全956件 (956件中 251-300件目)
< 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 ... 20 >
水夏希さん主演の「サラ・ベルナール」を観劇してきました。サラ・ベルナールについては、フランスの大女優である事以外ほとんど知識がないまま観劇しました。幕が上がった瞬間、サラは柩から登場し「死んでないわよ!」ってセリフを吐いて再び暗転。そのつかみの後から、この芝居の世界に一気にのめり込んでいた。出演者8人の息も合ってて充実したカンパニーなのが観ていて感じられた。それぞれの出演者とも存在感も実力も感じられて一人一人の芝居に惹かれました。水さんはフランスの大女優を見事に違和感なく演じて途中、サラが憑依してるのかと思うほどに写真でしか知らないサラに見えていました。いつも水さんの芝居を観てると、演じる役の深い部分まで感じさせてくれるので睡魔が襲って来る事なく引き込まれて集中してしまいます。これは宝塚男役時代からほとんどの役でそのように感じていました。ダンスはもちろん超絶カッコいいのですが、水さんの芝居が特に好きです。演出も構成も文句なしです。美しく品のある演出にも惹かれました。後でパンフレットを観て一つ驚いた事が・・・。サラの付き人のルイーズ役の方は女性だとばかり思っていたら違った。何の違和感もなく女優さんだと思って最後まで観ていました。不自然な所が何もないルイーズに驚かされた。サラはハムレットなど男の役も多く演じたそうです。その辺りも水さんと重なって感じられたのかも知れない。最後の場面、ハムレットに扮装したサラは自分の想いを全て吐露するように客席に語りかけます。これは水さん自身の思いでもありサラの信念でもあり・・・自分はトップスターになってから急激に水さんの大ファンになったのですが、下級生時代からずっと水さんを応援して支えてきてたファンにとってはホントにうれしい言葉なんじゃないかと思う。今日は良い作品を観られたし、水さんのまた新しい世界を感じる事が出来たので充実した一日でした。家に帰ってきたら「Honganji」のDVDが届いてた。寝る前にゆっくり観るつもり。今日は水さん三昧の日になった。
2016年10月06日
涼風真世さんの35周年を記念して発売されたニューアルバムです。新曲も含め、宝塚時代の名曲も新たなアレンジで歌っています。CD+DVDの方を買いましたが、こっちを買ってて良かった。DVDが素晴しい内容でした。ちょっと高いけど2枚組の方がおすすめ。DVDは2016年4月23日のライブです。CD1曲目「ミッドサマー・イブ」涼風真世さんと言えば「PUCK!」です。その主題歌を今の涼風さんが新たなアレンジで歌っています。ガットギター1本のみの演奏に伸びやかな涼風さんの歌声が乗ります。まったく声質も1992年の時と変わらない可愛い声です。今でもそのままPUCKを演じても違和感ないような気もする。昨日、ゾフィーを観ててPUCKを思い出す表情が何度もあった。いたずらっ子で可愛いゾフィーは涼風さんにしか演じられない^^;2曲目「涙くんさよなら」坂本九さんのカバー。いろんな人がカバーしてる曲ですが、天地真理さんのカバーしたバージョンが一番好きでした。1972年9月発売のアルバム「虹をわたって」に収録。アレンジも天地さんの歌唱も心地よく最高です。涼風さんのバージョンは涼風さんの歌唱が際立つシンプルに作られたアレンジで聴き入ってしまう。3曲目「空だけはそこにある」このアルバムのために書き下ろされた新曲です。中島みゆきさんの楽曲のようなタイトル^^ピアノとストリングスのアレンジが美しいバラードです。4曲目「ただ、、、逢いたくて」EXILEのカバー。初めて聴いた曲だけど美しいバラードです。5曲目「Friend」安全地帯のカバー。この曲も初めて聴いた。6曲目「グランドホテルで」はっきり言ってこの曲が聴きたかったから買ったようなものです。今の涼風さんがどんな風に歌うのか楽しみでした。アレンジも良いし歌唱もあの頃以上に感情が伝わるような素晴しい歌唱です。映画でも他のミュージカルでもいろいろ「グランドホテル」を観ましたが、涼風さんが主演した1993年月組公演の「グランドホテル」だけは毎回泣けました。あの時の「グランドホテル」はホントに最高でした。7曲目「夢人」この曲も多くのタカラジェンヌがカバーしていますが、涼風さんの「夢人」は5本の指に入るほど凄く良いと思う。8曲目「不殺の誓い」この前の雪組公演「るろうに剣心」の主題歌を涼風さんの声で聴けるとは思わなかった。テレビマンガの声だけじゃなく涼風さんの演じる「るろうに剣心」も観たかった。9曲目「やさしいキスをして」Dreams come Trueの曲10曲目「ホワイト・アンド・ブルー」NHKで放映された「雪の女王」の挿入歌。11曲目「花は咲く」涼風さんの高音の美しい歌唱が楽しめる曲です。12曲目「眠りの果て」アルバムラスト曲も新曲です。音域も広くスケールも大きなドラマチックな楽曲です。DVD京都フィルハーモニー室内合奏団の演奏、牧村邦彦さんの指揮。オープニングは「我が名はオスカル」であの頃のままの凛々しさで歌い上げています。DVDで一番楽しみにしてたのは「悪魔の涙」この曲をまた聴けるとは思ってなかったので、懐かしさと感動で胸が熱くなった。そして、こっちでも「グランドホテル」は歌われています。CDよりもライブはよりあの頃の声を再現してるかのように歌われてて、最高です。グランドホテルのオットーの曲PUCKのミッドサマーイブの最後、「ハ〜ミヤ〜〜〜!」CD+DVDのジャケットCDのチラシ
2016年09月27日
またまたエリザベート観に行ってきました。今日は蘭乃はなさん、城田優さん、涼風真世さん、成河さんの日でした!7月の帝国劇場以来に観る蘭乃さんのエリザベートには感動させられました。昨年の感情を前面に出す芝居とはかなり変わってきてますが、今回の役作りもかなり良かったと思う。あの激しいエリザベートも好きだったのですが…。「魂の自由」と「夜のボート」は毎回凄い感動させられる。城田優さんは先週観た時にも思ったけど、首の動きをゾンビ風にしていました。7月の時はしていなかったように思うけど梅田か博多から変えたのかも。これまでにない動きで個性的で凄く良いと思う。何よりかっこ良すぎる。涼風真世さんのフェアリーなゾフィーは今日も可愛かった!「♪我慢できない!・・」の歌のときもいたずらっ子のようで、パックの時の表情と近い物が観られて最高でした。涼風さんのかわいいゾフィーにかなりハマってしまった。死ぬ間際でも美しくフェアリーなイメージを保ってるのもこれまでにないゾフィーで見惚れてしまう。今日は涼風真世さんのCDもロビーで買った。DVD付きを買ったら6700円もした^^;でも、「ミッドサマー・イヴ」「グランドホテルで」「夢人」が新しいレコーディングで聴ける!DVDには「我が名はオスカル」を始め、メモリーズオブユーからの曲やグランドホテル、PUCK、そして「天使の微笑、悪魔の涙」からの曲も歌っています。できれば「ロストエンジェル」からエリザベートの楽曲をあの歌詞で聴きたかった。CDのみのバージョンはジャケットが違ってて通常版も欲しくなってきた^^;次の月組公演は「グランドホテル」の再演です。でも、涼風が演じたオットー・クリンゲラインが主役の話ではなく、久世星佳さんが演じたガイゲルン男爵を主役にしています。こっちが通常なんだろうけど宝塚バージョンはオットーを主役にしてほしかった。それ以上にオッテルンシュラーグ役が汝鳥伶さんじゃないのがかなりガッカリです。また汝鳥さんのあの役が観られると、公演が発表された時は凄い楽しみにしてたのに。涼風さんのオットーと麻乃佳世さんのフラムシェンの並びは可愛かった。天海祐希さんのラファエラも妖艶で魅力的でした。涼風さんの退団公演だったので、この公演は東京宝塚まで何度か観に行った。エリザベートに関しては初演雪組と水夏希さんトートの雪組バージョンのチケットが取れるのか不安。この二つは絶対観たいけど競争率はハンパなさそう・・・チケット取るのがとてつもなく難しかったのは1997年のガラコンサート。一路さんは退団してまだ1年だったけど、このエリザベートガラコンサートで再びトート姿が観られて最高でした。花總さんはまだ在団中だったので出演してくれなかった・・・会場がドラマシティだったのもあってチケット争奪戦はこれまでで一番強烈だったように思う。初演から1年後の「エリザベート・ガラコンサート」の配役1997年9月6日・7日シアター・ドラマシティ 9月13日・14日 東京厚生年金会館大ホールトート 一路真輝さんフランツ 高嶺ふぶきさんエリザベート(第一部) 月影瞳さんルキーニ 紫吹淳さんエリザベート(第ニ部)&ルドヴィカ&リヒテンシュタイン 楊淑美さんルドルフ&エルマー&ラウシャー 真織由季さんマックス&グリュンネ&ツェップス 古代みず希さんゾフィー&マダムヴォルフ 朱未知瑠さんヘレネ&ヴィンデッシュ他 真樹めぐみさん+コーラス13名(現役生) その中に愛音羽麗さんの名前もある。一路さんの素晴らしさはもちろん、この時、貴重だったのは朱さんのマダムヴォルフ!ゾフィーも凄かったけどマダムヴォルフも強烈にカッコよかった。楊淑美さん自ら、エリザベートの楽曲を歌うのも貴重でした。9月7日の昼と夜、連続で観劇しました。明日はゆっくり涼風真世さんのニューアルバムとライブDVDを観ます。
2016年09月27日
またまた「エリザベート」観劇してきた。今日は花總まりさん、城田優さん、香寿たつきさん、成河さんの出演の回でした。座席がかなり前の方だったのでオペラグラスなしでも、細かい表情まで観る事が出来て感動でした。音質はこの前の15列目前後のセンター辺りの方がかなり良かった。今日はリバーブが深くなると歌詞が聞き取れない箇所も多かった。聞き取れなくても、ほぼ全て把握してるからいいんだけど、やっぱり音が良い方が気持ち良い。花總さんは美しくて最後まで可愛いシシィで見惚れました。声質が可愛いので少女時代のシシィもその年齢に見えてくるから凄い。城田さんのトートは7月に帝国劇場で観た時の進化度合いよりも更に何か吹っ切ったような、また新しく違ったトートに感じられて素晴しかった。香寿さんのゾフィーは怖さを感じられるゾフィーで、怖いだけではなく人間の大きさも感じられた。涼風さんのゾフィーとはまったく違った感じでどちらも観られるのはお得。涼風さんのフェアリー系の可愛いゾフィーも自分は凄く気に入ってます。成河さんのルキーニは初めてでした。ひょうひょうとした道化師のような掴み所のないルキーニで楽しかった。ヒステリックな高音を使うルキーニってのも、新鮮だったし、また違う狂気を感じられた。エリザベートガラコンサートの先行予約などが始まり出した。前回のガラコンサートは奇跡的に初演バージョンを東京と梅田で観る事が出来たけど、今年の方が更に厳しくなりそうで取れるのか不安でしかない^^;今回は雪組初演はもちろん、水夏希さんトートの雪組バージョンも絶対に観たい。こっちも取れるのだろうか・・・。水さんと彩吹さん、凰稀さんが一緒に出る事がなくて残念。未来優希さんのゾフィーは凄く楽しみ。美穂圭子さんはリヒテンシュタインじゃなくて、初演じゃない雪組でもマダムヴォルフをやってほしい。凪七瑠海さんのエリザベートも観たいけど東京のみなのが残念。取れれば観に行くけど・・・。東宝版「エリザベート」はまだまだ観ます^^;雪組初演時に販売してたステッカーバウホール初ヒロイン。一路真輝さんとコンビを組んだ一作目。
2016年09月22日
花組バウホール公演を観劇してきました。瀬戸かずやさんのバウ初主演とあって絶対に行こうと思っていた作品。タイトルだけしか情報を何も知らないまま観劇したけど、タイトルのみで想像してたものとはまったく違った作品でした。SFファンタジーだけど人間の心の深い部分にも焦点を当てていて楽しめました。瀬戸かずやさんの役は若くして天才科学者と呼ばれアンドロイド研究をしているアルバート博士。人間の心を持つアンドロイドを作ろうとしていて実験途中にトラブルが発生して記憶をなくしてしまう。記憶をなくした博士が人目から逃れひっそりと隠れるように過ごしている。そこへ女性アンドロイドのエルザがこの隠れ家に連れて来られる。そこから始まる物語。2幕は過去に遡って回想して記憶が甦って自分が何者かを知る。構成的にも2幕からまた違う楽しみが出来るのもあって飽きさせない作りになってた。瀬戸さんは最近、ダンディなナイスミドル的な役が多かったように思うので、今回の役は新鮮に思えた。水美舞斗さんの役所はかなり難しいと思うけど、無邪気さも怪しさも絶妙なバランスで上手かったと思う。歌も安定してて聴きやすかった。亜蓮冬馬さんは「For the people —リンカーン 自由を求めた男—」の時に、芝居に引き込まれてその時に認識したのですが、今回の役はいきなり大きな役でびっくりでした。凄いプレッシャーだったと思うけど芝居も上手かった。何となくスターのオーラのような物も感じました。今回のヴォルフ役でさらに気になる若手の一人になりました。羽立光来さんの今回の役はアンドロイドを排除しようとする政党の一員。ナチスっぽい軍服も良い感じに似合ってた。前半は民衆の男としても登場しています。天真みちるさんの役は瀬戸さん演じるアルバートの家で執事をしているアンドロイド。作品を締める役柄でいつの間にか天真さんもベテラン男役の域に入ってて、いつも芝居の上手さに引き込まれます。またハッチャケるようなおもしろい役も観てみたいけど。桜咲彩花さんの役はアンドロイド実験の時にトラブルに巻き込まれ亡くなったアルバートの妻。アルバートの頭の中に現れアドバイスをする。清潔感のあるお芝居と歌に惹かれた。城妃美伶さんはアルバートの隠れ家に連れて来られるアンドロイド。城妃さんもイヤミがなく素直な芝居が良かった。この役も難しい役のように感じたけど見事に演じてて感動でした。アンドロイドと言えば十輝いりすさん主演のバウホール公演「コスモ無限大」を思い出すけど、あの作品とはまた違うアンドロイド物でした^^;十輝さんのはサイボーグだったか…。開演アナウンスの衝撃が忘れられない^^;そう言えば、十輝さんも退団してしまって85期は3人になってしまった。
2016年09月16日
昨日の一路さんのお茶会で来場者のみに先行販売してくれたライブ盤。ビルボードライブ大阪での感動が甦る。音質もMIXも素晴しく気持ち良く聴けます。ディスクも美しいピクチャーディスクです。1曲目「Be Our Guest」2曲目「美女と野獣」3曲目「星から降る金」4曲目「英雄だけが」5曲目「Anything Goes」6曲目「Calling you」7曲目「煙が目にしみる」8曲目「僕はこわい」9曲目「Bui Doi」10曲目「愛の旅立ち」11曲目「I Know Him So Well」ライブ盤は「ICHIRO LIVE 2013」も発売されていますが、音質は今回の方が更に美しい。前回同様にMCはほぼカットで楽曲のみで構成されています。中島みゆきさんのライブ(映像作品やライブ盤)も同じでMCは全てカットで最後の挨拶だけ入ってます。「ICHIRO LIVE 2013」も今でもよく聴くライブ盤です。前半の一路さんの宝塚ファン時代に聴いた曲を歌ったり「二人だけの戦場」「JFK」の曲も聴ける!中でも汀夏子さんのイメージが強すぎる「生きるときめき」の一路さんバージョンが聴けるのは貴重。今回のライブ盤は「ルドルフ」からの「英雄だけが」は鳥肌もんの素晴らしさです。映画「バグダット・カフェ」の映像が頭に浮かび出す「Calling you」は一路さんほどの歌唱力がないと間をもたせられなくダレてしまう曲。一路さんの歌声に引き込まれる「Calling you」も最高です。「Bui Doi」は昨日のお茶会でも歌ってくれた曲ですが、これは特に凄い歌唱です。男役時代の太く分厚い声も楽しめます。星組「ザ・レビュー III」から「愛の旅立ち」を一路さんが歌ったのも感動!この曲は宝塚歌劇の名曲100選に必ず入ると思う名曲です。トップお披露目公演の一路さんファンの高揚した感覚が戻ってくる「I Know Him So Well」は自分にとっては一路さんのトップお披露目公演の楽曲と言うイメージになってしまってる^^;「TAKE OFF」での「I Know Him So Well」とキーもまったく同じなんだけど、23年経って男役声じゃない歌唱で完璧に歌い上げる一路さんに感動です。今日、正式発表があったミュージカル『キス・ミー・ケイト』の全国ツアー!昨日のお茶会で一路さんの口から聞いた時はびっくりでした!これはうれしい!そして共演に水夏希さん!トップスターのファンになったのは安奈淳さん→一路真輝さん→水夏希さんです。今の所、トップスターでファンになったのは3人だけ。(好きなトップスターは多くいましたが…ファンと呼べるのはこの3人)退団後もファンクラブ入ったりして、ほとんどの公演を観るほどなのは、この3人。トップ娘役は4人だけ。基本、脇役のキャストを観る方が好きだったりするので普段は主演とかそれほど気にしてないのかも知れない。そのうちの2人が共演とか噓のようにうれしい。それも「キス・ミー・ケイト」!昨日、もらったチラシ2002年バージョン2003年バージョン
2016年09月12日
かなり久しぶりに一路真輝さんのお茶会に行ってきました。一路さんのトークは毎回最高におもしろいし、今回もコンサートで歌うのと同レベルのマジ歌唱で2曲も歌ってくれた。これはめちゃくちゃお得感あり!「ガラスの仮面」の裏話的な話や、会員からの質問コーナーも質問がなくなるまで延々と答え続けてくれ、時間が経つのが、もの凄く早く感じた。一路さんの緩い感じが宝塚時代から何か心地よくてトークを聴くのはいつも楽しみです。でも、最近ちょっとしっかりしてきたのか、話があっち行ったりこっち行ったりと何の話をしてたのか分からなくなるような天然っぷりは無くなってきたような・・・^^;今日も一人で進行して時間内におさまるようにキッチリと構成出来てたと思う。会員からの質問は宝塚の話からライブの話、最近の出演作への話などいろいろと自分が聞きたいような事も聞けてました。宝塚を退団されてちょうど20年…それなのに200人以上の人が関西だけで集まるのも凄いと思う。帰りには全員に一路さんからお土産を手渡しでいただけて更に握手も出来て緊張でした。クラリーチェを観てから一路さんに一気にハマってしまい(それまでも好きでしたが)、3番手、2番手、トップスターと登って行くのを自分の事のように喜んでたりしながらずっと応援してきたけど握手したのは多分、今日が初めてです。ファンクラブには退団後、東宝芸能で発足してすぐに入りましたが、宝塚時代は入ってなかったのもあるし、入り待ち、出待ちはほとんどする事もないので握手の機会なんてまったくなかった^^;一度だけ「王様と私」の梅田公演の時に出待ちをしてプログラムにサインをしてもらった事があったけど、その時も握手はする勇気がなかった^^;凄い多くの人に囲まれてたのもあるし全員にサインするだけで大変そうだった。一路さんの出待ちをしたのは、その1回だけだったと思う。そして!驚きの発表もあって(特に自分にとって)、終わってから友人とその話で盛り上がりました。何ヶ所観に行こうかと思うほど楽しみです。明日(9/12)に公式に発表があるようです。写真撮影OKでした。みんな凄い撮ってたけど、数枚撮っただけ。それも遠くの一路さんを^^:歌ってる時に撮りたかったけど、歌に聴き入ってしまってて写真撮る事も完全に忘れてしまってた。一路さんは後ろや端の方まで質問を受けに出向いてました。望遠使ったらピントが合わなかった^^;唯一、出待ちした時にもらったサイン
