潮風が快い季節になった。荒川の河口左岸部を通る 荒川サイクリングロード ( 略、荒サイ ) は、江戸川の土手の天端道路幅より広い。自転車歩行者道が正しい名前である。ジョギングやウォーキングする人のほうがはるかに多い。
荒川河口には、道路や鉄道のインフラが集中している。湾岸道路に首都高速道路が覆い被さるように架けられている。今や東京と千葉との物流に欠かせない 橋梁群 である。荒川河口の川幅は約 800 m、江東区と江戸川区を隔てる境でもある。荒川の左岸寄りは、途中から合流した中川でもある。
河口橋梁群で最も海に近いのが JR 京葉線荒川橋梁。 JR 京葉線を風除けに上流に架かっているのは 1996 年に完成した 荒川河口橋 である。国道 357 号を通すこの橋は、桁下高さ 27 mと高い。東京都内で第 3 位の高さを誇る。自転車に乗ったまま渡れる高い橋なのだ。
風が吹くと電車の運転がすぐ止まるのが京葉線と総武線と言われている。特に真南に流下する広い荒川河口部は、海風をもろに受ける。この海風の風圧を低減させるための 防風柵 設置が始まっている。この柵の設置により、風速 5 mほど規制緩和される。運転中止基準が、風速 25 mから風速 30 mになるという。
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写真 -2 荒川左岸河口の「荒サイ」 ( 自転車歩行者道 ) と東京湾を望む。
写真 -3 七径間ゲルバートラスの京葉線荒川橋梁。隣の荒川河口橋の風除けにもなっている。
写真 -4 荒川河口橋に首都高速道路が覆い被さる様子。
写真 -5 荒川の上流を眺めれば東京スイカツリーが立っている。
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