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轟悠さん主演の専科公演「神家の七人」を観劇してきました。期待以上のおもしろさで大満足です。脚本も演出もキャストの芝居も宝塚コメディとして、かなりクオリティが高いと思う。月組下級生まで出演者全員が芝居が上手くて、笑いの間も凄く良いと思った。大爆笑喜劇ものではなくて、ずっと何やら笑えてしまうコメディーミュージカルになってました。このキャスト見たら、おもしろくないわけがない!と言う役者を揃えてるので、それなりに期待は大きかったけど、それ以上の物を観ることができました。轟悠さんのコメディは久しぶりで、それもオリジナルコメディ。今までに観た事ないような表情や仕草にファンは大喜びで盛り上がってました。こんな轟さんが観られるのは最後なんじゃないかと思えるほど貴重な芝居でした。「凱旋門」を再演するのは、めちゃくちゃうれしいけど、その前に「神家の七人」で振り切った芝居の轟さんを観る事ができて良かった^^;25歳の役でキャストの中で一番若い男性の役です。(プログラムに役の年齢が全員掲載されてます)さすが、ベテランで25歳の男性に見えてしまうからすごい。あんまり見られない可愛い芝居もなかなか良かった。汝鳥伶さんの役も最高におもしろくて、可愛がってた猫がいなくなってずっと探してる厳ついマフィア。なかなか思いつかないような設定で、汝鳥さんのおもしろい面を凄く引き出せてて良かった。汝鳥さんが歌い踊る場面もあって、汝鳥さんファンの自分にとっては大満足。汝鳥さんとずっとペアで動いているマフィアの部下を演じてる春海ゆうさんとのコンビも最高でした。春海さんが汝鳥さんに負けないほどの間の良い芝居をするので、汝鳥さんの芝居の良さを最大限に活かしてくれていました。一樹千尋さんは一番血の気が多いマフィアの役。一樹さんの芝居にもかなり笑わされた。本物のマフィアに見えてしまう勢いの芝居とメイク。これこそプロの役者って感じで見入ってしまった。悠真倫さんも汝鳥さん、一樹さんの下で虚勢を張ってるちょっと情けない所もあるマフィア。頭の中は女と酒の事ばかりで、どうしようもない奴感が凄く出てておもしろかった。華形ひかるさんの役は轟悠さんのお父さんの役。すでに死んでいて、夜になると息子の轟さんに憑依するという、すごい設定^^;でも、これが最後にはホロっとさせるようになっていて、うまい作りだと思った。華形さんもパワーのいる役で、ひと公演でかなりのスタミナを消耗しそう。芝居の上手さはずっと前からわかってるので、どんな役でも安心して観られる。今回の難しい役も完璧にこなしてると思った。早乙女わかばさんの大活躍も今回の大満足の原因の一つ。細かく分けて4役演じています。全ての役の演技の使い分けも完璧で、凄く芝居が上手くなったと感慨深く観ていました。早乙女さんが、これから生きていく中で二度と使わないようなセリフをフルパワーで発し、ぶっ飛びすぎの最高の芝居が観られた事も大満足!「くず野郎!」って数え切れないほど連呼してる早乙女さん・・・最高でした^^;春海ゆうさんの事は汝鳥さんとのコンビの事で書いたけど、芝居が好きなんだろうなって感じるような良い芝居してた。汝鳥さん相手にあそこまで演じられる事にも感動でした。汝鳥さんの芝居を絶対に邪魔しない計算されてる演技で二人の場面がよりおもしろくなってると思った。これまでに汝鳥さんと二人で芝居して、汝鳥さんの良さを全て殺してしまう人もいたので、今回のコンビネーションは素晴らしかった。蒼瀬侑季さんはオカマのマフィアの役。この人も芝居が良くて、やり過ぎず、引っ込み過ぎずで絶妙な間とともに観客を笑わせてました。急におっさん声で叫ぶ声がカルーセル麻紀さんっぽくて笑えた^^;周旺真広さんはキャストの中で最下級生。その最下級生の周旺さんが67歳の一番年上のおじいちゃんマフィアの役^^;67歳よりはもっと上に見えてしまうほどに、おじいちゃんに徹してた。この学年でおじいちゃん役を見事にこなせるのは凄い事。これから、どんな役をやっていくのか興味がかなり湧いてくる。ミュージカルなので、ナンバーも多く、斎藤先生の十八番のようなヒーロー物っぽい元気の良い楽曲ももちろんありました。それを轟さんが歌うってのもかなり貴重なのかも。そうそう!生バンドの演奏だった事も、この作品をよりイキイキとさせてた要因。少人数の編成でも十分に厚く感じるようにアレンジされてて、素晴らしかった。じわじわ笑わせて、ホロっとさせる喜劇の基本のような作りも凄く良い。
2017年11月15日
昨日は星組公演「ベルリン、わが愛」のe+貸切公演に行ってきました。2階席から観劇するのは、この公演で初めてで観え方の違いや、二階席でしか分からない事なども観る事ができて楽しめました。ショー「Bouquet de TAKARAZUKA」では、いろんなキャストが何回「イープラス!」と叫んだ事やら^^;「イープラス」の振り付けも決めてるようで「プラス」の時はウルトラマンのスペシウム光線のポーズで揃えていました。終演後は紅ゆずるさんの挨拶もありました。芝居もより深まって、さらに見ごたえのある作品に進化していました。e+貸切で初めて宝塚を観劇する人にも何か心に残る感動を残したと思う。ショーも2階席から観る光景は、また全然違ってました。プロローグの紅さんが吊り物で登場する場面も、思ってたよりも近くに感じられました。この日が壱城あずささんを生で観る最後だったので、フーゲンベルクの登場シーンはしっかり目に焼き付けました。ショーでの天寿さんと二人での陽気な場面も客席の手拍子や拍手も大きく、壱城さんへの想いが伝わってきました。凪七瑠海さんのゲッペルズの冷酷な怖さは公演が始まった頃よりも、さらに圧迫感や圧力を感じられるようになった迫真の演技に感動でした。「花夢幻」を凪七さんの歌声で聴けるのも、今回の公演の楽しみの一つ。バウ公演「オイディプス王」でのヒロインの迫真の演技で女性としての芝居も確立させ、今回、重厚で冷酷な男の役も完璧にこなした、凪七さんのこれからの出演作品が楽しみです。紅ゆずるさんのDVDが付いてる写真集を買いました。撮影のドキュメントをスカイステージで観て、この写真集は絶対に買おうと思ってました。
2017年11月05日
久しぶりの、一路真輝さんのストレートプレイの舞台。「君は どこにいるの」も今年だったから、久しぶりでもないか・・・^^;歌のない舞台で、芝居のみに集中してる一路さんの魅力にも毎回、感動させられます。今回の作品「トロイ戦争は起こらない」は、最近観劇した舞台の中で最も緊張感と緊迫感のある、心の中の深みに入ってしまう作品でした。舞台装置も大掛かりで、A列〜D列を潰して円形の八百屋舞台も凝っていて、見応えのある舞台装置。美術は誰だろうと、プログラムを見てみると二村周作さんでした。複雑な円形の八百屋舞台といえば最近では「レディ・ベス」の舞台を思い出しますが、その「レディ・ベス」も二村周作さんでした。二村周作さんが美術を担当する舞台はいろいろ観ていますが、円形ばかりって事ではない^^;最新版「エリザベート」もそうです。小劇場で二村さんが担当した舞台の中で特に印象的だったのは、宝塚バウホールで上演されたギリシャ悲劇「オイディプス王」の重厚な舞台。一路さんが出演してた「ブラックメリーポピンズ」もそうでした。爆笑喜劇インドミュージカル「オーム・シャンティ・オーム」も二村さん担当で重厚なものからポップな物まで、キャストがいない舞台を観るだけでも、ワクワクさせられる舞台装置なのは、毎回素晴らしいと思っています。今年の12月、今から凄く楽しみにしてる「Pukul」も、二村周作さんが担当らしいので、幻想的でプログレッシブな舞台空間を今から楽しみにしています。そして今回、下手側にポツンと一人、女性ヴァイオリニストがいます。金子飛鳥さんです。いろんなアーティストのレコーディングやライブでも弾いてるので、知ってる人も多いと思う。今回はElectric Violinだったのですが、激しい効果音の中でも鮮明に聞き取れる事を考慮してそうしたのかも知れない。超静かな舞台なので、アコースティックだと生音が下手側には大きく聞こえたりしてしまうのもあるのかも知れない。途中、通常のヴァイオリンも使用してたのかも知れないけど…。いろんなライブでもエレクトリック・ヴァイオリンを使ってる人はいますが、今のエレクトリック・ヴァイオリンの音は凄く良くなってると思う。ライティングは特に照明の存在感を強く感じるようには、作られてなかったと思うけど、地明かりに近いような自然な光の中に美しさを感じていました。キャストは言うまでもなく、誰もが素晴らしいの一言です!鈴木亮平さん、一路真輝さん、三田和代さん、鈴木杏さんをはじめ、全てのキャストの集中力が客席にも伝わって緊張感と圧迫感の中、のめり込んでしまう2時間半でした。次の一路さんの舞台は何なんだろ?夏の「キス・ミー・ケイト」再演の全国ツアーまでに、何かあると思うけど、ミュージカルでもストレートプレイでも何でも楽しみ。この前、大満足のコンサートをしてくれた矢先なのに、コンサートも早くやってほしい^^;2016〜2017年は、かなりぎっしりと舞台出演が詰まってたので、休養も必要かも知れない。今、宝塚時代も含め、歌唱も芝居も最高レベルになってると思う。特に歌唱の素晴らしさには驚かされる。一路さんは何も言わないけど、かなりボイトレをやってるとしか思えない。東宝ミュージカル「エリザベート」で600公演以上エリザベート役をやった時よりも今の方が更に素晴らしい歌声になってるのは努力してないわけがない・・・再び超ストイックな一路さんになってきてるような気もする。関係ないけど^^;「二人だけの戦場」カーテンコール写真左から和央ようかさん、花總まりさん、一路真輝さん、轟悠さん、そして汝鳥伶さん!汝鳥伶さんは「凱旋門」に出てくれるのだろうか・・・。「PUCK」と「グランドホテル」に出なかったのは、かなりショックだったけど。カーテンコール中に轟さんはいったい何を一路さんに話してるのか、凄く気になる写真。今でも凄く仲の良い二人です。2番手時代。2番手羽根にしてはキジ羽根が多めに感じるのは、ファン目線だからか・・・^^;「ベルサイユのばら」オスカル
2017年10月27日
星組公演「ベルリン、わが愛」を観劇してきました。昨夜の暴風、豪雨明けの月曜は、台風の影響が残ってたせいか、開園後、遅れて座席につく人がいつもよりかなり多かった。幹線道路も渋滞、電車も完全なダイヤじゃなかったので大変だったと思う。一部、40席ほどの団体客の座席が2部が始まるまで空席のままでしたが、終演して席を立つと、空席だった座席を観客が埋め尽くしてたので、ギリギリ、ショーに間に合ったようで良かった。この前、観劇したのは、初日開いてから、そんなに日も経っていない頃でした。今日、かなり日にちをおいて観劇すると、キャストの全員が大幅にグレードアップしたような印象で作品がさらに深くドラマチックに感じられた。「ベルリン、わが愛」、冒頭の「メトロポリス」ワールドプレミアの場面紅ゆずるさんは、トップとしての存在感や華やかさを、前回、観劇した時以上に感じられて星組を引っ張っていく姿が頼もしく感じられた。凄く良いトップスターになっていく予感がする。レヴュー「Bouquet de TAKARAZUKA」の紅ゆずるさんも魅力を大幅に増して、全ての出番で華のある風格を感じられました。そして、歌声もさらに滑らかに心地よく、人柄の良さを感じられる素直で美しい歌唱になってました。凪七瑠海さん・・・とにかく凪七さんの存在感は芝居、ショーともにじゅうぶん過ぎるほどに感じられた。下級生の頃は歌声も細く可愛い声の印象だったのが、今では迫力のある太く包容力のある歌声に進化して芝居でのナチス宣伝指導者を演じる時の迫力や重さ、そして、ショーで「花夢幻」を歌う、歌声の包み無用な包容力のある歌声は絶品でした。宙組下級生時代から、凪七さんは凄く好きな男役さんだったので、いつの間にか、本格的で骨太な男役に成長してるのが感動です。綺咲愛里さん・・・確実に感情が伝わって来る芝居で、久々に芝居中に注目してしまうトップ娘役さんです。表情も良いし、セリフの声の使い分けも完璧になってきてる。初日と、この前、、観た時よりも大幅に成長してるように感じた。輝咲玲央さん・・・今回は見せ場が少ないようで、実はかなり良い芝居やダンスをしてるの場面も多いので、要注目です。芝居では冒頭のワールドプレミアの場面では、凄い存在感を増してた。天寿光希さん・・・無声映画のベテラン俳優演じています。シリアスな芝居もコミカルな芝居も前回、観た時よりもさらに遥かに良くなってて驚きでした。コミカルな場面ではひろ香祐さんとのコンビネーションも最高で、作品に幅を持たせてて良かった。最初のトーキーに出ることを断るシリアスな芝居もひろ香祐さんとの重めな芝居が緊張感を与えていて凄く良くなってた。おしゃれでクールな作りが印象的な「ベルリン、わが愛」と、オーソドックスで温かみのあるショー作品「Bouquet de TAKARAZUKA」の組み合わせは、往年の宝塚ファンをも満足させられるような品のある2作品になってて満足です。次の星組大劇場公演は、紅さんのパワーを感じられると思う、ドタバタコメディ作品になりそうで期待が高まります。落語ミュージカルって・・・^^;落語の超大作「地獄八景亡者戯」を芯にしたミュージカルって観る前からワクワクします。桂雀々さんが師匠の十八番「地獄八景亡者戯」をミナミの松竹座だったか、シアターBRAVA!だったかで口演した時に生で聴いたのが、「地獄八景亡者戯」を生で聴いた最後かも。あの時は桂雀々さんのデビュー何周年かのイベントだったように思う。米朝さんの「地獄八景亡者戯」も一度だけ生で聞けたのはラッキーだった。今回の星組公演、まだ観劇します^^;見飽きないし、楽しめる2作品なので次回、観劇も楽しみです。「ベルリン、わが愛」の中では不評な^^;「メトロポリス」のブルーレイは日本盤では、まだ発売されてませんが、海外版で安く買うことができます。1927年製作のオリジナルに、効果音や音楽を入れて再編集された1984年ジョルジオモロダー版です。フレディーマーキュリーの名曲「LOVE KILLS」も聴けます。ブルーレイのメニュー画面酒井澄夫先生のショー「Bouquet de TAKARAZUKA」の中でも噴水の電飾のセットで「夜霧のモンマルトル」を歌うシーンがあります。バベルの塔を見ながら考えあぐねてる場面ジョルジオ・モロダー版「メトロポリス」のブルーレイ。オリジナルをリマスターして効果音と音楽をつけて、再編集したもの。1984年再び大ヒットしました。その時のポスター。1927年オリジナル
2017年10月24日
紅ゆずるさん率いる星組公演、初日観てから、すぐの2回目観劇。今日は「大阪ガス&宝塚歌劇 宝塚大劇場カーボン・オフセット公演」で、入り口で公演クリアファイルが貰えました。そんな公演だったとは、まったく知らなかった^^;「カーボン・オフセット公演」とは、CO2排出量を減らし地球温暖化防止に積極的に取り組んでいく公演のようです。開演前に組長さんの挨拶と終演後には紅ゆずるさんの挨拶がありました。紅さんの挨拶は今日も最高でした^^初日の挨拶もおもしろかったけど、今日はクールに極める挨拶するはずだったらしいのですが、いきなり、Co2をCosと言い間違えてしまい、そこからは和やかなムードに^^;最後はさすがトップスター!笑いも交えバッチリと今回の公演の趣旨を伝えてました。「ベルリン、わが愛」2回目観劇して、より作品の深い部分や、凝った演出、装置など拘りの強い部分も楽しめました。全てが洒落てる大人な作品で、今の星組だからこそ、ここまでのクオリティで上演出来ているのだと思った。凪七瑠海さんの力も大きく、作品をより幅のある物にさせているように感じた。紅ゆずるさんと綺咲 愛里さんのコンビの良さも星組全体の団結力がより強くさせている。今の星組は本当に良いと思う。輝咲玲央さんは、今回、ドイツの映画会社「UFA」の重役として登場。出番は特に多いわけではないけど、冒頭の「メトロポリス」試写会の場面などでは、存在感の大きさを発揮していました。ショーでは、芝居での重厚な雰囲気とは正反対な明るい場面でのダンスでも光っていました。今回のショーは出演者みんなが心底から楽しそうで観ていて笑顔になっていく。ひろ香 祐さんも芝居、ショーとも大活躍です。芝居では一番笑いを取ってると思う場面で重要な役をしています。天寿光希さん演じる、ベテラン俳優のヴィクトールの付き人、グレゴールを演じています。この二人のコンビが最高です。笑いの間も完璧で観客をおおいに笑わせています。天寿さんも初日には歌ってなかった鼻歌(アルプスの少女ハイジの主題歌)を歌っていたり、ひろ香さんが大げさに誉めたたえる芝居に対する反応も、すでに初日より凄くおもしろくなってた。ショーでは、ひろ香さんの表情の極め方やダイナミックなダンスで圧倒される。いつも思うけど、ひろ香さんは宝塚の舞台が好きすぎてたまらないんじゃないかな。出演者みんなそうだと思うけど。特にひろ香さんが踊ってる姿や表情を観てると、しんどい事があった時でも、こっちまで楽しい気分にさせてくれる。天性のものなんだと思う。この公演で退団してしまう壱城あずささんは、ダークな重みのある役です。壱城さんの芝居、役作りの良さも作品全体に大きな力を与えてると思う。星組にいるのが当たり前だと思うほどに、星組の舞台に大きな存在感を与えてた。壱城さんがいない星組が想像できない。黒人の女性レビュースター、ジョセフィン・ベイカーを演じる夏樹れいさんも歌唱、芝居ともに初日よりも更に遥かに良くなっていました。黒人女性歌手の声量と迫力を感じさせる素晴らしい歌声に鳥肌でした。初日でも、そのカッコ良さに惹かれましたが、今日は男役だということを完全に忘れてしまうほどでした。夏樹さんも。この公演が退団公演になります。もっと、後半にも出てきてほしいと思ってしまうほど、ハマリ役だと思う。ショーでは男役としてカッコ良く極めてました。礼真琴さんの歌唱も凄く良かった。礼さんの歌声を聴いてると、全てではないけど、ある音程の部分なのか、発声方法なのか、彩吹真央さんの歌声を思い出して懐かしく感じる時がある。酒場で酔いどれてた男から若手主演俳優に抜擢されたロルフを演じる瀬央ゆりあさんも立ち姿の美しさや存在感で光ってた。ショーのハイライト、「花夢幻」の場面。凪七さんの歌唱は素晴らしかった。初日の歌唱とはまた違う深さを感じられた。「花夢幻」が流れるだけで今日も感動してしまった。今日は終演後に久々にタイ料理に行ってきた。ヤムウンセン、トムヤムガイなどの定番メニューの他にも普段、あまり注文しないような料理をいろいろ頼んだ。サーモンを使ったタイ料理とか初めて食べた。タイ料理にはやっぱりシンハー・ビール。最近、居酒屋ではビールはあんまり飲まなくなって、最初から日本酒って事が多いのですが、タイ料理に来ると不思議とシンハー・ビールが飲みたくなる。この星組公演はまだまだ観劇する予定です。今日、入り口で全員がもらえたクリアファイルこれは少し前の紅さんのクリアファイル
2017年10月02日
星組公演の初日に行ってきました。紅さんがトップになって「スカーレット ピンパーネル」「オーム・シャンティ・オーム」の2作品を観劇しましたが、今回の作品も含めて、どれも満足のいく作品で今の星組のまとまり感が観ていて心地いいし、観終わった後、すぐにまた観たいと思わせてくれる。「ベルリン、わが愛」プロローグから観客の心を鷲掴みな演出だったと思う。映画「メトロポリス」の試写会。この場面の装置や構成、演出は素晴らしかった。「メトロポリス」ってだけで、一気に引き込まれた。自分の好きな映画です。オリジナルは1920年代のモノクロのサイレント映画。それを1984年にジョルジオ・モロダーが音楽をつけて再編集した(一部カラー化)。ジョルジオ・モロダー版が公開される前に、QUEENの「Radio GaGa」のPVでメトロポリスが大々的に使われ、それも話題になった。「Radio GaGa」の曲と映画の世界が妙にマッチしててQUEENの全てのPVの中でもベスト5に入る完成度だと思う。PV「Radio GaGa」で使われてる「メトロポリス」の映像1984〜1985年のQUEENワークスツアーの舞台装置は「映画メトロポリス」の世界を再現してる部分も多くありました。1984年ジョルジオ・モロダー版にはQUEENのボーカル、フレディ・マーキューリーがメインテーマとも言える「Love Kills」を制作。この曲は最高です!他にもYESのボーカル、ジョン・アンダーソンが「Cage of Freedom」を制作。ビリー・スクワイアの「On Your Own」も名曲だった。星組公演の中では色もの映画だと敬遠されるのですが、1920年代のドイツ映画でここまで今でも人気のある映画は他にないんじゃないかな。1984年版以降も2002年版と2010年編集版が制作されて人気は衰えない。「メトロポリス」の話ばかりになりそうなので・・・今回の紅さんはシリアスにクールに役を作り上げていました。歌声も伸びやかで感情が伝わり、ホントに上手くなったと思う。コメディはお手の物なのは誰もが承知してる事ですが、シリアスな芝居でも多くの名演があった。前回の宙組「神々の土地」に引き続き見応えのある作品でした。今年の大劇場公演は「スカーレット ピンパーネル」「神々の土地」「邪馬台国の風」そして「ベルリン、わが愛」と満足できる作品が4作品もあった。凪七瑠海さんが出演してるのもうれしかった。七海ひろきさんと同じ舞台に立ってる事にも感動だった。宙組公演「UNDERSTUDY」で最下級生として出演してた二人が千秋楽の頃には、この作品で大きく成長していたのも印象的だった。凪七さんの役はシビアな役所で、演技力に定評のある凪七さんが演じたゲッペルスという役を謎めいた魅力的な人物に作り上げていました。綺咲愛里さんも凄く良かった。大人っぽい品のある芝居に惹かれた。紅さんとのコンビも凄く似合ってる。この二人ならいろんな色の作品を観たいと思わせる。「Bouquet de TAKARAZUKA」予想通り^^; オーソドックスなレビュー作品でした。一番感動したのは、「花夢幻」を最初に紅さんが歌い始め1コーラス目途中で、凪七さんが歌い継ぎ、ほぼノーカットで「花夢幻」を歌ってくれた。凪七さんが歌って、大階段で紅さんたちが踊る。つい最近も、この「花夢幻」は一路真輝さんの35周年記念コンサートでも聴いたので、大劇場で再び流れた「花夢幻」にも感動でした。一路真輝さんは活動を再開した時から、この「花夢幻」をライブでよく歌ってくれるようになった。一路さんにとって特別な曲の一つです。凪七さんの「花夢幻」も味があって凄く良かった。中詰めは「セ・マニフィーク」だった^^;イントロが流れただけで、張り切りまくりで歌ってる鳳さんが頭の中に浮かび上がってしまう。主題歌は覚えやすく華やかな良い曲でした。また近々、観劇するので・・・紅さんとひろ香祐さん輝咲玲央さんとトップコンビ凪七瑠海さんと輝咲玲央さんQUEEN「Radio GaGa」のPVよりちなみに、レディーガガは、このQUEENの曲が好きすぎて名前をレディガガにした。メトロポリスで描かれてる未来都市を空飛ぶ自動車でドライブしているQUEENこのアンドロイドが物語を動かせていくアンドロイドの顔がフレディになる。かなりシュールなPVです。
