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「パン」は、三年前に管理所からレスキューした老犬です。皮膚病がとにかく酷く、生きる気力さえも失っていました。レスキュー後、徐々に皮膚も改善しました。小型で小さな体の脚もおぼつかない老犬パン。元気な子達の群れに入れたら当然危険!そんな選択肢も無く、自然な流れで「老犬ホスピス」側の入居となりましたが…「なぜ、パンは老犬ホスピスにいるんだろう」…どこか拭えない「不自然」さと「違和感」。パンの自尊心が、傷ついてるようにも見えたのです。パンの居場所は本当にここ?思い切って、若くて元気な犬達の群れ「元気組」のドッグランに入れてみました。誰もパンに威嚇しないのです。パンが「元気組」のリーダーになるのに、そう時間はかかりませんでした。パンの体の倍以上ある大きなオス犬達も、パンに逆らう事はありませんでした。「年の功?」最初そう思ったのですが、どうやら違うようでした。パンは、高い頭脳を持っていたので、群れの犬達はそこに直ぐ気付いたのです。パンについて行こうと、みんながパンをリーダーとして認めたのです。ここは、リーダーや強い子しか登れない場所。パンは、いつも堂々とここを陣取っていました。新入りさんが入居すると、真っ先には確認にはいきません。新入りさんは、ちゃんと自分から群れのリーダーに挨拶に来るから。どんどんリーダーの風格が出て来たパン。群れの中で体が一番小さく(10K)力も無いお爺ちゃんなのに…。だけど・・・パンは、勘違いしていくようになりました。リーダーとして、威張るようになってしまったのです。パンは、「頭が良い」からリーダーとして認められた子。そのパンが、「俺様風」をふかすようになったのです。当然、犬達から反発を買います。群れの様子に異変を感じ、私が尊敬する師匠にみてもらったところ…やはり、パンはリーダー降格になったとの事でした。もう、この群れのリーダーではない…降格になったリーダーの末路は悲惨です…。パンの老いが進んでいき、白内障で目が見えなくなってしまいました。ここに居ては危険だと判断し、パンを群れから離しました。一時はリーダーにのし上がったパン…きっと、一気に老いが更に進んでいくのではないかと皆で心配していましたが…群れから離れ、リーダーという責任が無くなり、気負いしてた部分もあったのでしょう、一匹狼を満喫しているようです。逆に、1匹にしたら更に元気になっていきました。目は見えてないですが…(^^;ですが・・・パンにとってまた災難が…パンの身体には、あちこち腫瘍がありましたが、良性だろうとの事で、心臓も悪く麻酔すらかけらないというのが、三年前の診断でしたが、セカンドオピニオンで、もしかしたら皮膚病からのものかもしれないとの事で、その診断は当たっていました!腫瘍と言われていたコブの中の液を全部取って、中を洗浄してもらいました。パンは、これから新しい治療がスタートします…せっかく気負う事から解放され、のんびりとした老後を過ごせるようになったのに…これからまだまだ長生きしてもらわないと!診察台の上で、完全に怒ってます(笑)パン!通院、治療・・・頑張ろうね!さぁ!病院に行ってらっしゃい!(^^)※上段は「サンバァ」です。サンバァの記事は後程書きます。足長さん基金どうか、ご支援よろしくお願い致します…(足長さん基金QRコード)宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年10月04日
クンクンは、前記事で書いたガンちゃんと、皮膚癌のさくらが亡くなった日に、保護家に来た子でした。(さくらの事は、さくらの事を最期まで向き合った預かりスタッフの気持ちが落ち着いたときにあらためてご報告いたします。)ガンちゃんとさくらの名前を一文字ずつもらって「クンクン」と命名しました。看取る覚悟でレスキューした子…。こんな小さな体で、生きようと必死でした。低体温が続き、温めても温めても、表面だけにしかいきませんでした。絶対に一人で逝かせたくない!フカフカなキャリーバッグで寝かせ、肌身離さず、肩からかけていました。クンクンとずっと一緒に居ました。逝く瞬間、クンクンは声にならない声で、合図を送ってくれました…「マチコさん!クンクンがもう逝っちゃうよ!」直ぐ近くに居たボランティアさんを呼びました!マチコさんは、愛おしそうにクンクンを抱きかかえ、ポロポロと涙を流しながら言いました。「こんな事って…こんな小さな体なのに…ねぇゆみさん…クンクンは何のために産まれて来たんだろうね…」ずっと、ずっと・・・クンクンを優しく包みながら、マチコさんがこう言いました。「この年になるとさ・・・悲しいとかじゃないんだよね。苦しくて苦しくてたまらないんだよね…。なんでこんな産まれたばかりの仔が、これからの命が奪われなきゃいけないんだろうって。悔しくて、胸が痛くて、苦しいよ…」マチコさんの言葉は、私の胸にストン…と落ちました。一緒に居れたのは、たったの二日間だったけど、私の方が、クンクンに救われた時間でした。喪失感しかなかったあの夜、一晩中クンクンを温め続ける事で、辛さや哀しみや悔しさから逃げる事が出来た…だから・・・私はクンクンに感謝しかない。「ありがとう」そして・・・守ってあげれなくてごめんね。クンクンと出会う前にレスキューしてた半身麻痺の「エリカ」半身麻痺の仔達は、皆が皆麻痺の仕方が違います。エリカは、左脚が変形している麻痺で、左脚がちょうど陰部に当たってしまう。膀胱にあまりおしっこが溜まらずに、チョビチョビおもらしするタイプの麻痺だったので、日中はオムツを着けるようにしました。オムツを着ける事で、左脚が陰部に当たらずに、足を守れるからでしたが、やはり、24時間ずっとオムツを着けるのは不衛生なので、夜は外していたのですが…予想通り、左脚の皮膚が傷むようになり、そして、やんちゃなエリカは、下半身が麻痺しているので、無理な動きをしてしまい、簡単に脱臼してしまうのです。エリカ自身に痛みはないのですが、今後の事を考えて、左脚を断脚すべきだと判断したのです…。そして・・・やっと真菌が完治したハーブ。愛護センターで初めて会ったハーブは、ヤサグレの半分入ったビビりさんでした。ハーブは、後脚だけの麻痺なので、圧迫排尿無しで、自分でトイレでちゃんと出来る子。でも・・・麻痺している後脚を、自分で噛み切るんです。指がありませんでした。自分で噛み千切って食べていたんです。噛み千切らないよう、包帯や通気性の良いサポーターを巻いてみるのですが、やはり、自然に空気に触れる事をしないと、どんどん皮膚も弱まっていきます。スタッフが毎日脚を水で洗い流し、包帯を巻き直すのですが、完全な麻痺ではないので、ハーブにとってこの時間は、とても苦痛な時間…包帯を外すと、直ぐに噛み千切りだすし…エリカと同様、やはりハーブも断脚した方が、ハーブにとって良いのかもしれないと、断脚手術に踏み切りました。まだまだ子猫のエリカとハーブ。これからの長い猫生のため、この子達が生きやすい方法を選択しました。大手術になります。エリカとハーブ、小さな体で頑張ります。だから・・・必ず、必ず、良縁を掴めるよう私達も頑張らなきゃ…と、責任を背負っていきます。守れなかったクンクンの分まで・・・※エリカとハーブへのご支援、ご協力をよろしくお願い致します…(足長さん基金QRコード)宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年10月02日
なかなかパソコンに向かう事が出来ず申し訳ございません。その間に、色んなご報告が溜まってしまいました。書き出してみたらこんなに…徐々にブログにてご報告上げていきます。~2018年1月3日記事より引用~↓ ↓ ↓ ↓ ↓愛護センター隔離室に、1匹の老犬がいました。隔離室は写真がNGとの事なので、載せれませんが、その老犬に会った瞬間、「久しぶりだね!」という感情がその子から伝わってきました。申し訳ないけど、これまで多くの子達に会っているので私には身に覚えがありませんでした。ですが、「久しぶり」と伝わってくる感情がずっと抜けないのです…。この子がセンターに来た経緯を職員さんに聞きながら、ひとつの特徴を見つけ、思い出したんです!確かに、私とこの子は、5か月前に会っていたのです。↑写真は、5ヶ月前に撮ったあの子です。5ヶ月前と比べると、顔が真っ白になり、ガリガリにやせ細り別犬のようですが、確かに、5ヶ月前に管轄保健所で会ったあの子でした!私はあの日、「ごめんね」そうこの子に言いました。「連れて帰れなくてごめんね」…って。隔離室でフラフラになりながらも、「久しぶり」と伝えて来たこの子に、私は、二回目の「ごめんね」を言いました。「お迎えが遅くなってごめんね」…と。「連れて帰れなくてごめんね」という言葉をもう出したくなかったのです。5ヶ月の間に老化が進んでしまってたけど、ひとつひとつ確認するかのように、室内やドッグランを楽しそうに探索しています。私は、これまで「アニマルコミュニケーション」に関して公の場で詳しく話したことはありませんでした。感情を伝える力の強い子しか分からないし、相談者を傷つけるのが怖くて、相談者が望んでいる答えをつい言ってしまうんです。ストレートに言えば「嘘」を伝えてしまうんです。とても難しい世界なので、アニマルコミュニケーションに関しては、もう黙っておこうと決めていたのです。私はなぜ、この子が私の事を覚えていたのか理由までは分かりませんでした。5ヶ月前に初めて会った時も、5分も顔を合わせてなかったのに…人間の私が覚えていない事も、犬達は覚えている…。匂いなのか、波長なのか、オーラなのか、犬達がどう記憶してるのかは分かりませんが…「かわいい」「かわいそう」で私達が動いているのではなく、犬達に動かされているような…そんな気がするんです。今回なぜ、この老犬の事を書いたのか…それは、犬の魂はそれだけ強いんだという事を皆さんにお伝えしたかったから…。それさえも・・・動かされて書かされているのかもしれませんけどね…私は。~ ↑ ↑ ↑ ↑ ~元旦にレスキューしたこの子は、「ガンちゃん」と命名され、保護家の老犬ホスピスで、ゆったりと余生を過ごしていました。来た当初は、こんなにガリガリだったけど、こんなにもふっくらおじぃちゃん犬になりました。心の綺麗な子で、新入りさんが来た時も、いつも優しく見守り、優しいオーラで新入りさんの不安を取り除こうとする・・・それがガンちゃんでした。愛護センターで再会した日は、あんなにおしゃべりしてくれてたガンちゃんだったけど、保護家に来てからは、ガンちゃんの声が届かなくなりました。実は、これはよくある事。いいえ、当たり前の流れなんです。言葉を発信しなくなった=心が安定している・・・からなのです。「この子から言葉が聞こえなくなった」それは、淋しさもあるけど喜ばしい事。この無防備な寝顔が物語っています(笑)ただ、やはりガンちゃんには不思議な力があります。人の目をジッと見つめ、心の中を覗くのです。私だって、時々イライラしてる事もあります。「あいつムカつくわ~」って。(注・仲間にじゃありません)そんなときは、疚しさを抱えてるものだから、ガンちゃんからジッと見られると怖くなりました。「ガンちゃんにバレてる~(汗)」って…。だけど・・・「悲しみ」を抱えている人が分かると、ガンちゃんは側に寄り添ってくれていました。この写真を撮った日、このスタッフは大きな苦しみと葛藤を抱えていました。ガンちゃんには分かっていたのです…。目をジッと見つめ、まるで励ましているかのようでした。保護家に来て半年・・・ガンちゃんの老いは日に日に進んでいきましたが、足取りが重くなってただけで、まだまだ生きる子だなと。7月26日、この日も普通にドッグランを歩き、夕ご飯も食べて、普通に寝床に就きました。その翌朝・・・ガンちゃんは息を引き取っていました。たった一人で、声一つあげる事無く、眠るように…寝たきりになる事なく、誰にも手をかけさせないで…ガンちゃんズルいよ…なんでお別れの時間すらくれんかったと…?本当にほんとうに…心優しかったガンちゃん。次こそはきっと、幸せな家庭の仔になり、二度と私と出会う事のない環境の元でね!愛護センターで私の事を覚えててくれて本当にありがとう。ガンちゃん、沢山のメッセージをありがとう…三度目の「ごめんね」は言わないからね…。そして、保護家に来て2年になるサンバァ・・・サンバァは、今から二年前・・・管理所の柵に放り投げられて捨てられました。まるで不法投棄のように…真っ暗な大雨の中、下半身麻痺の身体で何を思い、時間を過ごしたのでしょうか…サンバァは、この経験から人間でいうPTSD(心的外傷後ストレス障害)を、抱えていました。下半身麻痺なのに、攻撃的で圧迫排尿させてくれない!触れるとパニックになり咬もうとする!雨の日は特に、パニック発作を起こしましたが…少しずつ心のケアを続けていくうちに、サンバァは、過去を忘れる事が出来ました。それからのサンバァは、とにかく人を笑顔にする存在。いつも明るくて、私達のお遊びにも嫌な顔一つせずに付き合ってくれる。私たちが笑うと、サンバァも嬉しそうにしていました。他の仔達は、私の「おいっ!」の一言で、ピタッとイタズラと動きが止まるのに、唯一、止まらないのがサンバァ。「で?どしたの?」不思議そうな顔をして・・・「邪魔しないでよ」と言わんばかりに私の目の前で堂々とイタズラ再開する!いけないんだけど、もう、私も笑いしか出てこない(笑)そんなサンバァが・・・寝たきりになってしまったのです。下半身を引きずりながら、前足で歩き回ってたのに…もう上半身を立たせることも出来なくなりました…。お水も介助が無いと飲めません。寝返りを打つ事も…もう何もかも…でも、まだ希望は捨てていません。もう一度、上半身を起こせるまで回復する事を。させる事を!まだ寝たきりにはさせない!まだ気力はあるよね?サンバァ…仲良しのシゲルも「ねぇサンバァどうしたと?」って…。だから、きっと、もう一度立てるよね!日中は、スタッフやボランティアさんがサンバァの介助をしてくれてるので、私には、自分がやるべき事をやらなきゃ!みんなが帰宅した後は、パソコン作業しながらサンバァと一緒。ずっとサンバァは誰かの側に居ます。サンバァ、まだまだ頑張れるよね?まだまだ頑張りたいんだよね?また皆を笑顔にしてよ…また面白い事してよ!サンバァに必要な事は、全部差し出すから!私達頑張るから!諦めないから!まだ寝たきりになるのは早いよ・・・~どうか、いのちのはうす保護家の子達のご支援、ご協力をよろしくお願い致します~http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/(足長さん基金QRコード)宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年09月27日
Facebookされていない方もいらっしゃるので、9/7Facebookに書いた記事です↓体は本当に元気なんですよ!ただ・・今の犬猫の現状を本気で変えるのならば、このままではいけないと感じるものがありました。環境省のデータです。中身の文面は控えさせて頂きますが、私がこれを見た感想は…「殺処分ゼロ」という数字を出すためにどう誤魔化せばよいか…どう逃げようか…にしか受取れませんでしたが、同調できる部分もありました。一言で言うと…「かわいそう」だけでは救えない命。※昨年度「みやざき愛護センター」設立後のデータです。↓愛護センター(宮崎市管轄)です↓~猫の殺処分頭数の追記~「殺処分の猫70匹」…ほとんどの仔が、事故等で瀕死の状態でセンターに来て亡くなったり、乳飲み子が育たなかったり…だと思います。センターで殺処分しなくても「殺処分頭数」としてデータ上残ってしまいます。助けようとセンター職員さん達は、必死で治療しているのにね…↓ここからが、宮崎県管轄です↓殺処分数は、本当に減って来てます!・・・センター設立し、話題になった一年間は…ね!そして、今は成犬の譲渡が進まなくなり、これまでと違う悩みも出て来てます。都城の管理所では、2017年度に、74頭の犬、163匹の猫、日向の管理所では、2017年度に、78頭の犬、92匹の猫、殺処分されています。未来を変えるには、これまでと同じやり方ではだめなの?じゃあ、どう動けばよいの?私に出来る事って何なの?ここ2ヶ月間、自分に問い続け、次のステップにどういう動きが要るのか少しずつ混乱してた頭がまとまってきました。このひと月半、ネットから離れていました。このひと月半、保護家も私も平穏無事な日々だったから?いいえ・・・全くの逆でした。現実は残酷で・・・レスキュー活動、看取り…次々に襲い掛かっていました。だけど・・・私は、「こんなに頑張ってる」を、言えませんし言いたくありません。でも、復帰した今日は言います。厚かましく言わせて頂きます!愛護センターからカビの子猫2匹レスキューした日、絶対に他の仔に感染させないよう、お世話する私たちが運び屋にならないよう、段ボールをかき集めて、消毒しやすいようにプラダンやビニールで膜を張り…この工作を明け方まで黙々としていました。泣きながら・・・。この前日、東京の猫カフェでパルボ発生したのを隠し、営業を続け、多くの猫達が命を落としてるとニュースで流れた日でもありました。私が「保護猫カフェ」を作りたいと夢を持っていた時から、三店舗視察に行った猫カフェでした。インテリアも素晴らしい、お客様がくつろげる空間造り、勉強になった店舗の一つでした。そこのオーナーから見たら、私のやってる事はバカなのでしょう…。「たかが真菌でここまでする?」「材料が段ボール?」・・・って笑うのでしょう。「守る」ってこういう事じゃないの…?なんで守らないの…?守れなかったの…?守る・・・守るって事は・・・死期が近くなってきたら、その子が何を望んでいるのか、どんな最期を迎えたいのか…朝も昼も夜もありません。この子達と最期まで付き合う事が、私のやるべき事だと思っています。ここまで生きて来た「いのち」だからこそ、「大変、時間がない、キツイ、」人間の感情はそこには要りません。お金も、名誉も、地位も、望んでいません。でも、もし、いつか私が、その一つでも望んでしまったとき…それは、私がこの子達と携われる最期の日となるでしょうね。消えた人達を、この12年間大勢みて来ました。だから、確信しています。犬猫達から排除させられたんだな…と。私は決して聖人ではありません。いつ変わっても、いつ欲が出ても不思議ではありませんから。明日は我が身だよ・・・と、決して自分を甘やかしません。甘い蜜など舐めさせてたまるか!の気持ちです。~●~●~●~●~●~●~●~本当に汚くてお見苦しい姿のため、出すのを迷ったのですが‥‥ありのままを出します。死期が近く、発作やけいれんを起こす仔がいる場合、私は横になって寝る事がなくなり、座椅子等で座ったまま眠ります。発作やけいれん、異変がいつ起こるか分からないので、パッと目が覚めるようにと、バッと動けるようにと、眼鏡もかけたまま眠ります(視力が裸眼で0.01なので)まるでおばあちゃんのような姿で…(^^;このような日が続くと、さすがに私も生きてる身なので、日中は、スタッフやボランティアさんに甘えてお風呂に入ったり、仮眠取ったり、事務作業したりと、施設清掃作業は、さぼらせてもらったりと、みんなに本当に助けられています。ただ、トランス状態になると、ものすごい事になってしまいます(^^;「過集中」というもので、まわりの声も聞こえなくなり、まわりが見えなくなってしまいます。で、気付いたら…パソコン作業部屋がこんな調子(^^;いつかお話する日が来るかと思いますが、本当の私は、生まれつき五感が敏感過ぎる体質で、第六感も強く感じてしまうので、人よりも疲れてしまう体質です。本来ならば、疲れやすい体質なのに、自分では疲れている事に気付けないそうです。そういう体質に生まれて来たので、それは仕方ない…という気持ちよりも、そんな病気に生まれてきて良かったなと思えるようになりました。ギリギリまで動けるから!おそらく…ですが、生きていくために体が反応したのでしょうか、聴覚だけは、人より弱くなりました。テレビとか目覚まし音とか電話とか不便はしてますが、今はそんな自分もしっかり受け入れれるようになりました。夜、パソコン作業するときは、照明を暗くした方が、過集中しやすいのも特徴です。きっと、私は傍から見たら「大変」なんだと思います。だけど、「命を守る」って、「責任」って、そういう事なんだろうな~と。私にも沢山失敗もあり、後悔もあり、悔やむ結果を起こしたこともあります。今もそんな過去の自分を許すことが出来ません。だからこそ、同じ過ちを繰り返さないために頑張りたい…今はそれだけです。保護した責任、命との向き合い方だと思っています。~●~●~●~●~●~●~●~事務所には、「山下の頭の中」というホワイトボードがあります。私がこれからやりたい…いいえ、「改革」を書き出しています。そのためには、これから自分がなにをやるべきか、何から手をつけていくべきか、流れも書いています。実は、大変なのは私ではなく、スタッフ達で…(^^;藤井副代表は、こんな私の右腕をやらされてるので、三刀流が出来るまでになりました(^^;電話対応しながら、LINEして、メモを取り…凄いな…と感心しているところです(^^;そして・・・家族の話を書く事は今までずっとなかったのですが、辛いとき、心に限界を感じたとき、やはり、弱音を吐く相手は主人でした。12年活動していく中で、自分がやってきた事に意味があったのだろうかと感じたときも・・・一時期、体を動かすことも出来ない状態が続き、出て来るのは弱音や、世論の愚痴ばかり。どうしても皆に迷惑かけたくなくて、最終的に一人で苦しむ結果になる事も分かってたようで・・・どうやら「お金持ちの奥様」イメージがあるらしく、外部から憶測で面白おかしくネタにされ、新しいことをやろうとすると、変人だとバカにされ、批判され続ける。変人でバカは正論だけど、車も服も贅沢なんて何一つしてないし、趣味も道楽も何一つみつけられないこんなに惨めな生活を送ってるのに理不尽だなと悲しくなった時も…発作起こした数日後、予定通り東京出張に行ってくると連絡。このメッセージやり取りは、主人に無許可で載せちゃったから怒られるかもしれないけど、家族にも感謝しています。こんなお母さん、こんな奥さんで申し訳ない…一緒に写真なんて…10年以上ぶりかな?~●~●~●~●~●~●~●~復活して第一弾が、私個人的な近況報告で、内容の無いものになってしまいましたが…ここ二ヶ月間二ヶ月間起きていたレスキュー、お別れ、良縁、ご報告する事が山ほどあるので、少しずつブログ記事にしていきます。山下由美は、元気ですっ!!~●~●~●~●~●~●~●~どうか、ご支援ご協力をよろしくお願い致します。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年09月16日
