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■ 安 楽 死愛護センターで、1匹の老犬をめぐる殺処分議論が交わされていました。殺処分すべきだとの意見。それも「尊重」があるからこそだと、思えてなりませんでした。「排除」という意味ではないことも、職員さん達が奮闘してた様子も、ボードの記録から伝わりました。殺処分すべきだと申し出た職員さんは、回復の見込みがないのならば、痛みや苦しみを、ただ与え続けるだけ!生き地獄から解放させてあげたい…老犬を想うからこその判断だったんです。何が正しいのか、何が間違いなのか、老犬に携わってない私には、ジャッジする権利も資格もない。私がやるべきことは、自分だけの正義を貫くこと。自分の気持ちに従って動くだけ。この老犬と向き合ってくれた愛護センター職員さんたちに「ありがとうございます」老犬の尊重を訴えた副代表に「率先して動いてくれてありがとう」そして…この老犬に、真っ先に伝えたかった。「生きててくれてありがとう」タモさん(仮)■ 命のカウントダウンレスキュー後、動物病院へ。腎臓、肝臓、脾臓…驚くほど悪く、そのまま緊急入院。三日間治療を続けましたが、回復の見込みはないとのことでした。看取りしか残されてない…それならば、タモさんらしい最期を迎えさせよう!タモさんは、退院しました。保護家のお部屋が足りず、24時間介助が必要な老犬は、廊下に集合。臨時で用意した「介護ルーム」なんてお粗末な施設なんだろう…首に大きな腫瘍を抱えてるタモさん。もう手術はできない身体でした。ひんぱんに多量の出血があり、その都度、血を拭うことしか方法はありませんでした。本来ならば、立ち上がる力も残ってないはず。それでも、タモさんは何度も立ち上がります。気力だけで生きている…そんな気がしてなりませんでした。飼主さんを待っているんだろうか…お家に帰れると信じているんだろうか…そんなの無理なのに…絶対ムリだよ!タモさんは…日に日に衰弱していきました。どんなに頑張っても、余命一週間だろうと…体が最期を迎える準備に入ったな…そう感じました。この写真の時のような力強い目が、タモさんから消えていたんです。飼主さんに会えないことも、お家に帰れないことも…全部知ってしまったのかもしれません。■ 奇 跡タモさんが、下り坂に足を踏み入れた2日後…飼主さんがタモさんを探し出してくれたんです!お庭を自由に過ごしてきたタモさん。扉が少し開いてしまってたようで、少し目を離したすきに、お外に出てしまったとのことでした。飲まず食わず放浪してたのでしょう…「こんなに痩せて…」ガリガリにやせ細ったタモさんを涙しながら抱きしめた飼い主さん。死に向かってたタモさんの目は、「希望」を見出したような力強さを一瞬にして取り戻しました。生きる気力が湧いてきたのでしょう…タモさんが赤ちゃんの頃からずっと一緒だったそうです。飼い主さんにとって、タモさんはおばあちゃんではなく、赤ちゃんのままなのでしょう。いいえ、タモさんは15年ぶりに赤ちゃん期に戻ったのでしょう…。これが、老犬の魅力の一つでもあります。ちなみに・・・タモさんは「チビちゃん」でした。チビちゃんと飼主さんには「温かい記憶」かけがえのない贈り物を頂きました。■ 卑 屈 な 自 分実は、タモさんのレスキュー前、タモさんの捕獲時の状況を愛護センター職員さんから聞いてました。首の腫瘍から出血しており、止血のためか、首にはタオルが巻かれていたとのことでした。真新しいピンク色の首輪も付いていたと…。「だから…捨てられた子じゃないと思う!飼い主さんが探してるかもしれない!」愛護センター職員さんの言葉に私は賛同できませんでした。「腫瘍?衰弱したから?多分、捨てられたはず!新しい首輪も、止血のタオルも、最後の罪ほろぼしだったのでは?」そんな気持ちしか持てませんでした。卑屈な考えしか持てなかった自分に恥ずかしくなりました。情けなくなりました。私と同様、愛護センター職員さんも、これまで多くの無責任な飼主を見てきたであろうはずなのに、どうして、人を信じられたんだろう。どうして、最後まで諦めてなかったんだろう。私は、人として大事な部分を失ってしまったのかな…心から反省しなければいけない。そして…自分が変わってしまうのでは…?そんな危機感を抱き始めました。レスキューした子達、今、レスキューを待ってる子達を、私たちと共に、守っていただけないでしょうか…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年09月06日
私が思う話、個人的な記事になりますが…ある日の夕方、副代表が、電話口で怒ってました。 「愛護センターには、治療やケアできる 獣医師がいないと?」 「センター職員誰一人、 自宅に連れて帰ろうとか、 一晩の介護すらできる職員はいないと?」 「丸投げする前に、やることやってくれんかなぁ?」相手は、老犬レスキュー要請してきた愛護センター職員さんでした。一連の流れをはしょりますが、私は、横で黙って聞いてました。副代表が怒るのも当然だと思ったから。ですが…愛護センター職員さんの気持ちも痛いほどに分かりました。職員と保護活動者では、価値観も愛護論も違います。どこに重点を置いてるのか、何を優先しているのか、かわいそうの基準はどこなのか…立場が違えば、個々が違えば、お互いが違う「正義」というだけです。「その正義は違う!」私がそう思ったら、私の中の「正義」と「悪」が、勝手にジャッジしてるだけのこと。「その正義は違う!」私がそう思ったら、「これが正しい!」と思う方向に、自分が動けば良いだけのことです。愛護センター職員と、副代表の電話口でのやりとりを聞き終えた後、副代表に、結論だけ伝えました。「もう愛護センター閉館の時間やね…。明日、朝一でレスキューに向かうわ!」ですが…翌朝、レスキューに向かったのは、私ではなく、副代表でした。副代表は、ハッキリ物事を言うため、「怖い」イメージのある人ですが、キツイ言葉を発するだけではなく、その後に行動する人です。私は、副代表が嫌いです。副代表も、私が嫌いだそうです。だけど、私は副代表が大好きです。副代表も多分、私が大好きなはず。性格が嫌いとか、気が合わない云々ではなく、人間性?魂?に魅かれてます。だから、副代表が感情あらわに怒っても、私は黙って見ているだけです。「今」の感情を、尊重したいから。私は、愛護センター職員さん達へも「尊重」の気持ちを持っています。老犬レスキュー要請してくれた愛護センター職員さんたちには、「いのちを託してくれてありがとう」怒りんぼの副代表にも「レスキューに向かってくれてありがとう」立場が変われば…個々の正義も、価値観も違う。結局のところ…価値観や正義が異なっても、「1匹の老犬を助けたい」この気持ちは同じだったということ。ありがたいな…※レスキューした老犬のご報告は、この後続きます。レスキューした子達、今、レスキューを待ってる子達を、私たちと共に、守っていただけないでしょうか…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年08月28日
■ 持 込 み 老 犬 の 背 景実は…ワカコ、ちはる母子、子猫達、8/9のレスキューは、始まりに過ぎませんでした。宮崎県の愛護センターは、宮崎県と宮崎市、別々に運営管理しています。8/9のレスキューは、19匹全頭、宮崎県管轄の犬猫でした。宮崎市管轄の犬猫レスキューは、後回しにするしかない…そんな現状でした。この仔は、室内で大事にされてた老犬。それなのに「持込み」飼主さんが、癌で入院したとのことでした。それ以上は聞きませんでしたが、どんな思いでこの仔を手放したのか…手放すしかなかったのか…犬がかわいそうとか、犬の命をどうのこうのとか、それ以前の問題に、胸が痛みました。家族や身内はなぜ、飼主さんの気持ちに、少しでも寄り添えなかったのか…と。もし、飼主さんが生きているならば、「あの子は大丈夫ですよ」そう声をかけたいです。大事にされてたこの仔を、飼主さんから引き継いで守りたいです。ご賛同いただけたらで構いません。私たちと一緒に、レスキューする方向でご協力頂けないでしょうか…。お願い事ばかりで申し訳ございません。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ■ 変 化 し た 保 護 施 設いのちのはうす保護家は、譲渡に向かうための、犬猫の仮住まい。「未来ある保護施設」…だったはずなのに。時代の流れに沿うように、いのちのはうす保護家も変化していきました。「こういう施設にしよう!」誰が決めたわけでも、ないのだけど…ケガや病気を抱えてる犬猫、ハンデを抱えた犬猫、介護や介助が必要な犬猫、余命短い犬猫、恐怖心が拭えない犬、老犬、いのちのはうす保護家は、譲渡できない犬猫中心の保護施設へ、変わっていました。もちろん、病気やケガの子達は、譲渡の可能性がありますが…「譲渡」できる状態に持っていくには、相当な時間、高額な医療費、大きくのしかかってきます。毎週、通院治療を必要とする仔、糖尿病、関節、心臓、腎臓、脳腫瘍、放置されてた時期が長かった老犬たちは、体に爆弾を抱えている状態です。病気悪化で、倒れる老犬も多くいます。甲状腺機能低下症の仔は、薬の種類、量を確認しながらの毎日です。何度も入退院を繰り返します。血液を作る機能が低下してるため、何度も貧血で倒れる子は、輸血しても、輸血しても、その場しのぎにしかなりません。その度に、検査と薬の服用が必要となります。治療やケアを必要とする犬猫が多く、1~2日置きのペースで、数匹一緒に、病院に走ってる状態です。レスキューする頭数が限られているのは、「いのちのはうす保護家」が、このような現状にある施設だから。いいえ!…だったから。■ 過 去 の 自 分かわいそうと言われる犬猫全員に、手を差し伸べることはできない。レスキュー要請があっても、キャパを超えてるときは、手を差し伸べる力もない。だけど、自分がたずさわった犬猫、わずかな時間の中で、ほんの少しでも、何か感じるものがあったのならば、どんな状況であっても、どんな方法であっても、手を差し伸べる以外に選択肢はない…「一度失った命は、二度と戻ってこない」昔、管理所で聞いた職員さんの言葉を鮮明に思い出せました。だからこそ、どうすべきなのか!愛護センター設立に伴い、2年半前に、閉鎖した「動物保護管理所」今も、柵越しに手を合わせに通ってます。11年間「動物保護管理所」に通い続けました。今よりもっとひどい状況の中で、命と向き合っていた時代でした。当時の私が、今の私を見たら怒るでしょうね。いいえ、情けなくて涙を流すでしょうね。未来の自分に失望するでしょうね。ラクするな!ナマケるな!もっと頑張れ!山下っ!レスキューした子達、今、レスキューを待ってる子達を、私たちと共に、守っていただけないでしょうか…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年08月21日
■ 譲 渡 猫 室「ここ数週間、猫の譲渡(県管轄)がゼロなんですよ…譲渡室の猫たちがあふれかえってるんです」県管轄獣医師さんから相談を受けました。譲渡猫室に入ると…「あせり」の意味が分かりました。譲渡室猫たちは、生後2ヶ月以上。走り回りたい時期、甘えたい時期、五感のフル活用は、成長過程でも大事な時期。このままケージの中で成猫になると、この仔達自身「生きる」ことがただ辛いものだけになってしまいます。譲渡室の猫4匹、レスキューを決めたのは、このような理由からでした。ワクチン接種2回、ウィルス検査済み。保護猫カフェHOGOYA・オレンジルームへ。「タカ」と「ナベ」が、1週間のトライアルに入りました。どうか、譲渡決定となりますように…。茶トラの男の子と女の子、「オチャ」「チャメ」にも、良縁がありますように…愛護センター譲渡室には、同じような仔達が、まだまだたくさんいるから…今回、レスキューできなかった愛護センター譲渡室の猫たちにも、譲渡への道、チャンスを作りたいんです。■ 凛 と し た 子 猫バックヤードにも、まだ譲渡猫室に行けない小さな子猫達がたくさんいました。ミルクと離乳食混合の子猫6匹。この子達のレスキューを決めました。6匹みんなカワイイ子猫なのですが…今、なんとなく気になるのがブチの仔。大きな黒い箱が、目の前に向けられる。「カシャッ、カシャッ、カシャッ!」変な音を鳴らす奇妙な黒い箱。↑初めて見るカメラの印象だと思います。みんな目をまん丸く驚いてる中、堂々とカメラを見据える姿。控えめでおとなしいけど、なんだろう…「強さ」を感じる子です。茶トラが後ろに下がると同時に、「黒い箱」の確認でしょうか?カメラにゆっくりと近づくブチ。兄妹の中で、一番声も小さく、前に出れず、ひ弱そうな印象だったのに、「勇敢な仔」なのかもしれませんね。大きい子猫に見えますが、生後1ヶ月半の小さな子猫です。いつも不思議に思います。肉眼で見てるものと、カメラを通して見るものは、印象や感じ方が異なるんです。撮ってる私も、撮られてる犬猫も…。同じものを見ているはずなのにな~。■ 使 命 感ポツンと1匹入ってた子猫。一声もあげることなく、動くこともなく、ただ、ただ、ジーっと目を見つめます。この仔は、生後わずかな時期に、3匹兄妹で、愛護センターにきたそうです。この仔は、何度も危篤状態になりながらも、何度も生還した仔だそうです。この仔より元気だった兄弟2匹は、成長することなく、亡くなったそうです。なぜ、この仔だけが、生き残れたのか…なぜ、危篤状態から、何度も生還できたのか…なにか、生かされた理由があるのだろうな…なにか、使命を背負っているんだろうな…このような仔達に出会う度にそう感じずにいられないんです。この仔をレスキューしたのも、自然の流れだったのかもしれません。上記でも書きましたが、肉眼で見てるときは、「カワイイ子猫」にしか映らないのに、カメラを通して見ると…「カワイイ」という感情は一切なく、「力強さ」を感じさせられます。こっちが動揺してしまうくらいに…。■ 感 謝私の判断ミスからはじまり、犬猫19匹のレスキュー劇。泣きわめいたと思ったら、愛護センターに向かう始末。それなのに・・・支援者さん、スタッフ、ボランティアさん、なんでみんな、こんなに良い人なんだろう…なんでみんな、優しい人ばかりなんだろう…この子達を助けてくれたみなさんに「感謝」と「ありがとう」しかありません。感情を言葉で表現しきれなくてごめんなさい。レスキューした子達、今、レスキューを待ってる子達を、私たちと共に、守っていただけないでしょうか…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年08月18日
愛護センターに収容されてた母犬。生後10日位の子犬6匹を抱えていました。その割には、お乳に張りがない…おっぱいがあまり出てないことに、気付きました。このままだと、乳腺が閉じてしまう…母子犬のレスキューを決断しました。おっぱいは、子犬たちの「いのちづな」だから。母犬が安心して、お乳を与えられるよう犬のカウンセリングルーム(※記1)を空けるしかありませんでした。子犬達は、必死で母犬のおっばいを求めます。必死でお乳に吸いつきます。吸われることで刺激されると、閉じかけた乳腺も、開くようになります。 おっぱいマッサージしたり、ギリギリまで手を尽くしてみたのですが…お乳が張ることはありませんでした。「…おっぱいないね」「おっぱい…」「ないの…?」母犬のお乳を、何度も確認する子犬達…。子犬達の命に関わることなので、これ以上は、まてないと判断し、人工授乳のサポートに入りました。6匹の仔犬達は、おっぱいとミルクで無事、1日1日成長しています。ケンカしたり、遊んだり、甘えたり、色んなことを学んでいます。この子達の譲渡開始は、9月下旬~予定です。今回、ミルク代にも困窮していたのですが…救いの手を伸ばして下れたのが、「ペットショップるんるん」でした。昨年から「ペットショップるんるん」が、「ご支援チケット」を作ってくれてました。レジの横に置いて下さり、お客様が、チケット1枚1,000円でご購入頂くシステムです。そのシステムをすっかり忘れてて、「とりあえずミルク2缶と哺乳瓶2本は買えるわ!」ボランティアさんに1万円札1枚だけ渡し、「ペットショップるんるん」におつかいに走ってもらったら…段ボールいっぱいに入ったミルク缶を抱えて帰ってきました。るんるんの岡ちゃん(オーナー)に、どういうことなのか、確認すると…「お客様が購入してくれた、ご支援チケットからよ!」胸がギューッとしめつけられました。「ペットショップるんるん」のお客様に、感謝の気持ちでいっぱいでした。私は・・・ご支援チケットの存在すら、忘れてしまってたくらい、今日1日を、無事に過ごすことだけで頭がいっぱいだったのかもしれません。最終的に、誰かに助けられている。いつも、いつも…。この仔達を助けられたのも、私の力ではありません。手を差し伸べて下さった支援者さん達がつなげて下さった「いのち」です。母犬は「ちはる」といいます。まだ若いお母さんです。ちはるも、甘えたい盛りの女の子です。ちはるのサポートをしながら、子犬達を守っていきます。ご支援下さった皆さん、本当にありがとうございます。レスキューした子達、今、レスキューを待ってる子達を、私たちと共に、守っていただけないでしょうか…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ(※記1)「カウンセリングルーム」夜鳴き、適切な介護、不思議な行動、原因不明の引きこもり、急に性格が変わった、等々…飼主さんからご相談があったときに、問題行動の原因と、解決策がみつかるまで、私とワンちゃんが、寝床を共にするお部屋のことです。▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年08月16日
8月9日「昨日、亡くなりました」を書き終え、愛護センターに向かいました。愛護センターの道中約1時間。ずっと、ずーっと、あの子が頭から離れませんでした。この日、この時間、本当ならば、あの子のレスキューに車を走らせていたはずなのに。この日、この時間、本当ならば、あの子に遺された時間と、どう向き合っていくか未来を考えながら車を走らせていたはずなのに。愛護センターが近づくにつれ、「なんでこんな結果にしてしまったんだろう…」悔しさ、悲しみ、申し訳なさ、どの感情のスイッチだろう。涙を拭いながら、車を走らせていました。医療費がないからと、レスキューの決意ができなかった…?ならば、なぜ!早く出稼ぎに行かなったのか。(出稼ぎの件は後日ご報告します)ならば、なぜ!旦那に頭を下げなかったのか。101番。あの子が横たわっていた「檻」いいえ、あの子が横たわってた「部屋」あの子が、最初から存在していなかったかのようないつもの空間に戻っていました。一生、忘れてはいけないと、一生、罪を背負っていこうと、空っぽになった101番の部屋を写真に収めました。わずか1日2日という時間は、何もないからこそ「わずか」と言える。「わずか」な時間…そう口に出してた私には、それだけ余裕があったということでしょう。「大変」「疲れた」「苦労」「場所がない」「時間がない」「お金がない」よくもまぁ、いけしゃあしゃあと言えたものだ。24時間ずっと起きて作業してるわけでもなく、額から血を流すくらいの土下座もせず、歯を食いしばって耐えることもせず、出稼ぎに行く日を前倒しもせず、よくもまぁ、いけしゃあしゃあと言えたものだ。行動しない結果は、「命」への犠牲だと言うのに…。もう、同じあやまちをくり返したくない!心が奮い立たされました。愛護センターに収容されてるワカコ。ワカコと会ったとき、「愛護センターにいても幸せなのでは?」そう思っていた自分がいました。冷暖房完備。自分だけのスペースもある。飢えはない。優しい職員さんがついてくれてる。今思えば…レスキューできない罪悪感を拭うために必死に「正当化」してたように思えます。「資金がないからレスキューが怖い」これが、本音だったくせに!ワカコは、死ぬまで、土を歩くことができない。ワカコは、死ぬまで、草木に触れることができない。ワカコは、死ぬまで、壁に囲まれた中しか歩けない。愛護センターは、安住の地ではない。譲渡犬になれない犬達に待ってる未来は、「命」か「尊厳」必ず、どちらかを捨てなければいけない。それが、「動物愛護センター」なのです。「いつか」レスキューしようと思ってたワカコを連れて帰る決心をしていました。「いつか」は「いま」だと…。斜頸や、体のあちこちに腫瘍がありますが、認知症は軽度です。自分の足でしっかり歩き、ときに、おばあちゃん犬同士で口げんかもできる位、元気です。「ワカコ!」名前を呼ぶと、しっかりと目を合わせ、くっついてきます。愛護センター職員さんが、どれだけワカコの名前を呼んでいたのか、限られた環境の中で懸命に、ワカコと向き合ってくれてたかワカコと接していると、強く伝わりました。3ヶ月ぶりの大地!3ヶ月ぶりの木々の匂い!ワカコのワクワクした気持ちが、伝わるようでした。3ヶ月間、ワカコと向き合ってくれてた愛護センター職員さんは、映画「ひまわりと子犬の7日間」(2013年松竹映画)モデル職員の上野さんでした。九州沖縄のNHKニュース、ご覧になった方なら、ワカコに見覚えあるかもしれません。ワカコを殺処分せずに、3ヶ月命をつないでくれた愛護センターに感謝しながら、これからは、私たちの責任だと、ワカコの犬生と向き合っていきます。亡くなったあの子への医療費にと、数名の有志から、温かいご支援を頂きました。本当にありがとうございます。そして…レスキューが間に合わず、申し訳ございませんでした。勝手な判断で申し訳ございませんが、ワカコの医療費と、ワカコと同日にレスキューした母子犬7匹、子猫11匹の医療費の一部に、遣わせて頂きます。この日、18匹の「命」がつながったのは、あの子を助けようとご支援下さった有志の方々の優しいお力です。そして・・・亡くなったあの子から託された18の「命」だと感じました。本当にありがとうございます。 どうか、ご協力をお願い致します…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年08月15日
申し訳ございません。昨日、亡くなりました。愛護センターで、最期を迎えさせてしまいました。「なんとかなる」そう決心し、先日書いたブログは、私とこの仔の時系列、ひとつの物語でした。「■レスキューできない言い訳」を下書きしてる途中、愛護センター所長に、一報を入れました。「9日の午後、レスキューに向かいます」8月7日 19時のことでした。正直に書きます。私が、直ぐにレスキューできなかったのは、「残金1万8千円」という現実の壁にぶつかっていたから。(この話は、また後日説明します)その結果から生まれたものは・・・「犠牲」でした。この子の命が「犠牲」になったんです。保護期限が切れた8月5日、レスキューしてれば…6日、7日、レスキューさえしてれば…資金のことばかり考えて、怖くて直ぐに動けませんでした。なぜ、あのとき、旦那に土下座してでも医療費を借りに行かなかったのか。私のプライドだったのか。つまらないクソみたいなプライドのために、この仔が「犠牲」になりました。私のせいで、この仔が「犠牲」になりました。愛護センター職員さんから亡くなる前日のあの子の写真をもらいました。愛護センターの保護犬室には、入りきらない程の犬が収容されました。8月7日夕方の時点で、檻が足りなくなり、あの子を簡易ケージに入れるしかなかったとのことでした。愛護センター職員さんは、つらい胸の内を話してくれました。「小さなケージに移動させたのがいけなかったのかもしれない。ステロイドの服用がいけなかったのかもしれない」きっと、死因はそこじゃなかったと思います。頭を強く打っていたから…心臓が弱っていたから…それでも、愛護センター職員さんたちは、自分たちにミスがあったのでは…と、自分を責めているのだと感じました。私のもたついた行動により、あの子だけではなく、職員さんたちをも、傷つけました。今までどれだけの犬猫を、どれだけの人たちを、私は傷つけてきたんだろう…。あの子を早急にレスキューしてたとしても、あの子の死は、避けられなかったと思う。でも、最期をどう迎えるか、最期をどう迎えさせるか、いちばん大切なことだったのに…。あの子のために…と、数人の方から届いた優しいご支援金。「かわいそう」で止まらずに、あの子のために動いて下さった方々さえも、私は裏切ってしまいました。あの子に、愛護センター職員さんたちに、ご支援下さった方に、どうお詫びして良いのか、言葉にどう変換してお伝えすれば良いのか、まだ何もでてきません。ただ、「本当にごめんなさい」としかありきたりの言葉しか思いつきません。本当にごめんなさい。このブログを書き終わったら、愛護センターに向かいます。愛護センター職員さんたちに、謝罪をしたいです。私が直ぐにレスキューさえしてれば…そう謝りたいです。謝りに行ってきます。資金があればレスキューしたい…この老犬も、そう思っていた1匹でした。愛護センターで「ワカコ」と名付けられ、愛護センター職員さんたちが、約3ヶ月、介助してくれてる収容犬でした。介助がなければ、生きていけないワカコは、譲渡犬になれません。それでも、愛護センター職員誰一人、「殺処分」という言葉を発しませんでした。保護犬室の檻がいっぱいになるまでは…と、愛護センター職員さんたちのワカコへの、「命」への尊重だったと思います。ですが・・・ワカコは・・・愛護センターのバックヤードから出られません。1日の大半を、檻の中で過ごすしかありません。ときどき出してもらえる中庭は、コンクリートの床、囲まれた壁。ここが、ワカコの最期の場所でした。あの子を直ぐにレスキューできなかったあの子を愛護センターで死なせてしまったあの子への後悔が、私の心を奮い立たせました。ワカコを直ぐにレスキューするべきだと。どうか、ご協力をお願い致します…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年08月09日
