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2026.08.09
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第3話(第7集~第9集)

月見(ゲツケン)の正体を知りながら献身的に手当てする喩非宸(ユヒシン)。
一方、皇太子暗殺に失敗した桃金娘(トウキンジョウ)は根城に戻っていた。
「主上、お許しください、太子と月見は崖から落ちて行方不明です
 月見は人質をかばって負傷、恐らく…」
「連れ戻し意図を確認せよ、必要ならば次の手を打て」

月見は皇太子でありながら手際よく火をおこして魚を焼き始めた喩非宸に驚いた。
実は喩非宸は16歳の時、皇帝が息子を鍛える目的で身分を偽り、宸宇(シンウ)という名で入隊させたという。

「身分を知らないから気軽に友になれたのね…で、それから?」
「彼は死んだ」
虎子(コシ)は戦で喩非宸を守って死んだ。
最期に虎子は宸宇が皇太子だと知っていたと明かし、絶命する。
…弟が亡くなったあと、無力さを感じたのは2回目だ…
しかし何も知らない月見は親友だからこそ盾になってくれたのだと言った。
「じゃあ君が彼女を救ったのも友だから?」
月見は尹南瑶(インナンヨウ)が逃げてきた時を思い出しながら、無意識に体が動いたと答えた。
もし彼女が死んだら、両親や彼女を愛する人たちが傷つくだろうと以前から気がかりだったという。
「なら自分が死んだら家族や友が傷つくと思わなかったのか?…家で何と呼ばれている?」
「阿月(アーユエ)…なら太子殿下はなぜ私を助けたの?」


夜を徹して捜索していた度彬(ドヒン)と尹(イン)国公たちが皇太子と皇太子妃を発見した。
尹国公は人払いして全てを明かすことにしたが、喩非宸は暗に皇太子妃の秘密を守るよう釘を刺す。
「負傷した太子妃の手当てが先であろう」
すると喩非宸は月見を抱き上げた。
「家に帰ろう」




尹南瑶が毒を盛られて人質となり、解毒薬を毎月もらうため従うしかなかったという。
喩非宸は尹家を追求せず、砕星(サイセイ)谷を掃討後に解毒薬を入手して娘を救うことにした。
「今回、砕星谷の刺客の大半を掃討し、残るは桃金娘と鬼卿(キケイ)と…
 殿下の部屋のあの方だけですね」
「太子妃を中傷するとは…杖刑30回!」
「はあ?殿下、まさか好きになっ…」
すると図星だった喩非宸は度彬の尻を蹴り飛ばして追い出してしまう。

その頃、皇太子の寝所にある娘が忍び込んでいた。
寝台で眠っている皇太子妃を見た娘はやはり偽物だと確信、恐る恐る短剣を振り下ろす。
すると目を開けた月見がいきなり素手で刃をつかんだ。
( ๑≧ꇴ≦)<キィャアー!ちょっと!危ないじゃない!
しかし短剣は装飾品、月見の手は無事だった。
「誰なの?」
「私?私は太后の養女で郡主、太子哥哥とは幼なじみよ!」
「太后の養女のくせに何が太子哥哥よ、太子からしたら大姨媽じゃない」
月見は歯牙にも掛けず、履き物を履いて出て行ってしまう。

月見は自分の寝殿に戻ることにしたが、郡主・沈念慈(シンネンジ)が追いかけてきた。
実は郡主は皇太子妃と尹南瑶の筆跡が違うと気づき、偽物だと分かったという。
月見は思わず首根っこを捕まえたが、その時、郡主の侍衛・沈黙(シンモク)が駆けつけ月見を突き飛ばした。
しかし運良く喩非宸が現れ、月見を抱き止める。
「ふぁんすー(放肆)!東宮で太子妃に手を出すとは何と大胆な!太子妃は怪我人だぞ!」
すると沈念慈が金切り声を上げた。
「怪我人?!こんな怪力な怪我人がいるもんですか!」




