拍手に迎えられ着席されました。悠未さんは宙組ファンにこんなに愛されていたんだとちょっと感動してしまった。作品自体、演出も構成も脚本も素晴らしくて幕開き一瞬で舞台に引き込まれた。1幕冒頭、ブラームスのアパートから物語は始まる。ピアノの前には年老いたルイーゼ(すみれ乃麗さん)がポロンポロンとピアノを弾いている。主が亡くなったようで、回りは慌ただしく家財道具が運ばれて行く。ルイーゼが弾いてる曲はブラームス 交響曲第3番 第3楽章。誰でも聴いた事のある有名なあのメロディです。そして場面がフェードアウトすると若き日のブラームスが登場。美しく品格のある素晴らしいオープニング!この時点で演出の素晴らしさに見惚れてしまいました。物語はハンブルクの酒場からスタート。ブラームスはうらぶれた酒場のピアノ弾きの仕事をしている。その日、ピアノ弾きの仕事の時間も終わり帰ろうとするブラームスに酔っぱらった男が絡んで悪態をついてくる。そこで、もみ合いになりビール瓶でブラームスの手を叩こうとした時に有名なヴァイオリニストのヨーゼフ・ヨアヒム(澄輝さやとさん)が現れ、その場を何とか収拾させる。このヴァイオリニストはシューマンやリストとも知り合いで、ブラームスを二人に紹介すると言う。ここからシューマンの弟子になりシューマンの妻クララとも出会い、ドラマチックな時間が動き始めます。とにかく1幕、2幕とも素晴らしいの一言で食い入るように舞台の世界を堪能しました。朝夏まなとさん・・・ブラームス役。実直でシャイで優しさに溢れた男を見事に熱演!素晴らしい!!劇中歌はクラシックの名曲に歌詞を乗せたものがほとんどで、楽曲の品を汚す事なく美しく優しく歌い上げていました。乗せられてる歌詞も素晴らしく胸打たれました。伶美うららさん・・・クララ・シューマン役。伶美さんの芝居も本当に素晴らしくて何度もウルウルさせられた。的確な芝居で感情が見えてくるようでした。驚異的な美しさだけは以前からも凄く惹かれてたけど、芝居の凄さに感動しまくりでした。歌も弱々しくかわいいファルセットでかなり好印象!真っ赤なドレス姿のスターオーラは強烈でした!雑誌に載ってる静止画では分からない、華やかで上品で深い芝居の出来る娘役に急成長した感じです。緒月遠麻さん・・・ロベルト・シューマン役。雪組時代からほとんどの役を観て来たけど、今回の役はベスト3に入る素晴らしさでした。ロジェでのシュミット役に匹敵する深い役作りのように思えました。花音舞さん・・・ヴェラって言う酒場の女将は1幕冒頭のハンブルクの場面のみの登場。この場面でも歌もあったし良かったんだけど、1幕7場の夜会の場面では何と!ワーグナーのヴェーゼンドンク歌曲集No. 3を朗々と歌い上げました。ほぼ生声での歌唱で鳥肌もんでした!素晴らしかった!この曲は日本語の歌詞を乗せたのではなく、オリジナルのドイツ語での歌唱でした。最高!澄輝さやとさん・・・ヨーゼフ・ヨアヒム役。途中でヴァイオリンを演奏する場面があるのですが、本当に弾いてるのかのような演技で凄かった。この役も良い役で、少し重くなってきた空気をさらっと流してくれるような役。セリフの声が以前から好きでしたが、さらに魅力的な声になってきていました。愛月ひかるさん・・・フランツ・リスト役。この作品では敵役的な存在。演奏すると女性たちが失神したと言われる、世間のイメージ通りのプレイボーイがバッチリと似合う愛月さんでした。こういう役は特によく似合うと思う。立ち姿のカッコ良さは朝夏さんに負けないほどでした。すみれ乃麗さん・・・クララにピアノを習いに来てる生徒でもあり友人でもあるルイーゼ役。プロローグとエピローグでは老婆になったルイーゼを熱演!低くしゃがれた声を見事に創り上げてました。花總さんのエリザベートの「夜のボート」の時のセリフのような声。ブラームスに恋心をよせる若いルイーゼはお手の物って感じで素晴らしかった。凛城きらさん・・・この役は構成の中ではかなり重要な役。配役にはベートーベン?と?が付いています。ブラームスの心の中のもう一人の自分と言うか、葛藤する心を表す妄想か。雪組時代から芝居心のある演技で大好きでしたが、今回の役は特に最近の中では心に響く芝居だったと思う。マリポーサの花の新人公演でのエスコバルは大湖せしるさんのネロとの芝居が感動的でした。ロジェの新人公演では緒月さんが本公演で演じたシュミット役。この役は難しい役なのに見事に演じててこれにも感動させられました。純矢ちとせさん・・・歌声とセリフ声の豊富さにいつも聴き惚れてしまいますが、今日の伯爵夫人役も凄かった!歌に関しては美風舞良さん、花音舞さん、花里まなさんと並ぶ特に歌が上手い娘役の一人だと思います。芝居も幅も広いのでどんな役を演じても安定してて観る側を芝居に入り込めやすくしてくれます。今の宙組に純矢さんの存在はかなり重要で貴重だと思います。とにかく、この作品ほんとに素晴らしかった!もう1回、観れるように何とかしたいと思ってます。今の宙組の芝居力の底力を感じさせられました。キャストも全員素晴らしかった!終演後に友人と呑んだ酒もいつも以上に美味しく感じました。良い作品を、観た後は幸せな気分になれます。愛月さんのスチール写真だけ売り切れてて買えなかった。大劇場に行った時にでも買うつもり。
2014年02月09日
花組公演の初日に行ってきました。あの映画を舞台作品にどうするんだろうと、不安いっぱいで観劇。構成を大幅に変え、設定も細かく変更されていて、舞台作品としてドラマチックに仕上がってたと思う。(原作は読んでないので、原作がこうなのかも知れない)映画では話だけで出てこないミナ・デービス(ジェシカ・ハウエル)を登場させる事によって、後半の幻想場面なども活きて来てるし、ストーリーに動きが出来て格段におもしろくなったと思う。Coconut Groveの場面は派手に演出されてて良かった。「Never say goodbye」のオープニングや「雨に唄えば」の完成発表会を彷彿させる場面でその頃の華やかなハリウッドの雰囲気も楽しめる。ただ、Coconut Groveと言えば大火災で500人の死者を出したナイトクラブ。Coconut Groveの場面の前に撮影所が大火事だという設定だったので何かゾッとした。映画だと撮影所は大火事ではなく大地震で巨大貯水タンクが破裂して大惨事なるって話でしたが、大地震をやめて大火事に変えてました。