2017年09月30日
雪組公演「CAPTAIN NEMO」2回目観劇。細かい突っ込みどころは、1回目よりもさらに増えて楽しめた。いろんな事が謎すぎて、観る側の感性に託してる部分も多く、不思議な世界が始終展開してる。細かい設定の中には作者も完結してない事柄もあるように感じながら、想像を膨らませて楽しめた。艦内の設定からすると、かなり巨大な潜水艦なんだろう・・・。何より艦内にパイプオルガンがある事に異様なファンタジーさを感じる。そして潜水艦の中に燭台…。さすがに潜水してる時には火を灯さないとは思うけど…。貴重な酸素が…父娘の10年ぶりの再会を盛り立てるようにパイプオルガンでBGMを弾くネモはシュールすぎる。謎の島「マトカ」の住民が崇拝するネモ船長は、千石イエス的な物も感じてしまうけど、全てがファンタジーで描かれてるので、細かい設定の不思議な部分も楽しんでしまえる。島に咲き乱れる赤と黄色の花の花粉がマタンゴの胞子のように人を洗脳させるのか・・とか、もしくは島の食べ物の中に洗脳させる成分があるのかとか、いろいろ友人と想像して飲んでた。海底軍艦「轟天号」を彷彿させるノーチラス号の活躍がもっと観たかった^^;原作にあるように巨大イカと戦ってもおもしろかったのに。巨大イカよりもムウ帝国の守護神マンダだったら怪獣ファンも喜ぶ。版権で無理だけど・・・。作品としても最近めずらしい完全ファンタジー物として楽しめるけど、やっぱりキャストの力がこの作品を更におもしろい物に仕上げてる。それから、昭和の宝塚歌劇そのものの音楽の数々も最高です。アレンジも昭和そのもの。不思議な転調しまくりの楽曲とか、昭和の古き良き宝塚歌劇のナンバーのようです。演出も構成もわざと昭和色を強く打ち出してる所も好感持てる。彩風咲奈さんのスターとしての存在感や華は強烈です。何年か前から立っているだけで華のあるスターになってきてましたが、今回の主演作品ではさらに立ち姿の美しさや存在感をパワーアップさせてる。2回目観た今日の方がのめり込んで観てしまってた。国旗を持ち寄り潜水艦の中で行われる謎の儀式・・・そしてショパン「別れの曲」を再びネモ船長自らパイプオルガン演奏・・・口で言う謎のモールス信号・・・もっと時間があればもう少し深く描くつもりだったのだろうか。いきなり「♪ラ ラ ラーラ ラ ラ ラーラ」とか言いながら登場する場面は斬新すぎる。華形ひかるさん演じるジョイス博士の洗脳されると言うか順応する早さ・・・何だかんだで、この作品、凄く気に入ってしまってる。真面目な所としても、不可思議な所としても、おもしろい所としても、楽しめた。たまに、外箱でこれくらい攻めてる作品があるのもいいと思う。
2017年09月21日
雪組公演「CAPTAIN NEMO」を観てきた。この作品が宝塚で上演されると知った時から、どうなるのやらと怖いもの見たさ的な部分もあった。それも、谷正純先生。あの「海底二万哩」のまま上演するとはまったく思ってなかったので、どう創り上げるのか凄く楽しみでした。率直なところ、「谷先生、攻めてるなぁ〜」ってのが観終わった最初の感想^^;これは、賛否凄いんじゃないか・・・。自分は好きだけど。伝えたい事が多くて、いろんな思いを詰め込んでるような所も嫌いじゃない。マンネリの極致なフランス革命をそのまま描いてるような退屈なものに比べると、かなり無理がある設定だとしても楽しめる。次の雪組本公演が、そうならないように願う・・・観ていて「海底二万哩」というか、SF小説の「海底軍艦」の方が頭に浮かんだ。「海底軍艦」は1963年東宝で映画化されてるけど、映画版は、ゴジラシリーズに近い作品としてかなり原作とは違って描かれてる。映画「海底軍艦」とは「轟天号」という巨大潜水艦。「轟天号」は「ゴジラファイナルウォーズ」にも登場したので知ってる人は多いと思う。映画「海底軍艦」は海底に新たな王国を作ったムウ帝国との戦いを描いてる。観ていて、他にも思い出した作品があった。花組公演「テンダーグリーン」「テンダーグリーン」は宗教色の強い作品で、「CAPTAIN NEMO」はそこまでの宗教色は感じなかったけど、何か近い空気を感じた。別に宗教色が強かろうが、自分はまったく気にならないからいいんだけど。悪魔崇拝サタニズムから仏教、キリスト教まで全てOK^^; 何でも興味はある。で、雪組公演「CAPTAIN NEMO」彩風咲奈さんのカッコ良さを存分に引き出せてる所も良いし、懐かしい古き良き宝塚歌劇を思い出させるような演出も楽しめた。楽曲そのものや、ナンバーへの入り方とかも1970年代の宝塚歌劇のようで良かった!彩風咲奈さんには古城都さんがトップ時代の作品の再演をしてほしいと前からずっと思ってる。「ドン・ホセの一生/タイム・マップ」そのままの2本立てでも良い^^;「霧深きエルベのほとり」も彩風さんで観たい。彩風咲奈さんの舞台は新人公演主演公演も全て劇場で観劇してる。「ソルフェリーノの夜明け」「ロジェ」の2作品の新人公演主演は特に印象に残ってる。「ロミオとジュリエット」の死と新人公演のロミオも良かった。その後も多くの個性的な役を経て、成長してる姿を観て毎公演、感動してます。今回も役作りは難しいと思う。感情移入とかの次元じゃないような・・・^^;他の役のキャストもかなり難しいかも知れない。汝鳥伶さんが出ているのも、この作品を観る楽しみの一つ!今回の役は潜水艦の設計士の役。この役も役作りは大変そう・・・汝鳥さんは舞台に立ってるのを観るだけで、満足です。出演してくれてるだけで凄く得した気分になれるタカラジェンヌです。出てるだけでチケット代が安く感じてしまうほどに、汝鳥さんは何をしてても最高です。舞咲りんさんも出てるのがうれしい。もう少し歌ってほしいと思ったけど、次の大劇場のショーで歌いまくってくれたらそれでいい。朝美絢さんがこの公演から雪組に組み替え。月組時代からそうだったかも知れないけど、セリフも歌も発声が凄く良くなってる印象。永久輝せあさんは一番セリフが多い役。早口でもしっかり聞き取れる。「シンゴジラ」の早口セリフでも問題なくやってのけそうな勢いでした^^;華形ひかるさんは、作品を締める役割りとしても大切な存在だったと思う。やっぱり芝居、上手い。「フィフティ・フィフティ」を観た時にも既に書いてたかも知れないけど、「華形ひかる」じゃなく、その役の人物にすぐに見えてくる。「フィフティ・フィフティ」の真野すがたさんとの芝居、好きだった。「CAPTAIN NEMO」・・・ありきたりで、当たり障りなく、寝てしまうような作品よりは、何倍も楽しめた。今、大劇場で公演してる「神々の土地」のように文句無しの大絶賛!とはいかないけど、外の箱でやる公演なら、これくらい攻めてもいいと思う。メタルを聴いてる人なら「CAPTAIN NEMO」と言うとMichael Schenker!(マイケルシェンカー)Michael Schenkerはドイツのギタリスト。4枚目のアルバム「Built to Destroy」に「Captain Nemo」というインストナンバーが入ってます。この曲でフィナーレのダンスが来るか・・・とちょっと期待してしまったけど、それはなかった。でもマイケルシェンカーの「Captain Nemo」って曲は名曲です。ライブ盤でも1曲目に演奏されてるような人気曲です。この公演、彩風さん主演なので、まだ観劇します^^;終演後は紹興酒の熱燗を友人と8合飲んで、今日は良い感じ飲めました^^;料理も美味しかったので、ついつい飲みすぎた。「さらばマドレーヌ」の時の古城都さん「ドン・ホセの一生」の古城都さん。この時のショーが「タイムマップ」
2017年09月19日
一路真輝さんの35周年コンサートの大阪公演に行ってきました。台風が近づく中、無事、幕が上がり予定通りに開催された。17時開演、19時30分終演で、開場時間も終演後も雨も降ってなく風も特に強くはなかった。今日は台風なので、終演後、飲みに行くのを止めてまっすぐ帰ってきた。神戸に着いた途端、もの凄い大雨と風でしたが、飲みに行かずに帰ってきて正解だった。雨も風もどんどん酷くなる一方だったし・・・。9月8日東京初日を観て感動しまくりでしたが、今日も最高の歌声に感動しっぱなしでした。前回は花總まりさんがゲストでしたが、今日は安蘭けいさんがゲスト出演。トークタイムは大爆笑の連続でした。一路さんが段取り間違えての大爆笑のハプニングもあり、1幕は一路さんらしい^^;暖かなでやんわりした空気に包まれてました。安蘭けいさんのフォローもさすが手慣れてます^^セットリストは9/8とほぼ同じですが、ゲストとの絡みで曲目は少し違ってました。Act 1オープニング「アルカディアよ永遠に」(一路さんの初舞台公演。花組公演、主演は松あきらさん、若葉ひろみさん)1曲目「君こそ我が心」(「微笑みの国」より。退団のサヨナラショーでも1曲目に歌った)2曲目「ああ、君を愛す」(「はばたけ黄金の翼よ」より。麻実れいさんが歌った主題歌)3曲目「ニューヨーク・ララバイ」(「愛のカレードスコープ」より)4曲目「Ombra Mai Fu」(「バロック千一夜」の中で歌われた曲)5曲目「ばらベルサイユ」(5〜7曲目は「ベルサイユのばら」より」6曲目「愛の巡礼」7曲目「愛あればこそ」8曲目「君はマグノリアの花」(8〜11曲目は「風と共に去りぬ」より)9曲目「真紅に燃えて」10曲目「愛のフェニックス」11曲目「明日になれば」12曲目「TAKE OFF!」(トップお披露目公演「TAKE OFF」の主題歌)13曲目「コート・ダジュール」14曲目「サジタリウス」15曲目「花の都は恋の花ざかり」(2番手時代、初大劇場主演作品「恋さわぎ」の主題歌)16曲目「花夢幻」17曲目「思いめぐって」RiRiKAさんとデュエット(「二人だけの戦場」の中から)18曲目「理想の為に」安蘭けいさんとデュエット(「二人だけの戦場」の中から)19曲目「アポロ」(「JFK」より)20曲目「愛と死の輪舞」(20〜22曲目「エリザベート」より)21曲目「闇が広がる」安蘭けいさんとデュエット22曲目「最後のダンス」Act 2 1曲目「またショーがはじまる」(「キスミー・ケイト」より) 2曲目「Hello Young Lovers」(「王様と私」より) 3曲目「魅惑の宵」(「南太平洋」より) 4曲目「So in Love」(「キスミー・ケイト」より) 5曲目「Shall We Dance?」(「王様と私」より) 6曲目「生まれ変わる夜」(「イーストウィックの魔女たち」より) 7曲目「グラチェン邸の火事」(「ブラックメリーポピンズ」より) 8曲目「切りさくジャック」(8〜10曲目「シャーロックホームズ」より) 9曲目「この道の果てに」 10曲目「みんな同じ」 11曲目「モスクワへの旅」(11〜13曲目「アンナ・カレーニナ」より) 12曲目「夢にも思わなかった」 13曲目「セリョージャ」14曲目「ひとかけらの勇気」安蘭けいさん 15曲目「夢とうつつの狭間に」(14曲目〜16曲目「東宝版 エリザベート」より) 16曲目「夜のボート」 17曲目「私だけに」 18曲目「DOOR - 扉を開けて -」(退団後、1stシングル)今日も一路さんの歌唱は神懸かっていて素晴らしいの一言。中でも「夢とうつつの狭間に」の歌唱は凄かった。ミュージカル「エリザベート」全曲の中でダントツに一番好きな曲だということもあって、この曲を一路さんの歌唱で聴ける事が奇跡のように思える。エリザベートの他の曲も好きだけど「夢とうつつの狭間に」のメロディー、アレンジが最高。「私だけに」もやっぱり一路さんが歌うのが一番しっくりくる。エリザベート役をシングルキャストで600回以上演じた上での説得力や表現力は凄い。宝塚時代の楽曲のみを歌う1幕は、東京初日の時以上に感動が大きかった。「花の都は恋の花ざかり」が特に感慨深く、あの公演の時の事など、いろいろ思い出しながら聴いてました。トップスターになってからのショー主題歌メドレーは聴いてると一路さんを中心にあの頃の雪組メンバーが揃ってる姿が自然に思い出される。「天国と地獄」「ブルボンの封印」「雪之丞変化」「あかねさす紫の花」からの楽曲も聴きたいと贅沢な思いが湧いてくる。「天国と地獄」のオープニングの再現は一路さんファンは誰もが感動すると思う。短い曲だけど「風と光の中で」(ブルボンの封印)もいつか歌ってほしい。軽快でメロディアスで良い曲なのにな。あとバウホール公演メドレーとかもマニアックでファンは喜ぶと思う。黒いチューリップから「愛は時をこえて」をRiRiKAさんとデュエットってのもいいと思う。「恋のチェッカーフラッグ」の主題歌とか一路さんはもう覚えてないかも知れない・・・「♪振り向かないで ただ走り続ける事が 大人へのたしかなプロローグさ Hey! セクシーサインに もしハートが震えたなら アクセル全開ゴール目指そう〜」一路さんファンなら歌えてしまうと思う。今の一路さんの声で、この主題歌も聴いてみたい「♪憧れはまだ見ぬ花 夢に咲く妖しい花 憧れの黒い花びら 明日に咲く奇跡の花・・・」「パラダイス・トロピカーナ」も一路さんの声に凄く合ってた印象がある。「♪燃えて燃えて溶けていく 今宵君を抱きしめ トロピカルナイト トロピカルナイト」「フライト・ディライト・タイム」も一路さん2番手時代の名曲。この辺の曲も聴きたい。そして2幕は何と言っても「DOOR -扉を開けて-」を歌ってくれた事が感動です。ダブルアンコールで「DOOR」の後に「冬の翼」で盛り上がって終わりって手もあったと思うけど・・・。再びドラム叩きながら歌うとか・・^^;今度はオリジナル曲のみ歌うコンサートもやってほしい。「二人だけの戦場」と「微笑みの国」の舞台写真トップお披露目公演の舞台写真「ブルボンの封印」「コートダジュール」の舞台写真
2017年09月18日
宙組公演、3回目観劇してきました。3度観ても感動は褪せない作品。より感動が大きかったかも知れない。キャストの芝居が更に深まっていて、誰もが役に憑依されてるように見えるほどハマっている。宙組公演でここまで感動したのは「黎明の風」以来。あの時は汝鳥伶さんの力が非常に大きくて、感動が大きくなった。もちろん轟悠さんの白洲次郎ありきですが。今回は組子だけで、大きな感動を創り上げた。「翼ある人びと」を凌ぐ感動です。今日は映像撮りの日でした。「神々の土地」に関しては凄いクオリティの映像が収録できてると思う。「クラシカル・ビジュー」は別日収録映像になりそうな気がする。悪くはなかったけど、前回観た時の方がクオリティは高かったように思った。朝夏まなとさん・・・どの場面も完璧としか思えない芝居で、緊張感も途切れる事なく、トップスターとしての存在感も実力も文句無しです。更にセリフ一つ一つのトーンも見事だとしか思えない。この作品に集中して賭けてる朝夏さんの凄みを感じる。ずっと、こんな作品だったら、凄いファンになってたかも知れない。たしか「翼ある人びと」でかなりファンになりかけてような気がする。真風涼帆さん・・・来年、大劇場で真風さんを観る時はトップスターとしての真風さんなのか…と感慨深くショーで踊ってる姿を観てた。「ウエストサイドストーリー」は凄く楽しみだけど、大劇場のお披露目が、またまた「シトラスの風」なのか・・・。芝居は漫画の舞台化だし・・・。岡田先生の作品で再演しないといけないのなら「シトラスの風」よりも「テンプテーション-誘惑-」の方が、真風さんに合うように思う。それと「Amour それは…」は絶対に合わないと思う。何よりも新作、オリジナルで観たかった。観てみて凄く感動するかもわからないけど。ややガッカリ感。愛月ひかるさん・・・ラスプーチンには相変わらず絶賛の一言。芝居はこれ以上濃くは出来ないギリギリの芝居でスリリングで不気味でカッコ良く最高です。ショーでのおとぼけ冒険家との強烈なギャップがまた凄く良い!エルドラードの場面の登場シーンも、より存在感を増し、仰々しい登場で見入ってしまう。伶美うららさん・・・今日も反則すぎる美しさでした。品格の塊のような透明感のある存在。役作りも完璧。前回、観劇した時よりもさらにイリナの存在が作品を深く感動的にさせてるように思えた。特に「神々の土地」での伶美さんの美しさは常軌を逸しているレベル。朝夏まなとさんが歌う「神々の大地」と「遠い冬」も、オリジナル作品で近年稀に見る名曲だと思う。これは朝夏さんの声で聴くから、そう思える部分が大きいのかも知れないけど、歌う場面やその時の照明、バンドのアレンジなども全て相乗効果として楽曲を盛り立ててる。「神々の土地」は名作!何一つ、文句のつけようがない。終演後は久しぶりに行く川向こうの居酒屋で飲んでから、いつものBARに行って飲んでた。またまた終電間近かまでダラダラ飲んでたので、帰るのがめちゃ遅くなってしまった。来週は観劇がいろいろ詰まってて大変・・・いつの間にか500万アクセス超えてた。
2017年09月15日
昨日は東京のシアタークリエで一路真輝さんの35周年記念コンサートを観てきました。2時間以上のステージで約35曲!のセットリスト。宝塚退団の頃よりも今の方が更に声も出ていて音域も広がり喉も強くなってる事に驚愕でした。客席にはOGや現役ジェンヌの方もちらほらと・・・。客席降りでは一路さんが通路に引っ張り出して、一緒に歌うというサプライズも。引っ張り出されたのは^^;「TAKE OFF!」を歌ってる時に朱未知留さんと、そして「サジタリウス」の時に美穂圭子さんと通路で歌いました。朱さんも美穂さんも本当にうれしそうに歌い終わってから抱き合ってました。プログラム表紙セットリスト(プログラムに掲載されてるので)Act 1オープニング「アルカディアよ永遠に」(一路さんの初舞台公演。花組公演、主演は松あきらさん、若葉ひろみさん)1曲目「君こそ我が心」(「微笑みの国」より。退団のサヨナラショーでも1曲目に歌った)2曲目「ああ、君を愛す」(「はばたけ黄金の翼よ」より。麻実れいさんが歌った主題歌)3曲目「ニューヨーク・ララバイ」(「愛のカレードスコープ」より)4曲目「Ombra Mai Fu」(「バロック千一夜」の中で歌われた曲)5曲目「ばらベルサイユ」(5〜7曲目は「ベルサイユのばら」より」6曲目「愛の巡礼」7曲目「愛あればこそ」8曲目「君はマグノリアの花」(8〜11曲目は「風と共に去りぬ」より)9曲目「真紅に燃えて」10曲目「愛のフェニックス」11曲目「明日になれば」12曲目「TAKE OFF!」(トップお披露目公演「TAKE OFF」の主題歌)13曲目「コート・ダジュール」14曲目「サジタリウス」15曲目「花の都は恋の花ざかり」(2番手時代、初大劇場主演作品「恋さわぎ」の主題歌)16曲目「思いめぐって」花總まりさんとデュエット(「二人だけの戦場」の中から)17曲目「アポロ」花總まりさんとデュエット(「JFK」より)18曲目「愛と死の輪舞」(18〜20曲目「エリザベート」より)19曲目「最後のダンス」20曲目「愛のテーマ」花總まりさんとデュエット。Act 21曲目「またショーがはじまる」(「キスミー・ケイト」より)2曲目「Hello Young Lovers」(「王様と私」より)3曲目「魅惑の宵」(「南太平洋」より)4曲目「So in Love」(「キスミー・ケイト」より)5曲目「Shall We Dance?」(「王様と私」より)6曲目「生まれ変わる夜」(「イーストウィックの魔女たち」より)7曲目「グラチェン邸の火事」(「ブラックメリーポピンズ」より)8曲目「切りさくジャック」(8〜10曲目「シャーロックホームズ」より)9曲目「この道の果てに」10曲目「みんな同じ」11曲目「モスクワへの旅」(11〜13曲目「アンナ・カレーニナ」より)12曲目「夢にも思わなかった」13曲目「セリョージャ」14曲目「夢とうつつの狭間に」(14曲目〜16曲目「東宝版 エリザベート」より)15曲目「夜のボート」16曲目「私だけに」17曲目「DOOR - 扉を開けて -」(退団後、1stシングル)ほぼ歌いっぱなしで30曲ほど歌って「アンナカレーニナ」の楽曲や東宝版「エリザベート」のナンバーを、その公演当時以上の歌唱力で歌い上げたのには鳥肌立ちまくりでした。