昔、江戸川はアユの宝庫だったと。6月になると全国的にアユ釣りが解禁である。東京湾から旧江戸川上流9km地点に江戸川水閘門(通称:篠崎水門)がある。先日の日記で述べた行徳可動堰の近くである。この水門近傍でアユ釣りをする人を多く見かける。
左岸側の水門は、通常閉められてアユが遡上できない。いきおい右岸側の閘門から遡上するチャンスが多くなる。しかし、アユにとっては、潮位差やゲート操作上の問題でスムーズな水路といは言い難い。しかし上流と下流とを行き来する貴重な「渡し」となっているのは間違いない。整備された魚道があればと思う。
江戸川水閘門の目的は、東京湾からの塩水遡上を防止し、上流の真水を確保するために建設されている。左岸側の水門には、5門のローラゲートが装備されている。右岸側には幅16m×長さ100mの閘室があり、上流・下流には幅10m×高さ3m鋼製ローラゲートが装備されている。昭和18年(1943年)に完成している。
天然アユは、彼岸頃清流で産卵し、9月、10月にこの「渡し」を通って、東京湾に出る。冬季小さなアユは、より暖かい海で育ち、また江戸川を遡上する。江戸川沿いには、「ホットスポット」的な箇所が点在しているという。釣りを楽しむ人を観て思う。セシウムが藻に多く付着していないことを。
写真-1 江戸川水閘門を上流より望む。釣りを楽しみ人がいる。 旧江戸川上流9km地点
写真-2 右岸側の閘門部(篠崎水門ともいう) 閘室幅10m×長100mで、アユが行き来する。
写真-3 旧江戸川河口を望む 遠くにスカイツリーが見える
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