■ ひ き 逃 げ7月31日 19:00、1匹の犬が、車にはねられました。頭と口から血を流し、立ち上がることすら、できない。逃げることすら、できない。どんなに怖かったことか…7月31日 21:00、この仔は、愛護センター「収容犬」に…。「脊髄損傷」4本足で立ち上がることも、歩くことも、走ることも、交通事故で、一瞬にして奪われたのです。■ レ ス キ ュ ー で き な い 言 い 訳レスキューする方向で動き出そうとしたのですが、「資金難」という大きな壁を越えられませんでした。いいえ、理論的に考えると、越えてはいけないことは、分かってます。レスキューするのは簡単だけど、大変なのは、レスキュー後にかかる医療費、時間、人手…。今、全てがマイナスの状態であるのに、適切な治療やケアをできるのか?資金と時間、どこに残ってる?けずっても、けずっても、けずっても…どこからも出せない。愛護センターの獣医師さんが、「もうひとつ、深刻なことがあるんですよ…」レントゲン写真を見せてくれました。「心臓肥大」詳しい検査は、愛護センターではできませんが、永くは生きれないことが分かりました。だからこそ、レスキューへの気持ちが強くなっていったのかもしれません。普通に考えたら、レスキューするべきではない。・・・という「できない言い訳」ばかりが頭の中でグルグルまわっていましたが、その一方で、違う動きをしてる自分もいました。あの子を迎え入れるお部屋を作りはじめた自分。頭と体は、正反対に動いてるんです。「理論的に…」は、私らしくない。「数字化的に…」は、私らしくない。レスキューできない言い訳をやめました。悪あがきたいです。まだまだ、頑張ってみたいです。この仔と一緒に…ご賛同いただける自信はありませんが、この仔をレスキューするお力を貸して下さい。私たちと一緒に、この仔を守って頂けないでしょうか…どうか、ご協力をお願い致します…。~交通事故の子レスキュー基金~▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ■ 事 故 の 目 撃 者実は・・・この仔が、車にはねられた瞬間を目撃した女性がいました。はねた車は、そのまま走り去ったそう…彼女は、愛護センター職員が来るまで、ずっとこの仔に寄り添っていました。この写真は、事故直後に撮ったそうです。優しく声をかけ、優しく体に触れる人がいた。この仔にとって、どんなに心強かったか…。もし、彼女がいなければ、暗くて硬いアスファルトの上で何時間も、何時間も、痛みと恐怖の中、怯えていたと思います。ショック死の可能性も高かったと思います。事故にあったあの日、あの時間から、犬生が大きく変わってしまったけど、これからどう生きるかが、いちばん大切なんだろうな…と思いました。歩けなくても、自力でオシッコできなくても、残された時間がわずかでも、「今」を幸せだと感じてもらえるよう今度は、私たちが寄り添っていきたいです。もし、ご賛同いただけましたら、どうか、ご協力をお願いします…~交通事故の子レスキュー基金~▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年08月07日
■ 奪 わ れ た 脚なにかの恐怖から逃げるように車のボンネット中へ、身を隠したのでしょうか。恐怖から逃げきり、ホッとしたのもつかの間子ネコに待っていたのはさらなる恐怖だった。大きな音と振動に、逃げる間もなく、エンジンに巻きこまれた右後脚はスパンっと、一瞬で斬れた。胴体に残された骨の処置と、皮膚の縫合手術が行われた。一命はとりとめたが、左後脚も、神経(青矢印先から)が奪われてた。■ レ ス キ ュ ー 後レスキューしたのは、ごく普通の流れだった。トイレにこもったまま、怯える子ネコ。やっと、「手」を受入れてくれたけど…私の顔を見ると、怯えた目になり、動きが停止する。どうやら「手」と「手の持ち主」は、別モノだと思ってるらしい。トイレから引っぱりだして、早く抱きしめたい!~鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス~今は、まだ、その段階。はやる気持ちを、必死に抑えこむ。出てきたー!一歩一歩、確かめながら前進してくる。「手」にスリスリ甘えながら、顔を上げて、「手」と「顔」関係性の確認作業。ようやく、「手」と「手の持ち主」同じであると認識できた様子。次は、お部屋の確認作業。ここから、次のステップへ。~鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス~少しずつ、自分をだせるようになり、喉のゴロゴロ、音量が上がってきた。お腹だしてくつろいだり、甘えたり。■ 終 わ ら な い 試 練命名「カッキー」カッキーの物語は、ここで The end ではない。カッキーの物語は、ここからが start となる。ボランティアさん達と、顔合わせ。たくさんの人とふれあい、たくさんの人を好きになって、保護猫カフェにデビューして、良縁がありますように…。生き残った左後脚は、関節から神経がない。「コレ、いつもくっついてくるな~」「コレ、いつもジャマな場所にいるな~」「コレ、カミカミ触感がおもしろいな~」左後脚の指4本を、自分で食べていた。自分の体の一部だと、認識してないから。これから、カッキーの行動範囲は広くなる。感染症などのリスクが高そうであれば、残された左後脚も「断脚手術」決断の日が、来るのかもしれない…。どうか、ご協力をお願い致します…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年08月06日
■ 頭 が 割 れ た 子 ネ コ なんども、なんども、立たされる情景がある。私だったら、死んでるだろうな…痛み、恐怖、絶望に、耐えれず。交通事故で、頭が割れた子ネコ。左眼球も、つぶれていた。穴をのぞくと、奥まで見えた。目、鼻、口につながっていた。鼻腔が狭くなり、呼吸も苦しそう。脚も骨折していたけど、自然に繋がりつつあった。多少のいびつさはあるものの、ちゃんと歩けてる。■ バ カ な の か?私、バカなんだろうか?とうとう、奇人にまで達したのか?疑ってしまう出来事があった。「肺」が、持てる全ての力を使いながら、一生懸命、子ネコに呼吸させていると思うと、「肺」に触れてた手のひらが、急に震えだした。「肺」へ感じた、敬いの気持ち?よく分からないけど、「肺」に特別な感情が生まれたことは確かだった。子ネコの体、ひとつひとつの機能へ尊い敬う感情が生まれる?意味分からない。ひとつひとつの機能が、ぞれぞれの役割を果たそうと、持てる全ての力をだしていることに、生命力を感じたってこと?どの視点で、どの角度で、そう感じたの?またはじまったなぁ~、自問自答が。いつか、ちゃんと、答えがでるのかなぁ?■ レ ス キ ュ ー そ の 後この仔は、レスキューしました。割れている頭の、奥をのぞいたら、皮膚の中が化膿していました。レスキュー前よりも、顔が汚れてるのは、穴の膿を洗浄しているからです。来週、穴の縫合手術予定ですが、ケガから時間が経過しすぎてて、皮膚が、内側に巻きこんでいました。このままでも、危険な状態ですが、縫合したとしても、皮膚が弱っているため、糸が裂ける可能性が、大きいとのことでした。今、私たちができる事は、手術の日まで、膿を洗い流すことしかありません。穴が鼻涙管につながっているため、使用できる消毒薬も、限られてます。ひとつだけ「良かった」と言えるのは・・・洗浄をくり返してたことで、鼻腔が広がり、呼吸が楽になったということです。けんめいに呼吸をさせてくれてた「肺」は、おだやかな動きに変わりました。さまざまな機能に「ありがとう」の想いです。手術が成功しますように…どうか、ご協力をお願い致します…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年08月04日
1・時が止まったままの仔https://plaza.rakuten.co.jp/xinunekox/diary/201907290001/2・ケンジが過ごした看取り期https://plaza.rakuten.co.jp/xinunekox/diary/201907310000/この記事は3回に分けて書き上げております。これまでのお話は上記リンク先にて…。日付が変わり、5月3日。たんたんと、ケンジのエンゼルケアする私。それを、違う場所からながめてるようなフシギな感覚。まるで第三者のように。「はいっ!体を拭き終わったら耳の中ですよ!」「はいっ!了解しました!」「あっ!脱脂綿出してくれる?」「は~いっ!」また、「ごっこ遊び」がはじまった。1人で会話しながらエンゼルケア。いつもながら、人には見せられない姿だなぁ~と、「フッ…フフフッ…」テレ笑いが出る。笑っているはずなのに…ぬぐっても、ぬぐっても、服のそでで、何回ぬぐっても、涙とハナミズで、顔はグチャグチャなまま。人間の感情ってどんな構造してるの?私、笑ってるんだよ?おかしいよね?おもしろいよね?1分1秒、一人ぼっちにしないよう、誰かが死んだときに出動する「見守り隊員カムちゃん」。サンバァも出動!心強いね!ケンジ!ありがとう・・・サンバァ。翌朝、台所でトントングツグツ音がする。スタッフ薫が、作業着で台所に立っていた。「薫さん、何しよると?」「ケンジのごはん作ってるとよ…ケンジ、嬉しそうに食べよったから、アッチでもちゃーんと食べれるようにね!」スタッフ薫は・・・ケンジの体調に合ったごはんを考えながら、ごはんを作ってくれてた人だった。通称「薫メシ」ケンジも、薫メシだけは完食していた。ケンジ!これが最後の薫メシだよっ!ケンジの大きな体が、たくさんのお花に包まれた。みんなみんな・・・泣いてた。みんなみんな・・・声をだして泣いた。わたしは・・・泣かなかった。わたしは・・・ひとつぶの涙も流さなかった。私のもうひとつの使命は、みんなが、感情を押し殺すことなく、まっすぐに感情がだせる環境作り。これが、看取ってきた仔達から、託された私の使命。うちの仔達、みんな優しいでしょう?ケンジが亡くなって1年3ヶ月が過ぎた。チマチマと3回に分けて書いたブログは、1年3ヶ月前の記憶を叩き起こしながら、書き上げた記事だった。なぜ、この1年3ヶ月という長い期間、ケンジの最期を報告しなかった?なぜ、この1年3ヶ月という長い期間、ケンジの生き様を伝えようとしなかった?1年3ヶ月前のわたしが、感情を閉じ込めてたから。頑丈なカギをかけてたから。感情の記憶を、二度と開けたくなかったから。1年3ヶ月、長い時間、誰にも打ち明けずに来た。ケンジへの想いを整理できなかったから。そんな思いを抱きながら、ケンジと共に、1年3ヶ月という時を過ごしてきた。その封印を、今、やっと、解いたのは、「あの日の真実」に気付いたから。◆ あ の 日 の 真 実 ◆最期の時が近づくにつれ、ケンジは、冷たい目を、私に向けはじめた。「サンペイ」をいつも優先してきたくせに、サンペイを看取った後は、サンペイと寄りそってた時間をそのまんま、ケンジとの時間にあてるようになったから、そりゃあ、あからさまだよね?「いまさらなんだよ!」そんなイライラを、私にぶつけていたのかも。「どうせ母ちゃんは…」私に裏切られたと感じてたのかな?ケンジの目は、私を責めているように見えた。だけど・・・1年3ヶ月経って、ようやく自分の中で整理がついた。私がケンジに抱えてた「後ろめたさ」、私がケンジに抱えてた「申し訳なさ」、そんな強い感情から、私自身が、勝手に生み出したものは、「固定観念」だった!「おもいこみ」だった!完全なる「妄想」だった!今、やっと、その事に気付けた!ケンジは…私を恨んではいなかった。ケンジは…裏切られたなんて思ってなかった。ケンジのイライラは、そこじゃなかった!ケンジをいつもそういう目で見てた私に、「母ちゃん!違うよ!勘違いだよ!」私の固定観念を解いてあげようとケンジは、懸命に訴え続けていた。「目を覚まして!ボクの目をちゃんと見て!」最後の力をふりしぼりケンジは、私を守ろうとしていた。それなのに・・・そのことに気付くことなく、「ケンジはイライラをぶつけてた」そう思いこんでた私。私に伝わらないことが、どんなに歯がゆかったろう…どんなに無念だったろう…1年3ヶ月後、やっと…ケンジの止まってた時間が動き始めた。優しいケンジ…やっとココを離れられるね?やっと成仏できるよね?ずっと時間を止めててごめんね。~ケンジへ~母ちゃんは、母ちゃんが進むべき道をちゃんと歩んで行くからね。 ~母ちゃんより~☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡もうひとつ暴露すると・・・私の中にある「あの日の真実」は、まだたくさんあります。あの日の真実、あの日の真相、それらのことが、私の中で整理できないと、文章にできないのです。「活字」って…「活きてる字」だと思うから。☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡どうか、ご協力をお願い致します…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年08月01日
2018年4月18日ケンジは「看取り期」に入りましたが・・・同じ日に「看取り期」に入った「サンペイ」がいました。サンペイは、人間に壁を作っていました。人間に甘えることを知らずに育った仔でした。このまま最期を迎えさせたくない!毎晩、サンペイに寄り添っていたそんなある日の夜…いつものように、サンペイと添い寝してると背中に突き刺さる視線を感じ、パッ!と振り向くと・・・ケンジと目が合いました!サークルの網越しから、一度も目を反らすことなく、ずっと…。それは…穏やかで優しいケンジから初めて感じた「嫉妬」の目でした。吠える力も残されてないはずなのに、私を吠えて呼び戻そうとするケンジ。ケンジは、ずっと淋しかったのでしょう…。ケンジは、ずっと我慢していたのでしょう…。翌日、ケンジをカートに乗せてお散歩。初めて過ごす、二人きりの時間でした。ケンジを膝の上に乗せて、ケンジと同じ景色を眺めました。このとき、ケンジと何の話をしたのか、ハッキリとは覚えていませんが、「あと少しだけ我慢してね」そんな残酷な言葉だった気がします。明らかに先に逝くであろうサンペイには、心のケアが必要でした。だから、私には時間がないのだから…と。ケンジに我慢しろだなんて…ケンジには全く関係ないのにね…翌日・・・そのサンペイが永眠。私が犯したミス…お気付きでしょうか。寝返りを打てないケンジなのに、顔を棚側に向けてしまってたんです!体位交換の際に起きたミスでした。サンペイの最期を見送ってる皆の後で淋しそうなケンジの背中…。後日、この写真を見たとき、自分に怒りがこみ上げてきました。私は、ケンジの何を見てたのかと…。ケンジに残された時間はあと僅か今日か明日だろう…薄々と感じていました。「悔いが残らない1日を過ごして下さい」スタッフにもそう告げました。「ケンジ…」呟くように名前を呼びながら、その優しい手はケンジの体を包み込みます。ギュッと握り合う二人の手に特別な何かを感じずにはいられませんでした。5月2日…この日は、ケンジにとって大切な日でもあったのに…愛護センターに収容されている老犬の容体が悪いと連絡が入り、レスキューに向かう決意をしました。私は、ケンジを置いて出て行きました。ケンジを置いて出ることが何を意味するのか…それは痛いほど分かっていました。ケンジとの時間を割いてまでも、今、老犬をレスキューするべきではない!誰が一番大切なのか…そんな簡単なこと、全部全部、分かっていました。生きてるケンジに会えるのは、これで最期になるのかもしれない…ずっと、ずっと、ケンジを抱きしめました。なぜかな…このときの心境は至福感だけでした。藤井副代表にケンジを託して、私は愛護センターに向かいました。愛護センターレスキュー後の予定をキャンセルし、急いでケンジの待つ保護家に帰りました。泣きながら給水しようとするスタッフの手を私は…止めました。「口と鼻を湿らせる程度で良いからね」看取り期では、給水の拒否反応が出たら、体は、死へ向かってる合図です。ゆっくり眠ろうとしている機能を、邪魔してしまうことにより、最期の瞬間「苦痛」を与えてしまうんです。「枯れて死ぬ」命ある生物にとって、これが一番、苦しみや飢えのない幸せな最期なんです。5月2日 19時・・・「死」へ真っ直ぐ向かっているケンジの姿がそこにありました。もう、引き止めることは出来ないんだ…もう、引き止めてはいけないんだ…ケンジは終わりを迎えました。※ 次 に 続 き ま すどうか、ご協力をお願い致します…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年07月31日
昨年4月から時間が止まったままの老犬ホスピスの「ケンジ」↓ 約 一 年 前 の 記 事 転 載 ↓(少し編集してます)老犬ホスピスの「ケンジ」は、2017/5/27に、都城管理所からレスキューした仔。群れデビューの日、群れのリーダー(パン)にも、ちゃんと挨拶もできたし、犬社会でも人間社会でも、皆から好かれる子でした。いつも楽しそうに笑顔を振りまいてる…そんなイメージしかない子でした。ボール遊びが大好きで、夢中になり過ぎて子犬達を押しのけて、自分も子犬に戻ってたケンジ。ここに来るまでは、沢山の辛いことがあったと思います。三ヶ月間も、檻の中で生死の危機があったと思えない位の明るい子でした。ですが・・・やはり、ケンジも老犬。ある日、前庭疾患で倒れてしまいました。寝たりにさせないようリハビリの毎日。絶対復活する子だと信じていました!そして・・・自分の足で歩き出し、見事復活を果たしました!復活後は、寝ている時間も多くなり、ケンジの表情を見ていると、「老犬」だからと、一括りにしてはいけない…そう感じさせられました。色んな検査を受けさせました。検査だけで10万円近くかかったと思います。それも全て、全国の皆様からの温かいご支援金があったからこそでした。ご支援下さった皆様、本当にありがとうございます。ケンジは…消化器型のリンパ腫でした。抗がん剤治療をしたら、数ヶ月、何もしなければ余命一ヶ月だと宣告受けましたが、気休めかもしれませんが、軽いお薬だけを服用させる事にしました。通称「薫飯」。スタッフ薫が、毎日作ってくれるご飯が、ケンジの大好物でした。本当に余命一ヶ月?と思う位、ケンジはご飯の時だけ元気になるのです。残りの時間わずか一ヶ月…そう余命宣告されて、三ヶ月位経つと思います。ケンジは、ずっとずっと頑張ってきました。でも、そろそろ、ケンジも休みたくなったようです…「ケンジの寝床を事務所に移動します」スタッフ達にそう告げたとき、藤井副代表は、ケンジの身体にしがみつき、大声を上げて泣きました…。「事務所に移動します」私がこの言葉を発したときが、死期が近くなった…という合図なのですが、みんなも薄々勘付いていたと思います。ケンジの時間がもう残り少ないことを…。「ケンジ、ごめーん!私はケンジから逃げてた!この日が来るのが怖くて、ケンジと向き合うのが怖かったー!」藤井副代表は、ケンジを抱きしめながら、何度も何度もケンジに謝っていました。違う…絶対違うっ!みんなみんな、ケンジと向き合っていた!ケンジから目を反らしてた人は誰一人いない!ケンジは・・・今まで出来ていたことが全部できなくなりました。皆と一緒に過ごしたドッグラン…もう立つことも出来ない体だったけど、あの時を感じて欲しい…という思いでドッグランに連れ出しました。まっすぐ前を見据え、あの頃と同じ目の輝きをしてました。この数日後・・・ケンジは上半身を起こすことも出来なくなりました。顔を上げる事も出来なくなりました。それでもまだ、ケンジは頑張っています!まだまだやり残している事があるから!ケンジは、5月27日で保護家に来て丸一年になります。あともう少し…あともう少し…~ 後 半 に 続 き ま す ~どうか、ご協力をお願い致します…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年07月29日
カメ先生の記事をアップした際、同じくハンデのある犬猫を保護している方々から、リハビリメニュー、信念、きっかけ、資格等々…ご質問やご相談を数件頂きました。ありがとうございますm(__)m私都合で大変申し訳ございません…個人的にお返事すべきなのですが、私は時間の使い方が大変下手で、コンスタントに返信出来る自信もなく…実は、同じように疑問をお持ちの方が多いのではないかな…?そう思い、ブログで数回に分けて書き綴らせて頂きます。「リハビリをはじめたきっかけ」「なぜ無料でカウンセリングしてるのか」今回は、この二点に絞ります。またその中で質問等ありましたら、山下由美個人のFacebookにてメッセンジャーでご質問下さい。後日ブログでお答えさせて頂きます。(全部はできないかもですが…)◆リハビリをはじめたきっかけ「介護」「看取り」「リハビリ」は、独学で学びましたが、私の先生は、目の前の犬猫たちでした。カメ先生同様全身麻痺だった猫リハビリ開始の一ヶ月後には、上半身を起こせるようになり、歩き、走り、高所の移動も出来るようになりました。自分で排尿できないため、圧迫排尿でのコントロールが要るものの一年後には神経機能がすっかり戻りました。(カフェ嫌いなのでバックヤードに居るたっつん)内臓器官が未完成のまま産まれた子猫生存率わずか1%…。1匹が命を落としました。死亡率99%=生存率1%私たちは1%の奇跡を信じました。2~3時間おきのカテーテル授乳。ミルクを胃に直で流し込み、24時間体制での温度調整を続けた結果…未完成だった内臓器官は、徐々に形成されていき…たくましい青年へと成長しました。(保護猫カフェオレンジルームのウィズです)斜頸の子犬強度の斜頸だったため、立つ事も、歩く事も、食事や給水も、補助が無いと出来ませんでした。検査の結果…原因不明。左眼球も衰退しかけていました。東京の某動物病院ならば、完治するかは分からないが、脳の手術も可能だと動物病院で紹介してもらいましたが…手術代その他諸々で100万円との事。手術の決心がつかないままリハビリを続けていると…斜頸の角度が日に日に緩やかになっている事に気付きました。わずか一ヶ月で、普通の子犬になったんです。生後3ヶ月位になると、若干の斜頸はあるものの測らないと斜頸だと気付かない位!その後、無事に良縁があり、幸せを掴むことが出来ました。(旧姓・ナナちゃん)「なぜ完治したのか…医学的に証明できない」そう言われたのは、この仔達だけではありませんでした。様々な子がリハビリを経て再起しました。障害のある仔にリハビリは「かわいそう」だと批判されたこともありましたが、私はこう思うんです。その子の可能性を信じてあげる事が一番大切なんじゃないかって…。本当の意味での「尊重」なのかな…って。介護、看取り、リハビリ。学ぼうと思って学んだわけではありません。重ねてきた経験が、知識と知恵と技術にいつの間にか繋がってた…というだけです。簡潔にまとめてしまうと…リハビリで一番大切なのは、「その子にリハビリは必要なのか?」「その仔が楽しんでリハビリ受けてるのか?」この二つだと思うんです。犬猫はリハビリの意味が分かりません。犬猫は常に「今」を生きてるから。「その仔に合ったリハビリ方法」それをみつけてあげる…ただそれだけだと、保護家の「先生」達から、そう学びました。◆なぜ無料でカウンセリングするのか私は、動物に関する資格は何もありません。ご相談をお受けしても、飼い主さんや保護主さんから「報酬」を頂いたことは一度もありません。もちろん、無資格であっても金額提示、金銭の授受は出来ますが、苦しんでいる飼主さんと犬猫が、悲しい結末を迎えないよう出来る限りサポートしていくことが、私自身の使命だと思っています。「この仔と飼主さんを助けたい」という理由でお受けしてる目的が、謝礼金を頂くことにより、いつしか目的が「お金」にならないか…?自分が変わってしまう事への恐怖心があるんです。それは・・・そうやって変わった大勢の人達を、何度も目の当たりにしてきたから…。「私はあの人たちと違う」「私はそうならない」私自身、そう言い切れません。自分がどんな人間かは、自分が一番良く分かってるから…。私の心を「大地」に例えるならば…地中に「悪い根っこ」が埋まってます。その根っこが地上に出ないように、水(欲)も肥料(金)も与えてはいけない!自分が勘違いしそうな報酬は絶対に受け取ってはいけない!そういう信念なんです。私の敵は私自身なんです。常に私は私を監視してます。根っこはそういう人間なんです(^^;その代わり・・・「私の時間を誰かのために使う」イコール、「施設の仔達の時間が奪われる」そんな不公平な関係性にならないよう対策を取り入れています。相談者さんから「支援金」という形で頂くようになりました。その名の通り、私の報酬金ではありません。「寄付」として会計に計上し、当施設の犬猫の医療費や維持費に全額を充てさせて頂いてます。強制ではなく「お心添え」なので、生活が苦しい方でも安心してご相談できるような形にしています。だから…私たちの保護施設運営はいつも崖っぷちなのでしょうかね…今回、ご質問にお答えしていく事によって、自分を振り返るきっかけにもなりました。とても良い機会を与えて頂き、メッセージ下さった皆様に感謝しております。現在「いのちのはうす保護家」は緊迫した状況にあり、今後の運営のために何か秘策はないかとあちこち走り回っております。とにかく「いのちのはうす保護家」を守っていかなければと…。どうか、ご協力をお願い致します…。▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年07月29日
