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児童向けファンタジーの安定のシリーズ〈こそあどの森の物語〉の11巻を読んだ。○ストーリー〈こそあどの森〉の少年・スキッパーは,近くに住むふたごの少女に誘われて森の川をさかのぼる。3人がたどりついた場所で目にしたものは?そしてそこに隠されていたものは?-----------「トリオトコのワルツ」と「ふしぎなカヌー」の2つの中編で構成されている。2つの中編はほぼ同時期に進行していて,ある1週間に〈こそあどの森〉で起きた別々の物語というところだ。「トリオトコ」の方は,足を怪我した作家のトワイエ氏とスキッパーの交流を描いている。ただでさえ2人とも大人しい方で,トワイエは歩けないという状況だ。結果的に,2人の想像の世界以外では,ひじょうに静かな物語になっている。「カヌー」の方は,〈こそあどの森〉で一番騒がしいふたごの少女が登場する。川の上流から流れ着いたカヌーを2人が見つけ,その出所を調べるために,スキッパーを巻き込んで探検をする。後半はにぎやかな物語になっている。-----------シリーズ通じて,主人公はスキッパーという少年だ。本来は学者の里親と2人で暮らしているのだが,この人物がほとんど旅行に出ているので,実質1人暮らしをしている。そのため,第1巻で登場した際には,本好きだけど人見知りがあって,ほとんど他人と口をきかない,というキャラだった。巻を追うごとにスキッパーと,森の住人たちの交流は増え,この特色は薄まりつつあった。今回の作品では,それほど不思議な事件は起きず,代わりにスキッパーの心の動きを描いている。そのため,無口で付き合いが下手という設定がだいぶ戻っている。懐かしい。-----------このシリーズは,〈こそあどの森〉に住んでいる,スキッパーとふたごの子供3人と,トワイエ氏など大人5人が,いわゆるレギュラーの登場人物だが,ほぼ毎回ゲスト的な人物も登場する。また中にはスケールの大きな冒険になっている巻もある。それらと比べると,今回は中編が2つ,また登場人物もいつもの人々だけ,ということで小粒なのだが,バランスよくまとまっていて,「これが〈こそあどの森〉だよな」という満足感はあった。-----------10巻という大台を超え,今後どのように展開されるのかが心配だったが,作者の回答は「これまでどおり」ということのようだ。また次の巻が出るまで1年以上待たされるのだろうけど,気長に楽しみに待つことにする。
2014.01.31
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1時間かけて書いた記事が一瞬で消えた。リカバリーも失敗。やる気なくすなあ。フツーにテキスト入力だけしているのに・・・涙
2014.01.30
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首都圏で電車で通勤しているので,否応なくトラブルに巻き込まれる。それがイヤというのも理由のひとつで,早朝に出勤しているが,帰宅はなかなか人ごみを避けるということは出来ない。嫌な目にそれほど遭わずにしばらくいたが,押したからという電車の中ではどうにも避けられない理由でひどく罵倒された,それも年配の女性に。まあ,痴漢だと虚言吐かれて警察沙汰にならなかったのを良しとすべきなんだろうなあ。こういう事を,多少マイルドにして愚痴ることが出来るのも,夜,プライベートで飲みに行っている仲間がいるから。今の時代,男性の方がストレス溜まるんじゃないかと思う。まあ,ホント涙だよな。
2014.01.29
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伊坂幸太郎の連作短編集「死神の精度」の続編で,しかも長編だ。これは読まずにはいられない。○ストーリー作家の山之辺遼と妻の美樹は,彼らの小学生の娘を殺した疑いがかけられている容疑者の男・本城に対して復讐を決意する。だが彼が潜んでいるホテルの部屋を突き止め,拉致する寸前に,本城に逃げられてしまう。本城の狡猾な反撃に遭いつつも,徐々に彼を追い詰める山之辺夫婦を手伝うのは,死神の千葉だった?!------------この物語のテーマは,〈良心を持たない怪物的な人間〉との対峙だ。怪物を倒すには,人は自分も怪物にならなければいけないのか?不寛容な人間に対しては,寛容な人間も不寛容にならなければいけないのか?これは恐ろしく重いテーマなので,そのためか伊坂幸太郎作品としては,冒頭の部分の重苦しさと読みにくさはかつてなかったレベルだと思う。------------前作「死神の精度」で展開された設定とは,死神は調査対象の人物に7日間張り付き,その人が早死にをしても良いかどうかの判断をする,というものだ。この作品の死神・千葉は,作家・山之辺を調査対象としている。一方で,千葉の同僚の香川は,怪物・本城を調査しおり,読者はどちらか1人が7日の後に死ぬ運命に違いないと類推する。物語は,プロローグとエピローグに挟まれた〈Day 1〉から〈Day 7〉で構成されているが,本城が先手先手と動き回り,山之辺は翻弄されっぱなしだ。それ以外にも,読者にはある情報がもたらされ,山之辺の敗色が濃厚な中で物語は展開される。------------以外にも沈うつに始まった物語は,死神・千葉の登場で,がらりと空気が変わる。千葉は,死神としてはひじょうに生真面目に仕事をするが,人間ではないので本当は感情は無く,また千年間も人間界で調査を続けている。彼が調査対象の山之辺に近付くために,フツーの人間の振りをするのだが,どうしてもトンチンカンな言動をする。だが生真面目さゆえに不思議な誠意があり,山之辺の妻・美樹に,そして山之辺本人にも信頼されるようになり,そして2人のささくれだった気持ちをほぐしてゆく。本来,傍観者として調査をすべき死神が,ここまで山之辺夫婦を勇気づけ,そして手助けをすることは,だいぶ設定を逸脱しているように思う。キャラクターとしては,ひじょうに面白いし,最後の方は,千葉の行動原理がよく分からないんだよね。また,素人の夫婦が怪物的な人間と戦うには,結局,死神のような人間を超えた存在に頼らないとならない,という展開には,ちょっと不満を禁じ得ない。親切な死神には出逢うことは無いだろうけど,怪物的な人間は実在し,そこそこ頻繁に出逢えるのだから。------------もう1つの欠点は,本城のキャラの掘り下げが不足なことだ。山之辺夫妻の娘を殺害したことは間違いがないようだし,ラストにこれまた憎たらしい計画を企ているのだけれど,途中の細かい策略が,どうも行き当たりばったりで,ワケが分からない。留置所にいながら,これらの計画を準備していたと考えると,なかなかスゴイことなのだけれど,途中で山之辺が激昂して別の行動を取ってしまっていたら,ラストの計画が実現できない。それはそれで困ってしまう。もう一回り上の策士として描くべきだったんじゃないだろうか?------------とは言え,やはり以前の作風に近付いている伊坂幸太郎の作品は読みやすい。この作品から死神・千葉を除くと,暗いだけの復讐譚になるのだろうけど,千葉の存在のおかげで,主人公の山之辺夫妻と読者の我々も大きく救われている。相変わらずの変化球だけど,終わってみればきちんとストライクでミットに収まっているというところだろうか?------------もちろんオススメだ。
2014.01.28
