カイバーマンのお仕事2

カイバーマンのお仕事2

2009年09月29日
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カテゴリ: 大江戸捜査網
清さんを叩き起こすおりんちゃん。
しかし寝坊のおかげで、二人は行き倒れた女を保護することになる。
見るからに酷い目にあった雰囲気だが、幸い命に別状はなかった。

その頃江戸では、何人もの若い美女が姿を消し、神隠しとの噂が高くなりつつあった。
彼女もその一人らしいのだが、記憶喪失と称して何も喋らない。
「わからない。何にも思い出せない……」

桔梗屋で働くことになった娘、仮に「おしの」と名づけられる。
幸い当人も気に入った様子。
千代松親分は「嫁を貰ったのか」と早合点。


当人はそれでも全く気にならない様子。
だが、彼女をたまたま見かけた虚無僧たちは、その口を塞がんと襲撃をかけてくる。
さらわれた他の女たちは、非合法に客を取らされていた。

玉竜姐さんは裏長屋のおみよという娘に当たりをつけるが、幼馴染の定吉とやらに「礼金目当ての詐欺師」扱いを受ける。
散々金を騙し取られたというので、全く話にならない。
だが頭が冷えて桔梗屋に様子を身に来る。
「おしの」はおみよだったが、彼女の記憶は戻らなかった。
病の父に亡き縋られてもまだ戻らない。

「怖いんです。おしのではなくなってしまった」
記憶が戻らないとまずいのはわかっている、だが「おしの」は正直「おしの」を続けたい。
覚えていない父や幼馴染の元になんぞ戻りたくもない。


だがおしの=おみよは、拉致されたおりんちゃんを助けるべく敵の前に飛び出した。

おりんちゃんは玉竜姐さんと芝居を打って、自力で帰ってくる。
でも事件解決にはどうしてもおみよの記憶が必要だ、というわけで清さんは彼女を縛り上げて小屋に火をかけた。
憎まれるというか、100年の恋も醒めるな確かに。
無論本当に焼け死ぬ前に助け出したが、もし記憶が戻らなかったらどうしたんだ。


売り物として不適当とされた三人の娘が焼き殺されようとしたが、一人だけがなんとか逃れた。
確かに思い出したくないな、それは。
そして元大目付と客たちが、まとめて成敗されることになる。
客がぶち殺されるのは珍しいな。いいことだ。

神隠しの娘たちは皆家に戻り、記憶を取り戻した「おみよ」も長屋に戻る。
「おしのなんて娘はもういやしねえよ」





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最終更新日  2009年09月29日 22時33分03秒
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