「Never say goodbye」の時も思ったけどCoconut Groveは500人死者を出したナイトクラブってイメージが強すぎる。星一徹のようにちゃぶ台じゃないけど食卓をひっくり返すような暴力男に依存してしまってるようなキャサリン・ムーアの設定もおもしろかった。これは原作なのだろうか?少し危ない共産党員ブロンソン役の望海風斗さんの迫真の演技が良かった!いつでも死ねるようにと拳銃をキャサリンに手渡す芝居は鳥肌もんでした。結末も予期せぬいきなりの展開でちょっと笑った^^;別に書いてもいいと思うけど、まだ初日だから最後は書くのはやめとこ。海辺の建築途中のモンローの家での二人の場面は映画そのもののようだった。映画ではそこで一夜を過ごすが、舞台はそんな設定ではなかったような。建築途中の家の骨組みが映画のものと凄く似てたような気がしたけど、映画を確かめてみないとはっきり分からない。映像の使い方もセンス良くて本格的に撮影されてました。あの「千夜一夜物語」の蘭乃はなさんの出てる映像をDVDの特典かスカイステージで放映してほしい。ショーの「TAKARAZUKA 夢眩」はいきなり「STUDIO 54」のZ-BOY「スパイダーランド」再び!てな感じでスタート!いきなり銀橋に登場するZ-BOYらしき明日海りおさん!これはカッコ良かった!あの曲、そのままでも良かったのに^^;全体的にバラエティーにとんだ楽しいショーでした。特にヴァケーションを楽しむ婦人3人組が最高でした。羽立光来さんと天真みちるさんと悠真倫さんの強烈なキャラ3人!七帆ひかるさん、十輝いりすさん、悠未ひろさんの3人が銀橋を渡って「Money〜」と歌う場面を思い出した。あの時は美風舞良さん、鈴奈沙也さん、彩苑ゆきさんと鈴鹿照さんの7人で大盛り上がりの場面だった・・・今日の3人もおもしろかったし可愛かった!次、観るのが楽しみな場面です。羽立光来さんは今回も目立つ場所で踊ってたしカゲソロもあって良かった。明日海さんを柚香光さんと仙名彩世さんが怪しく翻弄して操る場面も良かった!前にもあったような感じだけど…ショーの後半はクラシックナンバーでまとめてるのも良かった。デュエットダンスに素晴らしく品格のある振付けで最高でした。かなり期待してた外部からの振付師の所は期待はずれな感じ。何が良いのかまったくわからなかった。特に新しいとも思えなかったし…羽立光来さんと天真みちるさんと悠真倫さんの場面に登場するマーメイドの3人も可愛かった。戦闘服姿の蘭乃はなさんと望海風斗さんの銀橋場面はカッコ良かった!何かのテレビマンガの曲らしいけど、原曲は聴いた事ない曲でした。今回の公演は蘭寿とむさんの退団公演で舞台上はみんなギラギラでした。男役大階段の振付けも品があってカッコ良くこれまで観た黒燕尾のベスト3に入りそうな素晴らしい場面でした。このショーも2回目観ると、印象もかなり変わりそうな気がする。次は宙組ドラマシティ公演!これも楽しみな公演!ブラームスとシューマンとその妻のクララの話。これは絶対におもしろいと思う。凄く期待してる作品です。花音舞さんの酒場の女将役が何気に一番わくわくするんだけど・・・^^;今回はどんな花音舞さんが観られるのか楽しみ。どぎつい女将路線ならうれしいんだけど。
2014年02月07日
今日は3時から宝塚で7時からABCホールで鹿殺し企画の演劇。フィナーレの最後まで観てたら鹿殺しに間に合わないのでフィナーレ前でそそくさと抜け出してJR宝塚駅に向かいました。何とか鹿殺しには間に合って良かった・・・鹿殺しとか、何か物騒な言葉だけど劇団名です^^;ナポレオン3回目観劇して少し印象が変わったけど、結局何も残ってない。曲や脚本は相変わらず好きにはなれないけど、出演者のパワーが伝わって来て惹き付けられる場面もいくつかありました。群衆場面のコーラスなどはさらに良くなってた。今日も結局は輝咲玲央さんを中心に観劇してましたが、花組のナポレオンの時に大浦みずきさんが演じてたイポリットを演じてる十碧れいやさんの雰囲気に惹き付けられました。「めぐり会いは再び」の新人公演主演ではそれほど強く印象には残らなかったけど、今回のイポリットの役作りや存在感に惹かれました。エジプトの場面ではジョセフィーヌと民族衣装を着て踊る場面を入れて欲しかった。あの場面の大浦さんと若葉ひろみさんのダンスの優雅さにも感動だったけど、そこに嫉妬の炎を滾らせるようにドラマチックに登場する高汐巴さん演じるナポレオンがこれまた最高でした。(ここでのエジプトの歌手が歌うナンバーも名曲!寺田瀧雄さんはやっぱり凄い)どうしても頭の中で「愛あれば命は永遠に」の場面と変換して観てしまう。「♪愛 愛 愛 愛こそ強く 愛 愛 愛 愛こそ気高く 愛 愛 愛 愛こそ美し 愛 愛 愛 愛こそ貴し たとえ苦しみに包まれようとも 人の世に愛あれば怖れるものなし 悲しい涙に流されようとも 人の世に愛あれば挫ける事なし ああ いつまでも ああ いつまでも あああ 愛あれば命は永遠に」この曲を何処かに1回だけでも入れてくれたらうれしかったのに。スカイステージで放映してる「愛あれば命は永遠に」は観たい所が何ヶ所かカットされてるのが残念だけど、久しぶりに観たらやっぱり良かった。高汐巴さん、若葉ひろみさん、朝香じゅんさん、大浦みずきさん、榛名由梨さん恵さかえさん、瀬川佳英さん、なかいおりさん、秋篠美帆さん、小柳日鶴さん、・・・など、懐かしい。作品の型としては古いけど久しぶりに観てやっぱり泣けた。テレビ放映ではカットされてるアレキサンドリア宮殿での大浦さんと若葉さんとの場面が凄く良かった。ここをカットしてしまうと全体の意味が違ってきてしまうような気がする。去って行ったイポリットを見送るジョセフィーヌの元にナポレオンが登場して「ジョセフィーヌ 疑って悪かった。辛いだろうが辛抱してくれ」と優しく話しかけるとジョセフィーヌは立派な政治家になってくださいとナポレオンに応える。このあと、再び例の「♪愛 愛 愛…」をデュエットで歌う。本当に名場面だった。それから何と言っても1幕ラストのジョセフィーヌの大見得の場面。「このジョセフィーヌ!一世一代の大芝居を…!」これは「マリー・アントワネットはフランスの女王なのですから」に匹敵するカッコ良さです。このあと、戴冠式で1幕が終わる。宝塚歌劇を観た〜〜!って1幕でも満足して感動できる内容でした。イポリットのソロナンバー「あ な た に」も名曲中の名曲!