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ユアン・マクレガー主演の不思議な映画を観た。○ストーリー新聞記者のボブは,かつて米軍の超能力部隊に所属し,にらむだけでヤギの心臓を止めて殺した,と言う伝説を持つ男・リン・キャシディと出会う。彼は70年代から80年代にかけて米軍に実在したという〈新地球軍〉という部隊のエースだった。ボブはリンのいかれたような話を聞き,徐々にその存在を信じるようになるのだが・・・------------ユアン・マクレガー主演,ジョージ・クルーニー助演という,超豪華なキャスティングなのに,ふざけたような哀愁があるような安っぽいような不思議な90分の映画として仕上がっている。そもそも伝説の部隊の人々も,そして映画の製作者も,超能力を信じているのか,詐欺と考えているのか,ハッキリとしない。最後までノンフィクションなのか,コメディなのか,迷わせられ,そして考えさせられる映画だった。------------それにしても70年代からのニューエイジ思想が,軍隊の中にまで浸透しているとは驚いた。「ロシアでは研究している」と伝えられると,負けないためにどんどん予算が付くと言う話はいかにもだ。こうした思想を古いものと馬鹿にするのは簡単だが,ジョギング,嫌煙活動,ベジタリアン食,スローライフ,捕鯨やイルカ漁への弾圧,と現代の社会事情の背景にこれが脈々と生き続けていることを忘れてはいけない。きっとしばらく未来になれば,今,我々が大真面目にやっている色んなことが「あの頃のあいつらって,○○が××になると信じてたんだぜ」って,馬鹿にされるに違いない。------------「ジェダイになれ」と,やたら『スターウォーズ』からの引用が繰り返される。それを聞いて苦笑しているのが,実際にオビ・ワン・ケノービを演じたユアン・マクレガーというのが,また凝った設定だ。とにかく最後まで振り回されること間違いない。
2014.01.27
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前回の記事が手抜きだったので,一項目追記して書き直し。『なぞの転校生』:高校生の広一は,マンションの隣室に引っ越してきた不思議な少年・ノリオと友人になる。普通に見えるノリオだが,言葉や行動が少しずつおかしかった。そして翌日,彼は広一のクラスに転校生として現れた。・・・眉村卓の有名なSF小説が原作で,〈NHK少年ドラマシリーズ〉のイメージが強い。それのリメークなのだが,テレビ東京の放映だったのに驚いた。でも出来上がりは・・・NHK風。(笑)「軍師官兵衛」:信長,秀吉に仕え,家康に怖れられた武将・黒田勘兵衛。彼は戦国時代をどのように生き抜いたのか?・・・岡田准一主演のNHK大河ドラマだ。久々に戦国武将を主人公にした作品で,大河ドラマの本流と言える。けれどもどうも評判が悪い。世の中の時代劇のイメージと,NHKの「考証に基づいてやたら画面はリアル,けれども考証を無視して女性が大活躍する」という現代の大河ドラマのポリシー(?)にズレがあるんじゃないだろうか?「S 最後の警官」:目の前で幼馴染の両親を銃撃され,何も出来なかった少年は,人々を守るために警察官になる。そして彼は新しい特殊部隊〈NSP〉の突入担当となるのだった。・・・主人公を演じるムカイリのおバカスポーツマンが,けっこうはまり役だと思う。合コンに一緒に出席したりして,すぐにSATの蘇我と仲良くなると思ったら,まだまだ時間がかかるみたい。でもどうせ親友になるんでしょ?え?チガウ??「隠蔽捜査」:警察庁のキャリアである竜崎は,ある連続殺人事件の発生パターンから,恐ろしい事実を類推する。さが警察組織は,そのことを隠蔽しようとしていた。・・・どんな展開になるかと思っていたら,第2話で完結してしまった!!シリーズ小説の1冊分を2話で片付けるって,日本のドラマとしては異例のスピードだ。第1話は,おそらく「1時間ドラマの中で,『キャリア官僚』という言葉を最も多用した世界記録」を持っていると思うが,第2話ではぐっと少なくなっていた。もうやめようかと思っていたけど,キャストが渋いのでたぶん観続ける。
2014.01.26
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アメコミヒーローのキング・スーパーマンのリブート映画を観た。○ストーリー崩壊する惑星〈クリプトン〉から宇宙船で避難し,地球に送り込まれた赤ん坊は,クラーク・ケントとして青年に育った。自分の超人的な能力をどのように使ったら良いのか分からない彼は,放浪の旅に出る。だが〈クリプトン〉の生き残りであるゾッドたちが現れ,地球を改造してここを第2の〈クリプトン〉にすることを宣言した時,クラークは地球を守るために立ち上がる・・・スーパーマンとして。-------------これまで「明るいスーパーマン」と「陰のあるバットマン」が,DCコミック社の2大看板ということになっていたのに,この映画は「陰のあるスーパーマン」が描かれている。幼少期から超人的なチカラを持っているが,地球での両親からそれを人前でふるってしまうことを強く禁じられており,逆に小学校,中学校でイジメに遭う。学校を卒業すると,「自分探し」のために遠洋漁業,街道沿いの食堂,発掘現場などでバイトをする生活・・・そんなスーパーマンって・・・?あと,リブート第1作から同じ〈クリプトン〉人としての能力を持つゾッドたちが悪役として登場したので,やたらと苦戦をする。「ぬううう」とか「うぉおおお」とか咆哮しながら,顔をゆがめるスーパーマン・・・?------------スーパーマン/クラーク・ケントを演じている俳優は,ヘンリー・カヴィルという人だが,なんだかオッサンだ。ヒゲ面でバイト生活をしているのは似合っているんだけど,正義の味方だと言われると,ちょっとすぐには信用できないビミョーな顔だ。また185cmの身長のワリにスマートに見えない。筋肉がリアルについていて,胸だけじゃなくて太もももパンパンになっているのが良くないんだと思う。------------これも全て,『ダークナイト』3部作の監督クリストファー・ノーランが,この作品の原案&プロデューサーを務めているかららしい。たしかに,「陰のあるバットマン」は設定どおりだし,今の時代に映画化するに当たっては,それを強調する方向は正しいとは思う。けれども,「明るいスーパーマン」を,その解釈で語るのは,なんだか理解が出来なかった。マーベル・コミックの『アヴェンジャーズ』が当たったのは,様々なカラーのヒーローが最終的には協力して戦隊として戦うからだと思う。この作品から,DCコミック版の〈vsもの〉『スーパーマンvsバットマン』や,〈戦隊もの〉『ジャスティス・リーグ』の企画が始まっているようだけど,暗い色と暗い色の組み合わせってちっともワクワクしない。その前に,『ワンダーウーマン』をアイドルで映画化しておくとか,もう1つ別のカラーの要素がないと,なかなか難しいような気がしてならない。------------とは言え,コミック作品を一流の監督と俳優で作品化し続けるアメリカの映画界には脱帽だ。今回の作品も,超人同士のバトルアクションの映像,一定周期で都市の破壊が広がっていく恐怖の表現など,観たことのない素晴らしい映像が盛り込まれていた。まあ,日本でこれをやろうとすると,スカスカなものになってしまうので,アニメやマンガなどのお家芸に専念すべきなんだろうなあ。------------アメリカらしくないアメコミ映画だった。
2014.01.25
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もう2週間ほど家のPCからネットがつながらない。家では,まず光回線のモデムがあり,その次に無線ルーターを介して,各機器がつながれている。共有のPCだけは一番最初からあるので有線だけど,僕の部屋のノートPCをはじめ,スマホ,ゲーム機器などは無線Wifiでインターネットにつないでいる。しばらく前に共有PCがネットにつながらなくなった。それでもWifiではつながるので,「PCの調子が悪いんだよな」と思って,文句を言われても放っておいた(汗)。でもいつの間にか無線Wifiからもネットにつながらなくなり,さすがに自分も苦労するようになる。スマホは電話回線でネットにつながるから,ウェブブラウジング程度であれば困らないけど,この〈楽天ブログ〉の入力は,さすがにスマホからはつらい。個人によって差があるんだろうけど,僕なんかはキーボードでの入力が圧倒的に早い。スマホに外付けキーボードを認証させて,そこから入力することを1週間ほど続けたが,画面が狭いのと,スマホ版のソフトの能力の関係で,ひじょうに効率が悪い。苦労を重ねて書いた文章が消えたりもするので,くじけそうになる。先週の土日に光回線モデムの再セットアップにチャレンジしたが失敗・・・一応,モデムの設定画面を直接呼び出して,プロバイダーのID,パスワードをはじめ,接続設定を入れたんだけどダメ。だいぶ自信をなくす。けれども今日になって,不思議なことに無線LANは復活した。ネットにはつながっているのは確実なのに,共有PCはつながらない。それだけを使う姉からは大不評なままだ。困った。なんとか次の週末には直さないと・・・(涙)
