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新年が明けて、珍しくCDショップに入った。入り口近くで置いてあったのがスーザン・ボイルの「夢やぶれて」。 紅白にも出場した彼女は去年大ブレークした。イギリスのオーディション番組に出場。優勝こそならなかったものの、その歌声に多くの人は驚いた。そして感動した。このアルバムには"I dreamed A dream"はもちろんのこと。"Amazing Grace"や"Daydream Believer"も収録されている。"Daydream Believer"と言えば、惜しくも亡くなった忌野清志郎を思い出す。清志郎バージョンも試聴できたので比較したら違いが面白かった。私が行ったCDショップ。スーザン・ボイルの隣にコニー・タルボットのCDがあった。この二人は同じオーディション番組で有名になったという共通点がある。48歳の中年女性と8歳の幼女。この番組がなければ日本でCDが並ぶことはなかった。さらにその隣に並んでいたのがヘイリー。ニュージーランド出身の歌手で、透明感のある独特の声が持ち味。 フジテレビのドラマ「白い巨塔」で主題歌"Amazing Grace"を披露した。スーザン・ボイルのバージョンと比較すると面白い。人生というものは本当に不可解だ。何が縁になるかわからない。この世には埋もれている才能がたくさんある。彼女はそれを証明した。***********************関連記事スーザン・ボイル 夢やぶれて(I Dreamed a Dream)夢やぶれて / スーザン・ボイル***********************※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2010.01.02
今年も吹奏楽コンクールの季節。高校は今日25日に前半と後半に分かれて普門館で行われた。 バンドパワーに結果が出ている。高校前半の部高校後半の部今年も淀川工科は金賞。高いレベルを維持できるのはすごいとしか言いようがない。「吹奏楽の甲子園」普門館で演奏した高校生にとって、今日は大変な一日だった。緊張あり、友情ありで涙を流した高校生もたくさんいただろう。この思い出を大切にしてほしい。惜しくも普門館に行けなかった高校生と指導者。「何が足りなかったのか?」を考え、悔しさを来年につなげてほしい。以前、「笑ってコラえて」で高校の吹奏楽が特集されたことがあった。その時に書いた記事がこれ。「笑ってコラえて 吹奏楽の旅完結編」この番組でも紹介されていたが、常連の淀川でも1年生の時は素人。楽器に触れることさえまだおぼつかなかった。それでも金賞を毎年獲れる。それはどこの高校にもチャンスがあるということ。私が応援している杉並区高校は全国大会へ進めなかった。東京の支部大会で金賞だったがいわゆる「ダメ金」で代表権なし。(東京の代表は片倉高と駒澤大学高。両校とも全国で金賞!)定期演奏会は杉並、すごいんだけどなあ。杉並高校定期演奏会2008杉並高校定期演奏会にGO!来年こそ頼むぞ杉並高校!***********************関連記事第57回全日本吹奏楽コンクールin普門館・高校部門↑普門館で実際に聴いた印象を記事にしている。チケットが手に入りにくいので、こうした記事は貴重。吹奏楽コンクール↑こちらも普門館での模様を記事にしている。私もいつかは普門館に行ってみたいものだ。***********************※トラックバックは管理人が承認した後に表示されます。バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2009.10.25
今日、歩いていたら歌声が聴こえた。見れば小編成のコーラスがデパートの前で歌っていた。 アンジェラアキの「手紙」松田聖子「瑠璃色の地球」そして、「カントリーロード」だった。この曲は映画「耳をすませば」の主題歌。mixiなどでこの映画のことをコメントしていたので縁を感じた。私はこの映画が好きで、モデルとなった聖蹟桜ヶ丘にも2回行った。2回目にはデジカメ持って、「ここはあのシーン」という場所を撮影。こんなブログ記事にした。「耳をすませば」の舞台、聖蹟桜ヶ丘今日のコーラスは男性4人、女性5人に指揮者と伴奏のキーボードひとり。ただ技術がどうのこうの言うよりも気になることがあった。ソプラノ担当している人が、いかにも楽しそうだったこと。音楽は楽しくなければならない。コーラスの公演は5時過ぎと6時から。私は5時からの回を途中から聴いた。デパートの前は、席が臨時に設けてあったが座っているのは3人くらい。それでもいい。観客がひとりでもいれば。歌う側はその人のために歌える。私はそのひとりになろう。そして6時からの回を再び聴くために待っていた。すると、あのソプラノの方が曲目を書いたカードを配りに来た。私は思わずこう言った。「あなたは素晴らしい。だっていかにも楽しそうだから」女性はきっぱりと答える。「楽しいですから!」今まで何回か吹奏楽とか合唱の催しには出かけたことがある。一番気になるのは演じている方が楽しいかどうか。これが技術的なことより私には大切だ。映画「天使にラブソングを」ではないが、楽しめなければ音楽ではない。「瑠璃色の地球」も久しぶりに聴いた。最後は「見上げてごらん夜の星を」。あの、日航機墜落事故で亡くなった坂本九の持ち歌だ。私は聴いていて、いつの間にか涙が出ていた。今日はいいことなかった1日。でも音楽はそんな日を忘れさせる効果がある。リクエストを募集していたので紙に書いて指揮者の方に出したら驚いていた。いつか同じ場所を通った時。私のリクエストが流れていたら。さぞかしびっくりするだろう。私は身近な音楽を求めている。そしてそれは私だけではない。それを再認識した時間だった。楽しい音楽をありがとう!バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2009.09.27
オーディション番組「Britain'sGotTalent」で有名になった歌手のポール・ポッツ。 ポールがフジテレビに8日、出演した。と思ったら同じ日に8歳のコニー・タルボットも神奈川テレビに出演。彼女もまた同じ番組に出ていたライバル同士だ。ともに素晴らしい歌声を披露した。ポール・ポッツは「誰も寝てはならぬ」の他に「青い影」を。コニーは「Over The Rainbow」を歌った。この世には多くの才能が埋もれている。歌声も奇跡だが、この二人に出会えたこともまた奇跡だ!バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2009.06.09
辻井伸行さんがバン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した。 会場が総立ち…全盲の天才ピアニスト辻井伸行が優勝(zakzak)辻井さんは生まれながらにして全盲。そのためピアノの練習も他の人とは違った方法で行う。私も演奏を聴いてみたが、素晴らしかった。人間の可能性は計り知れないものだ。何よりすごいのは、彼の努力とともに両親。「ピアノをやらせよう!」と思うところがすごい。おめでとう辻井さん!***********************関連記事辻井伸行さんがバン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝 辻井さん、バン・クライバーン国際で優勝バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2009.06.08
スコットランドに住む48歳の女性、スーザン・ボイル。イギリスのオーディション番組で見事な歌唱力が話題となった。しかし決勝では惜しくも2位。優勝はダンスグループの「Diversity」。英歌姫ボイルさん 惜しくも2位 48歳、オーディション視聴者投票で(東京新聞) 決勝で彼女は再び「I Dreamed a Dream」(夢やぶれて)を披露。ミュージカル「レ・ミゼラブル」の有名なナンバーだ。すばらしい歌唱力だったが、2位に終わった。優勝発表の瞬間、彼女は一瞬悔しそうな表情を浮かべた。しかし優勝したDiversityを称えたコメントは立派だった。彼女が残したものは何だったのか?それは以下のように表現できる。1、この世には優れた人がたくさん埋もれている。2、優勝できなくてもスーザン・ボイルはスコットランドの誇り。3、「レ・ミゼラブル」を世界に再び広めた。4、オーディション番組と動画サイトは時に役立つ。彼女が歌った「I Dreamed a Dream」は絶望の歌。男に捨てられたファンティーヌが希望を夢見ながらも不幸を背負う。そして非業の死を遂げる。悲しくも美しい曲だ。1995年に行われた「レ・ミゼラブル」10周年記念コンサート。世界中から集められた出演者たちは「ドリームキャスト」と呼ばれた。ファンティーヌ役はルーシー・ヘンシャル。最近ではブロードウェイで観客数現象を解消すべく、リア・サロンガが呼ばれた。 (リアはエポニーヌ役で10周年記念コンサートに参加。リアの「On My Own」には鳥肌が立った)多くのミュージカルファンは、自分好みのキャストでイメージを脳内に残す。では、スーザン・ボイルはどうか。私は断言するが、スーザンの力量はリアやルーシーに負けていない。スーザンの歌声は強く印象に残る。彼女は誰かの真似でなく、彼女自身のパフォーマンスでファンティーヌとなった。そこに彼女の存在価値がある。だからこそ彼女は多くの人に受け入れられた。それはかつてこのオーディション番組で優勝したポール・ポッツも同じ。あるイギリスの新聞はスーザンが優勝できなかったことをこう表現した。DREAM OVER彼女が歌った「I Dreamed a Dream」とのシャレなのだろう。しかしこの表現は正しくない。ファンティーヌは失意の中死んだ。遠くにいる娘の将来をバルジャンに託して。そしてバルジャンはファンティーヌ娘、コゼットを育て、守った。彼女の婚約者もバルジャンが命を削って守り抜いた。ファンティーヌとは違い、スーザンは生きている。優勝できなくてもまだ未来がある。夢を持ち、実現させる時間が彼女にはある。夢は少しも終わっていない。今後、彼女の歌声を聴く機会はあるだろう。音楽会社が彼女の才能を放っておくわけないからだ。それにしてもこのオーディション番組。無理にスーザンを優勝させなかったのはいい判断。彼女はすでに優勝に値する何かを手に入れたのだから。ミュージカルファンは世界中にいる。スーザンのように人を感動させる人はまだまだ埋もれているに違いない。それを考えただけで、すごくうれしくなる。優勝できなかったがスーザンは見事!いいパフォーマンスをありがとう!バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2009.06.01