2016年09月12日
北翔海莉さんの退団公演「桜華に舞え/ロマンス」を観劇。「桜華に舞え」は幕末から明治維新の激動の日本に生きた男たちの話でした。「ロマンス!!」は岡田敬二先生のロマンチック・レビュー19作目。柔らかく正当派で品のあるレビューでした。「ロマンス!!」のような懐かしく気恥ずかしくなるような淡い作品も宝塚歌劇は残していかないといけないように観ながら感じてました。尖った鋭さは一つもないので緩やかでメリハリがないようにも感じがちですが、何かこんなのも凄く良いと思えるようになってきた。全てに於いて品のある大人のレビューでした。北翔海莉さんは宙組に組替えする少し前から何かと注目して観ていました。2009年の初ディナーショーにまで行くほどでした。ずっと安定した実力と宝塚の枠を越えるほど特出した芸もあったりして、いつも真面目さと品を感じさせてくれるスターでした。コメディで下品な役を演じても、芝居は下品にならず、それでいて客席を大爆笑させるパワーがあった。星組でトップスターになってから観劇する回数も減ったけど、どの作品も北翔の良い部分を引き出せてる当り役の作品でした。特に「こうもり/ THE ENTERTAINER!」の2作品は素晴しかった。宙組時代の「バレンシアの熱い花」のラモンが見事だった。ロドリーゴよりもラモンの方が遥かに似合ってるように感じた事は驚きでした。観る前の想像の中ならロドリーゴに合うように感じてましたが、幕が開くと完全にラモンの方が良かったように感じました。バウホール公演「THE SECOND LIFE」は和音美桜さんとの最高のコンビでひと作品だけでも観る事が出来たのが奇跡のように思える。「雨に唄えば」のリナ・ラモントは毎回爆笑でした。この作品は何度も通った作品でした。「Paradise Prince」のラルフも毎回、どんなアドリブが出るのか楽しみでした。この作品もかなりの回数観劇したように記憶してます。そしてディナーショー「ALL OF ME」も最高でした。自分にとって特に印象深く残ってるのは、この辺りの2〜3年でした。紅ゆずるさん・・・紅さんはやっぱり凄い魅力のある役者さんです。今日も何度も引き込まれてしまった。どんなトップスターになっていくのか今から楽しみです。一癖も二癖もある強い個性がトップスターになったら薄まってしまうかも知れないけど・・・。輝咲玲央さん・・・芝居では外人の医者の役で出番は少なかったけど、セリフはそれなりにあって良かった。ひろ香 祐さん・・・今回、初スチール入りしたひろ香さんは、凄い踊ってたイメージです。ひろ香さんのダンスに目がいくので、そう思ったのかも知れませんが、いつも心底楽しそうに踊ってるのが良い!芝居では結構、渋い男役を創り上げていて年々、成長してる姿が見えるのでこれからも楽しみ。夢妃杏瑠さん・・・桐野利秋の母親の役を見事に演じてました。泣かせ所の重要な役なので大変そうですが、素晴しかった。紅ゆずるさんと漣レイラさん
2016年09月06日
花組全国ツアー「仮面のロマネスク/Melodia」を観てきました。複雑な大人の恋愛ストーリーで、前回の「Me and My Girl」とはガラリと違う明日海さんの芝居に引き込まれました。「仮面のロマネスク」明日海さんが演じるヴァルモン子爵はとんでもない美しさでした^^;メルトゥイユ男爵夫人を演じた花乃まりあさんも存在感と品格をじゅうぶんに感じさせる芝居で大人の女性を見事に演じていました。ダンスニー男爵の芹香斗亜さんも、初演からこれまで演技派の男役が演じた流れに違和感なく安定した芝居に感じました。トゥールベル夫人の仙名彩世さんも難しい感情の変化や揺れ動いてる心が完璧に感じ取れる素晴しい芝居でした。この作品はどの役もそれぞれに難しいと思いますが、初日にも関わらず凄くまとまってたと思う。そんなに期待してなかったので、驚きました。「Melodeia」大劇場公演とはメンバーも変わってるので、印象もかなり違った。芝居もそうだけど、若手が目立つ場面も多く名前と顔が一致できるようになった若手も多い。今回、特に印象の残ったのは矢吹世奈さん、音くり寿さん、帆純まひろさん、聖乃あすかさん。それから、花野じゅりあさんの歌声も芝居もたっぷり楽しめました。カーテンコールの明日海さんの挨拶は相変わらず天然で可愛かった。今回も笑いに包まれたカーテンコールでした^^;
2016年09月02日
宝塚歌劇OGで創る「シカゴ」観劇してきました。2014年のOG公演も観劇して予想を遥かに上回る感動だったので、今年も必ず観ると決めてた。今日のキャストはヴェルマ 水夏希さんロキシー 大和悠河さんビリー 姿月あさとさんママ・モートン 初風諄さんエイモス 磯野千尋さんハニャック 星奈優里さんキティ 蒼乃夕妃さんケイスリー 真輝いづみさんハリー 月央かずささんドクター/マーティン 光海舞人さん廷史 珠洲春希さん・・・他前回、観たのは峰さを理さんのビリー、朝海ひかるさんのロキシーでした。再び、峰さんのビリーが観たかったのですが、水夏希さんとの組み合わせで行ける日がなかったので、姿月さん、大和さんの組み合わせの日のチケットを買った。今日のキャストも素晴しく感動でした。水夏希さんと大和悠河さんが並んでるのを観ると、凄い懐かしさが甦る。二人が宙組の時、同じ舞台に立った作品を少なかったけど、水さんが雪組に組み替えする直前の「ホテル ステラマリス/レビュー伝説」では二人での場面も多くて一番印象に残ってる。大劇場で水さんが演じた「鳳凰伝」のバラク役は博多座公演では大和さんが演じました。その時、水さんはバウホールで主演公演「里見八犬伝」に出演。その二人が同じ舞台に立って二人で躍ってるのを観ると、それだけでうれしかった。姿月あさとさんは宙組創立時のトップスター!二代目トップスターの和央ようかさんもトリプルキャストのヴェルマの一人。もうひとりのヴェルマの湖月わたるさんも宙組創立時の3番手、ロキシーWキャストの朝海ひかるさんも宙組で4番手時代があったりと宙組の同窓会っぽい印象が強いキャストです。珠洲春希さんも宙組創設時からの宙組生です。光海舞人さんも宙組にずっと在籍して脇を固めてたひとり。2014年に観た時よりも更に洗練されていて、安定感のある素晴しい舞台になっていました。公演終了後にトークショーもありました。初風諄さん、姿月あさとさん、水夏希さん、大和悠河さんと豪華なメンバーの話も聞けて良かったし、なかなかおもしろかった。梅田芸術劇場に行く時は必ずと言っていいほど、阪急三番街の通路にある150cm水槽を観てました。それが明日で展示終了だそうです。記念に劇場行く前に写真撮ってきた。この水槽は1984年に設置されたそうで、その頃は今以上に頻繁に梅田に出てて出来た当初の事もぼんやり覚えています。海水魚の方はあんまり興味なくて、アメリカンシクリッドがいろいろ入ってる水槽とアフリカンシクリッドいろいろの水槽を眺めているのが一番好きでした。アメリカンシクリッド水槽は昔はシンスピルムやグリーンテラー、ゲオファーグスなど、自分の好きな魚が多く入ってましたが、最近はずっとフラミンゴシクリッドを中心に最初からいたと思うコロソマやアストロの種類がほとんどでした。ここのシンスピルムを観て、自分も買おうと思い数年後、自分の家はシンスピルムだらけになってました^^;左のデカイのがコロソマ、右にかたまってる赤いのがフラミンゴシクリッドその間を泳いでる黒っぽいのがアストロ。10年ほどまえはゲオファーグスだらけだったように記憶してるんだけど・・・(あれはジュルパリだったか)アフリカンシクリッドの水槽もラビドクロミス・カエルレウス中心の水槽になってきてました。たしか、一時期、アフリカンシクリッドの中で一番好きだったフロントーサがいっぱい入ってたと思うんだけど・・・。あの水槽がなくなるのは寂しい。表面のコケの掃除があんまり出来ていない時期もあってお世辞にも綺麗と言えない頃もあったけど、梅田の喧騒の中で一瞬だけホッと出来る空間だったんだけど・・・。一番好きなアメリカンシクリッドなんて、水族園などでもあんまり展示されていないし。東京タワーの下の水族園にはシンスピルムや渋いめのアメリカンシクリッドが多く展示されてたけど、今でもまだあるのかなぁ? 今度、東京に行く時は久しぶりに東京タワーの水族園に行ってみたくなった。
2016年08月31日
宝塚版の「ローマの休日」を観てきた。演出は素直に入り込めるように作られていて問題なく楽しめた。この映画はかなり回数を観てるので細部にわたって覚えているけど、映画を意識し過ぎずに観られた。そんなに特別好きな映画ってわけでもないけど、ソフトも新しい物が出る度に買い替えていたし、リバイバル上映となどでも鑑賞した記憶がある。オードリー・ヘプバーン出演の映画で特に好きなのは「シャレード」「昼下りの情事」「麗しのサブリナ」「おしゃれ泥棒」です。「マイ・フェア・レディ」も好きな作品。舞台版も数作観劇しましたが、構成や演出だと今回のが一番良かったかも。アン王女は大地真央さんがだんとつに素晴しかった。早霧せいなさんのジョー・ブラッドレー は爽やかすぎる気もしたけど、宝塚歌劇ならあれくらいでちょうど良いのかもしれない。美容師マリオ・デラーニ役の彩凪翔さんのキャラ作りは抜群でした。かなりおもしろかった。カメラマンのアービング・ラドビッチ役の月城かなとさんは立ち姿も美しくスターのオーラが凄くなってきたように感じた。出版社の支局長の凰翔大さんの役作りも最高だった。特にジョーの部屋に尋ねてきた場面の芝居は秀逸でした。奏乃はるとさんは出て来ると安心できると言うか、出て来るとちょっとうれしくなる役者さんです。今回はそんなに出番はないけど、じゅうぶんに楽しませてもらえた。今日の暑さは特に最悪で、湿度も凄かったので劇場の中もジメジメしてる感じだった^^;年々、暑さが酷くなる一方でこれからの夏はどうなっていくのか不安・・・落雷や竜巻も年々ひどくなってるような気がする。6時半公演だったので終わったら9時半。11時過ぎまで軽く呑んで帰ってきた。この前、シングルレコードの棚を整理してたら、こんなのが出て来た。映画雑誌ロードショーの付録ソノシート。この頃、付録や応募シールと切手をいくらか送ればレコードがもらえたりした。アランドロンのレコードなどもロードショーの応募でもらった。「ローマの休日」の名場面のセリフと小森和子さんの解説などが収録されてる。
2016年08月05日
一路真輝さんの35周年記念ライブに行って来た。ビルボードライブ大阪で一路さんの歌を聴くのは何回目だろ。一度も欠かさず聴きに行っています。35周年だと言う事で宝塚時代の楽曲も期待したのですが、来年予定されてる、劇場での35周年コンサートでヒストリー的な内容をしてくれそうです。今日は一路さんが今、歌いたい楽曲を集めた内容になっていました。1曲目「Be Our Guest」美女と野獣からこの曲を歌いながら登場。2曲目「Beauty and Beast」ポット婦人が歌う美女と野獣のテーマ曲。3曲目「星から降る金」ミュージカル「モーツァルト」より4曲目「英雄だけが」ミュージカル「ルドルフ」より5曲目「Anything Goes 」客席を練り歩きながら歌って盛り上がりました。6曲目「Calling you」大好きな映画「バグダット・カフェ」の中でも印象的に使われてる名曲7曲目「Smoke Gets In Your Eyes」ナット・キング・コールで有名なこの曲をアップテンポのボサノバアレンジで歌った。元はミュージカルナンバー。8曲目「僕は怖い」「ロミオとジュリエット」より9曲目「ブイ・ドイ」「ミス・サイゴン」より10曲目「愛の旅立ち」峰さを理さん主演「ザ・レビュー III」より11曲目「I Know Him So Well」ミュージカル「Chess」より8〜10曲目の男役モードナンバーは圧巻でした。「愛の旅立ち」はいろんなタカラジェンヌが歌い継いでる名曲です。「ブイ・ドイ」も凄い迫力で全身鳥肌でした。「僕は怖い」はシアタークリエのコンサートで一度聴いた曲。自分はベンヴォーリオが歌う「どうやって伝えよう」の方が一路さんの歌声で聴きたかった。最後の「I Know Him So Well」を聴くと、トップスターお披露目の時の劇場の空気感や友人たちと一路さんがトップスターになった喜びで盛り上がった時などリアルに思い出す。「天国と地獄/TAKE OFF」は2作品とも未だに凄く好きな作品。何度も書いたけど「天国と地獄」のオープニングは鳥肌もんの感動でした。MCは毎回の如く、脱線しまくりだったり天然だったり・・・^^いつまでも変わる事ないほんわか柔らかい印象の一路さんに癒される。それが一転!歌に入るとこわ〜い役に入り込んだり、思い詰め心折れそうな役に入り込んだりでそこにも毎回、感動させられます。来年の劇場でのコンサートが楽しみ!次の一路さんはちょっとこわ〜い「ガラスの仮面」その次の一路さんは、一路さんと同じ元、雪組トップスターの壮一帆さんと初共演。 「扉の向こう側」
2016年07月30日
月組公演「NOBUNAGA」3回目観劇してきました。今日は異常な蒸し暑さで宝塚に着いた頃にはグッタリでしたが、そこそこ楽しめました。月組トップスター、龍真咲さんを大劇場の舞台で観るのは今日が最後でした。龍真咲さんがトップになってから一番好きな作品はやっぱり「ルパン -ARSÈNE LUPIN-」です。次は「PUCK」。ショーでは断トツに「DRAGON NIGHT!!」次が「Fantastic Energy!」凪七瑠海さんもこの公演で月組を離れて専科に移動になります。凪七さんの月組時代で一番好きだったのは、やっぱり「ルパン -ARSÈNE LUPIN-」のドナルド役。「PUCK」のライオネル役も可愛くて好きでした。最近では「オイディプス王」のイオカステが最高でした。今でも「UNDERSTUDY」キャロル役が全ての中で一番好きな役ですが・・・。専科に移動してからどんな役に挑戦していくのか凄く楽しみです。昨夜は三宮のバーで夜中3時まで飲んでて、今日は宝塚の小料理屋で11時まで飲んでた。量は少なめだったけど、季節限定の生しぼり酒が結構きた^^;17度とアルコール度高めだけど、飲みやすくてグビグビいけてしまう。旬の肴や野菜を楽しめました。昨夜のバーはバーテンダーが女性のみの店で雰囲気のいい感じの店でした。
2016年07月12日
7日、8日と東京に行ってた。目的はまず、7日の夜。昔からの友人6人と六本木で待ちあわせしてきんちゃんの店へ。8時〜2時半まで6時間半もずっと呑みながら話してた。いつ行ってもきんちゃんの店の串焼きは最高です。しめじバター、コンビーフポテト、いなりナメタケ絡み餅、こまい、れんこんつくね、牛肉わさび、ポワロ、トリッパとセロリ炒め、チーズとオリーブ盛り合わせ、京漬け物盛り合わせ…酒はエビス生、八海山、白ワイン、赤ワインとけっこう呑んだ。きんちゃんといろいろじっくり話せて大満足!みんなお腹が痛くなるほど大笑いしながら楽しい時間を過ごせた。ホテルに帰ったのが3時前だった^^;毎回、きんちゃんに「この写真見て頭に浮かんだアリスの曲のタイトル書いて下さい」って頼むんだけど、今回は「涙の誓い」だった。たしか前は「木枯らしの街」って書いてくれた^^;きんちゃんからTシャツをもらった。記念にサインをみんな書いてもらった。これは着れないなぁ。飾るしかない^^次の日8日はまず帝国劇場へ!エリザベート観劇。昨年、6回も観て正直、飽きてきてたんだけど、今日観劇して昨年の6回よりも感動が大きかった。ハイビジョンのテレビカメラが10台ほど入ってて映像収録していました。2015年版から演出も所々、変わっててより良くなったと思う。蘭乃はなさん凄く良かった!少女から老年まで昨年以上に芝居が深くなってて引き込まれた。宝塚版との違いが感じられてきてひたすら感動でした。涼風真世さんのゾフィーはめちゃくちゃ可愛かった!2列目で観たけど可愛い。怖くなくても説得力があったので可愛いゾフィーもありかと。オスカルとオットーの声を混ぜたような発声のセリフにはゾクゾクさせられた。新鮮さをいつも感じさせるフェアリーな涼風さん最高です。トートの城田優さんは昨年から文句のつけようのないトートに感動でしたが、今年、更にまだ進化してて低音の歌がしっかり聴けて鳥肌でした。声が良い。ルキーニの山崎育三郎さんは昨年と演じ方を大きく変えた印象で今年のルキーニは狂気を更に感じさせる重みのあるルキーニになってたように感じた。昨年のルキーニも凄く良かったけど、今年のは王道ルキーニを前面に出してきた印象。一番、昨年とイメージが変わったのが、フランツの田代万里生さん!風格と重みが凄く出てきてて、説得力を強く感じられる芝居に惹かれました。未来優希さんのマダムヴォルフも昨年以上に圧倒される迫力で凄かった!ルドヴィカ役の時もミルクの時も存在感はハンパない。百千糸さんも同じ役で出演。一番目立つ所はやっぱり精神病院のヴァイオリン弾きかな。あとオペラ「悪夢」の時の百千さんの狂気の芝居が観られる。その他、どのキャストも昨年よりも凄く良くなってる印象で、あんまり楽しみにしてなかった「エリザベート」が予想を遥かに越える感動で満足でした。花總さんのシシィは大阪で観劇します!花總さん、ずっとミュージカルばっかりなので、ストレートプレイやってほしいなぁ。がっつりお芝居が観たい。この前のコンサートが最高すぎたので、またコンサートにも期待!そして、「エリザベート」観劇後、大急ぎで浅草へ!ここでの目的は元ビューティ・ペアのマキ上田さんが嫁いだ老舗の釜飯屋さんへ!!闘う宝塚と言われてたビューティ・ペアは凄いスターでした。女子プロレスにハマったのもビューティ・ペアをテレビで観てから。全日、新日は子供の頃からずっと観てましたが、一気に女子プロ人気にも火がついた頃でした。その後は極悪同盟、クラッシュ、ジャガーさん、デビルさん、ダイナマイト関西さん、北斗さん、神取さん、尾崎魔弓さん、ナンシーさん、アジャさん、豊田さん、井上京子さん…その他、いろんなレスラーの試合も観に行きました。宝塚ファンと女子プロレスファンが重なってる人が多かったのもあって、みんなでよく女子プロも宝塚歌劇も観に行ってた。その元になったと言っても過言じゃないビューティ・ペアの存在の大きさは凄かった。その前にマッハさんや赤城さんが道をしっかり作っていたのも重要な所です。浅草駅を降りて浅草寺を超えて少し行った所に老舗釜めし屋「田毎(たごと)」があります。5時半なのに既にほぼ席は埋まってる状態。釜めしはいろんな種類があって自分は貝柱の釜めしを注文。釜めしが炊き上がるまでの時間にビールと日本酒で焼き鳥やお新香を食べた。焼き鳥も凄く美味しくて時間があればダラダラと呑みながら焼き鳥もっと食べたかった^^;釜めしは当然美味しい。シンプルな見た目なのに貝柱の出汁がしっかり出てて深みのある味に驚きでした。おこげも最高に美味しかった。そして何よりマキ上田さんと話が出来た事に感動。ちょっと緊張して、店入ってしばらくは食べ物が喉通らない感じ^^;持って行ってた写真にサインもしてもらった。思ってた通りの気さくで温かみの感じるマキ上田さんに感激でした。最後に出してもらったほうじ茶もびっくりするくらい美味しかった。一緒に行った友人とまた絶対に行こう!と話ながらタクシーで上野駅へ!タクシーの中から見た上野の駅前もかなり変わってるように思った。LP「ビューティ・ペア マイセレクション」の裏ジャケ写真をA4に印刷した物にサインもらった!昔、雑誌などで見たサインと同じで感動^^ビューティ・ペアの主演映画の場面をA4に印刷した、この写真も持っていってたけど、他のお客さんもいるし、これにもサイン欲しいってちょっと言えなかった^^;「釜めし 田毎」は東京のガイドブックやネットでもいっぱい掲載されてるので浅草に行った時は是非!
