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2023.09.09
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カテゴリ: 歴史散歩
三年生の秋学期は、いよいよフランス文学を専攻する学生にとっても勝負の時です。
そもそも、当時はフランス文学を専攻する学生の担当教諭は荒木亨教授しかいませんでしたが、そこにクリスティーヌ・小玉先生という新進気鋭のフランス人女性講師が入ってきて、フランス語で授業をするようになったわけです。
ICUには英語で講義をする先生は大勢いましたが、語学のクラス以外で、フランス語で講義をする先生は多分初めてのケースだったと思われます。 

当然、フランス語ができることが前提になりますから、履修できる学生も限られてしまいます。
私に関して言えば、フランス語を始めて一年程度で、大学レベルの文学の講義をフランス語で受けるのですから、本当に大変でした。 

私は三年生のときに近代フランス文学Ⅳ、Ⅴ、Ⅵと一年間(三学期間)ずっと小玉先生の授業を取りましたが、生徒は私のほかに同級生が1人と、一年先輩が1人、それに聴講生として参加した大学院生1~2名だけの少人数ゼミのような授業でした。 
履修した3人の学部生の中で一番出来が悪かったのが、私です。
逆に一番優秀だったのは、先輩のKさん。
Kさんの専攻は英文学だったように思いますが、フランス語もうまく、時々先生を深く感心させるような解釈や分析を披露するなど非常に優秀な学生でした。


フランス文学を含めた専門科目の中では、小玉先生の授業こそ三学期ともCでしたが、ほかの先生の授業の成績はまずまずでした。
1979年は確か荒木先生が一年間のリーブ(研究休暇)を取っていたため、クラスを持っていなかったように記憶しています。
そのため、近代フランス文学Ⅳ、Ⅴ、Ⅵとほぼ同時に取った近代フランス文学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲでは、早稲田大学から専門講師が来て、私たちにフランス文学を教えてくれました。
私はスケジュールの関係で、春学期にⅠを取ることができず、秋学期からⅡ、Ⅲ、Ⅰの順番で履行したのですが、成績はA、A、Bでした。 

しかしながら、この成績の良さにはからくりがあります。
秋学期にⅡを取ったときの学生が私一人だけだったんですね。
本当はもう一人登録をした学生がいたのですが、出てこなかったために、秋学期はマンツーマンの授業となりました。
受講生が1人だけでは、いくら何でも悪い点は付けられないわけです。
ただし予習をやらないと授業になりませんから、毎回の出席と予習はmust、絶対やらないわけにはいかないわけです。 

その近代フランス文学Ⅱでは、フランスの近代詩を劇的に変えたとされるギヨーム・アポリネールの詩集『アルコール』を中心に勉強しました。

私の卒論で取り上げた不条理劇作家のベケットとも通じるところがありますから、非常にためになりました。
アポリネールが書いた有名な詩「ミラボー橋」くらいなら、40年以上経った今でも暗唱することができます。
(続く) 

ご参考:
Le pont Mirabeau  by Guillaume Apollinaire 


Et nos amours      
Faut-il qu'il m'en souvienne 
La joie venait toujours après la peine              

Vienne la nuit sonne l'heure            
Les jours s'en vont je demeure   

Les mains dans les mains restons face à face            
Tandis que sous      
Le pont de nos bras passe 
Des éternels regards l'onde si lasse              

Vienne la nuit sonne l'heure           
Les jours s'en vont je demeure 

L'amour s'en va comme cette eau courante            
L'amour s'en va      
Comme la vie est lente 
Et comme l'Espérance est violente              

Vienne la nuit sonne l'heure            
Les jours s'en vont je demeure   

Passent les jours et passent les semaines            
Ni temps passé      
Ni les amours reviennent 
Sous le pont Mirabeau coule la Seine              

Vienne la nuit sonne l'heure            
Les jours s'en vont je demeure





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最終更新日  2023.09.09 14:51:07
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