最初に断っておく。才能は外見で決まるわけではない。英オーディション番組、47歳女性に喝采 ネットでも人気(CNN) 47歳の中年女性、スーザン・ボイルさんは正直、華々しさと縁がない女性。だがその歌声は観客を魅了した。彼女が披露した曲はミュージカル「レ・ミゼラブル」の「I Dreamed a Dream」。コゼットの母親になった貧しい女、ファンティーヌが厳しい人生を歌う。95年に行われたレ・ミゼラブル10周年記念コンサート。ファンティーヌ役はルーシー・ヘンシャルだった。その後、ブロードウェイでフィリピ出身のリア・サロンガがこの役を演じた。「I Dreamed a Dream」は、実に悲しくて美しい曲だ。この「Britain'sGotTalent」では、「外見に似合わない美声」が売りの番組なのか。あの、一晩で有名になったポール・ポッツもそうだった。この世には埋もれている人材がたくさんいる。バナーにクリック願います。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2009.04.18
異色のオペラ歌手、ポール・ポッツが来日した。波乱万丈のオペラ歌手:ポール・ポッツ、日本上陸(BARKS) 日本ではあまり知られていないが、この人の声はすごい。いつもは携帯電話のセールスマン。だがオペラになるとすごい能力を発揮する。彼は、「Britain's Got Talent」というオーディション番組に挑戦。見事チャンピオンになる。映像がyoutubeに残っているので紹介する。Paul sings Nessun Dorma high quality video/soundPaul Potts Britains Got Talent SemiFinal Time To Say Goodbye彼こそは現代の奇跡だ!***********************関連記事ポール・ポッツ観た~ ↑彼の来日コンサートに行った方の記事。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2008.04.29
題名のない音楽会の新司会者に佐渡裕が就任した。 黛敏郎、羽田健太郎と続くこの番組の司会者。黛敏郎の時代には、こんな企画もあった。とても興味深いので紹介する。佐渡裕、『題名のない音楽会』司会者に決定! ~強烈だった、かつての『題名~』秘話~佐渡といえばバーンスタインの弟子。この番組の司会者としては適任と言える。エネルギッシュで変わった視点での音楽が楽しめそうだ。これまでと同様にクラシックの普及に期待する。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2008.04.08
今年も、吹奏楽定期演奏会の季節がやってきた。3月26日は都立杉並高校。第26回の今年は杉並公会堂で行われた。多くのファンに聴いてもらうため、定演は昼と夜の2回に分けて行われた。私は夜の部を聴いた。(以下の写真はクリックで拡大する) 杉並サウンドは健在。いい音楽を聴き、幸せになれた。ほぼ満席の観客も、大いに満足しただろう。 「ザッツSUGINAMIテイメント」と題されたポップスステージは大いに楽しめた。実に多くの衣装を用意して演奏、ダンス、手品(すでに伝統か?)。観客からは「すごいね!」の声が上がっていた。 楽天のブログでは、これ以上写真を公開できない。この演奏会の写真は、以下のページでも紹介している。2008杉並高校吹奏楽部定期演奏会知らない人のために書いておくが、杉並はレベルの高い音楽を維持している。「吹奏楽の甲子園」と呼ばれる全国コンクールにも出ている。この高校の音楽監督で指揮者の五十嵐先生。彼の存在なしに杉並高校の吹奏楽はありえない。この日、「仲間たちへ~シャクルトン、伝説の南極遠征~」を演奏することになっていた。作曲者の清水大輔さんがこの会場にいた。そこで五十嵐先生は言う。「演奏会にサプライズはつきもの」生徒には内緒で、清水大輔さんに振って(指揮して)もらおうという。高校の定期演奏会は「青春ドラマの最終回」だと思う。3年生にとって最後の舞台。卒業後も音楽が続けられる部員は多くないだろう。だからこそこの演奏会は大切な思い出。泣いて当たり前だ。今年も卒業生の紹介で何人かは泣いていた。今まで学業との両立とか苦しいことがあったのだろう。だがこれは終わりではなく始まりだ。4月にはまた新入生が入ってくる。コンクールに向けた厳しい練習が待っている。気が早いけど、来年の宣伝をしておく。09年の定期演奏会は3月27日に予定されている。場所は今年と同じ杉並公会堂。来年は杉並高校定期演奏会にGO!***********************関連記事杉並高等学校吹奏楽部の底力 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2008.03.26
都立高校としてレベルの高い音楽を提供してきた杉並高校吹奏楽部。今年の定期演奏会が以下のように決まった。 日時 2008年3月26日(水)場所 杉並公会堂大ホール(JR中央線荻窪駅北口から徒歩7分)入場無料【昼の部】開場:午後1時/開演:午後1時30分※【夜の部】開場:午後5時30分/開演:午後6時15分曲目(予定)P.スパーク:フィエスタA.Iハチャトゥリアン:交響曲第3番「シンフォニー・ポエム」P.マスカーニ/宍倉 晃:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」よりE.カールマン/鈴木英史:喜歌劇「伯爵夫人マリツァ」セレクション天野正道:「ストラトス 4」より 5つの断章清水大輔:仲間たちへ~シャクルトン、伝説の南極遠征~2008年吹奏楽コンクール課題曲よりフルート八重奏 天野正道(委嘱作品):ソナチネ金管八重奏 G.リチャ―ズ:高貴なる葡萄酒を讃えてSWO Pops Stage 「ザッツSUGINAMIテイメント」【指揮】 五十嵐 清※小中学生は出来るだけ昼の部に来場するようにとのこと。(夜の部は時間が遅くなるので)詳しくは以下のページに出ている。東京都立杉並高等学校吹奏楽部 第26回定期演奏会(BAND POWER)今まで多くのファンに支えられてきた杉並高校。今年も高い技術で素晴らしい音を聴かせてくれるはずだ!大いに期待する! ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2008.02.16
今日、東海大学の学園祭に行った。「建学祭」と言うらしい。そこで、吹奏楽研究会の演奏会が行われていた。 「食欲の秋!!お腹スクスクスクリーンミュージック」と題されたこの演奏会。大いに楽しめた。曲目は以下の通り。♪ファッショネーション~魅惑のワルツ♪パイレーツ・オブ・カリビアン♪スクリーンミュージック・アラウンド・ザ・ワールド♪バック・トゥー・ザ・フューチャー♪スマイル~テリーのテーマ♪ディズニー・アット・ザ・ムービーズ♪ジャパニーズグラフィティー12♪アンコール(「踊りあかそう」マイフェアレディーから)学園祭ということで休憩なしの約一時間、すべてポップスステージ。これなら年代を問わずに楽しめる。考えたステージだ。「スクリーンミュージック・アラウンド・ザ・ワールド」これは、「スーパーマン」や「スターウォーズ」、「シェルブールの雨傘」、「白い恋人たち」「80日間世界一周」「アラビアのロレンス」など。楽しく、質の高いメドレーだった。「スマイル~テリーのテーマ」はチャップリンの映画。「モダンタイムス」と「ライムライト」を演奏。特に「ライムライト」は、美しいメロディーが有名。チャップリン自身が作曲している。指揮者(音楽監督兼任)もステッキにシルクハットの姿で登場。歩き方もユーモラスだった。「ディズニー・アット・ザ・ムービーズ」美しいメロディーの「美女と野獣」や「ライオンキング」、「メリーポピンズ」など。これは、ディズニー好きな音楽監督の選曲によるものか。「ジャパニーズグラフィティー」では、懐かしの日本アニメ。「宇宙戦艦ヤマト」と「銀河鉄道999」の組み合わせ。曲目を何にするか。それは多くのバンド関係者にとって悩みの種。今日の演奏会はある意味でポップスステージの手本になったのではないか。私はそう考える。東海大は今年の東京都吹奏楽コンクールで金賞。(この大会は全日本吹奏楽コンクール予選を兼ねている)第47回 東京都吹奏楽コンクール実施結果しかし、金賞ながら代表権は取れなかった。これを吹奏楽のコンクールでは通称「ダメ金」と呼ぶ。このコンクールで一般、職場を含めてダメ金は東海大だけだった。代表権を取ったのは創価大学パイオニア吹奏楽団。全日本吹奏楽コンクール(大学の部)は11月3日に行われる。今日の演奏を聴いて、東海大は将来に希望が持てそうな団体だった。今後も活躍を楽しみにしている。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2007.11.01
作詞家の阿久悠さんが尿管癌のため亡くなった。70歳だった。 阿久悠さん死去「頭の中におもちゃ箱を持っていた」(J-CASTニュース)亡くなってみると、その人がいかに偉大だったかがよく分かる。彼の死によって、昭和が過去になりつつある。それでも多くの曲は人々の心に刻まれている。阿久悠さんと言えば、多くのヒット曲。ピンクレディーの「ペッパー警部」や「UFO」。都はるみ「北の宿から」も彼の手によるものだった。岩崎宏美、西城秀樹、沢田研二、八代亜紀にも曲を提供していた。オーディション番組「スター誕生」で審査員を務めていた。私が彼の名前でなく顔を認識したのはこの番組だった。冥福を祈る。合掌 ***********************関連記事阿久悠さんが死去 ≪訃報≫作詞家の阿久悠さんが死去訃報:阿久悠さん逝去阿久悠さん、死去? 8.1 夜 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2007.08.03