2014.01.24
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僕には人生の師匠と呼べる人がいて,その人と何年も飲み続けている。先方が同僚だった頃は週に数回ご一緒していたが,今は週に一度木曜日に会って飲む。他にもこの人を慕っている連中がいるけど,毎回参加するのは,僕ともう1人なので合計3人となる。会社を定時で上がって6時半から飲み始め,9時前には切り上げるので,時間としては長くない。たまたま昨年の秋から,木曜日の午前中に大事な会議が入っている。それを終えて,夜の飲み会に出ると,「ああ,今週も終わったなあ~」という気分になる。もちろんホントは金曜日があるけどね。------------さて,そうしたノンビリした気分になり,伊坂幸太郎の新作を読みながら,帰りの電車に幸せに乗っていた。あと1駅で家だ,というホッとした状態。それが前の駅で急に足止めをくらってしまった。「お客様が線路内に立ち入ったため」というアナウンスがあり,「運転再開は分からない」とのこと。前の駅と言っても急行での話しなので,各駅だと3つ前の駅だから,歩くにはちょっとある。乗っていた電車が急に回送に変わり,下ろされてしまい,わびしくホームで待つこと30分。ようやく「お客様が確保されました」と連絡が入り,運転再開が宣言された。ほどなく電車が流れ始め,なんとか家の最寄り駅までたどりついた。------------後でニュースを確認したら,電車の車内で痴漢騒動があり,疑われた男性が走っている電車から飛び降りたとのこと。てっきり駅のホームから線路に降りたんだと思っていたよ。当然,無事で済むわけがなく,そのまま倒れているところを確保された,ということらしい。騒動の真偽は当事者にしか分からないことだろうけど,それにしてもワイルド過ぎる行動だ。ほぼ命がけだよなあ。驚いた。
2014.01.23
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気の合う同僚と隔週程度のペースで飲みに行っているが,行き先が会社の近くのパッとしない居酒屋で定着してきたので,気分を変えるために帰り道にある月島で飲むことにした。------------最初に狙った古民家風の居酒屋〈岸田屋〉は,この寒いのに店の外に待っている人がいるほどの人気なので諦めた。その近くにあるイタリア風居酒屋〈月島バル〉に行くことにした。狭い店内は,カウンター風のテーブルが3つで,それぞれにスツールが4つほどついている。最初は立ち飲みの店かと思った。テーブルも手作り風で,内装はとにかくシンプル。けれども店内の黒板には,料理とワインがびっしりと書き込んである。「トマトとモッツァレラのカプレーゼ」とか「カキとブロッコリーのアヒージョ」とか,それだけでワクワクする。それ以外にも「チーズの盛り合わせ」や「ピッツァ」など数点頼んだ。忙しかったのは飲む方で,イタリア,フランス,スペインの白ワインを1本ずついただいた。3人だったし,他にも飲んだので,1人1本は飲んでいる計算だ。なかなかリーズナブルだから出来る芸当。------------厨房は見えないし,サーブの女性は1人だけで,また驚くほど愛想が悪い。いろいろ欠点はあるけれど,料理とワインは悪くない。通う人もいるだろうなあ。気がつくともう0時近くで,慌てて帰った。終電には間に合ったけど,帰宅は1時。最近毎晩11時には寝ているので,だいぶ遅いよ。
2014.01.22
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現役復活した加納朋子の新作を読んだ。 ⚪︎ストーリー 幼い頃からユウスケには不思議なモノが見えてしまう。そんな彼の前に〈ハルヒ〉と名乗る少女が現れ、助けを求める。彼は自分の能力を使って、数年おきに手助けをする。ユウスケが彼女の目的を知ったのは、高校に入学してからだった。その真相とは・・・ ーーーーーーーーーー 加納朋子はいくつかシリーズを持っているが、作品の舞台となっている関東北部の田舎町・佐々良市の名前がついた〈佐々良シリーズ〉はかなりマイナーだと思う。 1作目の「ささらさや」は、夫と死別し、赤ん坊のユウスケと2人だけで佐々良で生きて行こうとする女性・サヤを主人公にしたゴースト日常ミステリー(?)だ。 2作目の「てるてるあした」は、親の事情で佐々良に預けられた少女・照代が、周りの人々に助けられて、徐々に心を開いていく物語だ。 最初の主人公・サヤは児童書の世界でしか出会えないようなホンワカしたお人好しだ。一方で2人目の主人公・照代は、そのサヤを毛嫌いする性格のキツイ少女だ。 当然僕は、圧倒的に照代が好みだったが、新作の3人目の主人公は、サヤの息子・ユウスケだ。また最初のようにイライラさせられるホンワカぶりが発揮されるのかと懸念したが、ユウスケはそこそこ現実的な少年として描かれており安心した。 ーーーーーーーーーー この作品は6つの連作短編で構成されている。最初の4編は、春夏秋冬を背景にしている。5つ目の作品で、高校に入学したユウスケが描かれ、6つ目の作品で全てをつないでいた秘密が語られる。 この作品は、加納朋子が「ななつのこ」でも描いて見せた、連作短編ミステリーが、最後の最後で1つの物語としてつながるというぱたーんだ。これはミステリー好きとしてはたまらない。 かなりネタバレしているけれども、途中で明らかに前の短編で脇役だったキャラが再登場しているし、なんだかつながりがありそうな空気がしきりにしているのでOKだろう。 ーーーーーーーーーー だが今回は、長編にまとめる手腕はあまり手際が良かったとは思えない。最初の春夏秋冬の物語には、こうした意味があった、と説明されても、つなげ方が強引すぎる。つながりがあったとしても、随分と遠回りなことをしていて、あまり確率の高い手法だとは思えない。 どうしても後付けで意味付けをした、という印象があるなあ。 ーーーーーーーーーー もちろん、”実は凝り性”の加納朋子なので、それぞれの短編にミステリーとしてのバラエティを持たせていてる。 条件は幽霊が登場するけど、実際は日常ミステリーという枠組みの短編だ。そこに暗号、叙述、密室と、目先の変わった謎解きが仕込まれている。 こういうところは頑張るんだよねえ。 ーーーーーーーーーー ラストは評判が良いようだが、そこそこゆったりと時間が流れていたこのシリーズで、突然20年間(あるいはその倍)も時間が流れてしまうこと、時間をあまり大切にしていない描写など、これまでと違いすぎて、だいぶ戸惑ってしまった。 あと、ヤボかも知れないけど、ユウスケが好きだったのはハルヒの方だったんだよね。うーん。 でも久々の加納朋子作品が、しっかりといつものカラーだったのは嬉しいことだった。
2014.01.21
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何度も書いているように、僕は朝が早い。 今の時分なんて完全に夜明け前に家を出ているし、寒いしで、後悔しないこともないのだけど、結局はこっちの方がらくだ。とにかく大きいのは、1時間ちょっとの通勤時間のうちの半分以上を占める電車での移動時間を100%座って過ごせることだ。満員電車に揉まれてから仕事を始めるなんて、今の僕には想像さえ出来ない。 小田急線であえて各駅停車に乗って代々木上原まで座り、そこで始発の地下鉄千代田線に乗り、当然座る。 地下鉄の乗り換え駅が近付き、立ち上がったら、ちょっとだけ違和感があった。フト下を見ると、座っていたシートの足元に缶ビールが置いてある。 歩き始めて違和感の理由が分かった。右の太ももの裏が濡れているのだ。たぶんあの缶ビールの中身がシートに染み込んでいたんだろう。 うー、気分悪い。まあ会社に着く頃には乾いてしまうほどの量だったとは言え、月曜日の朝から他人のこぼしたビールでズボンを濡らしたくはないよなあ。 今週、もう悪いことが起きませんように!ぶるぶる