※後悔と懺悔~前編~https://plaza.rakuten.co.jp/xinunekox/diary/201807250000/その7時間後・・・副代表が見守る中、静かに永眠したと連絡を受けました。私はなぜ、起き上がらなかった?なんで、会いに行かなかった?電話でリンちゃんに声を聴かせる事位できたはずなのに、なんで、それすらしなかった?7/18、保護家に出勤すると、リンは、一足早く保護家に帰ってました。深夜まで寄り添い、看取ってくれた副代表に、何度も何度も「ありがとう」と伝えました。リンちゃんは、自分を家庭猫だと思っていました。それ以上に、私の相棒カムカムと同じ位置にあるのだと…自分の存在価値をそこに置いていました。「リンちゃんをパソコン部屋に連れて行って良い?」リンちゃんは、この場所がお気に入りでした。リンちゃんからは、どんな風に見えていたんだろう?リンちゃんの目線まで下がると…私がパソコンに向かっている姿がよく見えていました。カムカムの姿も見えていました。だから、いつもこの場所だったんだね・・・。リンちゃんが、吐血しながらも頑張れたのは、生きる気力となっていたのは、「一緒に居る時間」それだったんだよね?失って気付く事ばかり・・・。7/15…今夜は帰って来ないの?7/16…母ちゃんなんで居ないの?7/17…母ちゃん…?この三日間、リンちゃんがどんな思いでこの6畳の部屋で待ち続けたのか…ごめんね・・・私の判断ミス、決断力がなかったために、リンちゃんの死期を早めてしまいました。私は、いつも、涙を流す情けない代表ですが、決して、死を惜しみ、死を悲しむ、優しい涙ではありません。決して、綺麗な涙ではありません。私とこの子達の物語は、檻の中から始まります。生きるか死ぬか、生かすか殺すか、目の前の命への責任を背負うのか、この子の過去を理解できるのか、私には「愛」はありません。「可哀想」という感情はありません。ただ、サポートしたい、目の前の命を尊重したい、この子らしい最期を迎えさせたい、それだけなのかもしれません。だから・・・ただただ、「申し訳ない」「ごめんね」後悔と懺悔、自分への怒りの涙しか出てこない…いつもいつも・・・。「山下リン」リンちゃんが最期までそう思っていたのなら、私は、一生リンちゃんの想いを背負って行こう。今更遅いかもしれないけど、リンちゃんを尊重しよう…。決して、えこひいきではなく…。いつもリンちゃんが居た場所…「山下不在の今、副代表の私が頑張らなきゃ!」そんなプレッシャーと戦いながら、最期の瞬間までリンちゃんの側に寄り添い、看取ってくれた副代表。そして…お世話してくれてたスタッフ達・・・本当にありがとう・・・どうか、ご支援ご協力をよろしくお願い致します。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年07月30日
※緊急のお願い事があります※「いのちのはうす保護家」では、以下の物資が不足しております。どうか、ご支援頂けないでしょうか…。厚かましいお願いばかりで申し訳ございません。忙しさにかまけて、在庫チェックをしておらず、ほぼ、在庫ゼロの状態になってやっと気付き、慌てて買いに走り回っているというお恥ずかしい限りで…反省しております。本当に申し訳ございません。掃除などで使用している「使い捨て手袋」が、不足しております。下記画像のようなタイプを使用しています。サイズは「М」か「L」です。猫用システムトイレの砂と専用シート、在庫が切れてしまいました。保護家は、各猫部屋合計23個のシステムトイレを置いてあり、システムトイレ用シートも砂も、あっという間に消耗します。以下のタイプ、メーカーの物をよく使用しております。・・・システムトイレ砂・・・※ユニチャームデオトイレ 消臭・抗菌サンド ※花王ニャンとも清潔トイレ 脱臭・抗菌チップ・・・システムトイレシート・・・※アイリスオーヤマ 脱臭シート ※ユニチャームデオトイレ 消臭・抗菌シート子猫用フードが、在庫が残り1袋になってしまいました。現在、子猫達がよく食べてくれるのが、ロイヤルカナンキトンや、ピュリナワンの子猫用です。トイレシートの各サイズが全て不足しております。メーカーは問いません。●レギュラー・シングル(掃除用)●ワイド(半身麻痺犬猫の圧迫排尿時使用)●スーパーワイド(老犬ホスピス用)保護家には、腎不全末期の猫や、最期が近くなると、食べれない仔も出てきます。病気などで、フードの食べが悪くなった犬猫には、いつも「焼きカツオ」を混ぜたり、そのまま与えています。とても重宝しているのですが、在庫が残り僅かとなってしまいました。味は何でも構いません・・・最後に給餌できるのが、高栄養の流動食。「カロリーエース」のみです。お水も飲めない程衰弱してる仔も、お水に混ぜると頑張って飲んでくれます。犬猫各部屋の掃除や消毒には、「バイオチャレンジ」「オレンジエックス」用途によって使い分けています。高価な物で本当に申し訳ございませんが、在庫が残り僅かとなってしまい…ご支援頂けると大変助かります。消毒液を入れるスプレーボトルは、各部屋に1~2個置いてありますが、毎日何度も使用していると、ホースが切れたり、割れたりヒビが入ったりと、長く持ちません。ストックが切れてしまったので、ご支援頂けると助かります。希望メーカーは特にありませんが、ガラス系は落としたときに危険なので、プラスチック製だと助かります。朝から夕方まで二台の洗濯機が、休みなく動いている程、物凄い量の洗濯ものがあります。液状であれば、メーカーは問いません。洗濯洗剤のご支援、どうかよろしくお願い致します。 毎日大量のゴミが出るため、ゴミ袋の消費が多い施設です。45リットル、70リットルのゴミ袋が不足しております。薄手の物だと少し重くなると破けてしまうので、厚手の物だと助かります。メーカーは問いません。寝たきりになってる老犬達には、専用のマットを使用しておりますが、マットカバー用に、夏用のカバーがあると助かります。特に日中は、クーラーはかけておりますが、ドッグランやホスピスの様子が分かるように、窓を閉める事が出来ません。寝たきりの子達が快適に過ごせるような敷きバットがあれば…と、贅沢かもしれませんが…申し訳ございません。バスタオルも不足しております。バスタオルは、老犬ホスピスの子達の寝床に敷いたり、シャンプーで使用したりしていますが、出来れば、新品ではなく使い古したものだと吸収も良くて助かります。どうか、ご支援ご協力をよろしくお願い致します。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年07月27日
出会いは、6月14日。管理番号4-17。エイズ&白血病、ダブルキャリアの仔。それが、「リン」という猫でした。「リン」最期の場所が、このお部屋…。その事も含め、自分の運命全てを「リン」は、気付いているのだな…と、感じました。白血病ネコ専門預かりさん、副代表の家は、もういっぱい。そして・・・「リン」は、腎不全末期だったので、管理が必要でした。どうする?「リン」レスキューを諦める?どうする?「リン」を見なかった事にする?・・・保護家の子達を守るために、「リン」を見殺しにする?そんな事を考えている自分の頭、思考・・・なんとかして抑え込まなきゃ!自分の心の強さとの戦いでした。6月20日、「リン」レスキュー。「リン」のレスキューは、その他大勢の1匹でした。「リン」は、私の6畳パソコン部屋で保護する事になりましたが…パソコン部屋には、風邪治療中の子猫達が居たのです。白血病を、子猫達に絶対に感染させないよう、免疫力低下してる「リン」に風邪を感染させないよう、徹底した管理が必要になりました。この部屋に入れるのは、経験と知識を積んだスタッフのみ。部屋の清掃は、出来るだけ私が担当する。色んなルールを決めてのスタートでした。リンちゃんには、歩き回る元気すら、もうありません。リンちゃんの世界は、この小さなケージの中だけでした。沢山の猫を抱えている私達の施設、「いのちのはうす保護家」。腎不全末期の仔、神経麻痺の仔、病気治療中の仔、免疫力のない子達が、多くいます。保護家の子達を守るためにも、白血病に感染させないためにも、リンちゃんと触れ合う時間は、「朝の掃除の時のみ」そう決めていました。たった1時間。たった60分。リンちゃんは、頻繁に吐血していました…。それなのに・・・日に日に元気になっていくのです!某メーカーのウェットフードのみ、好んで食べてくれていました。でも、リンちゃんの目の前でパウチを開封してお皿に入れないと、なかなか食べてくれない。とても賢い子だったから、その他大勢の子達の「ついでに持ってきた」ではなく、「リンちゃんのためだけに持ってきたんだよ」が、伝わらないとプイッとすねてみせるのです。たまに忙しくて、その行動を忘れてしまい、「ついでに」ご飯を運んでくることもあったけど、やっぱり食べない。「あ、そう!食べんなら良いよ~」そう言って部屋を出て、しばらくして戻ると…お皿は空っぽになっているのです。私がいない間に、コッソリ食べてたリンちゃん(笑)リンちゃんがケージから出れるのは、24時間の中で、たったの60分。遊びながら体を洗浄したり、ブラッシングしたり、私の中で、最も大切にしていた時間。トイレの段差だけでも大変そうなのに、リンちゃんは、なぜ、元気に見えるんだろう?一日中この小さな中で過ごしているだけの日々なのに…接していくうちにリンちゃんの感情が伝わりました。リンちゃんにとって、この「60分」が、生きる全てだったんです。生きる気力となっていたのです。だけど・・・その時間と同時に、残酷な時間も進んでいる現実。リンちゃんに残された時間はあと僅か…スタッフとボランティアさん達に、こうお願いしました。「最期にリンちゃんをケージから出してあげたい。このパソコン部屋でフリーにしてあげたい!」スタッフとボランティアさん達は、リンちゃんのために、犬猫達の部屋の配分を考え、遅くまで施設に残って、リフォームに動いてくれました。リンちゃんは、自分の事を「保護猫」「その他大勢の1匹」そう思っていませんでした。リンちゃんは、自分の事を「山下リン」だと…保護猫ではなく、飼い猫…私のパートナーだと思っていたのです。だから、私の相棒カムカムの側から離れませんでした。犬のように、カムカムの指示に従い、カムカムと同じ場所で、私を見ていました。私は、7/15のイベントの準備に追われる日々が続きました。保護家に居ても、パソコンのモニターしか見てない日々。「私…何やってんだろう?この子達の目すら、最近見てないよね?何のためのイベント?誰のためのイベント?伝える側の私がこんなんじゃ、本末転倒やん!」イベント前日、ふと、そんな自分に気付き、情けなくて涙が止まらなくなりました。リンちゃんを見ると…嬉しそうに駆け寄り、側から離れません。「やっと目を合わせてくれたね~」そんな感情がスッと伝わってきたのです。ここ数日甘えるのを我慢してた…そんな感じがしました。「ごめんね、ごめんね」リンちゃんに泣きながら謝りました。そこまで気付いけてたはずなのに・・・7/15イベント当日の朝、バタバタと用意してたので、リンちゃんに伝えていませんでした。今日は、留守にするからね…という、大事な事を・・・。7/16夕方・・・イベント終了直後、私は、疲労で倒れました。当面、保護家を休まざるを得ない、そんな体になっていました。翌日7/17の夕方・・・副代表から、連絡がありました。「リンちゃんの死期がそろそろかもしれない」副代表は、リンちゃんを自宅に連れて帰ってくれました。添付されたりんちゃんの写真から、「母ちゃん・・・」そんな風に聞こえてくるようでした。それでも私は・・・ベットから起き上がる事が出来なかったのです。いいえ、しなかったのです!~後編に続きます~
2018年07月25日
~「限界なんです」続き~ですが・・・「5匹しかレスキュー出来なかった」という後悔。まだまだ緊急性のある子達に、背を向けて帰れた自分の行動への「違和感」。今の私にはそれしかありませんでした。エイズ陽性で、酷い口内炎。痛くて痛くて鳴き声をあげながら、生きるために必死にご飯を口に運ぶしかないこの子達・・・痩せ細った体で、子猫を必死に守ってる母猫の姿…下半身麻痺で、感覚があまりないハンデの中、懸命にイキんで命がけのお産をした母猫…残念ながら、下半身の感覚があまりなかったため、可愛い我が子を押しつぶしてしまいました…。なんで我が子達が死んだのか…この子には理由を知る事も出来ません。あまりに哀しい事故でした…。衰弱の激しい成猫も沢山います。乳飲み子猫でセンターに来て、エイズ陽性が判明し、ケージの中しか知らずに育った兄妹…。もし、また、エイズ陽性の子が収容されたら…殺処分の対象になる兄妹です…。もちろん、愛護センターのフロアにポスターを張ったり、エイズ陽性でも引き取り先があればと職員さん達も一生懸命考えて下さいましたが、収容されもうすぐ一年・・・もう限界なんです。この子達も、愛護センターも…どうか、あと一歩動き出すための力をお借りできないでしょうか…ご支援、サポート、よろしくお願い致します。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年06月22日
愛護センターには、猫だけで120匹収容されています。どの部屋もいっぱいになり、隔離室、手術室にも、簡易ケージを置いている状態でした。「限界ギリギリまで殺処分はしたくない!」という職員さん達の想いなのだと感じました。「劣悪な環境」一言で言えばそうなのかもしれません。コクシ、カビの仔、健康な子、風邪の仔、病状の違う子ごとに部屋を分ける余裕すら今の愛護センターでは不可能です。通常服薬とトライキル消毒セットであれば、三日で落ちるコクシも、一ヶ月で完治するカビも、風邪ひきさんも、ピンポン感染が続いているようです。コクシの仔の隣ケージ、下段には、健康な子や異なる病気の仔…止まないピンポン感染。でも、場所が無いんです!本来ならば、コクシだけの子達を全員預かり、一気に3日で仕上げて、センターにお返ししたい。それが理想なのですが、当施設も空き部屋がありません…。今、なんとか出来ないか…協力できないか…それを考えているところです。狭い猫舎にギュウギュウに詰められた子達…職員さん達も、温度調整や湿度を一生懸命、頑張って管理されておりましたが、部屋の大きさに対して、あまりに多い猫の数で、なかなかうまくいかない様子でした。早く病気を完治して、譲渡猫室に移動させてあげたい…早く飼主さんとの出会いの場を作ってあげたい…職員さん達の想いが、痛いくらい伝わります。先の見えない仔、譲渡猫に回れない仔…この子達を中心にレスキューすることを決めました。1つでもケージが空けば…1匹でも治療や管理の職員さんの手が空けば…スタッフに申し出ました。会計担当スタッフに、スッと印刷された用紙を渡されました…「今の保護家の現状だよ」…と。銀行口座には、残金184,404円、ゆうちょ口座には、残金68,753円、これが、「いのちのはうす保護家」の現状でした。「今月の施設維持費の支払い、医療費その他諸々、7月1日…会の資金はゼロになります。それでも・・・?」「うん…それでも行く。行かせてください」数年前、主人と大喧嘩した事を思い出しました。キツイ、辛い、資金がない、そう弱音を吐いたときに「頑張りが足りてない!好きな事をしてるんだから、睡眠時間を削ってでも頑張れ」そう言われたときに、私はキレました。「はぁ?睡眠時間4時間やとよ?それでも頑張りが足りんってや!私に死ねって事や!」でも、今になって主人の言葉は正論だと気付きました。ひとつの命を守るためには、何か一つ捨てなきゃいけない。ひとつ犠牲にしなきゃいけない。死ぬ気で守れなきゃ、死ぬ覚悟で守らなきゃ、命を背負う資格なんかないんだと…。愛護センターに向かう道中、涙しか出てきませんでしたが、センターに到着して、この子達の姿を見たときに、モタモタ、メソメソ、堕ちていた自分をすっかり忘れていました。エイズと白血病の成猫。左目は見えていません。交通事故でしょうか…あごの骨が口の中に飛び出ていました。事故の衝撃で骨盤辺りの骨折もあり、真っ直ぐ歩行する事ができません。この仔をレスキューしました…。白血病預かり専門の藤井副代表自宅にて、預かりをお願いしました。副代表の自宅も、預かり犬猫だけでキャパを超えております…。この仔も、エイズ白血病の成猫です。身体中毛玉だらけで、ボロボロでした…。そして・・・腎不全末期・・・残された時間は僅かしかありません。この仔には、介護と看取りしか残されていません。外猫として、エサやりさんから命を繋いでもらっていたのでしょうか…身体中の傷跡…過酷な年月だったと思います。残りの時間、何かに怯える事無く、穏やかで優しい時間を過ごせればと、レスキューしました。白血病なので、この子のお世話や点滴等、触れる人間もスタッフのみと決めて、私のパソコン部屋に連れてきました。この子は、体の大きな成猫。かなり脱水症状が出てて、フラフラとしか歩けない状態だったので、レスキューしました。即入院となり、点滴を250入れても、直ぐに吸収してしまう位との事でした…。この子も腎不全末期です…。「猫ホスピスルーム」にて、この子の居場所を確保しました。残りの時間を大切にして、向き合っていきたいと思いました。1日でも長く生きれますように…この子は、まだ子猫ですが、下半身麻痺でした。ビビりさんですが、麻痺が無ければ確実に譲渡猫に回れた仔なのに…自力でトイレができません。圧迫排尿が必要なため、レスキューしました。この子も、下半身麻痺でした。こんなに小さいのに…生後1ヶ月位だと思います。この子も、圧迫排尿で人間の手が要るので、レスキューしました。完全な麻痺ではなく、多少の痛覚は残っているようなので、もしかしたら、自力で立ち上がり、トイレも出来るようになるかもしれません。最近、骨には異常が無く神経から来る下半身麻痺の仔が多いように思いますが・・・毒性の物を口にしてしまったとか…?会の資金が一週間で底をつく状態だと分かっていながら、5匹レスキューした判断は、間違っていたのかもしれませんが・・・※長くなるので次記事にて・・・お願い事ばかりで申し訳ございません。医療費のご支援を、呼びかけさせてください。どうか、よろしくお願い致します…。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年06月22日
すいません・・・今月から現場作業だけでいっぱいとなり、パソコンと向き合う時間もそうなのですが…気力が残っていない…というのが現状です。こちらでのご報告も停滞したままではいけないと思いながら、作業の合間合間に、スマホからFacebook更新するのが精一杯でした。Facebookされていない方も多いので、スクショでのご報告となります。こんな記事upで申し訳ございません…白黒がウィズ、白キジがビーです!お願い事ばかりで申し訳ございません。医療費のご支援を、呼びかけさせてください。どうか、よろしくお願い致します…。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年06月22日
浅田美代子さんが発起人となり、開催した緊急院内集会。~真に動物たちを守れる動物愛護法改正のために~「8週齢規制、各種数値規制、繁殖業の免許制を求める緊急院内集会」数年前に環境省から言われたのは「署名も10万筆ないとなかなか…」でも、浅田美代子さんは、動き始めました!そして、全国の皆さんがひとつになり、10万筆超える約17万人の署名を実現させたのです!それでもなかなか動かない!!なぜ?それは・・・自分にとっての「損得勘定」をして、水面下で繁殖業者側についてる議員数名がいるからです!未だSNSでは「〇〇議員は信用できる」という文字を見ますが、その議員は、今も同じ発言をされていますか?今も動物愛護法改正で動いていますか?過去「愛護法改正を」と語っていた議員が、今も同じ発言しているのか・・・それを調べると一目瞭然です。国がおっしゃる「全国の愛護団体がバラバラだから…」その言葉も撤回させようと、浅田美代子さん達は動きました。そして・・・全国の124団体がひとつになりました!全国からかけつけた約300名!一人一人の力は小さいけど、その力がひとつになった時に、大きな「力」となります!皆さんその思いで、全国各地から議員会館に集まりました。私の前にお座りになってるのは、ジャーナリストの「山路徹」さんです。私の並びには「デビ夫人」も一般参加者として、お並びになられていました。私達と同様、多くの著名人方々も、動物愛護法改正を強く望んでおられるのです。私達は、決して孤独な戦いをしているのではありません。無謀な戦いをしているのではありません。 報道関係者の方々も大勢いらしてました。その数に驚きました。テレビに紙面で取り上げてもらえるんだな…多くの国民がこの問題を知ってくれるんだろうな…感動で胸が熱くなりました。最後に、私を含む愛護団体5人(確か…)が代表として、発言のお時間を頂きました。「宮崎県でいのちのはうす保護家という保護施設を運営している山下由美と申します。山下由美と聞いてもご存じないと思いますが、ひまわりと子犬の7日間の原案者、山下由美です。五年前に映画公開となり、全国の方が犬猫の現状を知って下さいました。ですが、それで何が変わりましたか?何も変わっていません!地方では、都会と違う問題を沢山抱えております。所有権…犬達を守るためのものでしょうか?この所有権が邪魔して、生き地獄の中におかれている犬達も居ます。虐待を繰り返している飼主に対し、宮崎の愛護センター職員さんは、何年もかけて飼い主を説得してきました。所有権放棄させるために、犬を助け出すために、何年も通い続けて、やっと飼育放棄させたんです!私は今日、宮崎県愛護センター職員さん達の想いも背負って、この場に来ました。もっと地方に目を向けて下さい。現場の職員さん達の声を聞いてあげてください!」流暢ではありませんでしたが、このような事を議員さん達に向けてお話させて頂きました。会議が終わり、世良公則さんと浅田さんへの囲み取材。そーっと近づいて、お二人のお話を聞いてましたが、お二人の力強い言葉は、きっとテレビを観ている方にも伝わったのでは?と思いました。全国ではまだまだ、二酸化炭素での殺処分を行っている管理所やセンターがあります。宮崎県にも二か所あります。議員さんはこの事に関し、「ガス殺処分の規制を作る」とおっしゃっていました。早くて6/20、遅くとも9~10月にはその答えが出るそうです。『殺処分ゼロの定義を明確化し、各自治体の判断で譲渡が難しい犬猫の場合殺処分の頭数から除外する』環境省が動き出したそんなバカな条例よりも、『ガス殺処分の規制』!急いで欲しい・・・お願い事ばかりで申し訳ございません。医療費のご支援を、呼びかけさせてください。どうか、よろしくお願い致します…。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年05月31日