2016年07月08日
フラメンコのショーを観て来た。フラメンコショーと言えば、最初に思い浮かぶのは、志摩スペイン村。志摩スペイン村に一時期はまって、年に何度も行ってた頃に園内のホールでフラメンコショーを何度か観た以来、本格的なフラメンコを観るのは久しぶりでした。たしか、あの頃は300円か500円で30分のショーを観る事ができたと思う。園内を練り歩くパレードの中にもフラメンコのお姉さんが踊りまくってた。10年くらいスペイン村には行ってないなぁ。久々に行きたくなってきた。平日ならいつも空いてるし・・・。(今はどうなのかわからないけど)いろんなアミューズメントパークがあるけど、ここが一番食べ物と酒は美味しいと思う。本格的なスペイン料理が安く食べられる。アトラクションには一つか二つだけ乗って、あとはずっとスペイン料理のレストランでゆっくりしてるのが最高でした。ワインの種類も結構あったと思う。夜は賢島の旅館に泊まったり、修学旅行で行った夫婦岩のある二見近辺に泊まったり、伊勢志摩は行きたい所がいっぱいあるから飽きない。翌朝は必ず伊勢神宮に参拝に行ってました。今日のフラメンコショー、緊張感も完成度も凄かった!元タカラジェンヌの湖月わたるさん、水夏希さん、緒月遠麻さんと本職のダンサーが7人。1幕は芝居仕立てのフラメンコで2幕はオリジナルフラメンコショー。「ロジェ」以来の水さんと緒月さんの共演が観られる事も楽しみの一つでした。1幕の芝居仕立てでは拳銃も出て来てさらに「ロジェ」を思い出した。水夏希さん演じるロジェは幼い頃に自分の家族を殺した犯人を復讐するためだけに捜している。そして、ロジェの家族を殺した犯人シュミット役が緒月遠麻さん。「ロジェ」は未だに凄く好きな作品です。席は遠かったので表情などはまったく見えませんでしたが、緊張感のある舞台でフォーメーションも美しく楽しめました。2幕の幕開き、緞帳が上がると水さん一人が踊る姿に感動しました。ダンスレジェンドシリーズは3作とも観ていますが、今日のフラメンコもやっぱ凄かった。自分はVol.2 「アルゼンチンタンゴ」が一番好きかな。今日のカーテンコールは写真撮影OKになってましたが、遠かったので撮らなかった。結構、みんな撮ってたようです。ダンスのショーは後方でも楽しめるので満足でした。終演後はハモづくしと地酒。今日は秋鹿と船中八策。地酒は旨かったけど、ハモはまあまあ。カンパチのかま塩は最高だった。
2016年06月26日
龍真咲さんの退団公演「NOBUNAGA」の初日を観劇してきました。芝居、ショーともに退団を感じさせる湿っぽい雰囲気はほとんど感じる事はなく元気で明るい龍さんのイメージのまま終演した感じでした。まだ、初日なので客席も普段の月組公演を変わらない雰囲気だったのかも知れないし、これが千秋楽近くなってくると、少し重い空気になってきたりするのかも。「NOBUNAGA<信長> -下天の夢-」はロック・ミュージカルと言う事で全編、歪みギター系のロックとロッカバラードで音楽は構成されていました。オープニング、特に印象的だったのは龍真咲さんが雅楽に合わせ能の謡のような調子で有名な「人間五十年 下天の内をくらぶれば 夢幻の如くなり 一度生を得て 滅せぬもののあるべきか」を一人で演じました。あの雅楽は生演奏ではなく録音された物のようです。厳かで重みを感じるオープニングでした、「Forever LOVE!!」は明るい場面が多かった印象。龍さんが凪七留海さん、美弥るりかさん、沙央くらまさんの順で女性姿になった3人の男役と次々に踊る場面が一番印象に残ってる。コミカルでもあり美しくもあり一番好きだった場面。あとは、龍さんの集大成的な歌詞の主題歌も良かった。沙央くらまさんの素晴しい歌声に乗せ黒燕尾の龍さんを中心にした男役の群舞場面も凄く良かった。ドラマシティで観た龍真咲さんのコンサート2作品があまりにも自由でヤンチャで激しくてもの凄く楽しかったし感動したので、何か物足りなさを感じてしまった。大劇場の本公演だから仕方ないのはわかるけど。終演後は南インド料理屋に行った。ナンを頼むと、それだけで何も食べられなくなるので、今日はロティにした。前に食べたチャパティとよく似てるけど、地方によって呼び名が変わるだけなのか、まったく違う物なのかはわからない^^;キングフィッシャーばかり飲んでたのですが、激甘のグラブジャムンをちびちび食べながら白ワイン飲んでました。この店のグラブジャムンは甘過ぎずにカッテージチーズと香辛料もしっかり感じられてワインのあてには良い感じでした。2つは食べられないけど・・・。プログラムの紙質がやっぱり元に戻ってた。あの紙質は「ME AND MY GIRL」だけの企画だったのか・・・。
2016年06月10日
今日は一路真輝さんが出演している「ブラック メリーポピンズ」を観劇してきました。終演後にトークショーもありました。まったく知らなかったので得した気分^^トークショーでは一路さんの人柄がよく出てて、トークショー自体も温かく優しい雰囲気でした。各キャストが初舞台のキメセリフや役を1人ずつ語っていくのですが、一路さんは初舞台は当然ラインダンス。ラインダンスの最後の極めポーズと「ヤッ!!」の掛け声を披露してくれた。一路さんの初舞台公演「春の踊り -花と夢と愛と- /アルカディアよ永遠に」のショーと芝居。 この頃、若葉ひろみさんが好きだったので、花組公演にはほとんど観に行ってました。この公演を観た日、口上が誰だったのかまったく覚えてないけど、一路さんだった可能性もある^^;この時の口上は和物のショーなので、第三場で華やかなプロローグの後でした。この口上の場面のカゲコーラスに真矢みきさんが入ってました。平みちさんがまだ花組にいる時代で、後に雪組で平さんトップの下、3番手に一路さんがいる事になる。「アルカディアよ永遠に」に若葉ひろみさんのオードリー役は若葉さんが演じた役の中でもかなり好きな役でした。作品はファンタジー・ミュージカルって感じでした。「名探偵はひとりぼっち」のナタリーと「ジョセフィーヌ」が一番好きです。初舞台生の時の一路さん。この頃は「一路万輝」でした。で、今日の公演ですが。ホラーチックなサスペンス物でした。ホラーなのかコメディなのかまったく何も知らずに観劇したのも良かった。一路さんはさすが!迫真の演技と存在感に見惚れました。他のキャストもそれぞれ個性があって良かった。仲が良さそうでまとまってるカンパニーだと芝居中から感じられた。作品自体もそこそこおもしろくて楽しめました。プログラムも豪華な作り「アルカディアよ永遠に」のプログラムを懐かしくてパラパラ見てると、自分の好きな映画ベスト20に入るほど大好きな「終電車」の広告が!この映画はポスターも持ってるほど好きです。映画もポスターもチラシも全てが美しい。今から観る事になりそうです。今から131分、ドヌーヴの芝居に浸ります。
2016年06月04日
かなり久しぶりな感じで宝塚大劇場に行って来た。役替わりBパターン観劇。自分はAパターンも良かったけど、Bの方が更に楽しかった。特に柚香光さんのパーチェスターがめちゃくちゃおもしろかった。これまでにないカッコ可愛いパーチェスターで作品自体が凄く新鮮に感じられた。ジョン卿の瀬戸かずやさんも想像以上に良くて深みのある芝居に感動させられました。マリアの仙名彩世さんもおもしろかった!明日海さんのビルは1回目に観劇した時と比べ、さらに自由に芝居を楽しんでるのが感じられて何度も笑わせてもらった。よく笑えた2時間半でした^^終演後、宝塚で呑むのは久々なのでどこの店に行こうかと迷ったけど、地酒の種類の多い居酒屋に行った。付きだしが今日も絶品だった。そこの店はいつも付きだしから感動できる。大根薄切りの酢〆できずしときゅうりを巻いた物でした。酢の物はタコ以外なら何でも大好きなのでいきなりの酢の物はうれしい。鯛の酒盗、へしこ、ピザ風の京うす上げとか日本酒に合うような物ばかり食べてました。炙りサーモンも玉ねぎサラダも美味しかった。次は久しぶりに麻実れいさんの出演してる芝居を観劇します。これは凄く楽しみ。作品も前に映画で観てて好きな作品だし。麻実れいさんの2番手時代、トップ時代の雪組も回数は多くないけど観に行ってた。退団公演「はばたけ黄金の翼よ」以降は一路さん目当てで雪組通いが始まった。1996年エリザベート初演までは雪組ばかりかなり観に行ってた。Aパターンの柚香さん。同じ場面の四つ切りとルサンクBパターンの柚香さん。
2016年05月31日
那智わたるさんの退団公演「マイ・アイドル」のスタジオ録音盤。舞台実況録音盤は歌唱も演奏もダイナミックでいいけど、自分はやっぱりスタジオ録音のバージョンの方が好きです。A面「マイ・アイドル」作詞 鴨川清作さん 作曲・編曲 吉崎憲治さんボーカルもドラムの音もクリアで気持ち良いMIXです。ブラスセクションのバランスも凄く良いと思う。演奏はコロムビア・オーケストラです。テンポもこの曲はこのスタジオ盤のテンポの方が絶対に良い。出だしの歌詞は「♪ラ〜ララララ〜 ラ〜ララララ〜… ラブ・ラブ・ユー ラブ・ラブ・ユー ラブ・ラブ・ユー マイ・マイ・アイドル」なんだけど、舞台実況盤の方は那智さんが歌唱アレンジしてて「ラブ・ラブ・ユー」とはなかなか聞き取れないと思う。自分も最初は「♪ハロー・ラブ・ユー」と歌ってるように聞こえる。スタジオ盤なら歌詞を丁寧に歌ってる。「ラブ」の前に「ア」か「ハ」を付けずに歌ってます。最初に8分休符が入るから、そこに「ア」や「ハ」を埋めたいのもわかる^^;スタジオ盤でも最後のフェードアウト部分では軽く「ア」が入って来るけど・・・。舞台ではオープニングから3曲目にこの曲が歌われますが、舞台上には那智わたるさん一人になって歌っているようです。演出補に酒井澄夫先生が既におられるのがちょっとビックリです^^;B面「さよなら」作詞 鴨川清作さん 作曲・編曲 入江薫さん舞台で歌われたバージョンとは大幅に違います。このスタジオバージョンが原型なんだと思う。退団公演で最後にこの曲が歌われますが、その場面なら舞台バージョンのアレンジの方が当然のように合っています。テンポがコロコロ変わる起伏の激しいアレンジです。スタジオバージョンは淡々とミディアムアップで演奏されますが、最後の繰り返し部分のみ麻鳥千穂さんが下のパートでハモってます。この公演の千秋楽の5日前からショー「マイ・アイドル」の後に「さよなら 那智わたるショー」を続けて上演。今なら千秋楽と前楽だけ「さよならショー」が付いてますが、5日前から全9公演もさよならショーが付いてるのは凄い。『さよなら 那智わたる』 セットリスト1.「私はマル」(エスカイヤ・ガールス)2.「恋しくて」(カチューシャ物語)3.「私はリュシェンヌ」(ルシエンヌの鏡)4.「南の太陽のプレゼント」(太陽に乾杯!)5.「私はフェアリー」(タカラジェンヌに栄光あれ)6.「恋のために」(夜霧の城の恋の物語)7.「砂に描こうよ」(砂に描こうよ)8.「木犀の花蔭に」(シャングリラ)9.「ブルージンと皮ジャンパー」(エスカイヤ・ガールス)10.「僕の青春」(さよなら僕の青春)11.「ベビーに会うとき」(エスカイヤ・ガールス)12.「夢の中の君」(エスカイヤ・ガールス)13.「ピンク・レデイ」(エスカイヤ・ガールス)14.「すみれの花咲く頃」15.「さよなら」(マイ・アイドル)この中で聴いた事がない曲は「南の太陽のプレゼント」「恋のために」の2曲。カチューシャ物語の「恋しくて」のスタジオ録音版は春日野八千代さんのセリフが間奏に入るバージョンでした。「私はリュシェンヌ」はコミカルな曲で関西弁の歌詞もおもしろい。「木犀の花蔭に」はスタジオ盤でも5分15秒の大作。構成も複雑で組曲のようなナンバーです。「僕の夢の中に君がいる」と「夢の中の君」がどっちがどっちかわからない曲。「僕の青春」も那智さんの歌唱が渋い曲。アレンジも構成も複雑でプログレのようです^^;
2016年05月21日
宙組ドラマシティ公演観劇してきました。石田先生の作・演出なのでマジもんのヴァンパイアじゃないとは予想出来たけど、コミカルな部分が予想以上に多く、逆に凄く楽しめました。舞台装置や照明は重厚な感じで寺山修司さんの芝居や映画の世界のような時計や歯車に囲まれた舞台でした。宝塚歌劇にしては斬新な感じで良かった。照明も良かった!映像もコミカルな仕上がりでおもしろかった。中でも熊とカエルの冬眠イラストが可愛かった^^;脚本もよく出来てて飽きさせないように構成されてて楽しめました。今回は専科の京三紗さんと華形ひかるさんの力も大きく、作品を感動的な物に高めていました。真風涼帆さん・・・真風さんの主演作品はこれで3作目です。「ランスロット」「ジキル博士とハイド氏の奇妙な事件」と、この「ヴァンパイア」。どの作品も特殊な人物ですが、どの役も真風さんにハマっていて役作りの上手さに感心しました。新人公演主演作もほぼ観ていますが、自分は「ダンサ セレナータ」の真風さんが一番良かったと思ってます。ダニー・オーシャン役も負けないくらい良かったと思う。いろんな幅の広い役をこれからも観られるのが楽しみです。愛月ひかるさん・・・今回は真風さんの親友役で二人のコンビネーションの良さで作品がより楽しいものになってました。愛月さんの印象は「翼ある人びと」の頃からどんどん垢抜けてきたイメージです。華やかでスターのオーラを感じられるようになってきたと思う。今日、観た回では出遅れたのか、舞台上に残ってるキャストがあたふたしてるのが観られた。妙なアドリブも観る事ができました^^;伶美うららさん・・・めちゃくちゃ綺麗だった。観てるだけで満足できるほどのスターオーラ!芝居心も凄くあるし、今回も良い役に恵まれて良かったと思う。死神の役だと何かで聞いて、どうなるんだろ?ってちょっと楽しみだったけど、大幅に崩す事はなく。優しさが舞台から溢れてくるような見事な芝居でした。もっと凄い真っ黒で邪悪な悪魔的な物でも良かったけど、それはないか…と^^;本物の美人が邪悪な物を演じると怖いから、ちょっと楽しみだったんだけど。作品の中には様々なメッセージが含まれてて、それがとっちらかる事なく綺麗に処理出来てたと思います。押し付けがましいメッセージが入ると一気に醒めてしまうのですが、石田先生の作品から受けるメッセージは意外と素直にすんなり入ってきます。芝居でも音楽でも押しつけ感のある社会批判や政治的なメッセージにはいつも興醒めしてしまいます。偏った側に仕向ける演出なども寒気がします^^;でも石田先生と正塚先生の描き方にはうなづける事が多いように思う。終演後は鯨をいっぱい食べて大満足!赤身、皮鯨、ベーコン、さらし鯨、鯨の胃袋を刺身と湯引きで。四万十川の青さの天ぷらとかカツオの叩きなんかを、ちょっと良い日本酒呑みながら楽しみました。今日は「酔鯨 特別純米酒 氷点下生貯蔵」と「酔鯨 純米吟醸 高育54号」が特に美味しかった。他に呑んだ酒もどれも美味しかった。高知の料理はホントにおいしい。今年は高松にみんなで行って、おいしい物食べておいしい酒呑みに行く予定です。友人から聞いた高松のお薦め呑み屋に行く事だけは既に決まってるという・・・^^;さぬきの酒はどんな物があるのかも楽しみ。明日はACCEPTの楽曲の歌い納めをするウドのライブ!これで、生でACCEPTの曲を聴く事も終わりだ。違うボーカリストでは聴きたくない・・・
2016年05月10日
花組の「ME AND MY GIRL」観劇してきました。この作品も初演から何十回観ただろう…とか思いながらの観劇。正直、宝塚友の会の会員先行販売の冊子でこの作品の再演を知った時は「またか…」としか思えなかった。特に最近、凄い頻度でこの作品の再演ばかりしてるように感じてた。でも細かい配役が分かってきて少しずつ興味が湧いて来た感じでした。役替わりもおもしろそうで2パターンとも観る事にしました。で、今回の「ME AND MY GIRL」・・・おもしろかった^^;結局、観てみたらおもしろい事の方が多いんだけど・・・。明日海さんのビルは想像以上に良かったし、柚香さんのジャッキーも凄く良かった。鳳真由さんのバーチェスターも安定感があって楽しめた。もう少しハッチャケてもいいと思う。まだ初日開いてすぐなので基本を忠実に演じてるのかも。水美舞斗さんのジェラルドも良かった!同期の柚香さんとの芝居がたっぷりあって微笑ましく楽しめました。花乃さんのサリーも可愛かった。センターだったので音質も良くてバンドの音も満足でした。内容にはあんまり関係ないけどプログラムの紙質が変わった事が感動だった。(紙質だけではなく表紙デザインも変わった)1995年頃まで光沢感のもう少し強めの紙質で、1996年あたりから前作の星組までの紙質は微妙な変化はあったけど、ほぼ同じような物でした。途中、何作か少しだけ紙質が違ったものもあったと思うけど、基本ずっと同じだったように思う。中身の紙の厚さは120g/m2っぽい。前はもう少し薄かったのかも。100g/m2くらいなのか?紙質が変わったぶん、前よりも厚く感じる。綴じ込みポスターが今回のは付いてるけど「ME AND MY GIRL」だから今回だけなのか、次の公演にも付くのかは6月10日になればわかる。表紙はこれまでのテンプレートとは明らかに違ってるけど、中身はそんなに大幅な変化はなくてフォントの種類がやたら増えたのと、やたらポップな感じになってる。これは「ME AND MY GIRL」だからという可能性が高いかな。プログラムの紙質をそろそろ変えてほしいとずっと思ってたので、今回の紙質変えは新鮮でなかなか良い。「ME AND MY GIRL」もそうだけど、宝塚大劇場で観るのと、梅田芸術劇場で観るのとでは豪華さの差がありすぎると改めて実感した。特にライティング。そして舞台装置。音響、演奏、何もかもかなり劣ってしまう。大劇場で観る「ME AND MY GIRL」はやっぱり良かった。終演後は居酒屋で「雪の松島」にハマってしまい二人でかなり呑んだ。すっきり超辛口の地酒で、後で呑んだ菊正宗が凄い甘口の酒に思えてしまうほどでした。久々に酔ってるような感覚になってる^^;羽立光来さん初スチール。にも関わらず四つ切り売ってたので即買い。
2016年05月01日
水夏希さんと蘭乃はなさんが同じ舞台に立ってる奇跡のような夢のようなショーでした。「ソロモンの指輪」を作った荻田浩一さんの構成、演出で正式タイトルはENTERTAINMENT ORIGINAL MUSICAL SHOW『RHYTHM RHYTHM RHYTHM』昨日の夜公演と今日の昼公演を連続で観劇してきました。2部構成で、宝塚歌劇のショー2本立てって感じの満足できる内容でした。凄くレベルの高い、プロフェッショナルなショー2本立てであっと言う間の2時間あまりでした。何より、最近の宝塚歌劇で一番好きだったトップスターの水夏希さんと最近の中で一番好きだったトップ娘役の蘭乃はなさんが共演してる事が最高すぎて二人が同時に舞台に立ってる事がしばらく信じられないほどでした。この組み合わせ、文句なしに最高でした。(一路真輝さん、花總まりさんは別格です^^;)そして改めて水夏希さんの凄さを実感した時間でした。存在感も華も凄いし、どんなジャンルのダンスも見事の一言。かっこよかった!水さんが出演してるだけで、どんな作品でも1ランクレベルアップするように思う。もの凄くストイックに課題をこなしていき、どのジャンルも自分の物にしてしまうパワーが凄い。それから宝塚を退団して6年経っても男役っぽいダンスは現役時代よりも遥かにカッコ良く、女性としてのダンスも何の違和感もなく美しくこなしている。歌声も今回はかなり高音も聞かせてくれた。2幕でのアフリカからの場面での人を支配して操ってしまう何か魔物のような者を演じてる水さんは特に最高でした。「ソロモンの指輪」の世界を何となく思い出し荻田先生の世界観にどっぷり浸りました。次に決まった主演ミュージカルも楽しみ。蘭乃はなさんは水を得た魚のように自由自在に舞台狭しと踊りまくってました。こんなカッコいいダンスの蘭乃さんを観るのは2014年の宝塚でのショー以来。舞台に出て来るとやっぱり華があって見映えする。かなり激しいダンスの後、踊りながらでも歌えるのも凄い。サンテグジュペリの芝居中で見せた激しい感情を表すような民族ダンスをさらに激しく、そしてレベルの高いものを今回観る事が出来たのも良かった。水さんに魔法をかけられ、次第に狂って行くダンスでの表現も素晴らしかった!最近は再演物のエリザベートばかりで、やっと違う作品が観られて良かった。昨年のコンサート出演とか朗読劇は観に行けなかったので、やっとエリザベート以外の蘭乃さんを観る事ができた。ストレートプレイも観たいけどしばらく無理だな・・・。客席にすみれ乃麗さんも来てた。相変わらずめちゃくちゃ可愛らしかった。「マシュ・ケ・ナダ」を蘭乃さんが歌ってるのを聴いてて、頭に浮かんで来るのは有名なセルジオ・メンデスの「マシュ・ケ・ナダ」ではなく・・・「RIO DE BRAVO!!」で水さんが歌った日本語の「マシュ・ケ・ナダ」^^;こっちの歌詞が頭にこびりついてて、このメロディを聴く度にピラニアで思い浮かぶ。「♪あ〜泳ぎ出せ Oba Oba Oba お〜飛び出そう恋のクルーズ Oba Oba Oba 見つけた どこから来たの お出掛けしましょ案内するわ ヒウ・ディ・ジャネイル 右も左もわからない 大都会のど真ん中溺れて 楽しいツアーで掛けようよ 神秘のアマゾンクルーズへ行こう ピラニア ピラピラピララピラニア ピラ〜ピラ〜ピララ ピラニア〜 あ〜泳ぎ出せ Oba Oba Oba お〜アマゾン恋のクルーズ Oba Oba Oba」 「永久保存版!」この歌詞、覚えてしまってるのが怖い。「ロシアンブルー/RIO DE BRAVO!!」は凄い回数、観劇したように思う。「君を愛してる-Je t' aime-/ミロワール」「風の錦絵/ZORRO 仮面のメサイア」「ソロモンの指輪/マリポーサの花」「ソルフェリーノの夜明け/Carnevale 睡夢」そして最後の「ロジェ/ロック・オン!」と水夏希さんトップ時代の作品は芝居もショーも全て未だに大好きです。ほとんどがオリジナル作品で良かった!海外ミュージカルとか有りものの作品だと何となくテンション下がるし・・・^^;お披露目の「エリザベート」も良かったけど、それ以降の作品に比べるとどうしても飽きたのかDVD観る事は少ない。「ロジェ」「マリポーサの花」「ソルフェリーノの夜明け」の3本が自分のベスト3です。本公演以外なら「カラマーゾフの兄弟」が強烈に好きです。再演物や海外ミュージカルは3本だけで良かった。「星影の人」「エリザベート」「ベルサイユのばらジェローデル編-」の3作はどうしてもオリジナル作品に比べると観ようと思わない・・・。ショーの中に使われてる楽曲も宝塚でよく聴くものや、懐かしく記憶から消えかけてたような名曲も多かった。まったく聴いた事がない曲も多かったけど^^;「マシュ・ケ・ナダ」もそうだけど、「灰色の瞳」「蘇州夜曲」など。「荒城の月」はスコーピオンズしか頭に浮かばなくなってる^^;バンドの演奏、アレンジも凄く良かったし、DIAMOND DOGSのダンスの凄さや、シルビア・グラブさんの歌声の素晴らしさや存在の温かさ、他の全ての男性ダンサー、女性ダンサーのレベルの高さ、クオリティの高い舞台を楽しめて大満足です。何より、出演者みんなが心底楽しそうに取り組んでるのが伝わって来て良かった。この作品、関西でも再演してほしい。東京から帰って来て「ソロモンの指輪」の通常盤と映画版をDVDで観て、「RIO DE BRAVO!」まで観てしまった。「RIO DE BRAVO!!」第3場の「マシュ・ケ・ナダ」を歌う場面水さんがDVD撮りの日にアドリブで「永久保存版!」の後のキメポーズ荻田先生のショーで一番好きな「ソロモンの指輪」短いショーだったけど内容の濃いクオリティの高い作品。このオープニング観るだけで鳥肌