2014.01.20
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ポップな表紙に惹かれて若竹七海のミステリーを読んだ。⚪︎ストーリー神奈川県の人気観光地・葉島市、その海岸の先にある猫島。神社の他にはわずかな土産物屋と民宿しかなく、魅力は大量の猫というのどかな島で、急に事故死、麻薬取引事件と警察沙汰が連続する。そして台風の夜に全ては明らかになる・・・ーーーーーーーーーー若竹七海の作品を読むのは初めてだったが、猫の方が人間より多く生きている島という設定、ポップな表紙、そして軽妙な文体。全体的にはライトに見える作風なのだけど、どこか常に含みがあり、あなどれない印象を受けた。ーーーーーーーーーー一見、軽い作品のように思えるが、この作者は間違いなく人間描写に秀でている。登場人物が、ダメで悪役な者を含めて個性があり、魅力的だ。ただし登場人物が多過ぎるのと、別作品のいきさつがほのめかされているのが多いのは、欠点だろう。警察猫DCとか、全く説明ないまま登場するんだけど、これって誰?って最初思ってしまった。架空の市、〈葉島市〉を舞台にしたシリーズがあるらしいのは分かっているのだが、他の作品の出来事は軽く触れる程度で、何回も述べることではないと思う。小さな事件の積み重ねが、最後に一つの大きな事件になる、というパターンの作品なので、本来関係ない他の作品のエピソードを入れられるのは混乱の元だと思う。ーーーーーーーーーー女性作家らしく食事の描写などが懇切丁寧だ。その分、せっかく夏の海が舞台なのに、ちっともキラキラしていなくて楽しそうじゃない。笑主人公は女子高生の響子だと思っていたけど、事件の対応は刑事が行うという点はリアルだけど、小説としては面白みに欠けた。一作読んだだけでは、もう一つ掴めないことばかりということだし、少しこの作者の作品を読んでみようと思う。
2014.01.19
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世界的に大ヒットとなったヤング向け小説の映画化第1作目を観た。⚪︎ストーリー世界を構成している12の地方地区から毎年2人ずつの若者が首都に集められ、ゲームに参加する。それはたった1人の生き残りを賭ける〈ハンガー・ゲーム〉だった。炭鉱の生産を主産業としてる〈第12地区〉では12才の少女が選ばれる。だが、それに異議を唱え、代わりに自分が志願して参加したのが、その少女の姉のカットニスだった。世界中から注目される中、恐怖のゲームが始まる・・・ーーーーーーーーーーーー『ウィンターズ・ボーン』の演技が素晴らしかったので、ジェニファー・ローレンスのメジャー主演映画を観ることにした。いきなり森の中でリスや鳥を食べるために獲っているので、『ウィンターズ・・』とそっくりな設定で笑ってしまった。母親に「しっかりと妹の面倒を見てくれ」とか言うし、貧しい田舎暮らしだし、いろいろ似ている。他の作品も出演しているんだろうけど、僕としては同じキャラクターでの続編を観ているような気分になった。ーーーーーーーーーーーー映画第1作目は、日本ではダメだったみたいだけど、世界的には大ヒットとなった。原作通り3部作となるらしく、第2作目も日本では公開されたので、予告編などでストーリーを知った人も多いと思う。物語は生き残ると富と栄光が約束される人間同士の殺し合いゲームの参加者に選ばれた少女を主人公にしている。首都に支配される12の地区から若い男女1名ずつがクジ引きで選ばれ、最後の1人になるまで戦う。首都だけでなく各地区でもそれが実況生中継され、人々はそれに熱狂するらしい。ーーーーーーーーーーーーマンハントを娯楽にしたという物語は、映画でもいっぱいある。この作品の特徴は、ゲームの参加者として選ばれるのがティーンである、という条件だろう。ぶっちゃけ、原作がヤング向け小説だからだけどね。けれども主人公もライバルたちも同年令ということで、ゲームが始まるまでのスターのような生活、互いの足の引っ張り合いや淡い恋愛、が生々しく描かれる。「強制されている」とイライラする一方で、注目されるのが嬉しい、みたいな感情って、確かに描かれたことがなかった気がする。ーーーーーーーーーーーーいざゲームが始まると、そのフィールドは広い山と森。あらゆる所に中継用のカメラがあるだけだと思っていたら、実は行動範囲が限定されているらしく、そこから出ようとしてしまった主人公は、主催者から攻撃を受ける。フツーに警告すればいいと思うんだけど。終盤にはゲームを活性化するために、他の仕掛けもフィールドに出てくるのだけど、これって現実なの?バーチャルなの?別に必要以上にハイテクでなくてもいいと思った。ーーーーーーーーーーーーそうした部分は、主催者のゲームへの介入としてはまだずっといい方だ。何を思ったのか、もっとヘンテコな意見出しをしてくるので、観ている方は、えっ?となる。これは余計だったなあ。ーーーーーーーーーーーーゲーム参加用の養成所を作った地区もある、と言っている一方で、参加に志願をしたのは主人公が史上初めてだ。最後の1人になるまで戦わなければならないのに、ワリと強いはずの参加者たちが徒党を組む。怪力自慢のピータ君、それを発揮せず、迷彩の才能で逃げ回っていた。・・・と、いろいろツッコミどころがあるのだけど、一応シリアスなままで映画は終わる。ーーーーーーーーーーーーいろいろと説明不足なので、ジェニファー・ローレンスがいなかったら成立しなかった映画じゃないかと思う。それにしても日本での評判はヒドイね。〈トワイライトサーガ〉はあんなに好意的に受け入れたのに。笑
2014.01.18
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実は会社のイベントのために、年明けからAKBの「恋するフォーチュンクッキー」の振付を練習していた。何回も昼休みに会議室でビデオを投影しながら練習を重ねていた。そのチームの撮影日が金曜日だった。一度撮影を前提に練習をしてフォーメーションとか、チームの独自のアドリブ風の動きとか打ち合わせをする。そしてその後に、いよいよ撮影。やっぱ緊張するなあ。多くの部署でビデオを撮ってから編集するので、使われるのは4秒くらいって、分かっているんだけどね。撮影が終わってしまうと、なんだか気が抜けた。アマロス症候群みたいだ。来週から何を楽しみに会社に行こう・・・涙
2014.01.17
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ほとんど終わっていた入力が全部飛んだので、メモだけ。「黒田官兵衛」:悪くないと思うのに、評判は悪いなあ。「S 最後の警官」:キャストは女性のをターゲットにしているようだけど、ムカイリの短髪スポーツマン風演技はわるくない。「隠蔽捜査」:渋すぎるキャストだ。さらに「俺たちキャリアは・・・・」という不自然なセリフのオンパレード。これって投げやりなんじゃないの?せっかくの素材だけど、なんだか料理が下手。
2014.01.16
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何度も書いているが,僕は寝起きがいい。朝は目覚ましが鳴る前,あるいは1回鳴ったところで起きる。自分の中では長いこと,「朝一からシャッキリ!」と思っていたけど,2,3年前から会社に着いてから「う,頭痛い」とか「あ,寝癖ひどい」とか気付くことに気付いた(笑)ので,どうやらぼーっとしたまま半自動制御で会社まで移動しているらしい。その関係なのかどうかまでは分からないが,最近家から最寄駅までの8分ほどは,「う,寒い」とぼやいているだけで着くのだけれど,それから40分ほど電車を乗り継いで,会社の近くの駅から会社までの12分ほどは,途中で鼻水がズルズル出てきて,寒さで身体が震えてしまって「ダメだ」という気持ちになる。都合よく,そうなった辺りにコンビニがあるので,朝食のパンを買って,それから残りを歩き通すのだけど,もう毎日がツライ。手袋は11月から,毛糸のボロイ帽子は12月から,そしてマフラーは1月から装着しているけど,それでもズルズルブルブルだ。地球温暖化していいよ,もう。暖かくのんびり暮らそう!・・・え,ダメ?
