カイバーマンのお仕事2

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2009年10月14日

大江戸捜査網「非情の少女囮作戦」

カテゴリ：大江戸捜査網

おりんちゃんの幼馴染、庄助の両親が殺される。
息子はその晩、おりんちゃんと音さんとよっぴき釣りをしていた。
荒らされた船宿の中で庄助は号泣するが、幼い妹の小春は押入れに隠されていて無事だった。
ただ、衝撃で口がきけなくなっている。
押し込んだのは一人二人じゃない、息子がいたってどうにもならなかったろうが、そもそも何故押し込まれたのか？
船宿ってことは客が何か隠したって可能性もある。

事件には阿片が絡んでいる。
そして阿片を売ってもらえなかった中毒患者が、売人を殺して逃げた。
どうも流通が滞っているらしい。

鞠供養で古い鞠を新しいものに変えて貰える、と聞いたおりんちゃんは小春ちゃんを連れて行く。
玩具には興味があるのか……いいことだ。
でも話がうますぎりゃしね？

廻船問屋・駿河屋は嵐で持ち船をなくし、手首を切って自殺を図った。
今でも毎日寺で念仏三昧で世間の評判はすこぶるいいが、音さんはそこがかえって気に入らない。
そして小春ちゃんを囮に使うという。
「清さんらしくないこというわね」
でも肝心の兄貴も、敵討ちのためになにかやりたいとかいいやがるし。

問題のブツは、偶然拾った鞠だった。
そういや回収してたな。鞠。
でもあれはおりちゃんのお古だったっけ？

無事回収された鞠の中には、阿片が詰めてあった。

件の鞠が転がってきて、駿河屋びっくり。
「何でも好きなものを買ってあげるから」と幼女を丸め込んで無事それを持ちかえる。
このありえない偶然は、無論仕組まれたものだった。
実際ありえねーよ……どんな天の配剤だ。

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