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「ソロモンの指輪/マリポーサの花」DVDをかなり久しぶりに観た。2008年11月16日東京千秋楽公演の映像はテレビ放映の回数も多いので何度も観ていますが、2008年8月29日のDVD収録日映像はかなり久々だった。昨日、水夏希さんと彩吹真央さんのLINE LIVEでコラボ生配信があって、その話の中でこの「マリポーサの花」の思い出話がいろいろ聞けた。LINE LIVE終了後に観たくなってきてDVD出してきて観てた。正塚晴彦さんの作品と水夏希さんの相性の良さを改めて感じた。正塚作品のハードボイルドでDARKな世界を自然に創り上げられるのは水夏希さんと彩吹真央さんの力量があってこそでした。作品に深みを加えているのはサルディバル大統領役の未来優希さんとマフィアのフェルッティ役の緒月遠麻さんの二人。そしてさらに作品に面白みを加えてくれてるのがイスマヨール役の未沙のえるさんです。大凪真生さんの怪演や、大湖せしるさんの危なっかしい危険な革命家チャモロも素晴らしい。ひょうひょうとしてネロ(水さん)とエスコバル(彩吹さん)に近づくCIA役の凰稀かなめさんの芝居も引き込まれる。軍隊に追い詰められ港で身を潜めているネロとエスコバル。ネロは海へ飛び込んで「泳げる所まで泳いで運が良ければ漁船が拾ってくれる」とエスコバルを急かせるが、エスコバルは銃撃戦の最中に撃たれてしまっていた。「傷の深さはどの程度が自分ではわかる」とネロ一人で逃げてくれと頼む。この時の感動的なやり取りの中でネロはエスコバルのペンダントを乱暴に引きちぎる。「もらうぞ!」驚いた顔でネロを見るが少しうれしそうに「ひでえ奴だ…」「お前を忘れない」 ネロは一人海へ飛び込む。この時に引きちぎられたペンダントを、彩吹真央さんは今も持っていて、それを昨日のLINE LIVEで披露してくれました。感動的な瞬間でした。その前の週には水さんは沖田総司の雪駄を見せてくれてました^^;このペンダント特にこの頃の雪組は大人の世界を自然に観せてくれてたので何回、劇場に足を運んでも毎回違った深い感動をもらえた。ショーも団結力が素晴らしかった。水さんはお披露目公演だけ海外ミュージカルになってしまいましたが、あとは組のカラーを活かせるオリジナル作品が続いて見応えのある期間だったと思う。コメディーもハードボイルドも感動大作もどれもクオリティ高かったように感じる。
2020年05月24日
プレミアムシンフォニックコンサート「花總まり・愛に生きた女王を綴る』に行ってきた。久しぶりにフルオーケストラの迫力ある演奏を聴けた感動と、いつまでも新鮮さを感じさせてくれる花總まりさんの歌声と語りに大満足でした。正直、もっと花總まりさんの歌が聴けるのかと期待していましたが、終わってみれば満足のいく内容で今回、チケット取れた事に感謝です。額田王の扮装で客席から神々しく登場して、本公演ではプロローグで朱未知留さんがアカペラで歌っていた「♪あかねさす〜 紫野行き標野行き 野守は見ずや君が袖振る」を花總さんの声で聴けて鳥肌でした。もう、これだけで行った価値があったと思えた。花總さんの歌唱で特に最高だったのは「レディ・ベス」より「秘めた想い」。第一部の最後に歌われたのですが、本当に素晴らしかった!フルオーケストラの演奏もミュージカルで聴く演奏とは音の厚みや表現力が全く違っていてこんなに良い曲だったのかと改めて深く感動しました。大阪フィルハーモニー交響楽団の演奏は、どれも最高で、やっぱり全然違うと思ってしまう曲だらけでした。セットリストそして!出演する事を知らなかった古澤巌さんのヴァイオリンを聴けた事にも感動でした。目の前で生音が聞こえてきた時は全身鳥肌でした。花總さんの歌声を生で聴けた上に、古澤巌さんのヴァイオリンが聴けるなんて最高の贅沢!古澤巌さんは、10年ほど前に谷村新司さんの「いい日旅立ち」を演奏してると知って、そのアルバムを買って聴いた時の衝撃からずっと好きなヴァイオリニスト。「いい日旅立ち」の演奏はもちろん最高だったのですが、そのアルバムに収録されてる「Swing 39」のカッコ良さにぶっ飛びました。それから数枚、アルバムを買って聴いていましたが、少し離れてしまい忘れてた頃に意表をつく古澤巌さんの音との再会に驚きと感動。今日は自分の持ってるアルバムから「愛の讃歌」の演奏を生で聴けた事もうれしかった。あまり聴かなくなってから発売された多くのアルバムの中から何か買おうと思ってる。古澤巌さんの弾く「リベルタンゴ」で花總まりさんの踊るタンゴが観たい。「リベルタンゴ」を弾いてるアルバムも発売されています。今日はどっぷりとクラシカルな音に包まれて豊かな気持ちになれる時間でした。花ちゃんには、赤坂ACTで開催したファーストコンサートのようなラフな感じのライブもまた絶対にやってほしい。宝塚ナンバー中心に普段、ファンが聴けないようなナンバーをジャンル問わずに歌ってほしい。MCもたっぷり時間とって楽しませてほしい。花ちゃんの天然なMCは最高です。今日も舞台の花ちゃんを観ていて、もの凄い人になったなと感慨深く「コートダジュール」で踊ってる姿を思い出したり、一路真輝さんと寄り添って歌ってる姿なんかが頭に浮かんだ。やっぱり宝塚で花總まりさんと言えば、一路真輝さん!って自分の中では確定してるので二人の共演とかあれば最高なんだけどな・・・。星組時代と退団間近かの花總さん。 ずっと新鮮さを失わないのが魅力
2020年02月24日
久しぶりに宝塚歌劇観劇。礼真琴さんのトップスターお披露目公演です。ずっと星組だった紅ゆずるさんから、ずっと星組の礼真琴さんにバトンタッチなので違和感のないトップ交代なので自然な流れのまま楽しめた。愛月ひかるさんがこの公演から星組に配属。このまま埋もれていくには勿体無いと思ってたので、紅ゆずるさんが退団して弱くなった部分を完璧に穴埋してくれているようで頼もしかった。宙組時代から愛月さんにしか作れない役創りや個性が好きだったので再び組に配属してくれて良かった。専科の華形ひかるさんも再び星組出演で新生星組を助けてくれていました。「眩耀の谷」は謝珠栄先生の作品で、独特なダンスシーンも多く上質なオリジナル作品でトップお披露目出来た礼真琴さんは恵まれてると思った。謝珠栄先生の作品で大好きだった「客家-千古光芒の民」と空気感や重さも似てて懐かしい感じもしてしまった。もう一度観たい作品だった「客家-千古光芒の民」をいつか再演してほしいと思ってる。あの時の水夏希さんは最高だった(いつでも最高ですが…^^;)礼真琴さんはとにかく可愛い。小柄なのもあって女の子にしか見えない時も多いけど、そんな可愛いトップスターがいてもいいと思う。低い声でも可愛いから男臭い役は難しいかも知れないけど、可愛い役を多くやって欲しい。ショー「Ray」でも礼真琴さんはどの場面でも可愛らしかった。2番手に男臭い愛月ひかるさんと3番手にも男っぽい瀬央ゆりあさんがいるので、バランスはうまく取れてると思った。二人とも舞台上は男にしか見えないけど普段のトークなどでは凄く女の子な所のギャップも好きな所。男臭い二人に挟まれてアイドル少年のような中性的な礼真琴さんがいるバランスは最高です。ショーでは輝咲玲央さんのソロ歌ががっつり聴けて今日はそれだけで満足しています。やっぱり声は最高だし、歌の表情も心に沁みる歌唱です。星組男役の歌は輝咲玲央さんに任せれば間違いない。「眩耀の谷」での3役、どれも完璧に役を作り分けてて芝居でも大満足でした。汶族の男としてダンス場面に登場する時はティボルト風の髪型で笑顔で踊ってるのが印象的。華形ひかるさん演じる汶族の王の臣下、丞相役はラーメンマン風のどじょうのような髭をつけて強烈な個性を発揮していました。セリフの声も太くて聞き取りやすく、いつも最高です。そして礼真琴さん演じる丹礼真の父親役。この役の出番は少ないけど凄い存在感を出してた。毎公演、必ず買ってる輝咲玲央さんの四つ切り写真が売り切れになってて残念。天寿光希さんの役はやや複雑で、それでもかなり美味しい役でした。先週、東京で紅ゆずるさんのコンサートに行った時にパネルで出演してたので^^;、久しぶりって感じもしなかった^^;紅5の場面では下にキャスターがついてる天寿さんパネルをダンスに合わせきっちりフォーメーションさせて動かしてるOG娘役の方も凄かった^^;天寿さんだけ宝塚舞台メイクのパネルだった^^華形ひかるさんはこの公演で退団されるそうです。2018年「ANOTHER WORLD」から、どの作品にも華形さんが出演してたので、このまま星組生になってくれるのかとちょっと期待してたけど退団してしまいます。真野すがたさんとバウ初W主演の「フィフティ・フィフティ」も観に行ったし、花組〜専科になってもほとんどの作品を観劇してる。85期は凄く好きな期だったので、85期ってだけでどの生徒も結構注目してた。舞咲りんさんも退団してしまうので、奏乃はるとさんだけになってしまう。ショー「Ray」の主題歌が「ダンシング・フォー・ユー」にそっくりなのは、同じ中村一徳先生の作品なので似てしまったのか・・・。作曲者は違うけど…。終演後は6時〜11時まで、だらだらと居酒屋で飲んでました。5時間も何、話してたんやろ^^;日本酒を中心にほうじ茶ハイとかアップルワインを間に挟んで、かなり日本酒飲んだような・・・。
2020年02月21日
宝塚歌劇団退団後、初の紅ゆずるさんのコンサートに行ってきました。2/6〜9に大阪公演もあったのですが、アリスのツアーラスト大阪城ホール2daysと重なっていて東京で観る事にした。東京公演初日2月13日の夜公演を観ました。どんなステージを観せてくれるのか、まったく想像出来ないままに客席についた。すると、いきなり紅子さんの場内アナウンス!紅子さん出るんだ!とテンション上がってしまった^^;休憩なしの1時間45分。宝塚時代の楽曲や驚きの選曲など、楽しめました。笑ってた時間の方が多いかも知れないけど^^;言葉巧みに次から次へと溢れ出すおもしろい話に釘付けでした。台本なんてあってないような物かも知れない。フリートークがここまで出来る宝塚OGは数える程しかいないように思う。汀夏子さんに並ぶおもしろさです。コンサート始まって4曲目に「さよなら、皆様」をフルコーラス歌うのも最高でした^^おもしろさだけではなく、歌もしっかりたっぷりと聴かせてくれた。ロミオとジュリエットの「どうやって伝えよう」は素晴らしかった!紅さんのベンヴォーリオは特に大好きなので聴けてうれしかった。驚いたのは「モーツァルト!」から「僕こそ音楽 」を聴かせてくれた事。難しい楽曲に挑戦するなら、とことん難しい楽曲を選曲したと語ってこの曲を歌った。一瞬で芝居の中に入り込むようにして歌い上げた。特別な芝居心のある紅さんだからこその説得力だった。キャストも豪華で壱城あずささん、如月 蓮さん、宇月 颯さん、梅咲衣舞さん、十碧れいやさん華鳥礼良さんの6人のOGと、特別ゲストの美弥るりかさん。そして男性キャストも、小南竜平さん、田極翼さんが出演。自分が観た回は歌広場淳さんも出演していました。久しぶりに観る、宇月颯さんはダンスも歌も相変わらずカッコよかった。どうしてここに宇月颯さんが入ってるのか謎でしたが、元星組だったかと思ってしまえるほどに違和感なく存在してた。美弥るりかさんも含めての「紅5」のコーナーも最高でした。天寿光希さんはパネルでの出演でしたが・・・^^;(ビデオメッセージもありました)「紅5」の持ち歌全2曲を聴かせてくれました。これからの紅ゆずるさんの活動に要注目です!2月13日東京へ向かう新幹線の中から富士山がばっちり見えた六本木のホテルから見える夕景
2020年02月14日
2019年10月に宝塚歌劇団を退団した紅ゆずるさんの映像作品です。収録時間500分!それも90%以上が爆笑トーク!スカイステージで観た映像がほとんどなのに、声出して笑える平和な作品です^^;このBlu-rayが発売されると知った時に、自分はもちろん、紅さん好きの友人もこれは買う!と即答。発売日が12月23日だったので、年明けまで劇場に行く事もなく1月4日の観劇時に購入。友人もその時の購入。「紅ゆずるのラストデイ」のBlu-rayもその時に買ったけど、本当に楽しみだったのは「KURENAI Best Scene Selection」だった^^Blu-rayケースも凝った仕様です。500分!笑って感動して最高の作品です。500分入って11000円はかなり安いと思った。とにかく編集が絶妙!「NOW ON STAGE」や「突撃レポート」など全て紅ゆずるさんが話している部分のみ編集でつなげています。紅さんの人柄もよく出てて、下級生の頃からトップスターになっても変わる事のない人間味溢れるトークは秀逸です。退団後に相手役の綺咲愛里さんと金毘羅さんにお参りする番組を観たけど、最近では最高のコンビだと改めて思えた。二人ともおもしろいし仲が良い!信頼しあえてて微笑ましく、二人の仲の良さに嘘がまったくないのがわかる。これまでに男役トップスターでトップスター目当てに劇場行くほどに好きになったのは二人だけ。一路真輝さんと水夏希さんだけ。そして今回の紅ゆずるさんで3人目。ベルばら前から宝塚歌劇観始めて、トップスターには興味が湧く事はほとんどなかった。脇役や娘役なら数え切れないほど好きになったタカラジェンヌは多い。現在、現役でダントツに一番好きなタカラジェンヌは汝鳥怜さんと美穂圭子さんの二人です。この二人が出演していたら物凄く得した気分になれる。特別好きな3人の次に好きだったトップスターは安奈淳さん、涼風真世さん、和央ようかさん、霧矢大夢さん、龍真咲さん、明日海りおさん。今だと柚香光さんと真風涼帆さんの二人はすごい下級生の頃から応援してたのもあるので、成長して行く姿を観るのがうれしい。現役当時、その良さや人柄があまりわからずに退団後、その良さを凄く感じるようになったのは、榛名由梨さん、汀夏子さん、平みちさん、峰さを理さん、高汐巴さん、大浦みずきさんの6人。紅さんのコンサートのチケットも取れたし、熱海五郎一座に出演するのも今から凄い楽しみ。
2020年01月18日
雪組公演宝塚版「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」2回目観劇。映画の舞台化は9割以上が失敗作になると思ってるけど、稀に素晴らしい舞台作品になる事もある。今回は残念だった。小池先生なら「カステル・ミラージュ」の再演にしとけば良かったのに・・・。役も多いし、男役も娘役も活かせる場面が多い。「カステル・ミラージュ」はオープニングからカッコ良かった。今の雪組に合うと思う。ショーもそのまま「ダンシング・スピリット!」でもいいし。最近の名作映画の宝塚歌劇舞台化で大成功したのは「ドクトルジバゴ」だと思う。あの作品も辛辣な場面など多い作品ですが、映画の空気感をそのまま残せて宝塚らしさも十分出せた舞台化大成功例だと思う。照明も凄く印象的で良かった!「ドクトルジバゴ」も大好きな映画だったので、めちゃくちゃにされたらイヤだなと観る前は思ってたけど、大満足な舞台化でした。映画とは全く違う雰囲気のコマロフスキーも宝塚歌劇でできる最大限の役創りに感動したし、パーシャもストレリニコフと名乗るようになってからの芝居の深さに感動した。主役のユーリとラーラは文句なしの素晴らしさ。舞台化するには多分、「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」よりも難関だと思うけど、ドラマシティだから出来た事なのか・・・。「オーシャンズ11」も数少ない舞台化成功例だと思う。この作品は舞咲りんさんの退団公演なので、そこを中心に楽しみたかったけど、まともな役もないのでダブルがっかり作品になった。エトワールと取ってつけたようなバレエの先生とその他大勢の中の一人。「サスペリア」のターナー先生ほどの強烈なキャラクターとして脚本に書いてくれてたなら少しはマシ。何でこんな出番も役もないような作品で退団する事にしたのだろう・・・?朝美絢さんのキャロルが、この前観た時以上に物凄く良くなってた。今回のキャストの中で朝美さんの歌に一番感動する。雪組に来てからの急成長は驚く。月組時代も良かったけど、違う人になったと思えるほどに芝居も歌も立ち姿も華が凄い!彩風咲奈さんはジェームズ・ウッズが演じる不気味さと狂気を感じるマックスに近い物が感じられて場面ごとの表情や声のトーンの変え方なんか特に素晴らしかった。真那春人さんのコックアイも前回観た時よりも凄く良くなってた。少女時代のペギーとの関係のエピソードや警官との関係など宝塚歌劇なので出来ないのはわかるけど、タブーな部分を排除して、恋愛パートばかりの比率を高めてしまってるので、緩いマフィアの一生みたいになってしまってるように思えた。卑劣さと残酷さ人間の汚さのない優等生なマフィアなら違う作品を舞台化にした方が良かったのかも。終演後は最終電車ギリギリまで宝塚で飲んでた。ヒレ酒飲みすぎたか・・・^^; そこの店はいつも菊正宗でヒレ酒作ってくれるので、何杯も次酒して新しいヒレ焼いてもらって、またヒレ酒飲んで・・・。料理も美味しい。今日は店の人と友人とで1950年代〜60年代の邦画の話で盛り上がった。
2020年01月17日
