荒川河口より上流 4.5 kmに、都道 50 号 ( 新大橋通り ) を通す船堀橋が架かる。昭和 49 年に架け替えられた長さ 524 mの橋。橋の両岸の堤防と河川敷は、良く整備されている。特に右岸土手は、 荒川スーパー堤防 (略 : 荒川SD) 事業後、桜の植樹活動が続いた。東京 23 区のお花見ベスト 30 に選ばれるまでになった。
江戸川区が中心となり、桜の名所にするべく平成 4 年から 12 年間をかけて、 10 品種・約 1000 本の桜を植栽した。新小松橋から下流の「風の広場」まで、南北 2 kmを小松川千本桜という。今年で 12 回目の桜まつり を迎えた。
江戸期、小松川地区は、小名木川と中川とが会する場所で、水運が栄えた。 小松菜の栽培 で知られていた。明治に入ると水運は衰えたが、人口が増えたこともあり、洪水被害が増加。そこに大放水路開削事業が持ち上がり、小松川地区は分断状態となる。
荒川放水路開削 事業は、明治 44 年( 1911 年)から昭和 5 年まで約 20 年間を要した。住民 1300 世帯が移転を余儀なくされた。掘削量 2200 万m 3 (東京ドーム 18 杯分)、鉄道と道路合わせて 17 橋を架け替える国家的プロジェクトであった。中川と綾瀬川をも分断した。結果、特異な河川構成を持つ川が出来上がった。
写真 -1 中川側から小松川桜まつり会場を望む。手前は荒川放水路。
写真 -2 船堀タワーからの眺めた後、長さ 524 mの船堀橋を歩いて渡る。
写真 -3 小松川千本桜まつり会場。都営新宿線・東大島駅が近くて便利。
写真 -4 第 12 回を数えた桜まつり。年々樹の成長が楽しみだ。
写真 -5 小松川千本桜と船堀タワーを望む。
調布堰堤 浄水場跡 2018年05月29日
青いローゼ橋 丸子橋 2018年05月28日
古墳の上 浅間神社 2018年05月26日
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