2005年01月26日
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1月26日の日 記 懐かしき場所 2





エントランスが総大理石で吹き抜けになっている。

そして、天窓から注ぐ、太陽の光

あいにく、この日は雨だったので明るさは半減だったが…

エントランスエントランス


まず、最初に目につくのはロダンの彫刻

“カレーの市民“と言う六体一組の彫刻の一つだ。


ロダンの彫刻で有名な“考える人”もこの“カレーの市民”も

超大作『地獄の門』の一部分なのだ。



彫刻は油絵と違い、世界中に同じ物が何体かある。

この“カレーの市民"も西洋美術館にも静岡県立美術館にもあり、

もちろん、本体、『地獄の門』もフランスやアメリカにある。



ブロンズ作品は型さえあれば、

版画同様、同じ作品がコピーできる。

だが、版画と違い、100枚単位と言う訳には行かない。

せいぜい、10体が限度だ。

型に石膏やブロンズを流していくうちに

角が取れ、丸くなっていくからだ。




ここで少し、この彫刻について


カレー市の依頼で「カレーの市民」の記念像制作の依頼を受け、
ロダンは承諾し、製作を始める。

カレーの市民とは、1347年イギリスのエドワード3世が

百年戦争のおり、フランスのカレーを包囲した際に、

王からの提案に応じて人質となり街を護った

6人の市民のことだ。

カレーの市民カレーの市民



それに先立ち、フランス政府から、地獄の門の制作を

依頼されていたロダン。

いつしか、この作品に没頭するあまり、デザインの変更や

納入時期の引き延ばしなどから、最終的には

政府との契約を破棄し、

ついに未完のまま、ロダンは亡くなってしまう。



カレーの市民はいつしか、地獄の門の中に組み込まれていた…



てな、具合で私はお客様をまず、

このエントランスホールでお迎えして

この彫刻を手始めに、美術館を案内していく

ボランティアガイドだった。














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Last updated  2005年01月27日 00時00分18秒
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あばかん @ Re:やっと、退院できました。(03/26) お元気ですか?お忙しいことはいいことだ…
みみ@ ロバートおおおお あたしわロバートの秋山サン大好きですう…
あみたん☆ @ Re:やっと、退院できました。(03/26) こんばんわ~ お久しぶりです。 実はう…
K’s Apple @ やっと、退院できました。 こんばんは。入院されていたんですね。ず…
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