ドイツ南西部を貫流して、オランダまで流れる大河・ライン川。ワインの街・ リューデスハイム からクルーズ船に乗り、約 1 時間 40 分のライン川下りを楽しむ。この街から約 30 km下流のサンクト・ゴアに着くまでに、両岸に古城と城塞が次々と現れる。世界文化遺産に登録されている区間だ。
ライン川は、全長 1,223 kmの国際河川。流域面積が日本国土の約半分を有する大河。スイスアルプスのトーマ湖を水源として、ヨーロッパ 9 ヶ国を通り北海に注ぐ。国際船舶が行き交い、昔から沿岸地域の 交通の大動脈 。それ故、多くの諸侯が交通税の利権を巡って、争いが絶え間なかったベルト地帯。
「 ラインの真珠 」と称されるリューデスハイム。古代ローマ時代からブドウ栽培地として発達した町。ワイン居酒屋や土産店がひしめき合う「つぐみ横丁」を散策する。ワイナリーを見学した後に乗船する。先ず見えてきたのは、ブドウ畑斜面に佇むエーレンフゥルス城跡。 1689 年に仏軍により破壊された要衝の砦。
ライン川の沿岸はワインの産地になる要件を備えていた。ライン川である。水面が照り返す太陽光、さらに川から立ち上る霧が、沿岸斜面に広がるブドウ畑を温暖に保つのだ。人口1万人の小さな街に、 40 軒ほどのワイナリーがあり、味を競っている。 ラインとワイン は古代から続く縁だった・・。
写真 -1 かつてはワインの積出で賑わったリューデスハイム。今はクルーズ船の「人波止場」。
写真 -2 リューデスハイムの下流右岸に建つエーレンフゥルス城跡。 1689 年仏軍の攻撃で陥落。
写真 -3 ブドウ畑の広大な斜面と古城がつくる風景。ライン川左岸を眺める。
写真 -4 関税を徴収するために建てられたプファルツ城。
写真 -5 現在、ホテルとして活用しているシェーンブルク城。
黒い大鳥居 大斎原 2017年05月11日
秀麗な新宮 速玉大社 2017年05月10日
三流の幡 花の窟神社 2017年05月09日
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