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2006.08.31
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テーマ: 虫!(822)
カテゴリ: 昆虫(蝶)




 我が家は東京は世田谷区の西側、小田急線の沿線にあり、駅から約250m、繁華街から住宅地に入って100mもない所にある。約80年前に祖父が家を建てた頃は、東京府北多摩郡狛江村喜多見字東之原と称する土地であった。

 子供の頃、我が家には多少広い庭があった。オナガ、シジュウカラ、キジバト、スズメ、ムクドリ等が巣を作り、昭和30年代後半からはヒヨドリも住み着き、また、茶人であった祖母の意志もあって庭は季節の茶花で溢れていた。今から思うと、中々風情のある庭と言えた。


 しかし、その後の相続で土地は半分に減じ、家もその次の相続対策上西洋長屋にしてその一階に住み、庭は正に猫の額の如し、と相成った。

 昭和30年代後半では、この辺りで確か57種だか58種の蝶を目撃或いは採集していた。今ではその半分も居ないと思うが、逆に昔は居なかったムラサキシジミ、ツマグロヒョウモン等が庭先でウロチョロしているし、ツマキチョウも以前より多くなった様な気がする。全く風情の無い庭だが、それでも生き物は結構棲み着いている様である。


 そこで、"こういう都会でも実はイロイロ居ますよ"、と言うことを知って貰うのも何かの役に立つかも知れぬと思い、拙いWeblogを開くことにしたのである。

 尤も、動物だけでは限りがあるので、植物の方も紹介することにする。植物も「生き物」なのだから。


 第1回目はツマグロヒョウモン。


ツマグロヒョウモン-産卵中

産卵中のツマグロヒョウモン(2006/08/23)


 ツマグロヒョウモンが我が家に現れたのは、確か一昨年(2004年)の8月下旬であったと思う。この時はビックリした。まさか自分の庭でツマグロヒョウモンを見るとは夢にも思っていなかった。


 調べてみると、気候の温暖化でツマグロヒョウモンやナガサキアゲハその他の蝶の生息地が北上して東京都に迫っているとのこと。我が家にはスミレの類が多く、ヒョウモンにとっては絶好の繁殖地なのであった。しかし、南から東京に飛来したツマグロヒョウモンの繁殖は1回限りで終り、第2化は幼虫越冬することになるが、この南方系のヒョウモンにとって東京の冬は寒すぎて絶滅し、また、次の年の夏の終わりに南の方から移動してくる、と言うのが定説らしい。


 それが今年は6月下旬からかなりの数が現れた。今年の東京の5月は異常に寒かったことを考えると、どうやら我が家の庭で越冬したらしい。それがまた卵を産み、今年の8月上旬、20頭位のツマグロヒョウモンが羽化した(と思う)。毎朝、羽化したての鮮やかなツマグロヒョウモンを何頭も見た。全く信じがたい光景であった。


 その羽化したヒョウモンがまた庭で産卵していた。今年越冬するまでにスミレが丸ボウズにならなければよいのだが・・・。






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最終更新日  2006.09.19 12:03:58
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