花組ドラマシティ公演に行ってきました。東野圭吾さんの小説を舞台化した作品です。まったく知らない作品だと思ってたけど、1幕始まってしばらくして何となく流れがわかってきて、1幕終わった時点で2幕の流れと犯人を思い出してた。この小説、呼んだ事も忘れてたけど、きっと読んだのだろう・・・。映画化もされてるみたいだけど、映画は絶対に観た記憶ないし。小説をそのまま脚本にしたわけではないと思うけど、よく出来てたと思った。退屈せずに最後まで楽しんで観られた。各キャストの芝居も熱くカンパニーにまとまりがあって満足のいく公演でした。瀬戸かずやさん・・・クールな二枚目はお手の物って感じで、凄く自然で違和感まったくなかった。最近は3枚目や個性的な役も難なくこなしてたけど、二枚目役やクールな悪役がやっぱり一番良いように思った。汝鳥伶さん・・・ダンスシーンに登場したのが最高にうれしかった。若手と一緒にほぼ同じ振り付けで踊ってる汝鳥さんを観る事が出来て、今日はそれだけでチケット代を超える値打ちがあった。ホテルの支配人役で重厚だけど柔らかさも感じられる汝鳥さんならではの芝居で最高だった。グランドホテルの時のオッテルンシュラーグ役ような狂言回し的な役なのかと役名を知った時に思ったけど、違った。でも出番やセリフもがっつりあったので満足です。飛龍つかささん・・・2番手役の飛龍つかささんの存在も作品を飽きさせず楽しませてくれる大きな要因だった。凄い若手のイメージでこれまでずっと観てたけど、真ん中に立っても違和感のない華のある姿に驚いた。歌もダンスも華があった。羽立光来さん・・・黒縁メガネかけて下手でソファーに座ってるだけで、様になるし芝居になってる。時々、センターのセリフに少し反応するような芝居も自然で良い!元宮警部補役はハマってた。かなり主張してる眉毛も最高でした。朝月希和さん・・・元々花組で、雪組に組替えになって、この公演から再び花組に戻って来られて良かったと思う。何か意味不明な組替えだったけど自分の組に戻れて生き生きしてるように感じた。台詞回しや間も良いので、観客の笑いをきっちり引き出せてるように思えた。雪組では一度もヒロインさせてもらえなかったけど、戻って来れていきなりヒロインで良かった。音くり寿さん・・・振り幅の一番大きい役ですが、優しい老婆役の時でも耐えず狂気を内に感じられるような芝居は凄かった。テンションがMAXになった芝居の集中力も強烈でした。歌も嫌味じゃない上手さなので素直に聴いて感動できる。「蘭陵王」の時からイヤな感じのしない歌唱力に感動してた。他にも個性的な人物が何人もホテルに訪れるけど、どのキャストも深く役を作り込んでてレベルの高いドラマシティ公演になってたと思う。シリアスとコメディの割合も絶妙で、原作物舞台化成功例だと思う。終演後は土佐料理の店でゆっくり飲んでました。司牡丹を飲みながら鰹のタタキ、クジラ料理、ブリ大根などを注文。普段、焼酎は好きじゃないので飲まないけど、高知のダバダ火振りだけは結構好きで久々に焼酎も飲んだ。一番最初に飲んだ、もの凄くすっぱい直七果汁の酎ハイもめちゃくちゃ美味しかった。果肉もいっぱいで酸っぱいもの好きにとっては最高の酎ハイでした。
2020年01月09日
この作品は舞咲りんさんの退団公演です。85期は好きなジェンヌが特に多い期でした。特に好きだった85期生は、七帆ひかるさんを筆頭に、舞咲りんさん、大海亜呼さん、音乃いづみさん、山科愛さん十輝いりすさん、華形ひかるさん、真野すがたさん、南海まりさん、そして85期一人のなってしまう奏乃はるとさん。(華形ひかるさんも退団発表してしまった)舞咲りんさんと大海亜呼さんは専科に行ってずっと宝塚の舞台に立っていてほしかった。華形ひかるさんと真野すがたさんがバウホールW主演した事なんて、ついこの前の事のようです。七帆ひかるさんに関しては芝居も歌もダンスも全て気に入っててかなり応援してた。大海亜呼さんも歌、ダンス、芝居ともにクオリティが高くて舞台に出てくるのが毎回楽しみだった。音乃いづみさんの歌声も好きだった。終演後は三宮で終電まで飲んでた。一軒目ではヒレ酒2杯と元旦搾りの日本酒1本。二軒目はスコッチを飲んでた。三宮は物凄い人で夜遅くまで溢れかえってた。この映画はセリフを覚えるほど何度も観た作品なので、女役には役がほとんどない事もわかっていたけど・・・舞咲りんさんの出番はほとんどなく、かなりガッカリでした。映画にまったく出てこないバレエ教室の先生役。役がないので無理矢理に作ったのはわかるけど…物置部屋のような薄汚れた空間でジェニファー・コネリーが一人踊ってる姿が良かったのに。なぜか妙なバレエ教室になってた。1958年、モーの店に25年ぶりに戻ってきたヌードルスが子供の頃のように壁の覗き穴を埋めてる石を外してジェニファーコネリーが一人踊ってた物置部屋を覗き込む。そこから少年時代の回想になってアマポーラを蓄音機で流しながら踊っているジェニファーコネリーを覗き見しているヌードルスが映し出される。覗かれてるのを気づいていながら全裸になるジェニファーコネリー。ガン見するヌードルス^^;この場面は凄く好きで細かい背景とか小麦粉が舞ってる感じとか頭の中に残っている。ジェニファーコネリーはこの作品が映画デビューで、翌年にはダリオアルジェント監督の名作「フェノミナ」で昆虫を操れる超能力を持つヒロインに抜擢!ダリア・ニコロディとの絡みは最高です!ダリオ・アルジェント作品の中でも異色な作品ですが、何度観ても飽きない。音楽も秀逸です。久しぶりに「フェノミナ」観たくなって来た。少女時代のデボラのジェニファーコネリーは本当に可愛かった。「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」はエンニオ・モリコーネの音楽もかなり重要で、あの音楽抜きでは考えられない場面も多い。まったく別物として今日は観てたけど。映画の舞台化はやっぱりかなり難しいと実感した。映画の舞台化は嫌がる人が多いのがわかる。舞台化が成功する事なんて1割もないように思う。まだ大劇場じゃなくドラマシティーでやれば良かったのに。少年時代の各自の物悲しいエピソードとか微笑ましい場面、残酷な場面などごっそりカットされてたのも勿体ない。ペギーも映画のままの設定にしてほしかった。まったく違う人になってた。子供時代のペギーの存在は重要。対照的なペギーとデボラは子供時代の大切なエピソード。宝石店に強盗に入る場面とその後の銃撃シーンはできる限り、あのままの設定にしてほしかった。あの残虐さで狂ってきているのがよくわかる。宝塚では無理なのはわかるけど… 無理な場面だらけなのに何でこの作品にしたのだろ?もう一度観るので、二回目はキャストも熟れてもっと良くなってかも知れない。舞咲りんさんはバレエの教師とハバナの場面で白いスーツ姿の観光客、そしてエトワール。彩風咲奈さんのマックスはよく役を作り込んでたと思った。朝美絢さんのキャロルも予想以上に素晴らしかった。
2020年01月05日
宙組公演観劇してきた。この公演は2回だけの観劇なので星吹彩翔さんの宝塚歌劇の舞台での見納めの日でした。星吹彩翔さんは、2007年大和悠河さんのトップお披露目公演「バレンシアの熱い花」から、この公演まで宙組生として歌、芝居、ダンス、どれも高いクオリティーでこなし、縁の下の力持ち的な存在として、宙組を支えてきた重要な男役です。星吹さんが退団してしまうと、また少し宙組が遠くになるような気がしてしまう。宙組にハマったきっかけは、もちろん花總まりさんの存在。花總まりさんが在団中は、花總まりさんを観に行くために宝塚に行ってるような感じでしたが、宙組観まくってたので、花總さんが退団してもほとんどの名前と顔が一致する状態だった。もっとあるはずだけど、すぐに出てきた7枚。そして七帆ひかるさん、大海亜呼さん、天玲美音さん、暁郷さん、風莉じんさん、凪七瑠海さん、春風弥里さん、鳳樹いちさん、鳳翔大さん、花影アリスさん、音乃いづみさん、八雲美佳さん、和音美桜さん、百千糸さん、葉室ちあ理さん、和涼華さん…と、いつの間にか好きなジェンヌだらけになってた。その中に星吹彩翔さんももちろんいた。ロケットの時に表情が凄いと一時期話題になったり(天玲さんほどではないけど^^;)、徐々に頭角を現し出した頃には歌も芝居もダンスも上手いとみんなに浸透していったように思う。今日も綾瀬あきなさんと組んで踊ってる場面とか観てると胸が熱くなった。芝居ではフェリペ3世(国王)役で出番は少ないけど、存在感のある役。ショーでは歌声もじゅうぶんに聴けて良かった。真風涼帆さんは、この前観劇した時よりもさらにシブくカッコ良くなってた。芝居もはまり役です。ショーは登場シーンから鳥肌モノ。立ち姿の美しさに見ほれてしまう。綾瀬あきなさんは松風さんと組んで踊る明るくコミカルな場面も凄く良い!終演後は終電ギリギリまで宝塚で飲んでて、帰るのがめちゃくちゃ遅くなってしまった。
2019年12月11日
明日海りおさんの退団公演東京千秋楽公演のライブビューイングに行ってきた。「A Fairy Tale -青い薔薇の精-/シャルム!」に続き、明日海さんのさよならショー。さよならショーは、宝塚大劇場の前楽を生で観ましたが、花組トップ時代の集大成な内容で懐かしく、その頃の事がいろいろ思い出されて感動でした。ライブビューイングも189カ所で上映され、ダントツに宝塚史上最大規模だったようです。今日、自分が観に行ってた映画館もシネコンの中の4つの映画館を独占状態でした。自分が好きだった明日海りおさんの役は「STUDIO 54」のZ-Boy、「春の雪」の松枝清顕役、「ロミオとジュリエット」のロミオ役、「新源氏物語」の光源氏役、「ポーの一族」のエドガー・ポーツネル役です。「アルジェの男」も良かった!かなりの枚数持ってる明日海りおさんの舞台写真の中でこの写真が一番気に入ってます。構図も良いし、表情も良い! この場面が甦ってくる。宝塚歌劇の舞台に立ってる明日海りおさんは見納めですが、きっと多くの舞台作品、映像作品で明日海さんの取り合いになるんじゃないかと思う。どんな役を演じていくのか楽しみです。ミュージカルじゃなくてストレートプレイに出て欲しい。終演後は三宮のいつもの居酒屋へ。今月から日本酒メニューを新たにしてて、島根の「月山」が入ってたので、かなり久々に飲んだ。日本酒の味が苦手な人も、最初に飲むのがこのお酒だったなら好きになったのかも。後は「八海山」「雁木」「奥播磨」とか、けっこういろいろ飲んだ。「STUDIO 54」の時に販売された写真は多分、全種類買ったように思うこの他にもまだ数種類あります。今日のライブビューイングのパンフ良い写真^^
2019年11月25日
宙組公演観劇。この公演は星吹彩翔さんの退団公演です。星吹彩翔さんで今、頭に浮かぶのは「薔薇に降る雨」の新人公演で綾瀬あきなさんとの二人のダンスシーン。美しい場面でした。「Je Chante」での百千糸さんとのダンスも頭に浮かぶ。「モンテ・クリスト伯」新人公演も素晴らしかった!歌とダンスに長けているのでディナーショーにも何度も起用されてる。芝居では国王役なのですが、出番はそれほど多くなかったのが残念。ショーは、歌もダンスも集大成的に思えて感動でした。自分が宙組ばかり一つの公演を何度も観てた時期に宙組に配属されて、そこから宙組にいるのが当たり前になってるので退団は寂しい。でも、専科か理事にでもならない限りいつかは辞めるので仕方ない。2007年〜2009年頃は宙組公演、最低でも10回は観劇してたように思う。東京公演にも必ず行ってたし…。なのでその頃から頑張ってた宙組生には思い入れが強い。終演後は川向こうの居酒屋へ。昨夜の友近さんとゆりやんさんのライブの後は軽くしか飲んでなかったので、今夜はよく飲んだ。般若湯と初桜・・・和歌山の地酒立て続け、呉春、小鼓と大阪、兵庫の酒・・・日本酒はやっぱりおいしい。今日のショーがウイスキーがテーマになってたから、Barとかで飲もうかとも思ったけど結局、やっぱり日本酒が一番美味しいし飲みたくなる。真風涼帆さん・・・トップになってからの本公演では、今回の役が一番似合ってると思った。「ダンサ セレナータ」の新人公演のイサアクと「メイちゃんの執事」の忍とランスロットが今でもベスト3ですが、今回の役はなかなか良かった。やっぱり星組のイメージが今でも強い。真風さんと言えば柚希さん、紅さんとの並びが今でも最初に頭に浮かぶ。星組時代の真風さん主演の新人公演は必死にチケット取って観に行ってた。宙組に来てからの役は特に印象に強く残る役はなかったかも。本公演じゃない「ヴァンパイア・サクセション」は、良い意味でぶっ飛んでる作品だったのでインパクト強かったけど・・・^^;綾瀬あきなさん・・・道化ニコラ役、表情豊かに演じてて素晴らしかった。綾瀬あきなさんと言えば天玲美音さんが自然に頭に浮かぶ。同期で同じ宙組だからだと思うけど。91期と言えばこの二人と此花いの莉さんにかなりハマってた。此花いの莉さんの歌声と表情の作り方が好きだった。好きな女優の羽田美智子さんっぽい雰囲気も好きな所だった。天玲美音さんは規格外のインパクトをいつも感じさせてくれる超個性的な所が最高でした。今回も綾瀬あきなさんは芝居では道化で楽しませてくれて、ショーではビシバシとダンスのカッコ良さで楽しませてくれた。花音舞さん・・・芝居では宿屋で働いてるロベルタ役。ショーでは真風さんがソロで歌う「Unchain My Heart」のコーラスとして瀬戸花まりさんと二人で歌う所が一番印象に残ってる。宝塚で「Unchain My Heart」というと、真っ先に涼風真世さんが浮かぶ。涼風さんのサヨナラショーでも男役をずらりと揃えて歌った。1988年「ビバ!シバ!」の再現でした。「ビバ!シバ!」からもう30年以上経ってるとか・・・信じられない。昨日の事みたいなのに…^^;あの時は郷真由加さんも好きだったし、涼風さんも好きだったし、どっちがどうなるのか…って友人たちと話してたのが懐かしい。こだま愛さん、朝凪鈴さん、若央りささん、久世星佳さん・・・好きなジェンヌだらけの月組だった。和希そらさんのダンスはやっぱり凄い。目が釘付けになる。観るたびに垢抜けてきて、スターとしての華もあるし、この先どの位置に行くのか予想ができない。東京の友人が絶対に良い!と推している、風色日向さんを今日はかなりチェックして観てた。確かに華があって感じのいい男役さんだった。今回、新人公演主演をするそうです。新人公演観たくなった。最近、新人公演にもまったく行かなくなった。たまに観たいと思う公演もあるけど…。真風さん主演の新人公演のチケットは取るのがめちゃくちゃ大変だったのを思い出す。それから初バウホール主演「ランスロット」の初日客席の異様な盛り上がりと緊張感も凄かった。たしか、ランスロットのプログラム初日開けてから数日で完売した事にも驚いた。バウホール初主演なので、何冊か記念に買う人が多かったんだと思う。自分も初日に3冊買ったし・・・^^;
2019年11月20日
彩風咲奈さん主演、雪組公演「ハリウッド・ゴシップ」を観劇してきました。彩風さんが良いのはもちろんのこと、これまでに気になってた雪組若手の数人の芝居やダンスも今回で認識できて良かった。内容はバックステージもので、ありがちな感じなのかなと観る前に予想してたけど、思ってた有り勝ちなものとはちょっと違ってて楽しめました。彩風咲奈さんの圧倒的な宝塚スターとしての輝きは、新人公演主演しはじめた頃から何となく予想してた。なので、彩風さんの新人公演主演公演には絶対に劇場に観に行ってた。男役としての型も明確に作られていない頃でも、自然と目を惹く存在でした。昔は古城都さんに何と無く似てる事から惹かれてファンになりましたが、最近では古城さんの雰囲気は薄らいで、テレビの画面で観るのじゃない、劇場で生で観てた頃の大地真央さんの表情や目線の動きを感じるようになった。大地真央さんの舞台もかなり観に行ってたので、変に懐かしい感じがする瞬間もある。最近、彩風咲奈さんの演じる役は、本人の良さが出ないような役が多かったので、今回の役はいろんな面を観せる事ができる役だったので彩風さんの良さもよく出せたように思う。大劇場公演は作品自体が大味になって浅いので仕方ないけど。彩風咲奈さんはダンスも指先まで綺麗で、見惚れてしまう。芝居もダンスも歌も繊細で昔から好きです。早花まこさん・・・さすが!一言です。ずっと若手のイメージで観てしまうけど、もう凄いベテランなんだと今日のような舞台を観ると強く感じる。大湖せしるさん、紅ゆずるさん、花影アリスさん、みーちーだいと同期なんだもんな・・・88期は、自分にとってはまず最初にハマったのは大湖せしるさんと花影アリスさん。そしていつの間にか紅ゆずるさんの虜になってしまってたけど・・・^^;春風弥里さんのダンスと芝居も好きだったなぁ〜。月央和沙さんのダンス、葉室ちあ理さんの歌声にも惹かれてた。大凪真生さんの芝居も好きだった。88期には好きになったジェンヌがやたら多いように思う。梨花ますみさん・・・今回の役は凄いはまり役で改めて芝居力の凄さを感じた。ホントに当たり役で、往年の大女優のこの役を梨花ますみさんでキャスティングしたのも凄い。自分だったら美穂圭子さんか、女役としての一樹千尋さんを最初に想像してしまうけど、今回は梨花ますみさんで大正解だったと思う。千風カレンさん・・・早花まこさん同様に、ずっと若手のイメージで観てしまってるけど、もうベテランの域なんだと…千風さんといえば最初に思い出すのは、バウ公演「インフィニティ」です。あの公演は、比較的ダンスと歌のクオリティーの高いキャストを揃えてた印象です。娘役では、舞咲りんさん、千風カレンさん、夢華あみさんと言った歌うま揃いだった。今日の秘書のセルマ役は存在感もあって確実な演技で素晴らしかった!真那春人さんの二役も良かった。彩凪翔さんの若手大スタージェリー役も文句なしのカッコ良さでした。薬で壊れていく芝居も素晴らしかった。ヒロインの潤 花さんは、あの^^「CAPTAIN NEMO」を観た時に認識しました。大きい役を的確に演じてた印象で、今回のヒロインも楽しみでした。彩風咲奈さんとの並びの相性も良くて安心して楽しめるコンビでした。「CAPTAIN NEMO」・・・なかなかの挑戦作で…たまに妙に観たいと思って映像作品で観てしまう。変な世界観が逆に癖になる。期待以上に楽しめたので、終演後の飲みはお酒が進んだ^^;宝塚大劇場で舞踊会を観に行ってた友人とも梅田で合流して四川料理屋で紹興酒熱燗をかなり飲んだ。飲めない人はノンアルコールで、酒好き二人は8合は飲んだような気がする。今日もそこのピータンは最高だった^^
2019年10月30日