2016年04月22日
今日は星組公演を観劇してきました。先月に観たときよりもパワーアップしてて、今の星組の充実ぶりが強く感じられた。北翔海莉さんは歌、ダンス、芝居、コメディ、全てパーフェクトなんじゃないかな。改めて凄い芸達者ぶりを目の当たりにして感動しました。作品としても芝居、ショーともクオリティが高くて、宝塚大劇場を最大限に活かした演出で初めて宝塚歌劇を観る人にも大満足させる内容だと思う。今日、2回目観劇して今回の星組の2作品は語り継がれるレベルの作品になりそう。汝鳥伶さん・・・汝鳥さん扮するラート教授が4人のメイド達に囲まれて歌うソロナンバー。今日も最高でした! 本当に素晴らしい歌唱でした。今回の作品で一番感動する場面。メイドが一人ずつ恋人と去って行き、ラート教授は「愛」を歌い続け、最後には一人になっている。汝鳥さんの包み込まれるような声の魅力と表情や表現力の素晴らしさに今日もウルウルしそうになった。やっぱり汝鳥伶さんは最高です。星条海斗さん・・・今日も途轍もなくパワフルでチャーミングなオルロフスキー公爵を楽しませてもらいました。出て来るだけで華やかでカッコいい。全てを圧倒するハンパない声量がまた心地良い。ショーではドラッグクイーンのマギー・ワンダフルも可愛くて美しかった。星条さんは高音の裏声もこんなに出せるのかと、芝居とショーで新たな発見をした。バシッと極めた男役スタイルはもちろん、強烈にカッコ良かった。十輝いりすさん・・・今日で現役タカラジェンヌとしての十輝さんを観るのは最後だった。特に宙組時代は数え切れないほど十輝さんの出演してる舞台を観てきた。刑務所長のフランクを演じてるのを観ながら、凄い若手の時から舞台度胸が凄くある印象でした。本人は凄く緊張してたりするとは思うけど、ホテル ステラマリスでのエドワードもそうだし、BOXMANのルーズベルトなんかが特にそう思えた。一気に成長したと感じたのは「炎にくちづけを」の新人公演でのフェルランド役。プロローグに物語を伝える長いソロ歌を堂々と見事に歌い演じた時は感動でした。あの新人公演では当時コンビっぽかった七帆ひかるさんのルーナ伯爵役、和音美桜さんのアズチューナ役、八雲美佳さんのエーク役など見所満載の新人公演だった。音乃いづみさんの修道院長役も良かった。和涼華さんのマンリーコももちろん爽やかで素晴らしかった。「バレンシアの熱い花」で本公演で本格的な悪役を演じた時も凄く良かった。「A/L」では、しっかりと大人の役もこなせて芝居の実力もメキメキ伸びてた頃のように思う。星組に組替えしてからは大の仲良しの柚希礼音さんの側で舞台を心底楽しんでるように思え、柚希さんとの絆の深さも舞台を観てていつも感じられ微笑ましかった。そして柚希さんが退団して残った十輝さんはベテラン中のベテランの領域に入ったように思え、トップスターを支える頼もしい存在にいつの間にか成長していた。宙組時代の悠未さん、十輝さん、七帆さん、鳳翔さん、春風さん、暁郷さんらの高身長の男役がまとまって踊る迫力は凄かった。輝咲玲央さん・・・今回は大活躍です。芝居、ショーとも存在感はバッチリです。合唱場面や群舞場面でも舞台を楽しんでいるのがよくわかって観ていてこっちまでうれしくなるような気さえしてくる。特に歌う事が本当に好きそうに思える。声質も素晴らしいのでいつかまた長めのソロでもあればいいのに。真ん中の芝居以外の舞台の端や上段での芝居もしっかり演じてて見応えがあります。紅ゆずるさん・・・今回の2作品で紅さんがこれまでよりも更に好きになった。驚くほどの歌唱力と男役としての華が今回、強烈にアップしたように思える。観る者を惹き付ける魅力があるので、これからの紅さんも本当に楽しみです。夢妃杏瑠さん・・・今回の役は夢妃さんの魅力を存分に発揮できる役。歌声もたっぷり楽しめるし、個性的な芝居もしっかり観る事ができる。紅さんとの絡みの芝居も最高です。七海ひろきさん・・・弁護士の役をひょうひょうとおもしろおかしく演じています。星組に組替えになって約10ヶ月、もうすっかり馴染んでいるように思える。十輝さんもいるし、北翔さんがトップだし頼もしい上級生が二人いてくれるのも組替えの心細さを和らげてくれたんじゃないかな。ショーでも堂々と男役・七海ひろきを存在感たっぷりにアピールしてる姿に感動でした。X JAPANのYOSHIKIも使用してたアクリルで出来ている透明ピアノで弾き語りする北翔さんの歌にも感動でした。マギー・ワンダフルの星条海斗さん。四つ切りが売ってた。汝鳥伶さんがメイド4人に囲まれソロを歌う場面汝鳥さんも写ってる舞台写真十輝いりすさん「傭兵ピエール」と「ホテル・ステラマリス」の新人公演。両方、七帆ひかるさんと。悠未さん、十輝さん、七帆さんのトリオ。「NEVER SAY GOODBYE」のオープニング場面と「宙 FANTASISTA!」これもトリオ。十輝さんの一人写りの舞台写真は必ず毎回1〜3枚は買ってたので、見てみると凄い数あった。比較的、下級生時代のものを。今の公演の十輝いりすさん
2016年04月14日
今日も腹痛くなるほど笑った!!これまでにいろんなタカラジェンヌのコンサートや作品を観て来たけど、爆笑度は断トツ一番です!開演アナウンスから笑顔になってしまうコンサートは滅多にない。龍真咲さんは頭の回転が速いんだろうな。アドリブでそれも早口でおもしろネタをまくしたてる。今日は6時半公演なので制限時間も厳しく言われてたのかも知れないけど、通常のセリフ部分も早口だし、楽曲も曲によってはテンポアップしまくり。それでも終演予定時間を大幅にオーバーしてましたが・・・。今日、聞いたおもしろネタの中でも龍さんの実家で昔、飼ってた犬の話がおもしろかった。龍さんが付けた名前が『ファルコン』で、実家の、龍さんのおばあさんは「ファ」とか「シャ」とか言えなかったらしく、久しぶりに実家に帰ったら、犬の名前が『春子』に変わってた話は死ぬほど笑った。そんな話を宝塚トップスターとは思えない饒舌な関西バリバリのノリで話すから凄い。汀夏子さんもバリバリ大阪弁で凄かった。でも退団後はかなりおもしろかったけど、現役の時は抑えてた気がする。ファンの前だけとかなら汀さんも凄かったとか聞くけど・・・^^;一路真輝さんが少し前にコンサートのMCで話した汀夏子さんと同じ楽屋になった時の話とか最高におもしろかった。龍真咲さんも汀夏子さんも裏表のないまっすぐな人柄なように思える。そんな気はなく傷つける事をもし言ったとしても許せてしまうような感じ。水夏希さんも龍さんと同じく頭の回転が早くおもしろい話をポンポンと出せるけど、龍さんや汀さんとはまったく違うタイプ。鳳蘭さんのおもしろさに近いような気もする。トップスター以外ならタカラジェンヌの境界線なんてまったく気にしないような人もいろいろいたと思うけど、102年の歴史のトップスターの中では龍真咲さんはベスト3に入れるおもしろさのような気がする。この前、龍さんの特技は「えこひいき」だったのですが、今日は「説教」でした。今日も早口でまくしたてるように後輩や観客にしっかり説教していました。ファンからの手紙で「休演日は何をしてるのですか?」とか「次の休演日は何をするのですか?」とかいう内容の物があるらしく、それに対して怒っていました。「プラベートですから!!」と説教。ま、半分冗談なんだろうけど、爆笑でした。今日は1列目センターに藤井先生はじめ、振付けの先生らが並んで観ていました。そこのいじりかたも最高でした。1幕はやや真面目に2幕はハチャメチャで宝塚ではなかなか観られない構成。100周年の時の獅子の毛振りのパロディも最高に笑った。尻尾をグルグル回すと観客からの拍手・・・。自然にそうなったのかどうか知らないけど、あれはおもしろい。オスカルのパロディも笑うし、風と共に去りぬのドタバタもおもしろい。歌唱で感動する場面ももちろんあります。今日は「Lover's Green」に一番感動した。同時に涼風真世さんの退団のサヨナラショーを思い出してた。ちょうど少し前に涼風真世さんの退団CD「Good-bye Fairy」を聴いていたからかも知れない。涼風さんのサヨナラショーは「ミッドサマー・イブ」〜「パック誕生」の場面からスタートしました。今日の龍さんも「パック誕生」の場面からの登場。そしてオスカルにも扮するし。サヨナラショーのラストは「Lover's Green」でした。龍さんのコンサートの1幕のラストも「Lover's Green」涼風真世さんのサヨナラショーは男役が黒の衣装で揃えて「アンチェイン・マイ・ハート」を歌い踊った場面が最高でした。もうクサクサの渋さで涼風さんのガナリ声も最高でした。その後の「銀の狼」の曲を繋げた構成も素晴らしかった。涼風さんのサヨナラショーは岡田先生の演出でした。その時の組長の汝鳥伶さんの挨拶も最高でした。泣き出しそうに震えた声の汝鳥さんの挨拶には泣きました。1993年5月10日宝塚大劇場での月組組長『汝鳥伶さん』の挨拶。「涼風真世。ベルサイユのばらのオスカルで立派にお披露目を果たしました。 それから「銀の狼」「珈琲カルナバル」「PUCK」と着実に実力を付け、今月のこの 「グランドホテル」では難しいオットー・クリンゲラインという役を あんなにも人間らしく、あんなにも可愛く演じてくれました。 こんなに成長した涼風を誇りに思っています。 みんな寂しくて悲しくて引き止めたい気持ちでいっぱいです。 でも、歌の妖精は森に帰る時が来たようです。 きっとまたいつかのミッドサマー・イブに生まれ変わってくれる事を信じて ひとたびはお別れを言いたいと思います。 では、涼風真世がみなさまに御挨拶いたします」「みんな寂しくて悲しくて・・・」あたりから汝鳥さんは完全に涙声でした。実際に涙も流していました。この時、汝鳥伶さんに完璧にハマりました^^;それまででも汝鳥さんを観るのが楽しみではあったけど、涼風さんの退団公演以降は汝鳥さんが出演してると何となく自然に汝鳥さんを中心に作品を観てしまってます。今の大劇場公演は汝鳥伶さんファンにとっては最高にうれしい作品です。・・・今日の公演とは関係ない話になってしまいましたが・・龍真咲さん最高です。歌も芝居もトークも個性の塊で誰も真似出来ない領域でトップスターとして君臨してる。もっともっといろんな作品を観たかった。開演アナウンスももっといろんなパターンを聴きたかった^^;今日も終演後はよく飲んだ。日本酒じゃなく珍しくバーボンばかり飲んでた。初めて入った店で料理もなかなか良くて満足。コンサートもその後の飲みも満足^^涼風真世さんの退団記念CDサヨナラショーでのオスカルと「アンチェイン・マイ・ハート」
2016年04月13日
龍真咲さんのコンサートに行ってきました。大阪公演の初日と言う事もあって大盛り上がりで終演予定時間を25分以上オーバーしてました。とにかく楽しかった。龍真咲さんは宝塚トップスターの枠に収まり切れない幅の広さ。感動ももちろんありましたが、それ以上におもしろさが強烈でした。言ってしまえば開演アナウンスから、もう「龍真咲の世界」です。開演アナウンスにすら喜怒哀楽や起承転結があるんじゃないかと思うほどの独特な世界。龍さんがトップになってから、この開演アナウンスも毎回密かな楽しみでした。今回は特に凄かった!それまでに開演アナウンスに惹かれたのは十輝いりすさんの「Young Bloods!!」のアナウンス。バウホールでは聞いた事のないようなほんまもんの発音の「Young Bloods Earth or Sky」には惚れ惚れした^^;今度は星条海斗さんのバウホール初主演 Bow musical「FALSTAFF~ロミオとジュリエットの物語に飛び込んだフォルスタッフ~」に期待してしまう^^;これはアナウンスもだけど作品にも凄く期待してる。終演後は飲み屋を3人ではしごした。久しぶりに獺祭(だっさい)も呑めたし、おいしいおでん屋さんを発見したし、なかなか充実した。そこのおでん屋はおいしいふぐのヒレ酒もあった。で、龍真咲さんのコンサート!「DRAGON NIGHT!」も最高に楽しくおもしろいショーだったけど、今回のも負けてません。龍さん自信のテンションは「DRAGON NIGHT!」を遥かに越えた。自由奔放で何物にも縛られていない、やりたいようにやる精神が更にプラスに働いた作品でした。絶対に憎めない可愛さが何をしても許させてしまう。観客も本当に楽しんでたし他のキャストも心の底から楽しそうにパフォーマンスしてた。2番手時代は特に惹かれてたわけじゃないけど、トップスターになってから魅力が爆発した感じ。最近、本公演以外で2回観るって事はほとんどないけど「DRAGON NIGHT!」も2回観たし、「Voice」もう1回観ます。昭和40年代のトップスターのような独特なクセが武器になってるような濃さも最高です。生理的に無理って人もいるかも知れないほどに強烈な個性で勝負してる感じ。1幕は芝居仕立てのショーになってて、PUCKから始まり龍さんのトップ時代の楽曲を次々と歌って行きます。既に懐かしくて感動でした。ロミオとジュリエットのナンバーからロミオとティボルトの楽曲をそれぞれ歌ったのも良かった。他にもそれも観劇した作品ばかりなので楽しめました。2幕はバラエティにとんだライブでした。宝塚の公演で「大阪ストラット」が聴けたのはびっくり。それも龍真咲流に完璧に創り上げてて素晴らしかった。小さいペガサスをコトコト押しながらのオスカルもおもしろかったし、仁の「コロリ」と「ペニシリン」のメドレーもおもしろかった。びっくりするほどおもしろかったのは、メンバー紹介。各自が自分の特技を発表していくのですが・・・なぜか龍さんは半ギレ状態^^ 説教しまくりで、めちゃおもしろかった。そして龍さんの特技は何と「えこひいき」!! 何のこっちゃって世界ですが笑いすぎた^^「説教」と「えこひいき」が特技なトップスターはこれまでも、これからも出てこないって本人もカーテンコールで語ってたけど^^;もちろん、すべてギャグなのですが、大阪のノリが理解出来なくてマジに受け取ってる人もいるんじゃないかと思ってしまった。「えこひいき」って居酒屋の看板も頭に浮かんで来たけど・・・^^客席降りて観客の足を踏んでしまった時の客いじりの上手さにも感動した。客いじりの上手さは紅ゆずるさんに匹敵する宝塚歌劇1,2を争う凄さ。ファレル・ウィリアムスの大ヒット曲「Happy」に日本語歌詞を乗せて観客にダンスを指示。ここでも龍さんは説教しまくりでした^^;訳詞もなかなか良くて良い感じに仕上がってました。美弥るりかさん、紫門ゆりやさんをはじめ、他のキャストのがんばりも素晴らしかった。龍さんのワガママ放題コンサートをキャストみんな楽しんでて、観ていて心が和んだ。貴澄隼人さんの三味線もおもしろかった。でもちゃんと弾ける事にも驚き。バトン、三重跳び、アクロバット、紫門さんのクラリネットなど、みんな特技を披露。龍さんは「えこひいき」と「説教」ですが・・・^^;「ザ・フラワー」の主題歌「愛におののく花」を再び龍さんが歌いました。この曲も龍さんの声に合っていて心地よかった。でも、龍さんには真帆志ぶきさんの代表曲のどれかを歌ってほしい。今回も真っ赤なハットと赤いスリムパンツ姿で登場した時は真帆さんかと思うほどにイメージが近かった。「祈ろう愛を(愛のコンチェルト)」「シンガーズ・シンガー」「愛!」「ラブ・ラブ・ラブ」「カプリ・セ・フィニ」「ニュース・ニュース」「私は神戸の街が好きなんだ」「わが歌 君がため」そして再び「ザ・スター」も歌ってほしい。「ラブ・ラブ・ラブ」なんて龍真咲さんじゃないと雰囲気も出せそうもないし似合わない。龍さんの歌唱で「シンガーズ・シンガー」が一番聴きたい。1972年4月公演「ザ・フラワー」 「愛におののく花」はイベントでよく歌われるので、たまには主題歌「ザ・フラワー」や「ガールズ500」なんかを選曲してもおもしろいのに。龍さんが歌うのは「愛におののく花」が一番合うけど。
2016年04月08日
初演の『ノバ・ボザ・ノバ』は1971年5/29〜6/29に星組によって宝塚大劇場で上演されました。このEP盤は1972年3/2〜3/29に東京宝塚劇場での再演に合わせスタジオレコーディングされたもの。やっぱりスタジオ録音されてきっちりMIXされた音源は大事だと思う。今の宝塚は主題歌すらスタジオレコーディングしなくなってしまい、DVDと同じ音源などのぶつ切りの主題歌集とか映像版を買っていれば必要ないようなCDしか販売しなくなった。あとは、何かのカバー集とか自分はまったく興味が湧かないような作品が多くなってしまった。主題歌のスタジオ録音盤マキシシングルはずっと買っていたのに、いつの間にかなくなった。このシングルが発売された頃は全ての作品ではないけれど、多くの作品の主題歌や挿入歌が劇場のバンドとは別のレコード会社専属の楽団などの演奏でレコーディングされてました。ライブ盤にはライブ盤にしか出す事ができない良い所も多いけど、きっちりスタジオでレコーディングされた音源は何十年経っても一つの楽曲作品として残る事ができる。宝塚歌劇のスタジオレコーディング盤をCDに移していく作業もやっと7割くらい出来た。スクラッチノイズのひどい物とかオークションとかで買い直したいけど、状態が良さそうで欲しい物は出てこない・・・。A面「アマール・アマール」作詞 鴨川清作さん 作曲・編曲 寺田瀧雄さん 真帆さんの歌唱の細かい表現などもスタジオ盤ならでは。宝塚大劇場で1ヶ月歌い続けて、ある程度の完成型も出来てる所でのスタジオレコーディング。ライブ盤で聴く真帆さんのこの曲よりもこっちばかり聴いてしまう。ただ、間奏のホーンセクションとストリングスが約8小節微妙にリズムがずれてるのは気になる。バンドは一発録りじゃなくホーンとストリングスは別で録ったのかも知れない。クリックに合わなくなってそのまま行ってしまったとか…。ライブだと気にならないけどスタジオ盤はちょっと気になる。この曲のイントロの事は何度も書いてるけど・・・^^;やっぱりフルートじゃなくギターで始まる方が好きだ。安奈淳さん主演の1976年花組公演ではすでにフルートに変わっていたけど、安奈淳さんの退団コンサートでこの曲は歌われた時はフルートがいるにも関わらず、イントロをギター演奏に戻している。初演でのイメージを大事にしたい安奈さんの希望だったのかも知れない^^;安奈淳さんは退団コンサート「サヨナラにリボンをかけて」の中で「ノバ・ボサ・ノバ」から3曲歌っていますが、この時の歌唱が最高です。演奏もめちゃくちゃカッコいい。B面「アディウス・カーナバル」作詞 鴨川清作さん 作曲 R・スパークスさん 編曲 中井光晴さん今では「シナー・マン」と呼ばれてる曲だけど、この頃は最後の場面のタイトルと同じでした。初演オリジナルの真帆さんの歌唱は一番民族音楽的でゾクゾクする。フルーボーカル部分の冒頭も「♪マーマニャ〜マナマニャ〜 ママニャマニャ〜 マナマニャ ママニャ〜マ〜ニャ〜」です^^;真帆さんは初演ライブ音源でもほぼスタジオ盤と同じように歌っています。公演のライブ音源で1976年以降と決定的に違う所は男性コラースが入ってる所!これはめちゃカッコいい!「♪ビバサンバ!ノバサンバ!」部分は男性コーラス入ってるので凄い音の分厚さです。男性コーラスは1973年頃までは当たり前のように入ってたように思うけど、いつの間にかなくなってしまった。あと「♪オレレオララ〜」も男性コーラスの効果は絶大です!男性コーラスが入ってる宝塚歌劇は違和感なく普通に聴いてたので、今、もし入っても自分は違和感なし。反対する人が多いと思うけど。郷ちぐささんはどう歌ったのか分からないけど、1976年の安奈さんの場合は「♪マナ〜 ララララ〜 ララララ〜 ララララ〜 ラララ〜ララ〜」です^^;それが、退団コンサートでこの曲を歌った時は「♪ママ〜ノノノノ ノノノノンノノノノノ ルロォロノンノォ〜ノノ」に変えてました^^;ま、どうでもいいけど^^;で、この真帆さんのシングル盤のレコード番号がAS-1135、続くAS-1136は同じく初演星組の鳳蘭さんと安奈淳さんが歌った「ノバ・ノサ・ノバ」の楽曲です。A面「カルナバル」 歌 鳳蘭さん作詞 鴨川清作さん 作曲・編曲 吉崎憲治さん 鳳蘭さんが歌うスタジオ録音のこの曲は最高です!公演でのイメージとは違ったアレンジで始まり、テンポアップしてからもラテンパーカッションのMIXが素晴らしく、上質なサンバが聴けます。鳳さんも軽く流れるように歌っていて気持ち良い。そして全ての演奏、アレンジがとにかく良い!B面「ソル・エ・マル」 歌 安奈淳さん作詞 鴨川清作さん 作曲・編曲 入江薫さん星組ダブルトップ時代の1972年の安奈さんの歌唱は1976年単独トップ時代の歌唱と大きく違う。安奈淳さん独特の個性を感じられるのは1976年の歌唱だけど、このスタジオ録音では自分を個性を全面的に前に出さずに歌ってるように思う。1976年の公演でのテンポは凄く速くアレンジしてたので、少し落ち着いたこの感じの方が良い。どうして1976年公演は全体的にあんなにテンポアップさせたのだろ?テンポが普通なのは「クイダード」くらいじゃないかな。シナーマンの最後の「♪ビ〜バ〜〜〜〜サンバ〜〜」の後の狂乱部分なんてまさに狂乱です。レコーディングした日がたまたま何かの事情でおしてたとか・・・。この公演は劇場でも観たけどその頃は他の比べる事がなかったのでわからなかった。この公演の頃の綴じ込みポスター初演「ノバ・ボサ・ノバ」美空ひばりさんとの共演