うちの主人(言い慣れないので以下旦那と書きます)が、子猫を3匹保護しました。旦那と言っても、私がどんな事をしているのか、おそらく、ブログ読んで下さっている皆さんよりも分かっていない人です。なので、全部説明しました。当団体は、保護主のいないセンターや保健所の犬猫しかレスキューしない事。スタッフもボランティアさんも、個人で保護した犬猫は、自分達でお世話するか、医療費も全部自己負担だという事。1匹にかかるワクチン代、ウィルス検査代、フード代、不妊去勢手術代、病気した時にかかる医療費・・・1匹を譲渡するまでに5万円はかかるんだよと。「3匹分の費用15万円を払う」旦那がそう言い切ったので、施設で保護する事にしました。さー、キミら病院に向かおう!そう思い、準備してた矢先・・・保護猫カフェの前に大きな段ボール・・・やられたー!!子猫が捨てられていました。月曜日はカフェが休みだと知ってる人物でしょう。でも、保護家と隣接しているから、パッと車で来て、サッとこの子達を降ろしたのでしょう。怒りで体が震えました。なんて無責任!なんて卑怯!!直ぐに手分けして、警察署に届け出を出し、近所を聴き取り調査しました。私達の施設は、国富町の田舎にあります。特に、(月)(木)はカフェ定休日なので、この曜日に知らない車が通るだけで目立ちます。直ぐに車の色、車種、運転者の特徴を割り出す事ができました。遺棄が犯罪だと知らないのでしょうか?100万円以下の罰金だという事を知らないのでしょうか?絶対諦めません!!この子達同様、泣き寝入りしません!直ぐに病院に連れて行き、ワクチンとウィルス検査。1匹1万円、5匹で5万円です。これを、赤の他人に丸投げした人って、どんな人間なんだろう…?赤の他人の時間を奪い、お金を奪い、今頃はのうのうとお風呂入ってご飯食べて普通に時間を過ごしている神経。理解できないと同時に、そんな無神経さだとさぞ幸せだろうなと羨ましくも思った夜でした。みんなよく頑張ったね!よくあのお粗末な段ボールから出なかったね!無事で本当に良かった!まだ施設内の子達と同じ場所には置けません。現在、検疫期間中です。https://camp-fire.jp/projects/view/66119#menuフィットネス×動物愛護「クラウドファンディング」とても厳しい現状です…一歩を踏み出した「本田ともこ」さんのイベント!サポートよろしくお願い致します!お願い事ばかりで申し訳ございません。医療費のご支援を、呼びかけさせてください。どうか、よろしくお願い致します…。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年05月29日
Facebookをされていない方も多いと思いますので、Facebookにて記録し続けたものを編集しながら掲載させて頂きました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~5/22皮膚ガンの「うらら」は、進行の早い皮膚ガンでした。日に日に溶けていく皮膚・・。気安めなのかどうなのか分からないけど、毎日痛み止めの注射。「うらら」が食べれなくなったときが、決断の時だと覚悟してましたが・・・とうとうその日がやってきました。うららは、もう何も食べれません。でも・・・うららから感じるのは、「生きたい!」「生きてるんだよ!」スタッフが点滴しながら、ただ、見守るしか出来ない。それがうららの望みならと。息苦しいときは、口呼吸しながら必死で生きている。右眼球の奥に腫瘍も出てきた。進行があまりに早すぎる。手で触らないようエリザベスカラーを考えたけど、うららが不便さを感じないよう自然な環境で、私達で管理していこうと決めました。出血しないよう、傷めないよう、消毒や拭くのは難しい。皮膚がないから、少しの刺激ですごい出血するから。私達が出来る事は、うららが少しでも、快適に過ごせるよう獣医師さんの手を借りる事。うららの呼吸が楽になるよう、酸素室の購入も考えてますが、酸素室に入る事が、うららの望みなのか、分からないのです。誰かと添い寝することが、うららの幸せだから・・。うららには、もう時間がありません。私が何気に過ごしてる1日、いいえ、1時間、1分・・この当たり前な時間の流れは、うららにとっては、当たり前ではありません。1分1秒、必死に生きようとしてる時間なんです。うららは、生き延びる事ができません。目の前には「死」しか残されていません。ですが、最期の瞬間まで、うららを尊重していきたいと思っていました。この写真を撮った翌日、私は東京出張の予定を入れていましたが、出張前日、副代表に告げました。出張をキャンセルしたいと…「うららを置いて行く出張の意味はどこにあるんやろか?目の前の命をないがしろにしてまで行く事が正しい選択だとは思えないから」「それは由美さんの判断に任せる」副代表は、その言葉の後、一呼吸おいて私を叱りました。「・・・ねぇ、ゆみさん!動物愛護法の改正どうなるんだろうね?由美さんは宮崎を代表して宮崎県の声を届けに、国の声を聞きに行くんじゃなかったと?法改正の署名、宮崎で2,650名集めたよね?2.650人の声は?願いは?目の前の命、うららは確かに大事!でも、そのために私らがいるんじゃない?私達の事を信用してないと?あなたは、2,650人の想いを背負って行け!『今』は私達が守る!『未来』は由美さんが守れ!」・・・私は、うららを置いて東京出張を選びました。(この件に関しては後日記事にて)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~5/23最終便で宮崎に、保護家に戻ってきました。猫ホスピスルームに入ったとたん、うららが「おかえり」と言ってくれてるかのように、何度も何度も鳴いて・・声を出すのもかなり負担かかるだろうに( ; ; )ありがとうね。フラフラしながら、ひざの上に乗って来てくれました。更に目の中が溶け始めてた・・腐臭も強くなってきた・・~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~5/23眼球の奥にある腫瘍が破裂しました。もう目を開く事すら出来ません。嗅覚、視力、失ったうらら。耳は聞こえてる。しっかり聞こえてる。声にならない声で、話しかけてくる。「楽になりたい」「もう終わりたい」うららから聞きたい。うららから感じたい。痛みから解放させたい。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~5/24うららからは、最後まで「楽になりたい」「終わらせたい」という感情は伝わってきませんでした。「人間の価値観を犬猫にあてはめない」「その子が何を求めているか、大事なのは尊重を尊厳する事」その信念で、老犬ホスピス、猫ホスピスをつくりました。その信念で、これまで沢山の子達を介護と看取りしてきました。自分の思い込みや感情は必要ない。立場上、自分を捨てなければいけない事も多々あります。その子その子によって求めているもの、介護の仕方なども違うので、いつもそこには学びがありました。うららもそうでした…。「楽な方に導く事」それは、尊重から外れてしまう。だけど…今回だけは、私の中で「尊重」を捨てました。うららの寝方、手の位置、足の位置、痛み止めの注射も効かなくなっている事を知ったから…。もう痛みから解放させてあげたいと…うららが望んでいることではなかったけど、「安楽死」を決断しました。今、うららな一番必要なのは「安息」だと、そう感じたから。もう苦しみから終わろうね…もう痛みなんて終わりにしようね…安楽死決行の日、私は誰にも告げませんでした。「いつ安楽死を決行するか分からんから、今日が最後の日だと思いながら、毎日うららと接してね。後悔が少ないようにしてね」スタッフにはそう伝えてきました。でも、私は嘘が下手なようだ…。なぜか、「今日だな」と、みんなにバレていました。病院に向かう夕方、スタッフ達が、うららに陽をあててあげようと、外に連れ出しました。うららは、とてもご機嫌でした。開かないはずの左目をパッチリと開けて周りを見渡しました。うらら…緑色の綺麗な目をしてたんやね…。病院に向かう40分という時間、左手でうららの体に触れながら運転。うららは、終始ご機嫌でした。人の手が大好きやもんね。うららは…。血管に針を入れる時、うららは抵抗しました。タオルを咬んで怒りました。「うらら、直ぐ終わるからね。もう痛みがなくなるからね。もうなんも頑張らんでいいとよ。もう頑張りすぎたやん…もういいとよ…」聞こえてるかもしれんと思って、ずっと耳元で声をかけ続けました。うららは眠りにつきました。機械から聞こえてくるうららの心音。少しずつ音のリズムが不安定になり…うららは、19時33分、永眠しました。とても安らかで眠っているかのような最期でした。保護家に戻り、顔をきれいにしました。やっと、顔に触れる事ができた…。もう、痛くないよね?もう、苦しくないよね?~あとがき~うららと過ごした時間は、凄く短かったと思う。でも、うららが猫ホスピスで過ごした時間、うららが猫ホスピスで感じてたもの、一番強く伝わってきたものは・・・「心地良い」という感情でした。本当は、うららはまだ死にたくなかった。本当は、うららが自分で最期を決めたかった。私は、うららが望んでいる事を尊重しなかった。でも、そこに後悔はありません。そんなとき、古くからの有志に、こう言われました。「安楽死が尊厳死ではないかというと、線引きがとても難しい。尊厳て人によって取り方は違う。死の崖っぷちに動物と一緒に立つ由美さんを見て思うのは、その子たちに、気高い死を迎えて欲しいという想いを、全力でその生に傾けているのだということ。それが正に、尊厳死だと思う。由美さんの手に託されているのは、単なる命だけではないからね。全力でその子に想いを傾けたときに、出てきた判断だったんだろう。うららには安息が必要だと、心の底から思ったんだろうね。安息もまた気高い最期だと思うよ」その言葉に、なぜ私は老犬ホスピスを起ち上げたのか、瀕死の猫達をレスキューするようになったのか、もっと深い部分にあった答えに気付きました。「辛さ、孤独、悲しみ、そんな思いを抱えたままガス室で死なせたくない!」「尊厳のある最期を迎えさせたい!」そんな思いで老犬や瀕死の仔達をレスキュー始めたけど、「気高い最期」「安息の最期」自分が最も大切にしてたものは、この二つだったんだと、気付く事ができました。時に、人間が決断する事も必要なんだと思ったけど、その決断の瞬間を、決して間違ってはいけない。早くてもダメ、遅くてもダメ、見逃すなんてことは絶対ダメ!そのためには、固定観念、先入観、自分の感情を、一度捨てなければいけない。だけど、自分の判断が間違っていなかったと、ハッキリ断言はできない。数時間後、数日後には、うらら自身が決めた最期の時が必ずあったのだろうから。私が殺したことに間違いはない。だけど・・・その子には何が必要なのか、自分に出来る事は何なのか、五感、第六感、全てを集中させていきたいと思いました。お願い事ばかりで申し訳ございません。医療費のご支援を、呼びかけさせてください。どうか、よろしくお願い致します…。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年05月25日
レスキューご報告していない子達のご紹介です。フー太は、左眼球の損傷で愛護センターに確認したところ、譲渡猫に回せないとの事でレスキューしました。一時は衰退していったのですが、また飛び出したりの繰り返し。飛び出した時に、痛みを伴うようだったので、眼球摘出手術を決断しました。フー太、本当によく頑張りました!現在は傷口も完治して、保護猫カフェの「いちごルーム」に移動しました。先輩猫達ともあっという間に仲良しになり、甘えん坊でヤンチャなフー太、猫カフェ生活を満喫しています。手術費用は「フー太足長基金」達成額に届きませんでしたが、保護猫カフェのお客様のご支援金で、なんとか手術費用を集める事ができました。フー太のご支援、本当にありがとうございました。愛護センターで、エイズ陽性だった子。この仔もレスキューしました。人間が大好きな凄い甘えん坊な男の子。検疫を経て、すでに保護猫カフェデビューしています。エイズの子達のお部屋「ラムネルーム」に居ます。愛護センターでは、なかなか顔を見せてくれなかった子。左眼球が無く、右目も見えていない状態でした。外の音が声が怖かったのでしょう…この仔もエイズ陽性でした。この仔も検疫を経て、保護猫カフェの「ラムネルーム」にデビューしています。左の眼球も、徐々に見えるようになってきたようです。真っ白の長毛な綺麗な子…「サララ」体が小さく、子猫のように見えますが、年齢は5歳前後。お産経験もあるようでした。この子と初めて会ったのは、昨年の11月。後両脚の付け根の皮膚が裂けてて、11月からずっと、腰に包帯を巻いてて、包帯を取らないようカラーを着けていました。会う度に着けていました。毎日毎日獣医師さん達が消毒を繰り返していましたが、一向に良くならないそうで…人間が大好きで甘えん坊な子。譲渡室に行ければ、直ぐに飼主さんが決まりそうな子。だけど・・・いつ完治するんだろう?いつ譲渡室に行けるんだろうと、いつもこの仔が気になっていました。包帯とカラーの生活が約半年続き…レスキューする決意をしました。完治する保証はないけど、かかりつけの獣医師さんと、違う方法を試してみたいと思ったんです。最終的に、包帯と薬を止めて、自然治癒力に任せる事にしました。命名「ビックリン」。ビックリンの自然治癒力は最強でした!すごいスピードで皮膚が再生していき…一ヶ月もしないうちに、保護猫カフェデビューも!ビックリンは、保護猫カフェ「オレンジルーム」にて、一番の甘えん坊さんです。愛護センターで、「自分に気付くな、見るな!」と、強いオーラを出していたこの仔。約4ヶ月間、愛護センターで会ってきましたが、その都度、自分の気配を消そうと必死さが伝わっていました。口内炎も酷く、シャーシャー威嚇もあり、譲渡猫に回るのは不可能…チャンスはゼロでした。ガリガリにやせ細り衰弱していましたが、治療は困難。もう看取りしか残されていないような気がしたので、レスキューしました。名前は「ミトちゃん」。スタッフが毎日毎日、ミトちゃんに声をかけて抱っこして、なんとか警戒心をとってあげようと頑張ってますが、抱かれているミトちゃんから聞こえるのは…「今、抱かれているのは私じゃない!私じゃない…」ミトちゃんは、いつも心を無にするのです。抱かれているミトちゃんからすれば、自分じゃないから、大人しく抱かれます。攻撃する事も、威嚇する事も一切ありません。「だって、これは私じゃないもん」…と。ミトちゃんの警戒心、恐怖心は相当なものなのです。なので・・・降ろした瞬間、我に返り「シャーっ」と威嚇します。スタッフの愛が、ミトちゃんに伝わる日が来ますように…。ミトちゃん・・・あんたはこんなにもスタッフに愛されてるんだよ…愛おしい存在だと思われているんだよ…。先日、レスキューへのお力添えを、厚かましくも呼びかけてお願いしたこの子達、結果的に厳しい状況ではありましたが、取り急ぎ、3匹をレスキューしました。エイズ白血病の仔、命名「ドロップ」。スタッフが自宅預かりを申し出てくれました。命名「ミンミン」1歳位の女の子です。耳の腫瘍は、想像以上に大きなものでした。腐敗臭もすごく、どうなるかと心配でしたが、無事、腫瘍摘出手術を受ける事ができました。ポリープの可能性も高いとの事で、今、病理検査の結果待ちです。まだ斜頸はあるので(斜頸は完治しないかも)、お水も自分で飲ません。歩く事もあまり出来ませんが、必ず奇跡が起きる…そんな気がするのです。検査結果、この子は皮膚ガンでした。しかも、進行の早い皮膚ガン…。命名「うらら」。由来は「麗らか」です。残り僅かな時間、麗らかな時を過ごせますようにと…。一日一日、皮膚が溶けていくのが分かります。この写真は、数日前に撮ったものですが、今現在、すでに眼球も溶け始めました…。「うらら」は、猫のホスピスルームに居ます。「うらら」は何を望んでいるんだろう…「猫ホスピスルーム」では、みんなが生きようと頑張っています。日々、口にできる物も違い、一日置きの点滴を必要としている子達。ノンちゃんは、首と後足付け根のリンパが腫れ、検査入院を経て、病理検査の結果待ちです。どうか…リンパ腫ではありませんように…お願い事ばかりで申し訳ございません。医療費のご支援を、呼びかけさせてください。どうか、よろしくお願い致します…。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年05月18日
4月5日に愛護センターから連れて来た乳飲み子猫4匹と2匹。この子達は生後10日位。目が開くか開かないかの時期でした。この子達は、生後二日…。ビニール袋に入れられて、愛護センターに連れて来られたそうです…「野良が勝手にうちの敷地内に産んでいった!母猫は追っ払ってやったよ!これをどうにかしてくれ!」と。ビニール袋…その方にとっては、ゴミなんでしょうね。動く迷惑なゴミ・・・でも、放り投げられなくて良かった。その辺に捨てられなくて良かった。なぜだろ・・・?相棒カムカムは、生後10日の二匹には一切無関心。全く見ようともしない。生後2日の4匹だけを、穴が開くかのようにずっと見続ける。他の猫が「なになに?」と近づいてくると・・・唸って威嚇する…。結局この日の夜は、キャリーの前で、まるでこの子達を守るかのように、眠りました。この相棒カムカムの行動を見たときに、人間の存在を深く考えさせられました。産まれたばかりの「命」を、ビニール袋に入れてゴミのように扱う人間。その「命」を夜通し外部から守ろうとする犬。人間であることが恥ずかしく感じた出来事でした。ゴミとして捨てられた子猫達、ミルクはせいぜい飲んでも2~3ml。哺乳瓶も咥えられない。シリンダーであげても吐き出す。無理矢理飲ませると誤飲もある。このままでは死んでしまうと思い、管を胃に届くように入れて、直接胃に流し込む事にしました。普通ならば、どんな仔もこの「命の管」で、スクスクと成長していってたのですが・・・なぜか、この子達は成長が遅すぎる。飲んで直ぐに軟便。毛が生え揃わない、お腹ばかりがパンパンになるばかりで、生後1ヶ月だというのに、生後15日位の体重を行ったり来たり。獣医師さんに診てもらったところ、内臓系が未完成のまま産まれて来た仔達…。きっと、お母さん猫は過酷な環境の中で生きて来たのでしょう…この子達の生存率は…わずか1%だと宣告受けました。でも、決して0%ではない!その1%に入る仔だと信じてお世話を続けよう!1%を2%に引き上げていく事、これが、私達の使命だと感じたのです。ですが・・・1匹が息を引き取りました。「ちえみ」という女の子でした。生後わずか37日でした。このとき、やっと、相棒カムカムの行動の意味が分かりました。この子達が育たない子だと分かっていたんだろうと…だから、他の乳飲み子には目もくれず、この子達に執着していたのだろうと…。写真を見返したときに、相棒カムカムの「目」に気付きました。なんて優しい目で見ていたんだろうと…。生きるのが難しい子達だと知ってたんだ…と。だからこそ、守るべき存在なんだと…。あらためて、動物たちの能力の高さ、凄さ、思い知らされました。カムカム・・・ちえみ、死んじゃったね・・・ごめんね。なぜ、このような子達がここまで生きて来られたのか…胃チューブで強制的にミルクを飲ませていたからでした。本当に「命の管」だったんだな…と感じた半面、無理矢理生かせているだけなんんじゃないか…?自分は間違っているんじゃないか…?そう感じる事もありましたが、今はそう思いません!ちえみの姉妹は、まだまだ不安定ですが、生き延びてるから!少しずつ内臓系が作られている気がします。未完成で産まれて来ても、生きながら内臓系も育っていけるんだと!不可能じゃないんだという事を知ることが出来ました。ミルクのご支援、本当にありがとうございました。今現在、保護家には10匹乳飲み子猫がいます。内6匹を、ミルクボランティアさんにお願いしました。愛護センターには、25匹乳飲み子がいます。愛護センターでも人手が足りなくて、まだ腸が未熟な子猫達でも、早めに離乳食に切替させなければお世話が出来ない状態のようです。愛護センターでも、ミルクボランティアさんを募集しています。お願い事ばかりで申し訳ございません。医療費のご支援を、呼びかけさせてください。どうか、よろしくお願い致します…。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年05月13日