紅ゆずるさんの東京千秋楽公演のライブビューイングを観てきました。東京の劇場まで行きたかったけど、チケット取れずに映画館で我慢。いつもライブビューイングを観ている映画館のチケットが取れずに、違う映画館で鑑賞しましたが、今日の映画館の方が音も良く、スクリーンも大きくて、逆にいつもの所が外れて良かった^^;紅ゆずるさんの人柄や宝塚愛に心底感動しました、トップスターの千秋楽でここまで感動して泣けたのは何十年振りだろう。こんなに人間味溢れる温かさが映像からでも伝わってくるトップスターはなかなかいない。紅ゆずるさんの芝居に惚れて徐々にハマって行ったきっかけは、2010年「リラの壁の囚人たち」のジョルジュ役を観てからだったと思う。(ちなみに輝咲玲央さんにハマったのもこの公演からだったように思う)このジョルジュ役は、好きだった久世星佳さんが初演で演じて非常に感動した役。久世さんに負けないほど感情を滾らせて観客の心の奥底に入り込むような紅さんの芝居を観てから、トップスターにはなれないタイプかも知れないけど応援しようと思った時だった。それがいつの間にか、あっという間にスター街道を登りつめ、トップスターが決まった時はうれしかった。10年前頃は5組のうち、星組が一番観る回数の少ない組だったのに、今ではダントツに5組のうち一番多く回数を観る組になってた。それは、紅ゆずるさんの存在があったから。ずっと前は紅ゆずるさんと輝咲玲央さん、真風涼帆さんを観るのが目的だった星組も今では組全体の雰囲気やスター路線に限らず、好きなキャストが一番多い組になった。それは全て紅ゆずるさんの人間性や組をまとめる才能の賜物なんだろうと思う。星組は、どんな作品でも良い意味で肩の力を抜いて心底から楽しもうと思える組。今回のショーのボレロの場面なんて今の星組でしか絶対に創り上げられない世界観だと思う。輝咲玲央さんが紅ゆずるさんのお世話係してるのを知ったのは7年ほど前。2013年頃、紅さんと輝咲さんの二人目的で星組観に行ってたけど、とあるタカラジェンヌや各スターの会の代表さんたちが集う飲み屋に、その頃、月に5回以上は呑みに行ってて、そこで知り合った某星組会の代表さんに教えてもらった。その時にピンポイントでこの二人が好きな事にも驚かれけど、自分では妙に納得する物があった。輝咲さんが紅さんのお世話係してるなんて事はもちろん知らなかったし、紅さんに憧れてお世話してる輝咲さんの芝居や存在感を妙に気に入ってたのもその時納得できた。公演の話はさんざん書いたと思うので省くけど、今の星組は本当に最高です。心底信頼し合えてる紅ゆずるさんと綺咲愛里さんのトップコンビが頂点に輝いてて、実力派の礼真琴さんが頂点の輝きを安定させ、全ての組子が紅さんを信頼し尊敬してるのが舞台を観ていて強く感じられる。紅ゆずるさんと綺咲愛里さんのコンビは、これこそゴールデンコンビと呼べるコンビ。さよならショーも紅さんだけにしか、後にも先にも絶対にないと言い切れる泣き笑いの最高のショーでした。紅子さんのキャラですら笑わせて泣かせる、女性版「車寅次郎」の域に入ってる。最高の歌を歌おうと、最高のダンスを観せようと、嫌みな部分や人柄の良くない所を感じればその時点で、自分にとって何も感動できないただの上手い歌とダンスになってしまう。細かい芸のクオリティーなんかより、全ては人柄あってこそと言う事を改めて強く感じさせてくれた。紅ゆずるさんが退団した後も舞台に立てば必ず観に行く。水夏希さん退団後、熱くなれるトップスターなんてもう出てこないと思ってたのに・・・。AQUA5と紅5・・・ここにも妙な縁を感じてしまう^^;映画館を出て三宮の居酒屋で友人とかなり呑んだ。酎ハイ呑んでから、日本酒を二人で9合^^あと1合で一升だった^^;それでも二人とも普通にそんなに酔っていない事にも驚くけど・・・。時間ゆっくり呑んだからかも知れない。八海山、奥播磨、呉春、雪彦山、黒牛・・・ 甘いのから超辛いのまで何でも美味しい日本酒なら好きです。
2019年10月14日
月組公演「I AM FROM AUSTRIA」2回目観劇。終演後は最近、あまり行ってなかった宝塚の飲み屋で友人と11時過ぎまで飲んでた。気心知れてる店なので、料理もおまかせでいろいろ出してくれる。自分が唯一、全ての食べ物の中で絶対食べられないタコを除いて・・・。この作品、2回目観劇してもやはり一番惹かれるのは風間柚乃さん。一番良かった頃の北翔海莉さんの2005年〜2010年頃を思い出させるような丁寧で細やかな芝居に惹かれる。表情も歌声もダンスもどれも良い^^次に良いのが暁千星さん。暁千星さんはかなり前から惹かれる男役さんでしたが、今回の役は暁千星さんの良い所を100%発揮出来ない役にも関わらず、登場するだけで全てを掻っさらうほどのインパクトと魅力があった。歌もダンスも芝居も、どれも素晴らしいので、どんな役でも場面でも安心して観ていられる。美園さくらさんのこの役での魅力を2回目観劇してさらに大きく感じた。歌い回しに嫌みがない所が一番好きですが、各セリフの発声の使い分けも確実でかなり好感持てる。徐々にちゃんとハリウッドの大女優に見えてくるから凄い。珠城りょうさんも2回目観劇でより、この役が似合ってると思えた。両親との場面と風間柚乃さんと会話してる場面が特に良い。今回の作品は楽曲がどれも良くないので、美園さんとのデュエット曲場面なんかも勿体無いと思う。もう少し良い曲で二人のデュエット曲を聴けたら。せっかく良い場面なのに曲が台無しにしてる。曲が良くない時は原作の曲を無理に使わなくてもいいのに・・・。宝塚歌劇団の座付作曲家なら確実にもっと良いデュエット曲が何曲でも書ける。紫門ゆりやさんと彩音星凪さんの警官も可愛くて目を引く。紫門さんは最近、警官姿ばかり観てるような気もするけど、今回の警官たちのナンバーも楽しくて良い場面。彩音星凪さんは既に華があるので、これから確実にスターの道を登っていきそうな気がする。紫門ゆりやさんは、少しニヒルで闇を抱えてるような役を演じる姿をそろそろ観たい。蘭世惠翔 さんも違和感なく娘役としてがんばってた。芸名は変えずにこのまま行くのだろうか…。男役っぽい名前だけど、慣れると問題なくなるのかも知れない。全体的には、曲だけじゃなく作品自体も自分にとってはイマイチなのですが、キャストは凄く良い。トップの珠城りょうさんの良さを出せてる所は良いと思う。月組のスチール入りしていない若手の中で今のところ、一番惹かれる男役さん。
2019年10月11日
月組公演「I AM FROM AUSTRIA」を観劇。オーストリアで上演してたミュージカルの日本初の上演だそうです。いつの時代の話なのか、どんな話なのかもまったく知らずに観ました。チラシやポスターも一度もじっくりと見てなかったので、逆に客席に着いてどんな舞台が始まるのか楽しみだった。ウィーンの四つ星ホテルにお忍びでハリウッド女優がやってきての、ドタバタ系喜劇でした。登場するキャラクターは強烈な個性の人も多い。白雪さち花さん演じる旅行会社社員のミス・ツヴィックルが一番キャラの立ってる強烈な存在。海乃美月さん演じる四つ星ホテル社長のロミー・エードラーも強力なキャラ。その夫、鳳月杏さん演じるヴォルフガングも出てくるだけでおもしろい。光月るうさん演じるホテルコンシェルジュも強烈なキャラの女役で登場。風間柚乃さん・・・「ON THE TOWN」のオジー、「チェ・ゲバラ」でのフィデル・カストロを観て、かなりハマってしまった。強烈な存在感、芝居の上手さ、歌、ダンスも魅力的です。今回のホテルのフロント係フェリックス・モーザー役も重要な役でした。まだまだ若手なので、これから、今以上に成長していくのが楽しみです。今の時点で、主要キャストとして、他の主役級キャストとまったく引けを取らないほどの実力ですが…。この前、フィデル・カストロを完璧すぎるほど上手く演じて、今回のフェリックス・モーザー役との振り幅の凄さも圧巻でした。暁千星さん・・・前から月組を観る楽しみの一つが暁千星さんの存在。今回は黒塗りの南米サッカー選手役で、可愛い部分は封印されてて男臭い役でも完璧だった。少し踊るだけでもダンスの凄さがわかる。歌も良いし芝居もダンスも良い。今回の役では、かなり笑いを取ってた。美園さくらさん・・・・ハリウッド女優エマ・カーター役。月組の娘役トップで凄く良いと思ったのは麻乃佳世さん以来かも。こだま愛さん、麻乃佳世さんの流れが自分にとって最強だった。そのひとつ前の黒木瞳さんも好きだったけど、この二人ほどハマらなかった。八汐路まりさん、初風諄さん、小松美保さんの流れも凄すぎる。八汐路まりさんは実際に劇場では観ていないけど、レコードでさんざん聴いてるので、劇場で観たかのような気になってる。初風諄さんの生の舞台を初めて観たのはベルばらの一つ前の「花のオランダ坂/インスピレーション」だったと思う。初風諄さんもレコードで聴きまくってたので、昔の作品でも実際に観たような気分になってる。美園さくらさんは、ショー「クルンテープ 天使の都」での存在感に感動した。いろんな役を観てみたいと思わせる娘役トップさん。長くいなさそうな気がするけど・・・。今回も役も丁寧に演じてて好感持てる。珠城りょうさん・・・これまでに珠城さんが主演した全作品の中で一番好きなのはバウホール公演「Bandito」です。サルヴァトーレ・ジュリアーノ役がめちゃくちゃハマってた。作品自体も良かったし、キャストの割り振りも完璧に思えた作品。あれから、特に似合ってると感じる役があまりなかったように思う。「ON THE TOWN」のゲイビーと、今回の役は凄く良い!夢奈瑠音さんも、かなり前から目を惹く存在。「ON THE TOWN」での大変な役替わりの娘役も良かったし、ショーではいつも目で追ってしまう表情の良さ。今回のホテルフロント係ヴァルター役も何気に存在感を感じる良い芝居してた。月城かなとさん・・・ハリウッド女優のマネージャー役。どこか憎めない悪役で、立ち姿の美しさで目立っていました。雪組時代のイメージが強すぎて、月組に組替えしてからの印象がなぜか少し薄くなったように感じてしまう。組替えしてからなら「瑠璃色の刻」のジャックが一番印象に残ってる。難しい役だと思うのに見事な演技だった。
2019年10月05日
花組公演の、前楽に行って来た。今日は、この公演で退団する明日海りおさんのさよならショー付きでした。ショー「シャルム!」の中で、明日海さんの銀橋でのソロ歌唱の時に「今日はシャルムからお知らせがあります」と明日海さんが曲のブレイク部分で完全に曲を止めて話し始めた。「この公演後に明日海りおさんのサヨナラショーがあります。 ショーが終わって帰ってしまうと勿体無いですよ」って感じのアドリブが入った。ショーが終わり、サヨナラショーの準備の間に組長さんが登場。最初は組長さんから見た明日海りおさんへの思いを笑いも多く混じえながら話してくれた。運動会の話で客席も盛り上がり笑いも起きた。次に明日海りおさんの歴史を映像を流しながら、明日海さん本人の感想なども混じえ月組時代からの各公演の事をいろいろ聞けた。この時も明日海さんのコメントがおもしろいのも多く客席は笑いが何度も起きた^^スクリーンに流れる映像を観てて、役替わりも含め、ほぼ全部劇場で観たように思う。やはり2010年〜2011年の「STUDIO 54」は、いろんな意味で転機になった公演なんだと明日海さんのメッセージを聴きながら感じた。「明日海りお サヨナラショー」エリザベートの「愛と死の輪舞」で始まった。「A Fairy Tale」のようなブルーの衣装だった。5年前の公演時よりも明らかに深みと表現力の増した歌唱に鳥肌でした。花組トップ時代作品の楽曲を中心に芝居のナンバー、ショーのナンバーと満遍なく散りばめていた。「宝塚幻想曲」の完全再現はゾクゾクしっぱなしだった。「EXCITER!!」では客席に降りて下手中央通路からぐるりと上手中央通路を歌いながら歩いてくれた。明日海さんの衣装替えの間、柚香光さんが銀橋で「MERODIA」を歌った。「HAPPINESS」も良かったし「金色の砂漠」も聴けて感動でした。そして!明日海りおさんと柚香光さんの二人で歌った「ポーの一族」の「時の輪」はやはり何度聴いても素晴らしい。この二人でしか上演出来なかったと思う作品。「ETERNAL GARDEN TAKARAZUKA」の熱唱で多くの人の涙腺が崩壊したんじゃないかと思う。素晴らしい歌唱でした。「A Fairy Tale /シャルム!」これまで観た中で、今日が一番舞台に近い席だった。5列目で今の花組を目に焼き付けられて良かった。明日海りおさんのサイン入りポスター。とりあえず4種類プレお披露目公演。中日劇場「ベルサイユのばら」
2019年09月29日
このLPは実況録音盤じゃなく、スタジオでレコーディングされたのもです。なので、バランスも音質も良く、構成も聴きやすく作られています。60年代の宝塚の実況録音盤はよく聴きますが、やっぱりスタジオで製作されてるシリーズは安定感があって何度聴いても楽しめる。作・演出 高木史朗さん音楽 中元清純さん演奏 宝塚管弦楽団指揮 溝口尭さんA面1曲目「プロローグ 春風とバイオリン」 真帆志ぶきさん・姫由美子さん・汀夏子さん他2曲目「ロッテが歩けば」 清川はやみさん 他 雪組生3曲目「春風とバイオリン」 真帆志ぶきさん 他 雪組生4曲目「春花の咲く下で」 真帆志ぶきさん・安芸ひろみさん5曲目「皇太后讃歌」6曲目「いつまでも」 真帆志ぶきさん・安芸ひろみさんB面1曲目「あの人の面影を」 真帆志ぶきさん・安芸ひろみさん2曲目「チロルの春」 大滝子さん・安奈淳さん・高宮沙千さん3曲目「牧場に花が咲く頃にゃ」 大滝子さん・安奈淳さん・高宮沙千さん4曲目「ワルツの夢」 安芸ひろみさん5曲目「ワルツの夢」 真帆志ぶきさん6曲目「いつまでも」 真帆志ぶきさん・安芸ひろみさん7曲目「フィナーレ」 真帆志ぶきさん・姫由美子さん・安芸ひろみさん・雪組生MGMミュージカルのサントラ聴いてるほどのクオリティーの高い楽曲、編曲と演奏。主演は真帆志ぶきさん。そして相手役は男役の安芸ひろみさんです。作・演出の高木史朗さんは、男役の安芸ひろみさんに主演娘役を抜擢した理由をプログラムに書いています。「(主演)女優役の人が今の雪組では、ちょっと見つからなくて 男役の安芸ひろみを思い切って女役にして演ってみる冒険をやってみました。 男役を女役に使う事は反対される方もおられるし、ファンの方のイメージも 壊れる恐れもあるのですが、宝塚は歌舞伎の場合と同様、男役、女役、両方こなせる方が おもしろい所だと私はいつも思っております。 また、男の方のファンも最近は多くなってきておりますし、あまり窮屈に考える事では ないのかと思います。・・・ただ単に奇をてらって、男役が女役をやるのは私も反対です。 今度の場合は初めは少し心配でしたが、やってみると全組通して、やはりロッテという 女優をやれるのは安芸ひろみが一番ぴったりだと思うようになってしまったので これは彼女のためにも大いにプラスになるのではないかと考えております。」安芸ひろみさんは47期生で、初風諄さん、羽山紀代美さんと同期です。この時は研5でした。期待されてた生徒だったようですが、翌年1967年退団。タレント契約に契約更新前の退団なので、多分、寿退団なんじゃないかと。オーヴァーチュアや、インスト演奏の編曲は、今じゃ考えられないほどの素晴らしさです。上質な交響楽を思わせるほどの編曲とアレンジ。なので、60年代の宝塚歌劇の実況盤やスタジオ盤を聴くのが好きです。この作品はオペレッタとして製作された作品なので音楽をいつも以上に重きにおいています。キャストのクオリティーは今も変わらずに高いのですが、バンドの音やアレンジが薄くなって作品によっては演奏と編曲にガッカリする事が増えてきた。サンプリング、モデリングじゃ、やっぱり生の音の感動は絶対に出せない。ポップスやロックだったら、それでも別に構わないけど・・・。宝塚大劇場公演は1966年4月28日〜5月31日でタイトルは「春風とバイオリン」でしっくりきますが、東京公演は8月3日〜8月31日で真夏の公演。タイトルも変更になりました「微風(そよかぜ)とバイオリン」に。(イ)が(ィ)になってるのは、間違ってるだけだと思う^^;東京公演プログラム新人公演主演は研2の汀夏子さん。研1の安奈淳さんもいきなり抜擢で役がついています。安奈淳さん演じるハンス役は本公演では汀夏子さんが演じてる役です。本公演でも役がついています。新人公演にも、トップスターを始め、本公演キャストも出演!
2019年09月26日
宝塚歌劇花組公演「A Fairy Tale -青い薔薇の精- /シャルム!」2回目観劇。今日は客席にカメラが数台入っての収録でした。いつものカメラより一回り大きく、光漏れをしないように完全に黒い板と布で覆っていました。休憩の時にカメラを見てみると、何と!8Kカメラでした。8K収録なので、撮影隊のスタッフの人数もいつもより3倍以上いたように思います。その分、客席もいつも以上に潰していたように思う。音もNHK独自の22.2chサラウンドで収録してるのだろうか?家庭では22.2chスピーカーを揃えるのは、よほど広い部屋がない限り無理なのように思う。それ以上にスピーカーを24個も買うのが大変^^;完全に音も三次元の時代になっていくのか。8Kで放映されても、まだ8Kモニター持っていないのでどんな高画質なのかわからないけど、そろそろ4Kから8Kテレビに買い換え時かもと思うけど、まだまだ8Kテレビは各メーカー出揃ってない状態。ことしの年末頃に各メーカーが出してくるのかも知れない。今や、BSフジの演歌番組でもこの前から4K放送になった・・・・終演後は久々に川向こうの居酒屋へ。地酒メニューはほとんど変わりなかったけど、料理はこれまでになかったような物も増えていた。日本酒呑みながら、ちびちび食べるようなあてが増えたのでうれしい。鯛の酒盗は絶品でした。「A Fairy Tale -青い薔薇の精-」大スターの退団公演に相応しい作品だと改めて感じた。芝居もショーもかなり退団仕様に作られてるのが、今回の退団公演。極力、退団色を消してた印象なのが、この前の星組公演。各トップスターに一番合っているラスト公演になってて2作品とも素晴らしいと思う。「シャルム!」大人っぽく妖艶なショー。明日海りおさんと柚香光さん2人で踊る場面がもっと欲しかった。近年稀に見る、美しい並びのトップ&二番手の並びなので、この2人でもっと作品を多く観たかったと今だに思ってる。本当の兄弟のように観える瞬間がある。この2人のみ出演のショーとか観てみたい。明日海りおさんと柚香光さんは文句なしに最高です。羽立光来さんの活躍も多い2作品なので、その点でも満足。ギルバート役の濃さは最高です!愛人の華雅りりかさんも良い味出してて、もっと2人のシーンを長く観たいと思わせてしまう^^;ギルバートから一転、妖精の庭セレモニーでは、ロイヤルジェントルマン役^^貴族の鬘で優雅な微笑みをたたえ、ギルバートとの振り幅の広さを楽しめます。ショーでの最大の見せ場はキャバレーの歌手の役。動きも表情も素晴らしく、もちろん歌は当然素晴らしく、見入ってしまう。ショーのオープニングから大活躍の若手6人。この6人、誰もが華があってこれからの活躍が楽しみになる人ばかりです。自分は特に一之瀬航季さんと飛龍つかささんをついつい目で追ってしまう。妙な魅力を感じる2人です。この公演はまだ観ます。明日海さんが宝塚歌劇からいなくなるのが、まだ現実味を感じない。明日海りおさんのサイン入り2016年カレンダー次期花組トップスターの柚香光さん
