秩父神社は、徳川家康が再建した権現造りの華麗な建物。この本殿・拝殿には、数多くの彫刻で彩られている。江戸初期の伝説の彫刻職人・ 左甚五郎 が彫ったとされる作品があるのだ。左甚五郎と言えば、日光東照宮の「眠り猫」が有名。彼の作品は、日本全国に100箇所以上あるという。
本堂正面(南面)には、「 子宝・子育ての虎 」が飾られている。家康が寅の年、寅の日、寅の刻に生まれたことに由来するという。東北面(鬼門側)には、守護を意味する青龍「つなぎの龍」が掲げられている。鋼製の鎖と彫刻の組み合わせがユニーク。色鮮やかな彫物と森の空気で英気を養える。
秩父神社の南側には、昔の町並みが保存されている。 番場通り・買継商通 りには、昭和初期の古い建物がいまでも活躍している。秩父織物の出荷する商店や織物工場が軒を連ねた場所。かつての「秩父銘仙出張所」跡の蕎麦店は、平成16年に文化庁有形文化財に登録されている。
写真-1 彫刻が彩る秩父神社。参道の南延長線上6kmに武甲山(妙見山)がある。
写真-2 本殿正面に飾られている「子宝・子育ての虎」(左甚五郎の作)。
写真-3 本殿北東面に掲げられている「つなぎの龍」(左甚五郎の作)。
写真-4 「買継商通り」の蕎麦店。昭和初期の建物で、文化庁有形文化財の登録証がある。
調布堰堤 浄水場跡 2018年05月29日
青いローゼ橋 丸子橋 2018年05月28日
古墳の上 浅間神社 2018年05月26日
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