清多夢くらぶ

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2019年09月20日
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カテゴリ: 博物館など
」。自然の恵み豊かな長江上流の平原を押さえた「 」。長江下流の平野部と沿岸域に割拠した「 」。異なる地域・風土は、それぞれ独自の思想や習慣をはぐくんだ。各地に出土する文物に、その特色が見えるという。​

 魏から出土したものに、「 方格規矩鳥文鏡 」がある。2-3世紀に作られた青銅鏡。紐を積牡為の孔が長方形。銘文には「銅は徐州より出る」とある。また複雑な装飾をもつ石の「五龍硯」を展示。​

 蜀の人々の暮らしぶりを伝えるものに、墳墓に副葬された人形、俑がある。蜀で流行したと思われる踊り姿の「 舞踊俑 」、楽器を演奏する俑などで、埋葬された人物が伺い知れる。​

 御は青磁の名産地であることを示すものに「 神亭壺 (しんていこ)」がある。272年江蘇省から出土。呉の上流層は、オリーブグリーンの焼物を好んだという。これが青磁の原点だとされる。​​​​​​​


写真-1 「方格規矩鳥文鏡」。2-3世紀・魏、遼寧省博物館。


写真-2 「五龍硯」と「墨書紙」。2-3世紀・魏、沂南県博物館。


写真-3 「舞踊俑」と「奏琴俑」。2-3世紀・蜀、重慶中国三峡博物館。


写真-4 「車馬出行図磚」他。2世紀、四川博物館。


写真-5 「神亭壺」と「銅鼓」。南京市博物館。広西民族博物館。





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Last updated  2019年09月20日 06時00分10秒
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