2019年09月20日
元、宝塚歌劇団花組トップスター、麻鳥千穂さんの1967年発売のシングル。現在の花組トップスター、明日海りおさんの14代前のトップスターです。(単独トップの)麻鳥千穂さんは2年前に80歳でご逝去されました。A面「青い空の下で」作詞 内海重典さん 作曲 入江薫さん この曲は1967年10月花組公演「ヒット・キット」の主題歌。フルコーラス聴けるのは、このシングルのみです。ライブ録音盤は、この曲とB面の「ヒット・キット」の組曲のような構成になっています。公演では軽快なナンバー「ヒット・キット」のインストから始まり、音が静かになると麻鳥さんがしっとりと、この曲を歌い始めます。メロディーもアレンジも美しく、ビッグバンドらしい演奏も気持ち良い。フルコーラス聴けるスタジオ録音盤は、演奏がコロムビア・オーケストラなので、よりゴージャスなビッグバンドサウンドで聴けます。この曲はじっくりとスタジオバージョンで聴く方が感動できます。麻鳥さんの伸びやかでイヤミのない歌唱が気持ち良い。B面「ヒット・キット」作詞 内海重典さん 作曲 寺田瀧雄さんこの曲も主題歌です。W主題歌でオープニングでもパレードでも両曲しっかり演奏されます。オープニングの組曲構成の所では、甲にしきさんと近衛真理さんが中心に歌っています。公演では麻鳥さんはパレードで全員で歌うだけです。この頃のフィナーレのパレードは、物凄いアップテンポにアレンジして演奏されてる事が多いように思う。オープニングでは、スタジオ盤のテンポで落ち着いて聴けます。やっぱり、アレンジがこの頃は最高です。バンドの人数が多いのと、バンド構成が豪華だったので仕方ないけど。ブラスセクションはせめて、この頃ほどの人数がほしい。レベルもかなり高いし・・・。昔の宝塚のLPばかり聴いてしまうのは、選曲の良さと演奏のカッコ良さ、編曲のカッコ良さが強烈。「ヒット・キット」の中で、麻鳥さんがソロでフルコーラス唄う「Smoke Gets in Your Eyes」は、日本語歌詞だけど麻鳥さんのソロの中で最高に心地良く一番好きな場面です。「Blue Sky」のソロ歌唱も素晴らしい。アレンジと演奏が最高だし。ブラスセクションが充実してると気持ち良い!リズム隊もめちゃくちゃレベル高いし。麻鳥千穂さんのサイン。麻鳥さんの同期は浜木綿子さんがいます。実況録音盤「ヒット・キット」
2019年09月18日
宙組バウホール公演を観劇してきました。F・スコット・フィッツジェラルドの短編小説を軸に木村信司さんが、宝塚歌劇用に脚本、演出。コメディー要素も多いのですが、次第に狂気の世界に陥って行く構成も楽しめました。完全なファンタジーなので、辻褄が合うかどうかとかは、置いといて・・・。木村信司さんの作品の中で一番好きな作品は「炎にくちづけを」で、次が「鳳凰伝」。その次が最近の作品「蘭陵王 -美しすぎる武将-」です。今回の作品も斬新で好きな作品の一つになれそう。主演の瑠風輝さんは、多くの新人公演主役をやってきただけあって、観せ方も素晴らしく、安定感のあるバウ初主演公演だったと思う。歌声もイヤミがなくて、すんなり入ってくるような歌唱で、以前の新人公演主演時よりもより良くなっているように思えた。瑠風輝さんの相手役の夢白あやさんは、103期生で舞台に立って間もないのに、堂々とした芝居で凄く良かった。新人公演では既に2度ヒロインを演じてるのも凄い。写真で観るよりも更に、白羽ゆりさんを思い出させるような品があった。舞台上で宝塚娘役らしい品格を感じられる若手娘役もなかなか少ないのでこれからが楽しみ。この2人のコンビでまた違った作品を観てみたいと思う。鷹翔千空さんも既に新人公演主演を経験してるだけあって、余裕も感じられる芝居。独特な個性を感じられるので(今回の役は特に)、どんなスターになっていくのか予測出来ない所が良い!今回は冒頭から、鷹翔さんの役は「何かある感」を漂わせる演出でしたが、微妙に少しずつ狂気を感じさせて行く芝居は素晴らしかった。召使いの3人(松風 輝さん、実羚淳さん、水香依千さん)も、陽気さの中の不気味さがあって劇団鹿殺しに出て来そうなキャラクターでおもしろかった。芝居が上手い松風さんを中心にしたトリオ最高でした。瀬戸花まりさんの美しいソロ歌も堪能できました。 悠真倫さんは「パパ・アイ・ラブ・ユー」のヒューバートに引き続き、ぶっ飛んでる役なのかと思いきや、後半では悠真倫さんの狂気の芝居を久々に観たような気がした。 髪型はぶっ飛んでいましたが・・・。歌もたっぷりと美声の美風舞良さんとで聴かせてくれました。
2019年09月10日
明日海りおさんの退団公演を観劇してきました。芝居、ショーともに最近のトップスター退団公演の中では退団色が強めに思えた。そのせいか、退団を思わせるようなセリフ場面やショーの場面では、そこここからすすり泣くよう声も聞こえ、改めて明日海さんがこれで辞めてしまうのだと実感させられた。この前の紅ゆずるさんの退団公演は敢えて退団を感じさせる物をできる限る排除して紅さんらしく明るく退団していく感じとは違い、明日海さんの妖艶さを活かしたラスト公演になってた。100年に一人とも言われるほどの美貌と人気は大袈裟ではなく、それを納得させられる退団公演でした。作品自体は芝居、ショーとも特に良いとは思わなかったけど、明日海さんの存在感と美しさのみで最高の作品に思わせてしまうほどの不思議な力を感じた。「A Fairy Tale -青い薔薇の精-」今日が1回目の観劇だったので、しっかり作品を把握できたわけではないけど、「PUCK」と「Misty Station-霧の終着駅-」と「エリザベート」を足して3で割ったような作品だったなぁと観終わった後、最初に思った感想。宝塚作品ではないけど「シークレット・ガーデン」の場面も思い出させる感じだった。昨年、花總まりさん出演作品「シークレット・ガーデン」が上演され、それを観たのもあって場面がだぶったのかも知れない。装置は今回と同じ松井るみさんだったし・・・。そうそう!、装置もどの場面とも計算され尽くされてるようで、そして感動的で素晴らしかった。松井るみさんの装置なら「アンドレア・シェニエ」の時も最高に良かった!とにかく明日海りおさんの美しさを最初から最後まで楽しめる作品だった。柚香光さんの存在感も強烈で、スターオーラはビシバシ出まくってました。柚香さんも何をしてても華があり、生まれ持ってのスター性があるので舞台に出てくるだけで引き込まれる。羽立光来さんのギルバート役良かった! 今回の作品で一番、人間の中の汚さや愚かさを全面に出す悪役と言ってもいい役ですが、最後はなぜか良い人っぽくなってたけど・・・・^^;最後まで凄い悪い感じでいてほしかったような気もする。次回の観劇ではきっともっと厭らしさが増しているような気がして楽しみです!「シャルム!」トップ娘役の華優希さんと、若手スター路線の6人でオープニングを飾る始まり方は斬新でおもしろかった。優波慧さん、綺城ひか理さん、飛龍つかささん、帆純まひろさん、聖乃あすかさん、一之瀬航季さんの6人です。自分が自然と惹かれるのは、飛龍つかささんと一之瀬航季さんです。作品ごとに切磋琢磨で誰が登りつめるのかも楽しみ。トップスター候補云々抜きで、一之瀬航季さんの芝居は個性的で好きです。芝居をもっと観たいと思わせる。羽立光来さんは、ショーでも活躍してて次回も歌が聴けるのが楽しみです。そういえば、羽立光来さんの四つ切り写真が売り切れてて買えなかった・・・。この公演はまだ、数回観劇するので、作品が進化していくのを観られるのも楽しみです。明日海りおさんは、美しすぎる・・・柚香光さんの四つ切りは買えた。終演後・・・劇場から出たら雨・・・。それも結構な吹降り。傘持ってないし。濡れながら大橋渡って南口近くの居酒屋へ。めちゃ濡れた。そこの居酒屋、かれこれ6回くらいは行ってるんだけど、1回目行った時から「穴子の天ぷら 1500円」ってのを注文するんだけど、毎回今日は穴子が入ってないって…。6回目の今日も、雨続きで穴子が入ってないとのこと。一度も食べられた事がない^^たしか、穴子の旬は6月〜8月で、今なければずっとないんじゃないかと…。次、7回目行っても意地でも「穴子天ぷら」は注文するつもり。メニューから消えてたら注文しないけど、ずっとメニューには掲載されてるから。仕方なしに、鱧の天ぷらにした。鱧ならあるとの事^^;夏になると鱧はよく食べるから、(昨夜も鱧湯引き梅肉食べたし)、そろそろ飽きてきてた頃だった。そこの居酒屋の入り口入ると、毎回、穴子天ぷらの口になってしまってる。今日こそはと思ったけど、半分予想してたけどやっぱりなかった^^;ま、他のメニューはどれも美味しいので満足ですが。日本酒も久々に「浦霞」飲めたし。「浦霞」は飲みやすさでも有名だけど、やっぱり旨味の深さ。冷酒だと止めどなく飲めてしまいそうな日本酒です。びっしょり濡れた服も帰る頃には完全に乾き・・・(何時間呑んでた…^^;)外に出ると雨も上がってて傘も買わずにすんだ。
2019年08月26日
紅ゆずるさんの宝塚大劇場最終公演のライブビューイング観てきました。トップコンビと、如月 蓮さん、麻央侑希さん、蓮月りらんさんの5人が退団。映像は退団者もしっかりと追いかけて映してくれていて良かった。「GOD OF STARS」「Eclair Brillant」の2本とも時間が経つのが凄く早く感じた。サヨナラショーは、紅さんにしか出来ない泣き笑いの感動的な時間でした。ラストは音頭風の「ANOTHER WORLD」からの名曲で終わったのも紅さんらしかった。専科の汝鳥怜さんと華形ひかるさんも出演して、あの振り付けで盛り上げていました。他にも懐かしい楽曲の数々をたっぷり聴けました。紅子さんも出てきてくれたし!これだけ笑わせながら感動させたトップスターのサヨナラショーは後にも先にも紅さんだけのような気がする。どれほど歌唱力があっても、ダンスが上手くても人柄の良さを舞台から感じられないと絶対に好きにならない。これは宝塚歌劇観始めた頃から自分にとって一番重要なところ。久々にトップスターのファンになったのは、温かさを絶えず感じられる舞台と努力を人一倍してきたのが感じられるから。明日海りおさんも、次で退団してしまうけど、容姿の美しさ以上に柔らかく優しい人柄を感じられるので舞台を観ていて説得力があったり感動も大きくなる。綺咲愛里さんとのコンビは、観ていて幸せな気分にさせられるほどに、お披露目公演から信頼しあってるのがよくわかる良いコンビだった。今日も紅さんが「相手役があーちゃんで良かった〜!」って感慨深く言うほどに仲の良い素晴らしいコンビだった。仲良さそうに感じられるコンビがいると、組全体にも影響与えて、組子の結束が強い。本当に紅さんと綺咲さんのコンビは微笑ましく温かみを絶えず感じられる今、最高のコンビだった。終演後は、いつも行く居酒屋が月曜日定休日なので、三宮の焼き鳥屋の中ではベスト5に入ると自分が思ってる焼き鳥屋で飲んで食ってから、最近よく行く老舗のスナックへ!ちょうどボトルも空いたので新しいのを入れたけど、I.Wハーパー12年物入れて、2人で飲んで12000円!めちゃくちゃ安い!チャームも愛情こもった手作りの料理と乾き物。老舗スナックなので有名人も多く来店してる店です。前はターキー13年ものを入れてたけど、これもめちゃ安かった。
2019年08月20日
宝塚歌劇団、星組トップ娘役だった大原ますみさんが退団後第一弾シングル。1974年6月30日に虞美人役で退団。A面「あこがれ雲の歌」作詞 岩谷時子さん 作曲 鈴木征一さん 編曲 竜崎孝路さん1975年1月から放映の関西テレビ系ドラマ「あこがれ雲」で、退団後ドラマ初主演。そのドラマの主題歌です。阪急グループと宝塚映画が完全バックアップの30分ドラマでした。「いのちある限り」での鳳蘭さんとのデュエットや「シャイニング・ナウ!」の中で古城都さんとのデュエットで聴くような堂々としたクラシカルな歌唱とは全く違う、この曲では軽く柔らかく歌っています。「ラ・ラ・ファンタシーク」の中で歌った「思い出の宝石」も男役が歌うのとは全く違う良さを感じさせられる歌唱だった。「思い出の宝石」は、あの「愛の宝石」と歌詞違いの同じ曲。「我が愛は山の彼方に」の中のソロ「桃の花」も凄く良いし、同じ作品の中で安奈淳さんと歌った「チュルクの恋」の美しいハモリは絶品です。退団後はみんな宝塚的な歌い方はポップスに合うように矯正されてる事が多い。一路真輝さんは退団後、ポップスのシングルを多くリリースしましたが、宝塚男役歌唱からポップス歌唱に変える努力をかなりしたとよく話してました。ポップス歌唱になっても歌の上手さはズバ抜けてましたが・・・。B面「波のメロディー」作詞 岩谷時子さん 作曲 鈴木征一さん 編曲 竜崎孝路さん3拍子のバラード調の楽曲。楽曲の雰囲気はこの曲の3ヶ月前に大ヒットした天地真理さんの「想い出のセレナーデ」の音作りに近いように感じる。(3拍子と4拍子の違いはあるけど使ってる楽器やフレーズなどが)「想い出のセレナーデ」も竜崎孝路さんの編曲なので、かなり近い感じに音を作ったような気がする。オブリのフレーズとか、そのままってのもある。同じ編曲家なので何の問題もないし^^;この曲を初めて聴いた瞬間に頭の中には「想い出のセレナーデ」が流れた。
2019年08月15日
轟悠さん主演の月組公演「チェ・ゲバラ」を観て来た。昨年の轟悠さん主演のドラマシティ公演は「ドクトル・ジバゴ」でした。舞台化の衝撃度は「ドクトル・ジバゴ」ほどはなかったけど、それでも凄い緊張感と圧迫感を楽しめる舞台になってました。映画「ドクトル・ジバゴ」が昔から好きすぎたのもあるけど・・・。終演後は東北料理の居酒屋で飲んでた。秋田の地酒やいつもの八海山を飲んだ。9時終演だったので、あまりゆっくりとは飲めなかったけど友人4人でいろんな話しながら飲んで食べて・・・^^多少、脚本や演出がアレでも最近は轟悠さん主演ってだけで脚本、演出以上の物を観られると思ってるので何の不安もなく、宝塚歌劇の題材には似つかわしくないこの作品を楽しみにしてた。この「チェ・ゲバラ」の脚本、演出は素晴らしかったので、期待以上の物が楽しめました。「宝塚歌劇の題材には似つかわしくない」と書いたけど、不思議な事に「ドクトル・ジバゴ」も「オイディプス王」も「For the people 」にしても結局、宝塚歌劇作品として成り立たせていてどの作品も大成功してると思う。今回の「チェ・ゲバラ」も、タイトル見ただけで「宝塚歌劇の題材には似つかわしくない」と感じたけど、観終われば、素晴らしい宝塚歌劇作品だったと納得させられてしまう。轟悠さんは、この前の「パパ・アイ・ラブ・ユー」との落差が凄すぎて、同じ人に思えないほどの振り幅の大きさも楽しめた^^暑苦しくむさ苦しい話だけど、プロローグからグイグイ引き込まれて混沌としたあの時代の南米の空気の中に入り込めたような気がした。舞台装置、照明、映像ともにクオリティが高くて、楽曲自体もそのアレンジも最高でした。轟悠さんは、途中からゲバラ本人にしか見えなくなってきて憑依してるかのように感じた。観る側を一気に引き込む芝居力は鳥肌ものです。そして、フィデル・カストロを演じた風間柚乃さんが驚くほど素晴らしかった。月組では、暁千星さんと風間柚乃さんの並びが特に好きなので、この二人の活躍はうれしい。暁千星さんは、この前観た「ON THE TOWN」で、実力と存在感に圧倒されるほどだった。この二人、98期生と100期生って世代交代が最近凄い速さになってきてるって感じる。風間柚乃さんは、芝居、立ち姿、ダンス、歌、どれも素晴らしく文句の付けようのない男役です。それでもカストロをここまで演じられるとは思ってなかった。完璧と言っても過言じゃない。蓮つかささんのミゲルの役作りも、すごく深く創り込んでるように感じられて感動でした。光月るうさんのバティスタ役も最高だった。暗転間際の表情とか素晴らしい。朝霧真さんは今回の役で、これまでやった悪役とは違う新境地になったように思った。朝霧さんも作品ごとに良くなっていくのが毎回感じられる。大抜擢っぽいルイス役の礼華はるさんも今回で確実にこれから認識できると思う。ルイス役が、凄く良い役に感じられたのは礼華はるさんが丁寧に演じていたからだと思う。ダンサーのレイナ役の晴音アキさんは娘役としてベテランの域で芝居も上手くて安定していた。若手娘役の天紫珠李さんも抜擢と言えるほどの大きい役で見事に演じてました。キャストの団結力も見事で、良いカンパニーの芝居を観る事ができて良かった。キューバやグァテマラは熱帯魚、昆虫好きの自分には子供の頃から図鑑などで興味津々だった場所。政治的な事よりも、そこに生息してる生物に今でも凄く興味がある。特にグアテマラは、熱帯魚の中でダントツに一番好きなシンスピルムが生息してる場所。シンスピルムは「キクラソマ(シクラソマ)シンスピルム」「パラテラプス シンスピルム」「ヴィエジャ・シンスピルム」「ヴィエジャ メラヌルス」…呼び名は変わって行くけど「シンスピルム」でほとんど統一されてる。(シンスピルム以外にもグアテマラには興味深い熱帯魚が山ほどいる)今は水槽の中にいないけど、20年くらいずっとシンスピルムを飼い続けていた。どんどん卵産んで増えるので困った事もあったけど・・・・。婚姻色が出た時のシンスピルムの輝きは、どんなメジャーな熱帯魚よりも魅力的に思う。稚魚から幼魚の頃は特に地味なので、誰も買おうとは思わないのもわかる。その上、気性が荒くて同じ水槽に入れられる魚は限られる。同種でも気が合わなければどちらかがボロボロになるまで戦うので、一匹ずつの性格も分かってないと難しい魚。頭も良く、人を認識する。10年ほど飼い続けてた個体などは、手で撫でる事もできたし、手からエサも食べてくれるようになる。撫でた後の手の生臭さは凄かったけど^^;キューバと言えば、カブトムシ好きが誰もが憧れる「ヘラクレスオオカブト」の生息地。自然界にいるヘラクレスオオカブトを観るためだけにキューバに行ってみたいと思ってた頃もある。ヘラクレスオオカブトに関しては今ではそこまで思い入れはないけど、シンスピルムは今でも一番好きな魚です。「チェ・ゲバラ」とまったく関係ない話になったけど、今回の月組公演、素晴らしかった!