寺田瀧雄さんは凄い!!商業演劇としての満足感をじゅうぶんに感じられる作品でした。突っ込みどころや真面目な場面なのに笑いのツボに入る所も多くあるけど、そんなのをひっくるめて宝塚歌劇って気がする。次は「愛あれば命は永遠に」をリメイクして再演してほしい。今回もあのまま再演してても各配役はバッチリはまると思うんだけど。ナポレオン 高汐巴さん→柚希礼音さんジョセフィーヌ 若葉ひろみさん→夢咲ねねさんイッポリットシャルル 大浦みずきさん→紅ゆずるさんデスマズ 朝香じゅんさん→真風涼帆さんバラス将軍 榛名由梨さん→北翔海莉さんバートーベン 瀬川佳英さん→壱城あずささんか天寿光希さんレッティツィア 恵さかえさん→美穂圭子さん・・・・・・・・・輝咲玲央さんはエジプトの歌手とその他もろもろで^^;今回のナポレオンもおもしろい場面や惹き付けられる場面はもちろんあるけど、終わった後、何もあまり残らない。泣ける場面も1ヶ所もなかった。脚本、構成の悪さと曲の中途半端な感じが自分にはかなりしんどかった。今日もやっぱり睡魔との闘いでした。好きな出演者は山ほど出てるのに・・・最近の星組の本公演では「ダンサ セレナータ」がダントツに一番好き。「ノバ・ボサ・ノバ」ももちろん最高でした。本公演以外だと「ジャン・ルイ・ファージョン」「南太平洋」が最高だった。今回のナポレオンはDVDも買わないかも。輝咲さんのソロ部分で一人映りがあったりしたら買うけど、ないよなぁ・・・「南太平洋」ではバッチリ映ってたけど。今回もクリアファイルを配ってました。最近、クリアファイルもらえる確率が高い。梅田芸術劇場の風と共に去りぬでももらえた。月曜日に買ったルサンクに輝咲さんは2ヶ所に写ってました。真風さんの斜め後ろ
2014年01月30日
星組公演2回目観劇してきました。この前に観劇した印象とほとんど変わらなかったけど、出演者の各自の進化は大きく感じられました。主演の柚希さんの迫真の演技と歌唱は、初見の時の何倍も素晴らしくて感動でした。ただ…やっぱりどの曲も良いとは思えなかった。もっと良い曲で柚希さんの熱唱を聴きたいと思った。脚本や構成に関してはやはり何も最後に残らない自分にとってはつまらないの一言の内容でした。楽曲だけでも少し良くなればまだ入り込めるのかも知れないけど…残念すぎる。演劇なんだから演出家が創り上げたエピソードでも盛り込んでドラマチックに構成すればまだ眠くもならないように感じました。今回も睡魔との闘いの3時間でした。輝咲玲央さん・・・セリフ声も歌声も心に響く深くて血の通ったセリフや歌を感じられて初見の時よりもさらに輝咲さんの声に魅了されました。声だけじゃなく表情の移り変わりも相変わらず見事で輝咲さんが出てる時だけは眠たくならずに惹き付けられた。イタリア遠征から凱旋したナポレオンを迎える市民の一人のミシェル役の時に短いソロ歌と「おお!ジョセフィーヌ!」と歌とセリフの間のような歌唱があるのですが、この感情の作り方が絶妙で素晴らしすぎる!表情も素晴らしいのですが、声のチョイスがナイスすぎる!クーデターの場面では「政府は何をやっているんだ!?」というセリフがありますが、この声のチョイスや感情の入れ具合に今日は感動しました。産まれて来る子供か男か女かで祝砲の数で発表する場面の輝咲さんの演技も見逃せません。祝砲が21発なら女で22発なら男。21発の祝砲の後に「女の子か…!?」とセリフは一言ですが、この前後の輝咲さんの芝居にも注目です。前までは眉間にしわをよせて絶えず怒ってるような役を演じてる輝咲さんに一番魅力を感じてましたが、最近では笑顔の芝居の場面も多くて明るく柔らかい芝居の輝咲さんも良いなと思えて来た。できれば極悪で冷酷な役をやってほしいけど…「黎明の風」を星組で再演する事がもしもあったら暁郷さんの役を絶対にやってほしい。もしくは天羽珠紀さんの役かな。輝咲さんで何が観たいかな・・・と今日、観ながら考えてましたが、やってほしい役がいろいろ多すぎて次から次へと浮かんで来た。真風涼帆さん・・・歌声がさらに太くなり重みを増して声自体の存在感が凄く強くなったと思う。若手なのに落ち着いてる雰囲気がやたらカッコ良く感じる。少し前までは真風さんに水夏希さんの作品のリメイクをしてほしいと思ってたけど、最近は峰さを理さん主演のショーや芝居の再演を観たいなと思えて来た。特に「西海に花散れど」の平資盛の役が観たかったりする^^;相手役の小雪は何となく宙組の伶美うららさんのイメージだったりする^^;南風まいさんが演じた左近は妃海風さんなんかが良さそう。「レビュー交響楽」も真風さんに合いそう。これもイメージ的にオードリー役は伶美うららさんが浮かぶ。ビリーは音波みのりさんってイメージかな…。これも今日、観劇しながら目を閉じて考えてると、いろいろイメージが浮かんで来た。あと2回分チケット持ってるけど、1回は友人に譲ってあげる事にしたので今週、あと1回だけ観劇します。やっぱりリピートするにはちょっとしんどいか…何となく次の「ラストタイクーン」も映画自体が好きじゃないので期待出来ないし…^^;DVD見返してみたけどやっぱりつまらなかった。舞台化でどれだけ良く見せてくれるのかは期待してるけど…。あの映画の舞台化じゃなー 終演後に大阪で買い物してから神戸で友人と居酒屋のはしごして日本酒ばかりよく呑んだ^^生麩の田楽最高!前回、観劇した時に初スチール入りという事で記念に輝咲玲央さんの四つ切りを注文した。多分、これからもずっと注文すると思うけど…1枚は自分が絶対に買うからキャトルレーブの人も輝咲さんの四つ切りを最初から売ってくれてたらうれしいのに^^;注文したら出来上がるまでに2週間くらい日にちかかるし。ポケットカレンダーも発売されてた。そういえば毎年、買ってたと思う^^;蘭乃はなカッコ良すぎ!で2枚買ってしまった。この完璧な構図と表情と美しい佇まい!蘭乃はな最高すぎるやないか!ポストカードも各組いろいろと新たに発売されてた。
2014年01月27日