この仔達を守る力を、施設を維持する力を… 全国の皆様のお力を貸して下さい。 お願い事ばかりで申し訳ございません。 どうか、ご協力をお願い致します…。 ▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美 ▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ ハンデのある保護猫カフェの 「オレンジルーム」は… 病気を乗り越え、完治した猫たち、 健康な子達のお部屋。 ここから引退したのが 「レオ」という猫だった。 ■レ オ の 歴 史 ■ レオは「いのちのはうす保護家」 最年長でもあった。 レオをレスキューしたのは、 今から9年前…2010年だった。 電気も水もない更地からスタートした 「いのちのはうす保護家」誕生年だった。 レスキュー当初のレオは、 酷い猫風邪と皮膚病を抱えていた。 自宅で治療を続け、完治したものの… すでに体は大きくなっており、 譲渡のチャンスを逃してしまった。 私の力不足だったと思う。 当時の「いのちのはうす保護家」は、 譲渡会を開催するにも人手が無かった。 (当時2名で回してた) それがレオを譲渡出来なかった要因だと、 反省してもしきれない。 それから更に二年後… 今の施設に移動したものの、 初期の頃はどこもかしこも汚く荒れていた。 そんな時代からレオはここに居た。 「レオ」「チュパ」「サッチー」という 古株トリオが居た。 私の力不足が原因で 極度の人見知りに加え、 閉鎖的な性格にしてしまった。 レオ、チュパ、サッチー、 いつも三人で身を寄せ合っていた。 そんな中、サッチー、チュパに良縁があり、 保護家を卒業してようやく幸せの道へ! レオは・・・ 一人ぼっちになった。 あどけないレオの表情は、年月と共に 「ドン」にふさわしい顔つきへと 成長していった。 レオは絶対的王者となった。 私は私で・・・ 己の動物的直感を信じた。 新入りから押さえつけられそうになると、 気付かれないようレオを持ち上げてきた。 「レオ以外のボスを絶対に作ってはいけない!」 よく分からない信念があった。 「オレンジルーム」のドンが変わると 悪い流れになりそうな気がしたから。 理由なんて分からなかったけど、 これが動物的直感だった。 レオ級のドライな猫は初めてだ! レオが見せるのは、 喜怒哀楽の「怒」だけだった。 私たち人間側も、レオに対してだけは、 なぜか「猫」扱い出来なかった。 赤ちゃん言葉が出ないのはもちろんのこと、 敬語で話しかけてしまいそうになる。 なぜだろう・・・? レオに敬意を払っているのだろうか? いくら考えても答えが出てこない。 そんなドライなレオだけど、 自分を慕う猫たちに対しては、 一切拒否することなく、静かに受け入れる。 カメ先生と共通する何かを レオも持っているのかもしれない。 そんな絶対的王者レオなのに… どことなく違和感を抱くようになった。 気のせいかと思っていたが、 ボランティアさん達が撮ってくれた写真を 一枚一枚見せてもらってくうちに… 違和感は確信へと変わった。 レオの居場所が 確実に変わっていたのだ。 「えっ?レオはなんでそこに居ると?」 「えっ?この場所でレオが寛いでる?」 なんとなく過ごしてきたつもりの9年間は、 「なんとなく」ではなかった! 事細かく無意識に レオを観察してた9年間だった! そう気付かされた。 「レオを引退させたい」 私の突拍子もない申し出に、 スタッフ、ボランティアさん皆が驚いた。 「譲渡の道を閉ざしちゃうの?」 それは当然だと思う。 引退=レオの可能性を潰してしまうから。 それでも、私は退けなかった。 「…了解っ!」 最終的には、皆がそう言ってくれた。 本当にありがたい…(:_;) 私は・・・ 未来よりも「今」のレオを大切にしたかった。 レオは…疲れ切っていた。 オレンジルームには、 どんどん若い猫たちが入ってきて、 その活気ある波にレオは乗れなくなっていた。 過集中できる私のパソコン部屋… レオご隠居部屋に最適な環境だと思い 私はこの部屋から撤退する事にした。 パソコン部屋を確保する度に、 なぜか犬や猫に追い出される。 「集中用の個室?お前には分不相応だ!」 そう叱られているのかもしれない(^^; 納得納得! レオが引退して二ヶ月程経っただろうか… 10才という年齢なのか、 ストレスに気付く事が遅かったせいか、 レオは… カメ先生と同じ難治性口内炎悪化だった。 レオもカメ先生同様、 全臼歯抜歯…となる。 レオの引退は、 そういう意味だったのかもしれない。 「レオと一緒に私も連れて行って!」 二ヶ月前・・・ そう申し出た一人がアートだった。 ■ア ー ト の 歴 史 ■ 保護猫カフェでのアートは、 誰かを待っているかのように、 窓からいつも外を眺めていた。 お客さんをお出迎えするアートの姿は、 保護猫カフェの名物となり、 アートの譲渡を迷う方も多かったけど、 不思議と、ゴールに(譲渡)には 辿り着けないアートだった。 アートにとって… 外へと繋がるこの窓は とてつもない厚い壁を意味してたんだね…。 気付けなくてごめん… そんな思いが込み上げてきたのは、 5年前にアートをレスキューした日のことを 鮮明に思い出したから。 レスキュー当初のアートは… 容赦なく両手で足を抱え込み、 爪を思いっきり食い込ませてくる! 容赦なく噛みついてくる! それは攻撃ではなく「甘え」だった。 アートには、脳障害があったため、 力加減がいまいち分からなかったのだ。 頭を強く強打したのか、 先天性のものなのか、 原因が分からないまま アートとのリハビリがスタートした。 「痛いっ!!」 「イ・タ・イっ!」 「痛いって言いよるやろ!」 「イタイ」という単語を連呼しながら、 その都度アートの体を押し戻した。 リハビリ後のアートはいつも、 「やっと甘えるのを許してもらえた~」 膝に顔をうずめてグッタリだった。 この寝顔を見る度に 「冷たくしてごめんね」 スパルタ式リハビリに罪悪感が重くのしかかった。 それはまさしく・・・ 我子を叱った後、我子の寝顔を見て 「厳しく叱りすぎたかな…ごめんね」 胸が締め付けられてたあの時と 全く同じ感覚だった。 保護した仔達にいつも感謝している。 「私を母ちゃんにしてくれてありがとう」と… そんな夜が半年位続いたろうか… アートが足に食らいついてきたリ、 甘噛み行為は少しずつなくなり、 猫部屋へデビュー! なぜアートは、レオと一緒に カフェ引退を申し出たのか… 今となって気付かされた。 今まさに、どのような治療を受けるか アートにも選択肢を迫られるところにきたから。 「レオと一緒に私も連れて行って!」 あの日、申し出たのはアートだけではなかった。 ハチもその一人だった。 ■ ハ チ の 歴 史 ■ ハチは、てんかんを持っていた。 最近ハチも体調が思わしくないことを 皆知っていたけど、 目の行き届くこの場所を離れさせることに 抵抗を抱えながらも、私たちは、 ハチを尊重するという選択をとった。 ハチが保護家に来たのは、 今から二年前、2017年の冬だった。 てんかんの発作は、ハチの体には負担が大きく、 薬と一生付き合っていく道を選択した。 発作をゼロにする事はできないけど、 発作の回数を減らす目的の薬。 あれから二年・・・ ハチは、長毛美形男子へと成長した。 性格も穏やかで「高貴」という言葉がピッタリ。 この二年間、気にかけて下さる方は大勢いたが、 やはり最後には「てんかん」が左右する。 ハチを真剣に思って下さるからこそ、 それは当然の判断だと思う。 現在、ハチは・・・ 色んな病気を併発している。 恐れていた副作用に苦しんでいる。 獣医師さんと一緒に最善方法を 慎重に探している段階にある。 頻繁に血液検査をしながら、 「今」のハチに合った薬を探している。 これで何度目の採血だろう… いつか必ずストップをかける時期が来る。 それがいつなのかは分からない。 もう少しだけ、可能性に賭けてみたい… ハチは・・・ まだ2年しか生きてないから。 ハチにはまだ可能性は残されている! はずだから…。 レオ、ハチ、アート、+@(?) なぜかくっついてきたクリリンの4匹は、 (クリリンはまだ答えが出ない) 「ご隠居部屋」へと移動したが… 結果的に「静養部屋」になった。 知らぬは人間のみ? レオ、アート、ハチ、なぜかクリリン(^^; 静養ルームの4匹には、 最初から分かっていたのだろうな~と、 そう考えると全てつじつまが合う。 どうか、ご協力をお願い致します…。 ▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美 ▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家 090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ) ▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/ ▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/ ▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/ ▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/ ▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/ ▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564 ▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/ ▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/ お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年07月26日
今日は、皆様にお願い事がありこのブログを書かせて頂きました。ご賛同頂けましたらで構いません。長文になりますが、お話させて下さい・・・。ハンデのある保護猫カフェ、「いちごルーム」このお部屋は、身体に障害のある猫達の部屋。ここに居るカメ先生は…本来ならば、居るべきお部屋は「いちごルーム」ではない。この部屋に居る理由は、カメ先生の「使命感」だった。~…逆のぼること2年前…~↓↓↓カメ先生との出会いは、愛護センター設立開所式だった。おめでたいムードの中で行われた内覧会は違和感や気持ち悪さを感じた時間だった。まるで存在すらしていないかのようにスルーされていく姿がそこにはあったから…。この子達を平気で跨いで歩ける…そんな現代から先の未来に、絶望しか見えなかった。全身麻痺のカメ先生。首は大きく傾いたまま固まり、手足も全く動かせず、寝たきりの状態だった。カメ先生は・・・宮崎県愛護センター譲渡第一号となった。これから続く愛護センター歴史の1ページにカメ先生はその名を刻んだ。麻痺が完治する確率は、絶望的だと診断結果が出た。首一つ動かすことのできないカメ先生。激しい威嚇が続いた。私たちは「奇跡」を信じ、カメ先生のリハビリを続けた。向き合うことで、徐々に性格も穏やかになり、リハビリを続けた結果、首が動くようになり、指先に力が入れられるようになり、手をギュッと握り返せるようになり、立ち上がり、歩けるようになった!「他者を想いやる気持ち」カメ先生から強く伝わるようになった。それは、さり気ない優しさでもあった。ケージに入ってる子猫達の側にわざわざ移動してゴロンと寝ころぶカメ先生の姿を何度も目にしてきた。いつもいつも・・・カメ先生はお世話をしていた。心のケアをしていた。カメ先生から伝わるのは「使命感」だった。それは、優しさからきてるものだと感じた。そのさり気なさは、時にドキッとさせられる。カメ先生にはとうてい敵わない。なのに・・・そんなカメ先生が、お仕事を放棄するようになった。診察の結果、「難治性口内炎」だった。内科治療も考えたが、早く痛みを取ってあげたい…という思いと、薬によるリスクを考えたときに、外科治療「抜歯」を選択した。私は・・・カメ先生に甘えすぎたのだろうか。カメ先生は私たちと同じ立ち位置にいると勝手に思い込んでいたのではないだろうか。「いちごルーム」この部屋に入居する猫は、生と死の狭間にいた猫たち。猫と人間には、明らかに違う部分がある。猫は「生命維持」に危機を感じたとき、「恐怖」という感情を生じる。その「恐怖」は想像を絶するストレスで、「ショック死」する犬猫を私は目の当たりにしてきた。医学的に証明されてるのか分からないが、骨折しただけでショック死する猫もいる。人間には想像を絶することも事実起きているが、私は学者でも獣医師でもないし、医学を全く知らないから、ここまで深い話をスタッフ以外に話したことはなかった。私が口癖のように発する言葉「よく頑張ったね」言葉の裏にある真実は、このような意味があったからだった。「心のケア」とは、淡々とリハビリするわけではない。全身全霊をかけて、細部に五感を集中させメニューを判断していく。それが「ケア」であり「リハビリ」だと私は身をもって学んできたはずなのに、その大役をカメ先生1人に押し付けていたのだ。それがカメ先生の免疫力低下へと繋がり難治性口内炎になったのか本当の原因は分からないし、年齢的なものかもしれない。だけど、カメ先生に大役を押し付けていたのはまぎれもない事実。2年前の私は、長年蓄積された疲労が溢れ出てしまい病に伏せた。そんな私自身とカメ先生が重なったのかもしれない。今のスタッフ、ボランティアさん達は、「一人で抱え込もうとするな!」と。この二年間皆に助けられた。だから、こうして復活した私がいる。今更遅いのかもしれないけど、今度は私が、カメ先生が元気になれるようカメ先生を支えていきたいと思った。莫大な手術費用、大手術、問題は山積みだったけど、それでも、今後のリスクを考えたときに、外科手術「全抜歯」の選択をした。もう一度・・・カメ先生としっかりと向き合いたい!私の判断がこのような結果にしてしまったのかもしれない。それなのに、全国の皆さんに「私と一緒にカメ先生を守って下さい」こんな呼びかけをするなんて虫が良すぎるのかもしれない。身勝手なお願いだと重々承知しております。だけど・・・どうか、呼びかけさせて下さい!カメ先生の手術費用のご支援をお願いできないでしょうか…「私と一緒にカメ先生を守って下さい」どうか、どうか!宜しくお願い致します…▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ事情があり、今回はご支援金の呼びかけをさせて頂きました。事情は次のブログにて書かせて頂きます。▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年07月24日
今から6年前、2013年4月、「弱ってたから病院で診てもろた。AIDS陽性やった。もう飼えない」日南保健所に、飼主から持ち込まれた1匹の猫。殺処分の日も決まっていた。申し訳ないが、2013年の時代では「良くある話」だった。申し訳ないが、2013年の時代では助けられない命の方が遥かに多かった。殺処分される猫エイズの仔も「そっか~…」その一言だけで、自分の中で終る予定だった。だけど・・・その日は一晩中、猫エイズの仔が頭から離れなかった。だから、翌日には日南保健所に来ていた。眼球、耳、首、とにかく体中ボロボロのキジ猫だった。「おそらく発症してるかと…」日南保健所の獣医師さんからそう告げられた。保護家に連れて来た瞬間、生気を取り戻した!これこそが、保護家に来る猫達の「良い裏切り」だった。命名「キー」キーは、保護家で6年過ごしたが、安泰な6年間ではなかった。何度も危険な状態を経験しながらも、いつも乗り越え、復活を遂げる猫!それが「不死身のキー」だった。「いのちのはうす保護家」に来る仔達は、五体満足の仔、健康体の仔はゼロに等しい。1匹1匹に莫大な医療費を要する。そのため、施設の改装は後回しとなり、多くの猫たちが、陽も当たらない狭い部屋で生きていくしか方法がなかった。キーも、その1匹だった。そんな中、いのちのはうす保護家は、大きな転機を迎えた。2018年2月、全国の支援者様のお力添えで、「ハンデのある猫達の保護猫カフェ」が施設の一角に誕生した。「キー、待たせてごめんね!」5年もの時間を薄暗い部屋で頑張ってきたキーは、ハンデのある保護猫カフェエイズっ子のお部屋「ラムネルーム」にデビュー。陽光を浴びるキーの体を見たとき表現できないほどの気持ちになった。それなのに・・・1ヶ月も経たないうちにこの陽の当たる部屋から、退去しなければならなくなった。キーが次に移動した部屋は…「猫ホスピス部屋」何度も死の淵から生還したキーは、「不死身のキー」皆からそう言われる位、生命力の強い猫だった。だけどもう・・本当の最期かもしれない。「猫ホスピス」ルームメイトは、次々と最期の時を迎えていた。その一方、キーは・・・あっという間に1年が過ぎ…「猫ホスピスルーム」長老になっていた。キーには「死」を察知する能力があった。死の数日前から、体内で何らかの変化が起きてるのかもしれない。キーは、それを嗅覚で感じ取ってたような気がする。死が近い仔を、ジーっと見続けるのだ。怖くなり視界を防いでも防いでも、見える場所に移動してまたジーッと見続けるキーだった。「次はこの仔か・・・」キーの予知能力は、いつも当たっていた。そんなキーにも限界の時が近づいてきた。保護家に6年もいたのに、1対1で向き合った時間すらなかった。今更だけど、6年分の穴を塞ぎたくて毎晩キーと向き合い続ける日々。ある時…ふと、確信した。「キーに残された時間は2~3日だ!」キーがそう言ってた…ではないと思う。自分では気付かない程の潜在意識にある僅かな嗅覚が「死」直前のニオイを察知したのだろう。それはまさしく・・・死を察知し続けてたキーと同じだった。あと2~3日か…キーが望んでいることを全部叶えさせるための準備期間だな~と思った。そうして・・・静かにゆっくり下っていく過程を選んだ。自然に逆らうことなく…ボランティアさん達に連絡を入れた。「もう直ぐお別れになると思いますので、お互い悔いが残らないように…」多くのボランティアさん達は、その日の夜、駆けつけてくれた。「キー…あんたは皆に愛されてたんやね」キーの身体は限界を超えていたと思う。体を起こすどころか、顔を起こすだけでもキツい状態だったと思う。ましてや歩く体力など残されてるはずもない!それなのにキーは…ボランティアさん達が帰る際、ベットから飛び降り、玄関先までお見送りに向かっていた。これ以上体力を消耗させてはいけない!止めに入ろうとしたが、私の体は動かなかった。それは・・・キー自身が望んでる事だから。おそらく、キー自身も気付いてた。この人と会うのはこれが最後だという事を…だから、「ありがとう」を伝えているのだろうと。「かわいそう」というのは、私自身の感情であり、キーがどうしたいか…それだけを尊重しなければいけなかった。フラフラになりながらも「ありがとうね」と、お見送りするキーの姿に私達は涙した…。翌日、無事に朝を迎えたキー。スタッフ美代子から撫でられているキーを見て「あっ!そういうことねっ!」頭の霧が晴れたような感覚だった。キーが一番心を寄せていた人は、スタッフ美代子だった!スタッフ美代子とキーの歴史は、たったの9ヶ月だった。私とキーの歴史は6年なのに…一番キーと寄り添っていたスタッフ麻美も3年なのに…「なぜ私たちじゃないの?」普通ならばこう思うだろう。だけど、私とスタッフ麻美も疑問を抱かなかった。「大切なのは時間ではない。その仔に費やした内容でもない。お互いに求め合ってた何かが、とても深いものだったんだろうね。何かが繋がり合ったんだろうね。」私とスタッフ麻美は同じ思いだった。ならば、私たちは二人に従うだけだと…。翌日、キーが痙攣を起こした。何度も何度も…。「キー!早く楽になって!」それでもキーは何度も息を吹き返す。「キー!もう還って来るな!」思わず口にしてた自分がいた。もう苦しまないで欲しい!早く逝って欲しい!この日、どれ位の時間、スタッフ美代子の腕の中にいただろうか…昏睡状態に入ってたキーは、外から自分の姿を見てたと思う。スタッフ美代子に抱かれてる自分の姿を…この日の夜、私とキーは、いつもと変わらない時間を過ごした。1分1秒を大切に過ごした。だって、明日は来ないから…。「キー、もう思い残す事はないやろ?美代子さんとあんたは、何が繋がってたと?どんな絆があったと?」22:00を少し回った頃、そろそろお別れかな…と感じた。このときの私は、とても冷静だった。キーの側に居るのは私だけど、看取るのは私じゃないと思い、スタッフグループLINEに電話した。「キーがあと数分で逝くと思う!最期にキーの名前呼んでやって!昏睡状態やけど、耳は聞こえてると思う!」スマホのモニター画面に映るキーに向かい、約6分間、スタッフ美代子中心にキーに声をかけ続けた。3人の声は、キーに届いてたと思う。しっかり聴こえてたと思う。22:16 通話終了それは、キーが永眠した時間だった。モニター越しに映る皆の顔は涙が流れていたけど、安堵した表情だった。「苦しみから解放されて良かったね」皆が同じ気持ちだった。キーは、とても優しい子だった。どんな新入りさんにも優しかった。争うことが嫌いな子だった。「シャーッ!」「ウゥ~」という威嚇声を、キーの口から一度も聞いたことがない。そんな平和主義者のキーなのに、飼い主は、キーを頻繁に外に出していた。それがとても怖かったということも、猫からしょっちゅうケンカ売られたことも、争いたくなかったけど、自分の身を守るために戦い続けたことも、衰弱していたのは、ケンカが原因だったことも、いのちのはうす保護家に来て元気になれたのは、外に出されないことに気付いたからいうことも、最期に・・・美代子さんと繋がり合えたことの喜びも…キーが語ってくれた。・・・ような気がしただけ!美代子さんは、最期までずっと…キーを見送っていた。キー、ごめんね・・・やっとあんたのことを書けたよ!4ヶ月もかかってごめんね。そして・・・沢山の優しさと癒しをありがとう!★~・皆様のお力添えを頂けないでしょうか…・~★▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年07月23日