2019年08月14日
紅ゆずるさんの退団公演「GOD OF STARS/Eclair Brillant」を、またまた観てきました。生で観る男役トップスターの紅ゆずるさんを観るのは今日で最後でした。自分が紅ゆずるさんに急激にハマったのは、凰稀かなめさん主演の2010年バウホール公演「リラの壁の囚人たち」の紅さんの芝居を観てからだったと思う。それまでにも星組公演は観てたけど、紅ゆずるさんの良さを感じ取れる作品に出会えてなかった。「リラの壁の囚人たち」は初演の時から大好きな作品で、涼風真世さん、久世星佳さんが創り上げた、あの名作を再現出来るのか??と半分不安な気持ちで観に行ったのを思い出す。主演の凰稀かなめさんももちろん良かったのですが、久世星佳さんが演じた、あの屈折して心が読めない複雑な役を演じる紅ゆずるさんの芝居で観て、なんか凄い!と観入ってしまった。そこからは、星組を観る楽しみの一つは確実に紅ゆずるさんになっていった。そう言えば輝咲玲央さんに、どハマりしたのも「リラの壁の囚人たち」の星組での再演の時だった。まだまだ若手なのに(たしか研3か研4の時)、存在感を感じさせる目力と圧迫感に惹きつけられ、その日から完全に輝咲玲央さんのファンになったのをハッキリ覚えてる。2010年「リラの壁の囚人たち」星組での再演は、これまでに関心のなかった組子の数人を好きにさせた公演だった。初演では轟悠さんが演じてた役を超若手ながら熱演した天寿光希さんの芝居心にも惹かれたのを思い出す。正直、峰さを理さんがトップやめた以降の星組にはほとんど思い入れがなかったけど、2010年「リラの壁の囚人たち」を観劇して、急激に星組の魅力を感じはじめた。今では、紅ゆずるさんの魅力にハマりまくり、輝咲玲央さんの渋い存在感を毎回楽しみにしてひろ香祐さんの観てるだけでこっちまで楽しくなってくるような宝塚愛に感動して、瀬央ゆりあさんのひとクセある渋さの魅力も楽しめ、出てくるだけでほっこりするような天寿光希さんの柔らかさに惹かれ、他にはあまりいないような存在感の漣レイラさんも毎回どんな役をするのか楽しみになり、礼真琴さんの安定感で作品が締まるのも楽しめ・・・・・総合的には星組が一番好きなんじゃないかと思えるほどになってしまった。それもこれも2010年「リラの壁の囚人たち」を観劇してなかったら、ここまでハマってないと思う。もう退団してしまったけど、壱城あずささんの魅力にもあの時に初めて感じられた。大劇場公演じゃなく、外箱やバウのような小劇場公演はホントに大事なんだと実感した。トップになってからの紅さん主演作品は王道物もあったけど、他のトップスターでは絶対出来ない作品も多かったのが今の星組の魅力の一つになった。「エリザベート」や「ファントム」「ベルサイユのばら」ならどんなトップスターでも、初演のようには出来ないとしても、それなりに出来てしまうけど、「ANOTHER WORLD」の再演…あのクオリティで誰ができる??って・・・そこが凄い。この人しか出来ない作品を持ってるトップスターは数えるほどじゃないかな。あの早口のセリフ量…毎回天才だと思って観てた。その上、喜劇なのに泣かせてしまうし…。それに舞台から滲み出る人柄の良さが、さらにプラスされるので最強でした。今日は、紅ゆずるさんの生のタカラジェンヌとしての舞台を観るのが最後だったので、いつも以上に友人と居酒屋で飲んでしまった。「ベニはびっくりするほど良いトップさんになったね」と友人と美味しく日本酒を飲みまくりでした。退団後、紅さんが何かの芝居に出たら必ず観に行くと思う。ありもののミュージカルじゃない事を願う・・・。がっつり芝居が観たいので。歌はコンサートでMC山ほど入れて聴きたい。さだまさしさん並みにMCの長いコンサートを希望^^; それもフリートークで。「GOD OF STARS/Eclair Brillant」の感想は・・・2日前と同じく、芝居、ショーとも最高に楽しめた。次に星組を観る時は、礼真琴さんと愛月ひかるさんと瀬央ゆりあさんの並びか・・・。この並び、おもしろそうだからかなり期待してしまう。紅さんがいなくなる穴はかなり大きいけど、これからの星組も楽しみ。
2019年08月09日
星組公演2回目観劇。今回の公演はチケットが思うように取れずに、やっと2回目です。前回は初日空いて3日目の観劇でしたが、既に完成度は高く芝居、ショー共に大満足の舞台でした。今日、よりグレードアップした両作品を観て感動でした。終演後は、宝塚駅周辺界隈で新たに居酒屋開拓した^^初めて入る居酒屋は、前に友人に勧められてた店だったけど、定番の数軒の店ばかり行く事が多くなかなか手を出さなかった店。日本酒の種類は、まあまあって所でしたが、料理は満足。万願寺とうがらしの網焼きを注文したのですが、焼き具合も満点で、見た目の品質も素晴らしい。友人と一口食べたら・・・超大当たりの激辛!4本を半分に切って8個あったのですが、4本とも超大当たり。こんな事あるんだと・・・と。ししとうでたまに当たりがある事はあっても万願寺で辛いのが当たったなんて生まれて初めて。万願寺はパプリカのように絶対に辛いものなどないと信じてたけど、あるんだ・・・。自分は辛いのは得意でココイチでも10辛でも平気で食べるのですが、万願寺の激辛は昔、一度生で食べたハバネロに負けないほどの辛さ・・・。一瞬で汗が噴き出すレベルでした。ホール担当の人に、「この万願寺って辛い種類なんですか?美味しいからいいんですけど」って聞いたら、「ちょっと聞いてきます」ってシェフに聞きに行ったようで、帰ってきたら「たまに辛いのもあるそうです」とのこと・・・。お皿の中の4本とも激辛なんだけど…。それをチビチビと酒にあてにするのもなかなか良かったけど^^「万願寺とうがらし」も、やっぱり唐辛子だったのだと納得。笑いながらヒィヒィ言いながら友人と激辛万願寺を食べきりました^^今度行ったら、また絶対に万願寺とうがらし網焼きを注文する。また辛かったらめちゃおもしろい^^これも爆笑作品で大笑いした後に繋がってるような笑えた話。万願寺とうがらしを語りすぎた。ル・サンクも発売されてた「GOD OF STARS」声を出して何度も笑ってしまった。とにかくおもしろい。前回観た時も紅ゆずるさんは完璧でしたが、何人か張り切りすぎて空回り気味に感じたキャストも今日は驚くほど芝居が良くなってて演技に引き込まれた。組のまとまりが半端ない今の星組だからこそ、こんなにテンポの速い喜劇を高いクオリティで上演出来るのだと。改めてこれは「トップスター紅ゆずる」の人間性の豊かさの賜物だと納得した。ショーでも、どの場面も緊張感と優しさが感じられ、水夏希さんトップ時代の雪組のまとまり感に通じるものを思い出した。トップスターで組の色が良くも悪くもかなり変わるのだと最近特に強く感じてる。綺咲愛里さんも紅ゆずるさんとの相性が良くて安心して観ていられるコンビ。「実は仲悪そう」とか…感じたことは一度もない。コンビ組んだ時から二人の並びは凄く似合ってると思えたのを思い出す。「Eclair Brillant」このショーは、楽曲のチョイスの良さとアレンジの良さ、演奏の良さで音楽だけでも大満足です。ビッグバンドアレンジの生演奏はやっぱり凄く良い!打ち込み系のエレクトロニカロックっぽいのは、たまには良いけど最近多いなと思う。バンドが休める時間も必要だから仕方ないと思うけど。今回のショーは、バンドがほぼ演奏してるように思う。カラオケでも大階段燕尾の所のカラオケは、凄く良いと思う。紅ゆずるさんの歌う「一人星の上で」で、今日はウルっときた。演じるように歌う紅さんの歌唱は大好きです。幸いあと1回、この公演観に行けるので、生で観る最後の紅さんのトップスター姿を目に焼き付けながら楽しみたい。それにしても、こんなにトップスターばかり凝視して観劇するのは、水夏希さんの東京千秋楽以来かも。
2019年08月07日
梅田芸術劇場で月組公演観劇。海外ミュージカルを宝塚歌劇で上演したここ3年ほどの作品の中で一番楽しめたかも知れない。やっぱり、この時代のブロードウェイミュージカルは作品自体のクオリティが高いのもあってまったく眠くなる事もなく楽しめた。各キャストも凄く良かったし、バンドの編曲、演奏も良き時代のビッグバンドの音で最高だった。この映画「踊る大紐育(邦題)」も数え切れないほ観てた映画だし作品自体、好きなのもあって宝塚で舞台化?大丈夫か?って思ってて正直期待してなかったのですが・・・いや〜、もの凄く楽しめた!珠城りょうさん・・・ゲイビー役はハマり役で、珠城りょうさんがこれまで主演した作品の中で一番良かったかも。鳳月杏さんと暁千星さんとのトリオののバランスも最高だった。相手役の美園さくらさんとのコンビも凄く良い。暁千星さん・・・映画での若かりしフランク・シナトラとの違和感もなく、可愛さ爆発でした^^;歌もダンスも芝居も良いし、まだまだ若手なのに余裕を感じさせる演技に感動でした。鳳月杏さん・・・やっぱり月組の方がしっくり来る感じ。鳳月さんも余裕で演じてる感じで博物館の場面は素晴らしいの一言でした。フィナーレのショー場面もめちゃくちゃカッコ良かった!美園さくらさん・・・この前のタイのショーの時も衣装が似合ってて、雰囲気を完璧に創る事ができる娘役さんだと思ってたけど、今回のアイヴィ役も見事でした。個性があるけど、イヤミのない感じで観ていて楽しめる娘役トップに思える。珠城りょうさんとのコンビとしても凄く良い。夢奈瑠音さん・・・役替わりで、今日は人類学者クレア役でした。普段は男役ですが、初めて観た娘役は予想以上に良かった。パンフの写真を見て、前に凄く好きだった天玲美音さんの女役姿を思い出した。娘役歌唱も素晴らしかった。白雪さち花さん・・・役替わりで、今日はタクシードライバーのヒルディ役。白雪さんのこの役は、何の心配もなく楽しませくれる事は、キャスト表を見た瞬間に思った。でも、想像以上の面白さと安定感で文句なしのヒルディだった。海乃美月さん・・・ヒルディのルームメイトのルーシー役。この役、大丈夫かな?と思ってたけど登場した途端「これは凄い!」と感心した^^;こんな役もこなせるのかと驚いた。必死感があるわけでもなく、余裕で楽しんで演じてるようで楽しませてもらえた。マダム・ディリーの夏月都さんも最高でした。今回の月組公演の配役は、どれも素晴らしくて文句なしに楽しめた!作品自体の良さももちろんあるけど、宝塚歌劇での海外ミュージカルにはうんざりしてきてた所にこの作品を観て良い物はやはり良いとちょっと見直した。これまでも数作上演してるけど40年代〜60年代のMGM作品ならいろいろ宝塚で観たいと思えた。
2019年08月01日
真帆志ぶきさんの1969年発売のピクチャー盤。「うたうブロマイド」シリーズの第一弾が、真帆志ぶきさんのこのピクチャー盤でした。その後、上月晃さん、麻鳥千穂さん、八汐路まりさん、古城都さん他のスターが次々とピクチャー盤をリリースしました。『アムール、それは』作詞 高木史朗さん 作曲 Pierre Dorseyさん 編曲 中元清純さんこの曲は、現在でもたまに宝塚歌劇のショーで使われたりする曲です。このレコードのアレンジそのままでやれば、カッコいいはずなのに、いつも何となく鈍臭い感じのアレンジになってるので、あまり良いと思った事はない。今の宝塚のオーケストラじゃ、人数的な面でも無理なんだろうけど・・・。この曲のタイトルで宙組で上演した時のショーでも、もちろんこの曲は歌われましたが、妙な三連のバラード調になってて、何か変だった^^;そしていろんなパターンにアレンジされて大作のように編曲されてたけど・・・^^;真帆志ぶきさんのこのスタジオレコーディングアレンジのまま再現したら最高にカッコイイのに。1973年 真帆志ぶきさん1969年 真帆志ぶきさん
2019年07月16日
紅ゆずるさん率いる星組公演を観てきました。昨日の初日に行きたかったのですが、今日の貸切公演が取れたので、初日をやめて二日目に観劇。紅ゆずるさんの退団公演だという事もあり、久しぶりに宝塚ですごい盛り上がりを感じた。「GOD OF STARS」は、ポスターやチラシの解説文で想像してた通りの大爆笑コメディでした。「ANOTHER WORLD」とは、また一味違ったおもしろさで、凄い寝不足だったのにまったく眠たくならずに、凄い楽しめた。舞台装置は二村周作(ふたむらしゅうさく)さんです。二村さんと言えば、重厚だったり、神秘的だったり、荘厳な装置を多く手掛けてる印象ですが、今回のようなPOPな世界を美しく細かく創り上げてる事に驚きと感動がありました。客席でプログラムを見て初めて今日の装置が二村さんだと知って、楽しみが倍増でした。映像は奥秀太郎さん。奥秀太郎さんは初めて宝塚歌劇を担当してもう17年。「NEVER SAY GOODBYE」の時に初めて名前を知ったように記憶してる。あの頃は映写技術が宝塚歌劇にはほとんどなくて、ホリゾントにうっすい映像を映し出すのがやっとな感じでした。それ以前にも宝塚歌劇ではベルばらで幕に映すアニメーションや炎の映像を使ったりしてましたが、どれもウスウスでした。映写機からスクリーンの距離が遠すぎたのかも知れないし、映写機の光量が低かったのかも知れない。そんな事はおいといて紅ゆずるさん最高でした!やっぱり良い!役者としての魅力はズバ抜けてる。紅さんの話術や表現力でホントに笑わされてしまう。あんまり喜劇やコメディ観て笑わない方なんだけど・・・。コメディは大好き過ぎてホントに笑える事がなかなかない。一番難しい芝居はコメディだとよく言われてる通りに今、唯一、人を「演技」で笑わせる事ができるトップスターなんじゃないかと思ってる。コメディが上手いのだから、シリアスな芝居も上手くて当然で、紅さんの芝居はずっと観ていたいと思わせる魅力があります。退団後は、本格的な上方人情喜劇をがっつりやってほしいと思うほどです。自分が大好きなミヤコ蝶々さんや京唄子さんのようなポジションにも努力すれば就けるような気さえします。物凄い大天才の二人なので今の時代は難しいとは思うけど。女優として京マチ子さんのようにもなってほしいようにも思う。普通のミュージカルスターとかじゃない特別な位置に紅さんは行き着いてほしいと願う。汝鳥伶さん芝居だけの出演でしたが、オープニングではダンスシーンもあり、強烈な存在感を楽しませてくれたので満足です。ショーにも出て欲しかった!と言うのが本音ですが・・・。マフィアっぽい扮装で、晩年のシナトラのような雰囲気にして「Strangers in the Nigh」を汝鳥さんのソロで聴けたら最高です!軽い感じで「Fly Me To The Moon」なんかも汝鳥さんがオシャレに歌い踊ってるのも観たい。「Come Fly With Me」なんかも良い感じになりそう。衣装は閻魔大王ばりに厳ついのですが、メイクは妙に可愛い^^;閻魔大王の時の隈取りメイクとは、まったく違う輝咲玲央さん芝居ではヒロインの叔父で出番もそこそこあり、芝居、ショーとも初見でも探さなくても目立つ位置にいる事が多かったので表情なんかも見落とせずに観れたと思う。綺咲愛里さん宝塚娘役トップらしい、かわいい娘役なのに、もう少し残っても良かったんじゃないかと・・・。紅ゆずるさんとのコンビネーションは最高なので、一緒に退団する事一択だったんだろうな。今回も綺咲さんの魅力を十分に発揮できる役でした。紅さんと組んだ5作品全て、充実した作品だった事も良かった。大劇場以外の外箱作品もどれも全てコンビとして充実した作品に当たった事は奇跡かも。礼真琴さん可愛さとカッコ良さの振り幅の大きさで、礼真琴さんの魅力がじゅうぶんに発揮させられた作品。やっぱり可愛いイメージが強いのでフェアリー的なトップになってほしいような気もする。漣レイラさんとひろ香祐さんの日光菩薩と月光菩薩の存在感が凄かった。強烈なインパクトの阿修羅を演じた如月蓮さんを思い出した。そうそう、如月蓮さんと麻央侑希さんもこの作品で退団してしまいます。華形ひかるさんとの「That's Life」の場面も感動的でした。この作品はまだ数回観劇します。2回目はもっと端の方までじっくり観たい。ショーに関しては、選曲もだけど、編曲がどれも素晴らしいと久しぶりに感じた。古き良きビッグバンドジャズのようなアレンジ曲が多くて、50年代、60年代の楽曲がより良く輝けるアレンジで心地良いショーだった。ラテン系の楽曲もビッグバンド編曲で聴くと、やっぱり凄く良い!打ち込み曲、カラオケは少なかった。バンド演奏が多いのはうれしい。60年代の宝塚歌劇のLPを聴いてるような感覚にもなった。60年代、70年代の宝塚のバンドはもっと大人数で豪華だった印象。人数を減らされ過ぎて、サンプリング音源で賄っていくしかないのも分かるけど。やっぱり生の音とはまったく違うから。でも、今回のショーは昔ながらのビッグバンドで聴いてるような気持ち良いショーでした。超寝不足なのに…あまりまだ眠たくないのは満足したからかな。終演後、けっこう飲んだのに・・・^^;
2019年07月14日
汀夏子さんの宝塚歌劇団退団後、初シングル。宝塚時代にも多くのシングル発売していますが、本格的な歌手デビュー第一弾です。A面「今ふたたびポニーテールを」作詞 阿久悠さん 作曲・編曲 大野克夫さん汀夏子さんの退団後の歌手デビュープロジェクトは、通常の退団トップスターよりも規模が違ったように思う。阿久悠さんの作詞、大野克夫さんの作曲で歌手デビューは凄い事です。このシングルは1981年10月25日発売で、11月25日には、強力作家陣でのオリジナルアルバムが発売されました。退団後、3年連続で大阪フェスティバルホールでのリサイタルも開催、ライブ盤としても発売。このライブ盤は全て買ったと思うので、近いうちに聴きながらCDに焼こうと思う。大ヒットはしなかったけど、この曲は阿久悠さんも大野克夫さんも本気で手がけてたと思う。レコード会社が違っていれば、もっとヒットしたんじゃないかと思ってる。vapは1981年1月設立で、このシングルは設立後すぐの発売だった。レコード会社自体がまだ波に乗れてない時にデビューは厳しい。vapは1980年代後半頃から安定してきたような印象がある。EMIかビクターが汀夏子さんに合ってたように思う。B面「真珠の耳飾り」作詞 阿久悠さん 作曲 大野克夫さん 編曲 いちひさしさんこの曲を初めて聴いた時は、この頃の谷村新司さんの楽曲のようだと真っ先に思った。このシングルが出る3ケ月前に「青年の樹」をヒットさせてたのでそう思ったのかも知れない。「青年の樹」よりも似てる雰囲気の曲もあるし・・・。「真珠の耳飾り」は「パールピアス」でユーミンより1年早い^^;イントロは「♪花咲く 娘たちは〜」って歌い出しそうになるのも狙いなのか。。。「真珠の耳飾り」「花の首飾り」・・・タイトルも何かかけてるようにも思ってしまう。そんな事はおいといても、この曲は歌詞もメロディーも凄くよくて汀夏子さんの歌唱にもバッチリ合ってて心地いい曲です。
2019年07月10日
一路真輝さんの1年ぶりのライブに行ってきました!今回も圧倒的な歌唱力と大爆笑のMCで大満足なライブでした。やっぱり一路さんの歌は最高です。何を歌っても、どんなジャンルでもクオリティの物凄い高い楽曲にしてしまう。1曲目「Anything for You」2曲目「ミ・ティエラ」3曲目「僕こそミュージック」4曲目「キッチュ」5曲目「最後のダンス」6曲目「Paris Paname」 7曲目「ラ・ヴィ・アン・ローズ」 8曲目「Don't Cry for Me Argentina」9曲目「I Dreamed a Dream (夢やぶれて)」10曲目「夢とうつつの狭間に」11曲目「I Know Him So Well」オープニングのGloria Estefanの楽曲も余裕の安定感で聴かせてもらい、モーツァルト!から「僕こそミュージック」も一路さんの歌唱で聴いて感動。MCは毎度のことながら脱線しながら観客を楽しませてくれました。「ベルばら45」の楽屋の割振りの爆笑話や、「細雪」の失敗談…一路さんの天然ぶりがよく出てて、昔から変わってないと・・・安心して笑ってました^^;一路さんが歌うと凄い説得力があって聴き入ってしまう。ボサノバ色を強くしたアレンジの「パリ パナム」と、ピアノ1本だけで歌う「ラ・ヴィ・アン・ローズ」ののシャンソン2連続も感動して聴き入ってた。ベタなミュージカルシリーズの2曲も凄く良かった!特に「Don't Cry for Me Argentina」は鳥肌ものでした。「夢やぶれて」は、あんまり好きな曲じゃないけど・・・それでも凄く良かった。今回のライブ!やっぱり一番のハイライトは「夢とうつつの狭間に」です!エリザベートの全楽曲の中でダントツに一番好きな曲。2004年エリザベートで「夢とうつつの狭間に」が無くなって「私が踊る時」なんかに変わった時のガッカリ感は半端なかった!なんでこんな変な曲に変わった?って友人と怒ってたのを思い出す。「闇が広がる」「私だけに」「夜のボート」「最後のダンス」よりも「夢とうつつの狭間に」が今でも一番好きな曲です。あの場面の一路さんのカッコ良さは強烈でした。ホリゾントに揺らめくような水平線のような1本横に伸びた光をバックに歌い上げる一路さんは最高だった!2000年、2001年版の東宝エリザベートは数え切れないほど劇場に行った。「夢とうつつの狭間に」がなくなっても、2004年、2005年、2006年の一路さんのシシィは数え切れないほど観に行ったように思う。ベルばら45の話をMCでしたから、ベルばらから1曲歌うのかと思ったら歌わなかった。「愛の巡礼」「愛あればこそ」「ばらベルサイユ」も良く聴いたので、歌うなら一路さんの声で「青きドナウの岸辺」を聴いてみたい。ラストの「I Know Him So Well」は、これまでにライブで何度か歌ってくれたけど、お披露目公演のショー「TAKE OFF」での、あの感動的な場面を思い出すので何度聴いてもジーンと来る。「天国と地獄/TAKE OFF」は、特別な思い入れのある2作品なのでこの作品の中からなら何を歌われても感動すると思う。特に「今始まりの刻」を歌われたら感動しまくりだと思う。「今始まりの刻」は、オープニングバージョンもラストバージョンも両方聴きたい^^;続けて歌うと8分超えてしまうけど・・・。紫ともさんとのデュエット曲「いつも二人で」も良い曲だった。「パリの街角「僕の歌を」」も感動的な楽曲。終演後は、割烹に近いやや高級な飲み屋でじっくりと日本酒を呑んだ。ビルボードでも、バーボンとか飲んでたので、それなりにいい感じに楽しく飲めた。ヒラマサのカマ塩焼き、カマ唐揚げは絶品。ブリに似てるけど、味や食感はまったく違う。ハモも穴子も最高でした。かなり懐かしいスチールこの振り幅^^