2016年04月06日
星組公演、観劇してきました。芝居、ショーとも見所満載の豪華な作品でした。主演の北翔海莉さんはさすが!ベテラン!全てを完璧にこなしてる印象でした。久しぶりのピアノの弾き語りにも感動!懐かしいキャラクターも登場!「Paradise Prince」のラルフっぽいのやら、老いた医者に変装したラスティーとか…。そして2番手の紅ゆずるさん。ここ数年での歌唱力の急成長に感動しました。太い声もよく出ててるし感情が伝わって来る素晴らしい歌唱でした。芝居はコメディなので水を得た魚のように自由に泳いでいるように感じさせる演技力。ドタバタな役なのにスターとしての清潔感もカッコ良さも感じられる。ジャン・ルイ・ファージョンの時のような扮装は本当によく似合うと思う。今回の「こうもり」で断トツに一番感動したのは、汝鳥伶さんのソロ歌唱。歌劇団に入団して約45年、新鮮さを無くす事なく感情を見事に表現している歌唱に鳥肌でした。今回のようにガッツリと歌ったのは「UNDER STUDY」以来かも知れない。汝鳥さんの声が好きなのでセリフでも歌でも多く聴けるだけで最高です。ショーにも出て欲しかった・・・。最近「二人だけの戦場」「ロシアンブルー」「ソルフェリーノの夜明け」をDVDで観て、どの作品にも汝鳥さんが出演していて、どの役も強烈な存在感と安定感で見入っていました。そして汝鳥さんの初舞台、花組公演「ジョイ!」のLPを聴いてました。プロローグに続き初舞台生のラインダンスの音が収録されています。この音の中に汝鳥さんもいるのだと思うとジワッと感動。汝鳥さんは57期生です。この時の初舞台の口上は初日から5日間だけ56名全員が揃っていてその後、34名だけが大劇場組で残りの22名は関東地方の出身者で東京宝塚劇場での「星の牧場/オー!ビューティフル」に出演したそうです。汝鳥さんは大阪府出身なので「ジョイ!」に引き続き出演。水はやみさん歌う「恋は魔法」の場面でも57期生初舞台生34名がヒッピースタイルの水はやみさんの左右でダンスしてたようです。「ジョイ!」の中でも「恋は魔法」からの流れが好きです。急に重暗くなって「通夜の挽歌」〜「アンダー・ザ・サン」を水はやみさんが手のひらのセットの上で歌ってる写真を観ただけでも、この公演を生で観たかったと思う。話を戻して…今回の「こうもり」では汝鳥さんの芝居もたっぷり楽しめ、長いソロ歌まであったので大満足!汝鳥さんの初舞台から4年目〜 「汝鳥玲」時代。後に「汝鳥伶」に字が変わります。 ちょっとだけ輝咲玲央さんの雰囲気に似てるそして、星条海斗さんも出演!汝鳥さん、星条さんと大好きなタカラジェンヌ2人が専科から出演してるのはうれしい限り。星条さんの本格的なコメディーも久しぶりに楽しめ、大迫力の歌唱もたっぷり楽しめ、ショーでは久々の女装!びっくりするほどの美しさでした!十輝いりすさんと二人の妖艶で美しくデッカイ女役、最高でした。星条さんの歌声はカーン!と抜ける気持ち良さがあるので大好きです。汝鳥さんの歌声、そして星条さんの歌唱もたっぷり聴けて大満足です!輝咲玲央さん・・・芝居、ショーとも舞台に立ってる時間も多く、ダンスではセンター寄りの2列目辺りにいる事が多くて目立つ場所でうれしかった。芝居の時は2階立てに作られてるセットの2階の上手で下手にいるカップルに何やらちょっかいを掛けてるような仕草が可愛かった。ショーの群舞ではビシッと表情もカッコ良く極まってました!十輝いりすさんはこの公演で退団してしまいます。七帆ひかるさんと七十コンビで活躍してた頃が懐かしい。悠未ひろさんも混ざって3人大迫力の女装で小さな鈴鹿照さんに迫っていくショーなどを今日も観ながら思い出してました。でも、やっぱりBOXMANの十輝さんが凄かったと思う。未沙のえるさんと十輝さんが一緒に出演したのはBOXMANの他は「ホテルステラマリス」だけ。この二人で正塚先生の作品の中でコンビ再結成してほしかったのに。ローアン枢機卿、ルーカス大佐などが好きでしたが、長い宙組時代から星組に組替えしても同期の柚希礼音さんと楽しそうにしてるのを観るだけでも安心でした。今回の2本立ては今の星組の雰囲気に合ってて大成功だと思う。専科からの二人が最高だったし・・・^^
2016年03月24日
次期月組トップスター就任が発表された珠城りょうさん主演の全国ツアー公演を観劇。姿月あさとさん、花總まりさんコンビで大成功だった宙組公演「激情」の再々演。前回の星組の全国ツアー「激情」は観た記憶がないので多分観られなかったと思う。花總まりさんのカルメンを思い出しながらかなり懐かしく観てました。この前、花總まりさんのコンサートでも「激情」から1曲歌ってくれました。ゲストが姿月あさとさんだったのもあり、あの頃の宙組公演での懐かしい場面の再現なども観られて最高でした。やはり大劇場でのあの大迫力の舞台装置もなく小さくまとまった感じの激情でした。ラストシーンはあの舞台セットじゃないとやや拍子抜け。ホセがミカエラから母親の死を告げられ、四重唱になっていく場面もあのでっかい十字架のセットが素晴らしかった。照明の当て方も凄く好きだった。全国ツアーだから簡易舞台セットしか作られないので仕方ないけど・・・。いつか大劇場であの舞台装置で再演するのが観てみたい。和央ようかさんが演じたガルシアを凪七瑠海さんが演じると知って、どんな役作りするのかが、一番の楽しみでした。早乙女わかばさんのミカエラも想像出来たけど楽しみでした。一番想像出来なかったのは湖月わたるさんが演じたエスカミリオ役を演じた暁千星さん。樹里咲穂さんが演じたジプシーのレメンダートの宇月さんもどうなるのか楽しみでした。ホセの珠城さんは真直ぐすぎる純粋な青年を感じさせる芝居でなかなか良かった。トップスターになるともっと更に存在感も出て来て良くなっていきそう。大劇場でのお披露目公演は何をするのか楽しみです。凪七瑠海さんは小説家メリメとジプシーのボスのガルシアの2役。和央ようかさんももちろん2役でした。ストーリーテラーでもある小説家の時は淡々と物語を進め、時にはホセに語りかけ、よりドラマチックに作品を感じさせる役割を見事に演じてました。ガルシアは和央さんの圧迫感のある迫力とまではいかなかったけど、それでもこれまでに凪七さんが演じた役の中になかった新しい凪七さんでした。オイディプスの時もそうですが、高い演技力が必要な役を次々とこなしているのが凄い。早乙女わかばさんは綺麗で可愛かった^^;品格が滲み出るような役が似合うのは想像できてしまうけど、健気で優しいミカエラを見事に演じ切っていました。エスカミリオの暁さんは湖月さんの時のイメージとは全然違ったけど、凄く良かった!牛の幻想のホセと闘うダンスシーンもなかなか迫力があった。この前観た柚希礼音さんのコンサート「REON JACK」のMCの時にちょうど、このホセが牛になる所の話をしてました。客席に謝先生が来ていて、舞台の上から陽月さんたちがこの場面についての意味などを質問をしまくってました^^;宇月颯さんのレメンダートも良かった。ダンスもカッコ良かったし、存在感がしっかり感じられた。歌も芝居、ショーとも多く聴けて良かった。「Apasionado」もラテンなので、ラテン続きで少し飽きて来る感じもした。「激情」の中でダンスも歌もたっぷり聴いたあとだったので違う感じのショーが観たいと思った。黒塗り落すのが大変なのかも知れないけど。ラテンでも「RIO DE BRAVO!」か「CONGA!」ならリズムも違うし国も違うので飽きなかったかも。宙組「激情」の開演時の装置も素晴らしかった。カルメンの花總さんとホセの姿月さんの役のハマり方は尋常ではなかった^^;湖月さんと花總さんの芝居も今から思えば不思議な感じがする。ここの場面の二人は凄く良かった。和央ようかさんのガルシアも良かった!この舞台セットを初めて観た時は鳥肌立ちまくりでした。
2016年03月21日
柚希礼音さんのライブ「REON JACK」に行って来ました。相変わらず柚希さんはやんわりとゆる〜い感じでMCをされてて、変わってなくて良かったとちょっと安心した。千秋楽や初日のカーテンコールの挨拶のままでした^^新曲と洋楽カバー曲と宝塚ナンバーで構成されていました。そして柚希さんのダンスもたっぷりと堪能できて満足!本格的なタンゴにも挑戦していて海外のダンサーとペアで熱演。そして最後に素足でダイナミックに踊る場面は特に圧巻でした。柚希さんはソロダンスでの魅力も凄い。陽月華さんも出演するのを知って、柚希さんと陽月さんとのコンビで観られるのは貴重だと思い、観に行く事にしました。その二人と音花ゆりさん、鶴美舞夕さんの4人でのトークはおもしろかった。陽月華さんは「薔薇に降る雨/Amour それは…」で退団。その東京公演が観納めで、今回初めて退団後に歌とダンスのある作品に出てる陽月さんを観ました。昨年、阪神大震災時の神戸の消防レスキューを描いた「ORANGE」に出演してる舞台も観ましたが、あの作品はストプレだったのでダンスや歌はありませんでした。ダンスの時の極め顔もあの頃のままで懐かしかった。宙組トップ娘役時代は芝居よりもショー作品の印象の方が強い。「宙FANTASISTA!!」「ダンシング・フォー・ユー」「Amour それは…」の3作だけでしたが、どの作品でも見せ場がしっかりあって楽しめました。トップ娘役2年目は怪我をしたために8ヶ月休演してたので、「Passion 愛の旅」に参加してなかったのは残念だった。「宙FANTASISTA!!」の全国ツアー、「ダンシング・フォー・ユー」の中日公演も観に行きました。今日は楽しそうに柚希さんと踊りまくってのを観て胸が熱くなった。終演後は新装オープンしたいつも行く四川料理屋に行ってパクチー餃子、パクチーサラダ、蒸し鶏の山盛りパクチー乗せを注文^^;パクチーまみれで大満足。パクチーだけじゃなく酸辣湯と普通の餃子も食べた。日本酒が呑みたくなりはしご酒。二軒目の居酒屋では酒のつまみをちょこちょこ食べながら生酒の冷酒。トップ娘役時代の陽月華さん
2016年03月16日
るろうに剣心の千秋楽に行ってきました。この公演で大湖せしるさんが退団してしまうので、久しぶりに千秋楽のチケットを取りました。退団の挨拶も言葉のチョイスに大湖さんらしさが感じられ感動しました。蓮城まことさんもこの公演で退団。二人とももう少し雪組の舞台に立っているのを観ていたかった。大湖さんを最初に良いと思い始めたのは「エリザベート」の黒天使。その後、水夏希さんトップ時代の雪組は毎公演かなりの回数を観てたので次第に大湖さんにハマって行った。男役時代の大湖さんは個性的なキザり方で表情も豊かで自然に惹き付けられた。個性の強い役ほど輝いてたように思う。「マリポーサの花」のチャモロも好きだった。出番は少なかったけど・・・。新人公演での主演ネロ役も水さんの芝居をなぞるだけじゃなく自分の個性で演じてて良かった。今日も組長の読み上げる文章に中で大湖さんは水夏希さんの役作りの深さに男役を演じる事のおもしろさを知ったって感じの事を書いてました。「ロジェ」のアイザック役も好きでした。娘役に転向するきっかけとなった「ロミオとジュリエット」の愛は最高でした。男役でも娘役でも役を丁寧に作ってる印象で、どちらでも変わらずにずっと注目してました。水夏希さんのトートの右が大湖さん。左が愛原実花さんこれも右が大湖さんいつか水夏希さんと大湖さんのダンスでの共演とかあればいいのに・・・。エリザベートのパレード「るろうに剣心」千秋楽公演も大盛り上がりでした。この前売り切れてて買えなかった彩風咲奈さんの舞台写真も買えた。今日は一日中、阪急神戸線のダイヤが乱れてて、駅に着くと次の電車の電光表示が消えてるし駅構内での放送もなくて焦った^^;ギリギリ間に合った。帰りも西宮北口駅で電光表示が真っ暗で動いていないのかと思ったら、適当な時間にホームに入ってきて、適当な時間に発車して、適当な時間にもよりの駅に着いた。宝塚でいつもみたいに11時過ぎまで呑んでたらかなり焦ったかも。今日は10時には飲み屋出たので12時前には帰ってこれた。久々にあわびのソテー食べたら、めちゃくちゃ美味しかった。胡麻豆腐の揚げ出しもなかなかおいしかった。
2016年03月14日
初日を観劇してから、かなり日が経っての2回目観劇。大湖せしるさんが大劇場の舞台に立ってるのを観られるのは今日と、あと1回だと思いながら今日は観劇していました。舞咲りんさんは今回、出番が極端に少ないので1幕2場は舞咲さんを中心に観ました。舞咲さんが次に出演するミュージカル「ドン・ジュアン」で本格復活になるといいんだけど。舞咲さんの四つ切り写真が売ってました!1幕の幕開きの竹林のセットが美しい。初日の2階2列目からの観劇だった時にもこの幕開きの美しさに感動したけど、今日は1階席12列目で観劇してより竹林のセットに感動しました。竹を照らしてるライトも相乗効果で良い場面を作ってたと思う。今回の装置ではやっぱり幕開きの竹林が一番好きかな。早霧せいなさんは今回の役は一番はまってるように思う。それから時々、一瞬、汀夏子さんに見紛うほど似てると思う時がある。「微笑みを交わして」って曲を歌ってる時、特に見た目も声も似てるように感じた。汀さんが単独トップになってから3年過ぎた辺りの雰囲気に似てる。彩風咲奈さんの斎藤一役は初日から異常なカッコ良さだったけど、更に渋さやクールさもアップして最高でした。彩風さんの舞台写真はほとんど売り切れてたのですが、「彩風セレクト」ってセットになって袋に入ってるものを見つけて買ったら・・・・彩風さんの写真は一枚しか入ってなくてかなりガッカリだった。彩風さんの舞台写真の中からのセレクトかと思ったら違ってた。鳳翔大さんも初日観た時よりもカッコ良くなってた。早霧さんと歌舞伎まがいの芝居をする場面は一番おもしろい場面かも。その前の「赤べこ」の歌がかなりおもしろいし。初日以来、久しぶりに宝塚に行って、宝塚で呑むのも久々^^;毎週のように必ず宝塚に行ってた時期もあったけど、今くらいでちょうどいいかな、と。各公演を1〜3回、全作観劇するくらいに落ち着いて来た。明日も観劇!明日は宝塚とはまた違う華やかさを楽しめそうで期待。ル・サンクもやっと買った彩風咲奈さん
2016年03月08日
花總まりさんの1stフルアルバムが発売されました。本人作詞のオリジナル曲とカバー曲で構成されてるアルバムです。1曲目「カノン~Ave Maria」この前のファーストコンサートのオープニングでも歌った曲。CDは「ヨハン・パッヘルベルのカノン」のインストイントロに続いててAve Mariaを歌います。コンサートでは「ヨハン・パッヘルベルのカノン」の部分はありませんでした。2017年は花總さんの初めて尽くしの活動でスタート。その二つの「初めて」の冒頭を飾るのにはAve Mariaは素晴らしい選択のように思います。花總さんの透きとおるのような可愛い声に心が洗われます。2曲目「広がっていくよ」作詞 花總まりさん 作曲 岩崎廉さん花總さん自身の作詞です。ジャジーで軽いアレンジの曲に花總さんの優しい歌詞が乗って素晴らしい曲になってます。ライブでも聴きたかった!3曲目「愛の夢」リストの名曲。訳詞は岩崎廉さん。いつかバイオリンを弾きながら、この曲を花總さんがコンサートで歌ったりしたらめちゃくちゃカッコいいと思う。次回のコンサートでは久しぶりにバイオリンも披露してほしい。4曲目「You light up my life」デビー・ブーンが歌って大ヒットした曲。よく聴いた懐かしい曲。コンサートの時は何でこの曲?って一瞬思ったけどCDで改めて聴くと花總さんによく合ってる。オリジナルのアレンジじゃなくボサノバ調にアレンジしたのが良かったと思う。5曲目「青い地球(ほし)」作詞・作曲 岡崎雄二郎さん初めて聴く曲です。6曲目「ダッタン人の踊り(歌劇『イーゴリ公』第2幕)」この曲を聴くと轟悠さんが中東風の衣装を着て銀橋を渡りながら歌ってる場面が頭に浮かぶ。花總さんが退団してからの宙組の中で一番好きなショー「Passion!」の砂漠の薔薇の場面。パッションはたしか10回以上劇場で観たけど飽きない良いショーでした。ま、メインは「黎明の風」が良すぎたから何度も劇場に通ったんだけど・・・。轟さんが歌うこの曲の印象とはもちろんまったく違います^^;7曲目「道」作詞 花總まりさん 作曲 岩崎廉さんコンサートの本編ラスト1曲前に歌われた曲。これまで花總さんを応援してきた人たちにもうれしい曲です。この前のコンサートのMCでも語ってましたが、宝塚時代には辛い事、悲しい事、悔しい事も多くあったと。うれしい事や楽しい事ももちろんありましたって語ってましたが、やっといろんな物から解放されたような清々しい表情の花總さんを観る事ができて安心しました。この曲を歌ってる花總さんの表情は自信に満ちていて幸せそうに見えた。そしてひたすら神々しかった。宝塚時代、いつもの花總まりさんの雰囲気と少し違う感じの写真この時の雰囲気も良かった。
2016年03月03日