沈念慈は皇太子が騙されていると訴え、証拠の書を示した。
「太子哥哥が淑女好きだから猫かぶってるのね!
 私が狩りに誘ったら断りの文が来たわ、筆跡を変えるのを忘れたでしょう?」
「私が淑女好き?デマを流すな!私は怪力で腕が立つ嘘つきが好きだ!」
喩非宸は思わず反論、沈黙に斬首を命じた。
すると焦った沈念慈が自分の配下の罰は自分で決めるという。
「…沈黙、顔を上げて」
⊂彡☆))Д´) バシッ!
沈念慈は涙をのんで沈黙の顔を引っ叩いた。

喩非宸は月見を抱きかかえて自分の寝所へ向かった。
「殿下、自分で歩けます」
「分かってる」
…喩非宸、まさか私のことが好きなの?…



一方、屋敷に戻った沈念慈は沈黙の頬を心配して冷やしていた。
沈黙は皇太子妃に関わらないよう警告したが、沈念慈は自分が懲らしめてやると威勢がいい。
「それにしてもなぜ私に偽物の短剣を渡したの?今度は本物を作って!宝石をはめた剣よ?」
相変わらず寡黙で何の反応もない沈黙、しかし天真爛漫な郡主の後ろ姿を見送りながら、自然と顔をほころばせた。

沈黙の掌をまともに受けた月見は肩の傷が再び開いた。
喩非宸は手当することにしたが、月見は喩非宸の真意が気になる。
「嘘つきが好きなの?…私を信じていないのね」
「この目で見て心で感じたことを信じる、私たちの間に嘘があるなら話してくれ
 その前に傷の手当てを…」
喩非宸は月見の衣をはだけて新しい包帯に交換した。
すると月見が顔を歪めて痛みをこらえている。
「痛いなら声を出していい」
月見は砕星谷で痛みを感じなくなるまで修行しろと叩き込まれていた。
そのため痛みを認めることが難しい。
喩非宸は仕方なく棗の砂糖漬けを月見の口に入れた。
その時、うっかり度彬が寝所に入ってしまう。
「殿下!ってうわっ!私は何も見ていません!…門を閉めておいてください」
喩非宸は慌てて月見の肩を隠すと、誰かに皇太子妃の世話をさせるよう命じた。
「今度、何かあったらお前を罰する」

ある日、街に出た喩非宸は露店でかんざしを買って帰った。
度彬はそのかんざしで刺されるかもしれないと警告したが、喩非宸は月見をどう思うか聞いてみる。
月見は腕が立ち、頭の回転が速く、人に厳しいが自分にはさらに厳しかった。
完全に冷酷な殺人者とも言えず、物乞いの子供や尹南瑶を助ける優しさもある。
「でも殿下、あなたを刺す時は迷いなく殺しますよ?」
喩非宸は優しい月見が本来の姿だと信じ、何か事情があって砕星谷に身を投じたのだと考えた。
「全てを明らかにする時期かもしれないな」
「お言葉ですが、まだ話す時期ではないかと…」
度彬は時期尚早だと判断したが、案の定、護衛が駆けつけ、誰かに眠らされた隙に皇太子妃が消えたと知らせた。
「やはり逃げたのでは?」
「いや、任務が果たせぬうちに戻れば酷い目に遭う」

独月(ドクゲツ)山では報告に戻った月見が桃金娘から厳しい罰を受けていた。
「よくも裏切ったわね!」
桃金娘は月見を鞭で打ちのめし、香炉を近づけた。
「心臓をえぐる痛みで任務を思い出したか?今月の解毒薬はなしだ」
月見は皇太子をかばって信用を得るためだったと釈明したが、それがかえって桃金娘の怒りを買ってしまう。
「あの男に惚れたな!敵に心を動かされるなと教えたはずだ!折れた刀はどうなると?
 どうやらもう解毒薬も必要ないようだ」
桃金娘は再び鞭を振り上げたが、その時、喩非宸が兵を率いて現れた。

度彬は逃亡した桃金娘たちを追った。
すると喩非宸は自分の披風で月見を覆い、抱き上げる。
「阿月、家に帰ろう」



つづく


( ๑≧ꇴ≦)度彬wもうやめてあげてwww





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最終更新日  2026.08.10 19:32:47
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