清多夢くらぶ

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2022年06月21日
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カテゴリ: いわて三陸の旅
明戸浜 (あけどはま)に到る。この浜一帯も、東日本大震災で被害をうけた。震災前、明戸川とクロマツの保安林が広がった美しい砂浜だった。夏には、ワカメ干し作業に汗を流す海岸でもあった。​

 明戸海岸には、チリ地震の津波を経験して、高さ9m×長さ378mの 防潮提 を築いていた。しかし、あの日の大津波(波高17m)は、軽々と超えて濁流にのみ込まれた。震災後、検討・協議を重ねて、高さ12m×長さ350mの防潮提を再構築した。その構造は、堤頂幅11m盛土+表面保護コンクリート盛土タイプ。​

 旧防潮堤と破損した一部を残置して「 震災遺構 」として保存している。一帯を「明戸浜園地」に整備して、未来に語り継ぐ場所にした。この浜からは、三陸海岸の景勝地のひとつ「鵜の巣断崖」が見える。高さ200mが5層に連なる景観、そしてウミウの営巣地だという。​​​​


写真-1 明戸川が流れ込む明戸浜。


写真-2 白い砂浜。鵜の巣断崖を望む。


写真-3 津波で破壊された旧防潮堤。


写真-4 震災遺構として保存されている旧堤防の一部。


写真-5 高さ12mの新防潮提とその案内看板。


写真-6 あの日の大津波とその直後の明戸浜状況。





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Last updated  2022年06月21日 05時00分06秒
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