ポスター、チラシAct 1・・・ゲストの花總まりさんとのトークは爆笑でした。35周年ということで^^; 花總さんの当時の暴露話も最高でした^^やっぱりこのコンビが最高だったと今でも思う。「二人だけの戦場」からの「思いめぐって」を聴けるとは思ってなかったので感動でした。花總さんの歌唱力もあの頃とは比べものにならないほどに凄かった。「アポロ」では「♪あ〜 あなたの眼差し心に刻まれ あ〜あなたの微笑み心に響くの〜」部分を花總さんがソロで歌い、サビでは当時のままのハモりで聞かせてくれた。大劇場での、あの場面が浮かんできました。この作品も、大劇場で何度も観劇したので思い出深い・・・。震災後で神戸から宝塚まで行くだけで、何度も電車や代替バスを乗り継がないと行けなかった事なんかも、いろいろ思い出して胸が熱くなった。「花の都は恋の花ざかり」も聴けるとは思ってなかったので、凄くうれしかった。この3本立ての公演も一路さん主演の作品が1作あるので、いつも以上に回数を観た。毎回、アドリブも含め大爆笑の和物喜劇でした。Act 2何と言っても一番感動したのは「DOOR - 扉を開けて -」が聴けた事。最後の最後に歌った。この曲は1997年6月に発売された一路さんの1stシングル。石川いづみ名義で一路さん本人の作詞です。宝塚歌劇団を退団して新たな世界へ扉を開けて進み出す心境を歌ったような内容で、当時のファンはこの曲にみんな感動したんじゃないかな。一路さんのオリジナル楽曲はまだまだ名曲が多くあります。今回、「DOOR」を聴けただけでも満足ですが、「月の詠唱(Aria)」「冬の翼」「雨上がりの星空」「さくら」などのシングル曲はどれも聴きたいし、「A Dream of Area」「I's」からの曲も、またいつか歌ってほしい。オリジナル曲「心の瞳」は2003年ライブの最後にかなり久しぶりに歌ってくれた。 「DOOR」をライブで初めて歌ったのは、「一路真輝 ファーストコンサート I's First」1998年5月26日.27日,28日 梅田シアタードラマシティ5月31日 愛知県芸術劇場大ホール6月7日〜11日 新国立劇場この時は本編最後に「DOOR」を歌った。この時の構成は1幕がミュージカルナンバーを16曲歌い、2幕でオリジナル曲を9曲歌った。アンコールはオリジナル曲「冬の翼」と「最後のダンス」でした。「冬の翼」も一路さん本人の作詞。この時はあと2曲、本人の作詞曲「朝霧のプリズム」と「秋章 エピローグ」を歌ってくれた。この時は神セットリスト!(1998年「 I's First」第2部)東宝版エリザベートはやっぱり一路さんのシシィが最高だと再認識した。宝塚版エリザベートは花總まりさんが最高です。「夢とうつつの狭間で」は、聴いてて勿体無い曲だと改めて思った。自分は「私が踊る時」よりも何倍も「夢とうつつの狭間で」の方が好きなので、2004年版でカットされた時はかなりガッカリでした。「私が踊る時」はセリフで言ってしまえばいいのにとか、当時友人たちともよく話してた。たしかに「私だけに」や「夜のボート」よりも音域も広いし、強弱も激しく難しい曲なので、毎公演歌うのは大変なのかも知れないけど・・・。600公演以上シングルキャストだったし。エリザベートの中の全ての楽曲の中でだんとつに一番好きな曲が「夢とうつつの狭間で」です。東宝版初演の感動は大きすぎた。この曲をウイーンで歌った時の観客の熱狂も凄かった。「リタルダンド」からも聴きたい曲はあったし、挙げ切れないほど聴きたい曲は毎回ある。今回、一番聴きたかったのに、歌ってくれなかったのが。お披露目公演「天国と地獄」のオープニング曲「今、はじまりの刻」です。これは外せないだろうと・・・。「TAKE OFF」の最後に大階段降りてくるよりも、幕が開いて、一路さん一人だけが何もない舞台の上で歌い出した時の感動の方が大きかった。トップスターにしかできない大劇場の幕開き約5分間一人、舞台で歌い上げていく姿にはやっとトップスターになった実感が一番強く感じた瞬間でした。「天国と地獄」からは「パリの街角「僕の歌を」」も聴きたい。宝塚歌劇の主題歌らしさでは一番の「マ・ベル・エトワール」も歌ってほしかった。オープニングのスピードメタルのSymphony Xの楽曲メドレーのあと、この宝塚歌劇らしい主題歌を歌って銀橋を渡る場面が凄く好きだった。40周年コンサートの時はこの辺りも外さずにセットリストに組み込んでほしい^^;名曲が多すぎてキリがないのはわかってるけど。DIVEシリーズはDVD化されてるけど、「一路真輝 ファーストコンサート I's First」からのVHSでしか出ていないコンサートシリーズを全作品ブルーレイ化して限定BOX発売してほしい。
2017年09月09日
初日に観劇してめちゃくちゃ感動した今回の宙組公演。2回目観劇してきました。『神々の土地』は文句無しの名作。2回目観て感動がより大きくなった。初日でもキャストの芝居はじゅうぶんに深みがあって感動できましたが、初日が開いて10日経っての芝居は比べものにならないほどに、より充実してドラマチックに感じられた。朝夏まなとさんの男役としての魅力をここまで強く感じられたのは「翼ある人びと」以来です。朝夏さんの良さを完全に発揮できる作品で退団できるのはトップスターとしては最高なんじゃないかと…。広い雪原で銃を持ち狩りをしている朝夏まなとさんの登場シーンも本当にかっこいい。そこへ朝夏さん演じるドミトリーを探しに、伶美うららさん演じるイリナが来て、これからの自分の進む道を話し、雪原でダンスをする場面も歴史に残るほど美しい場面だと思う。朝夏さんと伶美さんのコンビが最高でお互いの良さを引き出しあってるコンビに感じる。もっと、この二人でいろんな作品を観たかった。ラスト間近かに、もう一度同じ雪原で二人きりで芝居する場面も美しさの極致。久しぶりのゴールデンコンビだと思いながら今日も観劇してました。愛月ひかるさんのラスプーチンは初日にも思ったけど、文句無しに最高です。不気味だけど、かっこいい魔物に近いものを感じさせて惹きつけられる。初日の時よりも表情のバリエーションが更に増えたようで、オペラグラスで作る表情を見逃さないように追いかけて観てました。ラスプーチンにいつも付いてウロウロしてる二人の女性も不気味で最高の芝居で場面を盛り立ててます。花音舞さんと瀬戸花まりさんの二人です。カウベルを首にぶら下げて小さい歩幅で走り回る姿はマクベスの魔女を思い出させるような雰囲気。けたたましく笑う二人の表情も素晴らしい。真風涼帆さんは、この作品での役作りを観てると、次の宙組公演でトップスターとして舞台に立つ姿により期待が膨らむ。真風さんの役は男役として難しいけど演じ甲斐がある役。星組下級生時代からずっと好きで観てた真風さんだけど、今回は朝夏まなとさんのトップスターのオーラが強力で、朝夏さんの芝居を追いかけてしまう。伶美うららさんはやっぱり何かもが美しい。表情も所作も歩き方もダンスも立ち姿も。遥くららさんと重なる物を今回はより強く感じた。遥くららさんの娘役トップは星組時代、雪組時代ともにかなりの本数観たけど、トップ娘役ではない伶美さんが負けないほどのオーラと演技力で遥くららさんと同位置にたどり着いたようにも感じられた。大階段を利用した大胆なセットもインパクト大です。強い風の地吹雪のような模様の紗幕も非常に効果的!照明の当て方も、どの場面も素晴らしくて明暗のコントラストなどにも見惚れました。広大さを感じさせる雪原場面のドロップも素晴らしくて、風馬翔さんが遠くの山々に叫ぶシーンも効果倍増でした。色合いも当ててる照明も最高でした。「クラシカル・ビジュー」も凡作って事ではなく良い作品なのですが、「神々の土地」が良すぎる。一番、好きなな場面は朝夏さんが「朝日のあたる家」を歌いながら銀橋を渡り、怜美さん演じるルビーと再会する一連の流れは最高。真っ赤なドレスの美しい伶美さんと踊る朝夏さんの優雅さは宙組の歴史に残る名場面だと思う。真風さんと伶美さんの王冠泥棒の場面も美しい。真風さんと伶美さんの並びも非常に美しく似合ってる。主題歌は覚えやすくメロディも美しいので気に入っています。初日に売れ切れてて買えなかった伶美さんの四つ切り買った。花音舞さんのソロ歌をがっつり聴きたい。クラシカルな曲でもソウル、ブルース調の曲でも。歌わせないのは勿体無さすぎる。今回もソロはいくつかありますが、丸々、1曲、美穂圭子さんのように歌ってほしい。
2017年08月30日
今日は朝夏まなとさん率いる宙組公演の初日を観劇。この公演はトップスターの朝夏まなとさんの退団公演です。伶美うららさんもこの公演で退団してしまうので残念。「神々の土地 ~ロマノフたちの黄昏~ 』この作品はかなり期待してた作品。朝夏まなとさんが主演した全ての作品の中でダントツに一番好きな「翼ある人びと」の作・演出をした上田久美子さんの作品だと知って期待値が大幅にアップ。「翼ある人びと」は今でも飽きずに観ている作品。全てのキャストがはまり役な上に見事な演出でした。今回の「神々の土地」・・・期待をまったく裏切らない素晴らしい作品だった。フランス革命物ばかりでいい加減うんざりを通り超してグッタリしてたのでロシア物で新鮮!もうフランス革命って聞くだけで拒絶反応してしまいそうになる^^;猫も杓子もフランス革命・・・大劇場でフランス革命物がない年があるのか^^;衣装が使いまわせるから、いつもフランス革命なのかと思ってしまう。歴史上人物の中でも大好きなグレゴリー・ラスプーチンの暗殺を軸に組み立てられてる物語で何もかも不確かな当時の情勢も感じられ、1時間40分に見事にきれいにおさめていて圧巻でした。中でもラスプーチンの描き方も怪物に近いような設定で、銃で撃っても撃っても死なないし、剣で切っても、刺してもなかなか死なない。このラスプーチンを演じた愛月ひかるさんの怪演は素晴らしいの一言!振り付けの怖さも手伝ってラスプーチンの不気味さや恐ろしさを見事に演じてた。愛月ひかるさんも「翼ある人びと」で、リスト役を熱演。そして愛月さんの存在感が一気に増した。今回のラスプーチン役もそれ以上に素晴らしくて、愛月さん以外では、今回のように演じられないと思わせてしまう最高の演技を楽しませてくれた。宙組と上田久美子先生の相性は最高だと思った。特に朝夏まなとさん、伶美うららさんとの相性が「翼ある人びと」で実証したように最高の取り合わせなんじゃないかと観ながら感動してた。装置も照明も美しく、舞台全体を広く使った場面のインパクトも素晴らしかった。オリジナル作品で久々に大満足できる作品を観る事ができた。主要人物、全員がはまり役だったと思えたし、小さい役も丁寧にあてがわれてるのを感じられた。観る前から、きっと良い作品になるに違いないと、いつもの観劇よりも多めにチケット取ってて良かった。今日は前方席すぎたので、もう少し引いて後ろから全体の舞台装置や照明をじっくり楽しみたいと思った。地味な作品かも知れないけど、自分にとっては最近の中では最高のオリジナル作品だと思った。朝夏まなとさん・・・「翼ある人びと」に負けないくらいに、朝夏さん以外では考えられない役。作品にずっと恵まれなかった印象が強かったけど、最後に完全はまり役の作品に恵まれて本当に良かったと思う。最後に朝夏さんの良さが最大限に引き出された作品を観る事が出来て大満足。伶美さんとの芝居も大人の芝居で見ごたえ十分でした。二人の並んだ見栄えが凄く美しくて良い。できれば「翼ある人びと」の再演をしてから退団発表してほしかった。あの作品は朝夏さん以外で観たいと思わない。真風涼帆さん・・・真風さん演じるフェリックス役も難しい役だと思うけど、真風さんの魅力を最大限に引き出せる演出でした。寿つかささん・・・今回は皇太后マリア役!すごい存在感で見事だった。寿つかささんが演じた役で、好きなのは「鳳凰伝」の首斬り役人の役、「ホテルステラマリス」でのティモシー・マクファーソン役、「炎にくちづけを」でのフェルランド役、「殉情」での利太郎役、「トラファルガー」でのフッド提督役、以降は特に印象に残ってなかったので、今回の役は凄く良かった。愛月ひかるさん・・・素晴らしいの一言。これまでで愛月さんが演じた中で一番好きだったリスト役以上かも。伶美うららさん・・・美しいの一言。完璧な美しさでした。立ってるだけでタカラジェンヌ娘役完全体^^;それから芝居上手さに圧倒された。「神々の土地」が良すぎたので、ショーの印象がかなり薄くなってしまった。朝夏さんが歌う「朝日のあたる家」は、とにかく最高だった。2回目観る時は「クラシカル・ビジュー」の感想も書こう。異常な蒸し暑さの今年の夏に、この寒々しいロシアの話は納涼にも最高^^;「復活」も真夏にやるべきだったんじゃないかと、今日、観ながら考えてしまった^^初日なのに伶美さんの四つ切りや、他の写真も多く品切れになってた。綾瀬あきなさんと伶美さん自分の好きなメタルバンドのジャケットにラスプーチンの写真が使われてる。Type O Negativeってバンドで、かなりヤバ目なバンドだけど、音は比較的聴きやすい。2010年にボーカルが急死したので現在は活動していない。名盤を多く残したバンド。ラスプーチンの写真をここまで全面に使ったジャケはこれまでになかった。ラスプーチンの写真が小さく入ってるジャケはいろいろあったと思うけど。裏ジャケはニコライ二世の子供の4姉妹の写真。悲劇の4姉妹と言われてる。Type O Negativeは自分がブログで書くメタルバンドの中ではかなりメジャーなバンドなので日本盤ももちろん全て発売されています。このアルバムの訳詞を読みながら聴くと、ジャケットのラスプーチンと悲劇の4姉妹の繋がりが何となくわかってくるような・・・。かなり抽象的な歌詞なので深読みするしかないけど。Type O Negativeを無理やりジャンル分けするとドゥームメタルとオルタナ合わせた感じか・・・。めちゃくちゃカッコイイバンドです。
2017年08月19日
「キス・ミー・ケイト」2回目の観劇。前回は7月15日東京目黒パーシモンホールで観劇。関西公演はあと数回観たかったのですが、4日間もあるのに夜公演は今日の1回だけ・・・。(夜といっても17時開演。18時半とか19時開演ならもっとうれしいのに)夜公演があればあと1回は観たかった。「キス・ミー・ケイト」を舞台で初めて観たのは宝塚花組公演(1988年)で、その時はそんなに好きな作品にはならなかったけど、2002年〜2003年の東宝ミュージカル版を観てから作品ファンにもなった。バックステージ物ミュージカルの最高峰だと言っても過言ではない作品です。「雨に唄えば」「バンドワゴン」「シカゴ」など名作は多い。「サンセット大通り」もバックステージ物と言ってもいいのかも。どれも好きな作品ですが、やっぱり「キス・ミー・ケイト」の構成と音楽、脚本に一番惹かれる。この前、宝塚星組公演のインドミュージカル「オーム・シャンティ・オーム」もバックステージ物でした。ハチャメチャでかなり楽しめる作品で一気に好きな作品になった。1988年の宝塚花組の新人公演がかなり観たかった。今回、一路さんが演じてるリリー・ヴァネシーとケイトを香坂千晶さんが演じてた。本公演の映像すら資料用以外は残ってないのに、新人公演の映像なんて見る術もない・・・。香坂さんがどう演じたのか、かなり気になる。2017年版「キス・ミー・ケイト」のカンパニーのまとまりや、実力は、これまでに自分が観た「キス・ミー・ケイト」の中で最高かも知れない。1988年宝塚歌劇公演・2002年7月帝劇・2002年8月中日劇場・2003年8月梅田コマ劇場と一つの劇場での回数もかなり多く観たと思う。2007年版は生演奏じゃなかったけど、生演奏ではない難しさも感じさせずに見事でした。低価格で良質なミュージカルを観てもらおうって感じの趣旨の公演なので、生バンドを使わず、装置も簡素化するって話だったのですが、舞台装置はじゅうぶんに満足できる物だったし、録音物の演奏でもまったく不満はなかった。通常のミュージカル価格の約半額でこれだけのキャストが揃う舞台を観られるのは贅沢の極み^^普通ならS席12000円でもおかしくない公演なのに6000円で観ることができた。(ちなみに2003年梅コマは12000円・9800円・7000円でした)松平健さん、一路真輝さん、水夏希さん、太川陽介さん、川崎麻世さん、他のキャストも先月に観劇した時よりも更に充実していてカンパニーの団結力の強さや雰囲気の良さなんかを感じることができた。2002年帝劇・中日パンフより2003年梅田コマ劇場パンフより2017年版パンフより2002年帝劇公演稽古場2002年帝劇公演稽古場2002年帝劇公演2002年中日劇場公演
2017年08月13日
星組公演「オーム・シャンティ・オーム」2度目の観劇。今日はアフタートークショー付きで、終演後に20分近くのトークショー。トークショーの出演は、十碧れいやさん、瀬稀ゆりとさん、拓斗れいさん、小桜ほのかさんの4人。台本にない個人的な役作りやクイズなどで客席を盛り上げてました。今日も紅ゆずるさんはパワー全開で観客を煽り盛り上げる力は素晴らしかった。今回はかなり前の席だったので、オペラグラスなしでも表情も確実に観る事ができて改めて良いトップスターが誕生したとうれしくなった。先週に観たときよりも更に芝居も歌唱も安定してて引き込まれた。この作品はオーム役が紅さんでなければ、ここまで楽しむ事ができなかったと思う。映画も観たけど、映画のおもしろさに輪をかけたおもしろさで紅さんの魅力に酔う作品です。相手役の綺咲愛里さんも好感の持てる芝居と歌唱で必死に頑張ってる姿がより魅力を増してる。久々に好きになれそうな娘役トップです。ややか細いファルセットが可愛く魅力的です。紅さんとのデュエット曲「My Shining Star」の歌唱は宝塚トップ娘役として最高なデュエット歌唱だと思いながら聴いてた。柔らかく弱々しい雰囲気が前に出てるけど、芯の強い少しキツそうな所も奥底にあるように感じられて、そこがまた魅力を倍増してる気がした。七海ひろきさんも先週観た時よりも更に凄く良くなってて、作品の幅を広げる実力を強く感じた。ソロ歌もほんとに素晴らしかった!美稀千種さんのパワーアップ具合もすごかった。今日も爆笑させてもらえた。ソロ曲「母の心」の歌唱は絶品でした。一丸となって作品を盛り上げようとしてるカンパニーの素晴らしさにも感動でした。今日、何年かぶりに宝塚を観た友人も紅ゆずるさんが出てる作品なら、これから全部観るって言うほどに気に入っていました。終演後は友人3人で鯨料理を食べに行った。赤身やベーコンも美味しいけど、やっぱり鯨の胃袋は絶品!土佐の地酒を良い感じに飲んでから、神戸のバーボン専門って言っても良いBARでバーボンを結構飲んでから、さらに3軒目は日本酒の飲める居酒屋に行って4時過ぎまで冷酒を飲んでました^^;紅ゆずるさんと綺咲愛里さんのコンビはこれからが凄く楽しみです。今回の梅田公演での紅ゆずるさんの1幕での髪型が、やっぱり藤山寛美さんを思い出す髪型だった。藤山寛美さんの出演してる松竹新喜劇のDVD-BOXを出してきて、この前久々に「親バカ子バカ」を観たけど、最高でした!東京公演の「オーム・シャンティ・オーム」の1幕の髪型や芝居よりも、今回の梅田公演の紅さんは神懸かっていた。もう怖いものはないって感じで、トップスターとして突き進んでほしい。DVD-BOX「藤山寛美 十八番箱 壱」に「親バカ子バカ」は収録されてます。これまでに松竹新喜劇の事は書いた事ないかも知れないけど、BOXを揃えるほど大好きです。藤山寛美さん以外にも小島秀哉さん、月城小夜子さん、小島慶四郎さん達の共演者も大好きで、松竹新喜劇に凝ってた時期もありました。この髪型、今回の1幕の紅さんの髪型とほぼ同じ^^:
2017年08月01日