ピアニストで作曲家の羽田健太郎さんが亡くなった。58歳。肝細胞がんだった。 ピアニストの羽田健太郎さん死去(asahi.com)羽田さんは音楽の普及に貢献した人。彼の影響で多くの人がクラシック音楽に馴染めた。「題名のない音楽会21」の司会でも知られていた。アニメ「超時空要塞マクロス」。刑事ドラマ「西部警察PART-II」の音楽も担当した。崎陽軒のシューマイ(シウマイ?)CMも手がけた。彼の生前の活躍ぶりを紹介する。"On My Own"本田美奈子.さんと共に、もうこの世には存在しないのが残念(泣)。しかも、58歳は作曲家にとってまだまだ活躍できる年齢。先日亡くなったZARDの坂井泉水さん。そして石立鉄男さんも亡くなった。寂しい限りだ。冥福を祈る。合掌。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2007.06.04
4日、NHKで放送された「ハイスクール・ミュージカル」を観た。 正直、面白かった。主役の男女は歌唱力があったし、敵役も笑わせてくれた。舞台はアメリカにあるイースト高校。主人公トロイはバスケット部のキャプテン。新学期早々、ライバル校との決勝戦がある。父がコーチ(しかも元キャプテン)でトロイにプレッシャーをかける。大学進学もこの試合にかかっている。ヒロインはガブリエラ。トロイのいる高校に転校する。前の学校では理数系に抜群の成績を残す。実は休暇中、パーティーでトロイとデュエットする。二人とも「歌うこと」に対して新たな自分を発見する。学内ミュージカルのオーディションに参加する二人。だが、環境がそれを許さない・・・。このミュージカルのテーマ。それは「新たなことに挑戦すること」。二人は仲間の協力も得ながら困難に向かっていく。全編にちりばめられた音楽とダンスが観客を楽しませてくれる。ディズニーチャンネル製作らしくとても爽やか。ゴールデンウィークにはぴったりの番組。音楽との出会いは運だ。どこかで「音楽は素晴らしい!」と感じれば、脳細胞に刻みつけられる。それはいつ、どこでなのか誰にもわからない。不幸にも一生音楽の素晴らしさがわからない人もいる。音楽だけではない。人によってはそれが村上春樹の小説だったり、サッカーだったりする。どの分野かは人による。それでもほとんどの人は何かに心が動く。その瞬間があるはずだ。多くの人は音楽が必要。いい音楽は人を励まし、明日の活力をくれる。もっと音楽をくれ!多くの人は音楽に飢えている!***********************関連記事海外ドラマ「ハイスクール・ミュージカル」を見る ↑実に参考になる記事。面白く読ませていただいた。特に以下の記述に共感した。>日本におけるミュージカル劇って、限られた人達だけのものって気がします。値段は高いし、見に行く人達は最初からある程度決まってて、それがぐるぐるぐるぐるまわってるだけのような気がします。では日本人ってミュージカル嫌いなの!?...否、そんなことはないと思います。ハイスクール・ミュージカル【連休中にできる最善のこと】 ハイスクールミュージカルハイスクールミュージカル!!ハイスクールミュージカルハイスクール・ミュージカル ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2007.05.04
ミュージカル「レ・ミゼラブル」が20周年を迎えた。 “ああ有情”「レ・ミゼラブル」20周年でファン感謝(ZAKZAK)初めての方ならこちらをどうぞ。迫力あります!Les Miserables - On My Own(Fixed Audio Sync)Do you hear the people sing?(10周年記念コンサート)"Do You Hear the People Sing?" - LES MIZ, Broadway CastLes Miserables - One Day More (TAC)このミュージカルについては、語ることがいろいろある。まずはキャラクターの中に自分と似た人がいるということ。これは、このミュージカルを知っている人なら感じたことがあると思う。「許し」を与えた司教、司教のおかげで生まれ変わったジャンバルジャン。そのバルジャンを追う「法の奴隷」ジャベール警部。売れるものは売りつくして哀れに死ぬファンテーヌ。その子コゼットはバルジャンに引き取られてマリウスと恋に落ちる。マリウスに恋をするもう1人の女性、エポニーヌ。彼女もまた孤独で悲しい運命が待っている。革命に燃える男アンジョルラス。子どもながらに革命を助けるガブローシュ。いろんな人物がいろんな想いを音楽で表現する。実に3時間以上の大きなドラマだ。このミュージカルで考えることがある。それは人間という存在。人間は馬鹿だ。戦争で殺しあう。その上地球環境を壊す。日本でも自殺や殺人がない日はない。子どもを虐待し、差別はなくならない。それでも時に人はすごいことをする。言葉、文化、宗教、人種を超え、協力してすごいドラマを作り出す。どうして多くの国でこのミュージカルが多くの人に愛されるか。それは、この長いドラマには多くの教訓が隠されているから。どうしてジャベールは自分の運命を決めてしまったのか?エポニーヌはどうして幸福になれなかったのか?バルジャンは何故長い間投獄されなければならなかったのか?いろんな疑問、そして社会的な問題が、このドラマにはある。それは舞台となったフランスだけのことではない。現代の日本にも通じるものだ。20周年は確かに嬉しい。しかし、「レ・ミゼラブル」は今でも必要とされている。何故か。それは、今もなお世界中で悲劇が起こっているから。そう考えるのは私だけだろうか。 ***********************関連記事レ・ミゼラブル20周年記念ファン感謝デー part1 レ・ミゼラブルファン感謝デー行って来たわよ~レ・ミゼラブル ファン感謝デー~↑今回の催しに参加された方たちの記事。うらやましい。私なら一生の記念になるだろう。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2007.03.12
先日、youtubeでLea Salongaの演じるレ・ミゼラブルを観た。Les Miserables - On My Own(Fixed Audio Sync)ピアノならこんなのもある。On My Own - piano solo彼女の声はここで聞けます。 彼女はフィリピン生まれ。このミュージカルでは幸せになれない女性、エポニーヌを演じていた。圧倒的な存在。迫力のある歌声。こんなすごい歌手がいたとは知らなかった。日本でエポニーヌといえば島田歌穂。ある年代以上の方なら記憶にあるだろう。あのロボコンでロビンちゃんを演じていた。日本のミュージカル女優ではトップクラスに入る。「島田版エポニーヌ」は哀愁のある感じが魅力。しかしLea Salongaのエポニーヌは力強さが聴く者の心を掴む。彼女はミス・サイゴンでも主役のキムを演じた。日本でこの役は、白血病で2006年に亡くなった本田美奈子.が演じて話題となった。***********************関連記事♪ Lea Salongaさん ♪ ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2007.03.04
歌手のジェームス・ブラウンが肺炎で死去した。73歳。ソウルのゴッドファーザー、ジェームス・ブラウン死去(読売新聞)ソウルミュージックの代表格。映画「ロッキー4 炎の友情」にも出演していた。劇中で彼が歌っていた「Living In America」を思い出す。 ジェームス・ブラウンが活躍した長さ。そして「ロッキー4」は冷戦構造の終わりを描いていた。時代を感じずにはいられない。 合掌。 ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.12.25
イージーリスニングの代表的な音楽家、ポールモーリアが81歳で亡くなった。ポール・モーリア - Wikipedia↑Wikipediaによると、死因は白血病とのこと。作曲家ポール・モーリアさん死去、「恋はみずいろ」指揮(NIKKEI NET)私もよく彼の作曲、アレンジ、そして指揮した音楽を耳にした。「恋はみずいろ」「オリーブの首飾り」が代表曲といえよう。私は「蒼いノクターン」が好きだった。ある年代の方にとって、彼の存在は大きかったのではないか。それほどまでに彼の音楽は多くの人に愛された。 私にとって音楽を身近なものにしてくれた人。それはバーンスタインでありポールモーリアだった。「音楽の普及」という点でポールモーリアの功績は偉大だった。二人が亡くなってもその音楽は永遠に残る。人類が存続している限り。合掌***********************関連記事ポールモーリアさん亡くなる・・・。 行けなかったポールモーリア恋はみずいろ/ポール・モーリア ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.11.05
