坂の湯島、池の亀戸と言われ、坂の上にある 湯島天神 。湯島台地の東突端に位置しているため、昔は眺望が素晴らしかった。湯島天神の境内へは、東西南北から入場できる。このうち東側(御徒町方面)から参詣すると男坂を登り、北側(不忍池方面)から参詣すると女坂を登ることになる。
2000年に湯島天満宮へと改称されているが、旧名の湯島天神と呼ぶひとは多い。境内には約300本の梅が植えられているが、8割が白梅である。梅まつり期間中の土・日曜日午後から女性陣による「 湯島白梅神太鼓 」が披露されるという。小生は未だお目にかかったことはない。
湯島地区は防災地区に指定され、一般に木造建築物を造るができない。しかし平成7年(1995年)、土蔵造りの老朽化した社殿を 総檜造 りに建て替えた。湯島天神は、関東大震災と東京大空襲からの焼失を免れた。旧拝殿は屋根が落ちなかったので、ゲンを担ぐ受験者も多かったという。
湯島天神は、近くに上野駅や地下鉄駅があり交通に便利な処ところ。特に梅が咲きはじめると賑やかになる。 神前結婚 や茶会など華が集まる丘だ。国公立大学合格発表も相次いでいる。合格報告に坂を登る若者でいっぱいになることを願う。
写真-1 東側の急な坂は男坂。ビルが建ち並ぶ以前は朝日を拝むことができた。
写真-2 緩やかな女坂は梅を観るのに適している。
写真-3 南参道に立つ青銅製の鳥居。寛文7年(1667年)に造られた。
写真-4 白梅に白無垢の着物姿が似合う。
写真-5 境内で猿をまわして、健康を願う。
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