構成、脚本、演出が自分好みだとこんなに楽しめるのかと驚いた。宙組公演の構成や脚本がガッカリすぎて作品そのものじゃなく、違う楽しみを探してばかりいました。天玲美音さんと綾瀬あきなさんにぞっこんすぎましたが…^^;・・・そう言えば今日!綾瀬あきなさんが観劇されてました。2幕終演して扉を出ようとした所、目の前に綾瀬さん。びっくりでした。今日は他にも柚希さん、十輝さん、紅さんたち星組の人が多く観劇。(輝咲玲央さんはいなかったように思うけど…)それは1幕前から分かってたのですが、綾瀬さんがいるとは思ってなかったのでかなりラッキーでした。綾瀬さんは最近、正月特番とかでも司会の中の一人に選ばれてたりしてスカイステージではよく観る事ができるようになりました。天玲さんがいたのかどうかが凄く気になる所ですが・・・そう言えば、今日、阪急電車が武庫之荘駅で人身事故のためストップしてしまい、少し早めに出てたおかげでJR芦屋まで行って新快速に乗り換えて間に合いました。大阪駅のエスカレーターを急いで上がってると、エスカレーターを降りて来たのが壱城あずささんでした^^「うおっ!」と一瞬思ったけど急いでたのでチラッと見ただけ^^そろそろ作品の話。今回は驚くほどすんなりと作品の世界に入り込めました。構成、脚本はやっぱりキャスト以上に大事だと再認識。(その脚本にはまるキャステングももちろん大切ですが)ラストシーンがタラじゃなくても、満足できる脚本構成でした。樫の木屋敷の庭園から華やかに始まってあの歌を歌うスカーレットが南部の男たちをはべらせての芝居、そして姉妹からアシュレが結婚すると聞かされる。昼寝の時間をさぼりアシュレに会いに行く・・・(この辺りも大事だと思ってる)図書館でのスカーレット、アシュレ、バトラーのやり取りも良かった。庭園で仲睦まじくメラニーとアシュレは二人で歌を歌う。このメラニーとアシュレのデュエットナンバーも良かった!そこに割り込んで来るスカーレット。そこでメラニーの兄、チャールズと結婚するとスカーレットが突然決めてしまう。結婚式を挙げようと話してる最中に戦争勃発の声!ここまででもドラマチックで作品に引込まれる。「♪戦争は春の日のおこった〜」はまず愛希れいかさん演じるメラニーのソロから始まるのも良かった!2コーラス目をスカーレットが歌い継ぐ。ここまでの流れをしっかり見せてくれると中盤から後半にだれてこない。龍真咲さん・・・めちゃくちゃ可愛くてヤンチャで悪でおっちょこちょい^^ホントに憎めないめちゃくちゃおもしろいスカーレットでした(褒め言葉)これまでの宝塚のスカーレット像を粉々に砕いてから龍さんが元のように自分なりに繋ぎ合わせたかのような斬新なスカーレットで出てくるだけでワクワクしてしまいました。そして独特なセリフ回しは龍さんの強力な武器です。「仁 JIN」の時にも感じたけど龍さん自身がオリジナリティをさらに強く全面に打ち出そうとしはじめたのかも。懐かしい昭和な大袈裟なセリフ回しは最高です!宝塚歌劇はこんなのも絶対に必要だと今日も観ていて感じました。次のPUCKが凄い事になりそうで今から半笑いになってしまいそうです。涼風さんのPUCKをさらにデフォルメして何かやってくれそう。やり過ぎは困るけど・・・龍さんは加減がしっかり分かってそうなので安心。ギリギリの所で楽しませてくれそう。こんなトップスターなかなか出てこないような気がする。裏表をまったく感じさせないトークや舞台での役作り。演出家の先生は苦労しそうな気もするけど、龍さんの個性を結局受け入れる事になってしまってるのかも知れない。とにかく、今、龍真咲さんがおもしろい!轟悠さん・・・存在感と異様に沸き立つオーラが凄かった。龍さんスカーレットに合わせるように、轟さんのバトラーも今までにない雰囲気で新鮮でした。スカーレットを階段から落してしまった後のメラニーに心の弱さを見せてしまう所などは絶品でした。それに応える芝居がしっかり出来ている愛希さんも素晴らしかった!アトランタの戦場Bの緊迫感はさすが轟さんって感じでした。マミーとのやり取りの場面でも切ない心と優しい心がしっかり感じられて感動しました。最後の立ち去るシーンでは冷たいオーラを無理に強くスカーレットに見せつけ、淡々とクールに会話をしていく芝居は鳥肌もんでした。星条海斗さん・・・ミード博士役なので出番は少ないと分かってたので、出てくる場面は集中して観てました。しぶい低音で少しだけなんだけどソロ歌もあったのでいいか・・・。歴代一番カッコいいミード博士かも^^;ミード博士はカッコ良くなくてもいいんだけど・・・。汝鳥伶さん・・・宙組に引き続きマミー役。出番も宙組の時よりずっと多いし宙組の時になかった重要だと思うセリフもあったので感動させられた。何か見た事あるって考えてたら、ちびくろさんぼのお母さんのようなおおらかさを思い出した。凪七瑠海さん・・・スカーレットII役。このスカーレットII役が出来た経緯をスカイステージのナウオンステージの中で轟さんが話してて初めて知りました。一路真輝さんと神奈美帆さんが当時凄く仲良くていつも二人ではしゃいでいるのを脚本家の植田先生が見てこれだ!と思いついたそうです。バトラーとアシュレを平みちさんと杜けあきさんスカーレットとスカーレットIIを一路真輝さんと神奈美帆さんの約替わりでした。で、凪七さんのスカーレットですが、さすがに大きな娘役経験もあるので美しい見せ方は完璧でした。龍さんスカーレットのテンションに合わせるのはかなり大変そうにも思いましたが、がんばって付いて行ってました^^;想像通り可愛くて綺麗なスカーレットIIでした。愛希れいかさん・・・メラニー役。前にも書いたけどメラニーってあんまり好きなキャラじゃなくて、映画でも感情移入する事はまずないんだけど・・・愛希さんのメラニーは何か不思議な魅力を感じて引込まれてしまった。樫の木屋敷での歌も優しさが感じられて良かったし、戦争の歌も良かった!宝塚の「風と共に去りぬ」でメラニーが一番その存在と大きさと強さを感じさせるのはピティパット家の場面。シャンティタウンの森で北軍に襲われたスカーレットの復讐にフランク、アシュレ、ミード博士たちが行ってしまい女たちは静かに彼らの帰りを待つ場面。この場面の緊迫感と感動はこの作品の中で1,2を争うほど好きな場面。この場面があるからベルが何か救われたような気持ちになれる。レ・ミゼラブルを朗読するメラニー、茶器をカチャカチャ緊張して鳴らしてしまうインディア… 一人何も知らずにふてくされてるスカーレット。どれも素晴らしいコントラストで名場面です!酔っぱらったふりをしてバトラーたちが帰ってきてからのメラニーの芝居も良かった!アシュレの上着の下にかなりの出血があるのを見つけるが、何事もないように上着で隠し酔ったふりをしてるアシュレを庇うように2階へ連れて行こうとするメラニー。