待ちきれずにDVDまで買って楽しみにしてた作品。初演の東京公演観られなかったので、やっと生で観られた。DVDも何度も観たのですが、DVDの時より何倍もパワーアップした「オーム・シャンティ・オーム」に感動でした。本当に心底楽しめた3時間。インド音楽もずっと前からすごく好きで良く聴いてるので宝塚の舞台で全編通してインドポップスが流れてるのも妙にうれしかった。もっと、もろインド民族音楽も数曲あっても良いかとも思ったけど。このブログでも何度も書いてるラヴィ・シャンカルのようなバリバリのシタールとタブラ、ガタム、バーンスリーなどの民族楽器のみの演奏の楽曲があってもよかったと思う。今回は録音演奏だけど、インド楽器の音(サンプリングかも知れないけど)は多く使用してた。「もし例えるなら」って曲の冒頭部分はほぼインド楽器のみの演奏だったと思う。でも、宝塚版の歌い出しはオリジナルの展開部分からだったんじゃないかな。この部分はタブラが前に出てメロディ楽器がほぼコード感を無くしてる所で紅さんと綺咲さんはかなり苦労したと思うけど、歌えてるのは凄いと思う。不協和音のようになってしまう所なので難しい部分です。ここが一番インドの民族音楽チック。DVDの収録の歌唱は「うわっ大変そう」って思ったけど、今日はインド感満載のアレンジの格好良さも感じながら二人の歌唱を楽しめた。オリジナルの映画でも、この場面は美しくて微笑ましいすごく好きな場面。紅ゆずるさん・・・めちゃくちゃ良い!大劇場のお披露目でも凄く惹かれたけど、「オーム・シャンティ・オーム」を生で観て、更に紅さんの個性に惹かれた。1幕のパワーアップっぷりは強烈でした!まずは髪型!藤山寛美さんの「親バカ子バカ」を彷彿させる髪型!(東京公演の時は普通だったのに^^;)目線や見得の切り方も寛美さんの隙のない芝居を思い出させる素晴らしさでした。藤山寛美さんの舞台は何度も生で観たけど、表情一つ一つを見逃さないのよう必死に観入って観客を芝居の中にのめり込ませていく凄さでした。それに近い物を感じる紅さんは、これまでに絶対いなかったトップスターだと確信した。汀夏子さんがコメディの時にそれに近い感じの時もあったけど、紅さんは突き抜けてる!生まれ変わってからの2幕の芝居はシリアスに二枚目の演技が中心。芝居の振り幅の広さも良い!歌も良いし、芝居もダンスもいつもフルスロットルに頑張ってる姿が凄くカッコ良い!書いてるとベタ褒めになってしまう・・・。とにかく紅さんの舞台は楽しい!そして、また観たくなってしまう。東京公演綺咲愛里さん・・・紅さんのパワーに引きずられるように相手役のトップ娘役も妙に惹かれるようになった。トップ娘役っていつもほとんど興味ない感じになってしまうけど、まれに惹かれる人がいる。(花總まりさんは別格中の別格なので少し違いますが)自分は「南太平洋」のリアット役は印象に残って好きでしたが、他には特に印象に残る役はなかった。紅さんとの並びも凄く合ってて、久しぶりに自分の好みのトップコンビ誕生です。七海ひろきさん・・・これは当たり役。無機質な冷酷さを凄く感じられた。七海さんはバウ公演「UNDERSTUDY」の時から認識してずっと観てきてるけど、紆余曲折あって今の安定感や存在感にたどり着いてる。驚いた役は多くあったけど、一番驚いたのは「バレンシアの熱い花」新人公演でのホルヘ役。何でこのキャスティング?って思ったけど、本公演とは違ったアプローチで良かったと思う。「バレンシアの熱い花」は本公演も10回近く観たと思うし、新人公演ももちろん観た。あの頃は七帆ひかるさんにハマりまくりだったので宙組は異常な回数観てた。美稀千種さん、天寿光希さん、十碧れいやさん、麻央侑希さんらの存在感もこの作品をより楽しい物にしてた。初演と今回の違いは、紅さんと綺咲さん二人がパワーアップした事が、作品をより盛り上げたと思いますが、今回からのキャストの頑張りもかなり大きい。インドの文化や食べ物が好きな自分にとって、宝塚でボリウッド物を上演された事はうれしい。いつか大劇場でインドの民族楽器をフルに使ってインド物のショーをやってほしい。その時はまた今の星組で。芝居の中で南インドって何度も出てきて、宝塚の宝来橋渡ってすぐにある南インド料理出してる店に行きたくなった。(もう1軒あるインド料理屋は南インド料理ではない。)今日は終演後は四川料理を食べに行ってた。紹興酒の熱燗を友人と6合飲んで良い気分で帰ってきた^^;「オーム・シャンティ・オーム」は、まだまだ観に行くので楽しみです!東京公演のDVD
2017年07月27日
昨日に引き続き宝塚歌劇を観劇。今日はドラマシティ公演「ATERUI」を観てきた。星組トップスターの紅ゆずるさんや星組の組子が大勢客席で観劇してました。紅さんを間近かで観る事ができて感激でした。いつ見ても良い人柄を感じられて、今は紅ゆずるさんがダントツに一番好きなトップスターになった。紅ゆずるさんが出演してる舞台なら、回数多く観たいと思わせる魅力がある。紅さんの出てる舞台は何度観ても温かみを感じられて脚本や演出などが良くなくても紅さんが出てるだけで得した気分になってしまう。おもしろいし、人間味溢れる人柄の良さに観るたびに好きになってしまう。もうすぐ紅ゆずるさん主演の「オーム・シャンティ・オーム」が観られるのが今は一番の楽しみ。東京公演は行けなかったので、DVD買って何度も観てます。今日は紅ゆずるさんが観られただけでも行ってよかった。「ATERUI」は昨日観た作品とは真逆なシリアスな作品でした。でも、コメディ部分も少しありましたが・・・。何といっても!輝咲玲央さんが最高にカッコ良かった!今回の出演者っていうか役も一番カッコ良くて極悪な役でした。今日はDVD収録してたのですが、物凄い迫真の演技で、今日のが観られるのならDVDは確実に買おうと思った。最近、優しい役などが多かったイメージなので、こんな輝咲さんが観たかった!優しい役の時も素晴らしい芝居をしてるのですが、今回の役のようなシブかっこいい役はやっぱり最高に似合う。1幕で殺されてしまうけどセリフも多く、中心になってる場面も多かったので大満足です。殺される時もめちゃくちゃカッコ良かった。2幕での檻カゴの中の囚人を見張ってる役もなかなか圧迫感の感じられる緊張感のある芝居でこの時の輝咲玲央さんも最高でした。フィナーレでは下手側で自分の側近的だった役のおじゃる系と楽しそうに戯れてるのも良かった^^;輝咲さん演じる紀広純にいつもひっついてる、あのおじゃるの子は誰だったんだろ?凄く可愛かった。どうしても見てたら紀広純とおじゃるを応援してしまう^^;次の「ベルリン、わが愛」でも今回のような鋭い目つきの役を期待してしまう。久しぶりに自分が思う輝咲玲央さんの当たり役を観る事ができて良かった。紅さんも観られたし。漣レイラさんも蝦夷の男、高官、都の男、御園徹成と目まぐるしくいろんな役で登場。坂上田村麻呂に仕える御園徹成を演じる時は一気に高貴な人物に見えるにもすごかった。瀬央ゆりあさん・・・坂上田村麻呂役。いつの間に、こんなにカッコ良くなったのかと驚きだった。2枚目スター男役の素質を全て兼ね備えてるようにまで感じさせる容姿だった。スラッとしてて舞台映えするし、ついつい目が向けてしまうスターのオーラがあるように思う。芝居も嫌味がなく素直な演技で好感が持てる。主演の礼真琴さんもかなり出番が多い役だけど、がんばってた。安定した実力で何も気にせずに観られる。ひろ香祐さん・・・主演の礼真琴さんの相棒的な役でセリフも多く目立つ役でした。表情の作り方も毎回感心させられる。変化が大きいので後ろの席でも感情が分かりやすい。ダンスはいつも楽しそうで良い!来週は「オーム・シャンティ・オーム」がやっと観られる!DVDで何度も観てる東京公演よりもパワーアップしてる舞台を期待!今日のプログラム
2017年07月20日
宝塚歌劇月組公演「All for One」を観劇。1本物の公演。三銃士の話を少し変えた活劇ドタバタコメディ作品になっていました。三銃士って宝塚歌劇ではよく登場する印象。前に三銃士が登場した作品で最初に頭に浮かんだのが、アトスを未涼亜希さん、ボルトスを緒月遠麻さん、アラミスを蓮城まことさんが演じた「仮面の男」だった。載せようと思ってて、載せ忘れてた写真。追加で掲載します。1961年9月・月組公演「三銃士」かなり豪華なメンバーです。アラミスが那智わたるさん、ボルトスが内重のぼるさん、ダルタニアンが藤里美保さん。八雲楊子さんを囲んでる写真。双子のルイ14世の片方が女で、男女の双子は不吉だという事で女の方を捨てに行ったつもりが、男の方を間違えて捨ててしまい、残された女の方を男として周りを誤魔化しながら育てた。その事絡みのドタバタコメディ作品でした。映像は風景をホリゾントに映したりしてて効果的に使われてた。ちょっと舞台床の照明の跳ね返りなどで映像が薄くなってしまった所があったのは残念。舞台装置もやや凝った感じでした。照明は特に印象に残った所はなかった。この公演から月組トップスターが珠城りょうさんに変わった事と雪組から月城かなとさんが組み替えで月組に来た事が前回の公演と少し変わった所でした。アトス役も宇月颯さんの安定した実力と個性が特に印象に残った。暁千星さんはやっぱり可愛い。専科からのルイ14世のいとこ役を演じた沙央くらまさんが一番笑いを取ってた印象。早乙女わかばさんは2幕に短い1場面だけやや目立つ所がありました。一樹千尋さんも専科から出演でシリアス、コミカル両芝居ともに素晴らしかった。終演後は飲み屋をはしごして、2軒目にいったBarで強めの酒飲んで久々にちょっと酔って感じ。今日の宝塚は異常な蒸し暑さで劇場にたどり着いた時点でぐったり^^;館内もあまりの外気の暑さにエアコンも効いてない感じでした。真夏の宝塚は駅から劇場までで疲れ切ってしまう^^;月組公演を観ていると思ってるから、余計に感じるのかも知れないけど、榛名由梨さんのトップ時代のイメージとかなりだぶって見えた。榛名由梨さんトップ時代のLPも多く買ってた。この写真は3番手までの個性が完璧に出てる凄く良い写真。このショーは好きだった作品。このLPも当時よく聴いた。ストーリー性の強めなショー作品で和物まであるファンタジーショー。これは、今日観た作品のようなドタバタコメディでおもしろかった。これ、スカイステージで放送した事あったかな?放送してたなら絶対に録画してると思うけど・・・。凄く今、観たい^^;早乙女わかばさんの四つ切り。スチールは5人だけ買った。
2017年07月19日
今日は14振りの再演「キス・ミー・ケイト」を観劇してきた。前回は一路真輝さん主演で3カ所で長期公演でした。2002年7月3日〜27日 帝国劇場2002年8月3日〜29日 中日劇場2003年8月3日〜29日 梅田コマ劇場今回の再演は全国ツアーで14カ所29公演と長丁場。関西での公演もあるのですが、どうしても早く観たくて東京公演に行ってきました。今回のプログラム。1000円。内容も充実してるのに低価格。14年前と比べて明らかに一路真輝さんの歌唱力がより強力になっていました。前は歌うことにかなり集中して高音を出してましたが、今回は余裕でどのナンバーも歌い上げて、芝居も歌一点集中じゃなく、余裕のある演技で素晴らしかった。声量、歌唱力、表現力ともに非常に高度な技量を要するナンバーばかりですが、14年前のクオリティを遥かに上回るリリーとカタリーナを観ることが出来て感動でした。今回の再演、もう一つの楽しみは水夏希さんが出演している事!前回は伊織直加さんが演じたロイス&ビアンカ役。想像以上の可愛さと美しい身のこなしでした。ダンスもある役なので水さんに合っててハマってた。松平健さんの役は前回は今井清隆さんが演じてた役です。(梅田のみ鈴木綜馬さん)存在感と大物オーラが半端なかった。カーテンコールの最後は「マツケンサンバ」か「マツケン・マハラジャ」を全員で踊り歌うのもいいんじゃないかと思ってしまった。どっちかなら「マツケン・マハラジャ」の方が好きですが^^;あ、・・「マツケンパラパラ」もあった。あれはかなり忙しないので・・・「マツケンパラパラ」はMidnight Mixってブルージーなバージョンもあるけど、あれはカーテンコールには合わないし・・・^^;松平健さんの楽曲なら、ロッカバラード「優しい風」は秀逸の名曲です。「闇に光を」も名曲です。前回、ギャング二人は伊吹吾郎さんと太川陽介さんでした。今回は太川陽介さんと杉山英司さんの二人に。杉山英司さんはお笑いのスギちゃんです。今回のコンビも飄々とおもしろおかしく見事に演じてました。二人のナンバー「パクろうシェークスピア」も素晴らしかった。この曲を聴くと、どうしても汝鳥玲さんと立ともみさんが二人で歌ったこの曲の場面を思い出す。バウホールでの公演でしたが、あれは名場面でした。生演奏じゃなくてもオケ音質も良くまったく気にならなかった。低価格でハイレベルのミュージカルを観せるのが目的でもある、今回の映画演劇文化協会の趣旨は見事に達成してたと思う。舞台装置も低予算とは思えない、素晴らしい造りでした。キャスト全員のレベルも非常に高くて「Too Darn Hot」も前回以上のクオリティを感じる事が出来ました。来月、また観劇できるので楽しみです!今日の公演チラシ2002年版初演の「キス・ミー・ケイト」のプログラム。初演は1966年2月3日〜28日 東京宝塚劇場A席1500円 B席1000円 C席700円 D席300円この時の訳詞は岩谷時子さんで、今の歌詞とはかなり違ってます。江利チエミさんと宝田明さんが主演。ギャングは堺駿二さんと谷幹一さん。ロイスは山吹まゆみさん、ビルは岡田真澄さんほか、豪華キャストです。プログラムの裏拍子は江利チエミさんの薬の広告。
2017年07月15日
1976年6月雪組公演「星影の人」の主題歌。北斗ひかるさんは、この作品で主題歌の歌手という役名が付いてます。ちょっと異例な事だったように思う。A面「星影の人」作詞 柴田侑宏さん 作曲 平尾昌晃さん 編曲 小谷充さんまだ研4の北斗さんが本公演「星影の人」の最初にこの曲を歌う。汀夏子さんの開演アナウンスの後、誰よりも先に出て「星影の人」の歌い上げる。歌い終わると、続いて汀夏子さんが登場して「生きるときめき」を歌うといったオープニング構成。2007年再演された時は(水夏希主演、中日劇場公演)主題歌の歌手はいなかった。この公演の新人公演で北斗ひかるさんは桂小五郎役に抜擢。この曲自体は森進一さんのオリジナル曲にあっても、まったくおかしくない演歌ナンバーです。逆に森進一さんが歌うのを凄く聴きたい。坂本冬美さんの歌唱でも似合いそうで聴きたい曲。イントロ、アウトロのアレンジなんか、モロに森進一さんの世界です。初演「星影の人」のプロローグB面「生きるときめき」作詞 柴田侑宏さん 作曲 寺田瀧雄さん 編曲 小谷充さんこっちの曲はA面ほど演歌調ではないのですが、軽い目の演歌曲です。間奏のアコギソロはモロに演歌です。最近の宝塚も和物の時はもっと演歌調の曲を歌えばいいのにと思う。この曲は香西かおりさん、川中美幸さん、水森かおりさん辺りが軽めに歌い上げるのもいいし、神野美伽さん、三船和子さん辺りが、コブシを入れまくりで重い目のアレンジで歌うのもカッコ良さそうです。この2曲とも凄く好きな曲で、何年か前、一路真輝さんがコンサートで歌った時は鳥肌立ちまくりの感動でした。2007年の中日劇場と全国ツアーの再演も最高でした。多分、あの公演を観てから(それまでも好きだったけど)、水夏希さんにハマりまくったと思う。退団してから今でもファンクラブに入るほどにハマり続けていますが・・・。北斗ひかるさんは、汀夏子さんの退団公演「去りゆきし君がため」の新人公演で2番手の麻実れいさんの役を演じました。死にゆくジュリオを抱き上げ見守るフェルナンドを演じる北斗ひかるさん(主演のジュリオ役は山城はるかさん) 1980年3月7日宝塚大劇場 雪組新人公演「去りゆきし君がため」これも山城さんと北斗ひかるさん1986年1月、平みちさんのトップ初作品「ショーボート」(バウホール公演)では娘役に。「ショーボート」の販売舞台写真。神奈美帆さんの写真もよく買ってた。この公演は一路さんと神奈さんの役も似合ってて好きだった作品。平みちさんもはまり役だったし。一路さん北斗ひかるさんは後にあの、ポリニャック伯爵夫人も演じています。1988年バウホール初演名作「ツーロンの薔薇」は1990年2月日本青年館で、3月には名古屋市民会館で再演された。この時の北斗さんの存在感は強烈だった。
2017年07月10日
古城都さん主演「ウエストサイド物語」のLPを聴いてました。初演は1968年8月宝塚大劇場公演、1969年3月にほぼ同じキャストで再演。当時は「ウエストサイド物語」ではなく「ウェスト・サイド物語」と表記されてました。明治百年記念芸術祭賞受賞。このLPは実況録音盤ではなく、主要な楽曲をコロムビア・オーケストラの演奏でレコーディング。ライブのような臨場感を感じられる収録で何度聴いても飽きないクオリティです。A面6曲が「ウェスト・サイド物語」の楽曲で、B面7曲は「オクラホマ」の主要楽曲が収録。「オクラホマ」はEP盤も2枚発売されてました。今日は「ウェスト・サイド物語」のA面のみで。1曲目「なにかが起こりそう」 古城都さん中庭でトニー(古城都さん)が、看板を描いてる場面で歌われる曲。早く生まれてたなら、観たかった宝塚歌劇公演の一つが古城さん主演の「ウェスト・サイド物語」です。この曲を聴いてるだけで、古城さんの男役歌唱の魅力がじゅうぶんに伝わってきます。この頃の古城都さん2曲目「マリア」 古城都さんダンスホールで一人残ったトニーが歌う有名な曲。この「マリア」はシングルカットもされています。クオリティの非常に高い「マリア」になっています。古城さんの低音は特に本当に美しく響く。高音の伸びも最高です。3曲目「アメリカ」 笹潤子さん・砂夜なつみさん・夏海陽子さんここで注目は研4の砂夜なつみさんがアニタ役をオーディションで勝ち取り大抜擢された事。砂夜さんの歌唱とセリフは研4と思えない迫力です。夏海さんも大抜擢でマルゲリータ役を演じ、このレコーディングにも参加。歌唱力に定評があったのか、新人公演では最後の場面の影ソロを担当してます。笹潤子さんは、いつもよく書いてる、最高の歌を聴かせてくれる方です。このスタジオ録音の「アメリカ」は本当に素晴らしいです。中央で「アメリカ」を踊るアニタ役の砂夜なつみさん手をあげてるのが、砂夜なつみさん、左端で座ってるのが笹潤子さん!4曲目「トゥナイト」 古城都さん・八汐路まりさんこの作品で一番有名なナンバーと言っても過言じゃない名曲です。古城さんと八汐路まりさんのデュエットは最高です。この曲もシングルカットされて「マリア」のB面に収録されてます。この曲を歌う場面5曲目「アイ・フィール・プリティ」 八汐路まりさん・笹潤子さん・千草美景さん 文月てるみさん・夏海陽子さんこの曲も有名な曲ですが、このスタジオ録音バージョンは演奏も歌唱もクオリティの高さは異常です。千草美景さんはコンスェロ役、文月てるみさんはエステラ役です。6曲目「恋は永遠に」 笹潤子さんこの曲は笹潤子さんが演じたロザリアのナンバーではないけど、この曲を笹さんで聴ける事はうれしい限り。笹潤子さんの歌唱は何時間でも聴いていたいと思わせる魅力があります。上手いだけじゃない何かがある。今の宝塚では美穂圭子さんの歌声なら何時間でも聴いていたいと思う。プログラムの砂夜なつみさん研4と思えない妖艶さ。名前も独特で少しダークなイメージもあってカッコイイ!翌年の月組公演「嵐が丘」でも、大きな役がついた。この年の宝塚グラフに古城都さんの住んでる部屋の紹介
2017年07月06日
花組公演「邪馬台国の風/Sante!!」2回目観劇してきた。今日は父の日スペシャル貸切で、いつも以上に熱気のある客席でした。座席は当日抽選で、前からも横からも中央辺りの席で観る事ができた。この前もほぼ同じ辺りの席だったんだけど・・・^^;今日も美穂圭子さんのエディット・ピアフと星条海斗さんのマルセルの場面の感動は強烈でした。星条さんの銀橋での「ラヴィアンローズ」から美穂圭子さんの「愛の讃歌」だけで、チケット代の価値が十分過ぎるほどあるような気さえしてくる。でも、正直な所、もう少し美穂圭子さんには歌ってほしいと思ってしまう。バウホールで「美穂圭子リサイタル」とか真剣に企画してほしい。10年前頃は矢代鴻さんが出てるだけで、観劇回数増やしたりしてたけど、今は、美穂圭子さんの歌が聴きたいのが一番になってきた。専科エンカレッジコンサートが前回開催されたのは、ちょうど10年前。そろそろ専科だけのコンサートも企画してほしい。2007年の専科エンカレッジコンサートのキャストとは大幅に変わってくると思う。美穂圭子さん、汝鳥伶さん、一樹千尋さん、星条海斗さん、凪七瑠海さん、沙央くらまさん辺りのキャストで美穂圭子さんを中心に構成されたら最高です。一樹千尋さんは「Misty Station」の時のように完全に女性ボーカルで歌ってほしい。汝鳥伶さんは2回目の専科エンカレッジには出演できなかったので、コンサートがあれば出演してほしい。古城都さんの「さらばマドレーヌ」の曲を汝鳥さんが歌ったのも良かったし、「♪グラナダ〜 南の果ての〜 あやしき恋のめばえる町よ〜 ああああ〜 あかき陽の下 燃える 恋の火よ ああ グラナダ〜」の「グラナダ」のヴァース部分の汝鳥さんの歌唱は最高でした。あの時はもう1曲「The Rose」の熱唱も素晴らしかった!汝鳥さんの歌唱は歌に全ての情景が浮かび、深い芝居の世界に入り込ませてくれる。あの時の矢代鴻さんは、やっぱり名曲「想い出のサントロペ」の歌唱が最高でした。この曲は金子由香利さんバージョンも好きですが、日本語バージョンなら矢代鴻さんの歌う、「想い出のサントロペ」がやっぱり一番好きです。Carole Kingの「You've Got a Friend」も素晴らしい歌唱でした。矢代鴻さんもバウホールで凱旋コンサートとか開催してほしい。で、花組公演・・・芝居もショーも今回の作品は大満足です。特にショーは最近の3年間の中で一番好きなショーかも知れない。構成も演出も舞台装置もライティングも選曲も個性的で凄く良い!明日海りおさんを観ていて、ホントに良いトップスターさんに成長してると感動した。前から好きなスターではあるけど、今回の芝居とショーで、より明日海さんの良さがわかったし、実力が十分に備わってる事も再認識。そして、それ以上に美しさは年々増して来てる気がする。美しくカッコ良いトップスターなんだと今日は感慨深く明日海さんを観てた。何より、花組の団結力っていうか、まとまりが観ていて気持ち良い。男役のみが1列に並ぶようなショーの場面も大階段群舞も本当に美しい。柚香光さんも今回の芝居、ショーでは魅力をさらに大きくして、コミカルな部分もシリアスな部分も幅が凄く広がったように思える。ロケットの中心の柚香さんも、コミカルな料理人も、神を殴り飛ばすような悪を演じる柚香さんも大階段でキメキメな柚香さんも、これまでにもあったような役どころだけど、これまでとは全く違う存在感や演技で3番手としての役割を十分に果たしている。今回の2作品で柚香さんはさらに実力の幅を広げてるように感じた。終演後、居酒屋に行ってから、BARで飲む…って事が最近、恒例になってきて、毎回、終電間際までBARで飲んでる。ずっと前からたまに行ってたBARなんだけど、最近は宝塚に行くたびに毎回そこで飲んでる。3時公演だと2時半に待ち合わせして、約9時間宝塚にいる^^;終電があと1時間遅くなってくれたらいいのに^^;星条海斗さん、かっこ良すぎる!今回のショーで一番好きな場面花野じゅりあさんと瀬戸かずやさんの悪役コンビ。今日も最高でした!!今回のタケヒコ役はハマリ役!今月号の婦人公論の表紙とインタビュー記事は一路真輝さんです!14年ぶりに再演する「キス・ミー・ケイト」ももうすぐ開幕!