2014.01.15
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映画化された三浦しをんの長編を読んだ。○ストーリー横浜で育った平野勇気は,高校卒業と同時に親と高校の先生にだまされて,駅も遊び場もケータイの基地局も無い三重県の山奥の村・神去(かむさり)に放り込まれてしまった。そこで始まった勇気の生活は,林業の見習いだった。ツライことも多いけど,のどかで美しい神去の1年間とは・・・?-------------三浦しをんの初期作品は,コメディ風,純文学風,同人誌風と,作風が揺れ動いている。「風が強く吹いている」あたりから,上手く作品を語るテクニックをつかんだ,というカンジで安定感が出てきているように思う。いくつか好みの作品をツマミ食いした後に,初期からおおむね時代順に読んできたが,たまたま図書館の都合で,少し発表時期を飛ばして今回の作品を借りた。で,わずか1日で読み終えてしまったが,驚くばかりのリーダビリティ,後半に向けて一気に盛り上がる構成力,ほどよく散りばめられたユーモアとマジメの配分,そして適度な文体の崩し方・・・どこを取っても手馴れているなあ,と感心してしまった。-------------これまでの三浦しをんの主人公は,どこか影があったと思うのだが,この作品の平野勇気にそれは無い。もちろん,半ばだまされたように横浜の実家から,三重県の山奥まで連れて来られた,という最初のショックはある。だが,負けん気と好奇心で,すぐに林業に適応して仕事を覚えていく,という素直さと単純さは,三浦しをんの初期作品には見られなかったキャラクターの造形だ。正直,このシチュエーションコメディ的な環境で耽美的ムードなんてあり得ないし,当然,リアリティなんてものも期待していない。読者は,主人公・勇気の視点を通じて,林業全般を知り,神去(かむさり)という山奥の村の生活を知る。本来であれば,不便不快なこと,理不尽なこともいっぱいあるはずだが,それについてはあまり語られない。主人公も,あっと言う間にこの村に順応して,ぬくぬくと暮らしている。まあ,ファンタジーだもんなあ。-------------ファンタジーと言えば,少しだけそうした部分がある。最初は唐突な気がしたが,何度も〈山の神〉の気配というものが描写されている。個人的には主人公たちが山頂からの霧の吹き降ろしに巻き込まれて,それを「山から神様が降りてきた」とうなずき合っているところが好きだ。自然の気象現象なのか,超常現象なのか,どちらとも言えないバランスの方が,逆に怖い気がする。-------------文章は,まったく勉強をしていなかったので,どこの大学にも行けなかった,という人が書く語彙ではなく,きちんと三浦しをんの達者なものだ。ところどころ崩してあって,ちょっと〈池袋ウェストゲートパーク〉風でもあるけど,まあそれも軽い文体のトレースなのだと思う。-------------林業と山の暮らしプロパガンダ,という以上には全く残るところがないが,最後の部分は大笑い出来るので,エンターテインメントとしては間違いなく満足の作品だと思う。オススメだ。
2014.01.14
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今日は上の姪の成人式だった。 この子は小学校から高校まで私立に通っていたので、区で開催される成人式の式典には出席しない。学校の同窓会を兼ねたお祝い会が午後から都心のホテルであり、夜から二次会が原宿のレストランである。 まるで結婚式みたいで豪勢だ。 ーーーーーーーーーーー 昼の部では振り袖を着て、夜の部ではドレスを着る。だから6時台に起きて、振り袖レンタルの店へ行った。そこからは(一緒に行った姉の話によると)、8時から美容院に行き、10時から着付けをしてもらい、昼直前に一次会の会場へと向かったらしい。 途中に色々と待ち時間が発生するので、ファミレスやマックに行ったらしいが、毎回成人式の着付けの途中の母娘が他にもいたらしい。 ーーーーーーーーーーー さて、こちらに出番が回ってきたのは夕方からだ。17時前に姉と下の姪とで、荷物を持ってレンタルのお店へと向かう。 一次会から戻ってくる姪は、まず振り袖を返却し、我々が運んだドレスに着替え、それから二次会の会場へと向かう。たまたまそれがお店のすぐそばでラッキーだったけど。 例によって時間にルーズな姪を待つために、有名なショッピングエリアをうろうろした。だが今日の風は強烈に寒かった。せっかくオシャレな場所に来るので少し薄着をして来たから、ますますツライ。自業自得だけど。 なんとか姪と落ち合って、着替えたのちにみんなで食事をして別れた。二次会の後、彼女はそのままアパートへ帰るのだ。 ーーーーーーーーーーー レンタルのお店で着替えを待っている間に、何人も母親と思われる女性が返却だけに来店していた。二次会の場所が遠い場合は、どこかで着替えてしまって、こうして母親が荷運び役を務めるんだろう。 ウチの姉も準備を含めて1年以上前から奮闘していた。 女性のいろんなイベントって母親が頑張っているから成り立っているんだなあ。しみじみ。
2014.01.13
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一部でひじょうに評判の良いジェニファー・ローレンスの映画を観た。○ストーリーアメリカの地方で家族を支えて生きる少女リーは,失踪した父親を捜し始める。逮捕され保釈中だった父親が,家族の住む土地と家を保釈金の担保にしたまま姿を現さないので,それが政府に没収されてしまうのだ。リーは,親戚や父親の知り合いを訪ね歩くが,彼らはなぜか非協力的だ。果たしてリーは父親にたどり着けるのか?そして彼女の家族はどうなってしまうのか?------------これが現代のアメリカなのか?!いつもハリウッド映画で描写される,牧歌的な田舎町,富と競争と犯罪に満ちた大都会,という二元論では全く見えてこないハードな現実が描かれている。逮捕され失踪してしまった父親,心を病んで何も出来ない母親,小学生の弟と幼い妹。ボーイフレンドも車も無い。自分で薪を割り,リスを撃ってシチューにする。家族を支えるために軍隊に志願しようとするが,18才に達していないため断られる。・・・これが主人公リーの生活だ。まるで開拓時代みたいで驚く。リーを演じるのは,ジェニファー・ローレンスだ。今では『ハンガー・ゲーム』の〈炎の少女〉と説明した方が分かり易いだろう。180センチ近い長身なのだが,「背が高い」よりも「強そう」というイメージが強い。顔は全く都会的ではないが,映画を観ていると魅力的に思えてくる。でも近寄ったら殴られそう。------------あまり詳しく描かれていないけど,主人公はほとんどの場所に徒歩で移動しているようだ。ニットの帽子をざっくり被って,ジャンパーのポケットに手を入れて,ざくざく歩いている描写が多い。日本でもそうだけど,田舎って土地が広いので,何時間歩いているんだろう?と心配してしまった。貧乏だから車が無いのは良いとして,自転車くらい無いんだろうか?でも,徒歩での移動って,この映画の主人公の状況の貧しさとか孤独を的確に表しているので,こうやって描写しているのかも。------------さて十分牧歌的な田舎なのに,父親が逮捕されたのは麻薬の製造と取引。最初に手助けを求めに行った伯父も中毒,そして父親の行方を知っていると思われる一族もまた裏の稼業を持っているようだ。田舎町で貧しいのに,あるいはだからこそ?,犯罪組織があるんだね。アメリカ怖すぎるよ。------------映画の部分はとりあえずハッピーエンドなのだが,半年後どうなってしまうのか,までは全く展望が見えず,物語は最後まで主人公たちに厳しい。ハッピーではないけど,とても心に残る映画だった。オススメだ。
2014.01.12