この辺の芝居は絶品でした。沙央くらまさん・・・アシュレ役。配役発表があった時にイメージと何か違うと違和感感じたけど、観てみると特に問題もなくすんなりアシュレの芝居になってた。やっぱり沙央さんは歌声が心地良くて気持ち良い。それにしても脚本、構成、演出が違うだけでこれほどまでに作品に入り込めるのかと驚きました。終演後は四川料理店でみんなで呑みながら感想を言い合ったけど、今回の脚本は良かったと意見も一致。カメ出し紹興酒のHOTにザラメを入れて呑むのにこの前からはまってしまって、今日もまた呑んでました。これホントにおすすめ。HOT紹興酒にザラメ。ここの四川料理店は何年か前に演出家の岡田先生に偶然に出会い店を探してうろうろしてる自分たちに「ここがおいしいよ」と紹介してくれた店です。最近、メニューが変わってさらに美味しくなったように思う。この星条さん見てると、いつかバトラーやってほしいと思ってしまう。凪七さんは相変わらず可愛らしい。
2014年01月15日
やっと星組公演観てきました。毎年1月は三が日の間に宝塚歌劇を1回を観る事が多いんだけど、今年は花總まりさんの舞台が梅田芸術劇場であったので3日、4日と連チャンで花總まりさんを観に行ったために宝塚歌劇観劇はこんな遅くなってしまった^^;今日は2階席の1列目センター寄りという最高な席で観劇!初見の時は装置の全貌や映像、ムービングライトの床模様など見逃す所や見切れる所がないのは最高にうれしかった。宝塚でナポレオンというと「♪たとえ苦しみに〜 包まれようとも 人の世に愛あれば 怖れるものなし〜 悲しい涙に流されようとも 人の世に愛あれば 挫ける事なし〜 あ〜あ〜いつまでも あ〜あ〜いつまでも あ〜あ〜あ〜愛あれば〜 命は永遠に〜」この歌が真っ先に出て来る^^ 若葉ひろみさん最高だった!!!!!!「愛あれば命は永遠に」の再演でも良かったような・・・^^;ベタな宝塚歌劇の代表のような演出、構成、楽曲で宝塚歌劇を観た!!!!と大満足できる作品だったけど、今の時代にはそぐわないのか?ベルばらや風と共に去りぬを再演してるくらいだから出来ない事はない。スカイステージで放送されてる「愛あれば命は永遠に」はカットしまくりで観てるだけでイライラするので映像なくてもLPのノーカット盤を聴いてます。「愛あれば命は永遠に」のノーカットの映像はないのだろうか??で、今日の「ナポレオン」演出や映像や装置などは斬新だったり凝ってたり。オープニングからいきなり斬新な演出でワクワク感がハンパなかった。「お金かかってます!」と主張してるような装置や美術は圧巻でした^^;曲はガッカリでした。ロミオとジュリエットの展開やメロディそのままな感じで手抜き感をとんでもなく感じた。これだったら座付きの作曲家に全曲書いてもらった方が何倍も良い曲が出来てたと思う。楽曲それぞれのコントラストがないのでどの曲も印象に残らず頭の中に1曲すら残ってない。「ソルフェリーノの夜明け」ほどの頭の奥底まで入り込んでくるような何度も出て来る主題歌がある方がいい。「愛あれば命は永遠に」の曲も初見で観た帰り道に歌詞まで頭に叩き込まれて劇場を出た記憶がある。今回のはメロディも残らないし歌詞のあて方もロミオとジュリエットのままだし。基本的にロミオとジュリエットの曲も好きだと思える曲は1曲もないからこの作曲家のメロディが自分に合わないのかも知れない。脚本や構成も史実に基づいて少年時代からナポレオンが流刑されるまでをそのまま描いてるだけのようで何も残らなかった。どこかの時代を史実から逸れてでも演劇なんだからドラマチックに膨らませた方が楽しめたかも。展開は異常に早いのに眠たくて仕方ないと感じる珍しい作品だった。2回目の観劇で曲も良いように感じてくるのかどうか楽しみ。今回、最高にうれしかったのは輝咲玲央さんが初スチール入り!!!!!!これだけで今回の観劇は満足なんだけど。2役をこなした輝咲さんは出番が目立って多いわけではないけど、要所要所でソロ歌がありました。ロベスピエール役の時は上手の2階部分でやや長めのソロあり!もっと出ると思ってたからガッカリもしたけど、それなりに目立っててOKミシェル役の時はチェックの衣装が目立つので見つけやすいし、ちょこちょことソロの歌もありました。きっかけセリフっぽのもあったし。良かった。輝咲さんの歌が心地よく感じるのは声質や言葉の一言一言の発し方に魅力を感じる。歌が上手いってだけでは絶対には興味が湧かないんだけど、輝咲さんの歌声はワンフレーズの中だけでも様々な表情を感じ取れる事が出来て、ほんの少しの歌唱でも丁寧に大切に歌ってるのが感じられるので、素晴らしい歌だといつも感心させられる。柚希礼音さん・・・出ずっぱりに近いほど舞台に出てて驚異的な集中力で役に入ってるように感じた。せっかくここまで役作りを奥深く高めてるのに、歌う曲や構成や本が良くないと勿体ないとしか浮かんでこない。それにこの作曲家は引き出しがあまり無く出て来るメロディがいつも同じようになってしまうのだろうか?と、そんな事ばかり考えてしまってた。それにしてもどの曲も手抜きな曲としか思えなかった。この前観た「モンテクリスト伯」のナンバーなんてどれも鳥肌ものの素晴らしいものばかりだったから、どうしても比べてしまう。「Never Say Goodbye」のナンバーもどれも素晴らしく、あれなら海外の作曲家に高いギャラで作ってもらっても納得できる。柚希さんの軍服姿は美しく華があって最高だったのに。勿体ない。「愛あれば命は永遠に」をそのまま再演した方が良かったように思う。あのナポレオンなら柚希さんにばっちりハマると思う。高汐巴さんの演じたナポレオンも最高だった。真風涼帆さん・・・すごく良い役ってわけじゃないけど、華のある役だった。でもやっぱり中途半端な役に感じた。これは真風さんだけじゃなく柚希さん以外は誰もが中途半端な役に感じた。紅ゆずるさん・・・フィナーレ1発目のせり上がりの歌の印象しか残ってない。紅さんも凄く好きなのに中途半端な存在に感じてしまう脚本で残念だった。北翔海莉さん・・・北翔さんに至っては、わざわざ北翔さん使わなくても誰でも良かったんじゃないかと思えた。せっかく北翔さんを使うのなら他の作品で存在感のどっしりある作品で使ってほしかった。美穂圭子さん・・・美穂さんの最高の歌声が聴けたのは幸せだったし芝居にも入り込んでる美穂さんを観られた事は良かったけど・・・あんまり出て来ない・・・今日、1回目観劇の印象は久しぶりにグッタリな感想しか出て来ないけど、2回目観劇して印象が豹変するかもと期待してしまう。4公演分もチケット取ってるし楽しまないと損だから。この公演の前に初見で見終わったあとにグッタリしてしまったのは「銀河英雄伝説」だったかな。あれも何となく苦痛だった。1本物の大作はほんとに上演しなくてもいいと思ってしまう。芝居とショーの2本だての基本的な宝塚歌劇がやっぱり一番安心して楽しめる。初スチール入りだったので縁起良く7枚買いました^^輝咲玲央さん輝咲さんの同期の真風さんのはいつも四つ切りを買ってます。輝咲さんの四つ切りも今日、注文しました。
