蘇芳色(SUOUIRO)~耽美な時間~

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2005/07/14
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カテゴリ: 韓流ドラマ&映画
井手葉子 様

拝啓 酷暑の候 いかがお過ごしですか?

数日前に過労で倒れられたとのこと。
お体の具合は、いかがでしょうか。

貴女の元にソンジェが戻ったと、伺いました。
彼は立ち直ったようですね。うれしい限りです。

今までお互いに自分の気持ちを抑えて耐えてきた分、幸せになって欲しいと思っています。

しかし心配なこともあります。
それは貴女が(ソンジェもですが)自分の気持ちよりもまわりのことを考えすぎるということです。

それが間違っているとは断言しませんが、そのことによって、かえって周りが振り回されているということも知って欲しいと思います。

また私が貴女について心配する事は、昭彦との結婚生活で犯した失敗を、再びするのではないかということです。

食事の支度のとき、ソンジェが「ボクも手伝う」って言いましたよね。
せっかく2人で食事の支度ができるチャンスだったのに、どうして「ソンジェは座ってて」なんて言ったのですか?
ソンジェはこの前、貴女が倒れた時に食事を作ってくれたくらいなのだから、ちゃんと炊事はできるはずです。
包丁も持ったことのない男性ではないのだから、貴女の足手まといにはならず、一緒に楽しく食事の支度ができるはずだったのに。
もしかして昭彦にも同様の事をしてきましたか?
良妻賢母になろうと頑張りすぎると、疲れますよ。
ソンジェの前では、そんなことを考えず、対等に暮らしていけばいいじゃないですか。
陶芸という同じ夢を持つ者同志。
尊敬しあい、また男女の愛も存在するって、素敵ですよね。

昭彦との結婚生活は、そうやって壊れていったのではないのですか。

ここらへんで、もう少し大胆になって下さい。
昭彦からの離婚宣言に、どうしてそこまで動揺するのですか?
もちろん20年の結婚生活というものは、そう簡単に断ち切れるものではないでしょう。子ども達への思いもあるのはわかります。

でも、再びここで貴女が変な情け心を出して、モトサヤに戻ろうとすることだけは避けて欲しいと思います。

本当に好きなのはソンジェだとわかっていて、昭彦と以前のような生活が出来ますか?
そういうことをすれば、ソンジェだけでなく昭彦にとっても、大変失礼な行為だとは思いませんか。
志保と和哉はもう幼い子どもではありません。
一緒の家に住んで干渉することだけが、母親の愛情ではないでしょう。

貴女のこれからの課題は、もっときちんと自分を持つこと。
芯が通った人間には、職場のいじめも上司のセクハラも吹き飛ばす力があるでしょう。法に訴えることもできるはずです。
ただ「そんな・・・」といってガマンするだけでなく、自分から行動をおこしてください。
それでもくじけそうになったときには、最愛の人の胸で甘えたらいいではありませんか。

そういうメリハリの利いた葉子さんになって欲しいと思います。切実に。
それは私の最愛の人、ソンジェのためでもあるのですから。

どうかもうこれ以上、周りの人間に振り回されるのは止めて、ソンジェと二人末永く幸せに暮らしてください。
でないと、私の身が持ちません。

くれごれも、ソンジェのことをよろしくお願いします。

暑さの折から、お体ご自愛くださいませ。

かしこ


                蘇芳色






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最終更新日  2005/07/15 12:01:23 AM
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