7月6日の夜、私の講演会だった。この日はスタッフが深夜勤で保護家に入ってくれる事になっていた。保護家に到着したスタッフから連絡が入った。「マーコが死んでる…」それは、わずか数時間の出来事だった。なんで今日?ずっとずっと、毎日毎日、一緒だったのに…なんでたった1日空けたこの日やったと?なんでこの日を選んだと?マーコにとって私は何やったと?なんで最期の瞬間まで私を排除したと?翌朝、マーコが待つ保護家に向け車を走らせる。だけど、なぜか、保護家に近付くにつれ帰る事を拒否する自分がいた。なぜなのか?それも理由が分からなかった。なんとなく遠回りした先で、私の活動に全く関係性のない、むしろ、全く興味のない某博物館に入ってみたくなった。マーコが死んだのに?マーコが待ってるのに?なぜ、今、ここに来た?これもまた分からなかった。この博物館は・・・10年程前に家族で訪れた場所なのに、足を一歩踏み入れた瞬間から、全く別の博物館に来たような感覚だった。そう感じたのは、当時と視点が全く違うからだと、それだけは、直ぐに理解できた。博物館の壁には、膨大な活字が刻み込まれていた。私は、活字好きが高じて活字から「心」も感じ取れるようになった。どんなに文章能力があっても、順序良く並んだ文法であっても、そこに「心」がなければ、喜び、感動、悲しみといった感情すら湧いてこない。なぜならば活字は、「活(生)きてる字」私はそう捉えてるから。だからかな…?博物館の壁に刻み込まれている活字を夢中になって読み歩いた。全く興味ないジャンルなのになぜだろう?この壁前に立った瞬間、息が止まりそうになった。「母ちゃんが欲してた答えやろ?」看取ってきた子達?マーコ?何かに案内されたような…そう思えてならなかった。マーコに対して感じてきてた数々の「なぜだろう?」その分からなかった答えは、活字を追っていく毎に「その答えはここだよ!」導かれてるような感覚だった。今までの私は・・・介護も看取りも、自分一人で背負うものだと思っていた。こんな辛い思いを誰かに背負わせてはいけない…それが当たり前だと思っていた。介護と看取りに関しては、その仔が求めているもの、その仔に合った介護と看取りを五感で読み取っていたものをスタッフに指示してきた。なぜ、そうするのか、なぜ、これはしないのか、一つ一つ理由を丁寧に説明してきた。いずれは私の指示がなくとも自身で的確な判断が出来るようにと。だけど、それは・・・それは間違いだった。介護と看取りにおいて何が的確な答えなのか、スタッフ皆、頭では全部覚えていたが、一番大切な「実践経験」を積んでいなかった。いいえ、私が積ませなかったのだ。いつも私が側で見ていた。違うと思ったら指示を出していた。今回、マーコの介護に関して私は一切口を出さなかったのは、間違いであっても止めなかったのは、私もスタッフも、変わる必要があったからだと…マーコを失ったときにやっと、マーコの言葉が聞こえてくるようだった。「こんな辛い思いを背負わせたくない」スタッフを想いやったつもりで、1人で背負い続けた行為は「優しさ」「想いやり」じゃなかったと思う。逆に、スタッフが学ぼうとする行為を阻止してただけに過ぎない。「母ちゃんは、手も口も出すな!」スタッフの未来を想うマーコから私は止められてたのかもしれない。この博物館に来なかったら、何も気付けなかったと思う。「転ばぬ先の杖」を出し続け、きっと、同じことの繰り返しだっただろう。そして・・・いのちのはうす保護家から「リスペクト介護アドバイザー」も、「看取りコミュニケーター」も、誕生する日は来なかっただろう。永遠に・・・副代表は、嗚咽しながらマーコに謝り続けた。「なぜ点滴をやめなかったんだろう!あの状態では逆に苦しめてしまった!」後悔の念を抱えていた副代表へ私の口から出た言葉は「そうやね。死に向かってる体に点滴を入れるべきじゃなかったね」酷い言葉をかけていた。副代表は、心が綺麗すぎるが故に「死」へ強い恐怖心を抱えていた。その結果「感情」が邪魔をして的確な判断を鈍らせる。これが「実践経験」のスタートだと私は鬼になっていた。それが、マーコの願いだったから。己の身体を使ってでも伝えたかったのだろう。遺したかったのだろう。その答えを見せるために、私をこの博物館に連れて来たんだろうな…そう感じずにいられなかった。なぜそうまでして?恩返しのつもりだったの…?ハッキリ分かっているのは…それが、マーコという猫だった…ということかな?博物館を出ようとしたときここから動けなくなった。「あ…これがマーコの遺言なんだ」こういう演出に「マーコ!あっぱれ!」としか言いようがない!そして・・・博物館で感じた「活(生きてる)字」久しぶりに活字の意味を思い出せた。私は、自分で感じてるモノを、言語化するのが苦手だ。それに輪をかけて頭の悪さもある。丁寧な文章にするのも、実はとっても苦手だ。そのくせ、ルールに縛られない。小学校の卒業アルバムでさえも、「6年間の思い出」「楽しかった思い出」というテーマを無視して「冒険した犬」という作文を書きあげた。「私は今、これが書きたいから!」誰に何と言われようが退かなかった。博物館で感じた己の文章への違和感。その答えを12才の自分が教えてくれた。そういえば・・・小学二年生の頃から、この独特な書き方をしてたな~と。要は、成長してないという事だろうけど、この表現法が本当の自分らしさなのだろう。「自分らしく書け!」マーコからそう言われたような気がする。時に・・・想像の域を遥かに超えたことを突き付けてくるのが、私の知る犬猫という生物。「ただの偶然」そう思う事ができればどんなに楽だろうな~とさえ感じる。「非科学的」なことは、できる限り口を閉ざしてきた。ブログやFacebookには「書かない」選択をとってきたが、マーコという猫がいたことを知ってもらいたいそんな気持ちで書き上げた。マーコへ感謝の意を込めて…。★~・皆様のお力添えを頂けないでしょうか…・~★▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年07月22日
神経性下半身麻痺「マーコ」との出会いは愛護センターだった。レスキューしよう!それ以外の選択肢は何も思い浮かばない。マーコは、お尻を引きずりながら歩き出した。職員さん一人一人と、同志である猫達の前に座った。その光景は「挨拶まわり」だと感じた。「おもしろい仔」それが、マーコの第一印象だった。人間大好きなマーコはハンデのある保護猫カフェ内「いちごルーム」にデビュー。愛護センターからレスキューした子達はみんな性格が変わる。良い意味での「裏切り」マーコの性格も変わった。それは悪い意味で…だった。初対面でマーコから感じた「おもしろさ」それが一切感じ取れない。何が原因なのか分からないが、この環境がマーコには合わなかったのだろうか…?原因は分からないけど、悪い方向で動いたことは確実だろうとマーコに申し訳ないと思った。だけど・・・前にグイグイ出るタイプじゃなく、控えめな性格。むしろ、今が本当のマーコなんだとなんとなく分かったような気がした。愛護センターから出るためのマーコなりのアピール、ひと演技したのだろうと鋭い眼球さえも微笑ましく思えた。ある日・・・マーコに「血尿」が出た。半身麻痺の仔には珍しいことではない。診察台ではタイミング悪く、マーコの膀胱が空っぽで尿が採れなかった。症状からすると…おそらく細菌だろうと診断結果が出てその方向での治療が始まった。これが、私の判断ミスへの始まりだった…「やっぱ…なんかおかしいよね?」マーコは再検査を受けた。「腎不全」ステージ3マーコが半身不随でなかったら、ステージ2で気付けていただろう…これまで多くの半身不随の犬猫を抱え、症状ひとつひとつの原因や答えが自ずと分かるようになっていた。このように、これまでプラスに動いてきた経験、知識、知恵は、固定観念へと繋がり邪魔をした。正常な判断を狂わせる結果となった。「もう何も気負わなくて良いんだよ…何も隠さなくても良いんだよ…」マーコは・・・最期を迎えるお部屋でもある私のパソコン部屋へと移動した。「誰かに側にいて欲しい」その想いが伝わらなかった。「ある程度そっとして欲しい」一人になりたい時間が欲しいとマーコからそう感じた。早朝~お昼の数時間、マーコを一人にするようになった。このような判断、いつもならば自分の胸が痛む行為であるはずなのに、心は全く動じなかった。なぜなのか理由すら分からなかったし、その理由を模索する気もなかった。むしろ、冷静だった。更に言うならば・・・マーコの世界に私は居なかった。どこにも居なかった。自分が第三者のように感じた。いいえ、傍観者に近かったのかもしれない。マーコに話しかけてる「声」マーコに触れてる「手」マーコを見つめる「目」マーコに何をすべきか模索している「姿」私が見ていたのは「人」だった。マーコに異変を感じ、「マーコの再検査、明日じゃ遅い気がする!」休みを潰してまでも病院に飛んでくれた副代表に何度もしつこくお礼を言ってる自分がいた。やはり意識が向いていたのはマーコの方ではなく「人」だったのだろう。なぜなのか?そのときも答えは見つからなかった。ハッキリ分かっていたのは、急激に坂道を下り始めたマーコ。マーコはステージ4に入ったな…という感覚だけだった。7月5日の夕方、「マーコが肩で息してるよ…ゆみさん、なんで冷静でいられると?」副代表は泣きながらマーコの身体に点滴の針を刺した。「ゆみさんお願い!いつものように指示を出して!」副代表の心の声が聴こえてくるくらい深刻な状況だと気付いた。それでも私は笑顔でこう答えた。「ん~…なんでやろうね~分からんっ(笑)」私は「リスペクト介護アドバイザー」だ。私は「看取りコミュニケーター」だ。これまで私は、その仔に合った介護法、看取り期には事細かく指示を出していた。その私が一切口を出さない…スタッフはどんなに不安だったかと思う。だけど…マーコに関しては何も言わなかった。正確には、指示を出す気持ちが全くなかった。なぜなのか?それも理由が分からなかった。ただ、時の流れに沿うよう、ごくごく自然なことにすら感じていた。なぜだろう?私が変わってしまったのだろうか…約200匹の「命」を介護して看取ってきた。それが死への麻痺だろうか…どんなに考えても答えはみつからなかった。7月6日を迎えるまでは…※長文になるので後編に続きます。★~・皆様のお力添えを頂けないでしょうか…・~★▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年07月21日
犬猫の容姿を見て「可愛い」という感情を私は持ち合わせてない。「可愛い」ものを「可愛い」と思える…そんな素直で温かな「優しい」という感情を、自ら捨ててしまったのだと思う。「責任」という強い感情を得るためには、「優しさ」という感情を手放すしかなかったのかもしれない。交換条件?物々(感情)交換?なんだかよく分からないけど…???まぁ、いいかっ!「優しさ」と引き換えに手に入れた「責任」は、意外にも心地良かった。周りの目、評価を気にすることなく「責任」に没頭できるようになったから。ときに、想像の域を遥かに超えたことを突き付けてくるのが、私の知る犬猫たち。「偶然の出来事」そう思えれば楽になれるのかな…書くべき?自分の中だけで止めておくべき?そう迷いながらモニター画面とにらめっこ続けてあっという間に2時間経過。もう少しにらめっこしてみよう…★~・皆様のお力添えを頂けないでしょうか…・~★▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年07月09日
Instagramに載せた胸椎骨折の子猫。呼吸するだけでも辛そうな状態でした。状態を聞いたときに「看取り」覚悟していました。愛護センターに運ばれたとき、骨折部分に穴が二ヵ所開いてたとの事…何かに咬まれた圧で骨折したのでは?かかりつけ獣医師さんが、皮膚内側の異変に気付きました。切開したら凄い量の膿…命名「南ちゃん」譲渡への道は諦めていましたが…「南ちゃんを家族として迎え入れたい!」そう申し出て下さったのは、保護家のハンデのある仔を2匹、幸せにしてくれた方でした。「状態が良くなったときに…」と、提案したのですが、「大変な時期だからこそ携わっていきたい」その言葉を聞いて、涙が出る思いでした…。本当にありがとう…南ちゃん、幸せにね!南ちゃん、生きるんだよ!あなたの猫生はここからがスタートなんだよ…愛護センターには、エイズ陽性の子猫達がいました。母猫からの移行抗体かもしれませんが、それが明らかにできるのは、生後半年の再検査でしかありません。それまでずっとこの仔達は愛護センターのバックヤードから一歩も出ることが出来ません…。それが…レスキューを決意した理由でした。1日でも早くこの仔達にも譲渡への道を!チャンスを与えたい!「遺伝子検査」に賭けてみました。結果は「エイズ陰性」でした!検査費用は高額でしたが、検査に踏み切って本当に良かったです!白キジ「フレーム」白「コメメ」「フレームとコメメが陰性で良かった!」そう喜べたのはほんの数秒でした。実は…フレームとコメメは「先陣」。私たちはそう呼んでいました。それは・・・「後陣」がいるということなんです。残してきたエイズ陽性の子猫達…連れて帰れなかったエイズ陽性の子達…まだまだ終わりではないんです…。人間に全く興味がなかった「ハニ先生」https://plaza.rakuten.co.jp/xinunekox/diary/201905080000/「環境や関わり方で変わると思います。ハニ先生には色んな可能性があります!」↑以前のブログでこう書いたのはハニ先生にある「特性」を感じたからでした。同じ特性を抱えている方、ご家族の方々に誤解がないよう、あえて病名は伏せます。あのとき愛護センターでハニ先生から感じた特性は確信へと変わりました。ハニ先生は環境の変化が苦手です。それは普通の猫が抱えているもの以上にハニ先生にとっては深刻な事態なんです。レスキュー後・・・ハニ先生が新しい環境に慣れるまであの手この手と知恵を絞ってきました。「声をかけ続ける」↓「声のトーンを変えていく」↓「目が合ったら話しかける」「障害物を増やす」「水の位置を変える」このリハビリの意味は、「変化」→「考える」→「動く」脳に刺激を与え続けることに大きな意味があると感じたんです。ハニ先生にとっての人間は、<<ご飯を運ぶ機械>><<ケージから出してくれる機械>>そんな認識しかなかったけど、今では目をしっかり見てくれる!「ハニ?」声をかけると「ニャー」返事を返してくれる!ハニ先生は劇的に変わっていきました。スリスリと甘えるようにもなりました。私の相棒犬に「ギャーッ」と威嚇してたのに今では顔を見てゴロゴロ喉を鳴らしてご機嫌取りもするようになりました。脳の影響で猫らしからぬ「どしんどしん」と派手な音出しながらの歩行だし、トイレも9割垂れ流しだし、予測不可能なことをされると発狂したり、なかなかの強者ですが、「障害がある」イコール、かわいそう、諦める、過保護にするのではなく、その子の可能性を閉じ込めないことが「障害のある仔と向き合う」だと、私は感じてなりません。同じ特性を抱えている方、ご家族の方々に誤解がないよう、あえて病名は伏せましたが、私も、軽度ではありますが、ハニ先生と同じ特性を持って生まれた一人です。偏見でないことだけは分かって頂きたく、「自分も」とあえてカミングアウトしました。★~・皆様のお力添えを頂けないでしょうか…・~★▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年06月07日
愛護センターの母子犬、無事、レスキューしました。奥さん(藤井副代表)がレスキューに走ってる間に、旦那さんは母子犬部屋の屋根修繕工事。夫婦で奮闘した1日でした。雨漏りで腐りかけてた床もこんなに立派にしてくれました!人間が好きすぎるあまり甘えることに夢中になり過ぎて育児放棄しちゃう母犬「トメ」育児の邪魔しないようあまり顔を出さないようにしました。ひとまず子犬達の体重は増えてるようで安心です。左手先を失ったこの仔は…出血するようになり、医大で手術をしてくれるとの事で、レスキューは延期しました。先にレスキューしてた「ゴトー君」は、無事、群れデビューしました。後ほど記事をアップします。★~・皆様のお力添えを頂けないでしょうか…・~★▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年05月31日
トラバサミにかかり左手がグチャグチャの状態で愛護センターに来たビビりさん。センター獣医師さんが毎日手当をして下さり、ここまで回復しましたが失った指は・・・譲渡犬には回れないであろうビビりさん…レスキューを決意しました。そして・・・まだ目も開いてない仔犬たちを懸命に育ててる母犬。資金難、人手不足…それに加え、私が現在2頭の老犬介護中で日中、日常業務では役に立たない日々。母子犬をレスキューしてもスタッフに負担をかけてしまうのでは…?ですが・・・「母犬には安心できる環境が必要では?」「愛護センターには毎日のように外から犬が入ってくるとに、まだワクチン打てない母子犬が感染症になったら…」そんな私の背中を押してくれたのはスタッフ達でした。愛護センターの母子犬と「八千代さん」が重なったのでしょう…八千代さんは…感染症を抱えながら愛護センターで子犬を守り抜きました。仔犬達は無事だった!生きている!八千代がそう確認した翌朝…八千代は静かに息を引き取りました。八千代は小さな姿になって、子犬達の元に帰ってきました。あれから一年半…スタッフ達は、愛護センターの母子犬と八千代が重なった瞬間だったのでしょう…母子犬のレスキューを決意しました。皆様にお願いがあります。右手先を失ったビビりさん、母子犬のレスキューへのお力添えを頂けないでしょうか…力不足で申し訳ございません…▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年05月29日
猟犬への賛否両論はあるかと思います。宮崎県串間の猟師さんにコンタクトを取ったのが8年前。「答え」を求めて・・・。以下は、過去ブログ記事です。2011/9/4 ①猟犬と猟師2015/3/29 ②マルオ「レスキュー」12015/3/29 ③マルオ「一人にしてくれ!」22015/3/31 ④マルオが誇っていたもの2015/4/6 ⑤最期の言葉 ★~・皆様のお力添えを頂けないでしょうか…・~★▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年05月24日
猟犬は、無事レスキュー完了です!「この犬もレスキューします」職員さんにそう告げたとき「ありがとう…ありがとう!」声をあげて泣いた職員さん。愛護センター卒業の日。お世話になった職員さんとお別れの日。そして・・・今までお世話になった右足と…お別れの日。何の抵抗も無く、自ら車に乗ってきたとのこと…「ごめん…猟に行くんじゃないんだよ…」レスキューに向かった副代表は、色んな話を聞かせながら病院へ直行したとの事でした。長い時間苦しめられた「痛み」からようやく解放されました。その代償はとても大きなものでしたが、私が出した答え「断脚」は決して間違いではなかった…と思う。命名「ゴトー君」優秀な猟犬だったはず…それはあくまでも私の憶測。これまで携わってきた猟犬達との経験上でしかありませんが、ゴトー君の優れた洞察力は「優秀な猟犬」と繋がるんです。療養中のゴトー君がいるスペースは竹やぶのすぐ近く。目を輝かせ竹やぶに入りたがるゴトー君。山中を走り回っていたのでしょうね…喜びの毎日だったのでしょうね…ゴトー君は私には甘えません。私に合わせようと近づいたもののその鋭い洞察力から察したものは「この人から見抜かれてる!」だと、私もゴトー君から感じました。「この人とどう接して良いのか分からない…」ゴトー君から一気に緊張感が伝わりました。それは・・・私も同じこと。「一筋縄ではいかない」「どう接していけば良いのか」私とゴトー君は全く同じ戸惑いを持っています。似たもの同士!悪く言えば…お互い曲者なんだろうな!完治したら群れデビューですが、今はここで静養中です。ボランティアさんの旦那さんたちが丸一日かけて修繕してくれたミニドッグランです。夜はフリーにしてるのですが、ドッグランの隣にある雨風しのげるはずの寝床が雨漏りします。スタッフが隣の物置部屋に寝床を用意してくれたので、雨が強い夜だけここで寝泊まりするゴトー君。「部屋の中」が初めての経験なのか戸惑いを隠せないゴトー君なのです(^^)※5/17のオカザキK様…心より深く感謝いたします。本当にありがとうございました。★~・皆様のお力添えを頂けないでしょうか…・~★▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年05月21日
前回のブログで最後に書いた痛みと戦っていた仔とは…猟犬でした。首には広い範囲で縫った後があり、治療してもらったということは、猟犬の中でもトップクラス、優秀な猟犬だったのでしょう。子犬のように無邪気に甘える姿私は「可愛い」と思えませんでした。それは・・・この仔が内に秘めているものがあまりにも偉大すぎて。「この仔」という呼び方に私自身違和感があるので呼び方を変えます。この犬の「強さ」とどう向き合っていくべきか…そればかり考えていました。この犬は過去、右足にも大けがを負いました。手術をした形跡がありました。愛護センター獣医師さんからレントゲン写真を見せて頂きましたが…高額な外科手術だったと思います。直ぐに回復させたかったのでしょう。ですが・・・素人目ではありますがこれまでの経験上、かなりの名医か、相当なヤブなのか、痛みを与えるピンの充て方!そう思いました。飼い主は、直ぐ歩けると思ったのでしょう。骨は繋がってますが、ピン先が皮膚を刺し続けます。痛みで歩けるはずがありません。飼い主は、もう猟犬として使えない…そう見切りをつけたのでしょうか。この犬は・・・家に帰れなくなりました。愛護センター獣医師さんに、この犬には相当な痛みがあるから直ぐにピンを抜いて欲しいとお願いしましたが…長期間放置してた事でピンに肉が絡まり、センターでの手術は難しいとの事でした。職員さん達も辛かったでしょうね…この犬が・・・痛み続ける体から解放できるには、レスキューという方法以外ありませんでした。資金の事はそれから考えようとレスキューを決意しました。この犬にとって何が最善なのか…かかりつけの獣医師さんと相談し、私が選択した答えは…「断脚」でした。★~・皆様のお力添えを頂けないでしょうか…・~★▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年05月20日
1匹のレスキューすら踏み切れず書いてしまったブログ。書き終えた後冷静に読み返してみると「情けない人間だなぁ」それなのに、手を差し伸べてくれた支援者様の温かな存在…。どれ程の力をもらえたか・・・どれ程の勇気をもらえたか・・・どう御礼を申し上げて良いのか分からず、「ありがとうございます」・・そんな言葉しか出せず、申し訳ございません。支援者様のお力添えは、2匹の猫へと繋げさせて頂きました。下半身麻痺のミケ命名「マーコ」レスキューした日の夜は新しい環境に緊張してましたが、今はもう大丈夫です。3本足のブチ命名「タラちゃん」人見知り君ですが、数分一緒に居たらゴロゴロくんへ。「捕獲されて良かった」それは・・・2月22日~猫の日~タラちゃんは、左脚ぐちゃぐちゃで衰弱してたところを愛護センターに保護されました。これが、捕獲された直後のタラちゃんです。こういう状態の仔でも、心身のケアを続けて下さった職員さん達の存在。本当に頭が下がる思いでした。タラちゃんとマーコのレスキューのとき一緒に連れて帰ることのできなかった子達…連休中に状況が良い方向に流れてれば良いのですが…あごが割れて手術した仔、エイズ陽性の仔、生きる気力を失ってる仔、(まだ保護期限が残ってたので)4本足が少しおぼつかない仔。今の段階では「歩行が少しおかしい」それだけです。過去にも、同じ症状の猫たちを、レスキューしてきた経験上、「後遺症」が出てくる仔もいました。三半規管の異常、痙攣、急死…等。馬鹿正直に話すことに迷いもありましたが・・・軽い気持ちで譲り受け、捨てる時も軽い気持ち「医療費がない」「通院の時間がない」「こんなはずじゃなかった」そんな犬猫たちを、スタッフ皆、思いを寄せ合いながら抱きしめてきました。何匹も何匹も…だから、ハードルを上げたい!そう強く思いました。このような症状の仔達が、避けて通れない「後遺症」を覚悟と理解の上、家族として迎え入れて下さる方じゃないと、また辛い目に合わせてしまうから…。私がこの話を書いたことにより、この仔の譲渡への道を結果的に狭めたかもしれませんが、腹を括って書きました。この仔にご縁がなかったときには、レスキューしよう…と。「譲渡」=「不幸」…この過ちを、私は二度と繰り返してはいけないから…。この仔は「ハニ先生」愛護センターでそう呼ばれていました。子猫のときに愛護センターに保護され、大事な子猫期でもある10ヶ月間を小さなケージの中で、殺伐としたこの空間で育ちました。もし、ハニ先生と会話が出来たなら…「辛かったでしょうに…」の言葉に対し「え?なんで?」ハニ先生は逆に聞き返すでしょうね不思議そうに…。だって、ハニ先生は何も知らないから。ハニ先生は「愛護センター」が全てだから…だけど、ハニ先生が抱えているものは、それだけではありませんでした。ハニ先生が成長する度に職員さん達は違和感を感じるようになりました。なぜ、真っ直ぐ歩けないの?なぜ、高い所に登れないの?なぜ、低い高さから降りれないの?なぜ、おもちゃで遊べないの?なぜ、距離感がつかめないの?なぜ…私たちに興味持ってくれないの…?声をかけてくれる職員さんも優しくなでてくれる職員さんもハニ先生にとっては…<<ご飯を運ぶ機械>><<ケージから出してくれる機械>>そんな認識しかありませんでした。愛護センター獣医師さんはハニ先生の未来を案じていました。<<先天性脳障害>>ちょっとした高さからでも顔から落下します。トイレも出来ません。でも・・・!!トイレを見ながら排尿していると聞きました。ということは・・・ハニ先生はちゃんと「トイレ」の認識をしてます!ハニ先生には色んな可能性があります!ハニ先生は、人間に興味がありません。人間と寄り添うことも甘えることもないようです。でも・・・あくまでも「今」のハニ先生です。環境や関わり方で変わると思います。ハニ先生には色んな可能性があります!うちのような施設ではなく、温かな家庭の仔になれたら…愛護センターには、外科手術を必要とする犬もいました。今、痛みと戦っています。ずっと戦い続けた仔です。後ほどブログにその子の事をご報告とご相談で書き綴りたいと思います。★~・皆様のお力添えを頂けないでしょうか…・~★▼宮崎銀行 加納支店 普通口座104601 動物たちの未来のために代表山下 由美▼郵便貯金 17310-434961 口座名義:イノチノハウスホゴヤ▼〒880-1222宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)▼「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/▼「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/▼「いのちのはうす保護家」公式ブログhttp://hogoya.miyachan.cc/▼「いのちのはうす保護家」Facebookhttps://www.facebook.com/hogoya/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Facebookhttps://www.facebook.com/xxhogoyaxx/▼山下由美代表Facebookhttps://www.facebook.com/yumi.yamashita.7564▼犬猫介護アドバイザー &犬猫看取りコミュニケーターInstagramhttps://www.instagram.com/xxhogoyaxx/▼保護猫カフェ「HOGOYA」Instagramhttps://www.instagram.com/nekocafehogoya/※お問合せは、HP内の「お問合せフォーム」から お願い致します。