2014年01月09日
昨日に引き続き「モンテクリスト伯」観劇してきました。今日は花總まりさん、彩吹真央さん、石川禅さんのトークショーが終演後にありました。昔のままのほわーんとした天然でかわいい花總さんの魅力爆発でした。石川さんから結構きわどい質問が。「本格的に女優復帰して初めて男の人と舞台でキスをするのはどうですか?」的な質問がありましたが、花總さんは特に同様することなく最初は話してたのですが…お稽古の最初から寸止めじゃなく本当にしていたらしく(この辺りが真面目で真直ぐでかわいい所なんだけど)、稽古ではしていない人も多いって聞かされると、少し慌てたように「どうしよう」とか「まるさんに聞いてみよう」とか大笑いされてました^^石川さんは「石丸さんは喜んでたんじゃないかな」とまたけしかけるような事を^^役に入ってしまうと、その人物が乗移るとまで言われた花總さんの深い芝居は相手が男装した女の男役でも本物の男優でも何ら変わりなく役を生きています。花總さんの芝居に一般人的な下世話な話題は似合わないなと思った。役に入ってる時の花總さんは神の領域に入ってると思ってしまう事があります。計算されたテクニックなどでは表現できない本能の芝居心がある人なので、役の人物が乗移るとまで言われたのだと思う。宝塚娘役のトップとして舞台に立ってる13年間で一度も休演した事がないのも役を生きてる自覚と責任感が強い証拠だと思う。人間だから体調を崩してどうしても休まないといけない事があるのは当然です。宝塚娘役主演という過酷なスケジュールを13年間ほぼ安定した舞台を見せてくれてたのも凄い事。小さな波はあったと思うけど(少し声が出にくそうとか)、それでも大きく体調を崩し、しんどそうに思えた事は自分が数え切れないほど観た中では一度もなかった。いつも凄いプロ根性だと感心してました。彩吹真央さんの女海賊もカッコ良かった。大月さゆさんとの直接絡みがないのは残念だったけど。トークショーに大月さんも出てほしかった。「ロシアン・ブルー」彩吹さんと大月さんが特に絡んだ作品。魔法使いの一族の兄妹の役。本公演じゃないけど「カラマーゾフの兄弟」でも絡んでた。「♪しんぷぅわぁ〜い ごむよ〜〜」「モンテクリスト伯」2回目を観劇して、昨日よりもさらに感動したし、石丸さんの表現力や歌唱力に鳥肌立ちまくりでした。男優の中で歌唱に好感が持てたのは岡本健一さん。型にはまらない発声で声に表情も感じられて、その歌に惹かれました。オペラちっくな発声の歌ももちろん好きだけど、その中で個性のある歌唱があるとついつい耳が反応してしまう。ジャコボ役の岸裕二さんの芝居と歌唱は昨日から引込まれるものがあってまた何か違う作品に出てる時に是非、観たいと思えた。石川禅さんは今まで観たどの役でも芝居が最高で惹き付けられる。もちろん個性の強い甘い歌声も心地よくて歌が聴けると得した気分にさえ感じる。次に花總まりさんを観る事が出来る舞台は「レディ・ベス」です。いつか「鳳凰伝」のトゥーランドットを普通のミュージカルでもいいし、OG公演でもいいので再び演じて欲しい。今の花總さんが演じるトゥーランドットは初演よりも重みや深みや迫力が確実に増しているので凄い事になりそう。今の花總さんが演じるエリザベートも観たいし、仮面のロマネスクも観たい。BOX MANを男優と演じるのも観てみたい。花總まりさんなら観たい作品が数え切れないほど頭に浮かぶ。次は星組公演「ナポレオン」「モンテクリスト伯」と時代が重なるのでこれまた楽しく観劇できそう。トゥーランドット「GO GO HANACHANG!」これも最強キャラのうちの一つ。ボスキャラと言ってもいいほど衝撃的なインパクト!ここまでくるとカッコいいの一言に尽きる
2014年01月04日
東京でも観ようかと悩んだ末、結局大阪公演まで我慢した「モンテクリスト伯」12月じゃなければ東京でも観劇したんだけど…次の「レディ・ベス」は東京でまず観劇する予定です。いやぁ〜、花總まりさん最高でした!繊細で声の表情が豊かで歌もセリフも同じ心の強さや熱さで伝えて来てくれるので歌だけ浮いてるような違和感なしに芝居の世界に入り込めました。エドモンとの若い日々と年月が経過した後半の芝居のコントラストの素晴らしさは宝塚時代をさらに進化させたような絶妙な芝居でした。歌声も年齢に応じて的確に変えていくのも宝塚時代に培った素晴らしい技だと思う。この作品は昨年、宝塚宙組でも上演されましたが、演出やナンバーはまったく違うものです。宙組公演のはかなりコメディー色を強めに笑いが絶えない「モンテクリスト伯」でしたが、今日のは重厚で深みのある大人向けって感じでした。宙組の時は寿つかさんや緒月遠麻さんがお笑い担当のようになってたので、楽しい「モンテクリスト伯」に仕上がってて喜劇バージョンもなかなかおもしろかったのですが・・・さすが今日のは重く荘厳な舞台だった。とにかく何より花總まりさんが舞台に立ってくれてるだけで幸せすぎて、あの暗黒の何年かが噓のようでイキイキと舞台で生きている花總さんに感動しまくりでした。「永遠物語」の時もバウホールに立ってる花總さんを観るだけで鳥肌立ちまくりだったのに、今回、新作を梅田芸術劇場でヒロインとして出演して最高の芝居を観せてもらえてこんなうれしい事はない。舞台の立ち姿の優雅さや新鮮さは未だまったく衰える事なく、さらに磨きのかかった美しさで圧倒されました。昨年3月〜4月バウホールでの「永遠物語」以来の花總さんの生の舞台だったので興奮さめやらない^^終演後は友人と日本酒呑みながら花總さんの話に花が咲きました^^;あ、それから大月さゆさんも出演しています!パーティーの場面など目立つ所もあります。