2017年06月19日
花組公演を観劇してきました。鳳蘭さん、安奈淳さん星組Wトップの頃から、意味もわからず宝塚歌劇を観てた自分にとっては懐かしくて、「あ〜宝塚歌劇を観てる」と思いながらの3時間でした。芝居もショーも懐かしさを感じて、引き込まれ久しぶりにあっという間の2本立てでした。花組はこの前の「金色の砂漠」でも古き良き宝塚歌劇の雰囲気を味わうことが出来ましたが、今回の「邪馬台国の風」は更に1970年〜80年代の歌劇のような作品に思えて感動でした。ただ、髪型が「隼別王子の叛乱」や「あしびきの山の雫に」「たまゆらの記」のような物を想像してたけど、みんな今風な感じだった。観初めて10分もすれば、まったく気にならなくなったけど…その前にポスターの写真で何となく予想できたけど・・・・。「隼別王子の叛乱」「あかねさす紫の花」「あしびきの山の雫に」「たまゆらの記」などの作品が凄く好きだったので、久しぶりにそんな時代の作品で楽しめました。中でも「隼別王子の叛乱」はダントツに好きでした。大鷦鷯大王の神代錦さんのカッコ良さに子供ながら感動したのを覚えてる。葉山三千代さん、水代玉藻さんらのベテラン脇役も素晴らしく、トップの榛名由梨さんはじめ、順みつきさん、瀬戸内美八さん、舞小雪さん、小松美保さんらもはまり役で、今でも実況録音レコードをたまに聴いたりしています。どれも時代的には少し違うのですが、(「あかねさす」と「あしびきの」はまったく同じ時代)どの作品も未だに印象に強く残ってる。なので、今回の「邪馬台国の風」には凄く期待してた。今日、観劇して期待以上の感動だったので、うれしかった。ショー「Sante!!」もコミカルな芝居も多く散りばめられて、1970〜80年代のレビューの雰囲気を楽しめて大満足なショーでした。男役の良さと娘役の良さを完璧に引き出せてるような久しぶりに何の文句もないショー。明日海りおさん・・・芝居、ショーとも明日海さんの良さが前面に押しだせている、これぞ当て書きって作品。やっぱり宝塚歌劇はあり物や原作ものよりオリジナルが良い!海外ミュージカルや、原作物、漫画の舞台化などもたまには良いんだけど、最近はそんなのばっかりでげんなりしてたから。次の宙組も完全オリジナル作品みたいなので、凄く楽しみです。トップになってからの明日海さんの作品の中では「新源氏物語」と「邪馬台国の風」が1,2を争うほど好きです。(花組エリザベートは別格に好きですが)美穂圭子さん・・・芝居での大巫女役も、ショーでの美穂さんも最高でした!大巫女はカッコイイの一言です。ソロ歌も最高でした。出番は少なかったけど、十分すぎるほどの存在感で圧倒されました。ショーでは何と言ってもエディット・ピアフになり「愛の讃歌」を歌い上げる場面。星条海斗さんのマルセルセルダンとの短い芝居もあり、感動はより大きい物に。この場面だけ早くブルーレイが欲しい!ショーでは星条さんとコンビでコミカルな場面もあって、美穂圭子好きにとっては大満足。あと、1曲、大きなソロナンバーがあればさらにうれしかったけど。星条海斗さん・・・星条さんも芝居の出番は少なかったけど、圧倒的な存在感とカッコ良さで最高でした。四つ切り写真を買おうと思ったら売り切れてた。ショーでは美しいファルセットも多用したソロナンバーや軽快なナンバーもあり、久しぶりに星条さんの歌声をしっかり聴けてうれしかった。柚香光さん・・・芝居でもショーでも柚香さんのスターオーラに目が追いかけてしまう。ロケットの真ん中に入っての場面もコミカルで可愛かった。激しい憎悪や暴力を感じさせるダンス場面での表情も、これまでに観たことのないほどの男臭さや悪人っぽさを感じられて男役としてのさらなる成長を感じた。芹香斗亜さん・・・「邪馬台国の風」では完璧な敵役を見事に男臭く演じ、これまでの可愛さをまったく感じさせない男役を観られた。声の太さや低さも迫力があって2番手としての存在感や実力に惹かれる。羽立光来さん・・・「邪馬台国の風」の祭りの場面で歌声もソロでしっかり聴くことが出来て感動でした。声の表現力が豊富で、もっと聴いていたいと思わせる歌唱です。ショーでも迫力あるダンスやコミカルな女装場面など大活躍でした!「EXCITER!!」でのチェンジボックス仲間の天真みちるさんとの最強コンビは、これからもショーや芝居で登場してほしい^^;花野じゅりあさん・・・「邪馬台国の風」でのアケヒ役の悪役ぶりのカッコ良さに見惚れてしまった。表情の一つ一つの見事さに、オペラグラスの中は花野さんのみになってる時間が多かった^^;ショーでは、いつもの妖艶なカッコ良さに見惚れた。花野さんはどんどん良くなってる。歌声も芝居もダンスも魅力的です。美穂圭子さんの域まで極めてほしいように思う。水美舞斗さん・・・「邪馬台国の風」では泣かせる良い役で、笑い泣きさせるような芝居も最高でした。ショーでも妖艶で美しい女役も演じ、芝居、ショーとも見せ場の多い作品でした。他にも出演者みんな良かった。若手からベテランまでの団結力が、まとまりのある組に感じさせる花組でした。この作品はまだ観に行くので楽しみ!「隼別王子の叛乱」1978年公演「あしびきの山の雫に」1982年作品榛名由梨さんと大地真央さん少し前に届いた封筒を開けたら、七帆ひかるさん復活のお知らせ!今回はどうしても行けないけど、七帆さんの歌や芝居がこれから観る事が出来るのはうれしい限り。これまでで唯一、現役生タカラジェンヌのファンクラブや大人会にも入ってました。
2017年06月14日
「サルビアの花」は多くの歌手がカバーし、シングル発売やアルバムに収録したりしている。オリジナルは早川義夫さんの1stアルバム(1969年)に収録された物で、女性デュオの「もとまろ」が歌ったシングルが特に有名。A面「サルビアの花」作詞 相沢靖子さん 作曲 早川義夫さん 編曲 親泊正昇さんたしか鳳蘭さんの「サルビアの花」のシングルを昔に買った事を思い出して、かなり探してやっと発見。何十年ぶりかに鳳蘭さんバージョンの「サルビアの花」を聴いた。1972年3月というと鳳蘭さんは安奈淳さんとダブルトップ体制時代です。この曲は男性の歌なので、トップ男役が歌うことは違和感ないのでこの曲を歌うことになったのだろうか。でも、歌唱は男役の歌唱ではなく女性シンガーとして歌っています。いろんなバージョンの「サルビアの花」は聴いたけど、鳳蘭さんのバージョンはベスト3に入るほど気に入ってます。自分にとっては一番回数聴いた、天地真理さんの歌う「サルビアの花」が一番お気に入りです。アレンジも演奏も、もちろん歌唱も天地さんの透明感のある柔らかいバージョンが良い!8枚目のアルバム「恋と海とTシャツと/恋人たちの港」のB面2曲目に収録。小学生の頃から何回繰り返し聴いたか分からないアルバム。フォークソングのカバーを多く歌ってるアルバムで「ある雨の日の情景」の絶品。ガロの「ロマンス」のカバーも良い感じです。アルバムラストに収録されてる小坂明子さんの「あなた」は最高です。B面「さよならの季節」作詞 ヒロコ・ムトーさん 作曲 丹羽応樹さん 編曲 親泊正昇さん軽いボサノバ調のシャンソンっぽい美しい楽曲です。この曲は女性の歌なので柔らかく少し色っぽく歌っています。「サルビアの花」をリリースした頃の鳳蘭さんこのアルバムのB面2曲目に「サルビアの花」が収録されています。天地真理さんバージョンの編曲は竜崎孝路さんです。
2017年06月11日
宙組公演、朝夏まなとアメイジングステージ『A Motion』を観てきました。ドセンターの席だったので、照明もLEDパネル映像も鮮明に見えてよかった。舞台装置もゴールドを基調にしたなかなか豪華に見える作りで凝ってました。朝夏まなとさんの良さが、十分に発揮できた舞台だと感じた。COOLに見えるけど柔らかい温かさがあるって印象を自分は朝夏まなとさんに持っててそれが強く感じられる舞台になってたと思う。歌うジャンルも幅広くて退屈させない構成でした。オープニングを観ながら、「これ、何かで観たような…」と考えてると、思い出したのが和央ようかさんの退団前のコンサート「W-ing」。あの時は不幸な事故もあったけど、出演者みんなが心底楽しんでたショーだったようで、出演者は何年も宝塚おとめに、好きだった役「W-ingのすべて」と書いてる人が多かった。もう、「W-ing」に出演してたメンバーは誰一人出演してないけど・・・今回は両手を頭の上に三角形を作るように朝夏まなとの「A」を表現。「W-ing」の時は両腕を横に上げて肩幅より先を広げるように「W」を作ってた。あの時のオープニング「Winding Blue Sky」と「WING!!」って曲は退団後も数回、和央さんのコンサートで歌っていました。「W-ing」と言うと、やっぱりダブルHANACHANG!!!和央さんと花總さん二人のHANACHANGが登場してのコントwあれはインパクト強烈だった。奇跡的に2公演観ることができて良かった。映像も残ってないのが残念。綾瀬あきなさん・・・ダンスの多いショーなので、イキイキとしてるように感じた。激しい振り付けも多いショーだったので、綾瀬さんの良い所が発揮できてた。髪型もいろいろ変えてて、金髪のショートの時は可愛い感じで、イカつめの長髪リーゼントっぽい時は「It's A Hard Life」のPVのフレディのようだった^^;個性的でかっこいい髪型でした。怜美うららさん・・・やっぱり、いつ見ても清楚で美しい。どんなダンスも美しく優雅に見えてくる。普通じゃない華やかなオーラを感じるので、ついつい怜美さんを目で追ってしまう。星吹彩翔さん・・・いつの間にか少年っぽい感じよりも、かっこいい大人の男を感じさせるようになってて、時の流れを感じてしまった^^;歌の上手さは相変わらず素晴らしかった!愛月ひかるさん、純矢ちとせさん、澄輝さやとさん、蒼羽りくさん、風馬翔さん・・・他のキャストも出演できるのが楽しそうで団結力を感じられるカンパニーでした。たまに一瞬、和央ようかさんに見える時がある『W-ing』のチラシパンフの中の写真QUEEN「It's a Hard Life」の少し貴重な12インチのピクチャー盤。この曲はホントに名曲中の名曲です。QUEEN最後の来日公演で、生でこの曲が聴けた事が奇跡のように感じる。
2017年06月08日
北翔海莉さんのコンサートに行ってきました。5/13松戸から始まった全国ツアーの2公演目でした。北翔さんならではのバラエティに富んだ内容で楽しめました。もちろんクオリティの高さは北翔さんのライブだから保障されてるようなもの。第一部は「HOKUSHO 魂」-輝く星たちのストーリーと題されて、アメリカ、フランス、日本と各国の北翔さんが考えたイメージを舞台にした物でした。「New York, New York」「All That Jazz」から始まり、チャップリンが登場したり、エアー和太鼓、殺陣があったりと第一部はあっという間に終わりました。第二部は2パターンあるようで、今日はBセットの日ででした。プログラムに両方のセットリストが掲載されてるのですが、自分は絶対にAセットが聴きたかった。北翔さんの歌う「いい日旅立ち」や「天城越え」は一番聴きたかった。斬新なアレンジでの各曲は楽しめました。「今日の日はさようなら」「愛の讃歌」のアレンジも新鮮でしたが、やっぱり、ゴスペルっぽい「故郷」は圧巻でした。かなり激しく踊りながらでも声の揺れはほとんどなく、さすがの一言!そして、一番の盛り上がりは「みちこのズンドコ」この曲はオリジナル曲でラップ調に作られた和物って感じでおもしろかった。北翔さんが振り付けを観客に指導する時間もおもしろくて、みんな大笑いでした。北翔さんらしいと言うか、OGでは北翔さんにしかできないと言うか、おもしろいポジションを確立していくような予感がした^^;会場ロビーに北翔海莉さんのズンドコのパネルが。みんな並んで記念撮影とかしてました。このハッピはツアーグッズで販売されてます。正直、星組時代の北翔さんには、それまでの魅力をあまり感じなくなってしまってました。トップになった重圧や責任感からか、それまでのおおらかなイメージが薄くなってた。宙組3番手時代、スター専科時代の北翔さんが特に好きでした。退団後、初めて北翔さんのステージを観て、元のおおらかで元気な北翔さんに戻ったような気がして、舞台に引き込まれました。もう少しフリートークを聞きたかった。人柄が滲み出たおもしろさで、元気にさせてくれる。2007年「SECOND LIFE」での、和音美桜さんとのコンビが最高だった。大劇場のショーでも和音さんとのデュエットも多く、二人の歌声が楽しみだった。「雨に唄えば」のリナ・ラモント役はめちゃくちゃ可愛かった。「Paradise Prince」の北翔さんも最高でした!毎公演のアドリブが楽しみだった。
2017年05月18日
宝塚歌劇雪組公演を観劇してきました。今日は客席に明日海りおさんが観劇に来てました。終演後は居酒屋で軽く飲んでからBarへ。最終電車、ギリギリまで飲んでて遅くなってしまった。汝鳥伶さん・・・祭りの場面で舞咲りんさんとのカップルで二人楽しそうに歩いてる姿に釘付け^^;やっぱり、汝鳥さんのだんごの食べ方は凄い。ここの場面は汝鳥さんと舞咲さんの芝居から目が離せない。最後の墓地の場面での早霧さんとの芝居も、この前観た時よりもさらにおもしろくなってた。香綾しずるさん・・・この作品で一番笑ってしまうのは香綾さんの芝居。よりおもしろくなってた。コメディもシリアスも最高なのに、退団が惜しい・・・鳳翔大さん・・・みーちー大って呼ばれてたのが、ついこの前のようなのに、もう3人ともいなくなるのかと思うと寂しくなる。七帆ひかるさん、十輝いりすさん、早霧せいなさん、春風弥里さん、蓮水ゆうやさん、鳳翔大さん、鳳樹いちさん、凪七瑠海さん、八雲美佳さん、暁郷さん、七海ひろきさん、澄輝さやとさん、天玲美音さん、天輝トニカさん・・・こんな感じの若手の並びだった頃の宙組はほんとに好きで何度も観てた。男役は高身長揃いでショーは特に迫力と華のある舞台で楽しめた。今回の芝居の見せ場は悪い女郎に騙されて殺されかける残酷な場面を、おもしろおかしく鳳翔さんの芝居で楽しめる場面として盛り上げてる。完全に殺人なので笑えないんだけど・・・^^;彩風咲奈さん・・・芝居ではひょうひょうとした能天気な役を見事に魅力的な可愛さで演じてます。ショーでは大人の男役の表情も板についてきて、可愛い男役から大人の男役に急激に進化してきた姿に見惚れます。適度なクサさも出せるようになってスターの空気を出せるようになってきたと思う。ニジンスキーとロミオ&ジュリエット新人公演早霧せいなさん・・・ひょうきんな動きと声で客席を笑わせて退団公演を盛り上げていました。ショーのオープニングの「ロックオン」っぽい曲とダンスの場面も前観た時よりも良くなってるように感じた。奏乃はるとさん・・・ショーで下手端で歌うソロナンバーはかっこいい!もう少し多めにソロ歌を聴きたいと思ってしまう。舞咲りんさん・・・芝居での汝鳥さんとの場面の事は書いたので、桟橋から貸本屋金造を突き落として殺人未遂になる辺りの芝居は絶妙。冷静に観ると、かなり残酷で怖い場面だけど笑いになってるのが逆に怖いようにも感じてしまう。ショーのソロ歌は今日も最高でした。芝居は作品としては好きじゃないけど、キャストのおもしろさで楽しめた。
2017年05月17日
今日は月組ドラマシティ公演を観劇。作品の内容を知った時、「うわぁ・・またフランス革命関連の話か・・・」と正直、気分が萎えた。でも、錬金術師サン・ジェルマンの話だと知り、急に興味が湧いてきた。「ミュージカル MA」の時の山口祐一郎さんが演じた錬金術師カリオストロのような感じで謎めいた重々しい役なのか、それともまったく違うイメージの錬金術師として登場するのか、楽しみだった。予想だにしない設定だったので、なかなか面白く最後まで飽きずに楽しめた。舞台装置のセンスの良さとライティングの美しさも久しぶりに見惚れるほどでした。瑠璃色にこだわった照明はLEDステージライトとムービングライトを駆使して幻想的な世界を創り上げてた。グリーン系でも微妙に違う色でブルーと合わせてて綺麗な色合いを出してた。谷村新司さんのライブでの「昴色」と一部で呼んでる微妙な青と緑の混合色に近いものを感じた。美弥さんが手に持ってる青く光る水晶玉も凝って作られてた。昨年の中島みゆきさんの「夜会」に登場した光る水晶玉とは、違うシステムだと思うけど、青から薄い緑へと色の変化があったり、赤く光ったりと凝ってた。底の方に基盤的な黒い部分が見えてしまうのは仕方ない・・・。中島みゆきさんの夜会では青→紫→ピンクと色の変化が設定されてた。基盤的な物やスイッチ的な物がいっさい見えない「夜会」の水晶玉はさすがだった。「夜会」は、ほぼ全席20000円だから、お金の掛け方が普通じゃないので出来る事だと思うけど。作品としても、脚本も演出もなかなか良かった。キャストはそれぞれの役が上手くハマってて楽しめた。月城かなとさんは、この公演から雪組から月組に組み替え。雪組の舞台で見慣れてるから、少し不思議な感覚で観てましたが、すぐに月組にいるのが当たり前のように感じるようになるだろうな。美弥るりかさんも紅5のイメージがあんなに強かったのに、今では最初から月組だったかと思うほどに馴染みきっている。美弥るりかさんは、スターのオーラを凄く感じるようになってきた。グランドホテルでのオットーが最高だったのもあるし、美弥さんの芝居に最近かなり惹かれる。今回の役も難しい役だと思うけど、違和感なくサン=ジェルマンになりきったシモンを見事に演じてた。歌も文句無しに良かった。宇月颯さんのロベスピエールも当たり役だった。革命に呪われたように突っ走る前のロベスピエールから狂い始めたロベスピエールまで芝居が見事でした。最後はミイラのようになってるテオドール役もうまかった。最初、誰?って思ったけど、宇月さんだとわかった時は少し驚いた。月城かなとさんの役も心情を表すのが難しそうな役だけど、分かりやすく役を作ってるように感じた。芝居は前から上手いので、いきなりの大きな役でも安心して楽しめました。白雪さち花さんのマリーアントワネットも良かった!初風諄さんを思い出すような安定感のある大人なマリーアントワネットで好印象。芝居も丁寧で見入ってしまうほどでした。夢奈瑠音さんは前から何度か気になる若手の一人して注目して書いたりしてたけど、いつの間にか大きな役を演じるようになってる。ポリニャック夫人の夏月都さんとランバール公夫人の晴音アキさんも良い味出してた。古き良きベルばらの貴族の夫人を思い出すような迫力とおもしろさを感じられた。
2017年05月04日
早霧せいなさんの退団公演を観てきました。芝居は、和物コメディ作品「幕末太陽傳」とショーは「Dramatic S!」の2本立て。そして、103期初舞台生のお披露目公演。「幕末太陽傳」はフランキー堺さん主演で1957年日活映画として公開された物をミュージカル化したのが今回の作品。フランキー堺さんといえば、まず頭に浮かぶのが「駅前シリーズ」です。伴淳三郎さんと森繁久彌さんとフランキーさんの3人が主演でシリーズ化されました。シリーズ10作目「喜劇 駅前天神」では、あの畠山みどりさんも歌のゲストで出演!そして、主題歌「一寸先はわからない」も畠山みどりさんが担当しました。このシングルのカップリング曲は「そこががまんの一丁目」で、この曲も良い曲。このシングルの事は、前にブログで一度書いたと思う。そして、やっぱりフランキーさんと言えば「モスラ」!!「モスラ」は日本初のワイドスクリーン上映された日本の映画界に於いて記念すべき作品でした。海外版も制作され、海外でもゴジラに次いで話題になった怪獣映画。フランキー堺さんの出演映画はかなり観てると思う。話が映画版のフランキーさんの事になってしまった。物語は女郎屋・遊郭の「相模屋」で起きるドタバタ喜劇。身体を売ってる女性たちと客の男たちの間に起こるトラブルなどをおもしろおかしく物語にしていました。汝鳥伶さんが出演してると言うことでかなり楽しみにしていました。オープニング、舞台セット2階部分でウロウロしてるのをずっと観てました^^;そこから降りてくるわけでもなく、何やら考え事をしながら2階部分をウロウロ。次に出てきたのは、お祭りの場面。ここでも特にセリフがあるでもなく、談笑しながらウロウロ。そして、串に3個ついてるダンゴを食べる。このダンゴの食べ方のリアルな芝居に感動。今日は汝鳥さんがいつ出てきて、いつセリフを発するのかだけが気になってしまった。もう、物語も全て解決してこのまま終わる・・・と思った所に汝鳥さんが登場!正直、このまま終わったら、ガッカリを通り越して、もう1回観るのをやめようかとか考えながらずっと観てた。最後のパートは汝鳥さんと早霧さん、咲妃さんの3人のみの場面。時間的には短くて残念だったけど、汝鳥さんの芝居もしっかり観ることができたので、良かったとしようかと・・・。舞咲りんさんもなかなか強烈なキャラクターでカッコ良かった!眉毛潰した凄いメークで存在感凄かった。この後のショーでは同じ人とは思えないほどに、めちゃくちゃ可愛く変身!ソロの歌もめちゃカッコ良かったし、ダンスもカッコ良かった!鳳翔大さんはこの公演で退団してしまいます。宙組に組配属された頃から、ずっと観てきてたので退団はかなり淋しい。今回もかなりおもしろくて美味しい役を演じてて笑かせてくれた。この作品では鳳翔さんが一番おもしろかった。香綾しずるさんもこの公演で退団してしまう。香綾さんと言えば、狂気を感じるダークな役から、ひょうきんな3枚目まで、芝居の振り幅の広さが魅力の実力派でした。歌もほんとに心に響く歌を何度も聴かせてくれた。今回の役は香綾さんならではの振り幅の大きい役で楽しめました。さすがです!星乃あんりさんもこの公演で退団。雪組を一番回数観てた頃に組配属されたので、「ロシアンブルー」からずっと観てた。最初はあんまり存在感も感じなかったけど、次第にヒロイン役もするようになって、魅力もどんどん増していってた。「双曲線上のカルテ」の時の星乃さんが一番好きだったかも。今回の役は比較的格上な女郎屋の遊女の役。なかなかの悪い女をおもしろく演じてました。彩風咲奈さんは、この相模屋のあほぼん的な息子。こんな役も器用に、自然にこなせるようになったのかと、感動だった。ひょうひょうとした役はこれまでにもあったけど、今回の芝居は特に素晴らしかった。ショーでも大活躍で見応えあった。早霧せいなさんの出てる舞台は多分、全作品観に行ってると思う。花總まりさんがいた頃の宙組は特によく観てたし、花總さんが退団した後も七帆ひかるさんをずっと観に行ってたので、宙組の観劇回数はかなり多かった。その後、雪組に組み替えになっても、水夏希さんがトップの雪組もかなりの回数毎回観てたのでずっと観てるような気がする。早霧さん主演のバウ公演も「殉情」から全て観に行ってる。「雪景色」「ニジンスキー」と好きな作品ばかりでした。「早霧せいなと言えば!」と考えてみると、やっぱり「ロジェ」のクラリス役が自分にとっては最高です。冷酷な狂気を全身から感じるような緊張感のある素晴らしい芝居だった。「ロジェ」は、水さんのロジェはもちろん、早霧さんのクラリスと、緒月さんのシュミットの3人の芝居が最高だったからこそ成功した名作。未沙のえるさんのバシュレも忘れてはいけないけど、3人の緊張感ある芝居があってこそ。あの時、本公演で初めて大きい役ヴィンセントを演じた彩風咲奈さんのがんばりも作品の幅を広げたと思う。「ロジェ」は本当に今でもDVDで何度も観てしまう作品。その次は「UNDERSTUDY」のコーネリアス役と「NEVER SAY GOODBYE」のタリック。ニジンスキーもすごく良かった。最近の作品では、ケイレブ・ハントが良かった。版権物はあんまり好きじゃなかった。早霧さんと汝鳥れいさんが絡んだ中では「雪景色」と「UNDERSTUDY」が一番。宮川喜一郎を演じた時も吉田茂役の汝鳥さんとのやりとりも良かった。ショーは汝鳥さんは出てなかったけど、退団者も目立つ場面もそこここにあって楽しめた。鳳翔さんと香綾さんの銀橋とか感動でした。舞咲さんのソロもしっかりあったし。
2017年04月28日