2019年05月08日
私の「病」が原因で、止まってしまったこのブログ。そこから招いたものは、「いのちのはうす保護家」資金難への始まりでした。「この仔達を全頭レスキューしたい」分不相応だと分かっています。痛いほど分かっていますが、1匹でも多くの仔を助けることができたら…この仔達のレスキューにお力添え頂けたら…その思いで、書かせて頂きます。宮崎銀行 加納支店 普通口座104601動物たちの未来のために代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤこの仔は、4本足に力が入りません。頭を強打したのか、原因は不明ですが、後遺症等理解した上で、迎え入れて下さる方との良縁…そう願うばかりです。左後足を切断した子。この仔の背景に何があったのか、分かりませんが、私に向いた、強い緊張感。今、この仔に必要なのは、「安心できる場所」そう感じました。この仔は下半身麻痺でした。後足には、痛覚があります。神経は生きていますが、自分で排尿コントロールはできません。お漏らししてる感じなので、圧迫排尿で飼主さんのコントロールが必要です。お尻を引きずって歩きながら、職員さんたち一人一人に挨拶して回り、体にそっと寄り添い甘えます。「下半身麻痺でなければ、絶対譲渡のできる子なのに…」職員さん達は、肩を落としてました。脱水症状が出てるように見えたこの仔、職員さんに確認したら、あごの骨折で手術、ワイヤーが入ってるとの事。口内炎もあり、完治まで時間がかかりそうです。交通事故でしょうか…きっと、壮絶な経験を経て、「今」があるのだと思います。回復に向けて頑張ってる、この仔の姿を見ながら、自分がいかに情けない人間か…恥ずかしく感じました。この仔は、エイズ陽性でしたが…気になるところは多々ありました。「譲渡猫室に行けそう?」職員さんに確認してしまいました。返答に困らせてしまいました。だって・・・だって・・・「譲渡猫室を目標に頑張れ!」この仔には、そんな言葉しか出ませんでした。ほんとに・・・本当に・・・次のステージに行って欲しい。ただそれだけ…。収容されたばかりだったと思います。右手がパンパンに腫れ、皮膚から膿が出ていたので、膿を出す治療をしたとの事でした。このような子に会う度に、強く思います。「捕獲されて良かったね」…と。気になるのは、瞳から「生気」が出てなかった事…。生きる気力、生きる希望、全てが「無」でした。「保護期限が切れたら迎えに来る!だから、だから!あまり言いたくない言葉だけど…頑張れ!それまで頑張れ!」こころを伝えることしかできませんでした。どうか、伝わりますように…どうか、伝わっていますように…どうか、生き抜いてくれますように…一般の方が保護し、しばらく病院に通ってくれてたそう。高齢のМダックス。検査結果、ヘルニアだったようです。まだ軽いうちに、手術をしてあげれたらと…正直に書きます。手術費用の目途は立っていません。今の私…、保護家には…。だけど・・・書かずにいられませんでした。後日ご報告しますが、早急なレスキューを必要とする猟犬も、愛護センターにいます…。今、私の出来る事とは?「レスキューSTOP」それが妥当な答えでしょう…。ですが、私のスイッチをONに切り替えてくれた仔達、それは、未来の仔達へと繋がる大事なスイッチでもあったからこそ、今、私に出来る事とは…?「レスキューSTOP」ではなく、この仔達の「いのち」と向き合う事、そう思ったんです。私達には、動ける体があります。保護する場所も確保できました。ですが・・・1匹1匹に必要とする大きな医療費。その資金を工面する力が、もう残っていません。分不相応だと分かっています。厚かましいお願い事だと分かっています。ですが、1匹のいのちが繋がることを願わせてください…どうか、どうか、医療費のご支援ご協力をお願い致します…。宮崎銀行 加納支店 普通口座104601動物たちの未来のために代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581いのちのはうす保護家090-4484-5165(9:30~22:00 担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttps://hogoya.com/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年04月13日
嘘、ごまかし、強がり、そんな自分に嫌気がさした。だから、もうやめた!完全復帰に向かう道のり、本当は・・・「大丈夫」じゃなかった!苦しみしかなかった!「みんなに迷惑かけたくない」そんな想いをあざ笑うかのように、体はついてきてくれなかった。施設に引きこもりの状態が、ほぼ3ヶ月続いた。「長期休暇を取って欲しい」スタッフみんなが、私の体調を心配してくれた。でも、私の居場所は、ここしかないから。私がここを離れるときは、使命を全うした時。だから、まだ離れるわけにはいかない!だから、復帰に向け、荒療治に入った。視察、勉強会、一ヶ月かけて、少しずつ、少しずつ動き出し、自分を奮い立たせていった。いよいよ、ラスボス!!残るは「愛護センター」復帰のみ。4月11日、やっと・・・やっと!私が、一番の目標にしてた復帰の場所。私が、一番に帰りたかった場所。ここに辿り着くまでに、4ヶ月もかかってしまった。愛護センターの扉をくぐったとき、職員さんが、思い切り抱きしめてくれた。私も泣いた。この4ヶ月、愛護センターでは、どんな生死があったのか、私は知らない。知る権利すらなかった。だけど、職員さんのその涙が、全てを物語っている気がした。だから、何も聞かなかった。過去は変えられないから。「ずっと来れなくてごめんね」職員さんに謝ることしかできなかった。愛護センターの奥に進むと、完全復帰に向けたスイッチがonに切り替わった。…大事なことだから、愛護センターのことは、正確に伝えたいです。今から少し、部屋を出ます。外で深呼吸した後、書きたいと思います。本日4/12、23:00位、更新できると思います。
2019年04月12日
「保護家なんて起ち上げなきゃよかった」「過去の自分に起ち上げるなと言いたい」「最初から無かった事にしたい」きっと驚かれた事と思います。ですが、裏を返せば、判断能力が失われるくらい、心が限界に達してしまい「追い詰められてた」ということでした。左道が「いばらの道」きれい事は言いません。ゼロからの再出発って、そういうものですよね?「痛い」思いをしながら、共に通ってきた「いばらの道」でも!「いばら」って、花が咲くんでしたよね!歩んできた道を振り返ると、「いばら」よりも「花」の方が多くて、もう「いばら」なんて見えないんです。もちろん、前を見ると「いばら」しかありませんが、「過去を振り返るな」ではなく、時と場合によって「過去を振り返る」大切さもあるんだなと、そう思えました。「いばらの道」への選択は、私にとって人生最大級!最高の選択でした!いわゆる異端児達との出会い、絆、支援者さんの優しさに犬猫たちだけではなく、私達人間もどれだけ助けられたか。この仔達が与えてくれる「学び」「幸せ」「喜び」私が歩んできた「いばらの道」には、たくさんの花が咲いてたんだな~と。それすら、振り返る余裕がありませんでしたが、2019年3月19日、やっと、立ち上がる事ができました!自分の選択した道は決して間違ってなかったと再確認した日です!正直言うと、18日に過労で倒れ、保護家から離れましたが、「倒れて良かった~」過労で倒れない限り、とてもとても大切な事に気付けないままだったから。こうして、ブログを書けてる・・・という事は、私にとって物凄いこと!「再起」を意味します。「保護施設を作らなきゃ良かった!※ターニングポイント編」あのブログを書くにあたり、スタッフ、ボランティアさんにも何も告げていませんでしたが、スタッフは、直ぐに「いいね」ボタンを押してきました。「完全に心を見透かされてるな(笑)」いいえ、言葉を交わさずも、山下の信念が崩れるはずはないと、信じてくれてたんだな…黙って見守ってくれてたんだなと、パソコンの前で「…ありがとうね」涙が止まりませんでした。
2019年03月21日
施設なんて作らなきゃ良かった!団体なんて・・・組織なんて・・・起ち上げなきゃ良かったよ!この10年間、赤字補填で何百万使ってきただろう?あえて計算はしない。怖いから。施設代表や個人活動家の「あるある」話のひとつでしょうね。本と映画の微々たる「印税」は、無職のおばちゃん1人、生きて行くための唯一の「糧」でした。よく10年間切り盛りしながら生きて来れたな~と、自分でも感心します。1人の無職おばちゃんこと私、山下由美の生涯人生を決めるターニングポイントの日…2010年3月10日あの日、右道を選択してたら?当然、施設なんて起ち上げていなかった。洋裁の仕事へ復職してたかな?某職アドバイザーに復職してたかな?顔にガンガンヒアルロン注射。若さへの執着心が再発してたかな?お友達と優雅なランチの日々?年に3~4回の家族旅行?これが、犬猫の現状を知る前、私、山下由美のライフスタイルでした。「そこに戻れる道は、右だよ!楽しい未来が待ってるよ!今ならまだ間に合う!引き返せるんだよ!」2010年3月10日、私が選択したのは、左道でした。「迷い」はありませんでした。当然、散々叩かれました。バカにされました。でも、それって正論です。実績、地位、全て捨てて独立した人間に待ち受けているのは…「地獄巡りの片道切符」それしかないでしょう(^^;「自分もリスクを背負わされるのかなぁ?巻き込まれたくないなぁ」怖がられて距離を置かれるのも当然です。こんなバカなおばちゃんに大切な人生賭けようなんて異端児がいるでしょうか?あれから10年・・・全国の支援者様のお力添えで、保護家はここまで大きくなり、多くの命を救う場所へと成長できました。そして、10年間ずっと側に居てくれた「異端児」がいました!保護家に足りなかった「コミュニケーション」能力。これを4年かけて築き上げた副代表。副代表に続くように、続々といのちのはうす保護家は、スタッフやボランティアさん達が支えてくれる施設へと変化していきました。私は、起ち上げて8年間、ずっと気を張り続けてきました。私が倒れたら崩壊してしまう。この仔達を守れる人が居ないから…と。今では、スタッフも成長し、犬猫のお世話等、任せきれるまでになりました。安心した瞬間・・・保護家を起ち上げて8年目。張りつめてた糸がプツンっと切れたんです。「今、生きてる仔達に集中しなきゃ!だから、だから、今は、忘れなきゃいけない!」この封印してた過去への扉が開き、毎晩襲い掛かってきました。「偽善者!」「どれだけの人に迷惑かけた!」「どれだけの犬猫を不幸にした!」自分を「罪人」としか思えなくなったんです。「発信しなきゃいけない」この大事なことすら、出来なくなっていました。私が「発信」する時間。それは・・・ブログを書ける「空き時間」ではなく、「あんたは罪人だ」と、自分を責めていない唯一の時間帯だったんです。「山下は罪人で悪い奴!」自分を責める時間は、少しずつ少しずつ、増えていきました。ゆっくりゆっくり…気付かないスピードで。2019/2/17キーという猫が、私を動かそうと必死になっていました。(非科学的な話で申し訳ございません。それは次に書きます)キーの気持ちに応えなきゃと、2/28やっとブログを書けました。だけど・・・また動けない。↓そんな自分を責め続ける。悪循環から抜け出せませんでした。発信がないから、当然ご支援も無くなります。流れ的に当たり前の事です。私がやるべき義務を怠ってる結果でした。気持ちばかりが焦る日々。医療費が、維持費が・・・徐々に追い詰められていく。心と体が「助けて!」悲鳴を上げている。考えれば考える程、繰り返す嘔吐する姿すら、まるで他人事のようでした。なぜか、第三者として自分を眺めていました。「施設なんて起ち上げるんじゃなかった」なぜ、私はいばらの道を迷うことなく選択した?可能であれば・・・2010年3月10日に戻って、左道に向かおうとしてる自分を引き止めたい。「そっちに行くな!右道に進め!」…と。
2019年03月20日
ブログを開くのも書くのも、約一ヶ月半位…でしょうか。なかなか時間が取れず、申し訳ございませんでした。今年に入り、ようやく未来に向けて動き出したのですが、課題が山ほどあり、自分の知識の無さ、頭の鈍さ、こんなにも時間がかかるものだとは…以前暴露されたので、もう隠す必要ないのかな…(^^;(暴露しやがったスタッフ鳥越!誤魔化し続けた事を捨てられた事により、気が楽になったので削除はしませんでしたよ~逆に暴露してくれてアリガトッ(笑)保護家にある私の仕事部屋には、「やるべき事」のメモを貼り、自分を追い込んでいる日々。もう、自分との戦いでした。私の寝姿がいつも異常なので、写真を撮られるのですが…この日は、急に意識が飛んだんでしょうか(^^;後にそのまま倒れて爆睡したのでしょうか?猫のトイレの横で、猫水の中には髪の毛…さすがに自覚しました(-_-;)「このままではいけない!」と(-_-;)今月は、イベント後に3日間の静養期間に入ろうと、静養所も予約完了!静養所で美味しいご飯食べたり、読書をしたり、目の前にある海をボーっと眺めたり、森林浴しながらお散歩したり、ちゃんと体と心をリセットしようとすごく楽しみにしていました♪2月17日のイベント、それが終わった翌日から・・・と。2月17日のイベント会場は、日南市の「Softbank日南店」でした。御挨拶を兼ねて、会場の下見に行ったとき、気付いたんです。「Softbank日南店」は、「日南保健所」の道路向かいだという事に。施設内では、私がやるべき仕事内容が、ここ2年の間、大幅に増えた事により、普段、私はイベントには行きません。スタッフの方がイベント能力に長けてるのです。逆に私がイベント行っても役には立たない位、保護家はスタッフの質が高くなっていたんです。笑顔とお笑いとトークで、落ち着きのないように見える副代表。実は、周囲に気付かれないようにこうしていつも周りに目を配ってる人。なので、17日のイベントも安心して「私は施設お留守番」。その予定したが…「17日のイベントに行け!」確かに背中を押されたような…そんな気がしました。「日南保健所」真ん前の譲渡会場所。これが、心が奮い立たされた理由でしょう…~~今から6年前の出来事~~「日南保健所に、猫エイズの成猫が飼主から持ち込まれ、今週殺処分になる」という情報が耳に入ってきました。イヤな言い方ですが…この活動をしていると、よくある話です。6年前のちょうど今頃、私は、当時のブログに、こう書き残していました。「可哀想な犬猫がいます!助けてあげてください!」いいえ、逆に私からあなたにお願いします!「その仔を助けてあげてください!」「いのち」を助けるというのは、簡単な事ではありません。一晩二晩寝ない覚悟。お金がないなら、二~三日自分が絶食して医療費に充てる覚悟。24時間車を走らせて現場に向かう覚悟。体、お金、時間、自分が持っている「物」何一つ手放さずに「命」を救えるはずありません。「命は尊い」「命は重い」だからこそ、簡単ではないんです。「いのち」を助けるというのは、そういう事だと思います。私は…多分、犬猫好きではありません。私にとって、犬猫は特別な存在だというだけです。だけど、私は一線引いています。冷たい…と罵られても構いません。自分が抱えている保護家の仔達に、管理所に居る命の期限のある子達に…全身全霊かけて、向き合っていきたいから。「日南保健所に殺処分される猫がいる」この情報を耳にする約10日前、私は、管理所の檻の前に立っていました。これから「殺処分」執行…ガス室に向かう犬5頭の前に、私は立ちすくんでいました。ご飯7日間食べず、それを理由に殴る蹴るされ、飼主から捨てられたこの子。長期間のリハビリが必要だと感じ、この仔のレスキューを決断しました。ですが・・・ひとつの「いのち」を救うという事は、他の「いのち」を見捨てる事にもなるんです。一頭一頭の「いのち」の前に立ち、この子達の目を見ながら、心を込めて謝罪して回りました。「ごめんね」の言葉以外に何があるのでしょうか…その数分後、この子達は、ガス室へと入っていきました。2013/3/21 AM11:00尊い4つの「いのち」の幕が下ろされました「いのち」を助けるって…犠牲を出す事なんでしょうか…目の前に居るのに、手の届くところに居るのに、「連れて帰ります」私のこの一言だけで助かる「いのち」なのに…それだけなのに、私はその言葉を飲み込んだのです。このように、私は「かわいそうな猫がいます」そう聞いても動きません。その都度レスキューしていては、パンクしてしまうから。10日前に、4匹の犬達を見殺した自分。数日後に殺処分が決まった「日南保健所」猫エイズ子の話も「そっか~…」で終る予定でした。でも…その日一晩中、話に聞いた猫エイズの仔が頭から離れる事がありませんでした。翌日、2013年4月3日…私は、日南保健所に向かっていました。・・・・後半に続きます。「いのちのはうす保護家」は、犬猫専用ホスピス、大病、大ケガの犬猫が中心の保護施設です。1匹1匹が、ストレスなく過ごせるよう部屋も小分けにしているため、医療費や施設維持費等に毎月80万円~の支出があります。その部分が安定さえすれば、レスキューやサポート等、活動の幅も広がります。「今」施設で頑張って生きている犬猫達、ハンデや病気や大けがや高齢で、殺処分される子達へのレスキュー、全国の皆様のサポートを必要としています。どうか、私達とタッグを組んで一緒に「いのち」を守っていただけないでしょうか…「賛助会員」http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/「ファンクラブ」https://camp-fire.jp/projects/view/116947宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年02月28日
2018年11月17日と18日、二日間に渡り、児童養護施設「さくら学園」の子供達を、「保護猫カフェ」にご招待しました。実は・・・10年前、驚いたのは、本当に丸10年!2008年11月18日、私が、児童養護施設「さくら学園」に犬の譲渡で下見訪問した日でした。ですが・・・色々な事情があり、「さくら学園」と携わる事はありませんでした。ある日、スタッフとの何気ない会話の中で、スタッフの旦那さんが、仕事で「さくら学園」と繋がっている事を知りました。「ん?10年前のさくら学園の理事長?一年位前かなぁ~もう辞めていないよ!今の理事長は、すっごい良い人でね~」それを聞いて、心臓バクバク!スタッフに、10年前の出来事、全部話しました。この10年間、何も出来ずにきた自分を、ずっと責め続けたきた事を…。そして!!スタッフにお願いしたんです!「子供達を猫カフェに招待したい!理事長にお願いしてみて!」どこでどう、ご縁があるか分かりませんね…猫も子供達も、凄く楽しんでる~( *´艸`)そこには・・・「10年前のさくら学園」は、どこにも感じませんでした。今のさくら学園は、とてもオープンで、理事長も職員皆さんも、素晴らしい方々です。子供達がこんなに生き生きしてますから(^^)児童養護施設「さくら学園」の子供達と繋がりたい!10年間そう思い続けたのは、「同情心」ではありませんでした。当時の私は「ひまわりの家」施設長。と同時に、隣接する「動物保護管理所」で1匹でも多くの仔を殺処分から守りたいと、個人活動との並行しながらの日々。そんな環境に置かれている私に、「さくら学園」の子供達に何ができる?きっと、中途半端な事しか出来ない。それは、逆に子供達に失礼な行為かも。逆に子供達を傷つけてしまうだろうな…私は、子供達に背を向けてしまったんです。それが、2008年11月18日の出来事でした。この10年間、多くの小学校に講演会でまわりました。「この子はネグレクト受けてる」苦しんでいる子供の存在を、知る事もありました。「どうしたらお母さんに愛されますか?」遠回しに聞いてくる子供もいました。お母さんが愛してくれないのは、自分が悪いせいだと、母親ではなく、自分を憎む子供…。講演後、教室に戻る背中を見て、「この子を抱きしめたい!」そんな衝動に駆られる事もありました。児童養護施設だから「かわいそう」ではなく、親と一緒に暮らしながらも、家のドアを開けた瞬間、苦しみを虐げられてる子供もいます。確かに、酷い親もいます。でも・・・虐待やネグレクト、そこに至るまでに、どんな背景があったのかな…そう考えてしまうんです。衝動を自分では抑えきれず、我子を守るために、施設に預ける母親もいます。生活が苦しくて、施設に預ける親もいます。「施設に預ける親」=「酷い親」「施設の子供達」=「不幸な子」一括りにしたらいけないんだな…私はそう思います。今の児童養護施設「さくら学園」の子供達を見ていたら、職員さん達に大事に想われている、大切にされている…そう感じました。引率の先生とお話をしてても、そう感じました。引率の先生も一緒に楽しんでいる姿が、全てを物語ってくれました。10年前の「さくら学園」ではない事も。犬猫と人間を一緒にしたら怒られるかもしれませんが、飼主さんの下で暮らしている犬猫でも、決して「幸せ」な犬猫ばかりではありません。「どうか!飼主さんに見つかりませんように…」保護期限が切れる日まで、そう願った犬猫が、うちの施設に居る子達です。そして、飼主のいないうちの保護施設の犬猫達は、決して「かわいそう」犬猫ではありません。「不幸な犬猫」でもありません。飼主さんはいません。その他大勢の1匹と、一括りに言えばそうかもしれませんが、集団生活しているうちの施設の子達は、スタッフ、ボランティアさんの愛情を受け、支援者様の温かいご支援があり、美味しい食事、フカフカな毛布。もちろん、優しい飼主さんのお家で生きる事が、一番の幸せだと分かっています。でも・・・児童養護施設「さくら学園」の子供達も、うちの施設の犬猫と同じものを感じるんです。「可哀想だと思わないで!」とは、言えませんが、「感情」の先にある「行動」そこに繋がって下さればと切に願います。それは、10年間思い続けるだけで行動に移せなかった私の勇気の無さ、失敗=私の「貧しい心」これを子供達から気付かせてもらったので、そう書かせて頂きました。施設によって違うのかもしれませんが、「施設の子供」=「貧しい」この先入観を一度抜いて頂き、例えば「お菓子」にしても、施設の子供達のおやつや食事管理も、職員さん達がちゃんとされいます。「文房具」にしても、子供達それぞれに「好み」や「こだわり」があると思います。子供達1人1人を尊重するためにも、施設職員さんに直接聞かれるのが良いかな?と思います。「施設外での体験」も良いかなと思いました。もし、飲食店をされている方ならば、テーブルマナーを教えながらの楽しいランチ。ダンス教室の先生ならば、スタジオに招待しての楽しいダンス体験。コンサートやイベントの主催される方なら、コンサートやイベントへのご招待。だから、私に出来る事は「猫カフェ」のご招待でした。今度は、中高生の子供達をご招待したいと思っています。人間には手厳しい私の相棒カムカムが、子供達に黙って触られてる姿に、ビックリしました。波長が合ったんでしょうか・・・ここで子供達とお別れの時間。副代表の「今日は楽しかった人~!」の問いに、皆元気よく手を上げてくれました(^^)私が10年間なぜ「さくら学園」の子供達への想いを引きずっていたのか・・・そこには深い事情がありました。このお話の続きは、「会員様限定非公開Facebookグループ」にて書かせて頂きます。~未オンライン会員様へ~会員様には、facebookより「招待状」を送信しています。多分、鈴のアイコンに招待状が届いているかと思いますので、ご確認よろしくお願い致します。「賛助会員」「ファンクラブ」システムの違いを作成しました。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年01月08日