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「天使の回廊」でデビューをした中村弦の2作目を読んだ。○ストーリー路線廃止となった鉄道,つまり廃線をたどって歩くことが趣味の〈ぼく〉・牧村は,趣味を通じて平間という男性と知り合う。たまたま同じ街に住んでいた2人は,ほどなく世代を超えて定期的に飲む関係になる。だがその平間が蒸発してしまった。〈ぼく〉は,同じように彼を慕っていた倉本菜月という女性と共に,彼を捜し始めるが,徐々に彼が「まぼろしの廃線跡」へ旅立ったことを知る。2人は,平間の足跡を追って,ついにその廃線跡を踏破する旅に出るのだが,そこで彼らを待っていたのは?------------廃線ファンという程度の主人公は,鉄道マニアの平間という年配の弾性と知り合いになる。2人はそれ以上に互いの知己を教え合わなかったので,主人公が知っている鉄道マニアは,紳士的で知識も話も豊富というものだった。鉄道ブームの現在,ホームから一般人を追い払おうとしたり,不法侵入をしたり,撮影のために勝手に木を切ってしまったり,とマナーの悪い鉄道マニアのことが多く報道されるので,この紳士・平間とはギャップを感じてしまう。それを作者も分かっていたのかも知れなくて,平間の消息を知るために,主人公と倉本女史が訪ね歩く鉄道マニアたちは,クセのある人物が多い。廃線,鉄道,1人旅が好きな人に,間違いなく喜ばれる作品だけれども,少しだけ鉄道マニアには懐疑的な気持ちが透けて見える気がした。------------物語は,東京で平間の消息を追う第1部と,実際に「まぼろしの廃線跡」に踏み入る第2部で構成されている。いろいろな登場人物と会い,じりじりと平間の目的を探る第1部に比べると,廃線を歩く第2部は会話も少なく,いろんな意味で展開が早い。ある部分があまりにも簡単に進むので,逆効果だった気がする。第2部は最後を省略してしまって,第3部の回想シーンとして描いた方がテンポの調整も出来て,ベターだったと思う。------------全体的に文章は平易なので,小学生でも読めると思う。「天使の回廊」は,明治大正を舞台にしている関係もあり,文章が硬かったので,なんとなく,中村弦の文章はこうしたスタイルなのだと思い込んでしまっていた。それが急に児童書か?というような文章だったので,最初は面食らった。また主人公たちの設定が,ミステリー作品にありがちな内向的なクチベタというものだったのも,ちょっと意外だった。読み進めて見れば,文章も主人公の性格も,最初はソフトに見えるが,しっかりと骨があるものだったので,ギャップは消えなかったものの,安心はできた。ただ1作目と比べると,雰囲気がだいぶ変わっていて,中村弦の作風というものがあまりつかめない。------------ネタバレギリギリの批評となってしまうが,僕自身は平間の選択は間違っていると思う。彼の考えは,ひじょうに安易で危険だと思う。主人公・牧村が選び取った道に強く賛同する。平間の選択肢が薄っぺらく見えてしまう理由の1つに,「まぼろしの廃線跡」を取り巻く森について,ほとんど語られていないことがあるではないかと思う。本来,この辺りを歴史的観点から補強するのは,「天使の回廊」で既に用いた手法なので,中村弦にとっては簡単に出来たと思うので残念だ。------------デビュー作には及ばないものの,ひじょうに美しい作品なので,オススメは出来る。ひっそりとアニメ映画化でもされたら面白いな。
2014.01.11
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仕事始めの5日が月曜日だったので,今年の最初の1週間は丸々5日間きっちりと働くカレンダーだった。出勤が始まる前は,「5日間もやることないよ」と思っていた。でも始まってみれば,資料作りの月曜日と火曜日,打合せの木曜日と金曜日と,きちんと仕事があった。毎日8時間はとても長いけど。身体がちゃんと仕事モードになって,早起きに変わるのには自分でも驚いた。せっかくなので,23時にはベッドに入って睡眠時間を削らないように努めている。------------この5日間で本を3冊読めたのも驚きだ。年末に図書館から借りたので,この週末に返却期限が迫っていて,「こりゃ,1冊はそのまま返すか?」と覚悟していたけど,あっさりと読み終えてしまった。家で本が読めないのは,他に楽しいことが手頃に出来ちゃうからなんだろうなあ。なんだか不思議だけど。------------同僚とも帰りに飲み,師匠とも新橋で飲んで,来週の予定も立てて,とずいぶん順調なカンジで金曜日まで過ごすことが出来た。うん,満足。
2014.01.10
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いつ以来なんだろう?と久しぶりとなる〈探偵・御手洗潔〉の新作を読んだ。○ストーリー探偵・御手洗と作家・石岡は,ファンの女性から不思議な話を聞く。彼女の故郷の瀬戸内海の島に,死体が次々と流れ着くと言うのだ。現地を訪れた2人は,事件の真相は鞆の浦(とものうら)で有名な福山市にあると推察する。事件の裏にある,外国からの宗教団体の目的とは?瀬戸内海の水上水軍の隠された武器とは?歴史の必然が,今,解かれようとしている!------------圧倒的な読みやすさに改めて驚いた。上巻だけで450ページのハードカバーだが,主に通勤時間だけで2日間で読めてしまった。事件の推理部分が現在進行形で語られるのと平行して,ある人物の転落半生が語られる。探偵・御手洗潔が登場する”表パート”のミステリーの部分は,言うまでもなくファンが待ち望んでいた部分で,相変わらず神がかった推理の冴えを見せていて楽しい。作家・島田荘司の筆力が高いと思うのは,”裏パート”部は,鞆の町出身のある若者が,流れのままに東京に出て,夢破れて故郷に戻り,という過程が語られる。フツーの作家だったら「つまらない平凡な物語」となるところだが,この人が描いていると,的確かつ流れるような描写なので,引き込まれてしまってドラマチックに感じる。やはりこれはベテランの安定したチカラだ。------------〈御手洗潔シリーズ〉の作品世界には,かなり明確な年表があって,国内で探偵事務所を営んでいた御手洗は,ある時期から海外に移り住み,大学や研究施設で学者となっていることになっている。この作品は,まだギリギリ国内にいた1990年代末,という設定になっている。その頃は,まだ作品内の年代と発表の年代が一致しており,また〈新本格ミステリー〉のブームで,このシリーズが今で言うところの〈腐女子〉にさえも人気だった。だから,横浜で出会った学生や,福山の婦警までにも,御手洗と石岡は同性愛関係にあること疑って,へんな風に喜んでいる。時代設定をその頃に戻すことで,当時のイキオイまでも戻っている。御手洗潔は強引だが積極的に事件を解決しようとするし,石岡和己は可愛い女性がいるとよそ見をしてドギマギしている。あの頃のミステリーの空気に,最近の島田荘司の歴史への考察が加わっていて,ある意味”良いとこ取り”の楽しみ方が出来る。------------〈探偵・御手洗潔〉のファンは必読だが,この新作を機にこの有名なシリーズを読み始めるのも良いんじゃないかと思う。オススメだ。
2014.01.09
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新年が始まって3日目,仲の良い同僚と飲みに行った。「年末年始どこ行った?どうしてた?」という話で始まったものの,もういきなり仕事のグチ。まあ上司殿はいろいろダメなところのある人なので仕方がないか。笑個人的には休みが明けてみると,一気に読書がはかどる。行き帰りの電車の車内,出勤してからの数時間を使って出来るからだ。2週間ほんの数ページしか読めなかった本を,2日で読み終えることが出来た。ひょっとしてこのために会社行っているのか???