お願い事ばかりで申し訳ございません。医療費のご支援を、呼びかけさせてください。どうか、よろしくお願い致します…。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ愛護センターには、負傷猫や持込み猫達が増えていました…。けが?鼻がありませんでした…。呼吸はズーズーいいながらちゃんとできています。ご飯も水もちゃんと口にできるようです。白いのは軟膏だと思います。顔も晴れ上がり、痛々しさを感じましたが、そんな状態でも、この子は人間が大好きでこの仔から不安や恐怖心は一切感じられませんでした。この仔は、左耳に大きな腫瘍を抱えていました。耳の穴が全部塞がるくらい…。手術はとても難しいレベルだそうです。愛護センターでは手術が出来ないとの事でした。取り急ぎ、かかりつけの獣医師さんにこの子の写真を見せて、レスキュー出来た際には、是非この仔をお願いしますとすぐに連絡を入れました。なんとか、腫瘍を取って頂きたい・・・なんとか、生き延びて欲しい・・・この仔を見たときに、冷静さを失ってしまいました。先日看取った「トランプ」にそっくりで・・・目つき、口元…まるでトランプが目の前に帰ってきたようで、申し訳ないのですが、涙が出てしまいました。トランプに会えたような気がして…。愛護センターでは「スペード」という仮名がついてました。トランプにそっくりだったから、スペードという名前を付けてくれたそうです。性格もトランプにそっくり…もちろん、この子はトランプではない!正論を言えばそうなのですが・・・でも、正直な気持ちを出すと、トランプに似てるから連れて帰りたいと思ったのかもしれません。人間は身勝手ですね…。ごめんなさい。ですが、スペードは「AIDS・白血病」でした。白血病の子は、私達には連れて帰る事ができません。エイズよりも感染率も高く、人が出入りしている当施設では自信がないのです。ちょっとした油断、ミス、絶対にあってはいけないから。だけど・・・(昨年4月に愛護センター内で撮ったトランプ)トランプ・・・私も鳥越店長もどうしたら良いと・・・?分からない・・・私達には分からない・・・この子達ではなく、愛護センターの1室は、「持込猫」でいっぱいでした・・・。10匹、同じ飼主からの引取りです。飼い主を批判するつもりはありません。最初は、私達と同じ志だったと思うから。だから、不妊去勢手術もちゃんとしていたんだと思います。ですが、どんな事情があったとしても、犠牲になるのはいつも犬猫なんですよね…。10匹中、6匹が猫エイズでした。保護した時にエイズだったのか、自宅でエイズに感染していったのかは分かりません。エイズ陰性の4匹は、毛ヅヤも悪くないし、まだ若いので、判定に合格して譲渡猫に回れる可能性もありますが、100%ではないけど、エイズの子達が譲渡猫室に回れるのは厳しいかもしれません。1匹ではない、6匹ですから。エイズ陽性の子達をなんとかレスキュー出来たらと思うのですが・・・当会のエイズ陽性のお部屋は6畳しかなく、その中に6匹います。迷ってる場合じゃないと分かっていながらも…躊躇している自分に、ただただ腹が立ちます。白くん オス(去勢済み) エイズ陽性 8歳。10匹の中で、一番人懐っこい子でした。チャオくん オス(去勢済み) エイズ陽性 6歳。少しだけ人見知りさんでしたが、直ぐに馴れる子だと思います。ミミちゃん メス(避妊済み) エイズ陽性 15歳。慢性鼻炎気味との事でした。ミミちゃんも人懐っこい子でした。15歳と高齢です…ママちゃん メス(避妊済み) エイズ陽性 6歳。酷い口内炎です。二週間に一回、炎症を抑える注射が必要かと思います。マユちゃん メス(避妊済み) エイズ陽性 15歳この仔が一番口内炎が酷かったです。いつも口元を自分で拭いてようで、手もよだれで荒れていました。この仔も炎症を抑える2週間毎の注射管理が必要です。花ちゃん メス(避妊済み) エイズ陽性 16歳。この仔が一番の高齢です。ずっと寝ていて性格は分かりませんが、人見知りも無く穏やかなおばあちゃん猫だそうです。この仔も口内炎のため、管理が必要な子です。エイズ陽性でも家族として迎えられる環境の方、どうか、1匹だけでもご協力頂けないでしょうか…高齢の子達の空輸は厳しいかと思いますが、なんとか陸路で行ける所まで連れて行きたいと思っています。どうか、どうか、よろしくお願い致します。そして・・・ケガの子達の手術費用が全部でいくらかかるのかまだ全く分からない状態ですが、私達に、ケガの子達、エイズ陽性の子達をレスキューするお力を貸して頂けないでしょうか…お願い事ばかりで申し訳ございません。医療費のご支援を、呼びかけさせてください。どうか、よろしくお願い致します…。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年05月11日
この前まで、「いのちのはうす保護家」老犬ホスピスには、多くの老犬や、ハンデのある子達で溢れかえり、Maxの時期は、ケージを二段重ねたり、真ん中の通路にもケージを置いたりもありました。介助、介護に疲れ果て、いつの間にか行き倒れのように、このお部屋で眠ってしまう事も多々ありました。この写真に写っている子達、しろじぃも、チャージも、トミーも、ハクも…もういません。介護をしたのち看取りました。この子達の匂い、重み、手の平から感じた体温や毛ヅヤ、今でも鮮明に体が覚えています。どんなに時間が経過しても、一緒に過ごした時間は、ついこの間のように感じます。現在、ケンジの24時間介護の真っ最中で、三時間置きの授乳中の子猫達も居ます。私自身も、立て続けに介護と看取りが続き、精神面でも、これ以上の事をしてはいけない…いいえ、現実的に考えると、キャパはこれが限界だろうなと分かってはいるのですが、どうしても頭から離れない子がいるんです。愛護センターに収容されている「ギンジィ」という老犬です。ギンジィとの出会いは、昨年の7月23日。ギンジィは、その後無事判定に合格し、愛護センターの「譲渡犬室」に移動出来ました。ギンジィが譲渡犬室に移動し、新しい飼主さんとの出会いを待つだけとなった日以降、私とギンジィは、ほとんど顔を合わせなくなりました。私の役目は、その前の段階の子達、バックヤードから出れない仔達と向き合う事だから。職員さんと一緒に、愛護センターの芝生の上、陽を浴びながら楽しそうにお散歩しているギンジィにバッタリ会うと、微笑ましさしかありませんでした。早くお家が決まると良いね…って。だけど・・・ギンジィの後から「譲渡犬室」に来た犬達には、次々に新しいお家が決まっていく中、一年近く経っても、ギンジィにだけはお声がかかりません。やはり、老犬を家族に迎え入れたいという方は、なかなかいらっしゃらない…というのが現実です。去年の夏に初めて会ったギンジィよりも、足取り、顔つき、背骨の角度、斜頸…老化は確実に進んでいました。譲渡犬室で老いたギンジィを見たときに、ギンジィがバックヤードに居た頃を思い出しました。いいえ・・・正確には、あのときの自分の判断と行動を思い出したのです。ギンジィではなく、緊急性を感じた他の子達を優先的にレスキューしてた自分を…。ミヤマン(7月レスキュー後永眠しました)キューちゃん(8月レスキュー後永眠しました)コッシー(7月レスキュー後永眠しました)サラ(8月レスキュー後譲渡しました)くぅ(8月レスキュー後保護猫カフェ在籍)バトン(8月レスキュー後譲渡)あの時、ギンジィもレスキューしてたら!あと1匹だと頑張っていたら!いいえ、なぜ私はあのとき頑張らなかったのか…老いが進行したギンジィとの再会で、そんな後悔が出て来るようになりました。ギンジィを、室内で体温調整に気を付けながら、大切に飼って下さる方はいるのか…?不安はどんどん膨らむ一方でしたが、冷暖房完備の愛護センターで最期の時まで過ごすのがギンジィの身体にも負担はかからないんじゃないか…?頭の中は、論理的に向かせようと必死で動いてたようでしたが、いつまでたっても、心が納得する日は訪れませんでした。保護家に来ることが「幸せ」だと、自信もっては言えない…。だけど、昼はドッグランでギンジィの好きなように自由に過ごしてもらい、夜は冷暖房完備の室内で、ゆっくりして欲しい…。もし可能であれば、私に、保護家に、ギンジィに、レスキューするお力を貸して頂けないでしょうか…日中は、スタッフとボランティアさんの力を借りながら、24時間体制でギンジィも看ていきたい…お願い事ばかりで申し訳ございません…医療費のご支援を、呼びかけさせてください。どうか、よろしくお願い致します…。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年05月02日
2017年8月8日、愛護センターに収容されてた「キューちゃん」は、皮膚はボロボロ、大量のノミダニ。ガリガリにやせ細った斜頸でした。係留のフックが外れて、脱走したようでした。キューちゃんは、生きるために脱走した。そんな風に感じました。どうか、どうか・・・飼主がみつかりませんように!お迎えなんて来ませんように!お家に帰ったら、また生き地獄の始まり。保護期限が切れるのが待ち長かったことを覚えています。保護期限が切れ、やっとキューちゃんをレスキュー出来ました!徐々に皮膚も綺麗になっていき、斜頸も緩やかになっていき、生きる意味、生きている意味を、やっとキューちゃんは知る事ができました。「私は無じゃないんだ!私は存在してるんだ!」と…。当初は、知らない人に対して少し怯えもありましたが、「人間は嫌な事しない」というのは直ぐに伝わり、知らない人にも、尻尾フリフリ甘えるようになりました。犬に無関心だったキューちゃんでしたが、犬達に対しても徐々に主張出来るようになりました。時にそれが度を超える事もあり、私に叱られる事も多々ありましたが、基本、手のかからない子。それが、老犬ホスピスのキューちゃんでした。4月中旬から、キューちゃんの身体に異変が起こり始めました。最初に出て来たのが、視力の低下でした。ホスピスには、パーソナルエリアの狭い犬がいます。みんなそれを分かっているから、その子に近寄る事はありません。でも、キューちゃんは何度も何度もそのエリアに足を踏み入れケンカになるのですが、あの気の強かったキューちゃんが、一切反撃しないのです。グイグイ積極的に甘えにくる性格も、徐々に控えめになっていったのです。痙攣を起こすようになり、これまで感じてたキューちゃんの異変には、重要な理由があったという事に、やっと気付けたのです…。トランプを見送った翌日、キューちゃんを事務所に移動させました。恐らく脳腫瘍だろうと…リンパ腫末期で寝たきりになってるケンジと向い合せ。同じホスピスにいた仲間。お互いの顔が見えるように寝かせましたが、キューちゃんは、大人しく寝てなんかいません。事務所内をウロウロ。廊下を行ったり来たり。もうダメかもしれないと思ったのは気のせい?そう思える程、体はまだ動けていましたが、その翌朝、自分の足で立つことが出来なくなりました。事務所でみんなで昼食を取ってるとき、キューちゃんは私に合図を送りました。「もうお別れだよ!」…と。あまりに急すぎて、それからの事はあまりよく覚えていませんが、「キューちゃん、もう頑張らんで良いよ!楽になって良いよ!逝っていいとよ!」キューちゃんの顔を撫でながら、そう声をかけ続けた気がします。「さようなら」そう合図をして心音が止まるまで、1分あったでしょうか…多くのボランティアさんが見守る中、キューちゃんは、静かに穏やかに最期を迎えました…。「いのちのはうす保護家」は、「山下由美」は、ある意味残酷です。重い病気やケガ、余命短くならないと、決して「主役」になれない場所なのです。その他大勢の1匹なのです。いつもいつも・・・みんなみんな・・・キューちゃんは、生きるために脱走し、そして、ここに連れて来られました。キューちゃんは、どんな思い出をここで作れただろうか…キューちゃんに、楽しい嬉しい心地良いを、私はちゃんと渡せたのだろうか…全然手がかからなかった子程、そういう思いが込み上げてきます。もう動かないキューちゃんを前に、私は、自分を、キューちゃんを知りたくて、夜中に何度も、慰霊碑を行ったり来たりしました。今まで看取った仔達、この下で眠っている子達、誰か姿を見せてくれないだろうか…姿を見せてくれた時、その子達の目は、私を睨みつけてるだろうか、その子達の目は、私を優しく見つめているだろうか、あらた、サンペイ、トランプ、4月に入り、次々に失いました。母ちゃん復帰したのになんで?復帰したからやと?復帰するのが間違ってたと?もう心が崩壊しそうでした…。キューちゃんが荼毘に付す夕方、ようやく現実と向き合えました。キューちゃんを見送るために、ボランティアさんが来てくれたんだから…こんなにも沢山のお花に囲まれたんだから、キューちゃんは幸せだったんだよね?そう思えました。キューちゃん・・・「たった1日だけの主役」という言葉はまだ頭から離れないけど、でも、それで良いのかもしれない。ずっとずっと、強く強く、キューちゃんの事を想い続けられるから。収骨を待つ時間、夕日が凄く綺麗でした。昨日の夜空はあんなに淋しいと感じたのに…もう、きっと、キューちゃんとは出会わない。次生まれかわったときのキューちゃんは、保護活動している私とは無縁の幸せな家庭の子に生まれ変わってるから。だから・・・もう本当のお別れやね。可愛いキューちゃん。お願い事ばかりで申し訳ございません…保護家の子達への医療費のご支援を、呼びかけさせてください。どうか、よろしくお願い致します…。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年05月01日
痙攣を起こす回数が、徐々に増えていったトランプ。その都度、鳥越店長はトランプをベットごと抱えて外に連れて行きました。「太陽の下で最期を迎えて欲しいから…」痙攣の時は動かしちゃダメだよ…という言葉を、私は飲み込みました。トランプが何を望んでいるのかが、一番優先すべき大切な部分だと感じたから…。勤務が終わっても、なかなか帰ろうとしない鳥越店長…。22時、深夜1時帰宅する日が続きました。「明日の勤務に支障をきたすといかんから、もう帰って休みなさい。トランプは私が責任もって介助するから」鳥越店長を促して、無理矢理帰らせる日々が続きました。鳥越店長の匂いのついたエプロン、ジャンパー、トランプは、大好きな鳥越店長に匂いに包まれ、ホスピスルームの猫達に寄り添われながら、朝を迎える日々でした。トランプを一人で逝かせちゃいけない!トランプと鳥越店長の想いを背負わせて頂いている…私もそんな気持ちで、毎晩介助していました。そんな朝・・・「トランプ、今日も無事朝を迎えられたね!」毎朝恒例になっていたトランプの無事を伝えるLineを鳥越店長に送信。ですが、ちょうど9時をまわったとき…トランプの異変に気付いたのです。直ぐに鳥越店長に「もう逝くよ」とLine。9時7分…鳥越店長が到着する直前に、トランプは息を引き取りました…。とても穏やかで、苦しみも無く、静かに静かに最期を迎えました。トランプは、鳥越店長の出勤時間を分かっていたと思います。きっと、ギリギリまで待っていたのだろうと…。鳥越店長は、自分を責めました。自分さえ遅刻しなければ!ちゃんと9時に出勤していれば、トランプの最期を看取れたのに!…と。確かにそうかもしれません。ですが、私の口から出て来たのは、「自分を責めるんじゃなくて、ギリギリまであなたの到着を待ったトランプの頑張りを誉めてあげて欲しい」鳥越店長にそう伝えました。その言葉はきっと、トランプからの言葉だったと思います。だって、毎日毎日、毎晩毎晩遅くまでトランプの側に寄り添い、自分の時間全て注ぐかのように、全力でトランプと向き合っていたのだから…。トランプにかける言葉は、「ごめんね」じゃないよね…?鳥越店長が苦しむ姿は辛いよね?トランプ…。2018年4月28日、トランプは、荼毘に付しました…。ふと、思い出した事がありました。2017年4月21日、初めてトランプと出会ったのは、愛護センターでした。検査結果「猫エイズ陽性」が判明し、譲渡猫に回れなくなっていました。当時、鳥越店長は「いのちのはうす保護家」を数ヶ月間休んでいましたが、鳥越店長の復帰第一弾は愛護センターからの猫のレスキューでした。それが・・・トランプのレスキューだったのです。トランプが保護家に来た日は、鳥越店長が保護家に復帰した日でもありました。トランプと鳥越店長は、同期だったのです。それが、2017年4月28日の出来事…。トランプが荼毘に付した日が、ちょうど一年。2018年4月28日だったのです。一年前の今日、トランプも鳥越店長も、不安な気持ちいっぱいで、保護家の門を開けた事でしょう…。「共に歩んだ一年間」…二人を見ていると、その言葉がしっくりきました。トランプ、ありがとう…。鳥越店長、ありがとう…。お願い事ばかりで申し訳ございません…保護家の子達への医療費のご支援を、呼びかけさせてください。どうか、よろしくお願い致します…。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年05月01日
2月28日の早朝、デパート付近に、衰弱して倒れている猫がいると、保健所が通報を受け保護され、4月に愛護センターへ運ばれた猫がいました。それが「トランプ」という茶トラの大猫。トランプ大統領に似てるからと、愛護センターでそう命名されましたが、性格はトランプ大統領とは真逆で、攻撃性も無く、人にも猫にも穏やかで優しい子でした。保健所、愛護センターに保護された2ヶ月間、トランプは、職員さん達からの愛情を受けながら、新しい飼主さんとの出会いを待っていたのですが…トランプは、猫エイズ陽性だったため、バッグヤードからなかなか出て来れず、「いのちのはうす保護家」でレスキューしました。施設内では、陽の当らない「エイズルーム」で、約8ヶ月間過ごすしかできませんでしたが、今年になり、支援者様のお力添えを頂き、「保護猫カフェ」として、「エイズルーム」の新築に!トランプは、真っ先に窓辺に向かい、ずっとずーっと、外を眺めていました。どこか懐かし気な、嬉し気な、そんな表情をしていました。外をずっと眺めているトランプの姿を見る度に、考えさせられていました。陽に当たる、陽を浴びる・・・そんな当たり前のようなことすら、出来ない仔達はまだまだ沢山いるんだと、もっともっと頑張らなきゃいかんなと。「満足感」は、私には不要なものだとそう喝を入れてくれたのがトランプでした。トランプの凄さ、愛らしさを皆さんにも知って欲しい~!と、何度カメラを向けても、「えっ?」という顔なのです。私が肉眼で見ているトランプと、写真のトランプは明らかに違うのです。なんでこの子は人間みたいな顔してるんだろう…神の領域に達している仏様のような…と言ったら大げさかもしれませんが、写真で見るトランプに、いつもそう感じていました。こんな強面の大きな茶トラ「トランプ」でしたが、穏やかで優しい性格で甘えん坊なトランプ。スタッフやボランティアさん達からもみんなから愛され、きっとカフェでも人気者になるだろうね…と話していたのに、トランプは、日に日に痩せていき、毛もバサバサになっていきました。いくら人間が大好きでも、高齢のトランプには、カフェは厳しい環境かもしれないと、バックヤードに戻すことにしました。口内炎を何度も繰り返し、その度に、動物病院に通い続けました。体調不良を感じる度に、血液検査、エコー、レントゲン、色んな検査を繰り返しましたが、特に大きな原因は見当たりませんでした。そんな中・・・腎不全の進行だけがどんどん進んでいき、腎不全末期に入ってしまいました。トランプは、「猫ホスピスルーム」へと移動しました…誰か欠けても安定した治療が出来るよう、スタッフ全員が、点滴をマスターしました。二人がかりだった点滴も、スタッフ全員コツを覚え、一人で出来るようにもなりました。スタッフ全員、猫ホスピスルームの子達を守りたい一心だったと思います。一日置きに点滴を入れ、毎日食べるものも変わるので、みんなが次々と、トランプが食べてくれそうなものを用意してくれていました。皆から愛されている子…もうこれ以上の苦しみは与えたくない。早く楽になれれば…そう願っていました。このまま看取りに入る予定だったのですが…鳥越店長がふと、こう言いました。「トランプって、街中で生きてた仔だよね?ずっと外で生き抜いてきた仔だよね?コンクリートの上を歩かせてみたい!体全身で外を感じて欲しいから!」中心になってトランプのお世話をしていた鳥越店長には、トランプから発するものをキャッチしたのでしょうか…そう思えるくらい…外を歩いてるトランプは、生き生きとしていたのです!クンクンと外の匂いを嗅ぎながらヨタヨタと歩きまわり、何も口にできなかったトランプは、草をむしゃむしゃ食べ始めました。このトランプの姿を目の当たりにされた私は、気持ちが変わりました。看取りに入る前に、もう一度「生」を信じてみたい!まだ諦めちゃダメだ!懸命に向き合っている鳥越店長とトランプの絆を、まだまだ大切にしたい!そう思えたのです。トランプをもう一度、病院に連れて行き、獣医師さんにすがりつきました。「トランプに出来る医療は、まだ何か残されてますか?」…と。最後に試してみる事は、血管への点滴でした。入院費用は1日10,000円。今のいのちのはうす保護家の予算からは、とても出せる金額ではありませんでした…。保護家の会計も把握している鳥越店長とは何度も何度も話し合いました。まだまだ医療費を必要としている犬猫達が保護家には沢山居るから!その子達の医療費を抑えてまでも、トランプに一日10,000円、それが10日入院になったら?今月の皆のフィラリア薬は?駆虫薬は?フロントラインは?ワクチン切れる子は?当たり前にかかる医療費すら、今の予算では厳しいのに、余命を延ばす事に、トランプ一人に、私達はここまでかけても良いのだろうかと…。私達二人の会議は四時間かかりました。最後に鳥越店長から出た言葉は…「ねぇ、ゆみさん…やって後悔するよりも、やらずに後悔する事の方がキツイよね?」鳥越店長は、必死に涙をこらえながら、トランプを見つめながら私にそう言いました。トランプには、もう一度外を感じて欲しい!それが1日であっても、トランプがお外を望んでいるなら、生きている間に、もう一度歩かせてあげたい!寝たきりのトランプが、外に出すと四本足で立ちあがり、生き生きする姿をもう一度・・・私は、トランプの入院を決断しました。その選択から降りかかってくるであろう困難は、そのとき、考えていけば良いや!這いつくばってでも、乗り越えられる事だと自分を信じる事にしました。信じなきゃ、怖くて決断なんてできなかったから。でも・・・私は、誰のために決断したんだろう?トランプを生き生きさせてあげたいため?鳥越店長が泣くほど辛いことから解放させたいため?良く分からない・・・良く分からないけど、おそらく「尊厳」だと思いました。トランプ…そして、今までトランプと懸命に向き合ってきた鳥越店長への尊厳…その二つを守りたいだけ。ですが・・・トランプは、2日で退院となりました。血管への点滴に、効果がみられなかったんです。腎臓が機能していない事で、何度もひきつけを起こすようになりました。その都度、楽になれるよう睡眠薬を入れて眠りにつかせる…その繰り返しの日々ですが、不思議と、私も鳥越店長もスタッフも、まだトランプに出来る事があるんじゃないかと、医療面でもストップをかけていません。また何かあれば、入院させて血管への点滴をしながら様子を見ていきたいと望んでいます。トランプは、街中で生きてきました。外猫として何年生きて来たのでしょうか…本当はもっと若いのかもしれない。きっと、近辺のお店の人たちから残り物を貰っていたのでしょう。舌はとても肥えていましたから。近辺のお店の人たちから可愛がってもらってたのでしょう。人間を疑う気持ちは、最初からゼロでしたから。トランプの本心は・・・きっと、故郷に帰る事だったのでしょう・・・トランプ、もう少し踏ん張ってみようか!一緒にあの街を歩きに行こうか!もう一度だけ…。もう一度だけ…。お願い事ばかりで申し訳ございません…トランプはじめ、保護家の子達への医療費のご支援を、呼びかけさせてください。どうか、よろしくお願い致します…。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年04月25日