明日は彩吹真央さんが女海賊役なので(役替わりで今日は濱田めぐみさんでした)大月さゆさんと彩吹さんの「ロシアンブルー」でのヘンリーとロビンを思い出す。彩吹「ロビン、材料が足りないぞ!」大月「え?」彩吹「ヘビがいない」大月「忘れてた!」彩吹「ヘビを探してこい!」ヘビを探しに行って乗り突っ込みする大月さんがめちゃ可愛かった。明日、大月さんと彩吹さんの絡みはあるのかどうか観るのも楽しみ。今日は「モンテクリスト伯」・・・いつも話がどんどん逸れてしまう。石丸幹二さんは前にも何度か舞台観てるけど、圧倒的な歌唱力と包容力のある芝居に感動させられます。出ずっぱりの役だけど時間が経過する度に内面の変化を繊細に表現できてて凄いなと惹き付けられました。村井國夫さんはM宇宙ハンター星雲人に監禁されコンピューター技師としての才能を地球征服に使われガイガンとキングギドラを操る装置も作らされる志摩武士役を演じた「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」をこの前、観てたので思い出してしまってた。ちょうど昨日書いてたから・・・・^^;これも今日のモンテクリスト伯にはまったく関係ない話でした^^;村井さんは一路さん演じるエリザベートのお父さん役のイメージがいまだに強い。他にも何作も出演舞台は観てますが、あとは「ベガーズ・オペラ」「ルドルフ」のイメージも強いかな。ゴジラ映画にはガイガンの他にも「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」と1984年平成復活第一弾の「ゴジラ」にも出演してます。あと、もう1本何かに出てたと思うけど・・・思い出せない。今回の役は寿つかささんがおもしろおかしく演じたファリア司祭の役。暗い照明の場面が多いし扮装も凄いので気がつかない人もいるかも。素晴らしいファリア司祭で泣けた。宝塚版とは役名が違ってたりするので今回、誰が演じた役?って一瞬思うけど、始まれば役名が違ってても個性のきつい役ばかりなのですぐにわかります。明日も観ます!東宝ミュージカル版「モンテクリスト伯」凄いです!
2014年01月03日
月組全国ツアー公演「JIN-仁-/Fantastic Energy!」を観劇。雪組公演の「JIN-仁」よりも15分ほど短くなってるので、どこを削るのか興味津々でした。ショーの方は人数の少ないバージョンでどうなるのかも楽しみでした。今日は明日海りおさんが観劇!真ん中通路の少し後ろだったので少し暗くなってから明日海さんが入場してきたのも、目の前を通った瞬間に明日海さんだと確認できた。めちゃくちゃ美しかった。3〜5列のセンター通路側に座ったと思う。芝居でもショーでも客席降りでもカーテンコールでも龍さんは明日海さんの話題に触れる事なくノーコンタクト。ちょっと不自然な気もしたけど何も言わないでほしいと頼まれてたのかも知れないし。客席降りの時とか何かいじるかなと期待してしまった^^;物凄い駆け足な感じな「JIN」だったけど、龍さんはよく似合ってて楽しめた。時間を短縮してるので、夕霧が死ぬ場面をかなり短くしてたのと、みんなのセリフが心なしか大劇場公演よりも早口でテンポアップで演じてるように感じた。龍さんは個性が強烈なので、どんな役でも独特の存在感を感じて毎回楽しめます。昭和の濃い男役の雰囲気もあって、あの時代の後継者の一人として頼もしく感じる。役に入らなければ現代的でスタイリッシュなイメージが強い。舞台上とのギャップが良い。「Fantastic Energy!」の全国ツアー版は少ない人数ながら派手さを失ってなかった。派手なショーだったので、どうなるのか少し不安だったけど問題なし。真ん中で作品を盛り上げてる龍さんに感動。客席降りで近くに来たけど、やっぱりめちゃくちゃ可愛かった。龍さんは出て来ただけで劇場を一段階明るくさせるパワーを持ってるから初めて宝塚を観る観客にも良い印象を残すと思う。カーテンコールの関西弁の挨拶もかわいかった。沙央くらまさん・・・坂本龍馬もショーの大劇場で北翔さんが中心にやってた場面も良かった!坂本龍馬は文句なしのおもしろさと存在感。ショーでは北翔さんが歌ってた難曲を見事に歌い上げてたし、激しいダンスも凄くがんばってた。野風を演じた花陽みらさんも予想以上に良かった。エトワールもなかなか良かったし、ショーでもよく目立ってた。佐分利祐輔を演じた宇月颯さんも凄い笑いを取ってたし、安定した芝居で舞台を締めてた。今回、有瀬そうさんの日本物のメイクのインパクトに惹き付けられた。文楽人形の立役頭のような美しさで目を惹いた。ショーでも有瀬さんが気になってついついオペラグラスで探してばかりいました。2013年の宝塚歌劇の観劇はこの公演が最後。あとは中島みゆきさんの「夜会工場」名古屋、大阪とBrutal X'mas Part 1とBrutal X'mas Part 2Part 1はKataklysm、Vileが観れます!Part 2はVomitoryのラストワールドツアー。日本が最後なのかどうかは知らないけど、これは見逃せない!!クリスマスがブルータルとは画期的!Kataklysmの新譜はブルータルとはあんまり思えなかったけど・・・^^;
2013年12月07日
雪組公演行って来ました。「Shall we ダンス?/CONGRATULATIONS 宝塚!!」3回目の観劇です。間に新人公演を観たので、また違った感じ見えて来て前以上に楽しめました。みんなのコメディの間やテンポが以前よりもグッと良くなり、何度も声を出して笑ってしまった^^コメディ作品は回を重ねる度におもしろくなっていく事が多くて、大好きな作品の「ロシアン・ブルー」の時も千秋楽間近かになってくると熟れて水さん、彩吹さんの息の合い方も凄い事になってきてました。また、ガッツリしたコメディーオリジナル作品を上演してほしい。どの組でもいいので・・・。大湖せしるさん・・・ダンス競技会でドニーのアフロのかつらを鷲掴みにして放り投げ、「大丈夫!あんたはもうそんなものなくてもちゃんと踊れるわよ!自信持って!」のセリフの後の見得を切る時の表情がかっこ良すぎる!今回の大湖さん演じるバーバラはめちゃカッコいいので惹き付けられまくり。ショーでのロケットダンスのセンターで微笑んでる姿は打って変わっての可愛らしさは同一人物とは思えないギャップで最高です。今回の芝居もショーも大湖さんは見せ場満載なので楽しみが多かった。