花組ドラマシティ公演公演観てきた。ポスターやチラシを見た時点で、「これは久々のハチャメチャ物か(良い意味で)」と変な期待があった。期待通り^^;なかなかの作品でした^^伝説のスーツアクターの息子で俳優ノア役の芹香さんは人気戦隊物「MASK☆J」の主演が決まった。父親のハルはこの「MASK☆J」の変身後のシーツアクターをしていた。少年時代、ノアは母親を亡くし、父親は息子の事を考えて再婚する。ノアは新しい母親を受け入れる事ができなかった。父親にも不信感を抱いてしまう。そんな最中に父親のハルが撮影現場の事故で亡くなってしまう。心を閉ざしたノアは新しい母親から離れ、親戚の家で暮らすことに。そして次第に俳優を目指すようになる。自分は父親のような顔を出せない役者にはならないと、父親への不信感を残したまま大人になっていた。主人公のベースは複雑だけどドラマチック。そこから、出会う人々によって頑なだった心が解けていく物語。最後には感動的に各登場人物が描かれていく。退屈な時間もなく、最後まで楽しめる作品でした。外箱の作品は、やり過ぎ感があるくらいの方が楽しめるように思う。オープニングの映像も凝ってて、期待感の膨らむ雰囲気で丁寧に編集されてました。映像の画質も凄くきれいだった。大劇場だとどうしても画質が薄くなってしまうけど、中劇場だと映像の演出もかなり効果的でした。プロローグにも映像があって、舞台で終わった物語の後の出来事を映像で観せてました。芹香斗亜さんにとっては、かなり冒険な役かも知れないけど、当たり役だったように思う。ナンバーも芹香さんによく合ってるような曲が多く、歌唱の印象もかなり良かった。少年時代のノアを演じた糸月雪羽さんと大人のノアとの違和感がなくて、そこも良かったと思う。糸月さんの少年役は絶品でした。鳳月杏さんはノアの父親に憧れて役者の世界に入ったテリー。ノア主演の「MASK☆J」の変身後のスーツアクター。スキャンダルを起こしたノアが主演を下ろされ、主演に抜擢されたテリーは顔を出せるスターへの憧れが次第に強くなる。鳳月さんも声のよく伸びる歌声が印象的。舞台映えする立ち姿はこの役にかなり活かされてた。ヒロインの朝月希和さんと音くり寿さんもこれまでの印象とはかなり違っておもしろかった。特に朝月さんは自分も持ってた印象とかなり変わって楽しめた。音さんの歌声も素直で可愛く好感が持てた。悪役で大活躍の天真みちるさんも久々にハッチャケてておもしろかった。でも、学年が上がって若手の頃の何をしでかすか分からないようなハッチャケぶりではなく、安定したベテランの悪役の域に達してた。もちろん笑かす所はきっちり笑わせていました。他にも濃いキャラクターだらけの作品で、若手キャストもみんな楽しんで演じてるように感じられて観ていて微笑ましかった^^3体作った、「MASK☆J」の衣装はこれからイベント物なんかに登場するのだろうか。オペラグラスで観ても、なかなか良く出来てそうだった。こういうのを見ると、子供の頃に必死に見て覚えた怪獣の部位や能力図を思い出す^^;こういうやつ^^;バイラスの頭の先端が「30センチの鋼鉄板を突き刺す事ができる」と書いてるけど、あんまり大した事ないような・・・バイラスの体長は96mなのに30cmの鋼鉄板。。。足の硬さはダイヤモンドの10倍の硬さなのに、一番硬そうな頭の先端は30cmの鋼鉄板を突き刺す事ができるだけ。ガメラの硬そうな腹を貫通させてたのに。その時々で書いてる事がかなり違ってたりするので、これは朝日ソノラマの人が勝手に作ったのかも。
2017年04月06日
今日は紅ゆずるさん主演「スカーレット・ピンパーネル」を観劇してきた。2階席の前方席で前回のSS席で見た印象とはまた違って楽しめました。今日は1階席の3列目センター席で柚希礼音さんが観劇。凄い歓声と拍手で何事かと1階席を見ると柚希礼音さんが多くの人に囲まれて写メの嵐の中にいました。2幕終演時には柚希さんは舞台に向かって凄い拍手を送っていました。あの紅子さんが今ではトップ羽背負って凄いスターのオーラをまとって大階段を降りてくる姿にきっと感動したんだろうと思う。今日のオープニングは客席に柚希さんがいる事の緊張からか、この前観劇した時よりもみんな硬く感じ、緊張してるように思えた。これは仕方ないだろうなぁ。プロローグ以降、ストーリーに入っていくとキャストもみんな落ち着いてきた印象で、安定した舞台を観せてくれた。紅ゆずるさん・・・紅さん凄く良い!トップスターの四つ切り写真なんて何年ぶりに買っただろう…と思えるほどにトップスターとしての紅ゆずるさんが凄く好きになった。特に何かが突出してクオリティが高いわけではないけど、全体的な雰囲気や溢れ出る人柄や、何より客席の隅々まで楽しませてやろうと放ってるパワーに感動しました。柚希さんも今日の紅さんのトップスター姿を観て、きっと安心したんじゃないかな。パーシーとしてのアドリブの最後に「星組最高!」って叫んだ紅さんの想いが客席みんなに伝わって笑いの中に驚くほどの感動を受け取った。トップスターになった紅さんの舞台、2回目だけど、本当に心底、自分が求めてるトップスター像にかなり近いスターが誕生したと思えた。前回、観劇した時よりもさらに紅さんの色に星組が染まってきてて、劇場の空気も紅さんの温かさや刺々しさのない優しさに溢れてるようで柔らかく感じられた。「スカーレット・ピンパーネル」って本当に好きじゃなかったのに、不思議に凄く好きな作品になった。礼真琴さん・・・タカラジェンヌとして何一つ欠けてる事のない実力とスターのオーラで、客席をぐいぐい引き込んでいく。前回、観劇した時よりも感情の幅の広いショーヴランに感じられて、より素晴らしい歌と芝居だった。何でもこなしてしまう器用さも大きな魅力の一つ。輝咲玲央さん・・・・1幕での紅さん演じるパーシーの執事ジェサップ役の紅さんを包み込むような優しい芝居と、2幕での怒る市民などの険しい表情のギャップが凄く良い!フィナーレでの大階段でのダンスの時の表情もまたまったく違ってて見入ってしまう。無事、紅さんがトップスターになれた安堵感や喜びが伝わってくるようです。キャスト全員、客席に柚希さんがいる事で熱の入り方も多少は違ってしまうのは仕方ないかな。みんなの弾けるような芝居やダンスに普段と違うような熱や想いを感じた。2.3年前は一緒によく宝塚観劇してた友人も久しぶりに紅ゆずるさんのトップを観て、再び、宝塚歌劇を観ようと思ってきたようです。その友人も「スカーレット・ピンパーネル」は好きじゃなかったのに、今日観劇して、凄く良かったと言ってるの見てうれしくなった。終演後は友人と三宮で前に一度行って、めちゃ美味しかった焼き鳥屋で飲んでました。そこで、日本酒を結構飲んでから、Barへ。カラオケのあるBarで他に客がいなかったので、友人とマニアックな歌ばかり歌いながら飲んでました。ここではバーボンばかりいろんな種類を飲んで結構、久々に酒が回った感じ。このBarは宙組の某娘役さんが来てるようです。千社札も貼ってあって、宝塚をまったく知らないマスターも印象に残ったそうです。週明けから、ちょっと飲みすぎた^^;ルサンク出てた。左から、輝咲さん、紅さん、壱城さん。この並びは妙にはまる。
2017年04月04日
紅ゆずるさんのトップお披露目公演「スカーレット・ピンパーネル」を観劇してきました。今日は午後1時に阪急神戸線が人身事故のために止まっていて、阪神電車で西宮まで行って、タクシーで阪急西宮北口へ。今津線は通常通り走ってると聞いたので、そこから阪急でいつものルートに戻れた。花粉症の症状もピークにひどかったのもあり、鼻炎薬でずっと眠いし・・・。遠回りして劇場に着いてすでにぐったりしてた。でも!あんまり好きな作品ではなかったはずの「スカーレット・ピンパーネル」が初めて凄く楽しめた。始まるまでは睡魔がすごかったのに、まったく眠くならずに1幕、2幕とも入り込めた。紅ゆずるさんのお披露目がこの作品ってわかった時はかなりガッカリ感がハンパなかった。また、海外ミュージカルか…とがっくりしてたのに、何か凄く好きな作品になってしまった。紅さんの良さはもちろん、今の星組のまとまりや紅さんを盛り立てようとする全員の温かさみたいな物を感じて観ていて幸せな気分になれた。それから、トップお披露目公演でフィナーレの最後にトップスターとして大階段を降りるのを観て、胸が熱くなったのもかなり久しぶりかも知れない。純粋に紅さんのトップ就任を祝福できた。木曜3時公演なのに立ち見も売り切れてるようで劇場の熱気も凄かった。紅ゆずるさん・・・トップスターになって、より好きになれた気がする。逆にトップスターになった途端に興味がなくなってしまったトップも意外と多い。紅さんは2番手の頃も好きでしたが、改めてトップスター「紅ゆずる」として観ると、魅力が倍増したように思えた。真ん中がこんなに似合うとは想像してなかった。個性もクセもバッチリあるし、これからのトップスターとしての作品が楽しみになった。「リラの壁の囚人たち」の時のジョルジュのような狂気を感じられるような役もまた観たい。紅さんを支える礼真琴さん、七海ひろきさん。そして紅さんの事を心底盛り立てようとしてるのを感じられる壱城あずささん、天寿光希さんの二人は星組をより輝かせてるスターに成長してる。瀬央ゆりあさん、十碧れいやさん、麻央侑希さん、紫藤りゅうさん、綾凰華さん、天華えまさんらの若手も凄く充実している。かなり強い絆の中心に紅さんがいるようで組のまとまりを感じた。輝咲玲央さんの役は紅さん演じるパーシーの執事の役。たしか、輝咲さんはかなり前から紅さんのお世話係をしていたとか…。(今はどうなのか知らないけど)そんな事を思いながら、今日の舞台を観てると感動も倍になった。輝咲さんも紅さんがトップスターになれて、そしてお披露目公演でお世話する役になって運命的な物を感じてるんじゃないかと思ってしまう。奇跡に近いような気さえする。心なしか、輝咲さんがいつも以上に温かい人柄に思えたり、フィナーレで紅さんを見る目が誇らしそうに感じたりして、妙に感動してしまう。2幕は執事は登場しなくなり、民衆の男の一人として登場。綺咲愛里さん・・・綺咲さんはたしか「南太平洋」でのリアット役の時に認識したように思う。トップ娘役として初めて観て、宝塚の娘役らしい人が紅さんの相手役になって良かったと思えた。芝居も良かったし、歌もがんばってた。この作品はまだ観劇するので楽しみ。「スカーレット・ピンパーネル」も好きな作品になってしまったし^^;東京公演「オーム・シャンティ・オーム」は観に行けなかったので、今度、梅芸で再演が決まったので、これはもう観に行くしかない!終演後は宝塚の小料理屋で初しぼりの新酒とか、今しか飲めない珍しい日本酒を飲みながら今日の公演の話なんかをして盛り上がってました。
2017年03月24日
花組全国ツアー公演を観てきた。一昨日から観劇3連チャンで、疲れてたけど眠くもならずに楽しめました^^芝居、ショーともに懐かしい作品でした。「仮面のロマネスク」の初演は花總まりさんが雪組娘役トップ時代、高嶺ふぶきさんの相手役でした。「EXCITER!!」は真飛聖さんの代表作的なショー作品。特に「EXCITER!!」はかなり久しぶりに感じた。明日海りおさん・・・「仮面のロマネスク」のヴァルモン役はつい最近も全国ツアーで演じてたので、「また再演?」と正直思ったけど、今日、観てみると前回に観たヴァルモンよりも数段良くなってた。出演者も前回の全国ツアー時に出演してなかったキャストが入れ替わって配役されていて大きな役では、明日海さん、五峰亜季さん、高翔みず希さん、夕霧らいさん以外は総入れ替わりでした。前回とまったく違う印象の「仮面のロマネスク」でした。個人的には今回のキャストの方が好きかもしれない。「EXCITER!!」では、あの場面はどうなるのか??と再演を最初に知った時はまず、コミカルな会社員の場面が頭に浮かんだ。真飛さんはパンダのぬいぐるみを持って登場しましたが、明日海さんはリュックからネコなのかクマなのかのぬいぐるみが顔を出してた。セリフの口調や動きは真飛さんのをほぼ継承^^今回の設定は前回の悠真倫さん社長の「マリンズカンパニー」の別会社「マリンズJr.カンパニー」。壮一帆さんの弟がMr.REIの柚香光さん。壮さんの時と同じような特殊なリーゼント頭。そしてバックの壁は前回のこの場面の悠真倫さんと壮一帆さんのどデカイ写真パネルが登場。柚香光さん・・・ダンスニー男爵の役…どうなんだろ?と思ってたけど、初演の轟悠さんのダンスニーを彷彿させる部分もあったりして本当に素晴らしかった。今日が初日だったので、まだまだ良くなるのは確実。芝居の時もショーの時も完全にスターのオーラを纏って輝いてた。Mr.REIは、もっとはじけて良いように思った。初日だから仕方ない。壮さんは強烈だったから^^今の花組のメンバーで、このショーが観られると想像もしてなかったのでかなり楽しめた。羽立光来さん・・・「仮面のロマネスク」ではガボット役。革命家たちが走り回る時に登場。目立つ役だったので良かった。ショーの見せ場は何と言っても、チェンジBOXに入るクイーンハリーナBの役。前回の天真みちるさんの役所。天真さんの「♪アロハオエ〜」の歌があまりにも強烈だったので羽立さんがおとなしめに感じてしまった。ま、初日だから。すごい事になっていくのかも知れない。ツアーラストの日の映像収録に期待。仙名彩世さん・・・この公演から花組娘役トップに。初演で花總まりさんが演じたメルトゥイユ侯爵夫人の役をがんばって演じてた。難しい役だけど違和感なく観られました。五峰亜季さん・・・前回の全国ツアーと同様にローズモンド夫人役。安定した芝居で五峰さんが出てくると見入ってしまう。ショーでは羽立光来さんがチェンジBOXに入って、変身して再び出てくるのが五峰さん。五峰さんと言えば最初に思い出すのは初演エリザベートの黒天使。寿つかささん、彩吹真央さん、星奈優里さん、夢輝のあさんたちと踊ってたの思い出す。「カラマーゾフの兄弟」でのイワンの幻想役も最高でした。妖艶で恐怖さえも感じるような激しいダンスは、あの作品を観る楽しみの一つ。「ロシアンブルー」のコミカルな芝居もさすがでした。あの役を演じる五峰さんも好きだった。「ニジンスキー」での有名バレリーナの役も良かった。今日から始まった花組全国ツアー公演はいろいろと大満足でした。カーテンコールでの明日海さんの挨拶も久々に聞けて楽しめた。明日海さんの挨拶は妙にハマってしまって笑顔になれる。おもしろい。人柄が滲み出ているような真っ直ぐな明日海さんの挨拶は最高です。明日海さんの柔らかさが組に広がっているようで、今の花組も充実していると舞台を観ていて感じられます。 五峰亜季さん 初演雪組エリザベートの黒天使
2017年03月19日
2005年春に「娘よ」と言うタイトルで、この作品は上演されました。それ以前からある作品なのですが・・・。前回、「娘よ」の時は、父親役に杉浦直樹さん、近所の浪人学生役にえなりかずきさんが出演。今回は父親役に西郷輝彦さん、浪人学生に森宮隆さん、そしてお手伝いのきよ役にいまむらいづみさん。父親の彼女役の竹下景子さんは前回に引き続き出演。前回は大阪はシアタードラマシティ、東京はルテアトル銀座でした。この作品は今回の新歌舞伎座、三越劇場の方が似合ってると思う。前回の「娘よ」は、まず単発の2時間ドラマで放映されました。テレビドラマ版は、一路さん、杉浦さん、竹下景子さん、えなりさんは舞台と同じキャスト。お手伝いのきよ役に野村昭子さん、医師の役は山本學さんでした。テレビでの評判もよく、放映から1年半後に舞台化。昭和39年の日本、国の全てが急成長して、大きく変化していく最中の話。身体の弱いみこと、作家で妻を亡くしたばかりの父親。みこを我が娘のように心配して気に掛けて世話をするお手伝いさんのきよ。妻が先立ち、長く辛かった結婚生活が終わった父親に、心が安まる相手が出来る。それが、娘のみこと同い年の高野冴。この役が竹下景子さんです。ほぼこの4人の心情が中心に動いて行く物語。密かにみこに想いを寄せている近所の学生の弘も、みこの心の奥底にある物を知っている。非常に悲しい話ですが、笑いもあり、始終、胸が苦しくなるような作りにはなっていません。1964年って大きな明るい話題も多くあった反面、置いてけぼりのように流れに乗れない人々も多く創り上げた年でもあるような気がする。1964年は「モスラ対ゴジラ」「三大怪獣 地球最大の決戦」と東宝は2作品もゴジラ映画を製作してます。「モスラ対ゴジラ」は722万人動員、「三大怪獣 地球最大の決戦」541万人動員と超大ヒット。映画も徐々に下火になりつつも、ゴジラ映画ではこれだけの動員があった時代。まったく関係ない話になってしまったけど^^;12年前の印象とはまた違った感動を受けたのは、自分があれから12年も年を重ねたからかも知れない。お手伝いさん役のいまむらいづみさんの芝居に引き込まれ切ない気分がより強く感じられた。一路さんは、もう完璧すぎて芝居に見とれてしまってた。声の通りの気持ち良さや、劇中、鼻歌程度に歌う歌唱の素晴しいこと!西郷輝彦さんの芝居にも引きつけられた。杉浦さんとは、かなり印象の違う親父(おやじ)でしたが、一路さんの今回の芝居には西郷さんとの芝居の相性がばっちりハマってた。竹下景子さんの役も辛い立場で、前回よりも遥かに高野冴って女性の心情が伝わってくるように感じた。涙なしでは観られないお芝居です。カーテンコールもありません。緞帳が降りて客電点いても少し重く哀しい空気が客席に残っていて、静かな空気の流れの中での退場になります。そう言えば、前回、千秋楽公演を観た時ですら、カーテンコールがなかった事を思い出した。東京、福岡、大阪と続いた芝居の大千秋楽なので、挨拶はあるかと少し期待してたように思う。終演後、PA卓の辺りに石井ふく子さんがいた!生・石井ふく子さんが観られた事もかなり感動でした^^;一路さんを次に観るのは「キス・ミー・ケイト」になるのかな。左が12年前のチラシ、右が今回のチラシチラシ裏プログラム
2017年02月24日
久しぶりのバウホール。雪組若手のショー公演を観て来ました。月城さんと永久輝さんの並びが美しいのと、クオリティ高くまとまりのあるキャストに感動でした。初めて名前と顔が認識できたキャストも多かったけど、雪組の若手が凄く充実している事を今回改めて確認できたような気がする。雪組は一路真輝さんが3番手の頃からずっと観続けてるので、雪組が充実してると何となくうれしい。それまでの雪組も観てたけど、宝塚観劇が生活の中の一部に組み込まれたのは平みちさんがトップスターになってから。麻実れいさんの退団公演で一路真輝さんが麻実さんの相手役クラリーチェに抜擢されたのを観てから一路さん目当てでずっと雪組中心に観劇してた。「はばたけ黄金の翼よ」のクラリーチェがとにかく最高でした^^;一路さんが退団してから、急激に冷めて宝塚観劇回数もかなり減ってたけど、一路さんの相手役の花總まりさんがいたので雪組から宙組中心に回数も多く観るようになった。同時に水夏希さんにどっぷりハマり出して水さんが雪組に組替えしてから再び、雪組の観劇回数が凄い事になってた^^;今日も生演奏でのROCK ON!はめちゃくちゃカッコ良かった。この曲が未だに断トツにカッコいい曲だと認識できたのもうれしかった。このショーのテーマ曲もROCK ON風でカッコいい。今回、叶ゆうりさんと愛すみれさんがROCK ON!をエッジの効いた歌唱とダンスで楽曲の良さを存分に甦らせてくれてたのがうれしかった。もう少し長く聴いていたかった。ROCK ON!を歌ったあと、最後までこの二人ばかりに目が行ってしまってた。ROCK ONは大劇場千秋楽も東京千秋楽も両方観た作品。回数もかなり観たように思う。水さんの退団じゃなく通常公演だったとしても「ロジェ/Rock On!」の2本立てだったら同じくらいの回数、観劇したと思う。水夏希さんのカッコ良さと素晴らしさを完璧に出せた2本の作品が退団公演で、水さんは凄く幸せに宝塚生活が終われたと思えてうれしかった。その前の「ソルフェリーノの夜明け/Carnevale 睡夢」の2本立てもかなりのめり込んで回数観た。「ロシアン・ブルー -魔女への鉄槌-/RIO DE BRAVO!!」も何回観ても飽きない作品だったし、作品に凄く恵まれてるといつも感じてました。「ソロモンの指輪/マリポーサの花」「風の錦絵/ZORRO 仮面のメサイア」「君を愛してる/ミロワール」、どれも大満足な作品ばかりでした。そして「カラマーゾフの兄弟」を上演出来たのも、あの時の雪組だからこそだったと思う。「TAKE OFF」は諏訪さきさんが歌ってくれました。この曲を聴くと、一路さんのトップお披露目公演「天国と地獄/TAKE OFF」の初日のフィナーレを思い出す。大階段の上から最後に1人で降りてくる一路さんを迎える雪組のみんなの温かさが伝わってきてうれしかった。この公演は雪組初めての新大劇場公演で全てが一新されたように新鮮で躍動感のある雪組が誕生した。一路さん、高嶺さん、轟さん、海峡さん、香寿さん、和央さん、高倉さん、安蘭さんとスター路線も充実して、亜美さん、飛鳥さん、泉さん、矢吹さんらのガッツリ脇を支える名役者も揃ってた。一路さんトップ時代のショーの主題歌もTCAとかでも、「サジタリウス」や「コート・ダジュール」「マ・ベル・エトワール」など、歌い継がれててうれしい。「バロック千一夜」は聴いた事ないように思う。この曲も名曲で、凄く好きなショーでした。それから「パラダイス・トロピカーナ」も入っててうれしかった。「パラダイス・トロピカーナ」の一つ前の作品「「ブライト・ディライト・タイム」の時も2番手の一路さんのソロ曲がかなりあったけど、より一路さんのソロ曲が多いショーだったので、観劇回数増やしたのを思い出した。その次の雪組公演は3本立てで、2本目が一路さん主演の「恋さわぎ」でした。めちゃくちゃおもしろいコメディでした。雪組の歴史を思い出すような構成だったので、いろいろと思い出しながら観てました。それから忘れてはいけないのが、2幕の頭は「ラブ・ラブ・ラブ」で始まった!これもめちゃくちゃうれしかった。この「ラブ・ラブ・ラブ」のLPは一時期凄く聴いてたので生演奏で聴けて最高だった。出来ればイントロが流れ出して、その上に開演アナウンスが重なってほしかった^^;アレンジもオリジナルとかけ離れてるアレンジじゃなく近いものでしたが、ほぼ完コピで演奏してくれたらもっと鳥肌だった。2コーラス目の転調してからも歌ってほしい気がした。「ラブ・ラブ・ラブ」が終わって、真帆志ぶきさんが一人で歌う「オー・ラブ」はミディアムテンポのかなり難しいラテン曲。1966年のこの公演はもちろん生では観てません^^;この頃の宝塚歌劇を観たかった。1966年も名作が多い。「ファンタジア」「春風とバイオリン」「シンデレラ・イタリアーノ」「夢を売る妖精たち」「わが歌君がため」・・・全て同じ1966年上演作品。月城かなとさんは組替えしてしまうので、後半は送り出すような楽曲の構成になってました。月城さんと永久輝さんは安泰だと思えるほどの秀でたスター性のある男役だと思う。雪組の中で今、一番好きなのは彩風咲奈さんですが、永久輝さんやこの作品に出演してた若手もホントに素晴らしかったので雪組を観劇する楽しみがより大きくなった。新しいポストカードがいっぱい発売になってた。「ラブ・ラブ・ラブ」実況録音を聴きながら書いてました。1966年ステージアルバム
2017年02月15日