昨日、ブログを公開した約三時間後…サンペイは、息を引き取りました。14時30分、呼吸が荒くなり、サンペイは苦しそうに吠え続けていました。サンペイに残された時間はあとわずか…。それまでに、苦しみを与えたくないと、睡眠薬(座薬)を入れて、眠りつくまで一緒に居ました。少しずつ呼吸も元に戻り、うつらうつら眠り始めたサンペイ。この二時間後、サンペイの呼吸が止まりました。サンペイは、睡眠薬で眠ったまま、苦しむことなくゆっくりゆっくり心臓の鼓動が小さくなっていき16時20分、皆に見守られる中、静かに、穏やかに、永遠の眠りにつきました。私は、サンペイの介護に目標を立ててました。「人間を心から信じれる子になれるまでは絶対に逝かせない!ワガママ言わせたい!甘えさせたい!」サンペイが亡くなる前夜、スタッフのグルーブラインで報告したスクショです。やっと信頼してもらえたよ!サンペイが心開いてくれたよ!うれしいよね!・・・と。ですが、その反面・・・サンペイの死が明日?と、なんとなく感じていたのです。人間は、悪く言えば欲深い生き物です。「サンペイの心を開く」昨夜目標達成したはずなのに、本来ならば「やり切った」と後悔ないはずなのに、「あと一日だけでも良いから一緒に居たかった」そんな悔いが残っています。悔しいのです…すごく、すごく、ものすごく悔しいのです!だって、こんなに求めてくれてたのに。だって、こんなにワガママ言えて、沢山甘えられるようになってたのに。きっと、まだまだ甘えたかったと思う。15年も辛さしかなかったサンペイの歴史は、わずか1日じゃ、穴埋めできないよ…。沢山のお花に囲まれて、サンペイはもうすぐ旅立ちます。サンペイの「足長さん基金」、全国の皆様の優しさで、先ほど達成しましたが、もう、サンペイは・・・もし、もう振り込みが終わっているご支援者様、サンペイの葬儀費用の一部に充てさせて頂きます。今夜が葬儀なので、またかかった費用やご報告は後日ブログにてご報告させて頂きます。サンペイを想って下さり、本当にありがとうございました。サンペイが亡くなる前夜の動画です。サンペイが「ママー!」って言っているようなんです。私の姿が見えないと、こうして呼ぶんです。こうして、求めてくれてたのです。この動画は、「しゃんぺー?」と声かける度に、返事を返してくれてた動画です。添い寝をしないと「ママはー?」ってそう聞こえるんです。もちろん、サンペイがそう話すわけないのですが、そう聞こえるので、可愛くて可愛くて…※足長さん基金http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/ご協力よろしくお願い致します「ハンデのある猫達の保護猫カフェ・HOGOYA」で、行っているイベントです。是非、投票をよろしくお願いいたします。https://vote1.fc2.com/poll?mode=browse&uid=2823444&no=1 いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年04月23日
サンペイをレスキューした経緯は、2018/2/24過去ブログにて…m(__)m「亡くなった仔が教えてくれたこと」https://plaza.rakuten.co.jp/xinunekox/diary/201802240000/サンペイは、余命一週間だと宣告を受けました。奇跡が起きれば、一ヶ月単位だと…サンペイは、奇跡を起こしました!服用してた薬が、サンペイの身体との相性に凄く良かったようでした。死期を早めてしまうので、本来ならば心臓に負担をかけないよう安静にしなきゃいけなかったのですが、私の判断で、ギリギリまで老犬ホスピスの子達と同じ生活をさせました。生きる長さではない!残された(遺された)時間をどう生きたか!私の中で、それ以外の選択肢はありませんでした。サンペイと接していくうちに、どんな人に飼われ、どんな環境で生き抜いてきたのか、サンペイは私に教えてくれました。声を発するのはいけない事。感情を出すのはいけない事。これが、サンペイに与えられた生き方でした。これからは、感情を出しても良いんだよ、人を信じたふりしなくてもいいんだよ、これからは、心から人を信じてもいいんだよ、もう何も心配する事もないんだよ、もう何にも怯えなくて良いんだよ、何度もサンペイに語りかけました。それでも・・・一生懸命信じてる演技をするサンペイ。サンペイの本当の心は閉ざしたままでした。利尿剤を増量しても、サンペイの身体はどんどん水が溜まっていく一方でした。呼吸は安定しているものの、もう立ち上がる力すらサンペイにはなくなってしまいました。そして…ケンジと一緒に、事務所に移動させました。本格的な24時間体制の介護がスタート……イコール看取りに入ったのです。この写真が、サンペイが上半身を起こせた最後の写真です。サンペイの介護は、ただの介護ではありません。もうひとつ大事な課題が私には残されていました。「人間を心から信じられてないサンペイのままで終わらせたくない」信じて欲しい!甘えて欲しい!ワガママ言って欲しい!本当のサンペイを引き出してあげたい!毎晩毎晩、サンペイのサークルの中で添い寝をしながら、サンペイと話をしました。あまりに近い距離間に、サンペイは困惑していました。「向こう行ってよ!」というサンペイの本心が聞こえてくるくらいに…。次第に、サンペイは声を発するようになりました。演技ではなく、本心から尻尾を振るようになりました。夜になると静かな保護家に不安になるのでしょう…夜鳴をするようになりました。次第に、私の姿を探すようになりました。「ママ、どこに居るの?」と…。サンペイの目は、赤ちゃんのような目に変わり、その目からは、人間に対する「信頼」が強く伝わってくるのです。色んな思いが込み上げてきて、サンペイと添い寝しながら泣いてしまいました。昨日までは、添い寝すると知らん顔だったサンペイが、私が鼻をすすりながら泣いていると、何度も何度も顔を上げ後ろを振り返り、心配そうに私の目を見つめるのです。(いつも背中を抱きかかえるように添い寝しているので)サンペイと添い寝をしていると、背中に強く突き刺さる視線…振り返ると・・・すっごい見てる!すっごい目で見てる!(笑)私がサンペイにかかりっきりになると、嫉妬をするのが、ケンジ。吠える力も残されてないと思ってたけど、このときだけは、吠えて呼び戻そうとします(笑)ケンジの元に戻ると、今度はサンペイが「ママー!」こんな毎夜なので、行ったり来たりですが、この子達から求められていることが、私の幸せでもあります。介護はなかなか睡眠も取れず、体力も消耗しますが、そんなものどうでも良い位、心が満たされているので、介護は「苦」だけではありません。その中に「幸」もあるのです。だから、頑張れるし、もっともっと頑張ってみたいのです。サンペイ、ママはここに居るよ!ずっとずっと一緒やからね!残された時間は僅かかもしれませんが、サンペイが少しでも楽に苦しまずに過ごせるよう薬の服用を続けています。呼吸が苦しそうな日は、軽い睡眠薬(座薬)を使ってます。私の説明文が下手で、サンペイの良さをちゃんと引き出せず、お伝えする力不足が原因かと思いますが、サンペイの「足長さん基金」が難航しております。どうか、サンペイの足長さんになってあげて頂けないでしょうか…力不足で本当に申し訳ございません。※足長さん基金http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ・HOGOYA」で、行っているイベントです。是非、投票をよろしくお願いいたします。https://vote1.fc2.com/poll?mode=browse&uid=2823444&no=1 いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年04月22日
老犬ホスピスの「ケンジ」は、昨年の5/27に、都城管理所からレスキューしました。「老犬」と呼ぶには、まだまだ早い感じがしたので、ケンジは、老犬ホスピスではなく、元気組の群れにデビューさせました。群れデビューの日、当時の群れのリーダー(パン)にも、ちゃんと挨拶もできたし、犬社会でも人間社会でも、皆から好かれる子でした。いつも楽しそうに笑顔を振りまいてる…そんなイメージしかない子でした。ボール遊びが大好きで、夢中になり過ぎて子犬達を押しのけて、自分も子犬に戻ってたケンジ。ここに来るまでは、沢山の辛いことがあったと思います。三ヶ月間も、檻の中で生死の危機に居た子だなんて、とても思えない位の明るい子でした。ですが・・・やはり、ケンジも老犬。ある日、前庭疾患で倒れてしまいました。寝たりにさせないようリハビリの毎日。絶対復活する子だと信じていました!そして・・・自分の足で歩き出し、見事復活を果たしました!復活後は、寝ている時間も多くなり、ケンジの表情を見ていると、「老犬」だからと、一括りにしてはいけない…そう感じさせられました。色んな検査を受けさせました。検査だけで10万円近くかかったと思います。それも全て、全国の皆様からの温かいご支援金があったからこそでした。ご支援下さった皆様、本当にありがとうございます。ケンジは…消化器型のリンパ腫でした。抗がん剤治療をしたら、数ヶ月、何もしなければ余命一ヶ月だと宣告受けましたが、気休めかもしれませんが、軽いお薬だけを服用させる事にしました。ガリガリにやせ細っていきましたが、ごはんだけは、モリモリ食べれていました。通称「薫飯」。スタッフの薫さんが毎日作ってきてくれるご飯だけは、ケンジの大好物でした。本当に余命一ヶ月?と思う位、ケンジはご飯の時だけ元気になるのです。残りの時間わずか一ヶ月…そう余命宣告されて、三ヶ月位経つと思います。ケンジは、ずっとずっと頑張ってきました。でも、そろそろ、ケンジも休みたくなったようです…「今からケンジを事務所に移動させます」スタッフ達にそう告げたとき、藤井副代表は、ケンジの身体にしがみつき、大声を上げて泣いてました…。「事務所に移動します」私が発するこの言葉の意味は…その子の死期が近い…と判断するときにしか出さないセリフだから…。これまで何度も何度も、このセリフを発してきました。これまで幾度となく、このセリフをスタッフ達は聞いてきました。今回も、みんなも薄々勘付いていたと思います。ケンジの時間がもう残り少ないことを…。だからこそ、「今日はあのセリフが出てきませんように…」ビクビクした毎日だったと思います。犬猫達だけではなく、犬猫達と真剣に向き合っているスタッフ、ボランティアさん達にも、本当に申し訳ない気持ちでした。「ケンジ、ごめーん!私、怖かった…この日が来るのが怖かったとよ!だから、私はケンジから逃げていた!ちゃんと向き合うのが怖かったとよー!」藤井副代表は、ケンジを抱きしめながら、何度も何度もケンジに謝っていました。違う…藤井副代表も、スタッフもボランティアさん達も、みんなみんな、ちゃんと向き合っていた。ケンジから目を反らしてた人は一人もいない。どう頑張っても、どう向き合っても、もうすぐお別れの時間なんだと分かると、「やり切った」という気持ちではなく、やはり、残るのは「後悔」なんです。「ケンジ!みんなケンジと真剣に向き合ってくれてたよね?」ケンジは・・・自分で立ち上がることも、歩く事も、寝返りを打つ事も、食べる事も、全部できなくなりました。皆と一緒に過ごしたドッグラン…もう立つことも出来ない体だったけど、あの時を感じて欲しい…という思いでドッグランに連れ出しました。まっすぐ前を見据え、あの頃と同じ目の輝きをしてました。この数日後・・・ケンジは上半身を起こすことも出来なくなりました。顔を上げる事も出来なくなりました。それでもまだ、ケンジは頑張っています!まだまだやり残している事があるから!ケンジは、来月の27日で保護家に来て丸一年になります。あともう少し…あともう少し…看取りに入ったケンジですが…実は、もう1匹ケンジと同じ日に事務所に移動してきた子が居るのですが、そろそろケンジとその子の側に戻らなきゃいけないので、また後日その子の事もご報告したいと思います。「ハンデのある猫達の保護猫カフェ・HOGOYA」で、行っているイベントです。是非、投票をよろしくお願いいたします。https://vote1.fc2.com/poll?mode=browse&uid=2823444&no=1 いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年04月21日
本当に復帰できる日が来るのだろうか…正直、多くの不安を抱えてきました。どうしても過去の自分と向き合う事ができず、ただただ、自分を責めてパニック障害の発作に怯える日々でした。そんなときに、乳飲み子猫6匹抱え、老犬ホスピスの「けんじ」「サンペイ」が、日に日に弱っていき…授乳と介護の日々でしたが、それが精神面で救われていたのかもしれません。懸命に生きている「けんじ」「サンペイ」を皆さんに知って欲しい!発信する事をとめてしまったら、この子達の事がここで終わってしまう!そして・・・「あらた」という猫が生きて来た6年の歴史を!あらたが生きて来た猫生を伝えたい!復帰しなきゃいけないよと、あらたに背中を押してもらえた気がしました。3/22から繋げる事を拒否してたインターネット。自分のブログ…約一ヶ月ぶりに開いたときに、そのアクセスの数に驚きました。無期限で休止しますとブログに書いた日からもずっと、1.000人前後の方が、毎日このブログにアクセスして下さっていた事に…。今日は更新してるだろうか…明日は更新するだろうか…そんな気持ちでこのブログを開いて下さってたんだと、この数字を見たときに、涙が流れました。「ありがとう」という気持ちと、「ごめんなさい」という気持ちだったと思います。保護家の子達の事を、ずっと思って下さり、本当にありがたくてありがたくて…(画像のスクショは20日保存したものです)現在の私事ですが・・・まだまだパニック障害の薬が手放せず、何度も担当医とカウンセリングを行い、私の事を知ったうえで、こう言われました。「あなたは薬を服用しても心は変わらないタイプ。仮に思考が変わってしまった時は、12時間で効果が切れる薬だから、薬をやめて本来の自分に戻れば良いだけ」生まれ持った障害への薬の服用もスタートさせました。ただ、副作用が強いため、週一回、薬を飲まない日を決めて、その日は保護家もお休みして、一日中睡眠を取ろうと思います。スタッフやボランティアには負担をかけてしまいますが、少し、自分を甘やかしていきたいと思います。二度と、自分を追い込んでしまわないように…「ハンデのある猫達の保護猫カフェ・HOGOYA」で、行っているイベントです。是非、投票をよろしくお願いいたします。https://vote1.fc2.com/poll?mode=browse&uid=2823444&no=1 いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165取り急ぎご報告まで…。
2018年04月20日
※「できそこない」続き記事です※https://plaza.rakuten.co.jp/xinunekox/diary/201804190000/みんながあらたを想い、優しい気持ちでお別れを告げる中、私の中は「怒り」しかありませんでした。その「怒り」を、人に向けるようになったのです。「なんであんたが子猫に授乳しなかったの!あんたが子猫の側を離れなければ、私が授乳する事はなかったとに!そしたら…あらたの元を離れる事なかったのに!あらたを看取れたのに!あんたのせい!そして、あんたを呼び止めたあの人のせい!」「ゆみさん、その考え方はダメだよ!あらたが悲しむよ!」「分かってる!そんな事頭では分かってるとよ!」周りがいくら止めても、私の怒りは、誰にも止める事ができませんでした。あんなに一緒に過ごしたのに…たった20分離れたあの時間になんで?なんであらた、一人で逝ったと?なんであの時間を選んだと?あらたの亡骸にしがみつき、大声で泣いた。そして・・・絶対に口にしてはいけない事を発してしまったんです。「こんなに大事な子だったのに!なんで私はあらたを一人にして子猫の授乳してたんや!子猫なんてどうでも良いとよ!あらたが一番大事やったとよ!それやとになんでーーーー!」そのとき、ふと気付きました。自分の非を認めるのが怖くて、自分が楽になりたいばかりに、人のせいにして、人を責めている自分に…。やっと我に返りました。本当の自分の姿を再確認しました。私は、決して心優しい人間ではありません。保護活動家になる前の私は、いつも攻撃的でした。いわゆる「クレーマー」で、いつも自分が正義だと勘違いしてて、いつも誰かを責めていました。そんな自分を恥じたのは、管理所、殺処分の存在を知り…檻中の子達と向き合い始めてからでした。自分に次々に襲い掛かる誹謗中傷、イジメ、攻撃・・・「我慢」を覚えました。「プライド」を捨てる事を覚えました。この子達のために、1匹でも多くの子達を守るためにと、それが私の生き方へと変わりました。人を思い遣る事の大切さ等、私自身も群れの一員として、保護家の子達から学びました。誰かを恨んだり、憎んだりする前に、自分自身を振り返って考えてみろと…。だから、今まで何があっても誰かを憎む事はありませんでした。誰かのせいにする事もありませんでした。嫌な事をされても言われても、全ては自分が生み出したもの。自分が一番悪いんだと、いつも自分を憎み、責め続けてきました。でもそれは、「保護活動家・山下由美」の姿であり、「個人・山下由美」の中にある攻撃性、人のせいにする…という根っこ部分は今でも残っている…。ただ、そのドス黒い部分は封印されていただけ。それに気付かせてくれたのが、あらたでした。そして・・・今回、なぜ、私はあらたを看取れなかった事を、人にせいにして攻撃性が出てしまったのか…普通の飼主になった事で、あらたに関しては、思考全てが「個人・山下由美」に戻っていたからでした。あらたをプレハブに連れて来たのは私。授乳しようと決めたのは私。あらたの最期を看取れなかったのは、全て私自身で選択した結果。「保護活動家山下由美」「組織代表山下由美」に、思考が戻ったときに、気付けたのです。誰のせいでもない。自分のせい。自分が決めた結果。自分の判断ミスを認めたくなかったばかりに、苦しみたくなかったがために、人を責めた最低な「個人・山下由美」でした。「いのちのはうす保護家」を起ち上げて8年、私は、これまで誰も山下の姓にしませんでした。最期も保護家の仔として、多くの子達を看取ってきました。それがなぜなのか、この8年間理由なんて考えた事も無かったけど、あらたがちゃんと私に教えてくれました。私は・・・あくまで保護活動家、組織の代表。「個人・山下由美」に戻ってはいけない。レスキューするときも、お世話するときも、介護や看取りをするときも、「いのちのはうす保護家」の代表という立場であり、犬猫達の、施設の母ちゃんからぶれたらいけない。だから・・・これまで誰も山下の姓に入れる事はなかったんだと、あらたから気付かされました。あらた・・・それを気付かせるために、あの時間を選んだんだよね?母ちゃんは、一人の母ちゃんになってはいけない。保護活動家山下由美から離れてはいけないよって…。それが、母ちゃんが選んだ道、人生なんだろう?って。あらたは、私ではない。私もあらたではない。そして・・・あらたは、出来損ないの猫なんかじゃない!だって・・・、こんなにも大事なことを教えてくれた子だから。8年間気付けなかったことを教えてくれた子だから。・・・私に復帰しなさいと背中を押した仔だから…。あらたは・・・「出来損ない」じゃない!「足長さん基金」からあらたのご支援を下さった皆様、あらたの事を思って下さり、本当にありがとうございました。目標額には達成できなかったあらた足長さん基金ですが、点滴代、薬代、血液検査の費用などの一部に大切に使わせて頂きました。ご報告と御礼のポストカードを準備しております。あらたの遺志を継ぐ気持ちで、あらたの代筆で書かせて頂きます。下手な字で恥ずかしいのですが…「ハンデのある猫達の保護猫カフェ・HOGOYA」http://www.hogoya.nyanta.jp/いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年04月19日