今日4日、神奈川県の厚木市でインディーズのコンサートが行われた。題して「アツギノタイヨウ」。詳しくはこのバナーをクリック! 以前、私は山田尚史について記事に書き、このコンサートについても告知した。今日のコンサートはすばらしかった!このイベントには5組のミュージシャンたちが出演。出演者は以下の通り。ちえみ、山田尚史、みゃあ、ト・ライブ、そして紫蝶花(しちょうか)。まずトップはちえみ。いつもは厚木市内のライブハウスで活動しているそうだ。(肖像権、著作権の問題で写真が使えないのが残念)今日はギターとパーカッションを従えて澄んだ声を聴かせてくれた。いい声をしているのでいろんな場所で彼女がもっと多く活動できるといい。聴いていて私は彼女の声がレベッカのNOKKOに似ている気がした。パワーがあっていい音楽センスをしている。それは音楽の素人である私にもすぐに分かった。彼女は今日が誕生日だそうで、最後にワインをもらう。さらに「ハッピーバースデー」をみんなで合唱。「天然」の彼女も思わず涙ぐむ。いいシーンだった。彼女にとって忘れられない日になっただろう。ちえみについては以下のページに詳しい。ピアノ弾き語り ちえみウェブ彼女のブログでもこのコンサートについて書いている。アツギのタイヨウ さらにちえみのバックで演奏していたパーカッションがメリハリがあって聴いていて驚きがあった。いいリズムと強弱。ちえみの音楽にいいアクセントを与えていた。思わぬ収穫だ。今まで打楽器を軽く考えていた(汗)。反省せねば。次に山田尚史。今日は司会も彼の仕事。みゃあのモノマネで笑いを取りながら場を盛り上げていた。(彼の写真は本人から使用承諾をもらっているので問題なし) 応援ソング 発売中!何度聴いてもいい声。魂がこもっている彼の世界に、観客は動けなかった。私の近くにいる人は一瞬息が止まっていた。それほど彼のギターと声は人を魅了する。今日の会場は市民文化会館。高齢の方もいてこの日の音楽がどう受け入れられるか私は気になってはいた。しかしそんな心配はいらなかった。私の近くに座っていた老人が「この若者やるな!」という反応をしていたからだ。山田のパワーと情熱は年齢を選ばなかった。それが私には自分のことのように嬉しかった。商業的にどうかは別にして、彼のステージをもっと多くの人に体験してもらいたい。彼にはその価値がある。歌い方がパワフルなので喉を壊さないように。それだけが気がかりだ。山田尚史のブログを紹介する。山田尚史BLOG山田本人は以下の記事で「アツギノタイヨウ」について書いている。「瀕死。」 公式ページはここ。山田尚史official site[魔法のiらんど]次は、みゃあ。彼女も山田と一緒に司会役。彼女はいつも本厚木駅ミロード前で毎週金曜日午後10時から路上ライブを行っている。(最初、間違って「ルミネ前」と書いた。スタッフより違うと指摘されてしまった。自分では誤りに気がつかなかったのでメッセージありがたい。訂正させていただく)山田尚史によると彼女は「どこまでもまっすぐ」。「手拍子!」「みんな元気?」が口ぐせ。ピアノを使った彼女のステージは根強いファンがいる。このコンサートでも彼女は強くて響く声を披露した。最後の曲は決まって「帰り道イリュージョン」。この曲も手拍子が必要(笑)。アップテンポなこの曲を聴けば寒い木枯らしの中でも元気に帰れそう。彼女のホームページもここで紹介する。みゃあのホームページみゃあのブログでこのコンサートに関する以下の記事にトラックバックを送る。アツギノタイヨウ(みゃあズ★アタ~ック!!)4番目に登場はト・ライブ。正直、この日最高の発見はこのト・ライブと出会えたこと。そして知ったこと。しばらく私の記憶からはこのグループが消えそうにない。4人組だが1人がギター担当で3人はボーカル。ボーカル1人はパーカッションを担当。しかも女性ボーカルが1人いていいアクセントになっている。とても珍しい編成のグループだ。こうしたグループは流行らないかもしれない。しかし5年後、10年後に活動していれば逆に最新のグループになれるかもしれない。時代の流れに負けない普遍的な音楽だと私は感じた。聴いていてひとつひとつの音を大切にしているのがよくわかる。3人のボーカルは単独でも聴かせる力強さを持っている。加えて3人がアンサンブルを形成した時のハーモニーは聴いている者を魅了させずにはおかない。このグループに出会えてすごく得した気分になった。彼らの音楽はどこかテレビドラマでテーマソングとして採用されてもおかしくない。映画の主題歌でも通用しそうだ。プロデューサーはどうして彼らにもっと注目しないのか。ホームページを紹介する。ト・ライブ公式ページ最後に紫蝶花。どことなくTRFの影響を受けていると感じるのは私だけか。女性ボーカルと男性キーボードの組み合わせ。これも逆パターンが多く見られるので珍しい。女性ボーカルは他のアーティストに負けず力強い。「カッコよさ、気の強さ」が女性ボーカルの持ち味なのだろうと勝手に想像する。オリジナルの他にカーペンターズの名曲、「TOP OF THE WORLD」をカバー。男性キーボードも珍しく途中から歌っていた。これは、市民文化祭の一環として行われているコンサートということでの選曲だろう。近くにいた初老の観客も楽しんでいた。紫蝶花のホームページも紹介する。紫蝶花-official site-このコンサートはいい企画だと思う。出演したミュージシャンたちのレベルもかなり高かった。今日の5組以外にも実は知られていないアーティストがいるに違いない。普段は接することの難しい音楽を、もっと紹介する場があってもいい。そう感じたのは私だけではないはずだ。今日、このコンサートに来ていた観客も多くがそう思っていたのではないか。せっかくいいホールがあるのだから、こうしたイベントは続けてやるべきだ。まさかブログでこう書かれていてもうやらないとは言えないだろう。念のためにプレッシャーをかけておく(笑)。大事なことは、「いい音楽は実は近くにある」ということ。杉並高校吹奏楽部のページでも同じことを書いた。高校吹奏楽でもインディーズバンドでも求めるものは同じ。そして多くの人が気づいていないだけで、いい音楽はすぐ近くにある。それを今日のコンサートでは発見した。今からでも遅くはない。いい音楽を探しに芸術の秋に出て行かないか?すごい発見があるかもしれないぞ。本当はこのイベントについてもっと書きたい。が楽天の字数制限に引っかかるのでここまで(泣)。***********************関連記事厚木インディ-ズミュージシャン・フェスティバル『アツギノタイヨウ』11/4(土)は厚木市文化会館に集合♪(『厚木インディーズミュージシャン』(A-I-M))↑このコンサートもこの『厚木インディーズミュージシャン』(A-I-M)がなければ実現できなかっただろう。厚木インディーズフェス『アツギ ノ タイヨウ』AIM的革命イベント厚木インディーズミュージシャンフェスタおしらせ ***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.11.04
神奈川県の海老名や厚木周辺で活動している山田尚史。彼のギターと声はインパクトがあり聴く者を魅了する。 応援ソング 発売中! その山田が湘南藤沢まちかど音楽祭2006、決勝大会に出場。(10月21日(土) 藤沢市文化会館大ホール)湘南藤沢まちかど音楽祭とは見事グランプリ獲得! 彼はその前からのどを痛めていた。出血さえしていて医者からストップがかかっていたという。それでも彼は音楽祭を棄権しなかった。そしてグランプリ!私は彼の路上ライブを何回か聴いたことがあるが、とても心に響く。力強くていい声だ。とにかく一度聴いてもらいたい。彼は11月4日、厚木文化会館で「アツギノタイヨウ」というイベントに出る。入場は無料!ぜひこの機会に彼の声を体験してみてくれ!以下のページに詳細が出ている。アツギノタイヨウ彼の公式サイトを紹介する。山田尚史official site[魔法のiらんど]尚史ならメジャーも夢ではない!山田尚史の今後に期待! *********************** **************************トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.10.22
17日は県立厚木西高校吹奏楽部による定期演奏会だった。場所は厚木市文化会館。一言で表現するならば、いい演奏だった。正直演奏にいくつかミスはあった。それは私の耳でもわかる。しかしこの定期演奏会は私にいいことを教えてくれた。それは、「音楽はドラマである」ということ。ひとつの曲の中にもいろいろな想いが感じられて興味深かった。それだけでも雨の中演奏を聞いた甲斐があったというものだ。高校の定期演奏会は面白い。それは何かひとつは発見があるから。いい刺激が待っているから。やはり高校の定期演奏会はこうでなくては面白くない。始まりは「交響的孤独」。タイトルとは違って暗さがあまり感じられない。とてもメリハリのあるいい演奏だった。日頃からよく訓練しているのだろう。強弱にこだわっているのがすごく理解できた。第二部の「美女と野獣」はおなじみのディズニー映画。吹奏楽なのに、ここでは歌っていた。しかも英語で。練習には長い時間が必要だったことだろう。私個人としては洗練されたコーラスよりも力強く熱唱したほうが好きだ。しかしここは定期演奏会。何をやろうが本人たちの自由。いい試みだったと思う。ただひとつ言いたい。せっかくの試みなのだから、「歌ってこんなにいいものだよ!」とか、「音楽はこんなにもすばらしい!」という喜びがもっと表現できたらもっとよかった。私は技術よりもそうした感情が好きで定期演奏会に行っている。部員と指導者にはどうしたらもっと「身近な音楽」を感じてもらえるのかを考えてもらいたい。実際、定期演奏会でも観客が泣きながら聴いて、帰りには「いいものを聴いたよね!」と言いあう高校もある。厚木西高校もぜひそうした高校になってもらいたい。続く「トイレ掃除」をテーマにしたボディーパーカッションは面白かった。韓国にナンタというパフォーマンスがある。この「トイレットストーリー」はまさに厚木西高校によるナンタの世界だ。ダンスメドレーは一番の見せ場(?)だったかもしれない。拍手が多かったのもうなずける。次の「サザエさん」だが、面白いけれどもお面を付けている連中にもっとストーリーを持たせたほうが面白かったのではないか?何だかよくわからないうちに終わってしまった感じだ。いちばん感心したのが「楓葉の舞」。この高校の伝統なのかもしれないが、定期演奏会にもかかわらずソロの部分が少ない。まったくないわけではないが、私が今まで体験したどこの高校よりも少なかった気がした。その中にあってこの曲はクラリネットのソロが終盤にあって健闘した。素人目から見てもかなりの腕前だ。コンマス(コンサートマスター)の場所にいたが、このクラリネットは聴く価値がある。たぶん卒業生なのだろうそのクラリネット奏者は、エンディングで涙を隠さなかった。いい物を見せてもらった。音楽は感情の産物だ。せっかくの定期演奏会。終わって泣くくらいの気持は歓迎する。