いつもと真逆の流れで、先にFacebookにて公開させて頂きました。その時の記事をコピペです。↓ ↓ ↓ ↓「いのちのはうす保護家」では、「ファンクラブ」を設立しました。《老犬、余命短い犬猫、在宅介護で苦しんでいる飼主さんのサポートを継続したい!》https://camp-fire.jp/projects/view/116947母体の「いのちのはうす保護家」が安定する事により、手を差し伸べられる「いのち」が多くあります。賛助会員制度とは別のシステムで、(株)CAMPFIRE様に間に入って頂き、毎月クレジットカード決済にて「いのちのはうす保護家」の活動をご支援頂くというシステムです。なぜ、「ファンクラブ」を作ったのか、それは・・・↓ (長文になりますm(__)m) ↓●~●~●~●~●~●~●~●~2014年~時代の流れと共に「いのちのはうす保護家」も、自然な流れで変化していきました。「いのちのはうす保護家」という保護施設は、体にハンデのある犬猫、余命短い犬猫中心の保護施設となり、24時間体制の、介護を必要とする犬猫が多くなってたのです。自宅~施設までの距離は、車で往復約2時間。1日に、何度も様子を見に通うのが困難な距離でした。だから…5年前…私は、荷物をまとめて自宅を出ました。決して家族を捨てたのではありません。平日は、家族の夕食とお弁当を届け、土日祝日は、旦那が頑張って家事をしてくれています。私は、13年間の「犬猫人間の時代変化」これを感じますが、まるでその波に引き寄せられるかのように、私自身も、共に動き出してしまうんです。「これ以上手を広げると倒れてしまう!」旦那とスタッフには、いつもそう心配かけています。だけど、そこで諦めてしまったら・・・?後悔しながら死んでいく、自分の姿が想像できるのです。死の瞬間…何度も看取ってきたからこその考え方、「時代の変化」の一つでもあるのかな…老犬デイサービスも、カウンセリングも、多少の寄付金を頂いておりますが、それは強制ではなく、あくまでも「お心添え」です。「いのちのはうす保護家」の犬猫たちの医療費です。「老犬デイサービス、カウンセリング、なぜボランティアなの?事業として起ち上げないの?」よく聞かれますが、時代の流れと共に、年々、有料老犬ホーム、ペットシッター、ペット介護士、カウンセラー、苦しんでいる飼主さんをサポートできる職業の方は、増えていきました。苦しんでいる飼主さんご本人が、今、ご自身に必要としている分野への選択も出来るようになりました。ですが・・・経済的に苦しい飼主さんは…?変わらず選択肢はありません。お金の無い方も、お金のある方も、我子への愛情は何ら変わないはずなのに、お金の格差=命の格差そこに繋がってはいけないと思ったんです。経済的に苦しい飼主さんにも、同じような環境を作りたいと思ったんです。飼主から棄てられ、保護家で看取ってきた犬猫達は、誰一人(1匹)として、飼主さんを恨んでいる子はいませんでした。これこそが「本当の答え」だと思ったんです。当施設「いのちのはうす保護家」は、犬猫達の医療費、施設維持費は、毎月少なくて60万円ですが、多い月は100万円超える事もあります。私達「いのちのはうす保護家」は、全国の皆様のご寄付、ご支援で運営しています。国や県のサポートは受けておりません。安定した収入が私達にはありません…。全国のご支援者様のお力添えの中で、なんとか9年間運営を続けてきました。老犬介護カウンセラー、犬猫介護看取り士、老犬デイサービス、この三つの分野をスタートさせた事で、こんなにも苦しんでいる飼主さん、犠牲になった犬猫が居たんだ…と、新たに知る「現実」も沢山見えてきました。「時代の流れと共に変化」この言葉の深い意味を、強く感じてます。今、必要としているのは、その分野では?と、気付けたんです。「飼主さんへのサポート!」もっとこの分野に力を入れたい!そのためには、母体でもある「いのちのはうす保護家」運営費。この部分が安定していれば、介護等で苦しんでる飼主さんのサポートも継続でき、更に24時間体制での サポートが出来るのでは?そう思い、「方法」をずっと探し続け…(株)CAMPFIRE様のお力をお借りして、「ファンクラブ」を設立しました。どうか、下記のページをクリックしてください…。どうか、読んでみて下さい…。《老犬、余命短い犬猫、在宅介護で苦しんでいる飼主さんのサポートを継続したい!》https://camp-fire.jp/projects/view/116947※賛助会員お申込みカートhttp://xxinunekoxx.cart.fc2.com/●~●~●~●~●~●~●~●~「賛助会員」「ファンクラブ」の違いは下記の通りです。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年01月07日
いつかちゃんとした形で、綴っていけたらと思うのですが…犬猫をレスキューする前、した後、私は「人間脳」を封印します。人間の脳で見て、触れてしまうと、価値観や先入観が邪魔してしまい、その子達が何を見て、何を感じているのか間違ってしまう事があるんです。「非科学的」な事ではなく、私自身の脳が、人間の脳よりも、犬猫の脳に近いのかもしれませんね。科学的に言えば、私の脳は「前頭葉が小さい」…という事ですが、「感覚が鋭い」そう意味する事に繋がります。何を苛立っているのか、何を恐れているのか、何を求めているのか…何を感じているのか、「動物脳」で気付かされる事が、多々ありました。うちの施設に居る子達でも、例えば・・・「あの人にこう伝えて下さい」「こういうのが欲しいんです」「アレされるとなんだか怖いんです」(体の触り方でフラッシュバックがおきる)「友達や仲間は欲しくないとです…」言葉ではなく、感情や映像が伝わってきます。「よしっ!了解!」今まで、それを私が改善してきたのですが、そうすると、「やっぱ母ちゃんだけだよ~」私個人に「依存」が出てきます。なので、今では、この子が何を求めているのか、この子がなぜこのような威嚇をするのか等…メッセンジャーに徹し、私からは手を出さない事にしました。皮膚の治療中のエナリ(感染する皮膚病ではない)。暖房の効いたヌクヌクの「老犬ホスピス」なのに、なんだか不満そう・・・しきりに何かを伝えようとしていました。人間脳で考えると・・・「体をすり寄せて甘えてる」「毛が薄くて寒い」でも、それは人間の概念だろうな~と、集中していったん、人間脳を封印。「体に圧迫感が欲しい」「狭い箱」との事でした。理由までは分かりませんが・・・エナリは、皮膚が悪いので服を着せる事はあまりよろしくないのでは?そう思いながら、皮膚病専門の副代表に相談して、綿の小さめの洋服。お腹に腹巻のようにタオルを巻いて…サークルにバリケン置いたら…「ありがとう!」の顔!幸せそうでした(^^)私は、メッセンジャーに徹し、顔も手を出しませんでした。エナリの「ありがとう」は・・・副代表とスタッフ二人に向けたエナリの「ありがとう」です(笑)ボーンの足のテーピング交換も、「犬猫リスペクト介助法」で、1人がテーピング係、1人が声掛け係と、毎日スタッフがペア組んでます。愛護センターに収容されてたビクビクさんも…私が静養中に、スタッフがレスキューに向かってくれました。命名「卓ちゃん」♂私は、霊能力者でも、アニマルコミュニケーターでもありません。犬猫からのメッセージを受け取る事は、生まれ持った脳の特性…だけではないと思います。決して、頭で学ぶものでもなく、生死の狭間に置かれた多くの犬猫と向き合ってきた事、(助けられなかった仔も含め)そして・・・「何年もの苦しみ、痛み、恐怖、孤独…」この中で生きて来た仔は特に、「動物脳」が発達している人間を見極める力を持っています。でも、不思議なのが・・・一般の飼主さんの中でも、我子の「感情」をしっかり受け取ってる人もいらっしゃるし、(ご本人は気付かれていません)かと思えば・・・犬猫と携わるお仕事等を、何年も何十年もされているのに、「動物脳」が退化している人が多いという事実もあります。理由はだいたいわかるのですが、あくまでもそれは憶測なので、これから開設する「賛助会員様Facebook」(オンラインサロン)の中で、賛助会員様と一緒に、語り合って行きたいな…と思います。※賛助会員お申込みカートhttp://xxinunekoxx.cart.fc2.com/私もいつまで自分が動けるのか…今の体力と精神面では、自信はありません。だからこそ、私が持っているもの全てをスタッフ達に伝えていかないと…と、そして、新しい基盤を作らないと…と、そう感じるようになりました。それ言うと「終活」のようだと、スタッフから叱られるのですが…(^^;今年も「門松」をプレゼントしてくれたボランティアの高田さん(^^)お正月の実感が湧きました(^^)いつもありがとうございます♪閉めの言葉としては変ですが・・・「あけましておめでとうございます」今年もどうか、応援、御支援、よろしくお願い致します。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2019年01月01日
小戸小学校にて、セラピー犬猫の触れ合い&少人数講演会へ。セラピー専門のスタッフリーダーが、子供達に、抱っこの仕方や撫で方を教えながら…抱っこされてるのは、保護家卒業猫「歩夢」。今ではすっかりプロのセラピー猫で、初めての場所でも堂々としていました。今回は、「講演」というよりも、動画での読み聞かせを中心にさせて頂きました。なぜ、私がこの活動をしているのか、なぜ、老犬ホスピスを作ったのか、なぜ、老犬デイサービスを始めたのか等、説明をしながら…。保護者でいらしてた鈴木一成議員。15年位、ずっと動物愛護問題を訴え続けて来た議員さんです。なので、私の尊敬する大先輩でもあります。講演会が終わり・・・「静養」するため、友人の実家に向かいました。私は、生まれつき「疲労に気付けない」特性だと診断を受けたわけですが、過剰な敏感体質でもありながら、自分の疲労感に関しては、「鈍感」というわけです(^^;なので、過集中に入ると、人の気配も声も届かなるどころか、水分、食事、睡眠、忘れてしまう位なので、発作で倒れる…の繰り返しでした。それが頻繁に続いてしまったので、スタッフからも友人からも家族からも、「一回リセットしなさい」と、ストップがかかりました。頑固な私も、今回ばかりは、素直に受入れ、甘えさせて頂きました。二日間、保護家を離れ、友人の実家を、静養所でお借りしました。周りにはなーんにもありません。この部屋で1人、朝から晩までずっと読書をしてました。人の声も、テレビの音も、車の音も、雑音一つない静かな友人の実家。聞こえるのは、松林の向こうにある海の波音だけ。子供の頃、よく泳ぎに来てた海。懐かしいサラサラの砂。この感触・・・40年前と同じだ!「ただいま!」振り返って自分の足跡を確認。なんでもない事なのに、「おぉ~!数秒前が形になって残ってる!時間の流れって、目に見えるものなんだなぁ」と、ただの足跡に感動してみたり…子供の頃はあんなに大きな海に感じてたのに、「こんなに小さかったっけ?でも、波の音は昔のままだな~…」ずっと波の音に聞き入ってみたり。丸々二日間、「いのちのはうす保護家」の代表ではなく、故郷に帰った山下由美、個人の時間を過ごしました。いつもと視る風景が違うからでしょうか…思考そのものがいつもと違い、小さな事一つ一つに、感動した二日間でした。昨日、保護家に無事帰宅。個人山下由美から、「いのちのはうす保護家」代表に戻りました。早速、代表としての仕事を再開。早速、旦那も保護家に来てくれて、今後の改革案を相談中。私の相棒カムカムは、決して旦那に寄り添ってるのではありません。私に意地悪しないよう、これ以上母ちゃんに近付くなと、体でガードしてるんです(笑)何回も夫婦喧嘩見てきましたからね(^^;体調も回復し、明日からまた頑張ります!※賛助会員になって下さった皆様、ありがとうございます。自動メールが届いていない方もいらっしゃるかもしれませんが、年明けに、会員制Facebookグループ公開、会員証発行の準備に入ります。※↓賛助会員様お申込み先↓http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/ 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年12月30日
スタッフが会のブログにて公表した記事、http://hogoya.miyachan.cc/e547368.html以下が「賛助会員制度」の詳細です。↓ ↓ ↓「賛助会員制度」を導入しました。http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/※賛助会員には、種類が3つあります。~ゴールド賛助会員様~年間12,000円1・会員証発行2・非公開Facebookグループご招待 (会計報告、活動報告、山下代表構想案暴露、 リアルな施設動画や写真公開)3・フリーペーパー2ヶ月に一回郵送~プラチナ賛助会員様~年間24,000円ゴールド賛助会員様の1・2・3に加え・・・4・保護家オリジナル写真集郵送 (105×148文庫本size 36P) 冬&春バージョンと夏&秋バージョン5・保護家オリジナルポストカード4枚 (犬バージョン2枚、猫バージョン2枚)※4・5は、年二回(3月と9月)郵送致します。~ダイアモンド賛助会員様~年間50,000円プラチナ賛助会員様の1・2・3・4・5に加え…6・保護家の日常風景動画DVD(30分)7・講演会、セミナー、全国どこでも行きます。 (講師・山下由美) (講演会場、企画等は致しかねます) (2名分の交通費のみご負担お願いします。講師料無料) 7は、予定開催2ヶ月前までにお知らせください。この件について、私の思いを綴らせて頂きます。施設の犬猫、レスキューを待っている犬猫、私達とタッグを組んで「いのち」を救って下さってる全国のご支援者様…現場の私達は、施設の犬猫、レスキューした犬猫から五感を通して幸福感を戴いています。「生きててくれてありがとう」と…。じゃあ、私達と同じ有志でもある支援者様には、どのような形でこの子達本人からの「ありがとう」という御礼を伝えていけば良いの?…色々考えたときに、「賛助会員制度」を思いついたんです。「動物愛護」というジャンルは、色んな考え方があり、個々の「悪」は存在しません。個々が「正義」だと思うんです。だからこそ、私達を「悪」だと感じる方もいらっしゃると思います。だから・・・色んな受け止め方や誤解が生じる事がないよう不特定多数の方が閲覧できるブログ、SNS等公の場では、あえて書かないようにしている真実や思いや信念・・・実は、この13年間沢山抱えてきました。(2009年、電気水道、仲間…何もなかった頃の旧・保護家)私が歩もうとしている新しい改革案にしてもそうです。基盤造りの時点では、夢を語る事はありませんでした。「私の体には、PC同様スクリーンセーバー(寝る)機能があるから元気(^^;」「出る杭は打たれる」から?いいえ、それに関しては、信念を曲げるつもりも、従うつもりもありません。例えて言うならば・・・私の杭は、いつも出っぱなしです。コンクリートに刺さってるので、打たれても下がらないと思います。ただ・・・自分が夢を語り、歩んでいる事で、誰かを不快に感じさせたり、誰かを傷つけてしまう事への恐怖心。これが、私にとって一番イヤので、夢や目標を語る時には、基盤がある程度仕上がってからの公表でした。ですが、「いのちのはうす保護家」、私達の組織への信念にご賛同下さり、ご支援をして下さる方には、これまで封印してた真実や、私の構想案等、お伝えしていきたいと思いました。なぜならば…ご支援者様は仲間を越えた「有志」だから…この8年間続けて来れたのは、決して、現場の私達の力だけではありません。同じ気持ちで、殺処分寸前だった「命」を助けて下さった方々がいます。その方々が存在しなければ、「いのちのはうす保護家」は存在しませんでした。存在したとしても、とっくに崩壊してました。病院に連れて行く現場の私達、介護と看取りをする私達、未来に向けて学んでいる現場の私達、未来に向けての改革、今居る子達が快適に過ごせる環境作り、私達の身体を動かしてくれているのは、働いて得た大事なお金を「寄付」として私達を信じ、託してくれる全国の支援者様の存在があるからこそです。私達には、動ける体があっても、運営費を作るためにバイトに出る…その両立を続けるための時間と体力、確かに…自信がありませんでした。支援者様と同じ土俵に立ちたい…その思いは、厚かましいのかもしれませんが、情報や思いを共有していきたい!支援者様から救ってもらった子達からの「ありがとう」を伝えていきたい!その思いから、「賛助会員制度」を思い付き、管理していくために、何か一つ捨てなければ両立は出来ない…それが「足長基金」だったんです。正直怖いです・・・ですが、私達は支援者様に「伝える」方に時間と労力を使いたいと思ったんです。今までは、ご支援戴いたのに、何も恩返しが出来ないまま…この、ご支援頂くばかりの流れをそろそろ変えていかなきゃと、助けて頂いたこの子達に代わり、「リターン」という形式で、お礼をお伝えしていければと思いました。どうか、ご協力、御支援、よろしくお願い致します。↓「賛助会員様」お申込み先↓http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年12月25日
なかなかレスキューのめどが立たず、愛護センターに待ってもらってた白血病の「美月」。白血病なので、同じ猫舎の仔達への感染リスクをが少しでもないよう、ずっとケージの中だったのでしょう…成長期の「美月」は、筋肉がほぼついていません。これから、「白血病専門預かり」の副代表のお家で、ノビノビと歩き、走り、成長していくと思います。そして・・・まるで自分の存在に気付かれないようにと身を潜めている成猫がいました。外猫出身の仔で、左右後脚の骨折でした。愛護センターに来た時には、左右後脚、ウジまみれだったそうです。右後脚の骨折が酷く、愛護センターでピンを入れて手術したものの、一向に良くならないとの事でした。AIDS陽性の仔は、普通の仔より免疫力は低いですが、ケガへのショック、痛み、環境からの「免疫力低下」・・・?いいえ!今は免疫力が云々と、そんな思考を抜かなきゃいけない位のもっと大変なものがある気がする!? ? ?・・・でも、なんだろう…?それは、何やと?答えが自分でも見つけられなかったけど、この子から「あるべき物がない」という違和感だけが、ハッキリしてました。それは・・・どんなに瀕死の状態の仔でも伝わる「生命力」の「気」でした。それすら感じれない位の「弱さ」だったんです。「今、連れて帰らなきゃ、数日後に死んじゃう…」そう感じてしまったんです。霊感がある人なら、この子の身体が半分透けて視えるのかなぁ?私には霊感がないので分かりませんが、言葉に表現して説明するならばのあくまでもたとえ話…です。ケガ自体は、命に別状があるものではないのですが…緊急レスキューし、病院に連れて行くと、まだ軽傷だと思ってた左後ろ足は、骨がめり込んで化膿し、関節が完全に変形していました。手術ではもう治せるレベルではないと…化膿しているため、皮膚を繋げることも出来ません…。問題の右後脚、テーピングを外すと…感染症を起こし、骨が大きく剥き出しの状態でした。ピンの先端も出て来てて、皮膚と骨を痛めていたようでした。(ボカシましたが、白い部分は全部骨です)応急処置でピンを引っ張り出して抜きましたが、その際に、骨がボロボロ崩れ出し…これがボロボロ崩れ落ちた骨の一部と、ピンです。感染症を起こし、ものすごい悪臭でした。私がこの子と会った瞬間、なぜか感じた「今、連れて帰らなきゃ、数日後に死んじゃう…」この答えは、感染症で死ぬ…という意味だったのでしょうか?もちろん、愛護センター獣医師さんは一生懸命頑張って下さいましたが、センターに来た時点で、酷い状態でしたから…きっと、あまり人間と接してきた事の無い子。それでも、私たち人間を信じて、診察台で耐えてくれました。頑張ってくれていました。治療が終わった瞬間、本人も分かったのでしょうか?ずっと保定しながら、励まし続けた看護師さんにスリスリ甘えはじめました。この看護師さんに、名付け親をお願いし…命名「ボーン」♀残念ながら・・・右後脚は「切断」しか選択肢はありませんでした。今は、抗生剤の注射で、これ以上悪化しないようとめていますが、今週半ばに、なんとか手術日を入れてもらいました。ボーンは、右後脚切断が「終わり」ではありません。切断してからが、本当のスタートになります。うちの施設には、3本足の猫は4匹いますが、何不自由なく、動き回れます。ですが、ポーンの場合は…残せる左後脚も、関節が変形している為、普通の三本足の子達よりも、歩行の負担が大きくなります。右後脚に神経が残っている為、体を支えようとして、変形した関節に負担がかかってしまうんです。「ボーン」が痛みや不快を感じる事ないように今後の環境、接し方を考えていきます。賛助会員制度を作りました。また後日、ブログにて書きたいと思います。http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年12月25日
福島県の方から、殺処分予定犬を助けて頂けないかと、SOSのメッセージが届きました。本来ならば、面識のある方でも受入を断る事は多々あります。一番の理由は「私自身がその子に触れていない」冷たいと思われるかもしれませんが、その言葉の意味には、イコール、その子が何を抱えているのか、モニターを通しただけでは、私には、理解してあげる事すら出来ない現実。イコール、うちの施設(群れ)に来ることで、大きなストレスを与え続ける結果になってしまうかもしれない。「命が助かれば良い」ではなく、助かった後の「命の尊重」が出来なければ、安易に命に手を差し伸べるべきではない。その子にとっては、毎日が生き地獄だから。これが私の信念です。だから・・・私、山下由美は、「愛護家」じゃないんです。「優しい人」じゃないんです。ただ・・・SOSを出して下さった方からの個人メッセージが、とても心に響いたんです。必死になって1匹でも救いたいという強い気持ちが伝わったんです。何度も何度も、必死で呼びかけているFacebook。それでも、まだお声がかからない…「この子・・もうダメかもしれないね」スタッフ全員に相談して、受入れる決心をしました。その方は、この子の医療費、手術費が、莫大な金額になる事を、わかっていました。だからこそ、この子にかかる医療費にと、高額な寄付をお申し出下さいました。そのお気持ちに、私達は心を打たれました。でも、きっと、福島県では殺処分寸前の犬猫が、沢山居ると思いました。ぜひ、その医療費を福島県の犬猫達に遣って頂きたいと、医療費は、辞退させていただきました。(貧乏団体が生意気ですいません)その方の心優しいお気持ちだけ、有り難く頂戴しました。この子の医療費は、私が働いてでも工面するべきだと思えたんです。カズキ(旧名リキ君)ようこそ!施設に到着後、お外をお散歩。びっくりするくらいの小走り、びっくりするくらいの力^ ^この日は、暗くなるまでずっとドッグランを満喫してました。カズキがどんな子なのか、カズキを理解するために、いいえ・・・カズキに、私と施設を受け入れてもらいたくて、保護家に来た初日の夜、カズキと一緒にサークルの中で時間を過ごしました。カズキは、口中に腫瘍がありますが、腫瘍からの痛みはないようです。歯周炎の痛みを和らげながら、カズキにとって何が最善なのかを、接しながら考えてきました。全身麻酔に耐えられるのかが一番の心配でしたが、どうやら負担はかからないように感じました。腫瘍が悪性なのか良性なのか、病理検査してもらう事になりました。カズキは、とにかく平和主義者。そんなカズキをレスキュー後…9月からFacebookで、何度も何度も、引き取り先を呼びかけていらっしゃいました。10月、11月と、情報を追記しながら、一生懸命に守ろうとしている姿。それなのに、「期限が12月7日…」直ぐに副代表に相談を持ち掛けました。「カズキレスキューして早々に申し訳ないけど…」「そう言ってくると思ってたよ。腫瘍抱えてる老犬やろ?だって…ケンジにソックリだもんね。あの子…」ケンジは、リンパ腫で亡くなった子でした。私とケンジとの間では、まだ完結できていない部分があります。「後悔」ではなく、まだ共に時間を過ごしている…そんな感覚なので、私とケンジが本当の意味で、お別れできる日が来た時に、ご報告をと思っていました。それが・・・「ピン子」との出会いだったような気がします。ピン子の声は、ケンジにソックリでした。空港で会ったピン子は、怒っていました。相当怒っていました。それはもう、福島県からの長旅でしたから、かなりのお疲れのようでした。きっと、私のせいだと思ったのでしょう。20時に保護家に到着し、真っ暗な中、ドッグランを探索するピン子。いつものように、同じサークルで時間を共にしたのですが、ピン子のご立腹はなかなかのようで、ずっと顔を背けたままでした。翌朝は、やっとご機嫌も良くなり、仲良くしてもらえました(^^)お隣はカズキです。ピン子さん、やはり大型ですね!白内障であまり目は見えていませんが、前庭疾患と足の筋力がかなり弱っているので、そこも考えていきたいと思います。そんなカズキとピン子を眺めながら、胸に込み上げる「ありがとう」の感情。カズキが!ピン子が!今、生きている!それは、決して当たり前のことじゃない。センターでカズキとピン子に触れた温かい手、必死にsnsで発信し続けた温かい指、パケボラさん達による命のリレー、質問に対してのレスポンスの早さ、何かがひとつでも欠けてたら、きっと・・・カズキとピン子は、もう存在していなかった。そう思うと「ありがとう」・・感謝の念でいっぱいでした。資金面で苦しくなってきたことを、スタッフが会のブログで切に訴え…あそこまで書かせてしまった事に、代表としての不甲斐なさを感じましたが、全国の皆様が、優しい手を差し伸べて下さり、危機を乗り越える事が出来ました。ご支援下さった皆様、本当にありがとうございます。皆さんの優しさに、ただただ感謝しかありません。またブログ発信も頑張っていこうと思います。本当にありがとうございました。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年12月16日