宙組公演を観劇してきました。コメディとレビューの2本立。「王妃の館」は日本からフランスへ旅する人たちの人間模様とルイ14世の悲恋ストーリーが絡み合う。ルイ14世は亡霊となって登場し、日本からの観光客のガイドになったりもする。始終、笑いが散りばめられてるコメディ作品でした。後半はルイ14世演じる真風涼帆さんとルイ14世が密かに愛したディアナ(伶美うららさん)の感動的な物語になっていく。その悲恋ストーリーを小説として書こうとして、このツアーに参加してた北白川右京をトップスターの朝夏まなとさんが演じる。そして、そのツアーを企画販売したのが実咲凛音さん。このフランスツアーはダブルブッキングで販売してしまったツアーで実咲さんともう1人のツアーコンダクターの桜木みなとさんがツアー参加者にバレないように翻弄する芝居も楽しかった。「VIVA!FESTA!」は、なかなか王道的なショーで良かった。主題歌も頭にくっきり残るキャッチーな物で懐かしいショーの楽しさがあった。舞台装置、照明も良かった。懐かしのレーザー光線も駆使して使用。フルカラーレーザーの使用は宝塚では珍しいかも。単色レーザーはショーで何度も使用されてたけど。レーザー光線効果もあって昭和の懐かしい照明を楽しむ事もできた。最近、また普通にレーザー光線はライブなどでも使われてる事も多くなってきたような気もする。今日、宙組のショーを観てて天玲美音さんがいない事を改めて感じてしまった。大階段の群舞では表情豊かに踊る天玲さんを観るのが一番の楽しみだったので・・・。寿つかささんの魔女の女王が良かった。ずっと追いかけて観てしまった^^そう言えば芝居では蒼羽りくさんが女性姿のニューハーフ設定でした。蒼羽さんの弾けた芝居が作品をより楽しいものにしてるように思えた。牛追いの場面の蒼羽さんのダンスはめちゃカッコ良かった。愛月さんのヅラと言う事を隠してる大阪弁の不動産王もかなりおもしろかった。(王妃の館)それを突っ込む朝夏さんも最高だったけど。綾瀬あきなさんも芝居、ショーとも出番も多く目立ってたけど役的にはその他大勢の中でした。芝居ではカンカンを踊る場面があったり、ホテルの従業員のダンスでも目立ってた。星吹彩翔さんは芝居の中でバンドネオンを弾いてる場面が2回だったかあって、2回目はソロ歌を歌いながらのバンドネオン演奏(演技)でした。凄く可愛くて似合ってた。伶美うららさん
2017年02月10日
この公演の再演が発表された時はかなり喜んでました。1993年初演宝塚バージョンの「グランドホテル」はホントに素晴らしく感動しっぱなしでした。大劇場で何度も観劇した上、東京まで観に行くほど演出も構成もキャストも大満足の公演でした。涼風真世さんのファンだった事もあるけど、あの時代の月組にハマってました。主演のオットー・クリンゲライン役の涼風真世さん、 主演娘役フリーダフラムシェン役の麻乃佳世さん 2番手の天海祐希さんはラファエラ役 3番手の久世星佳さんはフェリックス男爵役そして!!汝鳥伶さんがオッテルン・シュラーグ医師会会長。幕が開くとスモークの中、後ろ姿の汝鳥伶さんが左手を上げて右手で杖をついて立っている。「♪ベルベットの椅子に香しい香水〜」のコーラスの中、汝鳥さんが正面を向いて前に出てから下手に歩いていく。そしてキャストが順に回転ドアから登場してくる。最後にオットーが回転ドアから登場。これだけで観劇2回目以降は鳥肌もんの感動でした。登場順などが違うけど、オープニングだけでもあの時の舞台をいろいろ更に思い出せた。今回の宝塚バージョンの再演は男爵を中心にした演出になってました。出来れば、前のままで観たかったのが本音だけど、懐かしく楽しめたので良かった。それから汝鳥伶さんは今でも劇団に在籍してくれてるから医師会会長の役は汝鳥さんで観たかった。今の汝鳥伶さんなら、あの役をどう作るのか凄く観てみたかった。美弥るりかさん(オットー役)想像してた以上に素晴しい出来だった!男爵とチャールストンを踊る場面も感動でした。鉄棒のようにバーで前回りするのはなかったけど。(涼風さんの前回りが凄く印象に強かったので少し期待してしまった)棒高跳びのように飛び越えるのは初演とそっくりな動きでうれしかった。そして最後のクライマックス場面。エリックに子供が出来た知らせからの流れは初演に負けないほどの感動でした。オットーが両手にボストンバッグを持ってヨタヨタと歩いて行く所に汝鳥さんが「出て行くのか?」と声を掛ける所で毎回、泣きそうになってたのを思い出す。エリックに男爵の形見の煙草ケースをプレゼントしてからの流れも初演のままで鳥肌でした。「クリンゲライン閣下にお車を!」の後に歌い出すオットーの歌が最高のクライマックス!「♪こ〜の〜ロビー 金色の壁・・・」と涼風さんの大熱唱でオットーとフラムシェンが回転ドアから出て行く。そして汝鳥さんが下手から中央に向かって歩きながら「相変わらずです。何ひとつ起こりはしないのです」と語り上手に去ると銀橋下手からオットーが「♪ベルベットの椅子にかぐわしい香水〜」と歌いながら登場!銀橋の上手側ではフラムシェンが笑顔で待っていて、オットーがフラムシェンに飛び込むこように抱きつくのも頭の中にずっと鮮やかに残ってる。抱き合って回転してから腕を組んで上手花道を二人で走り去っていく最高のエンディングでした。今回の演出ではそれはさすがになかった・・・。でも、美弥さんのオットーはイメージを崩される事なく新鮮で感動的なオットーでした。早乙女わかばさん(フラムシェン役)美弥さんとのコンビがめちゃくちゃ可愛く似合ってた!涼風さんと麻乃さんコンビに引けを取らない胸が熱くなる感動のコンビでした。「あなたとならだれでも踊れるわ」のダンスも凄く良かった!自分にとって神格化してるほどの涼風さんのオットーと麻乃さんのフラムシェンの初演のトップコンビのイメージをまったく崩す事なく感動させてくれた。チャールストンの場面の可愛さも強烈でした!やっぱり早乙女さんは神的な美人だ。朝美絢さん(ラファエラ役)この役も初演時、大好きな役で天海さんの表情に毎回、引き込まれてた。朝美さんの歌い回しが天海さんっぽい所が何度かあって、その度に見入ってしまった。朝美さんのラファエラも良かった!ラファエラのソロ曲「彼女に必要なのは」も素晴しかった!この曲は凄く難しいと思う。男爵が殺された後に歌う「どう話せばいいの?」も凄く難しい曲だと思うけど、見事に歌いこなしてて感動でした。珠城りょうさん(男爵役)この公演から月組のトップスターです!男爵の役は宝塚バージョンでは3番手のイメージが強いので、トップになった感じが少し薄いように感じたけど、その分、ショーではトップとしての存在感を発揮してました。初演よりも男爵の出る場面を少し増やしてたので、出番はそれなりに多くなってたと思う。ラストもオットーが銀橋を渡って歌う所が男爵に変わってた。男爵が死んでからも亡霊的な感じで登場場面があったように思う。どうしてもオットーとフラムシェンを中心に観てしまうので仕方ないけど・・・。暁千星さん(フロントデスクのエリック役)この役も作品の感動をより大きくする大事な役。初演の感動を越えたかも知れないと思えるほどのエリックでした。暁さんは芝居も良いし、歌も良いので、どんな作品でも暁さんの演じる役が楽しみになる。宇月颯さん(運転手の役)この役も大好きな役です。初演の嘉月絵理さんの冷酷でハードな芝居も最高でしたが、今回の宇月さんも凄く良かった!登場する度に舞台の空気に緊張が走るのも初演に感じたまま。宇月さんと言えば、今回のショーでのソロ歌が最高だった!宝塚版「グランドホテル」は思い入れが強すぎて、静かな心ではなかなか観れなかった。変えて欲しくないと思ってしまう部分もいろいろあったけど、予想以上に感動できた。汝鳥伶さんが出演しないと分かって、観劇は1回だけにしてしまったけど、あと数回観たかったかも知れない。「グランドホテル」の再演が決まっただけで、かなりテンションが上がってたけど、汝鳥さんが出ないと分かって一気に冷めてしまった・・・いつかまた汝鳥さんの「ひとりでワルツを」を聴いてみたい。あの時の演出は男爵が酔ったオットーを抱えるようにして歩かせると汝鳥さんが下手で「♪夜のグランドホテル〜」と歌いながら椅子から立ち上がり、ゆっくりと舞台中央へ歩き、「クリンゲラインの部屋をあけてくれ!」のセリフの後あたりで舞台センターに立って歌ってたと思う。初演のここの場面は汝鳥さんばかり観ていたから表情とか去っていく時の笑い方とか鮮明に覚えてる。オットーが財布をなくした事に気づき、うろたえる芝居も横目で観ながら汝鳥さんの動きを追ってた。「カルーセル輪舞曲」はモン・パリ誕生90周年の作品。昭和の宝塚を感じさせる懐かしいような場面と今の華やかな世界を感じられるレビューでした。「TAKARAZUKA・オーレ!」を思い出すような各国を回っていく感じでした。「TAKARAZUKA・オーレ!」も好きでしたが、やっぱり「エールの残照」は名作中の名作!あの2本立ては最強だった。終演後は友人と待ちあわせして宝塚の居酒屋へ行ってから、よく行くバーで終電ギリギリまで飲んでた。チェリーブランデーをベースにしたカクテルばかりいろいろ作ってもらった。「ワイルド・レッドヘッド」「チェリー・ブロッサム」「ハンター」など・・・お決まりの「シンガポール・スリング」は今日は注文しなかった。ゴルゴンゾーラに少しハチミツかけて、それをアテに飲んでました。その前の居酒屋では日本酒とビール飲んでたので少し甘めのカクテルがおいしく感じた。涼風真世さんの退団公演
2017年01月30日
大和悠河さんの退団後初のアルバムが発売されました。新曲1曲、ヒット曲のカバー、宝塚時代の曲と最近の舞台の曲で構成されてます。1曲目「宝石の時間」この曲が、このアルバムの為に作られた新曲。ポップな90年代の歌謡曲っぽいアップテンポの楽曲です。2曲目「LOVE (抱きしめたい)」沢田研二さんの大ヒット曲のカバー。1曲目の新曲のサビが「♪抱いて 抱いて ああ時を止めたい・・・」で、この曲は「♪抱きしめたい 抱きしめたい 抱きしめたい・・・」で始まる曲。男役の発声で歌ってるわけではなく、新鮮な感じの「LOVE (抱きしめたい)」です。3曲目「絶体絶命」山口百恵さんのカバー。アレンジもオリジナルより更に派手にHARDになっててカッコいい。大和さんの歌唱はこの曲と良く合ってる。4曲目「A/L」宝塚トッププレお披露目公演「A/L」の主題歌。完全フルコーラスを大和さん一人で歌ってるのでかなり貴重です。退団時に宝塚時代の主題歌などのCDがいくつか出たけど、この曲はどれも舞台上で歌った部分だけの短いバージョンだけでした。(どれも1分55秒の短いもの)このスタジオレコーディングバージョンは3分58秒の楽曲フルです。メドレーみたいに短くなってしまうと楽曲としての価値が下がるようで、やっぱりフルコーラス、そしてスタジオレコーディングがベスト。5曲目「FANTASISTA再生」これも宝塚時代の楽曲。大劇場お披露目公演「宙・FANTASISTA」の中で歌われた楽曲。そしてこれも完全フルコーラスバージョン!これはかなり貴重!「♪いつも夢見た 清らな宙を 眩しい光が 降り注ぐ世界・・・」から全て大和さんが歌っています。この曲も退団時のアルバムに収録されてますが、舞台上で大和さんが歌った部分だけでした。「♪暗闇は消え去り 太陽が目覚めた 今新しい風が 宙を駆け巡る...」からのアップテンポになってからの2分59秒のみの収録でしたが、今回のスタジオ録音バージョンは4分40秒完全フルコーラス!大和さんが歌っていなかったパートも全て歌っています。退団時に出たブツ切れバージョンじゃあんまり聴く気がしなかったから、これはうれしい。6曲目「渚のシンドバッド」ピンク・レディーの大ヒット曲のカバー。かなりビシビシ打ち込み入れて、これもHARDに創り込んでいます。この曲をMVであのダンスを踊ってほしかった。MIEとKEI二人分収録して合成すればいいのに。7曲目「ボタンを外せ」西城秀樹さんのカバー。この曲は初めて聴いた。8曲目「風は秋色」松田聖子さんのカバー。ミディアムなボサノバにアレンジされてて良い感じです。9曲目「心の旅」チューリップのカバー。10曲目「When Destiny Calls」ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」の中で大和さんが歌ってる曲。CDのみのバージョンとCD+DVDの2種類発売されてるようです。そしてDVDは2種類あるようです。DVDは「宝石の時間」のMVとMVメイキング&インタビュー「A/L」「宙・FANTASISTA」
2016年12月16日
水夏希さんトートのエリザベートガラコンサートに観て来た!今日はフルコスチュームバージョンで当時の衣装をそのまま装着してのガラコンサート。まず、驚いたのは水夏希さんは衣装を着たら2007年当時のままに見えた。メイクはやや柔らかくなってましたが、「死」そのものに見える怖さは健在。エリザベートを想う心が当時よりも柔らかくなって冷酷な体温マイナス10℃のようなトートから場面によっては少し体温を感じるようなトートに役作りを変えていました。雪組トップスターお披露目公演と言う事もあってか肩の力もガッツリ入って勢いのある尖ったトートも凄く好きでしたが、少し柔らかくなった今日のトートも良かった。日本のエリザベートは全部観てるけど、それでもまだ、他の誰のトートよりも怖さは一番でしたが^^その次に怖いと思えるのは武田真治さんのトートかな。「死」と言うより悪魔っぽくて異色なトートでした。今は当時よりも自在に声の表情を変える事が出来るので、トートの歌も自在に変化を付けて幅広い感情が伝わってくる歌唱になってた。トップになってから公演ごとに歌唱力もさらに伸びていったので、トップお披露目公演のトートに関して、「こう歌いたかった」とか納得できてなかった部分があったのかも知れない。それを今回は頭の中で考えてる通りに歌いこなせている充実感や自信を水さんの表情から強く感じた。自分はあの2007年のトートでも大満足で毎回感動していましたが・・・。美穂圭子さんのマダムヴォルフはやっぱり最高です!水さんと美穂圭子さんが一緒の舞台にいると「ゴールドフィンガー」を聴きたくなる。あの場面は宝塚歌劇のショーの中でホントにカッコいい場面の一つだと思う。美穂さんの最高の歌と水さんの緊迫感溢れるダンスの融合をまた観たい。未来優希さんのゾフィーの迫力は強烈でした。年老いてからのメイクはあの頃より凄くなってたような・・・。歌唱力も声量もさらにパワーアップしてるような気がした。月央和沙さんは大活躍です。ラウシャーの扮装で登場した時はかなり可愛かった。他にカフェの場面でも歌は多くあったし舞台にいる時間がかなり多い印象でした。この前は扮装なしのバージョンだったのですが、今日は見事に大司教さまを演じ歌ってました。百千糸さんもいろんな役で出てました。この前の東宝版よりも出番は多かったような。精神病院のバイオリン弾きは違う方になってましたが、「ようこそみなさん」の所の姪の役は可愛かった。1幕ラスト前の侍女の歌のパートはこの前の東宝版と同じ所を歌ってた。白羽ゆりさんのエリザベートも懐かしかった。2幕は2007年の頃よりも重みが出てきてより良くなってた。立ともみさんのマックスはあの頃のままでした。白羽さんとの「パパみたいに」は、2007年にタイムスリップしたかのような懐かしさでした。全てのトートの中で一番好きな一路真輝さんのトートと2番目に好きな水夏希さんのトートが今回は観る事が出来て大満足でした。3番目は明日海りおさんか山口祐一郎さん。雪組エリザベートの稽古が始まってすぐ、付け爪をいろいろ試してた頃。雑誌の取材の時、2本だけトートの爪を付けたままインタビュー
2016年12月14日
宝塚雪組初演モニュメントバージョンを観てきました。1幕は初演雪組公演に出演していたキャストによるプレミアムトーク!2幕はエリザベートの楽曲を歌い継ぐライブ!1幕最初に初演のエリザベートの映像が流れたあと、現役の京三紗さん、飛鳥裕さん、五峰亜希さん、美穂圭子さんが登場!司会は元宙組娘役の久路あかりさん。そして、古代みず希さんと朱未知留さんが登場して、懐かしい想い出話。この二人が出て来ただけでも、鳥肌もんの感動でした。その後、安蘭けいさん、香寿たつきさん、高嶺ふぶきさん、花總まりさん、一路真輝さんと順に登場して大爆笑もあり、これまでに語った事がなかった話など、初演エリザベートの貴重な話の数々を聞けて最高でした。話してはいけないような話まで飛び出して大盛り上がりのトークタイム。轟悠さんは他の舞台に出演中のため出演出来なかったので、ビデオでのメッセージが流れました。1幕のトークは初演エリザベートを生で何度も観劇した人なら大満足な貴重な時間だった。あの時の雪組が最高のまとまりのあるカンパニーだった事が出演者の話からもよくわかりました。自分も一路さんのトップ時代の雪組の組のパワーは「天国と地獄/TAKE OFF」から強く感じた。とにかく舞台に立ってる全員が心底楽しそうに見えて、ちょっと天然でホワーンとしてる一路真輝さんを下級生もみんなで支えて雪組がどんどんまとまっていったように感じた。(一路さんは誰も見ていない所では凄くストイックに自分を追い込んでたと思う)一路さんのトップお披露目初日のTAKE OFFのフィナーレ、大階段から降りてくるトップ羽根を背負った一路さんを見つめる雪組生全員の目が優しさに満ち溢れた温かい眼差しで感動した。「雪之丞変化」「あかねさす紫の花」の2本の日本物の芝居では花總さんとのコンビがより深まったようでこの日本物2作品は今でも何度も観てしまう。「JFK」での一路さん、花總さんコンビも最高でした。正直、一路さん、花總さんのコンビであと3作くらいは観たかった。今でもこのコンビ以上に好きだと思えるコンビはありません。今日でも一路さんと花總さんが並んで座ってるだけでも鳥肌もんの感動でした。2幕はオープニングから順に歌われました。ほぼ、この前のガラコンサートと変わらない内容で大満足でした。ルキーニの楽曲は香寿たつきさんと安蘭けいさんが振り分けて歌った。オープニングの一路さんの登場で劇場の空気が一瞬で変わって行く。1996年宝塚大劇場でも毎回、初演でしか感じなかった神がかってるような緊迫感を思い出した。古代みず希さんと花總まりさんでの「パパみたいに」も鳥肌もんでした。あの時のままに感じられる二人にホントに感動した。「愛と死の輪舞」では花總さんの「私をかえして!」で二人が20年前に完璧に戻った感じだった。一路さんの歌唱と演技も、この前のガラコンサートの時よりもよりトートになってた。花總さんもいつまでも新鮮さを失う事なく、今でもあの時のままのように思わせてるのは驚異的!朱未知留さんのゾフィーはやっぱり歴代で一番好きなゾフィーです。若い学年にも関わらず迫力ある歌唱と芝居は圧倒的でした。初演なので、かなり試行錯誤したとは思うけど、あのゾフィーを越える物をまだ観ていない。高嶺ふぶきさんのフランツの歌唱はDVDで観てるままの声質に感じられた。歌い癖も目線や表情も。あの時のまま再現してくれてて感動でした。やっぱり最高のフランツだったんだと再確認できた。「嵐も怖くない」の花總さんとのデュエットは特に素晴しかった。古代さんと朱さんの「結婚の失敗」も初演の本物の二人だ!と妙に感動でした。この二人でこの曲を最後に聞いたのは1997年の最初のガラコンサートの時。あの時は雪組初演から1年ほどだったので、有難みもそれほどなかったけど。やっぱりこの二人での「結婚の失敗」は最高です。今日の「最後のダンス」は凄すぎた!初演東京公演の時のような歌い回しで歌う箇所もあり凄かった!大劇場の時と東京では歌い方や強調する歌詞を少し変えたりしてたように覚えてる。今日は1997年のガラコンサートの時の歌唱に一番近いように思った。「♪あなたは彼を選んだ」の「選んだ」が東京公演の途中頃から、声を変え凄く強調するようになった。今日は「♪ハプスブルクは朽ち果て、広間の客は息を止め」と現在の歌詞で歌ってましたが、初演では「♪広間の客は行き詰まり」と歌ってた。「息を止め」と歌った時もあったように記憶してるけど初演東京千秋楽や前楽では「行き詰まり」と歌ってた。1997年ガラコンサートでは「息を止め」と歌ってた。あと「♪お前と俺のデュエットを」の「デュエット」の部分を強調する日も多かった。大劇場公演の後半と東京公演前半で特に強調してた印象。東京公演の後半にはそんなに強調しなくなっていたと思う。東京千秋楽では普通に歌ってた。花總まりさんの「私だけに」は初演は東京公演を残して欲しかった。収録された日よりも感情が入りまくってて素晴しかった。東京千秋楽の日は歌い出しで泣き声になってしまって声にならない部分もあったほどでしたが、2番からの気合いは凄かったと記憶してる。東京千秋楽は「私だけに」を歌い終わって倒れたシシィに向かって「♪返してやろうその命を〜」の一路さんの歌も感情が入りまくりで強烈に凄かった。千秋楽頃の「♪娘はどこ 返して下さい 知らない間にゾフィーなんて」の所の花總さんの歌唱はもの凄かった!DVDで残ってる日の歌唱とは違う人かと思うほどの気迫と声量でした。「♪子供たちを返したらなら どんな遠くへもまいりましょう まず子供たち」部分も少し雑だったかも知れないけど、凄い迫力でした。感情のまま声に出してて顔つきも凄かった。花總さんのこの部分の歌唱がどんどん激しくなっていったので、その後の轟悠さんも触発されたように「4年目にとうとう子供たちを取り返し・・・・・ そこでは〜〜〜〜〜〜」がもの凄い事になってきてました。初演エリザベートは大劇場後半と東京公演後半を残して欲しかった。東京千秋楽の事がどんどん思い出してきて話がそれてきた^^;で、今日の「私だけに」はあの頃のままの新鮮さにプラスされて声量もアップして宝塚バージョンの「私だけに」の中では完全に最高だったと思う。声質が異常に可愛いのは花總さんの最強の武器です。これは誰も敵わないと思う。「ミルク」もやっぱり一路さんめちゃくちゃ良かった。1幕ラストの場面の高嶺さん、花總さん、一路さんの三つ巴の画面も本編を観てるかのような緊迫感と充実感でした。高嶺さんはエリザベートの部屋の扉の前で歌う曲の歌唱も素晴しかった!「キッチュ」は客席から登場した香寿さんが歌った。観客を盛り上げ方も素晴しかった。東京千秋楽では轟悠さんが観客に宝塚一美人の写真を配った。一路さんのサイン入り写真!この曲の時、轟さんは歌の合間に「手拍子しないように」って何度かの公演で言ってた。東京千秋楽でも「手拍子しないように」って客席で歌ってる時、歌詞の合間に言ってました。今では手拍子する曲になってしまってるけど・・・。美穂圭子さんのマダム・ヴォルフは最高にカッコいい!本物のマダム・ヴォルフだ!って感動でした。安蘭けいさんの子ルドルフもあの頃のままの可愛い声と容姿でした。「闇が広がる」は2010年シアタークリエで一度だけ一路さんと香寿さんがあのまま再現しました。あの時はちょっとヤバいくらいウルウルしたけど、今日の感動も大きかった。2010年の時は一路さんが舞台に戻って来てくれたと言うだけで感動が凄かった頃だから・・・2006年までの一路さんは宝塚時代の楽曲や男役を極力封印してたようで、あまり男役時代の楽曲を歌う事はなかった。復活してからの一路さんはコンサートでも雪組時代の楽曲を歌ってくれるようになった。「花夢幻」なんて歌ってくれる日が来るとは想像もしてなかった。「理想のために」を歌った時もびっくりでした。この曲は轟さんといつか歌ってほしい。2006年までは舞台に対する気持ちがずっと張り詰めてたのかも知れない。復活してからは肩の力を少し抜いて余裕のある活動になって、雪組時代の頃の貴重な楽曲もコンサートなどで惜しみなく歌ってくれる。宝塚時代からのファンにとっては今はいろんな意味で最高です。今度は「KISS ME KATE」の再演もやってくれるし、秋にはコンサートもあるし、その前に感動作品「娘よ」の再演「君はどこにいるの」の、みこも観られるし。「リタルダンド」の再演もやってほしい。と言うわけで、最後の「愛のテーマ」では二人とも涙目で感動を噛みしめてるように歌い上げました。歌い終え、一路さんが花總さんを抱き寄せた時は最高に感動でした。雪組初演メンバー以外にも好きなキャストが多かった。ラウシャーの月央和沙さん始め、百千糸さん、天羽珠紀さん、美郷真也さん、蓮城まことさんなどのキャストが観られた事もうれしかった。終演後は友人3人と居酒屋でワイワイと盛り上がってました。この冬、初のふぐのヒレ酒呑んだ^^今回のプログラム。中の写真はみんな凄く良い!これから行く人は買い忘れないように、おすすめです^^これは1997年1回目のエリザベート ガラコンサートのプログラムの中関係ないけど・・・エリザベートの一つ前の雪組公演のチラシこれは全国ツアーの映像が観たい。この頃、全国ツアーは収録してないだろうな...この頃、海外ミュージカルのビデオは発売する事がなかったので、退団公演なのにビデオはないと最初から諦めてたけど、発売されると知って、友人たちとめちゃくちゃ喜んだのを覚えてる。