いつも思うのだが、いい演奏をした人を集めて「ドリームチーム」はできないものなのか?この日のクラリネット奏者は、もちろんこのチームに入れる。この定期演奏会の問題点をいくつか。1、もっと宣伝すべし。そうすれば聴いていた小学生、中学生が「自分も厚木西へ行って吹奏楽やりたい!」と言うかもしれない。高校の吹奏楽部にはコンクールで勝つだけではなく、「地域の音楽活動を担う」という役目がある。この日ももっと宣伝さえできていれば大ホールは満員になっただろう。そう考えると残念。さらに問題なのが厚木西高校吹奏楽部ホームページ。検索すると以下のメッセージが出る。>厚木西高校吹奏楽部 ホームページは以下のURLに移転しました、>お手数ですがリンク先URLの変更を宜しくお願い致します。その下にはこのようなリンク。新 URL / http://nishisui.fc2web.com/ここをクリックするとこう出る。ページが見つかりません。 100人に一人、1000人に一人くらいの割合でも、定期演奏会のことを調べたり、厚木西高校吹奏楽部について知ろうと思う人がいるかもしれない。それでいてこの扱いはないだろうと思う。内部事情がどうなっているかは知らないが、是非とも改善していただきたい。2、開演時刻の問題。この日、定期演奏会に集まった観客は10代が多かった。開演時刻は6時(18時)。もし小学生だけでも行ける時刻に定期演奏会があれば、「地域の音楽活動」にもっと役立っただろう。機会があればまたこの定期演奏会に行きたい。この記事を読んでいる人も、是非近くの演奏会に行ってもらいたい。いいドラマが待っている。本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればコメントかメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.06.17
フリーページで紹介した杉並高校吹奏楽部の定期演奏会については、以下のページをご覧ください。3月28日(火)18時より、なかのzeroで行います。http://www.nices.or.jp/02guidance/02-1-4eventguide.htmlなかのzeroはここです。http://www.nices.or.jp/02guidance/02-1.htmlお近くの人は是非どうぞ。本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2006.03.12
NHK音楽祭ハイライトを観た。そして聴いた。小澤征爾とN響、そしてジャズの競演はとても面白かった。小澤とガーシュウィンはすごく合っている。彼はガーシュウィンの面白さを出しながら決して音楽を崩しすぎない。ガーシュウィンは一歩間違えばまとまりのない演奏となってしまう。小澤はそのことをよく知っていた。私はガーシュウィンと言えばバーンスタイン。そして「ラプソディーインブルー」というイメージがある。バーンスタインは確かにすごい。すごいが私には「遊びすぎ」の感がある。だからかもしれないが小澤のガーシュウィンは素直に聴けた。初披露となる千住明の「日本交響詩」も新鮮。日本の民謡をメドレーで紹介する珍しい曲だ。クラシックファンだけでなく低い年齢層でも楽しめただろう。さらに驚いたのがフィンランド放送交響楽団と競演した小菅優。小菅優ホームページ22歳とは思えないパワフルな打鍵!彼女の持ち味はパワフルさだけではない。「静から動、動から静」も兼ね備えている。9歳で欧州へ渡る決断をしたのも驚くべきだ。彼女のことはTBS「情熱大陸」で知っていた。情熱大陸(小菅優) この番組の放送は2003年8月。インタビューでは長い海外生活のためか日本語を間違えるシーンが印象的だった。(小菅は恥ずかしがって「今のカットね!」と言っていたがスタッフはしっかりと放送した)また、ケーキをパクパクと食べ、いかにも「ピアノが好きだ!」という情熱が漲っていた。それからの彼女は確実に成長していた。NHK音楽祭でその成長を証明した。日本にもすごいピアニストがいたものだ。小菅と競演したフィンランド放送交響楽団の指揮者のサカリ・オラモもすばらしかった。シャープで完成度の高い演奏は彼なしには考えられない。シベリウスの「フィンランディア」は本国が誇りとしているだけに文句のつけようがない。インタビューでオラモはこう言っていた。「フィンランディアは母乳のようなもの」自信と誇りがなければこうは言えまい。クラシックが嫌いな人も、一度小菅のピアノを聴いてみてほしい。10年後の彼女が楽しみになる。 小菅優/ショパン:24の前奏曲 他 参考になった記事小菅優さんのこと(ETUDE) 先の楽しみなピアニストさん(洋食シェフのおすすめ)今日の曲(えつポエム) 小菅優さんのこと(乃琶の独り言)小菅優「Frederic Chopin etudes」(Simple blog Kind blog) ♪2005/06/12小菅優ピアノリサイタル@彩の国さいたま芸術劇場(♪クラシック音楽響(狂)ピングーの麗しき日々♪)定まらず(CLACLA日記) 本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2005.12.04
27日(日曜日)の「N響アワー」石田衣良が出ていた。 映画「アマデウス」で有名なモーツァルトの交響曲25番などを紹介していた。驚くことにモーツァルト17歳の時の作品。多くの人が知っているように、モーツァルトは早熟の作曲家。多くの曲を世に送り出しているが、短調は40番と25番の二曲しかない。この番組では石田が夜の池袋などをタクシーでめぐる、今までにないN響アワーの構成だった。「人生そんな悪いもんじゃないよ」と言った後で、「甘いんです」と認めていたところもまた彼らしかった。確かに彼の書く文章には甘さがある。しかしそれが石田のいいところ。私は勝手に想像するが、彼の甘さを読者は求めている。そうでなければ「4TEEN」など読めはしない。この作品についてはすでに書いた。「4teen」石田衣良(ネタばれあり)彼にはクラシックが良く似合う。音楽に対するこだわりも番組で垣間見えた。現代を描く作家とクラシックはミスマッチにもなりかねないが、石田は適任だった。最後に石田はN響のことを「クラシックの日本代表」と呼んでいた。サッカーの日本代表はワールドカップに行くことができた。N響はどうなのだろう。参考になった記事N響アワーは「クラシック日本代表」(メニューはクラシックCDア・ラ・カルト)この番組を見て、「クラシック日本代表」について言及。本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。その場合リンクは必要とはしません。意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2005.12.01
今回も吹奏楽について書く。一時期、高校や地域の定期演奏会に多く出かけたことがあった。Band Powerというサイトがあり、ここでコンサート情報が得られるので便利だ。また、ここでは演奏会のレポートを投稿できる。 私も投稿して掲載されたことがあるが、一回私の投稿が「ボツ」になったことがあった。私はそれ以来投稿していない。ある高校の定期演奏会のことを書いたのだが、「批判しすぎ」が管理人には気に入らなかった。これは管理人による「検閲」に他ならない。その演奏会で私が気に入らなかったのは、ちっとも演奏していて楽しくないように見えたこと。これでは聞いている側も楽しくない。私は定期演奏会では演奏の技術よりもこの点を大切にしている。技術を大切にするのならコンクールに行けばいい。定期演奏会は「身近な楽しい音楽」こそ重要だと以前から感じている。高校の吹奏楽には「身近な楽しい音楽」の可能性がある。だから私も演奏会に出かけていく。もし批判できないとしたらレポートに意味があるとは思えない。しかも「批判しすぎ」が問題となるならば、演奏会を誉めるレポートしか掲載しないでいいのか?という疑問が今もある。演奏する側に訊きたいのだが、批判は聞きたくはないのか?それで今後音楽活動が向上することがあるのか?また、演奏会にはつきもののアンケートがある。客が書きこんで終了時に出口で回収するものだ。このアンケートは次回の演奏会や活動に本当に役立っているのか?聴く側にしてみたら「どう役立っているのか」が伝わってこないことが多い。次回の演奏会のお知らせが次の年ハガキで来ることもある。これはありがたい。ありがたいのだが多くの楽団は財政的に苦しい台所事情がある。それでいて全ての客にハガキを出すのはどこか無理をしていないだろうか?最近ではメールが発達しているので、ハガキではなくメールでお知らせしてもいい客は多いのではないかと勝手に推測する。メールなら手間はかかるが、ハガキに比べて費用が安く済む。楽団の関係者はどうか検討していただきたい。本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2005.10.16