「あらた」という猫は、2012年6月、兄弟3匹でレスキューした1匹でした。兄弟3匹…「パルボ感染症」に感染していました。生後わずか三週間だというのに…当時、隔離室もなかった保護家では、物置にしてたここの駐車場で隔離しました。(現在の保護猫カフェ部分です)まだまだ甘えたい盛りの時期に、人と接する事も遮断されたケージ生活。兄弟3匹、この悪環境中本当によく頑張りました!無事、兄弟3匹パルボから生還し、あらたの兄弟2匹は、新しい飼主さんがみつかり、保護家を卒業していきました。その一方で・・・あらたは、次々に色んな病気にかかり、色んな薬を服用してきました。そして、「食道拡張症」という食道肥大で食事の管理も必要になりました。その他にも、あらたは、何度も何度も大きな試練(病気)を与えられ続けてきました。生まれたときから、ずっと、ずーっと…。「いのちのはうす保護家」の進歩と共に、あらた自身もまた、色んな部屋を渡り歩きました。事務室、旧・猫部屋(現在の老犬ホスピス部屋)、大部屋(現在のカフェオレンジルーム)、病気療養室(現在のファーム部屋)、プレハブ(現在の老犬デイサービス部屋)、きっと、あらたのように全部屋を制覇した猫はいないんじゃないかな?「あらた!すごいよ!保護家の記録者じゃん!でもね、あらた…この部屋にだけは…まだ来ちゃいけなかった。あらたにはまだ早すぎるよ…だって、まだ6才やとよ?」あらたが次に移動した部屋は・・・猫ホスピスルームあらたは、腎不全になった…。あんなにコロコロしてて、ツヤツヤだった毛も…日に日にやせ細り、毛もバサバサになっていった…。夜は、一緒に過ごしました。私の胸の上で寝るのが、あらたのお気に入りだったけど、息苦しくて目が覚めてしまう。「あらた!ちっと降りてよ!ママが眠れんがね!」あまりに休息が取れず、夜はあらたをケージに入れて寝るようになったけど、ある夜、ふと目を覚ましたときに、あらたが私の胸の上でスヤスヤ眠っている事に気付きました。数日前までは、息苦しくて目が覚めてたのに…もうあらたの重みを感じなくなっていたのです。その位、あらたは小さくなっていたのです。「あらた…ごめんね。」この日の夜、私は初めてあらたを抱きしめて泣きました。そして・・・あらたの物語が、次々と映像や声となり、フラッシュバックのように出て来たのです。封印してた扉が、開いてしまったかのように…。あらたの兄弟2匹は、長毛のキジでいわゆる「美猫」と言われていました。あらたはいつも美猫兄弟の後や隅っこに追いやられていたのですが、当時はそれがあらたの立ち位置のように当たり前のようにそう思っていました。3兄弟、譲渡会にも積極的に参加していたけど、「キレイな兄弟ね~」「雑種じゃないでしょう?」「かわいい~」兄弟2匹と同じケージに入ってるあらたには、だれも見向きもしませんでした…。「兄弟なのにね~…可哀想にね」「引き立て役」「残念な子」そんな声が、譲渡会の度に聞こえて来てました。あらたも兄弟のように長毛で、いわゆる美猫で産まれて来てたら、譲渡もあっという間に決まるのかな?猫も人間と同じなんだ…どんな姿で産まれて来たかによって、同じ兄妹でもこんなにも運命の差があるのか…あのときに感じてたあらたへの思いが、6年後の今になって思い出されたのです。あの時の感情をなぜ、私は封印していたのか?なぜ、その必要性があったのか?「あらた」は、私だったから…。私の姉と弟は、お人形さんのように可愛い人で、知らない大人やお兄さんお姉さんたちが、「可愛いね~」「どこの子?」と、私達姉妹を取り囲む。でも、私の事は誰も見ていない。必ず聞かれるのは「もしかして姉妹?」コクンとうなずくと、笑われたり、気の毒そうな眼を向けられたり…。「え~可哀想やね!」という言葉を今でも覚えています。そう・・・あらたへと向けられた反応は、幼少期の私が周囲に向けられてたものと全く同じだったのです。自分の人生を重ね合わせて、あらたを見ていたのかもしれません。惨めな過去を思い出したくなくて、6年間、あらたへの感情と一緒に封印してた事に気付きました。「あらたは私なんだ!そして、私もあらたなんだ!」次第に弱っていくあらた…。一日中、ウロウロ歩き回ったり、トイレの砂を食べたり、奇行が続くようになり、病院に連れて行くと…「あらた君は…腎不全末期に入りました」獣医師さんからそう告げられました。「ねぇ、あらた…母ちゃんはね、いつも姉ちゃんと比べられて、出来損ないって言われながら育ってきたとよ。ねぇ…あんたも出来損ないやと?こんまま死んで良いと?出来損ないの末路ってこんなんやと?」あらたの6年という時間は一体…?子猫の時に、兄弟と容姿を比較され、何度も何度も病気から這い上がってきた!…それだけの猫生やったって事?そのためだけに生まれてきた命やと?このままこの中の1匹でない猫生…最後くらい、最期くらい、あらただけの何かを残したい!あらたは私だから。そして、私もあらただから。その日の夜・・・保護家のグルーブラインにて、スタッフ、ボランティアさんにお願いをしました。2018年4月7日、生まれて初めて「譲渡書」を書きました。譲渡書を書き終えたこの日、皆さんの気持ちが初めて分かりました。譲渡書はただの紙切れではないって事を…。これが、「家族」になる第一歩となる大切な約束の証なんだという事を…。4/7、あらたを抱っこして外をお散歩しました。久しぶりの外の空気、太陽の光…猫ホスピスルームには戻らず、私のパソコンルームに連れて行き、あらたを横に寝かせながらの事務作業。「あらた、直ぐに戻るからちょっと待っててね。」スタッフに、書類の最終仕上げをしてもらうため、私は、一旦あらたの元を離れました。ちょうど二時間置きの授乳が必要な子猫達もレスキューしていたので、事務所に来たついでに…と、授乳もしてからあらたの元に戻りましたが…あらたは・・・息絶えていました。ずっと、ずっと、目を離さずに一緒に居たのに!なんで、わずか20分離れた時間に!※後半・「あらたが遺してくれたもの」に続きます…。「ハンデのある猫達の保護猫カフェ・HOGOYA」http://www.hogoya.nyanta.jp/いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年04月19日
このブログ記事を最後に、しばらくお休みします。以前に会のブログにて告白しましたが、私は、「パニック障害」という病気を抱えています。「パニック障害」=「ギャー!」と暴れだしたり、本人がパニックを起こす感じの病名で誤解されやすいのですが、激しい心臓の動機、過呼吸、めまい、歩行困難、が、主な症状で、「パニック発作」という形で発作が出て来てしまいます。実は…私のパニック障害は、あくまでも「二次障害」です。いずれお話しする機会があるかもしれませんが、私は、もうひとつ生まれつきの障害を抱えています。それは完治する事は出来ませんが、緩和する治療薬はあります。ただ、その治療に入るという事は、今の自分の感覚を捨てる…という意味になります。現在は、パニック障害の治療をしていますが、どの段階で二次障害を起こした大本の障害の治療に切り替えるか…という選択で、決断が出ません。自分が自分でなくなるのでは?という恐怖心があるので…。以前にもお話した「死ぬ準備」…これは、本当の「死」ではなく、今の自分の感覚が死んだとき=治療へ前向きになったときを意味します。その意味での「死ぬ」準備だったような気がします。今、副代表が現場の管理、保護猫カフェ店長がネット関係の管理、私の感覚が死んでも、直ぐに引き継げる良いように、頑張ってくれています。私は、「いのちのはうす保護家」を放棄する事はありません。この活動を停滞させるつもりもありません。常に現場に居ますし、向き合い続けますが、徐々に裏方へと移動していきたいと思います。現場の事は、全て藤井副代表に一任しました。この個人ブログは、無期限でお休みしますが、会のブログは、通常通り続けます。会のブログは、保護猫カフェ店長トリゴエが引き継いでいきますが、ブログ記事の編集には携わっていく予定です。「ハンデのある猫達の保護猫カフェ・HOGOYA」http://www.hogoya.nyanta.jp/個人のfacebookも無期限でお休みしますが、記事のシェアのみしていくと思います。会のfacebook、保護猫カフェのfacebookは、スタッフが通常通り引き継いでいきます。今の私には、語る資格すらないんです…。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年03月22日
昨年10月に、愛護センターに収容されてた「バモス」去勢手術も終え、譲渡犬スペースに行く準備の途中だったと思います。ですが・・・お尻に腫瘍があり、摘出手術したものの、小さな腫瘍が体内に残っているかもしれないと、譲渡犬に回ることが出来ませんでした。呼んでも素通り、老犬独特のひょこひょこした歩き方がなんとも愛らしい子。老犬ホスピスで余生を…と、バモスを保護家に連れて帰りましたが、レスキューして4ヶ月後に、バモスは前庭疾患で倒れました。前庭疾患は、老犬に良くある事で、これまで復活する子も多いかったので、バモスも10日位で復活できるだろうとそう信じていました。頑固じぃさんで、抱っこはもちろんのこと、体に触れる事も、何するにも、ご機嫌を伺いながら接していた子だったのに、前庭疾患で倒れてからは、ただただ、黙って介護されている姿に、嬉しさ半面、淋しくもありました…バモスにはきっと、沢山伝えたい事があったはず…文句言いたい事も沢山あったはず…話したい事が沢山あったんだと思う…だけど、結局は「その他大勢の一匹」そんな接し方しかできないのが、多頭施設です。介護が必要になったときに、やっとお互いが真剣に向き合える…寝たきりになった仔は、床擦れが出来ないように日中は1時間置き、夜は3時間置きの体位交換をするものなのですが、バモスの場合、身体が元気なので、いくら体位交換をしても、エビのように飛び跳ねて体位交換をさせてくれないのです。幸いにも、ご支援で購入させて頂いた超高級な介護マットが二枚あったので、なんとか床擦れを作る事はありませんでしたが…寝ててもドタバタするので、バモスの介護は、介護する側も体力勝負でした。こんなに力の要する介護は初めての事で、さすがに私も24時間の介護に体力がついていけず、2日間、お休みする羽目になりました。一向に完治に向かわないバモス…おそらく脳に腫瘍があって、もう完治する事はない…そう思うようになりました。バモスは最期に何を求めているだろうか…意識がどこまであるかも分からない…感情すらなくなってしまったのか…歩く事も、立ち上がる事も出来ないバモスでしたが、答えが分からないまま、ドッグランに出してみました。何を問いかけても、今のバモスには反応がないのは分かってたけど、「ねぇ、バモス、お外久しぶりやね!気持ち良い?」そう声をかけたときに、バモスはゆっくりと尻尾を振ったんです。「バモス!分かると?」私の声に返事をするかのように、話しかける度に、尻尾を振って返事してくれました。いつもいつも反応が無くて、もうバモスがバモスでなくなったとそう思っていたけど、全部全部…バモスには分かってたんだ!この日、サポートは必要だったけど、犬らしい姿勢のままご飯を食べる事もできました。「バモス!すごい!カッコイイよ!」2月25日、いつものように寝床のベッドメーキングをして、「バモス、終わったよ!お部屋に戻ろうかね!」バモスを抱きかかえあげたとき、バモスは…既に息絶えていました…。あまりに急な事で、とっさに心肺蘇生をしてしまい、バモスを呼び戻してしまいました。「バモス、まだ逝かんで!みんな呼ぶからもう少しだけ!」バモスは、大きく息を吹き返し、介護のサポートをしてくれてたスタッフや、ボランティアさん達が来るのを待ってくれました。バモスは・・・みんなに見送られて旅立ちました…。看取ったのが私一人じゃなくて良かった…本当に良かった…脳の血管が切れたのでしょう…バモスの顔は、変形していました…。ですが、苦しみのない眠るような静かな静かな最期でした。保護家で過ごした4ヶ月、バモスにとって幸せだったのでしょうか…もっともっと、真剣に向き合えばよかった…ごめんね…という言葉しか出てこない。おかえりなさい…バモス。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年03月22日
ご報告が遅くなってしまい申し訳ございません。2月15日にレスキューした「きんぎょ」…視力も嗅覚も失い、絶望的な状態で保護家に来ました。温めても温めても、体温が上がる事はなく…食べる事すら出来ませんでした。鼻から胃チューブを通し、流動食を流す毎日…きんぎょは、目も嗅覚も失ったからなのか、聴覚がとても敏感でした。人の気配を感じると、「ミャーミャー」と、微かな声で呼ぶのです…。生きて欲しいのに、もう・・・私達に出来る事は何もない・・・命を繋げられないジレンマ、悔しさ、虚しさ、悲しみ…。きんぎょは、何のために生まれ、何のためにここに来たのか!生きるためじゃなかったのか!抱えている感情をどこに?何にぶつけて良いのか!お世話してるスタッフから、そんな苛立ちが伝わってきました。ここは猫のホスピスなんだよと、スタッフにそう伝えました。私達が出来る事は・・・体に触れ包み込む事、あなたはみんなから想われているという事、あなたは必要な存在なんだという事、それを最後に伝える事…。そして・・・死を悼む事・・・。きんぎょは、息を引き取る瞬間、毛布を剥い出て、歩き出そうとしていました。その姿を見たときに、引き止める事ができませんでした…。きんぎょが懸命に生き抜いた時間は…あのとき、最期に立ち上がり歩き出したあの瞬間に、全ての意味が詰まっているような気がしたから…いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年03月22日
もう残された時間がない…と、facebookのみでupしてた「サンペイ」↓以下が、文中のテレビ放送された部分です。「グッタリもしてないし、歩いてるし、なんで?」この放送を見た方から連絡を頂きました。実は、この日サンペイは、愛護センターの「譲渡判定」を受ける日でした。「心臓の雑音は気になるけど、食欲もあるし、太ってきたし…」と。ですが、私にはどうしても違和感がありました。その太り方と特徴的な咳に、フィラリアを疑いました。それも末期症状だと…愛護センターの獣医師さんにも、判断は難しかったと思います。末期症状に見抜けなかった事は当然だと思いました。じゃあ、なぜ、ド素人の私に気付けたのか…正確には、私ではありません。昨年6月に看取った「イブ」と、昨年3月に看取った「シロじぃ」が、私に教えてくれたんです。イブのお腹にあった腹水の感触が、サンペイの腹水の感じと全く同じだったんです。心臓が悪かった「シロじぃ」の心音のリズムと咳の音が、サンペイの心音と咳と全く同じだったんです。だから、サンペイがフィラリア末期で腹水が溜まっている事と、いつ止まってもおかしくない心臓だという事に気付くことが出来たんです。レスキュー後、病院で診てもらった時に、余命一週間・・・それが、サンペイに告げられた命のタイムリミットでした。あれから三週間・・・実は、サンペイは今すごく元気になっています!薬が体に合ったのか、咳も抑えられ、心音も最初の頃よりもリズムよく動いています。「奇跡が起きて、ヶ月単位で生きれるかも…」獣医師さんも最初にそうおっしゃって下さっていたので、まさに、今、サンペイに奇跡が起きていると思います!末期の仔のレスキューを許してくれた愛護センター、反対なく受け入れてくれたスタッフ、サンペイの医療費にと、ご支援下さった全国の足長さん、本当に本当にありがとうございます。そして・・・私に経験と知識を与えてくれた「イブ」「しろジィ」、サンペイのいのちを繋いでくれてありがとう!感謝の気持ちを込めて…。あんたたちは、死んでからもこうして助けてくれてるちゃね?そう思うと、今更ながらですが、共に過ごした時間を思い出し、立場上、こんな事思うのはいけないんだろうけど、また会いたい…イブとしろじぃにまた会いたい…メソメソと泣いてしまうのでした…。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年02月24日
「老犬デイサービス」今月からスタートしました。事業ではなくボランティアなので、ご利用いただく際は、基本無料ですが・・・デイサービスというのは、スタッフ一人の手を止める事になります。お預かりの犬を看ている間、保護家の老犬とスタッフの触れ合える時間を奪う事になります(表現が下手ですいません)なので、保護家の老犬達のために、デイサービスご利用の際には、お心添え(寄付)をお願いしたいと思っています。そのお金は、保護家の老犬達の医療費などに使わせて頂きますので、お預かりの犬と保護家の老犬達が、Win-Win(ウィンウィン)の関係である事を望んでいます。一回のご利用でワンコインでも良いんです…。そこは本当にお気持ちなので…。私達は、「預かってやってる」という上から目線にはなりたくありません。飼主さんにも「預かって頂いている」という下から目線になって欲しくもありません。お互いに対等な関係でいれるデイサービスになると良いなと思ってます。この子は、デイサービスに来てる「チロ」さん。飼主さんは、フルタイムのお仕事をされてて、仕事から帰宅した時に、這いずってケガをしてたり、おしっこの心配もあったそうです。夜は介護でほとんど寝れない状態だったそうです。なので、出勤前にチロちゃんを保護家に預けて、お仕事が終わってお迎えに来て頂いてる感じです。介護ノートには、その日にあった事等を書いてます。いわゆる連絡帳です。床擦れが出来ないように、小まめに体位交換したり、出来るだけ、飼主さんが夜ゆっくり休めるようにと、日中は体を動かしたり、昼夜逆転がないように管理しています。スタッフの数が足りないので、毎日デイサービスは出来ませんが、いつか、専属スタッフが置けるようなそんなデイサービスに出来ると良いのですが、事業ではないので、そこは難しいなと…企業や自治体からの助成金とかあれば、人を雇うことも出来るのですが、まだまだ犬猫には狭き門だと感じています。まだまだ試験的にスタートした「老犬デイサービス」。今後は、愛護センターと連携を取り合いながら、飼主さんの介護のサポートをしていけたらと思ってます。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年02月22日
「みやざきの愛護センターに収容されている犬を助けたい!」年末に、東京のIさんからご連絡がありました。出来る限りのサポートをして、Iさんの元に届けたい…センターに会いに行ったのですが、足にカビが出来てて、治療中でした。そして・・・大助こと大ちゃんは、全盲でした…。おそらく網膜変性だと思いました。そして・・・睾丸に腫瘍もありました。悪性の場合、すでに転移してる事も考えられ、大ちゃんの身体はボロボロでした…。真菌が完治するまで、センターにて治療して頂いてたのですが…1月14日、大ちゃんが急変したと連絡がありました。そこには・・・尻尾を振って甘えてた、あの大ちゃんの姿はありませんでした。大ちゃんを引き取りたいと言って下さってた東京のIさんに連絡を入れ、こちらで看取る事をお伝えしました。まさか、こんな事になるなんて!真菌が完治したら東京に行くはずだったのに!幸せな家庭犬になれるはずだったのに!連れて帰った夜、大ちゃんは、ずっとずっと吠えていました。「痛い!痛い!」そんな声に聞こえたので、病院で検査してもらいました。変形性腰椎症でした。寝たきりになったのは、その痛みからでした。同時に、肺炎にもかかっていました。もしかしたら、このまま寝たきりになる可能性もある…でも、完治して元気になる可能性もある!薬で痛みを抑えながら、軽いリハビリをしていました。「そうしなくては!」そう思ったのが、大ちゃん本人でした。自分から体を起こし、這いずって外に出ようとするのです。外に出てみたい…また歩きたい…大ちゃんのもどかしい気持ちが、痛いほどに伝わってきました…。まだ安静にしなきゃいけないのに…そんなに急がなくても良いのに…そう思いながらも、私は大ちゃんをとめられませんでした。なぜ?・・・分からない。でも、自分の第六感を信じる事にしました。その先に、きっと答えがあるんだろうと…だから、私は大ちゃんをとめられないんだと…大ちゃんは、次第に食べる事を拒むようになった…もうお皿では食べてくれない…シリンダーで流動食を口に流すようにしましたが…ある日の朝、胃に入れた流動食を全部吐き出した。もう、消化できる体でなくなっていたのです。いよいよ大ちゃんとお別れする日…あと何時間、大ちゃんと一緒に居れるんだろう…オープン間近の保護猫カフェの手続きに、愛護センターに向かった日、わずかに保護家を空けた時間に…大ちゃんは・・・私に何も告げず、逝ってしまいました。保護家のスタッフが、作業でバタバタしてた時間を見計らうかのように、大ちゃんは、誰にもお別れを告げず・・・一人で逝くことを決めたんだろうとそう感じた最期でした…。目は見えなくても、体は痛くても、人の声が聞こえると、満面の笑顔で尻尾をパタパタと喜びを表現してくれてた大ちゃん。大ちゃんは・・・小さくなって保護家に戻ってきました。大ちゃんの事を大事に思って下さった東京のIさんから、大ちゃんへお花が届きました。なかなか心の整理がつかず、ずっと書けないままでいた大ちゃんの事。大ちゃんという犬が生きていた事。やっと…書ける日が来たよ!やっと…大ちゃんが生きていた証を残せたよ!もう、痛くないよね・・・もう、苦しくないよね・・・いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年02月21日
先日レスキューした「横隔膜ヘルニア」のニーナ。レスキューした翌日に、緊急手術となったのですが…手術が無事終わりそう!そのとき、ニーナの心音が止まったそうです…。眠っている間に苦しむ事無く最期を迎えた事だけが、「良かった…」そう思うようにしました。ニーナと時間を過ごしたのはわずか数時間…生きている間に、もっとそばに寄り添っていればと、後悔が残るお別れでもありました。ごめん・・・この子は・・・「金魚」肺炎にかかっていました。かなり酷い状態だったそうです。鼻から胃チューブを通し、管で流動食を流しています。なんとか生き延びてくれますように…この子は・・・「さくら」長くてもあと一年だと余命宣告受けました。飼い主が、もっと早い段階で手術を受けさせてたら、癌の進行は止まっていたかもしれません。長毛で手入れされてた綺麗な毛並み…癌になる前は可愛がっていただろうに…手術代の10万円と引き換えに、さくらは捨てられた…。さくらの命は、10万円よりも価値がなかったのか…10万円に負けたのか・・・悔しいな・・・でも、さくらは飼い主を憎んだり恨んだりしてない。ただただ、飼主の元に帰りたい、お家に帰りたい、どんなに蔑まれようが、目を背けられようが、さくらにとっては、飼主が一番なんだと…さくらを見てるとそう感じます。飼い主は、そんなさくらの気持ちを分かっているのでしょうか…さくらは、これからどんどん目も耳も無くなります。顔が溶けて無くなっていきます。さくらがさくらでなくなっていきます。それでも私達にとっては、さくらはさくら!※医療費のご支援を頂けると大変助かります!どうか、ご協力よろしくお願い致します。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年02月19日
愛護センターに収容され、保護期限の切れた子。この子のレスキューに向かいました。結膜炎が悪化したのでは?との事でした。右眼球は、衰退したのではなく、おそらくポロっと落ちたのでしょうとの事。左眼球もいつ落ちてもおかしくない状態でした。当施設には、内臓系の悪い子も多くて、その子達管理だけでも、人手と資金が不足がちで、正直レスキューに迷いがありました。ですが、今、ここに居る子達は、同じように大病や大けがを乗り越えての「今」があり、こうして生きている…「生きている」事は、決して当たり前の事ではない。色んな人の優しさを借りて、手を借りて、こうして生きている。生き延びる事ができた!この子達と接していた時に、恐れる事をやめようと思えました。だから・・・愛護センターに向かいました。ですが・・・この子同様に、重体の仔が2匹収容されていたのです。愛護センターにて疥癬の治療も終わり、「譲渡猫」となる準備をした矢先、「横隔膜ヘルニア」だと診断を受けました。呼吸も荒く、早急に手術が必要なレベルでした。そして・・・白猫に多いと言われている皮膚がんにかかった子。左目は溶けてしまい、右目眼球も色が変色していました。両耳も溶けています。進行がかなり進んでいる事と、手術に耐えられる身体なのか分かりませんが…この子達もレスキューしました。出来る限りの治療をしていけたらと…この子達にも奇跡が起きますように…今、スタッフがこの子達を病院に連れて行きました。無事、手術に耐えられる身体でありますように…いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年02月16日