異なる噂が流れているようなので、取り急ぎご報告をと思いました。私は…カウンセラーへの転身も、カウンセラー優先の活動もしてないです。ただ、履いてる草鞋をもう一足追加しただけです。私は、「いのちのはうす保護家」代表として、出張や視察、情報発信、外回り、講演講師、活動改革の勉強(独学ですが)等をしていますが、私は以下のまま何も変わらず「現場人」です。①保護施設管理責任 ②保護猫カフェ責任者③フリーペーパー総責任者④老犬デイサービス私は、多くの犬猫を介護してきた中で、1匹1匹異なる介護法や、全てに当てはまる介護技法に気付きました。それを役立てていきたいと、「老犬介護カウンセラー」という新しい取り組みも追加しました。一足の草鞋が年々増えていき、今年は5足目の草鞋も履いた…というだけです。正しく説明すると・・・「ボランティアさんのサポート力、スタッフの判断力、技術力の向上、それがあるからこそ、5足目の草鞋も履けるようになった」・・・というわけでしょうね。来年はまた更に、6足目の草鞋を履くだろな…という計画もあります。「忙しいでしょう?」と、いつも聞かれますが、私は全く忙しいと思っていません。もし私を見て「忙しい人」そう感じたときには、「山下は時間の使い方が下手だな~」と苦笑いして下さい(^^)「苦労」「努力」今の私には無縁の言葉だと思っています。頑張ってる風に見えるかもしれない、体をいじめ過ぎだと見えるかもしれない、でも、私自身には、そんな気持ちが一切ないんです。「今やってる事は、いつか必ず良い未来に繋がる!」明るい未来に向けて動いてるだけなので、一段一段、階段を登っていき、どんどん夢(目標達成)に近付いているという喜びしかありません。睡眠時間やオフの時間がもったいないから、その時間を削っているだけで、「身を粉にして」「自分を犠牲にして」の言葉も、私にはあてはまりません。もちろん、数年前を振り返ったときに「あの時は苦労してたんだなぁ~」「あの頃は相当な努力してたんだなぁ~」と、後になって気付きますが(^^;更に正直言ってしまうと・・・手を差し伸べられない命、看取る悲しみ、外部から襲い掛かる心の暴力、代表がゆえにかかる責任と重圧感、でも、この感情は、私にとって必要な感情だと思います。自分が悲しみ、傷つき、苦しむことは、前に進むきっかけとなっているから。今、発信するべき事も多々あるのですが、また後ほど、ご報告したいと思います。http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/(足長さん基金QRコード)宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年12月08日
※前編「リンパ腫と戦う松子を書けなかったのは…」https://plaza.rakuten.co.jp/xinunekox/diary/201811150000/「週一の抗がん剤治療の他に何の治療をしてるの?」藤井副代表に聞いたときに、「エンドキサンという抗がん剤」「・・・えっ?!」シクロホスファミド(エンドキサン)は、毒ガスをヒントに開発されたといわれている抗がん剤、「揮発性を持った化学薬品」だと言われています。ただ、効果の高さがあるからこそ、エンドキサンに変わる抗がん剤はなかなか開発されないんでしょうね…。正直、とてもリスクの高い危険な抗がん剤です。松子の呼吸と一緒に空気中に拡散し、犬猫だけではなく、人間への発がん率も高いのです。「ねぇ、エンドキサンの危険性知ってると?」私の問いに、返ってきたのは・・・この写真でした。「松子に服用させるときは、この格好でやってるよ(笑)」その写真に写る藤井副代表の顔は、いつものおちゃらけたものではなく、真剣さが伝わる表情でした。藤井家は「松子の奇跡に賭けてみたい」と、一日置きに、リスクの高い抗がん剤を服用させていたんです。治療中は必ず換気をするか、外で風向きを考えながら服用させなければいけません。薬を飲ませる方も、被爆のリスクを覚悟しての治療なんです。危険性を知ってて・・・全てを分かったうえで・・・藤井家は・・・腹括ったんだね。抗がん剤の微量被曝は、何年、何十年後に、身体に異変が出て来ますが、何の保証もありません。誰も助けてくれません。「自己責任」しかないのです。「松子の奇跡を信じたい」藤井家が発したその言葉は、自分達へのリスクをも覚悟した上でのとても重い言葉でした・・・。以下は、藤井家を代表しての藤井副代表からの言葉です。「松子はまだ2才なんです!2年しか生きていないんです!抗がん剤の副作用もなく、笑顔で毎日を過ごしています。寿命をお金で買っているだけなのかもしれない…でも、あともう少し…松子に時間を与えてあげたいんです。あともう少しだけ…穏やかな日々を感じて欲しいんです。山下由美代表は、<命を懸けて守る>という本当の意味と行動を、映画のモデルとなったひまわりから学んだと話していました。山下代表の言葉の意味を、今、私は松子を通して初めて知る事が出来ました。自分の体のリスクなんてどうでも良い!松子を守りたい気持ちを抑えられないんです。どうか、松子に時間を下さい。お願いします。」松子が、苦しい、辛い・・・そう感じたときに、抗がん剤治療は終わろうと、藤井家も私も、同じ考えでした。それまでは、どうか治療を続けさせてください…高額な医療陽を、松子一人の延命に遣う事は、正しいのか間違いなのか、答えは分かりません。いいえ…答えはそもそもないのかもしれません。どうか、松子が一日でも穏やかな時間を過ごせますよう、抗がん剤治療のご支援を宜しくお願い致します。宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ※「足長基金」には松子のページがありません。私が、本当にこれで良いのか迷いが残り、作っていませんでした。http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/(足長さん基金QRコード)宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年11月15日
二年前に保健所に収容されてた「松子」は、人間に怯え、ケージの奥で震えていました…。顔面を強く咬まれ、右の眼球は、機能を失っていました。直ぐに松子をレスキューしたのですが・・・ 松子は、「猫白血病」でした。当時は、猫の部屋数も少なく、松子にはどこにも行き場がなかったのです。リスクが高すぎると分かってはいましたが、半身麻痺猫専用部屋に、松子を入れる事にしました。みんな下半身麻痺の猫達だったので、高い位置に松子のケージを置けば、白血病の松子とケージ越しの接触も無いと思ったのです。ちょっとしたミスで、この子達の寿命を奪う結果になってしまう…「松子を触らないでください」と、ケージに張り紙をしたり、スタッフ、ボランティアさん達に何度も声をかけ続けました。リスクは大きい・・・保護施設責任者として、私は失格だったかもしれない。でも、今の松子に大切なのは、優先すべき事は、恐怖心を取ってあげる事だと思ったんです。松子はケージの奥から、毎日毎晩、私を目で追いながら観察していました。そして・・・やっと前に出て来れるようになり、表情が出せるようになり、ケージから手を伸ばして甘えるようになりました。うれしかった!松子から信じてもらえたことが、すごくすごく、うれしかった!だけど・・・白血病の松子を、ケージから出してあげる事も、接する時間も限られていました。頭を抱えていた私に、藤井副代表は、こう話を切り出しました。「うちには、保護家から預かってる白血病のニコマルがいるやん!この際、藤井家は白血病専門の預かりになるよ!白血病の猫達も今後レスキューしていこう?他の猫達と同様に、白血病の猫達にも生きる道を作ってあげたいとよ!」藤井家は、松子をきっかけに、「白血病猫生涯預かり」という役目になる事を、決断してくれたのです。松子は、藤井家でノビノビとノンストレスの日々を送ってきました。松子の側にはいつも、人の温もりがありました。発症しないまま寿命全うできるかもね♪その位、松子は病気もせず元気悠々な子だったんです。そんな松子に異変が起こったのは、今から1ヶ月前・・・。松子は『リンパ腫』と診断されました…。胸と心臓の周りに水が溜まっている状態でした。リンパ腫は、完治がないと言われている癌です。松子は白血病のため、抗がん剤治療しても、効果はほぼない、余命を延ばすことは出来ない…。それは分かっていました。仮に、白血病じゃなかった場合も、リンパ腫の抗がん剤治療は、短くて半年、長くても一年…あくまでも「延命治療」に過ぎません。「通院や副作用で苦しめてまでも、長く生かす意味はどこにあるのか…?」これが私の考えにありました。これまで多くのリンパ腫の犬猫達を介護と看取りをしてきました。その経験から得た私の考えです。決して、押しつけでも、きれい事でも、放棄でも、正論だと思っていない事はご理解ください。それでも私は、松子の抗がん剤治療を勧めました。「抗がん剤の副作用がなければ、延命治療は有り!」というのも、考えのひとつにあったからです。松子は、毎週抗がん剤治療を受けています。なぜならば・・・松子の身体には、抗がん剤の副作用が一切出なかったのです。ですが、喜ばしい結果とは裏腹に、別の新たな課題が出て来たのです…。抗がん剤治療には、莫大な費用がかかっています。二つの方法をとっているため、松子の抗がん剤治療には、毎月10万円…大きな金額が動きはじめたのです。リンパ腫は完治はしない…。松子の寿命を、毎月10万円で買ってるだけかもしれない。その大事な10万円という大金は、松子1人だけの延命治療ではなく、今、生と死の瀬戸際で待っている子達に手を差し伸べるべきお金なのかもしれない!そんな想いが、私の中にはありました。だからこそ、松子の高額な抗がん剤治療がスタートしても、ブログやFacebookで、松子の状態報告や、「松子の医療費のご支援をお願いします」という言葉や文字が出せなかったんです。皆さんに「松子を助けて!」と、助けを求める事が出来ませんでした。だけど・・・今日、こうして動き出したのは、藤井家の覚悟を目の当たりにしたからでした。・・・・後編に続きます。http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/(足長さん基金QRコード)宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年11月15日
1月21日に愛護センターで保護され、二ヶ月弱ずっと檻の中に居た老猫。センター職員さん達も二ヶ月間、人に馴れてくれるようにと、頑張って下さってたようで、保護当初の激しさは、徐々になくなってきましたが・・・人間を拒絶する心は強く、心を開く事はありませんでした。そして・・・衰弱は進んでいくばかり…との事でした。この仔には、もう看取りしか残されていない…この子らしい最期を迎えさせよう!3月末、レスキューを決意しました。命名「ミト」ウーウーシャーシャー威嚇はありましたが、決して咬んだり爪を立てる事はありませんでした。なんとか、人を好きになって欲しいと、なんとか、信頼関係を築けたらと、スタッフは懸命に「ミト」と向き合おうとしましたが…体を硬直させ怯えるばかり。ミトは、懸命に自己暗示をかけている事に気付きました。「…この体は私ではない…私ではない…」と。それは・・・恐怖心、痛み、悲しみ、苦しみから、自分の心身を守るために自然に働く業、間違いなくそれは、「防衛本能」でした。ミトは、口の中がボロボロで口の中が腫れ上がっていました。歯茎の中に、悪い歯が埋まっている状態で、切開しての抜歯…とても大きな手術になりましたが…抜歯して時間が経過しても、ミトの痛みはなかなか取れない様子でした。なぜ?悪い歯を全部取ったのに、なんで痛みが続くの…?ただでさえ、人間が嫌いなミトに、通院治療が、どんなに苦痛でどんなに怖かったか…それでも私達は、痛みを取る事を優先させました。治療をレーザー治療へと変更しました。痛みさえなくなれば、もう無理はさせないからね…ミトとそう約束しながら…。この時すでに手遅れだったことを、知る由もなく…。「猫ホスピス部屋」で、仮眠を取っていた明け方、物音で目が覚めました。ミトが、激しい痙攣を起こしていたのです!痙攣は、60分程続きました。なぜ痙攣が?ミトの身体の中で、一体何が起こってると?ミトのかかりつけ病院は、休診日でした。先生に、個人メールでミトの痙攣の動画を送ったら、直ぐにご連絡を頂きました。「遠慮しないでミトちゃん連れて来て!私は保護家さんの力になろうって決心固まってるんだから!自分に出来る事をやりたいだけだから!」先生の優しさと、強い信念に、魂が震えました。ミトは、もう時間の問題でした。細菌が脳に回ってしまったのです。このまま入院させて、血管からの点滴を続けるか、今日は点滴を抜いて、翌朝点滴を再開するか…二つの選択しかありませんでしたが、今夜は連れて帰ろうと判断しました。苦しんでいるミト。いつもミトを気にかけてたスタッフは、思わずミトを抱きしめましたが…ミトを下におろすよう、スタッフに告げました。ミトが望んでいるのは、人の温もりではなかったんです。「1人にして欲しい…」それが、ミトが望む最期の迎え方でした。夜が明けるまで、ミトを見守りました。苦しまない最期を、願いました。グルグル歩き回り落ち着かないミト…。もう意識はなかったと思います。細菌が脳に回り、違う意味で、ミトはミトでなくなってしまったのです。私は、ミトを見守る事しか出来ませんでしたが…「ねぇ、ミト…?」話しかける度に、耳だけを傾けるミト。朦朧とした意識の中でもしっかりと…。それは・・・ミトが望んでいた距離感に、やっと気付けた瞬間でした。ミトにとって「声」は「体」だったのです。「声」との触れ合い・・・それは、ミトにとって、体の触れ合いと同じ意味するものだったのです!なんで今頃になって気付く?なんで今まで気付けなかった?いいえ、なんでミトを知ろうとしなかった?・・・悔しい。ミトに申し訳ない!夜が明け、病院送迎ボランティアさんがミトのお迎えに来てくれました。夕方まで病院で、血管点滴の予定でしたが…「病院に到着してすぐに…息を引き取りました」そう先生から連絡が入りました…。やっぱりミトは、私の前で逝く事を避けたんだな…そう感じました。ミト、本当にごめんなさい…。ミトは、いつも一人ぼっちでした。そんなミトの側に、黙って寄り添っていたのが、8月11日に亡くなったニコでした。ニコも、恐怖心や苛立ちを抱えながら、やっと人間に心を開いた子でした。きっと、ニコは分かっていたんだと思います。ミトが抱えている心の痛み、苦しみを…。自分がカムに支えられてきた事を、今度は自分が、支える側になっていたんだと、この二人を見てると、そう感じずにいられませんでした。そんな支えてくれたニコを追うように、ニコが亡くなってちょうど二ヶ月後、ニコが旅立った同じ時間帯に、ミトは旅立ちました。ミトの枕元に、ニコの遺骨を添い寝させました。私は、ミトの心を開かせることを諦めていました。レスキューしたときには、もう先が短い事が分かっていました。だったら、自分の好きなように生きて欲しいと…。そんなミトに、最期まで寄り添ってくれた誰かがいた、ニコが居てくれた…ミトにとって、唯一の心の支えだったのかもしれません。最後の最期に、ミトが望んでいたコミュニケーションに、もっと早く気付いてあげてれば…ミト、本当にごめんなさい。http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/(足長さん基金QRコード)宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年11月01日
ニコとの出会いは、「愛護センター」が出来る5年前、2012年の6月でした。宮崎市保健所の裏にある物置部屋のような「保護室」で。このときのニコは、まだ生後三週間位。本来は、子猫は譲渡の可能性もあったのですが、ニコは「AIDS陽性」のため、譲渡の道はほぼ閉ざされていたので、レスキューを決意しました。こんな小さな体で、ニコはとても狂暴でした。シャーシャーと声で威嚇する事はありませんでしたが、手を出すと、思いっきり爪を立て、両手でグッと腕を掴み、唸り、咬む。無言の攻撃を繰り返す仔でした。性格が落ち着くまではと、私の自宅に連れて帰り、心のリハビリスタートでした。半年後、いよいよ「いのちのはうす保護家」へ。先ずは、私以外の人間にも慣れてもらうため、色んな段階を経て、やっと「AIDSっ子部屋」にお引越しする事が出来ました。成長する度に、貫禄が出てくるニコ。強面へと成長していきましたが、性格は穏やかになり、抱っこしても反撃する事もなくなっていきました。ただ、人間とは一定の距離を置くニコ。私達スタッフもボランティアさん達もみんなニコの性格を把握し、尊重するようになりました。「ニコのペースに合わせる」みんながそれを守ってくれたからこそ、ニコから信頼を得る事が出来たのです。それを忘れると、大魔神のような形相で怒られますがね(^^;ニコが保護家に来て6年目の8月…ニコの異変に気付きました。原因が分からず検査入院。某検査機関にて「悪性所見なし」簡単に言えば「ま、心配する事はないでしょう」の検査結果が戻ってきたのです。「その結果に納得できない…とことん調べさせてくれないだろうか?」かかりつけの先生は、私に相談してきました。先生は、ご自身の経験と直感を信じていたのです。「そんなはずはない!」・・・と。本来ならば、私自身、精密な検査結果を信じるところでしょう。だけど、先生の直感と、先生が抱いてた違和感の方を、私は迷わず信じました。連れて帰りたい…そんな気持ちを抑えて、ニコを先生に託しました。更に精密な検査をした結果・・・コロナウィルス(コロナ自体は怖くも珍しくもない)を持ってて、突然変異でFIPになっていました。やはり、先生の経験と直感は当たっていたのです!FIPの診断はとても難しく、FIPは誤診がとても多いそうです。「FIPが完治した」とネット上で見る事もありますが、元々、FIPに似た症状だったという事も考えられます。生存率1%・・・ほぼ完治はないんです。FIPと断言できるようになったのも、医学の進歩なんだな・・・と感じました。ニコは、看取りに入りました。日に日に衰弱していくニコ・・・。それでも、フラフラしながら甘えに来る。私からひと時も離れたくないかのように。あんなに「ツンデレ」だったニコが・・・「母ちゃん、ずっと一緒に居ようね」って…。体に触れる事で落ち着ける様子でした。私がニコから感じたのは・・・「誰にも会いたくない」というものでした。「ニコ・・・あんたは残酷な事言うね。あんたは会いたくなくてもね、あんたに会いたい人は沢山いるんだよ?」私は、ボランティアさん達を傷つけると思ったし、みんなからどんな事思われても良い。嫌われても良い。ニコの気持ちを尊重する道を選びました。そして・・・毎日書いて、グループLineに流している業務日誌にこう書きました。みんなにごめんね・・・という気持ちでニコの状態とニコの気持ちを正直に書きました。自分が憎まれる覚悟で書いたけど、うちのボランティアさん誰一人、そんな人は居ませんでした。仲間皆がニコの気持ちを尊重してくれたのです。やはり、保護家メンバーは凄いんだな…と、ボランティアさん達にありがとう…という気持ちで胸がいっぱいになりました。スタッフ藤井、薫、美代子、麻美、私、ニコ・・・そしてカムカム(私の相棒)、みんなが一致団結して、ニコを見守り続けました。日中は、スタッフと交代制でニコの側に寄り添いました。痙攣の間隔が短くなり、瞳孔が開く事も多くなりました。私は・・・眠る事に恐怖心を感じていました。もし、寝てる間に痙攣起こしたらどうしよう…もし、寝てる間に死んでたらどうしよう…自分の最期の時は、自分で選ぶだろうと分かってはいながらも、そこだけは、ニコを尊重する事を拒否しました。「ニコが息を引き取る瞬間一緒に居させて」・・・と。夜は、ニコを膝に乗せたまま座って睡眠をとるようにしました。少しの異変にも気付けるようにと…。熟睡するのが怖かったんです。視力が0.01なので、直ぐに動けるよう眼鏡もかけたまま。この数分後・・・ニコは永眠しました。スタッフが出勤する時間を待っていたかのように、スタッフが揃った時に、最期を迎えました。やはり・・・ニコは、自分の最期の時を選んだんだね。亡くなる前日、太陽の陽を浴びました。ニコは、朦朧とした意識の中、スタッフ麻美の目をジッと見つめ続けました。スタッフ麻美にお礼を告げているような、そんな意味のある目をしていました。ニコには分かってたんでしょうね。最後の夕陽だという事を・・・。ニコは、今年の8月にカムカムと再会した時、カムカムの目線の先に何度も何度も移動しながら、懸命に甘えていました。この二人が再会するのは5年ぶり。5年間も会っていなかったのに、ニコは、カムカムを覚えていたんです。カムカムの方は、ニコの事を忘れている様子で、あまりにしつこくて、唸ってましたが、ニコはそれでもお構いなしに、ゴロゴロスリスリ。ニコが衰弱していくと同時に、カムカムは、ニコをずっと見守ってくれていました。二人の間でどんな会話があったのか、私が知ることは出来ませんでしたが、「ニコはカムカムに守られてる」それだけは感じる事が出来ました。人間が邪魔で、ニコの姿が見えないときには、覗き込むようにニコの姿を確認していました。ニコは、最期のあの苦しい期間、苦しみよりも、見守られてる心地良さの方が勝っていたのかなと思いました。レスキューした半年間、不安や恐怖心や苛立ちを抱えながら私の自宅で心のケアをしてきたニコ。生後三週間から半年間、そんなときに、心の支えになってたのが、きっとカムカムだったのでしょう…きっと、子猫の頃の記憶がずっと残っていたのでしょう…ニコは生前、カムカムと同じ仕事を受け継いでいたのです…。自分がしてもらった事を、今度は自分が、「ミト」という猫に・・・。この続きは後程書きたいと思います。http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/(足長さん基金QRコード)宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年10月30日