映画「スイングガールズ」を観た。正直に言うと「吹奏楽の旅」を見た後ではこの映画は評価が落ちる。そのくらい「吹奏楽の旅」は面白かったし感動もした。このことはすでに別の記事で書いた。ミスサイゴンと青森山田高校吹奏楽部(2004年10月27日) 「笑ってコラえて 吹奏楽の旅完結編」(2004年11月3日)ではその後はどうだろうか?多くの高校生は吹奏楽に触れるのが3年間だけではないか?大学や地域で吹奏楽の活動をできる人はほんの少しでは?これって昔からある今後も容易に解決できない問題。東京には武蔵台ウインドという楽団があり、私もここの定期演奏会に行った事がある。武蔵台ウィンドオーケストラのホームページ 地域の活動を広い年代(中学生から社会人)で行っている珍しい集団だ。練習場所や地域の理解、演奏会の場所取りや活動資金など、多くの苦労があるに違いない。だがこれは東京など大都市圏だからこそ可能なのかもしれない。こうしたことを考えているのは私だけではないらしい。指揮者の佐渡裕氏はテレビのインタビューで「音楽が遠い」ということをしきりに訴えていた。佐渡 裕オフィシャルサイト確かにクラシックの音楽会はネクタイをした大人たちで占められていてチケットも高い。だからこそ一部の人にのみ聴く機会がある。ところが音楽は一部の人のものではない。学校だけで行うものでもない。佐渡はこのことを気にしていて低い年齢のためのコンサートを定期的に開いている。~ヤングピープルズコンサート~こんな催しもある。1万人の第九コンサートこうした活動は広く報道されないがとても貴重だ。佐渡の師匠であった巨匠、バーンスタインもクラシックだけでなく音楽の普及には尽力した。大ヒットした「ウエストサイド物語」や「キャンディード」などのミュージカルも手がけ、幅広い音楽性は多くの愛好家を持つ。もう一度言う。音楽は一部の人のものではない。きっとあなたの近くに素敵な音楽がある。私の場合はそれが杉並高校吹奏楽部だった。杉並高校定期演奏会にGO!音楽はもっと広く多くの人の楽しまれていい。そしてもっと柔軟に、学校という枠を超えた活動が必要だ。「吹奏楽の旅」を見て感動し、笑った人。もう少し長く彼らの音楽を聴いてみたいと思いませんか?本を買うなら楽天で!その他アフィリエイト バナーをクリック!小学生行方不明事件に情報をお願いします。 拉致問題の解決を願うブルーリボン運動です。***現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 意見があればメッセージでどうぞ。ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。今のところメッセージは全て読んでいます。
2005.10.15
昨日(11月28日)の「N響アワー」はゲストに宇宙飛行士の毛利衛を迎えて、美しい南極の日食やスペースシャトルからの美しい宇宙の映像(毛利さん自身が撮影したハイビジョン映像!)と、N響によるクラシック音楽の競演になった。司会の池辺晋一郎は「宇宙とバッハ」について「似合い」を語っていたが、考えてみれば、バッハの音楽は「人工的なもの」だし、宇宙は自然そのものだ。まったく違った性質のものが、ひとつになって人を感動させるのは、クラシック音楽と宇宙があまりにかけ離れているものだからではないか?私はそう考えた。そこに存在するだけで芸術になってしまう宇宙と、ちっぽけな人間が短い生涯で努力して奏でる音楽。この対比はとても面白い。番組で紹介したのはバッハのアリアは有名な「G線上のアリア」で、私はこの曲を聴くと、映画「転校生」(大林宣彦監督、1982年公開)を思い出す。どうしても尾道の美しい風景(夕暮れが絶品!)と小林聡美が頭から離れない。この映画にあまりに感動して、私は尾道に行ってしまったくらいだ。瀬戸内海に面した尾道は山と海が近くて、映画にも出てきた国道2号線が海沿いを走っていて、私は「風景が映画そのままだ!」と一人で感動しまくっていた。この映画は、有名なミュージカル映画「オズの魔法使い」のオマージュになっていて、映像としてもカラーと白黒の対比が面白かった。もしこれからこの映画を観るのであれば、「オズの魔法使い」もセットで観るといい。「G線上のアリア」は、とても美しいメロディーで、私が好きなクラシック音楽のひとつだ。私は楽器には詳しくはないが、G線というのはドレミで言うと「ソ」の音にあたるのだそうだ。この曲は弦のうち、G線を多く使うことからこの名で呼ばれている。また、モーツァルトのピアノ協奏曲第21番 K467(番組ではシャルルデュトワ指揮)は、貴族軍人とサーカス娘の恋を悲しく、そして美しく描いたスウェーデン映画、「短くも美しく燃え」(1967年公開)で有名だ。曲はピアノがなんとも美しく、名作の多いモーツァルトの中でも珠玉のひとつ。100年が経過しても、この曲は色褪せることがないだろう。モーツァルトは誰が何と言おうと天才だ。映画「アマデウス」を観ると、そのイメージが破壊されてしまうが、何回生まれ変わっても、彼のようにはなれないと私は思う。モーツァルトについては、宮本輝の「錦繍」を読んでみることを勧める。そして最後は、テーマが宇宙ということで、ホルストの「惑星」だった。この曲については、26日の日記ですでに書いている。ピアニスト久石譲、平原綾香と競演。NHK「夢・音楽館」追記 N響はアシュケナージを音楽監督に迎えたが、将来N響の常任指揮者に佐渡裕を迎えるようなことはあるのだろうか?バーンスタインの弟子である彼が、N響の「伝統」をいかにぶち壊すかを見てみたい。バーンスタインもクラシックの普及、クラシックとジャズの融合のため、ある意味「伝統を壊した」人と言ってもいいだろう。そのために音楽では「遊び」が過ぎてしまったようにも感じるが、佐渡裕は是非師匠のできなかったことにチャレンジしてもらいたい。いい意味での「伝統の破壊」は私は好きだ。「音楽の垣根を壊す人」としての佐渡裕に期待する。*現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 意見があればメッセージでどうぞ。トラックバックも受け付けています。ただし殺人を正当化しない人に限ります。削除もあります。
2004.11.29
殺伐とした話題が続いたので、今日は音楽について書く。昨夜、NHKの「夢・音楽館」で、作曲家の久石譲が出演していた。「代役」イッセー尾形の司会で、ゲストもう一人は歌手の平原綾香。平原綾香は「ジュピター」を歌っていた。もちろんこの曲はホルスト「惑星」の「木星」が原曲だ。私は冨田勲のシンセサイザーではじめてこの曲を知った。作曲者のホルストが聞いたら怒られるかも。この曲は、ロンドン交響楽団創立記念で作られた曲なのだそうだ。今年の春、ある高校の定期演奏会でそう紹介されていたと記憶している。(もし間違っていたらメッセージで指摘願います)追記 最初の日記では、「惑星」を、「ロンドン交響楽団50周年記念」と書いたが、2004年にこの楽団は100周年を迎えるということで、計算が合わない。そこでここでは「ロンドン交響楽団創立記念」としておきます。悪しからず。「惑星」は、1914~16年に作られているが、その斬新さにはいつも驚く。今聴いても新しく感じる「時代に耐えることのできる曲」だ。50年後、100年後でも、この曲は人々にその斬新さを感じさせるだろう。また、もう一極披露した「BLESSING 祝福」は、ミュージカル「十戒」のテーマソングだ。映画で有名な「十戒」は、ユダヤ人による「出エジプト記」を描いている。ラムセス2世率いるエジプト軍に追われたユダヤ人が、紅海を前にして窮地に陥る。モーゼが祈ると紅海が二つに割れてユダヤ人は助かるが、後を追ったエジプト軍は海に飲まれてしまう。彼女(平原)のファンからの批判を覚悟で言えば、彼女は自分の魅力を活かしきっていないように感じた。音楽は「質の高さ」と同時に、「好き嫌い」がある。私には彼女の声、そしてブレスが好きにはなれなかった。しかし彼女には大いなる可能性がある。今後に期待する。久石譲と言えば、宮崎アニメの音楽担当として知られている。「風の谷のナウシカ」「魔女の宅急便」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「紅の豚」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」とその音楽は作品とともにあまりにも有名だ。以前、TBSの「情熱大陸」にも彼が出演していたが、「映像と音楽」を合わせることに対して、久石譲はかなりの神経を使っていたし、自信も持っていた。彼が音楽を担当した映画を詳しく観ると、そのことが実感できる。アニメ以外にも「HANA-BI」「菊次郎の夏」「青春デンデケデケデケ」などが、彼の作曲だという。番組内でも「いのちの名前」「人生のメリーゴーランド」「spring」など、久石自身のピアノが聴けて、私はしばし幸せな気分になった。特に「spring」のピアノは素晴らしかった。単純なメロディーで人を感動させる、彼は現代の魔法使いだ。彼のピアノはあまりに美しい。彼の作曲した作品は、あまりに美しいメロディーを持っている。「どうして日本が漫画やアニメで有名になったか?」という質問の回答には、「日本に手塚治虫と宮崎駿が誕生したからだ」としか答えが見つからない。しかし、宮崎アニメは久石譲なしにはその魅力は半減してしまうだろう。久石譲にはそれだけの価値がある。アニメが日本の文化なら、久石譲の音楽もまた日本の大切な文化だ。この番組の放送時期が「ハウルの動く城」の公開直後だけに来春の定期演奏会では、各高校、団体が彼の作曲した曲を演奏するだろう。 今から各地での演奏会が楽しみだ。 参考になったページ久石譲オフィシャルサイト久石&平原(お昼寝定食)追記 この番組内で、「宮崎アニメは何が好き?」という話題が出ていたが、私は「ジブリ作品」では「耳をすませば」が一番好きだ。(誤解のないように注釈。 この作品は、製作プロデューサー、脚本、絵コンテが宮崎駿。正確に言うと「宮崎アニメ」ではないとも言える。)残念(?)なことにこの作品は、音楽が久石譲ではない。(この作品は音楽を野見祐二が担当している)この作品には魔法使いも、飛行船も出てこない。誰も死なない。誰も殺さない。しかも登場するのはごく普通の中学生だ。その中学生は悩む。あまりに純粋なその悩みは、多くの人の胸に響いただろう。人々が感動するのは魔術や殺し合いがあるからとは限らない。人々が知らないだけで、すぐ近くにすごいドラマが待っているものだ。特に雫が聖司作のバイオリン伴奏で主題歌の「カントリーロード」を歌っている場面が好き。地球屋の主人一行が戻ってきて、「即席音楽会」になってしまうところがすばらしい。監督の近藤喜文さんが1998年1月に亡くなってしまったのは何とも残念としか言いようがない。享年47歳。彼にはもう一本作品を作ってほしかった。彼の作品を観て泣きたかった。 神は意地悪だ。人の楽しみを奪いやがって!誰がお前なんか信じるものか! 近藤喜文さんを偲ぶ*現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 意見があればメッセージでどうぞ。トラックバックも受け付けています。ただし殺人を正当化しない人に限ります。もちろん削除もあります。
2004.11.26
