流山市内の住宅街路地に、珍しい 壺垣 がある。道路が狭く高低差もあるため、地元民しか通らない。石垣の代わりに、味醂(みりん)の醸造保存に使用した壺が積まれている。壺口が道路に向いて並んでいるので、「ひょっとこ」の顔、又は「たこ焼き」に見える。ユニークな石垣だ。[撮り溜めた写真から]
壺の大きさは、 直径約30cm ×高さ45 cmで、壺の容量は、一升ビン10本分の18リットルほどか・・。壺口は、直径4 cmほど。小さな壺口は、ゴミや菌の進入を防ぐのに役立つ。壺を横に寝かせ4段から6段に積み上げている。地震で崩れないように、モルタルで固めている。
米と生産と水運に恵まれた流山は、江戸中期から 味醂づくり が行われていた。明治以降も地の利を活かして、味醂作りが盛んだった。下総東葛郡流山町の「万上(まんじょう)みりん」が知れらていた。「野田の醤油」、「流山の味醂」と云われた。壺垣がそんな町の生き証人だ・・。

写真1 路地裏通りの壺垣。

写真2 味醂壺を積み重ねた壺垣。
写真3 ユニークな表情の外壁。
写真4 雨上がりの路地裏。
写真5 石塀(大谷石)の通り。
写真6 土塀と草蔓の小路。
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