2014.01.08
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亡き伊藤計画が書いた冒頭の数ページとプロットを元に,円城塔が仕上げた大作を読んだ。○ストーリーフランケンシュタイン博士が創造した技術が転用され,世界中で産業用と軍事用の〈屍者〉が活用されていた。だが知能も低く,意思を持たず,運動機能も稚拙な〈屍者〉たちの中で,人間をしのぐ能力を持つ個体が生まれたという噂が流れ始めた。彼らが造ろうとしている「屍者の帝国」を探るために,ジョン・ワトソン青年は,ボンベイからアフガニスタン,そして日本へと向かう。彼らを待っているのは?------------真っ黒な表紙に,光沢の差で十字架が浮き出ている。そしてタイトルが「屍者の帝国」。いきなり威圧感たっぷりだ。描かれる世界は,死体を蘇生させて労働力として活用する〈屍者〉が一般的となっている19世紀だ。一般的な〈屍者〉は,フランケンシュタインの怪物,現代的に言えばゾンビーのようにぎこちない動き方しかしない。そんな存在がフツーに隣にいる不気味な世界を舞台に,「シャーロック・ホームズ」のワトソン,「ドラキュラ」のヘルシング教授,「風と共に去りぬ」のレッド・バトラー,「カラマーゾフの兄弟」のアリョーシャ,そしてネタバレになるから言えない多くのキャラクターが活躍する。19世紀を舞台にしたスチームパンクSFはいくつもあるが,ここまで不吉なムードを漂わせたものは無かったのではないだろうか?多彩なキャラクターの登場のおかげで,なんとか楽しめる。こうした展開を選んだ作者×2の選択は正しい。単純に〈もし・・・だったら〉という物語を楽しめるし,少しだけずらして見せた現実との重ね方が興味を引く。オリジナルキャラクターだけでこの物語が展開されていたら,途中でギブアップしていたかも・・・笑------------〈屍者〉を動かすためには,ケーブルをつないで稼動プログラミング,つまりOSをインストールする。この発想には驚いた!それでもぎこちない動きしかしないはずの〈屍者〉に,人間と同等あるいはそれ以上の動きをさせる謎の技術。それは画期的なプログラミング技術なのか?失われたフランケンシュタイン博士の技術なのか?それとも・・・?ここが物語の謎となる。・・・もっともだいぶ難解な謎解きとなっていて,エンターテインメントとしては及第点に達していない気がした。------------読んでいてしばらくして気付いたが,『るろうに剣心』の和月和宏が連載中の『エンバーミング』によく似ている。19世紀末を舞台にしたゴシックホラーはいくらでもあるので,類似性は偶然だと思う。ちなみにこちらの短編版の発表は2007年とだいぶ古い。どちらの作品も,『フランケンシュタイン』のテーマを膨らませたエンターテインメントだ。『吸血鬼』のスピンオフはあれだけあるのに,『フランケンシュタイン』は映画版の鈍重な怪物のイメージが強くて損をしていると思う。実はかなり文学的な作品なんだよね。21世紀になって,日本でこのテーマの作品が2つも生まれるのって,とても面白いことだと思う。さすが19世紀のイギリス並みにサブカルチャーが花開いている国だ。------------なかなか万人にオススメ出来ないけれど,SFファンは必読だと思う。
2014.01.07
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ほとんどの人と同じように今日が仕事始めだった。月曜日が初日ということは,この先に丸々1週間が待っている。おまけに土曜日の夜からぎゅっと冷え込んでいる。なかなかツライ始まり方となった。僕はいつも早起きで,会社にもだいぶ早く行ってから休憩をしている。自分も他人も,「年令のせいで朝,早く目が覚めてしまうからなんだ」と思っていたが,2週間の休みがあると,数日で7時半まで寝ている生活に切り替わった。そんな毎日から急に5時起きに戻せるのかが心配だったけど,不思議と問題なく目覚ましが鳴る前に起きることが出来た。・・・マジメだったんだ,自分。笑まあ,それでもやはりだるいし,何よりも17時ごろに空腹になってしまう。仕事の拘束時間って長いなあ。早く行って,早く帰って来たいよ。とぼやきつつ今年の仕事が始まった。
2014.01.06
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早いもので1月ももう5日で,明日の月曜日から仕事だ。今回は身内中から総スカン(?!)となりつつも17連休を取ってみた。年末の大掃除は計画的に少しずつ片付けることが出来た。これは例年とは大きく違い満足している。いつもは手が回らない部位や,忘れたことにしてしまう庭の手入れもすることが出来た。年賀状は最近のPCやプリンターの性能からすれば,思い立って,デザインさえ決まればすぐ出来上がるので,時間はかからない。幸い郵便局も近いので,ハガキの購入や投函はすぐ出来る。これはいつも通り。友人と会うのは年末は順調だったが,年明けは誰とも会えなかった。日数も少ないし,同僚だとどうですぐ会えると思うから。たまったビデオの消化はほぼ予定通り。下の姪がリビングで勉強をしていた数日は困ったが,これは彼女の勉強部屋もあることだし,どいてもらった。長い休みを利用して,奈良か伊勢にでも旅行に行こうとも思っていたが,これはまったく実現せず。年末は用事があるし,年始は慌しくて,なんかムリ。オフシーズンに気楽に行きたい。趣味の模型作りもまったく捗らなかった。年末年始だと,やらなきゃいけない用事があって,没頭できないということが分かった。なんだかこの時期の長期休暇は,用事をこなすにはいいけど,自分の時間を作ることには効果が無い・・・ということを,再認識した。そう言えば,中学高校の時期も,冬休みって何も出来なかったことを思い出した。人間って成長しないなあ。
2014.01.05
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新宿で単館上映の映画を観た。○ストーリー女子高生・樹里は,家でも学校でも無視され続ける。なぜならば彼女はすでに死んでいて,誰からも見えない存在だったからだ。あることをきっかけに自殺をした樹里は,学校の制服のまま,毎日町をさまよい続けるのだった。だがそんな彼女を見ることが出来る少女〈リンゴちゃん〉が現れた。樹里は,友人となったリンゴの生命の危機に・・・-------------自殺という手段を選んでしまう心の隙,残された家族の苦しみ,そして自殺をしてしまった主人公・樹里の後悔を描いている。そうした重いテーマを和らげるために,生きている頃の樹里の恋愛模様が描かれ,また心の隙をついて人に自殺をさせる魔物〈虫男〉が登場する。主人公・樹里を演じる土屋太鳳(つちやたお),樹里の母親を演じる秋本奈緒美も,なかなか頑張って好演している。樹里の幼馴染の潤也,2人と仲良くなる少女・ミドリを演じるのは,吉沢亮と清水富美加だが,この2人は『仮面ライダー』で共演していたはず。