昨年の7月に、愛護センターに収容されてた子猫。酷い骨折で、左後ろ足が曲がったまま繋がってしまい腰の皮膚は大きく裂け、中の骨がむき出しになっている程でした。愛護センターでも、皮膚を縫ってつなごうとしたのですが、縫った部分の皮膚が裂けたり、皮膚の再生は難しい状態でした。大事故に遭遇してしまい、生死を彷徨った「いのち」そんな風には見えない位、この子の目はとても純粋で、と同時に「強さ」も感じた子でした。こんな小さな体なのにね…最新の治療法で、なんとか新しい皮膚が再生できたのですが…ここまでの道のり、この子にとってどんなに痛く長い時間だったか…そんな事を一切感じさせないのが命名「コッシー」でした。「コッシー」という名前は、腰の皮膚が再生できますように…そんな祈りを込めて名付けられました。そんなコッシーは、左後ろ足に障害は残ったものの、テーブルの上に登ってイタズラしたり、全く物怖じしない子で、犬の尻尾をねこじゃらし代わりに遊んだり、とってもやんちゃで元気にスクスクと育っていきました。先輩犬、先輩猫から、いつも守られていた子…みんなに愛されるそんな愛らしい子でした。「祈り」は通じた。「願い」は叶った。だけど・・・神様なんていなかった!完治して五ヶ月後・・・コッシーは、コロナ(FIP)に侵されたのです。コロナは、発症したら生存率わずか1%…。コロナによって、大切な子を11年の間に2匹奪われた。ビィもナナオも、大けがを負いながらも事故から生還した子だったのに!そんな子達が、コロナに殺されたのです。「なんでそんな子をコロナにすると?なんで?今度はコッシーや!なんでコッシーや!クソが!」誰を恨んで、誰を憎んでいいのか、どこにぶつけていいのか分からないから、存在の分からない神を憎む事しか出来なかった。コッシー・・・もうすぐ保護猫カフェ完成するとよ?コッシー・・・沢山の人に可愛がってもらえるとよ?コッシー・・・家庭猫になれるかもしれんとよ?もう意味が分からん…なんでコッシーが…こんなその他大勢の1匹じゃなくて、コッシーに家族を作ってあげたかった。家庭猫ってどんなものなのか、コッシーに経験させてあげたかった。何一つコッシーにしてあげれてなかったことに、申し訳なくて申し訳なくて…そんなときに、もう一人、コッシーに対して後悔を強く抱いてるスタッフがいた。「コッシーが元気だったときに、あんまり遊んでやれなかった。他の弱ってる仔に気持ちが行き過ぎていた。なんで今になってこんな気持ちに…」私は…彼女にコッシーを託した。1%に賭けてみたいとの彼女の思いは、とても厳しい状況になるだろうと予想していた。だけど、彼女の出す決断と一緒に、他の選択肢もあるんだと、視野を広げてあげる事が、今後の自分の役割だと担った。コッシーの腹水の溜まり方、溜まる期間、生存率1%には入らない事は一目瞭然だった。だから、大事なコッシーを託せたのかもしれない。「長く生きる事ではなく、その時間をどう過ごしたか…これが一番、コッシーにとって大事なんだよ」彼女とコッシーに、そう伝えた。コッシーの身体は、どんどん弱っていった。でも、「心」はなぜかとても穏やかで、むしろ一日一日が満たされているような感じもあった。朝、彼女と一緒に保護家に出勤するコッシー。夕方、彼女と一緒に家に帰るコッシー。私の中で、コッシーはすでに「人様の猫」だった。コッシーが帰った後・・・コッシーが寝てたであろう猫ベットに触れながら、コッシーを感じる…これだけで、私は幸せだったような気がする。だって、今、コッシーは幸せだから!念願の「家庭猫」の心地良さを堪能してるから!2/4、コッシーを抱いたときに、渾身の力を振り絞り、まるで「ありがとう」と、言ってるかのように、私の手にスリスリしてきた。「あ…生きてるコッシーと会うのは今日が最期なんだな」なんとなく、そう感じた瞬間だった。その翌日・・・コッシーが息を引き取ったと連絡があった。太陽の下で、お外の匂いをクンクンしながら、大好きな人の腕に抱かれて…コッシーにとって、幸せな時間の中での最期だった…。もしかしたら・・・あのとき感じた「ありがとう」は、実は、「ありがとう」ではなかったのかもしれない。「彼女の事をよろしくお願いしますね」コッシーは、そう言ってたのかもしれない…。私がコッシーを彼女に託したように、コッシーもまた、彼女を私に託したのかもしれない。大好きな人を守ってあげて欲しいと…。それが、コッシーからの遺言だったのでしょう。コッシーは、可哀想な子ではなかったのかもしれない。だって・・・こんなにも輝いた1年という時間を過ごした仔は敬意以上に何があるのでしょうか…真剣に「いのち」と向き合ったスタッフ鳥越と、鳥越を最後まで守ろうと戦ってきたコッシーに、この場でお礼を伝えさせて頂きます。二人とも、本当にありがとう…22日間、本当に本当にありがとう…※スタッフ鳥越の22日間の記録http://hogoya.miyachan.cc/e533497.htmlいのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年02月14日
ヌーンは、2016年11月18日、西都市にて、倒れてグッタリしてたところを管轄保健所にて捕獲されました。ヌーンの心臓も脳もボロボロの状態で、レスキュー後も、何度も何度も倒れ、何度も何度も、これで最期かもしれないと私達もその都度、覚悟をして介助していましたが、いつもいつも、見事に復活するのです!頭のどこかでいつも「ヌーンならまた復活する」そう信じていました。人間に対しては、プライドが高く、勝気なヌーン。私なんて、何度ヌーンに怒られたか数え切れません。だけど、それは老犬の特権!私だって「おいっ!ヌーン!!」と、負けじと反発しながらも、「好きに生きなさい、自分を出し切りなさい」これが本音、ヌーンへの願いでした。きっと、ヌーンは、こう思っていたでしょう…「うるさい生意気な小娘だね~しょうがない子だね~」って。私の目線に下りて接してくれてたヌーンバアチャンでした。老犬の介護に、時間は関係ありません。介護者の体力勝負です。日中は、スタッフに協力をお願いし、出来るだけ眠る時間を減らすように、頻繁な体位交換、日中はおむつは着用しないように等、スタッフ皆、作業の合間に介護を頑張ってくれました。その結果、夜は多少の夜鳴はあったものの、深夜担当の介護は、充分すぎる位の仮眠も取れていました。ヌーンの介護は、あまり大変だったと感じた事がありませんでした。手のかからないおばあちゃん…それがヌーンでした。「保護猫カフェ」オープン前夜…いつものように、事務所にヌーンを寝かせたままカフェの方でオープンの準備をしていました。忘れ物があり、事務所に取りに戻ると…ヌーンは、私を呼んでいました。瞬時に、もうお別れの時間が来たんだなと感じました。なぜだろう・・・ヌーンを抱き寄せながら、「もう楽になってもいいんだよ」「もう逝っても良いんだよ」そんな言葉を出す事はありませんでした。きっと、ヌーンだったから…?ヌーンのタイミングに任せてたような感じがしました。ヌーンは、一度も表情を崩す事無く、まっすぐ前を見据えていました。「ヌーンの瞳はやっぱきれいやな…」ヌーンの瞳を冷静に見ていた自分が居ました。最期の瞬間まで・・・ヌーンは、眠るようにスーっと息を吐き、もう動く事はありませんでした。1月27日 23時2分ヌーン永眠…取り乱す事無く、弱さを見せない、彼女らしい美しい最期でした。ヌーンのように、カプンカプン歯が出る子は、いつも思う・・・抱き上げる事ができるのは、寝たきりになってからだろうなと…「逝くときはポックリが良いな~」と言いながらも、実は、いつもこう思ってる自分がいる・・・「抱っこして静かな時間を過ごしてみたいな」と…。だから「ありがとう」…その言葉しか出なかったのかもしれない。これが、ヌーンへの最期にかけた言葉でした。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年02月08日
保護猫カフェオープンします!・・・と言ったものの、なぜか拭えない「違和感」。なんか違う…でも、何が???私らしくない、保護家らしくない、でも、何がらしくないのか分からないまま突っ走ってきましたが、業者さんに発注してた1,000枚のチラシを前に、ようやく気付きました。違和感は「お金」でした。入店料を頂くのは当たり前。それが医療費や維持費になるのだから。「当たり前」と言われ続けた事を、ことごとく破ってきたから、保護家は存在します。それなのに・・・「普通」「当たり前」「常識」に捉われすぎていた自分に気付きました。「じゃあ、どうしたいと?」猫部屋でゴロゴロしながら自分に問いかけ続けました。本来の目的は、猫エイズ、体にハンデを抱えた猫達が特別ではないという事を、モニター越しではなく、この子達と触れ合って知って欲しいという事。猫エイズやハンデのある猫達も、普通に愛護センターや保健所から当たり前に譲渡される日が来ること。イコール、猫たちの尊重と尊厳が守られたまま、本当の意味での「殺処分ゼロ」に向かう事。おこがましいと叱られるかもしれないけど、ここから、保護家から変えていく事ができればとそんな思いで「ハンデのある保護猫カフェ」を作りたいと思っていました。最初は偏見でも良い、怖いもの見たさでも良い、興味本位でも良い、きっかけは何でも良いんです。ここにきて、この子達と触れ合って頂ければ、きっと分かって下さると信じているから。この子達の力を信じているから。「やっぱり入店料無料にしよう!」オープンギリギリにスタッフに告げたこの無謀さ。それでも、代表がそう決断したのならと、反対意見もなく、受入れてくれたスタッフにも感謝の気持ちです。そして・・・オープンギリギリに、保健所に変更届出をして、バタバタと現地視察調査に入ってくれた保健所にも、申し訳なさと感謝の気持ちでいっぱいです。私の身勝手さで、多くの人に迷惑をかけましたが、多くの人のサポートにより、なんとか無事に28日オープンできました。「ニャンコ達頑張れ!」と、エールを送ってくれた浅田美代子さん、クラウドファンディングでも大きなお力を貸して下さった八代様、本当にありがとうございます!これといって何も宣伝してこなかったので、オープン初日は、2名様、二日目は、3名様、三日目は、ゼロ四日目の今現在時刻では4名様と、私の力不足でのスタートでした。でも、部屋に入った瞬間、「かわいそうに…」と言っていた方も、お帰りに際には、「どこに障害があるか分からん位、普通の可愛い猫達だった」と、笑顔で言って下さったことが、本当にうれしくてうれしくて…少しずつ広まっていけると良いなと思いました。入店料の無い「寄付型・保護猫カフェ」、「ハンデのある子達の保護猫カフェ」、これを成功させる事により、そんな保護猫カフェの存在が当たり前となり、猫エイズや、体にハンデのある猫達が、健康な猫達と同じように譲渡が進んでいく事になるのでは?と、絶対に成功させようと、スタッフ皆、カフェ猫皆、一丸となって頑張っていきたいと思います。どうぞ、応援よろしくお願い致します。ハンデのある子達の保護猫カフェ「HOGOYA」営業時間:11時~17時30分定休日:木曜オープン前に、NHK「マイあさラジオ」さんが、取材に来てくださいました。各部屋を案内しながら…このように、人も猫もリラックス状態で収録していました。ラジオ番組の様子は、下記のアドレスから、視聴できますが、2/19で視聴終了だそうです。http://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=0322_23_11690特別支援学校で勤務している方から 「心に寄り添うことが改めて大切だと感じた」「わが家の猫は、愛護センターからやって来た3本足の猫 今年で11歳だが元気いっぱい」 「人間だけではないことに驚き 訪問介護を10月から始めているが、 地球上生きているものにいろんな経験や心があることに目を向けたい」「かわいそうという気持ちしか持てなかったが、ちょっと考え方を変えなくてはと思った」番組宛に、全国からたくさんの反響があったそうです。こんな田舎の宮崎県国富町から、この程度の人間が、世の中を動かそうなんて…正直に言うと、不安な気持ちしかありませんでしたが、ラジオを視聴した全国の皆様からのご感想は、私達に大きな力となりました。頑張ります!本当に本当に、頑張らなきゃいけないと思いました。本日31日は、MRTさんの「ニュースNext」にて18:15~保護猫カフェが放送されます。こちらの方は、宮崎県内のみの放送です。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年01月31日
ここのブログ更新が全くできておりません。それなのに、毎日ご訪問下さっている皆様、本当にありがとうございます。発信できず、本当に申し訳ございません。そして、8月から会計が引継ぎとなり、こちらの計算も手を付けられてない状態で、ご支援下さった皆様には本当に失礼な事だと重々承知しております。ですが、今回、申し訳ございません…医療費のご支援を呼びかけさせてください。※「足長基金」ページを作りました。http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/その子によって、毎月かかる医療費などは違います。一ヶ月単位で呼びかけさせていただきます。呼びかけている基金の使い道は、各その子のページ内にて記載しました。その月に、足長基金にご支援下さった皆様には、その子のポストカードにて、お礼状を発送させて頂きます。この子のスポンサーに、足長さんになってあげたいという子がいましたら、是非よろしくお願い致します。現在、保護家の犬猫達は、抱えて来てた病気が悪化したりと、体調の悪い子達が重なっている状態です。看取り体制に入った子達が、4匹おります。(犬3匹、猫1匹)日中は、スタッフのサポートがあり、私も助けられているのですが、寝たきりの仔達の夜間介護もあり、ブログ発信を二の次にしなければいけない日々です。毎晩毎晩、介護しながらでもパソコンに前には座れると、もっと頑張らなきゃいけないと自分に言い聞かせ、それでも、体がどうしても動いてくれません。頑張れば出来るはずなのに、それをしない事は逃げだと分かっています。自分の弱さ、精神の甘え、体力の無さ、体は動かないくせに、不甲斐の無さに悔し涙だけが主張してきます。ここまで分かっていながら…申し訳ございません。どうか、保護家の子達のスポンサーさんへのご検討をお願い申し上げます。「いのちのはうす保護家・足長基金」http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年01月18日
なぜ『ハンデのある保護猫カフェ』が必要だと感じたのか?一人でも多くの方に現状を伝えていきたい!ハンデのある子にも、譲渡の道を広げていきたい!いつまでも皆さんの善意に甘えるだけではいけない!この三つが大きかったのだと思います。私達は、譲渡の際には、その子の歴史をお伝えしています。「かわいそうだった」ではなく、その子がここに来るまで、どれだけ頑張った仔なのか…その子が乗り越えてきた過去を知る事で、その子が何を求めて、何を怖がり、何を嫌がるのか…生きてきた過去を知る事は、とても大事だと感じているからです。ただ、矛盾しているかもしれませんが、「かわいそう」という事を前面に出して行くのは嫌なのです。今、決してかわいそうではない子達。その事もお伝えしていきたいと思いました。暗いお部屋から・・・明るく陽の当たるお部屋に移動出来た猫エイズの子達、体にハンデのある子達。私達の説明や、この子達から感じるものが、これまでと変われたような気がします。そう確信できたのは・・・猫エイズの「かおり」と「さくたろう」の譲渡が決まった事でした。かおりは、某保健所から酷い扱いでした。この中に、数日間も閉じ込められたまま、殺処分を待っていたのです。某管理所に犬をレスキューに行った際に、奥の方からたまたま猫の声が聞こえて、急遽レスキューしたのが「かおり」でした。そんなかおりが保護家に来て1年8ヶ月…やっと幸せを掴むことが出来ました。そして・・・小さな体で、手術と治療を頑張ってきた「ドン」。保護家で半年間過ごし、幸せを掴む第一歩へと!昨日、トライアルスタートしました。「いのちのはうす保護家」の猫部屋は、『寄付型』の『保護猫カフェ』として、ご来店頂いた際の寄付金(入店料)は、猫達自身の医療費やご飯代に使わせて頂く形を取りました。もちろん、分かっています。宮崎市中心部から離れているデメリット、カフェと言いながら、ペットボトル1本しか出せない名ばかりのカフェだというデメリット、ハンデのある猫を見るのが辛いと避けられるデメリット、お客さんも、一日1一人でもあれば良い方だろうなって。維持費、光熱費、食費、医療費、全てが賄えるわけではないという事も分かっています。それでも、自走型の保護施設に一歩でも進める事が、私達にとっては大きいです。施設にいる保護犬や保護猫に対して、私は『同志』という目線で、この子達を見ています。私とこの子達に、上下関係はありません。「私も頑張るから、あんたたちも頑張ろうね。」「あんたたちが頑張ってるから私も頑張るよ」お互いが対等な関係性だと思っています。『カフェ』を作り、訪問者を呼ぶまでが私の役目。その後は自分達で頑張りなさいと、保護猫達皆の背中を押すのみです。なぜならば・・・この子達には伝える力があるからです。自分で幸せを選ぶ力もあるのです。譲渡の際に、「この子と縁を感じたんです」そう言って、飼主さんになってくださった方も沢山いらっしゃるのですが、その都度私は心の中でつぶやいていました。「この子が貴女を選んだんですよ。感じたのではなく、本当のご縁なんですよ」…と。譲渡が決まった犬猫達を見送る際には、いつもその子達を誉めます。「一生懸命アピール出来たね!ちゃんと飼主さんに頑張りが伝わったね!すごいね! 」…と。1月28日から『保護猫部屋』は『寄付型保護猫カフェ』として生まれかわり、私の同志でもある保護猫達が、自らの力で医療費やご飯代を訪問者の皆さんから頂戴する形となります。どうか、この子達の応援をよろしくお願い致します!カフェの詳細は、会ブログ「いのちのはうす保護家」より。http://hogoya.miyachan.cc/e531611.html厚かましいお願い事が続き、申し訳ございません。システムトイレ用猫砂の在庫が切れてしまいました。ご支援頂けると大変助かります。主に下記のメーカーを使用しています。掃除用に使用する「フェイスタオル」と、老犬ホスピスで利用している「バスタオル」も在庫が残り僅かとなってしまいました。使用済みの物でも助かります。もし、捨てようとしているフェイスタオルとバスタオルがあれば、ご支援頂けないでしょうか…いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年01月08日
年末に宮崎県愛護センターからレスキューした二匹。「ベコ」ちゃん。べこは、骨盤骨折でセンターに収容され、骨盤骨折は完治したのですが、頭を強く打ったようで、平衡感覚がなくなってしまいました。常に頭が揺れ、真っ直ぐ歩く事ができません。ですが、食欲もあり、トイレの失敗もありません。生後3ヶ月位の女の子です。性格もすごく良い子です。エイズ陽性の片目の「キナコ」さんは、茶トラの長毛で、女の子です。生後3ヶ月位だと思います。人にも猫にも犬にもとてもフレンドリーで…フレンドリーすぎて…犬達もタジタジにさせてしまうキナコさんです。愛護センター隔離室に、1匹の老犬がいました。隔離室は写真がNGとの事なので、載せれませんが、その老犬に会った瞬間、「久しぶりだね!」という感情がその子から伝わってきました。申し訳ないけど、これまで多くの子達に会っているので私には身に覚えがありませんでした。ですが、「久しぶり」と伝わってくる感情がずっと抜けないのです…。この子がセンターに来た経緯を職員さんに聞きながら、ひとつの特徴を見つけ、思い出したんです!確かに、私とこの子は、5か月前に会っていたのです。↑写真は、5ヶ月前に撮ったあの子です。5ヶ月前と比べると、顔が真っ白になり、ガリガリにやせ細り別犬のようですが、確かに、5ヶ月前に管轄保健所で会ったあの子でした!私はあの日、「ごめんね」そうこの子に言いました。「連れて帰れなくてごめんね」…って。隔離室でフラフラになりながらも、「久しぶり」と伝えて来たこの子に、私は、二回目の「ごめんね」を言いました。「お迎えが遅くなってごめんね」…と。「連れて帰れなくてごめんね」という言葉をもう出したくなかったのです。5ヶ月の間に老化が進んでしまってたけど、ひとつひとつ確認するかのように、室内やドッグランを楽しそうに探索しています。私は、これまで「アニマルコミュニケーション」に関して公の場で詳しく話したことはありませんでした。感情を伝える力の強い子しか分からないし、相談者を傷つけるのが怖くて、相談者が望んでいる答えをつい言ってしまうんです。ストレートに言えば「嘘」を伝えてしまうんです。とても難しい世界なので、アニマルコミュニケーションに関しては、もう黙っておこうと決めていたのです。私はなぜ、この子が私の事を覚えていたのか理由までは分かりませんでした。5ヶ月前に初めて会った時も、5分も顔を合わせてなかったのに…人間の私が覚えていない事も、犬達は覚えている…。匂いなのか、波長なのか、オーラなのか、犬達がどう記憶してるのかは分かりませんが…「かわいい」「かわいそう」で私達が動いているのではなく、犬達に動かされているような…そんな気がするんです。今回なぜ、この老犬の事を書いたのか…それは、犬の魂はそれだけ強いんだという事を皆さんにお伝えしたかったから…。それさえも・・・動かされて書かされているのかもしれませんけどね…私は。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2018年01月03日
昨年の冬に、管理所からレスキューした老犬ホスピスの「ヌーン」その後、元気になり、頑固なバアチャンぶりを発揮してたヌーンでしたが、今年の夏に「前庭疾患」で倒れました。ヌーンに伝えたい事がまだまだたくさんある!このまま寝たきりにさせてはいけない!そんな思いで、リハビリをスタートさせました。自分でできる事は、時間がかかってでも自分の力で!手を貸すことはありませんでした。ヌーンは毎日リハビリを頑張りました。おむつは決して着けさせず、おしっこも支えられながら、立ってしてました。ヌーンのプライドを保たせるために犬として犬らしく、尊重したいと思ったんです。リハビリを頑張ってきたヌーンは、見事に復活しました!何事もなかったかのように、小走り出来るまでに回復したのです!ですが・・・復活から三ヶ月後・・・ヌーンは、寝たきりになってしまいました。今回は、誰にも訪れる老衰からのものでした。そういえば・・・「頑張れ!」という言葉を、私は一度も出していなかった。もう頑張る必要はない…そう思えているのかもしれません。ゆっくりゆっくり、ヌーンのペースで…と。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年12月31日