2019年07月07日
明日海りおさんの横浜アリーナLIVE中継を観てきました。これまでに日本武道館でタカラジェンヌが公演した事はありましたが、さらにキャパの武道館よりもかなり多い横浜アリーナで3回公演は驚異的です。立ち見席も含めチケットは即完売だったらしいし、明日海りおさんの人気は105年間のタカラジェンヌの頂点なのかも。2010年「STUDIO 54」の時点で既にトップスター並みのオーラや存在感はじゅうぶんすぎるほどにあったので、今のこの凄い人気が不思議には感じない。当然こうなるだろうってくらいに思ってた。パンフレットの外袋横浜アリーナの客席を埋め尽くした観客の盛り上がりは凄かった。でも、激しいナンバーでもみんな座って聴いてる妙な違和感はあったけど。この前の松任谷由実さんのタイムマシーンツアーでもフリフラが最高の演出になった曲もあったけど今回の明日海りおさんのライブでもフリフラが使われてた。手首の前側に装着せずに、時計のように装着してる人が多かったような感じで今ひとつフリフラ効果が得られてなかったような気もした。時計のように装着したら手を挙げると背後に向かって光らせてしまい意味ない感じになってしまう。ユーミンの時はフリフラを購入するのではなく、座席に一つずつ全員に置いてあったから装着してる人数が違ってたとは思うけど。ライブは「MUGEN SPIDER」から始まった。2010年、この曲がこれから先のショースターとしての明日海りおさんのカリスマ性を決定づけていったと言っても過言じゃない。そして2012年バウホール公演「春の雪」が、役者としての明日海りおさんを確立させたと自分は思ってる。儚さと翳り、孤独感のある役を演じる美しさは他の誰にも負けない説得力がある。明日海さんは人柄も素晴らしくて、天然で自然で誰にも優しい人って感じが滲み出てて、そんな所も今の最高の人気に繋がってるのかも知れない。セットリストは8割以上が70年代〜2010年代の日本の歌謡曲のカバー曲でしたが、キャストが楽しそうにしてるのを観てるだけで観に行って良かったと思えた。観客はどうせずっと座ってるのなら、バラード系をもっと明日海さんの歌声で聴きたかった。宝塚歌劇オリジナルの名曲バラードが特に聴きたかった。ライブ中継の映画館は音が小さすぎる。ライブだからもう少し爆音で臨場感があった方が良い。この前の鎌足を観た時も音が小さいって思ったけど、今回もライブなのに音が小さかった。2時間5分の公演時間て書いてたけど、19時に始まって終わったのが22時だった。21時過ぎに予約してた居酒屋に、かなり遅れて到着して急いで飲んで食って…^^;明日海りおさんは次の本公演で退団してしまいます。芝居、ショーともに明日海さんに合う良い作品だったらうれしい。パンフレットポストカードと中継チラシクリアファイル
2019年06月27日
雪組公演「壬生義士伝/Music Revolution!」の2回目観てきた。今日も観劇後に「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」を観てきた!「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」は今日で3回目です。宝塚歌劇は6時に終わるので、9時10分からのレイトショーに余裕で間に合う。6時に終演して時間があるので、宝塚で晩御飯がてら1時間半ほど呑んでました。「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の1回目鑑賞は公開初日に西宮TOHOシネマズで観て2回目は109シネマズ大阪エキスポシティでIMAXレーザーGT3D字幕バージョンを観て今日、3回目は梅田TOHOシネマズでDOLBY ATMOS TCXスクリーンで鑑賞。やっぱりIMAXレーザーGT3Dは、他と比較出来ないほどにダントツに最高です。今日のDOLBY ATMOSもなかなか良かったけど…大阪エキスポシティのIMAXには敵わない。雪組公演1回目は初日に観ました。芝居はストーリーがあまり好きじゃないけど、ショーは初日観た時よりも更に良くなってた。「壬生義士伝」の幕開きの舞咲りんさん演じるビショップ夫人がソロ歌が凄く良い!緊張感の続くシーンもお金大好きのコメディタッチなシーンが入るので飽きずに観れる。ショーはもう一度観たいと思うけど、「壬生義士伝」は2回でいいや。「Music Revolution!」はJAZZの場面がズバ抜けて圧巻です。凄い!全員が完璧にリズムに乗れてて、振り付けも凄く良いしもっと長く観ていたいと思わせる場面。あの場面に出てる男役、娘役全員かっこいい。初日観た時はそんなに印象に残らなかったけど、永久輝せあさんが中心になってるカノンの場面にも凄い惹きつけられた。この場面も全員、凄く息が合ってて観ていて気持ち良かった。凪七瑠海さんと望海風斗さん、二人だけの場面があればいいのにと、今日も観ながら思ってた。二人のデュエットダンスはかなり良さそう。凪七瑠海さんは女役でもかなり美しく、身のこなしも完璧なので、男臭い望海さんとのデュエットダンスが観たかった。イオカステを演じた時のような大人の女性としての凪七さんなら望海風斗さんとかなり似合いそうに思う。朝美絢さんの男役っぷりが、観る度に男臭く声も太くなってるのに驚く。もの凄い努力してそうに感じる。縣千さん、今日再確認したけど、やっぱり華があって良い!真那春人 さんの近藤勇役は魅力的な役作りで 芝居の巧さが際立ってた。
2019年06月12日
今日は雪組公演の初日と『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の公開初日を観てきた。宝塚の3時公演終わって、西宮北口のTOHOシネマズに行って座席券だけ先に発券してから軽く呑みがてら夜ご飯。名古屋コーチンが食べられる鶏肉料理屋で喜久酔の特別本醸造呑みながら久しぶりの名古屋コーチン!安くはなかったけど、値段に見合った料理が食べられた。期待を遥かに上回るゴジラだったので早く2回目が観に行きたい。次は109シネマズ大阪エキスポシティのIMAX3Dのエグゼクティブシートも予約したし、2Dでも凄い迫力だったのにIMAX3Dで観るのが楽しみすぎる!今回のゴジラは、ラドン、モスラ、キングギドラが登場します。初日の夜だから西宮はガラガラだろうと思ってたら、ほぼ席が埋まってる感じで驚いた。座席をネット予約した段階では半分ほどしか売れてなかったのに・・・。ゴジラの話はおいといて・・・宝塚雪組初日。「壬生義士伝」は、舞咲りんさんが冒頭からソロ歌があって良かった!凪七瑠海さんは、「NEVER SAY GOODBYE」でのエンリケ・ロメロ役は「殉情」でのマモル役のように違う時代から過去を聞いたり、語るような役。舞咲りんさんもそうなんだけど。大劇場で久しぶりに観た凪七瑠海さんは芝居、ショーともに気品に溢れ無駄のない動きでさすが!と思わせる存在感でした。「蘭陵王―美しすぎる武将―」の凪七さんが最高に素晴らしかったので、今回の出演も期待してました。芝居の方はもう少し出て欲しかったけど、ショーでの出演場面は多かったので満足でした。そっくりだから、いつかリボンの騎士をやればいいのに。彩風咲奈さんも久々に良い役もらえて良かった。第三場での母親役の梨花ますみさんとのセリフのやり取りが、急に変な空気になってめちゃくちゃドキッとしたけど、流れに戻れて良かった^^;黒紋付の黒芸者が大勢出てきて踊る場面は、あまりないので新鮮で良かった。宝塚歌劇ならではの華やかさで、もっと長く踊ってほしかった。望海風斗さんの役は、東北の田舎から出てきたひょうきんな所もあるお金大好きな役。故郷に残してきた妻子のために金の亡者のようになってるのだけど。お金についてのやり取りはおもしろかった。和物の台詞回しはさすが。ショー「Music Revolution!」は、様々なジャンルの楽曲で構成されていました。中でもJAZZの場面の構成と振付がめちゃカッコ良かった!あの場面、早くもう一度観たい。彩風咲奈さんの表現力の豊かさと安定感に惹きつけられた。せっかくの同期なので、凪七瑠海さんと望海風斗さんの絡みがもっとあればいいのにと思いながら観てました。朝美絢さん、永久輝せあさん、彩凪翔さん、真那春人さん、透真かずきさんも芝居、ショーともに見せ場があって華があって良かった。今回は縣千さんがやたらと目に入って、劇団の推しなのかと注目して観てた。四つ切り写真やスチールもいろいろ買ったけど、また観に行くので・・・。
2019年06月01日
星組 日本青年館公演『鎌足 夢のまほろば、大和し美し』のライブ・ビューイングに行ってきた。この作品、シアタードラマシティで観劇して、どうしてももう一度観たくなってライブ中継で観た。改めて作品の素晴らしさとキャストの芝居の巧さに感動しっぱなしでした。紅ゆずるさんの鎌足は、文句のつけようがない完璧さで、映像に4300円出しても、まったく惜しいとは思わなかった。綺咲愛里さんも、梅田で観た時よりも確実に進化してて、心情がより深く伝わってきた。芝居の息と感性が合ってるコンビを観ると、宝塚ってやっぱり良いなと今更感じてしまう。この二人のコンビでもっと多くの作品が観たかった。天寿光希さんは、梅田の時でも鳥肌ものの素晴らしさでしたが、完全にこの役を自分の物にしていて不気味さも無機質さも天寿さんだから出来た役に感じた。輝咲玲央さんも重厚感が増して芝居、ソロ歌共に最高にカッコ良かった。瀬央ゆりあさんの中大兄皇子も、梅田で観た時よりも更に何倍も良くなってて惹きつけられた。歌声も心地よく、どんどん上手くなってきた。ひろ香祐さんも歌も芝居も安定感が素晴らしく、いろんな役を演じるひろ香さんを観たいと思えた。有沙瞳さんも素晴らしかった!威厳をしっかり感じされる芝居と声に感動でした。星蘭ひとみさんの安見児も梅田で観た時よりも何倍も素晴らしくなってた。専科からの二人も力もこの作品をより良くさせる大きな要因でした。・・・要するに、作品自体もキャスト全員もドラマシティ公演の時でもじゅうぶんすぎるほどの集中力と安定感でしたが、青年館の千秋楽はより完璧な舞台になってたように思う。脚本も演出も、分かりやすく、ドラマチックに展開する流れも素晴らしい。元号を発表する場面では「令和」→「千秋楽」→「大化」と3度、紙をめくっての爆笑でした。辛辣でシリアスな所からコミカルな所まで計算され尽くされてるかのように感じられた。今回の作品の全てを絶賛します!^^;
2019年05月26日
今日はバウホールに花組公演「Dream On!」を観てきました。若手だけで創るショー作品でした。内容はまったく何も知らずに観に行ったので、2幕ともショーだったのでちょっと驚いた。これまで、歌声やセリフ声も認識出来ていなかった若手の個性をいろいろ発見出来て、楽しめました。歌の上手さと表現力の素晴らしさに、まず惹かれたのは飛龍つかささん。ロック系の曲もオーソドックスな宝塚ショー的な曲も歌声は気持ち良く、歌ってる表情にも嫌味がなくて素直に歌声に感動できました。花組時代のまだ若手だった彩吹真央さんの歌声を思い出させるような柔らかく安定感のある歌声に聴き入った。それからバウやドラマシティ公演などで、がっつりと芝居を観てみたいと思った。トップスター路線争いに確実に参戦する一人だと感じた。綺城ひか理さんの歌声も低音の安定感と丸みを帯びた柔らかい歌声に聴き惚れました。綺城さんも嫌味な感じがまったくなくて、安心して観ていられた。何となく雪組下級生時代の沙央くらまさんの歌ってる時の雰囲気を思い出した。似てるわけではないけど、何度か沙央くらまさんの雰囲気が浮かんだ。一ノ瀬航季さんの歌唱力にも驚いた。声質も良いし見た目にも華があってスター街道着実に登っていきそうな予感もした。研5の頃の七帆ひかるさんっぽい輝きを感じた。水美舞斗さんは、男役スターとして出来上がってるし、これまでにも個性も分かってるので特に新たに発見した所はなかったけど、歌もダンスも表現力も安定感はより増したと感じた。春妃うららさんも早くから、大きな役もいくつかやってるので、よく知っている。宝塚歌劇の娘役らしい娘役なので自分は好きな娘役さんです。帆純まひろさんは、新人公演では柚香光さんが演じる難しい役所に多く抜擢されてて、スカイステージなどで映像を観た時、公演ごとにどんどん上手くなっている事が確実にわかって難しい役ばかりなのに、かなり努力したのが感じられた。表情も凄く良いし華もあるし確実にトップスター路線争いに入ってくる若手だと思えた。今回の作品は最下級生まで、一人一人の個性を見せる場面があって、これまでに認識してなかった数人も認識できて、男役、娘役ともにスターの原石っぽい人も何人かいて、これから注目しようかと・・・作品的には一番楽しめたのが鴨川清作さんのショーメドレー!「マイ・アイドル」「ファニー・フィーリング」「ラブ・ラブ・ラブ」の3曲は、あまり使われる事がないので、生で聴けて感動でした。1曲1曲が短すぎるけど・・・「エスカイヤ・ガールズ」「アマール・アマール」「ハロー・タカラヅカ」「愛の宝石」は腐るほどこれまでのイベントやショーで使われてきてるので、もっとマニアックな違う曲を選曲してほしかった。「マイ・アイドル」だったら、オープニングの「スポットライト」〜「マイ・アイドル」のメドレーにするとか、「あなたとわたし」を挟むとか・・・。「シンガーズ・シンガー」は水美舞斗さんが歌うとバッチリはまったと思う。「シャンゴ」からは「ココナッツ・ウーマン」を一ノ瀬航季さんの声で聴きたかった。「ポップ・ニュース」なら、コミカルなナンバー「ニュース・ニュース」を水美さん、飛龍さん、綺城さんの3人で歌えば盛り上がりそう。「ラ・ラ・ファンタシーク」からなら、腐るほど歌ってきてる「愛の宝石」じゃなく主題歌の「ラ・ラ・ファンタシーク」を歌ってほしい。「ラ・ラ・ファンタシーク」からユーライア・ヒープの「SUNRISE」を、2幕ロックの場面で水美舞斗さんか、飛龍つかささんに歌ってほしかった。ラテン場面も「ラ・グラナダ」からなら「闘牛の歌」「いずこにか」「歌を翼に」の方が聴きたい。海外ミュージカルコーナーは、なくてもいい・・・。その分、宝塚のオリジナル曲をもっと多く聴きたかった。Duke Ellingtonのコーナーも良かった。芝居仕立てでよく出来てた。選曲も良かったし演奏も心地よかった。「LOVE LOVE LOVE」のパンフレットの英語解説のページだけど・・・なんで「ROVE」にしてるのか意味不明。放浪しまくってるって思ってしまいそう。来年は東京オリンピックだし「ポップ・ニュース」の再演なんか良いんじゃないかな。まったく変えずに、あのままやってみたらギャグは寒いかも知れないけど、おもしろいだろうな・・・。
2019年05月24日
昨日は、東京の明治座に「細雪」を観劇してきました。谷崎潤一郎さん原作、菊田一夫さん脚本の超名作が、令和元年に35年ぶりに装いも新たに明治座で公演。この作品は、これまでに劇場で2度観た事があって、映画でも1959年版のみ何度も観ました。今回の「細雪」、キャストの充実度、装置の豪華感も相まって最高な「細雪」になってると思う。できればもう一度観たいけど、今回は東京のみの公演なので再演を期待して・・・。明治座の客席に着いて、まず驚いたのが緞帳!明治時代の「明治座」界隈が描かれています。でも、その絵が動いているのです。それも、街並みは季節ごとに変わり、そしてその日の天気によっても映し出される映像は違っているそうです。昨日は、小雨模様の東京だったので、緞帳の映像も雲が流れ、小雨が降り、歩いてる人々は傘を手にしています。中には、鳥獣戯画に描かれてるような蛙まで傘をさして歩いています^^;開演までの間、緞帳を観ているだけで時間がすぐに過ぎてしまった。今回のキャスティングは絶妙の一言!長女の浅野ゆう子さん、次女の一路真輝さん、三女の瀬奈じゅんさん、四女の水夏希さん、4人全てが当たり役で、どの場面も凄く充実しているように感じられた。そして、お見合い話をいろいろ持ち込んでくる井谷夫人役の未沙のえるさんの存在感。最初の登場シーンだけで、ニヤッと笑ってしまう。宝塚歌劇ファンは未沙さんをよく知ってるので多分、登場しただけでほっこりするんじゃないかと思う。男性陣キャストも一路真輝さん、水夏希さんの舞台に共演した事がある方が多く、息も合ってて完成度の非常に高い「細雪」になっていました。アフタートークも付いてて、未沙のえるさんの司会で、瀬奈じゅんさん、水夏希さんが出演。宝塚時代のおもしろ話から「細雪」に賭ける想いなどをたっぷり聴けました。終演後は急いで六本木へ。きんちゃんのお店で12時過ぎまで飲んで食べて、ちょっと飲み足らない感じだったので、朝まで空いてる蕎麦屋へ。そばがきや、漬物、天ぷらをあてに、ここでも日本酒。話し込んでると、外が明るくなってきてる^^;4時半にもなってて慌ててホテルに戻ったけど、ほとんど寝る時間はなく・・・10時前に乗った新幹線の中では昼ごはんも食べずに爆睡してた。
2019年05月15日
ドラマシティ星組公演に行ってきました。宝塚歌劇日本物作品の新作として、ここ10年の中で最高作品なんじゃないかと思うほど感動した。今回の演出家、生田大和さんのこれまでの作品の中では「春の雪」がダントツに好きでしたが、この「鎌足 -夢のまほろば、大和し美し-」は、それをも超えた名作だと思った。完璧なキャストの割り当てと、構成にも感動しました。良い作品に出会うと、終演後のお酒もいつも以上に美味しく、結構飲んでしまった。この作品は大劇場で掛けても舞台映えする良作だと思う。日本物の新作では、感動させられる力作を作られる演出家も減ってきて、海外ミュージカルや漫画の舞台化などにばかり偏っていってる中、この作品はうれしかった。この時代の舞台は宝塚歌劇に凄く合ってると思うし、この時代を舞台で出来るのも宝塚歌劇だけしか残っていないようにも思う。この作品も大劇場に掛けると、大味になってしまって、魅力がまったくなくなってしまう恐れもかなりあるけど・・・。何度観てもあまり何も感じない宝塚作品が増えてきた中、山のようにいろんな感想が浮かんでくる作品でした。紅ゆずるさん・・・こんなに芝居の上手いトップ男役は10年に一人なんじゃないかと思う。台詞回しも、芝居としての歌唱も、全て芝居心があって、うわべの巧さではない深いところに入り込んで役を作ってるのが素晴らしい。今回の作品も紅さんの芝居の凄さに引き込まれて時間があっという間に過ぎた。退団後、女優として深い芝居を観せてくれるのが楽しみです!綺咲愛里さん・・・特別芝居の上手いトップスターの相手役になって、普通の娘役よりもかなり芝居のレベルを高める事で大変だったと思うけど、トップコンビお披露目から作品ごとに確実に紅さんのクオリティに近づいて違和感なく舞台を楽しませてくれています。コンビで意思の疎通が完璧に出来ているのが舞台を観てて伝わってきます。良いトップコンビだと改めて感じられる公演でした。輝咲玲央さん・・・今回は迫力のソロ歌もあり最高でした!2幕はほとんど出てきませんが、1幕での存在感で満足でした。華形ひかるさん演じる、蘇我入鹿の父親役で厳格で圧迫感のある父親を見事に演じてました。天寿光希さん・・・この作品を成功に導いた一番の功労者なのかもしれない。天寿さんは、紅さんの事を強烈にリスペクトしてる方ですが、次の紅さんの退団で、同時に退団は避けてほしいと願ってしまう。まだまだ、いろんな役を演じる天寿さんが観たいので…。独特な個性があって、これから男役としてもっと光るのが確実な方だと思う。輝咲玲央さんも、紅さんと同時に退団してしまいそうな悪い予感がしてしまうけど、もっと個性的な男役を観ていたい。華形ひかるさん・・・蘇我入鹿も尋常じゃない苦悩をしている姿を深く感じられたし、芝居の上手い男役として定評のある華形さんと、深い芝居ができる紅さんとの二人の場面は新劇の舞台を観ているかのようなレベルの高さです。一瞬、宝塚歌劇を観ている事を忘れてしまいそうなほどでした。瀬央ゆりあさん・・・中大兄皇子役。想像を遥かに超えるほど似合ってたし、セリフも歌声も低音が凄く安定していて驚いた。特に歌声は低い声が出るだけじゃなく、包容力のある丸みも感じさせる歌声で感動でした。紅さんと並ぶと立ち姿の美しさの相乗効果が強烈でした。ひろ香祐さん・・・1幕では山背大兄王を演じ、壮絶な役を説得力のある芝居に引き込まれた。伸びやかに歌うソロ歌もあり、芝居、歌、ダンスと何でもクオリティの高い事がよくわかる舞台だった。日本物のメイクと衣装も凄くよく似合う。全ての配役、誰もがはまり役で、満足できる公演でした。いつも感じるけど、今の星組の団結力と集中力は見事です。誰もが納得して舞台に立ってるように思える。ポスター、プログラム、クリアファイルと、この写真は何パターンかありますが、自分は、このライブ中継チラシのカットが一番良いと思う。