此花いの莉さん・・・レディ・ゴスペラーズに今回も釘付けでした。ダンスも更に大胆になってカッコ良さ倍増でした!!舞咲りんさんの横に並ぶ事が多いのでオペラでちょうど2人が入ってラッキー。芝居の方ではあまり目立った場面はありませんが、ダンス教室の生徒、ダンスホールの客ともドレスが似合ってて見惚れる。特に紫色のドレスは似合ってる。舞台写真にもルサンクにもスルーされてるし、レディゴスペラーズの舞台写真も発売されていない。多分、DVDにもほとんど映ってなさそうなので舞台観劇の時はなるべく脇ばかり観るようにしてる。壮一帆さん・・・ダンス競技会での大失態のあとの自宅の場面の壮だんが特に良いと思う。初日に観た頃の壮さんよりも感情のコントラストがはっきりしてて、重みも増して凄く良くなってる。劇中歌の「Refrain」「CHANCE」も名曲で一度ずつしか歌わないのは勿体ない。壮さんの歌声ならもっと劇中歌を増やしてほしいと思ってしまう。彩風咲奈さん・・・レオン役のようなちゃらいホストの感じも上手く役を作れてて素晴らしい!生真面目な感じの役が多かった印象なので、はじけてる感じの彩風さんも魅力的です。ショーでのラテンの場面も背の高さとスタイルの良さが相まってかっこいい場面になってます。今日は終演後に堺筋本町に行って、そこから三宮でタイ料理食べて、2件目の和小料理屋で日本酒呑んでて遅くなってしまった。鯛の骨蒸しとツバスのお造りをあてに熱燗飲みまくり。タイ料理屋ではココナッツの酎ハイがさっぱりと美味しかった。いつもヤムウンセンとソムタムは注文してしまう^^;ヤムウンセンはもっと山盛りパクチを入れてほしい。トムヤムクンのエビの代わりに鶏肉を入れてもらったトムヤムガイもなかなか美味でした。どこでもエビの代わりに鶏肉にしてもらうんだけど・・・エビは食べられないわけじゃないけど、なるべくなら食べたくない。カニもイカも・・・。タコは問題外。タコだけは絶対に食べない^^v次は月組全国ツアー!楽しみ!花組の千秋楽も友の会で取れたし、帝国劇場での「レディベス」も花總さんのファンクラブで希望日が取れたし!あとは…4月4日の眞帆志ぶきさん、甲にしきさん、古城都さん、八汐路まりさんの出てる夢の祭典のチケットが取れたら・・・・。その4人は歌ってくれるのだろうか?その4人の歌が聴きたい。名作ショーの一場面とか再現してくれたら最高なんだけど。この日は花總まりさんも出るし!一路さんが出る日は安奈淳さん、南原美沙保さん、若葉ひろみさんも出るので捨て難い。一路さんはこれから舞台にどんどん立つからこの時に観なくても大丈夫だけど。甲にしきさん、古城都さん、八汐路まりさんはなかなか観られないと思うので貴重すぎる!キャトルレーブでこの公演の舞台写真を数種類とルサンクを買った。今年はパーソナルカレンダーは誰のも買わないつもりだったのに、明日海りおさんのパーソナルカレンダーのあまりの美しさについつい買ってしまった。 愛と革命の詩のDVDも買ってからけっこう観てる。戦国バサラはDVD買わなかったので花組DVD久しぶりに買った感じ。戦国バサラは買っても多分観ないと思う^^;
2013年12月02日
北翔さん主演の「THE MERRY WIDOW」観劇してきました。オペレッタをミュージカル化した作品。ストーリーはだいたい知ってたので、何の予習もなしに楽しめました。それにしても北翔海莉さんは歌、ダンス、芝居、全てのクオリティーが異常に高くて何もかも完璧に感じました。特に今回は北翔さんのダンスの凄さを改めて痛感させられました。カンカンでの足上げの凄さだけなんかじゃなく、どの場面のダンスもただただ見惚れました。歌はいつ聴いても完璧!声が素晴らしい!丁寧で安心しきって聴ける歌声。北翔さん主演作品をこれからどんどん上演してほしいと真剣に思った。星条海斗さん(ツェータ男爵役)・・・クラシカルな発声で声量歌かな低音をここまで響かせる事が出来るのは今、星条さんしかいないじゃないかな。この役はオペレッタではバリトンなんだけど、(もちろんバリトンのキーではないけど)そう感じさせるほどの豊かな低音の響きに鳥肌でした。歌声のカッコ良さは圧倒的に星条さんでした。芝居はこれまた最高でした!セリフの発声、声量も驚異的!凄かった。とにかくコメディーセンスは抜群!表情の作り方や感情を体の動きで表す事も観客に一番伝わりやすい手法を確実に使えてると思った。星条さんは素晴らしすぎる!凪七瑠海さん(カミーユ役)・・・カミーユって聴くとニコ生の田口軍団の一人の顔が頭に浮かんでしまう・・・ニコ生に洗脳されすぎな自分が情けない^^;それはさておき・・・凪七さんの大活躍はホントにうれしい!!!ソロナンバーが多い役だけど、どの曲の歌唱も素晴らしかった!個性のある声質を活かした歌唱法が確立出来てきたように思った。歌声も魅力的なのでこれからも歌をどんどん進歩させてほしい。立ち姿やダンスのカッコ良さは言うまでもないのですが。琴音和葉さん(ヴァランシエンヌ役)・・・これまでこんなにじっくりとソロ歌唱を聴けた事がなかったので、この作品でソロ歌を何曲も聴けて感動でした。さすが姉が和音美桜さんだけあって歌声の美しさ、セリフの声の美しさに鳥肌でした。特にセリフ声は和音さんを感じさせる。今回の作品のソプラノでダントツに美しくて丁寧な歌唱に感動しまくりでした。もっといっぱい琴音さんの歌を聴きたかった。暁千星さん・・・北翔さん演じるダニロの書記官で付き人のような存在。98期生という下級生なのにとにかくダンスも芝居も素晴らしかった!滲み出て来るおもしろさは暁さん本人の持って産まれたものようにも感じた。これから月組を観る楽しみが一つ増えました。紫門ゆりやさん、煌月爽矢さん・・・ベルギー人の外交官ラウール・ド・サンブリオシュ役の紫門さんとスペイン人の外交官カスカーダ子爵役の煌月さんこの二人の存在もこの作品にかなり色を添えてた。二人とも安定した芝居で安心して楽しませてくれました。咲妃みゆさん(ハンナ役)・・・まだ若手なのに体当たりで頑張ってました。今回は北翔さんの実力の凄さを改めて感じさせられたのと北翔さん、星条さん、琴音さん、凪七さん達の歌声の豊かさに感動させられて大満足でした。かなり笑ったし^^星条さんと凪七さんの四つ切り買った。
2013年11月27日
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