清多夢くらぶ

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2018年11月14日
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カテゴリ: ふるさと樽景色
​​ ​​ 旧日本郵船小樽支店 ​​ は、北運河と港を向いて建っている。北海道海運の栄枯を見届けた館だ。欧州復興様式の石造2階建建築で、明治39年に竣功した。北の商都・小樽の象徴的な建物。明治後期を代表する建築作品とされ、国の重要文化財。​

 1階玄関に入ると客溜りと営業室とが、高いカウンターで仕切られている。机と椅子の配置が執務状況をイメージさせる。 ​ワニス塗り​ の輝きと照明類の暖かさが印象的。厳冬期は、特に木のぬくもりが嬉しい。​

 明治39年、完成したばかりの当館でポーツマス条約に基づく、 ​日露の樺太国境画定​ 会議が2階大会議室で行われた。隣の貴賓室は、国の威信を見せるために贅を尽くしている。菊模様の金革紙の壁、深紅のカーテン、幻想花柄ジュータンなどで飾られた華麗な空間・・。​

 建物は、外観を含めるとかなり傷んでいる。この後、耐震補強を含めた ​保存修理工事​ が始まるという。2022年3月まで閉館となる予定・・。​​​​​


写真-1 運河公園の奥に建つ、旧日本郵船小樽支店の重厚な佇まい。


写真-2 玄関部とバルコニー。


写真-3  1階の営業室とカウンター。木の温まり溢れる室内。


写真-4  2階大会議室と貴賓室。


写真-5 2階廊下と樺太国境碑石。


写真-6 運河公園の「赤い靴 親子像」





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Last updated  2018年11月14日 19時00分18秒
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