かつての賑わいと活気が消えつつあるLA- リトル・トーキョー 。ダウンタウンの一角にあるこの小東京は、1885年(明治18年)に開店した日本人漁民レストランから起源とされる。日本経済のバブル崩壊後、日本企業の多くが撤退する中で、韓国人と中国人の台頭が著しいという。
リトル・トーキョーは、ロサンゼルス東部700m×南北500mのエリアである。LA市庁舎やLA警察がすぐ近くにある。宿泊したミヤコホテルの裏には「 日本村プラザ 」があり、日系人の憩いの場だ。赤い「火の見櫓」がシンボルのようだ。夜に眺めると寂しさが漂う空だった。
近くに「オニヅカ通り」がある。日系のショピングセンター手前に オニヅカ空軍中佐 とスペースシャトルの記念碑が建つ。彼は日系人初の宇宙飛行士。1986年のチャレンジャー号爆発事故で殉職(39歳)した。故オニヅカ氏は、異国・小東京、いわば郷土の誇りなのだろう・・。
ロス市内観光は、サンタモニカ、ハリウッド・ハイランド、グリフィス天文台など駆け足で廻る。しかし、リトル・トーキョーの佇まいが強く印象に残る。明治2年日本人の北米移民第1号がサンフランシスコに辿り着てから 144年の歳月 が経つ。大戦、迫害、人種差別を乗り越えて今日がある・・。
写真-1 グリフィス天文台からロサンゼルス市内を展望する。
写真-2 ロサンゼルス市庁舎。32階建て1928年に完成。上部が日本の国会議事堂に似ている。
写真-3 オニヅカ通りに設置されている記念碑。
写真-4 寂しさが漂う日本村プラザの広場夜景。
写真-5 LA・日本村プラザのシンボル「火の見櫓」。
セレクト旅景色 2017 2017年12月31日
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早朝のバンフ 鉄道駅の灯 2016年11月06日
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