2017年4月1日、 「みやざき愛護センター」が設立。 と同時に宮崎市「動物管理所」は 閉鎖となりました。 そして、 一年前に・・ 民間会社の所有地になりました。 資材置場になるのでしょうね・・。 私は「動物管理所」閉鎖後も、 夜、頻繁に足を運んでいます。 46年間、どれほどの命が、 ガス室で苦しみながら 最期を迎えたか・・ 助けられなかった犬達。 ガス室に向かう最期の姿を、 何度見送ってきたか・・。 「レスキューします」 私がこの言葉を出しさえすれば、 助かる命。 あまりの殺処分頭数に、 みんなをレスキューするための 資金、場所、人手・・ キャパがなかったのです。 誰を助けるか、選ばなきゃいけない。 それが、毎週木曜日に体験してきた 「命の選別」でした。 私に出来ることは、 ガス室に向かう犬達の最期の姿を 見送ること。 その子が生きていた証を、 一生忘れないために。 いつも自分を責めてきました。 責め、苦しみ、悲しむことで、 自分の魂が奮い立つから。 「絶対に未来を変えてやる!」・・と。 今は、新しい道を切り開くため、 辛くキツイ時期に入ってます。 キツイな〜苦しいな〜・・ そんな時の夜は、 必ず閉鎖した「動物管理所」に 向かいます。 私に霊感はないけど、 ここで殺処分された犬猫に、 「みんなのこと忘れてないよ」 「必ず未来を変えて、 あんた達が生きていた証、 受けた犠牲、無駄にせんからね」 「絶対未来を変えるからね」 色んな想いを伝えに行ってます。 心が折れないように、 諦めないように、 約束を交わしに行ってます。 自分を奮い立たせるためにも。 台風の影響で「動物管理所」に行く道が 両面から封鎖されたまま。 ここからは、車を置いて 徒歩で「動物管理所」に向かいます。 電灯すらない、道路が封鎖され、 人も車も通らなくなってからは、 「動物管理所」で命を奪われた 犬猫達は、ますます淋しいだろうと、 (あ、私は霊感はないですよ) 感じてしまいます。 今は民間会社の所有地なので、 お花やお供え物も置けません。 柵越しに眺め、 五感を集中させ、 慰霊碑に黙祷してます。 水面下で基盤を固めてる段階なので、 「山下は何やってんだ!」 「なぜ施設にずっとこもってるんだ!」 何をしているか見えないからこそだと 分かっております。 でも、信じて欲しいのです。 私の12年間を。歴史を。 築き残したものを。 完璧ではなかったけど、 いいえ、完璧ではなかったことも、 全てさらけ出して行く方向で、 計画を立てています。 私は、決して聖者ではない。 最低な人間なんです。 それはまた、ラインブログにて 書き綴りたいと思います。 今、東京出張中です。 副代表藤井と、 来年から現場総監督予定の スタッフ美代子の3人で。 出発時、宮崎空港で偶然会った ボランティア奥田さん。 奥田さんは、セラピー犬猫部門で 頑張ってて、 東京での講習会に向かうとのこと。 保護家の犬猫も、セラピー犬猫として、 人を癒してるだけではなく、 自分達も癒されてる対等な立場。 その道を与えてくれた奥田さん、 セラピーデビューした保護家の子達、 「歩夢」「メイ」「キタロー」、 感謝の気持ちでいっぱいです。 私がキャパ不足で出来ない部門を、 「いのちのはうす保護家」の皆んなが 道を切り開いてくれてます。 「なぜ、保護家のメンバーは、 ここまで出来るのか?」 噂や憶測が、一人歩きしてる事を知り、 またこれも、ラインブログにて 書きたいと思います。 実は、スマホからブログを 書いてるので、システムがよく分からず、 なかなかうまく書けないのです( ; ; ) なので、ラインブログと リンクしながら書き綴ります。
2018年10月28日
※前半「5年という年月を退く」私以上に、優雨の遺りの時間を大切に思ってたのが、スタッフ麻美でした。猫カフェ閉店後、いつもホスピスルームに来て、一生懸命介助をしていました。食べないとき、水を摂れないとき、そんなときに、何か口にできる物がないかと、色んな食事を試していく。水を飲ませる容器、角度、五感を集中して優雨と向き合い続けたのが、スタッフ麻美。スタッフ麻美は、保護家に来てまだ2年位。その短い期間に、多くの猫達の介護と看取りを経験してきました。自ら、介護と看取りを志願して・・・。「優雨を連れて帰っていい?優雨と一緒に通勤する形をとっても良い?」スタッフ麻美も気付いていました。「ホスピスで死にたくない」という優雨の気持ちに。そんなスタッフ麻美だったからこそ、優雨を託すことを決めました。5年間の、私と優雨の時間に、ピリオドを打ちました。今度は、二人を見守っていく側、第三者のような立場になろうと決めたんです。自分をその立場に置かなきゃ、見逃してしまう大切な事があるように感じたから…。スタッフ麻美と優雨、二人の時間が始まりました。優雨は、口の中に腫瘍があり、レーザー治療も行ってきました。ヒョウヒョウとしてるスタッフ麻美の天然ぶりは、どんどん優雨にも移ってきていました。腫瘍が破裂して、口の中が血だらけになった事もありましたが、やはりヒョウヒョウとしていました。どんどん二人が似てくるのです。優雨の目は…瞳孔が開きっぱなしになりました。腎不全の症状でもありますが、こうなったときに、もう遺された時間はあと僅かなんです・・・。スタッフ麻美は、私にこう言いました。「毎日通勤のあの車の移動が、優雨の身体に負担だったんじゃないかな?進行が進んだのはそのせいかな?私のせいかな?やっぱり、連れて帰るべきじゃなかったのかも。足長基金で優雨に支援してくれた皆さんに申し訳ない事をしてしまった…」・・・と。私は、スタッフ麻美にこう告げました。「確かに、車の移動は優雨の身体に負担じゃないとは私も言い切れない部分。でも、優雨は何を望んでた?1分でも1時間でも1日でも長く生きる事じゃないよね?遺りの時間を優雨がどう過ごしたいのか、もうわかってるよね?生きる長さじゃないよ。その時間をどう過ごしたかだよね?」・・・そうだよね?優雨。この日から、スタッフ麻美は自信持って優雨との出勤を継続する事を決意しました。平日は、カフェにお客様がいないとき、営業時間が終わったとき、優雨は、いつもスタッフ麻美の側に居ました。座り作業の時は、いつもスタッフ麻美の膝の上で、一緒に仕事をしていました。毎日毎日、ここでスタッフ麻美の横顔を見ながら、一緒に帰宅する時間まで待っていました。優雨は、私と過ごした5年という年月よりも、心が繋がり合ったスタッフ麻美を、深く愛していました。10月13日。この日は、土曜日だったこともあり、スタッフ麻美は、保護家敷地内にある保護猫カフェ店長として、優雨の元を離れました。パソコン部屋で作業していた私に、「優雨を見てて」と、私に託しカフェの仕事に戻りました。しばらくすると・・・「母ちゃん!麻美を呼んで!」優雨がそう言ってる気がして、スタッフ麻美を直ぐに呼び戻しました。スタッフ麻美がかけつけた3分後…優雨は、苦しむことなく眠るように息を引き取りました。なぜ、あの時間だったのか…それは・・・人前で決して弱音を吐いたり泣いたりできないスタッフ麻美の性格を、優雨は知っていたからだと思います。彼女は決して強くはない。だからこそ、優雨はあの時間を選んだんです。「私が最期を迎える瞬間は、母ちゃん必ず、麻美の側に居てあげてね。麻美をちゃんと泣かせてあげてね。支えてあげてね」それが、優雨の遺言だったのでは…?そう感じました。翌日の葬儀・・・スタッフ麻美は、涙を少しでも隠そうとマスクを着用していました。「優雨たん…優雨たん…」最期に小さな声で話しかけていました。火葬の中に入っていく優雨・・・ゴーッという音と共に、微かに聞こえてくるスタッフ麻美の泣き声…。泣くのを我慢しなくて良いんだよ…いつも涙を必死に堪えて、ずっと苦しみを溜め込んでしまう…そんなスタッフ麻美の性格を心配してた優雨から私への遺言のような気がしてなりませんでした。思いっきり泣かせてあげて欲しい…って。振り返ると、愛おしそうに優雨の骨壺を抱くスタッフ麻美がいました。「それで良いんだよ…」心の中で呟きました。5年間という私と優雨の歴史なんてとても小さいものでした。この二人の深い絆には、とうてい敵わない・・・おやすみなさい…優雨たん。http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/(足長さん基金QRコード)宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年10月18日
車のエンジンルームで暖を取っていた1匹の猫。人の気配を感じたとき、いつもなら逃げれたはず。上手に逃げれていたはず。きっと、この日は疲れて深い眠りについていたのでしょうか…ばれないようエンジンルームで身を潜めていたそのとき、大きな音と共に、右腕が飛ばされてしまったのです。保健所からレスキュー要請があり、保護家に連れて帰ったのは、生粋の野良猫さんでした。レスキューした日に振っていた冷たい雨。この子は、何度冷たい雨に打たれて来たんだろう。いつかこの子にとって、優しい雨に変われたら…穏やかで優しい時間を過ごせますように…そんな色んな願いを込めて「優雨」(ゆう)と名付けました。威嚇が激しいのはもちろんの事、近付くだけで、飛びかかる体勢に入る「優雨」。「シャーッ!」を通り越した「ガッ!」という力強い声。なんとか人間に慣れて欲しい・・・好きになってくれなんて、そんな贅沢は言わないから!三段ケージの中で過ごす日々。とうとう1年が超えてしまいました。飢える事も暑さ寒さもない。体は確かに守られている。身の安全から守られている。でも・・・優雨の尊重と尊厳は「いのちのはうす保護家」にはなかった‥。飼い殺し生き地獄自分のしている事に、罪悪感を抱き続けましたが…ボランティアさん達は、決して諦めませんでした。少しずつ少しずつ、優雨に伝えてくれました。「大丈夫。人間は怖くないんだよ」ボランティアさん達は、手を傷だらけにしながら、優雨との距離を縮めていきました。レスキューから1年半。特定の人間には心を開いてくれるようになり、優雨のケージ生活は、終わりを迎える事が出来ました。猫も苦手な優雨だったけど、特定の仔には心を許せるようになりました。猫と戯れる優雨。キャットタワーの上を陣取る優雨。やっと…やっと!冷たい雨が、優しい雨へと変わったのです!良かった・・・1年半、ボランティアさん達も、優雨も本当に頑張りました!2018年1月末に完成する「ハンデのある猫達の保護猫カフェ」HOGOYAいよいよopenできる!まだ人見知りさんの優雨は、様子を見てからカフェデビューも有りだなと、楽しみにしていた矢先・・・「腎不全末期」余命半年・・・そう宣告を受けました。こんなに元気なのに?こんなに毛がツヤツヤなのに?優雨は、大部屋(現・オレンジルーム)に二度と帰れなくなりました。最期を迎える部屋…「猫ホスピスルーム」の住猫になりました。優雨をレスキューした5年前、体に触れさせてくれる日が来るなんて、想像することすら私には出来なかった。5年前、私はこう願いました。「恐怖心だけでもなくなって欲しい。好きになってくれなんて、そこまでの贅沢は言わないから!」優雨が生きて来た長い猫生の中で、人間からどんなに怖い目に合わされてきたのか、優雨の心が物語っていたから…。だからこその願いでした。好きになって欲しいなんて、高望みだと諦めていたのに・・・喉をゴロゴロ鳴らしながら、甘えに寄ってくる優雨。ブラッシングが大好きで、「母ちゃん、あたまあたま!あたまをして!」いつも頭を差し出してくる優雨。優雨は、1日置きに点滴をしていました。点滴針を刺すときも、動揺することなくケロッとしてる優雨。逆に、この点滴の時間が、優雨はとても好きだったのです。そこには、胸が痛む切ない理由がありました。「いのちのはうす保護家」は、慢性人手不足。なのに、介助が必要な犬猫が沢山居ます。バタバタと作業に追われてる日々なので、なかなか優雨だけに時間を取る事が出来ないんです。点滴を入れ終わるまで、優雨を安静にさせてないといけないので、スタッフがずっと優雨の身体に集中しながら、体を優しく触れながら、声をかけながら・・・優雨だけを見つめる。それが点滴の時間なんです。スタッフ薫にお尻をスリスリ寄せて甘える優雨。「薫しゃん、私の事見てる?私頑張ってるでしょう?」何度もスタッフ薫の顔を確認します。「ねぇ…本当に死んじゃうと?優雨、居なくなると?」私の中では、優雨との別れすら想像できませんでした。だって・・・レスキューした日から1年半後に、やっと優雨に触れても良いよって許可を貰えて、1年半後にやっと聴けた優雨の喉の音。あの1年半の葛藤の日々。その後、優雨からもらった3年半という優しい時間。その思い出が強すぎて、「別れ」まで想像できんよ・・・無理だよ・・・優雨は、いつも守ってくれてたよね?末期だと言われた子達に、いつも優しく寄り添ってくれてたよね?コッシーの時も・・・ニコの時も・・・いつも一緒にホスピスの仕事してくれてたもんね?だけど・・・ここで、この日を境に、私は、自ら退く道を選びました。私の役目はもう終わったのです。次に私が進むべき道は・・・※後半に続きます。http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/(足長さん基金QRコード)宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年10月17日
いのちのはうす保護家には「介護と看取りへの理念」というマニュアルがあります。スタッフ、ボランティアさんにも、お渡ししている冊子です。「かわいそう」・・・その感情は、「かわいそう」と感じ見ている苦しくて悲しい…そんな自分が「かわいそう」という意味なのか・・・「かわいそう」という感情の正体に、自分自身で気付く事は、「介護と看取り」に携わっていく事への最初の入口だと感じたから…。その中の一つだけですが、当会のマニュアルから抜粋して下記に綴ります。犬猫から同意を得られない強制的介護は、『拷問介護』と捉えております。 「清潔・給餌・排泄・傷の手当」を、介助する側のペースで行う事は、「介助」とは言えないと思います。抑えつけての介助からは、良いものは生まれません。「この人嫌い」「粗末に扱われてる」拒絶する心が強くなるばかりです。 拒絶反応が出たら、一回退く!待つ!時間を置く!その子のタイミングが必ず来るはずです。その後、介助を抵抗なくさせてくれた時は、直ぐにその子から離れないでください。目を見て、手で優しく触れながら声をかけて下さい。この行為が意味するものは、「感情の記憶固定」です。 私達に感じた「安心感」という感情を、記憶として残すためです。 これを繰り返すことにより、徐々に介助に協力的になり、介助する私達自身も助かる…という良い結果へと繋がっています。当会の「介護」は、その都度、介護の概念を捨てる事から始まります。なぜならば、個々によって「見る・話す・触れる」求めているものは違います。五感を集中させる事により、その子が求めている「見る・話す・触れる」の細かい部分に初めて気付けます。その子の体と心の変化を見落とさないよう、介助中は人間同士の世間話と、今やってる介助以外、私語は禁止。五感全てを、介助中の子に集中して下さい。それは、「頭」で学ぶ技術ではなく、目の前の「命」から教えてもらってる「心」「身体」で感じ学ぶ、介護技術です。「動いている機能を活かす」出来るだけ寝たきりにさせないよう、補助しながら立たせたり、歩かせています。筋力が落ちたり、気力がない場合には、関節と肉球を刺激して、本人が「立ちたい」という気持ちを取り戻せるためにリハビリをしています。「犬らしくあれ!」甘やかさない事も、私たちの介護への理念にあります。「かわいそうだから」「つらそうだから」それは、先入観なのかもしれません。一度感情を封印する事も必要です。その子が何を求めているのか、誰のための介護なのか、それは決して…忘れてはいけません。過度な介護は、その子が本来持っている「能力」を奪う事にもなります。薬や治療だけに頼らず、免疫力がどれ程あるのかを見極めて、自然治癒力を信じる事も必要です。介助や介護の中で、一番優先する事は、「見て・話して・触れて」相手を尊重する事。介護と看取りの経験を重ねて行く程、知識の引き出しが増え、このパターンの答えはこれだと、見極める力が出てきます。それは・・・これまで看取った仔達が、私達に残してくれた知識。「財産」という大切な宝物なのです。 「いのちのはうす保護家」25P冊子。そんな中からの一部なので、省略してる部分が大半ですが、マニュアルの中には、「見る・話す・触れる」の細かい説明や、なぜそれが必要なのか等、書いてあります。数えた事が無いので分かりませんが、老犬ホスピスをスタートさせた4年間で、看取った仔達が100匹程だと思いますので、単純計算すると、200匹位でしょうか…最近気付いた事がありました。その子が求めている事や、色んなパターンの介助知識等の引き出しが、自然と増えていた事に。その話を有志としていた時に、「じゃあ、次は人間ですね?」そう言われたときに思ったんです。苦しんでいる飼主さんの力になっていく事を。カウンセラーとしても動き出す…そんな時期に入ったのかな…って。もちろん、これまで通りのやり方、事業ではなく、ボランティアの一環として。200匹の仔達が私に遺してくれた「知識」「経験」決してお金には代えられない「財産」このまま、自分一人の宝箱に、大事にしまっておくのではなく、一人でも多くの方にその「財産」を分けていけたら…そう思い、「介護看取り士カウンセラー」として、動き始めました。藤井副代表、一家総出で、エアコン取付から、諸々手続き等、テーブルやイスの組み立て作業など、頑張ってくれています。この場所は、犬猫譲渡面談、チャリティーグッズ販売、カウンセリング等に使用する場所です。そして・・・奥の部屋は、某展示室として計画中。悲しい時代があった事、絶対に忘れてはいけない歴史。二度と逆戻りしないために…http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/(足長さん基金QRコード)宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年10月08日
寝たきりになったサンバァ・・・日中は、スタッフが90分毎に体位交換してくれるので、夜~朝の介助は、3~4時間毎の体位交換と、給水と圧迫排尿のみ。1人で24時間体制の介護なんて、本当に体も心も壊れますよ・・・私の場合、日中はスタッフのサポートがあるからこそ、夜勤と介護が無理なく出来てるんだろうな…犬猫の介護には、人間の介護同様、1人で抱えない事。1人に抱えさせない事。サポートは絶対に必要です。まだもう少し、サンバァ頑張れる気がして…クッションで支えをして、毛布でバランスを取れるようにして…「ほら!サンバァ、いつもの景色になったやろ?(笑)」「おぉ~っ♪♪♪」サンバァ心の声が、表情から出ています。出来るだけ座らせた自然の体勢にして、お水とご飯を摂るサンバァ。これまで200匹?数えた事ないから分かりませんが、介護と看取りをしてきて、その都度思います。1匹1匹、望んでいる事や、寝たきりの原因が違う事に…。私の頭と体にある介護法は、本やネットにはありませんでした。200匹の犬猫達が「介護の講師」です。みんなが私の先生でした。その都度、その子から学ばせてもらっていたのです。私にとっての「財産」です。サンバァの介助しながら、右腕の関節の動きが悪いことに気付きました。左腕で支えようとするから、今度は左腕の関節が悪くなり、本当の寝たきりになってしまうんだろうな…と。ご支援で頂いた物を引っ張り出してきて、あれこれ試行錯誤して・・・滑り止めも二重にしてみました。ただ、サンバァの「やる気スイッチ」は、タイミングを間違うと、その日一日、何も出来ません(涙)リハビリを続けてたら、右腕でも体を支えられるように回復しました。やはり、多少の支えは要りますが、支えている事を悟られないようにごまかしながらしています。今後は、食事療法の変更と、サプリを取り入れていこうと思っています。サンバァ、まだまだ頑張りたい子だと思います。サンバァの足長さん基金のページを更新しました。サンバァを…どうかよろしくお願い致します。http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/(足長さん基金QRコード)宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年10月08日
「愛護センターさえあれば」…この12年間、愛護センター設立を訴え続け、全てを!未来を!託していました。そんな大きな目標があったからこそ、何があっても踏ん張って来れたんだと思います。ですが、待っていた現実は…愛護センターが出来た事で、県民の意識が良い方向にも、悪い方向にも、同時に動き出していることに気付いてしまった時に…私の心は壊れ始めました。このポスターは、NPO法人人と動物の共生センターさんが作成したポスターです。http://human-animal.jp/私が12年間、回し続けたのは、「飼い主」の蛇口。と、同時に…必死で下の三つの蛇口開閉を続けてきました。レスキュー⇒保護⇒譲渡それは、とても大切な分野。でも、あらためてこの分かり易い図を見たときに、 今の活動を続けながら、同時進行で新しい方向でも動いて行かなきゃいけない!新しい道を切り開こうと決心しました。私の中で、それはそれは大きな「改革」でしたが・・・命を見捨てた過去の自分、自分を守るために逃げた自分、判断ミスで死なせてしまった自分、「そんなお前に何ができる?お前にそんな資格はあるのか?」もう一人の自分が、自分を責め続ける日々。どうしたら良い?どうしたら自分を許せる?どうしたら未来へ突き進める?過去と未来を、ココロが行ったり来たりの結果、私は何度も何度も倒れるようになったのです。東京出張数日前、また倒れました。「おしっこ漏らして良いんだからね!」と、お尻の下にペットシーツを敷いてくれたスタッフ。いえいえ、まだそこまでないですから(笑)と、思いながらも表情すら動かせないのでスタッフの言いなり状態(笑)スタッフ達も、もう手慣れたものです。さすが、犬猫の介護してきた人たちだな…と頼もしい限りでした!枕元には、頓服薬と過呼吸になったときのためにビニール袋。そして、事務所に繋がるブザー。つい面白くて、写真撮った位なので、倒れたと言っても、大ごとな倒れ方ではなくて、その位の余裕はある!という事です。自分のこんな状況を書くつもりはなかったのですが…今、こうして書けるのは、完全復活したからです。そのきっかけが・・・サンバァの老いでした。「夜~朝、私がサンバァの介助をしなきゃ!」自分が呑気に倒れている場合じゃないと、その気持ちの方が勝ったのです。そう思ったとき…ふと、これまで看取ってきた子達が次々と脳裏に現れました。管理所で、生きる気力を失い倒れてた仔が、生きる気力を取り戻し、立ち上がり、元気になっていく様・・・今の自分とリンクしたのだと思います。「気力!」私を復活させてくれたのは、サンバァを守りたいという「気力」だったのです。東京に行かなきゃ!出張前日、主治医に事情を話し、アドバイスと薬をもらいました。病院まで片道約50分という道のり、相棒カムカムが付き添ってくれました(笑)私が病院に入り、出て来るまで、ずっとこの体勢で病院の扉をずっとずっと、見続けていたそうです。犬にも保護家メンバーにも守られている自分がいかに贅沢で恵まれているのか…みんなに頭が下がる思いでした。サンバァの介護をスタッフに任せて、私は、翌日東京に飛びました。1分1秒も無駄にしてはいけない!飛行機の中でも、ずっと書類を書いたり、改革の計画案を考え、書き綴りました。動物愛護法改正の事を、一人でも多くの方に知って頂くにはどうしたら良いのか…宮崎ではなく、全国放送枠が必要!東京本社NHKに協力頂けないか、担当者に交渉を続けてきました。担当者は、犬猫好きではありませんが、「同じ命」として犬猫の命を尊重してくれる気持ちの熱い担当者でしたが、出来るのは…全国放送でもラジオ部門。でも、直ぐ直ぐには無理だとの事でしたが、担当者は数ヶ月間、資料やデータを集めながら、必死に動いて下さいました。水面下で動く事数ヶ月・・・担当者と「カンパーイ!」動物愛護法を取り上げたラジオ枠が取れました!オンエアが決まったんです!NHKラジオ第1放送「マイあさラジオ」内 「社会の見方私の視点」コーナー 「ペット業者の規制強化を 法改正を前に」有志に協力を頂き、弁護士の細川敦史さんが、出演して下さる事になりました。 10月11日(木)午前6時43分頃~9分程度(全国放送) (アプリ「らじるらじる」「ラジコ」でネット経由の聴取可)「愛護」側としてではなく、中立の立場として、細川弁護士がお話して下さる事は、視聴者の方々だけではなく、NHK他部署含む、他のメディアも気付いてくれるとその計算の中で、私達は動いてきました。細川弁護士をご紹介下さったAさん、本当にありがとうございました。小さなことかもしれない。でも、その小さな事がきっかけで、どんどんと大きくなれる…そう信じて動き続けます。最終便で、東京から宮崎に戻った夜、私が真っ直ぐ向かったのは…愛護センター開所となり、2017年3月末に閉鎖された「旧・宮崎県中央動物保護管理所」46年間…人間の身勝手で、多くの犬猫達が「殺処分」された場所…。私の活動の原点でもある場所…。今は売却され、人の物になったので、お花もお供え物も何も出来ませんが、ここで命を奪われた仔達に、心から祈り、誓いました。過去の自分を許せる日は、きっと来ないと思う…。きっとまた、ココロは過去と未来を行き来して、きっとまた、自分を責め続け倒れる日があると思う。でも、諦めないから!助けられなかった子達に、そう約束してきました。足長さん基金どうか、ご支援よろしくお願い致します…(足長さん基金QRコード)宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601口座名義:動物たちの未来のために 代表山下 由美郵便貯金 17310-434961口座名義:イノチノハウスホゴヤ〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581 いのちのはうす保護家 090-4484-5165(担当フジイ)「いのちのはうす保護家」HPhttp://pawstamp.com/hogoya/「ハンデのある猫達の保護猫カフェ HOGOYA」HPhttp://www.hogoya.nyanta.jp/お問合せ先は、HP内の「お問合せフォーム」からお願いします。
2018年10月05日
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