2019年05月10日
宙組公演「オーシャンズ11」、2回目観劇。初日観た印象よりも数段良くなったと思う。特に主演の真風涼帆さんは、幕が開いて1週間で既に余裕を感じさせる演技で、立ち姿も歌唱もダンスも安定感抜群です。綾瀬あきなさんは、イリュージョンで失敗する場面での芝居はより可愛く面白くなってた。はっきりしたセリフはそこだけなので、その場面が一番の楽しみになってしまってる^^;ダンス場面は表情豊かに余裕で踊ってて圧巻!花音舞さんは出番もセリフもそれなりになりますが、あまり面白みのない役で勿体なく感じる。やっぱり花音さんと言えば歌が聴きたい。終演後は南口近くにある居酒屋で11時前まで飲んでた。そんなに量は飲んでなかったつもりなのに、結構飲んでたかも。一緒に観劇した友人とは、そう言えば宝塚の話はほとんどしてなかった。まったく違う話ばかりで盛り上がって、ついつい飲みすぎた感じ^^;1本物の版権ものミュージカルや海外ミュージカルだと脇役の見せ場が少なくなるのは仕方ないけど・・・やっぱり宝塚歌劇は芝居とショーの2本立てが良い。再演ばかりだし…。1本物ミュージカルはもういいかな・・・。「霧深きエルベのほとり」のような、かなり昔の宝塚歌劇オリジナル作品の再演なら何でも観たい。自分がまだ生まれていない頃の昭和20年代〜昭和40年代までの作品が観たいと思う。那智わたるさん、真帆志ぶきさん、内重のぼるさん、上月昇さん、麻鳥千穂さん、古城都さん、甲にしきさんまでがトップスターだった時代の作品がいい。なるべくベルばら以前の作品が観たい。ベルばら以降の作品なら「隼別王子の叛乱」「わが愛しのマリアンヌ」「名探偵はひとりぼっち」「丘の上のジョニー」「たまゆらの記」「ブルー・ジャスミン」「ロマノフの宝石」とか。イメージが崩れるようなキャストなら、しないほうがマシだけど…。ショーの再演も「ノバ・ボサ・ノバ」「華麗なる千拍子」くらしかやってないので、他のショー作品の再演があってもいいと思う。そんなに古くない作品なら「ラ・ラ・ファンタシーク」「ビューティフル・ピープル」は、観たい。鳳蘭さんが一人で歌い上げる「SUNRISE」 なんて、レコードで聴くたびに鳥肌です。古城都さんトップ時代の「タイム・マップ」の笹潤子さんの歌う「夜の抒情詩」なんて、凄すぎて何回聴いても感動する。笹潤子さんと言えば、パッと頭に浮かぶのは「アリア・イン・ジャズ」での「孤独を知って」のソロ歌唱は素晴らしすぎる!「アリア・イン・ジャズ」の中での「サマータイム」も本格的なジャズシンガーの歌唱としか思えないカッコ良さ。銀あけみさんが歌う「この素晴らしい朝」も最高すぎる!甲にしきさん主演の「ジョイ!」の中で歌われています。八汐路まりさん、高宮沙千さんの歌唱も好きだなぁ。澄輝さやとさん、蒼羽りくさん、純矢ちとせさんの3人のいない宙組の舞台が想像できないけど、この作品で退団してしまうのかと思いながら観てた。愛月ひかるさんも専科に行ってしまったし・・・。七帆ひかるさん、十輝いりすさん、大海亜呼さん、風莉じんさん、悠未ひろさん、八雲美佳さん、凪七瑠海さん、春風弥里さん、鳳翔大さん、暁郷さん、音乃いづみさん、鳳樹いちさん、七海ひろきさん、花影アリスさんらがいた頃の宙組がやたら懐かしく感じる。もう10年以上前の事とは思えないほど最近の事のような・・・^^;彩風咲奈さんのクリアファイル買った
2019年04月26日
1987年12月に東京宝塚劇場「あの日薔薇一輪/ザ・レビュースコープ」で退団した高汐巴さんの退団後レコードデビュー曲。1988年9月発売。宝塚歌劇団花組トップスターでした。A面「幸福物語」作詞 荒木とよひささん 作曲 三木たかしさん 編曲 梅垣達志さん当時、高汐さんが歌手デビューすると知ってびっくりだった。それもポリスターレコードから!ポリスターはアリスとヤングジャパンの細川健さんが1980年1月創立にかなり協力したレコード会社。シングルの品番「1」は4月1日発売の谷村新司さんの「昴」です。(6P-1)作家陣を見るとかなり力を入れてたのがわかる。残念ながら良い曲なのに大ヒットはしなかった。プロモーションがよくなかったんだろうな…。B面「想い出重ねて」作詞 小林和子さん 作曲 三木たかしさん 編曲 梅垣達志さんB面は完全な歌謡曲色強めな楽曲です。両曲とも、まだ男役の発声とそんなに変わらない歌唱です。1988年9月といえば、高汐さんは梅コマと新宿コマで「その男ゾルバ」の未亡人役を演じてました。舞台公演があったので、プロモーションは出来なかったのは仕方ないか。1983年9月、トップお披露目公演「紅葉愁情/メイフラワー」の2枚組LP1983年8月、トッププレお披露目バウホール公演「マイ・シャイニング・アワー」のLP当時は若葉ひろみさんが出演してる作品なら全て買ってた。すぐに高汐巴さんのファンににもなった。高汐巴さんトップ時代で一番好きだった作品は「名探偵はひとりぼっち」です。その次は「愛あれば命は永遠に」と「琥珀色の雨に濡れて」です。高汐巴さんトップ時代のLPはほとんど持ってると思う。
2019年04月21日
宙組公演「オーシャンズ11」の初日に行ってきました。真風さんのダニー・オーシャンは、約8年前に新人公演で観て、あまりの完成度の高さに鳥肌だったのを思い出した。一瞬、今、何組観てるのか分からなくなりそうだった。星組のイメージがいまだに強すぎるので、いつまで経っても宙組に真風さんと芹香さんって慣れない。同期の輝咲玲央さんを探しそうになる^^;真風涼帆さんのダニーは、新人公演の時点で凄いハマり役だったので、悪いわけがない。より、深みを増したダニーに感動でした。綾瀬あきなさん・・・ダンスシーンはセンターよりの良いポジションで踊ってる事が多いので出番を見逃す事なく、全てチェックできた。セリフはないけど、いろんな表情で芝居したり踊ってる姿をたっぷり観る事が出来てなかなか良かった。もう少し見せ場があればいいだけど・・・。花音舞さん・・・エルチョクロのオーナー、リカルド(松風輝さん)の娘テレサ役。この役は出番もそこそこあるので楽しみにしてた。やっぱりソロ歌が欲しい。松風さんとの芝居は特に良かった。純矢ちとせさんはクイーンダイアナ役!これまでのクイーンダイアナの中でダントツに一番良いと思えた。退団は惜しいの一言。蒼羽りくさん・・・パシャー役。この前も良い役もらえてたけど、退団公演で見せ場の多い役で良かった。宙組にいるのが当たり前のように思ってた蒼羽さんが退団してしまうのは寂しい限り。新人公演主演を何度もしてました。観に行ったのが懐かしい。澄輝さやとさん・・・ディーラーのフランク役。澄輝さんも宙組いるのが当たり前のように感じてるので、次の宙組公演からいない事にかなり違和感感じそうです。最後にクールで渋いフランクを観る事が出来て良かった。桜木みなとさん・・・テリー・ベネディクト役。まだ初日だから仕方ないけど、凄く柔らかくて2枚目なテリーだった。ライナスの方が絶対似合いそうと思いながら観てた。愛月ひかるさんが、この作品まで宙組に残ってから専科に行くのなら、愛月さんのテリーって事もあったと思う。かなりダークで重いテリーになってただろうな・・・。次に観る時には桜木さんももっと今日以上に良くなってると思う。リヴィングストン役の瑠風輝さん 、この前のバウ公演で強烈な体当たり芝居で楽しませてくれた 留依蒔世さん、そして、今回体当たり芝居で楽しませてくれたブルーザー役の若翔りつさんの3人も印象に残る演技で惹きつけられた。綾瀬あきなさん・花音舞さん
2019年04月19日
初日に観劇してから2回目の観劇。今日は南口界隈も花の道も桜は満開。花の道は少し散ってきてたけど・・・。花粉も黄砂も多くて喉が変になったけど、劇場に入ってしまえば問題なかった。美弥るりかさんの男役姿,今日が見納めでした。初日に観た時よりも退団も近づいて神々しいっていうか退団オーラが凄かった。観ていて勿体無いなと思う気持ちが一番強かった。「無限無双」は、書き割りの書き込みが丁寧で見惚れるほどでした。オペラグラスで書き割りばかり観てたような気がする。作州宮本村のお寺の境内の書き割りも、扇屋の牡丹の書き割りも宝塚とは思えない丁寧さで初日に感動した以上に、美しさに感動した。書き割りだけじゃなく、装置の細かい細工や作りもよく出来てたと思う。お金掛けられた場面と、掛けられなかった場面の差が激しいようにも感じたけど、全体的に装置も書き割りも小道具も良かったと思った。照明はイマイチかも。「クルンテープ」は、曲の差し替えがあったとか・・・。「セ・マニフィーク」の所かな?初日に「セ・マニフィーク」はなかったような・・・。ポールダンス場面の暁千星さんは可愛いし美しいし芝居も上手いし見惚れる。風間柚乃さんも、メキメキ頭角を現してきて魅力ある男役になっていきそうな予感。102期生の蘭世惠翔さんも一気に若手スター路線の中心に躍り出てきた感じ。この3人とも、気にしてなくても自然と視界に入って観ている。月城かなとさんは順みつきさんに凄く似てきたように感じた。月組は特に世代交代早すぎて、目まぐるしい感が強いけど、どうなっていくのか・・・。紅ゆずるさんの新しいポストカード売ってた。
2019年04月10日
今日は朝から日帰りで星組東京公演の千秋楽を観劇してきました。「霧深きエルベのほとり」は今日が一番感動した。1月2日の公演2日目に観劇した時から十分すぎるほど感動してましたが・・・。やっぱり菊田一夫さんの力は凄い!と改めて実感させられた。この名作を潤色した上田久美子さんの力もやっぱり凄い。「翼ある人びと」と「神々の土地〜ロマノフたちの黄昏〜」の2作は今でも何回観ても飽きない。七海ひろきさんの退団公演でした。新人公演主演の「薔薇に降る雨」は、宝塚でも、東京でも両方観劇しました。はっきり覚えてるのは、宝塚公演から東京公演での大幅なレベルアップ。初新人公演主演で緊張が大きくて宝塚大劇場では思ったように出来なかったのかも知れないけど、東京公演では驚くほど芝居も歌も良くなってて感動したのを覚えてます。 (この新人公演で急に天玲美音さんにどっぷりハマったのも懐かしい^^;)「薔薇に降る雨」の前にバウ公演「THE SECOND LIFE」で大きい役を演じて、この時にも七海ひろきさんの存在に注目しました。まだ、その前に七帆ひかるさん主演「UNDERSTUDY」で最下級生として出演してセリフもソロダンスもあったので、その時点で認識はしていました。今日も晴々とした笑顔で最後の場面を演じ、ショーの七海さんの場面でもスタイリッシュで、それでいて温かみのあるダンスと歌に感動しました。今日は凄い前の席だったので、何度も目の前で男役最後の勇姿を観ることができて良かった!紅ゆずるさんも退団発表。もうちょっとトップスターの姿を観ていたかったのが本音です。今日は、芝居のラスト辺りで声を飛ばしてしまったようで、かなり悔しそうでした。芝居最後の主題歌ソロは、「裏声を使ってラストは柔らかく歌う事にしたのか」と逆に東京で歌唱を変えたと思って感動してた。ショーのオープニングもいつもよりソフトな歌唱だとくらいにしか思ってなかった。退団発表しても尚、新たな歌唱法を会得したのか?と感心してたんだけど^^;ショーが進むにつれ、腹筋に力が入りづらいのかなと思ってましたが、声を飛ばしてしまったとは最後の挨拶を聞くまで分からなかった。何かの拍子で腹筋に力が入りにくくなると、声が弱くソフトになってしまう事があるので、てっきりそっちだと思ってた。「ANOTHER WORLD」の、あの膨大なセリフ量でも喉を壊す事なく演じきったのに、今回の「霧深きエルベのほとり」は感情が昂りすぎてコントロール出来なくなったって感じなのかも。観るたびに紅さんのカールへの集中力は強烈だったから…。それで毎回、こっちは感動して泣けるんだけど。でも、「霧深きエルベのほとり」・・・最高すぎます!綺咲愛里さんも紅さんと同時に退団してしまいます。かなり久しぶりに良いと思える娘役トップだったのに残念。紅さんとのコンビだからこそ、綺咲さんの良さが見えたのかも知れないけど。今日のマルギットの芝居も素晴らしかった。輝咲玲央さんは、星組の中で一番好きな男役さんですが、今日は目の前で何度も踊る場面があって、オペラグラスなしで表情もしっかり観る事が出来た。笑顔で踊ってる時とクールに踊ってる時のコントラストの差が好きです。芝居でのロンバルト役も大劇場の時よりもさらに人間の大きさ豊かさを感じさせられる芝居で感動しました。ひろ香祐さんのはち切れそうな笑顔で踊る姿も目の前で観る事ができて感動でした。毎回、書いてるかも知れないけど、ひろ香さんは舞台に立ってるのが心底楽しそうに見える。芝居してる時も歌ってる時も踊ってる時も。中でも踊ってる時のひろ香さんから発散してる楽しいオーラが凄い!ショーでのダークで激しいダンスソロ、今日も最高でした!礼真琴さんも文句なしに素晴らしい。歌声は当然ですが、芝居、ダンスともにテクニックも心もあるので、これからも礼さんに合う作品に巡り会える事を願う。トップになって似合わない作品を当てられるのは、一番勿体ないので・・・。瀬稀ゆりとさんもこの公演で退団してしまいます。92期は好きな人が特に多く、蘭乃はなさん、輝咲玲央さん、真風涼帆さん、百千糸さん、天真みちるさん、すみれ乃麗さん、透水さらささん、凛城きらさん、天咲千華さん、月映樹茉さん、真那春人さん、鳳月杏さん、天輝トニカさん・・・・。自分のブログに名前が出まくってる人ばかりです^^;今日の退団挨拶の時に同期から花は輝咲玲央さんが渡しました。次の本公演でトップコンビが退団してしまうのは寂しい限りですが、それまでの外箱公演も出来るだけ観に行こうかと思ってます。かなり久しぶりに東京宝塚劇場に行った。花組「エリザベート」の千秋楽以来かも。
2019年03月25日
美弥るりかさんの退団公演観て来ました。終演後、宝塚で終電ギリギリまで飲んでた・・・。その上、阪急電車が園田辺りでトラブルがあったとかで20分くらい遅れてた。帰って来たら1時過ぎ。日本酒とバーボン、結構な量飲んだのでいい感じに回ってる。芝居の「無限無双」は舞台装置が良かった!そして久しぶりにしっかりした書割観た気がした。観終わってから舞台装置が誰かなのかプログラムで確認してみると、國包洋子さんだった。國包さんの舞台は当たりハズレがある印象だけど、今回のは確実に当たり。どの場面も切り取り方が凄く良かった!大好きだったショー「RIO DE BRAVO!!」が、大劇場で初の舞台装置担当になったように記憶してる。それまでも装置助手で名前はよく出てました。「RIO DE BRAVO!!」は大胆な色使いとデザインで、それまでのラテンショーのイメージを一新したような印象がある。いまだに「RIO DE BRAVO!!」が好きなのは水夏希さんと彩吹真央さんが最高だったのがかなり大きいけど^^;宮本武蔵を観ながらずっと考えてた。珠城りょうさんと美弥るりかさんなら「花の若武者」の再演やれば良かったのにって考えながら観てた。牛若丸の美弥るりかさんと弁慶の珠城りょうさん。牛若丸の安奈淳さんと弁慶の鳳蘭さんが演じた名作です。この作品は自分が初めて宝塚歌劇を観た作品だったので印象にも強く残ってる。無理やり連れて行かれたので、幼過ぎて、その時はイヤイヤ観てましたが、後に安奈淳さんの可愛さや、鳳蘭さんの迫力を思い出してプログラムを見返したりしてた。鳳蘭さんと安奈淳さんの魅力を活かしきった作品だったように思う。その時のショーが「アラベスク」でした。サーカスをモチーフにしたショーで華やかでもあり、少し寂しさもありの内容だったように思う。美弥るりかさんが、安奈淳さん演じた夢見る王子ならバッチリはまる。いっそのこと「花の若武者/アラベスク」の2作品再演でも良かったような^^;この公演から新しい娘役トップになった!美園さくらさんってどんな人なのか、それまでにあまり印象になかった娘役ですが、歌声にも芝居にも嫌味がなくて好感持てた。ショーでのタイの民族衣装も異様に似合ってた。宮廷舞踊の先の尖った頭飾りも凄く似合ってて、タイの上流階級の女性のように見えた。ショー「クルンテープ」は、タイのみに焦点を当てたのは斬新でおもしろかった。格闘技が好きで「FIGHTING TV サムライ」には開設当時から加入してずっと観てます。今回のムエタイの場面、コメディになってたけど、本格的にマジなワイクルーとかに挑戦してほしかったように思った。柚希礼音さんがカポエラを真剣にやったようにムエタイの試合前の儀式のワイクルーを演じるタカラジェンヌが観てみたかった。最近、キックボクシングの試合でもワイクルーを本格的にやる選手は減ってきて、K-1でもタイのチャンピオンが出て来てもワイクルーしていないように思う。少し前のメインイベントでタイの151戦101勝してるムエタイチャンピオンが日本の38戦37勝の武尊にKOで負けるという見応えのある試合もありました。この前のK-1は武居由樹と木村“フィリップ”ミノルと武尊の強烈な強さを改めて目の当たりにした感じでした。武居由樹はデビュー当時の5年前から入場テーマ曲をQUEENにしてるので、ずっと応援してる選手。20代の選手なのにQUEENをチョイスするしぶさ。これが今のQUEENブームに乗っかっての選曲なら逆に嫌いになりそうだけど、5年前からだから。格闘技が各団体、再び盛り上がって来てうれしい限りです。K-1以外にも肘、首相撲ありルールのキックや、総合格闘技なんかも凄い盛り上がりです!関西での興行も増えてきて、久々に観に行こうかと思ってる。昨年の大阪のK-1はチケット取れなかったから、気合い入れて取らないと入れないかも。タイと言えばムエタイって所から格闘技の話になってしまったので・・・あとは、毎回そうだけど暁千星さんの可愛らしさと、その可愛さをぶっ飛ばすような実力の凄さに見惚れてしまってました。ダンスはもっとソロで踊ってほしいといつも思ってしまう。歌声も良いし、芝居も的確で華もある!暁千星さんが出てくると、完全にそこだけに目を奪われた。美弥るりかさんの退団公演なので、心なしか、客席は初日なのに重苦しい空気に感じた。全体的に拍手も手拍子も小さくて、一部のやや迷惑な異様な拍手だけが目立ってる感じ。あのびっくりするような不自然な拍手の人が近くにいるとちょっと地獄だけど、今回は周りにいなくて良かった^^; びっくりして飛び上がりそうになるから・・・美弥るりかさんが本当に凄いと思えたのは「グランドホテル」でのオットー役。ほぼ主演作品でした。涼風真世さんのイメージを壊す事なく、美弥るりかさんにしか作れないオットーを作ってた。涼風さんの「グランドホテル」は東京公演まで観に行くほどハマった作品だったので再演してほしいような、してほしくないような・・・って感じでした。初演と同じ役で汝鳥伶さんが出演しなかった時点で自分の中ではガッカリが大き過ぎたけど、美弥るりかさんのオットーは良かった!それだけが救い。そう!タイと言えばムエタイだけじゃなかった。タイ料理を忘れてはいけない!10年ほど前に一時期ハマりまくって、パクチーがないと満足できない状態になってた^^;ヤムウンセンならボール一杯食べられる自信ある。パクチー山盛り入れて・・・。昔はトムヤムクン派だったのに、最近は前は好きじゃなかったトムカーガイ派に変わって来た。(元々、クンは好きじゃないので、トムヤムガイにしてもらってたけど)ヤムウンセンもエビ抜き、ニンニクかなり少なめでって注文する^^;ニンニク別に無くてもいい。年とともにニンニクが苦手になってきた。次は久しぶりに東京宝塚劇場で観劇!紅ゆずるさんのカールが再び観られる!紅ゆずるさんの後、美弥るりかさんは星組に戻って短期間でもトップになっても良かったような…ボソッやっぱり星組の方が似合ってるように思う。
2019年03月16日
