清多夢くらぶ

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2016年12月30日
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カテゴリ: 利根川水系
稲敷市阿波の大杉神社は、「 あんば日光 」と呼ばれていた。地元では、「あんばさま」。江戸享保期に火災で焼失する以前の社殿群は、いまのそれを凌駕する豪華絢爛なものであったという。「あんば参れば、日光見るに及ばず」と言われたほど。

 大杉神社へは牛久沼の墓掃除の帰路に回り道して寄った。相棒が正月は道が混むから、年内に行きたいといいだしたもの。阿波(あば)地区は、 霞ヶ浦の南岸 に広がる丘陵地。大きな杉の存在が、船乗りの目印になったという。いまはゴルフ場が多く、「ゴルフ銀座」丘である。

日光東照宮にどこか似ている大杉神社。境内の南西端に、見事な装飾の楼門( 麒麟門 )がある。江戸の鬼門に建てられた麒麟門は、平穏を願う門。この門の扉は開かれることはない。開けると多くの魔物が江戸・東京に侵入するそうだ。

境内には多くの神様が祀られている、大国神社、五十瀬神社、白山神社、四柱神社、そして天満宮が五つ整然と並んでいる。社殿には多様な彫刻で彩られている。特に、瑞垣欄間 二十四孝彫刻 は、力作揃いだ。


写真-1 1250年の歴史を持つ阿波の大杉神社は、「あんば日光」として親しまれている。

写真-2 江戸の鬼門に建つ「開かずの麒麟門」。


写真-3 豪華絢爛の社殿群。


写真-4 境内の左側に五社が並ぶ。


写真-5 本殿を取り囲む「瑞垣欄間二十四孝彫刻」。


写真-6 霞ヶ浦に注ぐ小野川河口より筑波山を望む。





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Last updated  2016年12月30日 13時00分04秒
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