2016年12月10日
宝塚歌劇花組公演を観劇してきた。今回の和物のショーは3回目でもプロローグからフィナーレまで全ての場面で楽しめる。音楽も良い!テーマ曲も宝塚歌劇らしい覚えやすい楽曲です。装置やライティングも品があって美しい。自分は特に「鷹と鷲」から「七夕幻想」の流れが気に入ってます。「鷹と鷲」は音楽も凄く良く、振付けにも凄く引きつけられる。激しく強い場面から「七夕幻想」の柔らかく上品な場面に移り変わっていく流れが最高に良い!「七夕幻想」の振付けや音楽も美しくて最高です。最近の和物のショーの中では断トツに一番好きな作品になりました。「金色の砂漠」も分かりやすく宝塚歌劇ならではの作品だと思う。辛辣な事を描いてもファンタジーとして浄化というか昇華させて感動させてくれる。昔に良く感じた宝塚歌劇の王道的作品のように思えて、この作品も凄く気に入ってます。この作品を観ながら、1970年代だったらこんなキャスト、1980年代ならこんなキャストっていろいろと観ながら想いが膨らむ。今日、3回目観劇して最近少し冷めつつあった宝塚歌劇の良さを再確認出来たような気がした。雪華抄プロローグ 紅梅白梅雪華抄フィナーレ 桜花夢幻この公演のルサンクは良い写真が多い。鷹と鷲の四つ切りが売ってました。舞台写真も今回はいつもより多く買った。他にも良い写真が多く販売していました。
2016年12月06日
1969年4月宝塚大劇場、6月東京宝塚劇場で上演された「グランド・ミュージカル シルクロード」の主題歌シングル。この作品は実況録音盤も発売されています。現在、花組で上演してる作品で砂漠にラクダの映像が流れるのを見ていて、この作品の舞台図の挿絵を思い出した。もちろん見た事はない作品ですが、LP、EP、プログラム、脚本と配役、グラフなどの資料だけで作品を想像してたので、「金色の砂漠」を観ていて写真で見ただけの「シルクロード」舞台装置なんかを思い出した。A面「この道はシルクロード」作詞 高木史朗さん 作曲 中元清純さんこのスタジオ録音盤は演奏もアレンジも丁寧に作られてる印象です。そして、上月晃さんの歌唱の素晴らしさに鳥肌です。朗々と歌い上げるような歌ではないのですが、淡々と歌うこのような曲で本当の歌の上手さが分かるように思う。歌詞や言葉がすんなり入ってきて歌詞カード見なくても理解出来る。実況録音盤では2回歌われます。このスタジオバージョンは第一部第二場で一度目に歌われるバージョンのようです。B面「銀の鈴」作詞 高木史朗さん 作曲 中元清純さんこの作品は三部構成で1部「孫悟空 仏教への道」2部「ジンギスカン 草原の道」3部「マルコ・ポーロ 東西文化交流の道」そしてこのB面曲は3部のマルコ・ポーロのパートで歌われる曲。舞台では1番を衣通月子さん、2番を上月晃さんが歌っていたようです。コロムビアオーケストラの演奏もコロムビア女性合唱団も楽曲をよりよく盛り上げています。メロディの美しい曲で、上月さんが歌うとより映像が浮かんで来そうになる。LPとEPの広告LP実況録音盤のジャケット裏ジャケの写真の一部劇場販売の舞台写真フィナーレ写真安奈淳さんも出演していました。プログラム写真は既に一人写りです。
2016年11月29日
宝塚花組公演2回目観劇してきました。この前、観劇したのがちょうど10日前。2回目観ても、やっぱりショー、芝居ともオリジナルは良いと実感。「雪華抄」の中では特に「鷹と鷲」の場面に惹かれる。振付け、セット、照明、どれも素晴しくて力が入って見入ってしまう。その後の七夕幻想の場面も品があって柔らかく(A)(B)とも美しくて最高です。主題歌も古き良き宝塚和物のような覚えやすい楽曲で、不思議な満足感を味わえる。演出や構成も品があって文句なしの和物のショーです。「金色の砂漠」は10日前に観劇した時よりもずっと深まっているように感じて感動も大きかった。後半、次第に復讐に狂って行く明日海さん演じるギィが怖く感じられるほどに迫真の芝居で凄かった。今回の作品で特に気に入ってるキャラは花野じゅりあさん演じるラクメです。これも後半、城を逃げ出し砂漠に迷い込んだギィとの出会いの場面など二人の芝居に引き込まれる。あと一人、天真みちるさん演じるゴラーズの存在が毒と棘ばかりの世界に安らぎを感じさせて、作品をより深く感じさせる。天真さん自身の人柄ような役作り賜物だと思う。花乃まりあさんのタルハーミネも凄く良くなってた。ドスを効かせる台詞も迫力を増してて素晴しかった。芹香斗亜さん演じるジャーも前回観た時よりもさらに実直な人間味を感じさせて惹かれた。今回の作品、キャストのみんながみんな、役に入り込めてるし、誰もがアテ書きに感じられて、観劇し終わった後の充実感がいつも以上です。この公演は気に入ってるので、あと1回観劇^^終演後はインド料理食べに行ってから、バーで飲んでました。いろんな酒をチャンポンしたから、久々にお酒が入ったって感じです^^;シンガポール・スリングが急に飲みたくなったのでバーに行ったのですが、バーボンやらジュースのようなペインキラー、ラム・パンチ・・・この前の観劇の時、どこかで落としてしまったプログラム。仕方ないのでまた買った。この前、買った柚香光さんの写真に付いてたメイキングDVD
2016年11月24日
明日海りおさん率いる花組公演を観てきました。和物のショー、そしてオリジナル新作の芝居、どちらも大満足でした。やっぱり座付き演出家が作るオリジナル作品が宝塚歌劇らしくて一番良い。物語も何もかも0から作ってると思うとワクワクする。自分は原作物や何度も観た有名ミュージカルは少しだけ気分が萎えて観てる事が多いかも知れない。「雪華抄」華やかなプロローグからドラマチックに構成されてて飽きさせない演出も素晴しかった。ほのぼのとしてる柔らかいパートと硬質なパートのバランスも凄く良かった。装置、照明も美しく今日はかなり前方席だったのですが、次回は後方から観劇するので全体の雰囲気が観られるのが楽しみです。これは「金色の砂漠」でも言える事で装置や照明が美しかった。「金色の砂漠」懐かしい昭和の宝塚歌劇の空気を感じられる作品で古くからの歌劇ファンは絶対に気に入りそう。各、配役もバッチリはまってて見事でした。柚香光さんの役はまた新しい境地を広げたように思えた。明日海さんは和物での美しさも絶品ですが、この作品でも大きく分けて3つの役作りがありましたが、どれも素晴しい役作りで、そして美しかった。明日海さんファンの人もアテ書きのこの役に大満足なんじゃないかと思う。花乃まりあさんも難しい役を見事に演じ切っていました。芹香斗亜さんの役も本当にはまってて素晴しかった。詳しく書くとキリがなさそうですが、花野じゅりあさんもカッコ良かった!この公演はあと1回観る予定だったのですが、もう1回増やそうかと思う。ショー、芝居ともに楽しめました。プログラム、どこかで落としてきてしまった^^;四つ切りや写真集は持って帰ってきたのに・・・柚香光さんの写真集が発売されてた。発売される事、まったく知らなかったのでびっくり。中はSTUDIO54のZ-BOYに扮装してたり妖艶な和物や男子高校生にしか見えないような物やこれまでの歴史を写真で振り返ってたりと豪華です。特にZ-BOYは凄く似合ってる。
2016年11月13日
今日は前から楽しみにしてた「扉の向こう側」を観て来た。期待通り楽しめました。キャストの個性も強烈で脚本、構成も見事で芝居に集中出来て時間があっという間に過ぎてしまった感じ。今日が初日なのでストーリーは詳しく書きませんが、ミステリーとコメディとSFを合わせたような物語です。緊張と緩和のバランスが見事で、それによって笑いも自然に湧いてくる。一路真輝さんの役は聡明な女性で目の前で起きる出来事を素早く理解して対策を考えられる人。いつもはポワ〜ンとしてる一路さんですが、こういう役は妙に説得力があって客席を引き込んでいく。最近の「ガラスの仮面」の月影千草役、「ブラック メリーポピンズ」のメリー役なんかも確実に説得力のある芝居で作品を引き締めてました。シャーロックホームズのワトソン役はコミカルで少し3枚目な一路さんも楽しめました。来年の「KISS ME, KATE」は今から凄く楽しみです。13年ぶりの一路さんのリリー/ケイト役です。ずっと再演してほしいと思ってたのでうれしい限り。壮一帆さんは宝塚退団後に初めて生の舞台で観ました。壮さんの役はSMのデリヘル嬢の役。体当たり演技で素晴しかった。鞭や蝋燭を持参で出勤、女王様ボンテージ姿なのでS女として働いてる。(関係ないけどM女の方が給料は倍近く高いのに…^^;)ボンテージ姿も似合ってた。キャストは6人のみ。どの役者さんもホントに良かった。もう一度、観たいと終演後すぐに思えるほどお気に入りの作品でした。プログラムはハードカバーで豪華帰ってきてから一路さんが出演してた「リタルダンド」のDVDが観たくなって、今まで観てたので遅くなってしまった。「リタルダンド」は何度観ても泣ける。ほぼストレートプレイに近い音楽劇でした。次の一路さんの舞台は、初演から約10年振りの藤沢みこ役です。一路さんと竹下景子さん以外はキャストも変わってどんな舞台になるのか今から楽しみです。いまむらいづみさんを生の舞台で観られるのも楽しみです。これもまた、この再演により一路さんの代表作になるように思う。初演「娘よ」のプログラムからタイトルが変わって「君はどこにいるの」
2016年11月12日
雪組公演「ケイレブ・ハント/Greatest HITS!」2回目観劇。芝居は初日ほどの笑いは起きなかったものの、間もより良くなってて凄く楽しめた。望海風斗さんの車椅子の所とか、表情も間も最高でした。やっぱりオリジナルの脚本と題材の作品が好きだ。今ではオリジナル作品でオリジナルの題材なんて年に数えるほどだし。正塚先生は何もない所から創り出すので毎回、ホントに新作が楽しみです。これまでも架空の国だったり、歴史上の人物なんて誰も出てこなかったり。再演しまくりミュージカルとか映画やテレビ、ゲームが題材だと少し気分が萎えて観る事が多い。和物の芝居の再演なら観たい物が多いけど・・・。今回の芝居はよく出来てるし、笑えるし感動もできる。各キャラクターも初日に観た時より確実にハッキリとキャラが立ってて引き込まれた。おもしろくて特に気に入ってるキャラは星南のぞみさん演じるレイラと舞咲りんさん演じるアパートの管理人。一番カッコ良くて惹かれる役は香綾しずるさん演じるナイジェル。早花まこさん演じるコートニーも自然と目で追ってしまう。脇での口パク芝居も観てしまう^^;早霧せいなさん演じる主人公も初日に観た印象より一層、人間味があってカッコ良く人柄に惹かれるケイレブになってた。ショー「Greatest HITS!」は何と言っても舞咲りんさんの「サマー・タイム」が圧巻!この1曲だけでかなり満足です。大階段の電飾の演出も昔に戻したっぽいのが良い!虹色に変化するLED仕込みも美しくていいけど、最近ずっとあればかりだったから逆に新鮮に感じた。大階段群舞の時は「Night And Day」のデュエットの時の電飾の動きっぽくさせてて、ティンパニーもそれらしく鳴らしてたり。ショーは印象に残る場面は少なかった。稲葉先生のショーだと思うと期待値が少し高くなるからかも知れないけど。選曲も自分にとってはかなりイマイチ・・・年代絞るとかジャンル絞るとかしてもいいかも。東京公演に合わせたとしか思えないクリスマスメドレーも違和感あっていい気分はしない。「ネオヴォヤージュ」も真夏にハロウィンで東京公演に合わせてたのがあったなと、ハロウィンの場面を観ながら思い出した^^この彩風さんはちょっと古城さん似てるので四つ切りで買った。この頃の古城さん、眉毛が凄い太かった左から甲にしきさん、古城都さん、麻鳥千穂さん後ろ左から榛名由梨さん、水はやみさん、叶八千矛さん、大滝子さん、清はるみさん 昔のプログラム見てたらキッコーマンの広告があった。「めんみ」って子供の頃によく家の台所で見たような気がする。懐かしかったので載せてみる。あと、ウスターソースは子供の頃ずっとキッコーマンのソースだった。上のキャプが黄色がウスターで赤がトンカツソースだったような気がする。
2016年10月31日
久々にロスト・エンジェルのVHSを観ようとしたら、テープ伸びてしまって音が不安定になってた。途中まで観てたけど、CDも買ってたのを思い出して音だけ聴いてました。この作品はスカイステージでやった事あったかな?放映してたらブルーレイに録ってると思うけど記憶にない。有名な曲も多く使ってる事だし、DVD化して販売すればいいのに。1993年5/30〜6/12 宝塚バウホール公演涼風さんの退団公演の宝塚大劇場での「グランドホテル」と東京宝塚「グランドホテル」の間にバウホールで公演されたものです。宝塚歌劇で初めて「エリザベート」の楽曲が歌われた公演でもあります。(歌詞はまったく違いますが)1989年「天使の微笑・悪魔の涙」で涼風さんが一度演じたメフィストフェレスを再び演じる事になった。ストーリーは天使だったメフィストは仲間の中で自分だけが成長が遅いの事に悩んでいた。そこに悪魔のイヴリン(羽根知里さん)の誘いに乗って自分の羽根と黒い羽根を交換する。黒い羽根のメフィストは仲間に下界へ落とされてしまう。落ちた場所は人間の住む世界。そこで、人の生き様や恋愛など経験する話。ヒロインは歌手オーディションを受けてスターになる事を夢見ている少女。エリザベートも曲も注目ですが、何よりも一番強烈なのは Frankie Goes to Hollywoodの「Krisco Kisses」を天海祐希さんが歌う場面。PUCKの時も天海さんはBruce Springsteenの「Born to Run」をストーンステージのライブの場面で歌っていましたが、ロストエンジェルでは更に激しいキャラで「Krisco Kisses」を歌う^^;歌う前に天海さんが熱狂して叫ぶロック野郎に「うるせーよ!うるせーっつってんだろ!静かにしろよ!うるせーんだよ!!」と叫びまくってからカウント「ワン!ツー!スリー!フォー!」^^オリジナルは「♪Thunder thunder!i love like thunder Hunger! hunger You feed my hunger…」天海さんのは「♪ファイヤー!ファイヤー燃える翼 ファイヤー!ファイヤー!空を染め上げる」当時、Frankie Goes to Hollywoodファンの友人にこれを聴かせたら、凄いウケてた!今日もこれを聴きたいがためにロストエンジェルを観ようと思ったし・・・。アレンジも悪くないし、張り切りまくりの天海さんも最高です。エリザベートの曲は至る所で歌われたり、インストで流れたり・・。涼風さんは「最後のダンス」をかなり長く歌います。エリザベートと同じ箇所にセリフも入る。「契約」というタイトルになってます。「♪君のうたを聴いたよ 君に歌には何かある あいつらにも分からない 君の才能が」 『ホントにそう思う?』「♪どんな優れた才能も 光当てなきゃ見えない このままずっとうずもれる 君の才能は」 『そんなの…そんなのイヤだよ!』「♪私と契約するならば 君の望みを全て叶えよう〜」 『契約?あんたと?』 『そう私と』「♪どんな物でも手に入る 酒も名前も女も 全て思うままになる 君の魂で〜」 『魂?』「♪君の魂 預けたら 全ての欲望満たされる 見せて上げよう〜 今、奴らがどこで何をしてるかを」この後も「最後のダンス」のメロディでいろいろ歌われます。「♪メフィストカードで引き落とす 銀行、デパート クラブ サイン一つで手に入る サインをするんだ今こそ き〜み〜の〜血でぇ〜〜」 (最後のダンスは俺のもの あ〜〜あ〜〜勝つのは お〜おれ〜〜ええさぁ〜」「私だけに」は軽いボサノバアレンジになって歌われています。「♪浅い夜明け まどろみの中 淡い光、翼に伸びて 窓辺に佇むのはマイ・ガーディアン・エンジェル 頬をなでる風に目覚める 朝の露を翼に乗せて 窓辺、降りた天使 そっと囁く いつか出会う熱い恋 すべてを捧げる ただ一人を愛し抜く 喜びに溢れ もしもそれが本当の愛なら 二人固く結ばれるとき 天使の歌声が聞こえるでしょ」「闇が広がる」は「チェス」というタイトルで歌われます。「♪生きると言う名の終わる事のないゲーム いつまでも 生きると言う名の決して逃れられないゲーム どこまでも 一人の女を求め追いかける 男の愚かな姿 ただ虚しい ◯◯◯ 心閉ざす物だけが 許しを受けて勝ち残る事ができる 逆らう物は潰される悪魔のゲーム (♪あなたあいつに嫉妬してるの? アンジェラを忘れられない)『違う!』「ゲームの規則破った物は許さない 命を賭けたゲームを降りる時に お前の魂 こ〜の〜わたしの手の中に〜」 (皇帝ルドルフは立ち上がる〜)劇中に「最後のダンス」と「私だけに」は何度も歌われ、デュエットダンスも「私だけに」のインストで踊る。オリジナルの曲も良い曲が多い。主題歌「黒い翼」も妖しげで良い曲です。
2016年10月29日
星条海斗さんのバウホール初主演公演に行って来ました!何回も観たかったけど、チケットが1回しか取れなくて残念でしたが、集中して観劇してきました。開演アナウンスからちょっと感動でした。作品も楽しめたし、回りのキャストも凄く良かった。星条さんの役はこの前の「こうもり」でのオルロフスキー公爵に似てるような感じもしましたが、豪快で力強く、でも可愛い星条さんを堪能できました。フルパワーで叫んだり、歌ったりで声を飛ばさないか心配してしまうほどでしたが、喉が強いんだと思う。今日の公演まで12公演こなしてるのにパワーは凄かった。コミカルな役が最近は特に多いように思いますが、そろそろ超シリアスな怖い役も観てみたい。汝鳥伶さんも大活躍!大満足!レイトン卿、ヴェローナ大公、ロレンス神父、薬売りと4役も演じ、フィナーレではダンスも踊り、ソロ歌もありで汝鳥さんファンは大満足だったと思う。谷正純先生のバウ公演なので「UNDERSTUDY」の時のような出番いっぱいなのを期待してた。期待以上の活躍で感動でした。いつか汝鳥伶さん主演のバウホール公演とかあれば最高なのですが…暁千星さんのロミオは美しく可愛くよく似合ってました。歌声も良いしダンスも凄い、観る度に実力が増しているのがわかる。注目してる若手男役の一人です。ていうか、もうかなりスターになってるけど・・・。宇月颯さんはティボルトを熱演!やっぱり芝居の上手さが際立つって言うか、こういった役だとホントに実力発揮できると思う。シリアスな役でもコメディでも何でもこなせるので月組の作品を引き締める一人として重要。ミュージカル「ロミオとジュリエット」の曲に微妙に似てるようなメロディやアレンジがそこここに現れるのもおもしろかった。ジュリエットを演じた美園さくらさんは、久しぶりに古き良き宝塚の娘役らしいヒロイン登場に感じられて、これからの成長が楽しみになりました。汝鳥伶さん暁千星さん、星条海斗さん、宇月颯さん
2016年10月18日
1986年にアナログ盤で「涼風真世/一路真輝 ビートルズを歌う」が発売された。この時、一路さんは研5でした。1988年にオケはそのままでボーカルだけレコーディングしなおして初CD化されて発売されたミニアルバムです。1988年は一路さんが2番手になった年でもあります。1曲目「イエスタデイ」いきなりシンセドラムのフィルインから始まります。シンセドラムが目立ってたピンクレディのサウスポーが1978年だから、1986年でまだ使いまくってるのはどうかと…。楽曲はレゲエアレンジ^^;にされてオシャレに作られています。一路さんの歌唱はさすが、素晴しい!2曲目「オー!ダーリン」12th「Abbey Road」の4曲目。この曲は渋めのR&Bアレンジで演奏もなかなか良い!一路さんの歌唱は最高です。3曲目「ヘイ・ジュード」オリジナルとは大幅にかけ離れてるアレンジではなく…近くもなく…^^;日本語歌詞もいいと思う。(訳詞ではない)2コーラス目からは英語で歌ってます。4曲目「ザ・フール・オン・ザ・ヒル」この曲は普通に大好きな曲ですが、一路さんのバージョンもなかなかカッコいい。松任谷由実さんの「PEARL PIERCE」や「昨晩お会いしましょう」に入ってそうなアレンジですが…^^;ボサノバ風の80年代のオシャレなアレンジって感じです。5曲目「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」軽くレゲエ、スカ風にアレンジされてて、この曲も70年代後半〜80年代前半のニューミュージックと呼ばれてたジャンルのような感じです。1986年「大江山花伝」新人公演主演 一路真輝 茨木童子 LP版をレコーディングした年1988年「風と共に去りぬ」新人公演主演 一路真輝 レット・バトラー このCDを録った年1991年
2016年10月14日
雪組公演の初日観劇してきました。正塚先生の書き下ろしの新作だったので、かなり前から凄く楽しみにしていました。スタイリッシュで隙のない演出で久々、大劇場公演でのめり込んで観劇出来ました。幕開きから既にカッコ良くて、プロローグのダンス場面も最高でした。「ロジェ」のプロローグの鳥肌もんのカッコ良さに匹敵するゾクゾクさせてくれるオープニング。「私立探偵 ケイレブ・ハント」「ロジェ」は完全なハードボイルドでバシュレ役の未沙のえるさんと新人刑事ヴィンセントの彩風咲奈さん、マキシム役の沙央くらまさんの3人が全体的に息が詰まるほどの緊張感を緩和させる役割をしていました。今回はコメディ要素がかなり多く笑いに包まれた舞台になっていました。「ホテルステラマリス」と同じほどコメディタッチに作られてるように感じました。初日から出演者の間も良くてコメディとしても楽しめました。 「Greatest HITS!」は70年代後半〜80年代のヒット曲を中心にクリスマスソングや「Summertime」のような1930年代〜のジャズ曲などで構成されてたショーでした。一番心に残ったのは舞咲りんさんが歌い上げた「Summer time」!久々にたっぷりと舞咲さんの歌が聴けたのも良かったし、この場面の演出も妖艶でカッコ良かった。舞咲さんはもう1曲、ソロ歌があって素晴しい歌声に感動でした。早霧せいなさん・・・やっとオリジナルの新作が雪組で観られた。ずっと有りものの話題先行の作品ばかりで雪組を観る楽しみが確実に萎えてきてたのですが、今回のあて書きを演じる早霧さんは凄く良かった!早霧さんがトップになってからの作品の中では断トツに一番好きな役です。コミカルな面とハードな面を見事にコントラストつけていて芝居に引き込まれました。香綾しずるさん・・・今回の作品で一番カッコいい役です。こんな役がほんとによく似合う。謎の多い狙撃手ナイジェル役で冷酷なクールさと奥に秘めた優しさを感じさせる素晴しい芝居でした。冷酷なクールさだけで言えば「ロジェ」の時の早霧さん演じた殺し屋クラウスに近いものもあった。舞咲りんさん・・・芝居ではアパートの管理人役で存在感を発揮!笑わしてくれました。あとはラテンのダンサーとしての場面もなかなか目立ってて良かった。ショーではさっきも書いた「Summertime」の熱唱が素晴しかった。彩風咲奈さん・・・彩風さんと正塚先生の作品の相性はかなり良いように感じる。「ロジェ」の時は本公演も大きな役だったし、新人公演での主演ロジェ役も体当たりでがんばってた。今回の役でも正塚先生が創り上げる独特な世界にしっくり溶け込んでて役作りに惹かれた。ショーでも見せ場は多くて満足でした。あと数回、「私立探偵ケイレブ・ハント」は観劇します。ずっと宝塚に行けてなかったので、やっと雪組初演のエリザベートリマスター版ブルーレイを買った!どんな音と画質になったか少しだけ観たけど、暗くて気になってた部分も解消されたし、音は思ってた以上に良くなってた。エリザベート初演のリマスター盤
2016年10月07日
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