花總まりさんが退団発表した日から熱望してたコンサートが現実な物になってそれだけで感動でした。正直、内容がどんな物であったとしても、花總さんがコンサートをしてくれるそれだけで何も望まない状態でした^^;退団のディナーショーもなかったし、退団時は「花總まり」として一切何もなかった。サヨナラの写真集さえも出なかった。そして退団から10年、やっとファンの願いが叶った。「内容はどんな物であっても」って書いたけど、内容はホントに最高でした!特に1幕は夢のような時間でした。セットリスト <1幕>1曲目「Ave Maria」2曲目「To Love You More」Celine Dionのヒット曲3曲目「夢みる心とりもどして(白夜伝説)」4曲目「二人だけの戦場」5曲目「知りたいのJFK(JFK)」6曲目「二つの祖国(虹のナターシャ)」7曲目「あなたがいるから(仮面のロマネスク)」8曲目「誘惑(激情)」9曲目「トゥーランドット(鳳凰伝)」10曲目「ジジのテーマ(レヴュー伝説)」11曲目「HANACHANG(満天星大夜總会)」12曲目「ガラスの城(ベルサイユのばら2001)」13曲目「THERE FOR ME」with姿月あさとさん14曲目「エクスカリバー」with姿月あさとさん15曲目「道」(花總さんの1stアルバムより) <2幕>ショー ダンスコーナー1曲目「My Favorite Things(サウンド オブ ミュージック)」2曲目「I Feel Pretty(ウエストサイド ストーリー)」3曲目「Singin' in the Rain(雨に唄えば)」4曲目「On My Own(レ・ミゼラブル)」5曲目「私が踊る時(エリザベート)」with 井上芳雄さん6曲目「So Close」井上芳雄さんソロ7曲目「You Light up My Life」(花總さんの1stアルバムより)8曲目「秘めた思い(レディ・ベス)」9曲目「私だけに(エリザベート)」1幕のオープニング。セリで上がってきてライトに照らされ一人で歌い始める。神々しいオープニングでした。花總さんメインのコンサートを観てると思うだけで鳥肌もんでした。花總さんが自らのMCで舞台進行している姿だけでも感動。3曲目からの宝塚時代の名曲の数々は圧巻でした。MCを入れずに一気に歌い切りました。曲ごとにその時演じた役に一瞬で入り込んで花總まりさんの宝塚娘役としての凄まじさを改めて感じさせられた。こんなに凄いトップ娘役はこれからも出て来る事はないように思う。赤坂ACTでの3公演を一瞬で完売させる動員力も凄い。1週間でも余裕で出来たと思う。4曲目の「二人だけの戦場」のスパニッシュギターのイントロが始まっただけで号泣しそうになった^^;この公演自体、もの凄く好きだったのでうれしかった。花總さんが雪組に組替えしてきて初の公演でした。バウホール公演。そして5曲目「知りたいのJFK」、あの頃のままの新鮮さで透明感のあるジャクリーヌが目の前で歌っている感覚で観て聴いていました。この曲は芝居の中で2度歌われます。一度目は編集室から出てジャックへの想いが溢れ出すように歌い始める。この時がフルで歌います。二度目はジャックが狙撃され亡くなった後にワンフレーズだけ歌います。両方の場面が鮮明に頭に浮かんで来ました。9曲目「トゥーランドット」が今回のコンサートで一番圧巻でした。この曲を再び聴けただけでも東京へ行って良かった。表情もあの時のまま。そして新鮮さもあの時のまま。この曲が聴けた感動だけで後はもうどうでもいい状態でした^^;「鳳凰伝」を普通のミュージカルとして公演できないのだろうか?「エリザベート」よりも花總さんが演じた作品の中では断トツに一番観たい作品。木村先生の演出でもう一度、宝塚歌劇以外の作品として甦らせてほしいと真剣に思った。今の花總さんで「鳳凰伝」やればめちゃカッコいいと思う。今回は「♪聞〜け〜北京の民よ〜」から「忘れられよーか〜」までしか歌わなかった。この後の「♪忘れてよいものか〜〜〜 黄河の水が枯れぬ限り あの乙女の涙は決して決して乾きはしないのだ 異国の王子に 今、再び 死を〜〜〜〜〜!」まで歌ってほしかった。あと30秒ほどなのに・・・「トゥーランドットのアリア」も聴きたい。「♪心がうずく 心がうずく 休む間もなく 戦う事に 疲れ果てた心が うつろな日々に涙さえ〜〜〜 忘れていた〜〜 心がうずく いつか報われるその日を信じて 戦い続けた〜〜 どこで何を間違ったわからない この虚しさ この切なさ 満たしてほしい」これは完全に「私だけに」を超えてると思う^^;北京の民よの違うバージョンも劇中に2回あります。「♪聞〜け〜北京の民よ 我らの求める名を知る者がいた 口の動く限り 両目をくり抜こうとも アア〜〜アア〜〜 必ず聞きだしてみせよう〜〜 攻めろ攻めろすぐに攻めろ 聞き出すのだ 北京が滅ぶ前に 来たぞ(言い逃れはできません!)やって来たぞ!早く聞き出せ」北京の民よの3回目のバージョン「♪聞〜け〜北京の民よ 異国の王子の命を〜〜〜 我が手に その名は(その名は) 愛〜〜〜」この3バージョンを繋げてレコーディングしてほしいと思うほど好きです。 10曲目の「ジジのテーマ」も感動でした。「ホテルステラマリス/レヴュー伝説」は回数多く観た作品で両作品とももの凄く好きな作品。全国ツアーバージョンも良かったし。トゥーランドットの激しい声や表情から一瞬でジジに変われる花總さんはやっぱり天才だ。11曲目「HANACHANG」も何げに聴けてめちゃうれしかった。その前のスリ名人の所も聴きたい。「♪ヘイヘイ!ざわめく この街で Steal Steal 狙おう Come Come おじさん スリ名人 私はHanachang 今日の獲物は社長さん マフィアのボス でも本当はAttention You Attention あなたのHeart 盗みたいの 振り向いてね」「HANACHANG」のあの扮装と歌唱は退団前の「W-WING-」の時や退団後も一度歌ったように思う。「W-WING-」の時の「HANACHANG」は「満天星大夜總会」の時よりもさらにパワーアップした「HANACHANG」でした。姿月さんと二人可愛く歌う「エクスカリバー」も懐かしくて感動でした。それから花總まりさんの初のCD「Especially For You」から歌った2曲も凄く良かった!会場でCD販売してたので、もちろん買いました。後でゆっくり聴こうと思ってます。2幕はレディベスから「秘めた思い」が特に良かった。この曲、改めて名曲だと感じた。あとは有名所のミュージカルナンバーでした。1幕の感動で2幕はちょっと抜け殻状態だったかも知れない^^;あとはカーテンコールのサプライズ企画で2/28の花總さんの誕生日を祝いました。とにかくトゥーランドットが聴けて最高!花總さんの凄さを再確認したコンサートでした。ずっとミュージカル出演ばかりなので、和物の芝居や、ストレートプレイに出て欲しい。ミュージカルもイヤじゃないけど、花總さんの和物の芝居が観たい。それからダンスショーで踊りまくる花總さんもまた観たい。本格的なタンゴを男性と踊るのとかカッコいいと思う。終演後は急いで六本木へ行ってまたまたきんちゃんの店へ。多分、これまでで最長時間呑んでたと思う。8時間以上…4時まで^^;ずっとみんなで大笑いして話していたので腹筋が痛くなるほどでした。氷下魚(こまい)の串焼きがたまらなく美味しい。友人と3本ずつ食べるほど。この前からハマってます。
2016年02月28日
花組公演「For the people -リンカーン 自由を求めた男-」を観劇してきました。素晴らしかった!キャストはもちろん演出、構成、装置、照明、どれも満足です。少しはリンカーンの事は知ってたけど、まったく知らなかったエピソードも多くてぐいぐい作品の世界に引き込まれてました。オープニングの重苦しくハードなダンス場面。ここの振付けや音楽が最高にカッコ良かった!柚香光さんを中心にしたHEAVYなダンスはあと10分くらい観ていたかったと思ったほどです。リンカーンを演じる主演の轟悠さんのセリフのひとつひとつに重みが感じられて非常に説得力のあるエイブラハム・リンカーンを観させてもらえました。感動的なテーマ曲も轟さんだからこそ楽曲が大きく感じられて素晴らしかった。黒人解放家のフレデリック・ダグラスを演じた柚香光さんの素晴らしさにも感動しまくりでした。芝居の深さも歌唱力も一気に突き抜けてきた感じです。圧倒的な存在感は、2011年のショー「Le Paradis!!」の時に大きな役割を与えられた時から既にありましたが、今回は静の部分でもじゅうぶんに存在感のある深い芝居でした。本格的なこげ茶っぽい黒塗りも違和感なく、どんな役でも自分の方に引き込める力を感じた。そしてリンカーンと対立する政治家を演じた瀬戸かずやさんの芝居の素晴らしさにも感動。作品の深さをさらに作った要因は瀬戸さんの芝居にもあると思う。最近、いろんな作品で目立ってて惹かれるようになってきたのが亜蓮冬馬さん。今回も二役を見事に演じていました。存在感も強烈でした。鳳真由さんはリンカーンの親友で重い空気の中、笑顔がホッとさせる役でした。最近は悪役で深い芝居を楽しませてくれていましたが、今回のような役の鳳さんもなかなか良い。水美舞斗さんはリンカーンの若い助手の役。兵士に志願して壮絶な戦士場面がありました。リンカーンの助手をしてる時の幼く可愛い感じから戦いの場面では男として成長してるのがよくわかる素晴らしい演技でした。リンカーンの妻メアリーを演じた仙名彩世さんもベテラン女優の域に達してきた。歌の上手さは以前から有名だけど、大人の女性の芝居も凄く良かった終演後は居酒屋で4人で飲んでました。4時間もその店にいたのかと・・・店を出るときに時計を見てちょっとびっくりでした^^;あんまり見慣れない地酒が数種類あってなかなか良かった。獺祭が売り切れてたのは残念だった・・前回の梅芸花組公演に引き続き、今日もキューピー人形が当たった。
2016年02月17日
雪組公演「るろうに剣心」の初日を観劇してきました。涼風真世さんが声を担当してたテレビマンガの舞台化。実写版も制作されてたようです。まったく見た事なかったので戦国時代の話かと思ってたら明治維新の話でした。作りは自体はこの前の「ルパン三世」と似てて、各キャラクターの個性を楽しむ感じでした。この公演は大湖せしるさんの退団公演なので、いつもより回数は多めに観劇する予定。大湖さんの役も良かったし満足です。大湖せしるさん・・・高荷恵役。アヘン(麻薬)を製造させられてる医者の役です。ちょうど今、話題になってる覚醒剤やヘロインのようなドラッグが今回の物語の中心になってた。芝居の中でも麻薬を吸わされて中毒症状が出ている人々が登場しますが、妙にリアルな芝居でなかなか迫力のある人も何人かいました。宝塚歌劇で麻薬中毒とか「緋牡丹博徒」や「修羅の群れ」に出てくるような賭博場が出て来るのも初めてのような気がする。最近、ちょうど「修羅の群れ」三部作をDVDで観直して感動してた所だったので、賭場のシーンが宝塚歌劇に出てくるのが新鮮に感じた。彩風咲奈さん・・・斎藤一役。出演者の中で一番クールでカッコいい役かも。ルパン三世の時もクールな役でしたが、今回は更にカッコ良かった。警視庁の警部補の役で扮装もめちゃ似合ってた。舞咲りんさん・・・長く舞台を休演してましたが、今回の出演を知った時はうれしかった。プロローグ場面とフィナーレパレードにしか出ていなかったように思う。まだ本調子ではないのかも知れないけど、元気そうで歌声も素晴らしく感動しました。早霧せいなさん・・・主人公の緋村剣心役。二枚目と三枚目の落差の芝居は今回もおもしろかった。ルパン同様にこの役もコメディ要素が多く観客を笑わせてました。有沙瞳さん・・・「銀二貫」でヒロインを演じた時にはまったく思わなかったのですが、今回のエトワールで赤いドレスで大階段を降りて来たのを観て、花總まりさんが降りて来たのかと錯覚するほど雰囲気が似てた。メイクが似てるのか表情が似てるのかわからないけど、次回観劇の時にもう一度確かめてみようと思う。鳳翔 大さん・・・相楽左之助役。個性の強いおもしろい役でした。最初に「雨に唄えば」の時の発声の先生で覚醒したのか、その後、「逆転裁判」のラリーと個性爆発系の役をいろいろ演じ、今回の役でも存在感の凄さを感じさせました。コメディセンスのいる役とは別にシリアスな役もカッコ良く演じられる所が鳳翔さんのかっこいい所。彩凪 翔さん・・・武田観柳役。今回の作品で一番おもしろく笑わせた役。吹っ切れたのか初日から飛ばしまくってました。でも、フィナーレのダンスの時はさっきまでの役が噓のようにカッコ良かった。彩凪さんは基本的には二枚目でクールな役が似合うけど、今回のようなはちゃめちゃな役も違和感なく演じられるのが凄い。月城かなとさん・・・四乃森蒼紫役。この役も凄く良い役で美形の代表のような月城さんの雰囲気にばっちりはまってた。何年か後に凄く人気のあるトップスターになってそうな気がする。今回の配役はおもしろく興味の惹かれる人が多くて、真那春人さん、透真かずきさん、久城あすさん、煌羽レオさんの4人組の忍びも強烈な個性でオペラグラスで観まくりでした。フィナーレのダンスの時も怖い化粧のままで凄く目立ってました。香綾しずるさんのセバスチャンも蓮城まことさんのベルクールも良かった!それから専科の美城れんさんはさすがに芝居が素晴らしくて見惚れた。この公演はまだ数回観るので楽しみ。最近の版権物の新作の中では一番飽きずに楽しめたかも。ストーリー自体は特にどうとも思わないけど、配役と演出はおもしろかった。大湖さんのクリアポスターが売ってた。彩風さんのクリアポスター。フィルムに印刷されてて四つ切りよりも綺麗かも。主要人物ほとんどのクリアポスターが販売されてました。自分は彩風さんと大湖さんのを買った。四つ切り
2016年02月05日
宝塚花組公演を観劇してきました。この作品は以前に月組で上演されたミュージカル。瀬奈じゅんさんのトップ時代に今回と同じ梅田芸術劇場で上演されました。肩の力を抜いて軽く観られるコメディ・ミュージカル。今日、観ながら思ったけど瀬奈さんと明日海さんは作品や役が被ってる事が多いように思う。「Ernest in Love」のジャック、「エリザベート」のトート、次の「ME AND MY GIRL」のビル、そして役は違うけど「源氏物語」も上演。たとえば大海人皇子も明日海さんは似合うと思うし、シャンドール(マジシャンの憂鬱)も明日海さんに合うと思う。あんまり思った事はなかったけど瀬奈さんと明日海さんの持ち味が近いのかも知れない。重苦しく苦悩して内に籠るような役を演じてる明日海さんが一番好きですが、明るく爽やかな役も見た目通りの感じで当然似合ってて良い。これまでは「アルジェの男」のアンリ・クローデルやフェルゼン、「STUDIO 54」のザックや「春の雪」などを演じてる明日海さんが特に好きでした。そしてそれ以上にこの前の光源氏が最高でした。今日はオーケストラの音も凄く良かったし、出演者の配役も良かった。舞台装置は今回も以前同様に豪華で凝ってる。笑いの絶えない楽しい作品でした。主要人物4人の息も合ってて楽しめました。終演後は四川料理を食べにいった。青島ビールと熱燗の紹興酒。パクチー山盛り餃子と酸辣湯と豆腐干絲がいっぱい入ってるサラダ、棒棒鶏、そしてパクチーだけ追加注文。この店はパクチーを追加で何皿でも注文できます。安いし^^豆腐干絲も食感が好きで、この店に行くと必ず注文してるかも。豆腐を乾燥させて麺状に細く切ったような物です。キューピー人形が当たった!
2016年02月04日
昨夜は東京で元、宝塚歌劇男役のスターが集合した舞台を観て来ました。宝塚男役時代の自分たちの出演した作品の楽曲とか歌うと期待してたのですが、いつもよくみんなが歌うような海外ミュージカルの曲がほとんどでした。「エリザベート」「ロミオとジュリエット」「ウエストサイドストーリー」「モーツァルト」他中でも一路真輝さんがバウホール公演「微笑みの国」からの曲を歌ってくれたのだけは東京まで行って良かったと満足できました。一路さんの退団サヨナラショーで聴いたきりのような気がします。その他には彩吹真央さんがロミオとジュリエットの「どうやって伝えよう」とモーツァルトの「影を逃れて」が印象に残った。凄く良かった!キャストは一路真輝さん、真琴つばささん、香寿たつきさん、姿月あさとさん、彩吹真央さんと男性コーラスグループの人たちでした。宝塚時代のトークコーナーも期待してたのに歌を順番に歌っていくだけの構成でした。せっかく真琴さんも出演してるのから真琴さんが仕切ってトークコーナーが30分あったとしても十分いけたと思う。演出も荻田浩一さんなのでいろいろ期待してしまった。荻田さんが宝塚作品で最後の演出したショー「ソロモンの指輪」の主題歌を彩吹真央さんが歌ってくれたりしたら最高だったけど。約5分半の主題歌の中の彩吹さんのソロパート部分、「♪あなたが望んだ奇跡がここにある 手を伸ばせば指先に感じ取れる 永遠を誓う愛の言葉 たとえ耳に届かなくとも 妖しくにぶく光る 指輪を差し出せば 愛の証だと信じるけれど… 人も獣も子供も繋がれる 暴れてうめいて乱れて吠えたてる 叫びも 嘆きも 言葉にはならず 分かち合う哀しみさえもない」東京へ向かう新幹線の中では彩吹さんのこのパートが頭にずっと浮かんでた。一路さんには2番手、3番手時代のショーの曲とかたまには歌ってほしい。1991年雪組公演「微笑みの国」地方公演プログラムよりショー「ソロモンの指輪」が1幕で 2幕は「マリポーサの花」でした。この時の彩吹さんが演じたエスコバルも最高でした。「マリポーサの花」はDVDで何度観ても感動できる作品。水夏希さんとのコンビはどの作品でも最高。「マリポーサの花」でエスコバルを演じる彩吹真央さん
2016年01月29日
昼はバウ公演、夜は梅芸公演を観劇。劇場のはしごは、たまにしますが、ちょっと疲れる^^;終演後は初めて入る居酒屋で呑んでました。ヒレ酒がなかなかおいしくて、ヒレも大きめのが入ってました。料理はまあまあで、これから常連になる事はなさそう。「鯛かぶと」ってメニューに書いてたら普通、あら炊き風の煮付けを想像すると思うけど、塩焼が出て来た。塩焼って書いてくれてたら頼まないのに^^;鯛の頭だけの塩焼って初めて食べた。「Love & Dream」の1幕はディズニーの楽曲。ほとんど聴いた事がない曲でしたが、何曲か知ってる曲もあった。何の作品の楽曲なのかプログラムにも書いてないので、結局まったくわからない^^;マンガは子供の頃からほとんど観ないから仕方ないけど。2幕は宝塚歌劇の有名曲の特集。「雨に唄えば」の場面では再び北翔さんのリナ・ラモントを観る事ができるとは・・・。あの頃よりも強烈なパワーのリナに大爆笑でした。北翔さんのリナを筆頭に七帆ひかるさんのロスコー・デクスターが素晴らしかったのと綾瀬あきなさんのチアガールがとにかく最高でした。花影アリスさんのキャシー・セルダンもはまり役で凄く良かった。少しだけマニアックな曲もあればワクワクできたけど、いつもよく歌われてる有名曲が多くて「タカラヅカスペシャル」のような内容でした。少し前の月組公演でも歌われてたと思うけど「レインボー宝塚」は良かった。水はやみさんが歌ったバージョンでよく聴きます。今回、最初のヴァース部分はカットでメドレーとして今回は歌われました。「パレード・タカラヅカ」は「天使が地上にやってきた」から繋げたら涙もんだけど。ショー「パレード・タカラヅカ」のフィナーレ前の「ファンタジー・タカラヅカ」はあんまり選曲されない。「天使が地上にやって来た」と「パレード・タカラヅカ」と「ファンタジー・タカラヅカ」の3曲があのショーの核になってたと思う。水はやみさんが歌ったユーライア・ヒープのヒット曲「Look at Yourself」のビッグバンドアレンジと歌唱も良かった。70年代の宝塚はUriah Heepの楽曲を意外とよく使ってた。あとはベルばらとか風と共に去りぬとかうたかたの恋の曲とかいつもの曲が多かった。甲にしきさんと真帆志ぶきさんが歌った「ニュース・ニュース」とか甲にしきさんと麻鳥千穂さんが歌った「スポットライト」とか那智わたるさんが歌った「マイ・アイドル」とか真帆志ぶきさんが歌った「ラブ・ラブ・ラブ」とか郷ちぐささんが歌った「サンライズ・アゲイン」とか甲にしきさんの「ジョイ!」とか古城都さんの「誰かがどこかで」「タイム・マップ」とか「ラ・ラ・ファンタシーク」「ビューティフル・ピープル」「ビューティフル・ラブ」とか...いろいろ聴きたい曲はあるけど、もう古くなりすぎて宝塚のスタッフでも知らない人が多いのかも知れない。生で観てなくても60年代〜70年代のショーは良い曲が多いと思う。そう言えば「ビューティフル・ピープル」の中で「隣の人と手をつなぎましょう!」って舞台の上から言われてたけど、みんな繋いでたかどうか思い出せない^^;「ドリームトレイル」の時に再び安奈淳さん本人の歌声で「ビューティフル・ラブ」が聴けた時は死ぬほど感動した。上月昇さんが歌った「素晴らしき人生」なんて北翔さんの歌声で聞きたいと思う。それでも北翔さんの極上の歌声をたっぷり聴けたので良かった。
2016年01月25日
楽しみにしてた「鈴蘭 ル・ミュゲ」を観劇してきました。今日は2時半のバウ公演観てから、梅田芸術劇場の6時半公演を観劇。大劇場公演の大味な作品よりもバウホールやドラマシティの作品の方が最近は自分に合ってるのかも。今日のバウホール作品も感動でした。最近、大劇場公演で感動した作品が少ないからそう思うのかも知れないけど。新・源氏物語は文句なしに感動しましたが・・・。舞台装置、照明、演出、どれも最高でした。舞台転換の仕方も素晴らしく、幕とホリゾントの使い方も美しかった。作・演出を担当する樫畑亜依子さんはこの作品がデビュー公演です。脚本が凄く丁寧に書かれてる事にも感動しました。そしてもちろんキャストも素晴らしかった。きっちりハマる的確な配役で安心して観劇出来た。冒険的な配役が新たな魅力を感じさせて予期しない感動を味わせてくれる事もありますが…。礼真琴さん・・・安定しきった実力で若手なのにベテランの芝居を観ているようでした。芝居も歌もダンスも誰も文句が言えないほどのクオリティ。容姿も可愛らしいので人気が出るのも納得。バウホール主演は2回目で、前回のチェーホフ戯曲の「かもめ」も素晴らしかった。今回も良い作品に恵まれて礼さんの魅力を十二分に引き出せてたように思う。フィナーレでのソロのダンスも見事でした。ソロダンスは、よほど魅力、実力がないと観てる側はキツいのですが、礼さんのソロダンスには引き込まれました。輝咲玲央さん・・・今回は二役。その二役ともセリフも多く輝咲さんの魅力を発揮できる役でした。アルノー公クロード役は一樹千尋さん演じるルイ11世の側近、もうひとつの役、リオネルは老医師。アルノー公役はお手の物って感じで、この手の役はいつも見事です。老人の医師役は初挑戦でしたが、良い雰囲気が出せてたと思う。殺され方もなかなかリアルな感じで良かった。漣レイラさん・・・主人公の敵役に雇われてる冷酷な傭兵バルトロメ役。こちらも輝咲さん同様にお手の物系の配役。礼真琴さんとの殺陣のシーンも迫力があって二人とも素晴らしかった。一樹千尋さん・・ルイ11世役。全てに余裕のある大きな人物を演じるのは、またまたお手の物です。さすがです!カッコ良かった。でも、またMisty Stationの時のように女役で歌も歌ってほしい。瀬央ゆりあさん・・・ヴィクトル役。幼い頃から心に闇を抱えて冷酷な人間になっていった男を、弱い影の部分まで見事に感じさせる素晴らしい芝居でした。この時代の衣装の見映えも良くて、急激にスター路線を上がってきてるイメージです。今回観て一気に惹かれました。真彩希帆さん・・・今回の公演が初ヒロイン。歌も芝居も安定感があって礼さんの実力に見合った相手役でした。音波みのりさん・・・シャルロット役。儚く切ない役です。品のある美しさを感じさせてよりこの役を引き立ててるように感じた。透明感のある美しさです。白妙なつさん・・・セシリア役。カッコ良さも感じる娘役さんで、今回の役もはまり役でした。一途に信じる強さと哀しさを感じさせて作品の良いスパイスになってるように思う。他のキャストもみんな良くて大満足なバウホール公演でした。輝咲玲央さんと漣レイラさん