第10回日本管楽合奏コンテストは11月6日と7日、文京シビックホールで行われた。各校の演奏曲目 結果はこのページ日記やフリーページで何度も紹介している杉並高校は、「おほなゐ」~1995.1.17.阪神淡路大震災へのオマージュ~(天野 正道)を演奏し、 高等学校の部B部門で最優秀賞を獲得した。何度も同じことを言うが、時間的にも経済的にも決して恵まれたとは言えない杉並高校のこうした実績は、賞賛に値する。杉並高校定期演奏会レポート(バンドパワーから。レポートのひとつは私が書いています。)杉並高校、東京都代表決定!(日記から)杉並高校吹奏楽部を応援する!! (日記から)杉並高校吹奏楽部を誉めてください!(普門館での2004年全国コンクール結果。日記から)杉並高校吹奏楽部の次回定期演奏会は2005年、3月29日(火)中野ZERO大ホールです。杉並高校を聴くなら今かもしれません!みんなで演奏会に行きましょう!! 中野ZEROはここです! *現在掲示板と日記コメントは荒らし対策で閉鎖しています。悪しからず。 意見があればメッセージでどうぞ。トラックバックも受け付けています。ただし殺人を賛美、正当化しない人に限ります。もちろん削除もあります。
2004.11.08
日本テレビの「笑ってコラえて 吹奏楽の旅完結編」が放送された。番組としても面白かった!!高校生たちと指導者の努力に笑ったし感動した!!青森山田高校は金賞だったにもかかわらず、代表からは漏れた。結果として普門館(全国大会)に行けず、残念だった。普門館では、東北大会で代表になった秋田県立秋田南高等学校と福島県立平商業高等学校が銀賞、福島県立湯本高等学校が金賞だったことを考えると、東北大会はレベルが高かった。この高校の指導者は「勝ち方がわからない」と生徒の前で正直に語っていたが、これでも全国にはいけないのかと考えさせられた。指導者にとっても、普門館は大きな壁だ。普段厳しく指導している分全国大会に行けなかった時、生徒には「申し訳ない」と言うしかないだろう。この高校が大会に進めなかったことは残念だったが、番組のはからいによりたった4人だがその雰囲気を体験できたことは、今後に大きな意味を持つだろう。結果がどうであれ、彼らはいい経験をした。番組のゲストに市村正親を呼んだのはいいアイデアだった。彼はミスサイゴンでエンジニア役を長年していて、その演技力は定評がある。「アメリカンドリーム」はやはり彼が歌わねば。「オーディションこそ人生だ」という彼の言葉(いつも言っているらしい)はなるほど重みのあるセリフだ。淀川工業高校には笑ってしまった!クラリネットの吉良君はいい根性をしている!今まで基本練習の「ロングトーン」を練習してきて、テレビカメラを向けられても「基本が大切」と言う。だが、「学内オーディション」に向けて、この練習をおろそかにしてしまう。指導者から、音の不十分さを言われ、「全国(放送)で基本が大切と言いながら・・・」とオーディション後で突っ込まれるのは鋭い指摘だった。ただ厳しいだけでなく、生徒の練習方法までよく把握しているのには驚きだ。部員は200人もいるというのに。課題曲「風之舞」が耳に残った。しばらくの間、「当然じゃ!」は忘れられそうもない。最初は部員の危機感を出すための「当然じゃ!」。そしてバスの中では代表に決まっての「当然じゃ!」。名言だった。淀川近辺ではこのセリフが流行っていたりして!オーディションも、「これでいいのか?」「これが大阪で一番か?」ということを指導者は盛んに言っていた。厳しいが全国に行くためにはこうした厳しさが必要なのだろう。大会前日、指導者に「出て行け!」と言われて全員で練習場から追い出されて男子生徒が何を言うかと思ったら、「走るか?」だった。だがすぐに女子部員に、「大会前日でしょ!自覚を持って!」と却下されて練習場に戻った。誰も止めなかったら、みんなで校庭を走ったのだろうか?こうなると演奏と言うよりも吹奏楽は「人間力耐久大会」だ。真剣に練習をやっているからこそ、ピンチになった時の対応が興味深かった。いい「人間ドラマ」を見た。逆に、個人の対応を考えて指導者は生徒に無理な課題を求めるような発言をするのだろう。突き放すように厳しい言葉を浴びせながら、「自分で考える」ことを大事にする。さすがに全国で金賞18回(今回で19回目)の淀川工業高校はすごい!場所を何回も移動して練習するのは時間的なことを考えると、なかなかできないことだろう。音の響きがうまくいかないとすぐグラウンドにに移動。そしてまた室内に戻る。指導者の「思い切り」がいい演奏を生む。すごい指導者が日本にもいるものだ。ただただ感心した。今回、「全国で1万を超える団体がコンクールに参加している」とのこと(大会プログラムから)。ということは日本各地で、いろんな場所でいろんなドラマがあったはずだ。ある場所では、部員が集まらなくって困ったり、いい指導者がいなかったり(これは本当に悲劇としか言いようがない)、楽器が満足に買えなかったり、そして吹奏楽への理解がなかったりしただろう。今回の番組が偉大なのは、「全ての高校生が実は主役だった」ということを全国の人に知らしめたことにある。そして実は私たちが知らないだけで、「すごい世界」というものは身近にあるのかもしれない。ある指導者や生徒は番組を見て、「これではいつまでたっても普門館には行けない」と悟ったり、「今までの指導は足りないものがあった」と反省したり、「もっと部活動に理解を示そう」と考え直す学校関係者もいるだろう。その悩みがいつの日にか自分たちの高校を普門館へ導くかも知れない。「いい演奏」では金賞を取っても代表権はなかなか取れない。あまりに番組が面白かったので、毎月ビデオで見たいくらいだ。参考になった記事おススメ「吹奏楽の旅」(つれづれバボ日記)「青春の軌跡」1980-1984/淀川工業高校吹奏楽部2004年全日本吹奏楽コンクール全国大会ライブ盤 高校編(1)2004年全日本吹奏楽コンクール全国大会ライブ盤 高校編(2)*現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 意見があればメッセージでどうぞ。トラックバックも受け付けています。ただし殺人を正当化しない人に限ります。もちろん削除もあります。
2004.11.03
日本テレビの「笑ってコラえて 吹奏楽の旅」で、青森山田高校の吹奏楽部を特集していた。厳しい練習、そして指導者の強い言葉による要求に吹奏楽部はまさに「青春劇場」と化していた。多くの高校でこのような涙の練習があったに違いない。「吹奏楽の甲子園」普門館を目指しているならば、厳しいのは日常のことだろう。それでも多くの高校が涙を流しつつ普門館に行けないでいる。青森山田高校が選んだのはミスサイゴン。私がこのミュージカルを観たのはもうだいぶ前のことだ。もちろん帝劇(帝国劇場)でのこと。ただただ圧倒された。一幕目の「命をあげよう」では涙が出たし、二幕目すぐの「ブイドイ」ではジョンの力のこもった歌声に驚いた。「ブイドイ」に感動して「帝劇に募金箱を置こう!」という投書が来たそうだ。カーテンコールではジョン(今井清隆)が人気でかなりの声援、拍手を浴びていたが、私が観た時にはキム役の入絵加奈子が一番気になった。彼女は「レ・ミゼラブル」でもエポニーヌ役を二番手ながら熱演していた。もちろんエポニーヌ役のメインは島田歌穂だ。島田歌穂は「ON MY OWN」をエリザベス女王の前で披露するほどの、ある意味「ミュージカル女優としては日本で一番とも言える」実力者だが、入絵エポニーヌは島田歌穂には負けるものの「いいチャレンジャー」だった。「かなわない」という部分が入絵エポニーヌにはあってとても感動した。そして「ミスサイゴン」で最大の驚きは帝劇の中をヘリコプターが飛ぶ、有名なサイゴン陥落のシーン!すごい迫力だった。実際のニュース映像では、逃げ出すアメリカのヘリコプターにしがみつくベトナム人を、アメリカ人は容赦なく殴ってヘリから振り落としていた。これがアメリカの、ベトナムでの考え方を象徴していた。このミュージカルとベトナム戦争で言いたいことはたくさんある。いかにアメリカの政策が間違っていたか。ベトナムでは枯葉剤などの被害が今も残っている。戦争で犠牲になるのはいつも一般人。あまりにミスサイゴンが印象的だったために、私はCDを買い、一時期は全曲歌えるまでになった。青森山田高校では先入観による影響を心配して、敢えて生徒たちにミュージカルを観せず、「青森山田のミスサイゴン」を目指していた。これはかなり困難な道だ。その結果は、11月3日の「普門館スペシャル」で観られる!「もう結果は知っている!」なんて言わないで、とにかく観よう!きっと私はこの番組を観て泣いてしまうだろう。皆さんもどうか高校生の「青春劇場」に泣いてください。(この日記に限りませんが、また書き足すかもしれません)*現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 意見があればメッセージでどうぞ。トラックバックも受け付けています。ただし削除もあります。そのつもりでどうぞ。
2004.10.27