-------------ただ物語があまりにも救いが無くて,自殺予防の効果はあるだろうけど,映画としては楽しめるという内容ではなかった。〈虫男〉の登場で話題性はあるけれども,SFやホラー映画のファンは来場しても,肝心の若い人は観ない,という状況になっていそうだ。実際,客の入りは,小さな劇場だったのに,1/5程度しか席が埋まっていなくて,寂しい限りだった。-------------主人公が引きこもりになるキッカケみたいな事件は描かれるのだけれど,そこから自殺に至るまでは描かれないのも,ちょっと物足りない。さらには主人公が母校を訪れた際に,そこで軽いイジメにあっている少女が,主人公の存在を感じる。ここから何か始まると期待したのに,それっきりというのも残念だった。心象風景っぽい映像は大量にあるのに,物語はあまり進まない。80分程度の映画でも,十分物語を膨らませることは出来るはずなのにね。もうちょっとなんとかなったのに・・・と思わせる作品だった。-------------なんだか自殺予防のために中学校とかで上映されそうな予感がするなあ。
2014.01.04
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正月も3日目となり,いよいよ年末から計画していた〈あれ〉を行うことにした。庭に出て,山積みになってしまっている枝と枯葉を再チェック。明らかに長すぎたり,広がりすぎている枝をノコギリで切る。大量の枯葉は2つの山にして,その周辺に1.5m程度に切った枝を重ねる。で,あとは待つ。あまり陽が高いうちから焚き火をすると,煙で通報されるかも知れない。いや,たぶんそんなことは無いんだろうけど,昔と違って,びみょーな後ろめたさがあるんだよね。5時を過ぎると日没が迫り,空が急に暗くなる。「いまだ!」と,枯葉にチャッカマンで火を点ける。・・・消える。点けても,また消える。・・・汗姉が見かねて新聞をひねったものをいくつか持ってきてくれた。さすがに燃え出して,枯葉にも炎が移る。が,まだ葉っぱが乾ききっていないのか,その場所は燃えても,炎が周辺に広がっていかない。仕方が無いので,まだ火を点けていない方の山から,スコップで枯葉をすくって上からばらまく。それを繰り返すと,ようやく「ぼっ!」と火の勢いが出てきた。ただ,それを止めてしまうと炎が弱まり熾き火のようになってしまう。もう汗をかきながら,蒸気機関車の火夫のようになっていた。乾いた枯葉はあっと言う間に尽きてしまう。下の方からすくう葉っぱは土も混ざっているので,うっかりとそれをかけると火が弱まってしまう。気付くと1時間以上経っており,畳半分くらいの大きさだった枯葉の山もだいぶ小さくなっていた。でも隣の家が露骨にぴしゃーんと大きな音を立てながら雨戸を閉めていた。まあ,煙いもんなあ。焚き火を眺めながらゲームでもしていようか・・・と当初は思っていたが,ひたすら動き回っていて,汗だらけ,顔もすすだらけになっていた。水をかけておいた燃えかすだが,夜半までくすぶっていた。怖い怖い。まだ山がもう1個あるんだけど,どうするかなあ・・・
2014.01.03
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元旦の映画の日を利用して宇宙飛行士のサバイバルサスペンス映画を観た。○ストーリー宇宙服を着て,通信衛星の修理をしているライアン博士は,同僚の宇宙飛行士マットにスペースシャトルに戻るように言われる。ロシアが廃棄した衛星の破片が,連鎖的に他の衛星に衝突をして,大量の破片が発生しているという報せがあったのだ。2人が機内に戻る前に,破片群は飛来し,ライアンは衝撃で宇宙空間に放り出されてしまう。酸素も残量が少なくなり,たった1人となったライアンは・・・-------------決めた。頼まれても宇宙への出張はしない。・・・という気持ちになってしまう映画だ。宇宙飛行士というより,専門技術者のライアン博士を,次々に事故が襲い,彼女はたった1人で宇宙を漂流し,苦難の連続を経験する。平和で安全な,ウチが一番だよ。空気あるし・・・と思った。-------------さて,この映画は宇宙を舞台にしているのだが,宇宙人も怪物も謎の兵器も錯乱した軍人も登場しない。あくまでも現実世界の事故と,なんとか生還しようとする主人公の行動が描かれる。登場人物は,サンドラ・ブロック演じる技術者のライアンと,ジョージ・クルーニー演じる宇宙飛行士のマットのみだ。さらには地球のヒューストン基地との交信も途中から途絶えてしまう。これにより宇宙という広大な空間に取り残される状況を,観客も一緒に感じてしまう。映画にありがちな回想シーンなども一切無く,物語はストイックに主人公ライアンの置かれている環境だけで進む。当然,画面には華が無く,エンターテインメントとしては冒険だと思うけれど,製作者の意図はよく伝わったし,成功していると感じた。-------------僕としては珍しく,吹き替え版でこの映画を観た。せっかく上下左右が分からなくなる宇宙空間の映像なのに,字幕が出てしまうと”浮遊感”が無くなってしまって台無しだ,という記事を読んだので,3D版を吹き替え版で観たのだ。結果は,大成功。マットの声が小山力也なのは,ちょっと『24』を思い出してしまったけれども,ぽつんと宇宙に取り残されている映像は堪能できた。-------------事故が続けて起き過ぎるとか,物理法則と合っていないとか,いろいろ批判もあるようだけど,製作者はハリウッドの定石を破って,頑張って作っていると思う。主人公の成長と物語がシンクロしているのも素晴らしい。オススメだ。
2014.01.02
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元旦の朝から新宿に出てきた。駅を降りてまず驚いたのが,ルミネの初売りで店員が上げている呼び声だ。どこかのセリかと思うほど威勢がいい。各店のギャルメイクの店員が競い合って声を出している風景は恒例だ。これで正月を感じるという不思議が,今のニッポンだ。地上に出ると,ヨドバシカメラの箱詰めされた福袋を持っている人が大勢いる。昨日自分はミスドの福袋を姪に買ったけど,それ以外は損する気がしてほとんど買ったことが無い。でも持っている人を見ると,ちょっと欲しくはなる。外国語を話す団体が買っているのは,これは転売屋の商売なんだろうなあ・・・これも開店記念や正月の風景として定着したけど,どうかと思う。肩を寄せ合っている若い男性のカップルとすれ違いながら新宿三丁目の交差点を渡る。コンビニでコーヒーを買ったら,そばに長い行列が出来てる。並んでいるのは,どちらかというと地味な人々。面白いので行列の先頭まで追ってみたら,寄席の〈末廣亭〉にたどり着いた。正月初席は米丸師匠が主任を務めるようだ。ポスターの江戸文字に,ようやく元旦らしい空気を感じることが出来た。今年ものんびり過ごしたい。
2014.01.01
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