9月に、多頭飼育崩壊から来た「ライライ」。そのライライが・・・12月12日の深夜、突然倒れました。脳腫瘍か脳の血管が切れたのかもしれないとの事で、すでに意識はない状態でした。意識もなく、足をずっとバタバタさせ、このままでは自分の体温で熱中症起こしたり、足で体を傷つけていくだけ…回復の見込みはゼロ。点滴でいのちを繋ぐだけの日々が続きました。「もし、私が一般の飼主だったら、もし、ライライが家庭犬だったら、先生はどう話されますか?」獣医師さんに確認すると、「・・・植物と同じ状態です。ライライと看取る側の気持ちを考えたら、安楽死を勧めます」楽しい、嬉しい、悲しい、辛い、痛い…そんな感情すら、ライライは失ったのです。二度と戻る事はないのです…。ライライから「生きたい」という感情すら伝わってくることはありませんでした…。ライライの命綱、点滴を外すことに決めました。点滴でわずかな寿命を延ばすことではなく、ライライらしい最期を迎えさせる事を選びました。ライライは・・・多頭飼育の中で、外を知らずに、一人きりの愛情を受けずに来た仔です。それは、保護家に来てからもそうでした。ライライは、その他大勢の1匹でしかなかったのです。私は、ライライに後悔を残させないようずっとそれを考えていました。そして…退院して真っ直ぐ向かったのが、「ペットショップるんるん」でした。るんるんチームは、多頭崩壊レスキューの日、保護家に飛んで来てくれた人達…。ライライにとっての恩人達…。ライライとるんるんチームを会わせたかったんです。ライライはもう時間の問題で、もうすぐお別れなんだと伝えると・・・きれいな顔で最期を迎えさせてあげたいと、顔回りを整えてくれました。植物状態だなんて信じられない位、ライライは「ありがとう」と言っているかのように、るんるんの岡オーナーの腕の中で心地良さそうにしていたのです。ライライ・・・嘘やろ?死ぬの嘘やろ?意識ないのも嘘やろ?全部、全部が嘘でありますように…そう思えた瞬間の写真でした。ライライは、産まれたときから「その他大勢の1匹」でした。ライライだけのベット、ライライだけのおもちゃ、ライライだけのお布団、その普通の事がなかったのです。ライライの事だけを想いながら、ライライのためだけにるんるんチームと一緒に選んで買いました。ライライを一人ぼっちで逝かせないように、退院してからはずっとライライと一緒でした。ライライを一人にすることはありませんでした。絶対一人で逝ったらだめだよ…私が寝てる間に逝かせないように、座椅子に座ったまま仮眠を取る日が続きました。こんなに一緒に居たのに・・・ライライは、私が居ない時間を見計らうかのように、・・・お別れを告げたのです。悔しかった・・・でも、私の前で逝かない事が、ライライの決めた最期だったんだろうと思いました。ライライは、最後まで頑張りました。ライライの最期は「その他大勢の1匹」ではありませんでした。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年12月25日
八千代さんを通して、「感謝」という思いにあらためて気付かされた。愛護センターには命への「尊重」はない。申し訳ないけど、今もそう感じている。じゃあ、センター職員が「悪」なのか?全てがそうだとは思えない。行政には、出来る事と出来ない事がある。その出来ない部分をサポートしていくのが、私の役目だと思うから。自分が力をつけるためにはどうすれば良いのか、ひとつひとつの課題にして行こうと決めた。八千代さんをレスキューする日、八千代さんに携わった職員さん全員が裏の隔離室まで走って来てくれた。最後に、八千代さんを皆さんで見送ってくれたのです。皆さんそれぞれ、心の葛藤はあったのだと思った。正直、色んな思いはあったけど、八千代さんを安楽死しなかったセンターへの感謝の気持ち。それが、最後の最後に残った私の感情だった…。「ここで命を落とさなくて良かった」「誰にでも託すことは出来なかった」センターの職員さんからそう言われたときに、「私を信じて託して下さりありがとうございました」自然に頭を下げた自分がいたから。完治したら子供達に会わせてあげたい…その願いは、叶う事はなかったけど…やっと、子供達に会わせることが出来た。八千代さんは、この場所から子供達を見守ってくれている。誰一人感染することなく、みんなすくすく成長している。八千代さんが守り抜いた「いのち」…八千代さんから託された「いのち」…譲渡できる日が来たら、必ず伝えていこうと思う。この子達を守り抜いた偉大な母犬がいた事を…。八千代さんの戦い抜いた日々を…。八千代さん…ありがとう。八千代さんの医療費、子犬達のワクチン費用、ご支援下さった皆様、本当にありがとうございました。ミルクのご支援ありがとうございました。おかげさまで、離乳するまでのストックが充分にできました。そして・・・匿名の「ハハイヌコイヌ ヒトモ シアワセニ」さん、大きな力を本当にありがとうございました。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年12月16日
昨日ブログに書いた後、動物病院から電話がありました。「手を尽くしましたが、回復の見込みはありません。このまま数日の延命を続けるか、看取りに入るか…」迷わず返答しました。今から迎えに行きます…と。保護家で最期を迎えさせよう!それは、きっと、母犬の願いでもあると感じたから。もう10日以上、何も口に出来ず点滴だけで繋げてきた命…。いつか食べれるようになる!いつか立ち上がるようになる!奇跡を信じてきました。生きて子犬達に会える…そう信じたかった。母犬は…三つの点滴を外しました。もう苦しまなくても大丈夫!もう痛みと戦わなくても大丈夫!もう・・・良いんだよ。命名「八千代」八匹の子犬を守り抜き、八千年という永遠の時、そして…保護家のある地、「八代北俣」。八千代には、多くの深い意味を込めて、藤井副代表が命名しました。八千代が生きていた事、八千代が生きた証、残して行きたいから。今夜が最期かもしれない…スタッフが夜遅くまで残って、八千代の帰りを待ちました。八千代は・・・12月9日、朝日が昇る前に、やっと楽になれました。八千代は、山中で捕獲されました。八千代のお腹には、新しい命が宿っていました。妊娠して棄てられたのか、放浪してた時に命を宿したのか、分かりませんが、保健所に捕獲され、愛護センターで出産し、子犬達の目が開くまで、頑張って育て上げました。レプトスピラを発症し、本来ならば、子犬への感染は避けられなかったはず。それなのに・・・隔離して10日目の子犬達、誰一人レプトスピラの症状が出ず、発症してない確率が高いのです。こんな事って…八千代は・・・子犬を守ったんです。我子の命を守り抜いたのです。八千代は、立派なお母さんでした。偉大なお母さんでした。愛おしい者を守り抜いた勇敢な最期でした…。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年12月09日
隔離室には、「エン」と「エナリ」だけでなく、先日レスキューした8匹の子犬達の母も居ました。母犬は、大きなお腹を抱え、11月15日に愛護センターに収容され、翌日、檻の中で出産しました。お産から13日後…センター職員が母犬の異変に気付き、病院に運んでくれましたが、母犬は、レプトスピラに感染していました。瀕死の状態で、点滴で命を繋いでいました。骨と皮になりながらも、必死に感染症と戦っている母犬に私は、背を向けました…。感染症の母犬をレスキューするという事が、どんなに危険な事なのか分かっていたから…。私自身、免疫力が落ちている事を分かってたので、自分が感染する可能性、スタッフに感染させる可能性、保護家の子達に感染させる可能性、レプトスピラの母犬をレスキューするという事は、あまりにリスクが高すぎる…。無理だと判断し、背を向けたのです。だけど・・・母犬があのまま隔離室で死んでしまったら、私自身が後悔するだろうと思いました。「かわいそう」という感情ではなく、最期は尊厳のある最期をと、一緒に戦っていきたいと、そういう気持ちでした。だから…母犬をレスキューしました。よくこの状態で生きてたねと、獣医師さんは驚いていました。そして、ここまで頑張ってきたことに敬意…という言葉以外、何も見つかりません。検査の結果、レプトスピラはピークを越えたとの事。色んな合併症を引き起こした事が原因で、瀕死の状態が続いているのでしょう…と。母犬は、とても危険な状態だったので、緊急入院となりました。生きれる確率は…とても低いとの事でした。私の事務部屋を潰すことにしました。ここで母犬と一緒に、病気と戦っていこうと決めました。お母ちゃん・・・準備して待ってるからね。あなたが孤独な中で必死になって産んだ8匹の子犬達も、待ってるからね。奇跡が起きますように・・・いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年12月08日
どんなに苦しい状態であっても、今、動くべき、今、動きたい!そう心を奮い立たせたのは、愛護センターの隔離室に居た「エン」と「エナリ」という犬でした。エンは、日南保健所で捕獲され、5月12日に愛護センターに移動してきました。捕獲された当時のエンは、体のほとんどの毛が抜け落ち、殺処分対象になる仔だと思っていましたが、日南保健所も愛護センターも、エンを見捨てる事はしませんでした。いつか譲渡対象犬になれるようエンの治療をスタートしたのです。そして・・・二ヶ月間、エンは地獄の「隔離室」で頑張った結果、次のステージ、「保護犬室」に移動できたのです。ここ「保護犬室」を出れたら、次は「譲渡観察室」に移動して、さらに次は「譲渡犬室」へと移動し、新しい飼主さんとの出会いを待つことが出来るのです。ここで毛が生えそろうのを待っていたのですが…エンは、これ以上完治することが出来なかったのです。完治する見込みはないと判断されたのでしょうか…エンは、また地獄の隔離室に戻されたのです。「エナリ」は、9月1日に高鍋保健所から愛護センターに移動してきました。皮膚病の原因が分からず、エナリもまた隔離室に…。エナリは、愛護センターで「エナ」という名前でした。性別がメスだと間違われていたのです。三ヶ月間愛護センターに居て愛護センター職員全員が、エナリがオスだという事を、誰一人気付けなかったのです。決して、職員批判ではありません。隔離室に居る犬猫達は、それだけ人と接する時間すらないのです。この写真が、隔離室にあるケージです。(写真はセンター開所前に撮影したものです)この小さな檻の中に、エンとエナリは隣同士で入っていました。皮膚治療を受けてないエンとエナリは、当然、悪化していく一方で、完治する事は絶対ありません。殺処分もしない…じゃあ、いつまでこの小さい檻なの?いつまで地獄の隔離室にいなきゃいけないの?・・・もうそこには「命」としての尊厳もありませんでした。ただ生かされてるだけ…隔離室を見たときに、生き地獄だと感じた…。「見なきゃ良かった」「知らないままでいたかった」一瞬でもそう思ってしまった私自身に、腹が立ってしかたなかった。「愛護センター」は、保護施設ではありません。愛護センターは、多くの人員、多額な予算、素晴らしい設備、私達が欲している「物」を全て持っていますが、犬猫にとって本当に必要な「物」は、愛護センターにはありません。それが、「行政のやりたくても出来ない事」のひとつだと思います。未来が見えず、尊厳を失った隔離室に居る子達を外に出してあげたい…そう決心したのです。「行政の出来ない部分をサポートする」これに徹していこうと。ただ・・・エンとエナリをレスキューするときに、レプトスピラの母犬に背を向けた自分がどうしても許せなかった。エンとエナリを、心からの笑顔で接していれてるのか…今の私には自信がなかった。続きは後日書きたいと思います。いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年12月07日
何やってんの?時々、自分が分からなくなる。良いはずがないよ。その決断。頭では分かっている。全て分かっている。でも、良かったと思う自分も居る。可哀想だからではない。愛護だからではない。ただ、命を尊重したいだけ。同じ命として…。生きてるから、当たり前の環境に置いてあげたい。生き地獄の中、ただ生かされるのは違うと思うから。先が見えない中、ただ生かされるのは許せない。誰がではなく、どこがではなく、自分が許せない。背を向ける自分が許せない。だから、生き地獄ではない環境を作り、そこに連れて帰る事が私のやるべき事。昨晩、ゆったり過ごし、軽いいびきをかいて寝ているこの子達を見て自分がとった行動は良かったと、心はそう思った。かわいそうだからではない…。同じ命として、尊厳を守りたいだけ。だから、今から向かいます。尊厳を守りたいから。・・・行ってきます!いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年12月05日
日々、朝から夕方まで日常のお世話だけでもバタバタしている保護家。「新・猫部屋には、来年1月半ば位までに、お引越しできれば良いよね~」…と、日常業務を優先して動いていたのですが…ここに、レスキューしたい皮膚病の老犬が2頭いたのです…。この部屋は、撮影NGとの事で、スタッフには口頭で説明して、その二頭の状態を話しました。もちろん、保護する部屋がない事は承知の上で…「老犬デイサービス予定の部屋を今すぐ空にしよう!皮膚病の老犬達は、そこに入れよう?」スタッフが、昼食も取らずに準備に取り掛かってくれました。「犬猫が好きだから、ボランティア出来るんでしょうね」保護家のメンバーは、外部の方からそう言われますが、果たしてそうでしょうか?食事する時間も惜しみ、夜中も何かあると飛んでくる。「好きだから」という軽い思いだけで、自己満足でここまで出来るでしょうか?「好きだから」という軽い感情は、とっくに超えてるんです。彼女たちは…。「好き」という感情ではなく、「責任」。命と真剣に向き合い、命を尊重していきたいと動いてるんです。彼女たちは…。それくらい、保護家のメンバーは真剣なんです。「老犬デイサービス」に使用する予定のこのお部屋は、無責任な飼主のために、愛護センターのフォローのために、開所前から起動させる羽目になった…。宮崎県民皆さんに問いたい…愛護センターが出来て良かった?愛護センターが出来て安心した?殺処分されなきゃ、生き地獄でも良いという事?私達愛護団体がヒーヒー言っている現状なのはなぜ?メディアの情報だけが全てではありません。自ら蓋を開けてみて!開けに来て!ただ、ひとつ言いたいのは、行政が、職員が、悪いのではないという事。頑張ろうとしても、追いつけないんです。今の宮崎県民のモラルでは。すいません・・・本当は、この現状に毒を吐きたいのですが、後日まとめてブログにて書きたいと思います。新・エイズ部屋に移動した子達は、久しぶりに見た外の景色に夢中でした。あいちゃん…何が見える?トランプ…嬉しいよね?エイズ部屋の子達に、ずっと見せてあげたかった外の景色。喜んでもらえて嬉しい。胸がジーンときました。エイズ部屋では一番古株のニコ。久しぶりにお部屋を出た事で最初は緊張していましたが、すっかり気に入ってもらえました。タマちゃんは、新しい場所にドキドキしている様子。先日レスキューした「ノン」。性格が凄く良い子です。同じく先日レスキューした「さく太郎」まだ1歳未満かもしれません。さく太郎も性格が良すぎる子です。同じくレスキューした「モッチー」。まだ子猫です。左目もあまり良く見えていないようです。とにかく悪んぼのやんちゃさん。先ずは、新入りの子達の爪切り。長い期間爪切りしてなかったのか、血管がかなり伸びてしまってて、大変でした。でも、ノンもさく太郎もとてもお利口さんに黙って切らせてくれました♪モッチーはというと・・・「お前ヤメロ~!怒ったらこうだぞ~!」咬んだりなんたりと必死に抵抗してましたが、全く動じないボランティアの高柳さん♪頼もしいです!レプトスピラの母犬と離されて5日目の子犬達…今のところ、黄疸も出てませんし、ミルクの飲みも良いです。あと5日間、検疫です。どうか、症状が出ませんように…8匹の子犬達は、一回の授乳で440mlです。5時間置きの授乳なので、このミルク缶が1日も持ちません。あと2~3週間授乳期間があるので、ミルクのご支援を頂けると大変助かります。現在、「ゴールデンドッグミルク」と「プレミアムドッグミルク」の二種類を飲ませています。厚かましくて申し訳ございませんが、急にメーカーを変えると下痢する事も多いので、同じメーカーのだと助かります。わがまま言って本当にごめんなさい・・・。どうか、ご支援よろしくお願い致します。森乳サンワールド ワンラック ゴールデンドックミルク(130g)【ワンラック(ONELAC)】[爽快ペットストア]価格:1276円(税込、送料別) (2017/12/3時点)森乳サンワールド ワンラック プレミアムドッグミルク(150g)【ワンラック(ONELAC)】[爽快ペットストア]価格:1944円(税込、送料別) (2017/12/3時点)いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年12月03日
生後二週間の乳飲み子犬8匹、緊急レスキューしました。この子達の母犬は、愛護センターに収容された翌日に、檻の中で、出産をしました。きっと、離乳したら母犬もこの子達も、「譲渡犬」として、新しい犬生を歩んでいくはずだったのでしょう…我子の目が開くまで、母犬は頑張ってお乳を与え続けましたが、母犬は…愛護センターで倒れました。職員さんが直ぐに病院に運んで下さいましたが、レプトスピラだろうと診断されたそうです。なぜ、愛護センターにはあんなに沢山の職員と獣医師がいるのに、誰一人、レプトスピラの初期症状に気付けなかったのか…?それは、職員さん達の怠慢ではなく、授乳中は、軟便になる事も多く、お腹にはいつも子犬たちが居たのでしょう…母犬は、目も合わせる事無くいつも子犬達を見つめていたのでしょう…一生懸命だった母犬だったからこそ、発見が遅れたのだと思います。体調が悪い中、それでも一生懸命子供達に授乳を続けていたのかと思うと…翌日に母犬をレスキューする事を告げて、母犬に面会させて頂きましたが…瀕死の状態で、とても連れて帰れる状態ではありませんでした。子犬達にも、感染している確率はとても高いです。保護家の子達を守るためには、レプトスピラ疑いの高い子犬達をレスキューすることは、決して正しかったとは思えません。お世話する私自身、免疫力が低下している今、感染する危険性は高いです。自分の身を守るためにも、正しい選択ではなかったと思います。↓2015年10月10日記事より↓管理所からレスキューした犬がレプトスピラレプトスピラの経験も、この子達でまだ三回目です。決して、経験値が高いとは言えません。でも、私が、頭でちゃんと考えれるまともな人だったら…「いのちのはうす保護家」は存在しません。逆にバカで良かったな~…位思えてくる。どうか・・・母犬が完治しますように…。生きれますように…。一日でも早くレスキュー出来る日が来ますように…。この姉妹は、9月に愛護センターに収容され、三ヶ月もセンターに居ました。この子達の他姉妹は、みんな譲渡が決まったそうなのですが…両目に異常のある仔、左目眼球が衰退してる仔、この二匹には、譲渡希望者がずっと現れませんでした。「可哀想」とは違う、何かの感情が動き、この子達に会った翌日、レスキューする決意をしました。腫瘍摘出したおじいちゃん犬「バモス」も、認知症があり、肛門周囲膿瘍が再発する事も考え、保護家でレスキューしました。我が道を行く!元気で頑固なバモスじぃちゃん。毎日ドックランをグルグル探索しています。どうか…再発しませんように。どうか…1年でも2年でも長生きできますように。レスキューした子猫達が、そろそろ不妊去勢手術出来る多きさになったものの…15匹の子猫達が、手術の順番待ちをしています。そして…レスキューした子犬達も、このまま無事育てば、8匹のワクチン接種も、同時期に重なってしまいます。猫部屋や老犬デイサービスのご支援を頂いておきながら厚かましいお願い事だと重々承知しておりますが、医療費のご支援を呼びかけさせてください…どうか、ご協力ご支援をよろしくお願いいたします。申し訳ございません・・・いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年12月02日
宮崎愛護センターには、70匹位の猫達が収容されています。あえて、「保護」ではなく「収容」という言葉にしました。私がいつも入る部屋は、収容されたばかりの仔と、病気や怪我を抱えている子達の部屋です。ピークがなんとか落ち着いてきた時期ですが、それでも、猫舎には猫が沢山収容されています。猫の譲渡判定の基準も、愛護センターではかなり緩くなってきてて、譲渡猫に回れる子も増えて来たのですが…長い子は数ヶ月、愛護センターの小さなケージの中で一日の大半を過ごしています。殺処分がなくなって良かった(この件に関しては後日記事にします)センターは殺処分ゼロに向けて動いているから!・・・生きてさえいれば良いのかと、自分に問いかけました。答えは分からない、出せないけど、身体が愛護センターに向かっていたときに、それがきっと、答えなんだろうな…と、自分でそう感じました。今、愛護センターには、目の悪い子とエイズ陽性の仔が多いなと感じました。この子達…成猫2匹、子猫2匹を取り急ぎレスキューしました。↑この子達3匹は、エイズ陽性です。↓この子は、エイズ陰性でしたが、両目がほとんど見えていません。レスキューしたこの子達の事は、また後日、状態をご報告しますが・・・私がレスキュー出来たのは、70匹の中のたった4匹です。下記の写真は、保護家の「猫が苦手な猫の部屋」。この部屋の成猫達は、みんな子猫には優しいので、不妊去勢手術する前の子猫達が、社会性を学びながら、いったんこの部屋で待機して、不妊去勢手術後は、大部屋にデビューします。・・・もう、どこの部屋もいっぱいです。手術の順番待ちの仔が10匹います。頭ではもうレスキューしたらダメだと分かってはいるのですが・・・この子は老犬「肛門周囲膿瘍」です。大きな腫瘍は、センターで手術をして去勢もしたのですが、小さな腫瘍がまだ残っていて、取り切れなかったとの事でした。管理所に住んでいたメタルは、この子と同じ病気で亡くなりました。メタルの事が重なり、複雑な思いでこの子と接してきました。再発する可能性は高いと思います。再発した時に、この子の体力は残っているだろうか…いのちのはうす保護家」 http://pawstamp.com/hogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 山下 由美090-4484-5165
2017年11月30日
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