今日は花組公演「CASANOVA」を観劇してきました。明日海りおさんの圧倒的な華のある存在感と、柚香光さんの深くて濃い黒い役で作品全体を盛り上げてました。正直、そんなに好きじゃない作品ですが、明日海さん、柚香さん、鳳月杏さん、花野じゅりあさん等の役創りの頑張りから作品が少しでも良く感じられるような気がした。舞台装置や照明も特に印象に残るような場面はなく普通という印象しかない。2回目観劇して、より楽曲が全て凡作で良いと思える曲が1曲もなかったのも作品が好きになれなかった大きな要因かも知れない。初日に観た時の印象より悪くなってしまった。わざわざ海外の作曲家に頼むほどの曲の意味は1曲も感じられなかった。全て1960年代〜70年代前半の日本の歌謡曲の焼き回しのような在り来たりなメロディとアレンジ。座付の作曲家が作った方が100倍は良い曲が書けたんじゃないかと思う。曲の悪さで作品自体が勿体無い事になってるようにしか感じられなかった。アレンジも悪いな・・・。甲斐正人さんなら、何十倍も良い曲を書いたのではないかと思ってしまった。宝塚歌劇オリジナルで海外の作曲家に頼んだ作品で良かった曲は一曲もなかったと妙に納得してしまった。装置も二村さんとは思えない物に感じた。その分を補うように、キャストが頑張ってたのでいいけど。昔から何度も観てたフェリーニのカサノバの印象が強すぎたのもあって、イマイチ感が最後まで続く。宝塚歌劇であのフェリーニのカサノバを再現なんて絶対に無理なのは分かるけど。内容や曲の悪さはどうでもいいほどに、明日海りおさんと柚香光さんの美しさが圧巻で、それだけで良い作品なのだと思えば納得してしまえる。二人の並びは奇跡的だと思う。トップ、二番手の並びとしては最高です。花野じゅりあさんと瀬戸かずやさんのコンビも大人の美しさで、二人とも衣装も作品の世界にもハマってて似合ってる。曲の中で唯一マシに思えたのが鳳月杏さんのソロ曲。鳳月さんの歌唱の素晴らしさに助けられてるのかも分からないけど、曲自体に耳を傾けられる曲だった。鳳月さんが演じるコンデュルメル夫人は登場人物の中でダントツに一番好きな役です。それにしても明日海りおさんの華やかさとスター感は圧巻です。あの華やかさも明るさも憂いも明日海さんでしか表現出来ないんじゃないかと思えるほどでした。花野じゅりあさんはこの公演で退団してしまうけど、最後にはまり役に当たって良かった。終演後は午前3時半まで神戸で飲んでた。一軒目は初めて行く焼き鳥屋で小松菜の白和えがおいしくて3回もお代わり注文してしまった。菜の花のおひたし、鱈の白子湯引きが美味しかった。日本酒は種類も多く90分地酒飲み放題で1800円とかなりお得なコースがあった。1800円なんてすぐに元取れてしまうのは分かってた^^;二軒目はよく行くBarでずっと飲んでた。ここではバーボンをいろいろ飲んだ。花粉も本格的に飛び始めて、しばらく地獄の日々が続く。ここ最近、杉よりもヒノキに対する反応がきつくなって、ヒノキのピークが来るのが怖い。
2019年03月05日
ベルばらのイベント、2回目観てきました。今日は水夏希さん、汀夏子さん目当てでした。月曜日にも出演してた初風諄さん、榛名由梨さん、汝鳥伶さんは今日も出演。1976年雪組ベルサイユのばら 写真今日も汝鳥伶さんの芝居に一番感動しました。汝鳥さんの出番がもっと多ければ、もう少し回数観たかった。ブイエ将軍の時とメルシー伯爵、そして司会している時の変幻自在な汝鳥さんが最高でした。メルシー伯爵は月曜日の時の芝居の方が良かったけど、ブイエは今日の芝居の方がより悪そうで惹きつけられた。今回、汝鳥伶さんのソロ歌唱はないのですが、歌声も味があって凄く好きです。最近、あまり歌ってくれないので、ソロ歌のある芝居かショーに出て欲しい。汀夏子さんの歌を生で聴くのもかなり久しぶり。やっぱり出てきただけでスターに見えるオーラは凄い。つい最近、「港に浮いた青いトランク」のLPを聴いてて、まだまだ下級生の汀夏子さんの歌声を聴いてました。声に存在感があるので、すぐに汀さんの声が聞き分けられる。「♪俺は神戸の靴磨き シュラシュッシュッ シュラシュッシュッ シュラシュッシュッシュー どうでっか!靴磨こかぁー!」の歌を筆頭に研1でソロ歌とセリフも多く与えられた。牧美佐緒さんと二人で歌う感動的な曲「船に乗って遠くへ行きたい」でも研1とは思えない舞台度胸と言うか安定感が凄い。「港に浮いた青いトランク」も「霧深きエルベのほとり」のように再演してほしい。昭和30年代〜40年代の宝塚歌劇オリジナル作品に芝居もショーも超名作が溢れてるので、毎回同じような海外ミュージカルばかりやってないで、宝塚歌劇のオリジナル作品の名作をずっと上演してほしい。汀夏子さんと言えば「嵐の中の青春」は名曲だった。完全当て書き作品だったので「朝霧に消えた人」は、汀夏子さんの良い所が全面に出ていて素晴らしい作品だった。「丘の上のジョニー」は有名すぎて当然の事ながら最高でした。1976年雪組 販売写真水夏希さんは、そのまま大劇場でアンドレを演じてもまったく違和感なく演じられると思う。水さんも個性的な男役歌唱が宝塚歌劇らしくて、やっぱり惹かれる。芝居もダンスも歌声も好きだったので、もっと長くトップ男役として観ていたかった一人です。水夏希さんでないと出来ない男役芝居やダンスがあったので、他のいろんな作品で観たかった。今の水夏希さんも文句なしに素晴らしいのでいいのですが・・・。緒月遠麻さんの存在が今回のイベントの中でかなり大きかったかも。アランも良かったし、プロローグとフィナーレでも一番のトップスターのように感じた。緒月遠麻さんがこれまでに演じた役でダントツに最高なのは「ロジェ」のシュミット役。宙組に組替えしてからは、ロベルト・シューマンくらいしか印象に残る役がなかったので残念。「翼ある人びと」は作品自体が、あの頃の宙組作品の中では、ずば抜けて良かったから。「ロジェ」は再演してほしいけど、水夏希さん以外では考えられない・・・。初風諄さんはクラシカルで朗々と歌い上げるイメージが強いのですが、アップテンポでコミカルなナンバーでも、歌の上手さはずば抜けてました。マイ・フェア・レディのナンバー「Just You Wait ! 」の歌詞を変えて、コミカルに歌う曲とか最高です。ショー「タイム・マップ」から。「♪見てろ!いつかはきっと ブロードウェイの女王様だよ あたしの名前のネオンが 他の劇場に出ても知らない〜・・・」とオーディションに落ちた怒りを歌ってます。「タイム・マップ」には、初風諄さんと並ぶ超歌唱力の持ち主、笹潤子さんも出てました。その時に歌った笹潤子さんの「夜の抒情詩」は素晴らしすぎる!笹潤子さんは、声楽的な歌よりもJAZZやBluesを歌わせると、後にも先にもタカラジェンヌでは右に出るものはいないと思う。娘役では、笹潤子さん、初風諄さん、加茂さくらさん、八汐路まりさん、美穂圭子さんの5人のレベルが最上級だと思ってる。銀あけみさん、高宮沙千さん、朱未知瑠さん、透水さらささんもそれに近いほど素晴らしい歌声だと思う。此花いの莉さん、舞咲りんさん、音乃いづみさん、和音美桜さんの歌声は個人的には凄く好きです。それ以外の娘役は歌の上手さにはそれほど特に差がないように思える。みんなそれぞれに上手いからいいんだけど。歌の上手さって、宝塚歌劇にはそんなに重要視してないけど、超絶に上手い人の歌ならずっと聴いていたいとは思う。今ならずっと聴いていたい娘役は美穂圭子さんだけかな。1979年「オールマン・リバー」名場面鳳蘭さん、汀夏子さん、榛名由梨さん、安奈淳さんのセーラー服姿上の4人が揃ってるフィナーレポスター。下手側に安奈淳さん、榛名由梨さんがいます。退団LPの特典に付いてたサイン
2019年02月21日
「ベルサイユのばら 45」を観て来ました。終演後は東北料理専門の居酒屋で秋田の地酒などゆっくり呑んでました。酒のあては、生からすみが今日の一番でした。宝塚歌劇のイベント物ってたいがいバタバタのやっつけ仕事でおもしろくない事が多いのですが、今回のは、第一部だけで満足してしまうほどのボリュームでした。今日は、一路真輝さん、安奈淳さん、榛名由梨さん、初風諄さん目当てでチケット取ったけど、全体的になかなか良かったと思う。汝鳥伶さんが司会なのも知らなかったので、凄い得した気分。その上、ブイエ将軍とメルシー伯爵を演じるのが観られて最高だった。汝鳥伶さんの存在感と芝居力が凄くて、今日、一番感動したし圧倒されました。ジャルジェ将軍も観たかった。練兵場の場面で「アンドレ、お前がついていながらオスカルにこんな事をさせて、この責任はお前にもあるぞ」から「このジェローデル少佐は身分といい家柄といい、お前に最も相応しい相手だ、それにジェローデル少佐はお前を心から愛している」の汝鳥さん演じるジャルジェ将軍が観たかった。「グランドホテル」の再演で汝鳥さんのオッテルンシュラーグが観られなかったのが、強烈に残念だったけど、今回2役観る事ができて良かった。次に「グランドホテル」の再演があれば、汝鳥伶さんのオッテルンシュラーグを再び観たい!今日は汝鳥伶さんの司会と2役演じた事で大満足でした。1975年花組ベルばら2のスチール安奈淳さんの生の歌声を久しぶりに聴けて感動でした。榛名由梨さんと安奈淳さんのベルばら2も劇場で観ましたが、ベルばらよりも安奈淳さんに関してはショーの中でのナンバーや和物芝居のナンバーに聴きたい曲が多い。今、頭にまず浮かんだのは「ビューティフル・ピープル」の中で歌った「ロンリーレディ」!めちゃくちゃカッコ良かったのを思い出した。その前のナンバー「フューネラル・フォー・フレンド」もプログレッシブなナンバーで安奈淳さんの歌声が最高だった。たしかこの曲の歌詞に「愛の巡礼」って言葉が出てくる。「ラ・ラ・ファンタシーク」のナンバー「ひとり星の上で」もまた聴きたい。「ベニ・ベニ・シー」もコミカルで可愛い曲で生で聴いてみたかった。1975年花組スチール榛名由梨さんで一番好きな作品は「隼別王子の叛乱」と「永遠物語」です。5年前にバウホールで再演した「永遠物語」は本当に最高でした。また、再演してほしい作品です。「わが愛しのマリアンヌ」と「ボーイ・ミーツ・ガール」の2本立ても楽しい作品で好きでした。ベルサイユのばらのイメージより日本物の芝居が凄かった印象が強い。中大兄皇子も素晴らしかったし。「あしびきの山の雫に」に関しては、作品自体が何となく焼き回し的で勿体無い感じがした。1975年花組ポストカード初風諄さんは、国宝級の素晴らしい歌声でした。エトワールの伸びやかな歌声は喜寿とは思えない。声量も豊かで鳥肌でした。よくブログで書いてる畠山みどりさんは初風諄さんの2歳上ですが、畠山さんも2時間のステージで20曲以上歌い上げる凄さ。発声練習を欠かせずに今でも努力しているから二人とも歌い続けていられるのだと思う。一路真輝さんは今日も最高の歌声でした。平成ベルばら雪組トークもおもしろかった。平成ベルばらの一路さんのオスカルはチケット取りにくかったけど、4回観に行けた。4回のうち、3回が2階席だった。バウ初主演「黒いチューリップ」の頃からオスカルに通じる気品と気高さを舞台上では自然と持ち合わせていたように思う。舞台が終わり、役が抜けて素のトークのずっこけぶりとの落差が最高です。緒月遠麻さんのアランも凄く良かった。第一部のオープニングから緒月さんは大活躍で、出番も多くうれしかった。湖月わたるさんも朝海ひかるさん、白羽ゆりさんも現役のような立ち姿の美しさに感動でした。1975年花組 販売舞台写真1975年花組 販売舞台写真1975年花組スチール1975年花組スチール1975年花組四つ切り今日のパンフレット。豪華すぎて重い^^;今日は1975年花組公演の写真ばかりになってしまった。今日は安奈淳さんと榛名由梨さん揃って出演してたので・・・。
2019年02月19日
花組公演の初日に行ってきました。昨日はバウホールで「パパ・アイ・ラブ・ユー」を観劇して2日連続の宝塚歌劇観劇は久しぶりです。終演後は、この前見つけたフグのヒレ酒が絶品だった居酒屋で、ゆっくりと飲んでました。花組を観るのは「蘭陵王 -美しすぎる武将-」以来です。「CASANOVA」と聞くと、1976年製作のフェリーニの「CASANOVA」の印象が強すぎて、あの強烈なイメージを払拭して宝塚版を観る事ができるのか、少し不安でしたが、宝塚歌劇らしく健全で柔らかい笑いに変えてた「CASANOVA」もなかなか良かった。美しすぎる明日海りおさんありきの公演です。トップが明日海りおさんでなければ、役の説得力は半減してしまうかも。明日海さんと言えば、終演後の挨拶も楽しみです。久しぶりに花組の初日を観る事ができたので、天然パワー炸裂のめちゃくちゃ可愛い明日海りおさんの挨拶を聞く事ができました。初日の挨拶で「今日の朝までずっと必死こいて・・・」客席は笑いまくりなのに明日海さん本人は何でみんなが笑ってるのかわかっていない不思議な表情^^;凄い可愛かった。「必死こいて」はスカイステージのニュースで流すのかどうか興味ある^^挨拶は天然ですが、役に入ってる明日海さんのトップスターのオーラは強烈でした。自分の持ってるカサノバのイメージとはまったく違うけど、「これがカサノバだ!」と思い込まされてしまうほどの説得力のある役創りと美貌でした。柚香光さんの黒い役は、やっぱり最高です。表情や表現力や歌声も役に入り込んで素晴らしかった。柚香光さんも明日海りおさんに負けないほどのスターのオーラがあるので、二人並ぶと最強になってしまう^^;少しだけ緩く笑わせるような場面もありましたが、切り替えの上手さで爆笑になってた。今回、その二人の次にインパクト大で芝居、歌の上手さに感動したのが鳳月杏さんです。妖艶な悪女の役です。歌声も娘役のソプラノを軽々と出していて鳥肌でした。歌だけならそんなに感動もしないけど、役創りが特に素晴らしかった。出てくる度にワクワクできて即オペラグラスで表情を見逃さすまいと観てしまった。花野じゅりあさんが今回で退団してしまうのが残念。もっと濃い役をいろいろ観たかったのに。今回の役は正統派な可愛い役で、最後がこの役なのも違和感なく似合ってて良かった。羽立光来さんはゴンドラの船頭さんの役。短いけどソロ歌もあり、ミュージカルごっこしてるような場面もあり、存在感を出せてて良かった。もうちょっと歌を聴きたいけど。瀬戸かずやさんは「蘭陵王」の時の強烈なキャラのイメージを拭い去って正統派男役に戻った?それまでの濃くてワイルドな役ではなくて、結構コミカルな芝居が多い役でしたが、やっぱり瀬戸かずやさんは立ち姿が美しい。仙名彩世さんもこの公演で退団してしまいます。今回の役もよく似合ってて娘役トップになってからの役だったら一番良かったかも。水美舞斗さんは、今回カッコ良さのオーラは消してしっかりと芝居に専念するような役。明日海りおさんと一緒に出てる時間が一番長い役でした。舞台装置はプロジェクションマッピングをうまく使って場面の雰囲気を作ってました。「Carnevale 睡夢」を思い出させるような場面が多くて、観ながら「Carnevale 睡夢」をまた観たくなった。音楽は昭和歌謡曲のような主題歌も懐かしい感じで良かった。全編、70〜80年代歌謡曲調の印象だった。特に凄く良いって曲はこれといってなかった。それにしても明日海りおさんは全てにおいて凄いと改めて実感した公演でした。羽立光来さんのスチールは芝居の小道具を持って歌ってる珍しいパターン。これは、本番で使ってた物ではないと思うけど・・・開演前にこの写真見た時は、最初、ホウキかモップを持って歌ってるのかと思った^^;
2019年02月09日
轟悠さん主演のバウコメディ「パパ・アイ・ラブ・ユー」を観劇してきました。2011年の「おかしな二人」以降の轟さん主演のバウホール公演は、どれもクオリティが異常に高い公演ばかりです(双頭の鷲だけ観れていませんが)。轟さん主演のドラマシティ公演もどの作品も満足できる物ばかりでした。バウ公演ならダントツに「オイディプス王」が最高でしたが、それ以外のコメディ作品もどれも大満足の公演ばかりでした。ドラマシティ公演ならダントツに「ドクトル・ジバゴ」が好きです。今回も若手が多くキャスティングされていて、大丈夫か?と配役発表の時には思いましたが、全員、クオリティの高い的確な芝居で驚きました。轟さんや悠真倫さんとがっつりと芝居出来る事なんか、そうそうないので、若手全員の士気が凄く上がって、各自、今出来る事以上の力が出せてしまってるような、そんな舞台でした。この公演での経験がこの先の舞台人として、確実に良い影響を与えると思う。この作品のストーリーは大まかには知っていましたが、予想以上に引き込まれてしまいました。キャスト全員、この公演に全てを賭けてるように思えて、清々しい気分になれた。轟悠さんは当然の事ながら、安定した芝居と華のある存在感で、この難しい役を自然体のままこなしてしまってるのが凄かった。(キャスト全員難しい役ですが…)男役として、これまでに見せなかったような芝居にも挑戦してて、ベテラン男役なのにチャレンジ精神は年々増してるようにも思えた。「神家の七人」の時の、かなりいっちゃってる芝居も完璧で、あの時も凄い事やってるなと思いましたが、今回はまだそれ以上の崩し方で観客を惹きつけてた。悠真倫さんの今回の役は、とにかくビジュアルの凄さにまず目がいきますが、ヒューバートと言う役の人柄の素晴らしさを、何の違和感もイヤミもなく自然に感じさせてて、流石だなと見惚れてました。コメディの濃い役も、シリアスな濃い役も演じ幅は自由自在なので、毎回、悠真さんが出てる公演は楽しみが多い。愛白もあさんのイメージが・・・・・^^;最高でした!こんな強烈なキャラを無理してるように感じさせずに、演じてしまう愛白さんの見方が完全に良いように変わった。宝塚娘役のギリギリセーフな所の綱渡り状態の芝居。大劇場公演なら確実にアウト^^;この公演を機に、凄いことになっていきそうな娘役さんです。美月悠さんのこんなに存在感のある役を観るのは初めてでした。ずっと怒ってる役なんて、これから先、演じることないと思うし、そんな役を与えられた事も貴重な経験になると思う。怒ってるイライラ感がかなりリアルに感じられて素晴らしかった。桜音れいさんはエリザベートのヘレネ役のイメージがありますが、正統派娘役の印象でした。が、桜音さんも小劇場公演だから出来る、宝塚娘役ギリギリの綱渡り演技でした。絶対にありえないナースを楽しそうに演じてて(実際必死だと思うけど)、作品の華の一つでした。今回、この公演に出演したキャストは全員、イメージが良いように変わりました。星月梨旺さんは女役に挑戦でした。それもかなり癖の強い婦長さん。芝居が上手いなと感心して観てました。笑いの間も素晴らしかった。実羚淳さんは警官役でした。この役もかなり重要です。ポーカーフェースの芝居と感情を見せる芝居の落差も見事でした。この病院で起こる出来事に一番振り回されてファンタジーの世界に迷い込んだように訳がわからないままに舞台が終わる。演じ甲斐のある役だと思う。留依薪世さんは「WEST SIDE STORY」のアクション役で印象に強く残った男役さん。それまでも、演技力を要する役が多く付いてて芝居の上手さが認められてた感じです。今回のレズリー役は凄かった。狂気から軟弱で優しい若者まで、気持ちの移り変わりにまったく違和感を感じなかった。これから留依薪世さんの進化を観ていくのが楽しみになった。遥羽ららさんの演じるローズマリーは、今回唯一まともな人と言ってもいいほどに周りの人が全ておかしい。ま、最後にはローズマリーも完全なまともな人ではない事がわかるけど…。どんどん異常な状況になってる中、一人、正統派娘役の演技をし続けるおかしさも良かった。澄風なぎさんは99期生でかなり若手なのに、車椅子を自由自在に乗りこなすお爺さんの役。その上、認知症でアル中^^;周りの人間の言葉にいちいち反応するとぼけた芝居や、可愛さを感じさせる芝居も凄い稽古して練ったんだろうなと感動した。存在がおもしろかった。天瀬はつひさんは名前と顔が一致しなかったけど、今回でしっかり認識した。天瀬さんも同じ99期生ですが、悠真倫さん演じるヒューバートのお母さん役です。お母さんと言っても、もうかなり年を重ねたおばあさん的な存在。老け役も柔らかさがしっかり出てて凄く良かった。真名瀬みらさんは今回の公演の中で最下級生。これから、いろいろと頭角を現していく男役さんになりそうな予感。次の「オーシャンズ11」の新人公演でどの役が付くのか、ちょっと楽しみです。久しぶりにキャスト全員の感想を書いてしまった^^;出演人数が少ないと、一人一人の個性がはっきりわかって良い面が多い。演じる側も責任感がさらに強くなるし。少人数ストレートプレイのバウ公演もっと増やしてほしい。
2019年02月08日
昨日は星組公演を観劇。終演後、友人と朝の5時まで飲んでたので今日はぐったりでした^^;昨夜は飲み屋4軒はしご。居酒屋3軒と最後にBarで飲んでた。昨日は13時公演。客席の熱気は1月2日に最初に観た時よりも確実に凄くなってる。月曜なのに立ち見もぎっしりで芝居もショーも盛り上がっていました。紅ゆずるさんの芝居には今回も何箇所も泣かされた。自由自在に感情を表現して、確実に観客へ伝えてくる芝居力は素晴らしいの一言。紅さんのカールに合わせるようにマルギットを演じる綺咲愛里さんの芝居も的確で久しぶりの本当に息の合ったトップコンビに思えて感動がさらに大きくなる。礼真琴さんの安定した芝居と歌唱もより魅力的になっていた。今回の公演、星組全員が役になりきってて誰を切り抜いて観たとしてもまったく違和感がない。「ANOTHER WORLD」の時も毎回、最高に感動させられたけど、今回も「ANOTHER WORLD」に負けないほどの観劇後の充実感があります。「霧深きエルベのほとり」と言う作品は、宝塚歌劇にとって本物の財産です。菊田一夫さんの書き下ろしなんて他のどんな海外ミュージカルよりも凄い事だと思うし、作品自体も日本人の心に響くような感情のやりとりに溢れてて大満足の公演です。この公演は東京公演も観に行く事にしました。舞台写真も発売されてて、いろいろ買ってきた。
2019年01月22日
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