2016年01月25日
宝塚宙組公演を観劇してきました。前回は2階席の1列目で観劇しましたが、今回は1階席の前方センター寄りで観劇。今日も美穂圭子さんの歌声に釘付けでした。歌ってる時の表情もオペラグラスなしではっきり見えて、より感動的でした。1幕、芝居の中で歌う登場テーマ風の激しいめのナンバーも前回、聴いた時よりもカッコいい歌唱に感じられて最高でした。2幕のショーの中で断トツに一番好きな場面「Dark EYES」の中でダーク・レディとして歌う、ソロナンバーは鳥肌もんの素晴らしさで、もっと長く美穂さんの歌声を聴いていたいと思ってしまう。ここの場面ではヴァンプの伶美うららさんも前回観劇した時の何倍も妖艶で美しく進化してて美穂さんの歌声と共に釘付けでした。伶美さんのメイクや髪型は今回、特に良いと思う。(いつも美しいんだけど)綾瀬あきなさんのシェークスピアの父親に暴言を吐く場面は今回も最高でした。暴言を吐くまでの下手での芝居も表情豊かでついつい見惚れてしまう。暴言を吐かれる父親役の演技派の松風輝さんも前回観た以上に引き込まれる芝居で宙組の芝居を支える重要なキャストだと再認識しました。真風涼帆さんは文句なしの存在感とスターのオーラで登場しただけで舞台全体が華やかに感じる。星組時代から強烈に華のある男役だったのですが、あの頃と比べ物にならないほどにスターの風格や実力を感じさせられる。芝居も歌もダンスも華があって素晴らしい。シェイクスピアを演じる朝夏まなとさんも前回観劇した時より更に良くなってた印象。天玲美音さんもせむし男のロバート役を個性的に演じてて引き込まれる。ショーでのスカイウィザードも楽しそうにイキイキ演じてて良い。沙央くらまさんは今回の役をイキイキと演じてて見ているだけで気持ち良い。雪組時代から実力派でどんな役でも楽曲でも自分の物にしてこなしてましたが、専科に配属されてから更に良くなってる。沙央さんが演じた役の中で雪組公演「ロジェ」でのマキシム役も好きでした。張り詰めた空気の中、マキシムが登場すると緊張が緩和されて作品に深みをより感じさせたと思う。未沙のえるさん演じるパシュレとのやり取りのおもしろさも見所の一つでした。マキシムと対照的に早霧せいなさんが演じたクラウスの見てるだけで圧迫されるような強烈な緊張感のある役作りも「ロジェ」を素晴らしい作品にした一つの要因だと思う。「ロジェ」は何回観ても楽しめる作品。愛原実花さんの芝居も良かったし、美穂圭子さんの怯えて挙動不審な演技も印象的でした。まだまだ若手だった彩風咲奈さんのいきなりのセリフが多い大役も新鮮で最高でした。何より水夏希さんの存在があってこそあの作品が存在できたと思う。今週は水夏希さん出演の「Honganji」を観劇できるのが楽しみです。沙央くらまさんで賛否両論ある「仮面の男」での、あの役も自分は凄く好きでした。新人公演時代で特に印象に残ってるのは「君を愛してる」のレオン神父役。本役は未来優希さんでしたが、沙央さんの神父も大きさを感じさせる芝居で素晴らしかった。レオン神父があったからアレクセイ・カラマーゾフの穏やかな芝居に繋がってるのかも。コミカルな役が多いのですが、沙央さんのシリアスな芝居も重みがあって好きです。愛月ひかるさんは今回からハッキリと3番手になったと思っていいのかも。「翼ある人びと」でリストを演じた頃から観る度にどんどん良くなってるので、このままスター路線を上がっていくのかも知れない。「SANCTUARY」も凄く良かったし、次の「ヴァンパイア・サクセション」でもどんな芝居が観られるのか楽しみです。今日は日曜日で客席も満席に近い感じで賑わってました。前回観た時は自分の後ろから誰もいない状態で驚いたのですが、今日は熱気があって盛り上がってました。終演後は川向こうの居酒屋へ。今日は日本酒呑まずにバーボンばかり呑んでました。朝夏さんの登場シーンは透明のデスクですが、登場シーンを思い出すような写真以前の公演四つ切り写真コーナーに「風と共に去りぬ」の時の花音舞さんの四つ切り写真が売っていました。多分、持ってなかったと思うので買って来た。それから光源氏の明日海りおさんのクリアポスターがあまりにも美しいので即買いでした^^;
2016年01月17日
宙組大劇場公演観て来ました。シェイクスピア没後400年記念に制作された作品とショーの2本立て。久々に宝塚で遅くまで呑んだ^^最初にワイン呑んでから日本酒。いつもの菊正宗の樽酒^^;けっこう本数呑んだけど、あんまりお酒が入った感じはしなかった。正月明けで料理はいまいちでした。中央卸売市場は今日から開いてるはずなのにネタがどれも良くなかったような・・・「Shakespeare」プロローグは「グランドホテル」のオープニング曲風でじわじわ盛り上がるような楽曲。良い感じのプロローグでした。シェイクスピアの半生を描いてる内容ですが、前半シリアスで後半はコメディ要素を加えて飽きさせないように作ってる印象。天玲美音さん(ロバートセシル役)・・・待てど暮らせどなかなか出てこないのでグッタリしてきた頃にやっと登場。せむし男でなかなか強烈な個性。最初の女王の謁見シーンは仲間にどんどん端へと追いやられていくのですが、この時の表情は楽しめました。中日過ぎて行けばもっと濃い表情や芝居になっていきそうで期待!せっかくのせむし男の扮装なのに、特に大きな見せ場がなくて残念。出て来た瞬間、凄い期待してしまった。綾瀬あきなさん(市民女、五月祭女、女官・・他)シェイクスピアの父親に罵声を浴びせる場面が最高でした。それも2回あったのでやや満足。事前に何も調べずに誰が何の役かもまったく知らずに観たので、通しの役がなかった事にはガッカリでした。美穂圭子さん(エリザベス一世)・・・もっとソロ歌が聞けるかと期待してたのに、思ってたより遥かに少なくてガッカリだった。扮装のカッコ良さは完璧でした。人間的な尊厳や気品もじゅうぶん感じられて素晴らしい役作りでした。あとソロ歌がもう少しあれば・・・。ショーも思ったより歌が少なかったのでゲンナリでした。真風涼帆さん(ジョージケアリー役)・・・出て来た瞬間、水夏希さんが演じたランブルースを思い出した。かなりのワルなのかと期待したけど、結構いい人でした^^;シェイクスピアの後援者でその才能をいち早く見つけ出した人。存在感とカッコ良さは強烈でした。沙央くらまさん(リチャード・バーベッジ役)・・・宮廷内劇団の役者の役なのでシェイクスピア作品の劇中劇を少しだけ何作か演じてました。コメディ芝居もシリアス芝居も沙央さんの魅力が発揮できる役だったのでなかなか良かった。純矢ちとせさん(ヘンリーコンデル役)・・・純矢さんも劇団員の役。一応、男性役って事なのかな。マクベス夫人に関しては全編を純矢さんで観たいと思ってしまった。朝夏まさとさん(シェイクスピア役)主演・・・作品が書けなくてイライラしはじめ、目つきも変わり怒鳴る場面は「シャイニング」でジャック・トランスを演じたジャック・ニコルソンを思い出した。かなり狂気を感じられて凄く良かった。ジャックはそこから完全にホテルの魔に取り憑かれたように気が狂い出してしまいます。「シャイニング」はオープニングの空撮から引き込まれてしまう名作です。そこに流れる不穏な音楽も最高でした。ジャックニコルソンの演技だけではくて、あの作品でのシェリー・デュヴァルは凄かったし、子役の力も凄い映画でした。「シャイニング」が今すぐ観たい^^;最近出たブルーレイBOXのは映像も綺麗で16:9で収録。ビデオ、LD、DVD(初版)は全て4:3だったので、キューブリックが亡くなってから規制が緩んだのか映画サイズとほぼ変わらないアスペクト比で観られるようになりました。これはキューブリック全作品にも言える事です。『HOT EYES!』全編通して魔法使い2人と魔女2人が登場。ここに魔法使いに天玲美音さん、魔女に花音舞さんが入っています!オープニングはとにかく花音さんと美風舞良さんの歌声が圧巻でした!花音さんのソロ歌はありませんでしたが、出番も多く4人での歌はあったので…天玲さんは銀髪のおかっぱ頭風のヅラで扮装も可愛かった。フィナーレで急に黒髪で登場した時は一瞬、オペラグラスで探してしまった^^;第8場〜9場の「DARK EYES」が特に良かった。ここが一番印象に残ってる。伶美うららさんの表情もカッコ良くジゴロを惑わせて行く演技も最高でした。そして何より、ここでの美穂圭子さんの歌が良かった。美穂さんの歌、もうあと少し長い方がいいと思う。美月悠さんと春瀬央季さんも妖艶で素晴らしかった。この場面が2回目観劇時の一番の楽しみ。後は80年代ヒットメドレー風な場面が長くあった。実咲凜音さんが松田聖子さんの曲を少しモノマネ風に歌ったのもよかった。あとはラインダンス前からラインダンスの演奏と編曲が凄く良かった。聴きいってしまった。アラビア音階とそれらしいサンプリングの音で聞いてて気持ち良かった。カラオケが多かった分、生演奏の良さがよくわかった場面でした。いつもよりカラオケが多かったような印象。できるだけ生演奏で聴きたい。そうそう。今回のショーは大階段を最初から最後まで出しっぱなし状態です。大階段の一段一段の奥上に新たにLED電球を一列に埋め込んでました。これが凄い効果で、これまでに観た事のない大階段の美しさが演出されてました。あのLEDは2016年1月から全ての組で使うようにするのだろうか?大階段、出しっ放しなので、他の装置にお金がかからない分、大階段を徹底的に装飾したのかも知れないけど・・・。ショーは大階段がとにかく最高だった!
2016年01月05日
久しぶりに宝塚歌劇のイベントに行ってきました。最近は毎年、年末に開催されてるイベントですが、昔は年末じゃなくて5月が多かったように思う。いつの間に年末のイベントになったのかは覚えてないけど・・・。絶対に観たい!って感じでもなかったので、今までに7.8回ほどしか行ってないと思う。今年は久しぶりに行ってみようとチケットを取りました。轟悠さんを中心に各組のトップスターも勢揃いで(花組は東京公演中で出演できなく残念)、豪華なショーでした。各組が恒例のお笑いパロディコーナーを披露。星組は「大海賊の博徒たち」宙組は「王家に捧ぐ校歌」雪組は「いちご白書の三日月藩」月組は「2015-竜宮城の恋人たち」専科は「琵琶法師のオイディプス王」星組は北翔さんのコメディパワーが炸裂でした。十輝いりすさんもおいしい役で笑わせてました。宙組も優等生のラダメス、朝夏まなとさんとエチオピア高校のアイーダ実咲凜音さんとのやり取りがおもしろかった。アイーダの兄の真風涼帆さんも星組時代にいるだけで自然に鍛えられたのではないかと思えるコメディセンスで楽しませてくれました^^;やっぱり伶美うららさんはめちゃくちゃ綺麗。久しぶりに観て感動してしまった。雪組は青森に飛ばされた天野警部、早霧せいなさんに何故かルパン三世の峰不二子の大湖せしるさんが絡み付きおもしろかった。でも、一番笑ったのは鈴虫役の香綾しずるさんに早霧さんが「カメムシ」と呼んだり「いもむし」と呼んで香翔さんを怒らせる所かな。鳳翔大さんも笑わせてくれました。そして!極めつけは月組!とんでもないドタバタで最高でした。例の亀の龍真咲さんを中心のサバの凪七瑠海さん、亀の影の美弥るりかさん、ロベスピエイルカの珠城りょうさんらで大騒ぎでした。龍さんがかわいすぎる^^そして早乙女わかばさんはやっぱり美しい!(オラワカメって血の気の多いワカメ役でしたが…)専科の「琵琶法師のオイディプス王」は一人でつぼった所があった。最初に琵琶法師になった轟悠さんがオイディプス王の話を30秒で全て語り尽くす。専科は持ち時間が3分しかないと愚痴をこぼしながら、水戸黄門の助さんの沙央くらまさんが「ベルサイユのばら」を高速で語り、星条海斗さんも負けじとさらに高速で語る。「風と共に去りぬ」を水戸黄門の華形ひかるさんが語る。すると轟悠さんが「恋のチェッカーフラッグを語って」と言うがみんな知らない・・・。ここ。一番笑った所は。「恋のチェッカーフラッグ」を自分は高速で語れるかも^^;一路真輝さんのバウ主演第2作目の作品でした。後にトップコンビになる紫ともさんと組んだ作品でもあります。「恋のチェッカーフラッグ」は石田昌也先生の作品でなかなかおもしろい作品です。たしか石田先生のデビュー作だったと思う。お笑い場面以外で印象に残ってるのは・・何と言っても龍真咲さんの「僕こそ音楽(ミュージック)」!再び聴けるとは思わなかったので感動しました。今日は少し抑え気味に歌ってたような気もしましたが・・・。宝塚歌劇で「モーツァルト!」を上演してヴォルフガング役が似合うのは龍真咲さんだと思ってたのに、退団発表してしまって残念。「Passion 愛の旅」がやたら懐かしく思えた。鳳翔大さんと純矢ちとせさんの宙組2人で歌ったのもあるかも知れない。純矢さんは、この次の公演から宙組に組替えだったけど。「ミロワール」を沙央くらまさんが歌ったのも懐かしかった。大湖せしるさんもその場面に出てたので更に懐かしさが倍増。こんなイベントでしか観られないうれしい組み合わせもあった。彩風咲奈さんと早乙女わかばさんで「La Esperamza」そして十輝いりすさんと大湖せしるさんで「Revue of Dreams」を。一路真輝さんバウ主演、第二作目「恋のチェッカーフラッグ」鮎ゆうきさんはこの時、まだ男役でした。一路真輝さんのバウ初主演公演「黒いチューリップ」舞台写真。モノクロでこの頃、いくらだったか・・・。カラーは高かったのを覚えてる^^;3作目が「ツーロンの薔薇」この時に組替えしてきた轟悠さんと共演。
2015年12月19日
龍真咲さん主演「舞音/Golden Jazz」を観劇してきました。今年、宝塚大劇場に行くのは今日が最後。後は梅田でイベント公演を観るだけ。終演後は今年最後の宝塚だったので、挨拶も兼ねてスナック兼小料理屋で呑んでた。ここはふぐのひれ酒が絶品なので、冬になると行く回数が増える店。早めにその店を出てから、その後BARで呑んでた。ここのBarはアテも充実してるし、酒の種類も満足できる。友人は薬草系のイタリアの酒、自分は酸味の強いカクテルとバーボンを呑みながら話してたら、気がつけば11時過ぎ。慌てて駅に向かった^^;2015年は歌劇を観る回数がかなり減ってしまった。特に大劇場に行く事が少なくなった。(それでも大劇場公演は最低1回は全て観劇したけど…)これまでも凄く回数を観る時期とやや冷めて各公演1回とかになる時期もあったから、今は少なめな時期かも。最近だと花總まりさんが宙組娘役トップ時代に宙組集中で通いまくってた時期と七帆ひかるさんにハマった時期と水夏希さんトップ時代がピークに観まくってた。ひと公演、大劇場と東京と合わせて20回以上観た公演もいくつもあったと思う^^;その前は一路さんが3番手になった公演から一路さんがトップになるまで雪組集中で通ってた時代。同時に涼風真世さんのトップ時代の月組もかなり観劇してた。今日、月組を観てて中堅も充実してるし若手も魅力を感じる男役も娘役も多くてまた凄く楽しめそうな予感がしてきた。そしてトップスターの龍真咲さんがとにかく良い!特別何かが秀でてる物とかないのかも知れないけど、出て来ただけで観てる方が笑顔になれる。宝塚トップスターの存在感や独特な個性も強く感じられるし、何よりも観客を楽しませる力が凄い。人によっては好き嫌いが分かれる強めの癖もあるけど、これくらいの癖がないと・・・こんな凄いトップスターになるとは思ってなかったので、公演を観る度に成長してる龍さんに驚かされる。今回、1幕の芝居はう〜ん・・・って内容だったけど、それでも龍さんの芝居には引き込まれた。この前、1回目観た時よりもさらにこの作品、やや退屈でしんどく思えた。ショーは1回目観た時の感想よりも数段良く感じられた。特に中詰めまでの前半は全ての場面が気に入ってる。後半はややだれてしまうけど...。龍真咲さんが登場すると舞台全体が躍動するように感じる。客席もみんな笑顔になるんじゃないかな。人を元気させる何かを持ってるのかも。龍さんの笑顔を観てるとホントにご利益ありそう^^今日、月組見てていつも以上に感じたのが宇月颯さんと紫門ゆりやさんの存在。この二人は月組を支えてる重要な二人だと凄く感じながら観てた。芝居でもショーでも月組を観てる!って特に感じる二人かも。公演ごとに二人とももの凄く良くなってるし、この二人ならいろんな役で観たいと思う。珠城りょうさんもあっと言う間に2番手の風格を備えてスターだ!って思える存在に。珠城さんが出て来ると安心して観られる。少し不安を感じさせるドキドキ感があってもいいように思うけど既に安定感はんぱなし。凪七瑠海さん・・・今日はかなり前方席だったので間近かで観る事が出来た。相変わらず可愛いくて綺麗。芝居でのクリストフ・モランの役は比較的よく書き込まれてる役に感じるので演じ甲斐もあるように思う。凪七さんの風貌にバッチリはまってる役だし。ショーでは銀橋で紫門さん、煌月さんと3人でのウエスタンの扮装でコミカルに歌い踊る場面が特に印象に残ってる。3人がめちゃくちゃ可愛いのと、Bossの星条さんのコミカル具合がたまらなく楽しい。星条海斗さん・・・今回の芝居で全ての登場人物の中で一番クールでカッコいい役に思う。忠実に任務を全うしている警察長官を見事に演じてて一番惹かれる役。どちらが良い悪いを抜いても全登場人物の中でギョームベロンって男に一番興味を感じる。テロリスト集団のような赤い蛇も植民地支配してるフランスもどっちが悪いとは言えないけど、この「舞音」って作品だけで考えるならギョームベロンを支持してしまう^^真面目で完全に冷酷残忍になりきれない優しさも感じるけど、めちゃくちゃクールで渋い役。早乙女わかばさん・・・早乙女さんが出てるRainy Orchestraに使われてる曲が全てScott Joplinなのもあって劇場に向かう電車の中でScott Joplinのアルバムをずっと聴いてた。Scott Joplinの「The Easy Winners」はピアノ1本のみの演奏なんだけど、このバージョンの方が何となく早乙女さんの品と美しさに合ってるように感じる。近くで観たらやっぱり、めちゃくちゃ綺麗だった^^;ショーの中で使われてる「The Easy Winners」「The Entertainer」以外にも「Pine Apple Rag」「Solace」などを聴いても早乙女さんが浮かんでしまう時がある。あの場面の珠城さんと早乙女さんは最高に良い!Scott Joplinの曲で今、一番好きなのはスティングとはまったく関係ないけど「The Crush Collision March」って曲。2バージョンともお気に入りです。美弥るりかさん・・・ショー4場のブラックミラージュの所が凄く良い!凪七さんと二人で銀橋で歌うエピローグの美弥さんも美しくカッコ良かった。芝居の役所はあんまり書き込まれてないので何の事やらわからない影になってしまってるけど、龍さんと二人の並びは良かった。最近、若手の事ってあんまり書かなくなったように思うけど、月組の若手で自然と注目してしまうのは暁千星さん、朝美絢さん、夢奈瑠音さん、美園さくらさん他にも顔と名前が一致していない人が数人^^;今回の星条海斗さんと、少し前の星条さん。開場時に配ってたカードと桜奈あいさんのサイン入りコースター!手渡してもらったしこれから注目しようかな^^;
2015年12月08日
月城かなとさん主演の雪組バウホール公演に行って来た。日本物の人情芝居とのことで凄く楽しみにしてた作品。期待通りおもしろかった。雪が降りしきる寒々しい真冬の山の中の重苦しい仇討ち場面から物語が始まります。幕開きから照明、装置、雪と舞台に一気に引き込まれました。少なくとも雪カゴを6個振ってたような雪の降り方で舞台の間口前面に雪が降りしきってるようで素晴らしい効果でした。雪に当てる照明も凄く良かった!最近観た水夏希さん出演のダンスショーでもハンパない量の雪をどっさり降らせる演出がありましたが、あれも最強に素晴らしかった。月城かなとさん・・・幼い丁稚時代から青年期を経て大人の男になるまでの成長を見事に見せてくれました。演技力も文句なしの素晴らしさ。実直で真面目すぎるほどの鶴之輔、松吉に感動させられました。歌声も素直で役通りのイメージで良かった。香綾しずるさん・・・冒頭の仇討ちされる鶴之輔の父親役も寒天職人の半兵衛役も存在感と芝居に引き込まれた。奏乃はるとさん・・・松竹新喜劇を観てるのかと思うほどのクオリティの高さ!小島秀哉さんが演じそうな感じかな。奏乃さんを観てると、宝塚でもっと人情劇を上演してほしいと思ってしまう。ベタな人情劇も宝塚歌劇に似合う。華形ひかるさん・・・浪花のおっさん役なんて絶対似合うし上手いのは分かってたけど、想像以上に寒天問屋の主人の和助役は最高でした。今日は前方の席だったので華形さんの目の芝居がバッチリ見えて鳥肌もんでした。久城あすさん・・・丁稚の梅吉役。笑わせる芝居も泣かせる芝居も凄く良かった!梅吉のエピソードももう少しあればいいのにと思った。有沙瞳さん・・・バウ初ヒロイン。若手の注目株娘役の一人。嫌みのない芝居も良かった。桃花ひなさん・・・火事で父親も店も無くしたヒロインの真帆の事を実の娘だと思い込んでいる母親。実は自分の娘ではない事に気づいているという少し難しい役所なのに見事でした。今回、一番感動した芝居かも知れない。いつの間にこんなに大人の難しい役も自然に演じられるようになったのだろ・・・。過去の新人公演などを観た時から芝居の上手さは認識してたつもりだったけど。自分が観劇した今年のバウホール公演はほぼハズレなしでした。来年1月の星組バウホール公演も期待大!ポストカードいろいろ発売されてた。「オイディプス王」は絶対再演してほしい!来年のカレンダーは真風涼帆さんのを買った
