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2005年01月31日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日はあまりたいしたことをしなかったので、昨日の続きを書きます。


食べ物が病気を治してくれる、という、日本人にとってはあまりにも当たり前のことを本にした人がテレビに出ていたのです。
これはコマーシャルよりは長くて、30分くらいの番組になっている、インフォマーシャルってやつ。アメリカ人の著者が、これはアメリカでは言えない、カナダだから言えるんだ、と言っていたらしい。私ははじめからは聞いてなかったんですが、ダンナがちょっと聞いてごらん、とパソコンやってた私のところに呼びに来たので、最後のほうだけ聞きました。

その話とダンナの話を総合しての理解だから、いろいろと違うかもしれないけど、なんだかとってもヘンな話なんですよ。
だって、普通、肥満解消っていったらどうします?お医者さんに行ったら何て言われます?
食事に気をつけて、カロリーの高いものは避け、量も少なめに、そして運動をしっかりしなさい、ですよね???

だけどアメリカではそうじゃないんだそうです。
肥満は病気としてクラシファイ(分類とか、わけてある、とかいう意味)してあるのだそうです。だから肥満は単なる「状態」ではなくて、病気。そうなると、これに効くのは同じくクラシファイしてある薬のみ。だから、お医者さんはその薬を処方する。食事内容を変えて、運動もするように、というのは言わない、または言えないらしい。そうなんですか?日本のお医者さんなんて、薬くれない人もいますよ。カナダもそうです。そしたら、ダイエット食品とかはこれで肥満解消!とか宣伝しちゃいけない?

日本にも薬事法というのがあって、癌に効く、とかいって健康食品を売ってはいけないんですが、がん予防のために、きちんと栄養素をとりましょう、それには当社の製品が便利です、みたいなのはいいみたい。繊維がたくさん入っている食品を、便秘に効きます、と宣伝したっていいわけですよね。どのへんで線を引くのかよくわからないけど、日本では癌は病気だけど便秘や肥満は「状態」だから、みたいな区別はしてないんじゃないだろうか。

で、この著者が言うには、アメリカでは、「あの連中」("they")は、一般の国民に食べ物で健康になれるなんてことを知って欲しくないのだ、不健康にして、薬を売りたいのだ、ということ。アメリカで最大の産業が薬と医療、次が食品だそうで、その食品というのはもちろん農産物とかじゃなくて、Kラフトとかの箱入りの食品を工場で作ってる業界です。知りませんでしたねー。昔、カナダでは買えなかったメラトニンという眠り薬をアメリカに買いにいったとき、薬局の人がメラトニンに危険性はない、カナダが禁止するのは全てカネがらみの事情だ、と言っていました。そのときはなんだか信じられなかったのですが、それいらい次々とこういう話が出てくるではないですか。もしかしたらカナダも同じかも。今はメラトニン買えますが。

その1: ある人がアルツハイマーの予防薬を発見したそうです。それはごく普通の痛み止め。それは、関節炎などのために痛み止めを使っている人はアルツハイマーにかかりにくい、というデータを得て研究したところ、この薬が実は別の作用があって、それが脳のダメージを食い止めるということがわかったのだそうです。それはたしかASAと言われるアセチル・サリチル酸だったと思いますが、そんなもの、そこらのコンビニとかでも買えるもので、安い薬です。

だけど、それが認められてしまったら大変なのはアルツハイマーの薬を開発している会社です。政府からももらっているでしょうが、アルツハイマー協会とかからも募金を集めたのをつぎ込んでもらってるだろうし、新薬が完成したあかつきにはごっそり儲けるつもりでいるわけだから、ASAなんかに薬効があってはこまるのです。それでこの学者さんは徹底的に無視され、彼は自分でこの福音を世界に広めなくてはならなかったのです。それって、口コミよりはちょっとまし、ってくらいのものです。

その2: これは詳しいことがわからないのですが、ある人が痔の研究をした結果、これはバクテリアだったか何かのばい菌でかかる病気だ、ということを発見したのです。だとしたらいままでの治療法は間違っていたことになります。手術なんかも無用だったでしょうし、そのばい菌を殺すものをつければ、たちどころに治るということになります。実際彼は自らを実験台にして、痔なんかなかったのに「感染」させて痔になり、みごとそれを治癒させたのだそうです。でも、これも無視されました、痔の薬が売れなくなったらこまるのです。治ってもらっては困るのです。一生苦しみ続け、薬を買い続けてもらいたいのです。

この本の題は Natural Cures "They" Don't Want You To Know About で、著者はKevin Trudeau。
オンラインで買えますが、著者名で検索すると悪口がいっぱい! 訴えられてもいるし、確かにアメリカじゃもう口は開けないでしょうね。本は売ってますが。

まあ、この人が信用できるかどうか、ということは別として、アメリカが本当にそういう「病気」と「療法」をクラシファイしてて、それ以外のものは法で罰する、としているとしたらちょっと怖いです。以前アメリカ人の牧師夫人とよく話したんですが、彼女もいろいろ言ってました。カナダがこんなに自由だなんて知らなかった、って。私は日本のほうがもっと何でも言える、と思いますが。

教育についても同じようなことがあるらしく、ホームスクールする人は必読の本に John Taylor Gatto の "The Underground History of American Education" があります。この人も政府が人々を「無知」なままにしておいてコントロールしようとしている、と告発して教育委員会から追い出されました。でも、2年ほど前に、アメリカの知的な雑誌 Harper's で いろいろ書いて ましたけどね。たしかにすごい記事でしたけど。(根性ある人は読んで)

うわあ、たくさん書いちゃった。ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

アメリカに住んでいる人が楽天にもたくさんおられますが、本当のところはどうなんでしょうか?





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Last updated  2005年02月02日 19時06分29秒
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