杉並高校吹奏楽部は、第52回全日本吹奏楽コンクール(普門館)に東京都代表として出場し、銅賞を獲得した。杉並高校はこのコンクール悲願の初出場。都立ということもあり、時間的、経済的な制約は生徒たち、そして関係者を苦しめただろう。普門館という「吹奏楽の甲子園」で演奏する彼らの緊張感は察して余りある。この努力を考えると、私は彼らに「私だけの金賞」を送りたいと思う。コンクールの曲目と結果です。杉並高校は「おほなゐ」~1995.1.17阪神淡路大震災へのオマージュ~より(天野正道)を演奏した。私はこの曲(ダイジェスト)を定期演奏会で聞いたが、地震による大きな被害と、そこから立ち上がる被害者たちを描いたものだ。新潟県での大きな地震があっただけに、この曲を演奏する杉並高校のメンバーひとりひとりは、それぞれに何かの思いを胸に秘めていたはずだ。杉並高校の音楽監督そして常任指揮者である五十嵐清さんからこのようなメールをいただいた。五十嵐さんの承諾を得た上で、その一部をここで紹介する。まず、杉並高校については、>杉並高校は派手な輝きはありませんが、長く心の奥に灯せる光のようでありたいです。私は知っている。杉並高校にはが多くのファンいることを。その輝きには多くの人が感動しているということも。そしてコンクールについては、>演奏した楽曲に対して感じている、自分達の素直な気持ち、心から込み上げた思いが、会場の皆さんに伝わったと思います。ホールにいる全ての人と共に「音楽を分かち合える興奮と感動」を味わえた12分間でした。私達の創ってきた音楽を会場の5000人以上の方が聴いていただき、ひとりでも多くの方が良かったそして、ファンになって頂けましたらとても嬉しいと思っています。生徒にとって一生の思い出となる演奏会(コンクール)だったと思います。そして、演奏した生徒たちは、陰で支えて頂いている多くの方々のお陰でステージで演奏できたことを感謝しております。これからも人間的にも音楽的にも成長していきたいと思います。また指導理念をこのように語っていただいた。>「演奏している楽曲を謙虚に感じて、そこから自分達の素直な気持ち、 心から込み上げた思いを、楽器に託して会場の皆さんに伝えることが大切です。 LIVEの演奏は、瞬間芸術であり空間芸術です。ホールにいる全ての人と共に 「音楽を分かち合える興奮と感動」を味わえることができます。 都立杉並高校吹奏楽部は「心から心への音楽」が活動のテーマです。私は思う。この五十嵐さんはまさに「青春」している。今年2月の定期演奏会で、生徒たちがソロの部分でマイクの前に立つとき、五十嵐さんは指揮をしながら「生徒がうまく演奏できるか?」そして「マイクがうまく生徒の出す音を拾えるかどうか」をすごく気にしていた。その姿がとても印象的だった。指揮者と言うよりもまるで「父親」のような目で生徒を見ていた。私はこの人はすごい指導者であると確信した。五十嵐さん、お疲れ様でした。杉並高校吹奏楽部のメンバーと指導者は、今回のコンクール出場で新たな歴史を作った。そのフロンティアスピリットは今後も多くの若者を勇気ある挑戦者とするだろう。中学生諸君!吹奏楽をやりたければ杉並高校へ行け!今後もこの高校の活動に大いに期待する。新聞社をはじめとするメディアも、こうした活動をしている高校生たちをもっと注目してもらいたい。彼らにはその価値がある。そして、杉並高校は古い楽器を買い換えることができずにいたりもする。20年以上使っている楽器も現役で頑張っているらしい。もしこの文章を読んでいる人の中で楽器の提供ができるという方がいたら、どうか杉並高校か私にメッセージを送っていただきたい。私からの切なる願いです。金賞は大阪府立淀川工業高等学校などが受賞した。この高校は、過去18回の金賞受賞を誇る名門だ。前にNHKの「ドキュメントにっぽん」(2000年1月放送)でここの活動を見たが、高校生とは思えないレベルに驚いた。公立の、しかも工業高校なのに「学内オーディション」があり、たとえ過去に実績がある生徒でも、「後姿で誰が演奏しているかわからない」状況で生徒が演奏者を選抜するやり方だ。たとえ部長でもこうしたオーディションに落ちれば、コンクールに出ることはできなくなる。しかも指導者が練習中「演奏が合わない!!」と指揮棒でばしばし叩くものだから、指揮台がボロボロになっていた。そして何度もクラリネットの二人に演奏をさせていた。淀川工業は驚くまでの真剣さで多くの金賞を得てきた。驚異的な集団だ。殺伐としたこの世の中にあって、こんなにひたむきになる人たちがこの世にはいる。そのことだけでも大きな驚きだ。世の中は広い。*現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 意見があればメッセージでどうぞ。トラックバックも受け付けています。ただし削除もあります。そのつもりでどうぞ。
2004.10.25
すでに定期演奏会や東京都大会などのことを日記で書いてきた都立杉並高校が、24日の第52回全日本吹奏楽コンクール(普門館)に出場する。初出場だ。都立高校がこのコンクールの出られるのはとても珍しいことでもある。曲目は「おほなゐ」~1995.1.17阪神淡路大震災へのオマージュ~より (天野正道)だ。残念なことに、私は当日は会場に行けない。そこで勝手ながら杉並高校吹奏楽部のメンバーと関係者に応援の言葉を送る。(以下メッセージ)杉並高校定期演奏会にGO! 杉並高校、東京都代表決定!こんにちは。私は君たちのファンの一人です。限られた環境の中であるにもかかわらず、いつもいい音楽をありがとう。杉並高校の活動は賞賛されるべきもので、吹奏楽部のメンバーにはその資格がある。私は時に、「音楽に優劣をつけるのはおかしいのではないか?」と考える。しかし(勝手な想像ながら)長い間練習し、時に指導者の厳しい要求を受け、理想の音楽と現実のギャップに悩んだであろうその日々は、いつの日か楽しい思い出であると同時に君たちの貴重な財産となると私は信じている。そしてステージでの緊張感、演奏が終わった時の充実感とその間の成長を考えると、どこかでコンクールは必要ではないのかとの結論に至る。もし君たちのうち一人でも「自分は練習でもコンクールのステージでもこれ以上ない演奏をした。しかし評価は低かった」と考えたとする。その時には私が君らに私だけの金賞を送ろうと思う。こんなことを言って「何も知らない人が何を言っているのか?」と思うのは当然のことだ。もちろんこのことについては笑ってもらって構わない。私は自戒の念を込めて言うが、「想像で人を批判するのはどこかおかしい」と思いつつ、「想像で人を応援するのは悪いことではない」と考える。私が君らに金賞を送るのは私が君たちの味方であり続けたいからだ。君たちの音楽にはそれだけの価値がある。だから自信を持って欲しい。私は金賞に値する、いやそれ以上の価値を、実際に演奏を聞いて君たちの中に見つけてしまった。そして知ってしまった。君たちは決して孤独ではない。目標に向かって進む多くの仲間がいるし、吹奏楽部のメンバー以外にも多くの人に支えられている。どうかそのことを頭の隅にでも入れておいて欲しい。そして多くのファンもいる。君たちは知らないかもしれない。今年3月の定期演奏会で車椅子の婦人がいたことを。演奏会当日は冷たい雨が降っていた。車椅子に乗っていた婦人は君たちの演奏を楽しみにやって来た。車椅子であるがために雨の中傘もさせずにいるというのに。演奏会は大成功だった。会場の拍手がそれを証明していた。私も3年生にとっての「さよならコンサート」に感動して泣いた。もちろん技術もすばらしかったが、笑いもあったいいコンサートになった。きっと会場に来た多くの人は満足しただろう。帰る時、会場のスロープを彼女は後ろ向きに、普通に健常者が歩くには問題ない会場の坂を苦労して車椅子で登っていた。誰も彼女を手伝わないのを見て私は思わず「(車椅子を)押しましょうか?」と声をかけたくらいだ。会場から駅まで雨の中車椅子を押しながら、私は彼女と今終わったばかりの演奏会について話をした。「いいものを見ましたね?」「はい!」彼女ははっきりと答える。「お金には換算できませんよね?」「はい!」やはり答えは決まっている。彼女は定期演奏会がある限り、会場に向かっただろう。君たちは彼女や私をを大いに感動させたのだ。彼女を雨の中演奏会の会場に向かわせたもの。それは何か?それを私は知っている。これも勝手な想像ながら、今まで長い時間をかけた苦しい練習があったことだろう。その情熱と努力が最大限であるならば、コンクールの結果を前にして君たちメンバーは一人一人がすでに勝利者だ。このことは自信を持っていい。だからコンクールで失うものは何もない。何も恐れることなく練習の成果を発揮して欲しい。杉並高校が最後まで立派に挑戦者であることを私は強く願うし、実際にそうなるだろう。コンクールの結果だけでなく、今までの杉並高校の活動に栄光あれ!杉並高校の、コンクールでの健闘を願う。祈る。*乱文は覚悟の上でのことだが、この文章はあくまでも私の勝手な想像を元にした勝手な応援だ。その責任はすべて私にある。杉高にとって迷惑が生じたなら、その批判は私にのみ向けられるべきだ。*現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 意見があればメッセージでどうぞ。トラックバックも受け付けています。ただし削除もあります。そのつもりでどうぞ。
2004.10.22
吹奏楽コンクール高校部門で杉並高校が東京都代表に決まった!私自身は体調不良でコンクールには行けなかったのだが、先ほど杉並高校の関係者からメールをもらった。今年の3月定期演奏会に行き、その演奏に感動した私としてはとてもうれしいニュースだ。杉並高校定期演奏会潤沢な部費があり、いい環境で練習できる私立校とは違って、杉並高校は限られた時間と予算しかなかっただろう。聞けば平日は放課後1時間程の活動時間しかなくなり、部員も120名以上になって音楽室では練習もままならないとのこと。また、20年以上もの間使っている楽器もあり、部員と関係者の苦労は察して余りある。そんな中での強豪校、常連校を破っての代表決定は、高校野球で公立校が強豪の私立校に勝ったようで何だかとても嬉しい。楽器くらい使っていないものを送るとか何とかならないものだろうか?もしこの日記を読んでいる人の中で使っていない楽器があり、それをこの高校に提供してもいいというのであれば、ぜひ私にメッセージをください。私には自信がある。杉並高校は確かな技術を持ちながら、観客を楽しませることを忘れず、その演奏は高く評価できる。東京都代表として出る全国大会は10月24日。場所は「吹奏楽の甲子園」普門館だ。杉並高校には悔いの残らない演奏を期待している。大丈夫、杉並高校ならきっとやってくれる。次の杉並高校定期演奏会は2005年3月29日(火)中野ZERO大ホール。中野ZEROはここ! *現在掲示板と日記コメントは閉鎖しています。悪しからず。 言いたいことがあればメッセージでどうぞ。
2004.09.24
3月下旬に行った杉並高校吹奏楽部の定期演奏会は素晴らしかった!あまりに感動したので私のページにも次回の定期演奏会を宣伝するページを作った。入場無料でこんなに楽しめるものがあるなんで信じられない。次回は来年の3月29日(中野ZERO)だそうだ。また行くぞ!今回小沢氏による「就任前の辞任」表明はまさに「自爆攻撃」だ。もう未納問題はいいから制度の不備について語ろうよ。もう少し時間をかけて(といっても次の国会まで)議論したらどうか?このままだと「国会議員総辞職」になってしまう。
2004.05.18
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