2015年11月26日
雪組全国ツアー公演を観てきた。「哀しみのコルドバ」も懐かしい作品。長い間、観てないのに断片的にでもかなり覚えてるもんだとびっくりした。完全に忘れてると思ってたのに、幕が上がるとすぐにいろいろと思い出せた。複雑に感情が絡み合う不倫恋愛もの。早霧せいなさんのエリオは美しく似合ってた。早霧さんのマタドール姿で思い出すのは「バレンシアの熱い花」。作品の創りが何となく似てるので頭の中でごちゃまぜになって、どっちだったっけ?って思う事もあるけど、2作品でも複雑な人間模様を楽しませてくれます。大湖せしるさん(メリッサ役)・・・この役は観る前から大湖さんにバッチリ似合うと思ってた。予想通り良い配役でした。オープニングの大湖さんだけ赤いドレスで踊ってる所もダンスの美しさと表情を含む表現力の素晴らしさに感動でした。後半はあんまり出て来ない役ですが、前半のストーリーの重要な役です。鳳翔大さん(セバスチャン伯爵)・・・この役、凄く似合ってた。この役も前半に集中して登場する役ですが、鳳翔さんのカッコ良さが引き出せててはまり役でした。今回の再演で凄く印象に残った役の一人です。星乃あんりさん(アンフェリータ役)・・・この役は初演では娘役トップが演じてた役。Wトップだったのでアンフェリータとエバの役を娘役のトップ二人が演じてました。配役を知った時の想像を遥かに越える素晴らしさでした。あの長いソロ歌も感情豊かで感動でした。登場人物の中でこの役が一番好きな役って言うか、この人とその父の蓮城まことさん演じるアントンの二人だけが共感できる人間でした。決闘で女性を取り合うような時代だからまともな人なんてそんなにはいない時代だから仕方ないとは思うけど^^彩風咲奈さん(ビセント役)・・・この役はトップの次においしい役だと思う。前半に集中して登場する役ですが、彩風さんの芝居に大満足でした。観る度にスターの風格が備わってきてて、芝居でもショーでも余裕を感じさせる実力も身につけてきているように思う。彩風さんは新人公演で初主演する前から好きだったので、大きくなっていく姿を毎公演ごとに観られて頼もしく感じる。永久輝せあさんは今回、芝居、ショーとも前に出られる事が多く観客に永久輝さんを確実に認識させられたように思う。芝居は更に上手くなってたように思う。今回のショーを観てると此花いの利さんと透水さらささんがいない事で現実に引き戻される^^;「この場面は此花さんが歌ってた」とか「透水さんの歌声が聴きたい」とか考えてたら終ってた^^;初演の峰さを理さんの映像をリマスターして放送してほしい。南風まいさんと湖条れいかさんのダブルトップ体制も、その後の南風さんの単独娘役トップ時代も日向薫さんにトップスターが変わってからのコンビも好きでした。
2015年11月22日
月組公演に行って来た。11月なのに蒸し暑く感じるほどの異常な気候で雨もずっと降ってる中、宝塚へ。この時期の宝塚の街は本来なら毎年かなり寒く感じるのに…。居酒屋を出て夜の11時過ぎでも宝塚はまったく寒くなかった。熱燗の季節なのに、今日のような蒸し暑さなら冷酒になってしまう。菊正宗の樽酒冷酒はやっぱりおいしい。どんな料理にでも合うし呑み飽きない。今月はバウホールにも行くし、その時はさすがに熱燗かな。月組をこの前観たのは龍真咲さんのコンサートでした。あのコンサートは本当に良かった。構成も演出もどの場面も楽しめました。ザ・スターと僕こそ音楽の2曲は素晴らし過ぎた。今回のショーは特に印象に残る場面がなかった。このショーを作った演出家の作品はほとんど好きなんだけど、今回は何か物足りなかった。その中で特に良かった場面は第三場のマーチングバンド風の場面。Scott Joplin/Marvin Hamlischの「Easy Winners」に歌詞を付けて歌ったりと斬新。「Easy Winners」の間に「The Entertainer」を少し挟み込んだりしててワクワクした。そのまま「Solace」にも歌詞を付けて珠城りょうさんが歌ったりしたら感動だったのに。あのアルバムの曲をもっといっぱい使ってくれるのかと少し期待してしまった。全曲が名曲のアルバムです。小学生の頃から聴きまくったアルバムだし、このアルバムのピアノ譜まで買って全曲練習したりしてた。映画ももちろん好きなんだけど、音楽単体でいつも聴いてた。次のクラブの場面とか「Hooker's Hooker」を使えばいいのにとか考えながら観てた。「The Glove」も凄くジャジーだからこのショーに合う。「舞音」も内容は特に印象に残るような感じではなかった。タイトルを見ると宙組の中で大好きな花音舞さんがまず浮かぶ。^^久しぶりに星条海斗さんの迫力ある芝居が観られた事が一番感動だった。ただ、舞台装置と照明は素晴らしかった!赤と緑の提灯が各場面で凄く活きてたし竹で舞台の枠組みを作ってるのも良かった。中島みゆきさんの「2/2」の時に竹を山ほど使ってたのを思い出した。あれもベトナムでの話だったから。照明は夜の場面のあて方が綺麗だった。白い布で波のように見せるセットも美しかった。そう言えば今、やってる中島みゆきさんのコンサートは黒い生地で夜の海の波を見せていました。龍真咲さんでもっと違う役が観たい。有り物の作品なら「霧深きエルベのほとり」か「モーツァルト!」を龍さん主演で観てみたい。やはり早乙女わかばさんは美しかった。街を歩いてても絶対に歩いてそうにない夢々しさが良い。宝塚歌劇の舞台上にしか存在しないような美しさ。凪七さんは今回、特に印象に残る場面がなかったけど次の作品に期待。この作品はもう一度観るので印象が変るかも知れないけど。
2015年11月17日
花組公演を観劇してきました。3回観る予定だったのですが、用事が出来て1回行けなくなって初日と今日の2回の観劇になりました。前に観たのが初日だったので、大きく印象が変わった場面もあったりで楽しめました。立ち見も出てるほどの大盛況でショーも満員の客席は盛り上がってました。明日海りおさんの光源氏の美しさは初日に観劇した時の何倍も輝きが増しててセリフの中にでもあるように「身の回りに情熱のほてりがゆらめいて」いるように見えてしまう。品のある美しさで明日海さんを観てるだけでも満足できる公演です。第6場「六条御息所」での明日海さんと柚香光さんのやりとりの場面の美しさや緊張感は初日の感動を比べ物にならないほどに進化していて柚香さんの御息所の儚げな芝居に感動しました。一つ一つの動きが美しい柚香さんだからこそ、ここまで完成度の高い役作りが出来たのだろうと思った。第11場「車争い」〜御息所の生霊は圧巻でした。花野じゅりあさんの自信に溢れた激しい気高さが御息所の生霊によって弱らされていく。花野さんの芝居も素晴らしいし、柚香さんの妖しげな狂気を発する芝居も最高でした。初日の時も見入ってしまった場面ですが、今日は各自の想いが溢れ出ているような凄い場面に進化してました。やっぱり汝鳥伶さんは最高すぎる!汝鳥さんがこれまでに演じた役のベスト10に入るほど好きな役です。表情もセリフの発声も素晴らしい。汝鳥さんが出て来る場面はどれも凄い緊張感が舞台全体に走るようで鳥肌もんでした。京三紗さんもさすがの一言。京三紗さんは「ジョイ!」で初舞台らしいです。「ジョイ!」は好きなショーで(生ではもちろん観てないけど)LPで聴きまくってました。主題歌のコーラスをひょっとして京さんも歌ってるのかも知れないと思って、「ジョイ!」を聴くとまた違ったワクワクがあります。初舞台生だからコーラスはしてないか・・・・。全員での掛け声的な所は京さんも参加してるかな。観てもいないショーなのにLP聴きすぎて、甲にしきさんのファンの掛け声の箇所まで覚えてしまってる。「甘い生活」〜「紫の夢」を歌う水はやみさんの細かいビブラートの歌唱も好きでした。薫邦子さんの歌う「心の痛み」の迫力も最高です。銀あけみさんの「この素晴らしい朝」の心地良い伸びやかな声も好きでした。甲にしきさんと水穂葉子さんのコミカルな楽曲も何度聴いても飽きない。水はやみさんはこのショーではソロが多くて前半、不気味に始まる「通夜の挽歌」も印象的でした。「♪この世では生きてる事も〜〜〜AH~~~~~~~~~」って凄い個性的な歌唱も聴ける。「ジョイ!」の主題歌は名曲なのに、意外と宝塚スペシャル的なイベント物では使われてないような気がする。「タイムマップ」とかも歌われてるのを聴いた事がない。100周年の時はそんな主題歌を歌い継ぐような企画があると思ってたのに、100周年の行事やイベントはほとんど印象に残ってない。自分は100周年のイベントや演目にはガッカリだった。期待しすぎたせいだと思うけど。で、まったく「新源氏物語」とは関係のない話になったけど・・。京三紗さんの和物はやっぱり良い!斉明天皇役も一路さんの大海人以来、再演があるごとずっと演じてる当り役です。初演の新人公演でも斉明天皇役を演じてます。前回から10年経つし、そろそろ全国ツアーか中日あたりで再演があれば観たい。その時はもちろん京さんの斉明天皇役。大海人は明日海さんが似合いそう。ショー「Melodia」も楽しめました。エルドラードの場面での花野じゅりあさんがめちゃくちゃカッコいい!あの場面は花野さんばかり目で追ってしまう。ダウンタウンの場面は柚香光さんのダンスに見惚れてしまう。中詰め終わりで鳳真由さん一人銀橋に残ってのソロがもの凄く良い!客席に降りての観客へのアピールも様になってた。きばり声を交えての迫力ある歌唱、最高でした。初日より何倍も良くなってた。この公演のル・サンクは明日海さんの美しい写真が満載でした。綺麗なカットの写真が凄く多い。柚香光さん
2015年11月03日
セリフも歌もまったくなくダンスと音楽で綴られた1時間40分でした。中国の古琴の生演奏も途中にあって、その場面も感動的でした。生演奏はやっぱり良い!男性ダンサー15人と水夏希さんの16人での舞台。もの凄いテクニックと迫力の男性ダンサーの中でも見劣りする事なく輝いてた水さんに感動でした。凄い量の雪が降る舞台に水さんが踊る場面は特に素晴らしかった。ここ最近、雪の特効の技術も進歩して泡状で溶ける物や本物に近い冷たい雪や炭酸ガスで結晶を作るものなどいろいろありますが、今日のは溶けるタイプのスノーマシンではなかったように思います。少し前には発泡スチロールっぽい素材の物で雪の演出をしているのをテレビや舞台で観た事があったけど、あれは静電気で髪や顔や衣装に付きまくりでかっこ悪かった。口にも入るし健康にも悪そうな感じで観ていました。雪の演出と言えば、1991年中島みゆきの夜会「邯鄲」では客席に本物の雪を降らせる演出があって驚かされた。1998年の夜会「海嘯」ではくるぶしまで積もるかのような桜の演出が凄かった。今日の水夏希さんの雪の場面も「海嘯」の時ほどの迫力のある量でした。次に水夏希さんを生の舞台で観るのは「HONGANJI」です。これは凄く楽しみにしてる舞台。今日は一路真輝さんのエリザベートの時のトートダンサーだった方や宝塚歌劇の振付けの名前で見た事のある方たちも出演していました。舞台写真がもう既に発売されてました。小さいので宝塚の舞台写真のサイズにしてほしい・・・。ソロモンの指輪水夏希さんの雪組トップスター時代のショー作品は全て甲乙付け難い名作揃いです。「ミロワール」「ソロモンの指輪」「RIO DE BRAVO!!」「Carnevale 睡夢」「ロック・オン!」それから和物の「風の錦絵」。どれもクオリティーの高いショーでDVDで何度観ても飽きない。トップスター時代は「AQUA5」をやってたので、コンサートなどがなかったのは残念ですが、「AQUA5」にオリジナルの名曲がたくさん出来た事は良かった。もうメンバー全員退団してるし、AQUA5の再結成も観てみたい。
2015年11月02日
桜木みなとさんのバウホール初主演作品「相続人の肖像」を観劇してきました。期待以上の感動で大満足な舞台でした。全てがシンプルに作られてて、そこにも好感が持てた。舞台装置も照明もシンプルで必要以上の飾りを取り払ったような演出も良かった。ストーリーもコメディタッチでありながらも感動させる所はしっかり作られてて、睡魔に襲われる事なく1幕2幕とも楽しめました。久しぶりの宝塚だったので、終演後はゆっくりと話ながら飲んでました。月曜だったので居酒屋もガラガラで静かで良かった^^物語は20世紀初頭の英国貴族一家のお話。ダラム伯爵家の主人ジョージが亡くなり、その墓地の場面から少し不気味な雰囲気で始まる。跡取りでもある一人息子のチャーリーは父親ジョージがヴァネッサと再婚し後妻になった事が許されず家を出ていた。チャーリーはヴァネッサが父親の愛人で自分の母親と父の間に入り込んで来たと信じ込んでいた。父の死を聞かされ仕方なしにダラム家にチャーリーが帰って来る。祖母のロザムンドから相続についての話を聞かされる。全財産をチャーリーが相続するにはいくつかの条件が父の遺言に書かれていた。財産相続と義母とチャーリーの関係、チャーリーの回りでの恋愛問題など、テンポ良く物語は進んで行く。登場人物の中で踏んだり蹴ったりで救いがないような一家も出てしまうけど、悲壮などん底感を感じさせないようにも書かれていた宝塚らしさも良かった。桜木みなとさん(チャーリー役)・・・新人公演で凪七さんの役をやってたり、「白夜の誓い」の新人公演主演の時の印象も強いけど、今回のバウホール初主演でこれまでの何倍も急成長した桜木さんが観られて感動でした。初主演ながら余裕さえ感じさせるような芝居や歌に驚かされた。セリフも歌も桜木さんの声が好きだったので、より一層磨きがかかった発声にも聴き惚れた。フィナーレのデュエットダンスも初々しくキラキラしてるようで素晴らしかった。蒼羽りくさん(ハロルド役)・・・踏んだり蹴ったり一家の一人だけど、とにかく爽やか度が強烈でした。蒼羽さん演じるハロルドが最後に出て行く時のセリフ回しや表情や役作りに一家の救いの光が感じられて納得させられた。芝居も本当に上手くなったし歌も良くなった。ダンスは当然素晴らしかった。フィナーレの幕開きで蒼羽さんが中心で踊ってる所は特にカッコ良かった。踊ってる時の視線の鋭さが下級生時代の水夏希さんを彷彿させるようにも感じた。ハロルド役を爽やかに、そしてやや天然に可愛く見事に演じてました。松風輝さん・・・今回の作品は松風さんの存在抜きには語れないと思う。芝居の上手さだけじゃなく、舞台に立っているだけでも創り出す空気が凄い。いつの間にかベテランと呼べる一人になってた。新人公演などでも癖のある難しい役を何作もこなしてきた成果なのかも。嫌みのない芝居と滲み出て来るような温和な人柄に惹かれる。純矢ちとせさん・・・亡くなったダラム家の主人の後妻ヴァネッサ役。今日、バウホールで純矢さんを観てると、宙組に組み替えしてきて初の公演「殉情」の事を思い出していた。まだ学年も若いのに強烈に艶っぽく大人の女を演じていて驚いた事とか、その場面とかが鮮明に浮かんで来たりした。「殉情」の話になるとどうしても最初にあの寿つかささんが頭に浮かんでしまうけど、組替えしてきてすぐの純矢さんの並外れた色っぽさもあの作品をより良いものにしたと思う。あの時は彩苑ゆきさんも風莉じんさんも素晴らしかった。そして暁郷さんの退団公演だった事も忘れられない。そう言えば松風も丁稚の一人で番頭の暁郷さんに叱られてた。月映さんや星吹さんの丁稚も可愛かった。現代の場面での八雲美佳さんの老け役も良かった。現代の場面と言えば、凪七さんと天咲さんのコンビがめちゃ可愛かったのも思い出した。「殉情」の話は・・・関係ない。純矢さんのヴァネッサ役はさすがベテラン。素晴らしいの一言でした。星風まどかさん後妻ヴァネッサの連れ子イザベル役。今回、初めて認識した娘役さん。最近の下級生はあんまり知らない人も多くなったので注目されてた人なのかも知れないけど、今回のイザベル役の芝居に引き込まれた。これから少しずつ存在感や華が付いてくるのを毎公演、楽しみにしようと思う。宙組を観る楽しみが一つ増えて良かった。悠真倫さん・・・祖母ロザムンド役。なかなか迫力のある老婆で凄かった。おじさん役もおばあさん役も何でも完璧にこなしてしまう。笑いの間もやっぱり上手いなと。他にも愛白もあさんも素晴らしかったし、七生眞希さんも爽やかで良かった。花咲あいりさんも上手かった。小春乃さよさんもこれから楽しみな娘役さんです。弁護士役の穂稀せりさんもいい味出ててこれから確実に良くなる男役さんだと思えた。今回は久しぶりに宙組の下級生をしっかり観る事が出来て良かった。
2015年10月19日
花組公演の初日に行ってきました。芝居もショーも満足でした!特に「新源氏物語」は上質な宝塚歌劇を観た!って気になれた。舞台装置も照明も素晴らしかった。何より、この作品はやっぱり名作だと再認識できた。現代のタカラジェンヌが演じても初演の頃の品や艶やかさが衰える事なく、さらに華やかさが増していて感動の一言でした。初演、再演と観てきましたが、今回の舞台が一番好きかも知れない。日本舞踊の所作や基本的な細かい事は分からないけど、(花組はかなり久しぶりの本格的な和物だったので)、見映えと惹き付けられるパワーは凄かった。明日海りおさん(光源氏)・・・美しい源氏になるのは想像出来たけど、想像を遥かに越える美しさと艶やかさで姿を観るだけで感動でした。初日なのに完璧に役が出来上がってるように感じられた。これから更に進化して良くなると思う。カーテンコールの挨拶は今回も天然ぶり発揮で可愛かった。優しく控えめな性格がいつも滲み出てて、挨拶を聞く度に好き度が上がってしまう^^;汝鳥伶さん(桐壷帝)・・・初演の藤城潤さんの桐壷帝のイメージとはまた違う迫力のある帝でした。めちゃくちゃカッコ良かった!最後の輪廻の場面、雷鳴の中、幻想の世界での帝のセリフはゾクゾクした。「どうだ!美しい良い子だろう。美しいものは似るものだな。そなたの幼い頃にそっくりだ」完璧すぎて泣けそうになった。やっぱり汝鳥さんの芝居は最高!1957年雪組公演での帝役は桂木ゆたかさんでした。どんな帝だったのか観てみたかった。新源氏ではないので、まったく違うと思うけど・・・。京三紗さん(弘徽殿の女御)・・・本格的な和物には欠かせないキャスト。京さんも汝鳥さん同様に、この作品をより深い作品に感じさせてくれる重要なキャスト。再演、そして今回の再々演と同じ役をまったく衰える事なく見事に創り上げていました。柚香光さん(六条御息所・柏木の2役)・・・この2役とも大きな役なので、柚香さんがどう演じるのか楽しみでした。まだまだ若手なのに見事!でした。特に六条御息所は女役。それも難しい役所。情念が伝わってくる素晴らしい芝居でした。生霊として登場する場面も何かに取り憑かれてるかのような怖さを感じさせる熱演。公演ごとに確実に実力を付けて、生まれ持ってるかのような華やかさも観る度に大きく強くなってて惹き付けられます。春妃うららさん(若紫)・・・麻乃佳世さんのイメージが強くてタイプが違う女優さんなのでどうなるのかと思ってたけど、めちゃくちゃ可愛かった!花乃まりあさん(藤壺の女御)・・・この役も難しい役所だと思うけど、見事でした。花野じゅりあさん(葵の上)・・・車争いの場面もだけど、芝居も所作も素晴らしいと思った。和物の化粧も着物も凄く似合ってる。美しかった。瀬戸かずやさん(頭中将)・・・和物も洋物もショー、どの分野でも存在感を感じさせるオーラが凄い。タカラジェンヌになるために生まれて来た人だと舞台を観ながらいつも感じる。この役も見事だったし、ショーでもカッコ良かった。グランドレビュー「Melodia」構成、展開ともに飽きさせない、そして時間を忘れさせるような良いショーでした。プロローグはメロウに優しく始まって、激しくHEAVYな場面や熱いラテンなど起伏の激しさを楽しめるショーでした。ダンス場面が多いので出演者は大変かも知れないけど、組全体のまとまりとしても素晴らしかった。中村一徳先生の作品の中でも自分が好きなベスト3に入るように思う。「プレスティージュ」「ダンシング・フォー・ユー」とこの作品かな。「ダンシング・スピリット!」も好きだけど・・・あれは花總まりさんが凄く良かったせいかも。ショーの詳しい感想はまた観劇する予定なのでその時に書きます。終演後は宝塚で10時過ぎまで飲んでた。秋鹿と呉春の熱燗なんて初めて呑んだ。燗でもおいしいんだ...。香住鶴まで熱燗メニューがあった。もちろん呑んだ^^金目鯛のカマ焼きは食べる所がほとんどない事を学べた^^;柚香光さんのまた新しい一面を感じさせてくれるスチール。四つ切りも買った。明日海さん、汝鳥さん、京さん羽立光来さんの初スチール入り!記念に5枚買った。羽立さん、車争いの場面では大迫力の芝居でした!ショーでも少しソロ歌もあって良かった。初演のLP春日野八千代さん主演の1957年雪組公演「源氏物語」光源氏の春日野八千代さんと夕顔の梓真弓さんそれにしても「ホリディ・イン・ハワイ」と2本立てって何か凄い。この幅の広さが宝塚歌劇の醍醐味の一つ。車争いの場面主要人物の一部
2015年10月02日
全956件 (956件中 251-300件目)